JP2011200156A - 水田作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機体と水田作業装置との間に横方向に沿う軸芯周りで回転駆動される整地ロータ50を備えた整地装置が備えられ、この整地装置が、整地作業を行う作業状態と作業を行わない非作業状態とに切り換え自在に構成され、整地ロータ50の整地深さを表示する表示装置Fと、整地装置が作業状態であれば表示装置Fを整地ロータ50の整地深さを表示する表示状態に切り換え、整地装置が非作業状態であれば表示装置Fを整地ロータ50の整地深さを表示しない非表示状態に切り換える制御装置Hとが備えられている。
【選択図】図7
Description
すなわち、水田作業装置として田面に苗を植えつける苗植付装置が機体に対して昇降自在に備えられ、整地装置が苗植付装置に備えられて、苗植付装置に対する整地ロータの高さを電動モータの駆動により上下に変更自在に構成され、そして、電動モータを制御する制御装置と、田面に対する整地ロータの設定高さを人為的に設定操作可能なダイヤル式の整地設定スイッチとが備えられ、制御装置が、苗植付装置にて苗の植え付け作業を実行しているときには、整地設定スイッチの設定情報に基づいて整地ロータの高さを設定された高さに変更すべく電動モータを制御し、苗植付装置が苗の植え付け作業を実行していないとき、例えば、畦際で旋回走行するために苗植付装置を大きく田面から上昇させているようなときには、整地ロータを苗植付装置に対して最も上昇した退避位置に位置させるように電動モータを制御するように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
施肥装置20には、肥料タンク21内の肥料が残り少なくなると、そのことを検出する肥料切れセンサS1が備えられ、肥料供給経路中には肥料が詰まったことを検出する肥料詰まりセンサS2が備えられている(図7参照)。
図2に示すように、苗植付装置10は、車体横向きの角形の鋼管材でなるメインフレーム14aを備えて構成されたフレーム14により、8個の苗植付機構13、3個の接地フロート11、12、苗載せ台15等を支持する状態で備えて構成されている。
苗植付装置10には、苗載せ台15上の載置苗が残り少なくなるとそのことを検知する苗切れセンサS3(図7参照)が備えられている。
そして、植付深さ調節レバー40をレバーガイド41に設けてある位置決め凹入部に係入させることにより、植付深さ調節レバー40が調節位置にレバーガイド41によって係止されてフロート支軸36を固定し、各接地フロート11,12の後端側を変更した取り付け高さに接地フロート11,12に作用する接地反力に抗して維持できる。
図7に示すように、横軸芯P周りに中央の接地フロート12の後部が上下に揺動自在に支持アーム37に支持され、この接地フロート12の高さを検出するポテンショメータ42が備えられており、機体の進行に伴って接地フロート12が田面Gに接地追従しながら、ポテンショメータ42の検出値により苗植付装置10に対する中央の接地フロート9の高さ、言い換えると、田面Gからの苗植付装置10の高さを検出することができる。
フィードケース16がリンク機構4の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている。つまり、苗植付装置10がリンク機構4の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている。又、フィードケース16に傾斜センサ48が固定されて、水平面(田面G)に対する苗植付装置10の左右方向の傾斜角度が傾斜センサ48(図3参照)によって検出されており、図7に示すように、傾斜センサ48の検出値が制御装置Hに入力されている。
このように走行機体の旋回中心及び旋回半径が検出された状態において、旋回中心側の後車輪2の回転数により走行距離が検出され、走行機体の旋回中心及び旋回半径と機体の走行距離とに基づいて走行機体の移動角度が検出される。
そして、走行機体の旋回半径及び移動角度により、植え付け用の作業行程の走行機体の進行方向に沿う走行機体の位置が検出され、その位置が旋回開始位置と同じ位置になると、次回の作業行程での始端位置に至ったものとして、植付作業を自動で開始するのである。
図3に示すように、整地ロータ50は中央の接地フロート12の左右両側に位置させる状態で設けられている。
図4に示すように、左側及び右側の整地ロータ50は、整地ロータ50の回転支軸51の一端部と植付け伝動ケース17とにわたって連結した伝動ケース61、整地ロータ50の回転支軸51の他端部及び中間部とメインフレーム14aとにわたって連結した支持手段70を介して苗植付装置10のフレーム14に支持されている。
揺動リンク73の基端側は、メインフレーム14aに固定されたステー75の支持部75aの上端側に枢支ピン73bを介して回転自在に支持されている。
図8に示すように、表示装置Fは、横幅方向の中央部には、液晶表示パネルを用いた情報表示部F1が備えられ、その情報表示部F1の左右両側には、作業に伴って使用者に報知すべき各種の報知情報を表示するようになっている。すなわち、情報表示部F1の右側には、苗切れセンサS3にて苗載せ台15上に苗残量が少なくなったことが検出されると点灯する苗切れ表示部F2、肥料切れセンサS1にて肥料タンク21内の肥料が残り少なくなったことが検出されると点灯する肥料切れ表示部F3、肥料詰まりセンサS2にて肥料供給経路内で詰まりが発生していることが検出されると点灯する肥料詰まり表示部F4、植付クラッチ57が切れていると点灯する植付クラッチ表示部F5が備えられている。
数値表示部92の上側であってエンジン回転数指示部94の左側には、旋回終了位置判別制御を実行している状態であれば点灯し、旋回終了位置判別制御を実行していなければ消灯する旋回用自動制御表示部95が備えられている。
又、表示内容を異ならせる場合、及び、表示内容を同じものにする場合のいずれであっても、例えば、旋回終了位置判別制御を実行しているときの表示として、点灯表示と点滅表示とを組み合わせて使用したり、あるいは、点滅表示の点滅の周期を異ならせて使用する等、種々の形態で表示させることができる。
そして、制御装置Hは、整地入切スイッチ97により整地装置Bの作動の入りが指令されている場合には、整地装置Bを作業状態と非作業状態とに切り換え(整地装置Bの作業状態及び非作業状態への切り換えを許容し)、整地入切スイッチ97により整地装置Bの作動の切りが指令されている場合には、整地装置Bを非作業状態に維持し(整地装置Bの作業状態への切り換えを阻止し)且つ表示装置Fにて整地ロータ50の整地深さを表示しない非表示状態に切り換えるよう構成されている。
異なるマイクロコンピュータにて構成され、それらは周知の通信技術であるCAN(Controller Area Network)通信を行うように構成されている。そして、作業機制御部H2は、種々の検出センサの検出情報を管理して機体側制御部H1に送信したり、機体側制御部H1からの指令に基づいて種々の電動モータの制御を行うのであり、単独で制御を行うことはなく、主たる制御は機体側制御部H1にて行うことになる。
このとき、図9(b)に示すように、表示装置Fにて整地ロータ50の整地深さを表示しない非表示状態に自動的に切り換える。このとき、設定整地深さ表示部96のロータ表示96Aと深さ表示96Bとを共に消灯して表示しない状態になる。
このとき、図9(a)に示すように、表示装置Fの表示状態を整地ロータ50の整地深さを表示する表示状態に自動的に切り換える。
(1)上記実施形態では、水田作業装置として苗植付装置10を例示したが、これに代えて、ペースト状の肥料を田面に供給する施肥装置、直播装置、薬剤散布装置及び米ぬか散布装置等を備えてもよい。
10 水田作業装置
50 整地ロータ
62 操縦部パネル
97 作動状態切換手段
B 整地装置
H 制御手段
F 表示手段
Claims (4)
- 機体の後部にリンク機構を介して昇降自在に水田作業装置が備えられ、機体と前記水田作業装置との間に、機体横幅方向に沿う軸芯周りで回転駆動される整地ロータを備えた整地装置が備えられ、この整地装置が、整地作業を行う作業状態と作業を行わない非作業状態とに切り換え自在に構成されている水田作業機であって、
前記整地装置が前記整地ロータの田面に対する整地深さを変更調整自在に構成され、
前記整地ロータの整地深さを表示する表示手段と、
前記整地装置が前記作業状態であれば、前記表示手段を前記整地ロータの整地深さを表示する表示状態に切り換え、前記整地装置が前記非作業状態であれば、前記表示手段を前記整地ロータの整地深さを表示しない非表示状態に切り換える制御手段とが備えられている水田作業機。 - 前記整地装置が、前記水田作業装置の昇降に伴って連動して昇降するように構成され、
前記制御手段が、前記水田作業装置が機体に対する昇降範囲の上昇側に操作されると、前記整地装置を前記非作業状態に切り換えるように構成されている請求項1記載の水田作業機。 - 前記整地装置の作動の入り切りを指令する手動操作式の作動状態切換手段が備えられ、
前記制御手段が、
前記作動状態切換手段により前記整地装置の作動の入りが指令されている場合には、前記整地装置を前記作業状態と前記非作業状態とに切り換え、前記作動状態切換手段により前記整地装置の作動の切りが指令されている場合には、前記整地装置を前記非作業状態に維持し且つ前記表示手段を前記非表示状態に切り換えるように構成されている請求項1又は2記載の水田作業機。 - 前記表示手段が、機体前部の操縦部パネルに備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の水田作業機。
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