JP5576224B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
前記表示手段が、前記ステアリングハンドルにおけるハンドルポストの前側に位置する状態で前記操縦部パネルに配備され、
前記自動制御動作における前記設定状態を手動操作にて変更するための制御用設定手段が、前記表示手段の近傍位置であって且つ前記ハンドルポストの横側に位置する状態で前記操縦部パネルに配備され、
前記制御用設定手段の上方を覆う閉状態と上方を開放する開状態とに開閉自在な蓋体が備えられ、
前記制御用設定手段が、前記自動制御動作を実行する状態と実行しない状態のいずれかを指令する制御入切指令具と、前記自動制御動作を実行する場合における動作の微調節を指令する微調節指令具とを備えて構成され、
前記蓋体が前記微調節指令具の上部を覆うように構成され、且つ、前記制御入切指令具の上方を常時開放するように構成されている点にある。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る乗用型田植機は、左右一対の操向操作及び駆動自在な前車輪1,1、及び左右一対の駆動自在な後車輪2,2が装備された機体としての自走式の走行機体を備え、この走行機体の車体フレーム3の後部にリンク機構4を介して連結された水田作業装置としての苗植付装置10を備え、走行機体の車体後部に設けた肥料タンク21が装備された施肥装置20を備えて構成してある。
施肥装置20には、肥料タンク21内の肥料が残り少なくなると、そのことを検出する肥料切れセンサS1が備えられ、肥料供給経路中には肥料が詰まったことを検出する肥料詰まりセンサS2が備えられている(図7参照)。
図2に示すように、苗植付装置10は、車体横向きのメインフレーム14aを備えて構成されたフレーム14により、8個の苗植付機構13、3個の接地フロート11,12、苗載せ台15等を支持する状態で備えて構成されている。
苗植付装置10には、苗載せ台15上の載置苗が残り少なくなるとそのことを検知する苗切れセンサS3(図7参照)が備えられている。
そして、植付深さ調節レバー40をレバーガイド41に設けてある位置決め凹入部に係入させることにより、植付深さ調節レバー40が調節位置にレバーガイド41によって係止されてフロート支軸36を固定し、各接地フロート11,12の後端側を変更した取り付け高さに接地フロート11,12に作用する接地反力に抗して維持できる。
次に、苗植付装置10について自動昇降制御を行うための構成について説明する。
図7に示すように、横軸芯P周りに中央の接地フロート12の後部が上下に揺動自在に支持アーム37に支持され、この接地フロート12の高さを検出するポテンショメータ式のフロート高さセンサ42が備えられており、機体の進行に伴って接地フロート12が田面Gに接地追従しながら、フロート高さセンサ42の検出値により苗植付装置10に対する中央の接地フロート12の高さ、言い換えると、田面Gからの苗植付装置10の高さを検出することができる。従って、中央の接地フロート12が苗植付装置10の高さを検出するセンサフロートとして機能するように構成されている。
次に、苗植付装置10の自動ローリング制御を行うための構成について説明する。
図3に示すように、フィードケース16がリンク機構4の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている。つまり、苗植付装置10がリンク機構4の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている。又、フィードケース16に傾斜センサ48が固定されて、水平面(田面G)に対する苗植付装置10の左右方向の傾斜角度が傾斜センサ48(図3参照)によって検出されており、図7に示すように、傾斜センサ48の検出値が制御装置Hに入力されている。
そして、この乗用型田植機では、ある1つの作業行程での植え付け作業が終了して、畦際で旋回したのちに、次回の作業行程での植え付け作業を開始する旋回走行を行うときに、左右の後車輪2の内の旋回内側に位置するものの伝動状態を遮断して自由に回転できる状態とし、制御装置Hが、自由回転状態の後車輪2の回転数の検出情報に基づいて、操向角度並びに走行距離を求めて、次回の作業行程での始端位置に至ったことを自動的に判断するようにして、植付作業を自動で開始するようにした旋回用の自動植付け制御を実行するように構成されている。
このように走行機体の旋回中心C及び旋回半径Rが検出された状態において、図示しないセンサにより旋回中心側の後車輪2の回転数が検出され、その回転数より走行距離が検出され、走行機体の旋回中心C及び旋回半径Rと走行距離とに基づいて走行機体の移動角度θが検出される。
式1:Y1=R*SIN(θ)
R:機体の旋回半径
θ:旋回開始位置E1からの機体の移動角度
図16に示すように、植付け制御スイッチ82が制御入り状態に切り換えられており、植付クラッチ57が切操作されていない状態、すなわち、作業走行を行っているときは、マスコット表示ランプ79を連続点灯状態で表示する(ステップ1〜3)。植付け制御スイッチ82が制御入り状態に切り換えられているが、植付クラッチ57が切状態であるとき(例えば、旋回走行している場合等)は、マスコット表示ランプ79を点滅状態で表示する(ステップ4)。そして、植付け制御スイッチ82が制御切り状態に切り換えられていれば、マスコット表示ランプ79を消灯させる(ステップ5)。
尚、マスコット表示ランプ79の表示形態としては、上記したような制御状態に対応する表示形態の組み合わせとは異なる組み合わせを採用したものであってもよく、又、点滅時間に差異を設けるもの等、種々の形態を採用することができる。
図1及び図2に示すように、走行機体と苗植付装置10との間に、機体横幅方向に沿う軸芯周りで回転駆動される整地ロータ50を備えた整地装置Bが備えられている。
図3に示すように、整地ロータ50は中央の接地フロート12の左右両側に位置させる状態で設けられている。
図4に示すように、左側及び右側の整地ロータ50は、整地ロータ50の回転支軸51の一端部と植付け伝動ケース17とにわたって連結した伝動ケース61、整地ロータ50の回転支軸51の他端部及び中間部とメインフレーム14aとにわたって連結した支持手段70を介して苗植付装置10のフレーム14に支持されている。
揺動リンク73の基端側は、メインフレーム14aに固定されたステー75の支持部75aの上端側に枢支ピン73bを介して回転自在に支持されている。
図11に示すように、機体操縦部9の操縦部パネル62には、中央部にステアリングハンドル19が備えられ、操縦部パネル62におけるステアリング操作軸83aを囲う状態で支持するハンドルポスト83の前部に、各種の表示情報を表示する表示手段としての表示装置Fが備えられ、操縦部パネル62におけるハンドルポスト83の左側の横側箇所に、上記した各種の自動制御動作における設定状態を手動操作にて変更するための制御用設定手段としての制御用設定操作部65が備えられている。
又、ハンドルポスト83の左側に位置する緩傾斜面62Aには、制御用設定操作部65の他、その左側に変速レバー18が備えられ、その変速レバー18の後部側にはチョークノブ29が備えられている。
図8に示すように、表示装置Fは、横幅方向の中央部には、液晶表示パネルを用いた情報表示部F1が備えられ、その情報表示部F1の左右両側には、作業に伴って使用者に報知すべき各種の報知情報を表示するようになっている。
情報表示部F1の下側(操作者に近い側)には、左右のマーカー52の左右どちらが作用状態になっているかを表示するマーカー表示部F10が備えられている。
すなわち、この自動植付け制御表示部95は、上記〔4〕にて説明した植付け制御スイッチ82が制御入り状態に切り換えられると点灯状態になり、植付け制御スイッチ82が制御切り状態に切り換えられると消灯状態になるように構成されている。
つまり、アップスイッチ81Uを押し操作する毎に設定整地深さが1段ずつ上昇し、ダウンスイッチ81Dを押し操作する毎に設定整地深さが1段ずつ低下することになる。
図13に示すように、制御用設定操作部65は、平面視で矩形状に形成されており、最も機体前部側(運転座席9aから遠い側)には、上記〔3〕にて説明した自動ローリング制御についての設定傾斜角度の変更を指令する設定傾斜角調整器63(左傾斜スイッチ63L及び右傾斜スイッチ63R)が備えられている。その設定傾斜角調整器63の機体後部側(運転座席9aに近い側)には、上記〔5〕にて説明した整地深さ調整器81(アップスイッチ81U及びダウンスイッチ81D)と、上記〔4〕にて説明した植付け開始位置調整器64(第1変更スイッチ64a及び第2変更スイッチ64b)とが機体横幅方向に並ぶ状態で備えられている。
この蓋体66は、設定傾斜角調整器63、整地深さ調整器81、植付け開始位置調整器64の夫々の上部を覆うように構成され、且つ、整地制御スイッチ97、植付け制御スイッチ82、制御感度設定器49の上方を常時開放するように構成されている。
蓋体66は、開姿勢に切り換えられると、ステアリングハンドル19と操縦部パネル62との間においてハンドルポスト83を覆うカバー部68の横側部に受け止められて斜め姿勢にて位置保持することができるように構成されている。
(1)上記実施形態では、前記自動制御動作として自動植付け制御と整地高さ調整制御を行うものであり、制御入切指令具Iとして整地制御スイッチ97及び植付け制御スイッチ82を備え、微調節指令具Tとして整地深さ調整器81と植付け開始位置調整器64を備える構成のものを例示したが、自動制御動作としては、自動植付け制御と整地高さ調整制御のうちのいずれか1つを備えるものでもよく、又、これら以外の他の制御動作を実行するものでもよい。
後進低速用スイッチ100D、後進高速用スイッチ100E、中立スイッチ100Fを並べて備える構成である。
19 ステアリングハンドル
57 作業クラッチ
62 操縦部パネル
65 制御用設定手段
66 蓋体
68 カバー部
68a,68b 横側壁
83 ハンドルポスト
B 整地装置
I 制御入切指令具
F 表示手段
T 微調節指令具
Claims (4)
- 走行機体の後部に水田作業装置が連結され、走行機体における操縦部パネルに、ステアリングハンドルと、水田作業用の自動制御動作における設定状態を含む各種の表示情報を表示する表示手段とを備えた水田作業機であって、
前記表示手段が、前記ステアリングハンドルにおけるハンドルポストの前側に位置する状態で前記操縦部パネルに配備され、
前記自動制御動作における前記設定状態を手動操作にて変更するための制御用設定手段が、前記表示手段の近傍位置であって且つ前記ハンドルポストの横側に位置する状態で前記操縦部パネルに配備され、
前記制御用設定手段の上方を覆う閉状態と上方を開放する開状態とに開閉自在な蓋体が備えられ、
前記制御用設定手段が、前記自動制御動作を実行する状態と実行しない状態のいずれかを指令する制御入切指令具と、前記自動制御動作を実行する場合における動作の微調節を指令する微調節指令具とを備えて構成され、
前記蓋体が前記微調節指令具の上部を覆うように構成され、且つ、前記制御入切指令具の上方を常時開放するように構成されている水田作業機。 - 前記ステアリングハンドルと前記操縦部パネルとの間において前記ハンドルポストを覆うカバー部が、前記制御用設定手段が位置する側の横側壁が前記ハンドルポストに近く、且つ、それとは反対側の横側壁が前記ハンドルポストから遠くなる形態で、機体前後方向視で前記ハンドルポストに対して左右非対称に形成されている請求項1記載の水田作業機。
- 前記自動制御動作が、走行機体と水田作業装置との間に備えられた整地装置の上下位置調整動作である請求項1又は2記載の水田作業機。
- 前記自動制御動作が、走行機体を旋回走行させるときに、旋回走行の終了を判別して作業クラッチを入り操作させる旋回用の自動制御動作である請求項1又は2記載の水田作業機。
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