JP2002272221A - 乗用苗移植機の表示装置 - Google Patents

乗用苗移植機の表示装置

Info

Publication number
JP2002272221A
JP2002272221A JP2001085416A JP2001085416A JP2002272221A JP 2002272221 A JP2002272221 A JP 2002272221A JP 2001085416 A JP2001085416 A JP 2001085416A JP 2001085416 A JP2001085416 A JP 2001085416A JP 2002272221 A JP2002272221 A JP 2002272221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marker
markers
seedling
planting
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001085416A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Osano
光 小佐野
Manabu Namoto
学 名本
Hitoshi Okumura
仁 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2001085416A priority Critical patent/JP2002272221A/ja
Publication of JP2002272221A publication Critical patent/JP2002272221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】乗用田植機における運転用モニタパネルの簡素
化。 【解決手段】左右一対の線引きマーカ及び左右一対の方
向指示器を備えた乗用田植機において、苗植付作業時に
は、線引きマーカのいずれの側が作用状態であるかをマ
ーカ・方向指示兼用ランプ73,73に表示し、路上走
行時には、方向指示器のいずれの側が作用状態にあるか
をマーカ・方向指示兼用ランプ73,73に表示する。
また、苗植付作業時には、線引きマーカが非作用位置か
ら作用位置への移動中は当該移動側のマーカ・方向指示
兼用ランプ73,73が点滅し、線引きマーカの作用位
置への下降移動が終了すると、当該線引きマーカ側のマ
ーカ・方向指示兼用ランプ73,73が点灯する。モニ
タパネル22を簡素化し、線引きマーカの移動状態をモ
ニタパネル22から知ることができて運転操作が容易と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用苗移植機に
おける運転用モニタパネルの簡略化に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】乗用苗移植機の一種である乗用田植機に
は、圃場を折り返しながら作業を行なうときに次行程で
走行車体が通る位置を圃場表土面に線引きする左右一対
の線引きマーカを備えている。この左右一対の線引きマ
ーカのうち左右どちら側が作用状態にあるかを表示する
線引きマーカ作動ランプが運転用モニタランプに設けら
れている。
【0003】また、路上走行時に方向転換する側を指示
する左右一対の方向指示器が運転席の後方にありオペレ
ータが見えない場合には、左右どちら側の方向指示器が
作用状態にあるかを表示する方向指示ランプをモニタパ
ネルに設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は、乗用苗
移植機のモニタパネルを簡素化しながら、線引きマーカ
表示ランプと方向指示器表示ランプとの共用化を図ると
共に、線引きマーカの非作用位置から作用位置への移動
状態及び作用位置への移動終了状態をモニタパネルに表
示し、運転操作の容易化を図ろうとするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は次のように構成した。即ち、圃場を折
り返しながら作業を行なうときに次行程で走行車体2が
通る位置を圃場表土面に線引きする左右一対の線引きマ
ーカ26,26と、路上走行時に方向転換する方向を指
示する左右一対の方向指示器42,42とを備えた乗用
苗移植機において、苗植付作業時には、前記左右一対の
線引きマーカ26,26のいずれが作用状態であるかを
マーカ・方向指示兼用ランプ73,73に表示し、路上
走行時には左右一対の方向指示器42,42のいずれが
作用状態にあるかをマーカ・方向指示兼用ランプ73,
73に表示し、苗植付作業時にマーカ・方向指示兼用ラ
ンプ73,73に表示するにあたり、線引きマーカ2
6,26の非作用位置から作用位置間の移動中の表示
と、線引きマーカ26の作用位置への移動終了時の表示
とを異なるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】苗植付作業時には、左右一対の
線引きマーカ26,26のいずれの側が作用状態である
かをマーカ・方向指示兼用ランプ73,73に表示し、
また、路上走行時には左右一対の方向指示器42,42
のいずれの側が作用状態にあるかをマーカ・方向指示兼
用ランプ73,73に表示するので、モニタパネル22
を簡素化することができる。
【0007】また、植付作業時には、線引きマーカ2
6,26が非作用位置から作用位置への移動中は当該移
動側のマーカ・方向指示兼用ランプ73,73が例えば
点滅し、線引きマーカ26が作用位置への移動を終了す
ると、当該線引きマーカ26側のマーカ・方向指示兼用
ランプ73,73が点灯するように表示するので、線引
きマーカ26,26の移動状態をモニタパネル22から
知ることができて運転操作が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。図1及び図2に示す乗用田植機1
は、走行車体2の後部に昇降リンク装置3を介して苗植
付部4が昇降可能に装着され、また、走行車体2の後側
上部に施肥装置5の本体部が設けられている。
【0009】走行車体2は、機体の前部に配したミッシ
ョンケース6の左右両側方に前輪ファイナルケース7,
7を設け、該前輪ファイナルケース7,7に前輪8,8
を変向可能に軸支すると共に、ミッションケース6の背
面からメインフレーム9を後方に延出し、更に、メイン
フレーム9の後端部に左右方向のリヤーフレーム10を
取り付け、このリヤーフレーム10の左右両端に後輪フ
ァイナルケース11,11を設け、該後輪ファイナルケ
ース11,11に主後輪12a,12a、副後輪12
b,12bを軸支している。
【0010】メインフレーム9の上方にはエンジン13
が搭載され、このエンジン13の回転動力が、第1伝動
装置14及び無段変速式の第2伝動装置15を介してミ
ッションケース6に伝達される。ミッションケース6の
入力部には、主クラッチ(図示省略)が設けられてい
る。ミッションケース6内の主変速装置によって変速さ
れた回転動力の一部は、前輪8,8及び主後輪12a,
12a、副後輪12b,12bに伝達されて走行車体2
を走行させる。後輪への伝動系統には、後輪デフロック
装置と左右の後輪を別個に制動することのできる後輪ブ
レーキ装置とが設けられている。主変速装置によって変
速された回転動力の残りは、植付クラッチ17を経由し
て苗植付部4及び施肥装置5に伝達される。
【0011】エンジン13の上部はエンジンカバー18
で覆われ、その上部に操縦席19が設けられている。こ
の操縦席19の前方で機体前部の左右中央部はボンネッ
ト20が配置されており、その上部に制御台21及びモ
ニタパネル22が設けられている。また、ボンネット2
0から上方に突出するステアリングポスト23に、左右
の前輪8,8を操舵するステアリングハンドル24が設
けられている。ボンネット20及び操縦席19の近辺に
は、後述する各種操作具が設けられている。機体の左右
両側には、補給用の苗箱を載せておく予備苗載せ台2
5,25が設けられている。
【0012】機体の左右両側には、圃場を折り返し走行
しながら苗植作業をするときに、次行程で機体の左右中
心部が通る位置を圃場表面に線引きする左右の線引きマ
ーカ26,26と、前行程で植え付けた最外側の既植付
条の位置を示すサイドマーカ27,27とが設けられて
いる。更に、機体の前部左右中央部には、線引きマーカ
26,26によって圃場に引かれた線と目視で合致させ
て機体の進路を決定するセンターマーカ28が設けられ
ている。
【0013】図3及び図4に示すように、線引きマーカ
26は、前後方向の軸29を支点にした回動自在なマー
カアーム26aと、該マーカアーム26aの先端に垂直
に取り付けた線引き作用体26bとで構成されていて、
後記昇降シリンダ32の伸縮作動に連動して線引きワイ
ヤ33が引かれると、起立した非作用状態(図3で実線
で示す)となり、線引きワイヤ33が弛むと、線引き作
用体26bの先端部が泥の中に突入する作用状態(図3
で鎖線で示す)となる。
【0014】前記の前後方向の軸29は、前記水平フレ
ーム34に基部を固着したマーカ支持フレーム35の外
側端部に設けられている。マーカ支持フレーム35は補
助ステップ36の外側端と左右ほぼ同位置の折り曲げ支
点35aで折り曲げられるように構成されていて、非作
業時には、図5で鎖線で示すように、線引きマーカ26
を補助ステップ36の外側端縁に隣接する位置に収納す
ることができる。
【0015】サイドマーカ27は垂直な棒体で、下端が
既植苗の上方に近接した高さとなるよう、サイドマーカ
支持棒27aに支持されている。サイドマーカ支持棒2
7aは、マーカ支持フレーム35の上側に、前記マーカ
支持フレーム35の折り曲げ支点35aよりも内側位置
を支点27bとして回動自在に設けられている。サイド
マーカ27も、非作業時には図4で鎖線で示すように、
補助ステップ36の外側端縁に隣接する位置に収納する
ことができる。このとき、サイドマーカ支持棒27aは
補助ステップ36の上方を斜めに通る状態となる。
【0016】線引きマーカ26の折り曲げ支点となる軸
29とサイドマーカ27の回動支点27bを前後同位置
とすることにより、簡単な構成にすることができる。ま
た、サイドマーカ支持棒27aの外側端部を前側に屈曲
した形状とし、線引きマーカ26よりもサイドマーカ2
7の方が前側に位置する構成とすることにより、線引き
マーカ26だけを後方に収納することができ、サイドマ
ーカ27のみを使用して進路決めを行なうことができ
る。
【0017】昇降リンク3は、メインフレーム9の後端
部に固定して設けたリンクベース38に回動自在に取り
付けた上リンク3a及び下リンク3b,3bを備え、こ
れら前リンク3a、下リンク3b,3bの後端部に縦リ
ンク39が連結されている。そして、縦リンク39の下
端部から後方に突出する軸受け部に苗植付部4側に固着
した連結軸40が回転自在に挿入連結され、苗植付部4
が進行方向に対してローリング自在に装着されている。
昇降シリンダ32を伸縮させることにより、昇降リンク
3が昇降作動し、苗植付部4が一定姿勢で昇降する。
【0018】苗植付部4は例えば8条植えで構成されて
いて、フレームを兼ねる伝動ケース4a、苗を載せて左
右に往復移動し所定の苗取出口4b,…に苗を供給する
苗載せ台4c、前記苗取出口4b,…に供給される苗を
圃場に植え付ける植付装置4d,…、機体の進行に伴っ
て泥面を整地する整地フロート41,…等を備えてい
る。全8組の植付装置4d,…は、図示省略の畔クラッ
チにより、隣接する2条づつを1単位として植付状態と
植付停止状態とに切り替える構成である。方向指示器4
2は、苗載せ台フレームから左右方向に延長した横フレ
ームに取り付けられていて、少なくとも苗載せ台4cが
左右中立位置にあるときに機体の前後から見えるように
なっている。
【0019】苗植付部4の下方には、中央にセンターフ
ロート41a、その左右両側にサイドフロート41b,
41bが夫れ夫れ設けられている。各フロート41a,
41b,41bは圃場表土面の凹凸に応じて前端部が上
下動し、植付作業時にはセンターフロート41aの前部
の上下動が上下動検出機構により検出され、その検出結
果に応じて前記昇降シリンダ32を制御する昇降制御弁
を切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の
植付深さを一定に保持するように構成している。
【0020】施肥装置5は、走行車体2の後部上側に肥
料タンク5a,…及び肥料繰出器5b,…を設け、ま
た、フロート41a,41b,…の両側に作溝体43,
…及び施肥ガイド44,…を設け、各条の肥料繰出器5
b,…と施肥ガイド44,…とをフレキシブルな施肥ホ
ース45,…で接続し、肥料タンク5a,…内の肥料を
肥料繰出器5b,…によって一定量づつ施肥ホース4
5,…内に繰り出し、ブロワ46で発生させた圧風によ
り肥料を施肥ガイド44,…へ搬送し、作溝体43,…
によって圃場面に形成された施肥用の溝に落し込む構成
である。
【0021】次に、乗用田植機1の運転装置について説
明する。ボンネット20の左側面には、主変速装置を切
替操作する主変速レバー47、右側面には、第2伝動装
置15の変速操作をする副変速レバー48が設けられて
いる。ステアリングポスト23右側面部には、苗植付部
4の昇降と苗植付部4及び施肥装置5への伝動を入/切
操作をする植付・昇降レバー49が設けられている。ま
た、操縦席19の右側方には、補助植付・昇降レバー5
0と、昇降制御の感度を調節する感度調節レバー51と
が設けられている。
【0022】また、操縦席19の左側下方には主クラッ
チを入/切操作する主クラッチぺダル52が設けられ、
右側下方には後輪ブレーキ装置を操作する左右のブレー
キぺダル53,53が設けられている。ブレーキぺダル
53,53には連結板と係止具とが設けられていて、左
右のブレーキぺダル53,53の連結・非連結状態は回
転式スイッチで検出される。
【0023】図2及び図5に示すように、制御台21に
は、方向指示レバー54、前照灯スイッチ55、警音器
56、エンジンスイッチ57、ブロワ入/切スイッチ5
8、線引きマーカ左右両出しスイッチ59、警報ブザー
の停止ボタン60、後輪デフ装置の機能を停止させる後
輪デフロックレバー61、チョークレバー62、自動ロ
ーリング調節ダイヤル(図示省略)、手動ローリングレ
バー(図示省略)が設けられている。
【0024】また、図5に示すように、モニタパネル2
2には、燃料計63、エンジンメータ64、左右のブレ
ーキぺダル53,53が非連結であるときに点灯するブ
レーキ非連結ランプ65、畔クラッチが切りであるとき
に点灯する畔クラッチ切りランプ66、植付クラッチが
入りであるときに点灯する植付ランプ67、エンジンオ
イルランプ68が設けられていて、これらが非点灯時で
も見えるように構成されている。
【0025】また、制御系統に異常があるときに点灯す
るマイコンチエックランプ69、ブロワが切りであると
きに点灯するブロワ切りランプ70、ホッパ内の肥料が
一定量以下になると点灯する肥料切れランプ71が設け
られていて、これらは非点灯時には見えない状態になっ
ている。また、肥料詰まりがある箇所を表示する肥料詰
まりランプ72,…が設けられている。
【0026】また、左右のマーカ・方向指示兼用ランプ
73,73が設けられていて、線引きマーカ26,26
の回動部には検出器が設けられていて、起立収納状態、
下方への突出作用状態を検出できる構成とし、植付作業
時には線引きマーカ26の作用状態になっている側を点
灯表示し、路上走行時には方向指示器42が出されてい
る側を点滅表示するように構成されている。
【0027】また、線引きマーカ26,26が、起立し
た非作用位置(図3で実線で示す)から作用位置(図3
で鎖線で示す)への移動中は当該移動側のマーカ・方向
指示兼用ランプ73,73が点滅し、線引きマーカ26
が作用位置への下降を終了すると、線引き側のマーカ・
方向指示兼用ランプ73,73が点灯する構成としても
よい。このように構成することにより、線引きマーカ2
6,26が作用位置に出ていることを確実に確認するこ
とができる。
【0028】なお、線引きマーカ26,26が、起立し
た非作用位置から作用位置への移動中は当該移動側のマ
ーカ・方向指示兼用ランプ73,73が点灯し、線引き
マーカ26が作用位置への下降を終了すると、線引き側
のマーカ・方向指示兼用ランプ73,73が点滅する構
成としてもよい。
【0029】次に図6〜図8に示す線引きマーカ26,
26の他の実施例について説明する。左右の左右の線引
きマーカ26,26は、苗植付部4の伝動ケース4aの
左右両端部に起立・転倒可能に設けられ、スプリング7
4,74により転倒する側に付勢されている。苗植付部
4の昇降作動にに連動するマーカワイヤ75,75が引
かれると、線引きマーカ26,26が起立し、マーカワ
イヤ75,75が戻されると、スプリング74,74の
張力で線引きマーカ26,26が転倒する。
【0030】次に、線引きマーカの作動機構について説
明する。リンクベースフレーム76に取り付けた上リン
ク支持プレート77に、上リンク3aを上下回動自在に
取り付け、下リンク支持プレート78に下リンク3b,
3bを上下回動自在に取り付けている。この上リンク3
aにマーカ作動アーム79を取り付け、一体的に回動す
る構成である。昇降シリンダ32のピストンロッド32
aが後方に突出すると、ピストンロッド32aが上リン
ク3aに取り付けられているアーム部80を押すことに
より、上リンク3aが回動し、マーカ作動アーム79を
回動させる構成である。
【0031】また、上リンク支持プレート77には、前
記マーカ作動アーム79と平行に前リンク82が回動自
在に設けられ、これら前リンク82、マーカ作動アーム
79の自由端部にワイヤ引きプレート83が連結されて
いる。このワイヤ引きプレート83は前ワイヤ引きプレ
ート83aと後ワイヤ引きプレート83bとに分割構成
されていて、例えば電動シリンダ84により前後に伸縮
できる構成であり、前リンク82で前ワイヤ引きプレー
ト83aを支持し、マーカ作動アーム79で後ワイヤ引
きプレート83bを支持している。
【0032】そして、この前ワイヤ引きプレート83a
に設けたピン86,86が左マーカワイヤ用及び右マー
カワイヤ用のワイヤ取付プレート87,87の長孔87
a,87aに夫れ夫れ嵌合している。ワイヤ取付プレー
ト87,87には、マーカワイヤ75,75のインナ7
5a,75aの線引きマーカと反対側の端部につながれ
たロッド88,88が取り付けられている。一方、マー
カワイヤ75,75のアウタ75b,75bは、リンク
ベースフレーム76に固定された側面視コ字形のソレノ
イドボックス取付枠体89に固定されている。
【0033】前記ロッド88,88はソレノイドボック
ス取付枠体89に取り付けたソレノイドボックス90の
筒状部に摺動自在に嵌合している。ソレノイドボックス
90内には、規制具としてソレノイド91,91で駆動
できる規制ピン92,92が設けられ、この規制ピン9
2,92が突出すると、ロッド88,88に係合して、
ワイヤの戻りを規制する構成である。
【0034】また、図8(1)に示すように、植付・昇
降レバー49の近傍には電動シリンダスイッチ93を設
け、植付・昇降レバー49を上げ位置に移動すると、電
動シリンダスイッチ93をONし前記電動シリンダ84
を伸長駆動する。また、図8(2)に示すように、セン
ターフロート41aの支持リンク94,94近傍には、
第2電動シリンダスイッチ93aを設け、センターフロ
ート41aが上昇し支持リンク94,94が屈折する
と、第2電動シリンダスイッチ93aがONし、前記電
動シリンダ84を短縮駆動する構成としている。
【0035】しかして、植付・昇降レバー49を上げ位
置に移動すると、昇降制御弁を上昇側に切り替え昇降シ
リンダ32を伸長させて上・下リンク3a,3b,3b
を上昇させ、マーカ作動アーム79を介して後ワイヤ引
きプレート83bを前側に移動すると共に、電動シリン
ダスイッチ93をONして、電動シリンダ84を伸長さ
せて前ワイヤ引きプレート83aを前方に移動させる。
これにより、マーカワイヤ75,75のインナ75a,
75aが引かれて、線引きマーカ26,26が起立す
る。
【0036】また、植付・昇降レバー49を下げ位置に
操作すると、昇降シリンダ32が短縮して上・下リンク
3a,3b,3bが下降する。すると、マーカ作動アー
ム79を介して後ワイヤ引きプレート83bが後側に移
動すると共に、センターフロート41aが下降接地し、
支持リンク94,94の屈折により第2電動シリンダス
イッチ93をONする。すると、電動シリンダ84を短
縮駆動させて前ワイヤ引きプレート83aを後側に移動
させると、スプリング74,74の張力でマーカワイヤ
75,75のインナ75a,75aが戻され、線引きマ
ーカ26,26が転倒し線引き状態となる。
【0037】なお、規制ピン92が突出した状態では、
ワイヤの戻りが規制されるので、昇降シリンダ32が短
縮しても、線引きマーカ26,26は起立状態を保持す
る。このとき、前ワイヤ引きプレート83aのピン8
6,86はワイヤ取付プレート87,87の長孔87
a,87aの後端部に位置する。次の行程で機体が通る
側の線引きマーカが転倒するように、走行車体2に設け
たコントローラ(図示省略)でソレノイド91が制御さ
れる。
【0038】前記のように、苗植付部4の最下降位置よ
りも上方位置でセンターフロート41aが接地すると、
それに関連して線引きマーカ26,26が転倒し線引き
状態になるので、線引きマーカ26,26を確実に表土
に接触させることができ、耕盤の深い圃場でも確実に線
引することができる。
【0039】次に、図9に基づきサイドマーカ27の他
の実施例につき説明する。この実施例は、苗植付部4と
サイドマーカ27を連動ワイヤを介して連動連結し、走
行車体2に対して苗植付部4がローリングした場合に
も、サイドマーカ27,27の突出高さを自動調整し、
既植苗との適正位置を保持しようとするものである。
【0040】左右方向の支持フレーム96に左右の支持
板97,97を左右方向にスライド自在に取り付け、支
持フレーム96には深さ調節ブラケット97を取り付
け、この深さ調節ブラケット98には苗植付部4の高低
の昇降に対応して押し引きされる深さ連動ワイヤ99の
前端部を延出し、深さ連動ワイヤ99に取り付けた左・
右連結ワイヤ99a,99aを左・右支持板97,97
に連結し、苗植付部4が上昇位置に調節されると、深さ
連動ワイヤ99が後側に移動し、左・右支持板97,9
7を内側に関連的に移動し、サイドマーカ27、27を
上昇させるように構成している。
【0041】また、ローリング連動体100には左右の
サイドマーカ27,27に接続されている連係ワイヤ1
01,101の端部を左右両側から連結し、スプリング
102,102によりサイドマーカ27,27を下方に
突出するように付勢している。後輪ギヤケース18に対
して苗植付部4がローリング回動すると押し引きされる
ローリング連動ワイヤ95の端部を、ローリング連動体
100に連結し、左支持板97とローリング連動体10
0との間にスプリング103を介装している。
【0042】しかして、昇降リンク3を介して苗植付部
4の植付位置が上昇調節されると、深さ連動ワイヤ99
が後側に引かれ左右の支持板97,97内側に移動し、
左右のサイドマーカ27,27がスプリング102に抗
して上方に調節され、既植苗に対して適正位置に調節さ
れる。また、苗植付部4の植付位置が下降調節される
と、深さ連動ワイヤ99が前側に移動して左右の支持板
97,97が外側に移動し、左右のサイドマーカ27,
27がスプリング102により下方に調節される。
【0043】また、車体が右側にローリングすると、ロ
ーリング連動ワイヤ95の端部が左側に移動すると、ロ
ーリング連動体100はスプリング103により左側に
移動され右側のサイドマーカ27を上側に調節し、ま
た、逆に左側にローリングすると、左側のサイドマーカ
27を上側に調節する。従って、圃場条件により浅植え
深植えをしても、また、走行車体2に対して苗植付部4
がローリング回動しても、それに関係なく、サイドマー
カ27,27を既植苗に対して所定の高さに自動的に調
整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用田植機の側面図である。
【図2】 乗用田植機の平面図である。
【図3】 右側の線引きマーカ及びサイドマーカの部分
を示す正面図である。
【図4】 右側の線引きマーカ及びサイドマーカの部分
を示す平面図である。
【図5】 制御台及びパネルを示す図である。
【図6】 要部の側面図及び斜視図である。
【図7】 要部の平面図である。
【図8】 要部の側面図である。
【図9】 要部の平面図及び正面図である。
【符号の説明】
1 乗用田植機 2 走行車体 3 昇降リンク 4 苗植付部 22 モニタパネル 26 線引きマーカ 27 サイドマーカ 42 方向指示器 73 マーカ・方向指示兼用ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 49/00 N Fターム(参考) 2B043 AA01 AA03 AB02 AB11 BA02 BB06 CA03 CB20 EE01 EE06 2B062 AA01 AA14 AB01 BA26 BA32 BA41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場を折り返しながら作業を行なうと
    きに次行程で走行車体2が通る位置を圃場表土面に線引
    きする左右一対の線引きマーカ26,26と、路上走行
    時に方向転換する方向を指示する左右一対の方向指示器
    42,42とを備えた乗用田植機において、苗植付作業
    時には、前記左右一対の線引きマーカ26,26のいず
    れが作用状態であるかをマーカ・方向指示兼用ランプ7
    3,73に表示し、路上走行時には左右一対の方向指示
    器42,42のいずれが作用状態にあるかをマーカ・方
    向指示兼用ランプ73,73に表示し、苗植付作業時に
    マーカ・方向指示兼用ランプ73,73に表示するにあ
    たり、線引きマーカ26,26の非作用位置から作用位
    置間の移動中の表示と、線引きマーカ26の作用位置へ
    の移動終了時の表示とを異なるようにしたことを特徴と
    する乗用苗移植機の表示装置。
JP2001085416A 2001-03-23 2001-03-23 乗用苗移植機の表示装置 Pending JP2002272221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085416A JP2002272221A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 乗用苗移植機の表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085416A JP2002272221A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 乗用苗移植機の表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002272221A true JP2002272221A (ja) 2002-09-24

Family

ID=18940929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001085416A Pending JP2002272221A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 乗用苗移植機の表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002272221A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151456A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
JP2011152139A (ja) * 2011-03-22 2011-08-11 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 移植機
JP2012139153A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 移植機
JP2015009592A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 井関農機株式会社 作業車両
JP2016123337A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 井関農機株式会社 苗移植機
JP2020048463A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 三菱マヒンドラ農機株式会社 移植機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151456A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
JP2012139153A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 移植機
JP2011152139A (ja) * 2011-03-22 2011-08-11 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 移植機
JP2015009592A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 井関農機株式会社 作業車両
JP2016123337A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 井関農機株式会社 苗移植機
JP2020048463A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 三菱マヒンドラ農機株式会社 移植機
JP7097273B2 (ja) 2018-09-26 2022-07-07 三菱マヒンドラ農機株式会社 移植機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009022290A (ja) 作業車両
JP2002272221A (ja) 乗用苗移植機の表示装置
JP5505023B2 (ja) 苗移植機
JP4853280B2 (ja) 農作業機
JP5086627B2 (ja) 作業車の操作構造
JP2004148974A (ja) 水田作業機における操向制御装置
JP5641096B2 (ja) 苗移植機
JP2015165817A (ja) 乗用型田植機
JP5457899B2 (ja) 水田作業機
JP2014155462A (ja) 苗移植機
JP2018093791A (ja) マルチ田植機
JP2004033183A (ja) 苗移植機の畔クラッチ操作装置
JP3443359B2 (ja) 水田作業機
JP5276553B2 (ja) 水田作業機
JP2003274716A (ja) 作業車両
JP4214300B2 (ja) 乗用田植機
JP6260436B2 (ja) 苗移植機
JP2003018904A (ja) 苗移植機の苗植付深さ制御装置
JPS6033765Y2 (ja) 乗用型田植機の操作部構造
JP5590017B2 (ja) 乗用型田植機
JP5016283B2 (ja) 移植機
JP4145197B2 (ja) 乗用型作業車
JP2002084831A (ja) 農作業機
JP2020099280A (ja) 移植機
JP2020099246A (ja) 移植機