JP2011159720A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1、第2配線S1,S2を有する第1回路部210と、第3、第4配線S3、S4を有する第2回路部220と、それらの間に設けられ、第1回路部210から第2回路部220に向かう方向に直交する方向に沿って隣接する第1、第2トランジスタTR1、TR2を有する中間部230と、を備え、第1トランジスタTR1の一方の拡散層DA1の第1接続領CA1内の高濃度領域CAI1は第1配線S1に、他方の拡散層DB1は第3配線S3に接続される。第1接続領域CA1とゲートG01との距離は、第2接続領域CA2とゲートG02との距離よりも長い。第1トランジスタTR1の一方の拡散層DA1の第1接続領域CA1とゲートG01との間には、第1接続領域CA1よりも幅が狭い延在領域EA1が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置に関する。
NAND型不揮発性半導体装置などの半導体装置においては、例えば、メモリセルアレイのビット線がトランジスタを介してセンスアンプに接続される。ビット線のピッチの縮小に伴い、トランジスタのピッチも縮小され、ビット線とトランジスタとを接続部するコンタクト部も縮小される。コンタクト部が縮小されると、例えばジャンクション耐圧が低下し、信頼性が劣化する。
特許文献1には、トランジスタ領域に閾値電圧を設定する不純物領域を形成して、トランジスタが形成される領域の占有面積を縮小する技術が開示されている。占有面積を縮小し、チップ面積を縮小しつつ、高い信頼性を確保するためには、改良の余地がある。
特開2007−234878号公報
本発明は、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、半導体基板の主面に設けられた第1回路部と、前記主面に設けられ、前記主面に対して平行な第1方向に沿って前記第1回路部に対向する第2回路部と、前記第1回路部と前記第2回路部との間に設けられた中間部と、を備え、前記第1回路部は、前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第1配線と、前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記主面に対して平行で前記第1方向に対して垂直な第2方向において前記第1配線に隣接する第2配線と、を有し、前記第2回路部は、前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第3配線と、前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において前記第3配線に隣接する第4配線と、を有し、前記中間部は、前記主面に設けられた第1の一方の拡散層及び第1の他方の拡散層と、前記第1の一方の拡散層と前記第1の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ前記第2方向に延在する第1ゲート電極と、を有する第1トランジスタと、前記主面に設けられ、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において、前記第1トランジスタに隣接し、前記主面に設けられた第2の一方の拡散層及び第2の他方の拡散層と、前記第2の一方の拡散層と前記第2の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ、前記第2方向に延在し、前記第2方向において前記第1ゲート電極に隣接し、前記第1ゲート電極と接続された第2ゲート電極と、を有する第2トランジスタと、を有し、前記第1の一方の拡散層は、第1接続領域と、前記第1接続領域の前記第1ゲート電極の側に設けられ前記第1接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第1接続領域よりも狭い第1延在領域と、前記第1接続領域の内側に設けられ、前記第1配線と電気的に接続された第1内側接続領域と、を有し、前記第1の他方の拡散層は、前記第3配線に電気的に接続され、前記第2の一方の拡散層は、第2接続領域と、前記第2接続領域の前記第2ゲート電極の側に設けられ前記第2接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第2接続領域よりも狭い第2延在領域と、前記第2接続領域の内側に設けられ、前記第2配線と電気的に接続された第2内側接続領域と、を有し、前記第2の他方の拡散層は、前記第4配線に電気的に接続され、前記第1及び第2接続領域、前記第1及び第2延在領域、並びに、前記第1及び第2内側接続領域の不純物の型は、第1導電型であり、前記第1及び第2内側接続領域の不純物濃度は、前記第1及び第2接続領域の不純物濃度よりも高く、前記第1接続領域と前記第1延在領域との境界と、前記第1ゲート電極の前記第1接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離は、前記第2接続領域と前記第2延在領域との境界と、前記第2ゲート電極の前記第2接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離よりも長いことを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置が提供される。
第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。 比較例の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 半導体装置の特性を例示するグラフ図である。 第1の実施形態に係る別の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第1の実施形態に係る別の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第1実施例に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。 第1実施例に係る半導体装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 第1実施例に係る半導体装置に含まれるセンスアンプ部の構成を例示する回路図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。 第2の実施形態に係る別の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 第2実施例に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。 第2実施例に係る半導体装置の一部の構成を例示する回路図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図2は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。
すなわち、図2は、半導体装置における配線の接続関係を例示している。従って、図2における平面形状等の縮尺及び配置等は、実際のものとは異なる。
図3は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的断面図である。
すなわち、図3は、図1のA1−A2線断面図である。
まず、図2により、本実施形態に係る半導体装置201の構成の概要について説明する。
図2に表したように、半導体装置201は、半導体基板205の主面205aに設けられた第1回路部210と、第2回路部220と、中間部230と、を備える。なお、主面は、半導体の基板の主面でも良く、半導体の基板の上に設けられた半導体層(例えばウェル)の主面でも良い。
第2回路部220は、主面205aに設けられ、主面205aに対して平行な第1方向に沿って第1回路部210に対向する。中間部230は、第1回路部210と第2回路部220との間に設けられる。
ここで、主面205aに対して垂直な方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な方向をX軸方向とし、Z軸方向とX軸方向とに垂直な方向をY軸方向とする。そして、第1方向をX軸方向とし、第2方向をY軸方向とし、第3方向をZ軸方向とする。
第1回路部210は、例えば、不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイ部である。第2回路部220は、例えば、上記のメモリセルアレイ部のメモリセルに格納された情報を識別するセンスアンプ部などである。中間部230は、例えば、第1回路部210の素子に印加される例えば高い電圧が、第2回路部220に含まれる素子に印加されないように制御するスイッチング部が用いられる。ただし、本実施形態はこれに限らず、第1回路部210、第2回路部220及び中間部230には、本実施形態の効果が発揮できる任意の構成を適用できる。
第1回路部210は、主面205aの上方に設けられ、第1方向(本具体例ではX軸方向)に延在する第1配線S1と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、主面205aに対して平行で第1方向に対して垂直な第2方向(本具体例ではY軸方向)において第1配線S1に隣接する第2配線S2と、を有す。第1配線S1及び第2配線S2は、例えば、不揮発性半導体記憶装置のビット線である。なお、ここでは第1配線S1と第2配線S2との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含むものとする。
第2回路部220は、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在する第3配線S3と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向において第3配線S3に隣接する第4配線S4と、を有する。なお、ここでは第3配線S3と第4配線S4との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含むものとする。
中間部230は、第1トランジスタTR1と、第2トランジスタTR2と、を有する。なお、第1トランジスタTR1と第2トランジスタTR2との間には、絶縁層261が設けられる。絶縁層261としては、例えば、主面205aに設けられるSTI(Shallow Trench Isolation)が用いられる。
図1及び図2に表したように、第1トランジスタTR1は、主面205aに設けられた第1の一方の拡散層DA1及び第1の他方の拡散層DB1と、第1ゲート電極G01と、を有する。第1の一方の拡散層DA1及び第1の他方の拡散層DB1は、第1方向に沿って互いに対向する。第1ゲート電極G01は、第1の一方の拡散層DA1と第1の他方の拡散層DB2との間において、主面205aの上方に設けられ、第2方向(Y軸方向)に延在する。
第2トランジスタTR2は、主面205aに設けられ、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向において、第1トランジスタTR1に隣接する。第2トランジスタTR2は、主面に設けられた第2の一方の拡散層DA2及び第2の他方の拡散層DB2と、第2ゲート電極G02と、を有する。第2の一方の拡散層DA2及び第2の他方の拡散層DB2は、第1方向に沿って互いに対向する。第2ゲート電極G02は、第2の一方の拡散層DA2と第2の他方の拡散層DB2との間において主面205aの上方に設けられる。第2ゲート電極G02は、第2方向に延在し、第2方向において第1ゲート電極G01に隣接し、第1ゲート電極G01と接続される。第1ゲート電極G01の第1方向における位置は、第2ゲート電極G02の第1方向における位置と、同じである。
第1の一方の拡散層DA1は、第1接続領域CA1と、第1延在領域EA1と、第1内側接続領域CAI1と、を有する。第1延在領域EA1は、第1接続領域CA1の第1ゲート電極G01の側に設けられ、第1接続領域CA1と接続される。第1延在領域EA1の第2方向に沿った幅WEA1は、第1接続領域CA1の第2方向に沿った幅WCA1よりも狭い。ここで、特に断りが無い場合は、以降、「第2方向に沿った幅」とは、それぞれの領域の第1方向においてほぼ中央付近における幅を意味する。第1内側接続領域CAI1は、第1接続領域CA1の内側に設けられ、第1配線S1と電気的に接続される。本具体例では、第1内側接続領域CAI1に、第3方向(Z軸方向)に延在する第1コンタクトプラグCP1が設けられ、第1コンタクトプラグCP1を介して、第1内側接続領域CAI1は、第1配線S1と電気的に接続される。
第1の他方の拡散層DB1は、第3配線S3に電気的に接続される。本具体例では、第1の他方の拡散層DB1に、Z軸方向に延在する第3コンタクトプラグCP3が設けられ、第3コンタクトプラグCP3を介して、第1の他方の拡散層DB1は、第3配線S3と電気的に接続される。
なお、第1の他方の拡散層DB1の第1ゲート電極G01との境界における第2方向に沿った幅は、第1延在領域EA1の第1ゲート電極G01との境界における第2方向に沿った幅とほぼ等しい。すなわち、第1延在領域EA1の第2方向における幅は、第1方向における中央部分よりも、第1の他方の拡散層DB1の第1ゲート電極G01との境界の方が大きい。その結果、第1トランジスタTR1の特性ばらつきを押さえることができる。
第2の一方の拡散層DA2は、第2接続領域CA2と、第2延在領域EA2と、第2内側接続領域CAI2と、を有する。第2延在領域EA2は、第2接続領域CA2の第2ゲート電極G02の側に設けられ、第2接続領域CA2と接続される。第2延在領域EA2の第2方向に沿った幅WEA2は、第2接続領域CA2の第2方向に沿った幅WCA2よりも狭い。第2内側接続領域CAI2は、第2接続領域CA2の内側に設けられ、第2配線S2と電気的に接続される。本具体例では、第2内側接続領域CAI2に、Z軸方向に延在する第2コンタクトプラグCP2が設けられ、第2コンタクトプラグCP2を介して、第2内側接続領域CAI2は、第2配線S2と電気的に接続される。
第2の他方の拡散層DB2は、第4配線S4に電気的に接続される。本具体例では、第2の他方の拡散層DB2に、Z軸方向に延在する第4コンタクトプラグCP4が設けられ、第4コンタクトプラグCP4を介して、第2の他方の拡散層DB2は、第4配線S4と電気的に接続される。
なお、第2の他方の拡散層DB2の第2ゲート電極G02との境界における第2方向に沿った幅は、第2延在領域EA2の第2ゲート電極G02との境界における第2方向に沿った幅とほぼ等しい。また、第2の他方の拡散層DB2の第2方向に沿った幅は、第1の他方の拡散層DB1の第2方向に沿った幅とほぼ等しい。
第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2、第1延在領域EA1及び第2延在領域EA2、並びに、第1内側接続領域CAI1及び第2内側接続領域CAI2の不純物の型は、第1導電型である。ここでは、第1導電型がn型であり、第2導電型がp型である場合として説明する。なお、本実施形態において、第1導電型がp型で、第2導電型がn型であっても良い。
第1内側接続領域CAI1及び第2内側接続領域CAI2の不純物濃度は、第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2の不純物濃度よりも高い。すなわち、第1内側接続領域CAI1及び第2内側接続領域CAI2は、例えば、n層であり、第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2は、n層である。なお、第1延在領域EA1及び第2延在領域EA2は、n層である。
一方、第1の他方の拡散層DB1及び第2の他方の拡散層DB2は、第1導電型である。第1の他方の拡散層DB1及び第2の他方の拡散層DB2は、例えば、n層である。
そして、図1に表したように、本実施形態に係る半導体装置201においては、第1接続領域CA1と第1延在領域EA1との境界B01と、第1ゲート電極G01の第1接続領域CA1の側の端GE1と、の間の第1方向に沿った距離d1は、第2接続領域CA2と第2延在領域EA2との境界B02と、第2ゲート電極G02の第2接続領域CA2の側の端GE2と、の間の第1方向に沿った距離d2よりも長い。
ここで、第1接続領域CA1と第1延在領域EA1とが滑らかに接続され、第1接続領域CA1と第1延在領域EA1との間で第2方向に沿った幅が連続的に変化する場合がある。また、第2接続領域CA2と第2延在領域EA2とが滑らかに接続され、第2接続領域CA2と第2延在領域EA2との間で第2方向に沿った幅が連続的に変化する場合がある。このような場合には、境界B01及びB02は、第2方向における幅が変化し始める部分から、第2方向における幅が変化し終わる部分の、第1方向におけるほぼ中央部分とする。
これにより、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置が提供できる。
すなわち、図1に例示したように、半導体装置201においては、第1トランジスタTR1と第2トランジスタTR2と、がY軸方向に沿って、交互に複数設けられる。このとき、Y軸方向に沿った幅が広く、第1ゲート電極G01から遠い第1接続領域CA1と、Y軸方向に沿った幅が広く、第2ゲート電極G02から近い第2接続領域CA2と、を、Y軸方向に沿って交互に配置することで、Y軸方向に沿った幅が狭い第1延在領域EA1と第2接続領域CA2とが、Y軸方向に沿って互いに対向することができる。すなわち、Y軸方向の幅が広い第1接続領域CA1と第2接続領域CA2とがY軸方向に沿って互いに隣接しない。これにより、第1トランジスタTR1と第2トランジスタTR2との間のY軸方向に沿った間隔を狭めることができ、Y軸方向に沿ったトランジスタの配設ピッチを縮小することができる。
そして、Y軸方向に沿ったトランジスタの配設ピッチTRp(図1において、例えば、第2方向において、第1トランジスタTR1の第1の他方の拡散層DB1の左側の端部から第2トランジスタTR2の第2の他方の拡散層DB2の左側の端部までの距離)を縮小したときにおいても、Y軸方向に沿った第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2の幅を大きい値に維持することができる。これにより、第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2におけるジャンクション耐圧の低下を抑制できる。第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2の幅を大きい値に維持することで高いジャンクション耐圧を維持できる効果については後述する。
第1接続領域CA1の第2方向(Y軸方向)に沿った幅WCA1は、第1接続領域CA1の第2方向に沿った中心と、第2接続領域CA2の第2方向に沿った中心と、の間の第2方向に沿った距離W12の1/2よりも大きく設定することができる。
ここで、距離W12は、第1トランジスタTR1及び第2トランジスタTR2のトランジスタ配設ピッチTRpに実質的に等しい。
このように、第1接続領域CA1のY軸方向に沿った幅WCA1は、トランジスタ配設ピッチTRpの1/2よりも大きく設定することができる。同様に、第2接続領域CA2のY軸方向に沿った幅WCA2は、トランジスタ配設ピッチTRpの1/2よりも大きく設定することができる。
なお、第2接続領域CA2とY軸方向に沿って対向する第1延在領域EA1のY軸方向に沿った幅WEA1は、第2延在領域EA2のY軸方向に沿った幅WEA2よりも小さい。
なお、半導体装置201においては、トランジスタがY軸方向に沿って複数繰り返して設けられるだけでなく、X軸方向に沿って、複数繰り返して設けられることができる。このとき、X軸方向に沿って、2つずつのトランジスタを、Y軸方向を軸とした鏡面対称の位置に配置して、この2つずつのトランジスタをX軸方向に複数繰り返して設けることができる。
すなわち、図2に表したように、第1回路部210は、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在する第5配線S5と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向において第5配線S5に隣接する第6配線S6と、をさらに有することができる。なお、ここでは第5配線S5と第6配線S6との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含むものとする。
第2回路部220は、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在する第7配線S7と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向において第7配線S7に隣接する第8配線S8と、をさらに有することができる。なお、ここでは第7配線S7と第8配線S8との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含むものとする。
中間部230は、第3トランジスタTR3と、第4トランジスタTR4と、をさらに有することができる。第3トランジスタTR3と第4トランジスタTR4との間にも、絶縁層261が設けられる。そして、第1トランジスタTR1と第3トランジスタTR3との間、及び、第2トランジスタTR2と第4トランジスタTR4との間にも絶縁層261が設けられる。
第3トランジスタTR3は、主面205aにおいて、第1の一方の拡散層DA1の第1ゲート電極G01とは反対の側に設けられ、第1方向に沿って第1トランジスタTR1に隣接する。
第4トランジスタTR4は、主面205aに設けられ、第2方向において第3トランジスタTR3に隣接し、第1方向に沿って第2トランジスタTR2に隣接する。
図1及び図2に表したように、第3トランジスタTR3は、主面205aに設けられた第3の一方の拡散層DA3及び第3の他方の拡散層DB3と、第3ゲート電極G03と、を有する。第3の一方の拡散層DA3及び第3の他方の拡散層DB3は、第1方向に沿って互いに対向する。第3ゲート電極G03は、第3の一方の拡散層DA3と第3の他方の拡散層DB3との間において主面205aの上方に設けられ、第2方向に延在する。第1方向において、第3の一方の拡散層DA3は、第3ゲート電極G03と第1ゲート電極G01との間に配置される。
第4トランジスタTR4は、主面205aに設けられ第4の一方の拡散層DA4及び第4の他方の拡散層DB4と、第4ゲート電極G04と、を有する。第4の一方の拡散層DA4及び第4の他方の拡散層DB4は、第1方向に沿って互いに対向する。第4ゲート電極G04は、第4の一方の拡散層DA4と第4の他方の拡散層DB4との間において主面205aの上方に設けられ、第2方向に延在する。さらに、第4ゲート電極G04は、第2方向に延在しつつ第2方向において第3ゲート電極G03に隣接し、第3ゲート電極G04と接続される。第4の一方の拡散層DA4は、第4ゲート電極G04と第2ゲート電極G02との間に配置される。
第3の一方の拡散層DA3は、第3接続領域CA3と、第3延在領域EA3と、第3内側接続領域CAI3と、を有する。第3延在領域EA3は、第3接続領域CA3の第3ゲート電極G03の側に設けられ、第3接続領域CA3と接続される。第3延在領域EA3の第2方向に沿った幅WEA3は、第3接続領域CA3の第2方向に沿った幅WCA3よりも狭い。第3内側接続領域CAI3は、第3接続領域CA3の内側に設けられ、第5配線S5と電気的に接続される。本具体例では、第3内側接続領域CAI3に、Z軸方向に延在する第5コンタクトプラグCP5が設けられ、第5コンタクトプラグCP5を介して、第3内側接続領域CAI3は、第5配線S5と電気的に接続される。
第3の他方の拡散層DB3は、第7配線S7に電気的に接続される。本具体例では、第3の他方の拡散層DB3に、Z軸方向に延在する第7コンタクトプラグCP7が設けられ、第7コンタクトプラグCP7を介して、第3の他方の拡散層DB3は、第7配線S7と電気的に接続される。
なお、第3の他方の拡散層DB3の第3ゲート電極G03との境界における第2方向に沿った幅は、第3延在領域EA3の第3ゲート電極G03との境界における第2方向に沿った幅とほぼ等しい。
第4の一方の拡散層DA4は、第4接続領域CA4と、第4延在領域EA4と、第4内側接続領域CAI4と、を有する。第4延在領域EA4は、第4接続領域CA4の第4ゲート電極G04の側に設けられ、第4接続領域CA4と接続される。第4延在領域EA4の第2方向に沿った幅WEA4は、第4接続領域CA4の第2方向に沿った幅WCA4よりも狭い。第4内側接続領域CAI4は、第4接続領域CA4の内側に設けられ、第6配線S6と電気的に接続される。本具体例では、第4内側接続領域CAI4に、Z軸方向に延在する第6コンタクトプラグCP6が設けられ、第6コンタクトプラグCP6を介して、第4内側接続領域CAI4は、第6配線S6と電気的に接続される。
第4の他方の拡散層DB4は、第8配線S8に電気的に接続される。本具体例では、第4の他方の拡散層DB4に、Z軸方向に延在する第8コンタクトプラグCP8が設けられ、第8コンタクトプラグCP8を介して、第4の他方の拡散層DB4は、第8配線S8と電気的に接続される。
なお、第4の他方の拡散層DB4の第4ゲート電極G04との境界における第2方向に沿った幅は、第4延在領域EA4の第4ゲート電極G04との境界における第2方向に沿った幅とほぼ等しい。すなわち、第4延在領域EA4の第2方向における幅は、第1方向における中央部分よりも、第4の他方の拡散層DB4の第4ゲート電極G04との境界の方が大きい。その結果、第4トランジスタTR4の特性ばらつきを押さえることができる。また、第4の他方の拡散層DB4の第2方向に沿った幅は、第3の他方の拡散層DB3の第2方向に沿った幅とほぼ等しい。
第3接続領域CA3及び第4接続領域CA4、第3延在領域EA3及び第4延在領域EA4、並びに、第3内側接続領域CAI3及び第4内側接続領域CAI4の不純物の型は、第1導電型である。
第3内側接続領域CAI3及び第4内側接続領域CAI4の不純物濃度は、第3接続領域CA3及び第4接続領域CA4の不純物濃度よりも高い。すなわち、第3内側接続領域CAI3及び第4内側接続領域CAI4は、例えば、n層であり、第3接続領域CA3及び第4接続領域CA4は、n層である。なお、第3延在領域EA3及び第4延在領域EA4は、n層である。
一方、第3の他方の拡散層DB3及び第4の他方の拡散層DB4は、第1導電型である。第3の他方の拡散層DB3及び第4の他方の拡散層DB4は、例えば、n層である。
そして、半導体装置201においては、第3接続領域CA3と第3延在領域EA3との境界B03と、第3ゲート電極G03の第3接続領域CA3の側の端GE3と、の間の第1方向に沿った距離d3は、第4接続領域CA4と第4延在領域EA4との境界B04と、第4ゲート電極G04の第4接続領域CA4の側の端GE4と、の間の第1方向に沿った距離d4よりも短い。
ここで、第3接続領域CA3と第3延在領域EA3とが滑らかに接続され、第3接続領域CA3と第3延在領域EA3との間で第2方向に沿った幅が連続的に変化する場合がある。また、第4接続領域CA4と第4延在領域EA4とが滑らかに接続され、第4接続領域CA4と第4延在領域EA4との間で第2方向に沿った幅が連続的に変化する場合がある。このような場合には、境界B03及びB04は、第2方向における幅が変化し始めた部分から、第2方向における幅が変化し終わる部分の、第1方向におけるほぼ中央部分とする。
すなわち、図1に例示したように、半導体装置201においては、第3トランジスタTR3と第4トランジスタTR4と、がY軸方向に沿って、交互に複数設けられる。このとき、Y軸方向に沿った幅が広く、第4ゲート電極G04から遠い第4接続領域CA4と、Y軸方向に沿った幅が広く、第3ゲート電極G03から近い第3接続領域CA3と、を、Y軸方向に沿って交互に配置することで、Y軸方向に沿った幅が狭い第4延在領域EA4と第3接続領域CA3とが、Y軸方向に沿って互いに対向することができる。すなわち、Y軸方向の幅が広い第3接続領域CA3と第4接続領域CA4とがY軸方向に沿って互いに隣接しない。これにより、第3トランジスタTR3と第4トランジスタTR4とのY軸方向の間隔を狭めることができ、Y軸方向に沿ったトランジスタの配設ピッチを縮小することができる。
例えば、この場合も、第3接続領域CA3のY軸方向に沿った幅WCA3、及び、第4接続領域CA4のY軸方向に沿った幅WCA4は、トランジスタ配設ピッチTRpの1/2よりも大きく設定することができる。
これにより、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置が提供できる。
なお、第3接続領域CA3とY軸方向に沿って対向する第4延在領域EA4のY軸方向に沿った幅WEA4は、第3延在領域EA3のY軸方向に沿った幅WEA3よりも小さい。
以下、中間部230に含まれるトランジスタの構成の例として第2トランジスタTR2の構成の例について説明する。
図3は、図1のA1−A2線断面図であり、図2のA1−A2線断面図でもある。
図3に表したように、例えば、半導体基板205となる半導体層251(例えばp型半導体層)の表面(主面205a)に、第2の一方の拡散層DA2と、第2の他方の拡散層DB2と、が設けられる。第2の一方の拡散層DA2には、第2接続領域CA2(アクティブエリアAAであり例えばn層)と、第2接続領域CA2の内側の第2内側接続領域CAI2(例えばn層)と、第2延在領域EA2(例えばn層)と、が設けられる。
第2の一方の拡散層DA2と、第2の他方の拡散層DB2と、間の半導体層251の上に絶縁膜252が設けられ、その上にメモリセルの浮遊ゲートに用いられる導電層253が設けられ、その上にゲート間絶縁膜として用いられる絶縁膜254が設けられ、その上に、メモリセルの制御ゲートに用いられるゲート導電層255が設けられる。このゲート導電層255は、絶縁膜254に設けられた開口を通じて導電層253と接続されている。導電層253とゲート導電層255とが、第2ゲート電極G02に含まれる。絶縁膜252、導電層253及びゲート導電層255の側面には、側面絶縁膜256が設けられる。
第2の一方の拡散層DA2の第2の他方の拡散層DB2とは反対の側、及び、第2の他方の拡散層DB2の第2の一方の拡散層DA2とは反対の側には、絶縁層261(例えばSTI)が設けられる。これにより、第2トランジスタTR2は、他のトランジスタと分離される。
第2トランジスタTR2の周囲には、層間絶縁膜257が設けられる。層間絶縁膜257の第2内側接続領域CAI2に対応する位置にコンタクトホールが形成され、その中に導電材料が埋め込まれて、第2コンタクトプラグCP2が形成される。層間絶縁膜257の第2の他方の拡散層DB2に対応する位置にコンタクトホールが形成され、その中に導電材料が埋め込まれて、第4コンタクトプラグCP4が形成される。
層間絶縁膜257の上面に、導電層258a及び導電層258bが設けられる。導電層258aは導電層258bと同層である。導電層258aは、第2コンタクトプラグCP2により、第2内側接続領域CAI2に接続される。
層間絶縁膜257、導電層258a及び導電層258bの上に、層間絶縁膜271が設けられ、その上に上層導電層272が設けられる。上層導電層272は、例えば、第1回路部210から延在する第2配線S2であり、例えばビット線BLである。上層導電層272と導電層258aとは、例えばビア電極273により電気的に接続される。
これにより、第2内側接続領域CAI2は、第2コンタクトプラグCP2、導電層258a及びビア電極273により、上層導電層272(第2配線S2)と電気的に接続される。
一方、第2の他方の拡散層DB2は、第4コンタクトプラグCP4と導電層258bを介して、図示しない第4配線S4と電気的に接続される。
このような構成が、他のトランジスタ(例えば、第1トランジスタTR1、第3トランジスタTR3及び第4トランジスタTR4など)にも適用される。
なお、上記において、第1〜第4接続領域CA1〜CA4の構成は、それぞれ異なっていても良い。例えば、第1〜第4接続領域CA1〜CA4の平面パターン(Z軸方向から見たときの平面パターン)等の構成はそれぞれ異なっていても良い。しかし、第1〜第4接続領域CA1〜CA4の平面パターンを互いに同じにすることで、半導体装置の設計及び製造の効率が向上するので、より望ましい。以下では、第1〜第4接続領域CA1〜CA4の平面パターンが互いに同じである場合として説明する。
図1に例示したように、第2接続領域CA2の第1トランジスタTR1の側の端から第2内側接続領域CAI2までのY軸方向に沿った幅W1と、第2接続領域CA2の第1トランジスタTR1とは反対の側の端から第2内側接続領域CAI2までのY軸方向に沿った幅W2と、第2内側接続領域CAI2のY軸方向に沿った幅W3と、の合計が、第2接続領域CA2のY軸方向に沿った幅WCA2となる。
同様に、第1接続領域CA1、第3接続領域CA3及び第4接続領域CA4も、第2接続領域CA2と同様に、上記の幅W1〜幅W3を有する。
一方、第1延在領域EA1の第2接続領域CA2の側の端と、第2接続領域CA2の第1延在領域EA1の側の端と、の間のY軸方向に沿った距離が幅W4とされる。また、第2トランジスタTR2の第1トランジスタTR1とは反対の側にも、第1トランジスタTR1と同様の別のトランジスタが設けられ、そのトランジスタの拡散層の延在領域と、第2接続領域CA2との間の距離が幅W7とされる。幅W4及び幅W7は、絶縁層261のY軸方向に沿った幅である。また、第2の他の拡散層DB2の第1の他の拡散層DB1の側の端と、第1の他の拡散層DB1の第2の他の拡散層DB2の側の端と、の間のY軸方向に沿った距離も幅W4となる。
ここで、幅W1と幅W2とは互いに等しくても良く、また、互いに異なっていても良い。また、幅W4と幅W7とが互いに同じで有ると規則性を有することから、半導体記憶装置の製造上好ましい。以下では、説明を簡単にするために、幅W1と幅W2が互いに同じ場合であるとして説明する。また、幅W4と幅W7とが互いに同じである場合として説明する。
本実施形態においては、トランジスタ配設ピッチTRpを縮小したときにも、上記の幅W1及び幅W2を大きく維持できる。以下、比較例を参照しながらこの効果について説明する。
(比較例)
図4は、比較例の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図4に表したように、比較例の半導体装置209においては、中間部230に設けられる複数のトランジスタの構成が互いに同じである。以下では、1つのトランジスタTR0の構成について説明する。
トランジスタTR0は、一方の拡散層DA0と、他方の拡散層DB0と、それらの間に設けられたゲート電極G00と、を有している。一方の拡散層DA0及び他方の拡散層DB0は、第1方向に沿って互いに対向している。一方の拡散層DA0には、第1導電型の接続領域CA0(n層とする)が設けられる。接続領域CA0の内側には、不純物濃度が接続領域CA0よりも高い第1導電型の内側接続領域CAI0(n層とする)が設けられている。内側接続領域CAI0には、一方のコンタクトプラグCPAが設けられ、内側接続領域CAI0は、一方のコンタクトプラグCPAを介して、第1回路部210の配線と電気的に接続される。他方の拡散層DB0も第1導電型であり、他方の拡散層DB0には、他方のコンタクトプラグCPBが設けられ、他方の拡散層DB0は、他方のコンタクトプラグCPBを介して、第2回路部220の配線と電気的に接続される。
接続領域CA0のY軸方向に沿った幅WCA0は、幅W1、幅W2及び幅W3の合計である。なお、トランジスタTR0に隣接する別のトランジスタの接続領域CA0aと、トランジスタTR0の接続領域CA0と、の間の距離は幅W4である。なお、幅W4は、接続領域CA0aの接続領域CA0の側の端と、接続領域CA0の接続領域CA0aの側の端と、の間の距離である。そして、説明を簡単にするために、幅W1と幅W2とは互いに同じであるとする。
このような構成の半導体装置209において、第1回路部210が例えばメモリセルアレイ部であり、第2回路部220がセンスアンプ回路部である場合、第1回路部210の例えばビット線BLには、高電圧が印加される。例えば消去動作の際には、例えば20V(ボルト)程度の高電圧がビット線に印加される。一方、第2回路部220には、比較的低い、例えば3V程度の低電圧が用いられる。これにより、第2回路部220に設けられるセンスアンプ回路などの占有面積を小さくし、半導体装置209の全体を小型化することが試みられる。
一方、高電圧が印加される一方の拡散層DA0の接続領域CA0のサイズを縮小すると、ジャンクション耐圧の低下により信頼性が劣化することがある。
図5は、半導体装置の特性を例示するグラフ図である。
すなわち、図5は、接続領域CA0の幅W1と、接続領域CA0におけるジャンクション耐圧Vjとの関係を調べた実験結果を示す図である。横軸は幅W1であり、縦軸はジャンクション耐圧Vjである。なお、ここでは、幅W1は幅W2と同じであるとされている。幅W1は、アクティブエリアAA(接続領域CA0)の外側の端と、n層(内側接続領域CAI0)と、の間の距離である。
図5に表したように、幅W1が小さくなると、ジャンクション耐圧Vjが低下する。
一方、接続領域CA0において、安定した電気的な接続を確保するために、内側接続領域の幅W3は、一定以上の幅に設定することが必要である。また、絶縁層261の幅W4(及び幅W7)も隣接するトランジスタどうしの分離のために、一定以上の幅に設定されることが必要である。
例えば、ビット線BLのピッチの縮小に伴い、ビット線BLに接続されるトランジスタTR0のトランジスタ配設ピッチTRpも連動して縮小される。すなわち、例えば、NAND型の不揮発性半導体記憶装置において、センスアンプは、ビット線BLのピッチの16倍や32倍などのピッチで配置されることが、設計上望ましい。このため、ビット線BLとセンスアンプとの間に設けられるトランジスタTR0のトランジスタ配設ピッチTRpも、同様に、ビット線BLのピッチの16倍や32倍などのピッチに設定されることが望ましい。なお、もし、トランジスタ配設ピッチTRpをセンスアンプのピッチと異ならせると、トランジスタTR0とセンスアンプとを接続する、例えば上層配線の構成が複雑化し、結果として半導体装置のチップ面積が増大してしまう。
このように、ビット線BLのピッチを縮小するに伴い、トランジスタ配設ピッチTRpが縮小される。比較例の半導体装置209においては、トランジスタ配設ピッチTRpに連動して、接続領域CA0の幅WCA0が縮小されたときに、幅W3が一定以上に設定されているために、幅W1及び幅W2が縮小され、ジャンクション耐圧Vjの低下を招き、信頼性の劣化に繋がる。一方、幅W3を縮小すると、コンタクト抵抗が増加し、安定した電気的な接続を確保できなくなる。
これに対し、本実施形態に係る半導体装置201においては、第1トランジスタTR1の第1接続領域CA1と、第2トランジスタTR2の第2接続領域CA2と、を、ジグザグ状に配置することで、トランジスタ配設ピッチTRpが縮小されたときにおける幅W1の縮小が比較例よりも緩和される。同様に、幅W3を一定以上に確保できる。すなわち、Y軸方向に沿った幅WCA2が大きい第2接続領域CA2が、Y軸方向に沿った幅WEA1が小さい第1延在領域EA1に、Y軸方向に沿って対向しているため、第2接続領域CA2の幅WCA2が大きくても、必要とされる絶縁層261の幅W4が確保できる。
このように、半導体装置201によれば、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置が提供できる。
図6は、第1の実施形態に係る別の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 図6に表したように、本実施形態に係る別の半導体装置201aにおいては、第1〜第4接続領域CA1〜CA4のそれぞれの角が、X軸方向に対して斜めの辺とされている。
例えば、X軸方向に対して斜め方向で対向する第1接続領域CA1と第2接続領域CA2とにおいて、互いに近接する角部は、X軸方向に対して斜めの辺を有している。すなわち、第1接続領域CA1の、X軸方向に対して斜め方向に沿って第2接続領域CA2に近接する部分は、第1接続領域CA2(例えばその中心)から第2接続領域CA2(例えばその中心)に向かう方向に対して垂直である。同様に、第2接続領域CA2の、X軸方向に対して斜め方向に沿って第1接続領域CA1に近接する部分は、第1接続領域CA1(例えばその中心)から第2接続領域CA2(例えばその中心)に向かう方向に対して垂直である。また、第1接続領域CA1と第2接続領域CA2とにおいて、X軸方向に対して斜めの辺は互いに平行であると言える。
また、X軸方向に対して斜め方向で対向する第1接続領域CA1と第4接続領域CA4とにおいて、互いに近接する角部は、X軸方向に対して斜めの辺を有している。すなわち、第1接続領域CA1の、X軸方向に対して斜め方向に沿って第4接続領域CA4に近接する部分は、第1接続領域CA1(例えばその中心)から第4接続領域CA4(例えばその中心)に向かう方向に対して垂直である。同様に、第4接続領域CA4の、X軸方向に対して斜め方向に沿って第1接続領域CA1に近接する部分は、第1接続領域CA1(例えばその中心)から第4接続領域CA4(例えばその中心)に向かう方向に対して垂直である。また、第1接続領域CA1と第4接続領域CA4とにおいて、X軸方向に対して斜めの辺は互いに平行であると言える。
このように、X軸方向に対して斜め方向で互いに近接する、例えば、第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2の角部、並びに、第1接続領域CA1及び第4接続領域CA4の角部を上記のようにX軸方向に沿って斜めにすることで、この角部どうしの距離が拡大し、例えば、第1内側接続領域CAI1と第2内側接続領域CAI2との距離、並びに、第1内側接続領域CAI1と第4内側接続領域CAI4との距離を近づけることができる。
その結果、半導体装置201aにおいては、例えば、第1トランジスタTR1と第3トランジスタTR3との距離、及び、第2トランジスタTR2と第4トランジスタTR4との距離を、例えば半導体装置201よりも縮小できる。すなわち、トランジスタ形成領域のX軸方向に沿った距離を縮小でき、さらに望ましい。また、角部を上記のような構成にすることで、角部における電界集中が緩和される。その結果、それぞれのトランジスタのジャンクション耐圧を向上させることも可能である。
図6に例示したように、X軸方向において、第1接続領域CA1の第1ゲート電極G01とは反対側の端CE1と、第1ゲート電極G01の第1接続領域CA1の側の端GE1と、の距離d5は、第3接続領域CA3の第3ゲート電極GE3とは反対側の端CE3と、第3ゲート電極GE3の第3接続領域CA3の側の端GE3と、の距離d7よりも長い。
一方、X軸方向において、第2接続領域CA2の第2ゲート電極G02とは反対側の端CE2と、第2ゲート電極G02の第2接続領域CA2の側の端GE2と、の距離d8は、第4接続領域CA4の第4ゲート電極GE4とは反対側の端CE4と、第4ゲート電極GE4の第4接続領域CA4の側の端GE4と、の距離d9よりも短い。
このように、第1接続領域CA1〜第4接続領域CA4は、X軸方向及びY軸方向に沿ってジグザグ状の千鳥状に配置されていると言うこともできる。
さらに、図6に例示したように、X軸方向において、第1接続領域CA1の第1ゲート電極G01とは反対側の端CE1と、第1ゲート電極G01の第1接続領域CA1の側の端GE1と、の距離d5は、第4接続領域CA4の第4ゲート電極G04とは反対側の端CE4と、第2ゲート電極G02の第4接続領域CA4の側の端GE2と、の距離d6よりも長い。すなわち、第1接続領域CA1と第4接続領域CA4とは、Y軸方向に沿って互いに対向する部分を有する。これにより、トランジスタ形成領域のX軸方向に沿った距離を縮小できる。
図7は、第1の実施形態に係る別の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。 図7に表したように、本実施形態に係る別の半導体装置201bにおいては、第1〜第4接続領域CA1〜CA4のそれぞれの角が曲線状とされている。また、第1〜第4接続領域CA1〜CA4の平面形状を実質的に円形(扁平円形を含む)としても良い。
このように、角部を曲線とすることで、例えば、第1接続領域CA1と第2接続領域CA2との間、並びに、第1接続領域CA1と第4接続領域CA4との間において、この角部どうしの距離が拡大する。また、角部における電界集中が緩和される。これにより、半導体装置201bにおいては、トランジスタ形成領域のX軸方向に沿った距離を縮小でき、さらに望ましい。
なお、この場合も、X軸方向において、第1接続領域CA1の第1ゲート電極G01とは反対側の端CE1と、第1ゲート電極G01の第1接続領域CA1の側の端GE1と、の距離d5は、第4接続領域CA4の第4ゲート電極G04とは反対側の端CE4と、第2ゲート電極G02の第4接続領域CA4の側の端GE2と、の距離d6よりも長い。
(第1実施例)
以下、第1の実施形態に係る第1実施例の半導体装置であるNAND型フラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)について説明する。
図8は、第1実施例に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。
図9は、第1実施例に係る半導体装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 すなわち、図9は、半導体装置の第1回路部210に含まれるメモリセルアレイの構成を例示しており、第1方向(X軸方向)と第3方向(Z軸方向)を含む平面でメモリセルアレイを切断したときの断面図である。
図10は、第1実施例に係る半導体装置に含まれるセンスアンプ部の構成を例示する回路図である。
図8に表したように、第1実施例に係る半導体装置である不揮発性半導体記憶装置301(NAND型フラッシュメモリ)は、メモリセルアレイ10、センスアンプ20、ロウデコーダ30、ビット線ドライバ40、MOSトランジスタ50、ソース線制御回路60、検出回路70、シーケンサ80及びコア制御回路90を有する。
メモリセルアレイ10が、第1回路部210に相当し、センスアンプ20が、第2回路部220に相当し、MOSトランジスタ50が、中間部230に相当する。
メモリセルアレイ10は、複数のメモリセルユニット11(メモリセルストリング)を有する。メモリセルユニット11の各々は、例えば32個のメモリセルトランジスタMT0〜MT31と、選択トランジスタST1及び選択トランジスタST2と、を含む。なお、以下、メモリセルトランジスタMT0〜MT31を区別しない場合には、一括してメモリセルトランジスタMTと呼ぶことにする。
メモリセルトランジスタMTは、例えば、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して設けられた電荷蓄積層(例えば浮遊ゲート)と、電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介して設けられた制御ゲートと、を有する積層ゲート構造を有する。
なお、メモリセルユニット11におけるメモリセルトランジスタMTの数は、32個に限られず、8個、16個、64個、128個または256個等であっても良く、その数は限定されない。
隣接するメモリセルトランジスタMTにおいて、ソースとドレインが共有される。そして、選択トランジスタST1と選択トランジスタST2と間に、複数のメモリセルトランジスタMTが設けられ、複数のメモリセルトランジスタの電流経路が直列接続されるように、複数のメモリセルトランジスタは配置される。直列接続された複数のメモリセルトランジスタMTの一端の側のドレインは、選択トランジスタST1のソースに接続され、他端の側のソースは、選択トランジスタST2のドレインに接続される。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは、ワード線WL0〜WL31のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1及び選択トランジスタST2のそれぞれのゲートは、それぞれ、セレクトゲート線SGD及びセレクトゲート線SGSに共通接続される。なお、説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL31を、単にワード線WLと呼ぶことがある。
また、同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、ビット線BL0〜BLm(mは自然数)に共通接続される。ビット線BL0〜BLmについても、単にビット線BLと呼ぶことがある。
選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1及び選択トランジスタST2は必ずしも両方必要ではなく、メモリセルユニット11を選択できるのであれば、いずれか一方のみが設けられても良い。
なお、図8では、1行のメモリセルユニット11のみを図示しているは、メモリセルアレイ10内には、複数行のメモリセルユニット11が設けられることができる。この場合は、同一列にあるメモリセルユニット11は同一のビット線BLに接続される。
図9は、メモリセルユニット11のX軸方向(ビット線BL方向)に沿った断面図に相当する。
図9に表したように、メモリセルユニット11においては、例えば、p型の半導体基板100の表面領域内にn型ウェル領域101が設けられ、n型ウェル領域101の表面領域内にp型ウェル領域102が設けられている。p型ウェル領域102上にはゲート絶縁膜103が設けられ、ゲート絶縁膜103の上に、メモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2のゲート電極が設けられている。
メモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2のゲート電極は、ゲート絶縁膜103上に設けられた多結晶シリコン層104、多結晶シリコン層104上に設けられたゲート間絶縁膜105、及び、ゲート間絶縁膜105上に設けられた多結晶シリコン層106を有している。
ゲート間絶縁膜105には、例えばシリコン酸化膜、または、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜またはONO膜、または、それらを含む積層構造、または、TiO、HfO、Al、HfAlO、HfAlSi膜と、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜と、の積層構造を適用できる。また、ゲート絶縁膜103は、トンネル絶縁膜として機能する。
メモリセルトランジスタMTにおいては、多結晶シリコン層104は浮遊ゲート(FG)として機能する。ビット線BLに直交する方向で隣接する多結晶シリコン層106どうしは、共通接続され、この多結晶シリコン層106は、制御ゲート(ワード線WL)として機能する。
選択トランジスタST1及びST2においては、ワード線方向で隣接する多結晶シリコン層104及び106は、共通接続される。この多結晶シリコン層104及び106は、セレクトゲート線SGS及びSGDとして機能する。なお、多結晶シリコン層104のみがセレクトゲート線として機能しても良い。この場合、選択トランジスタST1及びST2の多結晶シリコン層106の電位は、一定の電位、または、フローティングの状態とされる。
ゲート電極間に位置する半導体基板100の表面内には、n型の不純物拡散層107が設けられている。不純物拡散層107は、隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース(S)またはドレイン(D)として機能する。また、隣接するソースとドレインとの間の領域は、電子の移動領域となるチャネル領域として機能する。これらのゲート電極、不純物拡散層107及びチャネル領域によって、メモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2となるMOSトランジスタが形成されている。
半導体基板100上には、メモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2を被覆するように、層間絶縁膜108が設けられている。層間絶縁膜108中には、ソース側の選択トランジスタST2の不純物拡散層107(ソース)に達するコンタクトプラグCP01が設けられている。
層間絶縁膜108上には、コンタクトプラグCP01に接続される金属配線層109が設けられている。金属配線層109は、ソース線SLの一部として機能する。層間絶縁膜108中には、ドレイン側の選択トランジスタST1の不純物拡散層107(ドレイン)に達するコンタクトプラグCP02が設けられている。そして、層間絶縁膜108上に、コンタクトプラグCP02に接続される金属配線層110が設けられている。
層間絶縁膜108上には、金属配線層109及び110を被覆するように、層間絶縁膜111が設けられている。層間絶縁膜111中に、金属配線層110に達するコンタクトプラグCP03が設けられている。層間絶縁膜111上には、複数のコンタクトプラグCP03に共通に接続された金属配線層112が設けられている。金属配線層112は、ビット線BLとして機能する。
図8に例示したロウデコーダ30は、データの書き込み動作時、読み出し動作時、及び、消去時において、セレクトゲート線SGD及びSGS、並びに、ワード線WLに電圧を印加する。
中間部230に配置されたMOSトランジスタ50の各々は、ビット線BLとセンスアンプ20とを接続する。これらMOSトランジスタ50が、第1の実施形態に関して説明した、第1トランジスタTR1乃至第4トランジスタTR4のそれぞれに相当する。すなわち、各々のMOSトランジスタ50は、電流経路の一端が対応するビット線BLに接続され、電流経路の他端が対応するセンスアンプ20に接続される。また、MOSトランジスタ50のゲートには、電圧BLCLAMPが与えられる。MOSトランジスタ50がオン状態とされることにより、ビット線BLとセンスアンプ20とが電気的に接続される。
ビット線ドライバ40は、MOSトランジスタ50のゲートに電圧BLCLAMPを与える。ビット線ドライバ40が電圧BLCLAMPを与えることにより、MOSトランジスタ50はオン状態となる。ビット線ドライバ40は、電流源回路41、nチャネルMOSトランジスタ42及び可変抵抗素子43を有する。ビット線ドライバ40の詳細についての説明は省略する。
センスアンプ20の各々は、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンスして増幅する。また、センスアンプ20の各々は、データの書き込み時には、対応するビット線BLに書き込みデータを転送する。
図10に表したように、センスアンプ20は、スイッチ素子120〜123、nチャネルMOSトランジスタ124及び126、pチャネルMOSトランジスタ127、キャパシタ素子128、並びに、ラッチ回路129を有する。
MOSトランジスタ124の電流経路の一端は、スイッチ素子120を介してノードN_VDDに接続され、他端はノードN1に接続され、ゲートには信号SIG1が入力される。ノードN1は、MOSトランジスタ50の電流経路を介してビット線BLに接続される。
MOSトランジスタ126の電流経路の一端はノードN1に接続され、他端はノードN2に接続され、ゲートには信号S2が与えられる。ノードN2は、スイッチ素子121を介してノードN_VDDに接続される。キャパシタ素子128の一方電極はノードN2に接続され、他方電極はノードN_VSSに接続される。
MOSトランジスタ127の電流経路の一端は、スイッチ素子122を介してノードN_VDDに接続され、他端はラッチ回路129に接続され、ゲートはノードN2に接続される。スイッチ素子123は、ラッチ回路129の保持するデータに応じて、ビット線BLをノードN_VSSに接続する。なお、スイッチ素子123は第2回路領域220に配置されている場合もある。この場合は、スイッチ素子123は第2回路領域220に含まれる。
なお、ノードN_VDDはセンスアンプ20の電源電圧ノードとして機能し、例えば(VDD+VREF_SRC)の電圧が与えられている。電圧VDDはフラッシュメモリ1の内部電源(例えば1.5V)であり、電圧VREF_SRCは、ソース線制御回路60がソース線SLに与える電圧である。また、ノードN_VSSは、センスアンプ20の接地ノードとして機能し、例えば(VSS+VREF_SRC)の電圧が与えられる。電圧VSSは接地電位(0V(ボルト))である。
図8に表したように、ソース線制御回路60は、ソース線SLの電位を制御する。図8に例示したように、ソース線制御回路60は、電圧比較部61及び電圧制御部62を有する。電圧比較部61及び電圧制御部62の詳細については説明を省略する。
検出回路70は、ノードG_Sourceの電位に基づいてソース線SLに流れるセル電流の総計を検出する。そしてその総計が基準電流よりも大きいか小さいかを判定し、判定結果をフラグデータFLAGとして出力する。検出回路70の詳細については説明を省略する。
このような構成を有する不揮発性半導体記憶装置301においては、第1回路部210(メモリセルアレイ10)は、第1配線S1及び第2配線S2に加えて、第1方向に並置された複数の第1メモリセルトランジスタを有する第1メモリストリングと、第2方向において第1メモリストリングに隣接し、第1方向に並置された複数の第2メモリセルトランジスタを有する第2メモリストリングと、をさらに有する。
第1配線S1は、第1メモリストリングの複数の第1メモリセルトランジスタに電気的に接続された第1ビット線であり、第2配線S2は、第2メモリストリングの複数の第2メモリセルトランジスタに電気的に接続された第2ビット線である。
第2回路部220は、第3配線S3及び第4配線S4に加えて、第3配線S3に電気的に接続され、第1メモリストリングの複数の第1メモリセルトランジスタに格納されたデータを識別する第1センスアンプと、第4配線S4に電気的に接続され、第2メモリストリングの複数の第2メモリセルトランジスタに格納されたデータを識別する第2センスアンプと、をさらに有する。
そして、中間部230であるMOSトランジスタ50として、図1及び図2、または、図6または図7に例示した構成が適用される。すなわち、メモリセルアレイ10のビット線BLが、第1配線S1、第2配線S2、第5配線S5及び第6配線S6となり、複数のセンスアンプ20のそれぞれに接続される配線が、第3配線S3、第4配線S4、第7配線S7及び第8配線S8となる。そして、MOSトランジスタ50が、第1〜第4トランジスタTR1〜TR4となる。
本実施形態に係る構成を採用することで、不揮発性半導体記憶装置301においては、トランジスタ形成領域(本具体例では、MOSトランジスタ50が形成される領域)の占有幅を縮小し、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置202には、例えば、2本のビット線BLに1つのセンスアンプを接続させるトランジスタの構成が適用される。
図11は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図12は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。
すなわち、図12は、半導体装置202における配線の接続関係を例示している。従って、図12における平面形状等の縮尺は、実際のものとは異なる。
図11及び図12に表したように、半導体装置202においても、第1回路部210、第2回路部220及び中間部230が設けられる。
第1回路部210は、既に説明した第1配線S1と第2配線S2とを有する。第2回路部220は、既に説明した第3配線S3と第4配線S4とを有する。
第2回路部220は、さらに、主面205aの上方に設けられ、第1方向(X軸方向)に延在する第9配線S9と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向(Y軸方向)において第9配線S9に隣接する第10配線S10と、を有する。
また、第2回路部220は、さらに、主面205aの上方に設けられ、第1方向(X軸方向)に延在する第11配線S11と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向(Y軸方向)において第11配線S11に隣接する第12配線S12と、を有する。
また、第2回路部220は、さらに、主面205aの上方に設けられ、第1方向(X軸方向)に延在する第13配線S13と、主面205aの上方に設けられ、第1方向に延在し、第1配線S1から第2配線S2に向かう第2方向(Y軸方向)において第13配線S13に隣接する第14配線S14と、を有する。
なお、ここでは第9配線S9と第10配線S10との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含み、第11配線S11と第12配線S12との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含み、第13配線S13と第14配線S14との間に、1本または複数の配線が配置される場合も含むものとする。
本実施形態では、第9配線S9、第10配線S10、第13配線S13及び第14配線S14は、グランド供給線21に接続される。また、第3配線S3及び第4配線S4は、センスアンプ20に接続される。
また、第11配線S11は、第1メモリストリングの複数の第1メモリセルトランジスタに電気的に接続された第3ビット線であり、第12配線S12は、第4メモリストリングの複数の第4メモリセルトランジスタに電気的に接続された第4ビット線である。ここで、第1メモリストリングと第3メモリストリングとは物理的に隣接し、第1メモリストリングを奇数側のメモリストリングと称し、第3メモリストリングを偶数側のメモリストリングと称する場合がある。同様に、第1メモリストリングと第3メモリストリングとは物理的に隣接し、第2メモリストリングを奇数側のメモリストリングと称し、第4メモリストリングを偶数側のメモリストリングと称する場合がある。さらに、第1配線S1及び第2配線S2に接続されたビット線を奇数側ビット線と称し、第11配線S11及び第12配線S12に接続されたビット線を偶数側ビット線と称する場合がある。
ここで、第1配線S1、第2配線S2、第11配線S11及び第12配線S12のレイアウトと同一性を取るため、第9配線S9、第10配線S10、第13配線S13及び第14配線S14も第1方向に引き出されることが好ましい。また、第9配線S9、第10配線S10、第13配線S13及び第14配線S14は、中間部230において、例えば下層配線または上層配線に接続され、第2方向に引き出され、中間部230から外に引き出されることも可能である。
中間部230は、既に説明した第1トランジスタTR1と第2トランジスタTR2とを有する。
中間部230は、第3トランジスタTR3と第4トランジスタTR4とをさらに有する。第3トランジスタTR3は、主面205aにおいて、第1の一方の拡散層DA1の第1ゲート電極G01とは反対の側に設けられ、第1方向(X軸方向)に沿って第1トランジスタTR1に隣接する。第4トランジスタTR4は、主面205aに設けられ、第2方向(Y軸方向)において第3トランジスタTR3に隣接し、第1方向に沿って第2トランジスタTR2に隣接する。
第3トランジスタTR3は、主面205aに設けられた第3の一方の拡散層DA3及び第3の他方の拡散層DB3と、第3の一方の拡散層DA3と第3の他方の拡散層DB3との間において主面205aの上方に設けられ第2方向に延在する第3ゲート電極G03と、を有する。第1方向において、第3の一方の拡散層DA1は、第3ゲート電極G03と第1ゲート電極G01との間に配置される。
第4トランジスタTR4は、主面205aに設けられた第4の一方の拡散層DA4及び第4の他方の拡散層DB4と、第4の一方の拡散層DA4と第4の他方の拡散層DB4との間において主面205aの上方に設けられ、第2方向に延在する第4ゲート電極G04と、を有する。第4ゲート電極G04は、第2方向において第3ゲート電極G03に隣接し、第3ゲート電極G03と接続される。第1方向において、第4の一方の拡散層DA4は、第4ゲート電極G04と第2ゲート電極G02との間に配置される。
第3の一方の拡散層DA3は、第1接続領域CA1を第1の一方の拡散層DA1と共有する。第3の一方の拡散層DA3は、第1接続領域CA1の第3ゲート電極G03の側に設けられ、第1接続領域CA1と接続された第3延在領域EA3を有する。第3延在領域EA3の第2方向に沿った幅WEA3は、第1接続領域CA1の第2方向に沿った幅WCA1よりも狭い。
第3の他方の拡散層DB3は、第9配線S9に電気的に接続される。本具体例では、第3の他方の拡散層DB3に、Z軸方向に延在する第9コンタクトプラグCP9が設けられ、第9コンタクトプラグCP9を介して、第3の他方の拡散層DB3は、第9配線S9と電気的に接続される。
なお、第3の他方の拡散層DB3の第3ゲート電極G03との境界における第2方向に沿った幅は、第3延在領域EA3の第3ゲート電極G03との境界における第2方向に沿った幅とほぼ等しい。
第4の一方の拡散層DB4は、第2接続領域CA2を第2の一方の拡散層DA2と共有する。第4の一方の拡散層DB4は、第2接続領域CA2の第4ゲート電極G04の側に設けられ、第2接続領域CA2と接続された第4延在領域EA4を有する。第4延在領域EA4の第2方向に沿った幅WEA4は、第2接続領域CA2の第2方向に沿った幅WCA2よりも狭い。
第4の他方の拡散層DB4は、第10配線S10に電気的に接続される。本具体例では、第4の他方の拡散層DB4に、Z軸方向に延在する第10コンタクトプラグCP10が設けられ、第10コンタクトプラグCP10を介して、第4の他方の拡散層DB4は、第10配線S10と電気的に接続される。
なお、第4の他方の拡散層DB4の第4ゲート電極G04との境界における第2方向に沿った幅は、第4延在領域EA4の第4ゲート電極G04との境界における第2方向に沿った幅とほぼ等しい。すなわち、第4延在領域EA4の第2方向における幅は、第1方向における中央部分よりも、第4の他方の拡散層DB4の第4ゲート電極G04との境界の方が大きい。その結果、第4トランジスタTR4の特性ばらつきを押さえることができる。また、第4の他方の拡散層DB4の第2方向に沿った幅は、第3の他方の拡散層DB3の第2方向に沿った幅とほぼ等しい。
そして、第1接続領域CA1と第3延在領域EA3との境界B03と、第3ゲート電極G03の第1接続領域CA1の側の端GE3と、の間の第1方向に沿った距離d3は、第2接続領域CA2と第4延在領域EA4との境界B04と、第4ゲート電極G04の第2接続領域CA1の側の端GE4と、の間の第1方向に沿った距離d4よりも短い。ここで、端GE1から端GE3までの距離と、端GE2から端GE4までの距離と、が互いに等しい場合は、X軸方向において、第1延在領域EA1と第4延在領域EA4との長さが互いに等しくなり、第2延在領域EA2と第3延在領域EA3との長さが互いに等しくなる。
第1延在領域EA1の第2方向に沿った幅WEA1は、第3延在領域EA3の第2方向に沿った幅WEA3よりも狭い。同様に、第4延在領域EA4の第2方向に沿った幅WEA4は、第2延在領域EA2の第2方向に沿った幅WEA2よりも狭い。
半導体装置202においては、中間部230は、第5トランジスタTR5と第6トランジスタTR6とをさらに有する。第5トランジスタTR5は、主面205aにおいて、第1の他方の拡散層DB1の第1ゲート電極G01とは反対の側に設けられ、第1方向(X軸方向)に沿って第1トランジスタTR1に隣接する。第6トランジスタTR6は、主面205aに設けられ、第2方向(Y軸方向)において第5トランジスタTR5に隣接し、第1方向に沿って第2トランジスタTR2に隣接する。
第5トランジスタTR5は、主面205aに設けられた第5の一方の拡散層DA5を有する。第5トランジスタTR5の他方の拡散層DB5は、第1トランジスタTR1の第1の他方の拡散層DB1と共有される。また、第5トランジスタTR5は、第5の一方の拡散層DA5と第1の他方の拡散層DB1との間において主面205aの上方に設けられ第2方向に延在する第5ゲート電極G05を有する。
第6トランジスタTR6は、主面205aに設けられた第6の一方の拡散層DA6を有する。第6トランジスタTR6の他方の拡散層DB6は、第2トランジスタTR2の第2の他方の拡散層DB2と共有される。また、第6トランジスタTR6は、第6の一方の拡散層DA6と第2の他方の拡散層DB2との間において主面205aの上方に設けられ第2方向に延在する第6ゲート電極G06を有する。第6ゲート電極G06は、第2方向において第5ゲート電極G05に隣接し、第5ゲート電極G05と接続される。
中間部230は、第7トランジスタTR7と第8トランジスタTR8とをさらに有する。第7トランジスタTR7は、主面205aにおいて、第5の一方の拡散層DA5の第5ゲート電極G05とは反対の側に設けられ、第1方向(X軸方向)に沿って第5トランジスタTR5に隣接する。第8トランジスタTR8は、主面205aに設けられ、第2方向(Y軸方向)において第7トランジスタTR7に隣接し、第1方向に沿って第6トランジスタTR6に隣接する。
第7トランジスタTR7の、主面205aに設けられた第7の一方の拡散層DA7は、第5トランジスタTR5の第5の一方の拡散層DA5と共有される。第7トランジスタTR7は、第7の他方の拡散層DB7を有する。第7トランジスタTR7は、第5の一方の拡散層DA5と第7の他方の拡散層DB7との間において主面205aの上方に設けられ第2方向に延在する第7ゲート電極G07を有する。
第8トランジスタTR8の、主面205aに設けられた第8の一方の拡散層DA8は、第6トランジスタTR6の第6の一方の拡散層DA6と共有される。第8トランジスタTR8は、第8の他方の拡散層DB8を有する。また、第8トランジスタTR8は、第6の一方の拡散層DA6と第8の他方の拡散層DB8との間において主面205aの上方に設けられ第2方向に延在する第8ゲート電極G08を有する。第8ゲート電極G08は、第2方向において第7ゲート電極G07に隣接し、第7ゲート電極G07と接続される。
これら第5トランジスタTR5乃至第8トランジスタTR8は第1トランジスタTR1乃至第4トランジスタTR4を第1方向に繰り返し配置したパターンとなっている。
このような構成の半導体装置202においても、第1トランジスタTR1及び第3トランジスタTR3で共有されている第1接続領域CA1と、第2トランジスタTR2及び第4トランジスタTR4で共有されている第2接続領域CA2と、を、ジグザグ状に配置することで、トランジスタ配設ピッチTRpが縮小されたときにおける幅W1の縮小が緩和される。ここで、それぞれの接続領域(第1接続領域CA1〜第4接続領域CA4)に注目すると、それぞれの接続領域が千鳥状に配置されていると言うこともできる。
半導体装置202によれば、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置が提供できる。
図13は、第2の実施形態に係る別の半導体装置の構成を例示する模式的平面図である。
図13に表したように、本実施形態に係る別の半導体装置202aにおいては、X軸方向に対して斜め方向で対向する第1接続領域CA1と第2接続領域CA2とにおいて、互いに近接する角部はX軸方向に対して斜めの辺を有している。すなわち、第1接続領域CA1の、X軸方向に対して斜め方向に沿って第2接続領域CA2に近接する部分は、第1接続領域CA2(例えばその中心)から第2接続領域CA2(例えばその中心)に向かう方向に対して垂直である。同様に、第2接続領域CA2の、X軸方向に対して斜め方向に沿って第1接続領域CA1に近接する部分は、第1接続領域CA1(例えばその中心)から第2接続領域CA2(例えばその中心)に向かう方向に対して垂直である。
このように、X軸方向に対して斜め方向で互いに近接する第1接続領域CA1及び第2接続領域CA2の角部をX軸方向に沿って斜めにすることで、この角部どうしの距離が拡大し、例えば、第1内側接続領域CAI1と第2内側接続領域CAI2との距離を近づけることができる。その結果、半導体装置202aにおいても、トランジスタ形成領域のX軸方向に沿った距離を縮小でき、さらに望ましい。また、角部を上記のような構成にすることで、角部における電界集中が緩和される。その結果、それぞれのトランジスタのジャンクション耐圧を向上させることも可能である。
(第2実施例)
以下、第2の実施形態に係る第2実施例の半導体装置である不揮発性半導体記憶装置302について説明する。不揮発性半導体記憶装置302は、NAND型フラッシュメモリである。なお、以下では、不揮発性半導体記憶装置302における第1回路部210、第2回路部220及び中間部230に相当する部分について説明し、その他の部分の説明は省略する。
図14は、第2実施例に係る半導体装置の構成を例示する模式図である。
図15は、第2実施例に係る半導体装置の一部の構成を例示する回路図である。
図14に表したように、不揮発性半導体記憶装置302において、メモリセルアレイ10及びデータ記憶回路310が設けられる。メモリセルアレイ10が、第1回路部210に相当する。そして、データ記憶回路310に、第2回路部220及び中間部230が含まれる。
不揮発性半導体記憶装置302におけるメモリセルアレイ10の構成は、不揮発性半導体記憶装置301と同等とすることができるので説明を省略する。
なお、メモリセルアレイ10は、破線で示すように、複数のブロック330を含んでいる。ブロック330のそれぞれは、複数のNANDセルを含む。ブロック330単位でデータが消去される。本具体例においては、消去動作は、データ記憶回路310、フラグ用データ記憶回路310aに接続されている2本のビット線について同時に行われる。
ビット線制御回路320は、複数のデータ記憶回路310及びフラグ用データ記憶回路310aを有している。各データ記憶回路310及びフラグ用データ記憶回路310aには、一対のビット線(BL0、BL1)、(BL2、BL3)…(BLi、BLi+1)、(BL、BL)が接続されている。データ記憶回路310のそれぞれは、メモリセルMCから読み出されるデータを保持する機能を有すると共に、メモリセルMCに書き込まれるデータを保持する機能を有する。
ビット線の1つおきに配置され、1つのワード線に接続された複数のメモリセル(破線で囲まれた範囲のメモリセル)が、1つセクタ340となる。このセクタ340毎にデータが書き込まれ、また、読み出される。1つのセクタ340には、例えば2ページ分のデータが記憶される。また、ワード線のそれぞれには、フラグデータFLAGを記憶するためのフラグセルFCが接続されている。
リード動作、プログラムベリファイ動作及びプログラム動作時において、データ記憶回路310に接続されている2本のビット線(BLi、BLi+1)のうち、外部から指定されたアドレス信号(YA1、YA2…YAi、YAflag)に応じて、1本のビット線が選択される。さらに、外部アドレスに応じて、1本のワード線が選択され、1セクタ340(すなわち2ページ分)が選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
以下、データ記憶回路310の構成の例を説明する。なお、フラグ用データ記憶回路310aの構成は、データ記憶回路310と略同様であるので説明を省略する。
図15に表したように、データ記憶回路310は、プライマリデータキャッシュ(PDC)、セコンダリデータキャッシュ(SDC)、ダイナミックデータキャッシュ(DDC)、テンポラリデータキャッシュ(TDC)を有している。
SDC、PDC及びDDCは、書き込み時に入力データを保持し、読み出し時に読み出しデータを保持し、ベリファイ時に一時的にデータを保持し、多値データを記憶する際に内部データの操作のためのデータを記憶する機能を有する。TDCは、データの読み出し時にビット線のデータを増幅し、一時的に保持するとともに、多値データを記憶する際に内部データの操作に使用される。
SDCには、ラッチ回路であるクロックドインバータ回路61a及び61bと、トランジスタ61c及び61dと、が設けられる。トランジスタ61cは、クロックドインバータ回路61aの入力端と、クロックドインバータ回路61bの入力端と、の間に接続される。トランジスタ61cのゲートには、信号EQ2が供給される。
トランジスタ61dは、クロックドインバータ回路61bの出力端と、接地と、の間に接続される。トランジスタ62dのゲートには、信号PRSTが供給される。
また、SDCのノードN2a(クロックドインバータ回路61aの出力端)は、カラム選択トランジスタ61eを介して入出力データ線IOnに接続される。また、ノードN2b(クロックドインバータ回路61bの出力端)は、カラム選択トランジスタ61fを介して入出力データ線IOに接続される。これらカラム選択トランジスタ61e及び61fのゲートには、カラム選択信号CSLiが供給される。
PDCには、ラッチ回路であるクロックドインバータ回路61i及び61jと、トランジスタ61kと、が設けられる。トランジスタ61kは、クロックドインバータ回路61iの入力端と、クロックドインバータ回路61jの入力端と、の間に接続される。トランジスタ61kのゲートには、信号EQ1が供給される。PDCのノードN1aと、SDCのノードN2aと、は、トランジスタ61g及び61hにより接続される。トランジスタ61gのゲートには、信号BLC2が供給され、トランジスタ61hのゲートには、信号BLC1が供給される。
PDCのノードN1b(クロックドインバータ回路61jの入力端)は、トランジスタ61lのゲートに接続される。トランジスタ61lの電流通路の一端は、トランジスタ61mを介して接地される。トランジスタ61mのゲートには、信号CHK1が供給される。トランジスタ61lの電流通路の他端は、トランスファーゲートとなるトランジスタ61n及び61oの電流通路の一端に接続される。トランジスタ61nのゲートには、信号CHK2nが供給される。トランジスタ61oのゲートは、トランジスタ61gとトランジスタ61hとの接続ノードに接続されている。
トランジスタ61n及び61oの電流通路の他端には、信号COMiが供給される。信号COMiは、全てのデータ記憶回路310に共通の信号であり、全てのデータ記憶回路310のベリファイが完了したかどうかを示す信号である。
TDCには、例えばMOSキャパシタ61pが設けられる。MOSキャパシタ61pは、トランジスタ61g及び61hの接続ノードN3と、接地と、の間に接続される。また、接続ノードN3には、トランジスタ61qを介してDDCが接続される。トランジスタ61qのゲートには、信号REGが供給される。
DDCには、トランジスタ61r及び61sが設けられる。トランジスタ61rの電流通路の一端には信号VREGが供給され、他端はトランジスタ61qの電流通路に接続される。トランジスタ61rのゲートは、トランジスタ61sを介してPDCのノードN1aに接続される。トランジスタ61sのゲートには、信号DTGが供給される。
接続ノードN3には、トランジスタ61t及び61uの電流通路の一端が接続される。トランジスタ61uの電流通路の他端には、信号VPREが供給され、トランジスタ61uのゲートには、信号BLPREが供給される。
トランジスタ61tのゲートには、電圧BLCLAMPの信号が供給される。トランジスタ61tの電流通路の他端は、トランジスタ61vを介して、メモリセルアレイMCAのビット線BLiに接続され、またトランジスタ61wを介して、メモリセルアレイMCAのビット線BLi+1に接続される。
ビット線BLiの他端は、トランジスタ61xの電流通路の一端に接続される。このトランジスタ61xのゲートには、信号BlASoが供給される。ビット線BLi+1の他端は、トランジスタ61yの電流通路の一端に接続される。トランジスタ61yのゲートには、信号BlASeが供給される。トランジスタ61x及び61yの電流通路の他端には、信号BLCRLが供給される。トランジスタ61x及び61yは、信号BlASo及びBlASeに応じて、トランジスタ61v及び61wと相補的にオンとされ、非選択のビット線に信号BLCRLの電位を供給する。
このような構成を有するデータ記憶回路310のトランジスタ61v、61w、61x及び61yが、中間部230に含まれる。そして、図15中で点線で示された第2回路部220に、SDC、PDC、DDC及び種々のトランジスタなどが含まれる。
例えば、ビット線BLiが第1配線S1に対応し、ビット線BLi+1が第11配線S11に対応し、トランジスタ61vが第1トランジスタTR1に相当し、トランジスタ61wが第5トランジスタTR5に相当し、トランジスタ61xが第3トランジスタTR3に相当し、トランジスタ61yが第7トランジスタTR7に相当する。
中間部230は、第1トランジスタTR1乃至第8トランジスタTR8が繰り返し配置されている部分である。グランド供給線21(BLCRL)は、第9配線S9、第10配線S10、第13配線S13及び第14配線S14、または、これらの配線に接続された下層配線や上層配線により、中間部230領域外に引き出されている点を示している。なお、図15ではグランド供給線21は第2回路部220に含まれていないが、第2回路部220へ引き出される場合は、グランド供給線21は第2回路部220に含まれることになる。また、第9配線S9、第10配線S10、第13配線S13及び第14配線S14が、中間部230において、上層配線または下層配線で接続され、共通化される場合は、この共通化された部分も中間部230に含まれる。
このような構成を有する不揮発性半導体記憶装置302において、第1回路部210であるメモリセルアレイ10、第2回路部220及び中間部230であるデータ記憶回路310に、第2の実施形態に係る構成が適用される。
本実施形態に係る構成を採用することで、不揮発性半導体記憶装置302においては、中間部230の占有幅を縮小し、チップ面積を縮小しつつ、高信頼性を実現する半導体装置を実現することができる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、半導体装置に含まれる第1回路部、第2回路部、中間部、配線、トランジスタ、拡散層、接続領域、延在領域、半導体基板、コンタクトプラグ等、各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した半導体装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての半導体装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
10…メモリセルアレイ、 11…メモリセルユニット、 20…センスアンプ、21…グランド供給線、 30…ロウデコーダ、 40…ビット線ドライバ、 41…電流源回路、 42…トランジスタ、 43…可変抵抗素子、 50…トランジスタ、 60…ソース線制御回路、 61…電圧比較部、 61a、61b、61i、61j…クロックドインバータ回路、 61c、62d、61g、61h、61k、61l、61m、61n、61o、61p、61q、61r、61s、61t、61u、61v、61w、61x、61y…トランジスタ、 61e、61f…カラム選択トランジスタ、 62…電圧制御部、 62d…トランジスタ、 70…検出回路、 80…シーケンサ、 90…コア回路、 100…半導体基板、 101…n型ウェル領域、 102…p型ウェル領域、 103…ゲート絶縁膜、 104、106…多結晶シリコン層、 105…ゲート間絶縁膜、 107…不純物拡散層、 108、110…層間絶縁膜、 109…金属配線層、 111…層間絶縁膜、 112…金属配線層、 120、121、123…スイッチ素子、 124、126、127…トランジスタ、 128…キャパシタ素子、 129…ラッチ回路、 201、201a、201b、202、202a、209…半導体装置、 205…半導体基板、 205a…主面、 210…第1回路部、 220…第2回路部、 230…中間部、 251…半導体層、 252…絶縁膜、 253…導電層、 254…絶縁膜、 255…ゲート導電層、 256…側面絶縁膜、 257…層間絶縁膜、 258a、258b…導電層、 261…絶縁層、 271…層間絶縁膜、 272…上層導電層、 273…ビア電極、 301、302…不揮発性半導体記憶装置、 310…データ記憶回路、 310a…フラグ用データ記録回路、 320…ビット線制御回路、 330…ブロック、 340…セクタ、 AA…アクティブエリア、 B01〜B04…境界、 BL、BLi、BL0〜BLm…ビット線、 BLC1、BLC2…信号、 BLCLAMP…電圧、 BlAse、BlASo…信号、 CA0、CA0a…接続領域、 CA1〜CA4…第1〜第4接続領域、 CAI0…内側接続領域、 CAI1〜CAI4…第1〜第4内側接続領域、 CE1〜CE4…端、 CHK1、CHK2n、COMi…信号、 CP01、CP02、CP03…コンタクトプラグ、 CP1〜CP10…第1〜第10コンタクトプラグ、 CPA、CPB…コンタクトプラグ、 CSLi…カラム選択信号、 D…ドレイン、 DA0…一方の拡散層、 DA1〜DA8…第1〜第8の一方の拡散層、 DB0…他方の拡散層、 DB1〜DB8…第1〜第8の他方の拡散層、 DTG…信号、 EA1〜EA4…第1〜第4の延在領域、 EQ1、EQ2…信号、 FC…フラグセル、 FLG…フラグ、 G…ノード、 G00…ゲート電極、 G01〜G04…第1〜第4のゲート電極、 GE1〜GE4…端、 IO、IOn…入出力データ線、 MC…メモリセル、 MCA…メモリセルアレイ、 MT、MT0〜MT31…メモリトランジスタ、 N、N1、N1a、N1b、N2、N2a、N2b…ノード、 N3…接続ノード、 PRST、REG…信号、 SIG1…信号、 S1〜S14…第1〜第14配線、 SGD、SGS…セレクトゲート線、 SL…ソース線、 ST1、ST2…選択トランジスタ、 TR0…トランジスタ、 TR1〜TR4…第1〜第4トランジスタ、 TRp…トランジスタ配設ピッチ、 VDD、VREF、VSS…電圧、 VPRE、VREG…信号、 Vj…ジャンクション耐圧、 W1〜W7…幅、 W12…距離、 WCA0、WCA1〜WCA4、WEA1〜WEA4…幅、 WL、WL0〜WL31…ワード線、 d1〜d9…距離

Claims (5)

  1. 半導体基板の主面に設けられた第1回路部と、
    前記主面に設けられ、前記主面に対して平行な第1方向に沿って前記第1回路部に対向する第2回路部と、
    前記第1回路部と前記第2回路部との間に設けられた中間部と、
    を備え、
    前記第1回路部は、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第1配線と、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記主面に対して平行で前記第1方向に対して垂直な第2方向において前記第1配線に隣接する第2配線と、
    を有し、
    前記第2回路部は、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第3配線と、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において前記第3配線に隣接する第4配線と、
    を有し、
    前記中間部は、
    前記主面に設けられた第1の一方の拡散層及び第1の他方の拡散層と、前記第1の一方の拡散層と前記第1の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ前記第2方向に延在する第1ゲート電極と、を有する第1トランジスタと、
    前記主面に設けられ、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において、前記第1トランジスタに隣接し、前記主面に設けられた第2の一方の拡散層及び第2の他方の拡散層と、前記第2の一方の拡散層と前記第2の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ、前記第2方向に延在し、前記第2方向において前記第1ゲート電極に隣接し、前記第1ゲート電極と接続された第2ゲート電極と、を有する第2トランジスタと、
    を有し、
    前記第1の一方の拡散層は、第1接続領域と、前記第1接続領域の前記第1ゲート電極の側に設けられ前記第1接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第1接続領域よりも狭い第1延在領域と、前記第1接続領域の内側に設けられ、前記第1配線と電気的に接続された第1内側接続領域と、を有し、
    前記第1の他方の拡散層は、前記第3配線に電気的に接続され、
    前記第2の一方の拡散層は、第2接続領域と、前記第2接続領域の前記第2ゲート電極の側に設けられ前記第2接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第2接続領域よりも狭い第2延在領域と、前記第2接続領域の内側に設けられ、前記第2配線と電気的に接続された第2内側接続領域と、を有し、
    前記第2の他方の拡散層は、前記第4配線に電気的に接続され、
    前記第1及び第2接続領域、前記第1及び第2延在領域、並びに、前記第1及び第2内側接続領域の不純物の型は、第1導電型であり、
    前記第1及び第2内側接続領域の不純物濃度は、前記第1及び第2接続領域の不純物濃度よりも高く、
    前記第1接続領域と前記第1延在領域との境界と、前記第1ゲート電極の前記第1接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離は、前記第2接続領域と前記第2延在領域との境界と、前記第2ゲート電極の前記第2接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離よりも長いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1回路部は、
    前記第1方向に並置された複数の第1メモリセルトランジスタを有する第1メモリストリングと、
    前記第2方向において前記第1メモリストリングに隣接し、前記第1方向に並置された複数の第2メモリセルトランジスタを有する第2メモリストリングと、
    をさらに有し、
    前記第1配線は、前記第1メモリストリングの前記複数の第1メモリセルトランジスタに電気的に接続された第1ビット線であり、
    前記第2配線は、前記第2メモリストリングの前記複数の第2メモリセルトランジスタに電気的に接続された第2ビット線であり、
    前記第2回路部は、
    前記第3配線に電気的に接続され、前記第1メモリストリングの前記複数の第1メモリセルトランジスタに格納されたデータを識別する第1センスアンプと、
    前記第4配線に電気的に接続され、前記第2メモリストリングの前記複数の第2メモリセルトランジスタに格納されたデータを識別する第2センスアンプと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1接続領域の前記第2方向に沿った幅は、前記第1接続領域の前記第2方向に沿った中心と、前記第2接続領域の前記第2方向に沿った中心と、の間の前記第2方向に沿った距離の1/2よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記第1回路部は、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第5配線と、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において前記第5配線に隣接する第6配線と、
    をさらに有し、
    前記第2回路部は、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第7配線と、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において前記第7配線に隣接する第8配線と、
    さらに有し、
    前記中間部は、
    前記主面において、前記第1の一方の拡散層の前記第1ゲート電極とは反対の側に設けられ、前記第1方向に沿って前記第1トランジスタに隣接する第3トランジスタと、
    前記主面に設けられ、前記第2方向において前記第3トランジスタに隣接し、前記第1方向に沿って第2トランジスタに隣接する第4トランジスタと、
    をさらに有し、
    前記第3トランジスタは、前記主面に設けられた第3の一方の拡散層及び第3の他方の拡散層と、前記第3の一方の拡散層と前記第3の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ前記第2方向に延在する第3ゲート電極と、を有し、前記第3の一方の拡散層は、前記第3ゲート電極と前記第1ゲート電極との間に配置され、
    前記第4トランジスタは、前記主面に設けられた第4の一方の拡散層及び第4の他方の拡散層と、前記第4の一方の拡散層と前記第4の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ、前記第2方向に延在し、前記第2方向において前記第3ゲート電極に隣接し、前記第3ゲート電極と接続された第4ゲート電極と、を有し、前記第4の一方の拡散層は、前記第4ゲート電極と前記第2ゲート電極との間に配置され、
    前記第3の一方の拡散層は、第3接続領域と、前記第3接続領域の前記第3ゲート電極の側に設けられ前記第3接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第3接続領域よりも狭い第3延在領域と、前記第3接続領域の内側に設けられ、前記第5配線と電気的に接続された第3内側接続領域と、を有し、
    前記第3の他方の拡散層は、前記第7配線に電気的に接続され、
    前記第4の一方の拡散層は、第4接続領域と、前記第4接続領域の前記第4ゲート電極の側に設けられ前記第4接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第4接続領域よりも狭い第4延在領域と、前記第4接続領域の内側に設けられ、前記第6配線と電気的に接続された第4内側接続領域と、を有し、
    前記第4の他方の拡散層は、前記第8配線に電気的に接続され、
    前記第3及び第4接続領域、前記第3及び第4延在領域、並びに、前記第3及び第4内側接続領域の不純物の型は、前記第1導電型であり、
    前記第3及び第4内側接続領域の不純物濃度は、前記第3及び第4接続領域の不純物濃度よりも高く、
    前記第3接続領域と前記第3延在領域との境界と、前記第3ゲート電極の前記第3接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離は、前記第4接続領域と前記第4延在領域との境界と、前記第4ゲート電極の前記第4接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離よりも短く、
    前記第1接続領域の前記第1ゲート電極とは反対側の端と、前記第1ゲート電極の前記第1接続領域の側の端と、の距離は、前記第3接続領域の前記第3ゲート電極とは反対側の端と、前記第3ゲート電極の前記第3接続領域の側の端と、の距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記第2回路部は、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在する第9配線と、
    前記主面の上方に設けられ、前記第1方向に延在し、前記第1配線から前記第2配線に向かう前記第2方向において前記第9配線に隣接する第10配線と、
    をさらに有し、
    前記中間部は、
    前記主面において、前記第1の一方の拡散層の前記第1ゲート電極とは反対の側に設けられ、前記第1方向に沿って前記第1トランジスタに隣接する第3トランジスタと、
    前記主面に設けられ、前記第2方向において前記第3トランジスタに隣接し、前記第1方向に沿って第2トランジスタに隣接する第4トランジスタと、
    をさらに有し、
    前記第3トランジスタは、前記主面に設けられた第3の一方の拡散層及び第3の他方の拡散層と、前記第3の一方の拡散層と前記第3の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ前記第2方向に延在する第3ゲート電極と、を有し、前記第3の一方の拡散層は、前記第3ゲート電極と前記第1ゲート電極との間に配置され、
    前記第4トランジスタは、前記主面に設けられた第4の一方の拡散層及び第4の他方の拡散層と、前記第4の一方の拡散層と前記第4の他方の拡散層との間において前記主面の上方に設けられ、前記第2方向に延在し、前記第2方向において前記第3ゲート電極に隣接し、前記第3ゲート電極と接続された第4ゲート電極と、を有し、前記第4の一方の拡散層は、前記第4ゲート電極と前記第2ゲート電極との間に配置され、
    前記第3の一方の拡散層は、前記第1接続領域を前記第1の一方の拡散層と共有し、前記第3の一方の拡散層は、前記第1接続領域の前記第3ゲート電極の側に設けられ前記第1接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第1接続領域よりも狭い第3延在領域を有し、
    前記第3の他方の拡散層は、前記第9配線に電気的に接続され、
    前記第4の一方の拡散層は、前記第2接続領域を前記第2の一方の拡散層と共有し、前記第4の一方の拡散層は、前記第2接続領域の前記第4ゲート電極の側に設けられ前記第2接続領域と接続され、前記第2方向に沿った幅が前記第2接続領域よりも狭い第4延在領域を有し、
    前記第4の他方の拡散層は、前記第10配線に電気的に接続され、
    前記第1接続領域と前記第3延在領域との境界と、前記第3ゲート電極の前記第1接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離は、前記第2接続領域と前記第4延在領域との境界と、前記第4ゲート電極の前記第2接続領域の側の端と、の間の前記第1方向に沿った距離よりも短く、
    前記第1延在領域の前記第2方向に沿った幅は、前記第3延在領域の前記第2方向に沿った幅よりも狭いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置。
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