JP2011133103A - 差動制御式2方向クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持器を差動制御すると共に、正転方向及び逆転方向ともに確実に回転をロックでき、また、空転状態にあっても、ドラグトルクが発生しない差動制御式2方向クラッチを提供する。
【解決手段】 内周にカム部を有する外輪と、外輪に対して内径方向に離間され、前記外輪に対して回転自在で同心状に配置される内輪と、外輪と内輪との間に配置され、トルクを伝達するトルク伝達部材と、トルク伝達部材を保持し、周方向に摺動可能であって、差動制御される保持器と、保持器に支持され、トルク伝達部材をカム面に係合するように付勢可能なスプリングとを備えた差動制御式2方向クラッチ。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車の動力伝達機構や補機駆動系等に用いられ、正転方向と逆転方向の2方向で動力の伝達及び遮断を行なう差動制御式2方向クラッチに関する。
一般に、2方向クラッチは、自動車の動力伝達機構や補機駆動系等において、動力の伝達経路を切換える手段として用いられている。例えば、内燃機関と電動モータとの二つの動力源を有するハイブリッドカーでは、内燃機関に加えて電動モータによる走行を行う場合、電動モータの動力を正逆両回転方向で2方向クラッチを介して出力軸に伝達させている。また、特許文献1乃至3に記載のように、2方向クラッチは、電動モータを併用した補機駆動系や四輪駆動車のセンタデフ等にも採用されている。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2002−5200号公報 特開平6−344796号公報 特開平10−53044号公報
上述した特許文献における2方向クラッチは、内輪と外輪とのいずれか一方に円筒面を形成すると共に、内輪と外輪とのいずれか他方にカム面を形成し、円筒面とカム面との間にローラやスプラグ等のトルク伝達部材を介装したもので、トルク伝達部材をカム面の中立位置あるいは一方の係合位置に保持し、電磁クラッチ機構や摩擦駆動機構によりトルク伝達部材を保持する保持器の位相を切り替える構成を採っている。
ところが、トルク伝達部材がカム面の中立位置に保持されるものにあっては、トルク伝達部材が保持器に設けた付勢手段により保持される構成のため、中立位置に確実に保持できないという問題点があった。一方、トルク伝達部材がカム面の一方の係合位置に保持されるものにあっては、円筒面とトルク伝達部材とが摺接することになるため、2方向クラッチの非作動時(空転時)においてドラグトルク(引き摺りトルク)が発生し、それに起因する燃費の低下等が起こるという問題点があった。
従って、本発明の目的は、保持器を差動制御すると共に、正転方向及び逆転方向ともに確実に回転をロックでき、また、空転状態にあっても、ドラグトルクの発生しない差動制御式2方向クラッチを提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明の差動制御式2方向クラッチは、
内周にカム部を有する外輪と、外輪に対して内径方向に離間され、前記外輪に対して回転自在で同心状に配置される内輪と、外輪と内輪との間に配置され、トルクを伝達するトルク伝達部材と、トルク伝達部材を保持し、周方向に摺動可能であって、差動制御される保持器と、保持器に支持され、トルク伝達部材をカム面に係合するように付勢可能なスプリングとを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
保持器を差動制御すると共に、正転方向及び逆転方向ともに確実に回転をロックでき、また、空転状態にあっても、ドラグトルクが発生しない。
本発明の一実施例の差動制御式2方向クラッチの軸方向断面図である。 本発明の一実施例を示す差動制御式2方向クラッチの部分断面図であり、正転方向でトルク伝達をしている状態を示している。 図2の状態におけるスイッチングプレートの位置を示す差動制御式2方向クラッチの正面図である。 本発明の一実施例を示す差動制御式2方向クラッチの部分断面図であり、逆転方向でトルク伝達をしている状態を示している。 図4の状態におけるスイッチングプレートの位置を示す差動制御式2方向クラッチの正面図である。 本発明の一実施例を示す差動制御式2方向クラッチの部分断面図であり、空転状態を示し、内外輪間でトルク伝達が行なわれていない状態を示している。 図6の状態におけるスイッチングプレートの位置を示す差動制御式2方向クラッチの正面図である。 本発明の差動制御式2方向クラッチの作動を説明するための模式断面図であり、正転方向でトルク伝達をしている状態を示している。 本発明の差動制御式2方向クラッチの作動を説明するための模式断面図であり、逆転方向でトルク伝達をしている状態を示している。 本発明の差動制御式2方向クラッチの作動を説明するための模式断面図であり、中立位置にありトルクを伝達していない空転状態を示している。
本発明で使用する用語「トルク伝達部材」は、外輪のカム面と内輪の外周面に係合(噛み合う)し、トルクを伝達する部材を示す。外輪のカム面に係合することができるものであれば、形状は問わない。トルク伝達部材の例としては、ローラ、球体、球体状のスプラグなど、各種の形態が可能である。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。尚、以下説明する実施例は本発明を例示として説明するものであって、本発明を限定するものではないことは言うまでもない。また、各図面中同一部分は同一符号で表わしてある。
図1は、本発明の実施例による差動制御式2方向クラッチの軸方向断面図である。
図1に示すように、2方向クラッチ30は、不図示の軸受を介して図示しないハウジングに支持された出力軸、すなわち時計方向または反時計方向の2方向で回転自在の内輪2と、スプライン60により図示しないハウジングに回転不能に連結された外輪1とを有している。内輪2は、軸受63を介して外輪1に回転可能に支持されている。
外輪1の内周には複数のカム部12(後述)が形成され、内輪2の外周面と各カム部12との間にローラ3が介装されている。ローラ3は、外輪1と内輪2との間に配置された一対の保持器6、7(後述)に保持されており、後述のアコーディオンスプリング5によりカム部12のカム面に噛み合う方向に付勢されている。
2方向クラッチ30の軸方向の一端面には、外輪1に所定範囲で回動自在に嵌合した環状のスイッチングプレート50(詳細は後述)が設けられ、スイッチングプレート50のレバー51を切り替えることで、2方向クラッチの回転方向を制御している。スイッチングプレート50は、外輪1に固定されたリテーナ61により軸方向に抜けるのを防止されている。
不図示の駆動軸と連結した内輪2のみが回転している場合、本実施形態では、後述のように、ローラ3がカム面40、41に対して中立となっているため、2方向クラッチ30によって内輪2の回転が阻害されず、ドラグトルクに起因する動力損失等が起こらない。
すなわち、ローラ3が中立状態では内輪2は両方向にフリーな状態で回転することができる。図2及び図3に示すように、ローラ3が右方向にかみ合うと内輪2は正回転(時計方向)の回転を阻まれ逆回転のみ回転することができる。また、図4及び図5に示すように、ローラ3が左方向に噛み合った時は、逆回転(反時計回転)に内輪2が阻まれ正回転方向のみ回転することができる。本発明の2方向クラッチ30は、正逆2方向の動力伝達が可能な部位に用いられ、レバー51を切り替えることによって片方の動力のみを伝達することができ、中立時では両方の力の伝達を遮断することができる。
レバー51と一体のスイッチングプレート50は、保持器6乃至9の摺動(移動)を制限している。これにより、レバー51を正方向(時計方向)へ変位させた場合、保持器6乃至9は、後述のように、コイルスプリング25を撓めながら、保持器の凸部が移動制限凹部10の端面に当接するまで外輪1に対して相対的に摺動し、この時点でローラ3がカム面40に係合する。その結果、内輪2の時計方向への回転は制限され、内輪2が反時計方向にのみ回転できるようになる。
一方、レバー51を逆転方向(反時計方向)へ変位させた場合、ローラ3がカム面41に係合するため、内輪2の反時計方向への回転は制限され、内輪2は、時計方向にのみ回転できるようになる。
図2及び図3は、本発明の一実施例の2方向クラッチ30が、正転方向(時計方向)で噛み合って、内輪2が反時計方向にのみ回転している状態を示している。図2を参照して、差動制御式2方向クラッチ30の構成を説明する。尚、以下の説明では、「差動制御式2方向クラッチ」を、説明の簡略化のため、「2方向クラッチ」と称する。また、以下の説明は、本発明を例示するものであり、限定するものでないことは言うまでもない。
2方向クラッチ30は、円筒形の内周面を有する外輪1と、外輪1に対して内径方向に離間され、相対回転自在に同心状に配置され、円筒形の外周面を有する内輪2とを備えている。2方向クラッチ30は、更に外輪1と内輪2との間に配置され、トルクを伝達する複数のトルク伝達部材、すなわち円筒形の外形で、円形の軸方向断面を有するローラ3と、ローラ3を保持する保持器6、7、8、9を備えている。ローラ3は周方向に転動自在で、また保持器6乃至9は、周方向に摺動自在に配置されている。
外輪1の内周面には、径方向外方に向かって窪んだ凹部として、ポケット4が形成されている。ポケット4は、円周方向において等間隔で6箇所設けられている。ポケット4の外周壁には、ローラ3が噛み合う(係合する)カム部12が形成されている。
外輪1と内輪2との間に画成される環状の空間に配置される保持器6乃至9は、それぞれ環状の空間と相補的な断面形状をしている。各保持器6乃至9は、外輪1の内周面と相補的な曲率を有する上面と、内輪2の外周面と相補的な曲率を有する底面とを備えている。一対の保持器6及び7は、ほぼ同一の形状を有し、それぞれ周方向の端面15及び16に後述のスプリングを保持する凹部(後述)が設けられている。また他方の端面17及び18には何も設けられておらず、図1に示すように、他方の端面17と18で互いに当接可能に対向している。図8乃至10に示すように、保持器6及び7は端面15と端面16とでローラ3を挟むように配置されている。
ローラ3の数に応じて、周方向に複数設けられる保持器のうち一部は、保持器6及び7と構成が異なっている。周方向の一箇所に設けられる保持器8及び9は、周方向の両端面に凹部を備えている。保持器8の周方向の一端面19は、保持器6及び7の端面15及び16と同じ構成であり、スプリングを挿着する凹部31が設けられている。また、保持器8の周方向の一端面20には、コイルスプリング25を挿着する凹部26が設けられている。
保持器9の周方向の一端部21は、保持器6及び7の端面15及び16と同じ構成であり、スプリングを挿着する凹部32が設けられている。また、保持器9の周方向の一端面22には、コイルスプリング25を挿着する凹部28が設けられている。凹部26と凹部28とは、ほぼ同形状であり、保持器8と9が端面20及び22を接すると、対向して配置され、コイルスプリング25が配置された一つの周方向空間を画成する。
保持器8は、端面20と面一で、端面20から外径方向に延在する凸部27を、また保持器9は、端面22と面一で端面22から外径方向に延在する凸部29をそれぞれ有する。この凸部27と29は、外輪1の内周面に、外径方向に窪んで設けられた移動制限凹部10に嵌合し、凹部10の周方向長さの範囲で移動可能となっている。凸部27と29の周方向での移動を制限する移動制限凹部10は、周方向の1箇所でポケット4間に設けられる。
移動制限凹部10は周方向の両端部13及び14を備え、後述する作用により、凸部27は端部14に、また凸部29は端部14に当接することで移動が制限される。
保持器6及び7のそれぞれの凹部33及び34(図8乃至図10)には、ローラ3に付勢力を与えるために、アコーディオンスプリング5が挿着されている。また、ローラ3が噛み合うカム部12は、外輪1と内輪2とが反時計方向の回転時にローラ3が噛み合うカム面40と、時計方向の回転時にローラ3が噛み合うカム面41と、カム面40とカム面41との中間に形成され空転時にローラ3が保持される空転面42とを備えている。
カム面40、カム面41、空転面42は、図示のように外輪1のポケット4に連続的に形成され、それぞれ所定の曲率を有する面となっている。カム面40及び41は、外径側から内径側に傾斜する曲面として形成されているが、カム機能を有するものであれば、直線状の斜面として形成してもよい。
保持器6乃至9のアコーディオンスプリング5が挿着される凹部を有する端面、15、16、19、21は、それぞれ同様の形状を有する。凹部を形成する外径側のフランジと内径側のフランジとは、その周方向の長さが異なる。例えば、図8乃至10に示すように、保持器6では、外径側フランジ44は、内径側フランジ43より周方向の長さが短くしてある。また、保持器7では、外径側フランジ45は、内径側フランジ46より周方向の長さが短くしてある。これは、すべての保持器のアコーディオンスプリング5を挿着する端面に共通の構成である。
他の保持器と異なる形状を有する保持器8及び9は、軸方向の一端面に軸方向に突出する円筒状の突起23と24をそれぞれ備えている。これらの突起23及び24は、図3などに示すスイッチングプレート50の周方向の長孔52に嵌合している。環状のスイッチングプレート50は、2方向クラッチ30の回転方向を切り替えるレバー51を備えて、2方向クラッチ30の軸方向の一端に回動可能に取り付けられている。
2方向クラッチ30は、保持器6及び7を円周方向で4箇所に、一対の保持器8及び9を円周方向で2箇所に設けている。一対の保持器8及び9は、円周方向でほぼ180度位相が異なる場所に配置されており、保持器6及び7は、一対の保持器8及び9の間に2組配置されている。ローラ3は円周方向で6個配置されている。もちろん、これらの数は必要に応じて変更することが可能である。
保持器は、環状に複数設けられ、スイッチングプレート50に係合する一対の保持器8及び9と、スイッチングプレート50に係合しない保持器6及び7とを有している。
以下、図2乃至図10を参照して、本発明の一実施例の2方向クラッチ30の動作を説明する。以下の説明では、外輪1を固定状態とし、内輪2の回転が外輪側に伝達されることとする。尚、図3、5,7は、図1に示す2方向クラッチを図中右方向から見た正面図であり、リテーナ61は図示を省略している。
[時計方向(正転方向)での噛み合い状態]
図2及び図3は、2方向クラッチ30が、時計方向(正転方向)で噛み合っている状態を示す。図2ではスイッチングプレート50の図示を省略している。
図3に示すように、レバー51を正転方向に切り替えると、スイッチングプレート50の長孔52に嵌合した保持器8の突起23が、長孔52の端部53に衝合して、それ以上時計方向にスイッチングプレート50が回動できなくなる。これは、スイッチングプレート50の回動により、時計方向に移動した保持器8の端面20が、図2から明らかなように、保持器9の端面22と当接しているからである。端面20と端面22とが当接することで、保持器8の凸部27と保持器9の凸部29とも当接する。これにより、保持器8の移動により押されて周方向に変位した保持器9は、見かけ上、保持器8と一体になって移動し、凸部29が移動制限凹部10の周方向の端部14に当接すると、保持器9はそれ以上移動できなくなる。
上述の状態になると、図2に示すように、保持器9の端部21は、ローラ3によってカム面40方向に移動させられ、端部21の凹部に挿着されたアコーディオンスプリング5によって、時計方向に付勢される。これにより、ローラ3は、カム面40と内輪2の内周面に係合、すなわち噛み合う。このとき、ローラ3を挟んで保持器8と対向している保持器7は、見かけ上、保持器6と一体となって、内輪の回転に連れ回り、ローラ3方向に移動する。これにより、保持器7のアコーディオンスプリング5が、ローラ3をカム面40(図8乃至図10を参照)との係合方向に付勢する。すなわち、保持器9に付勢されないローラ3は、保持器7により付勢される。結果として、内輪2は、時計方向への回転が制限され、反時計方向への回転のみが可能となり、反時計方向へのトルク伝達が可能となる。
[反時計方向(逆転方向)での噛み合い状態]
図4及び図5は、2方向クラッチ30が、時計方向(正転方向)で噛み合っている状態を示す。図4ではスイッチングプレート50の図示を省略している。
反時計方向でのローラ3の噛み合いは、時計方向での回転と全く逆の作動である。図5に示すように、レバー51を逆転方向に切り替えると、スイッチングプレート50の長孔52に嵌合した保持器9の突起24が、長孔52の端部54に衝合して、それ以上反時計方向にスイッチングプレート50が回動できなくなる。これは、スイッチングプレート50の回動により、反時計方向に移動した保持器9の端面22が、図4から明らかなように、保持器8の端面20と当接しているからである。端面20と端面22とが当接することで、保持器8の凸部27が保持器9の凸部29と当接する。これにより、保持器9の移動により押されて周方向に変位した保持器8は、見かけ上、保持器9と一体になって移動し、凸部27が移動制限凹部10の周方向の端部13に当接すると、保持器8はそれ以上移動できなくなる。
上述の状態になると、図4に示すように、保持器8の端部19により、ローラ3によってカム面41方向に移動させられ、端部19の凹部に挿着されたアコーディオンスプリング5によって、反時計方向に付勢される。これにより、ローラ3は、カム面41と内輪2の内周面に係合、すなわち噛み合う。このとき、ローラ3を挟んで保持器9と対向している保持器6は、見かけ上、保持器7と一体となって、内輪の回転に連れ回り、ローラ3方向に移動する。これにより、保持器6のアコーディオンスプリング5が、ローラ3をカム面41(図8乃至図10を参照)との係合方向に付勢する。すなわち、保持器8に付勢されないローラ3は、保持器6により付勢される。結果として、内輪2は、反時計方向への回転が制限され、時計方向への回転のみが可能となり、時計方向へトルク伝達が可能となる。
図2乃至図5に示した、時計方向及び反時計方向での回転トルク伝達時では、他のローラ3も全て同期して所定のカム面と噛み合っていることは言うまでもない。ローラ3を挟む一対の保持器は、差動制御され、一方の保持器のスプリングがローラ3を付勢するが、他方の保持器は、ローラ3から離れ、スプリングもローラに付勢力を与えていない。この点については、図8乃至10を用いて後述する。
[中立位置(内輪の空転状態)]
図6及び図7は、2方向クラッチ30が、時計方向及び反時計方向のいずれでも噛み合っていない状態を示している。すなわち、この状態では内輪2は、ローラ3と噛み合っていないため、時計方向及び反時計方向のいずれの方向にも回転できる。図6ではスイッチングプレート50の図示を省略している。
レバー51を中立位置に切り替えると、スイッチングプレート50は図7に示す中立位置に維持される。このとき、保持器8と9は、移動制限凹部10の端部13と14との間に、それぞれの凸部27と29を配する周方向位置にある。凸部27も29も、端部13及び14に当接していない。この状態では、凸部27を有する保持器8も凸部29を有する保持器9も、レバー51から正転方向及び逆転方向への力を受けていないため、コイルスプリング25の付勢力によって、周方向の反対方向に離隔されている。従って、図7に示すように、保持器8の突起23が長孔52の端部53に、保持器9の突起24が長孔52の端部53に当接している。
中立位置では、ローラ3は、周方向両側の2つの保持器及びアコーディオンスプリング5に挟持された状態になり、図6に示すように、カム部12の外径側に最も窪んだ中央部に位置し、内輪2の外周面からは離隔し、外輪1のカム面40及び41とも噛み合っていない。従って、内輪2は、時計方向及び反時計方向の両方向での回転が可能である。すなわち、内輪2は空転している。この中立時ではドラグトルクがかっていない。従って、それに起因する燃費の低下が防げる。
次に、図8乃至図10を用いて、本発明の2方向クラッチ30の作動を更に詳細に説明する。図8は、2方向クラッチの作動を説明するための模式断面図であり、図2及び図3に対応しており、時計方向(正転方向)で噛み合っている状態を示している。また、図9は、2方向クラッチの作動を説明するための模式断面図であり、図4及び図5に対応しており、反時計方向(逆転方向)で噛み合っている状態を示している。更に、図10は、2方向クラッチの作動を説明するための模式断面図であり、図6及び図7に対応しており、ローラ3が、カム面40及び41のいずれにも噛み合っていない中立位置にあり、内輪2が時計方向及び反時計方向のいずれにも回転できる、すなわち空転状態を示している。
図8においては、2方向クラッチ30は、時計方向で噛み合っている。内輪2は、時計方向への回転が制限され、反時計方向への回転のみが可能となり、反時計方向へのトルク伝達が可能となる。このとき、ローラ3を挟んで対向する一対の保持器6及び7のうち、回転方向とは反対側に位置する保持器7は、アコーディオンスプリング5がローラ3を付勢するように、回転方向(図8において右側)に移動する。これにより、ローラ3は、カム面40と内輪2の外周面に確実に噛み合う。一方、回転方向側にある保持器6は、ローラ3から離隔するように移動し、保持器6のアコーディオンスプリング5は、ローラ3から離れ、ローラ3を付勢しない。
次に、2方向クラッチ30が、逆転方向でトルクを伝達する場合、図8の場合と全く逆になる。図9に示すように、2方向クラッチ30は、反時計方向で噛み合っている。内輪2は、反時計方向への回転が制限され、時計方向への回転のみが可能となり、時計方向へのトルク伝達が可能となる。このとき、ローラ3を挟んで対向する一対の保持器6及び7のうち、回転方向とは反対側に位置する保持器6は、アコーディオンスプリング5がローラ3を付勢するように、回転方向(図9において左側)に移動する。これにより、ローラ3は、カム面41と内輪2の外周面に確実に噛み合う。一方、回転方向側にある保持器7は、ローラ3から離隔するように移動し、保持器7のアコーディオンスプリング5は、ローラ3から離れ、ローラ3を付勢しない。
以上のように、一対の保持器が差動し、一方の保持器により噛み合いに必要な付勢力をアコーディオンスプリング5により与え、他方の保持器はローラ3と接触せずに、アコーディオンスプリング5の付勢力も印加しない。
図10は、2方向クラッチ30が中立位置にあり、ローラ3が、カム面40及び41のいずれにも噛み合っていない状態を示し、内輪2が時計方向及び反時計方向のいずれにも回転できる、すなわち空転状態を示している。この状態では、ローラ3は、一対の保持器6及び7に挟持され、それぞれのアコーディオンスプリング5からの付勢力により、内輪2の外周面からは浮いた、すなわち離隔した状態で、カム部12の周方向で中央のくぼみ42に位置している。ローラ3は、一対のアコーディオンスプリング5に抱えられるように保持され、内輪2の外周面からも、外輪1のくぼみ42からも、所定のクリアランスを有した状態で離隔している。従って、空転中にドラグトルクが発生しない。
中立位置において、ローラ3を確実に保持し、内輪2の外周面から切り離すため、保持器6乃至9は、図示の形状を有している。全ての保持器のローラ3に対向する端部の形状は、以下説明する構成と同様であるが、ここでは、例として図10を用いて、保持器6及び7について説明する。中立位置では、保持器6及び7は、端面17と端面18とが当接しないで、離れている。
保持器6及び7は、ローラ3側に開口し、凹部33及び34をそれぞれ有している。前述のように凹部33と34にはアコーディオンスプリング5が介装されている。保持器6は、周方向に延在する内径フランジ43と、周方向に延在し、内径フランジ43より短い周方向長さを有する外径フランジ44とを備え、保持器7は、周方向に延在する内径フランジ45と、周方向に延在し、内径フランジ46より短い周方向長さを有する外径フランジ45とを備えている。凹部33は、内径フランジ43と外径フランジ44との間に、凹部34は、内径フランジ46と外径フランジ45との間にそれぞれ画成されている。
図10に示すように、ローラ3の中立位置では、ローラ3の内径側で、一対の内径フランジ43及び45がローラ3の下方に一部で入り込んでいるため、空転時にアコーディオンスプリング5の付勢力が弱くなった場合でも、内径フランジ43及び45によって、ローラ3を内輪2の外周面から離すことができる。従って、ドラグトルクが生じることを防げる。
内径フランジと外径フランジのローラ3に接触可能な縁部は、ローラ3に対して相補的な形状となるように、ローラ3と同様な曲率に面取りしてある。中立位置にあるローラ3が外輪1のくぼみ42から抜け出すためには、アコーディオンスプリング5の付勢力以上の力が必要となる。アコーディオンスプリング5の付勢力以下であれば、ローラ3は、それ自体で自立的に中立位置に戻ろうとする。
以上、述べたように、図3に示すように、レバー51を図中右方向に変位することで、内輪2の時計方向の回転を制限し、反時計方向の一方向だけで回転させることができる。また、図5に示すようにレバー51を、図中左方向に変位することで、内輪2の反時計方向の回転を制限し、時計方向の一方向だけで回転させることができる。このように、2方向クラッチ30は、2方向でロックでき、それに応じて内輪2の回転方向を制御することができる。図7に示す中立位置にレバー51を変位させることで、2方向クラッチ30のロックは解除され、内輪2は、時計方向及び反時計方向のいずれの方向にも回転できるようになる。すなわち、レバー51の操作だけで、簡単に内輪2の回転方向を変更できる。
本発明では、一対の保持器により2方向の動きを制御しており、2方向に制御するのはスイッチングプレート50から突出しているレバー51であり、レバー51を操作し、所望の一方向に向けることにより、一方の保持器の凸部が移動制限凹部の端部まで移動し、凸部が端部に当接したところで、他方の保持器は、スイッチングプレート50の長孔52により、動きが制限され他方の保持器は、嵌合したアコーディオンスプリング5が縮む方向に移動する。
中立位置で、両保持器のアコーディオンスプリングにより保持されているローラ3は、レバー51の回動により保持器が移動することにより一方の保持器のアコーディオンスプリング5はローラを付勢しなくなるため、他方の保持器のアコーディオンスプリング5によりローラ3が移動し、噛み合い状態(係合状態)となる。
本発明は、一般的な動力伝達機構に用いることができるが、エンジン駆動と電動モータ駆動とを組み合わせたハイブリッド自動車用の動力伝達機構に適用することも可能である。また、エンジンを駆動せずに、電動モータの駆動だけでエアコンを起動させるシステムにも適用可能である。
1 外輪
2 内輪
3 ローラ
5 アコーディオンスプリング
6、7、8、9 保持器
10 凹部
12 カム部
23、24 突起
27、29 凸部
40 正転用カム面
41 逆転用カム面
42 くぼみ
30 差動制御式ワンウェイクラッチ
50 スイッチングプレート
51 レバー
60 スプライン

Claims (7)

  1. 内周にカム部を有する外輪と、該外輪に対して内径方向に離間され、前記外輪に対して回転自在で同心状に配置される内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置され、トルクを伝達するトルク伝達部材と、前記トルク伝達部材と係合可能で、周方向に摺動可能であって、差動制御される保持器と、前記保持器に支持され、前記トルク伝達部材を前記カム面に係合するように付勢可能なスプリングとを備えた差動制御式2方向クラッチ。
  2. 前記カム部は、正転用カム面と、逆転用カム面と、前記正転用カム面と前記逆転用カム面との間に設けられたくぼみとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の差動制御式2方向クラッチ。
  3. 前記差動制御式2方向クラッチは、軸方向の一端面に前記外輪に回動自在に嵌合した環状のスイッチングプレートを備え、前記スイッチングプレートは、前記保持器と係合し、前記スイッチングプレートを回動させることで、前記保持器が差動制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の差動制御式2方向クラッチ。
  4. 前記保持器は、環状に複数設けられ、前記スイッチングプレートに係合する一対の保持器と、前記スイッチングプレートに係合しない保持器とを有することを特徴とする請求項3に記載の差動制御式2方向クラッチ。
  5. 前記スイッチングプレートは、軸方向に貫通し、周方向に延在する長孔と、径方向に突出したレバーを備え、前記一対の保持器は、それぞれ軸方向に突出し前記長孔に嵌合した突起と、径方向外方に突出する凸部とを有し、前記外輪の内周には外径方向に窪んだ凹部が設けられ、前記一対の保持器の前記凸部は、前記凹部に嵌合しており、前記レバーを操作して、前記スイッチングプレートを回動させることで、前記凸部が前記凹部内で、前記突起が前記長孔内で、所定範囲の移動を制限されることで、前記一対の保持器が差動制御されることを特徴とする請求項4に記載の差動制御式2方向クラッチ。
  6. 前記一対の保持器は、前記トルク伝達部材に対向して、それぞれ周方向に延在する内径フランジと、周方向に延在し、前記内径フランジより短い周方向長さを有する外径フランジとを備え、前記内径フランジと前記外径フランジとの間に画成され、前記トルク伝達部材側に開口した凹部に前記スプリングが配置されており、前記トルク伝達部材は、前記一対の保持器の前記空間を対向させた状態で、前記一対の保持器の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の差動制御式2方向クラッチ。
  7. 前記トルク伝達部材は、円筒形のローラであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の差動制御式2方向クラッチ。
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