JP2009078749A - ハイブリッド車両の駆動力伝達装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の駆動力伝達装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの駆動による走行時に2方向クラッチが係合状態にスイッチするのを防止するハイブリッド車両の駆動力伝達装置を提供する。
【解決手段】2方向クラッチ19の外輪22と保持器25の相互間に、外輪22と保持器25の相対回転により弾性変形し、その復元弾性によってスプラグ24が外輪22と内輪23の対向面に対して係合解除される中立位置に外輪22を復帰回転させるセンタリングばね50を設けて、エンジンの駆動による車両の走行時に2方向クラッチ19の外輪22が振動等で回転して2方向クラッチ19が後輪の回転を阻害する方向に係合するのを防止する。
【選択図】図3

Description

この発明は、エンジンにより駆動輪を駆動し、減速機付き電動モータによって補助駆動輪を駆動するハイブリッド車両の駆動力伝達装置に関する。
エンジンおよび電動モータを備え、その電動モータを発進時や、加速時等の負荷が大きいときにアシストとして用いるようにしたハイブリッド車両の駆動力伝達装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された駆動力伝達装置においては、電動モータの回転を減速する減速機の出力軸から補助駆動輪に至るトルク伝達経路に2方向クラッチを組込み、エンジンの駆動による通常走行時に、その2方向クラッチによって補助駆動輪から減速機側への回転トルクの伝達を遮断するようにしている。
ここで、2方向クラッチとして、外輪と内輪の間に径の異なる2つの保持器を組込み、その各保持器に形成されたポケットにスプラグを組込み、大径側保持器と小径側保持器の相対回転によりスプラグを周方向に傾動させて外輪の内径面と内輪の外径面にスプラグの両端のカム面を係合させるようにしたスプラグタイプの2方向クラッチを採用している。
特開平11−291774号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたハイブリッド車両の駆動力伝達装置においては、電動モータを停止し、エンジンの駆動による前進走行中において、振動等の外力により、減速機の出力軸が回転すると、その回転が2方向クラッチの外輪に伝達され、前進側に傾動しているスプラグが後進側にスイッチして係合状態となり、補助駆動輪の回転が減速機側に伝達されて、補助駆動輪の回転が阻害されるという不具合が発生する。
また、電動モータを停止し、エンジンの駆動による後進走行時においても、前記と同様に、後進側に傾動しているスプラグが前進側にスイッチして係合状態となり、補助駆動輪の回転が減速機側に伝達されて、補助駆動輪の回転が阻害されるという不具合が発生する。
この発明の課題は、エンジンの駆動による走行時に2方向クラッチが補助駆動輪の回転を阻害する方向に係合するのを防止することができるようにしたハイブリッド車両の駆動力伝達装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、エンジンを駆動源として回転駆動される駆動輪と、減速機付き電動モータを駆動源として回転駆動される補助駆動輪とを備え、前記電動モータにおける減速機の出力軸から補助駆動輪に至るトルク伝達経路に2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチが、前記減速機からの回転トルクが入力される外輪とその内側に組込まれた内輪との間に係合子と、その係合子を保持する保持器を組込み、前記外輪に対する保持器の相対回転によって係合子を外輪と内輪の対向面に係合させるようにしたメカニカルタイプの2方向クラッチからなり、その2方向クラッチの保持器に滑りによる摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与手段を設けたハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、前記2方向クラッチに、外輪に対する保持器の相対回転により弾性変形し、その復元弾性によって係合子が外輪と内輪の対向面に対して係合解除される中立位置に外輪を復帰回転させるセンタリングばねを設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなるハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、電動モータを駆動し、その回転を2方向クラッチの外輪に伝達すると、その外輪と摩擦抵抗付与手段によって摩擦抵抗が付与された保持器が相対回転する。その相対回転により係合子が外輪と内輪の対向面に係合し、外輪の回転は係合子を介して内輪に伝達され、内輪の回転が補助駆動輪に伝達されて、補助駆動輪が回転する。
また、外輪と保持器の相対回転により、センタリングばねが弾性変形する。このため、電動モータからエンジンに駆動を切換えて、電動モータを停止すると、センタリングばねの復元弾性により外輪が復帰回転し、その外輪の回転により係合子が係合解除されて中立位置に戻され、その中立位置において外輪が弾性保持される。
したがって、振動等の外力により外輪が回転されるようなことはなく、2方向クラッチが補助駆動輪の回転を阻害する方向に係合するのを防止することができる。
ここで、センタリングばねとして、一部が切り離されたリング部の両端に一対の押圧片を外向きに形成したもの採用することができる。そのセンタリングばねの採用においては、リング部を保持器の内径面に嵌合し、一対の押圧片を保持器および外輪のそれぞれに形成された周方向に長い長孔に挿入して、保持器の長孔および外輪の長孔の周方向で対向する端面を相反する方向に押圧する組付けとする。
この場合、センタリングばねによって係合子を中立位置に保持する中立位置保持トルクをTとし、摩擦抵抗付与手段から保持器に負荷される摺動摩擦トルクをTとしたとき、T>Tの関係が成立するように中立位置保持トルクTを設定することにより、電動モータの停止時に、係合子が中立となる位置に外輪を確実に復帰回転させることができる。
この発明に係るハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、2方向クラッチは、外輪の円筒形内面と内輪の円筒形外面間に径の異なる2つの保持器を組込み、その大径の外側保持器を外輪の円筒形内面に固定し、その外側保持器と小径の内側保持器に径方向で対向するポケットを設け、そのポケット内にスプラグと、そのスプラグをポケットの周方向の略中央位置に保持する弾性部材とを組込み、前記外側保持器に対する内側保持器の相対回転によりスプラグを傾動させて外輪の円筒形内面と内輪の円筒形外面に係合させるようにしたスプラグタイプのものであってもよく、あるいは、外輪の内側に内輪を組込み、その外輪の内周に内輪の円筒形外面との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成するカム面を設け、そのカム面と円筒形外面間に組込まれたローラを保持器で保持し、前記外輪に対する保持器の相対回転によってローラをカム面および円筒形外面に係合させるようにしたローラタイプのものであってもよい。
スプラグタイプの2方向クラッチを採用する場合は、内側保持器に摩擦抵抗付与手段により摩擦抵抗を付与し、その内側保持器と外側保持器の相互間にセンタリングばねを組込むようにする。
ここで、摩擦抵抗付与手段として、外輪に対して相対回転可能な保持器の端部外周に嵌合されて静止部材との間で回り止めされた摩擦プレートと、その摩擦プレートの一方向側面を押圧して反対方向の側面を保持器の外周に形成されたフランジに押付ける弾性部材とからなるものを採用することができる。
上記のように、この発明においては、電動モータを停止すると、センタリングばねのばね力により外輪が復帰回転して係合子が中立位置に戻されると共に、外輪は復帰回転した位置に保持されるため、振動等の外力により外輪が保持器と相対的に回動されるようなことはなく、2方向クラッチが補助駆動輪の回転を阻害する方向に係合するのを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、ハイブリッド車両10は、車体前部に駆動輪としての前輪11が左右に設けられている。また、車体後部には補助駆動輪としての後輪12が設けられている。
さらに、車体には、エンジン13と、減速機付き電動モータ16とが搭載され、上記エンジン13の回転はトランスミッション14およびディファレンシャル15を介して前輪11に伝達される。一方、電動モータ16における減速機17の出力軸18の回転は2方向クラッチ19およびディファレンシャル20を介して後輪12に伝達される。
図2は電動モータ16のトルク伝達系を示し、減速機17の出力軸18には駆動ギヤ21が取付けられ、その駆動ギヤ21の回転は2方向クラッチ19に入力される。
図3および図4に示すように、2方向クラッチ19は、外輪22と、その内側に組込まれた内輪23と、上記外輪22の円筒形内面22aと内輪23の円筒形外面23a間に組込まれたスプラグ24と、そのスプラグ24を保持する保持器25とからなる。
外輪22と内輪23は軸受26を介して相対的に回転自在に支持され、その外輪22に設けられた入力ギヤ27は駆動ギヤ21に噛合している。
保持器25は、径の異なる2つの保持器25a、25bからなり、その外側保持器25aは外輪22の円筒形内面22aに固定されて外輪22と一体に回転するようになっている。
一方、内側保持器25bは軸受28によって内輪23に回転自在に支持されている。この内側保持器25bには径方向外方に延びるスイッチピン29が固定され、そのスイッチピン29は外側保持器25aに形成された周方向に長い長孔30内に挿入され、上記スイッチピン29が長孔30の周方向両端に当接する範囲内において外側保持器25aと内側保持器25bは相対的に回転自在とされている。
外側保持器25aと内側保持器25bには径方向で対向する複数のポケット31が周方向に間隔をおいて形成され、径方向で対向するポケット31内のそれぞれにスプラグ24が組込まれている。
スプラグ24は、正転用カム面24aと逆転用カム面24bを両端のそれぞれに有している。このスプラグ24は、内側保持器25bのポケット31内に組込まれた弾性部材32によってポケット31の周方向の略中央位置に保持されている。
内側保持器25bの一端部は外側保持器25aの端部より外側に位置している。この内側保持器25bはハウジング33との間に設けられた摩擦抵抗付与手段40によって摩擦抵抗が付与されている。
摩擦抵抗付与手段40は、内側保持器25bの端部外周にフランジ41を形成し、そのフランジ41から保持器端面側に形成された円筒面42に係合溝43を設け、上記円筒面42に嵌合された摩擦プレート44の一方向の側面を係合溝43に嵌合された波形ばね等の弾性部材45で押圧して反対方向の側面をフランジ41に押付け、その摩擦プレート44の外周部に形成された突起部44aをハウジング33に固定された固定プレート46に係合させて、摩擦プレート44をハウジング33に対して回り止めし、内側保持器25bに摩擦による回転抵抗を負荷するようにしている。
外側保持器25aと内側保持器25bの相互間には、その外側保持器25aと内側保持器25bの相対回転により弾性変形し、その復元弾性により両保持器25a、25bの回転位相差がなくなるまで外側保持器25aを復帰回転させるセンタリングばね50が組み込まれている。
図5に示すように、センタリングばね50は、一部が切り離されたリング部50aの両端に一対の押圧片50bを外向きに形成した構成とされている。このセンタリングばね50はリング部50aが内側保持器25bの内径面に嵌合され、一対の押圧片50bが外側保持器25aと内側保持器25bのそれぞれに形成された周方向に長い長孔51、52に挿入された組付けとされ、上記一対の押圧片50b、50bで長孔51、52の周方向で対向する端面を相反する方向に同時に押圧している。
ここで、センタリングばね50が外側保持器25aを内側保持器25bに対して回転位相差のない状態に保持する中立位置保持トルクをT、摩擦抵抗付与手段40から内側保持器25bに負荷される摺動摩擦トルクをT、電動モータ16の停止状態における空転トルクをT、電動モータ16の駆動時における駆動トルクをTとすると、T>T>T>Tの関係が成立するよう各トルクが設定されている。
図2および図3に示すように、内輪23には、ディファレンシャル20のディファレンシャルケース60が固定され、上記内輪23からそのディファレンシャルケース60に回転トルクが伝達されると、その回転トルクはディファレンシャル機構61を介して図1に示す後輪12のアクスル62に伝達されるようになっている。
実施の形態で示すハイブリッド車両の駆動力伝達装置は上記の構造からなり、
いま、電動モータ16を駆動すると、その電動モータ16の回転は減速機17により減速されて駆動ギヤ21に伝達され、その駆動ギヤ21の回転は入力ギヤ27に伝達されて、外輪22およびその外輪22に固定された外側保持器25aが一方向に回転する。
このとき、内側保持器25bには摩擦抵抗付与手段40により滑り摩擦抵抗が付与されているため、外側保持器25aと内側保持器25bが相対回転する。
外側保持器25aと内側保持器25bの相対回転により、スプラグ24は外側保持器25aの回転方向に倒れて、図4(II)に示すように、外輪22の円筒形内面22aと内輪23の円筒形外面23aに係合する。
外側保持器25aと内側保持器25bが所定角度相対回転すると、外側保持器25aに形成された長孔30の一端がスイッチピン29に当接し、外側保持器25aの回転は上記スイッチピン29から内側保持器25bに伝達されて内側保持器25bは外側保持器25aと一体に回転し、スプラグ24は係合状態に保持される。また、摩擦プレート44はフランジ41との接触部で滑りを生じつつ回転する。
2方向クラッチ19におけるスプラグ24の係合により、そのスプラグ24を介して外輪22の回転が内輪23に伝達される。また、内輪23の回転はその内輪23に固定されたディファレンシャルケース60からディファレンシャル機構61を介して図1に示すアクスル62に伝達されて後輪12が回転し、車両が走行する。
ここで、外側保持器25aと内側保持器25bが相対回転すると、図5(II)に示すセンタリングばね50が弾性変形する。このため、電動モータ16からエンジン13に駆動を切換えて、電動モータ16を停止すると、センタリングばね50の復元弾性により外側保持器25aと内側保持器25bの双方に回転力が付与される。
このとき、センタリングばね50による中立位置保持トルクTと摩擦抵抗付与手段40から内側保持器25bに負荷される摺動摩擦トルクTとの間には、T>Tの関係があり、また、上記中立位置保持トルクTと電動モータ16の停止状態における空転トルクTとの間には、T>Tの関係があるため、センタリングばね50のばね力により、外側保持器25aおよびその外側保持器25aと一体の外輪22が復帰回転し、その外輪22の回転によりスプラグ24が係合解除されて、図4(I)に示す中立位置に戻され、その中立位置において外輪22が弾性保持される。
したがって、振動等の外力により外輪22が保持器25bと相対的に回転されるようなことはなく、2方向クラッチ19が後輪12の回転を阻害する方向に係合するようなことはない。
図2および図3に示す実施の形態では、2方向クラッチ19としてスプラグタイプのものを示したが、図6(I)、(II)に示すように、入力ギヤ27の内径面に固定される外輪71の内径面に内輪72の円筒形外面73との間で周方向の両端に向けて対向間隔が次第に小さくなるくさび状空間を形成するカム面74を設け、そのくさび状空間内にローラ75を組込み、そのローラ75を保持器76で保持し、上記ローラ75を弾性部材77によって保持器76に形成されたポケット76aの周方向の略中央位置に保持するようにしたローラタイプの2方向クラッチ19を用いるようにしてもよい。
上記ローラタイプの2方向クラッチ19においては、保持器76に径方向外方に向くスイッチピン78を固定し、そのスイッチピン78を外輪71に形成した長孔79内に挿入し、その長孔79の両端にスイッチピン78が当接する範囲内において外輪71と保持器76を相対的に回転自在としている。
また、保持器76の端部とハウジング33の相互間に図3に示す摩擦抵抗付与手段40と同一の構成からなる摩擦抵抗付与手段40を設けて、上記保持器76に抵抗を付与している。
上記のようなローラタイプの2方向クラッチ19の採用においては、保持器76の内径面にセンタリングばね50のリング部50aを嵌合し、そのリング部50aの両端の押圧片50bを保持器76に形成された長孔80から外輪71に形成された長孔81に挿入して、各長孔80、81の周方向で対向する端面を同時に相反する方向に押圧する。
この発明に係るハイブリッド車両の駆動力伝達装置の実施の形態を示す全体の構成図 図1の電動モータのトルク伝達系を示す断面図 図2の一部分を拡大して示す断面図 (I)は図3のIV−IV線に沿った断面図、(II)はスプラグの係合状態を示す断面図 (I)は図3のV−V線に沿った断面図、(II)はセンタリングばねの弾性変形状態を示す断面図 (I)は2方向クラッチの他の例を示す縦断正面図、(II)は(I)のVI−VI線に沿った断面図
符号の説明
11 前輪(駆動輪)
12 後輪(補助駆動輪)
13 エンジン
16 減速機付き電動モータ
17 減速機
18 出力軸
19 2方向クラッチ
22 外輪
22a 円筒形内面
23 内輪
23a 円筒形外面
24 スプラグ
25 保持器
25a 外側保持器
25b 内側保持器
31 ポケット
40 摩擦抵抗付与手段
41 フランジ
44 摩擦プレート
45 弾性部材
46 固定プレート
50 センタリングばね
50a リング部
50b 押圧片
51 長孔
52 長孔
71 外輪
72 内輪
73 円筒形外面
74 カム面
75 ローラ
76 保持器
80 長孔
81 長孔

Claims (6)

  1. エンジンを駆動源として回転駆動される駆動輪と、減速機付き電動モータを駆動源として回転駆動される補助駆動輪とを備え、前記電動モータにおける減速機の出力軸から補助駆動輪に至るトルク伝達経路に2方向クラッチを組込み、その2方向クラッチが、前記減速機からの回転トルクが入力される外輪とその内側に組込まれた内輪との間に係合子と、その係合子を保持する保持器を組込み、前記外輪に対する保持器の相対回転によって係合子を外輪と内輪の対向面に係合させるようにしたメカニカルタイプの2方向クラッチからなり、その2方向クラッチの保持器に滑りによる摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与手段を設けたハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、
    前記2方向クラッチに、外輪に対する保持器の相対回転により弾性変形し、その復元弾性によって係合子が外輪と内輪の対向面に対して係合解除される中立位置に外輪を復帰回転させるセンタリングばねを設けたことを特徴とするハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  2. 前記センタリングばねが、一部が切り離されたリング部の両端に一対の押圧片を外向きに形成した構成とされ、前記リング部を保持器の内径面に嵌合し、一対の押圧片を保持器および外輪のそれぞれに形成された周方向に長い長孔に挿入して、保持器の長孔および外輪の長孔の周方向で対向する端面を相反する方向に押圧する組付けとした請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  3. 前記センタリングばねによって係合子を中立位置に保持する中立位置保持トルクをTとし、摩擦抵抗付与手段から保持器に負荷される摺動摩擦トルクをTとしたとき、T>Tの関係が成立するように中立位置保持トルクTを設定した請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  4. 前記2方向クラッチが、外輪の円筒形内面と内輪の円筒形外面間に径の異なる2つの保持器を組込み、その大径の外側保持器を外輪の円筒形内面に固定し、その外側保持器と小径の内側保持器に径方向で対向するポケットを設け、そのポケット内にスプラグと、そのスプラグをポケットの周方向の略中央位置に保持する弾性部材とを組込み、前記外側保持器に対する内側保持器の相対回転によりスプラグを傾動させて外輪の円筒形内面と内輪の円筒形外面に係合させるようにしたスプラグタイプの2方向クラッチからなり、前記内側保持器に摩擦抵抗付与手段により摩擦抵抗を付与し、その内側保持器と外側保持器の相互間にセンタリングばねを組込んだ請求項1乃至3のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  5. 前記2方向クラッチが、外輪の内側に内輪を組込み、その外輪の内周に内輪の円筒形外面との間で周方向の両端が狭小のくさび形空間を形成するカム面を設け、そのカム面と円筒形外面間に組込まれたローラを保持器で保持し、前記外輪に対する保持器の相対回転によってローラをカム面および円筒形外面に係合させるようにしたローラタイプの2方向クラッチからなる請求項1乃至3のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  6. 前記摩擦抵抗付与手段が、外輪に対して相対回転可能な保持器の端部外周に嵌合されて静止部材との間で回り止めされた摩擦プレートと、その摩擦プレートの一方向側面を押圧して反対方向の側面を保持器の外周に形成されたフランジに押付ける弾性部材とからなる請求項1乃至5のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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