JP2011120757A - 吸収体の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1センサーを介して前記掻き取り前の堆積体が回転ドラム外周面もしくはそこから設定された判定高さを越え堆積しているか否かを判定し、他方、第2センサーを介して前記掻き取り後の堆積体の掻き取られた表面の前記回転ドラム外周面からの高低差を測定し該堆積体の凹凸情報を入手し、前記第1センサーを介して取得した前記堆積体の判定結果と前記第2センサーを介して取得した前記堆積体の凹凸情報に基づいて、該繊維供給制御部は前記供給適正量となるよう前記繊維材料の供給量を前記繊維供給部を介して制御して、前記吸収体の製造を行う吸収体の製造方法。
【選択図】なし
Description
第1センサーを介して前記掻き取り前の堆積体が前記回転ドラム外周面もしくはそこから設定された判定高さを越え堆積しているか否かを判定し、他方、第2センサーを介して前記掻き取り後の堆積体の掻き取られた表面の前記回転ドラム外周面からの高低差を測定して該堆積体の凹凸情報を入手し、
前記第1センサーを介して取得した前記堆積体の判定結果と前記第2センサーを介して取得した前記堆積体の凹凸情報に基づいて、該繊維供給制御部は前記供給適正量となるよう前記繊維材料の供給量を前記繊維供給部を介して制御して、前記吸収体の製造を行う吸収体の製造方法に関する。
また、本発明は上記製造方法を使用する製造装置であって、外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムと、該回転ドラムの外周面に向けて繊維材料を飛散状態にて供給するダクトと、該ダクトに繊維材料を供給する繊維材料供給部と、前記集積用凹部に前記回転ドラム外周面を越えて堆積された過剰量の繊維材料を掻き取るスカッフィングロールと、スカッフィングロールで掻き取った繊維材料を前記ダクト内又は前記繊維材料供給部に戻す返戻搬送路とを有する吸収体の製造装置であって、
前記掻き取り前の堆積体の繊維材料の堆積状況を検知する第1センサーと、前記掻き取り後の堆積体の繊維材料の堆積状況を検知する第2センサーとを有し、
前記第1センサーを介して取得した前記掻き取り前の堆積体が前記回転ドラム外周面を越えて堆積しているか否かの判定結果と前記第2センサーを介して取得した前記掻き取り後の堆積体の凹凸情報とに基づいて、該繊維供給適正量となるよう前記繊維材料の供給量を前記繊維供給部を介して制御する繊維供給量制御部とを備えた吸収体の製造装置を提供するものである。
本発明の製造方法に用いられる一実施形態としての吸収体の製造装置10は、図1に示すように、外周面に複数の集積用凹部1(堆積部)が所定の間隔で形成された回転ドラム2を備えている。そして、この回転ドラム2の外周面2sに向けて、繊維材料42を飛散状態にて供給するダクト3と、ダクト3に繊維材料4を供給する繊維材料供給部4とが設けられ、これらにより集積用凹部1に繊維材料4を前記回転ドラム外周面を越えるように堆積させる。繊維材料供給部4は解繊機41を備えており、パルプシート等のシート状の原料43を、原料供給用のニップローラ44,44を駆動モータ45で駆動することにより解繊機41に導入し、解繊された繊維材料42をダクト3内に供給するように構成されている。
第1センサー及び第2センサーとして使用しうるセンサーは特に限定されないが、第1センサー81は透過型の光電管センサー(赤外線、可視光線)や反射型の光電管センサー、レーザーセンサーを用いることができる。第2センサーはレーザーセンサー(変位を測定できるもの)が適しており好ましい。また、第1センサー81を第2センサー82のように上方から測定してもよい。例えば、同じ変位センサーを用いてドラム外周面からの繊維材料42C表面までの距離を測定して積もりすぎか、適切かを判断し、上記実施態様と同様に供給量制御が可能である。この場合は供給量を抑える制御だけでなく、もしスカッフィング前に基準となるドラム外周面の高さより低く繊維材料が積もっていたら、供給量を増やす制御も行うことができる。また第1センサー及び第2センサーはそれぞれ更に多数のセンサーを組み合わせたものであってもよい。
一方、図6(b)に示したものでは、堆積体7b’の中央に凹み7kが形成されている。このような凹みが生じる理由については、図7(a)及び(b)に基づいて述べたとおりであり、堆積する繊維材料の量が少なすぎる場合に生じる。このような堆積体の凹み7kはその通過時に第2センサー82によって、表面の凹凸として検知され、その情報が繊維供給量制御部83(図1参照)に送られる。
回転ドラム2の内側(回転軸側)の非回転部分には、吸気ファン(図示せず)が接続されており、該吸気ファンの駆動により、回転ドラム内側の仕切られた空間B及びCを負圧に維持可能である。個々の集積用凹部1の底面部11は、メッシュプレートにより構成され、多数の細孔を有している。個々の集積用凹部1が、負圧に維持された空間B,C上を通過している間、各集積用凹部1の底面部の細孔が吸引孔として機能する。本実施形態における集積用凹部1の底面部11は、図2(a)に示すように窪み部11k及び非窪み部11jとからなり、その一部が吸収体70の凸部72に対応する形状に窪んでいる。なお、底面部11をなすメッシュプレートには細孔11aがあり、そこを介して吸引fがなされる。
このとき本実施態様においては、さらに、集積用凹部1の底面部の細孔から空気を吹き出させるとともに、搬送ベルト91側から吸引機92により吸引することにより行う。堆積体7の離型は搬送ベルト91に対して行う。図1に示す例においては、搬送ベルト91上に被覆シート93を供給し、その被覆シート93上に向け堆積体7を離型している。それにより堆積体7が離型された吸収体70は被覆シート93に下面側(凸部とは反対側)から被覆される。
この実施態様は、返戻搬送路6の長さが比較的長い場合や、返戻搬送路6に屈曲部を多く設ける場合、返戻搬送路6の一端部61と他端部62との間の圧力差が生じにくい場合等に適している。これに限らず本実施態様においては、仕切り板65によってダクト3内の他の部分と仕切られた空間内に開口し、集積用凹部1の底面部からの吸引により、返戻搬送路6の一端部61と他端部62との間に圧力差が生じさせる。この圧力差によっても、返戻搬送路6内に空気流が生じる。
11 底面部
2 回転ドラム
3 ダクト
4 繊維材料供給部
42 繊維材料
43 シート状の原料
5 スカッフィングロール
6 返戻搬送路
7 堆積体
70 吸収体
8 繊維供給量制御機構
81 第1センサー
82 第2センサー
83 繊維供給量制御部
10 吸収体の製造装置
Claims (4)
- 外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムの前記外周面に向け繊維材料を飛散状態で繊維供給部より供給し、該繊維材料を前記集積用凹部に前記回転ドラム外周面を越えて堆積させ堆積体とし、該回転ドラム外周面を越えて堆積した過剰量の繊維材料を掻き取り、掻き取った繊維材料を返戻搬送路を介して繊維材料の供給経路に戻すとともに、該集積用凹部内に残る堆積体を吸収体として該集積用凹部内から離型し吸収体とする吸収体の製造方法であって、
第1センサーを介して前記掻き取り前の堆積体が前記回転ドラム外周面もしくはそこから設定された判定高さを越え堆積しているか否かを判定し、他方、第2センサーを介して前記掻き取り後の堆積体の掻き取られた表面の前記回転ドラム外周面からの高低差を測定して該堆積体の凹凸情報を入手し、
前記第1センサーを介して取得した前記堆積体の判定結果と前記第2センサーを介して取得した前記堆積体の凹凸情報とに基づいて、該繊維供給制御部は前記供給適正量となるよう前記繊維材料の供給量を前記繊維供給部を介して制御して、前記吸収体の製造を行う吸収体の製造方法。 - 前記集積用凹部は、その底面部の一部に窪み部を有し、該窪み部に対応する部分が突出した吸収体を製造する請求項1に記載の吸収体の製造方法。
- 前記第1センサーを介して取得した掻き取り前の堆積体が前記回転ドラム外周面を越えているか否かの判定結果に基づき前記供給適正量を下方修正し、前記第2センサーを介して取得した掻き取り後の堆積体の凹凸情報に基づき前記供給適正量を上方修正する請求項1又は2に記載の吸収体の製造方法。
- 外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムと、該回転ドラムの外周面に向けて繊維材料を飛散状態にて供給するダクトと、該ダクトに繊維材料を供給する繊維材料供給部と、前記集積用凹部に前記回転ドラム外周面を越えて堆積された過剰量の繊維材料を掻き取るスカッフィングロールと、スカッフィングロールで掻き取った繊維材料を前記ダクト内又は前記繊維材料供給部に戻す返戻搬送路とを有する吸収体の製造装置であって、
前記掻き取り前の堆積体の繊維材料の堆積状況を検知する第1センサーと、前記掻き取り後の堆積体の繊維材料の堆積状況を検知する第2センサーとを有し、
前記第1センサーを介して取得した前記掻き取り前の堆積体が前記回転ドラム外周面を越えて堆積しているか否かの判定結果と前記第2センサーを介して取得した前記掻き取り後の堆積体の凹凸情報とに基づいて、該繊維供給適正量となるよう前記繊維材料の供給量を前記繊維供給部を介して制御する繊維供給量制御部とを備えた吸収体の製造装置。
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