JP6774308B2 - 吸収体の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、集積用凹部の底面に、開口面積率の高い第1吸引領域と第1吸引領域よりも開口面積率の低い第2吸引領域を設けて、吸収容量を部分的に高く設計した部位を有する吸収体を製造する装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、本出願人は、外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムに飛散状態にて供給する繊維材料の量を、周期的に変化させることによって、繊維材料の坪量が相対的に高い部分と繊維材料の坪量が相対的に低い部分とを有する吸収体を得る方法を提案した(特許文献2参照)。
しかし、本発明者は、繊維材料の単位時間当たりの供給量を、繊維材料の原料となる原料シートの解繊機に対する供給速度を増減して変化させると、変化が急激な場合等に、その速度変化により、解繊機より上流において原料シートがバタつくように上下に変位し、それが、原料シートの解繊機に対する供給量の正確な制御に影響を与える場合があることを知見した。
先ず、本発明の吸収体の製造方法の一実施態様に好ましく用いられる吸収体の製造装置について、図1を参照して説明する。図1に示す吸収体の製造装置1は、本発明の吸収体の製造装置の一実施形態でもある。
図1に示す吸収体の製造装置1は、図1に示すように、外周面に複数の集積用凹部22が所定の間隔で形成された回転ドラム2と、回転ドラム2の外周面2fに向けて、吸収体材料としての繊維材料31及び吸水性ポリマー32を飛散状態にて供給するダクト4と、ダクト4内に繊維材料31を供給する繊維材料供給部5と、集積用凹部22内に、繊維材料31及び吸水性ポリマー32が堆積して生じた堆積物を、吸収体3として該集積用凹部22から離型させる離型用エアブロー装置10と、回転ドラム2の下方に配された搬送手段としてのバキュームコンベア7とを備えている。
外周部材21は、その外周部に、図2に示すように、多孔性プレート27(多孔性部材)と、該多孔性プレート27の外面27a側に重ねて固定されたパターン形成プレート28とを有する。集積用凹部22の底面は、多孔性プレート27から形成されている。
多孔性プレート27としては、例えば、金属又は樹脂製のメッシュプレート、あるいは金属又は樹脂製の板にエッチング、パンチングで複数(多数)の細孔を形成したもの等を用いることができる。
繊維材料供給部5は、解繊機51を備えている。解繊機51は、パルプシート等の原料シート31Aを粉砕してパルプ繊維等の繊維材料31とするものであり、生じた繊維材料31が、ダクト4内に向けて開孔した材料供給口51dからダクト4内に供給される。
解繊機51は、解繊ロール51aとケーシング51bとを備えている。解繊ロール51aは、その周面に、原料シート31Aの先端縁を接触して解繊する多数の解繊刃を有している。解繊ロール51aは、ケーシング51bから突出した回転軸の両端部を軸受によって支持されており、且つモーター等の動力源からの動力が、ギアやベルト等の任意の動力伝達手段で回転軸に伝達されて回転駆動される。解繊ロール51aは、一定の速度で一方向に回転駆動される。
ケーシング51bは、原料シート31Aが導入される導入ロと解繊ロール51aの外周面との間を連通する原料シート31Aの導入路51cと、前述した材料供給口51dを備えている。また、ケーシング51b内には、解繊ロール51aの外周面に沿う断面円弧状のフードが設けられている。
第2の送り装置6Cも、公知のニップロール64を備えており、一対のニップロール64で原料シート31Aを挟んだ状態で、駆動モーター65によりニップロール64を回転させることで、第1の送り装置6Bから送られてき原料シート31Aを、制御部8により制御された送り速度で、その下流に位置する解繊機51に向けて送り出す。原料シート31Aは、ニップロール64の回転速度に応じた送り速度で、解繊機51の解繊ロール51aの周面に供給され、解繊ロール51aの周面に接触して繊維状材料となる。したがって、この第2の送り装置6Cによる送り速度が、ダクト4に対する繊維状材料の供給速度、及び回転ドラム2の外周面に対する繊維状材料の供給速度となる。
また制御部8のコンピュータは、第1の送り装置6Bの駆動モーター63に対して制御信号を出力して、駆動モーター63の回転速度を一定に維持し、原料シート31Aの送り速度を一定の速度に安定に維持することができる。制御部8は、コンピュータに代えて、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)や他の類似の装置を用いることもできる。
また、吸収体の製造装置1は、その吸収体連続体30Aを、個々の吸収性物品に使用される長さ(以下、吸収性物品一枚分の長さともいう)の吸収体30に切断する切断装置9を備えている。切断装置9としては、吸収性物品や吸収体の製造に用いられる各種公知の切断手段を用いることができ、例えば、図1に示すように、切断刃92を有するカッターロール91とその刃を受けるアンビルロール93とを有しており、両ロールの回転により一定の周期で、吸収体連続体30Aを順次切断するものを用いることができる。
上述した製造装置1を用いて吸収体3を製造するためには、回転ドラム2を回転させると共に、上記吸気ファンを作動させて空間Aを負圧とする。また離型用エアブロー装置6、バキュームコンベア7、バキュームコンベア7に隣接して配置したベルトコンベア7A、及び切断装置9を作動させる。
吸気ファンの作動により、空間A上に位置する集積用凹部22の底面に、底面の全域に亘って均一な吸引力が生じると共に、ダクト4内に、回転ドラム2の外周面に向けて流れる空気流が生じる。
より具体的には、制御部8に含まれるコンピュータにより、第1の送り装置6Bのニップロール62の周速を一定に維持しながら、第2の送り装置6Cのニップロール64の周速を周期的に変化させる。
第2の送り装置6Cのニップロール64の周速を周期的に変化させることによって、繊維材料の原料シート31Aを解繊機51に供給する速度が周期的に変化し、ダクト4内に供給される繊維材料31の単位時間当たりの供給量も周期的に変化する。
制御部8のコンピュータには、第2の送り装置6Cのニップロール64の回転速度に、そのような変化を生じさせるためのプログラムをインストールしておく。プログラマブルロジックコンピュータを用いて、ニップロール64の回転速度を周期的に変化させても良い。
第1の送り装置6Bによる原料シートの送り速度(ニップロール64の周速)を、図3(a)に示すグラフ中、「B」で示すパターンで一定に維持する一方、第2の送り装置6Cによる原料シートの送り速度(ニップロール64の周速)を、図3(c)中、「C2」に示すパターンで周期的に変化させることもできる。
なお、図3(b)中の「C1」又は図3(c)中の「C2」で示すパターンのように、ダクト4に繊維材料31を供給しないステップを有するパターンに代えて、ダクト4に相対的に少ない量の繊維材料31を供給するステップとダクト4に相対的に多い量の繊維材料31を供給するステップとが交互に繰り返して、繊維材料31を連続して供給するパターンとしても良い。
図3(a)〜図3(c)に示す各グラフの横軸は、集積用凹部22が、ダクト4に覆われた部分を通過する周期(以下「集積用凹部の通過周期」ともいう)との関係において時間を示すものであり、集積用凹部の通過周期の一周期Tは、例えば図3(d)に示すように、一つの集積用凹部22aの特定位置P1、例えば回転方向Rの前端が、ダクト4の回転ドラム2の周方向に沿う方向の特定位置P2を通過した後、その次の集積用凹部22bの共通する特定位置P1が、同特定位置P2を通過するまでの時間に相当する。
製造装置1の運転中には、製造装置1の制御部8によって、図3(b)及び図3(c)に示すように、第2の送り装置により原料シート31Aの送り速度を変化させる周期と、集積用凹部22の通過周期とを一致させることが好ましい。その場合、原料シート31Aの送り速度を変化させる周期と、集積用凹部22の通過周期の位相は、適宜に決定し得る。
図4及び図5(a)に示す吸収体3においては、集積用凹部22の回転方向前端fに対応する一端3a側に、相対的に繊維材料の坪量が多い高坪量部33が形成され、集積用凹部22の回転方向後端rに対応する他端3b側に、相対的に繊維材料の坪量が少ない低坪量部34が形成されている。吸収体3は、回転ドラム2の周方向に対応する長手方向3X及び該長手方向に直交する幅方向3Yを有している。吸収体3は、搬送手段としてのバキュームコンベア7やベルトコンベア7Aにより搬送される際には、図1に示すように、長手方向3Xが搬送方向Xに沿い、高坪量部33を有する一端3a側が、搬送方向の下流側に向けられている。
このようにして得られた吸収体3は、図1に示すように、被覆シート35,36で被覆されて吸収体連続体30Aとされた後、切断装置9により所定長さに切断されて、被覆シートで被覆された吸収体30として、使い捨ておむつ等の吸収性物品に組み込まれる。
本実施形態の製造方法及び製造装置1によれば、このように、第2の送り装置6Cによる原料シート31Aの送り速度を変化させることにより、集積用凹部やその吸引機構に特別な改変を加えなくても、繊維材料の坪量が相対的に高い部分と繊維材料の坪量が相対的に低い部分とを有する吸収体を容易に製造することができる。
供給量の制御の精度が向上する理由は、原料シート31Aのバタつくような変位を低減でき、それによって、第2の送り装置6Cへの原料シート供給量が安定することや、第2の送り装置6Cに加えて第1の送り装置6Bを用いることで、第2の送り装置6Cの駆動手段としてサーボモーター等の電動モーターを用いたときに、吸収体の製造中における、該電動モーターの実効負荷率を低減させることができ、電動モーターをレスポンスの良い適正な範囲で使用することが容易となり、より安定した変速制御が行える等にある。なお、第2の送り装置6Cの駆動手段は、電動モーター、特にサーボモーターが好ましい。第1の送り装置6Bの駆動手段も、電動モーター、特にサーボモーターが好ましい。
第2の送り装置6Cによる原料シート31Aの供給速度の平均速度とは、第2の送り装置6Cの送り速度の、集積用凹部の通過周期の1周期分の積分値を、通過周期の1周期分の時間で除して得られる速度である。
例えば、図3(b)においては、集積用凹部の通過周期の1周期分の積分値はVTであり、通過周期の1周期分の時間はTで除して得られる、平均速度はVである。
同様の観点から、第1の送り装置6Bによる原料シート31Aの送り速度は、第2の送り装置6Cによる原料シート31Aの供給速度の平均速度の100%超110%以下とすることが好ましく、より好ましくは100.1%超110%以下、更に好ましくは100.5%以上105%以下である。
このような場合に、原料シートの変動が起こりやすく、原料シート31Aの供給量のバラツキ等の不都合が生じやすいが、本発明の方法及び装置によれば、そのような不都合を防止又は軽減することができる。
また、吸収体3内に繊維材料の坪量が異なる高坪量部及び低坪量部を有することは、例えば、必要な部分に高い吸収容量を確保し易い一方、必要性に劣る部分の吸収容量を減らして、全体としての原料の使用量を軽減する観点からも好ましい。なお、吸収体3は、被覆シート35,36で被覆することなく、吸収性物品の吸収体として用いることもできる。
図5(b)に示す吸収体は、回転ドラム2の周方向に対応する長手方向3Xの中央部に、繊維材料の坪量が最も多い高坪量部33を有し、長手方向3Xにおける高坪量部33に、繊維材料の坪量が最も少ない低坪量部34を有している。図5(c)に示す吸収体は、図4及び図5(a)に示す吸収体と同様に、回転ドラム2の周方向に対応する長手方向3Xの一方の側に、繊維材料の坪量が最も多い高坪量部33を有し、他方の側に、繊維材料の高坪量部33より少ない低坪量部34を有しているが、高坪量部33と低坪量部34の位置が逆になっている。
図6(b)に示す吸収体は、回転ドラム2の周方向に対応する長手方向3Xに、相互に離間した状態に複数の高坪量部33が形成されている。図6(b)に示す吸収体は、2つの高坪量部33以外の3箇所が何れも繊維材料の坪量が最も少ない低坪量部34となっているが、3箇所のうちの1又は2箇所を、繊維材料の坪量が高坪量部33より少なく低坪量部34より多い中間坪量部38とすることもできる。
ダクト開口部のドラム周方向の長さは、図3(d)に示すように、ダクト4の回転ドラム側の開口部4eの、回転ドラムの周方向に沿う方向の両端4f,4r間の長さであり、回転ドラムの外周面に沿って測定する。集積用凹部22のドラム周方向の長さは、集積用凹部22の、回転ドラムの周方向に沿う方向の両端f,r間の長さであり、回転ドラムの外周面に沿って測定する。
繊維材料の坪量が最も多い部分と、繊維材料の坪量が最も低い部分の坪量は、下記のようにして求める。即ち、図7に示すように、吸収体3の長手方向3Xの一端3aから30mm間隔で、幅方向3Yに沿う直線Cを引き、その直線Cを境界として吸収体3を複数の部分3A〜3Fに分割し、その分割部分のそれぞれについて面積及び含まれる繊維材料の質量を求める。そして、求めた質量及び面積から坪量を算出し、算出した坪量が最も高い分割部分の坪量を、繊維材料の坪量が最も多い部分の坪量とし、算出した坪量が最も少ない分割部分の坪量を、繊維材料の坪量が最も少ない部分の坪量とする。なお、図7に点線で示すように、吸収体3が、最後に引いた直線Ceから30mm未満の長さで延出する部分3Gを有する場合、その直線Ceでは分割せずに、該部分3Gをその前の部分3Fの一部として、該部分3Fの坪量を算出する。吸収体3の長手方向3Xの一端3aは、吸収性物品の吸収体である場合、着用者の前後方向の腹側(前側)に近い方の一端とする。着用者の前後との関係が不明の場合は、集積用凹部22の回転方向前端fに対応する一端とし、それも不明である場合は、長手方向の任意の一端を一端とする。
吸水性ポリマー32は、単位時間当たりの供給量(質量)を一定にして連続的に供給することもできる。吸水性ポリマー32を連続的に供給しても、吸水性ポリマー32は、繊維材料31を搬送する空気流のなかの繊維材料の濃度が高い部分に濃度の低い部分に比して多く吸水性ポリマー32が絡まる為、相対的に多い量が含まれる。そのため、吸収体3として、繊維材料の坪量が相対的に多い部分に、繊維材料の坪量が相対的に少ない部分より多くの吸水性ポリマーを有する吸収体が得られる。本実施形態の製造方法又は製造装置によれば、吸水性ポリマー32の供給装置に供給量を変化させる手段を設けなくても、吸水性ポリマーが偏在した吸収体が得られる。
原料シート31Aを一定の速度で下流に送る第1の送り装置6Bを複数配置する場合、それらの第1の送り装置6Bどうしは、原料シート31Aの送り速度が同じであっても異なっていても良いが、原料シートのバタつきの変位を確実に防止し、供給量を更に安定させる観点から、第2の送り装置6Cにより近い方の第1の送り装置の送り速度が、第2の送り装置6Cから遠い方の第1の送り装置の送り速度よりも速いか、もしくは同等であることが好ましい。
ここで、原反ロール31Rから第1の送り装置6Bまでの距離D1とは、原反ロール31Rの原料シート31Aが巻き出される位置P6から、巻き出された原料シート31Aが第1の送り装置6Bの原料シート搬送用のロール、即ち前述したニップロール62に最初に接触する位置までの距離であり、該距離は、原料シートにたわみが生じないものとして、原料シート31Aの搬送経路に沿って測定する。また、原反ロール31Rから第2の送り装置6Cまでの距離D2とは、原反ロール31Rの原料シート31Aが巻き出される位置P6から、原料シート31Aが第2の送り装置6Cの原料シート搬送用のロール、即ち前述したニップロール64に最初に接触する位置までの距離であり、原料シートにたわみが生じないものとして、原料シートの搬送経路に沿って測定する。
なお、第1の送り装置6Bと第2の送り装置6Cとの間の距離は、500mm以上であることが好ましく、より好ましくは1000mm以上であり、また5000mm以下であることが好ましく、より好ましくは3000mm以下である。
例えば、図1に示す吸収体の製造装置の回転ドラムにおいては、吸収性物品1個分の吸収体を形成する集積用凹部が、回転ドラムの周方向に間隔を開けて複数形成されていたが、本発明の吸収体の製造方法又は製造装置に使用する回転ドラムは、周方向に連続する集積用凹部を有し、吸収性物品複数個分の吸収体が連なった連続吸収体を形成するものであっても良い。
また、図1に示す吸収体の製造装置1における集積用凹部は、底面全体に均一な吸引力を生じるものであったが、底面に、相対的に高い吸引力を生じる領域と相対的に低い吸引力を生じる領域とを有する集積用凹部であっても良い。例えば、本発明の方法及び装置と、特許文献1に記載の方法と組み合わせることも出来る。即ち、集積用凹部22の底面に、開口面積率の高い第1吸引領域と第1吸引領域よりも開口面積率の低い第2吸引領域を設け、これら両吸引領域に前記繊維材料を堆積させることもできる。
また、ダクトに、繊維材料を供給する一方、吸水性ポリマーを供給せずに、吸水性ポリマーを含まない吸収体を製造しても良い。
2 回転ドラム
2f 外周面
22 集積用凹部
3 吸収体
31 繊維材料
31A 原料シート
31R 原料シートの原反ロール
32 吸水性ポリマー
33 高坪量部
34 低坪量部
30 被覆シートを有する吸収体
4 ダクト
5 繊維材料供給部
51 解繊機
6A 原反ロール保持部
6B 第1の送り装置
6C 第2の送り装置
7 バキュームコンベア
7A ベルトコンベア
8 制御部
9 切断装置
91 カッターロール
92 切断刃
93 アンビルロール
10 離型用エアブロー装置
55 吸水性ポリマーの散布管
Claims (14)
- 原料シートを解繊機で解繊して得られる繊維材料を、外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムに空気流に載せて供給し、供給した前記繊維材料を、吸引して該集積用凹部内に堆積させ、該集積用凹部から所定形状に成形された堆積物を離型して吸収体を得る、吸収体の製造方法であって、
原反ロールから巻き出された前記原料シートを、第1の送り装置により下流に一定の速度で送る第1工程、及び下流に送られた前記原料シートを、第2の送り装置により供給速度を周期的に変化させながら前記解繊機に供給する第2工程を具備し、
前記堆積物として、繊維材料の坪量が相対的に高い部分と繊維材料の坪量が相対的に低い部分とを有する繊維堆積体を得る、吸収体の製造方法。 - 前記第1の送り装置による前記原料シートの送り速度を、前記第2の送り装置による前記原料シートの送り速度の平均速度よりも速くする、請求項1に記載の吸収体の製造方法。
- 前記第1の送り装置による前記原料シートの送り速度を、前記第2の送り装置による前記原料シートの供給速度の平均速度の100%超110%以下とする、請求項2に記載の吸収体の製造方法。
- 前記原料シートの前記原反ロールと前記第2の送り装置との間に、前記原料シートを一定の速度で下流に送る前記第1の送り装置を複数配置する、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
- 前記繊維材料を搬送する空気流中に吸水性ポリマーを供給し、吸水性ポリマーを含む繊維堆積体を得る、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
- 前記空気流に対する前記吸水性ポリマーの単位時間当たりの供給量を周期的に変化させる、請求項5に記載の吸収体の製造方法。
- 前記集積用凹部は、底面全体に均一な吸引力を生じるものである、請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
- 前記集積用凹部は、底面に、相対的に高い吸引力を生じる領域と相対的に低い吸引力を生じる領域とを有する、請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
- 原料シートを解繊機で解繊して得られた繊維材料を、外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムに空気流に載せて供給し、供給した前記繊維材料を、吸引して該集積用凹部内に堆積させ、その堆積物を離型して、所定形状の繊維堆積体を得る繊維堆積体の製造装置であって、
原反ロールを従動回転可能に支持する支持機構を具備する原反ロール保持部、前記原反ロールから巻き出した前記原料シートを、下流に一定の速度で送る第1の送り装置、前記第1の送り装置により下流に送られた前記原料シートを、供給速度を周期的に変化させながら前記解繊機に供給する第2の送り装置、及び前記第2の送り装置の供給速度を、前記繊維堆積体として、繊維材料の坪量が相対的に高い部分と繊維材料の坪量が相対的に低い部分とを有する繊維堆積体が得られるように変化させる制御部を具備する、吸収体の製造装置。 - 前記原反ロールから前記第1の送り装置までの距離が、前記原反ロールから前記第2の送り装置までの距離の半分以上である、請求項9に記載の繊維堆積体の製造装置。
- 前記原反ロール保持部と前記第2の送り装置との間に、前記原料シートを一定の速度で下流に送る第1の送り装置を複数具備する、請求項9又は10に記載の吸収体の製造装置。
- 前記繊維材料を搬送する空気流中に吸水性ポリマーを供給する装置を具備し、吸水性ポリマーを含む繊維堆積体を得る、請求項9〜11の何れか1項に記載の吸収体の製造装置。
- 前記吸水性ポリマーを供給する装置は、前記空気流に対する前記吸水性ポリマーの単位時間当たりの供給量を周期的に変化させる制御部を具備する、請求項12に記載の吸収体の製造装置。
- 前記集積用凹部は、底面に、相対的に高い吸引力を生じる領域と相対的に低い吸引力を生じる領域とを有する、請求項9〜13の何れか1項に記載の吸収体の製造装置。
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