JP6271313B2 - 吸収体の製造装置及び製造方法 - Google Patents

吸収体の製造装置及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6271313B2
JP6271313B2 JP2014062067A JP2014062067A JP6271313B2 JP 6271313 B2 JP6271313 B2 JP 6271313B2 JP 2014062067 A JP2014062067 A JP 2014062067A JP 2014062067 A JP2014062067 A JP 2014062067A JP 6271313 B2 JP6271313 B2 JP 6271313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
absorber
absorbent body
superabsorbent polymer
deposition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014062067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015181785A (ja
Inventor
裕樹 合田
裕樹 合田
範朋 亀田
範朋 亀田
良太 河守
良太 河守
貴之 岡部
貴之 岡部
敦志 今井
敦志 今井
博行 三好
博行 三好
弘志 一色
弘志 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to JP2014062067A priority Critical patent/JP6271313B2/ja
Publication of JP2015181785A publication Critical patent/JP2015181785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6271313B2 publication Critical patent/JP6271313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、吸収性物品を構成する吸収体の製造装置及び製造方法、特に、親水性繊維と高吸収性ポリマー(SAP)とを堆積させて吸収体を成形する製造装置及び製造方法に関する。
紙おむつ、生理用ナプキン、パンティライナー等の吸収性物品には、尿、便、経血等を吸収するための吸収体が使用され、吸収体は概して、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積(積繊)させることで成形される。このような吸収体の製造装置として、回転ドラムと、該回転ドラム内の真空吸引部と、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを搬送流となる空気流に載せて、回転ドラム外周面に配置された堆積用凹み部に供給する供給手段とを有する装置が知られている。堆積用凹み部の底面には、上記真空吸引部と連通する吸引孔が設けられている。このような構成における堆積用凹み部は、上記供給手段と真空吸引部との間を周回し、その際に親水性繊維と高吸収性ポリマーとがその内部に堆積される。その後、堆積用凹み部の内部に堆積され成形された吸収体は、供給手段及び真空吸引部から離れ、搬送コンベアに転写される。
特許第3248687号公報
ところで、親水性繊維と高吸収性ポリマーとが混合され堆積されて成形される吸収体において、吸収体を構成する材料の動きを制御して使用時の型崩れを防止することを目的として、エンボス加工により吸収体に点状あるいは線状の圧搾部を形成することが知られている。
しかしながら、高吸収性ポリマーの配合率の高い吸収体においては、加圧されて高密度部分となる圧搾部の風合い(手触り)は硬い風合いとなってしまい、このことに起因して、エンボス加工による圧搾部の範囲や形成位置などに大きな制約が課されることもあり、エンボス加工による圧搾部形成の効果を十分にもたらすことができない場合がある。
本発明は上記課題に鑑み、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させて吸収体を成形する製造装置及び製造方法であって、エンボス加工が所望される部分の低目付化(低坪量領域化)且つエンボス加工が所望される部分の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能としうるような製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
ちなみに、特許第3248687号公報(以下、特許文献1と称す)には、高さや密度が部分的に異なる成形体を製造しうるように構成された成形体の製造装置及び製造方法が開示されており、より具体的には、底面部に多数の吸引孔を有し原料が吸引堆積される集積用凹み部の表面からの深さが異なる複数の吸引領域を形成し、各吸引領域毎に底面部に対する総吸引孔の開孔率を異なるものとすることにより、高さや密度が部分的に異なる成形体を製造しうるようした成形体の製造装置及び製造方法が開示されている。しかしながら、特許文献1においては、吸収体においてエンボス加工が所望される部分の低目付化(低坪量領域化)且つエンボス加工が所望される部分の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能としうるような構成については何ら開示もされておらず、また、示唆もされていない。
請求項1に記載の発明によれば、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させてなる吸収体を製造する吸収体の製造装置であって、吸引手段を内側面に備えた回転ドラムと、該回転ドラムの外周表面に配置され該回転ドラムとともに回転可能に配設された積繊支持体であって親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させる吸収体成形領域となる堆積用凹み部を有する積繊支持体とを有し、チャンバ内に供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを前記吸引手段により前記積繊支持体の吸収体成形領域に堆積させて吸収体を成形する吸収体の製造装置において、
前記吸収体成形領域は、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域と、該第1領域の全周を取り囲むように形成される第2領域との2つの領域にて区画され、
前記第1領域は、前記吸収体成形領域となる堆積用凹み部の底面から前記回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成され、該突出部以外の吸収体成形領域であって前記堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域が前記第2領域として形成され、
前記堆積用凹み部の底面及び前記突出部の全体は共に、前記吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成される、
吸収体の製造装置が提供される。
すなわち、請求項1に記載の発明では、吸収体を製造する装置であって、特に、親水性繊維と高吸収性ポリマーとが堆積され成形される吸収体を製造する吸収体の製造装置において、積繊支持体の吸収体成形領域が、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域と、該第1領域の全周を取り囲むように形成される第2領域との2つの領域にて区画され、また、エンボス加工よる圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域が、堆積用凹み部の底面から回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成され、該突出部以外の吸収体成形領域であって堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域が第2領域として形成され、さらに、堆積用凹み部の底面及び突出部の全体が共に、回転ドラムの内側面に配設された吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成される。ここで、「突出部の全体」とは、突出部を形成する上面及び各側面を含む全ての面が含まれることを意味し、また、通気性をもたらすべく突出部の上面及び各側面に形成される吸気孔の配置や分布は、設計仕様などに応じて適宜決定されるものとする。
吸引手段による空気流を搬送流として使用して親水性繊維と高吸収性ポリマーとを通気性を有する積繊面に堆積させる場合、該積繊面に親水性繊維と高吸収性ポリマーとは衝突することとなる。その際、比較的低重量で繊維形態をとり周辺空気流の影響を受けやすい親水性繊維のほとんどは衝突した位置に留まり積繊面に堆積されることになる。その一方で、粒状形態をとり、比較的1個あたりの重量が重い高吸収性ポリマーは、周辺空気の影響により、自身の運動エネルギー(慣性)の影響を受けやすく、その一部あるいは多くが積繊面上に衝突して跳ね返り該衝突した位置に留まることなく移動することになる。
本発明は、このことに着眼して、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域を、堆積用凹み部の底面から回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成し、また、該第1領域の全周を取り囲むように形成される突出部以外の吸収体成形領域であって堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域を第2領域として形成し、なおかつ、堆積用凹み部の底面及び突出部の全体を共に、回転ドラムの内側面に配設された吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成することで、突出部の全体への親水性繊維の堆積を維持しつつ、高吸収性ポリマーについては突出部へ衝突させて跳ね返らせることで、高吸収性ポリマーの一部あるいは多くを突出部以外の領域すなわち該突出部よりも高さの低い領域に着地させることを可能とする。通気性を有する積繊面であって突起部よりも高さの低い積繊面に衝突した高吸収性ポリマーもまた跳ね返ることになるが、衝突する積繊面が突出部よりも低い領域となるが故に、その多くが、突出部以外の高さの低い領域に再着地することになる。
よって、上記のような構成を有する本発明によれば、突出部の全体への親水性繊維の堆積を維持しつつ、突出部の全体に高吸収性ポリマーの比率の低い部分を形成すること、すなわち、突出部の低目付化(低坪量領域化)且つ突出部の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能とし、このような突出部の領域をエンボス加工が所望される領域に対応させることで、エンボス加工の加圧に際しても、高吸収性ポリマー同士の固着や高吸収性ポリマーと隣接する親水性繊維との固着を抑制し、エンボス加工によりもたらされる高加圧・高密度部位の柔軟性を確保することができ、柔軟な圧搾部を形成することを可能とする。また、突出部上にても吸収体を連続して存在させることができ、吸収性の低下を抑制することをも可能とする。すなわち、本発明によれば、使用時に型崩れしにくく、また、エンボス加工部の柔軟性が確保され風合いに優れ、さらに、吸収性の良好な吸収体の製造を可能とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記堆積用凹み部の側面は、前記回転ドラムの内側面に備えられた前記吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成される、請求項1に記載の吸収体の製造装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、前記突出部は、前記堆積用凹み部の底面から開口面まで突出するか、あるいは、前記堆積用凹み部の底面から開口面を越えて外側へ突出して形成される、請求項1または請求項2に記載の吸収体の製造装置が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、突出部として形成される前記第1領域の全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率は、35〜65%とされる、請求項1または請求項2に記載の吸収体の製造装置が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、前記回転ドラムの内側面に備えられた前記吸引手段によってもたらされる空気流であって親水性繊維と高吸収性ポリマーとを前記堆積用凹み部に導く空気流の前記吸収体成形領域における平均流速は、10〜100m/sとされる、請求項1または請求項2に記載の吸収体の製造装置が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させてなる吸収体を製造する吸収体の製造方法であって、チャンバ内に供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを、回転ドラムの内側面に備えられた吸引手段により、該回転ドラムとともに回転可能に該回転ドラムの外周表面に配設された積繊支持体の吸収体成形領域となる堆積用凹み部に堆積させて吸収体を成形する吸収体の製造方法において、
前記吸収体成形領域を、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域と、該第1領域の全周を取り囲むように形成される第2領域との2つの領域にて区画し、前記第1領域を、前記吸収体成形領域となる堆積用凹み部の底面から前記回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成し、該突出部以外の吸収体成形領域であって前記堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域を前記第2領域として形成し、
前記堆積用凹み部の底面及び前記突出部の全体を共に、前記吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成し、
前記吸引手段により親水性繊維と高吸収性ポリマーとを、前記積繊支持体の吸収体成形領域に導き堆積させるステップと、
前記第1領域にて成形された吸収体部分に対してエンボス加工を行い圧搾部を形成するステップとを有する、吸収体の製造方法が提供される。
各請求項に記載の発明によれば、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させて吸収体を成形する製造装置及び製造方法であって、エンボス加工が所望される部分の低目付化(低坪量領域化)且つエンボス加工が所望される部分の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能とする製造装置及び製造方法を提供しうる、という共通の効果を奏する。
本発明に係る吸収体の製造装置の概略構成の一実施形態を示す図である。 積繊支持体の外周面の一実施形態の展開図である。 図2に示されたA−A部における積繊支持体の吸引体成形領域となる堆積用凹み部の断面図である。 本発明に係る吸収体の製造装置及び製造方法にて製造される吸収体の一実施形態の平面図である。 図4に示されたB−B部における吸収体の断面図である。 評価に使用した積繊支持体における吸収体成形領域の概略図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る吸収体の製造装置の一実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る吸収体の製造装置の概略構成の一実施形態を示す図である。図1に示す実施形態の吸収体の製造装置1は、いわゆる積繊装置である。すなわち、図1に示される吸収体の製造装置1は、吸引手段を内側面に備えた回転ドラム2と、該回転ドラム2の外周表面に配置され該回転ドラムとともに回転可能に配設された積繊支持体3であって親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させる吸収体成形領域となる堆積用凹み部4を有する積繊支持体3とを有し、チャンバ5内に供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを吸引手段により積繊支持体3の吸収体成形領域に堆積させて吸収体を成形する。
本実施形態においては、親水性繊維と高吸収性ポリマーとが供給されるチャンバ5を区画するダクト6であって、供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを積繊支持体3の堆積用凹み部4に向けて導くダクト6と、該ダクト6の設置位置よりも下流側に配置され、堆積用凹み部4から吸収体を離型して搬送するベルトコンベア7とを備えている。さらに、ベルトコンベア7の下流側には、堆積用凹み部4から離型された吸収体全体をプレスするプレス加工工程と該吸収体に圧搾部を形成するエンボス加工工程とが配設される。尚、図1に示される実施形態におきましては、プレス加工工程の下流側にエンボス加工工程が配設されているが、エンボス加工工程の下流側にプレス加工工程は配設されてもよい。
なお、以下では、回転ドラム2の周方向のことを単に「周方向Dc」とも言い、回転ドラムの幅方向(図1の紙面を貫通する方向)のことを「CD方向」又は「左右方向」とも言う。また、このCD方向と直交する平面内の任意の方向のことを「MD方向」とも言い、例えば、周方向Dcは、MD方向の一部であり、ダクトの管軸方向もMD方向の一部であり、後述するポリマー吐出管13の管軸方向もMD方向の一部である。
回転ドラム2は、例えばCD方向に沿った水平な回転軸周りに、一方向としての時計回りに駆動回転する円筒体を本体とする。そして、この駆動回転により、回転ドラム2の外周表面に配置された積繊支持体3は、回転ドラム2とともに所定の円周経路に沿って移動する。この積繊支持体3の外周面には、複数の堆積用凹み部4が周方向Dcに所定の配置ピッチで設けられており、これら堆積用凹み部4も回転ドラム2と一体となって上記所定の円周経路に沿って移動する。
積繊支持体3に形成される各堆積用凹み部4の外形形状は、吸収体の外形形状に応じた形状とされる。また、各堆積用凹み部4の底面には、多数の吸気孔が形成されている。よって、ダクト6にて区画されるチャンバ5内の親水性繊維は、吸気孔からの吸気により該チャンバ5に形成された空気の流れに乗って散布されて堆積用凹み部4に堆積し、これにより、堆積用凹み部4内には、この堆積される方向を厚み方向としつつ、周方向Dc及びCD方向をそれぞれ長手方向及び幅方向として堆積用凹み部4に対応する形状の吸収体が成形される。
なお、かかる吸気は、図1に示すように、周方向Dcにおいて堆積用凹み部4がダクト6と対向する第1範囲S1では行われるが、堆積用凹み部4がベルトコンベア7と対向する第2範囲S2では停止されて行われない。また、後者の第2範囲S2では、堆積用凹み部4内の吸収体は、ベルトコンベア7内のサクションボックスからの吸気によって堆積用凹み部4内から順次離型され、これにより、ベルトコンベア7へと受け渡される。そして、以降はベルトコンベア7によって搬送される。このような吸気を行う構成例としては、回転ドラム2の内周側空間を周方向Dcにゾーン分割する隔壁8と、吸気を行うべき第1範S1に対応するゾーンを負圧にすべく同ゾーンに接続された不図示のサクションと、を有した構成等が挙げられる。なお、積繊支持体3及び回転ドラム2の吸気孔と上記内周側空間とは通気可能に連通しているのは言うまでもない。
また、図1に示す実施形態のように、このベルトコンベア7上に不織布やティッシュペーパー等のシート状部材9を供給し、当該シート状部材上に吸収体を受け渡しても良く、その場合には、当該シート状部材が、コアラップや表面シート等となる。ここで、コアラップとは、吸収体の崩壊を抑制しうるものとなるものであり、また、着用者の液状排泄物が透過可能な液透過性シートとして構成されるものであり、例えば、ティッシュ、不織布、織布、液体透過孔が形成された合成樹脂フィルム、網目を有するネット状シート等が挙げられるが、好ましくはティッシュまたは不織布にて構成されるものである。また、表面シート(トップシート)とは、着用者の肌と当接するシートとなるものであり、着用者の液状排泄物が透過可能な液透過性シートとして構成され、例えば、不織布、織布、液体透過孔が形成された合成樹脂フィルム、網目を有するネット状シート等が挙げられるが、好ましくは不織布にて構成されるものである。コアラップやトップシートとなる不織布としては、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、メルトブローン不織布、及びこれらの組み合わせ(例えば、SMS等)等が挙げられる。
さらに、図1に示されているように、堆積用凹み部4内の吸収体が、ベルトコンベア7内のサクションボックスからの吸気によって堆積用凹み部4内から順次離型され、ベルトコンベア7へと受け渡される後に、吸収体10の反対側面11にもコアラップが被覆されるように、当該吸収体の製造装置が構成されてもよい。また、このような吸収体の反対側面11に被覆されるコアラップは、積繊支持体3の堆積用凹み部4がダクト6のチャンバ5に移動する事前に、積繊支持体3の外周面にシート状のコアラップを供給することで形成するように構成されてもよい。
ダクト6は、例えば回転ドラム2の上方に配置された略矩形断面の管状部材であり、その管軸方向をMD方向における上下方向(鉛直方向)に向けつつ、その下端の散布口は積繊支持体3の外周面の上部を周方向Dcの所定範囲に亘って覆っている。また、散布口と逆側の端たる上端の開口からは、粉砕器12によって親水性繊維シートが粉砕されてなる親水性繊維が供給され、これにより、ダクト6に区画されたチャンバ5内には、上方から下方へ向かって親水性繊維を含有した空気流が形成されている。よって、回転ドラム2の回転により堆積用凹み部4が当該散布口の位置を通過する際には、堆積用凹み部4内に親水性繊維が堆積して吸収体が成形される。ちなみに、ダクト6の下端の散布口の周縁と積繊支持体3の外周面の間は、開放状態とされるべく隙間が存在するように構成され、チャンバ外部の空気が、ダクト6の下端の散布口の周縁を介してチャンバ内部に入り込むことを可能とし、これにより、後述する堆積用凹み部4に形成される突出部21に衝突し跳ね返った高吸収性ポリマーのチャンバ外部への漏出を抑制することを可能とする。
また、このダクト6のチャンバ5内には、高吸収性ポリマーを堆積用凹み部4に投入するためのポリマー吐出管13の先端部が、差し込まれている。そして、このポリマー吐出管13内には、高吸収性ポリマーが混入された空気が流されて、当該空気流に乗って高吸収性ポリマーがポリマー吐出管13の先端部の吐出口からダクト6のチャンバ5内へ吐出される。本発明者による鋭意研究によれば、チャンバ5内におけるポリマー吐出管13の先端部と後述する堆積用凹み部4の突出部21の上面との最短距離を、100mm以上、好ましくは300mm以上とすることで、高吸収性ポリマーが積繊面となる突出部21に到達するまでの間の空気流と重力による高吸収性ポリマーの十分な加速がもたらされ、該突出部21における高吸収性ポリマーの良好な跳ね返りをもたらすことができ、突出部21として形成される第1領域22における低目付化(低坪領域化)且つ高吸収性ポリマー比率の低比率化を、より効果的に可能としうることが見いだされた。
ちなみに、本実施形態における親水性繊維としては、例えば、針葉樹又は広葉樹を原料として得られる木材パルプ(例えば、砕木パルプ、リファイナーグランドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ等の機械パルプ;クラフトパルプ、サルファイドパルプ、アルカリパルプ等の化学パルプ;半化学パルプ等);木材パルプに化学処理を施して得られるマーセル化パルプ又は架橋パルプ;バガス、ケナフ、竹、麻、綿(例えばコットンリンター)等の非木材パルプ;レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース;アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース等が挙げられるが、これらのうち、コストが低く、成形しやすいこと点から、粉砕パルプが好ましい。
また、高吸収性ポリマー(Superabsorbent Polymer:SAP)としては、例えば、ポリアクリル酸塩系、ポリスルホン酸塩系、無水マレイン酸塩系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系、ポリエチレンオキシド系、ポリアスパラギン酸塩系、ポリグルタミン酸塩系、ポリアルギン酸塩系、デンプン系、セルロース系等の高吸収性ポリマー;デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物等のデンプン系又はセルロース系の高吸収性ポリマー等が挙げられるが、これらのうち、ポリアクリル酸塩系(特に、ポリアクリル酸ナトリウム系)の高吸収性ポリマーが好ましい。高吸収性ポリマーの形状は、粒子状であり、粒径は、好ましくは50〜1000μmであり、さらに好ましくは100〜600μmである。
ところで、親水性繊維と高吸収性ポリマーとが混合され堆積されて形成された吸収体において、吸収体を構成する材料の動きを制御して使用時(着用時)の型崩れを防止することを目的として、エンボス加工により吸収体に点状あるいは線状の圧搾部を形成することが知られている。
しかしながら、高吸収性ポリマーの配合率の高い吸収体においては、加圧されて高密度部分となる圧搾部の風合い(手触り)は硬い風合いとなってしまい、このことに起因して、エンボス加工による圧搾部の範囲や形成位置などに大きな制約が課されることもあり、エンボス加工による圧搾部形成の効果を十分にもたらすことができない場合がある。
本発明は上記課題に鑑み、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させて吸収体を成形する製造装置及び製造方法であって、エンボス加工が所望される部分の低目付化(低坪量領域化)且つエンボス加工が所望される部分の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能としうるような製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
図2は、本発明に係る吸収体の製造装置における積繊支持体の外周面の一実施形態の展開図である。図2から理解されうるごとく、積繊支持体3は、吸収体成形領域となる堆積用凹み部20を有して形成される。また、図3は、図2に示されたA−A部における積繊支持体の吸収体成形領域となる堆積用凹み部の断面図である。図3から理解されうるごとく、本発明に係る吸収体の製造装置における積繊支持体3の吸収体成形領域は、堆積用凹み部4の底面20から回転ドラム2の径方向に突出する突出部21として形成される第1領域22と、該第1領域の全周を取り囲むように形成される突出部以外の吸収体成形領域であって堆積用凹み部4の底面20を底面とする吸収体成形領域として形成される第2領域23との2つの領域を有して形成される。そして、堆積用凹み部4の底面20及び突出部21の全体は共に、吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成される。ちなみに、堆積用凹み部4全体の通気性を更に高めるべく、堆積用凹み部4の側面は、回転ドラム2の内側面に備えられた吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成されるように構成されてもよい。
吸引手段による空気流を搬送流として使用して親水性繊維と高吸収性ポリマーとを通気性を有する吸収体成形領域における積繊面に堆積させる場合、該積繊面に親水性繊維と高吸収性ポリマーとは衝突することとなる。その際、比較的低重量で繊維形態をとり周辺空気流の影響を受けやすい親水性繊維のほとんどは衝突した位置に留まり積繊面に堆積されることになる。その一方で、粒状形態をとり、比較的1個あたりの重量が重い高吸収性ポリマーは、周辺空気の影響により、自身の運動エネルギー(慣性)の影響を受けやすく、その一部あるいは多くが積繊面上に衝突して跳ね返り該衝突した位置に留まることなく移動することになる。
すなわち、本発明においては、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域22を、堆積用凹み部4の底面20から回転ドラム2の径方向に突出する突出部21として形成し、また、該第1領域22の全周を取り囲むように形成される突出部以外の吸収体成形領域であって堆積用凹み部4の底面20を底面とする吸収体成形領域を第2領域23として形成し、なおかつ、堆積用凹み部4の底面20及び突出部21の全体を共に、回転ドラム2の内側面に配設された吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成することで、突出部21の全体への親水性繊維の堆積を維持しつつ、高吸収性ポリマーについては突出部へ衝突させて跳ね返らせることで、高吸収性ポリマーの多くを突出部以外の領域となる第2領域23すなわち該突出部よりも高さの低い領域に着地させることを可能とする。通気性を有する積繊面であって突起部よりも高さの低い積繊面に衝突した高吸収性ポリマーもまた跳ね返ることになるが、衝突する積繊面が突出部よりも低い領域となるが故に、その多くが、突出部以外の高さの低い領域に再着地することになる。
よって、図2や図3に示される積繊支持体3の吸収体成形領域となる堆積用凹み部4の構成によれば、突出部21の全体への親水性繊維の堆積を維持しつつ、突出部21の全体に高吸収性ポリマーの比率の低い部分を形成すること、すなわち、突出部の低目付化(低坪量領域化)及び突出部の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能とし、そして、該突出部の領域をエンボス加工が所望される領域に対応させることで、エンボス加工の加圧に際しても、高吸収性ポリマー同士の固着や高吸収性ポリマーと隣接する親水性繊維との固着を抑制し、エンボス加工によりもたらされる高加圧・高密度部位の柔軟性を確保することができ、柔軟な圧搾部を形成することを可能とする。また、突出部21上にても吸収体を連続して存在させることができ、吸収性の低下を抑制することをも可能とする。すなわち、本発明によれば、使用時に型崩れしにくく、また、エンボス加工部の柔軟性が確保され風合いに優れ、さらに、吸収性の良好な吸収体の製造を可能とする。図1に示される実施形態におきましては、ベルトコンベア7の下流側にて、堆積用凹み部4から離型された吸収体に対して、エンボス加工がなされる前にプレス加工がなされるがゆえに、堆積凹み部4に、その幅方向に2列以上の突出部が21が設けられる場合には、堆積用凹み部4から離型された吸収体において該突出部21に対応する領域の幅方向間隔はプレス加工により広がることとなる。このことを考慮して、本実施形態においては、堆積用凹み部4から離型された吸収体において該突出部21に対応する領域の幅方向間隔のプレス加工による広がり度合いを評価試験や解析評価などにより予め把握し、これらの評価結果に基づいて導かれた所定の幅方向間隔にて、エンボス加工が実行される。また、別の実施形態においては、堆積用凹み部4から離型された吸収体において該突出部21に対応する領域の幅方向間隔をセンサ等を使用して実測し、該実測値に基づいて導かれた所定の幅方向間隔にて、エンボス加工が実行される。
ちなみに、本発明者による鋭意研究によれば、突出部21として形成される第1領域22における低目付化(低坪領域化)且つ高吸収性ポリマー比率の低比率化を、より効果的に可能とするには、突出部21を、堆積用凹み部4の底面から開口面まで突出させるか、あるいは、堆積用凹み部4の底面から開口面を越えて外側に突出させるように形成することで、突出部21の領域における積層部分の高さが、凹み部における突出部21の領域以外の他の領域の積層高さよりも相対的に高くなるようにして高吸収性ポリマー(SAP)粒子の跳ね返りを発生しやすくすることが、より好適であることが見いだされた。また、突出部21として形成される第1領域22は低目付化されることから、該領域の堆積物がベルトコンベア7へと受け渡される際に該堆積物の形状を保持したまま受け渡すためには、該堆積物をベルトコンベアに吸引する際の圧損を抑えることが必要となるが、本発明者の鋭意研究によれば、堆積用凹み部4内の吸収体がベルトコンベア7へと受け渡される際における、互いに向かい合う突出部21の上面とベルトコンベア7の表面との最短距離が20mm以内、より好ましくは、10mm以内とされるように突出部21を形成することで、低目付け化された第1領域における堆積物が、より良好に形状を保持しつつベルトコンベア7に受け渡されることを可能としうることが見いだされた。
さらに、突出部21として形成される第1領域22における低目付化(低坪領域化)且つ高吸収性ポリマー比率の低比率化を、より効果的に可能とするには、突出部として形成される第1領域22の全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率が、35〜65%とすることがより好適であり、また、回転ドラム2の内側面に備えられた吸引手段によってもたらされる空気流であって親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積用凹み部4に導く空気流の吸収体成形領域における平均流速を、10〜100m/sとすることがより好適であることが見いだされた。
本発明に係る吸収体の製造方法は、上記のような本発明に係る吸収体の製造装置を直接使用して実施するのに適した製造方法に対応するものである。すなわち、本発明に係る吸収体の製造方法は、親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させてなる吸収体を製造する吸収体の製造方法であって、チャンバ5内に供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを、回転ドラム2の内側面に備えられた吸引手段により、該回転ドラム2とともに回転可能に該回転ドラム2の外周表面に配設された積繊支持体3の吸収体成形領域となる堆積用凹み部4に堆積させて吸収体を成形する吸収体の製造方法において、
吸収体成形領域を、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域22と、該第1領域22の全周を取り囲むように形成される第2領域23との2つの領域にて区画し、第1領域22を、吸収体成形領域となる堆積用凹み部4の底面20から回転ドラム2の径方向に突出する突出部21として形成し、該突出部以外の吸収体成形領域であって堆積用凹み部4の底面20を底面とする吸収体成形領域を第2領域23として形成し、堆積用凹み部4の底面20及び突出部21の全体を共に、吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成し、吸引手段により親水性繊維と高吸収性ポリマーとを、積繊支持体3の吸収体成形領域に導き堆積させるステップと、第1領域22にて成形された吸収体部分に対してエンボス加工を行い圧搾部を形成するステップとを有する。
図4は、本発明に係る吸収体の製造方法にて製造される吸収体の一実施形態の平面図である。図5は、図4に示されたB−B部における吸収体の断面図である。図4及び図5に示される実施形態における吸収体30は、本発明に係る吸収体の製造装置であって、上下面にコアラップ31を有する吸収体30を製造するものとして構成された製造装置にて成形されたものであり、親水性繊維及び高吸収性ポリマーを含有する吸収性コア32と、該吸収性コア32を被覆するコアラップ31とを有する。
図4及び図5に示すように、吸収性コア32のコアラップ31側の面を平面視したとき、吸収性コア32は、堆積用凹み部4の突出部21となる第1領域22に対応する領域33と、堆積用凹み部4の突出部以外の領域となる第2領域23に対応するその他の領域34とに区画される。
本実施形態においては、圧搾部35は、ヒートエンボス処理により形成された凹部とされる。ヒートエンボス処理では、コアラップ31及び吸収性コア32が厚さ方向へ圧縮されるとともに加熱される。これにより、コアラップ31及び吸収性コア32を吸収体30の厚さ方向に一体化する圧搾部35が凹部として形成される。
ヒートエンボス処理は、例えば、パターニングされた凸部を有するエンボスロールとフラットロールとの間に、コアラップ31及び吸収性コア32を通過させてエンボス加工する方法によって行われる。この方法では、エンボスロール及び/又はフラットロールの加熱により、圧縮時の加熱が可能である。エンボスロールの凸部の形状、配置パターン等は、圧搾部35の形状、配置パターン等に対応するように形成されている。
圧搾部35の位置、形状、サイズ等は、圧搾部35が実現すべき接合強度等に応じて、適宜調整することができる。本実施形態では、圧搾部35は直線状であるが、一部又は全体が波状あるいはジグザグ状の曲線状であってもよい。また、圧搾部35の長手方向の端部同士が連続して、環状(例えば、円形状、楕円形状、ハート形状等)となっていてもよい。また、圧搾部35は所定のパターン(例えば、千鳥格子状パターン等)で点在するドット状であってもよい。
以上、本発明によれば、突出部の全体への親水性繊維の堆積を維持しつつ、突出部の全体に高吸収性ポリマーの比率の低い部分を形成すること、すなわち、突出部の低目付化(低坪量領域化)且つ突出部の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化を可能とし、このような突出部の領域をエンボス加工が所望される領域に対応させることで、エンボス加工の加圧に際しても、高吸収性ポリマー同士の固着や高吸収性ポリマーと隣接する親水性繊維との固着を抑制し、エンボス加工によりもたらされる高加圧・高密度部位の柔軟性を確保することができ、柔軟な圧搾部を形成することを可能とする。また、突出部上にても吸収体を連続して存在させることができ、吸収性の低下を抑制することをも可能とする。すなわち、本発明によれば、使用時に型崩れしにくく、また、エンボス加工部の柔軟性が確保され風合いに優れ、さらに、吸収性の良好な吸収体の製造を可能とする。尚、以上の説明はあくまで一例であり、本発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
[実施例1〜7及び比較例1〜3]
(1)吸収体の製造
ウェハウザー社フラッフパルプNB416(親水性繊維シート)をミル装置にて粉砕し親水性繊維として空気流による搬送を行い、また、搬送流に乗せてサンダイヤポリマー社製高吸収性ポリマー:IM707を散布するものとした。図6に、実施例1〜7及び比較例1〜3において使用した積繊支持体における吸収体成形領域の概略図を示す。回転する積繊支持体に、親水性繊維及び高吸収性ポリマーが混合された状態の搬送流(空気流)を通過させ、親水性繊維(パルプ繊維)と高吸収性ポリマーとを積繊支持体の吸収体成形領域となる堆積用凹み部に堆積させた。この際、堆積物中の親水性繊維の平均目付けは200gsm、高吸収性ポリマーの平均目付けを220gsmになる様に親水性繊維と高吸収性ポリマーの供給速度を調整した(表1参照)。ちなみに、積繊支持体の堆積用凹み部の深さa(図1参照)は8mmとして、実施例1〜7及び比較例1〜3の各例における吸収体成形領域の第1領域となる突出部の形態と、吸収体成形領域の突出部として形成される第1領域全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率(突出部開孔率)と、吸収体成形領域の突出部以外の領域となる第2領域全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率(非突出部開孔率)とは表2に示す通りとした。その後、回転する積繊支持体上の堆積物を該堆積物の接する面にホットメルト接着剤を塗工したコアラップシートとしての親水性不織布上に転写した。引き続き、堆積物の反対面にホットメルト接着剤を塗工したコアラップシートとしての親水性不織布を重ねた後に、一対のプレスロールにて加圧することにより厚みを約3mmに圧縮した。その後、第1領域となる突出部上に堆積して成形された吸収体部分をエンボス加工することにより加圧し高密度領域を形成した。ちなみに、実施例7に対してのみ、事前に上記堆積物の反対面に対するコアラップシートの重ねを行うべく、積繊支持体の吸収体成形領域に親水性繊維と高吸収性ポリマーとを直接的に堆積させる直接堆積ではなく、コアラップシートとしての親水性不織布を介して積繊支持体の吸収体成形領域に親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させる不織布越し堆積とした(表1参照)。
Figure 0006271313
Figure 0006271313
表2から理解されうるごとく、実施例1〜7及び比較例1〜3は、吸収体成形領域の第1領域となる突出部高さb(図3参照)、突出部先端幅c(図3参照)、突出部裾部幅d(図3参照)、突出部の領域となる第1領域全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率(突出部開孔率)、及び、吸収体成形領域の突出部以外の領域となる第2領域全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率(非突出部開孔率)のそれぞれの、吸収体成形領域にもたらされる堆積物の目付及び高吸収性ポリマー比率(重量比率)に対する影響を把握すべくなされた。そして、実施例1〜7については、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有し且つ該突出部全体が通気性を有しているものを対象とし、一方で、比較例1〜3については、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有するが該突出部全体に通気性がないものや、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有さないものを対象とした。
ちなみに、実施例1、2、5及び6においては、エッチング加工にて開孔面積率62.9%の開孔を施したステンレス薄板を吸収体成形領域の形成に使用し、突出部開孔率及び非突出部開口率が62.9%とされ、実施例3及び4においては、開孔面積率38.7%の開孔を施したステンレス金網を吸収体成形領域の形成に使用し、突出部開孔率及び非突出部開口率が38.7%とされ、実施例7においては、開孔面積率51.3%の開孔を施したステンレス金網を吸収体成形領域の形成に使用し、突出部開孔率及び非突出部開口率が51.3%とされた。
一方で、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有するが該突出部全体に通気性がないもの対象とした比較例1においては、エッチング加工にて開孔面積率62.9%の開孔を施したステンレス薄板が吸収体成形領域の形成に使用されたが、通気性を有さない硬質塩化ビニル樹脂製中実構造物を突出部に適用し、突出部開孔率が0%とされ、非突出部開孔率が62.9%とされた。また、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有さないものを対象とした比較例2においては、本来ならば突出部となる第1領域の形成に対しては、低開孔率のパターンエッチング加工にて開孔率を低く形成したステンレス薄板が使用され、本来ならば非突出部領域となる第2領域の形成に対しては、エッチング加工にて開孔面積率62.9%の開孔を施したステンレス薄板が使用され、本来ならば突出部となる第1領域開孔率(表2で突出部開孔率として示す)が7.3〜33.8%とされ、本来ならば非突出部領域となる第2領域の開孔率(表2で非突出部開孔率として示す)が62.9%とされた。さらに、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有さないものを対象とした比較例3においては、本来ならば突出部となる第1領域及び本来ならば非突出部領域となる第2領域の形成に対して、エッチング加工にて開孔面積率62.9%の開孔を施したステンレス薄板が使用され、本来ならば突出部となる第1領域開孔率(表2で突出部開孔率として示す)と、本来ならば非突出部領域となる第2領域の開孔率(表2で非突出部開孔率として示す)とが62.9%とされた。
(評価結果)
実施例1〜7及び比較例1〜3における、吸収体成形領域の突出部(第1領域)及び非突出部(第2領域)のそれぞれの領域に対応する吸収体の目付と高吸収性ポリマー重量比率(SAP重量比率)とを表3に示す。
Figure 0006271313
表3に示される、突出部吸収体目付すなわち製造された吸収体のエンボス加工領域における目付と、非突出部吸収体目付すなわち製造された吸収体のエンボス領域以外の領域における目付との測定は、以下の手順にてなされた。
1.所定の測定用打ち抜き刃を用いて、製造された吸収体のエンボス加工領域の4か所から、また、エンボス領域以外の領域の4か所から測定用被検査体を打ち抜く。
2.エンボス加工領域及び該エンボス加工領域以外の領域の各領域の4か所から打ち抜かれた測定用被検査体の重量を測定し、下記計算式に当てはめて各領域における目付を算出する。
Figure 0006271313
3.製造された異なる5つのサンプル吸収体に対しての各領域における目付を算出して、算出された目付の平均値を、各領域における目付とみなす。
また、表3に示される突出部SAP重量比率すなわち製造された吸収体のエンボス加工領域における高吸収性ポリマーの重量比率と、非突出部SAP重量比率すなわち製造された吸収体のエンボス加工領域以外の領域における高吸収性ポリマーの重量比率との測定は以下の手順にてなされた。
(準備)
1.メッシュナイロンネット(NBC工業製 N-NO.250HD)を正確に200mmX200mmの正方形にカットする。
2.上記ナイロンメッシュを二つ折りし、ヒートシールにて2辺を閉じて、200mmX100mmの袋状に成形する。
3.上記袋の重量を測定(測定桁数1/100g単位迄)する。 ……重量A
4.吸収体に使用した粉砕状態のパルプを正確に1g測定し、上記袋に入れ、残り1辺をヒートシールする。
5.上記サンプル袋の重量を測定(測定桁数1/100g単位迄)する。 ……重量B
6.ビーカーにイオン交換水を1000ml入れ、上記サンプル袋とイオン交換水を20℃になっていることを確認する。20℃より1℃以上異なる場合は、恒温室に保管し、20±1℃になってから次の工程に進む。
7.上記サンプル袋を内容物が100%イオン交換水に沈んだ状態で1時間保持する。
8.上記サンプル袋を引き上げ、洗濯バサミで挟み、吊り下げて15分間水切りを行う。
9.上記サンプル袋を遠心分離機にて脱水する。(条件:850rpm(150G) 時間:850rpm一定後90秒)
10.上記サンプル袋の重量を測定(測定桁数1/100g単位迄)する。 ……重量C
11.下記計算式で保水倍率を測定する。
Figure 0006271313
12.製造された異なる5つのサンプル吸収体に対しての各領域におけるSAP重量比率を算出して、その平均値を算出する。
13.同様に下記の構成にて、保水倍率を測定する。
・パルプ0.75g+高吸収性ポリマー0.25g
・パルプ0.5g+高吸収性ポリマー0.5g
・パルプ0.25g+高吸収性ポリマー0.75g
・高吸収性ポリマー1g
14.上記データより、各保水倍率をX軸,高吸収性ポリマー構成比率をY軸にとり、グラフ化を行い、一次関数による回帰直線を求め、近似式Y=aX+bを得て、吸収体の保水倍率より、高吸収性ポリマーの構成比率が算出できる状態にする。
(測定)
1.所定の測定用打ち抜き刃を用いて、製造された吸収体のエンボス加工領域の4か所から、また、エンボス領域以外の領域の4か所から測定用被検査体を打ち抜く。実施例1〜7及び比較例1〜3においては、例えば、製品幅方向長さが10mmであり、製品長手方向に沿った長さが30mmであるような長方形形状体を測定用被検査体として打ち抜いた。
2.打ち抜かれた吸収体の親水性繊維と高吸収性ポリマーを取り出し、合計約1gとなるようにサンプルを準備する。
3.準備1〜11と同様に上記サンプルの保水倍率を求める。
4.製造された異なる5つのサンプル吸収体に対しての各領域における保水倍率を算出して、その平均値を算出する。
5.準備14で得られた近似式により高分子ポリマーの構成比率を求める(単位%で有効桁数0.1%の位まで)。
さらに表3に示される、製品柔軟性(官能評価)すなわち吸収体風合いの評価は、以下の手順にてなされた。
1.実施例1を参考に、吸収体を積層する。ただし、通気性メッシュの突起形状のないものを用い、均一な目付け構成の吸収体を得る。同吸収体を市販の幼児用紙おむつを分解し、吸収体を入れ替えて、ブランクの製品を得る。市販紙おむつをユニ・チャーム株式会社製ムーニー・テープタイプ-Mサイズを使用し、吸収体型紙形状もこれに合わせて試作を行った。10枚試作を行った。(通常、市販の幼児用紙おむつに主要部分は、ホットメルト接着剤にて組み立てられており、瞬間冷却スプレー(株式会社ミカサ製 コールドスプレーMG-3003 )等を用い、ホットメルト接着剤を冷却・固化させることにより分解が可能である。)
2.ブランクと同様のオムツの試作方法にて実施例1〜7、比較例1〜3を各10枚試作し、評価者10名に実施例1〜7、比較例1〜3のオムツの柔軟性をブランクと比べて、硬さを感じるかどうかの質問を行い、下記の基準にて評価結果としてまとめた。
実施例、比較例のオムツが、ブランクのオムツに対し、風合いの低下を感じた人数。
風合いの低下を感じた人0名/10名 ……○○
風合いの低下を感じた人1名/10名 ……○
風合いの低下を感じた人2〜3名/10名 ……×
風合いの低下を感じた人4名以上/10名 ……××
商品として要求される風合いや性能等を考慮して、エンボス加工が行われた領域の高吸収性ポリマー(SAP)重量比率、すなわち、突出部SAP重量比率が約45%以下であることを基準とした。表3から理解されうるごとく実施例1〜7は全て基準を満たした。これに対して、吸収体成形領域に突出部を有することなく構成された比較例2及び3は基準を満たさなかった。また、吸収体成形領域の第1領域となる突出部が非通気突出部とされた比較例1おいては、突起部上には親水性繊維及び高吸収性ポリマーのいずれもほとんど堆積されることはないという結果となり、突出部SAP重量比率の測定はできなかった。ちなみに、比較例1においては、吸収体成形領域の第1領域となる突出部が非通気突出部とされたことに起因して、突出部上の吸収体の連続性が損なわれることとなり、吸収性の低下や使用時(着用時)の型崩れを招く場合があり、よって、比較例1に対しては、製品柔軟性(官能評価)すなわち吸収体風合いの評価は対象外とした。これに対して、本発明においては、堆積用凹み部の底面及び突出部の全体を共に、回転ドラムの内側面に配設された吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成するが故に、突出部上の吸収体の連続性が損なわれることなく、吸収性の低下を抑制することを可能とする。また、表3に示される評価結果から、吸収体成形領域に突出部となる第1領域を有する場合、好ましくは、第1領域の全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率については、38.7%〜62.9%の範囲にて形成することにより、突出部SAP重量比率を約45%以下とすることができ、測定誤差なども考慮して35%〜65%の範囲にて形成することにより、より確実に突出部SAP重量比率を約45%以下とすることができることが見いだされた。さらに、突出部開孔率及び非突出部開孔率が62.9%で同様である実施例1、2、5及び6であって、積繊支持体の堆積用凹み部の8mmの深さa(図1参照)に対して、突出部高さが12mmとされた実施例1と、突出部高さが8mmとされた実施例2と、突出部高さが6mmとされた実施例5と、突出部高さが4mmとされた実施例6との表3に示される評価結果から、突出部21として形成される第1領域22における低目付化(低坪領域化)及び高吸収性ポリマー比率の低比率化を、より効果的に可能とするには、突出部21を、実施例2のように堆積用凹み部4の底面から開口面まで突出させるか、あるいは、実施例1のように堆積用凹み部4の底面から開口面を越えて外側に突出させるように形成することで、突出部21の領域のおける堆積部分の高さが、凹み部における突出部21の領域以外の他の領域の堆積高さよりも相対的に高くなるようにして高吸収性ポリマー(SAP)粒子の跳ね返りを発生しやすくすることが、より好適であることが見いだされ、また、突出部21を、堆積用凹み部の深さa(8mm)の2分の1の突出量(4mm)を有して外側に突出するよう形成することが、更により好適であることが見いだされた。
以上、本発明によれば、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域を、堆積用凹み部の底面から回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成し、また、該第1領域の全周を取り囲むように形成される突出部以外の吸収体成形領域であって堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域を第2領域として形成し、なおかつ、堆積用凹み部の底面及び突出部の全体を共に、回転ドラムの内側面に配設された吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成することで、エンボス加工が所望される部分の低目付化(低坪量領域化)且つエンボス加工が所望される部分の堆積物中の高吸収性ポリマー比率の低比率化ができ、使用時に型崩れしにくく、また、エンボス加工部の柔軟性が確保され風合いに優れ、さらに、吸収性の良好な吸収体の製造を可能とする。
1 吸収体の製造装置
2 回転ドラム
3 積繊支持体
4 堆積用凹み部
21 突出部
22 第1領域
23 第2領域

Claims (6)

  1. 親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させてなる吸収体を製造する吸収体の製造装置であって、吸引手段を内側面に備えた回転ドラムと、該回転ドラムの外周表面に配置され該回転ドラムとともに回転可能に配設された積繊支持体であって親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させる吸収体成形領域となる堆積用凹み部を有する積繊支持体とを有し、チャンバ内に供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを前記吸引手段により前記積繊支持体の吸収体成形領域に堆積させて吸収体を成形する吸収体の製造装置において、
    前記吸収体成形領域は、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域と、該第1領域の全周を取り囲むように形成される第2領域との2つの領域にて区画され、
    前記第1領域は、前記吸収体成形領域となる堆積用凹み部の底面から前記回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成され、該突出部以外の吸収体成形領域であって前記堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域が前記第2領域として形成され、
    前記堆積用凹み部の底面及び前記突出部の全体は共に、前記吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成される、
    吸収体の製造装置。
  2. 前記堆積用凹み部の側面は、前記回転ドラムの内側面に備えられた前記吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成される、請求項1に記載の吸収体の製造装置。
  3. 前記突出部は、前記堆積用凹み部の底面から開口面まで突出するか、あるいは、前記堆積用凹み部の底面から開口面を越えて外側へ突出して形成される、請求項1または請求項2に記載の吸収体の製造装置。
  4. 突出部として形成される前記第1領域の全体に対する吸引孔の総面積の割合となる開孔率は、35〜65%とされる、請求項1または請求項2に記載の吸収体の製造装置。
  5. 前記回転ドラムの内側面に備えられた前記吸引手段によってもたらされる空気流であって親水性繊維と高吸収性ポリマーとを前記堆積用凹み部に導く空気流の前記吸収体成形領域における平均流速は、10〜100m/sとされる、請求項1または請求項2に記載の吸収体の製造装置。
  6. 親水性繊維と高吸収性ポリマーとを堆積させてなる吸収体を製造する吸収体の製造方法であって、チャンバ内に供給された親水性繊維と高吸収性ポリマーとを、回転ドラムの内側面に備えられた吸引手段により、該回転ドラムとともに回転可能に該回転ドラムの外周表面に配設された積繊支持体の吸収体成形領域となる堆積用凹み部に堆積させて吸収体を成形する吸収体の製造方法において、
    前記吸収体成形領域を、エンボス加工による圧搾部形成がなされる吸収体部分を成形する第1領域と、該第1領域の全周を取り囲むように形成される第2領域との2つの領域にて区画し、前記第1領域を、前記吸収体成形領域となる堆積用凹み部の底面から前記回転ドラムの径方向に突出する突出部として形成し、該突出部以外の吸収体成形領域であって前記堆積用凹み部の底面を底面とする吸収体成形領域を前記第2領域として形成し、
    前記堆積用凹み部の底面及び前記突出部の全体を共に、前記吸引手段にてもたらされる空気流に対する通気性を有して形成し、
    前記吸引手段により親水性繊維と高吸収性ポリマーとを、前記積繊支持体の吸収体成形領域に導き堆積させるステップと、
    前記第1領域にて成形された吸収体部分に対してエンボス加工を行い圧搾部を形成するステップとを有する、吸収体の製造方法。
JP2014062067A 2014-03-25 2014-03-25 吸収体の製造装置及び製造方法 Active JP6271313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014062067A JP6271313B2 (ja) 2014-03-25 2014-03-25 吸収体の製造装置及び製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014062067A JP6271313B2 (ja) 2014-03-25 2014-03-25 吸収体の製造装置及び製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015181785A JP2015181785A (ja) 2015-10-22
JP6271313B2 true JP6271313B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=54349032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014062067A Active JP6271313B2 (ja) 2014-03-25 2014-03-25 吸収体の製造装置及び製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6271313B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109620546A (zh) * 2019-01-28 2019-04-16 陈建辉 吸水芯体及其制备方法和应用

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6604228B2 (ja) * 2016-02-24 2019-11-13 王子ホールディングス株式会社 通気性部材並びに該部材を用いた吸収体の製造装置および製造方法
CN108697542B (zh) 2016-03-31 2022-05-24 金伯利-克拉克环球有限公司 吸收芯和形成吸收芯的方法
CN108778204B (zh) 2016-03-31 2021-11-26 金伯利-克拉克环球有限公司 吸收芯和形成吸收芯的方法
CN108712896B (zh) 2016-03-31 2019-12-06 金伯利-克拉克环球有限公司 吸收芯和形成吸收芯的方法
CN108884613B (zh) * 2016-03-31 2022-02-18 金伯利-克拉克环球有限公司 吸收芯和形成吸收芯的方法
US11141320B2 (en) 2016-03-31 2021-10-12 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent cores and methods for forming absorbent cores
JP6583133B2 (ja) * 2016-04-28 2019-10-02 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品の製造方法および製造装置
JP6583131B2 (ja) * 2016-04-28 2019-10-02 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品の製造方法および製造装置
JP6155413B1 (ja) * 2016-08-31 2017-06-28 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び、吸収体の製造方法
JP6774308B2 (ja) * 2016-11-09 2020-10-21 花王株式会社 吸収体の製造方法及び製造装置
JP6841157B2 (ja) * 2017-05-23 2021-03-10 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品、該吸収性物品の製造装置および製造方法
JP7027103B2 (ja) * 2017-10-03 2022-03-01 花王株式会社 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置
JP7207677B2 (ja) * 2017-12-05 2023-01-18 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
KR102134865B1 (ko) * 2019-12-24 2020-07-22 (주) 신우피앤씨 위생흡수용품 생산 장치

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6981297B2 (en) * 2002-11-27 2006-01-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Controlled placement of a reinforcing web within a fibrous absorbent
EP1943991B1 (en) * 2005-09-29 2013-12-18 Daio Paper Corporation Fiber accumulating apparatus for absorbent body and method for manufacturing absorbent body
JP4905973B2 (ja) * 2007-03-20 2012-03-28 花王株式会社 吸引装置、シートの搬送方法、吸収体の製造方法及び不織布の嵩回復方法
JP5328273B2 (ja) * 2008-09-17 2013-10-30 ユニ・チャーム株式会社 体液吸収性物品
CN102355878B (zh) * 2009-03-19 2013-10-16 尤妮佳股份有限公司 吸收性物品
JP2011255116A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Kao Corp 吸収性物品
JP6088724B2 (ja) * 2010-08-31 2017-03-01 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び通気性部材の製造方法
JP5912472B2 (ja) * 2010-12-24 2016-04-27 花王株式会社 吸収体
JP5783719B2 (ja) * 2010-12-28 2015-09-24 ユニ・チャーム株式会社 体液吸収性のコアを含む体液吸収性物品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109620546A (zh) * 2019-01-28 2019-04-16 陈建辉 吸水芯体及其制备方法和应用
CN109620546B (zh) * 2019-01-28 2021-10-01 陈建辉 吸水芯体及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015181785A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6271313B2 (ja) 吸収体の製造装置及び製造方法
US11000422B2 (en) Method and apparatus for making absorbent structures with absorbent material
US10813794B2 (en) Method and apparatus for making absorbent structures with absorbent material
US10667961B2 (en) Absorbent article and wearable article including absorbent article
RU2530147C1 (ru) Способ и устройство для переноса материала подложки и материала в форме частиц
JP5702928B2 (ja) 吸水性材料の集合体を薄くする方法およびその方法によって得られる厚さの薄い吸水性材料の集合体
JP5498562B2 (ja) 不織布の製造方法
JP2015533623A (ja) チャネル及びシグナルを備えた吸収性物品
JP2011526812A (ja) 吸収性粒子状ポリマー材料の様々な配布を伴う使い捨て吸収性物品及びその製造方法
KR102557730B1 (ko) 흡수 용품
JP5969104B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP6486013B2 (ja) 吸収性物品
JP4879751B2 (ja) 複合ウェブ構造体を形成する装置及び方法、及び前記複合ウェブを含む吸収構造体
JP6952560B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP6886798B2 (ja) 吸収性物品
JP5624877B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
TWI783083B (zh) 吸收體及吸收性物品
US20220370267A1 (en) Absorbent article
JP2011115547A (ja) 吸水性材料の集合体を薄くする方法およびその方法によって得られる厚さの薄い吸水性材料の集合体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6271313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250