JP7071817B2 - 吸収体の製造方法 - Google Patents

吸収体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7071817B2
JP7071817B2 JP2017218599A JP2017218599A JP7071817B2 JP 7071817 B2 JP7071817 B2 JP 7071817B2 JP 2017218599 A JP2017218599 A JP 2017218599A JP 2017218599 A JP2017218599 A JP 2017218599A JP 7071817 B2 JP7071817 B2 JP 7071817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbent polymer
minimum value
concentration
fiber material
concentration curve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017218599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019088415A (ja
Inventor
良哉 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2017218599A priority Critical patent/JP7071817B2/ja
Publication of JP2019088415A publication Critical patent/JP2019088415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7071817B2 publication Critical patent/JP7071817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、吸収体の製造方法に関する。
生理用ナプキンや失禁パッド、使い捨ておむつ等の吸収性物品には吸収体が用いられる。その吸収体は、ダクト内を空気流とともに供給した繊維材料及び吸収性ポリマー等の吸収体材料を積繊機の集積用凹部内に堆積させ、所定形状に成形した堆積物を離型して得られる。吸収性ポリマーはSAP(Superabsorbent polymer)と呼ばれる表面架橋された高分子材料である。吸収体は、そのまま、若しくは紙や通気性の不織布等で被覆されて、吸収性物品の吸収体として用いられる。
例えば、特許文献1には、パルプ繊維の単位時間当たりの供給量を変化させて、パルプ繊維の坪量が相対的に高い部分と低い部分とを有する吸収体を製造する技術が記載されている。これにより、吸収性ポリマー(吸水性ポリマー)を定常的に供給し、パルプ繊維の供給量を時間変化させて、坪量が偏在化された吸収体を製造することができる。
特許文献2には、帯状の繊維集合体上にポリマーを間欠散布する技術が記載されている。また、変速カムパターンを用いることによって、ポリマーを偏在させる技術が記載されている。
特許文献3には、吸収体の幅方向に吸収性ポリマーの分布を変化させる技術が記載されている。具体的には、積繊時に、吸収性ポリマーの供給量を変化させる絞りを調整することによって、吸収性ポリマーの供給量を調整し、幅方向の吸収性ポリマーの分布を変化させるとされている。
特開2016-116860号公報 特開2012-11235号公報 特開2012-161421号公報
しかしながら、特許文献1に記載された製造方法では、パルプ繊維の偏在比と比較して、吸収性ポリマーの偏在比を高くすることが難しい。パルプ繊維に比べ、吸収性ポリマーの方が高価であるため、パルプ繊維の偏在比に対応させて吸収性ポリマーのより一層の偏在化が求められている。すなわち、必要な位置に必要な量だけを配して、吸収性ポリマー及びパルプ繊維を十分に偏在化させ、より薄型化、柔軟化した吸収体をより精度良く製造することが求められている。
引用文献2及び3には、ポリマーを偏在させる技術については記載されているものの、シートの繊維材料を偏在させる技術についての記載はなく、まして繊維材料と吸収性ポリマーとを同時に偏在させて吸収体を作製する技術の記載はされていない。
本発明は、繊維材料の偏在に対応させて、効率的に吸収性ポリマーを偏在させることが可能な吸収体の製造方法に関する。
本発明は、繊維シートを解繊して得た繊維材料と、吸収性ポリマーとをダクト内に供給して、該ダクトに接続された積繊機にて該繊維材料と該吸収性ポリマーとを積繊させて吸収体を得る吸収体の製造方法であって、
前記繊維材料の単位時間当たりの供給量を変化させ、
前記吸収性ポリマーを供給する際に、前記吸収性ポリマーの供給タイミングを変化させて、前記ダクト内の前記繊維材料と前記吸収性ポリマーとを合わせた濃度の時間変化を示した濃度曲線の極小値の最小値を求めて、前記繊維材料の濃度変化の位相と前記吸収性ポリマーの濃度変化の位相とを同期させる吸収体の製造方法。
本発明の吸収体の製造方法によれば、繊維材料の偏在に対応させて、効率的に吸収性ポリマーを偏在させることが可能である。
本発明の吸収体の製造方法に好ましく用いられる吸収体の製造装置の一例を示した概略構成図である。 本発明の吸収体の製造方法に係る好ましい一例を示したフローチャートである。 吸収体の製造方法における繊維材料と吸収性ポリマーとを合わせた濃度曲線の極小値の最小値を求める好ましい一例を示したフローチャートである。 図3に示したフローチャートの繊維材料と吸収性ポリマーとを合わせた濃度曲線の極小値の最小値を求める方法を、濃度曲線を用いて説明した濃度曲線図である。 図3に示したフローチャートの繊維材料と吸収性ポリマーとを合わせた濃度曲線の極小値の最小値を求める方法を、濃度曲線を用いて説明した濃度曲線図である。 位相をΔずらした吸収性ポリマーの濃度と時間との関係を示した濃度曲線図である。 本発明の吸収体の製造方法で作製された吸収体の好ましい一例を示した斜視図である。
本発明に係る吸収体の製造方法に好ましく用いられる吸収体の製造装置の一例について、図面を参照しながら、以下に説明する。
図1に示すように、吸収体の製造装置10は、繊維材料72及び吸収性ポリマー73を含む吸収体材料74をダクト40内に供給する。そして、ダクト40内で吸収体材料74を空気流に乗せて搬送しながら、積繊機50の回転ドラム51の周面に配した積繊用凹部52内に堆積させる。
製造装置10は、原反70から引き出された繊維シート(例えば、パルプシート)71を送り出すフィーダー20を備え、繊維シート71を解繊して繊維材料72を得る解繊機30を備える。さらに、解繊機30から送り出された繊維材料72を空気流に乗せて搬送する流路を内部に備えるダクト40を有する。
解繊機30は、ケーシング31と、ケーシング31内に配されていて繊維シート71の端部を引っ掻いて繊維状に解繊する回転刃32とを有する。ケーシング31には繊維シート71を取り入れる開口部33と、解繊して得た繊維材料72を排出する開口部34を備える。具体的には、フィーダー20の原料供給ローラ21、22により、パルプシート等の繊維シート71が、解繊機30内に導入され、解繊機30により解繊されて得た繊維材料72がダクト40内に供給される構成になっている。その際、繊維材料72の単位時間当たりの供給量を変化させている。具体的には、繊維材料72がダクト40内を搬送されるとき、繊維材料72の濃度が周期的に変化するように、供給量を変化させている。「濃度」については後述する。
ダクト40は、繊維材料の供給部となる解繊機30の開口部34から積繊機50の回転ドラム51にわたって延びており、その一端部の上流側の開口部41が解繊機30の開口部34に接続されている。ダクト40の他端部の下流側の開口部42は、回転ドラム51において負圧に維持される回転ドラム51内の空間A上に位置する外周面51fの一部を覆っている。
回転ドラム51は、例えば、周面に複数の積繊用凹部52が所定の間隔にて配されている。回転ドラム51の外周面51fに向けて、ダクト40内を搬送されてきた吸収体材料74(繊維材料72及び吸収性ポリマー73)(便宜上、図面中において矢印で示す)が供給され、積繊用凹部52に堆積される。具体的には、ダクト40の開口部41と回転ドラム51との間に、吸収性ポリマー73をダクト40内に散布するポリマー供給部61が配されている。回転ドラム51の吸気ファン(図示せず)の作動により、ダクト40内の空間には、回転ドラム51の外周面51fに向けて吸収体材料74を流す空気流が生じるようになっている。
回転ドラム51は、金属製の剛体からなる円筒状のドラム本体53と、該ドラム本体53の外周部に重ねて配され、回転ドラム51の外周面51fを形成する外周部54とを有して構成されている。外周部54は、モーター等の原動機(図示せず)からの動力を受けて、水平軸回りを矢印R方向に回転する。一方、ドラム本体53は固定されていて回転しない。
外周部54には上記積繊用凹部52を備える。積繊用凹部52は、パターン形成プレートと積繊用凹部の底部が通気性の図示していない多孔性プレート(多孔性部材)と、を有する。多孔性プレートは、ドラム本体53側からの吸引によって生じた空気流を回転ドラム51の外方に伝え、該空気流に乗って運ばれてくる吸収体材料74を保持し、空気のみを通過させる通気性のプレートである。したがって、吸収体材料74が後述する空間Aの外周を通過する際に、多孔性プレートの孔が吸引孔として機能する。
ダクト40の外部には、ダクト40内における繊維材料72と吸収性ポリマー73との混合領域の濃度を測定するセンサ62を備える。「濃度」とは、レーザ光Lが照射された混合領域の計測領域における、単位体積当たりの吸収体材料74の個数と定義する。
センサ62は、ダクト40内の繊維材料72及び吸収性ポリマー73に照射した後のレーザ光Lに対応した信号を出力するものであり、ダクト40内の流れ方向において、吸収性ポリマー73の供給位置より下流側に配置される。レーザ光Lに対応した信号とは、レーザ光Lを照射して得られる透過光による信号である。すなわち、照射したレーザ光Lのうち、繊維材料72及び吸収性ポリマー73によって遮られたレーザ光及び反射されたレーザ光を除いたレーザ光である。
上記透過光を受光できるように、センサ62は、レーザ光Lを発振するレーザ光照射部63及びそのレーザ光Lを受光するレーザ光受光部64にて構成され、レーザ光照射部63とレーザ光受光部64とがダクト40内の流路を挟むように配されている。ダクト40には、図示していないが、レーザ光Lを透過する窓が設けられていることが好ましい。
センサ62は、例えば、直径0.1mmの物体の検出が可能なレーザセンサを用いる。レーザセンサには、一例として、株式会社キーエンス製の透過型レーザ判別センサIB-10(商品名)が好ましく挙げられる。センサ62は、レーザ光Lを用いた計測のため、ダクト40内の気流を乱すことなく、計測を行うことができる。そのため、繊維材料72と吸収性ポリマー73とを合せた濃度を正確に検出することができる。計測は連続的に行うことができ、規定されたサンプリングタイムごとに濃度の測定値が出力される。
センサ62には、測定した濃度の出力値を入力するデータ処理部65が接続されている。データ処理部65は、センサ62によって測定された混合領域の濃度値に基づいて濃度分布を出力し、濃度分布の出力値から濃度曲線を求め、その極小値を算出する。さらに後述する最小値の決定方法によって、極小値の最小値を求める。そして算出した最小値における吸収性ポリマーの濃度分布の位相を想定して求める。データ処理部65には供給制御部66が接続されている。供給制御部66は、データ処理部65によって求められた最小値の位相に対応して、吸収性ポリマー73の供給タイミングを変化させる命令を行う。具体的には、位相を進めて最小値が得られた場合には、最小値を得るために進めた位相分だけ吸収性ポリマー73の供給タイミングを遅らせる。一方、位相を遅らせて最小値が得られた場合には、最小値を得るために遅らせた位相分だけ吸収性ポリマー73の供給タイミングを早める。
そして、吸収性ポリマー73の供給を制御する供給制御部66に命令を送り、例えば、図示していないサーボモータを駆動させて吸収性ポリマー73の供給を制御する。具体的には、供給周期を一定に保ち、供給量も一定に保ち、吸収性ポリマー73の供給タイミングを早めたり、遅くしたりする。
このように吸収性ポリマー73の供給タイミングを制御して、吸収体105を製造する。
積繊用凹部52に堆積された吸収体105は、例えば、ベビー用紙おむつや生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品の吸収体に用いる。ここで、積繊用凹部52の形状は、吸収体105の用途に合わせて決定される。すなわち、吸収体105の必要な部位に凸部や凹部が作られるように、上記積繊用凹部52の形状が決定される。なお、積繊用凹部52の形状は、これに制限されず、深さは一定でもよく、また回転ドラム51の外周面に沿って連続して形成されてもよい。
回転ドラム51は、その中心軸側から外周面51f側に向かって設けられた仕切板55により仕切られた相互に独立した複数の空間A、B、C、Dを有している。ドラム本体53の軸部56には、吸気ファン(図示せず)が接続されており、該吸気ファンの駆動により、回転ドラム51内の仕切られた空間A~Dの圧力が調整される。空間Aは、回転ドラム51における、外周面51fが少なくともダクト40に覆われた部分の裏側に位置し、負圧に維持されることが好ましい。空間Aの吸引力は、空間B~Dの吸引力よりも強くなっていることが好ましい。空間C及びDは、集積用凹部52内の吸収体105の転写位置及びその前後を含む領域であるので、圧力ゼロ又は陽圧であることが好ましい。
空間Aの負圧により、ダクト40内に空気流を発生させ、解繊機30からの吸収体材料74を飛散状態とする。
個々の積繊用凹部52の少なくとも底面部は、メッシュプレート等により構成され、多数の細孔を有する。個々の積繊用凹部52が、負圧に維持された空間Aを通過している間、該メッシュプレートの細孔が吸引孔として機能する。空間Aは、回転ドラム51における、少なくともダクト40に覆われた部分の裏側に位置される。そしてダクト40に覆われた部分を通る積繊用凹部52に強い吸引力を発生させ、それにより積繊用凹部52に吸収体材料74を堆積させる。さらに吸収体材料74を搬送する気流をダクト40内に発生させる。積繊用凹部52内に堆積物ないし吸収体を安定的に保持しつつ搬送するため、空間Bを負圧に維持しても良く、その場合、空間Bは空間Aよりも負圧の程度が低く維持されていることが好ましい。
ダクト40内を流れてきた吸収体材料74を搬送する空気流は、空間A上に位置する積繊用凹部52からの吸引により、回転ドラム51の外周面51fに向けて案内される。
さらに、積繊用凹部52から吸収体105を剥離する位置では、回転ドラム51の空間Dの圧力を回転ドラム51よりも高めることによって、吸収体105の離形性を高めてもよい。
さらに製造装置10は、積繊用凹部52から吸収体105を離形し、台紙106に転写する転写搬送機構としての搬送装置110を備える。これによって、台紙106に等間隔に配された吸収体105を有する連続体107が形成される。
次に、本発明の吸収体の製造方法について、図2~図5を参照して、以下に説明する。この製造方法は、繊維材料と吸収性ポリマーとを有する吸収体の製造方法であり、上記製造装置10を用いて行うことが好ましい。
図2に示すように、「供給工程」S1を行う。この供給工程は、繊維シート71の単位時間あたりの供給量を変化させて該繊維シート71を、次の解繊工程において用いる解繊機30に供給する。例えば、繊維シート71の供給量が周期的に変化するように供給することが好ましい。繊維シート71は、生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられる各種のものを制限なく用いることができ、少なくとも繊維材料72を含んでいる。繊維材料72としては、例えばパルプシートを解繊して得られるパルプ繊維のほか、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維の短繊維等が用いる。これらの繊維材料は、1種を単独にて、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
次に「解繊工程」S2を行う。解繊工程では、解繊機30において、繊維シート71が解繊され、繊維材料72を得る。具体的には、ケーシング31内に配された回転刃32によって、繊維シート71の端部を引っ掻いて繊維状にして繊維材料72を得る。供給工程では、繊維シート71の単位時間あたりの供給量を変化させて、繊維シート71を解繊機30に供給しているので、解繊工程では、解繊されて得られる繊維材料72の量も変化する。したがって、ダクト40内に供給される繊維材料72の単位時間あたりの供給量も変化する。繊維材料72の供給量が周期的に変化するようにダクト40内に供給することが好ましい。
続いて「搬送工程」S3を行う。この搬送工程では、解繊された繊維材料72をダクト40内に通して積繊機50へ搬送する。
「搬送工程」S3中に、「吸収性ポリマー供給工程」S4を行う。この吸収性ポリマー供給工程によって、吸収性ポリマー73の供給タイミングを計って繊維材料72の流れに乗せるように、吸収性ポリマー73をダクト40内の繊維材料73が飛翔している領域に供給する。その際、センサ62の出力値の変動に対応して、吸収性ポリマー73の供給タイミングを変更する。実質的に、吸収性ポリマー73の後述する濃度曲線C1(図4、5参照)の位相を制御することになる。上記濃度曲線C1は、ダクト40内を吸収性ポリマー73だけ間欠的に流した場合に得られる濃度曲線であり、繊維材料72と吸収性ポリマー73とを合わせた濃度の時間変化を示した濃度曲線C3(図4、5参照)に対応させた想定の濃度曲線である。このように、吸収性ポリマー73の濃度曲線C1の位相の変更は、吸収性ポリマー73の供給タイミングを変更することによって行う。
具体的には、吸収性ポリマー73を供給する際に、吸収性ポリマー73の供給時間(供給周期)は一定に保ち、ダクト40内への供給量も一定に保ち、供給のタイミングだけを早めたり、遅くしたりして、位相を変化させる。
例えば、上記濃度曲線C3の極小値の最小値を求めることで、実質的に、繊維材料72の濃度の時間変化を示した濃度曲線C2(図4、5参照)と上記濃度曲線C1との、それぞれの位相を同期させる。上記濃度曲線C2は、ダクト40内を繊維材料72だけ間欠的に流した場合に得られる濃度曲線であり、上記濃度曲線C3に対応させた想定の濃度曲線である。
上記濃度曲線C3の極小値の最小値を求める具体的方法については後述する。
そして、実質的に、濃度曲線C1と濃度曲線C2との位相を同期させた状態にして、吸収性ポリマー73をダクト40内に供給する。さらに、常時、濃度曲線C3の極小値を最小値とするために、センサ62による測定は継続的に行われる。そうすることによって、実質的に、繊維材料72の濃度曲線C1の位相と吸収性ポリマーの濃度曲線C2の位相とを同期させた状態に保つことができる。
そして「積繊工程S5」を行う。この積繊工程では、繊維材料72と吸収性ポリマー73の吸収体材料74を積繊機50に供給して、積繊用凹部52に積繊して吸収体105を成す。その後、積繊用凹部52に積繊された吸収体105を積繊用凹部52から離形する。
上記本発明の吸収体の製造方法では、上記濃度曲線C1と濃度曲線C2とを同期させるために、繊維材料72及び吸収性ポリマー73を合わせた濃度の時間変化を示した濃度曲線C3の極小値の最小値を求める。以下、その最小値を求める具体的方法の好ましい一例を、図4及び5を参照しながら、図3のフローチャートにしたがって、以下に説明する。
図3に示すように、先ず、繊維材料(例えば、パルプ繊維)72と吸収性ポリマー73とを、それぞれの供給量を時間変化させてダクト40内に供給する「繊維材料と吸収性ポリマーのダクト内供給」S11を行う。
「時間変化」とは、それぞれの供給量を時間の経過とともに変化させて一定の周期にて供給することであり、例えば、矩形波、三角波のようなパルス波又は濃度分布が一定間隔でピークを有する連続した曲線で表せるように供給されることを意味する。一定の周期とは、吸収体105の製造周期であり、濃度分布の波形の周期である。
センサ62によってダクト40内を搬送される繊維材料72と吸収性ポリマー73とを合わせた吸収体材料74の濃度を測定して時間的に変化する濃度分布を得る「濃度測定」S12を行う。繊維材料72及び吸収性ポリマー73を合わせた濃度曲線C3に対応した想定の濃度分布を示した濃度曲線C1、C2の周期T1、T2は、吸収体105の製造周期に一致し、一定周期にて変化する(図4(A)参照)。また上記濃度曲線C3の周期T3も吸収体の製造周期に一致し、一定周期にて変化する(図4(A)参照)。図4及び5においては、それぞれの濃度曲線が同様の周期となる。
なお、図4及び5に示した、吸収性ポリマー73の濃度曲線C1、繊維材料72の濃度曲線C2は、上記したように濃度曲線C3に対応させて想定した濃度曲線である。すなわち、濃度曲線C1と濃度曲線C2とを加算したものが濃度曲線C3となる。実際の濃度測定値は、繊維材料72の濃度と吸収性ポリマー73の濃度との合計値となり濃度曲線C3によって表される。
データ処理部65によって、センサ62を用いて測定して得た濃度分布から得られる濃度曲線C3の極小値を算出して記録する「極小値の算出と記録」S13を行う。
極小値とは、製造周期T以上の適当な周期Tsを設け、時間Ts間の最小値である。
測定開始時の吸収性ポリマーの供給量を表す濃度分布の位相を「P」とし、その位相をΔ進める場合には「+Δ」、Δ遅らせる場合には「-Δ」として表す。例えば、位相をΔ進めた後の位相は「P+Δ」と表す。「Δ」は位相の解像度であり、「Δ」の最小値はセンサが出力するサンプリング周期とする。
吸収性ポリマーの濃度分布の位相をΔ進める、又はΔ遅らせることは、吸収性ポリマーの供給の周期を一定に保ち、また供給量を一定に保ち、供給タイミングを早める(-Δ)、又は供給タイミングを遅らせる(+Δ)ことで達成される。
吸収性ポリマー73の濃度分布(濃度曲線C1)の位相(P)をΔ進める「吸収性ポリマーの位相をΔ進める」S14(P+Δ)を行う(図4(A)参照。)。実際には、吸収性ポリマー73の供給タイミングをΔだけずらす(例えば、Δだけ遅らせる)ことで行う。
次に、繊維材料72と吸収性ポリマー73とを合わせた濃度の時間的変化を測定する「濃度測定」S15を行う。
続いて、測定した時間変化する濃度の測定値から求めた濃度分布(図4(A)の濃度曲線C3参照。)の極小値を算出して記録する「極小値の算出と記録」S16を行う。
続いて、吸収性ポリマー73の濃度曲線C1の位相(P)をΔ進めた前後、すなわち吸収性ポリマー72の供給タイミングを変えた前後の濃度曲線C3の極小値を比較する「位相をΔ進めた前後の極小値の比較」S17を行う。
上記S17における比較の結果、濃度曲線C1の位相PをΔ進めた位相(P+Δ)の場合の濃度曲線C3の極小値がΔ進める直前(P)の極小値よりも小さくなった場合には、「吸収性ポリマーの位相をΔ進める」S18を行う(図4(B)参照。)。実際には、吸収性ポリマー73の供給タイミングをΔだけずらす(例えば、Δだけ遅らせる)ことで行う。これによって、吸収性ポリマー73の濃度曲線C1の位相(P+Δ)がΔ進み、(P+Δ)+Δ=P+2Δになる。
前述のS15と同様に「濃度測定」S19を行う。
前述のS16と同様に「極小値の算出と記録」S20を行う(図4(B)の濃度曲線C3参照。)。
次に吸収性ポリマー73の濃度曲線C1の位相をΔ進めた前後(吸収性ポリマーの供給タイミングを変えた前後)の濃度曲線C3の極小値を比較する「位相をΔ進めた前後の極小値の比較」S21を行う。
上記S21における比較の結果、吸収性ポリマー73の濃度曲線C1の位相をΔ進めた(P+2Δ)の濃度曲線C3の極小値がΔ進める直前(P+Δ)の極小値よりも小さくなった場合には、上記S18を再び行う。これによって、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相は、さらにΔ進む。
上記S11における比較の結果、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をΔ進めた(P+2Δ)の濃度曲線C3の極小値がΔ進める直前(P+Δ)の極小値よりも大きくなった場合には、「吸収性ポリマーの位相をΔ遅らせる」S22を行う(図4(C)参照。)。実際には、吸収性ポリマー73の供給タイミングをΔだけずらす(例えば、Δだけ早める)ことで行う。これによって、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相がΔ遅らされて、(P+2Δ)-Δ=P+Δとなる。
上記吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相(P+2Δ)をΔ遅らせた位相(P+Δ)の濃度曲線C3の極小値を最小値とする「極小値の最小値の決定」S23を行う(図4(D)参照。)。
上記S7における比較の結果、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をΔ進めた(P+Δ)の濃度曲線C3の極小値がΔ進める直前(P)の極小値よりも大きくなった場合には、「吸収性ポリマーの位相をΔ遅らせる」S24を行う(図5(A)参照。)。実際には、吸収性ポリマー73の供給タイミングをΔだけずらす(例えば、Δだけ早める)ことで行う。これによって、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相がΔ遅らされて、(P+Δ)-Δ=Pとなる
更に、「吸収性ポリマーの位相をΔ遅らせる」S25を行う(図5(B)参照。)。実際には、上記同様に、上記吸収性ポリマーの供給タイミングを早めることで行う。すなわち、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をさらにΔ遅らせてP-Δとする。
前述のS5と同様に「濃度測定」S26を行う。
前述のS6と同様に「極小値の算出と記録」S27を行う(図5(B)の濃度曲線C3参照。)。
吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をさらにΔ遅らせる前の濃度曲線C3の極小値とΔ遅らせた後の極小値とを比較する「位相をΔ遅らせた前後の極小値の比較」S28を行う。
S28における比較の結果、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をΔ遅らせた(P-Δ)の濃度曲線C3の極小値が、位相をΔ遅らせる直前(P)の極小値よりも小さくなった場合には、前述の「吸収性ポリマーの位相をΔ遅らせる」S25以降を再び行う。これによって、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をさらにΔ遅らせる。
上記S28における比較の結果、濃度曲線C1の位相をΔ遅らせた後(P-2Δ)の濃度曲線C3の極小値が、位相をΔ遅らせる直前(P-Δ)の極小値よりも大きくなった場合には、「吸収性ポリマーの位相をΔ進める」S29を行う(図5(C)参照。)。実際には、吸収性ポリマー73の供給タイミングをΔだけずらす(例えば、Δだけ遅らせる)ことで行う。これによって、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相がΔ進ませられて、(P-Δ)+Δ=Pとなる。
上記吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をΔ進ませた位相(P)の濃度曲線C3の極小値を最小値とする「極小値の最小値の決定」S30を行う(図5(D)参照。)。
すなわち、吸収性ポリマーの濃度曲線C1の位相をΔ遅らせる直前(P)の濃度曲線C3の極小値を最小値として吸収性ポリマーの位相を決定する。
最小値が決定され、繊維材料72の位相と吸収性ポリマー73の位相が同期すると、基本的に最小値を求める工程を終了する。しかし、濃度曲線C3の極小値を求める計測は続ける。位相が合った時(同期時)の極小値を記憶しておき、計測した極小値と、位相が合った時の極小値とが閾値以上の差があれば、再度、上記図3に示したフローチャートにしたがった処理を行う。そして、再び、繊維材料72と吸収性ポリマー73とを合わせた濃度曲線C3の極小値の最小値を求めて、吸収性ポリマー73の供給タイミングを調整する処理を行う。
上記のように吸収性ポリマー73の供給タイミングをΔだけ進めたり、遅らせたりすると、図6に示すように、吸収性ポリマー73の濃度に一瞬の乱れが生じる。なお、図6は、一例として、吸収性ポリマー73の供給タイミングを遅らせた場合を示している。実際には、吸収性ポリマー73の供給時における1周期当たりのΔはごくわずかな時間であり、製品に影響が及ぶような吸収性ポリマー73の濃度の乱れにはならない。
上記のように、吸収性ポリマー73の供給タイミングを制御して、繊維材料72及び吸収性ポリマー73を合わせた濃度曲線C3の極小値の最小値を求めて、実質的に繊維材料72の位相と吸収性ポリマー73の位相とを同期させて最適化し、吸収体材料74を積繊して吸収体105を作製する。この結果、図7に示すように、高坪量部111と低坪量部112とを有する吸収体105を得ることができる。このように、必要な位置に必要な量の吸収体材料74を配置することができるため、吸収体材料74を無駄なく有効に用いることができる。
上記吸収体105において、繊維材料72の坪量が最も低い部分は、吸収体105の強度の観点から、好ましくは50g/m以上、より好ましくは100g/m以上である。繊維材料72の坪量が最も高い部分は、実用上のコストの観点から、好ましくは500g/m以下、より好ましくは300g/m以下である。一方、吸収性ポリマー73の坪量が最も高い部分は、実用上のコストの観点から、好ましくは700g/m以下、より好ましくは500g/m以下である。吸収性ポリマー73の坪量が最も高い部分と最も低い部分との比(最高坪量/最低坪量)、すなわち偏在比は、コストの観点から好ましくは1.5以上、より好ましくは2.0以上、さらに好ましくは3.0以上である。
上記吸収体の製造方法によれば、繊維材料72の偏在に対応させて、効率的に吸収性ポリマー73を偏在させることが可能となる。これにより、吸収性ポリマー73においても繊維材料72と同等の高偏在化が可能になる。例えば、吸収性ポリマー73は、5.0程度の偏在比を達成することができる。そのとき、繊維材料72も5.0程度の偏在比を達成できる。吸収体105において吸収性ポリマー73が高い偏在比を達成することができるため、吸収性ポリマー73の使用量が少なくてすむ領域に吸収性ポリマーを多く配する必要がなくなるので、その使用量が低減でき、吸収体の大幅なコストダウンが見込める。
10 吸収体の製造装置
20 フィーダー
30 解繊機
32 回転刃
40 ダクト
50 積繊機
51 回転ドラム
52 積繊用凹部
53 ドラム本体
54 外周部
61 ポリマー供給部
62 センサ
63 レーザ光照射部
64 レーザ光受光部
65 データ処理部
66 供給制御部
71 繊維シート
72 繊維材料
73 吸収性ポリマー
74 吸収体材料
105 吸収体

Claims (6)

  1. 繊維シートを解繊して得た繊維材料と、吸収性ポリマーとをダクト内に供給して、該ダクトに接続された積繊機にて該繊維材料と該吸収性ポリマーとを積繊させて吸収体を得る吸収体の製造方法であって、
    前記繊維材料の単位時間当たりの供給量を変化させ、
    前記吸収性ポリマーを供給する際に、前記ダクト内における前記繊維材料及び前記吸収性ポリマーの混合領域への、前記吸収性ポリマーの供給タイミングを変化させて、前記混合領域の前記繊維材料と前記吸収性ポリマーとを合わせた濃度の時間変化を示した濃度曲線の極小値の最小値を求めて、
    前記最小値が得られる前記吸収性ポリマーの濃度分布の位相となるよう前記吸収性ポリマーの供給タイミングを制御することにより、前記繊維材料の濃度変化の位相と前記吸収性ポリマーの濃度変化の位相とを同期させる吸収体の製造方法。
  2. 前記混合領域の繊維材料と吸収性ポリマーとを合わせた濃度に対応した信号を出力するセンサを用い、該センサの出力値の変動に対応して、前記吸収性ポリマーの供給タイミングを制御して前記吸収性ポリマーを供給する、請求項1に記載の吸収体の製造方法。
  3. 前記センサは、前記ダクト内の繊維材料及び吸収性ポリマーに照射した後のレーザ光に対応した信号を出力する請求項2に記載の吸収体の製造方法。
  4. 前記センサによる測定位置は、前記ダクト内の流れ方向において、前記吸収性ポリマーの供給位置より下流側に配置される、請求項2又は3に記載の吸収体の製造方法。
  5. 前記センサから出力される前記繊維材料と前記吸収性ポリマーとを合わせた濃度の時間的変化を示した濃度曲線の極小値を最小値に導く制御を、前記吸収性ポリマーの供給タイミングの制御によって行う請求項2~4のいずれか1項に記載の吸収体の製造方法。
  6. 前記吸収性ポリマーを供給する際に、前記吸収性ポリマーの供給タイミングを変化させて、前記吸収性ポリマーの濃度曲線を得て、該吸収性ポリマーの濃度曲線の最小値を算出し、
    前記吸収性ポリマーの濃度曲線の最小値となる供給タイミングを、前記繊維材料と前記吸収性ポリマーとを合わせた濃度の時間変化を示した濃度曲線の極小値の最小値となる供給タイミングに同期させる、請求項1~5のいずれか1項に記載の吸収体の製造方法。
JP2017218599A 2017-11-13 2017-11-13 吸収体の製造方法 Active JP7071817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017218599A JP7071817B2 (ja) 2017-11-13 2017-11-13 吸収体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017218599A JP7071817B2 (ja) 2017-11-13 2017-11-13 吸収体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019088415A JP2019088415A (ja) 2019-06-13
JP7071817B2 true JP7071817B2 (ja) 2022-05-19

Family

ID=66835219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017218599A Active JP7071817B2 (ja) 2017-11-13 2017-11-13 吸収体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7071817B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016515456A (ja) 2013-04-17 2016-05-30 ジーディーエム エス.ピー.エー.Gdm S.P.A. 吸収性衛生用品の製造用機械と製造方法
JP2016116556A (ja) 2014-12-18 2016-06-30 花王株式会社 吸収体の製造装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6318449B2 (ja) * 2014-07-09 2018-05-09 花王株式会社 吸収体の製造における積繊繊維の掻き取り量の検査装置及び検査方法、並びに該検査方法を用いた吸収体の製造方法
JP6647009B2 (ja) * 2015-10-27 2020-02-14 花王株式会社 吸収体の製造装置及び製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016515456A (ja) 2013-04-17 2016-05-30 ジーディーエム エス.ピー.エー.Gdm S.P.A. 吸収性衛生用品の製造用機械と製造方法
JP2016116556A (ja) 2014-12-18 2016-06-30 花王株式会社 吸収体の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019088415A (ja) 2019-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884204B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP5271629B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
US8955570B2 (en) Absorbent structure manufacturing apparatus
JP5191564B2 (ja) 吸収体の製造方法
EP2881096B1 (en) Composite sheet production method and device
JP5667154B2 (ja) 積繊体の製造方法
US20120028777A1 (en) Method for producing an absorbent disposable incontinence diaper and apparatus for conducting the method
CN104042408B (zh) 应用受控数量的颗粒状吸收性材料的方法和器械
JP2017513595A (ja) 繊維性材料ウェブのレーザ切断装置及び方法
JP7071817B2 (ja) 吸収体の製造方法
CN107106345B (zh) 吸收体、吸收体的制造方法及吸收体的制造装置
EP2719364A1 (en) Particle supplying apparatus, method of controlling particle supplying apparatus, and method of acquiring speed determining information
JP6774308B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
JP2014151129A (ja) 吸収体の製造装置
CN105324097B (zh) 用于制造吸收性卫生物件的机器和方法
US11464679B2 (en) High speed SAP particle applicator
WO2015195473A2 (en) Process and apparatus for supply of particulate material to a particulate printing process
JP6663893B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP5965979B2 (ja) 吸収体の製造装置
JP5401289B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
JP6770417B2 (ja) 吸収体の製造方法
CN110621273B (zh) 吸收体的制造方法
JP7033437B2 (ja) 積層体の製造方法
JP2015126873A (ja) 吸収体の製造装置
JP6647009B2 (ja) 吸収体の製造装置及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220509

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7071817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151