JP2011116344A - 車両の変速機操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の機械式変速レバー装置と類似し、便利な使用性を提供すると共に、法規で制限された変速操作や危険な状況を招く変速操作は自動的に禁止できる安全かつ便利な変速操作がなされる車両の変速機操作装置を提供する。
【解決手段】本発明の車両の変速機操作装置は、相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路に沿って移動可能に設置された操作体を備え、前記直線経路のうちの1つには前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる2つの固定点が互いに隣接して配置され、前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側に延長した構造であり、前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路と出会うように形成されることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の車両の変速機操作装置は、相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路に沿って移動可能に設置された操作体を備え、前記直線経路のうちの1つには前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる2つの固定点が互いに隣接して配置され、前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側に延長した構造であり、前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路と出会うように形成されることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は車両に搭載された変速機を操作する装置に係り、より詳しくは、変速機と操作装置の間に操作力を伝達するための機械的な連結が排除されたシフトバイワイヤ方式の変速装置が搭載された車両に用いられる変速機操作装置に関する。
シフトバイワイヤ(Shift by Wire)変速装置は、運転手の変速操作力を従来のように機械的なケーブルで変速機に伝達せずに、運転手の変速操作による電気的信号が入力され、それによる電気的信号によって変速機を制御する装置である。
シフトバイワイヤ変速装置を実現するためには、運転手の変速操作力を電気的信号に適切に変換して入力されるようにしなければならない。この際、従来の機械的な変速レバー装置と類似の方式で運転手が操作でき、法規で制限された変速操作、あるいは危険な変速操作は自動的に禁止され、かつ、簡便な操作性を提供できるものでなければならない。
シフトバイワイヤ変速装置を実現するためには、運転手の変速操作力を電気的信号に適切に変換して入力されるようにしなければならない。この際、従来の機械的な変速レバー装置と類似の方式で運転手が操作でき、法規で制限された変速操作、あるいは危険な変速操作は自動的に禁止され、かつ、簡便な操作性を提供できるものでなければならない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、従来の機械式変速レバー装置と類似し、便利な使用性を提供すると共に、法規で制限された変速操作や危険な状況を招く変速操作は禁止できる安全かつ便利な変速操作がなされる車両の変速機操作装置の提供を目的とする。
上述したような目的を達成するためになされた本発明の車両の変速機操作装置は、相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路に沿って移動可能に設置された操作体を備え、前記直線経路のうちの1つには前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる2つの固定点が互いに隣接して配置され、前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側に延長した構造であり、前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路と出会うように形成されることを特徴とする。
また、本発明に係る車両の変速機操作装置は、相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路に沿って移動可能に設置された操作体、前記直線経路に沿って移動する前記操作体の位置変化を感知するセンサ、および前記センサの入力を受けて前記操作体の操作によって変速機を制御する変速信号を出力するコントローラ、を含んで構成され、前記直線経路のうちの1つには前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる2つの固定点が互いに隣接して配置され、前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側に延長した構造であり、前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路と出会うように形成され、、;前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側の外側にそれぞれ前記操作体が外力によって移動した後に前記2つの固定点のうちの隣接したものに自動的に復帰するようになった臨時点を備えることを特徴とする。
本発明によれば、従来の機械式変速レバー装置と類似した便利な操作性ができると共に、法規で制限された変速操作や危険な状況を招く変速操作は禁止され、安全かつ便利な変速操作が行われる効果がある。
図1に示す通り、本発明の実施形態は、相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路Lに沿って移動可能に設置された操作体1と、直線経路Lに沿って移動する操作体1の位置変化を感知するセンサSと、センサSの入力を受けて操作体1の操作によって変速機Tを制御する変速信号を出力するコントローラ3と、を含んで構成される。
ここで、直線経路Lが相互間にそれぞれ一点で出会うとは、該当する2つの直線経路Lは互いに平行状態ではなく一定角度で互いに交差する点があるという意味で、この交差点が1ヶ所であるということを言う。
ここで、直線経路Lが相互間にそれぞれ一点で出会うとは、該当する2つの直線経路Lは互いに平行状態ではなく一定角度で互いに交差する点があるという意味で、この交差点が1ヶ所であるということを言う。
本実施形態において、操作体1は図2に示したように従来の変速レバーと類似した形状で形成され、図に示していない下側のピボット点を基準として回動されれば、ピボット点から上側に離隔した任意の地点が直線に近い軌跡を描きながら上記直線経路Lに沿って移動するように構成される。
勿論、操作体1はレバー構造ではなく、実際に直線経路Lに沿って移動するスライダなどのようなもので構成することもできる。
勿論、操作体1はレバー構造ではなく、実際に直線経路Lに沿って移動するスライダなどのようなもので構成することもできる。
図3に示す通り、直線経路Lのうちの1つには、操作体1が外力の作用しない限りその位置を維持できる2つの固定点が互いに隣接して配置され、前記2つの固定点を有する直線経路Lは前記2つの固定点から外側に延長されている。
前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路Lと出会うように形成され、前記2つの固定点を有する直線経路Lは前記2つの固定点の外側にそれぞれ前記操作体1が外力によって移動した後、前記2つの固定点のうちの隣接したものに自動的に復帰する臨時点を備えている。
ここで、前記2つの固定点が互いに隣接して配置されたとは、前記2つの固定点の間に、前記コントローラ3が意味のある前記操作体1の位置として受け入れるだけの位置が存在せず、前記2つの固定点のうちのいずれか1つから他のいずれか1つの方に前記操作体1を移動させれば、残りの他の1つの固定点に操作体1を移動させたものとして前記コントローラ3が認識するようになっているという意味である。
前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路Lと出会うように形成され、前記2つの固定点を有する直線経路Lは前記2つの固定点の外側にそれぞれ前記操作体1が外力によって移動した後、前記2つの固定点のうちの隣接したものに自動的に復帰する臨時点を備えている。
ここで、前記2つの固定点が互いに隣接して配置されたとは、前記2つの固定点の間に、前記コントローラ3が意味のある前記操作体1の位置として受け入れるだけの位置が存在せず、前記2つの固定点のうちのいずれか1つから他のいずれか1つの方に前記操作体1を移動させれば、残りの他の1つの固定点に操作体1を移動させたものとして前記コントローラ3が認識するようになっているという意味である。
一方、前記臨時点と固定点の間には弾性部材などを備え、操作体1が前記臨時点から自然に前記該当固定点に復帰できるように構成される。
参考までに、図3の安定区間とは前記固定点の間の区間で、操作体1が任意で動かずに固定された固定点にそのまま安定に維持される区間を言い、不安定区間とは前記固定点と臨時点の間で、臨時点に位置した操作体1はユーザによる外力が除去されれば隣接した固定点に自然に移動するようになるという意味である。
参考までに、図3の安定区間とは前記固定点の間の区間で、操作体1が任意で動かずに固定された固定点にそのまま安定に維持される区間を言い、不安定区間とは前記固定点と臨時点の間で、臨時点に位置した操作体1はユーザによる外力が除去されれば隣接した固定点に自然に移動するようになるという意味である。
前記2つの固定点を第1固定点P1と第2固定点P2に区分し、前記2つの固定点を有する直線経路Lと、これと出会う前記他の直線経路Lをそれぞれ第1経路L−1と第2経路L−2に区分すれば、第2経路L−2は、第2固定点P2で第1経路L−1と出会い、第2経路L−2はさらに他の直線経路Lである第3経路L−3と出会い、第2経路L−2が第3経路L−3と出会う地点は、操作体1が外力がない限りその位置を維持できる固定点である第3固定点P3である。
第2経路L−2の両端には第2固定点P2と第3固定点P3が配置され、第3経路L−3は第3固定点P3を中心として両側に操作体1が外力によって移動した後に第3固定点P3に自動的に復帰する臨時点を備える構造である。
ここで、第1固定点P1と第2固定点P2のうちで第1固定点P1の1側の臨時点はRレンジを選択するためのR臨時点Rであり、第1固定点P1と第2固定点P2のうちで第2固定点P2の1側の臨時点はDレンジを選択するためのD臨時点Dである。第1固定点P1と第2固定点P2はそれぞれNレンジを選択するためのNR固定点NrとND固定点Ndであり、第3固定点P3はマニュアルモード中立状態を選択するためのM固定点Mであり、第M固定点Mの両側の臨時点は+臨時点と−臨時点である。
ここで、第1固定点P1と第2固定点P2のうちで第1固定点P1の1側の臨時点はRレンジを選択するためのR臨時点Rであり、第1固定点P1と第2固定点P2のうちで第2固定点P2の1側の臨時点はDレンジを選択するためのD臨時点Dである。第1固定点P1と第2固定点P2はそれぞれNレンジを選択するためのNR固定点NrとND固定点Ndであり、第3固定点P3はマニュアルモード中立状態を選択するためのM固定点Mであり、第M固定点Mの両側の臨時点は+臨時点と−臨時点である。
本実施形態では、操作体1がNR固定点NrまたはND固定点Ndに位置するとき、別の操作によってPレンジを選択するP作動体5をさらに備え、コントローラ3はP作動体5の操作による信号の入力を受けるように構成される。
特に、本実施形態では、図2に示すように、P作動体5は操作体1に備えられているが、P作動体5はボタンの構造をなさずに他のタイプのスイッチ構造を有することができ、操作体1ではなく操作体1付近の他の位置に備えられることも可能である。
また、操作体1には、操作体1を移動させる以外にも別途でユーザの入力を受け入れるための安全スイッチ7がさらに備えられ、コントローラ3は安全スイッチ7の操作による信号の入力を受けるように構成される。
勿論、安全スイッチ7も、図に示すようなボタン構造のほか、レバー構造または他の構造のスイッチなどによって実現されることも可能であり、その設置場所も操作体1に位置しなくてもよい。
特に、本実施形態では、図2に示すように、P作動体5は操作体1に備えられているが、P作動体5はボタンの構造をなさずに他のタイプのスイッチ構造を有することができ、操作体1ではなく操作体1付近の他の位置に備えられることも可能である。
また、操作体1には、操作体1を移動させる以外にも別途でユーザの入力を受け入れるための安全スイッチ7がさらに備えられ、コントローラ3は安全スイッチ7の操作による信号の入力を受けるように構成される。
勿論、安全スイッチ7も、図に示すようなボタン構造のほか、レバー構造または他の構造のスイッチなどによって実現されることも可能であり、その設置場所も操作体1に位置しなくてもよい。
一方、図3に示す通り、操作体1が現在位置から他の固定点または臨時点に移動することを選択的に制限するように、R臨時点RとNR固定点Nr、NR固定点NrとND固定点Nd、ND固定点NdとD臨時点D、およびND固定点NdとM固定点Mの間にそれぞれ第1障害物S1、第2障害物S2、第3障害物S3、および第4障害物S4が備えられ、コントローラ3は第1障害物S1、第2障害物S2、第3障害物S3、および第4障害物S4をそれぞれ制御するように構成される。
すなわち、コントローラ3は、第1障害物S1〜第4障害物S4を操作体1の位置および操作状態などによって選択的に制御し、操作体1の移動を適切な範囲内で制限するようにすることにより、法規で制限された変速操作を禁止し、危険な変速操作が発生しないように制御することができる。
すなわち、コントローラ3は、第1障害物S1〜第4障害物S4を操作体1の位置および操作状態などによって選択的に制御し、操作体1の移動を適切な範囲内で制限するようにすることにより、法規で制限された変速操作を禁止し、危険な変速操作が発生しないように制御することができる。
また、コントローラ3は、第1障害物S1〜第4障害物S4を適切に操作することにより、ユーザが図4に示すような機械式変速装置と同じ状態で操作体1を操作する感覚をもたせている。
例えば、操作体1がNR固定点Nrに位置した状態でNレンジ選択状態であると判断している場合には、第3障害物S3で操作体1の移動を制限し、操作体1がD臨時点Dまで移動することができずにND固定点Ndまで移動できるように制限することにより、実際に操作体1は図3においてNR固定点NrからND固定点Ndに動くが、ユーザの感覚としては図4に示すようにNレンジからDレンジに操作したように感じられるようにする。
例えば、操作体1がNR固定点Nrに位置した状態でNレンジ選択状態であると判断している場合には、第3障害物S3で操作体1の移動を制限し、操作体1がD臨時点Dまで移動することができずにND固定点Ndまで移動できるように制限することにより、実際に操作体1は図3においてNR固定点NrからND固定点Ndに動くが、ユーザの感覚としては図4に示すようにNレンジからDレンジに操作したように感じられるようにする。
コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrまたはND固定点Ndに位置した状態で、P作動体5が操作された信号の入力を受ければ、操作体1がNR固定点Nrにある状態およびND固定点Ndにある状態すべてをそれぞれPレンジ選択状態として判断し、Pレンジ変速信号を出力するように構成される。
すなわち、操作体1がNR固定点NrやND固定点Ndに位置した状態ではP作動体5のみを操作すれば、コントローラ3は操作体1の動きをそのままPレンジ変速状態として判断し、それによるPレンジ変速信号を変速機Tに出力して変速機TをPレンジ状態に変速する。
すなわち、操作体1がNR固定点NrやND固定点Ndに位置した状態ではP作動体5のみを操作すれば、コントローラ3は操作体1の動きをそのままPレンジ変速状態として判断し、それによるPレンジ変速信号を変速機Tに出力して変速機TをPレンジ状態に変速する。
また、コントローラ3は、操作体1がNR固定点Nrに位置した状態を、Pレンジ以外にNレンジまたはRレンジ選択状態としても認識できるように構成され、操作体1がND固定点Ndに位置した状態を、Pレンジ以外にNレンジまたはDレンジ選択状態として認識できるように構成される。
すなわち、NR固定点Nrに操作体1が位置した状態は、コントローラ3によってPレンジ選択状態、Nレンジ選択状態、またはRレンジ選択状態として認識され、ND固定点Ndに操作体1が位置した状態は、コントローラ3によってPレンジ選択状態、Nレンジ選択状態、またはDレンジ選択状態として認識される。
すなわち、NR固定点Nrに操作体1が位置した状態は、コントローラ3によってPレンジ選択状態、Nレンジ選択状態、またはRレンジ選択状態として認識され、ND固定点Ndに操作体1が位置した状態は、コントローラ3によってPレンジ選択状態、Nレンジ選択状態、またはDレンジ選択状態として認識される。
以下、図5〜図22を参照してより詳しく説明する。
図5に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからR臨時点Rまでユーザによって動かされる直線移動経路と、R臨時点Rでユーザによる外力が除去された後に自らNR固定点Nrに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されていることを示す。
すなわち、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態であるとき、運転手が操作体1をR臨時点Rに押した後に放せば、操作体1はR臨時点Rまで移動した後に再びNR固定点Nrに弾性的によって復帰する。このような操作体1の動きがコントローラ3にセンサSを介して入力されると、運転手がRレンジに変速操作をしたと判断し、それによるRレンジ変速信号を出力することにより、実質的に変速機TでRレンジ変速がなされる。
図5に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからR臨時点Rまでユーザによって動かされる直線移動経路と、R臨時点Rでユーザによる外力が除去された後に自らNR固定点Nrに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されていることを示す。
すなわち、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態であるとき、運転手が操作体1をR臨時点Rに押した後に放せば、操作体1はR臨時点Rまで移動した後に再びNR固定点Nrに弾性的によって復帰する。このような操作体1の動きがコントローラ3にセンサSを介して入力されると、運転手がRレンジに変速操作をしたと判断し、それによるRレンジ変速信号を出力することにより、実質的に変速機TでRレンジ変速がなされる。
図6に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからND固定点Ndまでユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことがセンサSの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成される。
図7に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態であり、この後、安全スイッチ7を操作したことがセンサSの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、操作体1がNR固定点Nrに維持された状態をNレンジ選択状態として認識し、Nレンジ変速信号を出力するように構成される。
すなわち、操作体1がNR固定点Nrに位置した状態でPレンジ選択状態であることがコントローラ3によって認識されている状態で、運転手が安全スイッチ7を操作すれば、これはNレンジへの変速操作として解釈され、操作体1がNR固定点Nrにそのまま位置した状態でコントローラ3の認識状態のみがNレンジ選択状態に転換され、それによってNレンジ変速信号を出力して変速機TがNレ
ンジで制御される。
すなわち、操作体1がNR固定点Nrに位置した状態でPレンジ選択状態であることがコントローラ3によって認識されている状態で、運転手が安全スイッチ7を操作すれば、これはNレンジへの変速操作として解釈され、操作体1がNR固定点Nrにそのまま位置した状態でコントローラ3の認識状態のみがNレンジ選択状態に転換され、それによってNレンジ変速信号を出力して変速機TがNレ
ンジで制御される。
図8に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでRレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからND固定点Ndまでユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図9に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでRレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからND固定点Ndまでユーザによって動かされる直線移動経路と、ND固定点NdからD臨時点Dまでユーザによって動かされる直線移動経路と、D臨時点Dでユーザによる外力が除去された後に自らND固定点Ndに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されている。
すなわち、操作体1がNR固定点NrでRレンジ選択状態であり、運転手がDレンジ変速をしようとする場合には、操作体1をNR固定点NrからND固定点Ndに移動させた後、続いてD臨時点Dまで押した後に放せば、操作体1はND固定点Ndに復帰され、このような操作体1の動きをコントローラ3はセンサSからの信号によってDレンジ変速操作として判断する。
このように、操作体1をNR固定点NrでRレンジ選択状態からND固定点Ndを経た後、D臨時点Dまで押した後に放すことによってDレンジ変速がなされるようにしたことは、前進レンジであるDレンジと後進レンジであるRレンジの間には必ず中立状態であるNレンジが存在しなければならないという法規によるものでもある。
このように、操作体1をNR固定点NrでRレンジ選択状態からND固定点Ndを経た後、D臨時点Dまで押した後に放すことによってDレンジ変速がなされるようにしたことは、前進レンジであるDレンジと後進レンジであるRレンジの間には必ず中立状態であるNレンジが存在しなければならないという法規によるものでもある。
図10に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでNレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからR臨時点Rまでユーザによって動かされる直線移動経路と、R臨時点Rでユーザによる外力が除去された後に自らNR固定点Nrに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図11に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでRレンジ選択状態であり、この後、P作動体5を操作したことをセンサSの信号で入力されれば、Pレンジ変速操作として判断し、操作体1がNR固定点Nrに維持された状態をPレンジ選択状態として認識し、Pレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図12に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでNレンジ選択状態であり、この後、操作体1がNR固定点NrからND固定点Ndまでユーザによって動かされる直線移動経路と、ND固定点NdからD臨時点Dまでユーザによって動かされる直線移動経路と、D臨時点Dでユーザによる外力が除去された後に自らND固定点Ndに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図13に示す通り、コントローラ3は、操作体1がNR固定点NrでNレンジ選択状態であり、この後、P作動体5を操作したことをセンサSの信号で入力されれば、Pレンジ変速操作として判断し、操作体1がNR固定点Nrに維持された状態をPレンジ選択状態として認識し、Pレンジ変速信号を出力するように構成されている。
参考までに、図5〜図13の場合は、操作体1がNR固定点NrでPレンジ選択状態、Nレンジ選択状態、またはRレンジ選択状態のうちの1つの状態から他の状態に変速する場合の説明であり、後述する図14〜図22は操作体1がND固定点NdでPレンジ選択状態、Nレンジ選択状態、またはDレンジ選択状態のうちの1つの状態から他の状態に変速する場合の説明である。
また、図5〜図22に示す第1障害物S1〜第4障害物S4は、各変速状態に応じて、コントローラ3が制御して操作体1の動きが定められた範囲内で直線経路Lにおいて適切に消去されるが、ここでは説明の便宜上複雑さを避けるために、第1障害物S1〜第4障害物S4をすべて表示している。
また、図5〜図22に示す第1障害物S1〜第4障害物S4は、各変速状態に応じて、コントローラ3が制御して操作体1の動きが定められた範囲内で直線経路Lにおいて適切に消去されるが、ここでは説明の便宜上複雑さを避けるために、第1障害物S1〜第4障害物S4をすべて表示している。
図14に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでPレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからNR固定点Nrまでユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図15に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでPレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからD臨時点Dまでユーザによって動かされる直線移動経路と、D臨時点Dでユーザによる外力が除去された後に自らND固定点Ndに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図16に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでPレンジ選択状態であり、この後、安全スイッチ7を操作したことをセンサSの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、操作体1がND固定点Ndに維持された状態をNレンジ選択状態として認識し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図17に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでNレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからNR固定点Nrまでユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図18に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでNレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからD臨時点Dまでのユーザによって動かされる直線移動経路と、D臨時点Dでユーザによる外力が除去された後に自らND固定点Ndに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図19に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでDレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからNR固定点Nrまでユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことを前記センサSの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図20に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでNレンジ選択状態であり、この後、P作動体5を操作したことをセンサSの信号で入力されれば、Pレンジ変速操作として判断し、操作体1がND固定点Ndに維持された状態をPレンジ選択状態として認識し、Pレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図21に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでDレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからNR固定点Nrまでユーザによって動かされる直線移動経路と、NR固定点NrからR臨時点Rまでのユーザによって動かされる直線移動経路と、R臨時点Rでユーザによる外力が除去された後に自らNR固定点Nrに復帰する直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されている。
図22に示す通り、コントローラ3は、操作体1がND固定点NdでDレンジ選択状態であり、この後、操作体1がND固定点NdからM固定点Mまでのユーザによって動かされる直線移動経路と、M固定点Mから+臨時点または−臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路を順に移動したことをセンサSの信号で入力されれば、マニュアルモード変速操作として判断し、それによるマニュアルモード変速信号を出力するように構成されている。
すなわち、マニュアルモード変速操作のためのM固定点Mに操作体1を移動させるためには、必ず操作体1がND固定点NdでDレンジ選択状態である場合を経なければならない。
すなわち、マニュアルモード変速操作のためのM固定点Mに操作体1を移動させるためには、必ず操作体1がND固定点NdでDレンジ選択状態である場合を経なければならない。
1 ・・・操作体
3 ・・・コントローラ
5 ・・・P作動体
7 ・・・安全スイッチ
L ・・・直線経路
S ・・・センサ
T ・・・変速機
L−1 ・・・第1経路
L−2 ・・・第2経路
L−3 ・・・第3経路
P1 ・・・第1固定点
P2 ・・・第2固定点
P3 ・・・第3固定点
R ・・・R臨時点
D ・・・D臨時点
Nr ・・・NR固定点
Nd ・・・ND固定点
M ・・・M固定点
S1 ・・・第1障害物
S2 ・・・第2障害物
S3 ・・・第3障害物
S4 ・・・第4障害物
3 ・・・コントローラ
5 ・・・P作動体
7 ・・・安全スイッチ
L ・・・直線経路
S ・・・センサ
T ・・・変速機
L−1 ・・・第1経路
L−2 ・・・第2経路
L−3 ・・・第3経路
P1 ・・・第1固定点
P2 ・・・第2固定点
P3 ・・・第3固定点
R ・・・R臨時点
D ・・・D臨時点
Nr ・・・NR固定点
Nd ・・・ND固定点
M ・・・M固定点
S1 ・・・第1障害物
S2 ・・・第2障害物
S3 ・・・第3障害物
S4 ・・・第4障害物
Claims (52)
- 相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路に沿って移動可能に設置された操作体を備え、
前記直線経路のうちの1つには前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる2つの固定点が互いに隣接して配置され、
前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側の外側に延長され、
前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路と出会うように形成されること、
を特徴とする車両の変速機操作装置。 - 前記2つの固定点を有する直線経路は、前記2つの固定点の両側の外側にそれぞれ前記操作体が外力によって移動した後に前記2つの固定点のうちの隣接したものに自動的に復帰する臨時点を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記2つの固定点を第1固定点と第2固定点に区分し、前記2つの固定点を有する直線経路と、これと出会う他の直線経路をそれぞれ第1経路と第2経路に区分し、
前記第2経路は前記第2固定点で前記第1経路と出会い、
前記第2経路はさらに他の直線経路である第3経路と出会い、
前記第2経路が前記第3経路と出会う地点は、前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる固定点である第3固定点であること、
を特徴とする請求項2に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記第2経路の両端には前記第2固定点と前記第3固定点が配置され、
前記第2固定点と前記第3固定点は互いに隣接して配置されること、
を特徴とする請求項3に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記第3経路は、前記第3固定点を中心として両側に前記操作体が外力によって移動した後に前記第3固定点に自動的に復帰する臨時点を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記第1固定点と第2固定点のうちで前記第1固定点の1側の前記臨時点はRレンジを選択するためのR臨時点であり、
前記第1固定点と第2固定点のうちで前記第2固定点の1側の前記臨時点はDレンジを選択するためのD臨時点であり、
前記第1固定点と第2固定点はそれぞれNレンジを選択するためのNR固定点とND固定点であり、
前記第3固定点はマニュアルモード中立状態を選択するためのM固定点であり、
前記第M固定点両側の臨時点は+臨時点と−臨時点であること、
を特徴とする請求項5に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点または前記ND固定点に位置するとき、別の操作によってPレンジを選択するP作動体をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記P作動体は前記操作体に備えられたP操作ボタンでなされることを特徴とする請求項7に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体には前記操作体を移動させる以外に別にユーザの入力を受け入れるための安全スイッチがさらに備えられることを特徴とする請求項7に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記NR固定点またはND固定点に位置した場合、前記NR固定点と前記ND固定点は前記P作動体の操作によってそれぞれPレンジ選択位置に転換され、
前記操作体が前記NR固定点に位置すれば、前記Pレンジ以外に前記NレンジまたはRレンジ選択状態を有することができ、
前記操作体が前記ND固定点に位置すれば、前記Pレンジ以外に前記NレンジまたはDレンジ選択状態を有すること、
を特徴とする請求項9に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点でPレンジ選択状態であるとき、Rレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記NR固定点から前記R臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路と、
前記R臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記NR固定点に復帰する直線移動経路と、
であることを特徴とする請求項10に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点でPレンジ選択状態であるとき、Dレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記NR固定点からND固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路であることを特徴とする請求項11に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点でPレンジ選択状態であるとき、前記安全スイッチを操作すれば、前記操作体は前記NR固定点でNレンジ選択状態に転換されることを特徴とする請求項12に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記NR固定点でRレンジ選択状態であるとき、Nレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、前記NR固定点からND固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路であることを特徴とする請求項13に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記NR固定点でRレンジ選択状態であるとき、Dレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記NR固定点から前記ND固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路、
前記ND固定点から前記D臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、
前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路、であることを特徴とする請求項14に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点でNレンジ選択状態であるとき、Rレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記NR固定点から前記R臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、前記R臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記NR固定点に復帰する直線移動経路であることを特徴とする請求項15に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点でNレンジ選択状態であるとき、Dレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記NR固定点から前記ND固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路、
前記ND固定点から前記D臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、
前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路、
であることを特徴とする請求項16に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記ND固定点でPレンジ選択状態であるとき、Rレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、前記ND固定点から前記NR固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路であることを特徴とする請求項17に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記ND固定点でPレンジ選択状態であるとき、Dレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記ND固定点から前記D臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路、であることを特徴とする請求項18に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記ND固定点でPレンジ選択状態であるとき、前記安全スイッチを操作すれば、前記操作体は前記ND固定点でNレンジ選択状態に転換されることを特徴とする請求項19に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記ND固定点でNレンジ選択状態であるとき、Rレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、前記ND固定点から前記NR固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路であることを特徴とする請求項20に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記ND固定点でNレンジ選択状態であるとき、Dレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記ND固定点から前記D臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、
前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路、
であることを特徴とする請求項21に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記ND固定点でDレンジ選択状態であるとき、Nレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、前記ND固定点から前記NR固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路であることを特徴とする請求項22に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記ND固定点でNレンジ選択状態であるとき、前記P作動体を操作すれば、前記操作体は前記ND固定点でPレンジ選択状態に転換されることを特徴とする請求項23に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が前記ND固定点でDレンジ選択状態であるとき、Rレンジ変速のための前記操作体の移動経路は、
前記ND固定点から前記NR固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路、
前記NR固定点から前記R臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、
前記R臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記NR固定点に復帰する直線移動経路、
であることを特徴とする請求項24に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記ND固定点でDレンジ選択状態であるとき、マニュアルモード操作のための前記操作体の移動経路は、
前記ND固定点から前記M固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路、および、前記M固定点から+臨時点または−臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路であることを特徴とする請求項25に記載の車両の変速機操作装置。 - 相互間にそれぞれ一点で出会う少なくとも2つ以上の直線経路に沿って移動可能に設置された操作体、
前記直線経路に沿って移動する前記操作体の位置変化を感知するセンサ、および、
前記センサの入力を受けて前記操作体の操作によって変速機を制御する変速信号を出力するコントローラ、
を含んで構成され、
前記直線経路のうちの1つには前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる2つの固定点が互いに隣接して配置され、
前記2つの固定点を有する直線経路は前記2つの固定点の両側に延長された構造であり、
前記2つの固定点のうちの1つは他の直線経路と出会うように形成され、
前記2つの固定点を有する直線経路は、前記2つの固定点の両側にそれぞれ前記操作体が外力によって移動した後に前記2つの固定点のうちの隣接したものに自動的に復帰するようになった臨時点を備えることを特徴とする車両の変速機操作装置。 - 前記2つの固定点を第1固定点と第2固定点に区分して、前記2つの固定点を有する直線経路と、これと出会う他の直線経路をそれぞれ第1経路と第2経路に区分すれば、
前記第2経路は前記第2固定点で前記第1経路と出会い、
前記第2経路はさらに他の直線経路である第3経路と出会い、
前記第2経路が前記第3経路と出会う地点は、前記操作体が外力がない限りその位置を維持することができる固定点の第3固定点であることを特徴とする請求項27に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記第2経路の両端には前記第2固定点と前記第3固定点が隣接して配置され、
前記第3経路は前記第3固定点を中心として両側に前記操作体が外力によって移動した後に前記第3固定点に自動的に復帰する臨時点を備えることを特徴とする請求項28に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記第1固定点と第2固定点のうちで前記第1固定点の1側の前記臨時点はRレンジを選択するためのR臨時点であり、
前記第1固定点と第2固定点のうちで前記第2固定点の1側の前記臨時点はDレンジを選択するためのD臨時点であり、
前記第1固定点と第2固定点はそれぞれNレンジを選択するためのNR固定点とND固定点であり、
前記第3固定点はマニュアルモード中立状態を選択するためのM固定点であり、
前記第M固定点両側の臨時点は+臨時点と−臨時点であることを特徴とする請求項29に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体が前記NR固定点または前記ND固定点に位置するとき、別の操作によってPレンジを選択するようにするP作動体をさらに備え、前記コントローラは前記P作動体の操作による信号が入力されるように構成されることを特徴とする請求項30に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記操作体が現在位置から他の固定点または臨時点に移動することを選択的に制限するように、前記R臨時点とNR固定点、NR固定点とND固定点、ND固定点とD臨時点、および前記ND固定点とM固定点の間にそれぞれ第1障害物、第2障害物、第3障害物、および第4障害物が備えられ、
前記コントローラは前記第1障害物、第2障害物、第3障害物、および第4障害物をそれぞれ制御するように構成されることを特徴とする請求項31に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記操作体には前記操作体を移動させる以外に別途でユーザの入力を受け入れるための安全スイッチがさらに備えられ、前記コントローラには前記安全スイッチの操作による信号が入力されることを特徴とする請求項32に記載の車両の変速機操作装置。
- 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点またはND固定点に位置した状態で、前記P作動体が操作された信号が入力されれば、前記操作体が前記NR固定点にある状態および前記ND固定点にある状態すべてをそれぞれPレンジ選択状態と判断して、Pレンジ変速信号を出力するように構成され、
前記操作体が前記NR固定点に位置した状態を、前記Pレンジ以外に前記NレンジまたはRレンジ選択状態としても認識するように構成され、
前記操作体が前記ND固定点に位置した状態を、前記Pレンジ以外に前記NレンジまたはDレンジ選択状態として認識するように構成されることを特徴とする請求項33に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でPレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記NR固定点から前記R臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記R臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記NR固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されればRレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項34に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でPレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記NR固定点からND固定点までユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作と判断して、Dレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項35に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でPレンジ選択状態であり、
この後、前記安全スイッチを操作したことを前記センサの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、前記操作体が前記NR固定点に維持された状態をNレンジ選択状態として認識し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項36に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でRレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記NR固定点からND固定点までユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されること を特徴とする請求項37に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でRレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記NR固定点から前記ND固定点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記ND固定点から前記D臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項38に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でNレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記NR固定点から前記R臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記R臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記NR固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断して、Rレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項39に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でRレンジ選択状態であり、
この後、前記P作動体を操作したことを前記センサの信号で入力されれば、Pレンジ変速操作として判断し、前記操作体が前記NR固定点に維持された状態をPレンジ選択状態として認識し、Pレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項40に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でNレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記NR固定点から前記ND固定点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記ND固定点から前記D臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項41に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記NR固定点でNレンジ選択状態であり、
この後、前記P作動体を操作したことを前記センサの信号で入力されれば、Pレンジ変速操作として判断し、前記操作体が前記NR固定点に維持された状態をPレンジ選択状態として認識し、Pレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項42に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でPレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記NR固定点までユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項43に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でPレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記D臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されること
を特徴とする、請求項44に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でPレンジ選択状態であり、
この後、前記安全スイッチを操作したことを前記センサの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、前記操作体が前記ND固定点に維持された状態をNレンジ選択状態として認識し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項45に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でNレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記NR固定点までユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項46に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でNレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記D臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路と、前記D臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記ND固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Dレンジ変速操作として判断し、Dレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項47に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でDレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記NR固定点までユーザによって動かされる直線移動経路を移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Nレンジ変速操作として判断し、Nレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項48に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でNレンジ選択状態であり、
この後、前記P作動体を操作したことを前記センサの信号で入力されれば、Pレンジ変速操作として判断し、前記操作体が前記ND固定点に維持された状態をPレンジ選択状態として認識し、Pレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でDレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記NR固定点までユーザによって動かされる直線移動経路と、前記NR固定点から前記R臨時点までのユーザによって動かされる直線移動経路と、前記R臨時点でユーザによる外力が除去された後に自ら前記NR固定点に復帰する直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、Rレンジ変速操作として判断し、Rレンジ変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項50に記載の車両の変速機操作装置。 - 前記コントローラは、
前記操作体が前記ND固定点でDレンジ選択状態であり、
この後、前記操作体が前記ND固定点から前記M固定点までのユーザによって動かされる直線移動経路と、前記M固定点から+臨時点または−臨時点までユーザによって動かされる直線移動経路を順に移動したことを前記センサの信号で入力されれば、マニュアルモード変速操作として判断し、それによるマニュアルモード変速信号を出力するように構成されることを特徴とする請求項51に記載の車両の変速機操作装置。
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