JP2011109486A - 固体撮像装置、負荷電流源回路 - Google Patents

固体撮像装置、負荷電流源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】画素回路における増幅トランジスタに供給する負荷電流を一定に維持する。
【解決手段】負荷電流供給回路610は、各列の画素回路410における増幅トランジスタ414に垂直信号線501および502を介して負荷電流をそれぞれ供給する。この負荷電流供給回路610おいて、設定トランジスタ611は、維持制御信号線203からの維持制御信号に基づいて、一定の保持電圧を保持容量613に設定する。また、負荷トランジスタ614は、保持容量613に保持された一定の保持電圧によりそのゲート電圧が一定となるため、一定に維持された負荷電流を垂直信号線501または502に供給する。信号読出し回路710は、一定に維持された負荷電流が供給される増幅トランジスタ414から出力される基準信号および画素信号を読み出して、これらの差分を信号処理部720に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特にMOS型固体撮像装置および負荷電流源回路に関する。
従来、固体撮像装置として、MOS(Metal-Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)型固体撮像装置が知られている。このMOS型固体撮像装置では、光変換素子から発生された電荷によって生じる電位を増幅トランジスタにより増幅して、その増幅された信号を読み出す。例えば、画素回路における増幅トランジスタにより垂直信号線に出力された基準信号のリセットレベルと画素信号の信号レベルを読み出して、これらの差分を出力するMOS型固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このように基準信号および画素信号を読み出す処理を相関二重サンプリング処理という。ここで、相関二重サンプリング処理を行うMOS型固体撮像装置の構成例を以下に図面を参照して簡単に説明する。
図8は、従来の固体撮像装置の一構成例を示す回路図である。この従来の固体撮像装置800は、タイミング制御回路810と、行走査回路820と、列走査回路830と、画素アレイ部840と、負荷電流源回路860とを備える。さらに、この固体撮像装置800は、信号読出し回路880および信号処理部890を備える。
画素アレイ部840は、2次元マトリックス状(n×m)に配置された複数の画素回路850を備える。また、画素アレイ部840には、画素回路850の行単位により水平線(HL:Horizontal Line)829が配線され、列単位により垂直信号線VSL(VSL:Vertical Signal Line)839が配線されている。
また、負荷電流源回路860は、基準トランジスタ861と、列単位の負荷電流供給回路870とを備える。また、負荷電流供給回路870には、負荷トランジスタ874および寄生容量879が示されている。また、信号読出し回路880は、画素回路850の列単位により複数のCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路881および882を備える。
タイミング制御回路810は、行走査回路820、列走査回路830および信号読出し回路880に対して、画像信号生成処理に関するタイミングを制御するものである。このタイミング制御回路810は、画素アレイ部840における画素回路850から行単位により出力される信号を列方向に順次読み出すことによって、画像信号を生成すためのタイミング制御信号を生成する。すなわち、タイミング制御回路810は、列並列読み出し方式により、画像信号を生成するためのタイミングを制御する。
このタイミング制御回路810は、基準信号読出制御線814および画素信号読出制御線815を介して、画素回路850から出力される基準信号および画素信号を読み出すための読出しパルスを信号読出し回路880にそれぞれ供給する。また、タイミング制御回路810は、列走査制御線817を介して、列走査回路830を制御するための列走査制御信号を供給する。
行走査回路820は、タイミング制御回路810からの行アドレス信号およびタイミング信号に基づいて、行単位により画素回路850から信号を出力させるための行走査信号を順次生成するものである。この行走査回路820は、その生成された行走査信号を水平線(HL)829に供給する。
画素回路850は、光電変換を行うことによって、入射光である光信号を電気信号に変換するものである。この画素回路850は、浮遊拡散層(FD:Floating-Diffusion)を有するFDアンプにより電気信号を増幅する。
また、画素回路850は、光電変換素子851と、転送トランジスタ852と、リセットトランジスタ853と、増幅トランジスタ854とを備える。光電変換素子851は、光の強度に応じて電荷を発生させる素子である。
転送トランジスタ852は、行走査回路820からの転送パルスに従って、光電変換素子851により発生された電子をフローティングディフュージョンFDに転送するものである。リセットトランジスタ853は、行走査回路820からのリセットパルスに従って、フローティングディフュージョンFDを一定の基準電位に設定(充電)するものである。
増幅トランジスタ854は、フローティングディフュージョンFDに生じる電位を増幅して、その増幅された電位に応じた信号を垂直信号線(VSL)839に出力するものである。この増幅トランジスタ854は、負荷トランジスタ874とソースフォロア回路を構成する。すなわち、増幅トランジスタ854は、負荷トランジスタ874から供給される負荷電流に応じて、フローティングディフュージョンFDに生じる電位を増幅する。
この増幅トランジスタ854は、フローティングディフュージョンFDに生じた基準電位を増幅して、その増幅された基準電位を基準信号として垂直信号線(VSL)839に出力する。この基準信号は、CDS回路881または882において、各画素回路850における固有のノイズ成分を除去するために用いられる。
また、この増幅トランジスタ854は、転送トランジスタ852から転送された電子がフローティングディフュージョンFDに蓄積されることによって生じる電位を増幅して、その増幅された電位を画素信号として垂直信号線(VSL)839に出力する。
列走査回路830は、タイミング制御回路810からの列走査制御信号に基づいて、信号読出し回路880により生成された各列の画素信号を信号処理部890に出力させるための出力制御信号を生成するものである。この列走査回路830は、その生成された出力制御信号をCDS回路881および882に供給する。
基準電流生成回路862は、基準電流線863に基準電流を供給する定電流回路である。この基準電流生成回路862は、基準電流線863を介して、その生成された基準電流を負荷電流源回路860に供給する。
負荷電流源回路860は、基準電流生成回路862からの基準電流に基づいて、垂直信号線(VSL)839の各々に負荷電流を供給するものである。基準トランジスタ861は、基準電流生成回路862から供給される基準電流(バイアス電流)と略等しい負荷電流を各列の負荷トランジスタ874から生成させるためのトランジスタである。この基準トランジスタ861は、負荷トランジスタ874から一定の負荷電流を各列の垂直信号線に供給するための役割を果たす。すなわち、この基準トランジスタ861は、各列の負荷トランジスタ874とカレントミラー回路を構成する。
負荷トランジスタ874は、基準トランジスタ861に供給される基準電流に応じた負荷電流を垂直信号線(VSL)839に供給する役割を果たす。また、負荷トランジスタ874は、増幅トランジスタ854を駆動させるための負荷電流を垂直信号線(VSL)839に供給する。
寄生容量879は、負荷トランジスタ874のゲートおよびドレイン間に生じる寄生容量、および、垂直信号線(VSL)839と負荷トランジスタゲート線872との間に形成される配線間容量からなる。この寄生容量879により、列ごとに、垂直信号線(VSL)839と、負荷トランジスタゲート線872との間でカップリングが生じる。すなわち、垂直信号線(VSL)839における信号レベルの変動によって、負荷トランジスタゲート線872における電位が変動する。
信号読出し回路880は、画素アレイ部840から出力される画素信号に対し、相関二重サンプリング処理を施すことによって、固定パターンノイズを除去するものである。CDS回路881および882は、基準信号読出制御線814および画素信号読出制御線815からの読出しパルスに従って、画素回路850から出力される基準信号および画素信号を読み出す。そして、CDS回路881および882は、これらの基準信号レベルおよび画素信号レベルの差分を取ることによって、固定パターンノイズを除去する回路である。このCDS回路881および882は、そのノイズが除去された画素信号を信号処理部890に供給する。
信号処理部890は、CDS回路881および882の各々から供給されたアナログ信号である画素信号をデジタル信号にA/D(Analog to Digital)変換するものである。この信号処理部890は、そのデジタル信号を画像信号として信号出力線891に出力する。
このように、固体撮像装置800は、相関二重サンプリング処理によって、画素回路850により生じるノイズ成分を画像信号から取り除く。
特開2002−217397号公報(図1)
上述の従来技術では、画素回路から出力されるリセットレベルおよび信号レベルの差分を出力することによって、信号レベルに含まれるノイズ成分を除去することができる。しかしながら、この場合、増幅トランジスタとソースフォロア回路を構成する負荷トランジスタによって増幅トランジスタに供給される負荷電流は、各列の負荷トランジスタとカレントミラー回路を構成する基準トランジスタの熱雑音等の影響により、変動してしまう。これに伴い、増幅トランジスタにおける増幅利得が変動することから、リセットレベルおよび信号レベルに負荷電流の変動によるノイズ成分が重畳されてしまい、正確な信号レベルを取得することができない場合がある。
また、垂直信号線(VSL)839の信号レベルの変動に伴い、寄生容量879を介して負荷トランジスタゲート線872がカップリングの影響を受けて横帯ノイズが生じる場合がある。ここで、垂直信号線(VSL)839の信号レベルの変動によって横帯ノイズが生じる例について以下に図面を参照して説明する。
図9は、従来の固体撮像装置800において寄生容量879を通じて垂直信号線におけるレベル変動によってカップリングの影響を受けた撮像画像を示す観念図である。
図9(a)は、従来の固体撮像装置800の撮像対象を示す観念図である。この撮像対象には、黒色領域831および833と、白色領域832とが示されている。この黒色領域831および833は同一色である。
図9(b)は、従来の固体撮像装置800において図9(a)に示された撮像対象を撮像した場合における撮像画像を示す観念図である。この撮像画像には、黒色領域841と、白色領域842と、濃黒色領域843とが示されている。また、ここでは、便宜上、垂直線a844および垂直線b845が点線により示されている。
このように、従来の固体撮像装置800により撮像された撮像画像には、白色領域832に対応する垂直信号線839における信号レベルの変動によって、撮像対象における黒色領域833が、濃黒色領域843として現われてしまう。すなわち、撮像画像に横帯ノイズが生じてしまう。ここで、黒色領域833が濃黒色領域843として現われる原因について以下に図面を参照して説明する。
図10は、従来の固体撮像装置800において図9(b)に示される撮像画像が生成される原因に関する図である。ここでは、横軸を時間軸として、垂直線aおよびbにそれぞれ対応する垂直信号線839と、負荷トランジスタゲート線872との電位変動が示されている。また、基準信号読出し期間および画素信号読出し期間は、信号読出し回路880により基準信号および画素信号が読み出される期間である。
垂直線aに対応する垂直信号線839には、図9(b)に示した垂直線a844に対応する垂直信号線839における電位変動が示されている。この垂直線aに対応する垂直信号線839には、実線により示された白色領域特性801と、破線により示された黒色領域特性802とが示されている。
白色領域特性801は、白色領域832に対応する従来の固体撮像装置800における画素回路850のうち、垂直線aに対応する垂直信号線839に接続された画素回路850から出力される信号レベルの特性を示す。この白色領域特性801は、画素信号読出し期間における画素信号レベルが表示上の白レベルに相当するホワイト電位(VW)まで低下する。すなわち、垂直線aに対応する垂直信号線839に対して、白色領域832における画素回路850から供給される信号レベルは、大きく変動する。
このように画素信号レベルが低下するのは、白色領域832における光強度が高いことから、光電変換素子851から多くの電子が発生して、これらの電子がフローティングディフュージョンFDに転送されるからである。これにより、増幅トランジスタ854のゲート電位が低くなるため、画素信号読出し期間において画素信号レベルが大きく低下する。
黒色領域特性802は、黒色領域831に対応する画素回路850のうち、垂直線aに対応する垂直信号線839に接続された画素回路410から出力される信号レベルの特性を示す。この黒色領域特性802は、画素信号読出し期間における画素信号レベルが基準信号レベルのまま変動しない。
このように画素信号レベルが変動しないのは、黒色領域831における光強度が低く、光電変換素子851から殆ど電子が発生しないことから、増幅トランジスタ854のゲート電位の変動は無視できるほど小さいためである。これにより、増幅トランジスタ854から出力される画素信号レベルは、表示上の黒レベルに相当する基準信号レベルと同レベルのブラック電位(VB)を維持する。
負荷トランジスタゲート線872には、負荷トランジスタ874のゲート端子の電位変動が示されている。この負荷トランジスタゲート線872は、寄生容量879を介して、垂直線aに対応する垂直信号線839における信号レベルの変動により、カップリングの影響を受ける。このため、負荷トランジスタゲート線872の電位は、垂直線aに対応する垂直信号線839の白色領域特性801による信号レベルの急峻なレベル低下に伴い、寄生容量879によるカップリングの影響によって、カップリング変動量(ΔV)だけ低下する。
この負荷トランジスタゲート線872に生じるカップリング変動量(ΔV)に伴い、負荷トランジスタ874のゲート電圧が低下するため、画素信号読出し期間において負荷電流が小さくなる。
垂直線bに対応する垂直信号線839には、図9(b)に示した垂直線a844に対応する垂直信号線839における電位変動が示されている。この垂直線bに対応する垂直信号線839には、実線により示された濃黒色領域特性803と、破線により示された黒色領域特性804とが示されている。ここでは、黒色領域特性804は、垂直線aに対応する垂直信号線839の黒色領域特性802と同様であるため、ここでの説明を省略する。
濃黒色領域特性803は、黒色領域833に対応する画素回路850のうち、垂直線bに対応する垂直信号線839に接続された画素回路850から出力される信号レベルの特性を示す。この濃黒色領域特性803は、画素信号読出し期間における画素信号レベルがブラック電位より高い電位(VB')まで上昇する。
このように画素信号レベルが上昇するのは、負荷トランジスタゲート線872に生じるカップリング変動量(ΔV)に起因する。すなわち、負荷トランジスタ874のゲート電圧の低下に伴い、画素回路850に供給される負荷電流が小さくなるため、画素回路850における増幅トランジスタ854の増幅利得が高くなって、画素信号レベルがブラック電位(VB)よりも高くなる。
このように、白色領域832に対応する画素回路850から垂直信号線839を介して出力される信号レベルの変動は大きいため、寄生容量879を通じて負荷トランジスタゲート線872の電位がカップリング変動量(ΔV)だけ低下する。このため、負荷トランジスタ874により増幅トランジスタ854に供給される負荷電流が小さくなって、黒色領域833に対応する垂直信号線639における画素信号レベルが上昇する。これにより、図9(a)に示した撮像対象における黒色領域833は、図9(b)に示した撮像画像における濃黒色領域843として表示されてしまう。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画素回路における増幅トランジスタに供給する負荷電流を一定に維持することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、光信号を画素信号に変換する複数の画素回路と、上記複数の画素回路から上記画素信号を読み出すための負荷電流を列単位により上記画素回路に供給する負荷電流源回路と、上記複数の画素回路から読み出される基準信号および上記画素信号を行単位により読み出して上記読み出された上記基準信号および上記画素信号の差分を出力する信号読出し回路と、上記信号読出し回路により上記基準信号が読み出されてから上記画素信号が読み出されるまでの読出し期間における上記負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を生成する制御信号生成回路とを具備し、上記負荷電流源回路は、上記負荷電流を列単位により上記画素回路に供給する複数の負荷トランジスタと、上記負荷電流を一定に維持するために上記負荷トランジスタのゲート電圧を一定にするための電圧保持回路と、上記維持制御信号に基づいて上記電圧保持回路に一定の保持電圧を設定する電圧設定回路とを備える固体撮像装置である。これにより、信号読出し回路によって画素回路から基準信号が読み出されてから画素信号が読み出されるまでの読出し期間において、電圧設定回路により、制御信号生成回路において生成された維持制御信号に従って電圧保持回路に一定の保持電圧を設定することによって、負荷トランジスタのゲート電圧を一定にさせるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御信号生成回路は、1行単位により上記基準信号が読み出されてから上記画素信号が読み出されるまでの上記読出し期間における上記負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を生成するようにしてもよい。これにより、1行ごとの読出し期間において負荷トランジスタのゲート電圧を一定にさせるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電圧保持回路は、上記複数の画素回路の列単位により上記負荷トランジスタのゲート電圧を一定にするための複数の保持容量を備え、上記電圧設定回路は、上記維持制御信号に基づいて上記複数の保持容量の各々に上記保持電圧を設定する複数の設定トランジスタを備えるようにしてもよい。これにより、列ごとの負荷トランジスタに対応する保持容量を設けることによって、負荷トランジスタのゲート電圧をそれぞれ一定にさせるという作用をもたらす。この場合において、上記負荷電流源回路は、上記負荷電流を列単位により上記画素回路に供給する複数の第2の負荷トランジスタと、上記第2の負荷トランジスタのゲート電圧を一定にするための第2の電圧保持回路と、上記第2の電圧保持回路に上記保持電圧を設定する第2の電圧設定回路とをさらに備えるようにしてもよい。これにより、画素回路に負荷電流を供給するための自己の垂直信号線における電位変動による負荷トランジスタのゲート電圧の変動を抑制させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御信号生成回路は、上記読出し期間の開始前の準備期間において上記電圧保持回路の容量を充電するための充電制御信号を生成し、電圧設定回路は、上記充電制御信号に基づいて上記負荷トランジスタに対応する基準トランジスタのゲート端子と上記電圧保持回路の一端との間を接続するようにしてもよい。これにより、制御信号生成回路により生成された充電制御信号に基づいて準備期間において電圧保持回路の容量を充電させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、画素回路に負荷電流を供給するための垂直信号線がドレイン端子に接続される負荷トランジスタと、一端に上記負荷トランジスタのソース端子が接続される電圧保持回路と、上記負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を供給するための維持制御信号線がゲート端子に接続され、ソース端子に上記負荷トランジスタのゲート端子および上記電圧保持回路の他端が接続される電圧設定回路とを具備する負荷電流源回路である。これにより、電圧設定回路により、電圧保持回路に一定の保持電圧を保持させることによって、負荷トランジスタのゲート電圧を一定にさせるという作用をもたらす。
本発明によれば、画素回路における増幅トランジスタに供給する負荷電流を一定に維持させるという優れた効果を奏し得る。
本発明の第1の実施の形態における固体撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における固体撮像装置100の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態における固体撮像装置100の動作の変形例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態における固体撮像装置の一構成例を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態における負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響の一例を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態における固体撮像装置120の一構成例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態における固体撮像装置120の動作例を示すタイミングチャートである。 従来の固体撮像装置の一構成例を示す回路図である。 従来の固体撮像装置800において寄生容量879を通じて垂直信号線におけるレベル変動によってカップリングの影響を受けた撮像画像を示す観念図である。 従来の固体撮像装置800において図9(b)に示される撮像画像が生成される原因に関する図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(負荷電流安定化制御:列単位により設定トランジスタおよび保持容量を設ける負荷電流供給回路の例)
2.第2の実施の形態(負荷電流安定化制御:負荷電流供給回路のカスコード接続によって負荷電流源回路を構成する例)
3.第3の実施の形態(負荷電流安定化制御:設定トランジスタおよび保持容量をそれぞれ1個のみ設ける例)
<1.第1の実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における固体撮像装置の一構成例を示す回路図である。
固体撮像装置100は、タイミング制御回路200と、行走査回路300と、画素アレイ部400と、列走査回路500と、負荷電流源回路600とを備える。さらに、固体撮像装置100は、信号読出し回路710および信号処理部720を備える。
画素アレイ部400は、2次元マトリックス状(n×m)に配置された複数の画素回路410を備える。ここでは、便宜上、2×2個の画素回路(1,1)、(1,2)、(2,1)および(2,2)410が示されている。また、画素アレイ部400には、画素回路410の行単位により水平線(HL:Horizontal Line)が配線され、列単位により垂直信号線VSL(VSL:Vertical Signal Line)が配線されている。ここでは、1行目および2行目の水平線(HL1および2)301および302と、1列目および2列目の垂直信号線(VSL1および2)501および502とが示されている。
また、負荷電流源回路600は、画素回路410の列単位に設けられた複数の負荷電流供給回路610と、基準トランジスタ690とを備える。負荷電流供給回路610は、設定トランジスタ611と、保持容量613と、負荷トランジスタ614と、寄生容量619とを備える。また、信号読出し回路710は、画素回路410の列単位により複数のCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路711および712を備える。
水平線(HL1および2)301および302は、行走査回路300に接続される。また、垂直信号線(VSL1および2)501および502は、CDS回路711および712と、各列の負荷電流供給回路610とに接続される。
タイミング制御回路200は、行走査回路300、列走査回路500、負荷電流源回路600および信号読出し回路710に対して、画像信号生成処理に関するタイミングを制御するものである。このタイミング制御回路200は、画素アレイ部400における画素回路410から行単位により出力される信号を列方向に順次読み出すことによって、画像信号を生成すためのタイミング制御信号を生成する。すなわち、タイミング制御回路200は、列並列読み出し方式により、画像信号を生成するためのタイミングを制御する。
このタイミング制御回路200は、クロック端子103からのクロック信号と、水平同期端子102からの水平同期信号とに基づいてタイミング制御信号を生成する。また、タイミング制御回路200は、アドレス線201を介して画素回路410を行単位により順次指定する行アドレス信号を供給するとともに、タイミング線202を介してその指定された画素回路410に供給するパルスの基準となるタイミング信号を供給する。
また、タイミング制御回路200は、画素回路410から出力される画素信号を読み出すための負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を生成する。そして、タイミング制御回路200は、維持制御信号線203を介して、その生成された維持制御信号を負荷電流源回路600に供給する。また、タイミング制御回路200は、例えば、電源起動時またはスタンバイ解除時の直後において、保持容量613を充電するための充電制御信号を生成する。なお、タイミング制御回路200は、特許請求の範囲に記載の制御信号生成回路の一例である。
また、タイミング制御回路200は、基準信号読出制御線204および画素信号読出制御線205を介して、画素回路410から出力される基準信号および画素信号を読み出すための読出しパルスを信号読出し回路710にそれぞれ供給する。また、タイミング制御回路200は、列走査制御線207を介して、列走査回路500を制御するための列走査制御信号を供給する。また、タイミング制御回路200は、スタンバイ端子101からのスタンバイ信号に基づいて、固体撮像装置100をスタンバイ状態にする。
行走査回路300は、タイミング制御回路200からの行アドレス信号およびタイミング信号に基づいて、行単位により画素回路410から信号を出力させるための行走査信号を順次生成するものである。この行走査回路300は、その生成された行走査信号を水平線(HL)に供給する。
この行走査回路300は、例えば、その行走査信号を水平線(HL1)301に供給した後に、水平線(HL2)302に行走査信号を供給する。この水平線(HL1および2)301および302には、リセット電位線311および312と、画素リセット線321および322と、電荷転送線331および332とが含まれる。
画素回路410は、光電変換を行うことによって、入射光である光信号を電気信号に変換するものである。この画素回路410は、その変換された電気信号を増幅して、画素信号として出力する。この画素回路410は、例えば、浮遊拡散層(FD:Floating-Diffusion)を有するFDアンプにより電気信号を増幅する。
また、画素回路410は、光電変換素子411と、転送トランジスタ412と、リセットトランジスタ413と、増幅トランジスタ414とを備える。なお、画素回路410は、特許請求の範囲に記載の画素回路の一例である。
この画素回路410において、光電変換素子411は、そのアノード端子が接地され、カソード端子が転送トランジスタ412のソース端子に接続される。また、転送トランジスタ412は、そのゲート端子が電荷転送線331および332に接続され、そのドレイン端子がフローティングディフュージョンFDを介してリセットトランジスタ413のソース端子と増幅トランジスタ414のゲート端子とに接続される。
また、リセットトランジスタ413は、そのゲート端子が画素リセット線321および322に接続され、そのドレイン端子がリセット電位線311および312に接続される。また、増幅トランジスタ414は、そのドレイン端子が電源電位線415に接続され、そのソース端子が垂直信号線(VSL1および2)501および502に接続される。さらに、この増幅トランジスタ414は、負荷トランジスタ614とソースフォロア回路を構成する。
光電変換素子411は、光の強度に応じて電荷を発生させる素子である。この光電変換素子411は、例えば、フォトダイオードにより実現され、光の強度に応じて電子を発生させる。
転送トランジスタ412は、行走査回路300からの転送パルスに従って、光電変換素子411により発生された電子をフローティングディフュージョンFDに転送するものである。この転送トランジスタ412は、例えば、そのゲート端子に供給される電荷転送線331からの転送パルスに従って、光電変換素子411により発生された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ413は、行走査回路300からのリセットパルスに従って、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするために、フローティングディフュージョンFDを一定の基準電位に設定(充電)するものである。このリセットトランジスタ413は、例えば、画素リセット線321からのリセットパルスに従って、リセット電位線311からのリセット電位を増幅トランジスタ414のゲート端子に与えることによって、フローティングディフュージョンFDをリセットする。
増幅トランジスタ414は、フローティングディフュージョンFDに生じる電位を増幅して、その増幅された電位に応じた信号を垂直信号線(VSL)501または502に出力するものである。この増幅トランジスタ414は、負荷トランジスタ614とソースフォロア回路を構成する。すなわち、増幅トランジスタ414は、負荷トランジスタ614からの負荷電流に応じて、フローティングディフュージョンFDに生じる電位を増幅する。
この増幅トランジスタ414は、例えば、リセット電位によってフローティングディフュージョンFDに生じた基準電位を増幅して、その増幅された基準電位を基準信号として垂直信号線(VSL1)501に出力する。この基準信号は、CDS回路711または712において、リセットトランジスタ413におけるリセットノイズや、増幅トランジスタ414の閾値電圧のばらつき等の画素回路410における固有のノイズ成分を除去するために用いられる。
また、この増幅トランジスタ414は、例えば、転送トランジスタ412から転送された電子がフローティングディフュージョンFDに蓄積されることによって生じる電位を増幅して、その増幅された電位を画素信号として垂直信号線(VSL1)501に出力する。
列走査回路500は、タイミング制御回路200からの列走査制御信号に基づいて、信号読出し回路710により生成された各列の画素信号を信号処理部720に出力させるための出力制御信号を生成するものである。この列走査回路500は、その生成された出力制御信号をCDS回路711および712に供給する。
基準電流生成回路680は、電源線670から供給される電源電位によって、一定の基準電流を生成する定電流回路である。この基準電流生成回路680は、基準電流線601を介して、その生成された基準電流を負荷電流源回路600に供給する。
負荷電流源回路600は、基準電流生成回路680からの基準電流に基づいて、垂直信号線(VSL1および2)501および502の各々に負荷電流を供給するものである。この負荷電流源回路600における負荷電流供給回路610の各々は、垂直信号線(VSL1または2)501または502に一定の負荷電流を供給する。
この負荷電流供給回路610において、設定トランジスタ611は、そのゲート端子が維持制御信号線203に接続され、そのドレイン端子が基準電流線601に接続される。また、保持容量613は、一方の電極が負荷トランジスタゲート線612を介して設定トランジスタ611のソース端子と負荷トランジスタ614のゲート端子とに接続され、他方の電極が接地される。また、負荷トランジスタ614は、そのドレイン端子が垂直信号線(VSL1または2)501または502に接続され、そのソース端子が接地される。なお、設定トランジスタ611および保持容量613は、いわゆるサンプルホールド回路を構成する。
設定トランジスタ611は、タイミング制御回路200から供給される維持制御信号に基づいて、負荷トランジスタ614のゲート端子に接続された負荷トランジスタゲート線612と、基準電流線601と間の接触の有無を切り替えるスイッチである。この設定トランジスタ611は、負荷トランジスタ614のゲート電圧を一定にするための役割を果たす。
この設定トランジスタ611は、例えば、タイミング制御回路200から接続パルスが供給された場合には、導通(オン)状態となって、基準電流線601と負荷トランジスタゲート線との電位を互いに等しくする。
また、設定トランジスタ611は、例えば、そのゲート端子に維持制御信号が供給された場合には、非導通(オフ)状態となって、基準電流線601と、負荷トランジスタゲート線612との間を絶縁する。これにより、設定トランジスタ611は、タイミング制御回路200からの維持制御信号に基づいて、負荷トランジスタゲート線612の電位を一定にする。すなわち、この設定トランジスタ611は、維持制御信号に基づいて、保持容量613に一定の保持電圧を設定する。
また、設定トランジスタ611は、例えば、電源起動時またはスタンバイ解除時の直後において、保持容量613を充電するための充電制御信号をタイミング制御回路200から受け付けた場合には、基準電流線601と保持容量613の一端との間を接続する。なお、設定トランジスタ611は、特許請求の範囲に記載の電圧設定回路および設定トランジスタの一例である。
保持容量613は、負荷電流を一定に維持するために、負荷トランジスタ614のゲート電圧を一定に保持するためのキャパシタである。この保持容量613は、設定トランジスタ611により設定される保持電圧を保持する。なお、保持容量613は、特許請求の範囲に記載の電圧保持回路および保持容量の一例である。
負荷トランジスタ614は、基準トランジスタ690とカレントミラー回路を構成するトランジスタである。この負荷トランジスタ614は、基準トランジスタ690に供給される基準電流に応じた負荷電流を垂直信号線(VSL1または2)501または502に供給する役割を果たす。これにより、画素回路410における増幅トランジスタ414から基準信号および画素信号の信号レベルが、垂直信号線(VSL1および2)501および502に出力される。
また、負荷トランジスタ614は、垂直信号線(VSL1および2)501および502を介して接続された増幅トランジスタ414とソースフォロア回路を構成する。この負荷トランジスタ614は、増幅トランジスタ414を駆動させるための負荷電流を垂直信号線(VSL1および2)501および502に供給する。すなわち、負荷トランジスタ614は、保持容量613に保持された電圧に応じた負荷電流を増幅トランジスタ414に供給する。なお、負荷トランジスタ614は、特許請求の範囲に記載の負荷トランジスタの一例である。
寄生容量619は、負荷トランジスタ614のゲートおよびドレイン間に生じる寄生容量、および、垂直信号線(VSL1または2)501または502と基準電流線601との間に形成される配線間容量からなる。この寄生容量619により、列ごとに、垂直信号線(VSL1および2)と、負荷トランジスタゲート線612との間でカップリングが生じる。すなわち、垂直信号線(VSL1および2)501および502における信号レベルの変動によって、負荷トランジスタゲート線612における電位が変動する。
基準トランジスタ690は、基準電流生成回路680から供給される基準電流(バイアス電流)と略等しい負荷電流を各列の負荷トランジスタ614から生成させるためのトランジスタである。この基準トランジスタ690は、負荷トランジスタ614から一定の負荷電流を各列の垂直信号線に供給するための役割を果たす。すなわち、この基準トランジスタ690は、各列の負荷トランジスタ614とカレントミラー回路を構成する。
また、基準トランジスタ690は、そのソース端子が接地され、かつ、そのゲート端子およびドレイン端子が基準電流線601に接続される。すなわち、この基準トランジスタ690は、ダイオード接続により基準電流を設定する。なお、基準トランジスタ690は、特許請求の範囲に記載の基準トランジスタの一例である。
信号読出し回路710は、画素アレイ部400から出力される画素信号に対し、相関二重サンプリング処理を施すことによって、画素回路410ごとの固有のノイズによる固定パターンノイズを除去するものである。この信号読出し回路710は、複数の画素回路410から出力される基準信号および画素信号を行単位により読み出して、その読み出された基準信号および画素信号の差分を出力する。
CDS回路711および712は、各画素回路410から順次供給される基準信号レベルと画素信号レベルとの差分を順にとることによって、リセットノイズや増幅トランジスタ414の閾値電圧のばらつき等の固定パターンノイズを除去する回路である。CDS回路711および712は、基準信号読出制御線204からの読出しパルスに従って、その接続された垂直信号線(VSL1および2)501および502からの基準信号を読み出す。また、CDS回路711および712は、画素信号読出制御線205からの読出しパルスに従って、その接続された垂直信号線(VSL1および2)501および502からの画素信号を読み出す。
このCDS回路711および712は、そのノイズが除去された画素信号を信号処理部720に供給する。なお、基準信号読出制御線204および画素信号読出制御線205からの読出しパルスは、CDS回路711および712を介して全てのCDS回路に供給される。
信号処理部720は、CDS回路711および712の各々から供給されたアナログ信号である画素信号をデジタル信号にA/D(Analog to Digital)変換するものである。この信号処理部720は、そのデジタル信号を画像信号として信号出力線721に出力する。
このように、負荷電流供給回路610に設定トランジスタ611および保持容量613を設けることによって、負荷トランジスタゲート線612におけるレベル変動を抑制するころができる。すなわち、固体撮像装置100は、垂直信号線(VSL1および2)における信号レベルの変動に伴う、寄生容量619に起因する負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響を抑制することができる。
また、固体撮像装置100は、負荷トランジスタ614とカレントミラー回路を構成する基準トランジスタ690の熱雑音等に起因する基準電流の変動によって生じる負荷トランジスタゲート線612の変動も除去することができる。ここで、基準トランジスタ690の熱雑音等に起因する基準電流の変動によって生じる負荷トランジスタゲート線612の電位変動が除去される例について以下にタイミングチャートを参照して詳細に説明する。
[固体撮像装置100の動作例]
図2は、本発明の第1の実施の形態における固体撮像装置100の動作例を示すタイミングチャートである。このタイミングチャートには、1行目の読出し期間における固体撮像装置100の動作が示されている。ここでは、各列の垂直信号線(VSL)における信号レベルの変動が小さく、寄生容量619に起因する負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響は軽微であることを想定している。
ここでは、横軸を共通の時間軸として、クロック端子103、水平同期端子102、アドレス線201、画素リセット線321および電荷転送線331における電位変動が実線により示されている。これらに加えて、基準信号読出制御線204、画素信号読出制御線205、維持制御信号線203および負荷トランジスタゲート線612における電位変動が実線により示されている。
また、従来負荷トランジスタゲート線872には、設定トランジスタ611および保持容量613を設けていない従来の負荷電流源回路における負荷トランジスタのゲート端子に接続された信号線における電位変動が点線により示されている。また、ここでは、左から右に時間が経過するものとする。
まず、時刻t0において、水平同期端子102における水平同期信号がH(High)レベルからL(Low)レベルに遷移することによって、水平同期パルス112がタイミング制御回路200に供給される。また、アドレス線201には、タイミング制御回路200から画素回路410を指定する行アドレスが行走査回路300に供給される。
これとともに、画素リセット線321には、行走査回路300からリセットパルス320が供給される。これにより、リセットトランジスタ413が導通(オン)状態となり、リセット電位線311から供給されるリセット電位によって、フローティングディフュージョンFDに基準電位が印加される。
さらに、この時刻t0において、維持制御信号線203には、タイミング制御回路200から接続パルス213が供給される。これにより、設定トランジスタ611がオン状態となり、基準電流線601と負荷トランジスタゲート線612とが接続される。これにより、負荷トランジスタゲート線612の電位が、基準トランジスタ690の熱雑音等によって変動する基準電流線601の電位と互いに等しくなる。すなわち、負荷トランジスタゲート線612に示される波形は、接続期間において従来負荷トランジスタゲート線872と同様の波形を示す。
この後、時刻t1では、維持制御信号線203における接続パルスの接続期間が終了するため、画素リセット線321における電位がHレベルからLレベルに設定される。すなわち、タイミング制御回路200から維持制御信号が維持制御信号線203に供給される。
これにより、設定トランジスタ611が非導通(オフ)状態となり、保持容量613に保持された電圧が一定となるため、負荷トランジスタゲート線612の電位も一定に維持される。すなわち、維持制御信号に基づいて保持容量613に一定の保持電圧が設定される。このように、負荷トランジスタ614のゲート電圧を一定にすることによって、負荷トランジスタ614から画素回路410に供給される負荷電流が一定に維持される。この後に、行走査回路300からのリセットパルス320が解除される。
次に、時刻t2では、基準信号読出制御線204を介して、タイミング制御回路200から信号読出し回路710に読出パルス214が供給されることによって、基準信号読出し期間が開始される。これにより、信号読出し回路710により、画素回路410における増幅トランジスタ414から出力される基準信号が読み出される。
このとき、負荷トランジスタゲート線612の電位は一定であるため、増幅トランジスタ414に供給される負荷電流は一定に維持される。このため、信号読出し回路710により、増幅トランジスタ414から一定の増幅利得により出力された基準信号が読み出される。これに対し、従来負荷トランジスタゲート線872の電位は変動するため、増幅トランジスタ414における増幅利得も変動する。
基準信号読出し期間終了後、時刻t3では、電荷転送線331を介して、行走査回路300から転送トランジスタ412に転送パルス330が供給される。これにより、転送トランジスタ412はオン状態となり、光電変換素子411から生成された電子がフローティングディフュージョンFDに転送される。
この後、時刻t4では、画素信号読出制御線205を介して、タイミング制御回路200から信号読出し回路710に読出パルス215が供給される。これにより、フローティングディフュージョンFDに転送された光電変換素子411からの電子によって生じる電位に基づいて、増幅トランジスタ414から垂直信号線に出力された画素信号が、信号読出し回路710により読み出される。この後、信号読出し回路710において、相関二重サンプリング処理により垂直信号線を介して読み出された基準信号および画素信号の差分が算出されて、ノイズ成分が除去された画素信号として信号処理部720に供給される。
このとき、負荷トランジスタゲート線612の電位は、基準信号読出し期間における電位と互いに等しいことから、増幅トランジスタ414に供給される負荷電流は一定に維持される。このため、保持期間において、増幅トランジスタ414における増幅利得が一定に維持された基準信号および画素信号の2つの信号が、信号読出し回路710によって読み出される。
これに対し、従来負荷トランジスタゲート線872の電位は変動するため、増幅トランジスタ414における増幅利得も変動してしまう。なお、ここでは、時刻t1から時刻t5までを保持期間として示したが、基準信号読出し期間から画素信号読出し期間までの読出し期間において負荷電流を一定に維持すればよいため、時刻t2から時刻t5までを保持期間とするようにしてもよい。
そして、時刻t5において、水平同期端子102に水平同期パルス112が供給されることによって1行目の1行読出し期間が終了するとともに、2行目の1行読出し期間が開始される。
このように、固体撮像装置100は、信号読出し回路710における相関二重サンプリング処理における1行読み出し期間において、画素回路410から出力される基準信号および画素信号の2つの信号を読み出す。この場合において、従来負荷トランジスタゲート線872では、基準トランジスタ690における熱雑音等により電位が変動するため、増幅トランジスタ414による増幅利得も変動してしまい、その熱雑音等の影響が画素信号にノイズ成分として重畳されてしまう。
これに対し、この固体撮像装置100では、1行読出し期間における保持期間において、維持制御信号線203からの維持制御信号に基づいて設定トランジスタ611をオフ状態にする。すなわち、タイミング制御回路200において、信号読出し回路710によって行単位により基準信号が読み出されてから画素信号が読み出されるまでの読出し期間における負荷電流を一定に維持するための維持制御信号が生成される。
これにより、保持期間において保持容量613には一定の保持電圧が保持されるため、負荷トランジスタゲート線612の電位が一定となり、基準トランジスタ690における熱雑音等の影響を排除することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態では、設定トランジスタ611により保持容量613に保持電圧を設定することによって、負荷トランジスタゲート線612の電位を一定にすることができる。これにより、基準信号読出し期間および画像信号読出し期間における負荷トランジスタ614からの負荷電流の大きさを一定に維持することができる。このため、寄生容量619に起因する垂直信号線501および502からのカップリングの影響を抑制するとともに、基準トランジスタ690における熱雑音等の影響を排除することができる。
なお、ここでは一例として、1行読出し期間内に接続期間を設ける例について説明したが、この場合、固体撮像装置100の電源投入時やスタンバイ復帰時などの直後においては、接続期間だけでは保持容量613の充電が十分に行えないことがある。このため、電源投入時やスタンバイ復帰時などの直後において、保持容量613を充電するための充電期間を設ける例について以下に図面を参照して説明する。
[固体撮像装置100の動作の変形例]
図3は、本発明の第1の実施の形態における固体撮像装置100の動作の変形例を示すタイミングチャートである。この例では、スタンバイ状態から復帰する場合における固体撮像装置100を想定している。
ここでは、スタンバイ端子101、水平同期端子102、画素リセット線321、電荷転送線331、基準信号読出制御線204、画素信号読出制御線205、維持制御信号線203および負荷トランジスタゲート線612における電位変動が示されている。また、ここでは、横軸を共通の時間軸として、左から右に時間が経過することとする。
まず、時刻t0の前では、スタンバイ端子101からタイミング制御回路200にスタンバイ信号が供給されているため、固体撮像装置100はスタンバイ状態にある。時刻t0において、スタンバイ端子101からの信号電位が、HレベルからLレベルに遷移することによって、スタンバイ期間が解除される。
そして、時刻t1において、水平同期端子102に水平同期パルス112が供給されることによって、準備期間が開始される。これとともに、維持制御信号線203を介して、タイミング制御回路200から供給される信号の電位が、LレベルからHレベルに切り替えられることによって、保持容量613の充電期間が開始される。
これにより、維持制御信号線203から充電制御信号が設定トランジスタ611のゲート端子に供給されることによって、設定トランジスタ611がオン状態となり、保持容量613の容量に電荷の蓄積が開始される。すなわち、保持容量613における容量の充電が開始される。
次に、時刻t2において、水平同期端子102に水平同期パルス112が供給されることにより、準備期間が終了するとともに、1行読出し期間が開始される。このとき、維持制御信号線203を介してタイミング制御回路200から供給される信号の電位が、HレベルからLレベルに設定されることによって、充電期間が終了する。これにより、維持制御信号線203から設定トランジスタ611に維持制御信号が供給されるため、設定トランジスタ611がオフ状態となって、負荷トランジスタゲート線612の電位が一定となる。
時刻t2以降においては、図2に示した接続パルスによる保持容量613に対する保持電圧の再設定は行わないため、負荷トランジスタゲート線612の電位は一定に維持される。また、維持制御信号線203および負荷トランジスタゲート線612における電位変動は、図2に示した固体撮像装置100の動作と同様であるため、ここでの説明を省略する。
このように、タイミング制御回路200により、1行読出し期間の開始前の準備期間において充電制御信号を生成することによって、負荷トランジスタ614に対応する基準トランジスタ690のゲート端子と保持容量613の一端との間を接続することができる。すなわち、1行読出し期間の2行分に相当する準備期間を設けることによって、充電期間において保持容量613を十分に充電することができるため、固体撮像装置100の動作開始直後における保持容量613の充電不足を解消することができる。これにより、保持容量613の充電不足による負荷電流の減少に起因する、画素回路410から垂直信号線に出力される信号の応答特性の劣化を防止することができる。
なお、この場合、保持容量613に対する保持電圧の再設定が行われないため、負荷トランジスタ614のゲートリーク電流および保持容量613のリーク電流などによって、負荷トランジスタゲート線612の電位が長期的には低下することが考えられる。しかしながら、このような長期的な電位低下は、設定トランジスタ611から負荷トランジスタゲート線612へのチャンネルリーク電流によって抑制されると考えられる。
なお、寄生容量619に起因する電位変動については、画素回路410から垂直信号線(VSL1および2)501および502に一定の基準信号が1行読出し期間間隔により出力されるため、長期的な電位変動にはならない。また、ここでは、充電期間を2行分の1行読み出し期間に設定する例について説明したが、保持容量613の容量の大きさに応じて充電期間を1行または3行分以上の1行読出し期間に設定するようにしてもよい。
また、本発明の第1の実施の形態では、他の列の垂直信号線における電位変動に起因するカップリングの影響を抑制することができるが、負荷トランジスタ614に接続された垂直信号線自身の電位変動によるカップリングの影響を十分に抑制できない場合がある。例えば、垂直信号線(VSL1)501における信号レベルの変動によるカップリングの影響は、その垂直信号線(VSL1)501に対応する負荷トランジスタゲート線612に対して充分に抑制できないことがある。そこで、垂直信号線の電位変動によって、その垂直信号線に対応する負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響を軽減するように改良したものが、第2の実施の形態である。
<2.第2の実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図4は、本発明の第2の実施の形態における固体撮像装置の一構成例を示す回路図である。固体撮像装置110は、図1に示した固体撮像装置100の構成に加えて、第2負荷電流供給回路620と、基準電流生成回路681と、基準トランジスタ691および692とを備えている。すなわち、この固体撮像装置110は、負荷電流源回路600における負荷電流供給回路610を二段にカスコード(カスケード)接続することにより構成される。
この例では、これらの第2負荷電流供給回路620、基準電流生成回路681、基準トランジスタ691および基準トランジスタ692以外の他の構成は、図1に示した固体撮像装置100と同様のものであるため、同一符号を付してここでの説明を省略する。また、基準電流生成回路681と、基準トランジスタ691および692とは、第2負荷電流供給回路620とカレントミラー回路を構成する。また、基準電流生成回路681は、基準電流生成回路680と同様のものであり、基準トランジスタ691および692は、基準トランジスタ690と同様のものであるため、ここでの説明を省略する。
第2負荷電流供給回路620には、第2設定トランジスタ621と、第2保持容量623と、第2負荷トランジスタ624と、寄生容量629とが示されている。この第2負荷電流供給回路620は、負荷電流供給回路610と同様の構成であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
この第2負荷電流供給回路620において、第2設定トランジスタ621は、そのゲート端子が維持制御信号線203に接続され、そのドレイン端子が第2基準電流線602に接続される。また、第2負荷トランジスタ624は、そのドレイン端子が垂直信号線(VSL1または2)501または502に接続され、そのソース端子が負荷トランジスタ614のドレイン端子に接続される。
また、第2保持容量623は、その一方の電極が、第2負荷トランジスタゲート線622を介して第2設定トランジスタ621のソース端子と第2負荷トランジスタ624のゲート端子とに接続され、他方の電極が接地される。なお、寄生容量629は、第2負荷トランジスタゲート線622と第2負荷トランジスタ624のドレイン端子との間に形成される。
第2負荷トランジスタ624は、基準トランジスタ691とカレントミラー回路を構成するトランジスタである。この第2負荷トランジスタ624は、基準トランジスタ691に流れる基準電流に応じた負荷電流を垂直信号線(VSL1または2)501または502に供給する。これにより、画素回路410における増幅トランジスタ414から基準信号および画素信号の信号レベルが垂直信号線(VSL1および2)501および502に出力される。
また、第2負荷トランジスタ624は、垂直信号線(VSL1または2)501または502を介して接続された増幅トランジスタ414および負荷トランジスタ614によってソースフォロア回路を構成する。これにより、第2負荷トランジスタ624は、第2保持容量623に保持された電圧に応じた負荷電流を増幅トランジスタ414に供給する。なお、第2負荷トランジスタ624は、特許請求の範囲に記載の第2の負荷トランジスタの一例である。
第2設定トランジスタ621は、タイミング制御回路200から供給された維持制御信号に基づいて、第2負荷トランジスタ624のゲート端子に接続された負荷トランジスタゲート線622と、基準電流線601と間の接触の有無を切り替えるスイッチである。この第2設定トランジスタ621は、第2負荷トランジスタ624に対応する。この第2設定トランジスタ621は、第2保持容量623に一定の保持電圧を設定する。なお、第2設定トランジスタ621は、特許請求の範囲に記載の第2の電圧設定回路の一例である。
第2保持容量623は、負荷トランジスタ614におけるゲート電位を一定に保持するためのキャパシタである。この第2保持容量623は、第2負荷トランジスタ624に対応する。この第2保持容量623は、第2負荷トランジスタ621のゲート電圧を一定にするための役割を果たす。なお、第2保持容量623は、特許請求の範囲に記載の第2の電圧保持回路の一例である。
寄生容量629は、第2負荷トランジスタ624のゲートおよびドレイン間に生じる寄生容量、および、垂直信号線(VSL1または2)501または502と第2基準電流線602との間に形成される配線間容量からなる。この寄生容量629により、垂直信号線(VSL1および2)と負荷トランジスタゲート線622との間でカップリングが生じる。すなわち、垂直信号線(VSL1および2)における信号レベルの変動によって、負荷トランジスタゲート線612における電位が変動する。
このように、本発明の第2の実施の形態では、第2負荷電流供給回路620を設けることによって、その接続された垂直信号線における信号レベルの変動に伴う負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響を軽減することができる。
また、第2設定トランジスタ621および第2保持容量623を設けることによって、他の垂直信号線における信号レベルの変動に伴う負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響を軽減することができる。例えば、垂直信号線(VSL1)501に対応する第2設定トランジスタ621および第2保持容量623によって、垂直信号線(VSL1)501以外の他の垂直信号線における信号レベルの変動によるカップリングの影響を軽減する。ここで、第2負荷電流供給回路620を設けることによる負荷トランジスタゲート線612の電位変動の例について以下に図面を参照して説明する。
[負荷トランジスタゲート線612の電位変動の例]
図5は、本発明の第2の実施の形態における負荷トランジスタゲート線612に対するカップリングの影響の一例を示す概念図である。ここでは、垂直信号線(VSL1)501に接続された画素回路410により白色光が受光された場合を想定している。
この例では、1行読み出し期間における垂直信号線(VSL1)501、第2負荷トランジスタゲート線622、第2負荷トランジスタ624のソース端子および負荷トランジスタゲート線612における電位変動が示されている。また、基準信号読出し期間および画素信号読出し期間は、図4と同様に、信号読出し回路710により基準信号および画素信号が読み出される期間である。
垂直信号線(VSL1)501には、白色光を受光することによって画素回路410から出力された信号レベルが示されている。この垂直信号線(VSL1)501の電位は、基準信号読出し期間におけるブラック電位(VB)から、画像読出し期間においてホワイト電位(VW)に低下する。すなわち、この垂直信号線(VSL1)501の信号レベルは、大きく変動する。
第2負荷トランジスタゲート線622には、第2負荷トランジスタ624のゲート端子の電位変動が示されている。この第2負荷トランジスタゲート線622は、垂直信号線(VSL1)510のレベル低下に伴い、基準信号読出し期間における電位に対して第2保持容量623および寄生容量629の分圧比に基づく第2カップリング変動量(ΔV)だけ低下する。すなわち、第2カップリング変動量(ΔV)は、垂直信号線(VSL1)510のレベル低下量(VB−VW)と、第2保持容量623および寄生容量629の合成容量に対する第2保持容量623の容量値の割合とに基づいて生成される。
なお、本発明の第1の実施の形態では、この第2カップリング変動量(ΔV)により、画素信号読出し期間において、垂直信号線(VSL1)510に接続された増幅トランジスタ414における増幅利得が上昇してしまう。
第2負荷トランジスタ624ソース端子には、第2負荷トランジスタ624のソース単位の電位変動が示されている。この第2負荷トランジスタ624ソース端子には、第2負荷トランジスタゲート線622から第2カップリング変動量(ΔV)が伝播するため、第2カップリング変動量(ΔV)と略等しい電位低下(ΔV')が生じる。
負荷トランジスタゲート線612には、負荷トランジスタ614のゲート端子の電位変動が示されている。この負荷トランジスタゲート線612は、第2負荷トランジスタ624ソース端子の電位低下(ΔV')に伴い、基準信号読出し期間における電位に対し、第1保持容量613および寄生容量619の分圧比に基づく第1カップリング変動量(ΔV)だけ低下する。
このように、第2負荷電流供給回路620を設けることによって、垂直信号線(VSL1)501の信号レベルの変動量を、第2保持容量623および寄生容量629の分圧比に基づく変動量に抑制することができる。これにより、負荷トランジスタ614のゲート端子の第1カップリング第2負荷トランジスタ624ソース端子の変動量は、保持容量613および寄生容量619の分圧比に基づく変動量に抑制されるため、カップリングによる影響は無視できるほど小さくなる。例えば、負荷電流供給回路610および第2負荷電流供給回路620の分圧比を共に1/10とすると、図1に示した固体撮像装置100に比べて、負荷トランジスタゲート線612のカップリング変動量は1/10に抑圧される。
このように、本発明の第2の実施の形態では、第2負荷電流供給回路620を設けることによって、本発明の第1の実施の形態に比べて、自己の垂直信号線における信号レベルの変動量によるカップリングの影響を抑制することができる。すなわち、垂直信号線における信号レベルの変動量に伴い、その垂直信号線に対応する負荷トランジスタゲート線612の電位変動を抑圧することができる。
なお、本発明の第1および第2の実施の形態では、画素回路410の列単位により設定トランジスタ611および保持容量613を設ける例について説明したが、設定トランジスタ611および保持容量613の個数を削減するようにしてもよい。ここで、設定トランジスタ611および保持容量613の個数をそれぞれ1個のみ備える固体撮像装置120の例について、以下に図面を参照して説明する。
<3.第3の実施の形態>
[固体撮像装置120の構成例]
図6は、本発明の第3の実施の形態における固体撮像装置120の一構成例を示す回路図である。固体撮像装置120は、図1に示した負荷電流源回路600における負荷電流供給回路610に代えて、負荷電流供給回路630、電圧設定回路631および電圧保持回路633を備えている。なお、ここでは、便宜上、図1に示したタイミング制御回路200、列走査回路500および信号処理部720を省略している。
負荷電流供給回路630には、負荷トランジスタ634および寄生容量639が示されている。この負荷トランジスタ634および寄生容量639は、図1に示した負荷トランジスタ614および寄生容量619と同様のものである。このため、ここでの負荷トランジスタ634および寄生容量639についての説明を省略する。なお、この負荷電流供給回路630の構成は、従来の固体撮像装置における負荷電流供給回路と同様の構成である。
電圧設定回路631は、維持制御信号線203を介してタイミング制御回路200から供給される維持制御信号に基づいて、負荷トランジスタ634のゲート端子に接続される負荷トランジスタゲート線632の電位を一定にするためのスイッチである。この電圧設定回路631は、タイミング制御回路200からの維持制御信号に基づいて、そのドレイン側の基準電流線601とソース側の負荷トランジスタゲート線632との間を接続する。また、電圧設定回路631は、図1に示した設定トランジスタ611に対応する。
この電圧設定回路631は、例えば、電界効果トランジスタにより実現される。また、電圧設定回路631は、例えば、そのゲート端子に維持制御信号が供給された場合には、オフ状態となって、基準電流線601と、負荷トランジスタゲート線632との間を絶縁する。これにより、電圧設定回路631は、タイミング制御回路200からの維持制御信号に基づいて、負荷トランジスタゲート線632の電位を一定にする。すなわち、この電圧設定回路631は、維持制御信号に基づいて、電圧保持回路633に一定の保持電圧を設定する。
また、電圧設定回路631は、例えば、電源起動時またはスタンバイ解除時の直後において、保持容量613を充電するための充電制御信号をタイミング制御回路200から受け付けた場合には、基準電流線601と電圧保持回路633の一端とを接続する。なお、電圧設定回路631は、特許請求の範囲に記載の電圧設定回路の一例である。
電圧保持回路633は、負荷トランジスタ634におけるゲート電圧を一定に保持するためのキャパシタである。この電圧保持回路633は、列ごとに生じる寄生容量639に起因する垂直信号線(VSL1および2)501および502からのカップリングの影響を抑制することができる程度に大きな容量値を有する。
このように、寄生容量639に起因するカップリングの影響を抑制できる程度に電圧保持回路633の容量を大きくすることによって、1個の電圧設定回路631および電圧保持回路633により、負荷電流源回路600を実現することができる。次に、この固体撮像装置120の動作例について、以下に図面を参照して説明する。
[固体撮像装置120の動作例]
図7は、本発明の第3の実施の形態における固体撮像装置120の動作の一例を示すタイミングチャートである。ここでは、スタンバイ端子101、水平同期端子102、画素リセット線321、電荷転送線331、基準信号読出制御線204、画素信号読出制御線205、維持制御信号線203および負荷トランジスタゲート線612における電位変動が示されている。また、この例では、スタンバイ状態から復帰する場合における固体撮像装置120を想定している。ここでは、横軸を共通の時間軸として、左から右に時間が経過することとする。
まず、時刻t0の前では、スタンバイ端子101からタイミング制御回路200にスタンバイ信号が供給されているため、固体撮像装置120は、スタンバイ状態にある。時刻t0において、スタンバイ端子101からの信号電位がHレベルからLレベルに遷移することによって、スタンバイ期間が解除される。
次に、時刻t1において、水平同期端子102に水平同期パルス112が供給されることによって、スタンバイ復帰期間である準備期間が開始される。このとき、維持制御信号線203を介して、タイミング制御回路200から供給される信号の電位がLレベルからHレベルに切り替えられることによって、電圧保持回路633の充電期間が開始される。
すなわち、維持制御信号線203からの充電制御信号に基づいて、電圧設定回路631がオン状態となり、電圧保持回路633の容量に電荷が蓄積されることによって、電圧保持回路633における容量の充電が開始される。そして、負荷トランジスタゲート線612の電位は、列ごとに設けられた保持容量613に比べて電圧保持回路633の容量が大きいため、徐々に上昇する。
この後、時刻t2において、維持制御信号線203を介してタイミング制御回路200から供給される信号の電位がHレベルからLレベルに設定されることによって、充電期間が終了する。すなわち、維持制御信号線203から電圧設定回路631に維持制御信号が供給されることにより、電圧設定回路631がオフ状態となって、負荷トランジスタゲート線612の電位が一定となる。
続いて、時刻t3において、水平同期端子102に水平同期パルス112が供給されることによって、準備期間が終了するとともに1行読出し期間が開始される。これとともに、維持制御信号線203から接続パルス213が供給されることによって、接続期間が開始される。なお、時刻t3以降の動作は、図2に示した固体撮像装置100の動作と同様であるため、ここでの説明を省略する。
このように、1行読出し期間の2行分に相当する準備期間を設けることによって、容量が比較的大きい電圧保持回路633における充電不足を解消することができる。これにより、スタンバイ解除期間における最初の1行読出し期間において、信号読出し回路710により、画素回路410において適切なレベルにより増幅された信号を読み出すことができる。
このように、本発明の第3の実施の形態では、本発明の第1および第2の実施の形態とは異なり、電圧設定回路631および電圧保持回路633をそれぞれ1個のみ設けることによって、負荷電流源回路600の素子数を削減することができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、基準トランジスタ690の熱雑音および寄生容量619に起因するカップリングの影響による負荷トランジスタ614のゲート電圧の変動を抑制することができる。すなわち、負荷電流源回路600は、基準信号読出し期間から画素信号読出し期間までの読出し期間において、画素回路410の各列に接続された垂直信号線に供給される負荷電流を安定化させることができる。
なお、負荷電流を安定化させる手法として、固体撮像装置の外部に外付け容量を設けることも考えられるが、この場合には、外部接続端子を設ける必要があり、そのスペースを確保する必要もあるため、省スペースを考慮した場合には問題となる。しかしながら、本発明の実施の形態では、外付け容量を接続する外部接続端子を設ける必要も無いため、省スペース化を図ることができる。また、外付け容量によって生じるノイズの影響を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態では、信号処理部720においてA/D変換する例について説明したが、信号読出し回路710において列単位によりA/D変換する列並列A/D変換型CMOSセンサーにも適用することができる。すなわち、相関二重サンプリング処理を行う列並列読出し方式のMOS型固体撮像装置であれば、本発明の実施の形態を適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
100、110、120 固体撮像装置
200 タイミング制御回路
300 行走査回路
400 画素アレイ部
410 画素回路
411 光電変換素子
412 転送トランジスタ
413 リセットトランジスタ
414 増幅トランジスタ
500 列走査回路
600 負荷電流源回路
610、620、630 負荷電流供給回路
611、621 設定トランジスタ
613、623 保持容量
614、624、634 負荷トランジスタ
631 電圧設定回路
633 電圧保持回路
680、681 基準電流生成回路
690、691、692 基準トランジスタ
710 信号読出し回路
711、712 CDS回路
720 信号処理部

Claims (6)

  1. 光信号を画素信号に変換する複数の画素回路と、
    前記複数の画素回路から前記画素信号を読み出すための負荷電流を列単位により前記画素回路に供給する負荷電流源回路と、
    前記複数の画素回路から出力される基準信号および前記画素信号を行単位により読み出して前記読み出された前記基準信号および前記画素信号の差分を出力する信号読出し回路と、
    前記信号読出し回路により前記基準信号が読み出されてから前記画素信号が読み出されるまでの読出し期間における前記負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を生成する制御信号生成回路とを具備し、
    前記負荷電流源回路は、
    前記負荷電流を列単位により前記画素回路に供給する複数の負荷トランジスタと、
    前記負荷電流を一定に維持するために前記負荷トランジスタのゲート電圧を一定にするための電圧保持回路と、
    前記維持制御信号に基づいて前記電圧保持回路に一定の保持電圧を設定する電圧設定回路と
    を備える固体撮像装置。
  2. 前記制御信号生成回路は、1行単位により前記基準信号が読み出されてから前記画素信号が読み出されるまでの前記読出し期間における前記負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を生成する請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記電圧保持回路は、前記複数の画素回路の列単位により前記負荷トランジスタのゲート電圧を一定にするための複数の保持容量を備え、
    前記電圧設定回路は、前記維持制御信号に基づいて前記複数の保持容量の各々に前記保持電圧を設定する複数の設定トランジスタを備える
    請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記負荷電流源回路は、
    前記負荷電流を列単位により前記画素回路に供給する複数の第2の負荷トランジスタと、
    前記第2の負荷トランジスタのゲート電圧を一定にするための第2の電圧保持回路と、
    前記第2の電圧保持回路に前記保持電圧を設定する第2の電圧設定回路と
    をさらに備える請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記制御信号生成回路は、前記読出し期間の開始前の準備期間において前記電圧保持回路の容量を充電するための充電制御信号を生成し、
    電圧設定回路は、前記充電制御信号に基づいて前記負荷トランジスタに対応する基準トランジスタのゲート端子と前記電圧保持回路の一端との間を接続する
    請求項1記載の固体撮像装置。
  6. 画素回路に負荷電流を供給するための垂直信号線がドレイン端子に接続される負荷トランジスタと、
    一端に前記負荷トランジスタのソース端子が接続される電圧保持回路と、
    前記負荷電流を一定に維持するための維持制御信号を供給するための維持制御信号線がゲート端子に接続され、ソース端子に前記負荷トランジスタのゲート端子および前記電圧保持回路の他端が接続される電圧設定回路と
    を具備する負荷電流源回路。
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