JP2003189188A - 撮像素子 - Google Patents

撮像素子

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JP2003189188A
JP2003189188A JP2001388004A JP2001388004A JP2003189188A JP 2003189188 A JP2003189188 A JP 2003189188A JP 2001388004 A JP2001388004 A JP 2001388004A JP 2001388004 A JP2001388004 A JP 2001388004A JP 2003189188 A JP2003189188 A JP 2003189188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素回路に読み出し電流を供給して出力電位
を読み出す撮像素子において、画素回路のアレイ列毎に
備えられる読み出し電流源回路の動作ばらつきを抑制
し、撮像した画像から筋状ノイズを減少させる撮像素子
を提供する。 【解決手段】 カレントコピアトランジスタ19のゲー
ト電位を設定して一定値の電流を出力させ、電流源回路
15から供給される電流を画素回路1へ供給して、画素
回路1からシグナルレベルとリセットレベルをそれぞれ
読み出し、ラインメモリ6に格納する。ラインメモリ6
に格納された同一画素回路1のシグナルレベルとリセッ
トレベルの差を差動アンプ7で求め、画素回路1の画素
出力を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イメージセンサ
を構成する画素回路のアレイ列間ばらつきを抑制する撮
像素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の撮像素子の概略を示す構
成図である。図示した従来の撮像素子は、1996 I
SSCC SLIDE SUPPLEMENT, SE
SSION 6,PAPER TP 6.5(pp.8
0,81,372,272)に記載されたもので、この
撮像素子の一部分を抜粋して図示したものである。図に
おいて、101は単位画素回路で、この単位画素回路1
01が複数個配列されて画素アレイが構成される。10
2は単位画素回路101が備えるフォトダイオード10
3をリセットするリセットスイッチ、103は受光量に
応じて電位を出力するフォトダイオード、104はフォ
トダイオード103の出力電位を増幅して読み出すソー
スフォロワトランジスタ、105は外部入力信号によっ
て選択された単位画素回路101の出力動作を行う出力
選択トランジスタである。単位画素回路101は、リセ
ットスイッチ102、フォトダイオード103、ソース
フォロワトランジスタ104、及び出力選択トランジス
タ105によって構成される。
【0003】106は画素アレイの各アレイ列に設けら
れた列メモリで、ここでは、説明を簡単にするため1つ
の単位画素回路101と列メモリ106とを例示してい
る。107は単位画素回路101の出力電位を列メモリ
106へ読み出すときにソースフォロワトランジスタ1
04に定電流を供給するバイアストランジスタ、108
はソースフォロワトランジスタ104の出力電位をクラ
ンプ容量109へ導くサンプリングトランジスタ、10
9はソースフォロワトランジスタ104の出力電位をク
ランプするクランプ容量、110はクランプ容量109
の出力側をクランプするクランプトランジスタ、111
は列メモリ106から画素データを出力する出力トラン
ジスタである。列メモリ106は、バイアストランジス
タ107、サンプリングトランジスタ108、クランプ
容量109、クランプトランジスタ110、出力トラン
ジスタ111によって構成される。112はバイアスト
ランジスタ107の出力電流値を決定するカレントミラ
ー回路の入力段トランジスタ、113は単位画素回路1
01と列メモリ106とを接続する出力ラインである。
【0004】次に動作について説明する。初めに、リセ
ットスイッチ102によってフォトダイオード103を
リセットする。光が入射されるとフォトダイオード10
3は電荷を蓄積し、入射光量に応じた電位を出力する。
この電位はソースフォロワトランジスタ104のゲート
に印加される。フォトダイオード103に光を一定時間
入射させて電荷を蓄積させておき、図示されない制御手
段が当該単位画素回路101を選択する信号を、出力選
択トランジスタ105のゲートに入力すると、ソースフ
ォロワトランジスタ104からバイアストランジスタ1
07の間に回路が形成され、単位画素回路101のシグ
ナルレベルが、出力ライン113を介して列メモリ10
6へ入力される。
【0005】出力ライン113には、入射光に応じてフ
ォトダイオード103から出力される電位から、ソース
フォロワトランジスタ104の閾値電圧値だけ低下させ
られたシグナルレベルが印加される。出力ライン113
に印加されたシグナルレベルは、列メモリ106に入力
され、サンプリングトランジスタ108のスイッチ動作
によってサンプリングタイミングが図られ、クランプ容
量109の入力側に供給される。このとき、クランプ容
量109の出力側は、クランプトランジスタ110の出
力によってクランプ電位に固定される。この後、クラン
プトランジスタ110の出力をOFFし、クランプ容量
109の出力側をフローティング状態とする。この後、
再びフォトダイオード103をリセットし、このときフ
ォトダイオード103から出力された電位からソースフ
ォロワトランジスタ104の閾値電圧値だけ低下させら
れたリセットレベルを、出力ライン113を介してクラ
ンプ容量109入力側に供給する。このようにしたと
き、一定のクランプ電位に保たれていたクランプ容量1
09出力側の電位は、次の式で求められる電位だけ上昇
する。 (フォトダイオード103のリセットレベル)−(フォ
トダイオード103のシグナルレベル) クランプ電位から上昇した電位は出力トランジスタ11
1で所定の処理を行い、画素出力として列メモリ106
から出力される。
【0006】従来の撮像素子は、このような相関二重サ
ンプリングと呼ばれる読み出し方法を用い、同一画素か
ら出力されるリセットレベルとシグナルレベルとを比較
することによって、単位画素回路101を構成する各ト
ランジスタの閾値電圧値のばらつき等によって生じる固
定パターンノイズを抑制していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の撮像素子は以上
のように構成されていたので、単位画素回路101を構
成する各トランジスタの閾値電圧のばらつきに起因する
固定パターンノイズを抑制することはできるが、単位画
素回路101を並べた各アレイ列に備えられた列メモリ
106のバイアストランジスタ107の特性がばらつく
と、アレイ列間で供給されるバイアス電流がばらつき、
撮像素子から出力される画像データに縦筋状の固定パタ
ーンノイズが発生するという課題があった。
【0008】詳しくは、撮像した画像に生じる固定パタ
ーンノイズの源は、各画素間で当該回路の出力電位のば
らつきによるもので、ソースフォロワトランジスタ10
4とバイアストランジスタ107の閾値ばらつきが影響
する。ソースフォロワトランジスタ104の特性のばら
つきに起因するノイズは、画像の中にランダムに存在す
るものとなる。また、バイアストランジスタ107のば
らつきに起因するノイズは、アレイ列単位のばらつきと
なることから画像の中では筋状のノイズとなる。一般に
人間の目の特性から、ランダムに配置されたノイズに比
べて筋状のノイズは三倍程度目立ち易い。そのため、筋
状のノイズを発生させるバイアストランジスタ107の
ばらつきは、ランダムなノイズを発生させるソースフォ
ロワトランジスタ104のばらつきに比べて1/3未満
に抑える必要がある。しかし、ソースフォロワトランジ
スタ104とバイアストランジスタ107のばらつき
は、同一の素子内に構成されることから同程度のばらつ
きが生じ、また、回路構成上バイアストランジスタ10
7はカレントミラー回路を構成し、バイアストランジス
タ107の特性ばらつきがサンプリングされる電位に与
える影響は、ソースフォロワトランジスタ104の特性
ばらつきによる影響と同程度かそれ以上に大きなもの
で、従来の撮像素子の構成では筋状のノイズを抑制する
ことが困難であるという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、バイアストランジスタ107の特
性がばらついても、各アレイ列のバイアス電流のばらつ
きを抑え、筋状ノイズの発生を抑制することができる撮
像素子を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像素子
は、画素回路を配列したアレイ列に読み出し電流を供給
するカレントコピア回路をアレイ列毎に備えた読み出し
電流源回路と、画素回路から読み出された画素レベルを
記憶する記憶手段と、記憶手段から入力された画素レベ
ルを用いて演算を行い、画素回路の画素出力を求める演
算手段と、画素出力を求める画素回路を選択して、当該
画素回路が配列されたアレイ列に電流源回路から読み出
し電流を供給させ、画素回路の画素レベルを記憶手段に
記憶させ、記憶手段から出力レベルを読み出し演算手段
に入力して演算を行わせ、画素出力を求めさせるスキャ
ナとを備えたものである。
【0011】この発明に係る撮像素子は、読み出し電流
源回路がアレイ列毎に備えたカレントコピア回路を構成
するカレントコピアトランジスタから、一定の読み出し
電流が出力される設定電位を、カレントコピアトランジ
スタのゲートに印加するようにしたものである。
【0012】この発明に係る撮像素子は、読み出し電流
源回路において、読み出し電流の出力が遮断されると、
読み出し電流をアレイ列に供給する電流供給線に所定の
電位を印加するようにしたものである。
【0013】この発明に係る撮像素子は、読み出し電流
源回路がダミー回路を備え、全てのカレントコピア回路
の出力が遮断されると、ダミー回路を用いてカレントコ
ピアトランジスタのゲートに印加していた読み出し電流
値の設定電位を保持するようにしたものである。
【0014】この発明に係る撮像素子は、読み出し電流
源回路に、カレントコピア回路のカレントコピアトラン
ジスタのゲートに印加する読み出し電流値の設定電位の
オン・オフを行うスイッチトランジスタと、スイッチト
ランジスタが有するフィールドスルーの影響を排除する
フィールドスルー補償トランジスタとを備えたものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
撮像素子の概略構成を示す構成図である。図において、
1はフォトダイオードやソースフォロワトランジスタ等
から構成された画素回路、2は複数の画素回路1をアレ
イ状に並べた画素アレイ、3は画素アレイ2に定電位を
供給する定電位端子、4は画素回路1から画素レベルを
出力させる際にアクティブにする読み出しアクセス端
子、5は画素回路1をリセットする際にアクティブにす
るリセットアクセス端子である。
【0016】画素アレイ2は、複数の画素回路1、定電
位端子3、読み出しアクセス端子4、及びリセットアク
セス端子5を備えたものである。なお、1行1列に2個
の画素回路1を並べたものを図示したが、画素アレイ2
は画像形成に必要な数の画素回路1をアレイ構成したも
のである。
【0017】6は画素アレイ2から出力された画素レベ
ルを格納するラインメモリ(記憶手段)である。7は画
素回路1から出力される画素レベルのシグナルレベルと
リセットレベルとの差を求めて出力する差動アンプ(演
算手段)、8は差動アンプ7の出力端子、9は画素回路
1のシグナルレベルを格納するシグナルレベルメモリ、
10は画素回路1のリセットレベルを格納するリセット
レベルメモリ、11はシグナルレベルメモリ9に格納し
たシグナルレベルを差動アンプ7へ入力させる際にアク
ティブにするシグナルレベルアクセス端子、12はリセ
ットレベルメモリ10に格納したリセットレベルを差動
アンプ7へ入力させる際にアクティブにするリセットレ
ベルアクセス端子、13は画素回路1のシグナルレベル
をシグナルレベルメモリ9へ格納する際にアクティブに
するシグナルレベルメモリアクセス端子、14は画素回
路1のリセットレベルをリセットレベルメモリ10へ格
納する際にアクティブにするリセットレベルメモリアク
セス端子である。
【0018】ラインメモリ6は、シグナルレベルメモリ
9、リセットレベルメモリ10、シグナルレベルアクセ
ス端子11、リセットレベルアクセス端子12、シグナ
ルレベルメモリアクセス端子13、及びリセットレベル
メモリアクセス端子14を備えたものである。なお、図
示したラインメモリ6は、2列に並べた画素回路1に対
応させて構成したものを例示したが、画素アレイ2を構
成する画素回路1の列の数に対応させて、複数のシグナ
ルレベルメモリ9、リセットレベルメモリ10、及びこ
れらメモリの制御に必要な各端子等が備えられる。
【0019】15はアレイ列毎に画素回路1へ読み出し
電流を供給する読み出し電流源回路である。16は読み
出し電流源回路15に備えられ、画素レベルを出力させ
る画素回路1へ読み出し電流を供給するカレントコピア
回路である。17はカレントコピア回路16に定電流を
供給する電流源回路である。18は電流源回路17を構
成するカレントミラー回路の出力トランジスタ(以下、
トランジスタをTrと記載する)、19は電流源回路1
7から出力された電流をコピーして画素アレイ2へ供給
するカレントコピアTr、20はカレントコピアTr1
9のゲート電位を設定する際にアクティブにするイネー
ブル端子、21は画素アレイ2に画素レベルの読み出し
電流を供給する際にアクティブにするイネーブル端子、
22はカレントコピアTr19のゲート電位を蓄積する
キャパシタ、23,24はカレントコピアTr19のゲ
ート電位をキャパシタ22へ蓄積する際にON状態とす
るスイッチTr、40はイネーブル端子21がアクティ
ブにされるとカレントコピアTr19のソースと後述す
る読み出しライン27(電流供給線)とを接続するスイ
ッチTrである。
【0020】25は画素回路1が並べられたアレイ列毎
(以下、画素アレイ2を構成する画素回路1の列をアレ
イ列と記載する)にアクセスを行うスキャナである。2
6a,26bは、アクセスを行うアレイ列に対応して、
スキャナ25によってアクティブにされるスキャナ出力
端子である。27は画素回路1から読み出されたシグナ
ルレベルをシグナルレベルメモリ9へ転送し、また、画
素回路1から読み出されたリセットレベルをリセットレ
ベルメモリ10へ転送する読み出しラインである。
【0021】読み出し電流源回路15は、カレントコピ
ア回路16、電流源回路17、イネーブル端子20、イ
ネーブル端子21、スキャナ出力端子26a、及びスキ
ャナ出力端子26bを備えたものである。また、カレン
トコピア回路16は、カレントコピアTr19、キャパ
シタ22、及びスイッチTr23,24を備えたもので
ある。なお、図1の読み出し電流源回路15は、2列の
画素回路1を備えた画素アレイ2へアクセスする構成が
例示されているが、ラインメモリ6のシグナルレベルメ
モリ9とリセットレベルメモリ10、及び読み出し電流
源回路15のカレントコピア回路16は、画素アレイ2
を構成する画素回路1の列の数に対応させ、即ち、アレ
イ列毎に備えられるものである。
【0022】次に動作について説明する。図2は、この
発明の実施の形態1による撮像素子の基本動作を示すフ
ローチャートである。撮像素子を構成する各部分の動作
を、図2を用いて説明する。なお、以下の説明で、撮像
素子外部から各端子に入力される信号等がハイレベルの
場合をHと記載し、ローレベルの場合をLと記載する。
初めに、図1に示す読み出し電流源回路15の動作につ
いて説明する。例えばHを印加してイネーブル端子20
をアクティブ状態としておき、さらにスキャナ25がス
キャナ出力端子26aをアクティブ状態にすると(ステ
ップST1)、一列目の画素回路1に係るスイッチTr
23とスイッチTr24がON状態になり、電流源回路
17の出力Tr18から定電流が出力され、カレントコ
ピアTr19のゲートに電位が印加される。
【0023】このゲート電位は、読み出し電流源回路1
5の定電流出力、即ち、電流源回路17の定電流出力を
用いて、この定電流値と同じ電流値がカレントコピアT
r19のドレイン・ソース間に流れるように設定され
る。つまり、カレントコピアTr19のゲート電位は、
カレントコピアTr19自ら出力する読み出し電流の値
を設定する設定電位である。
【0024】例えば、Hを印加してイネーブル端子21
をアクティブ状態にすると、スイッチTr40がON状
態になり、カレントコピアTr19のドレイン・ソース
間に、電流源回路17によって供給される電流値と等し
い値の電流が流れる。これは前記説明と関連して、カレ
ントコピアTr19がダイオード接続となって、カレン
トコピア回路16においてミラー回路の入力段トランジ
スタに相当するものになるからである。カレントコピア
Tr19は、電流源回路17の出力と同じ電流値を出力
し、この出力電流は読み出しライン27を介して画素ア
レイ2の1列目のアレイ列へ供給される(ステップST
2)。この出力電流は、後述する前記カレントコピア回
路16と対応するアレイ列の画素回路1から画素レベル
を読み出す読み出し電流として用いられる。
【0025】この後、後述するように1列目のアレイ列
の画素回路1からシグナルレベルとリセットレベルが読
み出され(ステップST3)、所定の動作処理が行われ
ると、スキャナ25はスキャナ出力端子26bをアクテ
ィブ状態とし、次の2列目のアレイ列へアクセスを開始
する。2列目のアレイ列にアクセスが開始されると、一
列目のアレイ列に係るカレントコピア回路16のスイッ
チTr23とスイッチTr24はOFF状態になる(ス
テップST4)。このとき1列目のアレイ列に読み出し
電流を供給していたカレントコピアTr19のゲート電
位(設定電位)が、キャパシタ22にラッチされる。こ
の後、2列目のアレイ列を構成する画素回路1に、読み
出し電流を供給するカレントコピア回路16のスイッチ
Tr23とスイッチTr24がON状態になり、1列目
の画素回路1に係るカレントコピア回路16と同様な動
作が行われ、2列目のアレイ列に読み出し電流が供給さ
れる(ステップST2)。そして、一列目のアレイ列の
画素回路1から画素レベルが読み出されたときと同様な
動作処理が行われる(ステップST3)。2列目のアレ
イ列に係るカレントコピア回路16は、スキャナ25が
次のアレイ列にアクセスを開始すると、スイッチTr2
3とスイッチTr24がOFF状態になり、2列目のア
レイ列へ読み出し電流を供給したときに、カレントコピ
アTr19のゲートに印加した電位をキャパシタ22に
ラッチする。
【0026】この後、スキャナ25は、図示を省略した
次のアレイ列にアクセスし、係るカレントコピア回路1
6が動作し、次のアレイ列の画素回路1から画素レベル
が読み出される。このような動作が、画素アレイ2を構
成する全てのアレイ列に順次繰り返される。
【0027】次に、画素アレイ2の動作について説明す
る。この実施の形態1による撮像素子は、画素回路1を
構成する、例えば、トランジスタの閾値電圧の影響を排
除するために相関二重サンプリング方法を用い、画素回
路1の画素出力を求めるものである。相関二重サンプリ
ングは、画素回路1から読み出したシグナルレベルをシ
グナルレベルメモリ9へ格納し、その後、画素回路1を
リセットして、そのリセットレベルを読み出し、リセッ
トレベルメモリ10へ格納して、各メモリに格納されて
いる内容を差動アンプ7へ入力し、その差を求めて画素
レベルとして出力するものである。このように動作処理
を行うことで、各画素回路1を構成するトランジスタの
閾値電圧等が、それぞれの画素回路1においてばらつい
ている場合でも、このばらつきの影響が排除された画素
出力を取得することができる。
【0028】次に、相関二重サンプリングを行う画素ア
レイ2の動作・処理を説明する。なお、ここで説明する
画素アレイ2の動作は、図2に示すステップST3に該
当する。初めに、リセットアクセス端子5をアクティブ
状態にして、同一アレイ行に配置された画素回路1のフ
ォトダイオードをリセットする。この後、リセットされ
た各画素回路1は入射される光を変換して電荷を蓄積す
る。一定の蓄積時間が経過すると、アレイ列毎に読み出
し電流がカレントコピア回路16から供給される。当該
アレイ行に配置された画素回路1のうち、読み出し電流
が供給されたアレイ列に配置されている画素回路1か
ら、入射光を変換したシグナルレベルが読み出される。
【0029】次に、画素回路1のシグナルレベルの転送
動作について説明する。前記読み出し電流源回路15の
動作において説明したように、イネーブル端子20をL
にして、また、イネーブル端子21をHにした状態で、
スキャナ25によって、例えば1列目のアレイ列にアク
セスがなされると、このアレイ列に係るカレントコピア
回路16は、画素アレイ2のアレイ列に読み出し電流が
供給できる状態になる。このとき、当該カレントコピア
回路16に備えられたカレントコピアTr19のゲート
には、キャパシタ22にラッチされた電位が印加されて
いるので、カレントコピアTr19によって電流源回路
17が出力する電流値と同じ電流がコピーされ、コピー
された電流が読み出しライン27を介して画素アレイ2
の当該アレイ列へ流れる。こうして一定値の電流が画素
アレイ2の同一アレイ列に配置された全ての画素回路1
に供給される。
【0030】この後、ラインメモリ6のシグナルメモリ
アクセス端子13をHにすると、シグナルレベルメモリ
9がリセットされる。さらに、画素アレイ2の読み出し
アクセス端子4をアクティブ状態にすると、1列目のア
レイ列に係るカレントコピア回路16から読み出し電流
が当該画素回路1に供給される。読み出し電流が供給さ
れた画素回路1はシグナルレベルを出力し、この画素回
路1から読み出されたシグナルレベルが、1列目のアレ
イ列に係るシグナルレベルメモリ9に格納される。
【0031】次に、画素回路1のリセットレベルの転送
動作について説明する。画素回路1から読み出したシグ
ナルレベルをシグナルレベルメモリ9へ格納した後、画
素アレイ2のリセットアクセス端子5をアクティブ状態
にして、シグナルレベルを読み出した画素回路1をリセ
ットする。この後、ラインメモリ6のリセットレベルメ
モリアクセス端子14をHにすると、リセットレベルメ
モリ10がリセットされる。この後、画素アレイ2の読
み出しアクセス端子4をアクティブ状態にして、1列目
のアレイ列に係るカレントコピア回路16から再び当該
画素回路1に読み出し電流を供給する。読み出し電流が
供給された画素回路1はリセットレベルを出力する。こ
うして読み出されたリセットレベルは、ラインメモリ6
の1列目のアレイ列に係るリセットレベルメモリ10に
格納される。
【0032】以上のようにして、画素回路1のシグナル
レベルとリセットレベルをシグナルレベルメモリ9、リ
セットレベルメモリ10に各々格納した後、ラインメモ
リ6のシグナルレベルアクセス端子11とリセットレベ
ルアクセス端子12を夫々アクティブ状態にすると、ス
キャナ25によって指定された1列目のアレイ列の画素
回路1の当該シグナルレベルとリセットレベルが、シグ
ナルレベルメモリ9・リセットレベルメモリ10からそ
れぞれ読み出される。この後、スキャナ25によって各
メモリから読み出されたシグナルレベルとリセットレベ
ルは差動アンプ7へ入力され、同一画素回路1のシグナ
ルレベルとリセットレベルの差分が求められる。この差
分が画素出力として出力端子8から出力される。
【0033】以上説明したシグナルレベル、及びリセッ
トレベルの読み出し動作やラインメモリ6への記憶動作
や差動アンプ7の処理動作が、各画素回路1について、
係るシグナルレベルメモリ9及びリセットメモリ10を
用いて行われる。なお、この動作が図2に示すステップ
ST3に該当する。
【0034】読み出し電流源回路15を構成するトラン
ジスタの特性ばらつきによって、各アレイ列に供給する
電流値がばらつくと、アレイ列毎に各画素回路1から出
力される画素レベルにばらつきが生じることになり、こ
れが筋状ノイズとなって人間の目に映るわけであるが、
実施の形態1による撮像素子は、アレイ列に電流を供給
する各カレントコピアTr19の閾値電圧がばらついて
も、各カレントコピアTr19のゲートには、ドレイン
・ソース間に電流源回路17の出力と同じ値の電流が流
れる電位がラッチされているので、各アレイ列に同じ電
流値の読み出し電流が供給でき、アレイ列間の画素レベ
ルのばらつきが大幅に抑制できる。具体的には、カレン
トコピアTr19の特性ばらつきに起因するノイズを、
画素回路1を構成する、例えばソースフォロワTrの閾
値電圧のばらつきに起因して発生するノイズに比べて1
/3以下に抑制することができ、筋状ノイズを人間の知
覚レベル以下にすることができる。
【0035】以上のように、実施の形態1によれば、カ
レントコピア回路16によって全ての画素回路1に一定
の電流を供給し、相関二重サンプリングによってシグナ
ルレベルとリセットレベルの差分から画素レベルを求め
るようにしたので、各回路を構成するトランジスタのば
らつきによって生じるノイズが抑制された画素レベルを
得ることができるという効果がある。
【0036】また、カレントコピア回路を使用する場合
に配慮しなければならないカレントコピアTr19のゲ
ート電位を、スキャナ25が各メモリの出力制御を行っ
ていないときに設定を行うようにしたので、スキャナ2
5の動作効率を良好にし、新たに電流源回路17を設定
するシーケンス期間を設ける必要がなく、また、新たに
電流源回路17を駆動するスキャナも不要となり、撮像
素子を構成する回路規模を節約できるという効果があ
る。
【0037】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による撮像素子の概略構成を示す構成図である。
図3は、図1に示す撮像素子の読み出し電流源回路15
に相当する部分を示すもので、図示を省略した画素アレ
イ2、及びラインメモリ6は、図1に示すものと同様に
構成される。ここでは図1に示す撮像素子と同様または
相当する部分に同じ符号を付し、その説明を省略する。
図において、28は電源ライン30と読み出しライン2
7との接続をON・OFFするスイッチTr、30は電
流源回路17が電流を出力する電源ライン、41はイネ
ーブル端子21に入力された信号を反転させるインバー
タである。
【0038】次に動作について説明する。ここでは、図
1に示す撮像素子と同様に構成された部分の動作説明を
省略し、図3に示す部分の動作について説明する。な
お、実施の形態2による撮像素子の基本的な動作は、図
2に示したものと同様で、その説明を省略する。実施の
形態2による読み出し電流源回路15の動作は、読み出
しライン27に電流が供給されないとき、例えば、スキ
ャナ出力端子26aとイネーブル端子20とがアクティ
ブ状態で、イネーブル端子21がアクティブ状態でない
ときには、スイッチTr40がOFF状態になり、読み
出しライン27がフローティングノードとなって外部ノ
イズが侵入し易くなり、他のアレイ列から画素レベルを
読み出す動作などにノイズの影響を与えることになる。
実施の形態2の撮像素子は、正確に画素レベルの読み出
し動作が行えるように、スイッチTr40がOFF状態
のとき、即ち、カレントコピアTr19から読み出し電
流が供給されないときに、読み出しライン27へ所定の
電位を印加して、画素アレイ2等の撮像素子を構成する
各回路の動作を安定させるものである。
【0039】例えば、イネーブル端子21がHのとき、
スイッチTr40がON状態となり、カレントコピアT
r19から読み出し電流が出力され、また、イネーブル
端子21がLのとき、スイッチTr40がOFF状態に
なる。スイッチTr40がOFF状態になり、カレント
コピアTr19の出力が遮断されるとき、イネーブル端
子21に入力されている信号を、インバータ41を介し
てスイッチTr28のゲートに入力する。こうすると、
スイッチTr40とスイッチTr28はON/OFF状
態が反転するようにスイッチ動作を行い、カレントコピ
アTr19の出力が遮断されている状態では、電源ライ
ン30からスイッチTr28を介して所定の電位が読み
出しライン27に印加される。また、カレントコピアT
r19から読み出し電流が出力されている状態では、ス
イッチTr28はOFF状態となり、読み出しライン2
7に電源ライン30から電位が印加されない。
【0040】以上のように、実施の形態2によれば、カ
レントコピアTr19の設定時に読み出しライン27に
所定の電位を印加するようにしたので、読み出しライン
27がフローティングノードにならないことから、画素
アレイ2等の撮像素子を構成する各回路へのノイズ侵入
を防ぐことができ、ノイズ耐性が強くなるという効果が
ある。
【0041】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3による撮像素子の概略構成を示す構成図である。
図4は、図1に示す撮像素子の読み出し電流源回路15
に相当する部分を示したもので、図示を省略した画素ア
レイ2、及びラインメモリ6は、図1に示すものと同様
に構成される。ここでは図1に示す撮像素子と同様また
は相当する部分に同じ符号を付し、その説明を省略す
る。また、図3に示す撮像素子と同様または相当する部
分に同じ符号を付し、その説明を省略する。図におい
て、29は出力Tr18から出力されるカレントコピア
Tr19のゲート電位を設定するゲート電位設定ライ
ン、31はダミーのカレントコピアTrで、カレントコ
ピアTr19と同じサイズのTrである。32はダミー
のスイッチTrで、スイッチTr24と同じサイズのT
rである。33はスイッチTr35の活性化と非活性化
を選択するスイッチTr、34はスイッチTr33と連
動してスイッチTr35の活性化と非活性化を選択する
スイッチTrである。35はダミーのカレントコピア回
路36に数倍の電流を流すTrで、Tr18と同じサイ
ズのTrを複数個並列に接続して電流源回路15に備え
られる。36はカレントコピアTr19のゲート電位が
設定されていない時に駆動するダミーのカレントコピア
回路(ダミー回路)である。
【0042】次に動作について説明する。なお、実施の
形態3による撮像素子の基本的な動作は、図2に示すも
のと同様で、その説明を省略し、図4に示す部分の動作
について説明する。実施の形態3による撮像素子の読み
出し電流源回路15は、スイッチTr23,24がOF
F状態になり、カレントコピアTr19の出力が遮断さ
れたとき、ダミーのカレントコピア回路36を駆動さ
せ、カレントコピアTr19が読み出し電流を出力して
いたときにカレントコピアTr19のゲートに印加され
ていた電位を、ゲート電位設定ライン29に保持させる
ものである。
【0043】読み出し電流を出力していたカレントコピ
ア回路16は、それまで活性化されていたイネーブル端
子20が非活性化されると、スイッチTr23,24が
OFF状態になり、ダミーのカレントコピア回路36が
駆動される。また、ダミーのカレントコピア回路36が
駆動されるとスイッチTr33,34がON状態にな
り、Tr35が活性化される。すると、出力Tr18か
ら出力された電流がゲート電位設定ライン29を経て、
Tr35を介してグランド接地へ達する閉回路が形成さ
れる。
【0044】この閉回路が形成されているとき、ゲート
電位設定ライン29には、ダミーのカレントコピア回路
36によって、カレントコピアTr19が読み出し電流
を出力していたときにゲートに印加されていた設定電位
が保持され、また、カレントコピアTr19が読み出し
電流を出力していたときの数倍の電流が流れる。ゲート
電位設定ライン29に流れる電流値は、前記閉回路の負
荷となるTr35によって決定されるが、このTr35
について、並列接続するトランジスタの数などを調整し
て、ゲート電位設定ライン29に流れる電流値をカレン
トコピアTr19の動作時と同じようにしてもよいが、
ダミーのカレントコピア回路36の動作時に、カレント
コピアTr19の動作時の数倍の電流が流れるようにす
ると、ゲート電位設定ライン29の電位がより安定した
ものになる。
【0045】以上のように、実施の形態3によれば、ダ
ミーのカレントコピア回路36によってゲート電位設定
ライン29の電位をカレントコピアTr19の動作時と
同じ電位に保持するようにしたので、カレントコピアT
r19の出力が遮断された状態から読み出し電流が出力
されるときに、ゲートに印加される電位が早く収束する
という効果がある。
【0046】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4による撮像素子の概略構成を示す構成図である。
図5に示す撮像素子は、図1に示す撮像素子の読み出し
電流源回路15に相当するもので、その他の画素アレイ
2、及びラインメモリ6は、図1に示すものと同様に構
成される。ここでは図1に示す撮像素子と同様、または
相当する部分に同じ符号を付し、その説明を省略する。
また、図3及び図4に示す撮像素子と同様または相当す
る部分に同じ符号を付し、その説明を省略する。図にお
いて、23a1,23a2はスイッチTrで、図1に示
すスイッチTr23と同じサイズのTrを並列に接続し
て構成され、スイッチTr23に相当する動作をする。
23bはフィールドスルー補償Trで、スイッチTr2
3a1,23a2と同じサイズのTrが用いられ、その
ゲートにはスイッチTr23a1,23a2のゲートに
入力される信号の反転信号が入力される。このフィール
ドスルー補償Tr23bのゲート・ソース間は短絡さ
れ、カレントコピアTr19のゲートに接続される。
【0047】次に動作について説明する。ここでは、図
1に示す撮像素子と同様に構成された部分の動作説明を
省略し、図5に示す部分の動作について説明する。カレ
ントコピアTr19のゲート電位が適切に定まらない要
因は、図1、図3、図4に示すスイッチTr23のゲー
ト・ソース間に生じる寄生容量の影響である。実施の形
態4の撮像素子は、フィールドスルー補償Tr23bに
よって、正負逆向きの電荷をカップリングし、スイッチ
Tr23a1,23a2の寄生容量を打ち消すようにし
たものである。
【0048】図5に示した読み出し電流源回路15は、
図1、図3、図4に示すスイッチTr23と同じサイズ
のスイッチTr23a1,23a2を並列接続して備え
たものである。これは図1等に示すスイッチTr23の
サイズを倍にしたものと等価で、フィールドスルー補償
Tr23bの容量の大きさとスイッチTr23a1,2
3a2の寄生容量の大きさを等しくするためである。な
お、一つのスイッチTr23のサイズを倍にすることな
く、同じサイズのスイッチTr23a1,23a2を二
つ使用しているのは、製造プロセスによるばらつきを抑
制するためである。
【0049】このように構成することで、スイッチTr
23a1,23a2のゲートにH(あるいはL)の信号
が入力されると、フィールドスルー補償Tr23bのゲ
ートにL(あるいはH)の信号が入力され、スイッチT
r23a1,23a2の寄生容量に蓄積される電荷と、
フィールドスルー補償Tr23bに蓄積される電荷が正
負逆向きになって打ち消し合い、カレントコピアTr1
9のゲートに与えるフィールドスルーの影響が排除され
る。こうすると、カレントコピアTr19のゲート電位
の変動が小さくなり、カレントコピアTr19から出力
される読み出し電流値のずれを抑えることができる。
【0050】以上のように、実施の形態4によれば、カ
レントコピアTr19のゲートへ接続されたスイッチT
r23a1,23a2の寄生容量を、フィールドスルー
保証Tr23bによって打ち消し、カレントコピアTr
19のゲート電位を安定させるようにしたので、カレン
トコピアTr19から出力される読み出し電流を安定さ
せ、画素回路1へ一定値の読み出し電流を供給できると
いう効果がある。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、画素回路を配列した
アレイ列に読み出し電流を供給するカレントコピア回路
をアレイ列毎に備えた読み出し電流源回路と、画素回路
から読み出された画素レベルを記憶する記憶手段と、記
憶手段から入力された画素レベルを用いて演算を行い、
画素回路の画素出力を求める演算手段と、画素出力を求
める画素回路を選択して、当該画素回路が配列されたア
レイ列に電流源回路から読み出し電流を供給させ、画素
回路の画素レベルを記憶手段に記憶させ、記憶手段から
画素レベルを読み出し演算手段に入力して演算を行わ
せ、画素出力を出力させるスキャナとを備えたので、撮
像した画像の筋状ノイズを抑制できるという効果があ
る。
【0052】この発明によれば、読み出し電流源回路の
各カレントコピア回路から一定の読み出し電流値が出力
されるように、各カレントコピア回路が備えるカレント
コピアトランジスタのゲートに読み出し電流値の設定電
位を印加するようにしたので、撮像した筋状ノイズを抑
制することができるという効果がある。
【0053】この発明によれば、読み出し電流源回路に
おいて、読み出し電流の出力が遮断されると、読み出し
電流をアレイ列に供給する電流供給線に所定の電位を印
加するようにしたので、電流供給線がフローティングノ
ードとなることを防ぎ、画素アレイ内にフローティング
ノードが生じないことから外部ノイズに対して耐性が強
化できるという効果がある。
【0054】この発明によれば、読み出し電流源回路が
ダミー回路を備え、全てのカレントコピア回路の出力が
遮断されると、ダミー回路を用いてカレントコピアトラ
ンジスタのゲートに印加していた読み出し電流値の設定
電位を保持するようにしたので、読み出し電流を出力す
る際のカレントコピアトランジスタのゲート電位の収束
が早くなり、素早く安定した読み出し電流をアレイ列に
供給することができるという効果がある。
【0055】この発明によれば、読み出し電流源回路
に、カレントコピア回路のカレントコピアトランジスタ
のゲートに印加する読み出し電流値の設定電位のオン・
オフを行うスイッチトランジスタと、スイッチトランジ
スタが有するフィールドスルーの影響を排除するフィー
ルドスルー補償トランジスタとを備えたので、カレント
コピアトランジスタのゲート電位が、フィールドスルー
の影響によって変化することを抑制でき、安定した値の
読み出し電流を出力することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による撮像素子の概
略構成を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1の撮像素子の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による撮像素子の概
略構成を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による撮像素子の概
略構成を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による撮像素子の概
略構成を示す構成図である。
【図6】 従来の撮像素子の概略構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 画素回路、2 画素アレイ、3 定電位端子、4
読み出しアクセス端子、5 リセットアクセス端子、6
ラインメモリ(記憶手段)、7 差動アンプ(演算手
段)、8 出力端子、9 シグナルレベルメモリ、10
リセットレベルメモリ、11 シグナルレベルアクセ
ス端子、12 リセットレベルアクセス端子、13 シ
グナルレベルメモリアクセス端子、14 リセットレベ
ルメモリアクセス端子、15 読み出し電流源回路、1
6 カレントコピア回路、17電流源回路、18 出力
トランジスタ、19 カレントコピアトランジスタ、2
0 イネーブル端子、21 イネーブル端子、22 キ
ャパシタ、23,23a1,23a2 スイッチトラン
ジスタ、23b フィールドスルー補償トランジスタ、
24 スイッチトランジスタ、25 スキャナ、26
a,26b スキャナ出力端子、27 読み出しライン
(電流供給線)、28 スイッチトランジスタ、29
ゲート電位設定ライン、30 電源ライン、31 ダミ
ーのカレントコピアトランジスタ、32 ダミーのスイ
ッチトランジスタ、33,34 スイッチトランジス
タ、35 トランジスタ、36 ダミーのカレントコピ
ア回路(ダミー回路)、40 スイッチトランジスタ、
41 インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 臼井 隆幸 兵庫県伊丹市東有岡4丁目42−8 株式会 社エルテック内 Fターム(参考) 4M118 AA05 AB01 BA14 CA02 DD02 DD10 DD12 FA06 FA33 FA34 FA50 5C024 CX04 GX03 GY39 HX09 HX29 HX48 HX55 5C051 AA01 BA03 DA06 DB01 DB07 DC02 DC03 DC07 DE13 5F049 NA20 NB05 RA02 UA01 UA12 UA17 UA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素アレイを構成する画素回路へ読み出
    し電流を供給して画素レベルを読み出す撮像素子であっ
    て、 前記画素回路を配列したアレイ列に読み出し電流を供給
    するカレントコピア回路を前記アレイ列毎に備えた読み
    出し電流源回路と、 前記画素回路から読み出された画素レベルを記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段から入力された画素レベルを用いて演算を
    行い前記画素回路の画素出力を求める演算手段と、 画素出力を求める画素回路を選択して当該画素回路が配
    列されたアレイ列に前記電流源回路から読み出し電流を
    供給させ、前記画素回路の画素レベルを前記記憶手段に
    記憶させ、前記記憶手段から出力レベルを読み出し前記
    演算手段に入力して演算を行わせ画素出力を求めさせる
    スキャナとを備えた撮像素子。
  2. 【請求項2】 読み出し電流源回路は、アレイ列毎に備
    えたカレントコピア回路を構成するカレントコピアトラ
    ンジスタから一定の読み出し電流が出力される設定電位
    を前記カレントコピアトランジスタのゲートに印加する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像素子。
  3. 【請求項3】 読み出し電流源回路は、読み出し電流の
    出力が遮断されると読み出し電流をアレイ列へ供給する
    電流供給線に所定の電位を印加することを特徴とする請
    求項1記載の撮像素子。
  4. 【請求項4】 読み出し電流源回路は、ダミー回路を備
    え、全てのカレントコピア回路の出力が遮断されると、
    前記ダミー回路を用いてカレントコピアトランジスタの
    ゲートに印加していた読み出し電流値の設定電位を保持
    することを特徴とする請求項2記載の撮像素子。
  5. 【請求項5】 読み出し電流源回路は、カレントコピア
    回路のカレントコピアトランジスタのゲートに印加する
    読み出し電流値の設定電位のオン・オフを行うスイッチ
    トランジスタと、前記スイッチトランジスタが有するフ
    ィールドスルーの影響を排除するフィールドスルー補償
    トランジスタとを備えた請求項2記載の撮像素子。
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