JP4854410B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、一次元または二次元のセンサアレイと読み出し回路から構成されるボロメータ型赤外線撮像装置に関する。
ボロメータ型赤外線撮像装置において、赤外線の信号は微小レベルであることから、読み出し回路は、赤外線の信号以外の変動成分を抑える必要がある。読み出し回路の特性の重要な項目として、回路ノイズや高温偽信号、回路の温度ドリフトがあり、これら全てが小さいほど、特性が良い回路となる。
従来のボロメータ型赤外線撮像装置では、温度ドリフトの低減や、高温偽信号の防止する目的で、回路の一部に、オペアンプが用いられている。温度ドリフトの低減や高温偽信号の防止する目的でオペアンプを用いた従来のボロメータ型赤外線撮像装置として特許文献1、2等が参照される。
図4は、特許文献1に開示される装置の全体構成(読み出し回路と、その周辺を含めた撮像素子全体の回路構成)を示す図である。この回路は、熱電変換素子を二次元マトリクス状に配列し、受光した赤外信号を素子毎に検知、出力するための回路である。ここで、垂直シフトレジスタ205により選択された画素スイッチ201、および水平スイッチ204を介して、熱電変換素子に接続する読み出し回路206により、信号を並列処理することができ、読み出し回路の出力は水平シフトレジスタ208によって、出力端子210から順次、外部に出力される。熱電変換素子202は、この例では、基板上に、2次元にマトリクス状に形成され、画素スイッチ201、水平スイッチ204によって切り替えて順次選択されていく。信号線203と走査線211との交差する箇所に画素スイッチ201を備え、画素スイッチ201は、ソースが接地され、ドレインが熱電変換素子202を介して信号線203に接続され、ゲートが、走査線に接続されたNchMOSFETよりなる。信号線203は、水平スイッチ204を介して、読み出し回路206に接続されている。読み出し回路206の出力は、マルチプレクサスイッチ207を介して出力バッファ209に接続される。マルチプレクサスイッチ207のオン・オフ制御は、水平シフトレジスタ208によって行われる。各熱電変換素子202の信号を読み出すために、マトリクスの2列毎に読み出し回路206が設けられている。垂直シフトレジスタ205は、マトリクスの各行を順次選択し、水平シフトレジスタ208は、マルチプレクサスイッチ207を順次選択していき、各読み出し回路206の出力を出力バッファ209に出力する。
図5は、特許文献1に開示されている読み出し回路の構成の一例を示す図である。読み出し回路134には、入力電圧VBOL、VCANがそれぞれ入力電圧配線を介し入力されている。読み出し回路134は、熱電変換素子102に定電圧を印加するバイアス回路141と、被写体の信号以外の成分のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路142、バイアス回路141とバイアスキャンセル回路142の共通接続点に接続されている積分器(積分オペアンプ)116から構成される。
読み出し回路134は、それぞれ、同時並列に動作を行う。被写体からの赤外入射光の強度に応じて生じた各熱電変換素子102の抵抗変化が、VBOL、VCANにより決まる熱電変換素子102の電流と、バイアスキャンセル回路142の電流との差として検出され、積分器116により、積分と同時に、電流―電圧変換されて電圧値として出力される。
より詳細には、図5を参照すると、バイアス回路141は、熱電変換素子102の一端にソースが接続されるNchMOSFET(以下、「バイアストランジスタ」という)104と、オペアンプ(「演算増幅器」、「OPアンプ」ともいう)105等から構成されている。バイアストランジスタ104のゲートに、オペアンプ105の出力端子が接続され、バイアストランジスタ104のソースに、オペアンプ105の反転入力端子(−)が接続され、オペアンプ105の非反転入力端子(+)は、バイアス電圧108が印加されている。さらに、バイアストランジスタ104のソースは、水平スイッチ103を介して熱電交換素子102が接続されている。なお、熱電交換素子102とGND間のスイッチ101は画素スイッチである。
バイアス回路141により、各熱電変換素子102に定電圧を印加し、熱電変換素子102の抵抗値変化を電流値に変換する。バイアス回路141は、かかる構成により、熱電変換素子に印加される電圧を高精度に制御することが可能とされ、バイアストランジスタ104のゲート・ソース間電圧VGSの温度係数の影響(温度ドリフト)を除去している。さらに、バイアス回路104においては、バイアストランジスタ104を低インピーダンスで駆動しており、各読み出し回路134の飛び込みノイズを抑えることができる。
ここで、バイアストランジスタ104のドレイン電流、即ち、熱電交換素子102に流れる電流には、赤外線の信号成分の他に大きなオフセット成分を持ち、そのオフセット成分の上に、被写体からの信号成分が微小なレベルで存在する。このオフセット成分を除去する目的で、バイアスキャンセル回路142を構成している。
バイアスキャンセル回路142は、一端に電源を接続したバイアスキャンセル抵抗109と、バイアスキャンセル抵抗109の他端にソースを接続したPchMOSFET(以下、「キャンセラトランジスタ」という)111と、オペアンプ112と、から構成されている。キャンセラトランジスタ111のゲートに、オペアンプ112の出力端子が接続され、ソースにオペアンプ112の反転入力端子(−)が接続され、オペアンプ112の非反転入力端子(+)には、バイアスキャンセル電圧114が印加されており、キャンセラトランジスタ111のソースは、バイアスキャンセル抵抗109とスイッチ110の直列回路を介して電源VCCに接続され、バイアス回路141と同様に、キャンセラトランジスタ111のゲート・ソース間電圧VGSの影響が無いように制御する回路構成とされている。また、バイアスキャンセル回路142においても、キャンセラトランジスタ111を低インピーダンスで駆動しているため、各読み出し回路の飛び込みノイズを抑えることができる。
バイアストランジスタ104のドレインとキャンセラトランジスタ111のドレインの接続点は、オペアンプ(積分器)116の反転入力端子(−)と、コンデンサ119、122(「積分コンデンサ」という)の一端との接続点に接続されており、熱電交換素子102の電流変化分を積分する。積分コンデンサ119、122の他端は、オペアンプ116の出力端子に共通接続されており、オペアンプ116の非反転入力端子(+)は、VCC/2(電源電圧の1/2)に接続されている。オペアンプ116の反転入力端子(−)、つまりバイアストランジスタ104とキャンセラトランジスタ111のドレインは、それぞれ、通常、VCC/2に固定される。積分後の積分コンデンサ119、122の電圧は、オペアンプ116の出力端子から取り出され、複数の読み出し回路134から、順次、出力端子140に出力される。なお、積分コンデンサ119、122の一端に接続された切替スイッチ118、121、積分コンデンサ119、122の他端とオペアンプ116の出力端子間に接続されたスイッチ120、123の制御については、本明細書では省略する(詳細は特許文献1の記載が参照される)。なお、積分コンデンサ119、122は、積分/ホールドコンデンサとも称す。
また、オペアンプ(積分器)116の反転入力端子(−)と出力端子間には、リセット用のスイッチ(リセットスイッチ)125が設けられており、積分コンデンサ119、122で積分した電圧を出力した後に、スイッチ125をONすることで、オペアンプ116の非反転入力端子(+)の電圧である、VCC/2に設定される。
図6は、特許文献2に開示される構成を示す図である。図6を参照すると、抵抗アレイ301(R−Array)は、複数の抵抗の集合であり、例えば入射赤外線によってその抵抗値が変化するボロメータよりなる。これらの抵抗は、例えば、行方向と列方向に、2次元マトリクス状に配列されており、その列側に、読み出し回路302が複数個配置されている。読み出し回路302は、バイアストランジスタ304(NMOSトランジスタ)と、オペアンプ305と、キャンセラトランジスタ307(PMOSトランジスタ)と、オペアンプ308を備え、バイアストランジスタ304とキャンセラトランジスタ307のドレインの接続点に、反転入力端子(−)が接続されたオペアンプ(積分オペアンプ)309を備え、オペアンプ309の非反転入力端子(+)は定電圧310が印加され、出力端子と反転入力端子(−)間には、積分コンデンサ303と、スイッチ311とが並列に接続されている。そして、抵抗アレイ301の抵抗素子のばらつきを補正するために、読み出し回路302毎に抵抗に印加する電圧を調節するための多値電圧発生器317、318と、複数の読み出し回路302に供給される多値電圧バス315、316、及び各読み出し回路内の多値電圧選択スイッチ313、314が、上記バイアス電源端子と、バイアスキャンセル電源端子と、各オペアンプ305、308の非反転入力端子(+)間に挿入されており、多値電圧バスから1電圧を選択できるような回路構成になっている。複数の読み出し回路302を並列に動作させて積分を行うことで積分時間を長くとることができ、ノイズを低減することができる、という作用効果がある。
特開2003−318712号公報 特開2004−20325号公報
上記した従来の構成の場合、回路面積の増大、消費電流の増大という課題がある。まず、高温偽信号と温度ドリフトのメカニズムを、図3を用いて説明する。図3(A)には、バイアス回路、バイアスキャンセル回路にオペアンプを用いない構成が示されている。図3(B)には、積分オペアンプの動作として、リセットスイッチ、出力端子、反転入力端子の電圧波形が模式的に示されている。
図3(A)を参照すると、バイアス回路のバイアストランジスタ(NMOSトランジスタ)8のゲートは、第1入力電圧配線6に接続され、ソースはボロメータ素子5の一端に接続され、ボロメータ素子5にバイアス電圧を供給する。バイアスキャンセル回路のキャンセラトランジスタ17(PMOSトランジスタ)のゲートは、第2入力電圧配線7に接続され、ソースが抵抗16、スイッチを介して電源に接続され、ドレインはバイアストランジスタ8のドレインに接続されている。バイアストランジスタ8とキャンセラトランジスタ17のドレインに接続点は、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)に接続されている。バイアスキャンセル回路は、バイアストランジスタ8のドレイン電流、即ちボロメータ素子5に流れる電流のオフセット成分の除去を行う。積分オペアンプ4は、バイアストランジスタ8とキャンセラトランジスタ17のドレイン電流の差をコンデンサ22に蓄積する。なお、図3(A)において、スイッチ28は、図5の101の画素スイッチに対応し、ボロメータ素子とバイアストランジスタのソースとの間に挿入される水平スイッチ(図5の103)は省略している。
図3(A)に示す例では、複数の読み出し回路に対してそれぞれ共通に接続されている第1入力電圧配線6、第2入力電圧配線7は、ボロメータ素子にバイアス電圧を与える読み出し回路のバイアストランジスタ8とキャンセラトランジス17のゲートにそれぞれ直接接続されるため、入力電圧が高温被写体入射等の場合の読み出し回路内部の電圧変位の影響を受けてしまう、という問題がある。
読み出し回路のトランジスタ8、17のドレイン電圧は、通常、5V固定になっているが、ボロメータ素子(熱電変換素子)5に、高温被写体が入射される場合には、電圧が変動してしまう。
高温被写体入射により、ボロメータ素子5の抵抗値が下がるため、ボロメータ素子5への電流が増加する場合、読み出し回路(図3(A)の1b)の積分オペアンプ4にて、積分開始時に、リセット用のスイッチ(RSTSW)がOFFとなった瞬間、積分オペアンプ4の積分コンデンサからボロメータ素子5への急激な電流が流れる。このため、積分オペアンプ4のイマジナリショートが崩れ、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)に電圧変化が発生する(図3(B)の(1)の期間)。図3(A)の読み出し回路1bにおける矢印(1)は、積分オペアンプ4の積分コンデンサからバイアストランジスタ8を経由してボロメータ素子5で流れる電流を表している。
その後、積分オペアンプ4の出力が飽和する場合にも、積分オペアンプ4のイマジナリショートが崩れ、最終的に、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)は、5Vからクリップ電圧である、約4.3V(5からダイオードの順方向電圧を差し引いた電圧)に低下する(図3(A)の(1)’のダイオードBの横の電圧波形、及び図3(B)の(1)’の期間参照)。
このように、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)の電圧が変動すると、バイアストランジスタ8やキャンセラトランジスタ17のドレインの電圧が低下するため、各トランジスタ8、17の寄生容量(図3(A)では、トランジスタ8、17のドレインとゲート間の寄生容量として示されている)により、ゲート電圧も、それぞれ変動し、ゲートに接続する各入力電圧配線6、7の電圧変動が発生する。すなわち、図3(A)の(2)に示したように、トランジスタのドレインの電圧変動が、寄生容量によりゲートの入力電圧配線に飛び込むことになる。
このため、一部のボロメータ素子5に、高温被写体が入射される場合に、上記のような電圧変動(飛び込みノイズ)の影響により、第1入力電圧配線6及び第2入力電圧配線7を介し、全ての読み出し回路に変位電流が発生し、高温被写体が入射されていない他のボロメータ素子の出力に影響を与えてしまう。図3(A)の高温被写体が入射されていない読み出し回路1aにおいて、矢印(3)で示すような変異電流が発生することになる。
ところで、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)の変動は、積分オペアンプ4の駆動能力を改善することで、ある程度抑えることができるが、その効果は相対的に小さい。
また、例えば積分オペアンプ4の駆動能力(相互コンダクタンス)を大きくすると、回路の消費電力が増加することになる。
その対策として、従来の回路構成においては、オペアンプ(図5の112と105、図6の305、308)を用い、バイアストランジスタやキャンセラトランジスタを低インピーダンスでドライブすることにより、高温偽信号による、ゲート電圧の変動を抑えている。
また、オペアンプを用いない図3(A)のような回路構成では、バイアストランジスタ8やキャンセラトランジスタ17のゲート・ソース間電圧VGSが、トランジスタのしきい値Vtに起因する大きな温度係数を持つため、各トランジスタ8.17のドレイン電流がチップの温度変動により変動し、回路の温度ドリフトとして出力される。
そこで、従来の回路構成では、オペアンプにより、トランジスタのゲート−ソース電圧VGSの影響が、ドレイン電流に現れない(電圧降下の補償)回路構成となっている。
このように、オペアンプは、ゲート・ソース間電圧VGSの温度係数の影響(温度ドリフト)を除去する働きも持っている。
しかしながら、赤外線の信号は極めて微小であるため、このオペアンプは、低ノイズを実現する必要があり、1/fノイズの影響を低減するために、大面積になり、またホワイトノイズを低減するためにオペアンプの相互コンダクタンスGmを上げる必要があることから、消費電力の大きなオペアンプとなってしまう。
そして、従来の回路では、このようなオペアンプが,各読み出し回路に2つずつあるため(図5では、112と105、図6では、305、308)、チップ全体の面積や消費電力が増大する、ことになる。
上記したように、ボロメータ型赤外線撮像装置の読み出し回路において、オペアンプを低ノイズ化する必要性があることから、大面積で消費電力が大きくなる。
すなわち、読み出し回路の特性の重要な項目である、回路ノイズや高温偽信号、回路の温度ドリフトに関して良好な特性を実現するために、回路が大面積となり、消費電力が増大するという課題を有している。
本願で開示される発明は、上記課題を解決するため、概略以下の構成とされる。
本発明に係る半導体装置は、ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアス回路と、前記ボロメータ素子のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路と、前記バイアス回路と前記バイアスキャンセル回路の接続点に入力端が接続された積分器と、を含む読み出し回路を複数有する。前記バイアス回路は、第1の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力する第1のフォロワ型トランジスタと、前記第1のフォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、前記ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアストランジスタと、を含む。前記バイアスキャンセル回路は、第2の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力する第2のフォロワ型トランジスタと、前記第2のフォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、出力が、前記バイアストランジスタとともに、前記積分器に接続されたキャンセラトランジスタと、を含む。
本発明において、前記第1、第2のフォロワ型トランジスタは、第1、第2のソースフォロワ回路をそれぞれ構成し、前記バイアストランジスタは、ゲートが、前記第1のソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが前記ボロメータ素子に接続された第1導電型のMOSトランジスタよりなり、前記キャンセラトランジスタは、ゲートが、前記第2のソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して、電源に接続され、ドレインが、前記バイアストランジスタのドレインに接続された第2導電型のMOSトランジスタよりなる。
本発明において、第1の入力電圧を非反転入力端子に受ける第1のオペアンプと、前記第1のオペアンプの出力電圧を入力として受ける第3のソースフォロワ回路と、前記第3のソースフォロワ回路の出力電圧をゲートに受け、ドレインが所定電圧に接続され、ソースがボロメータ素子の一端と前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1導電型のMOSトランジスタを含み、前記第1のオペアンプの出力端子が前記第1の入力電圧配線に接続されてなる、第1のVGS除去電圧発生回路を備えた構成としてもよい。また、第2の入力電圧を非反転入力端子に受ける第2のオペアンプと、前記第2のオペアンプの出力電圧を入力として受ける第4のソースフォロワ回路と、前記第4のソースフォロワ回路の出力電圧をゲートに受け、ドレインが所定電圧に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して電源に接続されるとともに、前記オペアンプの反転入力端子に接続された第2導電型のMOSトランジスタを含み、前記第2のオペアンプの出力が前記第2の入力電圧配線に接続されてなる、第2のVGS除去電圧発生回路を備えた構成としてもよい。
本発明に係る半導体装置において、前記バイアス回路は、第1の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力するフォロワ構成のオペアンプと、前記オペアンプの出力電圧を受け、前記ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアストランジスタと、を含み、前記バイアスキャンセル回路は、第2の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力するフォロワ型トランジスタと、
前記フォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、出力が、前記バイアストランジスタとともに、前記積分器に接続されたキャンセラトランジスタと、を含む構成としてもよい。
本発明において、前記フォロワ型トランジスタは、ソースフォロワ回路をそれぞれ構成し、前記バイアストランジスタは、ゲートが、前記オペアンプの出力に接続され、ソースが前記ボロメータ素子に接続された第1導電型のMOSトランジスタよりなり、前記キャンセラトランジスタは、ゲートが、前記ソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して、電源に接続され、ドレインが、前記バイアストランジスタのドレインに接続された第2導電型のMOSトランジスタよりなる。
本発明において、前記バイアス回路の前記オペアンプは、非反転入力端子が、前記第1の入力電圧配線に接続され、反転入力端子が、前記バイアストランジスタのソースに接続されている。
本発明において、第2の入力電圧を非反転入力端子に入力する第2のオペアンプと、前記第2のオペアンプの出力を受ける第2のソースフォロワ回路と、前記第2のソースフォロワ回路の出力電圧をゲートに受け、ドレインが所定電圧に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して電源に接続されるとともに、前記オペアンプの反転入力端子に接続された第2導電型のMOSトランジスタを含み、前記第2のオペアンプの出力が前記第2の入力電圧配線に接続されてなる、VGS除去電圧発生回路を備えた構成としてもよい。
本発明によれば、入力電圧をソースフォロワで受ける構成としたことにより、小面積、低消費電力にて、ドリフトの低減や高温偽信号の防止する機能、及び、低ノイズ化を実現することができる。
上記した本発明についてさらに詳細に説述すべく添付図面を参照して以下に説明する。本発明は、ボロメータ素子5に定電圧を供給するバイアストランジスタ8を含むバイアス回路2と、ボロメータ素子に流れる電流のオフセット成分の除去を行うキャンセラトランジスタ17を含むバイアスキャンセル回路3と、バイアストランジスタとキャンセラトランジスタに流れる電流の差電流を積分する積分オペアンプ(積分器)4とを含む読み出し回路1を複数有し、バイアス回路2は、第1の入力電圧配線の電圧をうけ、出力電圧をバイアストランジスタ8のゲートに供給する第1のソースフォロワ回路9を含み、バイアスキャンセル回路3は、第2の入力電圧配線の電圧をうけ、出力電圧をキャンセラトランジスタ17のゲートに供給する第2のソースフォロワ回路18を含む。本発明においては、第1の入力電圧(VB1)に、バイアストランジスタのゲート・ソース間電圧VGSに対応する電圧を加えた電圧を生成して第1の入力電圧配線に供給するオペアンプ14を備え、第2の入力電圧(VB2)に、キャンセラトランジスタのゲート・ソース間電圧VGSに対応する電圧を加えた電圧を生成し、第2の入力電圧配線に供給するオペアンプ20を備えた構成としてもよい。なお、本願実施例では、第1の入力電圧(VB1)に、バイアストランジスタ8およびソースフォロワ回路9の下段のトランジスタ各々のゲート・ソース間電圧VGSの和に相当する電圧を加えた電圧を生成して第1の入力電圧配線に供給するオペアンプ14を備え、第2の入力電圧(VB2)に、キャンセラトランジスタ17およびソースフォロワ回路18の下段のトランジスタ各々のゲート・ソース間電圧VGSの和に相当する電圧を加えた電圧を生成し、第2の入力電圧配線に供給するオペアンプ20を備えた構成とした例を示している。
あるいは、本発明において、バイアス回路2’は、第1の入力電圧をうけ、出力電圧をバイアストランジスタ8のゲートに供給するボルテージフォロワ接続をしたオペアンプ26を含み、バイアスキャンセル回路3は、第2の入力電圧をうけ、出力電圧をキャンセラトランジスタ17のゲートに供給するソースフォロワ回路18を含む構成としてもよい。以下実施例に即して説明する。
図1は、本発明の一実施例の読み出し回路の構成を示す図である。図1を参照すると、読み出し回路1は、ボロメータ素子5に定電圧を印加するバイアス回路2と、被写体の信号以外の成分のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路3と、バイアス回路2とキャンセル回路3の接続点に接続されている積分オペアンプ4と、を備えている。なお、図1において、スイッチ28は、図5の101の画素スイッチに対応し、ボロメータ素子とバイアストランジスタのソースとの間に挿入される水平スイッチ(図5の103)は省略する。赤外線の信号は、大きなオフセット成分を持ち、そのオフセット成分の上に被写体からの信号成分が微小なレベルで存在する。従って、このオフセット成分を除去する目的に、バイアスキャンセル回路3を構成している。
読み出し回路1は、第1入力電圧配線6、第2入力電圧配線7を介し入力されており、それぞれ、同時、並列に動作を行う。
読み出し回路1の動作の概略を説明すると、被写体からの赤外入射光の強度に応じて生じた各ボロメータ素子の抵抗変化は、第1、第2の入力電圧VB1、VB2により決まるボロメータ電流(バイアストランジスタ8のドレイン電流)と、バイアスキャンセル回路3の電流(キャンセラトランジスタ17のドレイン電流)の差電流として検出され、積分オペアンプ4により、積分と同時に、電流―電圧変換されて電圧値として出力される。
バイアス回路2とバイアスキャンセル回路3の具体的な動作として、まず、シャッターを閉じた状態(被写体が入射していない状態)で、第1、第2の入力電圧VB1、VB2を調整して、ボロメータ素子5側に流れる電流と、バイアスキャンセル回路3に流れる電流をつり合わせる。その後、シャッターを開き、被写体入射によるボロメータ素子5の抵抗変化に伴う電流変化分のみを取り出すことができる。各回路の詳細を以下に説明する。
バイアス回路2は、ボロメータ素子5の一端にソースが接続されるNMOSトランジスタ(バイアストランジスタ)8と、入力端が第1入力電圧配線6に、出力端がバイアストランジスタ8のゲートにそれぞれ接続されるソースフォロワ回路9から構成され、このバイアス回路2により、各ボロメータ素子5に定電圧を印加し、ボロメータ素子5の抵抗値変化を電流値に変換する。
本実施例では、ソースフォロワ回路9は、回路ノイズがより低いPMOSトランジスタで構成しているが、NMOSトランジスタで構成することも可能である。ソースフォロワ回路9は、ソースフォロワ構成のPMOSトランジスタ(ソースの電圧がゲート電圧に追従する)と、該PMOSトランジスタのソースと電源間に接続される電流源トランジスタよりなる。ソースフォロワ構成のPMOSトランジスタのドレインはGNDに接続され、ゲートは第1入力電圧配線6に接続され、ソースは、バイアストランジスタ8のゲートに接続されている。電流源トランジスタ(PMOSトランジスタ)のソースは電源に接続され、ゲートはGNDに接続され、ドレインはソースフォロワ型トランジスタ(PMOSトランジスタ)のソースに接続されている。なお、ソースフォロワ回路の電流源トランジスタは、抵抗素子としてもよい。
ソースフォロワ回路9により、バイアストランジスタ8は、低インピーダンスで、ドライブされるため、各読み出し回路1の飛び込みノイズを抑えることができる。
さらに、第1VGS除去電圧発生回路10は、バイアス回路2におけるバイアストランジスタ8と、ソースフォロワ回路9のPMOSトランジスタの両方のゲート・ソース間電圧VGSを補償する回路であり、ゲート・ソース間電圧VGSの影響が、トランジスタのドレイン電流に現れない(電圧降下の補償)回路構成になっている。
より詳細には、第1VGS除去電圧発生回路10は、バイアス回路2と同じ特性のトランジスタよりなるバイアストランジスタ8と、ソースフォロワ回路9に加え、オペアンプ14を備えている。第1VGS除去電圧発生回路10のバイアストランジスタ8のソースは、第1VGS除去電圧発生回路10に対応するボロメータ素子5の一端に接続され、ゲートは、第1VGS除去電圧発生回路10のソースフォロワ回路9の出力端に接続され、ドレインは、+5Vに接続される。
第1VGS除去電圧発生回路10において、オペアンプ14は、出力端子にソースフォロワ回路9の入力端が接続され、反転入力端子(−)には、バイアストランジスタ8のソースが、非反転入力端子(+)には、入力電圧VB1を印加されるVB1入力端子15がそれぞれ接続されている。オペアンプ14の出力端子が接続される第1入力電圧配線6は、VB1にNMOSトランジスタ8とソースフォロワ回路9の下段のトランジスタ各々のゲート・ソース間電圧VGSの和を加算した電圧とされる。
バイアスキャンセル回路3は、一端に電源を接続した抵抗素子16と抵抗素子の他端にソースを接続したPMOSトランジスタ(キャンセラトランジスタ)17、入力端が第2入力電圧配線7に接続され、出力端がキャンセラトランジスタのゲートにそれぞれ接続されるソースフォロワ回路18から構成される。ソースフォロワ回路18は、バイアス回路2と同様に、回路ノイズがより低いPMOSトランジスタで構成している。ソースフォロワ回路18は、ソースフォロワ構成のPMOSトランジスタと、該PMOSトランジスタのソースと電源間に接続される電流源トランジスタよりなる。ソースフォロワ構成のPMOSトランジスタのドレインはGNDに接続され、ゲートは第2入力電圧配線7に接続され、ソースは、バイアストランジスタ8のゲートに接続されている。電流源トランジスタ(PMOSトランジスタ)のソースは電源に接続され、ゲートはGNDに接続され、ドレインはソースフォロワ型トランジスタ(PMOSトランジスタ)のソースに接続されている。
バイアスキャンセル回路3において、ソースフォロワ回路18により、キャンセラトランジスタ17は、低インピーダンスでドライブされるため、各読み出し回路1の飛び込みノイズを抑えることができる。
第2VGS除去電圧発生回路19も、第1VGS除去電圧発生回路10と同様に、バイアスキャンセル回路3におけるキャンセラトランジスタ17とソースフォロワ回路18のPMOSトランジスタの両方のゲート・ソース間電圧VGSを補償する回路である。
より詳細には、第2VGS除去電圧発生回路19は、バイアスキャンセル回路3と同じ抵抗素子16、スイッチ27、バイアスキャンセラトランジスタ17と、ソースフォロワ回路18に加え、オペアンプ20を備えている。第2VGS除去電圧発生回路19において、バイアスキャンセラトランジスタ17のソースは、スイッチ27及び抵抗素子1を介して電源VDDに接続され、ゲートは、ソースフォロワ回路18の出力端に接続され、ドレインは、+5Vに接続される。オペアンプ20は、出力端子にソースフォロワ回路18の入力端が接続され、反転入力端子(−)にはバイアスキャンセラトランジスタのソースが、非反転入力端子(+)には入力電圧VB2が印加されるVB2入力端子21がそれぞれ接続されている。オペアンプ20の出力端子が接続される第2入力電圧配線7は、VB2にPMOSトランジスタ17とソースフォロワ回路18の下段のトランジスタ各々のゲート・ソース間電圧VGS(負値)の和を加えた電圧とされる。
バイアス回路2のバイアストランジスタ8のドレインとバイアスキャンセル回路3のキャンセラトランジスタ17のドレインの接続点は、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)と、積分コンデンサ22の一端に共通接続されている。積分オペアンプ4は、ボロメータ素子5の電流変化分(トランジスタ8、17のドレイン電流の差分)を積分する。積分コンデンサ22の他端は、積分オペアンプ4の出力端子に接続されており、積分オペアンプ4の非反転入力端子(+)は、+5Vに接続されている。
これにより、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)、つまり、バイアス回路2のトランジスタ8と、バイアスキャンセル回路3のキャンセラトランジスタ17のドレインはそれぞれ、通常、+5Vに固定される。
積分後の積分コンデンサ4の電圧は、積分オペアンプ4の出力端子から取り出され、これらは出力信号として各読み出し回路1から順次出力される。
また、積分オペアンプ4の反転入力端子(−)と出力端子間には、リセット用のスイッチ(RSTSW)23を備え、積分コンデンサ4から積分された電圧を出力した後に、スイッチ(RSTSW)23をONすることで、積分オペアンプ4の非反転入力端子(+)の電圧である+5Vに設定される。
積分オペアンプ4の反転入力端子(−)には、クリップダイオード24、25が接続されている。積分オペアンプ4の反転入力端子(−)と+5V電源との間に、クリップダイオード(A)24はアノードが+5Vに、クリップダイオード(B)25はカソードが+5Vにつながるように接続される。これらは、ボロメータ素子5の電流またはバイアスキャンセル回路3側の電流の一方が過多になり、積分オペアンプ4の出力が飽和した場合に、その過多の電流を補うように働く。
前述したように、従来の回路構成では、バイアストランジスタやキャンセラトランジスタのゲート・ソース間電圧VGSによる温度ドリフトを抑えるため、読み出し回路の各トランジスタにオペアンプ(図5の105、112、図6の305、308)を用いていた。また、オペアンプによって、各トランジスタを低インピーダンスでドライブしているため、高温被写体などによる飛び込みノイズを防止する効果があった。しかし、読み出し回路等において、低ノイズを実現するため、大面積、かつ消費電力の大きなオペアンプを使用する必要もあった。
これに対して、本実施例によれば、バイアス回路2とバイアスキャンセル回路3において、ソースフォロワ回路9、18を用いてバイアストランジスタ8、キャンセラトランジスタ17を低インピーダンスでそれぞれドライブすることにより、オペアンプを用いた場合と同様の高温偽信号の防止効果を得ている。
また、バイアス回路2とバイアスキャンセル回路3において、各トランジスタ8、17と、ソースフォロワ回路9、18の両方のゲート・ソース間電圧VGS成分については、チップ内に(すなわち複数の読み出し回路に対して)、1つもしくは2つ配設されるVGS除去電圧発生回路によって補償している。
複数の読み出し回路1の全てにオペアンプを使用した構成(図5、図6参照)とは相違して、本実施例においては、複数の読み出し回路1の各々において、簡素なソースフォロワを構成し、複数の読み出し回路に対して、2つのVGS除去電圧発生回路10、19に対してのみ、オペアンプを用いる構成としたことにより、従来の回路と同様の性能を、小面積かつ低消費電力で達成することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図2は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。なお、図2において、図1と同一、同等の要素には、同一の参照符号が付されている。図2に示す回路では、ボロメータ素子5への印加電圧を高精度に与える目的で、バイアス回路2’に、オペアンプ26を用いている。すなわち、本実施例では、図1のバイアス回路2のソースフォロワ回路9の代わりに、バイアストランジスタ8のソースにオペアンプ26の反転入力端子(−)が接続され、バイアストランジスタ8のゲートに、オペアンプ26の出力端子が接続され、オペアンプ26の非反転入力端子(+)は第1入力電圧配線6が接続されている。
かかる構成により、ボロメータ素子5に印加される電圧は、オペアンプ26の非反転入力端子(+)の電圧、即ち、第1入力電圧配線6の電圧となり、ボロメータ素子5の印加電圧を高精度に制御することができ、バイアストランジスタ8のゲート・ソース間電圧VGSの影響が、バイアストランジスタ8のドレイン電流に現れない回路構成となっている。
ボロメータ素子は、一般に製造プロセスによる素子間の抵抗ばらつきを持っている。赤外線の微小な信号を検出するため、それらの抵抗ばらつきを補正する場合、ボロメータ素子の印加電圧を読み出し回路毎に調整し、ボロメータ電流、つまりバイアストランジスタ8のドレイン電流を揃える必要がある。
この場合、図1に示した前記実施例では、バイアストランジスタ8のゲート電圧に対してドレイン電流がリニアに変動しない上に、ドレインの電圧も、積分期間中のボロメータ素子5の抵抗変化に合わせて変動してしまうため、精度良くばらつきを補正ができない場合がある。
そこで、本実施例では、バイアス回路2’に、ドレイン電圧、つまりボロメータ素子5の印加電圧を高精度に制御することができるオペアンプ26を用いている。本実施例においても、読み出し回路のバイアス回路、バイアスキャンセル回路にオペアンプを用いた従来の構成と比べて、チップサイズの小型化及び低消費電力化を実現することができる。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の実施の形態を示す第一の赤外線検出器の構成図である。 本発明の実施の形態を示す第二の赤外線検出器の構成図である。 (A)、(B)は高温偽信号のメカニズムを説明する回路図とタイミング図である。 特許文献1の読み出し回路の構成を示す図である。 特許文献1の撮像素子全体の構成を示す図である。 特許文献2の構成を示す図である。
符号の説明
1、1’、1a、1b 読み出し回路
2 バイアス回路
3 バイアスキャンセル回路
4 積分オペアンプ
5 ボロメータ素子
6 第1入力電圧配線
7 第2入力電圧配線
8 バイアストランジスタ
9 ソースフォロワ回路
10 第1VGS除去電圧発生回路
14、20 オペアンプ
15 VB1入力端子
16 抵抗
17 キャンセラトランジスタ
18 ソースフォロワ回路
19 第2VGS除去電圧発生回路
21 VB2入力端子
22 積分コンデンサ
23 スイッチ
24、25 クリップダイオード
26 オペアンプ
27 スイッチ
28 スイッチ
101 画素スイッチ
102 熱電変換素子
103 水平スイッチ
104 NchMOSFET
105 オペアンプ
106 スイッチ
107 バイパスコンデンサ
108 バイアス電圧
109 バイアスキャンセル抵抗
110 スイッチ
111 PchMOSFET
112 オペアンプ
113 スイッチ
114 バイアスキャンセル電圧
115 スイッチ
116 積分器
117 非反転入力端子
118 スイッチA2
119 積分/ホールドコンデンサ
120 スイッチA1
121 スイッチB2
122 積分/ホールドコンデンサ
123 スイッチB1
124 電圧VCC/2
125 リセットスイッチ
126 出力電圧A
127 出力電圧B
128 ソースフォロワ1A
129 ソースフォロワ1B
130 出力選択スイッチ
131 積分サンプルホールド(S/H)回路
132 ソースフォロワ2
133 ソースフォロワ3
134 読み出し回路
135 マルチプレクサスイッチ
136 出力バッファ
137 ソースフォロワ1C
138 ソースフォロワ2C
139 ソースフォロワ3C
140 出力端子
141 バイアス回路
142 バイアスキャンセル回路
201 画素スイッチ
202 熱電変換素子
203 信号線
204 水平スイッチ
205 垂直シフトレジスタ
206 読み出し回路
207 マルチプレクサスイッチ
208 水平シフトレジスタ
209 出力バッファ
210 出力端子
211 走査線
301 抵抗アレイ
302 読み出し回路
303 コンデンサ
304 トランジスタ
305 オペアンプ
306 抵抗
307 トランジスタ
308 オペアンプ
309 オペアンプ
310 定電圧
311 リセットスイッチ
312 サンプルホールド回路
313 第1のスイッチ
314 第2のスイッチ
315 第1の多値電圧バス
316 第2の多値電圧バス
317 第1の多値電圧発生器
318 第2の多値電圧発生器
319 第1の電圧発生器
320 第2の電圧発生器
322 デコーダ
323 メモリ
324 マルチプレクサ
326 シフトレジスタ

Claims (6)

  1. ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアス回路と、
    前記ボロメータ素子のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路と、
    前記バイアス回路と前記バイアスキャンセル回路の接続点に入力端が接続された積分器と、
    を含む読み出し回路を複数有し、
    前記バイアス回路は、
    第1の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力する第1のフォロワ型トランジスタと、
    前記第1のフォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、前記ボロメータ素子の一端にバイアス電圧を与えるバイアストランジスタと、
    を含み、
    前記バイアスキャンセル回路は、
    第2の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力する第2のフォロワ型トランジスタと、
    前記第2のフォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、出力が、前記バイアストランジスタとともに、前記積分器の入力端に接続されたキャンセラトランジスタと、
    を含み、
    前記第1、第2のフォロワ型トランジスタは、第1、第2のソースフォロワ回路をそれぞれ構成し、
    前記バイアストランジスタは、ゲートが、前記第1のソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが前記ボロメータ素子の一端に接続される第1導電型のMOSトランジスタよりなり、
    前記キャンセラトランジスタは、ゲートが、前記第2のソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して、電源に接続され、ドレインが、前記バイアストランジスタのドレインに接続された第2導電型のMOSトランジスタよりなり、
    入力された第1の入力電圧に対して前記バイアストランジスタのゲート・ソース間電圧に対応する電圧を加えた電圧を、前記第1の入力電圧配線に供給する第1のVGS除去電圧発生回路と、
    入力された第2の入力電圧に対して、前記キャンセラトランジスタのゲート・ソース間電圧に対応する電圧を加えた電圧を、前記第2の入力電圧配線に供給する第2のVGS除去電圧発生回路と、
    を備えている、ことを特徴とする半導体装置。
  2. ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアス回路と、
    前記ボロメータ素子のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路と、
    前記バイアス回路と前記バイアスキャンセル回路の接続点に入力端が接続された積分器と、
    を含む読み出し回路を複数有し、
    前記バイアス回路は、
    第1の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力する第1のフォロワ型トランジスタと、
    前記第1のフォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、前記ボロメータ素子の一端にバイアス電圧を与えるバイアストランジスタと、
    を含み、
    前記バイアスキャンセル回路は、
    第2の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力する第2のフォロワ型トランジスタと、
    前記第2のフォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、出力が、前記バイアストランジスタとともに、前記積分器の入力端に接続されたキャンセラトランジスタと、
    を含み、
    前記第1、第2のフォロワ型トランジスタは、第1、第2のソースフォロワ回路をそれぞれ構成し、
    前記バイアストランジスタは、ゲートが、前記第1のソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが前記ボロメータ素子の一端に接続される第1導電型のMOSトランジスタよりなり、
    前記キャンセラトランジスタは、ゲートが、前記第2のソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して、電源に接続され、ドレインが、前記バイアストランジスタのドレインに接続された第2導電型のMOSトランジスタよりなり、
    第1の入力電圧を非反転入力端子に受ける第1のオペアンプと、
    前記第1のオペアンプの出力電圧を入力として受ける第3のソースフォロワ回路と、
    前記第3のソースフォロワ回路の出力電圧をゲートに受け、ドレインが所定電圧に接続され、ソースがボロメータ素子の一端と前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1導電型のMOSトランジスタを含み、
    前記第1のオペアンプの出力端子が前記第1の入力電圧配線に接続されてなる、第1のVGS除去電圧発生回路と、
    第2の入力電圧を非反転入力端子に受ける第2のオペアンプと、
    前記第2のオペアンプの出力電圧を入力として受ける第4のソースフォロワ回路と、
    前記第4のソースフォロワ回路の出力電圧をゲートに受け、ドレインが所定電圧に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して電源に接続されるとともに、前記オペアンプの反転入力端子に接続された第2導電型のMOSトランジスタを含み、
    前記第2のオペアンプの出力が前記第2の入力電圧配線に接続されてなる、第2のVGS除去電圧発生回路を備えている、ことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第1、第2のVGS除去電圧発生回路を、前記複数の読み出し回路に対して1組備えている、ことを特徴とする請求項又は記載の半導体装置。
  4. ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアス回路と、
    前記ボロメータ素子のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路と、
    前記バイアス回路と前記バイアスキャンセル回路の接続点に入力端が接続された積分器と、
    を含む読み出し回路を複数有し、
    前記バイアス回路は、
    第1の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力するフォロワ構成のオペアンプと、
    前記オペアンプの出力電圧を受け、前記ボロメータ素子の一端にバイアス電圧を与えるバイアストランジスタと、
    を含み、
    前記バイアスキャンセル回路は、
    第2の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力するフォロワ型トランジスタと、
    前記フォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、出力が、前記バイアストランジスタとともに、前記積分器の入力端に接続されたキャンセラトランジスタと、
    を含み、
    前記フォロワ型トランジスタは、ソースフォロワ回路を構成し、
    前記バイアストランジスタは、ゲートが、前記オペアンプの出力に接続され、ソースが前記ボロメータ素子の一端に接続される第1導電型のMOSトランジスタよりなり、
    前記キャンセラトランジスタは、ゲートが、前記ソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して、電源に接続され、ドレインが、前記バイアストランジスタのドレインに接続された第2導電型のMOSトランジスタよりなり
    第2の入力電圧に対して、前記キャンセラトランジスタのゲート・ソース間電圧に対応する電圧を加えた電圧を、前記第2の入力電圧配線に供給するVGS除去電圧発生回路を備えている、ことを特徴とする半導体装置。
  5. ボロメータ素子にバイアス電圧を与えるバイアス回路と、
    前記ボロメータ素子のオフセット電流を除去するバイアスキャンセル回路と、
    前記バイアス回路と前記バイアスキャンセル回路の接続点に入力端が接続された積分器と、
    を含む読み出し回路を複数有し、
    前記バイアス回路は、
    第1の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力するフォロワ構成のオペアンプと、
    前記オペアンプの出力電圧を受け、前記ボロメータ素子の一端にバイアス電圧を与えるバイアストランジスタと、
    を含み、
    前記バイアスキャンセル回路は、
    第2の入力電圧配線の電圧を入力として受け、入力した前記電圧に追従した電圧を出力するフォロワ型トランジスタと、
    前記フォロワ型トランジスタの出力電圧を受け、出力が、前記バイアストランジスタとともに、前記積分器の入力端に接続されたキャンセラトランジスタと、
    を含み、
    前記フォロワ型トランジスタは、ソースフォロワ回路を構成し、
    前記バイアストランジスタは、ゲートが、前記オペアンプの出力に接続され、ソースが前記ボロメータ素子の一端に接続される第1導電型のMOSトランジスタよりなり、
    前記キャンセラトランジスタは、ゲートが、前記ソースフォロワ回路の出力に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して、電源に接続され、ドレインが、前記バイアストランジスタのドレインに接続された第2導電型のMOSトランジスタよりなり
    第2の入力電圧を非反転入力端子に入力する第2のオペアンプと、
    前記第2のオペアンプの出力を受ける第2のソースフォロワ回路と、
    前記第2のソースフォロワ回路の出力電圧をゲートに受け、ドレインが所定電圧に接続され、ソースが、抵抗及びスイッチを介して電源に接続されるとともに、前記オペアンプの反転入力端子に接続された第2導電型のMOSトランジスタを含み、
    前記第2のオペアンプの出力が前記第2の入力電圧配線に接続されてなる、VGS除去電圧発生回路を備えている、ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記VGS除去電圧発生回路を前記複数の読み出し回路に対して1組備えている、ことを特徴とする請求項又は記載の半導体装置。
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