JPH10122957A - 熱型赤外線イメージセンサ - Google Patents

熱型赤外線イメージセンサ

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JPH10122957A
JPH10122957A JP8298226A JP29822696A JPH10122957A JP H10122957 A JPH10122957 A JP H10122957A JP 8298226 A JP8298226 A JP 8298226A JP 29822696 A JP29822696 A JP 29822696A JP H10122957 A JPH10122957 A JP H10122957A
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readout
pixels
read
circuit
vertical
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JP8298226A
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Juichi Yoneyama
寿一 米山
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Nikon Corp
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    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/10Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors
    • G01J5/20Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors using resistors, thermistors or semiconductors sensitive to radiation, e.g. photoconductive devices
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非冷却型画素を使用した熱型赤外線イメージ
センサの低雑音化を図りかつ高感度かつ高速度の読み出
しを可能にする。 【解決手段】 熱型赤外線イメージセンサにおいて、感
熱素子Rijおよび該感熱素子に接続されたスイッチ素
子Qijを有し、マトリクス状に配列された複数の画素
と、各列ごとに設けられ前記マトリクス状に配置された
複数の画素の内各列の画素が接続された垂直読み出し線
LVjと、前記マトリクス状に配置された画素の内各行
の画素から垂直読み出し線を介し並列的に読み出し信号
を取り出す垂直読み出し回路INTjと、該垂直読み出
し回路から出力された信号をそれぞれ列ごとに蓄積する
蓄積手段CTjと、該蓄積手段に蓄積された読み出し信
号を順次直列的に読み出す水平走査手段QHj,HSR
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱型赤外線イメー
ジセンサに関し、特に比較的簡単な装置構成により低雑
音、高感度かつ高速度で赤外線画像信号を得るための信
号読み出し技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば人体などから放出される
赤外線放射を検出し、赤外線画像を得るための赤外線イ
メージセンサとして、量子型赤外線イメージセンサと熱
型赤外線イメージセンサが知られている。
【0003】前者の量子型赤外線イメージセンサは、た
とえばHgCdTeのような禁止帯幅の狭い半導体で熱
センサを構成し、液体窒素などを使用してたとえば77
K程度まで冷却した状態で動作させる。このような量子
型赤外線イメージセンサは、最小温度分解能(Nois
e Equivalent TemperatureD
ifference:NETD)が0.1K程度と良好
な特性を得ることができるが、液体窒素などで装置を冷
却する必要があるため、装置が大がかりとなり高価にな
るという不都合があった。
【0004】上記のような問題を避けるために、非冷却
型の熱型赤外線イメージセンサを使用するものが知られ
ている。この非冷却熱型赤外線イメージセンサは、たと
えばボロメータなどの感熱素子で画素を構成し、感熱素
子の温度特性による特性値、たとえば抵抗値の変化を検
出して赤外線画像を得るものである。
【0005】図5は、このような非冷却熱型赤外線イメ
ージセンサの1つとして、ボロメータを用いた従来の熱
型赤外線イメージセンサの概略の構成を示す。図5に示
す熱型赤外線イメージセンサでは、説明の簡略化のため
に画素が3行×3列のマトリクス状に配置されたものを
示している。
【0006】各画素は、赤外線照射による温度上昇に応
じて抵抗値が変化するボロメータなどの感熱素子Rij
(i=1,2,3;j=1,2,3)、および感熱素子
Rijを流れる電流信号を各垂直信号線へ選択的に出力
するMOSトランジスタなどで構成される垂直読み出し
用スイッチ素子Qij(i=1,2,3;j=1,2,
3)によって構成されている。従って、垂直読み出し用
スイッチ素子Qijがオンとなった時、感熱素子Qij
の電流信号が垂直信号線に読み出されるよう構成されて
いる。
【0007】各感熱素子Rijの一端には、所定の電源
電圧VRBが各画素ごとに共通に印加されており、各感
熱素子Rijの他端は垂直読み出し用スイッチ素子Qi
jのドレインに接続され、各垂直読み出し用スイッチ素
子Qijのソースはマトリクス配置の各列ごとに垂直読
み出し線LVj(j=1,2,3)に接続されている。
【0008】各垂直読み出し用スイッチ素子Qijのゲ
ートは、マトリクス配置の各行ごとに垂直走査回路VS
Rに接続されたクロックラインCL1,CL2,CL3
に共通に接続されている。垂直走査回路VSRから各行
のクロックラインCLi(i=1,2,3)に順次駆動
パルスが与えられると、スイッチ素子Qijが各行ごと
に順次オンとなるように構成されている。
【0009】垂直読み出し線LVjは、MOSトランジ
スタなどで構成される水平読み出し用スイッチ素子QH
j(j=1,2,3)を介して水平読み出し線LHに接
続され、この水平読み出し線LHは、電流・電圧変換用
の増幅器AMPの反転入力端子に接続されている。増幅
器APMの反転入力端子と出力との間には帰還抵抗RF
が接続されている。増幅器AMPの非反転入力端子は所
定のバイアス電圧VRが与えられている。
【0010】また、各水平読み出し用スイッチ素子QH
jのゲートは水平走査回路HSRに接続された水平選択
信号ラインHSj(j=1,2,3)に接続されてい
る。水平走査回路HSRから各水平選択信号ラインHS
jを介して送出される駆動パルスによって各水平読み出
し用スイッチ素子QHjが順次オンとなり水平読み出し
が行われる。
【0011】図5の熱型赤外線イメージセンサの動作は
次のように行われる。即ち、垂直走査回路VSRを走査
して、1行分の垂直読み出し用スイッチ素子、たとえば
Q11,Q12,Q13をオンとして、感熱素子R1
1,R12,R13を選択する。次に、水平走査回路H
SRを走査して、各水平読み出し用スイッチ素子QH
1,QH2,QH3を順次オンとする。これによって、
すでに垂直走査で選択されている感熱素子R11,R1
2,R13を順次水平走査で選択する。これにより、順
次1つの感熱素子が選択されて電流が流れるようにな
る。即ち、たとえば電源VRBから、感熱素子R11、
垂直読み出し用スイッチ素子Q11、垂直読み出し線L
V1、水平読み出し用スイッチ素子QH1を通り水平読
み出し線LHの回路に電流が流れる。この電流を、増幅
器AMPと帰還抵抗RFで構成される電流・電圧変換回
路により電圧信号に変換して出力端子VOUTから出力
する。感熱素子Rijはその抵抗値が温度によって変化
するので流れる電流も温度によって変化し、従って出力
端子VOUTから出力される電圧信号も選択された感熱
素子Rijの温度に応じて変化する。
【0012】以上のようにして、1行分の画素の信号を
読み出した後、垂直走査回路VSRにより次の行の信号
を各垂直読み出し線LVjに読み出し、さらに水平走査
回路HSRにより各画素ごとの信号を順次水平読み出し
線LHに読み出す。即ち、各画素ごとに流れる電流を順
番に検出すれば、1画面分の熱画像を示す信号が出力さ
れることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱型赤外線
イメージセンサについては、感熱素子であるボロメータ
の両端に電圧を加え、ボロメータを順次1つずつ選択し
て、画素の出力電流信号を直接水平読み出し線に読み出
している。このため、通常の数十万画素の標準のテレビ
ジョン方式であるNTSC方式で読み出す場合には、た
とえば、数MHzで画素の選択切り替えを行なう必要が
ある。しかしながら、ボロメータの抵抗と読み出し回
路、即ち垂直読み出し線および水平読み出し線など、の
浮遊容量CVj(j=1,2,3)とで構成される時定
数が大きくなるため、高速読み出しは不可能であり、上
述のようなNTSC方式での読み出しは困難であった。
【0014】高速読み出しを可能にするためにボロメー
タの抵抗値を小さくすることも考えられるが、その場合
はボロメータに流れる電流が大きくなり、読み出すため
の電流によって素子自身が発熱する自己発熱が大きくな
る。自己発熱によって素子自身の特性が変動するので、
自己発熱は外乱となる。即ち、自己発熱は雑音と等価で
あり、信号成分を高感度に検出することを不可能にす
る。
【0015】また、上記矛盾を解決するために、たとえ
ば複数の読み出し回路を設け多数、通常10本以上、の
読み出し線のセンサの信号を同時に並列に読み出すこと
により、読み出し信号の低周波化も行なわれている。し
かしながら、この場合には、周辺回路で多数の信号を処
理しなければならず、従って周辺回路の構成が複雑かつ
高価になるという問題点が発生する。
【0016】本発明の目的は、上記従来例の装置におけ
る問題点に鑑み、比較的簡単な装置構成により、高感度
で高速動作が可能であり、しかも低雑音の熱画像信号を
得ることができる熱型赤外線イメージセンサを提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態樣に係
わる熱型赤外線イメージセンサは、それぞれ感熱素子お
よび該感熱素子に接続されたスイッチ素子を有する複数
の画素と、前記複数の画素の内所定数の画素がそれぞれ
接続された複数の読み出し線と、前記各々の読み出し線
に接続された画素の内1つずつからの信号を各読み出し
線に並列に読み出すための並列読み出し手段と、前記並
列読み出し手段によって前記複数の読み出し線に読み出
された信号をそれぞれ蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手
段に蓄積されている信号を順次直列的に読み出すための
直列走査手段とを備えている。
【0018】このような構成においては、各々の読み出
し線に接続された画素の内1つずつからの信号を各読み
出し線に並列に読み出して前記蓄積手段に蓄積する。そ
の後、蓄積手段に蓄積された信号を順次直列的に読み出
す。これによって、各画素から前記蓄積手段に信号を読
み出すための時間を充分に長くとることができ、感熱素
子の自己発熱を抑えつつ、高速読み出しを行なうことが
可能になる。また、自己発熱が少ないため、低雑音化を
図ることができる。
【0019】本発明の第2の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサは、それぞれ感熱素子および該感熱素子に
接続されたスイッチ素子を有し、マトリクス状に配列さ
れた複数の画素と、各列ごとに設けられ、それぞれ前記
マトリクス状に配置された複数の画素の内各列の画素が
接続された垂直読み出し線と、前記マトリクス状に配置
された画素の内各行の画素から前記垂直読み出し線を介
し並列的に読み出し信号を取り出す垂直読み出し回路
と、前記垂直読み出し回路から出力された信号をそれぞ
れ列ごとに蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積さ
れた読み出し信号を順次直列的に読み出す水平走査手段
とを備えている。
【0020】この場合には、マトリクス状に配置された
複数の画素の内、1行分の画素を並列的に読み出し各列
ごとに設けられた蓄積手段に蓄積する。その後、各蓄積
手段に蓄積された読み出し信号を水平走査手段によって
順次直列的に読み出せばよい。従って、この場合も画素
から信号を読み出し蓄積手段に蓄積するまでの時間を充
分にとることができ、感熱素子の抵抗を大きくしても必
要な読み出し速度を実現できる。従って、感熱素子の自
己発熱を抑えることによって低雑音化を図ることができ
ると共に、高速読み出しも可能になる。さらに、従来の
ように多線並列読み出しを行なう必要がないから、周辺
回路が大幅に簡略化されコストも低下する。
【0021】この場合、前記垂直読み出し回路は前記画
素の感熱素子に流れる電流を対応する電圧信号に変換す
る電流・電圧変換回路によって構成すると好都合であ
る。
【0022】マトリクス状に配置された複数の画素の内
各行の画素から垂直読み出し線を介し並列的に読み出し
信号を取り出す垂直読み出し回路は、画素の感熱素子に
流れる電流を対応する電圧に変換する電流・電圧変換回
路によって構成することにより、蓄積容量のような蓄積
手段に信号電圧を効果的に蓄積することができ高い信号
対雑音比を得ることができる。
【0023】さらに、前記水平走査手段が前記蓄積手段
から各列の読み出し信号を順次読み出している間に、前
記マトリクス状に配置された画素の次の行の画素の読み
出し信号を並列に蓄積する第2の蓄積手段を設けること
もできる。
【0024】このような第2の蓄積手段を設けることに
より、次の行の画素からの信号読み出しと前記蓄積手段
からの水平走査手段による信号読み出しとを完全に独立
に行なうことができ、動作タイミングの自由度を増大さ
せ、高性能のイメージセンサを実現することができる。
【0025】また、前記垂直読み出し回路は前記画素の
感熱素子に流れる電流を対応する電圧信号に変換する電
流・電圧変換回路および前記第2の蓄積手段を兼ねたリ
セット可能な積分回路で構成してもよい。
【0026】前記第2の蓄積手段と前記電流・電圧変換
回路とをリセット可能な積分回路で構成することによ
り、簡単な回路構成により高性能の信号処理動作が可能
になる。
【0027】本発明の第3の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサは、それぞれ感熱素子および該感熱素子に
接続されたスイッチ素子を有し、マトリクス状に配列さ
れた複数の画素と、各列ごとに設けられ、それぞれ前記
マトリクス状に配列された複数の画素の内各列の画素が
接続された垂直読み出し線と、前記垂直読み出し線を通
り前記画素の感熱素子に流れる電流信号を対応する電圧
信号に変換する電流・電圧変換回路を含む垂直読み出し
回路と、前記垂直読み出し回路から出力された読み出し
信号を各列ごとに蓄積する蓄積手段と、前記垂直読み出
し回路と、前記蓄積手段との間に設けられた転送スイッ
チ素子と、前記蓄積手段に蓄積された読み出し信号を順
次直列的に出力する水平走査手段とを備えている。
【0028】このような構成により、感熱素子の自己発
熱を抑え、高感度かつ高速度の読み出しが可能なイメー
ジセンサが得られる。
【0029】この場合、前記垂直読み出し回路は、リセ
ット可能な積分回路からなり、前記画素の感熱素子に流
れる電流を対応する電圧信号に変換する電流・電圧変換
回路ならびに該電流・電圧変換回路によって変換された
電圧信号を蓄積する第2の蓄積手段を構成し、前記転送
スイッチ素子をオフとして前記水平走査手段が前記蓄積
手段から順次直列的に信号読み出しを行なっている間
に、前記マトリクス状に配列された画素の内次の行の画
素からの読み出し信号を前記第2の蓄積手段に並列に蓄
積すると好都合である。
【0030】このような構成によって、簡単な回路で低
雑音の信号読み出しが可能になると共に、装置各部の動
作タイミングの自由度を増大しより高性能のイメージセ
ンサが実現できる。
【0031】本発明の第4の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサは、それぞれ温度に応じて流れる電流が変
化する感熱素子および該感熱素子に接続されたスイッチ
素子を有し、行および列からなるマトリクス状に配列さ
れた複数の画素と、各列ごとに設けられ、それぞれ前記
マトリクス状に配置された画素の内各列の画素の感熱素
子が前記スイッチ素子を介して接続された垂直読み出し
線と、前記マトリクス状に配置された画素の内各行の画
素のスイッチ素子を行ごとに順次制御する垂直走査回路
と、前記垂直走査回路の制御により各行ごとに並列に前
記垂直読み出し線に出力された画素の電流信号を対応す
る電圧信号に変換する電流・電圧変換回路と、前記電流
・電圧変換回路から出力された電圧信号を蓄積する蓄積
手段と、前記電流・電圧変換回路と前記蓄積手段との間
に接続され、オンオフ制御可能な転送スイッチ素子と、
前記蓄積手段に蓄積された読み出し信号を順次列ごとに
直列的に出力するための水平読み出しスイッチと、前記
水平読み出しスイッチを順次制御する水平走査回路とを
備えている。
【0032】このような構成によっても、感熱素子の自
己発熱を少なくし、低雑音かつ高感度の信号読み出しが
行われると共に、画素の信号を前記蓄積手段に蓄積する
までに充分長い時間をとることができるため、高速読み
出しを行なうことも容易に可能となる。
【0033】この場合、前記電流・電圧変換回路はリセ
ット可能な積分回路からなり、前記垂直読み出し線に出
力された電流信号を対応する電圧信号に変換するととも
に、変換した電圧信号を蓄積する第2の蓄積手段を構成
し、前記転送スイッチ素子をオフとして前記水平読み出
しスイッチにより前記蓄積手段から読み出し信号を順次
直列的に出力している間に、前記マトリクス状に配置さ
れた画素の内次の読み出し行の信号電流を電圧信号に変
換しかつ蓄積すると好都合である。
【0034】これによって、簡単な回路構成により、高
品質の読み出し信号を得ることができると共に、回路各
部の動作タイミングの自由度が大きくなり、高性能のイ
メージセンサが実現できる。
【0035】前記各々の態樣に係わる熱型赤外線イメー
ジセンサにおいて、前記画素の感熱素子はボロメータ、
ダイオードあるいはボロメータとダイオードとの組合わ
せ回路から構成することができる。
【0036】画素の感熱素子としてはボロメータを使用
しても、あるいはダイオードを使用しても温度に応じて
流れる電流を変化させることができ、簡単な画素構成、
従って、集積回路装置上の小さな占有面積で各画素を構
成できる。また、ボロメータとダイオードとを組み合わ
せて、たとえば直列に接続して画素を構成することもで
き、この場合は高感度かつ広い動作温度範囲を有するイ
メージセンサを実現することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
わる熱型赤外線イメージセンサにつき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる熱型赤外線イメー
ジセンサの概略の構成を示す。図1に示す熱型赤外線イ
メージセンサでは、説明の簡略化のため9個の画素が3
行×3列の2次元マトリクス状に配置された場合を示し
ている。各画素は、感熱素子Rijと垂直読み出しスイ
ッチQijとで構成されている。感熱素子Rijは、例
えばボロメータで構成され、赤外線照射による温度上昇
に応じて抵抗値が変化する素子である。垂直読み出しス
イッチQijは、例えばMOSトランジスタで構成さ
れ、該垂直読み出しスイッチQijがオンとなったと
き、感熱素子Qijの電流信号が読み出されるように構
成されている。
【0038】各感熱素子Rijの一端は電源電圧VRB
が各画素ごとに共通に印加されており、各感熱素子Ri
jの他端は前記垂直読み出しスイッチQijを構成する
MOSトランジスタのドレインが接続されている。垂直
読み出しスイッチQijを構成するMOSトランジスタ
のソースはマトリクス配置の各列ごとに垂直読み出し線
LVj(j=1,2,3)に接続されている。
【0039】各垂直読み出しスイッチQijを構成する
MOSトランジスタのゲートはマトリクス配置の各行ご
とに共通にクロックラインCLi(i=1,2,3)に
接続され、これらのクロックラインCLiは垂直走査回
路VSRに接続されている。したがって、垂直走査回路
VSRから各クロックラインCLiに送出される駆動パ
ルスによって垂直読み出しスイッチQijが各行ごとに
順次動作するよう構成されている。
【0040】また、前記垂直読み出し線LVjは、各列
ごとにそれぞれ積分回路INTjの入力に接続されてい
る。なお、各垂直読み出し線LVjとグランド間に接続
された容量CVjは垂直読み出し線LVjの寄生容量を
示している。各列の積分回路INTjには共通に後に詳
細に説明するリセットパルスφRTが供給できるよう構
成されている。
【0041】また、積分回路INTjの出力は各列ごと
に設けられたMOSトランジスタなどで構成される転送
スイッチQTjのソースに接続されている。各列の転送
スイッチQTjのゲートは共通に接続されて転送制御パ
ルスφTが供給できるよう構成されている。転送スイッ
チQTjのドレインはそれぞれ列ごとに設けられた、例
えばMOSトランジスタで構成される、水平読み出しス
イッチQHjのソースに接続されると共に、それぞれ蓄
積容量CTjがグランドとの間に接続されている。
【0042】各列の水平読み出しスイッチQHjのドレ
インは共通に水平読み出し線LHに接続され、該水平読
み出し線LHは共通に出力端子VOUTに接続されてい
る。また、各水平読み出しスイッチQHjのゲートはそ
れぞれ水平走査回路HSRに接続された水平選択信号ラ
インHSjに接続されており、水平走査回路HSRから
送出される駆動パルスによって水平読み出しが制御され
る。
【0043】また、前記水平読み出し線LHには、例え
ばMOSトランジスタで構成されるリセットスイッチQ
RHのドレインが接続され、該リセットスイッチのソー
スは接地されている。また、該リセットスイッチQRH
のゲートには、駆動パルスφRHが供給され、各水平読
み出し終了ごとにリセットスイッチQRHをオンとして
水平読み出し線LHの電位をリセットする。なお、水平
読み出し線LHには、通常寄生容量が存在しており、図
1では水平読み出し線LHとグランド間に接続された容
量CHでこの寄生容量を示している。
【0044】図2は、図1の熱型赤外線イメージセンサ
における積分回路の詳細な構成例をその周辺部分の回路
をも含めて示す。図2において、図1と同じ部分は同じ
参照符号で示されている。なお、図2では、一例として
第2列目の垂直読み出し線LV2に接続された積分回路
INT2およびその周辺の回路を示している。
【0045】積分回路INT2は、増幅器A2と、容量
C2と、リセット用MOSトランジスタQR2とを備え
ている。増幅器A2の反転入力端子は垂直読み出し線L
V2に接続されている。増幅器A2の非反転入力端子に
は所定のバイアス電圧VRが与えられている。また、容
量C2は増幅器A2の負帰還経路に挿入され、すなわち
増幅器A2の出力端子と反転入力端子の間に接続されて
いる。リセット用MOSトランジスタQR2の主電流経
路は容量C2と並列に接続されている。すなわち、リセ
ット用MOSトランジスタQR2のドレインは増幅器A
2の出力端子に接続され、ソースは反転入力端子に接続
されている。リセット用MOSトランジスタQR2のゲ
ートには前述のようにリセットパルスφRTが供給でき
るよう構成されている。なお、他の垂直読み出し線LV
1およびLV3に接続された積分回路INT1およびI
NT3も同様の構成を有している。
【0046】図2に示される積分回路INT2は、周知
のように、リセット用MOSトランジスタQR2がオフ
の場合は、反転入力端子に流れる電流に応じた電荷が容
量C2に蓄積され、増幅器A2の出力端子からは、この
蓄積された電荷に応じた電圧を取り出すことができる。
また、リセット用トランジスタQR2をオンとすること
により、容量C2に蓄積された電荷を放電し積分回路の
リセットを行なうことができる。
【0047】図1および図2に示されるような構成を有
する熱型赤外線イメージセンサの動作につき説明する。
後述する方法で、例えば第1行目の画素の信号が第1の
蓄積手段である各容量CTj(j=1,2,3)に蓄積
されているものとする。この状態で、水平走査回路HS
Rから水平選択信号ラインHSjを介して供給される駆
動パルスによって各水平読み出しスイッチQHjが順次
オンとされ、第1行目の画素の信号を順次水平読み出し
線LHに出力し出力端子VOUTから外部に供給する。
【0048】この水平読み出しの際に、1つの水平読み
出しスイッチQHjからの信号を水平読み出し線LHに
出力し外部に読み出した後に、駆動パルスφRHにより
リセットスイッチQRHをオンとし水平読み出し線の残
留電荷をリセットした後、次の列の水平読み出しスイッ
チQHjをオンとして次の列の信号を読み出す。これに
よって、水平読み出し線LHに存在する寄生容量CHに
蓄積された前の列の画素の信号による残留電荷を放電し
た後に次の列の信号を読み出すことができ、信号対雑音
比を改善し適切な読み出しを行なうことができるように
なる。
【0049】以上のような水平読み出しが行なわれてい
る期間中に、垂直走査回路VSRは第2行目の画素を選
択するためクロックラインCL2に駆動パルスを加え、
第2行目の画素の垂直読み出しスイッチQ2jをオンに
する。また、この場合各積分回路INTjに供給される
リセットパルスφRTは例えば低レベルとされ、積分回
路の積分リセットスイッチQRjはオフとされている。
これにより、第2行目の感熱素子R2jに流れる電流に
よる電荷が所定時間の間第2の蓄積手段である積分回路
INTjの容量Cjに充電され蓄積される。なお、この
ときは各列の転送スイッチQTjはオフとされている。
【0050】以上のようにして、第2の蓄積手段、すな
わち積分回路INTjの容量Cjに第2行目の各列の画
素の信号が蓄積される。そして、前記水平読み出し期間
の終了後、すなわち、前記蓄積容量CT3の読み出しの
終了後の、水平帰線期間に、駆動パルスφTによって各
列の転送スイッチ手段QTjをオンにする。これによっ
て、それまでに第2の蓄積手段Cjに蓄積されていた積
分回路INTjの出力電圧、すなわち第2行目の画素の
信号、が各転送スイッチQTjを介して第1の蓄積手段
である蓄積容量CTjにそれぞれ充電される。
【0051】この充電後に、転送スイッチQTjをオフ
にして積分回路INTjと第1の蓄積手段である蓄積容
量CTjとを切り離す。また、駆動パルスφRTにより
各積分回路INTjの積分リセットスイッチQRj(図
2)をオンとして、第2の蓄積手段Cjに充電されてい
た電荷を放電させる。これらの動作は水平帰線期間に行
なわれる。
【0052】以上のようにして、第2行目の画素の情報
を第1の蓄積手段である蓄積容量CTjに充電した後、
前述のように水平読み出しスイッチQH1をオンにす
る。これにより蓄積容量CT1の電荷が水平読み出し線
LHの寄生容量CHに分配され、第1列目の信号が読み
出され、出力端子VOUTから外部に供給される。次
に、リセット駆動パルスφRHにより水平リセットスイ
ッチQRHをオンにし、水平読み出し線LHの寄生容量
CHの電荷を放電し、続いて次の水平読み出しスイッチ
QH2をオンにして第2列目の画素の信号を水平読み出
しラインへと読み出す。同様にして第3列目の画素の信
号を読み出す。この水平読み出し動作は、通常の可視イ
メージセンサの読み出し方式と同様のものであり、例え
ばNTSC方式程度の高速性は充分確保できる。
【0053】以上のような第2行目の画素の水平読み出
し期間中には、垂直走査回路VSRによって第3行目の
画素の垂直読み出しスイッチQ3jをオンとし、積分回
路INTjの積分リセットスイッチQRjをリセットパ
ルスφRTによってオンとし、かつ転送パルスφTによ
って各列の転送スイッチQTjをオフにし、第2行目の
画素について上に述べたのと同様にして第3行目の画素
の信号を第2の蓄積手段である積分回路INTjの蓄積
容量Cjに充電する。最終行、この場合は第3行、の水
平読み出し期間中には、最初の行、すなわち第1行、の
画素の信号を同時に読み出して第2の蓄積手段に充電
し、水平帰線期間中に第1の蓄積手段である蓄積容量C
Tjに蓄積する。その後、前述の第1行目の水平読み出
しを行なう。
【0054】このように、各画素に対する垂直読み出し
動作と、水平読み出し動作とがまったく独立に行なわ
れ、画素からの垂直読み出しに充分長い時間を与えるこ
とができる。このため、画素のボロメータの抵抗値を大
きくしても水平読み出し動作は影響を受けず、したがっ
て高速読み出しを行なうことができる。
【0055】図1の例では説明の簡略化のため3行×3
列のマトリクス状に画素が配列されているものとして説
明したが、実際には数100行×数100列の画素構成
が使用される。そして、NTSC方式の水平同期信号周
波数は15.75KHzであり、水平読み出し期間は5
0マイクロ秒程度になり、この期間の間に各画素の垂直
読み出しを行なえばよい。したがって、各画素の切り換
え周期は、図5の従来例の数MHzに対して数100倍
長くすることができる。すなわち、ボロメータに高抵抗
のものを使用しても充分に応答できるようになる。
【0056】図1および図2に示される実施形態に係わ
る熱型赤外線イメージセンサでは、感熱素子としてボロ
メータを使用しているが、感熱素子としてはPN接合ダ
イオードやショットキバリアダイオード(以下、SBT
と称する)なども感熱素子として使用できる。すなわ
ち、よく知られているように、定電圧バイアスされたP
N接合ダイオードやSBTの順方向電流、あるいは、逆
バイアスされたPN接合ダイオードやSBTの暗電流は
30度の温度変化で約1桁変化するので、高感度の感熱
素子である。
【0057】したがって、図3に示されるように、これ
らのダイオードを画素部に使用してもよい。図3の構成
では、図2の回路における画素部のボロメータR22,
R32などをダイオードD22,D32などに置き換え
ている。
【0058】あるいは、図4に示すように画素部に、ボ
ロメータとPN接合ダイオードやSBTを組合わせて感
熱素子として利用してもよい。すなわち、図4の構成で
は、図2のボロメータR22,R32などをそれぞれボ
ロメータR22とダイオードD22との直列回路、ボロ
メータR32とダイオードD32との直列回路、などに
置き換えている。
【0059】また、図3および図4に示される画素部の
ダイオードは順方向バイアスで使用するものとして示さ
れているが、前述のようにダイオードは逆方向バイアス
でも良好な感熱素子として使用できるから、ダイオード
の向きを逆にして逆バイアス時の暗電流の温度変化を信
号として利用してもよい。
【0060】また、図1、図2および図3では、垂直読
み出し手段として積分回路INTjを用いたものを示し
ているが、これは一般的には、半導体プロセス特に垂直
・水平走査回路を構成し易いMOSトランジスタを使用
するプロセスにおいては、抵抗より容量の方が製作し易
いためである。しかしながら、何等かの理由で高抵抗プ
ロセスが使える場合には、蓄積容量を使用した積分回路
に代えて、図4に示すような電流・電圧変換回路IVj
を使用することもできる。この場合も、1行分の画素の
信号を同時に読み出し、電流・電圧変換回路IVjを介
して第1の蓄積手段である蓄積容量CTjに転送し、そ
の後各蓄積容量CTjから水平読み出しを行なえばよ
い。したがって、この場合も、従来は数MHz必要であ
った応答速度が20KHz程度で済むので、ボロメータ
に従来例に比べて数100倍の高抵抗が使用できるよう
になり自己発熱の影響が大幅に小さくなる。
【0061】以上のように、垂直読み出し手段としては
積分回路や電流・電圧変換回路を使用することができ、
かつ画素部の感熱素子としてはダイオードやボロメータ
などを使用することができる。この場合、垂直読み出し
回路として使用される回路と画素部の感熱素子の構成と
は任意に組合わせて使用できることは言うまでない。
【0062】なお、上述においては画素が2次元マトリ
クス状に配置されたイメージセンサにつき説明したが、
本発明は画素が1次元的に配置されたラインセンサの場
合にも適用できる。また、本発明は、画素を複数ポイン
トに配置し、該複数ポイントの温度分布を計測するため
の温度分布計測装置に適用することもできる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1行分
の画素の信号を同時に読み出していったん蓄積手段に蓄
積した後、該蓄積手段を順次切り換えて読み出すことに
より、画素からの読み出し、すなわち垂直読み出し動作
と、水平読み出し動作とを独立に行なうことができる。
したがって、画素部の感熱素子の抵抗成分と読み出し線
の寄生容量との時定数の影響がなくなり、画素部の感熱
素子の自己発熱を抑えつつ高速度の読み出しを行なうこ
とができるようになる。
【0064】また、本発明によれば、読み出し回路を複
数設ける必要がなく、通常のNTSC方式であれば1系
統とすることができ、周辺回路も簡略化できコストも低
減できる。また、特にNTSC方式以上の高速性が要求
される場合に読み出し回路を複数系統設ける場合でも、
数系統程度でよく、10〜数10系統必要であった従来
の多線並列読み出しに比べて周辺回路が大幅に簡略化さ
れ、低価格かつ高性能の赤外線イメージセンサが実現で
きる。
【0065】また、画素部の感熱素子にダイオードを使
用した場合は、特殊な材料を使用して装置を構成する必
要がなく、自己発熱も小さいので、高感度かつ低価格の
熱型赤外線イメージセンサを容易に実現できる。
【0066】また、画素部にダイオードを使用する場合
は、該ダイオードを順方向バイアスすることにより、逆
方向にバイアスする場合よりも電流信号が大きくなり、
より大きな電圧信号が得られるので、さらに感度を上昇
させS/N比も向上させることができる。
【0067】さらに、画素部のダイオードをショットキ
バリアダイオードとした場合には、拡散の厚さを薄くで
きるため、各画素の全体の厚さを薄くし、熱容量を減ら
してさらに感度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる熱型赤外線イメー
ジセンサの概略の構成を示すブロック回路図である。
【図2】図1の熱型赤外線イメージセンサの積分回路を
含む部分の詳細を示す電気回路図である。
【図3】本発明の別の実施形態に係わる熱型赤外線イメ
ージセンサの構成を示す部分的電気回路図である。
【図4】本発明のさらに別の実施形態に係わる熱型赤外
線イメージセンサの構成を部分的に示す電気回路図であ
る。
【図5】従来の熱型赤外線イメージセンサの概略の構成
を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
Rij ボロメータ Qij 垂直読み出しスイッチ INTj 積分回路 QTj 転送スイッチ CTj 第1の蓄積手段としての蓄積容量 QHj 水平読み出しスイッチ QRH 水平リセットスイッチ VSR 垂直走査回路 HSR 水平走査回路 LVj 垂直読み出し線 LH 水平読み出し線 Aj 増幅器 Cj 第2の蓄積手段としての蓄積容量 QRj 積分リセットスイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ感熱素子および該感熱素子に接
    続されたスイッチ素子を有する複数の画素と、 前記複数の画素の内所定数の画素がそれぞれ接続された
    複数の読み出し線と、 前記各々の読み出し線に接続された画素の内1つずつか
    らの信号を各読み出し線に並列に読み出すための並列読
    み出し手段と、 前記並列読み出し手段によって前記複数の読み出し線に
    読み出された信号をそれぞれ蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積されている信号を順次直列的に読み
    出すための直列走査手段と、 を具備することを特徴とする熱型赤外線イメージセン
    サ。
  2. 【請求項2】 それぞれ感熱素子および該感熱素子に接
    続されたスイッチ素子を有し、マトリクス状に配列され
    た複数の画素と、 各列ごとに設けられ、それぞれ前記マトリクス状に配置
    された複数の画素の内各列の画素が接続された垂直読み
    出し線と、 前記マトリクス状に配置された画素の内各行の画素から
    前記垂直読み出し線を介し並列的に読み出し信号を取り
    出す垂直読み出し回路と、 前記垂直読み出し回路から出力された信号をそれぞれ列
    ごとに蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積された読み出し信号を順次直列的に
    読み出す水平走査手段と、 を具備することを特徴とする熱型赤外線イメージセン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記垂直読み出し回路は前記画素の感熱
    素子に流れる電流を対応する電圧信号に変換する電流・
    電圧変換回路からなることを特徴とする請求項2に記載
    の熱型赤外線イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 さらに、前記水平走査手段が前記蓄積手
    段から各列の読み出し信号を順次読み出している間に、
    前記マトリクス状に配置された画素の次の行の画素の読
    み出し信号を並列に蓄積する第2の蓄積手段を具備する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の熱型赤外線
    イメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記垂直読み出し回路は前記画素の感熱
    素子に流れる電流を対応する電圧信号に変換する電流・
    電圧変換回路および前記第2の蓄積手段を兼ねたリセッ
    ト可能な積分回路であることを特徴とする請求項4に記
    載の熱型赤外線イメージセンサ。
  6. 【請求項6】 それぞれ感熱素子および該感熱素子に接
    続されたスイッチ素子を有し、マトリクス状に配列され
    た複数の画素と、 各列ごとに設けられ、それぞれ前記マトリクス状に配列
    された複数の画素の内各列の画素が接続された垂直読み
    出し線と、 前記垂直読み出し線を通り前記画素の感熱素子に流れる
    電流信号を対応する電圧信号に変換する電流・電圧変換
    回路を含む垂直読み出し回路と、 前記垂直読み出し回路から出力された読み出し信号を各
    列ごとに蓄積する蓄積手段と、 前記垂直読み出し回路と、前記蓄積手段との間に設けら
    れた転送スイッチ素子と、 前記蓄積手段に蓄積された読み出し信号を順次直列的に
    出力する水平走査手段と、 を具備することを特徴とする熱型赤外線イメージセン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記垂直読み出し回路は、リセット可能
    な積分回路からなり、前記画素の感熱素子に流れる電流
    を対応する電圧信号に変換する電流・電圧変換回路なら
    びに該電流・電圧変換回路によって変換された電圧信号
    を蓄積する第2の蓄積手段を構成し、前記転送スイッチ
    素子をオフとして前記水平走査手段が前記蓄積手段から
    順次直列的に信号読み出しを行なっている間に、前記マ
    トリクス状に配列された画素の内次の行の画素からの読
    み出し信号を前記第2の蓄積手段に並列に蓄積すること
    を特徴とする請求項6に記載の熱型赤外線イメージセン
    サ。
  8. 【請求項8】 それぞれ温度に応じて流れる電流が変化
    する感熱素子および該感熱素子に接続されたスイッチ素
    子を有し、行および列からなるマトリクス状に配列され
    た複数の画素と、 各列ごとに設けられ、それぞれ前記マトリクス状に配置
    された画素の内各列の画素の感熱素子が前記スイッチ素
    子を介して接続された垂直読み出し線と、 前記マトリクス状に配置された画素の内各行の画素のス
    イッチ素子を行ごとに順次制御する垂直走査回路と、 前記垂直走査回路の制御により各行ごとに並列に前記垂
    直読み出し線に出力された画素の電流信号を対応する電
    圧信号に変換する電流・電圧変換回路と、 前記電流・電圧変換回路から出力された電圧信号を蓄積
    する蓄積手段と、 前記電流・電圧変換回路と前記蓄積手段との間に接続さ
    れ、オンオフ制御可能な転送スイッチ素子と、 前記蓄積手段に蓄積された読み出し信号を順次列ごとに
    直列的に出力するための水平読み出しスイッチと、 前記水平読み出しスイッチを順次制御する水平走査回路
    と、 を具備することを特徴とする熱型赤外線イメージセン
    サ。
  9. 【請求項9】 前記電流・電圧変換回路はリセット可能
    な積分回路からなり、前記垂直読み出し線に出力された
    電流信号を対応する電圧信号に変換するとともに、変換
    した電圧信号を蓄積する第2の蓄積手段を構成し、前記
    転送スイッチ素子をオフとして前記水平読み出しスイッ
    チにより前記蓄積手段から読み出し信号を順次直列的に
    出力している間に、前記マトリクス状に配置された画素
    の内次の読み出し行の信号電流を電圧信号に変換しかつ
    蓄積することを特徴とする請求項8に記載の熱型赤外線
    イメージセンサ。
  10. 【請求項10】 前記画素の感熱素子はボロメータであ
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に
    記載の熱型赤外線イメージセンサ。
  11. 【請求項11】 前記画素の感熱素子はダイオードであ
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に
    記載の熱型赤外線イメージセンサ。
  12. 【請求項12】 前記画素の感熱素子はボロメータとダ
    イオードとの組合わせ回路からなることを特徴とする請
    求項1ないし9のいずれか1項に記載の熱型赤外線イメ
    ージセンサ。
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