JP2011109399A - 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス - Google Patents

車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナ導体それぞれの受信波間の位相差が大きく且つ各アンテナ導体の利得が高いアンテナ特性を持つ車両用ガラスアンテナの提供を目的とする。
【解決手段】デフォッガ30が設けられた窓ガラス12に、アンテナ導体並びに互いに近接する給電部16A及び給電部16Bが設けられた車両用ガラスアンテナであって、前記アンテナ導体が、給電部16Aを起点に、時計回りに延伸するアンテナ導体1と、給電部16Bを起点に、アンテナ導体1の外側を反時計回りに延伸するアンテナ導体2とを備え、アンテナ導体2が、アンテナ導体1とデフォッガ3の間を延伸する部分エレメント4cを含む、ことを特徴とする、車両用ガラスアンテナ。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ導体、並びに互いに近接する第1の給電部及び第2の給電部が、窓ガラスに設けられた車両用ガラスアンテナに関する。また、本発明は、該車両用ガラスアンテナを備えた車両用窓ガラスに関する。
従来、直接波と山や建物などの障害物で反射した反射波との干渉などによる電波の受信レベルの変動(フェージング)を解消する手段の一つとして、ダイバーシティ方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の自動車用アンテナ装置は、FM放送を受信してFMメイン信号を出力するメインアンテナとFM放送を受信してFMサブ信号を出力するサブアンテナとを自動車のリヤガラスに備えるものであって、FMメイン信号とFMサブ信号との間に所定の位相差をもたせた状態で合成し、その合成レベルが所定値より低い場合には、受信に十分な信号レベルが得られるようにその位相差を変更するものである。すなわち、合成する際の位相差を調整することによって、その合成レベルを変化させるものである。
また、一般に、受信すべき電波の波長に応じて複数のアンテナ間の空間的距離を離すことによって各アンテナで受信された電波の受信信号のそれぞれは理論上無相関になり、いわゆる空間ダイバーシティ効果が得られることが知られている。すなわち、複数のアンテナ間の距離を長くするほど、一方のアンテナで受信された受信波の振幅変動と他方のアンテナで受信された受信波の振幅変動との相関度合いを示す相関係数を下げることができるため、空間ダイバーシティ効果を十分発揮させることができる。
特開平6−21711号公報
しかしながら、窓ガラス上に形成されるガラスアンテナでは、ポールアンテナのようにアンテナ間の物理的な距離を実測できないため、空間的距離に基づいたアンテナの設計は困難であった。そこで、本出願人は、車両用窓ガラスに2つのアンテナ導体が設けられたガラスアンテナの場合、一定の周波数の電波を送信したときに、一方のアンテナ導体で受信した受信波ともう一方のアンテナ導体で受信した受信波との間に生ずる位相差δが大きいほど、空間ダイバーシティ効果をガラスアンテナ上で十分に発揮させることが可能なことを見出した。つまり、位相差δをアンテナ間距離と等価的に考えることができることになる。
したがって、要求される空間ダイバーシティ効果を十分に得るためには、ガラスアンテナ自体の特性として検出される位相差δを、アンテナ導体の配置位置やアンテナ導体自体の形態などのチューニングを行うことによって大きくする必要がある。例えば、2つのアンテナ導体それぞれの給電部の配置位置が離れていれば、それら2つのアンテナ導体の配置位置も離しやすくなるため、位相差δは大きくなりやすい。
しかしながら、給電部の設置位置や配線場所などの車両の仕様によっては、2つのアンテナ導体それぞれの給電部同士を近づけなければならない場合がある。この場合、位相差δを大きくすることは容易ではない。
そこで、本発明は、給電部同士が近接していても、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナ導体それぞれの受信波間の位相差が大きく且つ各アンテナ導体の利得が高いアンテナ特性を持つ車両用ガラスアンテナ及び当該車両用ガラスアンテナを備えた車両用窓ガラスの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ガラスアンテナは、
複数の並走するヒータ線を有するデフォッガが設けられた窓ガラスに、アンテナ導体並びに互いに近接する第1の給電部及び第2の給電部が設けられた車両用ガラスアンテナであって、
前記アンテナ導体が、
前記第1の給電部を起点に、時計回りに延伸する第1のアンテナ導体と、
前記第2の給電部を起点に、前記第1のアンテナ導体の外側を反時計回りに延伸する第2のアンテナ導体とを備え、
前記第2のアンテナ導体が、前記第1のアンテナ導体と前記デフォッガの間を延伸する第1のエレメントを含む、ことを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る車両用窓ガラスは、該車両用ガラスアンテナを備えたものである。
本発明によれば、給電部同士が近接していても、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナ導体それぞれの受信波間の位相差が大きく且つ各アンテナ導体の利得が高いアンテナ特性が得られる。
車両用ガラスアンテナ100の平面図である。 車両用ガラスアンテナ200の平面図である。 折り返しエレメント(3b,3c)の変形例を示した図である。 給電部16の窓ガラス12上の配置例である。 車両用ガラスアンテナREFの平面図である。 ガラスアンテナREFとガラスアンテナ200について、導体長xSを変化させたときの、アンテナ利得と位相差の実測データである。 導体長xCを変化させたときの、アンテナ利得と位相差の実測データである。 導体長xSを変化させたときの、アンテナ利得と位相差の実測データである。 給電部16が窓ガラス12の右側縁部に配置されたガラスアンテナ200の、アンテナ利得と位相差の実測データである。 給電部16が中心線40から右側に300mm離れた位置に配置されたガラスアンテナ200の、アンテナ利得と位相差の実測データである。 給電部16が中心線40から右側に200mm離れた位置に配置されたガラスアンテナ200の、アンテナ利得と位相差の実測データである。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、形態を説明するための図面において、方向について特に記載のない場合には図面上での方向をいうものとする。また、平行、直角などの方向は、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。また、それらの図面は、窓ガラスの面を対向して見たときの図であって、窓ガラスが車両に取り付けられた状態での車内視の図であるが、車外視の図として参照してもよい。例えば、窓ガラスが車両の後部に取り付けられるリヤガラスである場合、図面上での左右方向が車幅方向に相当する。なお、本発明は、リヤガラスに限定されず、車両の前部に取り付けられるフロントガラス、車両の側部に取り付けられるサイドガラスでもよい。また、本発明に係る車両用窓ガラスは、複数の並走するヒータ線を有するデフォッガが設けられた窓ガラスであると、ガラスアンテナのアンテナ利得向上の点で、好適である。
図1は、本発明の第1の実施形態である車両用ガラスアンテナ100の平面図である。車両用ガラスアンテナ100は、複数の並走するヒータ線を有するデフォッガ30が設けられた窓ガラス12に、アンテナ導体、並びに互いに近接する第1の給電部及び第2の給電部が平面的に設けられたアンテナである。アンテナ導体、並びに第1の給電部及び第2の給電部は、デフォッガ30の上側に配置されている。
デフォッガ30は、複数の並走するヒータ線(図1では、13本のヒータ線30a〜30mを例示)と該ヒータ線に給電する複数の帯状のバスバ(図1では、2つのバスバ31A,31Bを例示)とを有する通電加熱式のパターンである。複数のヒータ線は、例えば、窓ガラス12を車両に取り付けた状態で水平面(地平面)に対して平行な方向に並走するように窓ガラス12に配置される。互いに並走するヒータ線は、2本以上あればよい。並走する複数のヒータ線は短絡線32A,32Bにより短絡されている。なお、短絡線はガラスアンテナのアンテナ利得の調整として利用され、長さは適宜調整され、1本又は2本以上あってもよい。また、短絡線は無くてもよい。バスバ31A,31Bは、図1の場合、窓ガラス12の左側領域及び右側領域にそれぞれ少なくとも1本ずつ設けられており、窓ガラス12の縦方向又は略縦方向に伸長されている。
また、車両用ガラスアンテナ100は、アンテナ導体のパターンとして、第1のアンテナ導体であるアンテナ導体1と、第2のアンテナ導体であるアンテナ導体2とを備えている。
車両用ガラスアンテナ100は、アンテナ導体1をメインアンテナ導体として設定し、アンテナ導体2をサブアンテナ導体として設定した、ダイバーシティ方式のガラスアンテナである。アンテナ導体1をサブアンテナ導体として設定し、アンテナ導体2をメインアンテナ導体として設定してもよい。アンテナ導体1は、第1の給電部である給電部16Aに接続されたアンテナ導体であり、アンテナ導体2は、第2の給電部である給電部16Bに接続された第2のアンテナ導体である。アンテナ導体1は、給電部16Aから給電され、アンテナ導体2は、給電部16Bから給電される。
アンテナ導体1は、給電部16Aを起点に、時計回りに延伸する。アンテナ導体2は、給電部16Bを起点に、アンテナ導体1の外側を反時計回りに延伸する。給電部からアンテナ導体の先端まで、時計回り又は反時計回りに折れ曲がった角度(反対方向に折れ曲がった場合は減算する)の合計が360°となったときを1周とすると、アンテナ導体1は、時計回りに1周する必要はなく、(1/2)周以上していればよい。図1の場合、アンテナ導体1の周回数は、時計回りに(1/2)周である。同様に、アンテナ導体2は、反時計回りに1周する必要はなく、(1/2)周以上していればよい。図1の場合、アンテナ導体2の周回数は、反時計回りに(3/4)周である。
また、アンテナ導体2は、アンテナ導体1を囲うようにアンテナ導体1の外側を延伸しているが、アンテナ導体1の全てを囲うように延伸する必要はなく、アンテナ導体1の一部を囲うように延伸していればよい。
アンテナ導体2は、アンテナ導体1とデフォッガ30の間を延伸する第1のエレメントを含んでいる。図1の場合、第1のエレメントとして、部分エレメント4cが例示されている。第1のエレメントとデフォッガ30との離間距離が、第1のエレメントとアンテナ導体1との離間距離に比べて短いことによって、アンテナ導体1,2のアンテナ利得向上の点で、好適である。部分エレメント4cは、アンテナ導体1とデフォッガ30の間をアンテナ導体2の延伸の終端まで延伸する。部分エレメント4cの延伸の終端部4cgは、アンテナ導体1とデフォッガ30との間に位置する。
アンテナ導体1が給電部16Aを起点に時計回りに延伸し、且つ、第1のエレメントを含むアンテナ導体2が給電部16Bを起点にアンテナ導体1の外側を反時計回りに延伸することによって、給電部16Aと給電部16Bとが互いに近接していても、ダイバーシティアンテナを構成するアンテナ導体1,2それぞれの受信波間の位相差が大きく且つアンテナ導体1,2それぞれの利得が高いアンテナ特性が得られる。
続いて、アンテナ導体1,2について、詳細に説明する。
アンテナ導体1は、第2のエレメントと第3のエレメントを含んでいる。第2のエレメントは、デフォッガ30の複数のヒータ線の並走方向に略平行な第1の方向(図1の場合、左方向)に延伸する。第1の方向は、窓ガラス12が車両に取り付けられたとしたときに水平面(地平面)に対して略平行な方向である。第3のエレメントは、第2のエレメントを起点に、第1の方向に対して反対向きの第2の方向(図1の場合、右方向)側に折り返すように時計回りにアンテナ導体1の延伸の終端まで延伸する。図1の場合、第2のエレメントとして、部分エレメント3aが例示され、第3のエレメントとして、部分エレメント3bと部分エレメント3cから構成された折り返しエレメント(3b,3c)が例示されている。
部分エレメント3aは、給電部16Aを起点に延伸し、第1の方向に延伸して第1の方向への延伸の終端部3agまで延伸する。
部分エレメント3bは、部分エレメント3aの終端部3agを起点に、窓ガラス12の上縁部に近づく方向である第3の方向(図1の場合、上方向)に延伸する。
部分エレメント3cは、部分エレメント3bの第3の方向への延伸の終端部3bgを起点に第2の方向に延伸する。部分エレメント3cは、第2の方向への延伸の終端部3cgまで延伸する。部分エレメント3cは、第2の方向に直線的に延伸していなくてもよく、後述の図3に示されるように、折れ曲がりながら第2の方向に延伸する蛇行部を有していてもよい。
また、アンテナ導体1は、アンテナ導体1上の点を起点に延伸し且つアンテナ導体2に非接続の少なくとも一本の延長エレメントを備えていると好適である。このような延長エレメントを設けることによって、導体面積が増えるため、アンテナ導体1のAM帯のアンテナ利得を向上させることができる。また、このような延長エレメントを設けることによって、アンテナ導体自体のアンテナ利得や位相差のチューニングをしやすくすることができる。延長エレメントの本数を2本以上に増やしてもよい。
例えば、図1上の点線で示したように、アンテナ導体1は、部分エレメント3a上の点を起点に延伸する一本の延長エレメント7を備えていてもよい。延長エレメント7は、第3の方向に対して反対向きの第4の方向(図1の場合、下方向)に延伸した後に、第1の方向に延伸する、L字状のエレメントである。
また、アンテナ導体1は、折り返しエレメント(3b,3c)上の点を起点に延伸する一本の延長エレメントを備えていてもよい。すなわち、延長エレメントは、部分エレメント3b上の点を起点に延伸してもよいし、部分エレメント3c上の点を起点に延伸してもよい。また、折り返しエレメント(3b,3c)の第1の方向から第3の方向側への折り曲げ端を起点に延伸する少なくとも一本の延長エレメントを設けることによって、アンテナ導体2のアンテナ利得を向上させることができる。特に、FM帯の低域側のアンテナ利得を向上させることができる。
図1の場合、折り返しエレメント(3b,3c)の第1の方向から第3の方向側への折り曲げ端である部分エレメント3aの終端部3agを起点に第1の方向に延伸する一本の延長エレメント8が示されている。延長エレメント8は、終端部3agを起点に第1の方向に延伸し、第1の方向への延伸の終端部8gまで延伸する。延長エレメント8は、部分エレメント3b上の点を起点に延伸する複数のエレメントから構成されていてもよい。また、延長エレメント8は、第1の方向に直交する第3の方向に更に延伸してもよい。
一方、アンテナ導体2は、第4のエレメントと第5のエレメントを含んでいる。図1の場合、第4のエレメントは、給電部16Bを起点に一旦第3の方向へ延伸した後に、第1の方向に延伸する。第5のエレメントは、第4のエレメントを起点に延伸した後に、アンテナ導体1の第1の方向側のエレメント端(図1の場合、終端部8g)の第1の方向側で迂回して第1のエレメントに接続される。図1の場合、第4のエレメントとして、部分エレメント4aが例示され、第5のエレメントとして部分エレメント4bが例示される。
部分エレメント4aは、給電部16Bを起点に延伸し、第1の方向に延伸する。部分エレメント4bは、部分エレメント4aの第1の方向への延伸の終端部4agを起点に第4の方向に延伸する。部分エレメント4cは、部分エレメント4bの第4の方向への延伸の終端部4bgを起点に、第2の方向に延伸する。部分エレメント4cは、第2の方向への延伸の終端部4cgまで延伸する。部分エレメント4cは、アンテナ導体1の第4の方向側のエレメント端(図1の場合、アンテナ導体1の最下部に配置された部分エレメント3a)及びデフォッガ30の最上段のヒータ線30aの少なくともいずれか一方に沿って、ヒータ線30aとアンテナ導体1とに挟まれた領域を延伸する。
ここで、「終端部」は、アンテナエレメントの延伸の終点であってもよいし、その終点手前の導体部分である終点近傍であってもよい。
給電部16A及び給電部16Aに接続されたアンテナ導体1、給電部16B及び給電部16Bに接続されたアンテナ導体2、並びにデフォッガ30は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを窓ガラス板の車内側表面にプリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方法に限定されず、銅等の導電性物質からなる、線状体又は箔状体を、窓ガラスの車内側表面又は車外側表面に形成してもよく、窓ガラスに接着剤等により貼付してもよく、窓ガラス自身の内部に設けてもよい。
車両用ガラスアンテナ100は、ダイバーシティ型のアンテナである。アンテナ導体1によって受信された電波の受信信号が、給電点に相当する給電部16Aに電気的に接続された第1の導電性部材を介して、車両に搭載された信号処理回路に伝達される。同様に、アンテナ導体2によって受信された電波の受信信号が、給電点に相当する給電部16Bに電気的に接続された第2の導電性部材を介して、車両に搭載された信号処理回路に伝達される。
導電性部材として、AV線や同軸ケーブルなどの給電線が用いられる。アンテナ導体1に給電部16Aを介して給電するための給電線として、同軸ケーブルを用いる場合には、同軸ケーブルの内部導体を給電部16Aに電気的に接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体にアース接続すればよい。また、信号処理回路に接続されている導線等の導電性部材と給電部16Aとを電気的に接続するためのコネクタを、給電部16Aに実装する構成を採用してもよい。アンテナ導体2及び給電部16Bについても同様である。
給電部16A,16Bの形状、及び給電部16Aと16Bとの間隔は、上記の導電性部材又はコネクタの実装面の形状や、それらの実装面の間隔に応じて決めるとよい。例えば、正方形、略正方形、長方形、略長方形などの方形状や多角形状が実装上好ましい。なお、円、略円、楕円、略楕円などの円状でもよい。また、給電部16Aの面積と給電部16Bの面積は等しくても、異なっていてもよい。
また、アンテナ導体からなる導体層を合成樹脂製フィルムの内部又はその表面に設け、導体層付き合成樹脂製フィルムを窓ガラス板の車内側表面又は車外側表面に形成してガラスアンテナとしてもよい。さらに、アンテナ導体が形成されたフレキシブル回路基板を窓ガラス板の車内側表面又は車外側表面に形成してガラスアンテナとしてもよい。
車両に対する窓ガラスの取り付け角度は、水平面(地平面)に対し、15〜90°、特には、30〜90°が好ましい。
また、窓ガラスの面上に隠蔽膜を形成し、この隠蔽膜の上に給電部及びアンテナ導体の一部分又は全体を設けてもよい。隠蔽膜は黒色セラミックス膜等のセラミックスが挙げられる。この場合、窓ガラスの車外側から見ると、隠蔽膜により隠蔽膜上に設けられているアンテナ導体の部分が車外から見えなくなり、デザインの優れた窓ガラスとなる。図示の構成では、給電部とアンテナ導体のうち少なくとも一部を隠蔽膜上に形成させることで、車外視において導体の細い直線部分のみを見ることになり、デザイン上好ましい。
図2は、本発明の第2の実施形態である車両用ガラスアンテナ200の平面図である。窓ガラスの輪郭とデフォッガの下半分は省略して表示している。図1と同様の部分については、その説明を省略する。
アンテナ導体2は、デフォッガ30と第1のエレメント(図2の場合、部分エレメント4cに相当)とを接続するための接続エレメント9を含んでいる。接続エレメント9は、第1のエレメントの延伸の終端部(部分エレメント4cの第2の方向への延伸の終端部4cg)とヒータ線30a上の接続点9gとを接続する。接続エレメント9は、終端部4cgを起点に、直線的に第4の方向に向けて延伸してもよいし、湾曲して第4の方向に向けて延伸してもよい。また、部分エレメント4cの終端部4cgを起点として、第2の方向へ延伸する延長エレメントを設けていても良い。
ところで、図1及び図2の場合において、給電部16の窓ガラス12上の配置位置に応じて、アンテナ導体2が分岐するパターンを含んでいるガラスアンテナの場合も考慮して、給電部16Bとアンテナ導体2の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さxSを微調整してもよい。長さxSは、図1の場合、給電部16Bから終端部4cgまでの導体長に相当し、図2の場合、給電部16Bから接続点9gまでの導体長に相当する。ただし、本発明でいう導体経路では、例えばアンテナ導体2の導体経路中に一時的に延伸方向から離れるコの字状に迂回した導体を含む場合、コの字部分の導体経路はアンテナ導体2の延伸方向の成分のみを考慮する。
図4は、給電部16の窓ガラス12上の配置例である。給電部16は、車両側の給電部材と接続しやすくなるように、窓ガラス12の縁部に配置される。給電部16は、窓ガラス12の上縁部に配置されてもよいし、窓ガラス12の側縁部(右側縁部又は左側縁部)に配置されてもよい。給電部16Aと16Bは、上下方向で互いに近接していてもよいし、左右方向で互いに近接していてもよい。
図4において、給電部16の配置位置は、給電部16Bから、デフォッガ30又は窓ガラス12の中央線40までの最短距離Lに応じて決められる。中央線40は、窓ガラス12の面を対向して見たときに、デフォッガ30又は窓ガラス12を左右で区分する。この場合、最短距離Lは、給電部16Bの位置が中央線40に対して第1の方向側(図上、左側)にある場合を負とし、給電部16Bの位置が中央線40に対して第2の方向側(図上、右側)にある場合を正とする。すなわち、給電部16Bの位置が窓ガラス12の面を対向して見たときに中央線40に対して左側にある場合、最短距離Lは負の値をとり、給電部16Bの位置が窓ガラス12の面を対向して見たときに中央線40に対して右側にある場合、最短距離Lは正の値をとるものとする。
ところで、本発明において、受信すべき放送周波数帯として所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、給電部16Bとアンテナ導体2の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さxSが、『(1/4)・Nλ』に一致するように、アンテナ導体の導体長を調整することによって、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。Nは、nを自然数として、図1の場合のような接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合は、「2n+1」とし、図2に示すような接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、「2n」とする。つまり、接続エレメント9の有無によって、長さxSが1/4λずれることで同じアンテナの特性を示すことを意味する。
例えば、最短距離Lが350mm以上の場合(給電部16Bが窓ガラス12を外れない範囲内で)であって、長さxSは、nを自然数(好ましくは5以下の整数)として、
接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合には、
{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(15/64)}λ以下
接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、
{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)・2n+(15/64)}λ以下
であることが、特には、
接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合には、
{(1/4)・(2n+1)―(6/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(13/64)}λ以下
接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、
{(1/4)・2n―(6/64)}λ以上
{(1/4)・2n+(13/64)}λ以下
であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
最短距離Lが250mm以上350mm未満である場合、受信すべき放送周波数帯として所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、長さxSが、nを自然数(好ましくは5以下の整数)として、
接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合には、
{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(11/64)}λ以下
接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、
{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)・2n+(11/64)}λ以下
であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
最短距離Lが150mm以上250mm未満である場合、受信すべき放送周波数帯として所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、長さxSが、nを自然数(好ましくは5以下の整数)として、
接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合には、
{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(9/64)}λ以下
接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、
{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)・2n+(9/64)}λ以下』
であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
最短距離Lが−150mm以上150mm未満である場合、受信すべき放送周波数帯として所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとするとき、長さxSが、nを自然数(好ましくは5以下の整数)として、
接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合には、
{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(7/64)}λ以下
接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、
{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)2n+(7/64)}λ以下
であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
ここで、例えば日本のFM放送帯(76〜90MHz)の中心周波数は83MHzである。米国のFM放送帯(88〜108MHz)を受信周波数帯に設定する場合、その中心周波数は98MHzである。テレビVHF帯のLow帯(90〜108MHz)を受信周波数帯に設定する場合、その中心周波数は99MHzである。
したがって、例えば、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させたい場合、電波の速さを3.0×10m/sとすると、接続エレメント9が構成されていない車両用ガラスアンテナ100の場合には、長さxSを、「n=1」のときの(3/4)λに一致するように、1200mm以上1700mm以下(特には1300mm以上1700mm以下)に調整するとよい。又は、「n=2」のときの(5/4)λに一致するように、2200mm以上2700mm以下(特には2300mm以上2700mm以下)に調整するとよい。
また、接続エレメント9が構成されている車両用ガラスアンテナ200の場合には、長さxSを、「n=1」のときの(2/4)λに一致するように、700mm以上1200mm以下(特には800mm以上1200mm以下)に調整するとよい。又は、「n=2」のときの(4/4)λに一致するように、1700mm以上2200mm以下(特には1800mm以上2200mm以下)に調整するとよい。
以上のように調整することにより、前述した給電部16の配置位置を考慮せずともアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
図3は、折り返しエレメント(3b,3c)の変形例を示した図である。折り返しエレメント(3b,3c)は、第2の方向に蛇行しながら延伸する蛇行部を有する。車両用ガラスアンテナ300の場合、折り返しエレメントは、部分エレメント3b〜3eを備える。車両用ガラスアンテナ400の場合、折り返しエレメントは、部分エレメント3b〜3eを備える。車両用ガラスアンテナ400の場合、折り返しエレメントは、部分エレメント3b〜3gを備える。
本発明において、受信すべき放送周波数帯として所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλといい、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)といい、λ=λ・kとするとき、折り返しエレメント(3b,3c)の導体長xCが、
(12/64)λ以上(32/64)λ以下
であることが、特には、
(15/64)λ以上(29/64)λ以下
であることが、当該放送周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
したがって、例えば、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させたい場合、電波の速さを3.0×10m/sとすると、導体長xCを、350mm以上950mm以下(特には、450mm以上850mm以下)に調整するとよい。
図1,2,4,5に示すガラスアンテナの形態を実際の車両のリヤガラスに取り付けることにより作製された自動車用ガラスアンテナのアンテナ利得及び位相特性の実測結果について説明する。
アンテナ利得及び位相特性は、ガラスアンテナが形成された自動車用窓ガラスを、ターンテーブル上の自動車の窓枠に水平面に対して20°傾けた状態で組みつけて実測した。給電部にはコネクタが取り付けられていて、アンプに接続される。アンプは利得が8dBのアンプである。また、アンプは、チューナとフィーダ線(1.5C−2V 4.5m)によって接続される。水平方向から窓ガラスに対して全方向から電波(周波数88〜108MHzの偏波面が水平から45度傾いた偏波)が照射されるように、ターンテーブルが回転する。
アンテナ利得及び位相差の測定は、ターンテーブルの中心に、ガラスアンテナのガラスを組みつけた自動車の車両中心をセットして、自動車を360°回転させて行われる。アンテナ利得及び位相差のデータは、回転角度5°毎に、照射周波数帯88〜108MHzにおいて1MHz毎に測定される。電波の発信位置とアンテナ導体との仰角は略水平方向(地面と平行な面を仰角=0°、天頂方向を仰角=90°とする場合、仰角=0°の方向)で測定した。
図5は、本発明の実施形態である車両用ガラスアンテナに比較される車両用ガラスアンテナREFの平面図である。車両用ガラスアンテナREFも、本発明の実施形態である車両用ガラスアンテナと同様に、ダイバーシティ方式のガラスアンテナである。
アンテナ導体R1は、給電部16Aを起点に、反時計回りに延伸する。アンテナ導体R2は、給電部16Bを起点に、アンテナ導体R1の外側を反時計回りに延伸する。部分エレメント13aは、給電部16Aを起点に延伸した後に、第1の方向に延伸して第1の方向への延伸の終端部13agまで延伸する。部分エレメント13bは、部分エレメント13aの終端部13agを起点に、窓ガラス12の中心部に近づく方向である第4の方向に延伸する。部分エレメント13cは、部分エレメント13bの第4の方向への延伸の終端部13bgを起点に第2の方向に延伸する。部分エレメント13cは、第2の方向への延伸の終端部13cgまで延伸する。また、延長エレメント18が部分エレメント13aの終端部13agを起点に第1の方向に終端部18gまで延伸する。
つまり、車両用ガラスアンテナREFのアンテナ導体R2の内側のアンテナ導体R1は、反時計回りに延伸するのに対して、車両用ガラスアンテナ200のアンテナ導体2の内側のアンテナ導体1は、時計回りに延伸する。
図6は、図2,5に示すガラスアンテナ200,REFの形態を実際の車両のリヤガラスに取り付けることにより作製された自動車用高周波ガラスアンテナについて、長さxSを変化させたときの、アンテナ利得及び位相差の実測データである。
図6(A)の縦軸は、照射周波数帯88〜108MHzにおける1MHz毎に計測された、第1のアンテナ導体(メインアンテナ)のアンテナ利得の平均値を示している。図6(B)の縦軸は、照射周波数帯88〜108MHzにおける1MHz毎に計測された、第2のアンテナ導体(サブアンテナ)のアンテナ利得の平均値を示している。図6(C)の縦軸は、アンテナ導体1(R1)とアンテナ導体2(R2)のそれぞれで受信された受信波に関して、照射周波数98MHzで回転角度1°毎に計測された位相差の絶対値をAzimuth方向での360°分の平均をとった平均値を示している。
図6の実測をしたときの各ガラスアンテナの各部の寸法は、単位をmmとすると、
xF:785
xC:650
xB:260
x1:250
x2:510
x3:530
x4:300
x5:350
x6:300
y1:40
y2:20
y3:60
y4:100
y5:10
y6:50
y7:30
d1:30
デフォッガ30の縦×横の大きさ:420mm×1080mm
である。ただし、給電部16Aと終端部3ag(13ag)とを結んだ導体長をxFといい、折り返しエレメント(3b,3c)の導体長をxCといい、延長エレメント8(18)の導体長をxBというものとする。また、「x**」は(**は数字を表す)、図2,5上で「x**」が矢印で示している点から、デフォッガ30の中央線40までの最短距離を示している。中央線40は、上下方向に仮想的に引かれた直線である。「y**」は、上下方向での導体間の最短距離を示している。
また、各アンテナ導体の導体幅は0.8mmである。また、給電部16Aとアース部16Bの大きさは同じである。また、バスバ31Aは、FMコイル(不図示)を介して車体アースに接続され、バスバ31Bは、FMコイル(不図示)を介して直流電源の陽極に接続されている。
図6(B)(C)に示されるように、長さxSが変化することによって、サブエレメントであるアンテナ導体2,R2の利得と位相差が変化する。特に、図6(C)に示されるように、アンテナ導体1が時計回りのガラスアンテナ200とアンテナ導体R1が反時計回りのガラスアンテナREFとを比較すると、長さxSに対して、アンテナ導体間の位相差の変化の仕方(波形)が反転している。
ガラスアンテナREFの場合、xSを適切な値に調整することによって位相差を大きくすることができるが、位相差が大きいときの長さxSでは、サブエレメントの利得が低下している。一方、ガラスアンテナ200の場合には、位相差が大きいときのxSでも、サブエレメントの利得の低下は抑えられている。つまり、図6によれば、アンテナ導体2の内側のアンテナ導体1は、時計回りに延伸することが必要であることがわかる。
図7は、図2に示すガラスアンテナ200の形態を実際の車両のリヤガラスに取り付けることにより作製された自動車用高周波ガラスアンテナについて、折り返しエレメント(3b,3c)の導体長xCを変化させたときの、アンテナ利得と位相差の実測データである。図7には、x1が「150mm」「250mm」「350mm」「450mm」の4種類の場合について実測したデータを示している。測定条件及び縦軸の意味は、図6と同様である。
したがって、図7に示されるように、xCが350mm以上950mm以下であれば、アンテナ導体1と2の間の位相差を約70°以上確保した上で、アンテナ導体1,2のアンテナ利得を向上させることができる。特に、xCが450mm以上850mm以下であれば、アンテナ導体1と2の間の位相差を約90°以上確保した上で、アンテナ導体1,2のアンテナ利得を向上させることができる。
図8は、図4に示した各ガラスアンテナ200A〜Fの形態を実際の車両のリヤガラスに取り付けることにより作製された自動車用高周波ガラスアンテナについて、xSを変化させたときの、アンテナ利得と位相差の実測データである。図8には、最短距離Lが「520mm(給電部がピラー側に位置するガラスアンテナ200Aの場合)」「420mm(ガラスアンテナ200Bの場合)」「300mm(ガラスアンテナ200Cの場合)」「200mm(ガラスアンテナ200Dの場合)」「100mm(ガラスアンテナ200Eの場合)」「−50mm(ガラスアンテナ200Fの場合)」「−250mm」の7種類の場合について実測したデータを示している。測定条件及び縦軸の意味は、図6の場合と同様である。
図8によれば、ガラスアンテナ200は、xSが約1000mmと約2000mmのときに、サブエレメントであるアンテナ導体2のアンテナ利得及びアンテナ1,2間の位相差が極大となる。米国のFM放送帯88〜108MHzの中心周波数98MHzにおいて、1000mmは『(2/4)λ』に相当し、2000mmは『(4/4)λ』に相当する。つまり、長さxSを、(2/4)λ又は(4/4)λに一致するように調整することによって、アンテナ1,2間の位相差を確保しつつ、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させることができる。
図9、10、11は、図1に示したガラスアンテナ100と図4に示したガラスアンテナ200A,C,Dの形態を実際の車両のリヤガラスに取り付けることにより作製された自動車用高周波ガラスアンテナについて、xSを変化させたときの、アンテナ利得と位相差の実測データである。図9は、最短距離Lが520mmのときの、ガラスアンテナ100とガラスアンテナ200Aを比較した実測データである。図10は、最短距離Lが3000mmのときの、ガラスアンテナ100とガラスアンテナ200Cを比較した実測データである。図11は、最短距離Lが200mmのときの、ガラスアンテナ100とガラスアンテナ200Dを比較した実測データである。測定条件及び縦軸の意味は、図6の場合と同様である。ただし、ガラスアンテナ100の場合、xSに500mmを加算した値を横軸としている。
図9,10,11によれば、ガラスアンテナ100の位相差及びアンテナ導体2のアンテナ利得の波形は、ガラスアンテナ100のxSに500mmを加算すると、ガラスアンテナ200の位相差及びアンテナ導体2のアンテナ利得の波形にほぼ重複する。この「500mm」は、米国のFM放送帯88〜108MHzの中心周波数98MHzにおいて、『(1/4)λ』に相当する。
つまり、デフォッガ30がアンテナ導体2に接続されていないガラスアンテナ100の場合には、給電部16Bから終端部4cgまでの導体長xSを、(3/4)λに一致するように調整することによって、アンテナ1,2間の位相差を確保しつつ、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させることができる。
すなわち、給電部16Bから終端部4cgまでの導体長xSを、
最短距離Lが350mm以上の場合であれば、
『{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(15/64)}λ以下』
に「n=1」を代入して得られる範囲に調整することによって、
最短距離Lが250mm以上350mm未満の場合であれば、
『{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(11/64)}λ以下』
に「n=1」を代入して得られる範囲に調整することによって、
最短距離Lが150mm以上250mm未満の場合であれば、
『{(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
{(1/4)・(2n+1)+(9/64)}λ以下』
に「n=1」を代入して得られる範囲に調整することによって、
アンテナ1,2間の位相差を確保しつつ、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させることができる。
一方、デフォッガ30が接続されているガラスアンテナ200の場合には、給電部16Bから接続点9gまでの導体長xSを、ガラスアンテナ100の場合のxSに(1/4)λ分の長さを加えた長さ(すなわち、(2/4)λgまたは(4/4)λg)に一致するように調整することによって、アンテナ1,2間の位相差を確保しつつ、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させることができる。
すなわち、給電部16Bから接続点9gまでの導体長xSを、
最短距離Lが350mm以上の場合であれば、
『{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)2n+(15/64)}λ以下』
に「n=1」または[n=2]を代入して得られる範囲に調整することによって、
最短距離Lが250mm以上350mm未満の場合であれば、
『{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)・2n+(11/64)}λ以下』
に「n=1」または[n=2]を代入して得られる範囲に調整することによって、
最短距離Lが150mm以上250mm未満の場合であれば、
『{(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
{(1/4)・2n+(9/64)}λ以下』
に「n=1」または[n=2]を代入して得られる範囲に調整することによって、アンテナ1,2間の位相差を確保しつつ、米国のFM放送帯(88〜108MHz)のアンテナ利得を向上させることができる。
1,2,R1,R2 アンテナ導体
7,8,18 延長エレメント
9 接続エレメント
9g 接続点
12 窓ガラス
16A,16B 給電部
30 デフォッガ
30a〜30m ヒータ線
31A,31B バスバ
32A,32B 短絡線
40 中央線
100,200 車両用ガラスアンテナ

Claims (14)

  1. 複数の並走するヒータ線を有するデフォッガが設けられた窓ガラスに、アンテナ導体並びに互いに近接する第1の給電部及び第2の給電部が設けられた車両用ガラスアンテナであって、
    前記アンテナ導体が、
    前記第1の給電部を起点に、時計回りに延伸する第1のアンテナ導体と、
    前記第2の給電部を起点に、前記第1のアンテナ導体の外側を反時計回りに延伸する第2のアンテナ導体とを備え、
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のアンテナ導体と前記デフォッガの間を延伸する第1のエレメントを含む、ことを特徴とする、車両用ガラスアンテナ。
  2. 前記第1のアンテナ導体が、
    前記複数のヒータ線の並走方向に略平行な第1の方向に延伸する第2のエレメントと、
    前記第2のエレメントを起点に、前記第1の方向に対して反対向きの第2の方向に折り返すよう時計回りに前記第1のアンテナ導体の延伸の終端まで延伸する第3のエレメントとを含む、請求項1に記載の車両用ガラスアンテナ。
  3. 所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとし、
    前記第3のエレメントの導体長が、(12/64)λ以上(32/64)λ以下である、請求項2に記載の車両用ガラスアンテナ。
  4. 前記第3のエレメントの導体長が、350mm以上950mm以下である、請求項2又は3に記載の車両用ガラスアンテナ。
  5. 前記第1のアンテナ導体が、該第1のアンテナ導体を起点に前記第1の方向に延伸する少なくとも一本の延長エレメントを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  6. 前記第2のアンテナ導体が、
    前記第2の給電部を起点に延伸し、前記複数のヒータ線の並走方向に略平行な第1の方向に延伸する第4のエレメントと、
    前記第4のエレメントを起点に延伸し、前記第1のアンテナ導体の前記第1の方向側のエレメント端を前記第1の方向側で迂回して前記第1のエレメントに接続される第5のエレメントとを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  7. 前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  8. 前記第2の給電部から、前記デフォッガ又は前記窓ガラスの中央線までの最短距離が、前記窓ガラスの面を対向して見たときに前記第2の給電部の位置が前記中央線に対して右側にあるときに正の値をとるものとしたとき、
    該最短距離が350mm以上であり、
    所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとし、
    前記第2の給電部と前記第2のアンテナ導体の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さは、nを自然数として、
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含まない場合は、
    {(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・(2n+1)+(15/64)}λ以下
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含む場合は、
    {(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・2n+(15/64)}λ以下
    である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  9. 前記第2の給電部から、前記デフォッガ又は前記窓ガラスの中央線までの最短距離が、前記窓ガラスの面を対向して見たときに前記第2の給電部の位置が前記中央線に対して右側にあるときに正の値をとるものとしたとき、
    該最短距離が250mm以上350mm未満であり、
    所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとし、
    前記第2の給電部と前記第2のアンテナ導体の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さは、nを自然数として、
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含まない場合は、
    {(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・(2n+1)+(11/64)}λ以下
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含む場合は、
    {(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・2n+(11/64)}λ以下
    である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  10. 前記第2の給電部から、前記デフォッガ又は前記窓ガラスの中央線までの最短距離が、前記窓ガラスの面を対向して見たときに前記第2の給電部の位置が前記中央線に対して右側にあるときに正の値をとるものとしたとき、
    該最短距離が150mm以上250mm未満であり、
    所望の放送周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとし、
    前記第2の給電部と前記第2のアンテナ導体の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さは、nを自然数として、
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含まない場合は、
    {(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・(2n+1)+(9/64)}λ以下
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含む場合は、
    {(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・2n+(9/64)}λ以下
    である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  11. 前記第2の給電部から、前記デフォッガ又は前記窓ガラスの中央線までの最短距離が、前記窓ガラスの面を対向して見たときに前記第2の給電部の位置が前記中央線に対して左側にあるときに負の値をとり、前記窓ガラスの面を対向して見たときに前記第2の給電部の位置が前記中央線に対して右側にあるときに正の値をとるものとしたとき、
    該最短距離が−150mm以上150mm未満であり、
    前記第2の給電部と前記第2のアンテナ導体の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さは、nを自然数として、
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含まない場合は、
    {(1/4)・(2n+1)―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・(2n+1)+(7/64)}λ以下
    前記第2のアンテナ導体が、前記第1のエレメントと前記デフォッガとを接続する接続エレメントを含む場合は、
    {(1/4)・2n―(8/64)}λ以上
    {(1/4)・2n+(7/64)}λ以下
    である、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  12. 前記第2の給電部と前記第2のアンテナ導体の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さが、1200mm以上1700mm以下である、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  13. 前記第2の給電部と前記第2のアンテナ導体の延伸の終端とを最短で結んだ導体経路の長さが、700mm以上1200mm以下である、請求項7に記載の車両用ガラスアンテナ。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナを備えた車両用窓ガラス。
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