JP5428847B2 - 自動車用のガラスアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用の後部窓ガラスに設けるAM/FMラジオ放送波帯の受信用のガラスアンテナに関し、特にFMラジオ用の2つのガラスアンテナによるダイバー受信に関する。
従来、AMラジオ放送波とFMラジオ放送波の受信用のガラスアンテナについては、アンテナ線条で取り囲まれる面積が大きい程高利得となり、このため、良好な受信利得を得る為に大きな面積を確保し易い自動車の後部窓ガラスに設けられることが多かったが、自動車の後部窓ガラスにはその中央部領域に雨天走行時の後方視界を確保するための防曇用加熱線条(デフォッガ)が設けられていることが多く、このため、ガラスアンテナを後部窓ガラスに設ける場合には前記防曇用加熱線条の上部余白部や下部余白部に設けざるを得なかった。
例えば、特開2008−35412号公報には、自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部および下部余白部に設けるアンテナであって、防曇用加熱線条の上部余白部に設けるAM/FMラジオ用の接地型のアンテナと、下部余白部に設けるFMラジオ用の接地型のサブアンテナとからなり、該サブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも周波数特性におけるディップが発生しないように離隔して配設し、可動式の後部座席の金属フレームによる干渉を防止して、前記ディップの発生を防止したことを特徴とするセダン型の自動車用のガラスアンテナが記載されている(特許文献1)。
また、特開平11−284421号公報には、車両用後部窓ガラスに配設された複数の加熱用導電線条と該加熱用導電線条の外側に配設されたバスバーからなるデフォッガをアンテナとして利用する車両用ガラスアンテナにおいて、前記デフォッガの上部あるいは下部余白部にループエレメントを配設し、このエレメントを前記デフォッガの一部に直接接続するとともに、該エレメントから給電するようにしたことを特徴とする車両用ガラスアンテナが記載されている(特許文献2)。
さらに、特開平8−321711号公報には、自動車の窓のガラス板にアンテナ導体と該アンテナ導体と所定間隔をおいて近接させて容量結合させた別のアンテナ導体(6)とを設け、さらに、窓のガラス板に該アンテナ導体とアンテナ導体(6)とは別のアンテナ導体(16)を設けた高周波用ガラスアンテナにおいて、アンテナ導体(6)は電気的な意味におけるループ状部分を有し、アンテナ導体(6)はアンテナ導体(16)と所定間隔をおいて近接されて容量結合され、さらに、アンテナ導体(16)が車体開口部(100)に所定間隔をおいて近接され容量結合されていることを特徴とする高周波用ガラスアンテナが記載されている(特許文献3)。
特開2008−35412号公報 特開平11−284421号公報 特開平8−321711号公報
前記特許文献1、2は共に、自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余白部にAM/FMラジオ放送波受信用のメインのアンテナを設け、下部余白部にFMラジオ放送波受信用のサブのアンテナを設けてFMメインアンテナとFMサブアンテナとでダイバーシティ受信するようにしたものであるが、FMラジオ放送波受信用のサブのアンテナをデフォッガの下部余白部に設けても、高い受信感度が得られないため、充分なダイバーシティ効果が得られないという問題点があった。
また、前記特許文献3は、自動車の後部窓ガラスのデフォッガと容量結合するように上部余白部にAM/FMラジオ放送波受信用のアンテナ6を設け、さらに該アンテナ6の上部側と容量結合するようにFMラジオ放送波受信用のアンテナ16を近接して設けたものであり、前記FMラジオ放送波受信用のアンテナ6とFMラジオ放送波受信用のアンテナ16とを意図的に近接させて容量結合させ、互いの電波を利用しようとするものであるが、同一周波数帯域のアンテナを近接させると互いの干渉でダイバーシティ効果が半減するという問題点があった。
本発明は、上記問題点の解決を図る、すなわち、自動車の後部窓ガラスのデフォッガの余白部にFMラジオ放送波受信用のメインアンテナと、サブアンテナを設けてダイバーシティ受信するにあたり、良好な受信特性と指向特性を得ることを目的とするものである。
すなわち、本発明は、自動車の後部窓ガラスの加熱導電線条の上部余白部に設けたAM/FMラジオ用のガラスアンテナにおいて、離隔した少なくとも2本の水平線条と該各水平線条の略中点近傍位置で接続した垂直線条とを少なくとも有し、前記水平線条のいずれかの一端部またはその途中部より前記水平線条間の内側に延ばした線条を介して窓ガラスの縦辺側に設けた主給電点に接続したFMラジオ用メインアンテナと、該FMラジオ用メインアンテナの給電点とは反対側位置で、離隔した少なくとも2本の水平線条とは容量結合させないように該2本の水平線条の略中間位置に設け少なくとも1本の水平線条を縦辺側に設けたサブ給電点に接続したFMラジオ用サブアンテナとからなり、前記FMラジオ用メインアンテナと前記FMラジオ用サブアンテナとをいずれも前記後部窓ガラスの加熱導電線条の上部余白部内に設けて、前記主給電点及び前記サブ給電点より同軸ケーブルによりダイバーシティ回路を経由し、FMチューナーに接続したことを特徴とする自動車用のガラスアンテナである。

あるいは、本発明は、前記FMラジオ用サブアンテナは、FMラジオ用メインアンテナの各水平線条とは15mm以上離して配設するようにしたことを特徴とする上述の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記FMラジオ用サブアンテナの主たる水平線条の長さを、周波数76〜90MHzの国内帯域では360mm〜480mm、88〜108MHzの国外帯域では280mm〜400mmとすることを特徴とする上述の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記FMラジオ用メインアンテナの、水平線条のいずれかの先端またはその途中部と、主給電点間にコ字状、逆コ字状、矩形状の閉ループ状のいずれかの線条、またはこれらを組み合わせた線条を有することを特徴とする上述の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記FMラジオ用サブアンテナは、矩形状の閉ループ線条、または水平線条の先端より折り返した折り返し線条を有することを特徴とする上述の自動車用のガラスアンテナである。
自動車の後部窓ガラスのデフォッガの上部余白部にFMラジオ用のメインアンテナと、FMラジオ用のサブアンテナを設けてダイバーシティ受信させて、良好な受信特性と指向特性を得ることができた。
また、FMラジオ用サブアンテナをデフォッガの下部余白部に設けた従来パターンに比べて、チューニングに要する工数が大幅に削減でき、開発工数を削減できるようになり、さらに、FMラジオ用サブアンテナのパターンをシンプルにすることができた。
本発明の実施例1のガラスアンテナの正面図。 本発明の実施例2のガラスアンテナの正面図。 本発明の実施例3のガラスアンテナの正面図。 本発明の実施例4のガラスアンテナの正面図。 本発明の実施例5〜8のガラスアンテナの正面図。 従来のガラスアンテナの正面図。 本発明の実施例1のガラスアンテナによるFMラジオ放送波帯域の周波数特性図。 従来のガラスアンテナによるFMラジオ放送波帯域の周波数特性図。
図1に示したように、本発明のガラスアンテナは、FMラジオ用メインアンテナ10と、FMラジオ用サブアンテナ20との2つのFM用のアンテナを、自動車の後部窓ガラス1の加熱導電線条2の上部余白部に配設し、2つのFM用のアンテナ10、20をダイバーシティ回路を経てチューナーに接続したガラスアンテナである。
前記FMラジオ用メインアンテナ10は、離隔した少なくとも2本の水平線条11、11・・と該各水平線条11、11・・の略中点近傍位置で接続した垂直線条12とを少なくとも有し、前記水平線条11、11・・のいずれかの一端部より前記水平線条11、11間内側に延ばした線条を窓ガラス1の縦辺側に設けた主給電点4に接続したアンテナであり、FMラジオ用メインアンテナ10は単独でAMラジオ放送波帯域の受信用アンテナとしても使用し、AM用チューナー(図示しない)に接続する。
該FMラジオ用メインアンテナ10の主給電点4とは反対側方向に延ばした水平線条11の先端より該水平線条11に平行に折返線条13を設けるようにしてもよい。この場合の折返線条13は、間隔を隔てて設けた2本の水平線条11、11の外側で折り返すように配設するのが良いが、FMラジオ用サブアンテナ20の水平線条21との間隔を確保できる場合は、間隔を隔てて設けた2本の水平線条11、11の内側で折り返すように配設しても良い。
また、前記FMラジオ用サブアンテナ20の主たる水平線条21の長さを、周波数76〜90MHzの国内帯域では360mm〜480mm、88〜108MHzの国外帯域では280mm〜400mmとすると良好な受信感度が得られるので好ましい。主たる水平線条21の長さとは、複数本の水平線条21、21・・がある場合、長さの長い方の水平線条をさす。
また、前記FMラジオ用メインアンテナ10の前記水平線条11、11のいずれかの一端部、またはその途中部より分岐してコ字状、逆コ字状、または矩形ループ形状(長方形状)の線条のいずれか、またはこれらを組み合わせた線条を介して、前記水平線条11、11間の内側に線条を延ばし、窓ガラス1の縦辺側に設けた主給電点4に接続するようにしても良い。
前記コ字状、逆コ字状、または矩形ループ形状の線条(長方形状)のいずれか一つ、またはこれらを組み合わせた線条の最上部側の水平線条11の端部または途中部より延ばした線条と、および同じくコ字状、逆コ字状、または矩形ループ形状の線条(長方形状)のいずれか一つ、またはこれらを組み合わせた線条の最下部側の水平線条の端部または途中部より延ばした線条とを、前記FMラジオ用メインアンテナ10の主給電点4、または前記FMラジオ用のメインアンテナ10の水平線条11の端部または途中部に接続する。
一方、前記FMラジオ用サブアンテナ20は、該FMラジオ用メインアンテナ10の主給電点4とは反対側位置で、離隔した2本の水平線条11、11とは容量結合させないように距離を確保できるFMラジオ用メインアンテナ10の水平線条11の略中間位置に設け、少なくとも1本の水平線条21を有するアンテナであり、縦辺側に設けたサブ給電点5に接続した。
前記FMラジオ用サブアンテナ20は、矩形状の閉ループ線条、または水平線条の先端より折り返した折返線条を有する線条としても良い。
前記FMラジオ用サブアンテナ20は、FMラジオ用メインアンテナ10の各水平線条11、11とは15mm以上離して配設すようにするのが良い。
図7は、FMラジオ国内向け放送の周波数帯域である76〜90MHzにおいて、図1に示した実施例1のFMラジオ用メインアンテナ10単独の周波数特性を太い実線で示し、FMラジオ用サブアンテナ20単独の周波数特性を細い実線で示す。
一方、図8に、FMラジオ国内向け放送帯の周波数帯域である76〜90MHzにおける図6に示した比較例1のFMラジオ用メインアンテナ10の単独の周波数特性を太い実線で示し、FMラジオ用サブアンテナ20の単独の周波数特性を細い実線で示した。
FMラジオ用メインアンテナ10は、平均受信利得が−5.1dBから−4.2dBへ0.9dBの向上が得られ、FMラジオ用サブアンテナ20は、平均受信利得が−18.7dBから−16.5dBへ2.2dBの向上が得られた。
この結果、FMラジオ受信用サブアンテナ20を加熱導電線条の下部余白部に設けた図6に示したアンテナパターンに比べて、図1に示したように加熱導電線条2の上部余白部のFMラジオ受信用メインアンテナ10の離隔した2本の水平線条11、11間にFMラジオ受信用サブアンテナ20を設けたアンテナパターンとすることによって、周波数特性を向上させることができることがわかった。
尚、周波数帯域88〜108MHzの国外向けFMラジオ放送用として使用する場合は、国内向けとして示した各アンテナパターンと同一パターンとし、各エレメントの長さを国外向けである88〜108MHzの周波数帯で共振するように調整すれば良い。
尚、自動車用の後部窓ガラス1の加熱導電線条2の上部余白部に前記FMラジオ用メインアンテナ10設け、さらに地上デジタルテレビ放送波受信用のアンテナを設ける場合には、FMラジオ用メインアンテナ10の少なくとも2本の水平線条11、11の間隔を拡げ、上方の水平線条11と主給電点4から延ばしたコ字状や矩形状の線条14間の余白位置、および上方の水平線条11とFMラジオ用サブアンテナ20間の余白位置のそれぞれに地上デジタルテレビ放送波受信用のアンテナを設ければ良い。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
[実施例1]
図1に示すように、自動車用の後部窓ガラス1の加熱導電線条2の上部余白部に前記FMラジオ用メインアンテナ10と、FMラジオ用サブアンテナ20を設ける。FMラジオ用メインアンテナ10は、2本の水平線条11、11の各中点同士を垂直線条12で接続し、下部側の水平線条11の右側端部より下方側に線条を折り曲げた後、折り返して折り返線条13を設ける。さらに下部側の水平線条11の左側端部より延ばした線条をコ字状の線条14の下辺側の線条の途中部に接続し、コ字状の線条14の上辺側の線条の途中部より分岐して左側辺方向に延ばした線条を主給電点4に接続した。
一方、FMラジオ用サブアンテナ20をFMラジオ用メインアンテナ10の2本の水平線条11、11間で主給電点4とは反対側の右側端辺に設けたサブ給電点5より1本の水平線条21を延ばして、FMラジオ用サブアンテナ20とした。
本実施例1で用いるガラス板1は略台形状で、その概略寸法は、上辺が1100mm、下辺が1,150mm、高さが700mmであり、窓枠のフランジの内径寸法は、上辺が1040mm、下辺が1,100mm、高さが650mmである。
FMラジオ用メインアンテナ10の水平線条11の長さ=800mm、
水平線条11’の長さ=810mm、
垂直線条12の長さ=130mm、
折返線条13の長さ=960mm、
コ字状線条14の水平線条の長さ=430mm、
垂直線条の長さ=60mm
FMラジオ用サブアンテナ20の水平線条21の長さ=440mm、
FMラジオ用メインアンテナ10の水平線条11、11’とFMラジオ用サブアンテナ20の水平線条21との間隔を115mm、15mmとした。
これらのFMラジオ用メインアンテナ10、FMラジオ用サブアンテナ20、および主給電点4、サブ給電点5、バスバー3、3’、および加熱導電線条2の各線条を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FMラジオ用アンテナ10、FMラジオ用サブアンテナ20のそれぞれについて、各給電点4、5より同軸ケーブル等によりダイバーシティ回路(図示しない)を経由し、FMチューナー(図示しない)に接続した。
この結果、図1に示したFMラジオ用メインアンテナ10は、図6に示した従来のアンテナによる図8の太い実線で示した従来の周波数特性およびその平均受信利得が−5.1dBに比べて、図7の太い実線で示した本願の実施例1の周波数特性およびその平均受信利得の−4.2dBへ0.9dBの利得の改善が得られた。
また、FMラジオ用サブアンテナ20についても、図8の細い実線で示した従来の周波数特性およびその平均受信利得である−18.7dBから、図7の細い実線で示した本願の実施例1の周波数特性およびその平均受信利得である−16.5dBへ2.2dBの利得の改善が得られた。
[実施例2]
図2に示すように、FMラジオ用メインアンテナ10については実施例1と同じであるが、FMラジオ用サブアンテナ20については、水平線条21、21を2本設けた点が実施例1と異なる。
FMラジオ用サブアンテナ20の水平線条21、21の長さは、360mm、460mmで、その間隔は70mm、FMラジオ用メインアンテナ10の水平線条11、11’とFMラジオ用サブアンテナ20の水平線条21との間隔を30mm、35mmとした以外は、実施例1と同じである。
これらの各アンテナ10、20、および各給電点4、5、バスバー3、3’、および加熱導電線条2を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FMラジオ用アンテナ10、FMラジオ用サブアンテナ20のそれぞれについて、各給電点4、5より同軸ケーブル等によりダイバーシティ回路(図示しない)を経由し、FMチューナー(図示しない)に接続した結果、実施例1と同様に十分実用レベルにあることがわかった。
[実施例3]
図3に示すように、FMラジオ用メインアンテナ10については実施例1と同じであるが、FMラジオ用サブアンテナ20については、水平線条21に代えて、矩形状の閉ループ状21’とした点が実施例1と異なる。
FMラジオ用サブアンテナ20の閉ループ線条21’の横辺の長さは420mm、縦辺の長さは25mm、FMラジオ用メインアンテナ10の水平線条11、11’とFMラジオ用サブアンテナ20の閉ループ線条21’との間隔85mm、20mmとした以外は、実施例1と同じである。
これらの各アンテナ10、20、および各給電点4、5、バスバー3、3’、および加熱導電線条2を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FMラジオ用アンテナ10、FMラジオ用サブアンテナ20のそれぞれについて、各給電点4、5より同軸ケーブル等によりダイバーシティ回路(図示しない)を経由し、FMチューナー(図示しない)に接続した結果、実施例1と同様に十分実用レベルにあることがわかった。
[実施例4]
図4に示すように、FMラジオ用サブアンテナ20については実施例1と同じであるが、FMラジオ用メインアンテナ10については、下方側の水平線条より折り返した折返線条に代えて、下方側の水平線条を2本とした点が実施例1と異なる。
FMラジオ用メインアンテナ10の下方側の水平線条11’、11’の長さを、955mm、960mmとし、垂直線条12の長さを、150mmとした以外は、実施例1と同じである。
これらの各アンテナ10、20、および各給電点4、5、バスバー3、3’、および加熱導電線条2を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FMラジオ用アンテナ10、FMラジオ用サブアンテナ20のそれぞれについて、各給電点4、5より同軸ケーブル等によりダイバーシティ回路(図示しない)を経由し、FMチューナー(図示しない)に接続した結果、実施例1と同様に十分実用レベルにあることがわかった。
[実施例5〜8]
図5(a)〜(d)に示す実施例5〜8について、FMラジオ用サブアンテナ20については実施例1と同じであるが、FMラジオ用メインアンテナ10については、コ字状線条に代えて図5(a)の点線で囲った部分に示す矩形状の閉ループ線条14’とした実施例5、さらに該点線部分を図5(b)に示す逆コ字条線条とした実施例6、図5(c)に示すコ字条線条と逆コ字条線条を上下に併設して重ねた線条とした実施例7、図5(d)に示したように逆コ字条線条とコ字条線条を上下に併設して重ねた線条とした実施例7とした点が実施例1と異なる。
これらの各アンテナ10、20、および各給電点4、5、バスバー3、3’、および加熱導電線条2を銀ペースト等の導電ペーストによりガラス板面にプリントし、焼成して形成する。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、さらに、FMラジオ用アンテナ10、FMラジオ用サブアンテナ20のそれぞれについて、各給電点4、5より同軸ケーブル等によりダイバーシティ回路(図示しない)を経由し、FMチューナー(図示しない)に接続した結果、実施例1と同様に十分実用レベルにあることがわかった。
1 窓ガラス
2 加熱導電線条
3、3’ バスバー
4 主給電点
5 サブ給電点
10 FMラジオ用メインアンテナ
11 水平線条
12 垂直線条
13 折返線条
14 コ字状線条
14’ ループ線条
20 FMラジオ用サブアンテナ
21 水平線条
21’ ループ線条

Claims (5)

  1. 自動車の後部窓ガラスの加熱導電線条の上部余白部に設けたAM/FMラジオ用のガラスアンテナにおいて、離隔した少なくとも2本の水平線条と該各水平線条の略中点近傍位置で接続した垂直線条とを少なくとも有し、前記水平線条のいずれかの一端部またはその途中部より前記水平線条間の内側に延ばした線条を介して窓ガラスの縦辺側に設けた主給電点に接続したFMラジオ用メインアンテナと、該FMラジオ用メインアンテナの給電点とは反対側位置で、離隔した少なくとも2本の水平線条とは容量結合させないように該2本の水平線条の略中間位置に設け少なくとも1本の水平線条を縦辺側に設けたサブ給電点に接続したFMラジオ用サブアンテナとからなり、前記FMラジオ用メインアンテナと前記FMラジオ用サブアンテナとをいずれも前記後部窓ガラスの加熱導電線条の上部余白部内に設けて、前記主給電点及び前記サブ給電点より同軸ケーブルによりダイバーシティ回路を経由し、FMチューナーに接続したことを特徴とする自動車用のガラスアンテナ。
  2. 前記FMラジオ用サブアンテナは、FMラジオ用メインアンテナの各水平線条とは15mm以上離して配設することを特徴とする請求項1記載の自動車用のガラスアンテナ。
  3. 前記FMラジオ用サブアンテナの主たる水平線条の長さを、周波数76〜90MHzの国内帯域では360mm〜480mm、88〜108MHzの国外帯域では280mm〜400mmとすることを特徴とすることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用のガラスアンテナ。
  4. 前記FMラジオ用メインアンテナの、水平線条のいずれかの先端またはその途中部と、主給電点間にコ字状、逆コ字状、矩形状の閉ループ状のいずれかの線条、またはこれらを組み合わせた線条を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動車用のガラスアンテナ。
  5. 前記FMラジオ用サブアンテナは、矩形状の閉ループ線条、または水平線条の先端より折り返した折り返し線条を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車用のガラスアンテナ。
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