JP2014170990A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下部領域に加熱水平線条22が配設されたデフォッガ2を備えたリアガラス1の前記デフォッガ2の上部領域に配設された自動車用ガラスアンテナであり、メイン線条311と前記メイン線条311に垂直線条312の上端を接続した第1のエレメント31と、第2のエレメント32と、第3のエレメント33と、前記第3のエレメント33から引き出された引き出し線条341と、前記引き出し線条341の先端に接続された給電点35とからなり、前記メイン線条311が、前記リアガラス面内で、水平部分3111と屈曲部線条3112とを備えるようにした。
【選択図】図6
Description
[リアガラス内での各構成要素の配置]
図1は、本発明の実施形態1に係わるアンテナの車内側から見た正面図である。図1は、本発明の自動車用ガラスアンテナを配設したリアガラス1を自動車に搭載した状態を表したものである。そのため、リアガラス1の端部にボディフランジの端縁6を描いている。また、自動車後部の車内側の天井に取り付けられたハイマウントストップランプ5も描いている。
第1のアンテナ3は、FM用アンテナである。第1のアンテナ3は、第1のエレメント31と、第2のエレメント32と、第3のエレメント33と、第4のエレメント34と、第1のアンテナの給電点35とから構成されている。そして、第1のアンテナの給電点35は、リアガラス1の左側辺部に配設されている。
第1のエレメント31は、第1のエレメントのメイン線条311と第1のエレメントの垂直線条312とから構成されている。第1のエレメントのメイン線条311は、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111と、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112とから構成される一本の線条である。
第2のエレメント32は、第2のエレメントの水平線条321と、第2のエレメントの折り返し線条322とから構成されている。第2のエレメントの水平線条321は、その左端が、第1のエレメントの垂直線条312の下端に接続されており、右方に延伸される線条である。第2のエレメントの折り返し線条322は、その一端が第2のエレメントの水平線条321の右端に接続され、左側に折り返された線条である。
第3のエレメント33は、インピーダンス調整用のエレメントであり、第3のエレメントの水平線条331と、第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条332と、第3のエレメントのスタブ333とから構成されている。第3のエレメントの水平線条331は、その右端が、第1のエレメントの垂直線条312の下端に接続されており、左方に延伸される線条である。第3のエレメントのスタブ333は、第3のエレメントの水平線条331よりも上方に配設されており、第3のエレメントの水平線条331と第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条332によって接続されている。
第4のエレメント34は、引き出し線条341から構成されている。そして、引き出し線条341は、リアガラス1の左側辺部に配設されている第1のアンテナの給電点35と、第3のエレメントのスタブ333とを接続している。
第2のアンテナ4も、第1のアンテナ3と同様にFM用アンテナとして使用している。そして、第1のアンテナ3とともにダイバーシティ受信に用いることによって、より好適なFM放送波の受信を可能としている。
図2は、本発明の実施形態2に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態1の自動車用ガラスアンテナとは、第1のアンテナ3の第3のエレメント33に第3のエレメントの折り返し線条334が接続されていない点が異なっている。
(76MHz〜90MHz)に合わせるか、その他の地域のFM放送波の周波数帯域(88MHz〜108MHz)に合わせるかによる相違、又は、適用する自動車の相違によって、最適化する結果として生じるものである。
図3は、本発明の実施形態3に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態1の自動車用ガラスアンテナとは、第2のアンテナ4が、デフォッガ2の上部領域に配設され、第2のアンテナの給電点41が、リアガラス1の右側辺部に配設されており、第2のアンテナの第1線条42が、第2のアンテナの給電点41から上方へ延伸されそれから右方へ延伸されている点が異なっている。第2のアンテナ4をこのようにデフォッガ2の上部領域に配設するようにしても、第1のアンテナ3と第2のアンテナ4とで、FM放送波を良好にダイバーシティ受信することができる。
図4は、本発明の実施形態4に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態2の自動車用ガラスアンテナとは、第2のアンテナ4が、デフォッガ2の上部領域に配設され、第2のアンテナの給電点41が、リアガラス1の右側辺部に配設されている点が異なっている。第2のアンテナ4をこのようにデフォッガ2の上部領域に配設するようにしても、第1のアンテナ3と第2のアンテナ4とで、FM放送波を良好にダイバーシティ受信することができる。
図5は、本発明の実施形態5に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態4の自動車用ガラスアンテナとは、第1のアンテナ3の第4のエレメント34の引き出し線条341の引き出し線条の水平部分341aが、互いに平行な2本の線条で形成されている点と、デフォッガ2の最下部の加熱水平線条からさらに加熱線条がコ字状に配設されている点が異なっている。第1のアンテナ3の第4のエレメント34をこのように構成しても、良好なアンテナ性能を得ることができる。
図6は、本発明の実施形態6に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態5の自動車用ガラスアンテナとは、第1のアンテナ3の第3のエレメントのスタブ333のスタブ用垂直線条333cの上下端が、スタブ用上部水平線条333a及びスタブ用下部水平線条333bのそれぞれ左端と接続されている点と、第2のアンテナ4が、デフォッガ2の下部領域に配設され、第2のアンテナの給電点41が、リアガラス1の左側辺に配設され、第2のアンテナの第1線条42の先端部が折り返されており、さらに、デフォッガ2からデフォッガの補助線条24が延伸され、第2のアンテナの第1線条42と近接して容量結合している点が異なっている。第1のアンテナ3と第2のアンテナ4の構成をこのようにしても、良好なアンテナ性能を得ることができる。
図7は、本発明の実施形態7に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態6の自動車用ガラスアンテナとは、第1のアンテナ3の第3のエレメントのスタブ333のスタブ用垂直線条333cの上下端が、スタブ用上部水平線条333a及びスタブ用下部水平線条333bのそれぞれ右端と接続されている点と、第2のアンテナの第1線条42の先端部が折り返されていない点が異なっている。第1のアンテナ3と第2のアンテナ4の構成をこのようにしても、良好なアンテナ性能を得ることができる。
図8は、本発明の実施形態8に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態5の自動車用ガラスアンテナとは、第1のアンテナ3の第3のエレメントのスタブ333のスタブ用垂直線条333cの上下端が、スタブ用上部水平線条333a及びスタブ用下部水平線条333bのそれぞれ左端と接続されている点と、第2のアンテナの第1線条42の途中部から第2のアンテナの第2線条43が延伸されている点が異なっている。第1のアンテナ3と第2のアンテナ4の構成をこのようにしても、良好なアンテナ性能を得ることができる。
図9は、本発明の実施形態9に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態5の自動車用ガラスアンテナとは、第1のアンテナ3の第4のエレメント34の、引き出し線条341の引き出し線条の水平部分341aが、1本の線条のみで構成される点と、第2のアンテナ4の第2のアンテナの第1線条42の構成が、第2のアンテナの給電点41から上方へ延伸され、そして左方へ延伸され、さらに上方へ延伸され、そしてさらに左方へ延伸されている点が、異なっている。第1のアンテナ3と第2のアンテナ4の構成をこのようにしても、良好なアンテナ性能を得ることができる。
図10は、本発明の実施形態10に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態7の自動車用ガラスアンテナとは、デフォッガの補助線条24が配設されていない点が異なっている。第2のアンテナ4の構成をこのようにしても、良好なアンテナ性能を得ることができる。
図11は、本発明の実施形態11に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態7の自動車用ガラスアンテナとは、第1のエレメントのメイン線条31に第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112が2箇所形成されている点が異なっている。
図12は、本発明の実施形態12に係わる自動車用ガラスアンテナの車内側から見た正面図である。実施形態11の自動車用ガラスアンテナとは、一つ目の第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112が、パッチアンテナ7に沿うように、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111から上方に延伸された線条と、前記上方に延伸された線条の先端を、その両端で接続する線条とから形成されている点が異なっている。第1のアンテナ3は、このような構成であっても良好なアンテナ性能を確保することができる。
本発明の自動車用ガラスアンテナは、第1のアンテナ3及び第2のアンテナ4は、それぞれ第1のアンテナの給電点35及び第2のアンテナの給電点41の近傍の車体上に図示しない接地点が設けられており、図示しない受信機から接地点までを図示しない同軸ケーブルで接続し、前記同軸ケーブルの外皮側は接地し、前記同軸ケーブルの芯線側は、図示しないAV線に接続し、第1のアンテナ3に係わる接地点及び第2のアンテナ4に係わる接地点から、それぞれ第1のアンテナの給電点35及び第2のアンテナの給電点41までを接続されている。
本発明の自動車用ガラスアンテナは、リアガラスのデフォッガを形成するのと同じ一般的な導電性セラミックペーストを用いることができ、デフォッガと同じ方法で印刷し、加熱炉によって焼付けることができる。
[第1のエレメント]
ハイマウントストップランプ5は、自動車の左右の中心位置に左右対称となるように設置されているため、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、リアガラス1の左右の中心線を示す仮想線aに対して左右対称となるように配設した。第1のエレメントのメイン線条311は、リアガラス1を自動車に取り付けたときに、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111とボディフランジの端縁6との間隔Xが20mmとなるように配設した。そして、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、左右対称であり、例えば、右側は、仮想線aから右へ水平方向で150mm離れた位置から仮想線aから右へ水平方向で100mm離れた位置まで、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111の位置から110mm下方になるように線条が延伸され、そこから仮想線aの位置まで水平に延伸されている。第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左側も上記と同様の形状となっている。
第1のエレメントのメイン線条の水平部分と屈曲部線条の底辺との間隔Y=110mm
第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条の底辺の長さH=200mm
第1のエレメントのメイン線条311の全長及び第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左右の第1のエレメントの水平部分3111の寸法はそれぞれ、
左側の第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=200mm
右側の第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=270mm
第1のエレメントのメイン線条311=912mm
であった。
第2のエレメントの水平線条321=500mm
第2のエレメントの折り返し線条322=720mm
第2のエレメントの水平線条と折り返し線条との接続部分322a=20mm
また、第2のエレメントの水平線条321と第2のエレメントの折り返し線条の第2のエレメントの水平線条321と平行となっている箇所での両者の間隔は20mmとなるようにした。
第3のエレメントの水平線条331=400mm
スタブ用上部水平線条333a=405mm
スタブ用下部水平線条333b=405mm
スタブ用垂直線条333c=30mm
スタブ用上部水平線条333aと、スタブ用下部水平線条333bとは、いずれも仮想線aから左右の水平方向で左側に120mm離れた位置から左側に延伸させた。また、第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条332は、第3のエレメントの水平線条331の左端に接続し、垂直に上方に伸ばして、スタブ用下部水平線条333bに接続した。
引き出し線条341の全長=520mm
引き出し線条の水平部分341a=340mm
引き出し線条のスタブとの接続部分341b=60mm
引き出し線条の給電点との接続部分341c=120mm
引き出し線条の水平部分341aは、2本の線条が互いに平行に配設されており、その間隔は20mmとした。また、引き出し線条341とスタブ用上部水平線条333aとの接続位置は、仮想線aから水平方向に左側に150mm離れた位置とした。
第2のアンテナ4は、第2のアンテナの第1線条42とデフォッガの補助線条24とを、第2のアンテナの第1線条42の折り返し部分を除いて、10mmの間隔で近接させて容量結合させた。第2のアンテナの第1線条42及びデフォッガの補助線条24の長さは、それぞれ日本国内でのFM放送波の周波数帯で所望のアンテナ感度が得られるように調整を行った。
図13は、第1のアンテナの、日本国内と日本国外を含むFM放送波の周波数帯での各周波数におけるアンテナ感度の全方位での平均値を示したものである(以下、単にアンテナ感度と呼ぶことにする)。図13の横軸の単位は周波数であり、単位はMHzである。図13の縦軸は、アンテナ感度を示しており、一目盛は10dBである。
[第1のエレメント]
ハイマウントストップランプ5は、自動車の左右の中心位置に左右対称となるように設置されているため、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、リアガラス1の左右の中心線を示す仮想線aに対して左右対称となるように配設した。第1のエレメントのメイン線条311は、リアガラス1を自動車に取り付けたときに、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111とボディフランジの端縁6との間隔が20mmとなるように配設した。そして、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、左右対称であり、例えば、右側は、仮想線aから右へ水平方向で150mm離れた位置から仮想線aから右へ水平方向で100mm離れた位置まで、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111の位置から110mm下方になるように線条が延伸され、そこから仮想線aの位置まで水平に延伸されている。第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左側も上記と同様の形状となっている。
第1のエレメントのメイン線条の水平部分と屈曲部線条の底辺との間隔Y=110mm
第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条の底辺の長さH=200mm
第1のエレメントのメイン線条311の全長及び第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左右の第1のエレメントの水平部分3111の寸法はそれぞれ、
左側の第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=100mm
右側の第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=200mm
第1のエレメントのメイン線条311=742mm
であった。
第2のエレメントの水平線条321=500mm
第2のエレメントの折り返し線条322=720mm
第2のエレメントの水平線条と折り返し線条との接続部分322a=20mm
また、第2のエレメントの水平線条321と第2のエレメントの折り返し線条の第2のエレメントの水平線条321と平行となっている箇所での両者の間隔は20mmとなるようにした。
第3のエレメントの水平線条331=450mm
スタブ用上部水平線条333a=410mm
スタブ用下部水平線条333b=410mm
スタブ用垂直線条333c=30mm
スタブ用上部水平線条333aと、スタブ用下部水平線条333bとは、いずれも仮想線aから左右の水平方向で左側に120mm離れた位置から左側に延伸させた。また、第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条332は、第3のエレメントの水平線条331の左端に接続し、垂直に上方に伸ばして、スタブ用下部水平線条333bに接続した。
引き出し線条341の全長=410mm
引き出し線条の水平部分341a=320mm
引き出し線条のスタブとの接続部分341b=20mm
引き出し線条の給電点との接続部分341c=70mm
引き出し線条の水平部分341aは、2本の線条が互いに平行に配設されており、その間隔は5mmとした。また、引き出し線条341とスタブ用上部水平線条333aとの接続位置は、仮想線aから水平方向に左側に150mm離れた位置とした。
第2のアンテナ4は、第2のアンテナの第1線条42とデフォッガの補助線条24とを10mmの間隔で近接させて容量結合させた。第2のアンテナの第1線条42及びデフォッガの補助線条24の長さは、それぞれ日本以外の地域でのFM放送波の周波数帯で所望のアンテナ感度が得られるように調整を行った。
図14は、第1のアンテナの、日本国内と日本国外を含むFM放送波の周波数帯での各周波数におけるアンテナ感度を示したものである。図14の横軸の単位は周波数であり、単位はMHzである。図14の縦軸は、アンテナ感度を示しており、一目盛は10dBである。
[第1のエレメント]
ハイマウントストップランプ5は、自動車の左右の中心位置に左右対称となるように設置されているため、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、リアガラス1の左右の中心線を示す仮想線aに対して左右対称となるように配設した。第1のエレメントのメイン線条311は、リアガラス1を自動車に取り付けたときに、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111とボディフランジの端縁6との間隔が20mmとなるように配設した。そして、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、左右対称であり、例えば、右側は、仮想線aから右へ水平方向で150mm離れた位置から仮想線aから右へ水平方向で100mm離れた位置まで、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111の位置から110mm下方になるように線条が延伸され、そこから仮想線aの位置まで水平に延伸されている。第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左側も上記と同様の形状となっている。
第1のエレメントのメイン線条の水平部分と屈曲部線条の底辺との間隔Y=110mm
第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条の底辺の長さH=200mm
第1のエレメントのメイン線条311の全長及び第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左右の第1のエレメントの水平部分3111の寸法はそれぞれ、
左側の第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=200mm
右側の第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=270mm
第1のエレメントのメイン線条311=912mm
であった。
第2のエレメントの水平線条321=500mm
第2のエレメントの折り返し線条322=1060mm
第2のエレメントの水平線条と折り返し線条との接続部分322a=20mm
また、第2のエレメントの水平線条321と第2のエレメントの折り返し線条の第2のエレメントの水平線条321と平行となっている箇所での両者の間隔は20mmとなるようにした。
第3のエレメントの水平線条331=350mm
スタブ用上部水平線条333a=405mm
スタブ用下部水平線条333b=405mm
スタブ用垂直線条333c=30mm
スタブ用上部水平線条333aと、スタブ用下部水平線条333bとは、いずれも仮想線aから左右の水平方向で左側に120mm離れた位置から左側に延伸させた。また、第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条332は、第3のエレメントの水平線条331の左端に接続し、垂直に上方に伸ばして、スタブ用下部水平線条333bに接続した。
引き出し線条341の全長=520mm
引き出し線条の水平部分341a=340mm
引き出し線条のスタブとの接続部分341b=60mm
引き出し線条の給電点との接続部分341c=120mm
引き出し線条の水平部分341aは、2本の線条が互いに平行に配設されており、その間隔は20mmとした。また、引き出し線条341とスタブ用上部水平線条333aとの接続位置は、仮想線aから水平方向に左側に150mm離れた位置とした。
<第2のアンテナ>
第2のアンテナ4は、第2のアンテナの第1線条42を第2のアンテナの給電点41から上方に延伸し、次に左側に水平に延伸しており、さらに、第2のアンテナの第1線条42の水平部分に、第2のアンテナの第2線条43を接続した。第2のアンテナの第1線条42及び第2のアンテナの第2線条の長さは、それぞれ日本国内でのFM放送波の周波数帯で所望のアンテナ感度が得られるように調整を行った。
図15は、第1のアンテナの、日本国内と日本国外を含むFM放送波の周波数帯での各周波数におけるアンテナ感度の全方位での平均値を示したものである(以下、単にアンテナ感度と呼ぶことにする)。図15の横軸の単位は周波数であり、単位はMHzである。図15の縦軸は、アンテナ感度を示しており、一目盛は10dBである。
[第1のエレメント]
ハイマウントストップランプ5は、自動車の左右の中心位置に左右対称となるように設置されているため、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、リアガラス1の左右の中心線を示す仮想線aに対して左右対称となるように配設した。第1のエレメントのメイン線条311は、リアガラス1を自動車に取り付けたときに、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111とボディフランジの端縁6との間隔が20mmとなるように配設した。そして、第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112は、左右対称であり、例えば、右側は、仮想線aから右へ水平方向で150mm離れた位置から仮想線aから右へ水平方向で100mm離れた位置まで、第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111の位置から110mm下方になるように線条が延伸され、そこから仮想線aの位置まで水平に延伸されている。第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条3112の左側も上記と同様の形状となっている。
第1のエレメントのメイン線条の水平部分と屈曲部線条の底辺との間隔Y=110mm
第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条の底辺の長さH=200mm
第1のエレメントのメイン線条311の全長及び第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条の右側のみに配設されている第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111の長さはそれぞれ、
第1のエレメントのメイン線条の水平部分3111=250mm
第1のエレメントのメイン線条311=692mm
であった。
第2のエレメントの水平線条321=500mm
第2のエレメントの折り返し線条322=720mm
第2のエレメントの水平線条と折り返し線条との接続部分322a=20mm
また、第2のエレメントの水平線条321と第2のエレメントの折り返し線条の第2のエレメントの水平線条321と平行となっている箇所での両者の間隔は20mmとなるようにした。
第3のエレメントの水平線条331=530mm
スタブ用上部水平線条333a=410mm
スタブ用下部水平線条333b=410mm
スタブ用垂直線条333c=30mm
スタブ用上部水平線条333aと、スタブ用下部水平線条333bとは、いずれも仮想線aから左右の水平方向で左側に120mm離れた位置から左側に延伸させた。また、第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条332は、仮想線aから水平方向に左方へ300mmの位置で、第3のエレメントの水平線条331に接続し、垂直に上方に伸ばして、スタブ用下部水平線条333bに接続した。
引き出し線条341の全長=410mm
引き出し線条の水平部分341a=320mm
引き出し線条のスタブとの接続部分341b=20mm
引き出し線条の給電点との接続部分341c=70mm
引き出し線条341とスタブ用上部水平線条333aとの接続位置は、仮想線aから水平方向に左側に200mm離れた位置とした。
第2のアンテナ4は、第2のアンテナの第1線条42を、リアガラス1の右側辺に配設された第2のアンテナの給電点41から、上方へ延伸し、次いで、右方へ延伸し、もう一度上方へ延伸し、さらに右方へ延伸することによって形成している。第2のアンテナの第1線条42の長さは、それぞれ日本以外の地域でのFM放送波の周波数帯で所望のアンテナ感度が得られるように調整を行った。
図16は、第1のアンテナの、日本国内と日本国外を含むFM放送波の周波数帯での各周波数におけるアンテナ感度を示したものである。図16の横軸の単位は周波数であり、単位はMHzである。図16の縦軸は、アンテナ感度を示しており、一目盛は10dBである。
2 デフォッガ
21 バスバ
22 加熱水平線条
23 直交線条
3 第1のアンテナ
31 第1のエレメント
311 第1のエレメントのメイン線条
3111 第1のエレメントのメイン線条の水平部分
3112 第1のエレメントのメイン線条の屈曲部線条
312 第1のエレメントの垂直線条
32 第2のエレメント
321 第2のエレメントの水平線条
322 第2のエレメントの折り返し線条
322a 第2のエレメントの水平線条と折り返し線条との接続部分
33 第3のエレメント
331 第3のエレメントの水平線条
332 第3のエレメントの水平線条とスタブとの接続線条
333 第3のエレメントのスタブ
333a スタブ用上部水平線条
333b スタブ用下部水平線条
333c スタブ用垂直線条
334 第3のエレメントの折り返し線条
34 第4のエレメント
341 引き出し線条
341a 引き出し線条の水平部分
341b 引き出し線条のスタブとの接続部分
341c 引き出し線条の給電点との接続部分
35 第1のアンテナの給電点
4 第2のアンテナ
41 第2のアンテナの給電点
42 第2のアンテナの第1線条
43 第2のアンテナの第2線条
5 ハイマウントストップランプ
6 ボディフランジの端縁
7 衛星波受信用のパッチアンテナ
Claims (4)
- 下部領域に加熱水平線条(22)が配設されたデフォッガ(2)を備えたリアガラス(1)の前記デフォッガ(2)の上部領域に配設された自動車用ガラスアンテナであり、
該アンテナは、ボディフランジの上側の端縁(6)寄りに配設したFM用メイン線条(311)と前記FM用メイン線条(311)に先端を接続され、下方に延伸される垂直線条(312)からなる第1のエレメント(31)と、
該第1のエレメント(31)の下側で、前記垂直線条(312)に接続され片側に延伸して配設した水平線条(321)からなる位相調整用の第2のエレメント(32)と、
該水平線条(321)と反対側に延伸して配設した水平線条(331)からなるインピーダンス整合用の第3のエレメント(33)と、
前記第3のエレメント(33)から引き出された引き出し線条(341)と、前記引き出し線条の先端に接続され、ボディフランジの側部側の端縁(6)寄りに設けた給電点(35)とからなり、
前記メイン線条(311)は、前記ボディフランジの上側の端縁(6)に沿った少なくとも一箇所の水平部分(3111)と、少なくとも一箇所の屈曲部(3112)を備えており、
前記屈曲部線条(3112)は、前記水平部分(3111)よりも下方又は上方に延伸される2本の線条と、前記2本の線条間を結ぶ線条とから構成されている、
ことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。 - 前記第3のエレメント(33)は、前記垂直線条(312)の下端に接続される水平線条(331)と前記水平線条(331)に接続線条(332)を介して接続されるスタブ(333)とからなり、
前記スタブ(333)は、少なくとも1本のスタブ用水平線条(333a、333b)からなり、
前記引き出し線条(341)の一端は、前記スタブ用水平線条(333a、333b)のうちの最上部の線条(333a)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ガラスアンテナ。 - 前記リアガラス(1)を、ハイマウントストップランプ(5)が車内の上方に設置されている車体に取付けたときに、前記車体の後方から、前記ハイマウントストラップランプ(5)に相対して見たときに、前記ハイマウントストラップランプ(5)が前記屈曲部線条(3112)とボディフランジの上側の端縁(6)の間に位置することを特徴とする請求項1乃至2のいずかに記載の自動車用ガラスアンテナ。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の自動車用ガラスアンテナを第1のアンテナ(3)とし、前記第1のアンテナ(3)とは別に前記デフォッガ上部領域に給電点を配設した第2のアンテナ(4)とを備えたことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
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JP2013040301A JP2014170990A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 自動車用ガラスアンテナ |
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JP2013040301A JP2014170990A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 自動車用ガラスアンテナ |
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Family Applications (1)
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Citations (4)
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JPS6486601A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Central Glass Co Ltd | On-vehicle glass antenna |
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JP2011166487A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Central Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ |
-
2013
- 2013-03-01 JP JP2013040301A patent/JP2014170990A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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