JP2011166487A - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、自動車用窓ガラスに設けるFMラジオ放送波用、またはVICS(道路交通情報システム)用FM多重放送波を好適に受信する。
【解決手段】自動車の後部窓ガラスに設けた複数本の導電加熱水平線条の上部余白部に設けるアンテナにおいて、ボディフランジの開口部上辺近傍のガラス面に設けた給電点からフランジの上辺に沿って略水平方向に延ばした第1エレメントと、該第1エレメントの途中部から下方に分岐する、または前記給電点から下方に延ばした垂直線条の下端に接続した水平線条からなる第2エレメントとからなり、該第2エレメントの水平線条を最上部側の導電加熱水平線条に近接し容量結合させた。
【選択図】 図1
【解決手段】自動車の後部窓ガラスに設けた複数本の導電加熱水平線条の上部余白部に設けるアンテナにおいて、ボディフランジの開口部上辺近傍のガラス面に設けた給電点からフランジの上辺に沿って略水平方向に延ばした第1エレメントと、該第1エレメントの途中部から下方に分岐する、または前記給電点から下方に延ばした垂直線条の下端に接続した水平線条からなる第2エレメントとからなり、該第2エレメントの水平線条を最上部側の導電加熱水平線条に近接し容量結合させた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車用窓ガラスの余白部に設けるFMラジオ放送波用、またはVICS(道路交通情報システム、Vehicle Information and Communication System)用FM多重放送波を受信するのに好適なガラスアンテナに関するものである。
近年、カーナビゲーションシステムの普及とともに、渋滞情報、工事情報、事故・故障車情報等の道路交通情報システムであるVICS(道路交通情報システム)の重要性が増し、VICS用FM多重放送局も増加している状況にある。
前記VICS用FM多重放送波は、日本国内での周波数帯域が76〜90MHz、日本国外での周波数帯域が88〜108MHzで放送されるFMラジオ放送波に多重されている。このため、従来、VICS用FM多重放送波の受信には、FMラジオ放送波を受信するためのアンテナを兼用して受信することが多く、受信した信号を分配して、FMラジオ放送波受信用とVICS用FM多重放送波受信用に使用することが多く行われていた。
自動車の窓ガラスにVICS用のFM多重放送波を受信するアンテナ装置を設けた事例として、例えば、特開平11−234020号公報には、アンテナ導体6の受信信号をバッファ回路8を介してFM多重放送用受信機15に送り、同受信信号をバッファ回路8、AGC入力付回路12を介してAGC信号送出型ラジオ17に送り、AGC信号送出型ラジオ17からのAGC信号をAGC入力付回路12のAGC入力に送ることによって、同時に異なる受信周波数の放送を良好に受信する自動車用ガラスアンテナ装置が記載されている(特許文献1)。
また、例えば、特開平9−289411公報には、VICS用電波を受けるアンテナをフロントガラスに、FMラジオ用電波を受けるアンテナをリアガラスに、互いにルーフを介して離間させて設け、異なる局からのVICS用FM電波とFMラジオ用電波を同時に受信しても受信性能が劣化しない車載用アンテナ装置が記載されている(特許文献2)。
前記特許文献1は、デフォッガの上部余白部でデフォッガに近接して設けたアンテナを兼用アンテナとしてFMラジオ放送波とVICS用の電波の異なる受信周波数の電波を受信し、FMラジオ放送波とVICS用の電波のそれぞれに分配するときに、アンテナとチューナー間に設ける回路によって、それぞれの電波の信号レベルを低下させないようにしたものであり、ガラス面に設けたアンテナパターンによって、電波の信号レベルを低下させないようにしたものではない。
また、前記特許文献2には、フロントガラスの上辺側に口の字状のメインのVICS用アンテナ、後部窓ガラスのデフォッガの上部余白部には目の字状のサブのVICS用アンテナを設け、ダイバーシティ受信させるようにしたものであるが、単独で用いると指向特性の落ち込み部があって受信特性が平坦でないという問題点があった。
本発明は、このような問題点、すなわち、自動車の後部窓ガラスに設けたVICS用のFM多重放送波のアンテナによって、感度の向上と、周波数特性の平坦化、指向特性におけるアンテナ感度の落ち込みを抑え、改善することを目的とするものである。
すなわち、本発明は、自動車の後部窓ガラスに設けた複数本の導電加熱水平線条の上部余白部に設けるアンテナにおいて、ボディフランジの開口部上辺近傍のガラス面に設けた給電点からフランジの上辺に沿って略水平方向に延ばした第1エレメントと、該第1エレメントの途中部から下方に分岐する、または前記給電点から下方に延ばした垂直線条の下端に接続した水平線条からなる第2エレメントとからなり、該第2エレメントの水平線条を最上部側の導電加熱水平線条に近接し容量結合させたことを特徴とする車両用ガラスアンテナである。
あるいはまた、本発明は、前記アンテナが、日本国内外のFMラジオ放送波用、またはVICS(道路交通情報システム、Vehicle Information and Communication System)用のFM多重放送波を受信するアンテナであることを特徴とする上述の車両用ガラスアンテナである。
あるいはまた、本発明は、ボディフランジの開口部の上辺の中間部位置に内接するように設けたハイマウントストップランプの両側辺と下辺に沿うように第1エレメントを設けたことを特徴とする上述の車両用ガラスアンテナである。
あるいはまた、本発明は、前記第1エレメントの給電点からU字状線条の先端までの長さ、および、第1エレメントの給電点から第2エレメントの垂直線条を経た水平線条の先端までの長さを、それぞれαλ/4(α:ガラスの波長短縮率、λ:受信電波の中間周波数の波長)としたことを特徴とする上述のいずれかに記載の車両用ガラスアンテナである。
あるいはまた、本発明は、粘着面を有する透明な樹脂フイルムまたはシートに導電性材料を印刷、または金属細線によって形成した前記アンテナを、自動車のガラス板面に貼り付けるようにしたことを特徴とする上述のいずれかに記載の車両用ガラスアンテナである。
自動車の後部窓ガラスに設けたアンテナをVICS用のFM多重放送波専用のアンテナとすることによって、単独のアンテナであっても、受信感度を向上でき、周波数特性を平坦化でき、指向特性におけるアンテナ感度の落ち込みを抑えることによって、安定した受信利得が得られるようになった。
図1に示すように、本発明のアンテナは、自動車の後部窓ガラス1に設けた複数本の導電加熱水平線条4の上部余白部に設けたアンテナであって、ボディフランジ3の開口部の上辺近傍のガラス面に設けた給電点6からボディフランジ3の開口部の上辺に沿って略水平方向に延ばした第1エレメント10と、該第1エレメント10の途中部から下方に分岐する垂直線条21、または前記給電点から下方に延ばした垂直線条21’の下端に接続した水平線条22からなる第2エレメント20とからなり、該第2エレメント20の水平線条22を最上部側に位置する導電加熱水平線条4に近接させたものである。
本発明のアンテナの第1エレメント10のうち、ボディフランジ3に近接して設ける水平線条部分は、ボディフランジ3の上辺の内側から少なくとも10〜30mmの間隔で近接して設け、容量結合させた。
また、前記第2エレメント20も、最上部側に位置する導電加熱水平線条4に、10mmの間隔で近接して容量結合させる。
また、前記アンテナは、周波数が76〜90MHzの日本国内のFMラジオ放送波、周波数が88〜108MHzの日本国外のFMラジオ放送波またはVICS(道路交通情報システム)用のFM多重放送波を受信するアンテナとして単独の目的で使用する。
本発明のアンテナを、日本国内で使用する場合と、日本国外で使用する場合のように周波数が異なる帯域で使用する場合において、同一パターンのアンテナを採用することができるが、各アンテナのエレメントの水平線条については、各周波数帯域の中間周波数の波長によって線条長さを調整するのが良い。
このため、日本国内のVICS用周波数76〜90MHzの波長は、日本国外のVICS用周波数88〜108MHzの波長に比べて、およそ水平線条の長さが約18%程度長くなっている。これは、日本国外のVICS用帯域の中心周波数が、日本のVICS用帯域の中心周波数より約18%高いためである。
さらに、ボディフランジの開口部の上辺の中間部位置に内接するようにハイマウントストップランプが設けられていて、給電点から水平方向に延ばした第1エレメントが、ハイマウントストップランプに干渉するような場合、ハイマウントストップランプの下辺、及び側辺に沿って迂回するように線条を延ばして設ければ良い。
また、ガラスの波長短縮率をα、受信電波の中間周波数の波長をλとすると、前記第1エレメントの給電点からU字状線条の先端までの長さ、および、第1エレメントの給電点から第2エレメントの垂直線条を経た水平線条の先端までの長さを、それぞれαλ/4とするのが望ましい。
前記給電点6には、同軸ケーブルの芯線側を接続し、同軸ケーブルの外被線は車体の金属ボディにアースさせるようにする。
尚、ガラス板の周辺部に、例えば黒色等に着色した絶縁製のセラミックペースト層2を印刷したものを自動車用の窓ガラス1として用いる場合には、該セラミックペースト層2を乾燥後、第1エレメント10、給電点6等を前記セラミックペースト層2上に重ねて配設することによって給電点6やアンテナの線条の一部を車外から見えなくすることができるので、見栄えが向上し好ましい。
また、粘着面を有する透明な樹脂フイルムまたはシートに導電性材料を印刷、または金属細線によって形成した前記アンテナを、自動車のガラス板面に貼り付けるようにしても良い。
以下、本発明の作用について説明する。
VICSの受信電波の波長をλ、ガラス板の波長短縮率をαとした場合、第1エレメント10の給電点6からU字状線条12の先端までの長さ、および、第1エレメント10の給電点から第2エレメント20の垂直線条21を経た水平線条22の先端までの長さを、それぞれαλ/4としたのは、前記各長さがαλ/4(α:ガラスの波長短縮率、λ:受信電波の波長)に相当する長さとなり、受信感度が向上するためである。
第1エレメントをボディフランジの開口部の上辺に沿って近接し容量結合させるようにしたのは、金属ボディが受信する電波をボディフランジとの容量結合によって有効に取り込むことができるからである。
第2エレメントの水平線条部分を、最上部側に位置する導電加熱水平線条4に近接させると良いとしたのは、デフォッガとして使用する導電加熱水平線条4を1つのアンテナとして機能させ、デフォッガが受信する電波を容量結合によって有効に取り込むことができるからである。
ハイマウントストップランプがある場合に、第1エレメントをハイマウントストップランプの下辺側に沿うように迂回させて延ばすようにしたのは、給電点から延ばした第1エレメントが、ハイマウントストップランプに干渉するため、第1エレメントの性能を損なわず、また見栄えも損なわないようにするためである。
以下に本発明の各実施例について、説明する。
[実施例1]
図1に示すように、実施例1は、第1エレメントと第2エレメントからなるVICS用アンテナであり、該アンテナは自動車の後部窓ガラス1のボディフランジ3の開口部の上辺の中間部位置に内接されたハイマウントストップランプの近傍位置にある。
図1に示すように、実施例1は、第1エレメントと第2エレメントからなるVICS用アンテナであり、該アンテナは自動車の後部窓ガラス1のボディフランジ3の開口部の上辺の中間部位置に内接されたハイマウントストップランプの近傍位置にある。
前記第1エレメント10は、該ボディフランジ3の開口部の上辺近傍、かつハイマウントストップランプ5の近傍位置のガラス面上に配設した給電点6の最下部側角部より、ハイマウントストップランプ5の側辺近傍まで延ばした水平線条11と、その先端部よりハイマウントストップランプ5の側辺と下辺の外周に沿って延ばした略U字状の線条12からなる。
また、前記第2エレメント20は、前記第1エレメント10の水平線条11の途中部より分岐する垂直線条21と、その下端部よりハイマウントストップランプ5と離れる反対水平方向に水平に延ばした水平線条22からなり、第2エレメントの形状がL字形状になっている。また、該第2エレメント20の水平線条22は、導電加熱水平線条4の最上部側に位置する水平線条に近接させ、導電加熱水平線条4と容量結合させている。
本アンテナの各線条長さ、及び間隔を以下の通りとした。
第1エレメント10の水平線条11の長さ=90mm、
U字状線条12の長さ=280mm、
水平線条11とボディフランジ3間の間隔=30mm、
給電点6から水平線条11上の垂直線条21に分岐する分岐点までの長さ=80mm、
U字状線条12とハイマウントストップランプ間の間隔=5mm、
U字状線条の先端(給電点と反対側)とボディフランジ間の間隔=5mm、
第2エレメント20の垂直線条21の長さ=60mm、水平線条22の長さ=250mm、
水平線条22と導電加熱水平線条4の最上部側に位置する水平線条との間隔=10mm
前記アンテナは、後部窓ガラスの室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体を給電点6に接続し、外被導体については金属ボディにアースした。
U字状線条12の長さ=280mm、
水平線条11とボディフランジ3間の間隔=30mm、
給電点6から水平線条11上の垂直線条21に分岐する分岐点までの長さ=80mm、
U字状線条12とハイマウントストップランプ間の間隔=5mm、
U字状線条の先端(給電点と反対側)とボディフランジ間の間隔=5mm、
第2エレメント20の垂直線条21の長さ=60mm、水平線条22の長さ=250mm、
水平線条22と導電加熱水平線条4の最上部側に位置する水平線条との間隔=10mm
前記アンテナは、後部窓ガラスの室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体を給電点6に接続し、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例1のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、図9の太い実線で示す良好な周波数特性が得られ、細い実線で示したように図8に示した後述の比較例1のアンテナ(図1の第2のエレメント20を有していないパターン構成のアンテナに相当)と比べて、ほぼ全周波数帯域にわたって平均受信感度の向上が見られ、単独使用でも充分良好な受信感度が得られることが判る。
また、図10の太い実線で示した指向特性図は、図1の実施例1に示したアンテナパターン(第2エレメント20がある場合)の受信周波数が95MHzの時の指向特性を表わし、細い実線で示した指向特性図は、図8に示したような比較例1のアンテナパターン(図1の第2エレメント20を有していないパターン構成のアンテナに相当)の指向特性を表わしている。図10により、本発明の実施例1のアンテナが全方位にわたって大きな落ち込みもなく指向特性が優れていることがわかる。
図9、図10からわかるように、図1に示した本発明のアンテナパターンが図8に示したような比較例1のパターンに比べて周波数特性、および指向特性が共に優れていることがわかる。
以上、実施例1において、日本国外の周波数の88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用アンテナについて説明したが、本発明は、日本国内の76〜90MHzのVICS用多重放送波受信用アンテナとして使用する場合には、各アンテナのエレメントの水平線条について、日本国外の周波数帯域と、日本国内の周波数帯域のそれぞれの波長に応じて線条長さを調整する。
すなわち、日本国内のVICS用周波数76〜90MHzの波長は、日本国外のVICS用周波数88〜108MHzの波長に比べて、およそ水平線条の長さを約18%程度長くすれば良い。これは、日本国外のVICS用帯域の中心周波数が、日本のVICS用帯域の中心周波数より約18%高いためである。
[実施例2]
図2に示す実施例2は、図1に示す実施例1と比べて、第2エレメント20の水平線条22が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
図2に示す実施例2は、図1に示す実施例1と比べて、第2エレメント20の水平線条22が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
すなわち、第2エレメント20の水平線条22は、垂直線条21の下端より左右両方向に水平に延ばした線条となっており、第2エレメントが逆T字形状になっている。
前記アンテナは、実施例1と同様に後部窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体をホット側の給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例2のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、実施例1と同様に満足できる受信感度が得られ、充分実用レベルにあった。
[実施例3]
図3に示す実施例3は、図1に示す実施例1と比べて、第2エレメント20の水平線条22が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
図3に示す実施例3は、図1に示す実施例1と比べて、第2エレメント20の水平線条22が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
すなわち、第2エレメント20の水平線条22は、垂直線条21の下端より給電点とは離れる方向に水平に延ばした線条となっており、第2エレメントが逆L字形状になっている。
前記アンテナは、実施例1と同様に後部窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体をホット側の給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例2のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、実施例1と同様に満足できる受信感度が得られ、充分実用レベルにあった。
[実施例4]
図4に示す実施例4は、図1に示す実施例1と比べて、第1エレメントから分岐する第2エレメントの分岐位置が異なり、第2エレメントの水平線条22の長さが異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
図4に示す実施例4は、図1に示す実施例1と比べて、第1エレメントから分岐する第2エレメントの分岐位置が異なり、第2エレメントの水平線条22の長さが異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
すなわち、第2エレメント20の垂直線条21は、給電点のハイマウントストップランプ側に近いコーナー部から下方に向けて垂直線条21を延ばし、その先端からハイマウントストップランプとは離れる水平方向に水平線条22を延ばしたL字形状である。
前記アンテナは、実施例1と同様に後部窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体をホット側の給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例2のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、実施例1と同様に満足できる受信感度が得られ、充分実用レベルにあった。
[実施例5]
図5に示す実施例5は、図4に示す実施例4と比べて、給電点から延ばす第2エレメントの垂直線条の位置が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
図5に示す実施例5は、図4に示す実施例4と比べて、給電点から延ばす第2エレメントの垂直線条の位置が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
すなわち、第2エレメント20の垂直線条21は、給電点のハイマウントストップランプと離れている側のコーナー部から下方に向けて垂直線条21を延ばし、その先端からハイマウントストップランプとは離れる水平方向に水平線条22を延ばしたL字形状である。
前記アンテナは、実施例1と同様に後部窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体をホット側の給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例2のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、実施例1と同様に満足できる受信感度が得られ、充分実用レベルにあった。
[実施例6]
図6に示す実施例6は、図1に示す実施例1と比べて、第1エレメント10の水平線条部分とボディフランジ間の間隔が異なっている点以外は、実施例1とほぼ同一形状の構成である。
図6に示す実施例6は、図1に示す実施例1と比べて、第1エレメント10の水平線条部分とボディフランジ間の間隔が異なっている点以外は、実施例1とほぼ同一形状の構成である。
すなわち、実施例6は、第1エレメント10の水平線条11と、ボディフランジの開口上辺との間隔を17mmに狭めている。これに追従して、U字状線条の縦方向の長さが若干長くなっている。また、第2エレメントの垂直線条の長さも73mmとした。
前記アンテナは、実施例1と同様に後部窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体をホット側の給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例2のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、実施例1と同様に満足できる受信感度が得られ、充分実用レベルにあった。
[実施例7]
図7に示す実施例7は、図1に示す実施例1と比べて、第2エレメント20の形状が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
図7に示す実施例7は、図1に示す実施例1と比べて、第2エレメント20の形状が異なっている以外は、実施例1と全く同一構成である。
すなわち、第2エレメント20は、給電点6からハイマウントストップランプのある側とは反対方向に第2水平線条23を延ばし、その先端より垂直線条21を下方に延ばし、その下端よりハイマウントストップランプ5に向けて水平方向に折り返した水平線条22を延ばして、第2エレメント20がコ字形状になっている。
前記アンテナは、実施例1と同様に後部窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体をホット側の給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した実施例2のアンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、実施例1と同様に満足できる受信感度が得られ、充分実用レベルにあった。
以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
[比較例1]
図8に示す比較例1は、図1に示す実施例1の第1エレメントだけを有し、第2エレメント20を有していないパターン形状である。
図8に示す比較例1は、図1に示す実施例1の第1エレメントだけを有し、第2エレメント20を有していないパターン形状である。
前記比較例1のアンテナを、実施例1と同様に窓ガラス板の室内面側の所定位置に導電性のセラミックペーストによって、各線条の幅を0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱曲げ炉によって焼付けし、さらに、図示しないチューナーから延ばした同軸ケーブルの中心導体を給電点6に、外被導体については金属ボディにアースした。
このようにして作成した比較例1のVICS用アンテナを自動車の後部窓ガラスに設けて、日本国外の周波数88〜108MHzのVICS用多重放送波受信用のアンテナとして受信したところ、図9の細い実線で示したような周波数特性と、図10の細い実線で示したような指向特性となった。
1 窓ガラス
2 セラミックペースト層
3 ボディフランジ
4 導電加熱水平線条(デフォッガ)
5 ハイマウントストップランプ
6 給電点
10 第1エレメント
11 水平線条
12 略U字状線条
20 第2エレメント
21 垂直線条
22 水平線条
2 セラミックペースト層
3 ボディフランジ
4 導電加熱水平線条(デフォッガ)
5 ハイマウントストップランプ
6 給電点
10 第1エレメント
11 水平線条
12 略U字状線条
20 第2エレメント
21 垂直線条
22 水平線条
Claims (5)
- 自動車の後部窓ガラスに設けた複数本の導電加熱水平線条の上部余白部に設けるアンテナにおいて、ボディフランジの開口部上辺近傍のガラス面に設けた給電点からフランジの上辺に沿って略水平方向に延ばした第1エレメントと、該第1エレメントの途中部から下方に分岐する、または前記給電点から下方に延ばした垂直線条の下端に接続した水平線条からなる第2エレメントとからなり、該第2エレメントの水平線条を最上部側の導電加熱水平線条に近接し容量結合させたことを特徴とする車両用ガラスアンテナ。
- 前記アンテナは、日本国内、国外のFMラジオ放送波用、またはVICS(道路交通情報システム、Vehicle Information and Communication System)用のFM多重放送波を受信するアンテナであることを特徴とする請求項1記載の車両用ガラスアンテナ。
- ボディフランジの開口部の上辺の中間部位置に内接するように設けたハイマウントストップランプの両側辺と下辺に沿うように第1エレメントを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ガラスアンテナ。
- 前記第1エレメントの給電点からU字状線条の先端までの長さ、および、第1エレメントの給電点から第2エレメントの垂直線条を経た水平線条の先端までの長さを、それぞれαλ/4(α:ガラスの波長短縮率、λ:受信電波の中間周波数の波長)としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用ガラスアンテナ。
- 粘着面を有する透明な樹脂フイルムまたはシートに導電性材料を印刷、または金属細線によって形成した前記アンテナを、自動車のガラス板面に貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用ガラスアンテナ。
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