JPH08298406A - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

車両用ガラスアンテナ

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JPH08298406A
JPH08298406A JP12867196A JP12867196A JPH08298406A JP H08298406 A JPH08298406 A JP H08298406A JP 12867196 A JP12867196 A JP 12867196A JP 12867196 A JP12867196 A JP 12867196A JP H08298406 A JPH08298406 A JP H08298406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
vehicle
feeding point
wire
antenna wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP12867196A
Other languages
English (en)
Inventor
Goshi Yamamoto
剛資 山本
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP12867196A priority Critical patent/JPH08298406A/ja
Publication of JPH08298406A publication Critical patent/JPH08298406A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水平偏波面と垂直偏波面の両面における無指向
性を得る。 【解決手段】給電点3にそれぞれの一端を接続した第1
のアンテナ線条1と第2のアンテナ線条2が、第1のア
ンテナ線条1は給電点3を起点として時計回り方向に延
長され、第2のアンテナ線条2は給電点3を起点として
第1のアンテナ線条1を囲むように反時計回りに延長さ
れて、車両の窓ガラス板4に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ガラスアンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように自動車の側方後
部の窓ガラス板41上に、導体パターンからなるアンテ
ナ線条6と給電点3とを設け、これをアンテナとして利
用することによりFM放送、テレビ放送を受信してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうしたアンテナは、
指向性の強い環境下では、ある特定の方向からの放送波
はほとんど受信できない欠点があった。すなわち、図
9、図10は図6に示す従来例の指向特性図であり、図
9が水平偏波面、図10が垂直偏波面のそれぞれ指向特
性を示し、上記従来例の欠点が図9、図10よりわか
る。本発明は、従来技術の有する前述の欠点を解消する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、給電点にそれ
ぞれの一端を接続した第1のアンテナ線条と第2のアン
テナ線条とが、第1のアンテナ線条は給電点を起点とし
て時計回り方向に延長され、第2のアンテナ線条は給電
点を起点として第1のアンテナ線条を囲むように反時計
回りに延長されて、車両の窓ガラス板に設けられること
を特徴とする車両用ガラスアンテナを提供する。
【0005】また、本発明は、給電点にそれぞれの一端
を接続した第1のアンテナ線条と第2のアンテナ線条と
が、第1のアンテナ線条は給電点を起点として反時計回
り方向に延長され、第2のアンテナ線条は給電点を起点
として第1のアンテナ線条を囲むように時計回り方向に
延長されて、車両の窓ガラス板に設けられることを特徴
とする車両用ガラスアンテナを提供する。
【0006】また、本発明は、車両の窓ガラス板に第1
のアンテナ線条、第2のアンテナ線条及び給電点が設け
られ、給電点から一旦略上方向又は略下方向に延長され
た第1のアンテナ線条と第2のアンテナ線条のどちらか
一方が時計回り方向に延長され、残る他方が反時計回り
方向に延長されてなる車両用ガラスアンテナを提供す
る。
【0007】また、本発明は、第1のアンテナ線条と第
2のアンテナ線条との重なり合う部分が、これらのアン
テナ線条の中央から見た角度で90°以上である上記車
両用ガラスアンテナ、および、重なり合う部分の間隔が
0.2mm以上、50mm以下である上記車両用ガラス
アンテナ、さらには、車両の窓ガラス板が自動車の側方
後部の窓ガラス板である上記車両用ガラスアンテナを提
供する。
【0008】また、本発明は、上記車両用ガラスアンテ
ナと、他の窓ガラス板に設けられたガラスアンテナ又は
ポールアンテナとを組み合わせてなるダイバーシティア
ンテナシステムを提供する。
【0009】
【実施例】以下、実施例を図面に従って詳細に説明す
る。図1〜5は、例1〜5をそれぞれ示す正面図であ
り、例1〜5はすべて実施例である。
【0010】図1〜5において、1は第1のアンテナ線
条、2は第2のアンテナ線条、3は受信機へ接続される
同軸ケーブルの内部導体を接続するための給電点、4は
車両である自動車の側方後部の窓ガラス板である。
【0011】図1において、第1のアンテナ線条1は給
電点3を起点とし、上方に所定距離延長した後、略左横
方向に曲折し、さらに窓ガラス板1の端部にほぼ平行に
時計回り方向に、給電点3付近まで延長される。これに
対して、第2のアンテナ線条2は給電点3より略右横方
向に延長され、第1のアンテナ線条1と所定間隔で第1
のアンテナ線条1を囲むように反時計回り方向に延長さ
れ、給電点3付近まで延長される。
【0012】例1では、第1のアンテナ線条1の上下の
間隔Dを270mm、左右の間隔Lを400mm、第1
のアンテナ線条1と第2のアンテナ線条2の間隔Kを1
0mmとした。間隔D、間隔Lは、第1のアンテナ線条
1の長さ等との関係で適宜設定される。両アンテナ線条
1、2が重なり合う部分の間隔Kは50mm以下、0.
2mm以上が好ましい。50mmを超えると受信感度が
無指向性とならず、0.2mm未満であると、製造上困
難等の問題が生ずるからである。
【0013】また、第1のアンテナ線条1と第2のアン
テナ線条2とが間隔Kにより重なり合う部分は、両アン
テナの中央から見た角度で90°以上が適当であり、1
80°以上がより望ましく、270°以上が特に望まし
い。
【0014】第1のアンテナ線条1又は第2のアンテナ
線条2の長さは、受信周波数帯の中心値の波長をλとす
ればλ/4の整数倍の±70%の範囲が受信特性上適当
である。
【0015】第1のアンテナ線条1、第2のアンテナ線
条2、給電点3の導体パターンには、銀ペーストを窓ガ
ラス板4に印刷し、焼成したものを使用したが、これに
限られず、他の金属ペーストであっても使用できる他、
銅等の金属線、金属板、又は金属箔を窓ガラス板1に接
着剤等により接着等してもよい。
【0016】図5には例5を示し、反時計回りの第1の
アンテナ線条21を囲むように、第2のアンテナ線条2
2が時計回り方向に設けられている。
【0017】給電点3の位置については、受信特性上は
特に制限を受けないが、視界確保のためには極力窓ガラ
ス板4の端部付近に設けられることが望ましい。
【0018】図7、図8には図1で示された例1の車両
用ガラスアンテナの指向特性を示した。図7が水平偏波
面、図8が垂直偏波面のそれぞれの指向特性である。図
7、図8とも受信周波数80MHzにて測定した。受信
周波数76〜90MHzの範囲では、受信周波数80M
Hzにおいての受信感度を基準として+2dB、−1d
Bの範囲であった。
【0019】また、前述した通り、図9、図10は図6
に示す従来例の指向特性図であり、図9が水平偏波面、
図10が垂直偏波面のそれぞれ指向特性を示し、両者と
も有指向性である。なお、図2〜5に示す例2〜5につ
いても同様に指向特性の試験を行ったが、結果は、例1
とほぼ同様に無指向性となった。
【0020】なお、本発明の車両用ガラスアンテナと、
他の窓ガラス板に設けられたガラスアンテナ、又はポー
ルアンテナとを組み合わせてダイバーシティアンテナシ
ステムを構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明では、第1のアンテナ線条と第2
のアンテナ線条が反対方向回りに設けられ、かつ、一方
のアンテナ線条が他方のアンテナ線条を囲むため、水平
偏波、垂直偏波、その他いかなる偏波面に対しても無指
向性のアンテナを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】例1の正面図
【図2】例2の正面図
【図3】例3の正面図
【図4】例4の正面図
【図5】例5の正面図
【図6】従来例の正面図
【図7】例1の車両用ガラスアンテナの水平偏波面の指
向特性図
【図8】例1の車両用ガラスアンテナの垂直偏波面の指
向特性図
【図9】図6の従来の車両用ガラスアンテナの水平偏波
面の指向特性図
【図10】図6の従来の車両用ガラスアンテナの垂直偏
波面の指向特性図
【符号の説明】
1、21:第1のアンテナ線条 2、22:第2のアンテナ線条 3:給電点 4:窓ガラス板 41:側方後部の窓ガラス板41 6:アンテナ線条

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給電点にそれぞれの一端を接続した第1の
    アンテナ線条と第2のアンテナ線条とが、第1のアンテ
    ナ線条は給電点を起点として時計回り方向に延長され、
    第2のアンテナ線条は給電点を起点として第1のアンテ
    ナ線条を囲むように反時計回りに延長されて、車両の窓
    ガラス板に設けられることを特徴とする車両用ガラスア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】給電点にそれぞれの一端を接続した第1の
    アンテナ線条と第2のアンテナ線条とが、第1のアンテ
    ナ線条は給電点を起点として反時計回り方向に延長さ
    れ、第2のアンテナ線条は給電点を起点として第1のア
    ンテナ線条を囲むように時計回り方向に延長されて、車
    両の窓ガラス板に設けられることを特徴とする車両用ガ
    ラスアンテナ。
  3. 【請求項3】車両の窓ガラス板に第1のアンテナ線条、
    第2のアンテナ線条及び給電点が設けられ、 給電点から一旦略上方向又は略下方向に延長された第1
    のアンテナ線条と第2のアンテナ線条のどちらか一方が
    時計回り方向に延長され、 残る他方が反時計回り方向に延長されてなる車両用ガラ
    スアンテナ。
  4. 【請求項4】第1のアンテナ線条と第2のアンテナ線条
    との重なり合う部分が、これらのアンテナ線条の中央か
    ら見た角度で90°以上である請求項1、2又は3の車
    両用ガラスアンテナ。
  5. 【請求項5】重なり合う部分の間隔が0.2mm以上、
    50mm以下である請求項4の車両用ガラスアンテナ。
  6. 【請求項6】車両の窓ガラス板が自動車の側方後部の窓
    ガラス板である請求項1、2、3、4又は5の車両用ガ
    ラスアンテナ。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の車両用
    ガラスアンテナと、他の窓ガラス板に設けられたガラス
    アンテナ又はポールアンテナとを組み合わせてなるダイ
    バーシティアンテナシステム。
JP12867196A 1996-05-23 1996-05-23 車両用ガラスアンテナ Pending JPH08298406A (ja)

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JP (1) JPH08298406A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7742004B2 (en) 2005-04-04 2010-06-22 Panasonic Corporation On-vehicle antenna system and electronic apparatus having the same
WO2012011354A1 (ja) * 2010-07-23 2012-01-26 セントラル硝子株式会社 車両用アンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7742004B2 (en) 2005-04-04 2010-06-22 Panasonic Corporation On-vehicle antenna system and electronic apparatus having the same
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