JPH0136335Y2 - - Google Patents

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JPH0136335Y2
JPH0136335Y2 JP1983101196U JP10119683U JPH0136335Y2 JP H0136335 Y2 JPH0136335 Y2 JP H0136335Y2 JP 1983101196 U JP1983101196 U JP 1983101196U JP 10119683 U JP10119683 U JP 10119683U JP H0136335 Y2 JPH0136335 Y2 JP H0136335Y2
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JP
Japan
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antenna
line
wire
main antenna
window glass
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JP1983101196U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案はガラスに設けたアンテナに関し、特に
自動車ラジオ、またはTV受信用のガラスに設け
たアンテナに関する。 従来より自動車の後部窓ガラスに曇り止め用の
複数の加熱用導電線条と共にラジオ受信用のアン
テナ線条を付設したものが知られている。このよ
うな自動車のラジオ受信アンテナは中波に関して
は比較的良好に受信し得ても、FM放送等の超短
波については強い指向性を示し、車の向きによつ
てFM放送が受けにくいという欠点を持つため、
その指向性を小さくするため種々のアンテナパタ
ーンのものが用いられている。 例えば自動車後部窓ガラスの全巾に水平方向に
付設された複数本の加熱用導電線条と、該加熱用
導電線条に平行な複数のアンテナ導電線条とを有
し、該アンテナ導電線条が一本の直線を折り曲げ
た如くに互に接続された上、中、下段の3段の平
行な線条からなる主アンテナと、該主アンテナの
上側及び下側に配置された夫々一本の線条からな
る補助アンテナとを備え、該窓ガラスの垂直方向
中心線位置の近傍において下側の補助アンテナと
下段の主アンテナ線条とが連結線により接続さ
れ、更に上側の補助アンテナの該中心線位置と中
段の主アンテナ線条の該中心線位置から外れた位
置とが折れ曲つた連結線により接続され、また上
段の主アンテナ線条が該上側補助アンテナ線条と
所定長さにわたつて近接対向した状態で該中心線
付近まで延ばされているガラスに設けられたアン
テナが知られている。 このような自動車の後部窓ガラスに設けたアン
テナは通常全方位角における受信感度のデイツプ
点がなく、受信レベルの片寄りのない円形に近い
無指向特性を得ることができるのであるが、自動
車の車種、車型、特に横巾の広い後部窓ガラスを
用いた車種においてはFM放送波帯全域にわたつ
て所定の利得が得られず、例えばFM放送波帯の
高い周波数帯で低い利得しか得られなかつたり、
特定の受信周波数において指向性が強く表われる
欠点があつた。 本考案は前記した欠点を除去し、受信周波数帯
域全体にわたつて利得変動が少なく、且つ指向性
の少ないガラスに設けられたアンテナを提供する
ものである。 すなわち、本考案は窓ガラスの全巾に水平方向
に付設された複数本の加熱用導電線条と、該加熱
用導電線条に平行な複数のアンテナ導電線条とを
有し、該アンテナ導電線条が一本の直線を折り曲
げた如くに互に接続された上、中、下段の3段の
平行な線条からなる主アンテナと、該主アンテナ
の上側及び下側に配置された夫々一本の線条から
なる補助アンテナとを備え、該窓ガラスの垂直方
向中心線位置の近傍において下側の補助アンテナ
と下段の主アンテナ線条とが連結線により接続さ
れ、更に上側の補助アンテナの該中心線位置と中
段の主アンテナ線条の該中心線位置から外れた位
置とが折れ曲つた連結線により接続され、また上
段の主アンテナ線条が該上側補助アンテナ線条と
所定長さにわたつて近接対向した状態で該中心線
付近まで延ばされているアンテナにおいて、該中
段の主アンテナと該上段の主アンテナとの接続部
を該窓ガラスの横端縁から30mm以上離れた位置に
設け、該接続部から該中段の主アンテナの延長線
上100mm以下の補償線を引き出し、その終端に給
電点を設けたことを特徴とするガラスに設けられ
たアンテナである。 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。 第1図において、自動車の後部窓ガラス1に曇
り止めのための加熱用導電線群2が設けられ、バ
ツテリー3から母線4,5,6を介して給電され
る。これらの導電線群2の上部にはアンテナ線条
群7が設けられ、受信電波が窓ガラス1の横端縁
から25mm内側に設けられた給電点8からプリアン
プ9に導出される。加熱用導電線群2からの誘起
電力を有効に利用し得るように、加熱用導電線群
2とバツテリー3及び接地点との夫々の間にはラ
ジオ周波数帯域でインピーダンスの高いチヨーク
コイル10が間挿される。また電源ラインに乗る
ノイズが受信信号に混入しないように、バツテリ
ー3の出力ラインと接地点との間にデカツプリン
グコンデンサ11が挿入される。 加熱用導電線群2への給電方法はその母線6の
接地を外すと共に母線4と母線6とを接続し、こ
れらから加熱電流を流し、母線5をチヨークコイ
ル10を介して接地するような構造に変形でき
る。 一方アンテナ線条群7は3本の互に平行なアン
テナ線条12a,12b,12cからなる主アン
テナ及びこの主アンテナと接続された補助アンテ
ナ線条13a及び13bで構成されている。中段
の主アンテナ線条12bは給電点8から水平に延
びる補償線14の他端から更に水平方向に延び、
その先端側が下側に折り曲げられて、更に平行に
折返されて下側の主アンテナ線条12cに連なつ
ている。 上段の主アンテナ線条12aは主アンテナ線条
12bの始点から上方に延び、更に平行に折返さ
れ、窓ガラス1のほぼ中央付近まで達している。 補助アンテナ線条13aは主アンテナ線条12
aの上側に設けられ、この主アンテナ線条12a
と所定の長さにわたつて近接して対向している。 この補助アンテナ線条13aは窓ガラス1の中
心軸16(2点鎖線)に関してほぼ左右対称に配
置され、その中間点が中段の主アンテナ線条12
bの中心軸16から外れた位置に主アンテナ線条
12bに平行で両端が折り曲つた連結線15を介
して接続されている。また下部補助アンテナ13
bは下側主アンテナ線条12cと加熱用導電線群
2との間に配置され、窓ガラスの中心軸16の部
分において主アンテナ線条12cと接続されてい
る。補助アンテナ線条13bは加熱用導電線群2
から誘導される受信波を主アンテナ線条12cの
側に伝達する目的で付設されている。従つて受信
波の位相の整合を取つて補助アンテナ線条13b
と主アンテナ線条12cとを接続するのが好まし
く、第1図の如く窓ガラス1の中心線16の近傍
位置における結合点Aで両者を結合したとき好ま
しい結果が得られることが実験上確かめられてい
る。 上側補助アンテナ線条13aについても主アン
テナ線条12bと位相(またはインピーダンス)
の整合を取つて結合するのが好ましく、補助アン
テナ線条13aのほぼ中間点から出力を取り出
し、これを第1図の如く主アンテナ線条12bの
中心位置からずれた結合点Bに供給することによ
り整合を行うことができる。結合点Bの位置はア
ンテナの指向特性を改良して全方位角に関して無
指向特性を得る上で大きな影響を有する主要なチ
ユーニングポイントであることが実験上確かめら
れている。上側の補助アンテナ線条13aは上述
の如く主アンテナ線条12bに受信電力を供給す
る機能と共に、この補助アンテナ線条13aの片
側の約半分に近接して配置されている主アンテナ
線条12aに誘導電力を与える機能も有している
ものと考えられる。従つて補助アンテナ線条13
aと主アンテナ線条12aとの対向長さがアンテ
ナの指向特性に対して大きな影響を与える。ま
た、主アンテナ線条12aの先端から補助アンテ
ナ線条13aの信号引出し点(中点)までの水平
距離に最適値が存在することが実験上確認されて
いる。 また給電点8と中央の主アンテナ線条12bと
の間に設けられる補償線14の長さはアンテナの
周波数特性及び指向特性に影響を及ぼすことが実
験上認められている。 第1図のアンテナパターンの好ましい寸法を第
1表に示す。第1表においてa及びbは窓ガラス
1の中心軸16から補助アンテナ線条13aの両
先端までの距離、cは主アンテナ線条12aの先
端から中心軸16までの距離、dは中心軸16か
ら主アンテナ線条12b上の結合点Bまでの距
離、e及びfは中心軸16から中段の主アンテナ
線条12bの両端までの距離、g及びhは中心軸
16から下段の主アンテナ線条12cの両端まで
の距離、i及びjは中心軸16から補助アンテナ
線13bの両端までの距離、kは加熱用導電線群
2の最上部と主アンテナ線条12cとの間〓、
l,m,n,oは夫々補助アンテナ線条13b、
主アンテナ線条12c,12b、連結線条15及
び補助アンテナ線条13aの各垂直間隙、pは補
助アンテナ線条13aと主アンテナ線条12aと
の間隙、qは補償線14の長さ、r及びsは夫々
中心軸16から加熱用導電線群2の最上部の線条
の長さである。
【表】 ここに、主アンテナ12a,12b,12cは
補償線14の長さに応じた最適長さに決定されて
いる。 これらの加熱用導電線群2、母線4,5,6、
各アンテナ線条群7、補償線14及び給電点8は
銀の微細な粒子、低融点ガラス粉末等を有機溶媒
でペースト状にした導電ペーストを窓ガラス1上
にスクリーン印刷し、更に焼成して得られる。 このようにして形成されたガラスアンテナの受
信出力は給電点8に接続された同軸ケーブル17
を介してプリアンプ9に供給され、ここでAM波
帯域及びFM波帯域に夫々分けて増巾されてから
チユーナに送られる。以上のガラスに設けられた
アンテナは76MHz〜90MHzの国内FM放送波帯域
における全方位角における最大受信感度を第2図
に、全方位角における最大受信感度と全方位角の
受信感度における最小受信感度との差を第3図に
夫々実線で示した。また補償線14がなく、主ア
ンテナの長さを最適値に調整された比較例のアン
テナ寸法を第1表に示し、そのアンテナについて
全方位角における最大受信感度を第2図に、全方
位角における最大受信感度と全方位角の受信感度
における最小受信感度との差を第3図に夫々破線
で示した。この結果から明らかなように補償線1
4を用いた本考案はFM放送波帯全域において最
大受信感度が比較例に比べて利得変動が少なくな
り、且つ指向性が小になり、これによつて特に
FM波帯域の受信音質を良好にすることができ
る。 以上は本考案の実施例を示したものであり、本
考案の補償線の長さは窓ガラスの横巾の大きさに
より、100mm以下に変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す窓ガラス表面
に設けられたアンテナの正面図、及び電気回路
図、第2図は各周波数における全方位角における
最大受信感度曲線、第3図は前記最大受信感度曲
線から全方位角の受信感度における最小受信感度
を差し引いた感度変化を示す曲線である。 1…後部窓ガラス、2…加熱用導電線群、7…
アンテナ線条群、13a,13b…補助アンテナ
線条、14…補償線、15…連結線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓ガラスの全巾に水平方向に付設された複数本
    の加熱用導電線条と、該加熱用導電線条に平行な
    複数のアンテナ導電線条とを有し、該アンテナ導
    電線条が一本の直線を折り曲げた如くに互に接続
    された上、中、下段の3段の平行な線条からなる
    主アンテナと、該主アンテナの上側及び下側に配
    置された夫々一本の線条からなる補助アンテナと
    を備え、該窓ガラスの垂直方向中心線位置の近傍
    において下側の補助アンテナと下段の主アンテナ
    線条とが連結線により接続され、更に上側の補助
    アンテナの該中心線位置と中段の主アンテナ線条
    の該中心線位置から外れた位置とが折れ曲がつた
    連結線により接続され、また上段の主アンテナ線
    条が該上側補助アンテナ線条と所定長さにわたつ
    て近接対向した状態で該中心線付近まで延ばされ
    ているアンテナにおいて、該中段の主アンテナと
    該上段の主アンテナとの接続部を該窓ガラスの横
    端縁から30mm以上離れた位置に設け、該接続部か
    ら該中段の主アンテナの延長線上100mm以下の補
    償線を引き出し、その終端に給電点を設けたこと
    を特徴とするガラスに設けられたアンテナ。
JP10119683U 1983-06-30 1983-06-30 ガラスに設けられたアンテナ Granted JPS6011509U (ja)

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JP10119683U JPS6011509U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 ガラスに設けられたアンテナ

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JPS6011509U JPS6011509U (ja) 1985-01-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238001A (ja) * 1985-08-13 1987-02-19 Asahi Glass Co Ltd 自動車用アンテナガラス
JPS62157528A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Omron Tateisi Electronics Co 高速検査用コントロ−ラ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870647A (ja) * 1981-10-22 1983-04-27 Toyota Motor Corp 自動車用受信装置

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