JPH0621711A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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JPH0621711A
JPH0621711A JP4196078A JP19607892A JPH0621711A JP H0621711 A JPH0621711 A JP H0621711A JP 4196078 A JP4196078 A JP 4196078A JP 19607892 A JP19607892 A JP 19607892A JP H0621711 A JPH0621711 A JP H0621711A
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signal
antenna
sub
circuit
main
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JP4196078A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Yoshida
一明 吉田
Shinya Niizaki
信也 新居崎
Hirofumi Natsume
弘文 夏目
Harunori Murakami
治憲 村上
Hitoshi Kakizawa
均 柿沢
Yuji Baba
祐司 馬場
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0837Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using pre-detection combining
    • H04B7/084Equal gain combining, only phase adjustments
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
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    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ形状に関わりなく垂直偏波も含めた
全方向から到来するFM放送を、良好に受信できる自動
車用アンテナ装置を提供する。 【構成】 FM放送を受信してFMメイン信号を出力す
るメインアンテナ11と、FM放送を受信してFMサブ
信号を出力するサブアンテナ12と、FMメイン信号と
FMサブ信号とに常に所定の位相差をもたせた状態で合
成する可変移送モジュール19を備え、この可変移相モ
ジュール19の出力を用いてダイバーシチ受信を行うよ
うにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM放送をダイバーシ
チ受信するための自動車用アンテナ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用アンテナ装置としては、
図1に示すように、自動車のリアガラス10に、FM放
送受信用で逆T字型のメインアンテナ11と、ヒータ線
兼用のサブアンテナ12とを配設したものがある。メイ
ンアンテナ11からの信号とサブアンテナ12からの信
号とをダイバーシチラジオ16に供給する。
【0003】メインアンテナ11は水平偏波のFM放送
波の場合、水平面内において自動車の進行方向に対して
直交した方向に大きな指向特性を示し、サブアンテナ1
2は水平面内において、自動車の進行方向に大きな指向
特性を示す。したがって、ダイバーシチラジオ16では
2つのアンテナ11,12から供給されるどちらかの受
信出力の内、信号レベルの高い方を選択することにより
良好な受信を行うことができ、自動車の進行方向に対し
て前後左右から電波が到来する場合に対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
指向性の異なったアンテナの内、信号レベルの高い方の
アンテナをダイバーシチラジオ16が選択したとして
も、自動車の前後左右から到来する電波に対して充分な
無指向性を得ることが困難であった。
【0005】また、FM放送の電波が垂直偏波か水平偏
波かによってアンテナの指向性が異るため、同一の形状
のアンテナでは自動車の前後左右方向から到来するいず
れかの偏波面の電波に対して必要な無指向性を得ること
ができなかった。上記課題を解決するために、本発明
は、アンテナ形状を変更することなく全方向から到来す
るFM放送を、垂直偏波、水平偏波の如何を問わず良好
に受信できる自動車用アンテナ装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の自動車用アンテナ装置は、FM放送を受信
してFMメイン信号を出力するメインアンテナと、前記
FM放送を受信してFMサブ信号を出力するサブアンテ
ナと、前記FMメイン信号とFMサブ信号とに常に所定
の位相差をもた状態で合成する可変移相モジュールとを
備えるようにしてある。また、FM放送を受信してFM
メイン信号を出力するメインアンテナと、前記FM放送
を受信してFMサブ信号を出力するサブアンテナと、前
記FMメイン信号とFMサブ信号とに所定の位相差をも
たせた状態で合成する可変移相モジュールと、この可変
移相モジュールの出力を用いてダイバーシチ受信を行
い、上記合成レベルが所定値より低い場合には上記位相
差を変更することにより良好な受信を行うダイバーシチ
回路とを備えることも上記課題の解決手段として有効で
ある。
【0007】
【作用】上記によれば、FMメイン信号はFMメインア
ンテナの形状等によって決まるそのFMメインアンテナ
に固有の指向特性を示す。また、FMサブ信号もFMサ
ブアンテナの形状等によって決まるFMサブアンテナに
固有の指向特性を示す。これらの固有の指向特性が、例
えば垂直偏波に対して何れの指向特性をもってしても十
分な信号レベルの得られない方向を有しているとする
と、この方向をカバーすることができるように、可変移
相モジュールが設定する位相差を予め調整しておく。こ
れにより、全ての方向から到来する垂直偏波に対して、
可変移相モジュールにおいて上記位相差で合成された合
成信号,FMメイン信号,又はFMサブ信号の何れかの
信号が十分な信号レベルを持つことになる。したがっ
て、ダイバーシチラジオは、何れかの信号を選択するこ
とによって、車体の全方向から到来する垂直偏波のFM
放送波に対して良好な受信を行うことができる。
【0008】なお、FMメインアンテナ及びFMサブア
ンテナが略同一な指向特性を示す場合、若しくは上記合
成信号とFMメイン信号のみで十分に全方向をカバーで
きる場合には、FMメイン信号のみをダイバーシチラジ
オに直接供給し、ダイバーシチラジオへのFMサブ信号
の供給は行わないようにしてもよい。この場合ダイバー
シチラジオは、FMメイン信号と上記合成信号の何れ
か、その受信状況における信号レベルの高い方を選択す
ることになる。また、ダイバーシチ回路を設けるように
した場合には、上述したように可変移相モジュールが設
定する位相差を予め調整しなくても、ダイバーシチ回路
によって自動的にその受信状況における最適な位相差が
調整されることになる。以下、本発明の一実施例につい
て図面を参照しながら説明する。ただし、図1に示す部
品と対応するものには同一の符号が付してある。
【0009】
【実施例】図2において、メインアンテナ11から出力
されたFMメイン信号はFMメインアンテナ整合回路1
3に供給される。ここでは、ダイバーシチラジオ16の
局部発振器に印加される選局電圧(直流電圧)Vs が、
伝送ケーブルを介して整合回路の制御端子に印加される
ことにより特定の局のFM放送信号S1 が選択される。
直流カット用のコンデンサ39は、上記選局電圧Vs
制御端子への印加を可能にする。
【0010】上記FM放送信号S1 はメインアンテナ用
の位相制御回路17及びダイバーシチラジオ16に供給
される。FMサブアンテナ12から出力されたFMサブ
信号はFMサブアンテナ整合回路14に供給され、ここ
でも選局電圧Vs によって上記と同じ特定の局が選択さ
れ、このFM放送信号S2 がサブアンテナ用の位相制御
回路18に供給される。上記位相制御回路17及び18
によって可変移相モジュール19が構成される。2つの
位相制御回路17及び18の出力信号は、後述する位相
差で接続点20において合成された合成信号Sp として
ダイバーシチラジオ16に供給される。これら2つの位
相制御回路17,18にもそれぞれ上記選局電圧Vs
印加される。
【0011】上記FMメインアンテナ整合回路13は例
えば図3のような回路構成を有している。入力端子21
はメインアンテナ11に接続されており、出力端子22
はコンデンサ39を介して位相制御回路17の入力端子
とダイバーシチラジオ16に接続されている。入力端子
21には直流カット用のコンデンサ23を介してコイル
24,コンデンサ26,可変容量ダイオード27,28
が接続されている。これらの可変容量ダイオード27,
28と上記コイル24とコンデンサ26とから可変容量
共振回路29が構成される。可変容量共振回路29と同
様にコイル31,コンデンサ32,及び2つの可変容量
ダイオード33,34から構成される可変容量共振回路
36が、右側に接続されている。制御端子35には上記
選局電圧Vs が印加され、この選局電圧Vs によって可
変容量ダイオード27,28と33,34とがそれぞれ
逆バイアスされる。このような整合回路13はFMメイ
ンアンテナ11のリアクタンス成分及びダイバーシチラ
ジオ16のリアクタンス成分を打ち消すと共にアンテナ
11側とラジオ16側のインピーダンスを変換する働き
を持っている。
【0012】上記可変容量ダイオード27,28のカソ
ードは抵抗37を介して出力端子22に接続される。同
様に可変容量ダイオード33,34のカソードは抵抗3
8を介して出力端子22に接続される。上記可変容量共
振回路29に接続された抵抗41は、4つの可変容量ダ
イオード27,28,33,34に対して一定のバイア
スを与えるために設けられている。また、可変容量共振
回路29はコンデンサ42を介して接地されている。F
Mサブアンテナ整合回路14もFMメインアンテナ整合
回路13と同様の回路構成を有している。
【0013】上記位相制御回路17は、例えば図6
(A)に示す回路構成をとることができる。この回路中
のコイル43のインダクタンスをL1 とし、可変容量ダ
イオード44の接合容量をC1 とする。この回路を通過
した信号S1 は同図(B)に示すように最大でπだけ位
相が進む。図中f1 は、L1C1=(2πf1) -2の関係式で与
えられる周波数を示す。FMメインアンテナ整合回路1
3の出力信号S1 は入力端子46に供給され、入力時と
は変化した位相で出力端子47から出力される。この出
力端子47には、ダイバーシチラジオ16から発生され
る選局電圧Vs (直流電圧)が印加される。出力端子4
7に印加された選局電圧Vs は直流カット用のコンデン
サ45を通過することができないので、抵抗50を介し
て可変容量ダイオード44を逆バイアスする。選局電圧
s は選択されるFM放送信号の周波数が高くなるほど
大きくなる。より大きな選局電圧Vs が印加されるほ
ど、可変容量ダイオード44の接合容量C1 は低下し、
上記f1 は大きくなるので、同図(B)のグラフが右方
向へ平行移動する。グラフの右方向への移動距離は選局
電圧Vs の値に応じて増減する。
【0014】選択される周波数の変化に応じた選局電圧
s の変化量は、同図(B)のグラフの形状に基づいて
位相の進みX1 が一定となるように設定されている。選
択されるFM放送信号の周波数が低くなる場合には、上
記と逆に上記グラフは左方向へ平行移動する。なお、上
記可変容量ダイオード44の接合容量C1 が10〜40
pF程度の範囲で変化する場合には、上記コンデンサ4
5の容量C3 は0.1μF程度に設定しておくことによ
り、容量C3 が位相制御に干渉することを防止できる。
また、抵抗50の抵抗値R1 を100kΩ程度に設定す
ることにより入力端子46から入力された信号S1 が抵
抗50を介して出力端子47に到達することを防止でき
る。
【0015】上記位相制御回路18は例えば図7(A)
に示す回路構成を有している。この回路中のコイル48
のインダクタンスをL2 とし、可変容量ダイオード49
の接合容量をC2 とする。この回路に入力端子51から
入力された信号S2 は同図(B)に示すように最大でπ
だけ位相が遅れた状態で出力端子52から出力される。
図中f2 は、L2C2=(2πf2) -2の関係式で与えられる周
波数を示す。出力端子52に上記選局電圧Vs が印加さ
れることによって、接合容量C2 は上記C1 と同様に上
下に変化するので、周波数f2 が変化して同図(B)の
グラフは左右に平行移動する。選択される周波数の変化
に応じた選局電圧Vs の変化量は、グラフの形状に基づ
いて位相の遅れX2 が一定となるように設定されてい
る。
【0016】なお、上記位相制御回路17と18を置き
換えてもよく、また双方とも位相の進む回路構成あるい
は双方とも位相の遅れる回路構成としてもよい。さら
に、上記FMサブアンテナ整合回路14の出力信号S2
を、位相制御回路18だけでなくダイバーシチラジオ1
6にも供給するようにしてもよい。これはFMメインア
ンテナ11とFMサブアンテナ12の指向特性がある程
度異なる場合には、良好な受信を得るために有効であ
る。
【0017】以下、上記のような構成からなる本実施例
の作用について説明する。先ず、ダイバーシチラジオ1
6を操作して所望のFM放送局を選択すると、ダイバー
シチラジオ16から選局電圧Vs が発生される。これに
より、FMメインアンテナ整合回路13中の可変容量ダ
イオード27,28,33,34に対して上記Vs が印
加され、これにより可変容量ダイオード27,28,3
3,34の容量が変化し、周波数fX1の特定の放送局の
FM放送信号は、損失なくFMメインアンテナ整合回路
13を通過する。FMメインアンテナ整合回路13から
出力されたFM放送信号S1 はコンデンサ39を介して
位相制御回路17及びダイバーシチラジオ16に供給さ
れる。FMサブアンテナ整合回路14は選局電圧Vs
印加されて、FMメインアンテナ整合回路13と同様に
動作し、周波数fX1の出力信号S2 は位相制御回路18
に供給される。
【0018】位相制御回路17では、入力信号S1 (周
波数fX1)の位相が図6(B)に応じてX1 だけ進む。
他方、位相制御回路18では、入力信号S2 (周波数f
X1)の位相が図7(B)に応じてX2 だけ遅れる。した
がって、位相制御回路に入力される信号S1 ,S2 の位
相が同じであれば、XD =X1 +X2 が2つの位相制御
回路17,18の出力信号の位相差となる。
【0019】次に、fX1より高い周波数fX2を選択した
場合には、選局電圧Vs は所定量だけ増加し、上記C1
及びC2 は低下して上記f1 及びf2 は上昇するから、
図6(B)及び図7(B)のグラフは所定距離だけ右方
向に移動する。これにより、位相制御回路17から出力
される信号は位相がX1 だけ進み、位相制御回路18か
ら出力される信号は位相がX2 だけ遅れた状態を維持す
る。したがって、2つの信号の位相差XD はfX1を選択
した場合と同じ値をとる。この位相差XD は上記選局電
圧Vs に対する可変容量ダイオード44及び49の作用
によって、周波数fX1が変化してもFM周波数帯の全て
の周波数についてほぼ一定値に保持される。そして可変
移相モジュール19から出力される信号は位相差XD
合成された合成信号Sp としてダイバーシチラジオ16
に供給される。
【0020】上記合成信号Sp をベクトル表示すると図
8に示すようになる。図8において、ベクトルV(S1) は
信号S1 の位相をベクトルの方向とし、信号レベルをベ
クトルの長さとし、同様にベクトルV(S2) は信号S2
位相をベクトルの方向とし、信号レベルをベクトルの長
さとしている。両ベクトルV(S1) ,V(S2) を位相差XD
でベクトル合成することによって、合成ベクトルV(S1+S
2)が得られる。この合成ベクトルV(S1+S2)は上記合成信
号Sp に対応するものであり、上記接続点20において
得られる。
【0021】予め上記位相差XD の値をFMメイン信号
の指向特性との関係において最適なものになるように設
定しておくことにより、上記合成信号Sp と上記信号S
1 の指向特性が相互に補完し合う関係となる。このよう
にしてアンテナの指向性パターンを補完するようにアン
テナ形状を変更したのと同等の効果を簡単に得ることが
できる。
【0022】なお、上記実施例では2つの位相制御回路
17,18を設けるようにしたが、例えば受信信号S1
のみの位相を変更することにより位相差XD を設けるよ
うにしてもよい。この場合、位相制御回路は一つでよく
FMサブアンテナ整合回路14の出力信号S2 は、その
ままFMメイン信号用の位相制御回路17の出力と合成
された状態でダイバーシチラジオ16に供給される。ま
た、上記実施例に用いた可変容量ダイオードを、他の可
変リアクタンス素子に置き換えてもよい。さらに、上記
では位相制御回路17,18に選局電圧Vs を印加する
ようにしたが、周波数選択に応じて変化する信号であれ
ば何を用いるようにしてもよい。その場合、用いる信号
の種類に応じて位相制御回路の回路構成も変更すること
は当然である。
【0023】また、図9に示すように、一本の同軸ケー
ブル60を用いてダイバーシチラジオ61と可変移相モ
ジュール19を接続するようにしてもよい。この場合、
ダイバーシチ回路62を内蔵したダイバーシチラジオ6
1は、位相制御回路17に対して位相制御信号を供給す
ることにより、入力されたFM放送信号の指向特性を例
えば90°回転させて図10(A)、(B)に示すよう
な指向特性を実現する。同図(A)の指向特性の信号と
同図(B)の指向特性の信号とが時系列でダイバーシチ
ラジオ61に入力されて比較される。この場合、FMメ
インアンテナ整合回路13又はFMサブアンテナ整合回
路14の何方かは省略してもよい。この実施例によれ
ば、配線の数を減らすことができるから、各回路及び配
線を自動車のリアガラス10に取り付ける場合等に好適
である。
【0024】なお、上記ダイバーシチラジオ16は通常
のダイバーシチラジオをほとんどそのまま用いることが
できるが、上記ダイバーシチラジオ61は通常のダイバ
ーシチラジオに上記位相制御信号を出力するためのダイ
バーシチ回路62を付加したものでなければならない。
【0025】また、上記整合回路13として、図4及び
図5に示す回路構成をとることもできる。入力端子2
1,出力端子22,コンデンサ23,制御端子35につ
いては、図3の回路と同様であるので、同じ符号を付し
てある。図4の回路においては、可変容量ダイオード7
0とコイル71とによって可変容量共振回路72が構成
され、同様に可変容量ダイオード73とコイル74とに
よって可変容量共振回路75が構成されている。また、
図5の回路においては、コイル78と可変容量ダイオー
ド79とから可変容量共振回路80が構成され、コイル
82と可変容量ダイオード83とから可変容量共振回路
84が構成され、コイル86と可変容量ダイオード87
とから可変容量共振回路88が構成されており、3つの
可変容量共振回路からなる整合回路が示されている。
【0026】
【発明の効果】以上に詳説したように、本発明によれ
ば、メインアンテナとサブアンテナの形状から定まる指
向性パターンを、アンテナ形状を変更することなく簡単
に補完して、全方向から到来する水平又は垂直偏波に対
して良好な受信を行うことができる。したがって、同じ
タイプの自動車で偏波面の異なる電波による放送を受信
する場合でも、上記所定の位相差を変更するだけでアン
テナ形状を変更したのと同等の効果を得ることができ
る。また、ダイバーシチ回路を設けるようにした場合に
は、上記所定の位相差の変更はダイバーシチ回路が自動
的に行うので、何ら手を加えることなく同じタイプの自
動車を外国で用いることができる。さらに、このような
自動車用アンテナ装置によれば、機械的にアンテナの形
状や方向を変更する場合に比べて瞬時に、かつ何回でも
指向性パターンを変更することができるから、自動車用
のアンテナ装置として極めて実用的である。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動車用アンテナ装置を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る自動車用アンテナ装置
を示す概略図である。
【図3】図2に示す実施例のFMメインアンテナ整合回
路13,FMサブアンテナ整合回路14の一例を示す回
路図である。
【図4】図3の他の整合回路を示す回路図である。
【図5】図3の他の整合回路を示す回路図である。
【図6】図2に示す実施例の位相制御回路17の一例を
示す回路図、及びこの回路の作用説明図である。
【図7】図2に示す実施例の位相制御回路18の一例を
示す回路図、及びこの回路の作用説明図である。
【図8】図2に示す実施例の可変移相モジュール19の
作用説明図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る自動車用アンテナ装
置を示す概略図である。
【図10】図9に示す実施例の作用説明図である。
【符号の説明】
11 メインアンテナ 12 サブアンテナ 16 ダイバーシチラジオ 17 位相制御回路 18 位相制御回路 19 可変移相モジュール 61 ダイバーシチラジオ 62 ダイバーシチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夏目 弘文 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内 (72)発明者 村上 治憲 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 柿沢 均 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 馬場 祐司 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FM放送を受信してFMメイン信号を出力
    するメインアンテナと、 前記FM放送を受信してFMサブ信号を出力するサブア
    ンテナと、 前記FMメイン信号とFMサブ信号とに常に所定の位相
    差をもたせた状態で合成する可変移相モジュールとを備
    えたことを特徴とする自動車用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】FM放送を受信してFMメイン信号を出力
    するメインアンテナと、 前記FM放送を受信してFMサブ信号を出力するサブア
    ンテナと、 前記FMメイン信号とFMサブ信号とに所定の位相差を
    もたせた状態で合成する可変移相モジュールと、 この可変移相モジュールの出力を用いてダイバーシチ受
    信を行い、上記合成レベルが所定値より低い場合には上
    記位相差を変更することにより良好な受信を行うダイバ
    ーシチ回路とを備えたことを特徴とする自動車用アンテ
    ナ装置。
JP4196078A 1992-06-30 1992-06-30 自動車用アンテナ装置 Pending JPH0621711A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4196078A JPH0621711A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 自動車用アンテナ装置
DE19934321805 DE4321805A1 (de) 1992-06-30 1993-06-30 FM-Übertragungsantenneneinrichtung für Kraftfahrzeuge und TV-Übertragungsantenneneinrichtung für Kraftfahrzeuge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4196078A JPH0621711A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 自動車用アンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621711A true JPH0621711A (ja) 1994-01-28

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ID=16351839

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