JP2011085118A - ブリーザ機構付きエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送時の横倒し位置から正立位置に戻した直後にエンジンを駆動した場合に、潤滑オイルを吸気系に吸引することを防止できるブリーザ機構付きエンジンを提供する。
【解決手段】ブリーザ機構付きエンジン21は、クランク室35のブローバイガスを流出させるブリーザ機構25を備えた。また、ブリーザ機構は、ブリーザ通路51、ブリーザ室52およびブリーザ弁53を備えた。そして、エンジンを横倒し位置に配置した状態で、ブリーザ室への潤滑オイル37の浸入を防止可能とした。さらに、エンジンを横倒し位置から正立位置に立ち上げた状態で、ブリーザ通路のうち、ブリーザ室に開口する出口端部58bをクランク室に開口する入口端部61に対して上方に配置可能とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、潤滑用のオイルがクランク室に蓄えられ、クランク室のブローバイガスをクランク室から流出させるブリーザ機構付きエンジンに関する。
エンジンは、燃焼室のガスがシリンダおよびピストン間の隙間を経てクランク室にブローバイガスとして流入する。
このブローバイガスをクランク室から流出し、流出したブローバイガスを燃焼室に戻すためにエンジンにブリーザ装置を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1のブリーザ装置によれば、クランク室の内圧がブローバイガスで規定圧を超えた場合、ブリーザ装置のブリーザ弁(リード弁)が開いてブローバイガスがブリーザ通路を経て吸気系に吸引される。
吸気系に吸引されたブローバイガスはエンジンの燃焼室に戻される。
特許第4089334号公報
ここで、搬送時や保管時の安定性を考慮して、エンジンを横倒し位置(シリンダが横向きに配置された位置)に配置することが考えられる。
このエンジンは、正立位置(シリンダが上方に配置された位置)で使用するように構成されている。
よって、エンジンを横倒し位置に配置した状態で、クランク室に蓄えられた潤滑用のオイル(以下「潤滑オイル」という)がブリーザ通路に浸入することが考えられる。
このため、エンジンを横倒し位置から正立位置に戻した後(特に、直後)にエンジンを駆動した場合、ブリーザ通路に残留した潤滑オイルがエンジンの吸気系に吸引されることが考えられる。
本発明は、搬送時や保管時の横倒し位置から正立位置に戻した後(特に、直後)にエンジンを駆動した場合に、潤滑オイルを吸気系に吸引することを防止できるブリーザ機構付きエンジンを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、潤滑用のオイルがクランク室に蓄えられ、前記クランク室のブローバイガスを前記クランク室から流出させるブリーザ機構付きエンジンにおいて、前記ブリーザ機構は、前記クランク室に開口するブリーザ通路と、前記ブリーザ通路を介して前記クランク室に連通するブリーザ室と、前記ブリーザ室の入口に設けられて、前記クランク室の内圧が規定圧を超えたとき開放して前記ブローバイガスを前記ブリーザ室に流入可能なブリーザ弁と、を備え、前記エンジンが横倒し位置に配置された状態において、前記ブリーザ室への前記オイルの浸入を前記ブリーザ通路で防止可能とし、前記エンジンの横倒し位置から前記エンジンが正立位置に立ち上げられた状態において、前記ブリーザ通路のうち、前記ブリーザ室に開口する出口端部を前記クランク室に開口する入口端部に対して上方に配置可能としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記エンジンを横倒し位置に配置した状態において、前記エンジンブロックより上方に前記ブリーザ室が配置されるとともに、前記入口端部が前記オイルに浸漬されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記エンジンを横倒し位置に配置した状態において、前記エンジンブロックより下方に前記ブリーザ室が配置されるとともに、前記入口端部が前記オイルの上方に配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記ブリーザ弁は、弾性材料でドーム状に形成されたバルブ本体をバルブ座部に備え、前記バルブ座部に設けられた通路を前記バルブ本体で閉塞し、前記クランク室の内圧が規定圧を超えたとき開放して前記クランク室から前記ブリーザ室への前記ブローバイガスの流れを許容することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジンを横倒し位置に配置したとき、ブリーザ室に潤滑用のオイル(以下、「潤滑オイル」という)が浸入することをブリーザ通路で防止するようにした。
ここで、エンジンを横倒し位置に配置したとき、ブリーザ通路のうちクランク室に開口する入口端部が潤滑オイルに浸漬することが考えられる。
この場合、横倒し位置から正立位置に戻したとき、入口端部に潤滑オイルが残留し、残留した潤滑オイルがブローバイガスでブリーザ室に導かれる虞がある。
そこで、エンジンを正立位置に配置したときに、ブリーザ通路の出口端部を入口端部に対して上方(高い位置)に配置した。
潤滑オイルの比重はブローバイガスの比重より大きいので、入口端部に残留した潤滑オイルをブローバイガスで出口端部まで持ち上げる(上昇させる)ことができない。
これにより、入口端部に残留した潤滑オイルの一部がブリーザ室に浸入することを防止して、潤滑オイルを吸気系に吸引することを防ぐことができる。
一方、残りの残留潤滑オイルは、ブローバイガスとともにブリーザ通路を経て出口端部まで導かれる。出口端部まで導かれた残りの残留潤滑オイルは、開放されたブリーザ弁を経てブリーザ室に流入する。
ここで、ブリーザ室はブリーザ通路に比して大きな空間なので、ブリーザ室に流入したブローバイガスの流速が遅くなる。
よって、ブローバイガスとともにブリーザ室に流入した残留潤滑オイルは、ブローバイガスから分離されてブリーザ室の下部に滴下する。
これにより、ブリーザ室に流入した残留潤滑オイルをエンジンの燃焼室に吸引することを防止でき、ブローバイガスのみをエンジンの燃焼室に吸引することができる。
請求項2に係る発明では、エンジンを横倒し位置に配置したとき、ブリーザ通路の入口端部が潤滑オイルを浸漬可能とした。
このため、エンジンを横倒し位置から正立位置に戻したとき、入口端部に潤滑オイルが残留する。
ここで、請求項1で説明したように、エンジンを正立位置に配置したときに、ブリーザ通路の出口端部は入口端部に対して上方(高い位置)に配置される。
潤滑オイルの比重はブローバイガスの比重より大きいので、入口端部に残留した潤滑オイルをブローバイガスで出口端部まで持ち上げる(上昇させる)ことができない。
これにより、入口端部に残留した潤滑オイルがブリーザ室に浸入することを防止して、潤滑オイルを吸気系に吸引することを防ぐことができる。
請求項3に係る発明では、エンジンを横倒し位置に配置したとき、ブリーザ通路の入口端部を潤滑オイルの上方に配置可能とした。
よって、ブリーザ通路の入口端部から潤滑オイルが浸入することを防止できる。
これにより、潤滑オイルがブリーザ室に浸入することを防止して、潤滑オイルを吸気系に吸引することを防ぐことができる。
請求項4に係る発明では、ブリーザ弁のバルブ本体を弾性材料でドーム状に形成した。弾性材料でバルブ本体を形成することで、バルブ本体を微少圧力で変形させることが可能である。
これにより、クランク室の内圧(すなわち、ブローバイガスのガス圧)が規定圧を超えたとき、ブリーザ弁を良好に変形させてブリーザ室にブローバイガスを好適に流すことができる。
本発明に係るブリーザ機構付きエンジン(実施例1)を備えた発電機を示す斜視図である。 図1の発電機を示す側面図である。 実施例1に係るブリーザ機構付きエンジンを示す断面図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6部拡大図である。 実施例1に係るブリーザ機構でブローバイガスをクランク室から流出する例を説明する図である。 実施例1に係るブリーザ機構でブローバイガスをブリーザ室に導く例を説明する図である。 実施例1に係るエンジンが右側横倒し位置に保持された例を説明する図である。 実施例1に係るエンジンが右側横倒し位置から正立位置に立ち上げられた例を説明する図である。 実施例1に係るエンジンが左側横倒し位置に保持された例を説明する図である。 本発明に係るブリーザ機構(実施例2)を示す断面図である。 実施例2に係るブリーザ弁でブローバイガスをブリーザ室に導く例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るブリーザ機構付きエンジン(以下、「エンジン」という)21について説明する。
図1、図2に示すように、発電機10は、外形が略立方体状に形成された収納ケース11と、収納ケース11内に収納されたエンジン/発電部ユニット12と、収納ケース11に回転自在に設けられた左右の車輪13と、収納ケース11にスイング移動自在に設けられた牽引用のハンドル14とを備えている。
この発電機10は、ハンドル14を上方にスイング移動し、スイング移動したハンドルを引っ張ることにより左右の車輪13で牽引可能に構成されている。
また、発電機10は、図1に示すように左右の車輪13および左右の下脚部16で正立位置P1に保持可能に構成されている。
正立位置P1は、エンジン21のシリンダ42(図3参照)が上方に配置された位置である。この正立位置P1に発電機10を配置した状態で、エンジン/発電部ユニット12を駆動することができる。
さらに、発電機10は、図2に示すように左右の車輪13および左右の上脚部17で右側横倒し位置(横倒し位置)P2に保持可能に構成されている。
右側横倒し位置P2は、エンジン21のシリンダ42が右側横向きに配置された位置である。この右側横倒し位置P2に発電機10を配置することで、搬送時や保管時に発電機10を安定的に保持することができる。
エンジン/発電部ユニット12は、収納ケース11の底部11aに設けられたエンジン21と、エンジン21で駆動する発電部22とが一体に設けられている。
このエンジン/発電部ユニット12は、エンジン21で発電部22のロータをステータの外周に沿って回転することで電力を発電することができる。
図3、図4に示すように、エンジン21は、例えば、4サイクル短気筒エンジンであり、エンジン本体24と、エンジン本体24に設けられたブリーザ機構25と、ブリーザ機構25に連通された吸気系26とを備えている。
エンジン本体24は、シリンダ部32およびケース部33が一体に形成されたエンジンブロック31と、ケース部33に取り付けられたクランクケース34(図4参照)とを備えている。
ケース部33およびクランクケース34でクランク室35が密閉状態に形成されている。
このクランク室35に潤滑用のオイル(以下、「潤滑オイル」という)37が蓄えられている。潤滑オイル37は、例えば、エンジン21内の摺動部に給油して摺動面の流体潤滑を確保することで摺動面の摩耗などを抑える潤滑油である。
また、エンジン本体24は、クランク室35に回転自在に設けられたクランクシャフト41と、シリンダ部32のシリンダ42に摺動自在に配置されたピストン43と、ピストン43およびクランクシャフト41を連結するコンロッド(コネクチングロッド)44を備えている。
シリンダ42の上部に燃焼室が設けられている。
エンジン21の駆動中に、燃焼室のガスがシリンダ42およびピストン43間の隙間を経てクランク室35にブローバイガスとして流入する。
なお、図3は構成の理解を容易にするためにクランクケース34を外した状態を示す。
ブリーザ機構25は、エンジンブロック31に設けられている。
このブリーザ機構25は、クランク室35に連通するブリーザ通路51と、ブリーザ通路51の出口端部(ブリーザ通路51のうちブリーザ室52に開口する出口端部)58bに連通されたブリーザ室52と、ブリーザ室52の入口端部(入口)59に設けられたブリーザ弁53と、ブリーザ室52に流入した潤滑オイル37をクランク室35に戻すメインリターン通路(リターン通路)54とを備えている。
ブリーザ通路51は、ケース部33に形成されてクランク室35および第2ブリーザ通路部57を連通する第1ブリーザ通路部56と、ケース部33に形成されて第1ブリーザ通路部56および第3ブリーザ通路部58を連通する第2ブリーザ通路部57と、ケース部33から左側に延出されて第2ブリーザ通路部57およびブリーザ室52を連通する第3ブリーザ通路部58とを備えている。
図5に示すように、第1ブリーザ通路部56は、エンジン21が正立位置P1(図3参照)に配置された状態で略鉛直に設けられ、クランク室35に入口端部56aが開口されるとともに第2ブリーザ通路部57に出口端部56bが開口されている。
この第1ブリーザ通路部56は、エンジン21が正立位置P1から右側横倒し位置P2に倒れた状態において(図9参照)、潤滑オイル37が浸入可能な通路部である。
図3に戻って、第2ブリーザ通路部57は、エンジン21が正立位置P1に配置された状態で略水平に設けられ、エンジン21が正立位置P1から右側横倒し位置P2に倒れた状態において(図9参照)、潤滑オイル37が浸入可能な浸入部位62を有する通路部である。
浸入部位62にはサブリターン通路63を備えている。サブリターン通路63は、浸入部位62およびクランク室35を連通することで、第2ブリーザ通路部57に浸入した潤滑オイル37をクランク室35に戻す通路である。
ここで、第1ブリーザ通路部56および第2ブリーザ通路部57の浸入部位62は、エンジン21が右側横倒し位置P2に倒れた状態において、潤滑オイル37が浸入可能なオイル浸入部(ブリーザ通路51のうちクランク室35に開口する入口端部)61を構成する。
オイル浸入部61は、発電機10が正立位置P1に配置された状態で、潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置する。
図3、図6に示すように、第3ブリーザ通路部58は、第2ブリーザ通路部57の出口端部57aに入口端部58aが連通され、ブリーザ室52の入口端部59に出口端部58bが連通されている。
この第3ブリーザ通路部58は、エンジン21が正立位置P1に配置された状態で略水平に設けられ、入口端部58aに対して出口端部58bが上方に位置するように略クランク状に形成されている。
すなわち、第3ブリーザ通路部58は、段差部58cを備えている。
第3ブリーザ通路部58に段差部58cを備えることで、エンジン21が正立位置P1に配置された状態で、第3ブリーザ通路部58の出口端部58bがオイル浸入部61に対して高さH1だけ高い位置に配置される。
ここで、潤滑オイル37の比重はブローバイガスの比重より大きい。よって、潤滑オイル37を導くブローバイガスで、潤滑オイル37を出口端部58bまで持ち上げる(上昇させる)ことができない。
これにより、潤滑オイル37がブリーザ室52に浸入することを防止できる。
ブリーザ室52は、略矩形体状のブリーザケース65内に形成され、クランク室35にブリーザ通路51を介して連通され、さらに、エアインレット室67の下部67aに連通路68を経て上部52aが連通されている。
このブリーザ室52は、図9に示すように、発電機10が右側横倒し位置P2に保持された状態でエンジンブロック31より上方に配置可能である。
ブリーザケース65の内側壁部65a(表面)からエンジンブロック31に向けて入口端部59が形成(突出)されることで、入口端部59がブリーザ室52の略中央部に開口されている。
この入口端部59に第3ブリーザ通路部58の出口端部58bが連通されている。
また、ブリーザケース65の内側壁部65a(裏面)にバルブ取付部71が形成され、バルブ取付部71にブリーザ弁53が取り付けられている。
このブリーザ弁53はブリーザ室52の入口端部59に設けられている。
図4、図6に示すように、ブリーザ弁53は、バルブ取付部71に取り付けられたバルブ座部73と、バルブ座部73に設けられたバルブ本体74とを備えたリードバルブである。
ブリーザ弁53は、バルブ本体74の上端部がバルブ座部73に取り付けられ、バルブ本体74の下端部でバルブ座部73のバルブ通路(通路)73aを閉塞している。
すなわち、ブリーザ弁53は、バルブ本体74の下端部がバルブ座部(座面)73に接触することで、常時閉の状態に保たれている。
このブリーザ弁53は、クランク室35の内圧が規定値を超えてブリーザ弁53の一次側圧力P1と二次側圧力P2との圧力差ΔPが設定値を超えたとき、バルブ本体74が矢印の如く作動してバルブ座部73のバルブ通路73aが開放する。
ブリーザ弁53が開放することで、クランク室35のブローバイガスがブリーザ通路51を経てブリーザ室52に流れる。
図3、図6に示すように、ブリーザケース65の底部65bから下方に向けてリターン出口端部77が形成(突出)されることで、リターン出口端部77がブリーザ室52の下部52bに開口されている。
このリターン出口端部77にメインリターン通路54が連通されている。
メインリターン通路54は、エンジンブロック31のケース部33に略水平に設けられた第1リターン通路部81と、第1リターン通路部81およびリターン出口端部77に連通された第2リターン通路部82とを備えている。
よって、ブリーザ室52の下部52bがメインリターン通路54を介してクランク室35に連通されている。
第1リターン通路部81は、ケース部33の左側壁33aに略水平に取り付けられ、先端部81aが左側壁33aに対して距離L1だけ突出されている。
よって、発電機10が左側横倒し位置(横倒し位置)P3に倒れた場合(図11参照)、第1リターン通路部81の先端部81aを潤滑オイル37(液面37a)に対して距離L2(図11参照)だけ上方に突出させることができる。
この第1リターン通路部81は、発電機10が正立位置P1に配置された状態で、略水平に配置されるとともに潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置する。
ブリーザ機構25によれば、クランク室35の内圧、すなわちクランク室35のブローバイガスのガス圧が規定値を超えたときブリーザ弁53が開放する。
ブリーザ弁53が開放することにより、クランク室35のブローバイガスやオイル浸入部61に浸入した潤滑オイル37をブリーザ通路51を経てブリーザ室52に導く(流入させる)ことを許容する。
ブリーザ室52はブリーザ通路51に比して大きな空間なので、ブリーザ室52に流入したブローバイガスの流速が遅くなる。よって、ブローバイガスとともにブリーザ室52に流入した潤滑オイル37をブローバイガスから分離することができる。
潤滑オイル37が分離されたブローバイガスは、ブリーザ室52から連通路68を経てエアインレット室67に吸引される。
一方、ブローバイガスから分離された潤滑オイル37はブリーザ室52の下部52bに滴下し、メインリターン通路54を経てクランク室35に戻される。
図3、図4に示すように、吸気系26は、ブリーザ室52の上部52aに連通路68を介して連通されたエアインレット室67と、エアインレット室67に連通路84を介して連通された混合気手段(ミキサー)85と、エアインレット室67に連通路86を介して連通されたエアクリーナ87とを備えている。
エアインレット室67には、エアクリーナ87からエア(外気)が吸引され、さらに、ブリーザ室52からブローバイガスが吸引される。
混合気手段85は、エアインレット室67および燃料供給路(図示せず)に入口側が連通され、シリンダ部32の燃焼室に出口側が連通されている。
混合気手段85によれば、エアインレット室67から吸引されたエアおよびブローバイガスと、燃料供給路(図示せず)から吸引された燃料とを混合させてシリンダ部32の燃焼室に導くことができる。
つぎに、ブリーザ機構25でクランク室35のブローバイガスをブリーザ室52に導く(逃がす)例を図7〜図8に基づいて説明する。
図7(a)に示すように、エンジン21が駆動することにより、燃焼室のガスがシリンダ42およびピストン43間の隙間を経てブローバイガスとしてクランク室35に流入する。
クランク室35の内圧、すなわちクランク室35のブローバイガスのガス圧が規定値を超えたとき、ブリーザ弁53のバルブ本体74が矢印Aの如くスイング移動してバルブ通路73aが開放する。
図7(b)に示すように、ブリーザ弁53のバルブ通路73a(図7(a)参照)が開放することで、クランク室35のブローバイガスが第1ブリーザ通路部56に矢印Bの如く流れる。
第1ブリーザ通路部56に流入したブローバイガスは、第1ブリーザ通路部56を経て第2ブリーザ通路部57に矢印Cの如く流れる。
図7(a)に戻って、第2ブリーザ通路部57に流入したブローバイガスは、第2ブリーザ通路部57を経て第3ブリーザ通路部58に矢印Dの如く流れる。
図8に示すように、第3ブリーザ通路部58を経たブローバイガスは、開放されたブリーザ弁53(バルブ通路73a)を経てブリーザ室52に矢印Eの如く流入する。
ブリーザ室52に流入したブローバイガスは、ブリーザ室52から連通路68を経てエアインレット室67に矢印Fの如く吸引される。
図7〜図8で説明したように、ブリーザ機構25によれば、クランク室35のブローバイガスをブリーザ室52を経てエアインレット室67に導くことができる。
そして、エアインレット室67に導いたブローバイガスを混合気手段85を経てシリンダ部32の燃焼室に良好に導くことができる。
つぎに、発電機10が右側横倒し位置P2に保持された例を図9〜図10に基づいて説明する。
図9に示すように、エンジン21を停止した状態で、発電機10を右側横倒し位置P2に保持する(図2も参照)。
発電機10を右側横倒し位置P2に保持することで、オイル浸入部61(すなわち、第1ブリーザ通路部56および第2ブリーザ通路部57の浸入部位62)が潤滑オイル37(液面37a)の下方に位置する。すなわち、オイル浸入部61は潤滑オイル37内に浸漬する。
オイル浸入部61が潤滑オイル37内に浸漬することで、オイル浸入部61に潤滑オイル37が浸入する。
また、発電機10を右側横倒し位置P2に保持することで、ブリーザ室52がエンジンブロック31より上方に配置される。
よって、オイル浸入部61に浸入した潤滑オイル37がブリーザ室52に浸入することを防止できる。
さらに、メインリターン通路54の第1リターン通路部81は、潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置する。
よって、第1リターン通路部81に潤滑オイル37が浸入することを防止することができる。
この発電機10を使用する際には、発電機10を右側横倒し位置P2から正立位置P1に矢印Gの如く戻す。
図10に示すように、発電機10を正立位置P1に戻すことで、オイル浸入部61が潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置する。
よって、オイル浸入部61に浸入した潤滑オイル37が、第1ブリーザ通路51やサブリターン通路63を経てクランク室35に矢印Hの如く戻される。
ここで、発電機10を正立位置P1に戻した後(特に、直後)にエンジン21を駆動することが考えられる。
この場合、オイル浸入部61に浸入した全ての潤滑オイル37がクランク室35に戻される前にエンジン21が駆動する虞がある。
エンジン21が駆動することでブリーザ弁53のバルブ本体74が作動してバルブ通路73aが開放する。
バルブ通路73aが開放することで、オイル浸入部61にクランク室35からブローバイガスが流入する。
クランク室35から流入したブローバイガスとともに残留した潤滑オイル37が、第2ブリーザ通路部57を経て第3ブリーザ通路部58に矢印Iの如く流入する。
ここで、第3ブリーザ通路部58に段差部58cを備えることで、第3ブリーザ通路部58の出口端部58bがオイル浸入部61に対して高さH1だけ高い位置に配置されている。
さらに、潤滑オイル37の比重はブローバイガスの比重より大きい。よって、潤滑オイル37を導くブローバイガスで、潤滑オイル37を出口端部58bまで持ち上げる(上昇させる)ことができない。
よって、第3ブリーザ通路部58に流入した残留潤滑オイル37の一部は、第3ブリーザ通路部58の段差部58cでブリーザ室52への流入が妨げられる。
ブリーザ室52への流入が妨げられた残留潤滑オイル37の一部は、第2ブリーザ通路部57を経てサブリターン通路63からクランク室35に矢印Hの如く戻される。
残りの残留潤滑オイル37は、ブローバイガスとともに第3ブリーザ通路部58の段差部58cを経て出口端部58bまで導かれる。
出口端部58bまで導かれた残留潤滑オイル37は、開放されたブリーザ弁53を経てブリーザ室52に矢印Jの如く流入する。
ここで、ブリーザ室52はブリーザ通路51に比して大きな空間なので、ブリーザ室52に流入したブローバイガスの流速が遅くなる。
よって、ブローバイガスとともにブリーザ室52に流入した残留潤滑オイル37は、ブローバイガスから分離されてブリーザ室52の下部52bに滴下する。
下部52bに滴下した残留潤滑オイル37は、メインリターン通路54を経てクランク室35に矢印Kの如く戻される。
また、第3ブリーザ通路部58を経たブローバイガスは、開放されたブリーザ弁53を経て残留潤滑オイル37とともにブリーザ室52に矢印Jの如く流入し、残留潤滑オイル37から分離される。
残留潤滑オイル37から分離されたブローバイガスは、ブリーザ室52から連通路68を経てエアインレット室67に矢印Lの如く吸引される。
図9〜図10で説明したように、ブリーザ機構25によれば、発電機10を右側横倒し位置P2に保持した状態において、ブリーザ室52をエンジンブロック31の上方に配置することで、潤滑オイル37がブリーザ通路51を経てブリーザ室52に浸入することを防止できる。
換言すれば、発電機10を右側横倒し位置P2に保持した状態において、ブリーザ室52に潤滑オイル37が浸入することをブリーザ通路51で防止することができる。
さらに、発電機10を右側横倒し位置P2に保持した状態において、メインリターン通路54の第1リターン通路部81を潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置させることで、潤滑オイル37がメインリターン通路54を経てブリーザ室52に浸入することを防止できる。
加えて、第3ブリーザ通路部58の段差部58cやブリーザ室52を備えることで、オイル浸入部61に残留した潤滑オイル37が吸気系26に吸引することを防ぐことができる。
これにより、正立位置P1に戻したエンジン21を駆動した状態において、オイル浸入部61に残留した潤滑オイル37をシリンダ部32の燃焼室に吸引することを防ぐことができる。
つぎに、発電機10が左側横倒し位置P3に保持された例を図11に基づいて説明する。
図11に示すように、エンジン21を停止した状態で、発電機10を左側横倒し位置P3に保持する。発電機10を左側横倒し位置P3に保持することで、ブリーザ室52がエンジンブロック31より下方に配置される。
ここで、発電機10を左側横倒し位置P3に保持することで、オイル浸入部61(すなわち、第1ブリーザ通路部56および第2ブリーザ通路部57の浸入部位62)が潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置する。
オイル浸入部61は、ブリーザ通路51のうちクランク室35に開口する入口端部を構成する部位である。
オイル浸入部61が潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置することで、オイル浸入部61に潤滑オイル37が浸入することを防ぐことができる。
また、メインリターン通路54の第1リターン通路部81は、先端部81aが左側壁33aに対して距離L1だけ突出されている。
よって、発電機10が左側横倒し位置P3に倒れた場合、第1リターン通路部81の先端部81aを潤滑オイル37(液面37a)に対して距離L2だけ上方に突出させることができる。
よって、第1リターン通路部81に潤滑オイル37が浸入することを防ぐことができる。
このように、オイル浸入部61に潤滑オイル37が浸入することを防ぐとともに、第1リターン通路部81に潤滑オイル37が浸入することを防ぐことで、ブリーザ室52に潤滑オイル37が浸入することを防止できる。
発電機10を使用する際には、発電機10を左側横倒し位置P3から正立位置P1(図7参照)に矢印Mの如く戻す。
発電機10を正立位置P1に戻した後、エンジン21を駆動することにより、図7〜図8で説明したように、クランク室35のブローバイガスをブリーザ通路51およびブリーザ弁53を経てブリーザ室52に導くことができる。
そして、ブリーザ室52に流入したブローバイガスをエアインレット室67および混合気手段85を経てシリンダ部32の燃焼室に導くことができる。
図11で説明したように、ブリーザ機構25によれば、発電機10を左側横倒し位置P3に保持した状態において、オイル浸入部61を潤滑オイル37(液面37a)の上方に位置することができる。
よって、オイル浸入部61(ブリーザ通路51)に潤滑オイル37が浸入することを防いで、ブリーザ室52に潤滑オイル37が浸入することを防ぐことができる。
換言すれば、発電機10を左側横倒し位置P3に保持した状態において、ブリーザ室52に潤滑オイル37が浸入することをブリーザ通路51で防止することができる。
さらに、発電機10を左側横倒し位置P3に保持した状態において、第1リターン通路部81の先端部81aを潤滑オイル37(液面37a)に対して上方に突出させることで、潤滑オイル37がメインリターン通路54を経てブリーザ室52に浸入することを防止できる。
加えて、正立位置P1に戻したエンジン21を駆動した状態において、潤滑オイル37をシリンダ部32の燃焼室に吸引することを防ぐことができる。
つぎに、実施例2を図12〜13に基づいて説明する。なお、実施例2において実施例1のブリーザ機構25と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
実施例2に係るブリーザ機構90について説明する。
図12に示すように、ブリーザ機構90は、実施例1のブリーザ弁53に替えてブリーザ弁92を備えたものである。
ブリーザ弁92は、バルブ取付部71に取り付けられたバルブ座部93と、バルブ座部93に設けられたバルブ本体94とを備えている。
バルブ座部93は、略中央に取付孔93aが形成され、取付孔93aの外側にバルブ通路(通路)95が形成されている。
バルブ座部93の取付孔93aにバルブ本体94の支持軸94aが設けられている。
バルブ本体94は、弾性材料でドーム状に形成されたドーム部96を有し、ドーム部96の外周部96aがバルブ座部93(座面)に接触されている。
すなわち、ブリーザ弁92は、バルブ本体94(ドーム部96)の外周部96aがバルブ座部93に接触することでバルブ通路95が閉塞され、バルブ本体94を弾性変形させて外周部96aをバルブ座部93から離すことでバルブ通路95が開放される、いわゆるアンブレラバルブである。
このブリーザ弁92は、常時閉に保たれ、クランク室35の内圧、すなわちクランク室35のブローバイガスのガス圧が規定値を超えたときブリーザ弁92が開放する。
ブリーザ弁92が開放することにより、クランク室35のブローバイガスをブリーザ通路51を経てブリーザ室52に導く(流入させる)ことを許容する。
ブリーザ弁92によれば、バルブ本体94を弾性材料でドーム状に形成することで、バルブ本体94を微少圧力で変形させることが可能である。
これにより、クランク室35(図3参照)の内圧が規定圧を超えたときブリーザ弁92を良好に変形させることができる。
つぎに、実施例2のブリーザ弁92でブローバイガスをブリーザ室52に導く例を図13に基づいて説明する。
図13に示すように、エンジン21が駆動してクランク室35(図3参照)のブローバイガスのガス圧が規定値を超えたとき、ブリーザ弁92のバルブ本体94が弾性変形してバルブ通路95が開放する。
バルブ通路95が開放することでクランク室35のブローバイガスやオイル浸入部61に浸入した潤滑オイル37がブリーザ通路51およびブリーザ弁92を経てブリーザ室52に矢印Nの如く流入する。
前述したように、ブリーザ室52はブリーザ通路51に比して大きな空間なので、ブリーザ室52に流入したブローバイガスの流速が遅くなる。
よって、ブローバイガスとともにブリーザ室52に流入した潤滑オイル37をブローバイガスから分離することができる。
潤滑オイル37が分離されたブローバイガスは、ブリーザ室52から連通路68を経てエアインレット室67(図3参照)に矢印Oの如く吸引される。
一方、ブローバイガスから分離された潤滑オイル37はブリーザ室52の下部52bに滴下し、メインリターン通路54を経てクランク室35(図3参照)に矢印Pの如く戻される。
図12〜図13で説明したように、実施例2のブリーザ弁92によれば、バルブ本体94を弾性材料でドーム状に形成することで、ブリーザ弁92を良好に変形させてブリーザ室52にブローバイガスを好適に流すことができる。
さらに、実施例2のブリーザ弁92によれば、実施例1のブリーザ弁53と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明に係るブリーザ機構付きエンジン21は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1、2では、ブリーザ機構付きエンジン21を発電機10に適用した例について説明したが、これに限らないで、その他の作業機に適用することも可能である。
また、前記実施例1、2で示した発電機10、エンジン21、ブリーザ機構25、クランク室35、ブリーザ通路51、ブリーザ室52、ブリーザ弁53,92、ブリーザ通路の出口端部58b、ブリーザ室の入口端部59、オイル浸入部61、バルブ座部73,93およびバルブ本体74,94などの形状や構造は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、潤滑用のオイルがクランク室に蓄えられ、クランク室のブローバイガスをクランク室から流出させるブリーザ機構を備えたエンジンへの適用に好適である。
10…発電機、21…エンジン(ブリーザ機構付きエンジン)、25…ブリーザ機構、35…クランク室、37…潤滑オイル(潤滑用のオイル)、51…ブリーザ通路、52…ブリーザ室、53,92…ブリーザ弁、58b…ブリーザ通路の出口端部(ブリーザ通路のうちブリーザ室に開口する出口端部)、59…ブリーザ室の入口端部(入口)、61…オイル浸入部(ブリーザ通路のうちクランク室に開口する入口端部)、73,93…バルブ座部、74,94…バルブ本体、P1…正立位置、P2…右側横倒し位置(横倒し位置)、P3…左側横倒し位置(横倒し位置)。

Claims (4)

  1. 潤滑用のオイルがクランク室に蓄えられ、前記クランク室のブローバイガスを前記クランク室から流出させるブリーザ機構付きエンジンにおいて、
    前記ブリーザ機構は、
    前記クランク室に開口するブリーザ通路と、
    前記ブリーザ通路を介して前記クランク室に連通するブリーザ室と、
    前記ブリーザ室の入口に設けられて、前記クランク室の内圧が規定圧を超えたとき開放して前記ブローバイガスを前記ブリーザ室に流入可能なブリーザ弁と、を備え、
    前記エンジンが横倒し位置に配置された状態において、前記ブリーザ室への前記オイルの浸入を前記ブリーザ通路で防止可能とし、
    前記エンジンの横倒し位置から前記エンジンが正立位置に立ち上げられた状態において、前記ブリーザ通路のうち、前記ブリーザ室に開口する出口端部を前記クランク室に開口する入口端部に対して上方に配置可能としたことを特徴とするブリーザ機構付きエンジン。
  2. 前記エンジンを横倒し位置に配置した状態において、
    前記エンジンブロックより上方に前記ブリーザ室が配置されるとともに、前記入口端部が前記オイルに浸漬されることを特徴とする請求項1記載のブリーザ機構付きエンジン。
  3. 前記エンジンを横倒し位置に配置した状態において、
    前記エンジンブロックより下方に前記ブリーザ室が配置されるとともに、前記入口端部が前記オイルの上方に配置されることを特徴とする請求項1記載のブリーザ機構付きエンジン。
  4. 前記ブリーザ弁は、
    弾性材料でドーム状に形成されたバルブ本体をバルブ座部に備え、
    前記バルブ座部に設けられた通路を前記バルブ本体で閉塞し、
    前記クランク室の内圧が規定圧を超えたとき開放して前記クランク室から前記ブリーザ室への前記ブローバイガスの流れを許容することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のブリーザ機構付きエンジン。
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