JP2011050134A - 共振型スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモードノイズを抑制すると共に軽負荷時における周波数上昇を抑制することのできる共振型スイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】出力電圧が目標値になるようにスイッチング周波数を制御するPFM制御回路10を備えた共振型スイッチング電源装置1において、トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとリアクトルLrが直列接続された共振回路と、トランスT2の2次巻線N2、N3に接続され出力電圧Voを得る整流回路D1、D2、Coと、トランスT2の1次巻線N1と2次巻線N2、N3間に配置された静電シールド板S1を備え、リアクトルLrはトランスT2の1次巻線N1の一方の端子に接続され、電流共振コンデンサCriはトランスT2の1次巻線N1の他方の端子に接続され、トランスT2の1次巻線N1が接続された側とは反対側のリアクトルLrの端子に静電シールド板S1が接続されたことを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、共振型スイッチング電源装置に係り、特に軽負荷時のスイッチング周波数上昇を抑制することのできる共振型スイッチング電源装置に関する。
直流安定化電源装置として、従来より共振型スイッチング電源装置が使用されている。この共振型スイッチング電源装置は、入力直流電源の正極と負極間に直列接続したハイサイド及びローサイドのスイッチング素子と、このスイッチング素子のいずれかに並列接続されトランスの1次巻線と電流共振コンデンサで構成された共振回路を備えており、このスイッチング素子をオン、オフさせることにより、このトランスの1次側インダクタンス素子と電流共振コンデンサに共振電流を流し、このときトランスの2次巻線に得られる電圧を整流して出力側に直流電圧を得るようになっている。
共振型スイッチング電源装置では、スイッチング周波数を変化させて出力電圧を制御するPFM(Pulse Frequency Modulation)制御といわれる制御方式をとることができる。このPFM制御は、スイッチング周波数をトランスの1次側インダクタンス素子と電流共振コンデンサの共振周波数付近にすると出力電圧が大きくなり、共振周波数から離れると出力電圧が小さくなる特性を利用する。スイッチング周波数として、共振周波数よりも高い周波数領域を使用する場合は、スイッチング周波数を高くして出力電圧を低くし、スイッチング周波数を低くして出力電圧を高くする。この場合、出力電圧をフィードバックして安定した出力直流電圧となるように上記スイッチング素子のスイッチング周波数が自動制御される。
このような共振型スイッチング電源装置では、スイッチング動作によりノイズを発生し、他の機器に悪影響を及ぼすため、ノイズをシールドするための様々な対策がなされている。
例えば、特開昭51−144911号公報(特許文献1)では、トランスの1次巻線の内側と外側に、トランスの1次巻線を包み込むように静電シールド板を配置し、トランスの2次巻線も同様にトランスの2次巻線を包み込むように静電シールド板を配置し、トランスの1次巻線を包み込んだ静電シールド板は1次側電源の正側に接続し、トランスの2次巻線を包み込んだ静電シールド板は2次側電源のGNDに接続した技術を開示している。これにより、トランスの1次巻線の浮遊容量による雑音電流を静電シールド板を介して1次側電源に戻し、トランスの2次巻線の浮遊容量による雑音電流を静電シールド板を介して2次GNDに接地することによりコモンモードノイズを抑制している。
また、特開昭54−7531号公報(特許文献2)では、トランスの1次巻線と2次巻線間に静電シールド板を設け、その静電シールド板をトランスの1次巻線の1端に接続した技術を開示している。この場合、浮遊容量は1次巻線と静電シールド板間、静電シールド板と2次巻線間の2つのコンデンサに分割されて直列接続されることになる。したがって、等価的に容量が小さくなりノイズを低減させることができる。また、静電シールド板をハーフブリッジ構成の電源においてコンデンサの中点に接続することにより、浮遊容量−静電シールド板−1次巻線からなる平ループを構成することで1次巻線の浮遊容量による雑音電流をトランスの1次巻線に戻すことができる。
また、特開昭60−174064号公報(特許文献3)では、トランスの1次巻線と2次巻線の間に2層の静電シールド板を設置し、1次巻線に近い静電シールド板を入力電源の正負どちらかに接続し、2次側巻線に近い静電シールド板を2次側出力の正負どちらかに接続した技術を開示している。これによりコモンモードノイズを低減することができる。
また、特開昭58−22579号公報(特許文献4)では、トランスの入出力線にリング状のコアを挿入した技術を開示している。これにより、出力端子雑音、入力端子雑音、および輻射雑音を低減することができる。
特開昭51−144911号公報 特開昭54−7531号公報 特開昭60−174064号公報 特開昭58−22579号公報
ところで、共振型スイッチング電源装置では、軽負荷時においてトランスの浮遊容量と漏れインダクタンスの影響により2次側電圧に振動電圧が重畳され、この振動電圧により出力平滑コンデンサがピーク充電され、この結果、出力電圧が上昇するという現象がある。共振型スイッチング電源装置では、出力電圧をフィードバックして安定した出力電圧となるようにスイッチング周波数がPFM制御されるので、上記のように振動電圧で出力平滑コンデンサがピーク充電されて出力電圧が上昇すると、この出力電圧の上昇を抑えるようにスイッチング周波数が上昇するという問題が生じる。
上記特許文献1から特許文献4に挙げた従来技術は、静電シールド板やリング状のコアがコモンモードノイズの対策として用いられているが、これら静電シールド板やリング状のコアは、トランスの浮遊容量と漏れインダクタンスの影響により2次側電圧に重畳される振動電圧を抑制する効果はない。軽負荷時における上記スイッチング周波数の上昇は、スイッチング電源装置の高効率化、小型化のための高周波化を妨げるので、軽負荷時における2次側電圧の振動を抑制し、スイッチング周波数上昇を抑えることが望まれていた。
以下、軽負荷時における上記スイッチング周波数上昇の問題について更に詳細に説明する。
図1に、静電シールド板を施していない従来技術の共振型スイッチング電源装置100を示す。図1に示した共振型スイッチング電源装置100の回路構成と動作を以下に説明する。
図1に示す共振型スイッチング電源装置100において、Ciは平滑コンデンサ、Criは電流共振コンデンサ、Coは平滑コンデンサ、Crvは電圧共振コンデンサ、QHはNチャンネルMOSFETからなるハイサイドのスイッチング素子、QLはNチャンネルMOSFETからなるローサイドのスイッチング素子、DQH、DQL、D1、D2はダイオード、Lrはリアクトル、T1はトランス、N1はトランスT1の1次巻線、N2はトランスT1の2次巻線、N3はトランスT1の2次巻線、Ldは負荷である。また、CpsはトランスT1の1次巻線N1と2次巻線N2、N3間に存在する浮遊容量である。また、10は出力電圧を制御するPFM制御回路である。また、Vinは入力直流電源である。
共振型スイッチング電源装置100は、ハーフブリッジ回路で構成されており、入力直流電源Vinの両端に、平滑コンデンサCiが接続されている。また、スイッチング素子QHのドレイン端子が入力直流電源Vinの正極端子に接続され、スイッチング素子QLのソース端子が入力直流電源Vinの負極端子に接続されている。スイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子は接続されている。
スイッチング素子QLのドレイン端子とソース端子には、電圧共振コンデンサCrvが並列接続されると共に、リアクトルLrと1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとの直列回路が並列接続されている。リアクトルLrは1次巻線N1に直列に接続されたリアクトル、あるいは、トランスT1の1次漏れインダクタンスである。トランスT1にリーケージトランスを使用すると1次漏れインダクタンスがリアクトルLrとして利用できるので好適である。リーケージトランスを使用した場合、リアクトルLrを1次巻線N1に直列に接続しないでも済ますことができるが、リアクトルLrを1次巻線N1に直列に接続する場合は、トランスT1の1次漏れインダクタンスとリアクトルLrのインダクタンス値を合計して1次側インダクタンス値Lr1と考える。なお、リアクトルLrと電流共振コンデンサCriの接続位置は入れ替えることも可能である。
スイッチング素子QHとQLのそれぞれのドレイン−ソース間には、ダイオードDQH、DQLが接続されている。これらダイオードDQH、DQLは、スイッチング素子QH、QLに内蔵されたダイオード、あるいは外付けされたダイオードであり、スイッチング素子QH、QLの電流の流れる向きとは逆向きになるように接続(逆並列接続)されている。
PFM制御回路10は、出力電圧端子Voに入力端子が接続され、スイッチング素子QHとQLのゲート端子に出力端子が接続されている。
トランスT1の各巻線N1、N2、N3に発生する電圧の極性は、ドット(●)で示している。トランスT1の2次巻線N2の一方の端子(●側)には、ダイオードD1のアノード端子が接続され、ダイオードD1のカソード端子は平滑コンデンサCoの一方の端子(正極側端子)と出力端子Voに接続されている。また、トランスT1の2次巻線N2の他方の端子とトランスT1の2次巻線N3の一方の端子(●側)は直列接続されると共に平滑コンデンサCoの他方の端子(負極側端子)と出力GND端子に接続されている。また、トランスT1の2次巻線N3の他方の端子はダイオードD2のアノードに接続され、ダイオードD2のカソード端子は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極側端子)とダイオードD1のカソード端子と出力端子Voとの接続点に接続されている。また、平滑コンデンサCoの両端には負荷Ldが接続されている。
コンデンサCpsは、トランスT1の1次巻線N1と2次巻線N2、N3の間に存在する浮遊容量を示している。
PFM制御回路10は、平滑コンデンサCoからの出力電圧Voに基づきスイッチング素子QLとスイッチング素子QHとを交互にオン/オフさせ、スイッチング素子QL、QHのオンデューティをほぼ50%に固定し、スイッチング素子QL、QHの周波数を可変させることによりPFM制御を行い、平滑コンデンサCoの出力電圧Voが一定になるように制御する。なお、スイッチング素子QL、QHの両方が同時にオンすることのない様にデッドタイムを有している。
上記のように構成された共振型スイッチング電源装置100の動作を次に説明する。初めに定格負荷付近の動作を説明し、次に無負荷時での浮遊容量と漏れインダクタンスの影響でスイッチング周波数が上昇する問題点を説明する。
この場合、定格負荷付近においてはトランスT1に流れる電流が浮遊容量Cpsに流れる電流が無視できる程度に大きく、また振動電圧も発生し難いので、浮遊容量Cpsは無視して考える。これに対し無負荷時は、トランスT1に流れる電流が、浮遊容量Cpsに流れる電流を無視できない程度に小さくなり、浮遊容量Cpsに起因する振動電圧が発生するので、後述するように浮遊容量Cpsを考慮して考える。
<定格負荷付近の動作説明>
図2に、図1の共振型スイッチング電源装置100における各部の動作タイムシーケンスを示した。図2において、VQHはハイサイドのスイッチング素子QHのドレイン−ソース間電圧、IQHはスイッチング素子QHに流れる電流(マイナスの値の電流は、ダイオードDQHに流れる電流を示す)、VQLはローサイドのスイッチング素子QLのドレイン−ソース間電圧、IQLはスイッチング素子QLに流れる電流(マイナスの値の電流は、ダイオードDQLに流れる電流を示す)、VCriは電流共振コンデンサCriの電圧、VD1はダイオードD1の電圧、ID1はダイオードD1の電流、VD2はダイオードD2の電圧、ID2はダイオードD2の電流である。その他の各部の動作波形は図示を省略している。
(期間〜t0)
先ず、時刻t0直前のスイッチング素子QHがオンしている状態では、トランスT1の1次側は、入力直流電源Vinの正極端子→スイッチング素子QH→インダクタンスLr→トランスの1次巻線N1→電流共振コンデンサCri→入力直流電源Vinの負極端子の経路で電流が流れており、トランスT1の2次側は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路で電流が流れている。時刻t0において、スイッチング素子QHがオンからオフになる。
(期間t0〜t1)
スイッチング素子QHがオフすると電流IQHは0になり、トランスT1の1次側に流れていた電流は、スイッチング素子QHから電圧共振コンデンサCrvに転流され、電圧共振コンデンサCrv→インダクタンスLr→トランスの1次巻線N1→電流共振コンデンサCri→電圧共振コンデンサCrvの経路で電流が流れる。
このため、電圧共振コンデンサCrvは、スイッチング素子QHがオンしていた状態ではほぼ入力直流電源Vinの電圧であったが、0Vまで放電される
電圧共振コンデンサCrvの電圧はスイッチング素子QLの電圧VQLと等しいので、スイッチング素子QLの電圧VQLも入力直流電源Vinから0Vまで減少する。また、このときスイッチング素子QHの電圧VQHは、入力直流電源Vinの電圧とスイッチング素子QLの電圧VQLの差電圧であるため、0VからVinまで上昇する。
(期間t1〜t2)
時刻t1〜時刻t2の期間では、時刻t1において電圧共振コンデンサCrvの電圧が0Vまで減少すると、スイッチング素子QLに逆並列されたダイオードDQLが導通して、ダイオードDQL→インダクタンスLr→トランスの1次巻線N1→電流共振コンデンサCri→ダイオードDQLの経路で電流が流れる。この電流は、時刻t2において0となる。この時刻t1〜時刻t2の期間において、スイッチング素子QLのゲート信号をオンすることにより、スイッチング素子QLはゼロ電圧スイッチング(ZVS)及びゼロ電流スイッチング(ZCS)動作となる。
また、トランスT1の2次巻線N3の電圧が出力電圧Voに達し、トランスT1の2次側は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路の電流と、トランスT1の2次巻線N3→ダイオードD2→平滑コンデンサCo→トランスT1の2次巻線N3の経路の電流とが流れる。
(期間t2〜t3)
時刻t2〜時刻t3の期間では、時刻t2において、スイッチング素子QLがオンしているので、電流共振コンデンサCri→トランスの1次巻線N1→インダクタンスLr→スイッチング素子QL→電流共振コンデンサCriの経路で電流が流れ、電流共振コンデンサCriの電圧VCriは減少していく。また、トランスT1の2次側には、トランスT1の2次巻線N3→ダイオードD2→平滑コンデンサCo→トランスT1の2次巻線N3の経路の電流と、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路の電流とが流れる。2次巻線N3の電圧は出力電圧Voの電圧でクランプされ、1次巻線N1の電圧は、出力電圧Voの巻数比の電圧でクランプされるので、トランスT1の1次側はリアクトルLrと電流共振コンデンサCriとによる共振電流が流れる。
(期間t3〜t4)
時刻t3〜時刻t4の期間では、時刻t3において、2次巻線N3の電圧は出力電圧Vo以下になり、トランスT1の2次側の電流はなくなり、トランスT1の2次側は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路で電流が流れる。また、トランスT1の1次側は電流共振コンデンサCri→トランスの1次巻線N1→インダクタンスLr→スイッチング素子QL→電流共振コンデンサCriの経路で電流が流れ、トランスT1の1次側には、リアクトルLrとトランスの1次巻線N1の励磁インダクタンスLpの和(Lr+Lp)と電流共振コンデンサCriとによる共振電流が流れる。
(期間t4〜t5)
時刻t4〜時刻t5の期間では、時刻t4においてスイッチング素子QLがオフすると、トランスT1の1次側に流れていた電流は、スイッチング素子QLから電圧共振コンデンサCrvに転流され、トランスの1次巻線N1→インダクタンスLr→電圧共振コンデンサCrv→電流共振コンデンサCri→トランスの1次巻線N1の経路で電流が流れる。
このため、電圧共振コンデンサCrvは、スイッチング素子QLがオンしていた状態では、略0Vであったが入力直流電源Vinの電圧まで充電される。電圧共振コンデンサCrvの電圧はスイッチング素子QLの電圧VQLと等しいので、スイッチング素子QLは0VからVinまで上昇する。また、スイッチング素子QHの電圧VQHは、入力直流電源Vinの電圧とスイッチング素子QLの電圧VQLの差電圧であるため、入力直流電源Vinの電圧から0Vに減少する。
(期間t5〜t6)
時刻t5〜時刻t6の期間では、時刻t5において、電圧共振コンデンサCrvの電圧が入力直流電源Vinの電圧まで上昇すると、スイッチング素子QHに逆並列されたダイオードDQHが導通して、トランスの1次巻線N1→インダクタンスLr→ダイオードDQH→入力直流電源Vin→電流共振コンデンサCri→トランスの1次巻線N1の経路で電流が流れる。この電流は、時刻t6において0となる。この時刻t5〜時刻t6の期間において、スイッチング素子QHのゲート信号をオンすることにより、スイッチング素子QHはゼロ電圧スイッチング及びゼロ電流スイッチング動作となる。
また、トランスT1の2次巻線N2の電圧が出力電圧Voに達し、トランスT1の2次側は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路の電流と、トランスT1の2次巻線N2→ダイオードD1→平滑コンデンサCo→トランスT1の2次巻線N2の経路の電流とが流れる。
(期間t6〜t7)
時刻t6〜時刻t7の期間では、時刻t6において、スイッチング素子QHがオンしているので、入力直流電源Vin→スイッチング素子QH→インダクタンスLr→トランスの1次巻線N1→電流共振コンデンサCri→入力直流電源Vinの経路で電流が流れ、電流共振コンデンサCriの電圧VCriは上昇していく。また、トランスT1の2次側にはトランスT1の2次巻線N2→ダイオードD1→平滑コンデンサCo→トランスT1の2次巻線N2の経路の電流と、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路の電流とが流れる。2次巻線N2の電圧は出力電圧Voの電圧でクランプされ、1次巻線N1の電圧は出力電圧Voの巻数比の電圧でクランプされるので、トランスT1の1次側は、リアクトルLrと電流共振コンデンサCriによる共振電流が流れる。
(期間t7〜t8)
時刻t7〜時刻t8の期間では、時刻t7において、2次巻線N2の電圧は出力電圧Vo以下になり、トランスT1の2次側の電流はなくなり、トランスT1の2次側は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極端子)→負荷Ldの抵抗Ro→平滑コンデンサCoの他方の端子(負極端子)の経路で電流が流れる。また、トランスT1の1次側は入力直流電源Vin→スイッチング素子QH→インダクタンスLr→トランスの1次巻線N1→電流共振コンデンサCri→入力直流電源Vinの経路で電流が流れ、トランスT1の1次側には、リアクトルLrとトランスの1次巻線N1の励磁インダクタンスLpの和(Lr+Lp)と電流共振コンデンサCriによる共振電流が流れる。
このように従来の直流変換装置では、オンデューティを略50%としたパルス信号を用いて、スイッチング素子QH、スイッチング素子QLのスイッチング周波数を制御することにより、リアクトルLr、励磁インダクタンスLpと電流共振コンデンサCriによる共振電流を変化させ、出力電圧Voを制御している。このため、スイッチング周波数を高くすると、出力電圧Voは低くなる。
<無負荷時の動作説明>
次に、無負荷時の動作を説明する。
無負荷時の動作を検討するために、トランスT1の1次巻線N1と2次巻線N2、N3間に存在する浮遊容量Cpsを、図3に示すように、トランスT1の1次巻線N1の入力側に移して考える(図3のCps')。更に、図3の回路を図4の等価回路に変換して考える。図4においてLr1、Lr2はトランスT1の1次、2次の漏れインダクタンス、LpはトランスT1の励磁インダクタンス、Cps'は浮遊容量であり、これらは全てトランスT1の1次側に換算し、また、トランスT1はトランスを理想トランスT1’に置き換えている。なお、トランスのインピーダンスを1次換算することはよく知られているので、ここでは詳しく述べない。また、トランスT1の1次巻線N1に直列にリアクトルLrが接続されている場合は、リアクトルLrと1次漏れインダクタンスを合計した値をLr1と考える。また、スイッチング素子QH、QLはダイオードDQH、DQLも含めスイッチで簡単化して示してある。図5に、図4の等価回路で示した共振型スイッチング電源装置100における、無負荷時の各部の動作タイムシーケンスを示した。図5の動作波形の種類は、図2と同じである。
図4の等価回路において、例えば図5に示した時刻t5〜t8(図2の時刻t5〜t8に相当)のスイッチング素子QHがオンのときの電流経路は、一点鎖線で示したトランスT1'の励磁インダクタンスLpを経由する電流経路A(電流ia)の他に、浮遊容量Cps'を経由する電流経路B(電流ib)が形成される。
トランスT1'の励磁インダクタンスLpを経由する電流経路Aでは、トランス1次巻線の漏れインダクタンスLr1と励磁インダクタンスLpとの和、及び電流共振コンデンサCriとにより共振し、また、浮遊容量Cps'を経由する電流経路Bでは、漏れインダクタンスLr1+Lr2(トランス1次巻線の漏れインダクタンスLr1とトランス2次巻線の漏れインダクタンスLr2との和)と浮遊容量Cps'とで共振する。
ここで、共振型スイッチング電源装置100が定格負荷付近で動作している場合には、等価的に浮遊容量Cps'に値の小さい負荷抵抗値Roが並列接続されたようになるので、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps'との共振現象を考えると、形成された共振回路の電力損失が大きく、振動現象が起き難い回路となる。これに対し、共振型スイッチング電源装置100が無負荷で動作している場合には、等価的にトランスT1'がオープン状態となるので、浮遊容量Cps'に接続される負荷抵抗値Roが無限大となり、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps'との共振現象を考えると、形成された共振回路の電力損失が小さく振動現象が起き易い回路となることが分かる。
ところで、Lr1、Lr2、Lp、Cri、Cps'の各値は、通常
Lr1+Lp≫Lr1+Lr2
Cri≫Cps'
の関係になっているので、トランス1次巻線の漏れインダクタンスLr1と励磁インダクタンスLp、及び電流共振コンデンサCriとによる共振の周期は、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps'とによる共振の周期より長い。
したがって、電源装置が無負荷で動作している場合には、トランスT1'の励磁インダクタンスLpを経由する電流経路Aで、トランス1次巻線の漏れインダクタンスLr1と励磁インダクタンスLpとの和、及び電流共振コンデンサCriとにより周期の長い共振現象が発生し、浮遊容量Cps'を経由する電流経路Bで、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps'とにより周期の短い共振現象が発生する。したがって、トランスT1'の励磁インダクタンスLpを経由する電流と浮遊容量Cps'を経由する電流を合成した電流波形は、図5における期間t1〜t4に示したIQLの波形、あるいは期間t5〜t8に示したIQHの波形のように、トランスT1'の励磁インダクタンスLpを経由する周期の長い電流に浮遊容量Cps'を経由する周期の短い振動電流が重畳したものとなるのである。
図5にトランスT1の2次側のダイオードD1、D2の動作波形を示したが、漏れインダクタンスLr1、Lr2と浮遊容量Cps'によって発生した振動電流によりダイオードD1、D2の両端電圧VD1も振動していることが分かる。このため、2次側の負荷が軽負荷の場合、この振動電圧により2次側平滑コンデンサCoがピーク充電されるため出力電圧が上昇する。そして、この電圧上昇を抑えるためにPFM制御によりスイッチング周波数が上昇するという問題が生じるのである。
次に、従来技術におけるトランスT2の1次と2次巻線間に静電シールド板S1を施した場合の例を図6に示す。この場合の静電シールド板S1は、入力直流電源Vinの負極端子と電流共振コンデンサCriとの接続点(トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとが接続された側とは反対側の、電流共振コンデンサCriの端子)に接続されているので、以下に示すように、出力電圧に重畳される振動を抑制する効果がないことが分かる。
1次巻線N1−2次巻線間N2、N3の浮遊容量は、静電シールド板S1が入ることにより図6に示すようにCps1とCps2の2つに分割され、浮遊容量Cps1、Cps2の直列接続となるが、漏れインダクタンスLr1、Lr2と浮遊容量Cps1、Cps2の直列構成は変わらない。このときの等価回路を図7に示す。Cps1'、Cps2'はCps1、Cps2をトランスT2の1次側に換算したものである。また、トランスT2はトランスを理想トランスT2’に置き換えている。図7において図4における符号と同じものは同じものを示している。異なる点は、浮遊容量がCps1'とCps2'の2つに分割され、その中点が入力直流電源Vinの負極側端子(トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとが接続された側とは反対側の、電流共振コンデンサCriの端子)に接続されている点である。このとき、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'とによる共振電流は、図7の電流経路C(一点鎖線で示した)のように流れる。この電流により浮遊容量Cps1’は電源電圧Vinで充電されるため、大きなエネルギーが蓄えられる。入力直流電源Vin、漏れインダクタンスLr1、Lr2、浮遊容量Cps1'は直列回路となり共振回路を形成する。このため、浮遊容量Cps1'には入力直流電源Vin以上の電圧がかかる。トランスT1の1次巻線N1にかかる電圧は、浮遊容量Cps1'にかかる電圧から電流共振コンデンサCriにかかる電圧を差し引いたものになるため、浮遊容量Cps1'にかかった共振による電圧がトランスT1の1次巻線N1にも影響を与えることが分かる。
図8に無負荷時の動作波形を示す。図8に示した動作波形は図5に示した動作波形にほぼ同じである。漏れインダクタンスLr1、Lr2と浮遊容量Cps1'によって起こる振動電流は、静電シールド板S1を介して入力直流電源Vinの負極端子(トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとが接続された側とは反対側の、電流共振コンデンサCriの端子側)に帰るので、共振コンデンサCriには流れない。このため、ICriの波形は改善されるが、2次側巻線に現れる振動電圧は変わらないため出力電圧の上昇は防ぐことができない。したがって、先行技術の構成では軽負荷時におけるスイッチング周波数上昇を抑制することはできない。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、コモンモードノイズを抑制すると共に軽負荷時における周波数上昇を抑制することのできる共振型スイッチング電源装置を提供することにある。
本発明の共振型スイッチング電源装置は、出力電圧が所定の目標値になるようにスイッチング周波数を制御するPFM制御回路を備えた共振型スイッチング電源装置において、トランスの1次巻線と電流共振コンデンサとが直列接続された共振回路と、前記トランスの2次巻線に接続され前記出力電圧を得る整流回路と、前記トランスの前記1次巻線と前記2次巻線間に配置された静電シールド板を備え、前記電流共振コンデンサが接続された側とは反対側の前記トランスの前記1次巻線の端子に前記静電シールド板を接続したことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、出力電圧が所定の目標値になるようにスイッチング周波数を制御するPFM制御回路を備えた共振型スイッチング電源装置において、トランスの1次巻線と電流共振コンデンサとリアクトルが直列接続された共振回路と、前記トランスの2次巻線に接続され前記出力電圧を得る整流回路と、前記トランスの前記1次巻線と前記2次巻線間に配置された静電シールド板を備え、前記リアクトルは前記トランスの前記1次巻線の一方の端子に接続され、前記電流共振コンデンサは前記トランスの前記1次巻線の他方の端子に接続され、前記トランスの前記1次巻線が接続された側とは反対側の前記リアクトルの端子に前記静電シールド板が接続されたことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記トランスが、リーケージトランスであることを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記共振回路が、入力直流電源間にハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを直列接続したハーフブリッジ回路の、前記ローサイドスイッチング素子の両端に接続されたことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記共振回路が、入力直流電源間にハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを直列接続したハーフブリッジ回路の、前記ハイサイドスイッチング素子の両端に接続されたことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記共振回路が、第1ハイサイドスイッチング素子と第1ローサイドスイッチング素子の直列体、および第2ハイサイドスイッチング素子と第2ローサイドスイッチング素子の直列体とを入力直流電源間に接続したフルブリッジ回路の、前記第1ハイサイドスイッチング素子と前記第1ローサイドスイッチング素子の接続点と、前記第2ハイサイドスイッチング素子と前記第2ローサイドスイッチング素子の接続点との間に接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、コモンモードノイズが抑制できると共に、軽負荷時における周波数上昇を抑制することができる。
従来技術における共振型スイッチング電源装置の、トランスに静電シールド板を設けない場合の回路構成を示した図である。 図1に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、動作シーケンス(定格負荷付近)を示した図である。 図1に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、浮遊容量を1次側に移したの回路構成図である。 図3に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、等価回路図である。 図1に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、動作シーケンス(無負荷時)を示した図である。 従来技術における共振型スイッチング電源装置の、トランスに静電シールド板を設けた場合の回路構成を示した図である。 図6に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、等価回路図である。 図6に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、動作シーケンス(無負荷時)を示した図である。 本発明の第1の実施形態である共振型スイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第1の実施形態である共振型スイッチング電源装置の等価回路図である。 本発明の第1の実施形態である共振型スイッチング電源装置の動作シーケンス(無負荷時)図である。 本発明の第2の実施形態である共振型スイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第3の実施形態である共振型スイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第4の実施形態である共振型スイッチング電源装置の回路構成図である。
次に、本発明による実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図9は、本発明の第1の実施形態である共振型スイッチング電源装置1の回路構成を示した図である。
図6に示した従来技術においては、静電シールド板S1を入力直流電源Vinの負極端子側(トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとが接続された側とは反対側の、電流共振コンデンサCriの端子)に接続することでコモンモードノイズの低減を図っているが、本実施形態では静電シールド板S1を、スイッチング素子QHのソース端子、スイッチング素子QLのドレイン端子、リアクトルLrの一方の端子、電圧共振コンデンサの一方の端子が接続された接続点(トランスT2の1次巻線N1とリアクトルLrが接続された側とは反対側の、リアクトルLrの端子)に接続することで軽負荷時のスイッチング周波数上昇を抑制するようにしたものである。
なお、トランスT2にリーケージトランスを使用すると1次漏れインダクタンスがリアクトルLrとして利用できるので好適である。リーケージトランスを使用した場合、リアクトルLrを1次巻線N1に直列に接続しないでも済ますことができるが、リアクトルLrを1次巻線N1に直列に接続する場合は、トランスT2の1次漏れインダクタンスとリアクトルLrのインダクタンス値を合計して1次側インダクタンス値Lr1と考える。リアクトルLrをトランスT2の漏れインダクタンスのみで形成する場合は、トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとが接続された側とは反対側の1次巻線N1の端子に、静電シールド板S1を接続することになる。
図9において、従来技術として示した図6の符号とおなじ符号は同じものを示している。図9に示した本実施形態の共振型スイッチング電源装置1が、図6に示した従来技術の共振型スイッチング電源装置200と構成が異なる点は、静電シールド板S1の接続の仕方であり、その他は同じなので、異なる点を主に説明し、同じ構成部分については適宜説明する。
図9において、トランスT2の1次巻線N1と2次巻線N2、N3との間に配置された静電シールド板S1は、トランスT2の1次巻線N1との間に浮遊容量Cps1を有し、トランスT2の2次巻線N2、N3との間に浮遊容量Cps2を有している。そして、静電シールド板S1の一部に接続された電線が、スイッチング素子QHのソース端子、スイッチング素子QLのドレイン端子、リアクトルLrの一方の端子、電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続された接続点(トランスT2の1次巻線N1とリアクトルLrが接続された側とは反対側の、リアクトルLrの端子)に接続されている。
本実施形態の等価回路と電流経路を図10に示す。図7に示した従来技術の等価回路と比較すると、浮遊容量がCps1'と浮遊容量Cps2'の2つに分割され、トランスT2の1次巻線N1の両端子間に接続されている点は同じであるが、従来技術においては浮遊容量Cps1'と浮遊容量Cps2'が接続された接続点を入力直流電源Vinの負極端子(トランスT2の1次巻線N1と電流共振コンデンサCriとが接続された側とは反対側の、電流共振コンデンサCriの端子)に接続しているのに対し、本実施形態においては浮遊容量Cps1'と浮遊容量Cps2'が接続された接続点をスイッチング素子QHのソース端子、スイッチング素子QLのドレイン端子、漏れインダクタンスLr1の一方の端子、電圧共振コンデンサの一方の端子が接続された接続点(漏れインダクタンスLr1と漏れインダクタンスLr2が接続された側とは反対側の、漏れインダクタンスLr1の端子)に接続している点が異なる。また、トランスT2はトランスを理想トランスT2’に置き換えている。
このように、静電シールド板S1をスイッチング素子QHのソース端子、スイッチング素子QLのドレイン端子、漏れインダクタンスLr1の一方の端子、電圧共振コンデンサの一方の端子が接続された接続点(漏れインダクタンスLr1と漏れインダクタンスLr2が接続された側とは反対側の、漏れインダクタンスLr1の端子)に接続することにより、図10のように、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'は並列回路となり、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'の共振電流は一点鎖線で示した電流経路Dを流れる。このときに浮遊容量Cps1'にかかる電圧は、漏れインダクタンスLr1及び漏れインダクタンスLr2に発生した電圧の合計値となり、電源電圧Vinと比べて非常に小さい電圧となる。このため、浮遊容量Cpsに蓄えられるエネルギーは小さくなる。したがって、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'の共振により発生する振動電圧は小さくなり、この振動電圧の影響によるトランス2次側回路の電圧上昇を抑えることができる。
図11に、本実施形態における無負荷時の動作波形を示す。図11の動作波形の種類は、図8と同じである。図8に示した従来技術の動作波形と比較すると、従来技術で漏れインダクタンスLr1、Lr2と浮遊容量Cps1'によって発生した振動電流や振動電圧が、本実施形態においては、トランスの1次側、2次側のいずれにも見られない。したがって、振動電圧により2次側平滑コンデンサCoがピーク充電されるため出力電圧が上昇したり、この電圧上昇を抑えるためにPFM制御によりスイッチング周波数が上昇するという問題は生じない。
(第2の実施形態)
図12は、本発明による第2の実施形態である共振型スイッチング電源装置2の回路構成を示した図である。
図12の共振型スイッチング電源装置2は、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と比べると、電圧共振コンデンサCrv、電流共振コンデンサCri、トランスT2の1次巻線N1、リアクトルLrで構成される共振回路が、ローサイドのスイッチング素子QLではなく、ハイサイドのスイッチング素子QHのドレイン端子とソース端子間に接続された点が異なっている。その他は図9に示した共振型スイッチング電源装置1と構成が同じである。
トランスT2の1次巻線N1と2次巻線N2、N3の間に配置された静電シールド板S1は、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と同様に、トランスT2の1次巻線N1との間に浮遊容量Cps1を有し、トランスT2の2次巻線N2、N3との間に浮遊容量Cps2を有している。そして、静電シールド板S1の一部に接続された電線が、スイッチング素子QHのソース端子、スイッチング素子QLのドレイン端子、リアクトルLrの一方の端子、電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続された接続点(トランスT2の1次巻線N1とリアクトルLrが接続された側とは反対側の、リアクトルLrの端子)に接続されている。
この場合も、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と同様に、等価回路で示せば、図10の等価回路と同じく漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'は並列回路となり、図10の一点鎖線で示した電流経路Dと同様な電流経路が形成され、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'の共振電流はこの電流経路で流れる。このときに浮遊容量Cps1'にかかる電圧は、漏れインダクタンスLr1及び漏れインダクタンスLr2に発生した電圧の合計値となり、電源電圧Vinと比べて非常に小さい電圧となる。このため、第1の実施形態と同様に、浮遊容量Cps1'に蓄えられるエネルギーは小さくなる。したがって、漏れインダクタンスLrと浮遊容量Cps1'の共振により発生する振動電圧は小さくなり、この振動電圧の影響によるトランス2次側回路の電圧上昇を抑えることができ、もって、共振型スイッチング電源装置2の無負荷時のスイッチング周波数上昇を抑えることができる。
(第3の実施形態)
図13は、本発明による第3の実施形態である共振型スイッチング電源装置3の回路構成を示した図である。
図13の共振型スイッチング電源装置3は、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と比べると、フルブリッジ回路で構成された点が異なっている。すなわち、入力直流電源Vinの両端に、スイッチング素子QH1とスイッチング素子QL1からなる直列体とスイッチング素子QH2とスイッチング素子QL2からなる直列体が並列接続され、そして、スイッチング素子QH1のソース端子とスイッチング素子QL1のドレイン端子が接続された接続点と、スイッチング素子QH2のソース端子とスイッチング素子QL2のドレイン端子が接続された接続点との間に共振回路が接続されている。
図13に示した共振型スイッチング電源装置3の回路構成を以下に説明する。
図13に示す共振型スイッチング電源装置3において、Ciは平滑コンデンサ、Criは電流共振コンデンサ、Coは平滑コンデンサ、Crvは電圧共振コンデンサ、QH1、QH2はNチャンネルMOSFETからなるハイサイドのスイッチング素子、QL1、QL2はNチャンネルMOSFETからなるローサイドのスイッチング素子、DQH1、DQH2、DQL1、DQL2、D1、D2はダイオード、Lrはリアクトル、T2はトランス、N1はトランスT1の1次巻線、N2はトランスT1の2次巻線、N3はトランスT1の2次巻線、Ldは負荷である。また、S1はトランスT1の1次巻線N1と2次巻線N2、N3との間に配置された静電シールド板である。また、Cps1はトランスT1の1次巻線N1と静電シールド板S1間に存在する浮遊容量、Cps2はトランスT1の2次巻線N2、N3と静電シールド板S1間に存在する浮遊容量である。また、20は出力電圧を制御するPFM制御回路である。また、Vinは入力直流電源である。
共振型スイッチング電源装置3は、フルブリッジ回路で構成されており、入力直流電源Vinの両端に、平滑コンデンサCiが接続されている。また、スイッチング素子QH1、QH2のドレイン端子が入力直流電源Vinの正極端子に接続され、スイッチング素子QL1、QL2のソース端子が入力直流電源Vinの負極端子に接続されている。
スイッチング素子QH1のソース端子とスイッチング素子QL1のドレイン端子は接続され、スイッチング素子QH2のソース端子とスイッチング素子QL2のドレイン端子は接続されている。スイッチング素子QH1のソース端子とスイッチング素子QL1のドレイン端子が接続された接続点と、スイッチング素子QH2のソース端子とスイッチング素子QL2のドレイン端子の接続点との間に、電圧共振コンデンサCrvが並列接続されると共に、電流共振コンデンサCri、トランスT2の1次巻線N1、リアクトルLrで構成される共振回路が接続されている。
スイッチング素子QH1、QH2、QL1、QL2のそれぞれのドレイン−ソース間には、ダイオードDQH1、DQH2、DQL1、DQL2が接続されている。これらダイオードDQH1、DQH2、DQL1、DQL2は、スイッチング素子QH1、QH2、QL1、QL2に内蔵されたダイオード、あるいは外付けされたダイオードであり、スイッチング素子QH1、QH2、QL1、QL2の電流の流れる向きとは逆向きになるように接続(逆並列接続)されている。
PFM制御回路20は、入力端子が出力電圧端子Voに接続され、出力端子がスイッチング素子QH1、QH2、QL1、QL2のそれぞれのゲート端子に接続されている。
静電シールド板S1は、電線によりスイッチング素子QH1のソース端子とスイッチング素子QL1のドレイン端子の接続点(トランスT2の1次巻線N1とリアクトルLrが接続された側とは反対側の、リアクトルLrの端子)に接続されている。
トランスT2の2次側の構成は図1の構成に同じであるので説明は省略する。
この場合も、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と同様に、等価回路で示せば、図10の等価回路と同じく漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'は並列回路となり、図10の一点鎖線で示した電流経路Dと同様な電流経路が形成され、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'の共振電流はこの電流経路で流れる。このときに浮遊容量Cps1'にかかる電圧は、漏れインダクタンスLr1及び漏れインダクタンスLr2に発生した電圧の合計値となり、電源電圧Vinと比べて非常に小さい電圧となる。このため、第1の実施形態と同様に、浮遊容量Cpsに蓄えられるエネルギーは小さくなる。したがって、漏れインダクタンスLrと浮遊容量Cpsの共振により発生する振動電圧は小さくなり、この振動電圧の影響によるトランス2次側回路の電圧上昇を抑えることができ、もって、共振型スイッチング電源装置3の無負荷時のスイッチング周波数上昇を抑えることができる。
(第4の実施形態)
図14は、本発明による第4の実施形態である共振型スイッチング電源装置4の回路構成を示した図である。
図14の共振型スイッチング電源装置4は、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と比べると、本実施形態においては静電シールド板S1をスイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子との接続点(トランスT2の1次巻線N1とリアクトルLrが接続された側とは反対側の、リアクトルLrの端子)に抵抗Rxを介して接続している点が異なる。その他は図9に示した共振型スイッチング電源装置1と構成が同じである。
この場合も、第1の実施形態である図9に示した共振型スイッチング電源装置1と同様に、等価回路で示せば、図10の等価回路と同じく漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'は並列回路となり、図10の一点鎖線で示した電流経路Dと同様な電流経路が形成され、漏れインダクタンスLr1+Lr2と浮遊容量Cps1'の共振電流はこの電流経路で流れる。但し、この場合、浮遊容量Cps1'が抵抗Rxを介して漏れインダクタンスLr1+Lr2と並列接続されることになる。したがって浮遊容量Cps1'と漏れインダクタンスLr1+Lr2とで生じる振動電流は抵抗Rxで減衰され、振動が抑制される。したがって、より効果的に振動を抑制することができ、この振動電圧の影響によるトランス2次側回路の電圧上昇をより低く抑えることができ、もって、共振型スイッチング電源装置4の無負荷時のスイッチング周波数上昇を抑えることができる。
以上、本発明を実施形態で具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変形して実施できる。
1、2、3、4、100、200・・・共振型スイッチング電源装置
10、20・・・PFM制御回路
Ci、Co・・・平滑コンデンサ
Crv・・・電圧共振コンデンサ
Cri・・・電流共振コンデンサ
Cps、Cps'、Cps1、Cps1'、Cps2、Cps2'・・・浮遊容量
QH、QH1、QH2・・・スイッチング素子(ハイサイド)
QL、QL1、QL2・・・スイッチング素子(ローサイド)
DQH、DQL、DQH1、DQH2、DQL1、DQL2、D1、D2・・・ダイオード
Lr・・・リアクトル
Lr1・・・1次の漏れインダクタンス
Lr2・・・2次の漏れインダクタンス
Lp・・・励磁インダクタンス
T1、T2・・・トランス
N1・・・トランスT1(T1'、T2、T2')の1次巻線
N2、N3・・・トランスT1(T1'、T2、T2')の2次巻線
Ld・・・負荷
Vin・・・入力直流電源
Vo・・・出力電圧(or出力端子)
S1・・・静電シールド板
Ro・・・負荷Ldの抵抗
Rx・・・抵抗

Claims (6)

  1. 出力電圧が所定の目標値になるようにスイッチング周波数を制御するPFM制御回路を備えた共振型スイッチング電源装置において、
    トランスの1次巻線と電流共振コンデンサとが直列接続された共振回路と、
    前記トランスの2次巻線に接続され前記出力電圧を得る整流回路と、
    前記トランスの前記1次巻線と前記2次巻線間に配置された静電シールド板を備え、
    前記電流共振コンデンサが接続された側とは反対側の前記トランスの前記1次巻線の端子に前記静電シールド板を接続したことを特徴とする共振型スイッチング電源装置。
  2. 出力電圧が所定の目標値になるようにスイッチング周波数を制御するPFM制御回路を備えた共振型スイッチング電源装置において、
    トランスの1次巻線と電流共振コンデンサとリアクトルが直列接続された共振回路と、
    前記トランスの2次巻線に接続され前記出力電圧を得る整流回路と、
    前記トランスの前記1次巻線と前記2次巻線間に配置された静電シールド板を備え、
    前記リアクトルは前記トランスの前記1次巻線の一方の端子に接続され、前記電流共振コンデンサは前記トランスの前記1次巻線の他方の端子に接続され、
    前記トランスの前記1次巻線が接続された側とは反対側の前記リアクトルの端子に前記静電シールド板が接続されたことを特徴とする共振型スイッチング電源装置。
  3. 前記トランスは、リーケージトランスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の共振型スイッチング電源装置。
  4. 前記共振回路は、ハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを直列接続したハーフブリッジ回路の、前記ローサイドスイッチング素子の両端に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の共振型スイッチング電源装置。
  5. 前記共振回路は、ハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを直列接続したハーフブリッジ回路の、前記ハイサイドスイッチング素子の両端に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の共振型スイッチング電源装置。
  6. 前記共振回路は、第1ハイサイドスイッチング素子と第1ローサイドスイッチング素子の直列体、および第2ハイサイドスイッチング素子と第2ローサイドスイッチング素子の直列体とを入力直流電源間に接続したフルブリッジ回路の、前記第1ハイサイドスイッチング素子と前記第1ローサイドスイッチング素子の接続点と、前記第2ハイサイドスイッチング素子と前記第2ローサイドスイッチング素子の接続点との間に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の共振型スイッチング電源装置。
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