JP5434371B2 - 共振型スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、共振型スイッチング電源装置に係り、特に軽負荷時のスイッチング周波数上昇を抑制することのできる共振型スイッチング電源装置に関する。
DC−DCコンバータとして、従来より共振型スイッチング電源装置が使用されている。この共振型スイッチング電源装置は、入力直流電源の正極と負極間に直列接続したハイサイド及びローサイドのスイッチング素子と、このスイッチング素子のいずれかに並列接続されトランスの1次巻線と電流共振コンデンサで構成された共振回路を備えており、このスイッチング素子をオン、オフさせることにより、このトランスの1次側インダクタンス素子と電流共振コンデンサに共振電流を流し、このときトランスの2次巻線に得られる電圧を整流して出力側に直流電圧を得るようになっている。
共振型スイッチング電源装置では、スイッチング周波数を変化させて出力電圧を制御するPFM(Pulse Frequency Modulation)制御といわれる制御方式をとることができる。PFM制御のスイッチング周波数として、共振周波数よりも高い周波数領域を使用する場合は、スイッチング周波数を高くして出力電圧を低くし、スイッチング周波数を低くして出力電圧を高くする。この場合、出力電圧をフィードバックして安定した出力直流電圧となるように上記スイッチング素子のスイッチング周波数が自動制御される。
ところで、共振型スイッチング電源装置では、軽負荷時においてトランスの浮遊容量とリーケージインダクタンスの影響により2次側電圧に振動電圧が重畳され、この振動電圧により出力平滑コンデンサがピーク充電され、この結果、出力電圧が上昇するという現象がある。共振型スイッチング電源装置では、出力電圧をフィードバックして安定した出力電圧となるようにスイッチング周波数がPFM制御されるので、上記のように振動電圧で出力平滑コンデンサがピーク充電されて出力電圧が上昇すると、この出力電圧の上昇を抑えるようにスイッチング周波数が上昇するという問題が生じる。
この問題を解決するため、例えば特開2009−100631号公報(特許文献1)では、トランスの1次巻線に直列接続された電流共振用リアクトルに並列にコンデンサを設けて、軽負荷時のスイッチング周波数上昇を防止する技術を開示している。この特許文献1の技術は、浮遊容量の充電電流が電流共振用リアクトルに流れないように並列接続したコンデンサにバイパスさせ、電流共振用リアクトルに不要な昇圧エネルギーが蓄えられることを防止し、軽負荷時のスイッチング周波数上昇を防止するものである。
特開2009−100631号公報
上記特許文献1に挙げた従来技術によれば、軽負荷時のスイッチング周波数上昇を防止することはできる。しかしながら、上記特許文献1に挙げた従来技術では、単独部品としての電流共振用リアクトルにコンデンサを接続する必要があるので、電流共振用リアクトルは、トランスとは別体の単独部品として存在する必要がある。
DC−DCコンバータとして小型化を実現するには、部品点数を少なくするのが有利である。従来、この種の電流共振型DC−DCコンバータでは電流共振用リアクトルを必要とするので、コストダウンの為にもトランスの1次巻線および2次巻き線を分割巻きとしてリーケージトランスとし、このリーケージトランスのリーケージインダクタンスを電流共振用リアクトルとし使用している。すなわち、電流共振用リアクトルをトランスとは別体の単独部品として用意することはしていない。ところが、上記特許文献1に開示された技術は、電流共振用リアクトルをトランスとは別体の単独部品として用意する必要があり、部品点数が増加してしまう。
以下、上記軽負荷時のスイッチング周波数上昇の問題について更に詳細に説明する。
図5に、従来技術の共振型スイッチング電源装置4を示す。図5に示した共振型スイッチング電源装置4の回路構成と動作を以下に説明する。
図5に示す共振型スイッチング電源装置4において、Vinは入力直流電源、Criは電流共振コンデンサ、Coは平滑コンデンサ、Crvは電圧共振コンデンサ、QHはNチャンネルMOSFETからなるハイサイドのスイッチング素子、QLはNチャンネルMOSFETからなるローサイドのスイッチング素子、DQH、DQL、D1、D2はダイオード、Lrはリアクトル、T2はトランス、P1はトランスT2の1次巻線、S1、S2はトランスT2の2次巻線、Ldは負荷である。また、CmはトランスT2の1次巻線P1、2次巻線S1、S2、ダイオードD1、D2の電極間などに存在する浮遊容量をトランスT2の1次側に換算し、1つのコンデンサCmとして示したものである。11は出力電圧を検出する電圧検出器である。PCは、電圧検出器11で検出した出力電圧に比例した信号を1次側にフィードバックするフォトカプラである。10は、フォトカプラPCを介して入力端子FBに入力された出力電圧のフィードバック信号に基づき、出力電圧を所定の値に制御する制御回路である。
共振型スイッチング電源装置4は、ハーフブリッジ回路で構成されており、スイッチング素子QHのドレイン端子が入力直流電源Vinの正極端子に接続され、スイッチング素子QLのソース端子が入力直流電源Vinの負極端子に接続されている。スイッチング素子QHのソース端子はスイッチング素子QLのドレイン端子に接続されている。
スイッチング素子QHとQLのそれぞれのドレイン−ソース間には、ダイオードDQH、DQLが接続されている。これらダイオードDQH、DQLは、スイッチング素子QH、QLに内蔵されたダイオード、あるいは外付けされたダイオードであり、スイッチング素子QH、QLの電流の流れる向きとは逆向きになるように接続(逆並列接続)されている。
スイッチング素子QLのドレイン端子とソース端子には、電圧共振コンデンサCrvが並列接続されると共に、リアクトルLrと1次巻線P1と電流共振コンデンサCriとの直列回路が並列接続されている。リアクトルLrはトランスT2の1次巻線P1に直列に接続されたリアクトル、あるいは、トランスT2の1次リーケージインダクタンスを利用したリアクトルである。トランスT2にリーケージトランスを使用すると1次リーケージインダクタンスがリアクトルLrとして利用できるので好適である。リーケージトランスを使用した場合、リアクトルLrを1次巻線P1に直列に接続しないでも済ますことができるが、リアクトルLrを1次巻線P1に直列に接続する場合は、トランスT2の1次リーケージインダクタンスと外付けリアクトルLrのインダクタンス値を合計してリアクトルLrと考える。
トランスT2の各巻線P1、S1、S2に発生する電圧の極性は、ドット(●)で示している。トランスT2の2次巻線S1の一方の端子(●側)には、ダイオードD1のアノード端子が接続され、ダイオードD1のカソード端子は平滑コンデンサCoの一方の端子(正極側端子)とダイオードD2のカソード端子と出力端子Voに接続されている。また、トランスT2の2次巻線S1と2次巻線S2は、2次巻線S1の他方の端子と2次巻線S2の一方の端子(●側)で直列接続されると共に、この接続点は平滑コンデンサCoの他方の端子(負極側端子)とGND端子に接続されている。また、トランスT2の2次巻線S2の他方の端子はダイオードD2のアノードに接続され、ダイオードD2のカソード端子は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極側端子)とダイオードD1のカソード端子と出力端子Voとの接続点に接続されている。また、平滑コンデンサCoの両端には負荷Ldが接続されている。
制御回路10の入力端子FBに出力電圧のフィードバック信号が入力され、このフィードバック信号に基づき、端子LD、LGからスイッチング素子QLのゲート端子にゲート信号を供給し、端子HD、HGからスイッチング素子QHのゲート端子にゲート信号を供給する。
制御回路10は、フィードバック信号に基づきスイッチング素子QLとスイッチング素子QHとを交互にオン/オフさせ、スイッチング素子QL、QHのオンデューティをほぼ50%に固定し、スイッチング素子QL、QHの周波数を可変させることによりPFM制御を行い、出力電圧Voが一定になるように制御する。なお、スイッチング素子QL、QHの両方が同時にオンすることのない様にデッドタイムを有している。
上記のように構成された共振型スイッチング電源装置4の動作を次に説明する。図6は、ローサイドのスイッチング素子QLのドレイン端子とソース端子間の電圧VQL、図5にIrとして示したリアクトルLrに流れる電流Ir、ダイオードD1の電圧VD1の各動作波形を示したものである。その他の各部の動作波形は図示を省略している。
まず、図6(a)の波形の説明をする。このときの入力電源電圧Vinは300V、負荷は定格負荷(100%Load)で、このときのスイッチング周波数は43.1kHz(周期23.2μs)である。
(期間t1〜t2)
時刻t1でスイッチング素子QLがオフすると、トランスT2に蓄えられた励磁電流のエネルギーにより、電圧擬似共振が発生する。これはリアクトルLrと励磁インダクタンスLpとの和(以下、Lr+Lpと記載する)と電流共振コンデンサCri及び電圧共振コンデンサCrvによる電圧擬似共振であるが、容量の少ない電圧共振コンデンサCrvによる共振電圧が、スイッチング素子QLおよびスイッチング素子QHの両端電圧として観測される。すなわち、スイッチング素子QLの電流は、スイッチング素子QLのオフと共に電圧共振コンデンサCrvに移り、電圧共振コンデンサCrvが入力直流電源Vinの電圧まで充電されるとスイッチング素子QHの内蔵ダイオードDQHを介して入力電源電圧Vinに回生される。この間にスイッチング素子QHをオンさせることによりスイッチング素子QHのゼロボルトスイッチが可能となる。
(期間t2〜t3)
時刻t2でスイッチング素子QHがオンしているので、入力直流電源Vinの正極端子→スイッチング素子QH→リアクトルLr→トランスT2の1次巻線P1→電流共振コンデンサCri→入力直流電源Vinの負極端子の経路で電流が流れる。この電流は、図示しないトランスT2の励磁インダクタンスLpに流れる励磁電流と、トランスT2の1次巻線P1→トランスT2の2次巻線S2→ダイオードD2→平滑コンデンサCoを介して、出力端子Vo、GND端子から負荷へ供給される負荷電流との合成電流となる。すなわち、前者はLr+Lpと電流共振コンデンサCriの正弦波状の共振電流となり、スイッチング素子QHのオン期間に比べて低い共振周波数となるため、正弦波の一部が三角波状の電流として観測される。後者はリアクトルLrと電流共振コンデンサCriの共振要素が現れた正弦波状の共振電流となり、時刻t3で0Aとなる。
(期間t3〜t4)
上記リアクトルLrと電流共振コンデンサCriの共振要素が現れた正弦波状の共振電流は時刻t3で0Aとなり、期間t3〜t4はLr+Lpと電流共振コンデンサCriの正弦波状の共振電流のみになる。
(期間t4〜t5)
時刻t4でスイッチング素子QHがオフすると、トランスT2に蓄えられた励磁電流のエネルギーにより、電圧擬似共振が発生する。Lr+Lp、電流共振コンデンサCri、電圧共振コンデンサCrvによる電圧擬似共振であるが、容量の少ない電圧共振コンデンサCrvによる共振電圧が、スイッチング素子QLおよびスイッチング素子QHの両端電圧として観測される。すなわち、スイッチング素子QHの電流は、スイッチング素子QHのオフと共に電圧共振コンデンサCrvに移り、電圧共振コンデンサCrvが0Vまで放電されるとスイッチング素子QLの内蔵ダイオードDQLを介して電流共振コンデンサCriを充電する。この間にスイッチング素子QLをオンさせることによりスイッチング素子QLのゼロボルトスイッチが可能となる。
(期間t5〜t6)
時刻t5でスイッチング素子QLがオンしているので、電流共振コンデンサCriを電源として、電流共振コンデンサCri→トランスT2の1次巻線→リアクトルLr→スイッチング素子QL→電流共振コンデンサCriの経路で電流が流れる。この電流は、トランスT2の励磁インダクタンスLpに流れる励磁電流と、トランスT2の1次巻線P1→トランスT2の2次巻線S1→ダイオードD1→平滑コンデンサCoを介して、出力端子Vo、GND端子から負荷へ供給される負荷電流との合成電流となる。すなわち、前者はLr+Lpと電流共振コンデンサCriの正弦波状の共振電流となり、スイッチング素子QLのオン期間に比べて低い共振周波数となるため、正弦波の一部が三角波状の電流として観測される。後者はリアクトルLrと電流共振コンデンサCriの共振要素が現れた正弦波状の共振電流となり、時刻t6で0Aとなる。
(期間t6〜t7)
上記リアクトルLrと電流共振コンデンサCriの共振要素が現れた正弦波状の共振電流は時刻t6で0Aとなり、期間t6〜t7はLr+Lpと電流共振コンデンサCriの正弦波状の共振電流のみになる。
ところで、実際のDC−DCコンバータでは、図5の回路図に図示しないキャパシタンス(浮遊容量)が多数存在する。通常は、DC−DCコンバータの回路動作に大きな影響を与えないが、時として存在を無視できないことがある。例えば、トランスT2の1次巻線間容量、2次巻線間容量、1次−2次巻線間容量、出力ダイオードD1、D2の電極間容量などがある。これらの浮遊容量を統合し、トランスT2の1次巻線間容量に換算しCmとして図5に破線で表している。この浮遊容量Cmが比較的大きい場合、浮遊容量Cmを充電する充電電流がリアクトルLrに流れ、不必要な昇圧エネルギーがリアクトルLrに蓄えられる。このエネルギーは、リアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振による振動電流、振動電圧を生じさせ、特にDC−DCコンバータの軽負荷時に出力電圧の上昇に作用する。
上記期間t1〜t3と期間t4〜t6は、トランスT2に負荷電流が流れる期間である。この期間は、浮遊容量Cmに等価的に並列接続される抵抗が負荷抵抗に相当する抵抗値となるため、定格負荷時はリアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振回路の負荷インピーダンスが小さくなり、振動電流、振動電圧が生じ難い。
これに対し、期間t3〜t4と期間t6〜t7は、トランスT2にLr+Lpと電流共振コンデンサCriの正弦波状の共振電流、言い換えると励磁電流のみが流れる期間である。この期間は浮遊容量Cmに等価的に並列接続された負荷抵抗が無限大となるため、リアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振回路の負荷インピーダンスが大きくなり、リアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振による振動電流、振動電圧が生じ易い。図6(a)の期間t3〜t4と期間t6〜t7に、ダイオードD1の電圧波形VD1に振動電圧が観測されているが、これは、この期間が励磁電流のみ流れる期間で、リアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振による振動が生じていることに起因している。
図6(b)の波形は、入力電源電圧Vinが450V、負荷が定格負荷(100%Load)で、このときのスイッチング周波数は74.6kHz(周期13.4μs)である。
また、図6(c)の波形は、入力電源電圧Vinが300V、負荷が軽負荷(0.01%Load)で、このときのスイッチング周波数は87.7kHz(周期11.4μs)である。
また、図6(d)の波形は、入力電源電圧Vinが450V、負荷が軽負荷(0.01%Load)で、このときのスイッチング周波数は139.4kHz(周期7.17μs)である。
図6(b)〜図6(d)におけるトランスT2に流れる電流が励磁電流のみ、あるいは軽荷状態で殆ど励磁電流のみが流れている期間は、図6(a)の期間t3〜t4、t6〜t7と同様に、ダイオードD1の電圧波形VD1にリアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振による振動電圧が観測される。
図6(a)の波形と図6(b)の波形を対比することにより、定格負荷時(100%Load)の入力電圧の変化(Vin=300V〜450V)に対する各部の波形を比較できる。入力電圧変化に対しては、PFM制御によりスイッチング周波数が可変制御される。すなわち、図6(a)ではVin=300Vに対しスイッチング周波数=43.1kHz、図6(b)ではVin=450Vに対しスイッチング周波数=74.6kHzとなっており、入力電圧変化に対してスイッチング周波数が変化している。
制御回路10は、負荷に流れる共振電流の周波数が一定であることを利用し、周波数を制御することによりオン幅を変えて循環電流である励磁電流を増減し、電流共振コンデンサCriの電圧振幅を変化させ、出力電圧が一定になるようにPFM制御している。したがって、入力直流電源Vinの電圧が大きくなるとスイッチング周波数が増加するように作用する。入力直流電源Vinの電圧が大きくなったときスイッチング周波数が増加して出力電圧Voを一定の電圧に安定化している様子が分かる。
図6(c)の波形と図6(d)の波形を対比することにより、軽負荷時(0.01%Load)の入力電圧の変化(Vin=300V〜Vin=450V)に対する各部の波形を比較できる。図6(c)ではVin=300Vに対しスイッチング周波数=87.7kHz、図6(d)ではVin=450Vに対しスイッチング周波数=139.4kHzとなっている。この場合も図6(a)、図6(b)の比較と同様に、入力直流電源Vinの電圧が大きくなったときスイッチング周波数が増加して出力電圧Voを一定の電圧に安定化している様子が分かる。
図6(a)の波形と図6(c)の波形の比較、および図6(b)の波形と図6(d)の波形の比較では、入力電圧が同じときの負荷変動に対する各部の波形を比較できる。図6(a)と図6(b)は定格負荷であるため、負荷電流として定格負荷電流に相当する共振電流が流れている。図6(c)と図6(d)は軽負荷時であるため、負荷電流としての共振電流がほとんど流れておらず、励磁電流が支配的である。このため、期間t1〜t3と期間t4〜t6の相当する期間が殆ど無く、略全期間でリアクトルLrと浮遊容量Cmとの共振による振動が生じている。この振動はダイオードD1、D2にかかる電圧にも影響し、平滑コンデンサCoをピーク充電するように作用する。そして、負荷変動に対しスイッチング周波数が大きく変動している。
換言すると、軽負荷時は、不必要な昇圧エネルギーがリアクトルLrに蓄えられたことにより、浮遊容量CmとリアクトルLrによる振動電圧が発生し、この振動電圧のピーク電圧により平滑コンデンサCoがダイオードD1、D2を通してピーク充電されるのである。また、軽負荷時は、浮遊容量CmとリアクトルLrによる振動電圧で整流後の電圧が高い電圧にピーク充電され易いため、フィードバック回路によりフィードバックする量が大きくなり、制御回路10はスイッチング周波数を上昇させて出力電圧の上昇を抑えるように作用するのである。
図7は特許文献1に開示された電流共振型DC−DCコンバータの回路構成を示したもので、この特許文献1に開示された技術によれば、軽負荷時のスイッチング周波数上昇を防止することができる。図7に示すように、特許文献1に開示された電流共振型DC−DCコンバータは、浮遊容量Cmの充電電流によりリアクトルLrに不必要な昇圧エネルギーが蓄えられることを防止するために、リアクトルLrに並列に、コンデンサ(キャパシタ)Cfを設けている。コンデンサCfは、浮遊容量Cmの電流をリアクトルLrに流さないようにバイパスし、リアクトルLrへの昇圧エネルギーの蓄積を防止している。また、図8は、特許文献1に開示された電流共振型DC−DCコンバータの他の回路構成を示したもので、浮遊容量Cmおよび浮遊抵抗Rmも考慮し、コンデンサCfと抵抗Rfの直列回路をリアクトルLrに並列接続した場合を示している。
図9は、図7、図8の回路構成をとることにより改善された、図6に対応する各部波形を示している。軽負荷時(0.01%Load時)の図9(c)、(d)と図6(c)、(d)を比較すると、図9(c)、(d)に示した波形では、ダイオードD1の電圧VD1に、浮遊容量CmとリアクトルLrとの共振回路により発生する振動電圧が重畳されていないことが分かる。したがって、特許文献1に開示された電流共振型DC−DCコンバータによれば、軽負荷時にスイッチング周波数が上昇するという問題がなくなる。
実際、100%Load時の図9(a)の波形と、0.01%Load時の図9(c)の波形を比較してみると、スイッチング周波数は43.1kHzと47.1kHzでほとんど変化していない。これに対しコンデンサCfを設けていない100%Load時の図6(a)の波形と、0.01%Load時の図6(c)の波形では、上記のようにスイッチング周波数が43.1kHzから87.7kHzへと大きく変化している。
また、100%Load時の図9(b)の波形と、0.01%Load時の図9(d)の波形を比較してみると、スイッチング周波数の変化は74.6kHzから83.3kHzへと変化しているが、変化量が少ない。これに対しコンデンサCfを設けていない100%Load時の図6(b)の波形と、0.01%Load時の図6(d)の波形では、上記のようにスイッチング周波数が74.6kHzから139.4kHzへと大きく変化している。
図10は、コンデンサCfの有無によって、出力電力比−スイッチング周波数の特性がどのように変化するかを示したものである。コンデンサCfが無いものは、入力直流電源Vinの電圧が一定の条件(Vin=300Vまたは450V一定)において、出力電力比が小さくなるに従いスイッチング周波数が大きくなっている。これに対しコンデンサCfが有るものは、入力直流電源Vin電圧が一定の条件(Vin=300Vまたは450V一定)において、出力電力比が変わってもスイッチング周波数が略一定の値になっている。コンデンサCfが無いときのスイッチング周波数は、特に出力電力比が約0.3%より小さな範囲で、出力電力比が小さくなるほど大きくなり、無負荷時では定格負荷時の略2倍程度に著しく高くなっている。
このように、特許文献1で開示された技術では、軽負荷時にスイッチング周波数が上昇するという問題を解決できるが、上記したように、電流共振用リアクトルをトランスとは別体の単独部品として用意する必要があり、部品点数を少なくすることができない。したがって、装置の大型化、コストアップを招くことになる。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、リーケージトランスのリーケージインダクタンスを電流共振用リアクトルとし、リーケージインダクタンスを使ったこの電流共振用リアクトルにコンデンサを並列接続する技術を提供し、もって、電流共振型スイッチング電源装置の小型化とコストダウンを実現するすることにある。
本発明の共振型スイッチング電源装置は、入力直流電源に直列接続された複数のスイッチング素子と、2次巻線及び第1の1次巻線とを備えたトランスと、前記第1の1次巻線と電流共振コンデンサが直列接続され前記スイッチング素子のいずれかに並列接続された共振回路と、前記2次巻線に接続され出力電圧を得る整流回路とを備え、前記出力電圧が所定の目標値になるように前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する共振型スイッチング電源装置において、前記トランスは、前記第1の1次巻線に結合された第2の1次巻線を備え、該第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかに接続され、他方の端子が開放されていることを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記トランスが、リーケージトランスであることを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかにコンデンサを介して接続されたことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかに抵抗を介して接続されたことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかにコンデンサと抵抗の直列回路を介して接続されたことを特徴とする。
また、本発明の共振型スイッチング電源装置は、前記第1の1次巻線と前記第2の1次巻線が、バイファイラ巻により密に結合されたことを特徴とする。
本発明によれば、リーケージトランスのリーケージインダクタンスを電流共振用リアクトルとし、リーケージインダクタンスを使ったこの電流共振用リアクトルにコンデンサを並列接続する技術を提供し、もって、電流共振型スイッチング電源装置の小型化とコストダウンを実現するすることができる。
本発明の第1の実施形態である共振型スイッチング電源装置の、回路構成図である。 実施形態の共振型スイッチング電源装置における制御回路の、詳細構成図である。 本発明の第2の実施形態である共振型スイッチング電源装置の、回路構成図である。 本発明の第3の実施形態である共振型スイッチング電源装置の、回路構成図である。 従来技術における共振型スイッチング電源装置の、回路構成図である。 図5に示した従来技術による共振型スイッチング電源装置の、動作シーケンス図である。 特許文献1の先行技術による共振型スイッチング電源装置の、回路構成図である。 特許文献1の先行技術による共振型スイッチング電源装置の、他の回路構成図である。 本発明および特許文献1の先行技術による共振型スイッチング電源装置の、動作シーケンス図である。 本発明および特許文献1の先行技術による共振型スイッチング電源装置の、出力電力比−スイッチング周波数特性を説明する図である。
次に、本発明による実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である共振型スイッチング電源装置1の回路構成を示した図である。
図1に示す共振型スイッチング電源装置1において、Vinは入力直流電源、Criは電流共振コンデンサ、Coは平滑コンデンサ、Crvは電圧共振コンデンサ、QHはNチャンネルMOSFETからなるハイサイドのスイッチング素子、QLはNチャンネルMOSFETからなるローサイドのスイッチング素子、DQH、DQL、D1、D2はダイオード、T1はトランス、Lr1はトランスT1の1次リーケージインダクタンス、P1、P2はトランスT1の1次巻線、S1、S2はトランスT1の2次巻線、Ldは負荷である。また、Cf1は、トランスT1の1次巻線P2を追加することにより、1次巻線P1、P2間に新たに生じさせた浮遊容量である。また、CmはトランスT1の1次巻線P1、2次巻線S1、S2、ダイオードD1、D2の電極間などに存在する浮遊容量をトランスT1の1次側に換算し、1つのコンデンサCmとして示したものである。11は出力電圧を検出する電圧検出器である。PCは、電圧検出器11で検出した出力電圧に比例した信号を1次側にフィードバックするフォトカプラである。10は、フォトカプラPCを介して入力端子FBに入力された出力電圧のフィードバック信号に基づき、出力電圧を所定の値に制御する制御回路である。
共振型スイッチング電源装置1は、ハーフブリッジ回路で構成されており、スイッチング素子QHのドレイン端子が入力直流電源Vinの正極端子に接続され、スイッチング素子QLのソース端子が入力直流電源Vinの負極端子に接続されている。スイッチング素子QHのソース端子はスイッチング素子QLのドレイン端子に接続されている。
また、スイッチング素子QHとQLのそれぞれのドレイン−ソース間には、ダイオードDQH、DQLが接続されている。これらダイオードDQH、DQLは、スイッチング素子QH、QLに内蔵されたダイオード、あるいは外付けされたダイオードであり、スイッチング素子QH、QLの電流の流れる向きとは逆向きになるように接続(逆並列接続)されている。
スイッチング素子QLのドレイン端子とソース端子には、電圧共振コンデンサCrvが並列接続されると共に、トランスT1の1次巻線P1と電流共振コンデンサCriとの直列回路が並列接続されている。すなわち、スイッチング素子QLのドレイン端子に電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続され、スイッチング素子QLのソース端子に電圧共振コンデンサCrvの他方の端子が接続され、スイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続された接続点に1次巻線P1の一方の端子が接続され、1次巻線P1の他方の端子が電流共振コンデンサCriの一方の端子に接続され、電流共振コンデンサCriの他方の端子がスイッチング素子QLのソース端子と電圧共振コンデンサCrvの他方の端子が接続された接続点に接続されている。
1次リーケージインダクタンスLr1は、電流共振リアクトルの機能を果たせるように、リーケージトランスとして構成されたトランスT1により所定の値に作り込まれる。新たに付加された1次巻線P2は、その一方の端子がスイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子とトランスT1の1次巻線P1の一方の端子とが接続された接続点に接続され、他方の端子は開放されている。そして、トランスT1の1次巻線P1と1次巻線P2との間に所定値の浮遊容量Cf1を形成させるために、1次巻線P1と1次巻線P2を密結合させている。本実施形態では1次巻線P1と1次巻線P2を密結合させるために、バイファイラ巻きとしている。
浮遊容量Cf1は特許文献1と同様にして設定することができる。すなわち、浮遊容量Cmの充放電エネルギーを電流共振リアクトルとしての1次リーケージインダクタンスLr1に蓄えないように、浮遊容量Cmの充放電による電流を1次リーケージインダクタンスLr1に流れないようにすれば良い。このときの浮遊容量Cf1の値は、トランスT1の励磁インダクタンスLpと、1次リーケージインダクタンスLr1と浮遊容量Cmから求めることができる。具体的には、特許文献1の「数2」と同様に、1次リーケージインダクタンスLr1の両端間のインピーダンスと励磁インダクタンスLpの両端間のインピーダンスとが等しくなるように、Cf1=(Lp/Lr1)・Cmとして浮遊容量Cf1の値を設定すれば良い。
なお、電流共振コンデンサCriの他方の端子を、スイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続された接続点に接続し、電流共振コンデンサCriの一方の端子をトランスT1の1次巻線P1の一方の端子に接続し、トランスT1の1次巻線P1の他方の端子をスイッチング素子QLのソース端子と電圧共振コンデンサCrvの他方との接続点に接続するように変更し、1次巻線P2の一方の端子を電流共振コンデンサCriの一方の端子とトランスT1の1次巻線P1の一方の端子が接続された接続点に接続しても良い。また、1次リーケージインダクタンスLr1は、等価的に、トランスT1の1次巻線P1の他方の端子側に有ると見ることもできるので、1次巻線P2の一方の端子は、電流共振コンデンサCriの一方の端子とトランスT1の1次巻線P1の他方の端子との接続点に接続しても良い(即ち、1次リーケージインダクタンスLr1の一方の端子は、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子のいずれかに接続すれば良い)。
トランスT1の各巻線P1、S1、S2に発生する電圧の極性は、ドット(●)で示している。トランスT1の1次巻線P1の一方の端子(●の反対側)は、スイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子と1次巻線P2の一方の端子が接続された接続点に接続され、他方の端子(●側)は電流共振コンデンサCriの一方の端子に接続されている。1次巻線P2は浮遊容量Cf1を生じさせるために設けられ、これに生じる電圧は利用しないので、電圧極性は規定する必要がない。
トランスT1の2次巻線S1の一方の端子(●側)には、ダイオードD1のアノード端子が接続され、ダイオードD1のカソード端子は平滑コンデンサCoの一方の端子(正極側端子)とダイオードD2のカソード端子と出力端子Voに接続されている。また、トランスT1の2次巻線S1と2次巻線S2は、2次巻線S1の他方の端子と2次巻線S2の一方の端子(●側)で直列接続されると共に、この接続点は平滑コンデンサCoの他方の端子(負極側端子)と出力GND端子に接続されている。また、トランスT1の2次巻線S2の他方の端子はダイオードD2のアノードに接続され、ダイオードD2のカソード端子は、平滑コンデンサCoの一方の端子(正極側端子)とダイオードD1のカソード端子と出力端子Voとの接続点に接続されている。また、平滑コンデンサCoの両端には負荷Ldが接続されている。
制御回路10の入力端子FBに出力電圧のフィードバック信号が入力され、このフィードバック信号に基づき、出力端子LD、LGからスイッチング素子QLのゲート端子にゲート信号を供給し、出力端子HD、HGからスイッチング素子QHのゲート端子にゲート信号を供給する。
また、制御回路10は、フィードバック信号に基づきスイッチング素子QLとスイッチング素子QHとを交互にオン/オフさせ、スイッチング素子QL、QHのオンデューティをほぼ50%に固定し、スイッチング素子QL、QHの周波数を可変させることによりPFM制御を行い、平滑コンデンサCoの出力電圧Voが一定になるように制御する。なお、スイッチング素子QL、QHの両方が同時にオンすることのない様にデッドタイムを有している。
制御回路10の詳細な構成例を図2に示す。図2に示した制御回路10は、発振器(OSC)101、D−FF回路102、デッドタイム生成回路(DT1)103、デッドタイム生成回路(DT2)104、レベルシフト回路105、バッファ回路(BUFF1)106、バッファ回路(BUFF2)107から構成されている。
フォトカプラPCからの出力電圧のフィードバック信号が入力端子FBから発振器101に入力されると、発振器101は、フィードバック信号に基づいた周波数のパルス信号を生成し、D−FF回路102に出力する。発振器101は、入力端子FBから入力されるフィードバック信号が大きくなると、周波数が高くなるようにパルス信号を出力する。D−FF回路102は、発振器101からのパルス信号が入力されると、交互にオン・オフするそれぞれデューティ50%の2つの信号を生成してデッドタイム生成回路103とデッドタイム生成回路104に出力する。
一つの信号は、デッドタイム生成回路103、バッファ回路106を介してローサイドのスイッチ素子QLのゲートドライブ信号となる。このゲートドライブ信号は、端子LD−端子LGから出力される。
もう一つの信号は、デッドタイム生成回路104、レベルシフト回路105(ゲートドライブ信号レベルを、ローサイドの電位レベルに対し、ハイサイドの高電位レベルにシフトさせる回路)、バッファ回路107を介してハイサイドのスイッチ素子QHのゲートドライブ信号となる。このゲートドライブ信号は、端子HD−端子HGから出力される。
すなわち、ハイサイドのスイッチ素子QH、ローサイドのスイッチ素子QLは、デッドタイム生成回路103、104により、デッドタイムを有して交互にオン・オフされる。
このように構成された共振型スイッチング電源装置1は、1次巻線P1と1次巻線P2との間に所定値の浮遊容量Cf1が形成され、浮遊容量Cf1の一方の端子は1次リーケージインダクタンスLr1の一方の端子(図7に示したリアクトルLrの一方の端子に相当)に接続され、浮遊容量Cf1の他方の端子は1次リーケージインダクタンスLr1の他方の端子(図7に示したリアクトルLrの他方の端子に相当)に接続されたことになる。したがって、図7に示した共振型スイッチング電源装置5の回路構成が等価的に実現されたことになる。
本実施形態によれば、トランスの構造により、図7に示したリアクトルLrとコンデンサCfを、トランスT1の1次リーケージインダクタンスLr1と浮遊容量Cf1によりひとつの部品として形成すことができる。そして、このリアクトルLr1と浮遊容量Cf1を等価的に特許文献1に開示の従来技術と同様に接続することにより、1次リーケージインダクタンスLr1と浮遊容量Cmによる振動電圧を抑制でき、軽負荷時の著しいスイッチング周波数の上昇を抑えることができると共に、従来のリーケージトランスを使ったこの種のDC−DCコンバータと同様に小型化、低価格化の効果が得られ、大型化、コストアップを避けることができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明による第2の実施形態である共振型スイッチング電源装置2の回路構成を示した図である。
図3の共振型スイッチング電源装置2は、第1の実施形態である図1に示した共振型スイッチング電源装置1と比べると、トランスT1に新たに設けた1次巻線P2の一方の端子を、コンデンサ(キャパシタ)Cfsを介してスイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子と1次巻線P1の一方の端子が接続された接続点に接続した点が異なる。
なお、この場合も第1の実施形態と同様に、電流共振コンデンサCriの他方の端子を、スイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続された接続点に接続し、電流共振コンデンサCriの一方の端子をトランスT1の1次巻線P1の一方の端子に接続し、トランスT1の1次巻線P1の他方の端子をスイッチング素子QLのソース端子と電圧共振コンデンサCrvの他方との接続点に接続するように変更し、1次巻線P2の一方の端子を電流共振コンデンサCriの一方の端子とトランスT1の1次巻線P1の一方の端子が接続された接続点に、コンデンサCfsを介して接続しても良い。また、1次リーケージインダクタンスLr1は、等価的に、トランスT1の1次巻線P1の他方の端子側に有ると見ることもできるので、1次巻線P2の一方の端子は、コンデンサCfsを介して、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子に接続しても良い(即ち、1次リーケージインダクタンスLr1の一方の端子は、コンデンサCfsを介して、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子のいずれかに接続すれば良い)。
1次巻線P1とP2とで形成されるの浮遊容量Cf1の値は巻き方により異なるが、容易に任意の値を作れない場合がある。しかし本実施形態によれば、1次巻線P2と直列にコンデンサCfsを接続することで、容易にリーケージインダクタンスLr1に並列接続するコンデンサの容量(浮遊容量Cf1とコンデンサCfsの直列容量)を最適値に調整することが可能となる。したがって、電流共振インダクタンスとして、1次リーケージインダクタンスLr1を用いた場合においても、容易に軽負荷時の著しいスイッチング周波数の上昇を抑えることが可能である。
(第3の実施形態)
図4は、本発明による第3の実施形態である共振型スイッチング電源装置3の回路構成を示した図である。
図4の共振型スイッチング電源装置3は、第2の実施形態である図3に示した共振型スイッチング電源装置2と比べると、トランスT1に新たに設けた1次巻線P2の一方の端子を、コンデンサCfsと抵抗Rfの直列回路を介して、スイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子と1次巻線P1の一方の端子が接続された接続点に接続した点が異なる。
このときの「浮遊容量Cf1とコンデンサCfsの直列容量」と抵抗Rfの各値は特許文献1と同様にして設定することができる。すなわち、特許文献1の「数3」と同様に、1次リーケージインダクタンスLr1の両端間のインピーダンスと励磁インダクタンスLp(図示なし)の両端間のインピーダンスとが等しくなるように、「浮遊容量Cf1とコンデンサCfsの直列容量」=(Lp/Lr1)・Cm、Rf=(Lr1/Lp)・Rmとして「浮遊容量Cf1とコンデンサCfsの直列容量」とRfの値を設定すれば良い。また、抵抗Rfの値は、浮遊抵抗Rmの値と無関係に大きくすることにより、トランスT1の1次リーケージインダクタンスLr1と浮遊容量Cmによる振動電圧の抑制に効果が有るので、上記の値にこだわらない。
本実施形態によれば、第2の実施形態の効果に加えて、浮遊容量に直列に接続された浮遊抵抗Rmも考慮し最適値に調整することが可能である。したがって、電流共振インダクタンスとして1次リーケージインダクタンスLr1を用いても容易に軽負荷時の著しいスイッチング周波数の上昇を抑えることができる。
なお、この場合も第1の実施形態と同様に、電流共振コンデンサCriの他方の端子を、スイッチング素子QHのソース端子とスイッチング素子QLのドレイン端子と電圧共振コンデンサCrvの一方の端子が接続された接続点に接続し、電流共振コンデンサCriの一方の端子をトランスT1の1次巻線P1の一方の端子に接続し、トランスT1の1次巻線P1の他方の端子をスイッチング素子QLのソース端子と電圧共振コンデンサCrvの他方との接続点に接続するように変更し、1次巻線P2の一方の端子を、コンデンサCfsと抵抗Rfの直列回路を介して、電流共振コンデンサCriの一方の端子とトランスT1の1次巻線P1の一方の端子が接続された接続点に接続しても良い。また、1次リーケージインダクタンスLr1は、等価的に、トランスT1の1次巻線P1の他方の端子側に有ると見ることもできるので、1次巻線P2の一方の端子は、コンデンサCfsと抵抗Rfの直列回路を介して、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子に接続しても良い(即ち、1次リーケージインダクタンスLr1の一方の端子は、コンデンサCfsと抵抗Rfの直列回路を介して、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子のいずれかに接続すれば良い)。
また、1次巻線P2の一方の端子は、コンデンサCfsを設けないで抵抗Rfのみを介して、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子に接続しても良い(即ち、1次リーケージインダクタンスLr1の一方の端子は、抵抗Rfのみを介して、1次巻線P1の一方の端子或いは他方の端子のいずれかに接続すれば良い)。
以上、本発明を実施形態で具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変形して実施できる。例えば、上記実施形態ではハーフブリッジ型を例にとって説明したが、フルブリッジ型にもそのまま適用できる。また、上記実施形態ではローサイドのスイッチング素子に共振回路を並列接続したが、ハイサイドのスイッチング素子に共振回路を並列接続しても良い。
1〜5・・・共振型スイッチング電源装置
10・・・制御回路
11・・・電圧検出器
101・・・発振器
102・・・D−FF回路
103、104・・・デッドタイム生成回路
105・・・レベルシフト回路
106、107・・・バッファ回路
Rf・・・抵抗
Rm・・・浮遊抵抗
Co・・・平滑コンデンサ
Crv・・・電圧共振コンデンサ
Cri・・・電流共振コンデンサ
Cf、Cfs・・・コンデンサ(キャパシタ)
Cm、Cf1・・・浮遊容量
QH、QL・・・スイッチング素子
DQH、DQL、D1、D2・・・ダイオード
Lr・・・リアクトル
Lr1・・・1次リーケージインダクタンス
T1、T2・・・トランス
P1、P2・・・トランスT1、T2の1次巻線
S1、S2・・・トランスT1、T2の2次巻線
PC・・・フォトカプラ
Ld・・・負荷
Vin・・・入力直流電源
Vo・・・出力電圧(or出力端子)

Claims (6)

  1. 入力直流電源に直列接続された複数のスイッチング素子と、2次巻線及び第1の1次巻線とを備えたトランスと、前記第1の1次巻線と電流共振コンデンサが直列接続され前記スイッチング素子のいずれかに並列接続された共振回路と、前記2次巻線に接続され出力電圧を得る整流回路とを備え、前記出力電圧が所定の目標値になるように前記スイッチング素子のスイッチング周波数を制御する共振型スイッチング電源装置において、
    前記トランスは、前記第1の1次巻線に結合された第2の1次巻線を備え、該第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかに接続され、他方の端子が開放されていることを特徴とする共振型スイッチング電源装置。
  2. 前記トランスは、リーケージトランスであることを特徴とする請求項1に記載の共振型スイッチング電源装置。
  3. 前記第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかにコンデンサを介して接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の共振型スイッチング電源装置。
  4. 前記第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかに抵抗を介して接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の共振型スイッチング電源装置。
  5. 前記第2の1次巻線の一方の端子が前記第1の1次巻線の一方の端子または他方の端子のいずれかにコンデンサと抵抗の直列回路を介して接続されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の共振型スイッチング電源装置。
  6. 前記第1の1次巻線と前記第2の1次巻線が、バイファイラ巻により密に結合されたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の共振型スイッチング電源装置。
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