JP2001309646A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2001309646A
JP2001309646A JP2000125733A JP2000125733A JP2001309646A JP 2001309646 A JP2001309646 A JP 2001309646A JP 2000125733 A JP2000125733 A JP 2000125733A JP 2000125733 A JP2000125733 A JP 2000125733A JP 2001309646 A JP2001309646 A JP 2001309646A
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switching element
terminal
voltage
switching
winding
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JP2000125733A
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Yasufumi Nakajima
康文 中島
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトスイッチング可能なスイッチング電源
の入出力電圧範囲及び負荷範囲を拡大する。 【解決手段】 0電圧スイッチングセル内の第1のスイ
ッチング素子の両端間電圧が略0になったのを検出して
第1のスイッチング素子をオンし、トランスに第3の巻
線を付加し、この出力が略0になったことを検出して第
2のスイッチング素子をオフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置、特に、スイッチング時における損失、ノイズを低
減することが可能なソフトスイッチング技術を用いたス
イッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置、特に、スイッチ
ング時における損失、ノイズを低減することが可能なソ
フトスイッチング技術を用いたスイッチング電源装置に
関する従来の技術として、1998年2月19日にIEEEのThe
Applied Power Electronics Conference (APEC) で発表
された"Improved Soft-Switching ZVT Converters with
Active Snubber"がある。この技術について簡単に説明
する。
【0003】図10、図11、図12に前記文献に記載
された昇圧回路の回路図及び動作波形図を示す。図12
の動作波形図は、スイッチング周波数が十分高く、第2
のインダクタ135を流れる電流が一定とみなせるとし
ている。以下、図10、図11、図12を用いてその動
作を説明する。
【0004】図10に示す昇圧回路は、図示しない通常
の昇圧回路におけるスイッチング素子を図11に示すゼ
ロ電圧スイッチングセルに置き換えたものである。
【0005】図11に示すゼロ電圧スイッチングセル
は、第1の接続端子105と第2の接続端子106の間
に並列接続された第1のスイッチング素子110、第1
の整流素子121、第1のキャパシタ141と、2巻線
を有し第1巻線131の第1端子と第2巻線132の第
2端子がいずれも第1の接続端子105に接続されたト
ランスと、第1巻線131の第2端子に第1端子を接続
された第1のインダクタ134と、第1のインダクタ1
34の第2端子に第1端子を接続された第2の整流素子
122と、第2の整流素子122の第2端子と第2の接
続端子106との間に接続された第2のスイッチング素
子111と、第2の整流素子122の第2端子に第1端
子を接続された第3の整流素子123と、第3の整流素
子123の第2端子と第3の接続端子107の間に接続
された第4の整流素子124と、第1の接続端子105
と第3の整流素子123の第2端子の間に接続された第
2のキャパシタ142と、前記トランスの第2巻線13
2の第1端子と第3の接続端子107の間に接続された
第5の整流素子125と、によって構成されている。
【0006】図10において、入力直流電圧160を接
続する入力端子101、102間に第2のインダクタ1
35と第6の整流素子126と第4のキャパシタ144
の直列回路を接続し、第2のインダクタ135と第6の
整流素子126の接続点にゼロ電圧スイッチングセルの
第1の接続端子105を、第4のキャパシタ144を接
続した入力端子102にゼロ電圧スイッチングセルの第
2の接続端子106を、第6の整流素子126と第4の
キャパシタ144の接続点にゼロ電圧スイッチングセル
の第3の接続端子107を接続し、第4のキャパシタ1
44の両端から出力端子103、104を取り出し、負
荷150を接続している。
【0007】この構成により、ゼロ電圧スイッチングセ
ル内の第1のスイッチング素子110をゼロ電圧スイッ
チングするとともに、ゼロ電圧スイッチングセル内の第
2のスイッチング素子111をゼロ電流スイッチングす
ることができ、さらに第6の整流素子126がターンオ
フする際に発生するリカバリ電流の発生を抑止できると
いう特徴がある。
【0008】図12に示す動作波形図において、(a)
は第1のスイッチング素子110の駆動電圧波形、
(b)は第2のスイッチング素子111の駆動電圧波
形、(c)は第1のスイッチング素子110の両端間電
圧波形、(d)は第1のスイッチング素子110を流れ
る電流波形、(e)は第1のスイッチング素子110、
第1の整流素子121、第1のキャパシタ141の並列
回路を流れる電流波形、(f)は第2のスイッチング素
子111の両端間電圧波形、(g)は第2のスイッチン
グ素子111を流れる電流波形である。
【0009】時刻t0において、第2のスイッチング素
子111をオンする。この時、第1のスイッチング素子
110はオフ、第6の整流素子126はオンしているた
め、第1のスイッチング素子110の両端間電圧はVo
でクランプされている。
【0010】時刻t0からt1の間、時刻t0において
第2のスイッチング素子111をオンしてから、時刻t
1においてトランスの第1巻線131及び第2巻線13
2の電流の和が第2のインダクタ135を流れる電流に
等しくなるまでの間であり、第1のスイッチング素子1
10の両端間電圧は第6の整流素子126を介してVo
でクランプされている。
【0011】この間、第2のスイッチング素子111が
オンしているため、トランスの第1巻線131及び第2
巻線132に電流が流れるが、第6の整流素子126と
第5の整流素子125がともにオンになるため、トラン
スの第2巻線132がショート状態であり、第1巻線1
31もショートになる。その結果、第1のインダクタ1
34には出力電圧Voが印加され、トランスの第1巻線
131を流れる電流は時間に比例して増加する。時刻t
0からt1までの時間、t1−t0を(数1)に示す。
【0012】
【数1】
【0013】(数1)において、Nxはトランスの第1
巻線131と第2巻線132の巻数比であり、Lrは第
1のインダクタ134のインダクタンス値、Iinは第
2のインダクタ135を流れる電流、Voは出力端子1
03、104間の出力電圧である。
【0014】時刻t0において第2のスイッチング素子
111がオンする際、第2のスイッチング素子111を
流れる電流は第1のインダクタ134によって制限され
ゆっくり立ち上がる。つまり、ゼロ電流ターンオンを実
現でき、第2のスイッチング素子111のターンオンに
起因した損失、ノイズは非常に小さい。
【0015】トランスの第1巻線131、第2巻線13
2を流れる電流の和が第2のインダクタ135を流れる
電流Iinに等しくなる時点がt1であり、この時点か
ら第1のキャパシタ141の放電が始まり、第1のスイ
ッチング素子110の両端間電圧が0になる時点がt2
である。時刻t1からt2までの間、第1のスイッチン
グ素子110の両端間電圧はトランスの第1巻線13
1、第2巻線132を流れる電流により降下し、トラン
スの第2巻線132にはVoと第1のスイッチング素子
110の両端間電圧との差が印加され、第1巻線131
には、巻数比Nxに反比例した電圧が発生し、第1のイ
ンダクタ134に印加される電圧が決定される。結果と
して、時刻t1からt2までの時間t2−t1を(数
2)に示す。
【0016】
【数2】
【0017】(数2)において、Lrは第1のインダク
タ134のインダクタンス値、Crは第1のキャパシタ
141のキャパシタンス値である。
【0018】時刻t2に第1のスイッチング素子110
の両端間電圧が0になってから、第1の整流素子121
を電流が流れている間の時刻t3に第1のスイッチング
素子110がオンし、時刻t4にトランスの第1巻線1
31及び第2巻線132を流れる共振電流の和が0にな
るまでの間、第1のスイッチング素子110に並列な第
1の整流素子121、または、第1のスイッチング素子
110がオンし、トランスの第1巻線131と第2巻線
132の接続点が接地されたことになる。
【0019】時刻t2からt4の間、トランスの第2巻
線132には出力電圧Voが印加され、第1巻線131
には巻数比Nxに反比例したVo/Nxが印加され、第
1のインダクタ134にはVo/Nxが印加される。結
果として、時刻t2からt4までの時間t4−t2を
(数3)に示す。
【0020】
【数3】
【0021】時刻t3に第1のスイッチング素子110
がオンするとき、既に第1の整流素子121がオンして
いる状態であり、第1のスイッチング素子110はゼロ
電圧ターンオンを実現でき、スイッチングに起因した損
失、ノイズを低減できる。
【0022】時刻t4にトランスの第1巻線131及び
第2巻線132を流れる共振電流の和が励磁電流を除い
て0になってから時刻t5に第2のスイッチング素子1
11がオフするまでの間、第2のインダクタ135を流
れる電流Iinはトランスの励磁電流を除いてすべて第
1のスイッチング素子110に流れる。
【0023】時刻t5において第2のスイッチング素子
111をオフする。第2のスイッチング素子111に流
れる電流はわずかなトランスの励磁電流のみであり、第
2のスイッチング素子111のターンオフに起因した損
失、ノイズともに非常に小さくできる。また、トランス
の励磁電流は第1のインダクタ134、第2の整流素子
122、第3の整流素子123、そして第2のキャパシ
タ142を循環し、第2のキャパシタ142の充電エネ
ルギーへと変換される。
【0024】ここで、第2のキャパシタ142の上端は
第1のスイッチング素子110によって接地されてお
り、無損失スナバとして動作し、トランスはリセットさ
れる。トランスのリセット完了後、第2のスイッチング
素子111、第2の整流素子122、第3の整流素子1
23はすべてオフになるため、第2のスイッチング素子
111の両端間電圧は、理論上不定になるが、実際は、
寄生容量、ダイオード他の漏れ電流などで決まる。
【0025】時刻t6は入出力電圧の関係から制御回路
200によって適切なタイミングが決定される。時刻t
6に第1のスイッチング素子110がオフしてから時刻
t7に第2のキャパシタ142を放電開始し時刻t8に
第6の整流素子126がオンするまでの間、第1のスイ
ッチング素子110に並列な第1のキャパシタ141は
第2のインダクタ135を流れる電流Iinによって充
電され、ゆっくり上昇する。これによって第1のスイッ
チング素子110はゼロ電圧ターンオフを実現でき、第
1のスイッチング素子110のターンオフに起因した損
失、ノイズを低減できる。第1のスイッチング素子11
0の両端間電圧の時間変化率は、第1のキャパシタ14
1の容量値と第2のインダクタ135を流れる電流の大
きさによって決定される。
【0026】時刻t7において、第1のキャパシタ12
1の充電電圧と第2のキャパシタ142の充電電圧の和
が、出力電圧Voになると、第2のキャパシタ142の
放電が始まり、時刻t8に第2のキャパシタ142の放
電が完了する。トランスの励磁エネルギーを蓄積してい
た第2のキャパシタ142の電荷がすべて無損失で負荷
へ送られるという意味で、無損失スナバを構成している
といえる。
【0027】これまでの説明で明らかなように、この従
来の技術は、2個のスイッチング素子をゼロ電圧または
ゼロ電流でスイッチング可能であり、スイッチングに起
因した損失、ノイズを低減できるという効果がある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術には、ス
イッチングに起因した損失、ノイズを低減できるという
効果があるが、以下の課題がある。
【0029】第1の課題は、第1のスイッチング素子1
10を最適な状態でオンさせる具体的な方法がないとい
う点である。時刻t0に第2のスイッチング素子111
がオンしてから時刻t2に第1のスイッチング素子11
0の両端間電圧が0までの時間t2-t0は、(数1)
及び(数2)から(数4)のようになる。
【0030】
【数4】
【0031】(数4)から明らかなように、t2-t0
は第2のインダクタ135を流れる電流Iin及び出力
電圧Voによって変化する。つまり、負荷変動範囲を大
きくしたい時あるいは出力電圧の可変範囲を大きくした
い時、第2のスイッチング素子111をオンしてから第
1のスイッチング素子110をオンするまでの最適時間
が大きく変化することを示している。
【0032】このような状況で、前記のように、時刻t
2に第1のスイッチング素子110の両端間電圧が0に
なってから、第1の整流素子121を電流が流れている
間に第1のスイッチング素子110をオンする技術が開
示されていない。第1のスイッチング素子110をオン
するタイミングが早すぎても遅すぎても第1のスイッチ
ング素子110の両端間電圧が上昇し、ゼロ電圧スイッ
チングを実現できないという課題があった。
【0033】第2の課題は、第2のスイッチング素子1
11を最適な状態でオフさせる具体的な方法がないとい
う点である。基本的には、トランスの第1巻線131及
び第2巻線132を流れる共振電流の和が0になる時刻
t4以降にオフすれば良い。時刻t0に第2のスイッチ
ング素子111がオンしてから時刻t4までの時間t4
-t0は、(数3)及び(数4)から(数5)のように
なる。
【0034】
【数5】
【0035】(数5)から明らかなように、t4-t0
もまた第2のインダクタ135を流れる電流Iin及び
出力電圧Voによって変化する。つまり、負荷変動範囲
を大きくしたい時あるいは出力電圧の可変範囲を大きく
したい時、第2のスイッチング素子111をオンしてか
ら第2のスイッチング素子111をオフするまでの最適
な時間が大きく変化することを示している。
【0036】このような状況で、前記のように、時刻t
4にトランスの第1巻線131及び第2巻線132を流
れる共振電流の和が励磁電流を除いて0になってから第
2のスイッチング素子111をオフする技術が開示され
ていない。第2のスイッチング素子111をオフするタ
イミングが早すぎると大きな電流が流れている状態でオ
フすることになる。
【0037】逆に、第2のスイッチング素子111をオ
フするタイミングが遅すぎると、第2のスイッチング素
子111がオンの間は、共振電流がなくなってもトラン
スの励磁電流が流れ続け、第2のスイッチング素子11
1がオフしてはじめてリセットが始まるため、第2のス
イッチング素子111がオフしてから第1のスイッチン
グ素子110がオフするまでにトランスのリセットを完
了する必要があるが、第1のスイッチング素子110の
オン時間が短い場合、つまり、入出力電圧の差が少ない
場合、トランスをリセットできなくなる可能性がある。
【0038】本発明は、上記第1、第2の課題を解決
し、負荷範囲を大きくしたい時あるいは出力電圧の可変
範囲を大きくしたい時に、第1のスイッチング素子11
0をオンするタイミング、及び、第2のスイッチング素
子111をオフするタイミングを最適化し、かつ、トラ
ンスのリセット時間を確保することが可能なスイッチン
グ電源装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、第1の接続端子105と第2の接続端子1
06の間に並列接続された第1のスイッチング素子11
0、第1の整流素子121、第1のキャパシタ141
と、少なくとも2巻線を有し第1巻線131の第1端子
と第2巻線132の第2端子がいずれも前記第1の接続
端子105に接続されたトランスと、前記第1巻線13
1の第2端子に第1端子を接続された第1のインダクタ
134と、前記第1のインダクタ134の第2端子に第
1端子を接続された第2の整流素子122と、前記第2
の整流素子122の第2端子と前記第2の接続端子10
6との間に接続された第2のスイッチング素子111
と、前記第2の整流素子122の第2端子に第1端子を
接続された第3の整流素子123と、前記第3の整流素
子123の第2端子と第3の接続端子の間に接続された
第4の整流素子124と、前記第1の接続端子105と
前記第3の整流素子123の第2端子の間に接続された
第2のキャパシタ142と、前記トランスの第2巻線1
32の第1端子と前記第3の接続端子107の間に接続
された第5の整流素子125と、によって構成されたゼ
ロ電圧スイッチングセルを用いて電圧変換回路を構成
し、まず、第2のスイッチング素子111をオンし、前
記第1の接続端子105と前記第2の接続端子106の
間の電位差が略0になったことを検出して前記第1のス
イッチング素子110をオンし、その後、前記トランス
を流れる共振電流が略0になったことを検出し、これに
よって前記第2のスイッチング素子111をオフし、前
記第1のスイッチング素子110は所定のオン時間経過
後にオフする制御回路を備えたものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスイッチング電源
装置の実施の形態について説明する。
【0041】(実施の形態1)以下本発明の実施の形態
1について、図面を参照しながら説明する。図1は本発
明の実施の形態1におけるスイッチング電源(昇圧回
路)の構成を示すものである。図1において、図10と
同じものは同一の符号を記し説明は省略する。
【0042】図1において、200は制御回路である。
第2のスイッチング素子111をオンした後、第1のス
イッチング素子110の両端間電圧Vcmを検出してそ
の電圧が0になったことを検出した後、第1のスイッチ
ング素子110をオンする。第2のスイッチング素子1
11がオンの間、図12の(g)に示す通り、時刻t4
になると、第2のスイッチング素子111に流れる電流
はトランスの励磁電流のみになる。この時、トランスに
印加される電圧は低下し、0になる。その結果、トラン
スに追加された第3巻線133の出力電圧Vdが低下す
る。トランスに追加された第3巻線133の出力電圧V
dが低下したことあるいは低下し始めたことを検出した
後、第2のスイッチング素子111をオフする。
【0043】これにより、第1のスイッチング素子11
0の両端間電圧が0になってから第1のスイッチング素
子110をオンするまでの時間、及び、トランスの第1
巻線131を流れる共振電流がなくなってから第2のス
イッチング素子111をオフするまでの時間を極小にす
ることができる。これによって、第1のスイッチング素
子110をオンするタイミング、第2のスイッチング素
子111をオフするタイミングを最適化することが可能
になり、幅広い入出力電圧範囲に応用可能になる。
【0044】図2及び図3は、スイッチング素子駆動タ
イミング発生回路の回路図及び動作タイミングチャート
である。図2において、入力信号251は通常のスイッ
チング電源回路におけるスイッチング素子駆動タイミン
グ発生回路の出力であり、通常のスイッチング電源制御
用ICの出力端子から得ることができ、出力レベルがH
の時にスイッチング素子をオンし、また、出力レベルが
Lの時にスイッチング素子をオフするような出力が出て
いるとする。
【0045】入力信号251をレベル変換回路211を
通して所定の電圧レベルに変換し、ANDロジック23
2及びモノマルチ221に入力する。モノマルチ221
は入力の立ち上りから、第2のスイッチング素子111
がオンしてから第1のスイッチング素子110の両端間
電圧が0になるまでの時間の最大値より長い一定パルス
幅の出力を正論理で出力する。
【0046】トランスの第3巻線133の出力は、論理
素子の保護のために所定の出力電圧範囲を持つレベル変
換回路213を介してモノマルチ222に入力される。
モノマルチ222は入力の立下りからモノマルチ221
の出力パルス幅とほぼ同じ一定のパルス幅の出力を負論
理で出力する。ANDロジック233はモノマルチ22
1及びモノマルチ222の出力を入力とし、スイッチン
グ素子駆動回路242を介して第2のスイッチング素子
111を駆動する。
【0047】第1のスイッチング素子110の両端間電
圧を入力とするレベル変換回路212は、論理素子の保
護のために所定の出力電圧範囲を持ち、その出力はイン
バータ231に入力される。インバータ231の出力は
レベル変換回路211の出力とともにANDロジック2
32に入力される。ANDロジック232の出力は、ス
イッチング素子駆動回路241を介して第1のスイッチ
ング素子110を駆動する。
【0048】図3において、(a)はレベル変換回路2
11の出力、(b)はレベル変換回路212の出力、
(c)はANDロジック232の出力、(d)はモノマ
ルチ221の出力、(e)はレベル変換回路213の出
力、(f)はモノマルチ222の出力、(g)はAND
ロジック233の出力である。
【0049】入力信号251の立ち上りによりレベル変
換回路211の出力が立ち上り、モノマルチ221の出
力が立ち上る。この時モノマルチ222の出力はHであ
り、入力信号251の立ち上り、つまり、レベル変換回
路211の立ち上りに同期してANDロジック233の
出力、つまり、スイッチング素子駆動回路242の出力
が立ち上り、第2のスイッチング素子111をオンす
る。
【0050】第2のスイッチング素子111がオンした
後、第1のスイッチング素子110の両端間電圧が降下
をはじめ、レベル変換回路212を介して所定値を下回
るとインバータ231の出力が立ち上り、すでに入力信
号251を入力とするレベル変換回路211の出力はH
であり、ANDロジック232の出力、つまり、スイッ
チング素子駆動回路241の出力が立ち上り、第1のス
イッチング素子110をオンする。その時、トランスに
はすでに電圧が印加され、第3巻線133の出力電圧は
立上っている。
【0051】共振電流が流れ終わると、第3巻線133
の出力電圧は0になり、レベル変換回路213はLにな
る。レベル変換回路213の立ち下りに同期してモノマ
ルチ222の出力が立ち下がり、ANDロジック233
の出力が立ち下がってスイッチング素子駆動回路242
を介して第2のスイッチング素子111をオフする。モ
ノマルチ221とモノマルチ222の出力パルス幅をほ
ぼ同一に設定することによって、第2のスイッチング素
子111駆動パルス幅は、最大でモノマルチ221、モ
ノマルチ222のパルス幅と同じでかつ最適なパルス幅
に設定される。
【0052】その後、入力信号251が立ち下がると、
レベル変換回路211の出力が立ち下がり、さらに、A
NDロジック232の出力が立ち下がり、スイッチング
素子駆動回路241を介して第1のスイッチング素子1
10をオフする。こうして第1のスイッチング素子11
0、第2のスイッチング素子111を最適なタイミング
でオン、オフすることができる。
【0053】前記したように、制御用ICとしては一般
的に使用されるスイッチング電源制御用ICを使用す
る。第1のスイッチング素子110のオンが遅れること
によってデューティ比が不足するように見えるが、制御
ICの動作としてデューティ比の不足を出力電圧の誤差
として検出し、デューティ比を最適化することが可能で
あり、特に問題になることはない。
【0054】また、前記の場合、トランスの第3巻線1
33の出力電圧が立ち下がることによってトランスを流
れる共振電流が完了したことを検出している。通常、電
流検出を行う場合、抵抗、ホール素子を用いた電流セン
サを用いるが、共振電流のピーク値が負荷によって大き
く変化すること、あるいは、共振電流波形がだんだん減
少することから、検出ポイントの設定が非常に困難にな
る。これに対し、本発明である第3巻線133の出力電
圧を検出する場合、共振電流が流れている間は、第3巻
線133にはVoを第2巻線132と第3巻線133の
巻数比に応じて変換した電圧が発生し、共振電流がなく
なると急峻に0になるため、検出が容易にできるという
特徴がある。
【0055】さらに、前記の場合、第3巻線133の出
力電圧をレベル変換回路213を介して論理素子である
モノマルチ222の入力閾値電圧で検出したが、レベル
変換回路213における保護素子の負担を考慮すると、
第3巻線133の出力と直列にコンデンサを追加し、微
分回路を構成することで、第3巻線133の出力電圧の
立下りを検出することによっても、所望の特性を得るこ
ともできる。
【0056】また、前記の場合、第1のスイッチング素
子110の両端間電圧をレベル変換回路212を介して
論理素子であるインバータ231の入力閾値電圧で検出
したが、図12に示したt1からt2までの時間t2-
t1が下記(数6)で示され、回路定数である第1のイ
ンダクタ134のインダクタンス値Lr、第1のキャパ
シタ141の容量値Cr、トランスの第1巻線131と
第2巻線132の巻数比Nxのみによって決定される一
定時間であるため、レベル変換回路212における保護
素子の負担を考慮すると、第1のスイッチング素子11
0の両端間電圧と直列にコンデンサを追加し、微分回路
を構成することで、第1のスイッチング素子110の両
端間電圧の立下りを検出し、一定時間遅延してインバー
タ231に入力することによって所望の特性を得ること
もできる。また、前記一定時間の遅延には、検出部での
遅延も含まれ、特段の付加回路を必要としないことも考
えられる。
【0057】
【数6】
【0058】図4に前記昇圧回路を交流入力の力率改善
回路(以下PFCと記す)に適応した例を示す。前記昇
圧回路に比べ、PFCであるから、入力は交流電圧源1
61であり、ダイオードブリッジ127と、入力電流検
出抵抗151と、制御回路200における入力電流波形
の基準になる入力電圧波形入力Viと入力電流を検出す
るVrdが追加されている。PFCの場合、昇圧回路の
入力電圧、つまり、ダイオードブリッジ127の出力電
圧が0からピーク電圧まで大きく変動し、入力電流も0
からピークまでサイン波状に変化する。また、出力直流
電圧Voをモータ駆動用の直流電圧として使用する場
合、モータをパルス振幅変調で制御することが可能であ
り、この場合、より幅広い出力電圧範囲を要求される。
また、用途によっては、チョーク入力型の場合と比較し
て負荷の耐圧をあまり上げたくないという要求もある。
これらの要求に対し、入力電流及び出力電圧の範囲を非
常に広く取ることが可能になる本発明は非常に有効であ
る。
【0059】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図面を参照しながら説明する。図5は本発明の
実施の形態2におけるスイッチング電源(降圧回路)の
構成を示すものである。図5において、図1から図3と
同じものは同一の符号を記し説明は省略する。
【0060】図5に示す降圧回路は、図示しない通常の
降圧回路におけるスイッチング素子をゼロ電圧スイッチ
ングセルに置き換えたものである。入力直流電圧160
を接続する入力端子101、102間にゼロ電圧スイッ
チングセルの第2の接続端子106と第3の接続端子1
07を接続し、ゼロ電圧スイッチングセルの第1の接続
端子105と第3の接続端子107の間に第6の整流素
子126を接続し、第6の整流素子126と並列に第2
のインダクタ135と第4のキャパシタ144の直列回
路を接続し、第4のキャパシタ144の両端から出力端
子103、104を取り出し、負荷150を接続してい
る。
【0061】ゼロ電圧スイッチングセル内の各種ダイオ
ードは図11に示したダイオードの極性と一致しない
が、印加電圧にあわせた極性となっており、図5におい
て適切な極性で図示されている。この構成により、ゼロ
電圧スイッチングセル内の第1のスイッチング素子11
0をゼロ電圧スイッチングできるとともに、ゼロ電圧ス
イッチングセル内の第2のスイッチング素子111をゼ
ロ電流スイッチングでき、さらに第6の整流素子126
がターンオフする際に発生するリカバリ電流の発生を抑
止できるという特徴を得、かつ、第1のスイッチング素
子110をオンするタイミング、第2のスイッチング素
子111をオフするタイミングを最適化することが可能
になり、幅広い入出力電圧範囲及び負荷範囲に応用可能
になる。
【0062】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
実施の形態3におけるスイッチング電源(昇降圧回路)
の構成を示すものである。図6において、図1から図5
と同じものは同一の符号を記し説明は省略する。
【0063】図6に示す昇降圧回路は、図示しない通常
の昇降圧回路におけるスイッチング素子をゼロ電圧スイ
ッチングセルに置き換えたものである。入力直流電圧1
60を接続する+入力端子101にゼロ電圧スイッチン
グセルの第2の接続端子106を接続し、−入力端子1
02とゼロ電圧スイッチングセルの第1の接続端子10
5の間に第2のインダクタ135を接続し、ゼロ電圧ス
イッチングセルの第1の接続端子105と第3の接続端
子107の間に第6の整流素子126を接続し、ゼロ電
圧スイッチングセルの第3の接続端子107と−入力端
子102の間に第4のキャパシタ144を接続し、第4
のキャパシタ144の両端から出力端子103、104
を取り出し、負荷150を接続している。ゼロ電圧スイ
ッチングセル内の各種ダイオードは図11に示したダイ
オードの極性と一致しないが、印加電圧にあわせた極性
となっており、図6において適切な極性で図示されてい
る。
【0064】この構成により、ゼロ電圧スイッチングセ
ル内の第1のスイッチング素子110をゼロ電圧スイッ
チングできるとともに、ゼロ電圧スイッチングセル内の
第2のスイッチング素子111をゼロ電流スイッチング
でき、さらに第6の整流素子126がターンオフする際
に発生するリカバリ電流の発生を抑止できるという特徴
を得、かつ、第1のスイッチング素子110をオンする
タイミング、第2のスイッチング素子111をオフする
タイミングを最適化することが可能になり、幅広い入出
力電圧範囲及び負荷範囲に応用可能になる。
【0065】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて、図面を参照しながら説明する。図7は本発明の
実施の形態4におけるスイッチング電源(チュークコン
バータ)の構成を示すものである。図7において、図1
から図6と同じものは同一の符号を記し説明は省略す
る。
【0066】図7に示すチュークコンバータは、図示し
ない通常のチュークコンバータにおけるスイッチング素
子をゼロ電圧スイッチングセルに置き換えたものであ
る。入力直流電圧160を接続する入力端子101、1
02間に第2のインダクタ135と第3のキャパシタ1
43と第6の整流素子126の直列回路を接続し、第6
の整流素子126の両端間に第3のインダクタ136と
第4のキャパシタ144の直列回路を接続し、第2のイ
ンダクタ135と第3のキャパシタ143の接続点にゼ
ロ電圧スイッチングセルの第2の接続端子106を接続
し、第3のキャパシタ143と第3のインダクタ136
の接続点にゼロ電圧スイッチングセルの第3の接続端子
107を接続し、第6の整流素子126と第4のキャパ
シタ144の接続点にゼロ電圧スイッチングセルの第1
の接続端子105を接続し、第4のキャパシタ144の
両端から出力端子103、104を取り出し、負荷15
0を接続している。ゼロ電圧スイッチングセル内の各種
ダイオードは図11に示したダイオードの極性と一致し
ないが、印加電圧にあわせた極性となっており、図7に
おいて適切な極性で図示されている。
【0067】この構成により、ゼロ電圧スイッチングセ
ル内の第1のスイッチング素子110をゼロ電圧スイッ
チングできるとともに、ゼロ電圧スイッチングセル内の
第2のスイッチング素子111をゼロ電流スイッチング
でき、さらに第2の整流素子122がターンオフする際
に発生するリカバリ電流の発生を抑止できるという特徴
を得、かつ、第1のスイッチング素子110をオンする
タイミング、第2のスイッチング素子111をオフする
タイミングを最適化することが可能になり、幅広い入出
力電圧範囲及び負荷範囲に応用可能になる。
【0068】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
ついて、図面を参照しながら説明する。図8は本発明の
実施の形態5におけるスイッチング電源(セピックコン
バータ)の構成を示すものである。図8において、図1
から図7と同じものは同一の符号を記し説明は省略す
る。
【0069】図8に示すセピックコンバータは、図示し
ない通常のセピックコンバータにおけるスイッチング素
子をゼロ電圧スイッチングセルに置き換えたものであ
る。入力直流電圧160を接続する入力端子101、1
02間に第2のインダクタ135と第3のキャパシタ1
43と第3のインダクタ136の直列回路を接続し、第
3のインダクタ136の両端間に第6の整流素子126
と第4のキャパシタ144の直列回路を接続し、第2の
インダクタ135と第3のキャパシタ143の接続点に
ゼロ電圧スイッチングセルの第2の接続端子106を接
続し、第6の整流素子126と第4のキャパシタ144
の接続点にゼロ電圧スイッチングセルの第3の接続端子
107を接続し、第3のインダクタ136と第6の整流
素子126の接続点にゼロ電圧スイッチングセルの第1
の接続端子105を接続し、第4のキャパシタ144の
両端から出力端子103、104を取り出し、負荷15
0を接続している。ゼロ電圧スイッチングセル内の各種
ダイオードは図11に示したダイオードの極性と一致し
ないが、印加電圧にあわせた極性となっており、図8に
おいて適切な極性で図示されている。
【0070】この構成により、ゼロ電圧スイッチングセ
ル内の第1のスイッチング素子110をゼロ電圧スイッ
チングできるとともに、ゼロ電圧スイッチングセル内の
第2のスイッチング素子111をゼロ電流スイッチング
でき、さらに第2の整流素子122がターンオフする際
に発生するリカバリ電流の発生を抑止できるという特徴
を得、かつ、第1のスイッチング素子110をオンする
タイミング、第2のスイッチング素子111をオフする
タイミングを最適化することが可能になり、幅広い入出
力電圧範囲及び負荷範囲に応用可能になる。
【0071】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
ついて、図面を参照しながら説明する。図9は本発明の
実施の形態6におけるスイッチング電源(ツェータコン
バータ)の構成を示すものである。図9において、図1
から図8と同じものは同一の符号を記し説明は省略す
る。
【0072】図9に示すツェータコンバータは、図示し
ない通常のツェータコンバータにおけるスイッチング素
子をゼロ電圧スイッチングセルに置き換えたものであ
る。入力直流電圧160を接続する+入力端子101に
ゼロ電圧スイッチングセルの第2の接続端子106を接
続し、入力直流電圧160を接続する−入力端子102
にゼロ電圧スイッチングセルの第3の接続端子107を
接続し、ゼロ電圧スイッチングセルの第1の接続端子1
05と第3の接続端子107の間に第2のインダクタ1
35を接続し、第2のインダクタ135の両端間に第3
のキャパシタ143と第6の整流素子126の直列回路
を接続し、第6の整流素子126の両端間に第3のイン
ダクタ136と第4のキャパシタ144の直列回路を接
続し、第4のキャパシタ144の両端から出力端子10
3、104を取り出し、負荷150に接続している。ゼ
ロ電圧スイッチングセル内の各種ダイオードは図11に
示したダイオードの極性と一致しないが、印加電圧にあ
わせた極性となっており、図9において適切な極性で図
示されている。
【0073】この構成により、ゼロ電圧スイッチングセ
ル内の第1のスイッチング素子110をゼロ電圧スイッ
チングできるとともに、ゼロ電圧スイッチングセル内の
第2のスイッチング素子111をゼロ電流スイッチング
でき、さらに第2の整流素子122がターンオフする際
に発生するリカバリ電流の発生を抑止できるという特徴
を得、かつ、第1のスイッチング素子110をオンする
タイミング、第2のスイッチング素子111をオフする
タイミングを最適化することが可能になり、幅広い入出
力電圧範囲及び負荷範囲に応用可能になる。
【0074】なお、上述の説明では、第1のインダクタ
134は独立したインダクタンスとしたが、実回路では
トランスの漏れインダクタンスが不可避であり、この漏
れインダクタンスと外付けインダクタンスの合成インダ
クタンスによって動作が決定されることは明らかであ
り、トランスの漏れインダクタンスインダクタンスのみ
で動作することも可能である。また、第1のキャパシタ
141についても同様に独立したコンデンサとしたが、
第1のスイッチング素子110等の寄生容量によって動
作が決定されることは明らかであり、寄生容量のみで動
作することも可能である。
【0075】また、上述した実施の形態では、6種類の
非絶縁型基本コンバータについて示したが、絶縁型の各
種コンバータについても適用可能であることは明らかで
ある。
【0076】
【発明の効果】本発明により、第1のスイッチング素子
110、及び、第2のスイッチング素子111を最適な
タイミングでオンオフすることが可能になり、従来技術
の特徴である第1のスイッチング素子110のゼロ電圧
スイッチングと第2のスイッチング素子111のゼロ電
流スイッチングを維持しつつ、従来技術に比較してより
幅広い入力電圧に対して幅広い出力電圧を可能とし、工
業的に非常に有用な技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態(実施の形態1)におけ
るスイッチング電源回路の回路図
【図2】スイッチング素子駆動タイミング発生回路の回
路図
【図3】図2に示す回路の動作波形図
【図4】図1に示す回路の応用例の回路図
【図5】本発明の他の実施の形態(実施の形態2)にお
けるスイッチング電源回路の回路図
【図6】本発明の他の実施の形態(実施の形態3)にお
けるスイッチング電源回路の回路図
【図7】本発明の他の実施の形態(実施の形態4)にお
けるスイッチング電源回路の回路図
【図8】本発明の他の実施の形態(実施の形態5)にお
けるスイッチング電源回路の回路図
【図9】本発明の他の実施の形態(実施の形態6)にお
けるスイッチング電源回路の回路図
【図10】従来技術の回路図
【図11】ゼロ電圧スイッチングセルを示す回路図
【図12】図10に示す回路の動作波形図
【符号の説明】
101,102 入力端子 103,104 出力端子 105 第1の接続端子 106 第2の接続端子 107 第3の接続端子 110 第1のスイッチング素子 111 第2のスイッチング素子 121 第1の整流素子 122 第2の整流素子 123 第3の整流素子 124 第4の整流素子 125 第5の整流素子 126 第6の整流素子 127 ダイオードブリッジ 131 トランスの第1巻線 132 トランスの第2巻線 133 トランスの第3巻線 134 第1のインダクタ 135 第2のインダクタ 136 第3のインダクタ 141 第1のキャパシタ 142 第2のキャパシタ 143 第3のキャパシタ 144 第4のキャパシタ 150 負荷 151 入力電流検出抵抗 160 入力直流電圧 161 入力交流電圧 200 制御回路 211,212,213 レベル変換回路 221,222 モノマルチ 231 インバータ 232,233 ANDロジック 241,242 スイッチング素子駆動回路 251 入力信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の接続端子と第2の接続端子の間に
    並列接続された第1のスイッチング素子、第1の整流素
    子、第1のキャパシタと、少なくとも2巻線を有し第1
    巻線の第1端子と第2巻線の第2端子がいずれも前記第
    1の接続端子に接続されたトランスと、前記第1巻線の
    第2端子に第1端子を接続された第1のインダクタと、
    前記第1のインダクタの第2端子に第1端子を接続され
    た第2の整流素子と、前記第2の整流素子の第2端子と
    前記第2の接続端子との間に接続された第2のスイッチ
    ング素子と、前記第2の整流素子の第2端子に第1端子
    を接続された第3の整流素子と、前記第3の整流素子の
    第2端子と第3の接続端子の間に接続された第4の整流
    素子と、前記第1の接続端子と前記第3の整流素子の第
    2端子の間に接続された第2のキャパシタと、前記トラ
    ンスの第2巻線の第1端子と第3の接続端子の間に接続
    された第5の整流素子と、によって構成されたゼロ電圧
    スイッチングセルを用いて電圧変換回路を構成し、ま
    ず、第2のスイッチング素子をオンし、前記第1の接続
    端子と前記第2の接続端子の間の電位差が略0になった
    ことを検出して前記第1のスイッチング素子をオンし、
    その後、前記トランスを流れる共振電流が略0になった
    ことを検出し、これによって前記第2のスイッチング素
    子をオフし、前記第1のスイッチング素子は所定のオン
    時間経過後にオフする制御回路を有することを特徴とす
    るスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記トランスが第3巻線を有し、前記ト
    ランスの前記第3巻線の出力が、前記第1のスイッチン
    グ素子がターンオンした時の極性において、電圧レベル
    が所定値以下に減少したことを検出することによって、
    前記共振電流が略0になったと判断し、前記第2のスイ
    ッチング素子をオフすることを特徴とする請求項1に記
    載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記トランスが第3巻線を有し、前記ト
    ランスの前記第3巻線の出力が、前記第1のスイッチン
    グ素子がターンオンした時の極性において、微分回路を
    用いることによって電圧レベルが減少しはじめたことを
    検出することによって、前記共振電流が略0になったと
    判断し、前記第2のスイッチング素子をオフすることを
    特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の接続端子と前記第2の接続端
    子の間の電位差が略0になったことを検出する代わり
    に、微分回路を用いることによって前記第1の接続端子
    と前記第2の接続端子の間の電位差が減少しはじめたこ
    とを検出し、前記第1のスイッチング素子をオンするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装
    置。
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