JP2011049607A - 露光装置、露光方法、並びにデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法、並びにデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】気泡等の発生を抑制しつつ投影光学系と基板との間に素早く液浸領域を形成できる露光装置を提供する。
【解決手段】露光装置は、基板P上に形成された液浸領域の液体1と投影光学系PLとを介してパターンの像を基板P上に投影露光するものであって、パターンの像が投影される投影領域AR1の両側に、液体1を供給するための供給口13A、14Aを有し、両側の供給口13A、14Aから同時に供給可能な液体供給機構を備えている。液体供給機構による液体1の供給は、両側の供給口13A、14Aのうちの一方の供給口13Aのみで開始される。投影光学系に対向して配置された物体、例えば基板を移動しながら、液体を供給してもよい。気泡等の発生を抑制しつつ投影光学系の像面側の光路空間を素早く液体で満たすことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、投影光学系と基板との間に液浸領域を形成した状態で基板にパターンを露光する露光装置、露光方法、並びにデバイス製造方法に関するものである。
半導体デバイスや液晶表示デバイスは、マスク上に形成されたパターンを感光性の基板上に転写する、いわゆるフォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、マスクを支持するマスクステージと基板を支持する基板ステージとを有し、マスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながらマスクのパターンを投影光学系を介して基板に転写するものである。近年、デバイスパターンのより一層の高集積化に対応するために投影光学系の更なる高解像度化が望まれている。投影光学系の解像度は、使用する露光波長が短いほど、また投影光学系の開口数が大きいほど高くなる。そのため、露光装置で使用される露光波長は年々短波長化しており、投影光学系の開口数も増大している。そして、現在主流の露光波長はKrFエキシマレーザの248nmであるが、更に短波長のArFエキシマレーザの193nmも実用化されつつある。また、露光を行う際には、解像度と同様に焦点深度(DOF)も重要となる。解像度R、及び焦点深度δはそれぞれ以下の式で表される。
R=k・λ/NA … (1)
δ=±k・λ/NA … (2)
ここで、λは露光波長、NAは投影光学系の開口数、k、kはプロセス係数である。(1)式、(2)式より、解像度Rを高めるために、露光波長λを短くして、開口数NAを大きくすると、焦点深度δが狭くなることが分かる。
焦点深度δが狭くなり過ぎると、投影光学系の像面に対して基板表面を合致させることが困難となり、露光動作時のフォーカスマージンが不足するおそれがある。そこで、実質的に露光波長を短くして、且つ焦点深度を広くする方法として、例えば下記特許文献1に開示されている液浸法が提案されている。この液浸法は、投影光学系の下面と基板表面との間を水や有機溶媒等の液体で満たして液浸領域を形成し、液体中での露光光の波長が空気中の1/n(nは液体の屈折率で通常1.2〜1.6程度)になることを利用して解像度を向上するとともに、焦点深度を約n倍に拡大するというものである。
国際公開第99/49504号パンフレット
ところで、例えば基板を基板ステージにロード後、基板ステージに載置された基板上に液浸領域を形成する際、スループット向上の観点から基板と投影光学系との間に液体を短時間で満たすことが要求される。また、液中に気泡等が存在すると基板上に形成されるパターンの像の劣化を招くため、気泡を存在させない状態で液浸領域を形成することが要求される。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、気泡等の発生を抑制しつつ投影光学系と基板との間を素早く液体で満たすことができ、パターンの像の劣化を招くことなく高スループットで露光処理できる露光装置及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図8に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明の第1の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記パターンの像を基板(P)上に投影する投影光学系(PL)と;
投影光学系(PL)によりパターンの像が投影される投影領域(AR1)の両側に液体(1)を供給するための供給口(13A、14A)をそれぞれ有し、それらの供給口(13A、14A)から液体を供給する液体供給機構(10)とを備え;
液体供給機構(10)が液体(1)の供給を開始するときは、液体供給機構(10)は前記両側の供給口(13A、14A)のうちの一方のみから液体を供給する露光装置(EX)が提供される。
また本発明の第2の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光方法であって、
露光動作前に、パターンの像が投影される投影領域(AR1)に、投影領域の一方の側から液体(1)を供給開始することと;
露光動作中に、その投影領域(AR1)の両方の側から液体を供給することと;
供給した液体を介して基板(P)上にパターンの像を投影して基板を露光することを含む露光方法が提供される。
本発明の第1及び第2の態様によれば、例えば基板を基板ステージにロード後、投影領域の両側に配置された供給口のうち、一方の供給口のみから液体の供給を開始して液浸領域を形成することにより、気泡等の発生を抑えつつ液浸領域を素早く形成できる。投影領域の両側の供給口から同時に液体の供給を開始する場合に比べて、反対方向に進行する液体同士の衝突または干渉が生じ難くなるので液浸領域における気泡の残留が抑制され、また、液浸領域をより素早く且つ確実に液体で満たすことができる。この結果、気泡等を除去する処理が不要となり、また、投影光学系と基板との間の液浸領域に液体が十分に満たされる時間を短縮してスループットを向上することができる。
本発明の第3の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記パターンの像を基板(P)上に投影する投影光学系(PL)と;
液体(1)を供給するための供給口(13A、14A)を有する液体供給機構(10)と;
前記基板(P)を移動する基板移動装置(PST)とを備え;
液体供給機構(10)による液体(1)の供給は、基板移動装置(PST)により基板(P)を移動しながら開始される露光装置(EX)が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
露光動作前に、前記基板(P)を移動しながらパターン像が投影される投影領域(AR1)に液体の供給を開始することと;
供給された液体を介して基板(P)上にパターンの像を投影して基板を露光すること;を含む露光方法が提供される。
本発明の第3及び第4の態様によれば、例えば基板を基板ステージのような基板移動装置にロード後、基板を移動しながら液体供給機構の供給口より液体の供給を開始して液浸領域を形成することにより、気泡等の発生を抑えつつ液浸領域を素早く形成することができる。特に、液浸領域を形成する際に基板を止めた状態で液体を供給する場合に比べて、投影光学系と基板との間に液体が十分に満たされるまで時間を短縮し、スループットを向上することができ、さらに、投影光学系と基板との間を液体でより確実に満たすことが可能となる。
本発明の第5の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記パターンの像を基板(P)上に投影する投影光学系(PL)と;
投影光学系(PL)によりパターンの像が投影される投影領域(AR1)の両側に液体(1)を供給するための供給口(13A、14A)をそれぞれ有し、それらの供給口(13A、14A)から液体を供給する液体供給機構(10)とを備え;
液体供給機構(10)が液体(1)の供給を開始するときは、液体供給機構(10)は前記両側の供給口(13A、14A)から異なる量の液体を供給する露光装置が提供される。
本発明の第6の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
露光動作前に、パターンの像が投影される投影領域の両側から異なる量の液体を供給開始することと;
供給した液体を介して基板上にパターンの像を投影して基板を露光することを含む露光方法が提供される。
本発明の第5及び第6の態様によれば、投影光学系と基板との間に液体が十分に満たされるまで時間を短縮し、スループットを向上することができ、さらに、気泡の残留を抑えつつ、投影光学系と基板との間を液体でより確実に満たすことが可能となる。
本発明の第7の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記パターンの像を基板(P)上に投影する投影光学系(PL)と;
投影光学系(PL)によりパターンの像が投影される投影領域(AR1)の第1側と第2側に液体(1)を供給するための供給口(13A、14A)をそれぞれ有し、それらの供給口(13A、14A)から液体を供給する液体供給機構(10)とを備え;
液体供給機構(10)が液体(1)の供給を開始するときは、液体供給機構(10)は前記第1側の供給口(13A)から液体を供給する露光装置が提供される。
本発明の第7の態様によれば、投影光学系と基板との間に液体が十分に満たされるまで時間を短縮し、スループットを向上することができ、さらに、気泡の残留を抑えつつ、投影光学系と基板との間を液体でより確実に満たすことが可能となる。
本発明の第8の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記パターンの像を基板(P)上に投影する投影光学系(PL)と;
投影光学系(PL)によりパターンの像が投影される投影領域(AR1)の第1側と第2側に液体(1)を供給するための供給口(13A、14A)をそれぞれ有し、それらの供給口(13A、14A)から液体を供給する液体供給機構(10)とを備え;
液体供給機構(10)が液体(1)の供給を開始するときは、液体供給機構(10)は前記第1側の供給口(13A)と前記第2供給口(14A)から異なる量の液体を供給する露光装置が提供される。
本発明の第8の態様によれば、投影光学系と基板との間に液体が十分に満たされるまで時間を短縮し、スループットを向上することができ、さらに、気泡の残留を抑えつつ、投影光学系と基板との間を液体でより確実に満たすことが可能となる。
本発明の第9の態様に従えば、液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影光学系(PL)により投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
露光動作前に、前記投影光学系の像面側に配置された物体(P)を移動しながらパターン像が投影される投影領域(AR1)に液体の供給を開始することと;
投影光学系(PL)と基板(P)との間の液体(1)を介して基板(P)上にパターンの像を投影して基板を露光すること;を含む露光方法が提供される。
本発明の第9の態様によれば、投影光学系の像面側の光路空間に液体が十分に満たされるまで時間を短縮し、スループットを向上することができ、さらに、気泡の残留を抑えつつ、投影光学系と基板との間を液体でより確実に満たすことが可能となる。
本発明の第10の態様に従えば、上記態様の露光装置(EX)を用いることを特徴とするデバイス製造方法が提供される。本発明によれば、スループットを向上でき、良好なパターン精度で形成されたパターンを有するデバイスを提供できる。
本発明によれば、気泡等の発生を抑制しつつ投影光学系の像面側の光路空間を素早く液体で満たすことができるので、パターンの像の劣化を招くことなく高スループットで露光処理できる。
本発明の露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。 液体供給機構及び液体回収機構の概略構成を示す平面図である。 供給口及び回収口近傍の要部拡大断面図である。 液体の挙動を示す模式図である。 液体の挙動を示す模式図である。 液体の挙動を示す模式図である。 基板上に設定されたショット領域を示す図である。 半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の露光装置の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1は本発明の露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。図1において、露光装置EXは、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターン像を基板ステージPSTに支持されている基板Pに投影露光する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を統括制御する制御装置CONTとを備えている。
また、本実施形態の露光装置EXは、露光波長を実質的に短くして解像度を向上するとともに焦点深度を実質的に広くするために液浸法を適用した液浸露光装置であって、基板P上に液体1を供給する液体供給機構10と、基板P上の液体1を回収する液体回収機構20とを備えている。露光装置EXは、少なくともマスクMのパターン像を基板P上に転写している間、液体供給機構10から供給した液体1により投影光学系PLの投影領域AR1を含む基板P上の一部に液浸領域AR2を形成する。具体的には、露光装置EXは、投影光学系PLの先端部の光学素子2と基板Pの表面との間に液体1を満たし、この投影光学系PLと基板Pとの間の液体1及び投影光学系PLを介してマスクMのパターン像を基板P上に投影し、基板Pを露光する。
ここで、本実施形態では、露光装置EXとしてマスクMと基板Pとを走査方向における互いに異なる向き(逆方向)に同期移動しつつマスクMに形成されたパターンを基板Pに露光する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)を使用する場合を例にして説明する。以下の説明において、投影光学系PLの光軸AXと一致する方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面内でマスクMと基板Pとの同期移動方向(走査方向)をX軸方向、Z軸方向及びX軸方向に垂直な方向(非走査方向)をY軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。なお、ここでいう「基板」は半導体ウエハ上に感光性材料であるフォトレジストを塗布したものを含み、「マスク」は基板上に縮小投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。
照明光学系ILはマスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明するものであり、露光用光源、露光用光源から射出された光束の照度を均一化するオプティカルインテグレータ、オプティカルインテグレータからの露光光ELを集光するコンデンサレンズ、リレーレンズ系、露光光ELによるマスクM上の照明領域をスリット状に設定する可変視野絞り等を有している。マスクM上の所定の照明領域は照明光学系ILにより均一な照度分布の露光光ELで照明される。照明光学系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びFレーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。本実施形態においてはArFエキシマレーザ光が用いられる。
マスクステージMSTはマスクMを支持するものであって、投影光学系PLの光軸AXに垂直な平面内、すなわちXY平面内で2次元移動可能及びθZ方向に微小回転可能である。マスクステージMSTはリニアモータ等のマスクステージ駆動装置MSTDにより駆動される。マスクステージ駆動装置MSTDは制御装置CONTにより制御される。マスクステージMST上には移動鏡50が設けられている。また、移動鏡50に対向する位置にはレーザ干渉計51が設けられている。マスクステージMST上のマスクMの2次元方向の位置、及び回転角はレーザ干渉計51によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTはレーザ干渉計51の計測結果に基づいてマスクステージ駆動装置MSTDを駆動することでマスクステージMSTに支持されているマスクMの位置決めを行う。
投影光学系PLはマスクMのパターンを所定の投影倍率βで基板Pに投影露光するものであって、基板P側の先端部に設けられた光学素子(レンズ)2を含む複数の光学素子で構成されており、これら光学素子は鏡筒PKで支持されている。本実施形態において、投影光学系PLは、投影倍率βが例えば1/4あるいは1/5の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。また、本実施形態の投影光学系PLの先端部の光学素子2は鏡筒PKに対して着脱(交換)可能に設けられており、光学素子2には液浸領域AR2の液体1が接触する。
光学素子2は蛍石で形成されている。蛍石は水との親和性が高いので、光学素子2の液体接触面2aのほぼ全面に液体1を密着させることができる。すなわち、本実施形態においては光学素子2の液体接触面2aとの親和性が高い液体(水)1を供給するようにしているので、光学素子2の液体接触面2aと液体1との密着性が高く、光学素子2と基板Pとの間の光路を液体1で確実に満たすことができる。なお、光学素子2は水との親和性が高い石英であってもよい。また光学素子2の液体接触面2aに親水化(親液化)処理を施して、液体1との親和性をより高めるようにしてもよい。
基板ステージPSTは基板Pを支持するものであって、基板Pを基板ホルダを介して保持するZステージ52と、Zステージ52を支持するXYステージ53と、XYステージ53を支持するベース54とを備えている。基板ステージPSTはリニアモータ等の基板ステージ駆動装置PSTDにより駆動される。基板ステージ駆動装置PSTDは制御装置CONTにより制御される。Zステージ52を駆動することにより、Zステージ52に保持されている基板PのZ軸方向における位置(フォーカス位置)、及びθX、θY方向における位置が制御される。また、XYステージ53を駆動することにより、基板PのXY方向における位置(投影光学系PLの像面と実質的に平行な方向の位置)が制御される。すなわち、Zステージ52は、基板Pのフォーカス位置及び傾斜角を制御して基板Pの表面をオートフォーカス方式、及びオートレベリング方式で投影光学系PLの像面に合わせ込み、XYステージ53は基板PのX軸方向及びY軸方向における位置決めを行う。なお、ZステージとXYステージとを一体的に設けてよいことは言うまでもない。
基板ステージPST(Zステージ52)上には、基板ステージPSTとともに投影光学系PLに対して移動する移動鏡55が設けられている。また、移動鏡55に対向する位置にはレーザ干渉計56が設けられている。基板ステージPST上の基板Pの2次元方向の位置、及び回転角はレーザ干渉計56によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTはレーザ干渉計56の計測結果に基づいて基板ステージ駆動装置PSTDを駆動することで基板ステージPSTに支持されている基板Pの位置決めを行う。
また、基板ステージPST(Zステージ52)上には、基板Pを囲むように補助プレート57が設けられている。補助プレート57は基板ホルダに保持された基板Pの表面とほぼ同じ高さの平面を有している。ここで、基板Pのエッジと補助プレート57との間には0.1〜2mm程度の隙間があるが、液体1の表面張力によりその隙間に液体1が流れ込むことはほとんどなく、基板Pの周縁近傍を露光する場合にも、補助プレート57により投影光学系PLの下に液体1を保持することができる。
液体供給機構10は所定の液体1を基板P上に供給するものであって、液体1を供給可能な第1液体供給部11及び第2液体供給部12と、第1液体供給部11に流路を有する供給管11Aを介して接続され、この第1液体供給部11から送出された液体1を基板P上に供給する供給口13Aを有する第1供給部材13と、第2液体供給部12に流路を有する供給管12Aを介して接続され、この第2液体供給部12から送出された液体1を基板P上に供給する供給口14Aを有する第2供給部材14とを備えている。第1、第2供給部材13、14は基板Pの表面に近接して配置されており、基板Pの面方向において互いに異なる位置に設けられている。具体的には、液体供給機構10の第1供給部材13は投影領域AR1に対して走査方向一方側(−X側)に設けられ、第2供給部材14は他方側(+X側)に設けられている。
第1、第2液体供給部11、12のそれぞれは、液体1を収容するタンク、及び加圧ポンプ等を備えており、供給管11A、12A及び供給部材13、14のそれぞれを介して基板Pの上方から液体1を供給する。また、第1、第2液体供給部11、12の液体供給動作は制御装置CONTにより制御され、制御装置CONTは第1、第2液体供給部11、12による基板P上に供給する単位時間あたりの液体供給量をそれぞれ独立して制御可能である。
本実施形態において、液体1には純水が用いられる。純水はArFエキシマレーザ光のみならず、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)も透過可能である。
液体回収機構20は基板P上の液体1を回収するものであって、基板Pの表面に近接して配置された回収口22Aを有する回収部材22と、この回収部材22に流路を有する回収管21Aを介して接続された液体回収部21とを備えている。液体回収部21は例えば真空ポンプ等の吸引装置、及び回収した液体1を収容するタンク等を備えており、基板P上の液体1を回収部材22及び回収管21Aを介して回収する。液体回収部21の液体回収動作は制御装置CONTにより制御され、制御装置CONTは液体回収部21による単位時間あたりの液体回収量を制御可能である。
また、液体回収機構20の回収部材22の外側には、液体1を捕捉する所定長さの液体トラップ面31が形成されたトラップ部材30が配置されている。
図2は液体供給機構10及び液体回収機構20の概略構成を示す平面図である。図2に示すように、投影光学系PLの投影領域AR1はY軸方向(非走査方向)を長手方向とする矩形状に設定されており、液体1が満たされた液浸領域AR2は投影領域AR1を含むように基板P上の一部に形成されている。そして、投影領域AR1の液浸領域AR2を形成するための液体供給機構10の第1供給部材13は投影領域AR1に対して走査方向一方側(−X側)に設けられ、第2供給部材14は他方側(+X側)に設けられている。
第1、第2供給部材13、14は、第1、第2液体供給部11、12から送出された液体1を流通する内部空間13H、14Hと、内部空間13H、14Hを流通した液体1を基板P上に供給する供給口13A、14Aとをそれぞれ有している。第1、第2供給部材13、14の供給口13A、14Aはそれぞれ平面視略円弧スリット状に形成されており、この供給口13A、14AのY軸方向におけるサイズは、少なくとも投影領域AR1のY軸方向におけるサイズより大きくなるように設定されている。平面視略円弧状に形成されている供給口13A、14Aは走査方向(X方向)に関して投影領域AR1を挟むように配置されている。すなわち、投影領域AR1の中心と供給口13A及び14AのY軸方向の各中央部とを結ぶ直線はX軸方向とほぼ平行となっている。液体供給機構10は、供給口13A、14Aより、投影領域AR1の両側で液体1を同時に供給可能である。
液体回収機構20の回収部材22は二重環状部材であって、基板Pの表面に向くように環状に連続的に形成された回収口22Aと、回収口22Aから回収された液体1を流通する環状の内部空間(内部流路)22Hとを有している。液体回収機構20の回収部材22は液体回収機構10の供給部材13、14、及び投影領域AR1を取り囲むように配置されている。回収部材22の内部にはこの内部空間22Hを周方向において複数の空間(分割空間)24に分割する仕切部材23が所定間隔で設けられている。仕切部材23により分割された分割空間24のそれぞれは上部で貫通している。回収部材22のうち、回収口22Aを有する下端部は基板Pの表面に近接され、一方、上端部は複数の分割空間24を空間的に集合する集合空間部(マニホールド部)となっている。このマニホールド部に回収管21Aの一端部が接続され、他端部が液体回収部21に接続されている。液体回収機構20は、液体回収部21を駆動することにより、回収口22A(回収部材22)及び回収管21Aを介して基板P上の液体1を回収する。ここで、液体回収機構20の回収口22Aは平面視略円環状であって供給口13A、14A、及び投影領域AR1を取り囲んでいる。なお、回収部材22は、円環状部材に限られず、例えば+X側と−X側とのそれぞれに分割された円弧状部材を組み合わせたものでもよい。
図3は、基板Pに近接して配置された第1、第2供給部材13、14、及び回収部材22を示す要部拡大側断面図である。図3に示すように、第1、第2供給部材13、14それぞれの内部流路13H、14Hは基板Pの表面に対してほぼ垂直に設けられている。同様に、液体回収機構20の回収部材22の内部流路22Hも基板Pの表面に対してほぼ垂直に設けられている。第1、第2供給部材13、14による基板Pに対する液体1の供給位置(供給口13A、14Aの設置位置)は、液体回収機構20の液体回収位置(回収口22Aの設置位置)と投影領域AR1との間に設定されている。また、本実施形態では、供給口13A、14A、回収口22A、及び投影光学系PLの下端面それぞれのZ軸方向における位置(高さ)は同じに設定されている。
ここで、液体供給機構10及び液体回収機構20を構成する各部材のうち少なくとも液体1が流通する部材は、例えばポリ四フッ化エチレン等の合成樹脂により形成されている。これにより、液体1に不純物が含まれることを抑制できる。あるいは、ステンレス鋼などの金属で形成されていてもよい。また、その流路表面に銀を含む材料をコーティングしてもよい。銀は液体1に対する親和性を有するのみならず、抗菌性にも優れており、液体1及びその周辺部材の汚染(微生物の繁殖等)を抑制することができる。液体1が流通する部材自体を銀を含む材料により形成してもよい。また、液体1が流通する部材が合成樹脂等である場合には、その流路表面に銀(あるいは銀微粒子)を埋め込んで配置する構成とすることができる。
液体回収機構20の回収部材22のうち投影領域AR1に対して外側には、液体回収機構20の回収部材22で回収しきれなかった液体1を捕捉する所定長さの液体トラップ面31が形成されたトラップ部材30が設けられている。トラップ部材30は回収部材22の外側面に取り付けられている。トラップ面31はトラップ部材30のうち基板P側を向く面(すなわち下面)であって、図3に示すように、水平面に対して傾斜している。具体的には、トラップ面31は投影領域AR1(液浸領域AR2)に対して外側に向かうにつれて基板Pの表面に対して離れるように(上に向かうように)傾斜している。トラップ部材30は、例えばステンレス等の金属により形成されている。
図2に示すように、トラップ部材30は平面視環状部材であって、回収部材22に嵌合するように回収部材22の外側面に接続されている。本実施形態におけるトラップ部材30及びこの下面のトラップ面31は平面視略楕円形状となっており、走査方向(X軸方向)におけるトラップ面31の長さが、非走査方向(Y軸方向)に対して長くなっている。
トラップ面31には、液体1との親和性を高める親液化処理(親水化処理)が施されている。本実施形態において、液体1は水であるため、トラップ面31には水との親和性に応じた表面処理が施されている。なお、基板Pの表面には撥水性(接触角70〜80°程度)のArFエキシマレーザ用の感光材(例えば、東京応化工業株式会社製TARF-P6100)が塗布されており、トラップ面31の液体1に対する液体親和性が基板Pの表面に塗布された感光材の液体1に対する液体親和性よりも高くなっている。トラップ面31に対する表面処理は液体1の極性に応じて行われる。本実施形態における液体1は極性の大きい水であるため、トラップ面31に対する親水化処理として、例えばアルコールなど極性の大きい分子構造の物質で薄膜を形成することで、このトラップ面31に対して親水性を付与する。このように、液体1として水を用いる場合にはトラップ面31にOH基など極性の大きい分子構造を持ったものを表面に配置させる処理が望ましい。ここで、表面処理のための薄膜は液体1に対して非溶解性の材料により形成される。また、親液化処理は、使用する液体1の材料特性に応じてその処理条件を適宜変更する。
次に、上述した露光装置EXを用いてマスクMのパターン像を基板Pに露光する方法について説明する。
図1に戻って、本実施形態における露光装置EXは、マスクMと基板PとをX軸方向(走査方向)に移動しながらマスクMのパターン像を基板Pに投影露光するものであって、走査露光時には、投影光学系PLの先端部直下の矩形状の投影領域AR1にマスクMの一部のパターン像が投影され、投影光学系PLに対して、マスクMが−X方向(又は+X方向)に速度Vで移動するのに同期して、XYステージ53を介して基板Pが+X方向(又は−X方向)に速度β・V(βは投影倍率)で移動する。そして、図7の平面図に示すように、基板P上には複数のショット領域S1〜S12が設定されており、1つのショット領域の露光終了後に、基板Pのステッピング移動によって次のショット領域が走査開始位置に移動し、以下、ステップ・アンド・スキャン方式で基板Pを移動しながら各ショット領域に対する走査露光処理が順次行われる。なお、本実施形態では、制御装置CONTは、投影光学系PLの光軸AXが基板のショット領域S1〜S12に相対して図7の破線矢印58に沿って進むようにレーザ干渉計56の出力をモニタしつつXYステージ53を移動するものとする。
図3は基板ステージPSTに基板Pがロード(搬入)された直後の状態を示している。基板Pが基板ステージPSTにロードされた後、液浸領域AR2を形成するために、制御装置CONTは、基板Pを移動しながら、液体供給機構10による液体1の供給を開始する。このとき、制御装置CONTは、液体回収機構20の駆動も開始する。制御装置CONTは、基板ステージPSTを介して基板Pの移動を開始した後、投影光学系PLの投影領域AR1の両側に設けられた供給口13A、14Aのうち、一方の供給口のみで液体1の供給を開始する。このとき、制御装置CONTは、液体供給機構10の第1、第2液体供給部11、12の液体供給動作を制御し、走査方向に関して投影領域AR1の手前から液体1を供給する。
図4は、液体1の供給を開始した直後の状態を示す模式図である。図4に示すように、本実施形態では、基板Pは+X方向に移動され、供給口13Aのみから液体1の供給が開始される。ここで、供給口13Aから液体1の供給を開始するタイミングは、基板Pの移動開始後、この基板Pが加速移動中でもよいし等速移動中でもよい。そして、制御装置CONTは、基板Pを所定速度でほぼ等速移動しつつ、供給口13Aからの単位時間あたりの液体供給量をほぼ一定にした状態で基板P上に供給する。投影領域AR1に対して−X側に配置されている供給口13A、換言すれば、基板移動方向の後方に配置されている供給口13Aから供給された液体1は、+X方向に移動する基板Pに引っ張られるようにして、投影光学系PLと基板Pとの間に素早く配置される。
図5は、投影光学系PLと基板Pとの間の空間に液体1が満たされた状態を示す模式図である。図5に示すように、供給口13Aから供給された液体1は、投影光学系PLと基板Pとの間に円滑に配置される。このとき、液体回収機構20の回収口22Aの−X側の領域は気体(空気)のみを回収しており、+X側の領域は液体(あるいは気体及び液体)を回収している。
基板Pが+X方向に移動することにより、投影領域AR1に対して+X側に移動する液体量が増し、回収口22Aの+X側の領域で液体1を全て回収できない場合があるが、+X側の回収口22Aで回収しきれなかった液体1はこの液体回収位置より+X側(投影領域AR1に対して外側)に設けられているトラップ部材30のトラップ面31で捕捉されるため、基板Pの周囲等に流出したり飛散したりすることがない。また、+X側の供給口14Aは液体1を供給していないので、+X側の回収口22Aに流れる液体量が低減されている。したがって、回収口22Aで液体1を回収しきれずに液体1が流出するといった不都合の発生を抑えることができる。
そして、一方の供給口13Aからの液体供給により液浸領域AR2が形成された後、制御装置CONTは、両側の供給口13A、14Aから液体1の供給を開始し、その後、基板Pの各ショット領域S1〜S12の露光処理を開始する。
露光処理では、制御装置CONTは、液体供給機構10の第1、第2液体供給部11、12のそれぞれを駆動し、供給口13A、14Aより液体1を基板P上に同時に供給する。供給口13A、14Aから基板P上に供給された液体1は投影領域AR1より広い範囲の液浸領域AR2を形成する。
露光処理中、制御装置CONTは、液体供給機構10の第1、第2液体供給部11、12の液体供給動作を制御し、走査方向に関して、投影領域AR1の手前から供給する単位時間あたりの液体供給量を、その反対側で供給する液体供給量よりも多く設定する。例えば、基板Pを+X方向に移動しつつ露光処理する場合、制御装置CONTは、投影領域AR1に対して−X側(すなわち供給口13A)からの液体量を、+X側(すなわち供給口14A)からの液体量より多くし、一方、基板Pを−X方向に移動しつつ露光処理する場合、投影領域AR1に対して+X側からの液体量を、−X側からの液体量より多くする。なお、供給口13Aから基板P上に供給する液体量と、供給口14Aから基板P上に供給する液体量とはほぼ同量に設定されてもよい。
また、制御装置CONTは、液体回収機構20の液体回収部21を駆動し、液体供給機構10による液体1の供給動作と並行して、基板P上の液体回収動作を行う。これにより、供給口13A、14Aより投影領域AR1に対して外側に流れる基板P上の液体1は、回収口22Aより回収される。回収口22Aから回収された液体1は回収管21Aを通って液体回収部21に回収される。そして、制御装置CONTは、基板Pを支持する基板ステージPSTをX軸方向(走査方向)に移動しながら、マスクMのパターン像を投影光学系PLと基板Pとの間の液体1及び投影光学系PLを介して基板P上に投影露光する。このとき、液体供給機構10は走査方向に関して投影領域AR1の両側から供給口13A、14Aを介して液体1の供給を同時に行っているので、液浸領域AR2は均一且つ良好に形成され、基板Pの走査方向が+X方向と−X方向とに交互に切り替わる場合にも、供給口13A、14Aからの供給を続けることが可能となる。
基板P上の第1ショット領域S1を露光するときに基板Pは+X方向に移動する。基板Pが+X方向に移動することにより、投影領域AR1に対して+X側に移動する液体量が増し、+X側に液体回収位置を設けられている回収口22Aが液体1を全て回収できない場合がある。ところが、+X側の回収口22Aで回収しきれなかった液体1はこの液体回収位置より+X側に設けられているトラップ部材30のトラップ面31で捕捉されるため、基板Pの周囲等に流出したり飛散したりすることがない。ここで、トラップ面31は液体1に対して親液化処理されており、しかも基板Pの表面より高い液体親和性を有しているので、回収口22Aの液体回収位置より外側に流出しようとする液体1は、基板P側に引っ張られずにトラップ面31側に引っ張られる。これにより、基板P上に液体1が残存する等の不都合の発生が抑えられている。
第1のショット領域の露光処理が終了したら、制御装置CONTは、投影光学系PLの投影領域AR1を前記第1のショット領域とは別の第2のショット領域に配置するために、基板Pをステッピング移動する。具体的には、例えばショット領域S1に対する走査露光処理終了後、ショット領域S2に対して走査露光処理するために、制御装置CONTは基板P上の2つのショット領域S1、S2間でY軸方向にステッピング移動する。ステッピング移動中も、制御装置CONTは液体供給機構10による基板P上に対する液体供給動作を持続する。そして、基板Pを−X方向に移動しながらショット領域S2に対する露光が行われる。以下、複数のショット領域S3〜S12のそれぞれに対する露光処理が順次行われる。
以上説明したように、基板Pを基板ステージPSTにロード後、投影領域AR1の両側に配置された供給口13A、14Aのうち、一方の供給口13Aのみから液体1の供給を開始して液浸領域AR2を形成することにより、気泡等の発生を抑えつつ液浸領域AR2を素早く形成できる。図6の模式図に示すように、基板Pを停止した状態で、両側の供給口13A、14Aから同時に液体1の供給を開始することも考えられるが、その場合、両側の供給口13A、14Aから供給された液体1どうしが衝突または干渉しあって、液浸領域の形成予定領域の例えば中央部AR3が液体1で満たされなかったり、気泡等が生じる可能性がある。しかしながら、一方の供給口13Aのみから液体1の供給を開始することにより、液浸領域AR2を素早く円滑に形成できる。
なお、上記実施形態では、供給口13Aから基板P上に対する液体1の供給を開始する前に基板Pの移動を開始しているが、液体1の供給を開始して所定時間経過後、あるいは液体1の供給の開始とほぼ同時に、基板Pの移動を開始するようにしてもよい。こうすることによっても、液浸領域AR2を素早く円滑に形成することができる。
また、両側の供給口13A、14Aのうちいずれか一方の供給口のみから液体1を供給する際、基板Pを停止した状態で供給するようにしてもよい。基板Pを移動しながら液体1を供給する場合に比べて液浸領域AR2の形成が完了するまでの時間がかかる可能性があるが、基板Pを停止した状態で両側の供給口13A、14Aから同時に液体1を供給する場合に比べて気泡等の発生を抑え、投影光学系PLと基板Pとの間の領域の中央部AR3に液体1が円滑に満たされない不都合の発生を抑えることができる。
一方、基板Pを移動しながら液体1を供給する場合、両側の供給口13A、14Aからほぼ同時に液体1の供給を開始することができる。この場合、基板Pが移動しているので、投影光学系PLと基板Pとの間の領域の中央部AR3に液体1が円滑に満たされない不都合の発生を抑えることができる。
また、両側の供給口13A、14Aのそれぞれから基板P上に液体1を供給する際、両側の供給口13A、14Aから異なる量で供給を開始することができる。例えば、上記実施形態のように基板Pを+X方向に移動しながら液体1の供給を開始する場合、投影領域AR1に対して−X側の供給口13Aからの単位時間あたりの液体供給量を、+X側の供給口14Aからの単位時間あたりの液体供給量より多くする。こうすることにより、投影光学系PLと基板Pとの間の領域の中央部AR3近傍に液体1が満たされない不都合の発生を抑えつつ、液浸領域AR2における気泡の発生を抑制することができる。すなわち、図5に示したように、+X側の供給口14Aが液体1を供給していない場合、この供給口14Aの供給部材14の内部空間14Hは気体(空気)で満たされている状態であるため、この気体の一部が供給口14Aを介して液浸領域AR2に浸入する不都合が生じる可能性がある。しかしながら、供給口14Aからも微量の液体1を基板P上に供給するようにし、この供給部材14の内部空間14Hを液体1で満たしておくことにより、露光処理前の液浸領域形成動作時や、あるいは露光処理開始時において供給口14Aから液体1の供給を開始した際に液浸領域AR2に内部空間14Hの気体が浸入するといった不都合の発生を防止することができる。
また、基板Pを移動しながら両側の供給口13A、14Aから液体1をほぼ同時に供給する場合、基板PをX軸方向に移動しながら液体1の供給を開始することが好ましいが、例えば基板PをY軸方向や斜め方向に移動しながら供給するようにしても液浸領域AR2を形成することができる。
また、基板PをX軸方向に移動しながら液体1を供給する際、走査方向に関して投影領域AR1の両側に配置された供給口13A、14Aから液体1の供給を行わずに、走査方向に関してずれた位置、例えば投影領域AR1に対して±Y方向あるいは斜め方向から、供給口13A、14Aとは別に設けられた供給口より液体1の供給を開始してもよい。あるいは、その別の供給口と供給口13A、14Aとを組み合わせて供給を開始してもよい。そして、液浸領域AR2が形成された後、その別の供給口からの供給を停止し、供給口13A、14Aより液体1を供給しつつ露光処理を行えばよい。
一方、上記実施形態のように、基板P上に設定された複数のショット領域S1〜S12を走査露光するときの走査方向(X軸方向)に関して投影領域AR1の両側に配置された供給口13A、14Aを使って、基板PをX軸方向と平行に移動しつつ液体1の供給を開始することにより、液浸領域AR2が形成された後に、直ちに基板Pの第1ショット領域S1の露光動作に入ることができる。
また、非走査方向(Y軸方向)に関して投影領域AR1の両側に別の供給口を設け、基板PをY軸方向に移動しながらその供給口より液体1の供給を開始して液浸領域を形成し、その別の供給口からの液体1の供給を停止した後(あるいはその前)、供給口13A、14Aからの液体1の供給を開始して露光処理を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態では、露光処理前の液浸領域形成動作時において、液体1を一方の供給口13Aのみから供給し、液浸領域形成後、両方の供給口13A、14Aから液体1の供給を開始し、その後露光処理を開始する構成であるが、露光処理前の液浸領域形成動作時において、一側の供給口13Aのみから液体1の供給を開始し、所定時間経過後、両側の供給口13A、14Aから液体1の供給を開始する構成であってもよい。つまり、露光処理前の液浸領域形成動作時の途中から、両側の供給口13A、14Aを使った液体供給動作を開始する。こうすることによっても液浸領域AR2を素早く円滑に供給することができる。
また、液体1の供給を開始するときの基板Pの移動方向は、基板P上の第1ショット領域S1を走査露光するときの基板Pの移動方向に応じて決めてもよい。例えば、第1ショット領域S1を基板Pを+X方向に移動しながら露光するときには、その直前の基板Pの−X方向への移動時に液体1の供給を開始することによって、基板ステージPSTの無駄な動き無しに第1ショット領域S1の露光を開始できる。
なお、露光処理前の液浸領域形成動作時における供給口13A(あるいは14A)からの単位時間あたりの液体供給量と、露光処理時における液体供給量とはほぼ同じであることが好ましい。露光処理前の液浸領域形成動作時における液体供給量と露光処理時における液体供給量とが異なると、例えば液浸領域形成動作時の供給量から露光処理時の液体供給量に切り替えたときに、液体の供給量が安定するまでの待ち時間が必要となる。しかしながら、露光処理前の液体供給量を露光処理時と同じにしておくことにより、待ち時間を設ける必要がなくなり、スループットを向上できる。
露光処理前において液浸領域AR2を形成するために液体1を供給するとき、基板Pの移動速度は等速でもよいし不等速でもよい。また、露光処理前における基板ステージPSTの移動速度は、露光処理時における移動速度と同じでもよいし、異なっていてもよい。また、露光処理前の液浸領域形成動作時において、基板Pの移動及び停止を繰り返しながら基板Pを所定方向(+X方向)に移動してもよいし、基板P(基板ステージPST)をXY平面内において揺動させながら液体1を供給するようにしてもよい。
また、露光処理前の液浸領域形成動作時において、例えば、基板Pを+X方向に移動しつつ供給口13A(あるいは供給口13A、14Aの双方)より液体1を供給し、次いで、基板Pを−X方向に移動しつつ供給口14A(あるいは供給口13A、14Aの双方)より液体1を供給し、これを所定回数繰り返すといった構成も可能である。
また、液体供給機構10からの液体1の供給は、投影光学系PLの直下に基板Pが位置している状態で始めてもよいし、基板Pの周囲の平坦面(基板ステージPSTの上面)が位置している状態で始めてもよい。
またさらに、投影光学系PLの像面側の液体1は、1枚の基板の露光終了毎に回収するようにしてもよいし、基板Pの交換中も投影光学系PLの像面側に液体1を保持し続けることが可能であれば、複数枚の基板の露光終了毎、あるいはメンテナンスなどの必要なときのみに回収するようにしてもよい。いずれも場合にも、その後に、液体供給機構10から液体供給を開始するときに、上述の実施形態で説明したような方策を実施することによって、気泡、あるいは気塊の無い液浸領域を素早く形成することができる。
なお、液浸領域AR2が形成されたかどうかの判断を行うセンサ等を設置しておけば、そのセンサ出力を確認してから第1ショット領域S1の露光を開始することができる。また、液体供給機構10からの液体の供給を開始してから所定の待機時間経過した後に、第1ショット領域S1の露光を開始するようにしてもよい。
上記実施形態において、液体1は純水を用いた。純水は、半導体製造工場等で容易に大量に入手できるとともに、基板P上のフォトレジストや光学素子(レンズ)等に対する悪影響がない利点がある。また、純水は環境に対する悪影響がないとともに、不純物の含有量が極めて低いため、基板Pの表面、及び投影光学系PLの先端面に設けられている光学素子の表面を洗浄する作用も期待できる。
そして、波長が193nm程度の露光光ELに対する純水(水)の屈折率nはほぼ1.44程度と言われており、露光光ELの光源としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)を用いた場合、基板P上では1/n、すなわち約134nm程度に短波長化されて高い解像度が得られる。更に、焦点深度は空気中に比べて約n倍、すなわち約1.44倍程度に拡大されるため、空気中で使用する場合と同程度の焦点深度が確保できればよい場合には、投影光学系PLの開口数をより増加させることができ、この点でも解像度が向上する。
本実施形態では、投影光学系PLの先端に光学素子2が取り付けられており、このレンズにより投影光学系PLの光学特性、例えば収差(球面収差、コマ収差等)の調整を行うことができる。なお、投影光学系PLの先端に取り付ける光学素子としては、投影光学系PLの光学特性の調整に用いる光学プレートであってもよい。あるいは露光光ELを透過可能な平行平面板であってもよい。
なお、液体1の流れによって生じる投影光学系PLの先端の光学素子と基板Pとの間の圧力が大きい場合には、その光学素子を交換可能とするのではなく、その圧力によって光学素子が動かないように堅固に固定してもよい。
なお、本実施形態では、投影光学系PLと基板P表面との間は液体1で満たされている構成であるが、例えば基板Pの表面に平行平面板からなるカバーガラスを取り付けた状態で液体1を満たす構成であってもよい。
なお、本実施形態の液体1は水であるが水以外の液体であってもよい。例えば露光光ELの光源がFレーザである場合、このFレーザ光は水を透過しないので、液体1としてはFレーザ光を透過可能な例えばフッ素系オイルや過フッ化ポリエーテル(PFPE)のフッ素系流体であってもよい。また、液体1としては、その他にも、露光光ELに対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、投影光学系PLや基板P表面に塗布されているフォトレジストに対して安定なもの(例えばセダー油)を用いることも可能である。この場合も表面処理は用いる液体1の極性に応じて行われる。
なお、上記各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。また、本発明は基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、ウエハ等の被処理基板を別々に載置してXY方向に独立に移動可能な2つのステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。ツインステージ型の露光装置の構造及び露光動作は、例えば特開平10−163099号及び特開平10−214783号(対応米国特許6,341,007、6,400,441、6,549,269及び6,590,634)、特表2000−505958号(対応米国特許5,969,441)あるいは米国特許6,208,407に開示されており、本国際出願で指定または選択された国の法令で許容される限りにおいて、それらの開示を援用して本文の記載の一部とする。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
基板ステージPSTやマスクステージMSTにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージPST、MSTは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。ステージにリニアモータを用いた例は、米国特許5,623,853及び5,528,118に開示されており、それぞれ本国際出願で指定または選択された国の法令で許容される限りにおいて、これらの文献の記載内容を援用して本文の記載の一部とする。
各ステージPST、MSTの駆動機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により各ステージPST、MSTを駆動する平面モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方をステージPST、MSTに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方をステージPST、MSTの移動面側に設ければよい。
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。この反力の処理方法は、例えば、米国特許5,528,118(特開平8−166475号公報)に詳細に開示されており、本国際出願で指定または選択された国の法令で許容される限りにおいて、この文献の記載内容を援用して本文の記載の一部とする。
マスクステージMSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。この反力の処理方法は、例えば、米国特許第5,874,820(特開平8−330224号公報)に詳細に開示されており、本国際出願で指定または選択された国の法令で許容される限りにおいて、この文献の開示を援用して本文の記載の一部とする。
本実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図8に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
1…液体、10…液体供給機構、13A…供給口、14A…供給口、20…液体回収機構、22A…回収口、AR1…投影領域、AR2…液浸領域、 CONT…制御装置、EX…露光装置、M…マスク、P…基板、 PL…投影光学系、S1〜S12…ショット領域

Claims (50)

  1. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって:
    前記パターンの像を基板上に投影する投影光学系と;
    前記投影光学系によりパターンの像が投影される投影領域の両側に液体を供給するための供給口をそれぞれ有し、それらの供給口から液体を供給する液体供給機構とを備え;
    液体供給機構が液体の供給を開始するときは、液体供給機構は前記両側の供給口のうちの一方のみから液体を供給する露光装置。
  2. 前記基板上の複数のショット領域のそれぞれは、前記基板を所定の走査方向に移動しながら露光され、
    前記供給口は、前記走査方向に関して前記投影領域の両側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記液体供給機構による液体の供給は、前記基板を前記走査方向とほぼ平行に移動しながら開始されることを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記液体供給機構による液体の供給は、前記基板を移動しながら開始されることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 一側の供給口から液体の供給を開始した後、両側の供給口から液体の供給を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記両側の供給口から液体の供給を開始した後、前記基板の露光を開始することを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. 前記液体供給機構の前記一方の供給口が、他方の供給口よりも、基板の移動方向において後方に位置する請求項1〜6のいずれか一項に記載の露光装置。
  8. さらに、液体供給機構の両側の供給口のうちの一方のみから液体を供給するように液体供給機構を制御する制御装置を備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の露光装置。
  9. さらに、基板を保持して移動する基板ステージを備え、前記制御装置は基板ステージの移動を制御する請求項1〜8のいずれか一項に記載の露光装置。
  10. 前記液体供給機構が、前記両側の供給口から同時に液体を供給可能である請求項1に記載の露光装置。
  11. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
    露光動作前に、パターン像が投影される投影領域に、投影領域の一方の側から液体を供給開始することと;
    露光動作中に、その投影領域の両方の側から液体を供給することと;
    供給した液体を介して基板上にパターンの像を投影して基板を露光することを含む露光方法。
  12. 前記露光時に、前記基板を所定の走査方向に移動することを含む請求項11に記載の露光方法。
  13. 前記投影領域の一方の側から液体を供給開始するときに、基板を前記走査方向と平行な方向に移動することを含む請求項11又は12に記載の露光方法。
  14. 露光動作中に、投影領域の両方の側から異なる量の液体を供給することを含む請求項11〜13のいずれか一項記載の露光方法。
  15. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって:
    前記パターンの像を基板上に投影する投影光学系と;
    液体を供給するための供給口を有する液体供給機構と;
    前記基板を移動する基板移動装置とを備え;
    液体供給機構による液体の供給は、基板移動装置により基板を移動しながら開始される露光装置。
  16. 前記パターンの像が投影される投影領域と前記供給口とを結ぶ直線とほぼ平行に前記基板を移動しながら前記液体の供給が開始されることを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  17. 前記基板上の複数のショット領域のそれぞれは、前記基板を所定の走査方向に移動しながら露光され、
    前記投影領域と前記供給口とを結ぶ直線は、前記走査方向とほぼ平行であることを特徴とする請求項16に記載の露光装置。
  18. 前記供給口は、前記パターンの像が投影される投影領域の両側に配置され、その両側の供給口からほぼ同時に供給を開始することを特徴とする請求項15〜17のいずれか一項に記載の露光装置。
  19. 前記両側の供給口から異なる量で供給を開始することを特徴とする請求項18に記載の露光装置。
  20. 前記基板上の複数のショット領域のそれぞれは、前記基板を所定の走査方向に移動しながら露光され、前記液体の供給を開始するときの前記基板の移動方向は、前記複数のショット領域のうちの第1番目の被露光ショット領域を露光するときの前記基板の移動方向に応じて決定されることを特徴とする請求項15〜19のいずれか一項に記載の露光装置。
  21. 前記液体の供給を開始するときの前記基板の移動方向は、液体が供給されるショット領域の露光における走査方向と逆である請求項20に記載の露光装置。
  22. 液体供給機構が液体の供給を開始するときは、基板の移動方向において後方に位置する供給口から液体を供給する請求項21に記載の露光装置。
  23. 前記供給口は、前記パターンの像が投影される投影領域の両側に配置され、その両側の供給口のうちの一方の供給口からのみ液体の供給が開始される請求項15〜22のいずれか一項に記載の露光装置。
  24. さらに、液体供給機構による液体の供給が、基板移動装置により基板を移動しながら開始されるように液体供給機構を制御する制御装置を備える請求項15〜23のいずれか一項に記載の露光装置。
  25. 前記基板移動装置が基板を保持して移動可能な基板ステージであり、前記制御装置は、基板ステージの移動を制御する請求項24に記載の露光装置。
  26. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
    露光動作前に、前記基板を移動しながらパターン像が投影される投影領域に液体供給を開始することと;
    供給された液体を介して基板上にパターンの像を投影して基板を露光すること;を含む露光方法。
  27. 前記基板の露光時に、前記基板を所定の走査方向に移動し、前記投影領域と前記液体が供給される位置とを結ぶ直線は、前記走査方向とほぼ平行である請求項26に記載の露光方法。
  28. 前記露光動作前に、前記投影領域の両側から液体の供給が開始される請求項26又は請求項27に記載の露光方法。
  29. 前記露光動作前に、前記投影領域の一方の側から液体の供給が開始される請求項26又は請求項27に記載の露光方法。
  30. 前記基板上の複数のショット領域のそれぞれは、前記基板を所定の走査方向に移動しながら露光され、前記液体の供給を開始するときの前記基板の移動方向は、前記複数のショット領域のうちの第1番目の被露光ショット領域を露光するときの前記基板の移動方向に応じて決定される請求項26〜29のいずれか一項に記載の露光方法。
  31. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって:
    前記パターンの像を基板上に投影する投影光学系と;
    前記投影光学系によりパターンの像が投影される投影領域の両側に液体を供給するための供給口をそれぞれ有し、それらの供給口から液体を供給する液体供給機構とを備え;
    液体供給機構が液体の供給を開始するときは、液体供給機構は前記両側の供給口から異なる量の液体を供給する露光装置。
  32. 前記基板上の複数のショット領域のそれぞれは、前記基板を所定の走査方向に移動しながら露光され、
    前記供給口は、前記走査方向に関して前記投影領域の両側に配置されていることを特徴とする請求項31に記載の露光装置。
  33. 前記液体供給機構による液体の供給は、前記基板を移動しながら開始されることを特徴とする請求項31又は32に記載の露光装置。
  34. さらに、液体供給機構の両側の供給口から異なる量の液体を供給するように液体供給機構を制御する制御装置を備える請求項31〜33のいずれか一項に記載の露光装置。
  35. さらに、基板を保持して移動する基板ステージを備え、前記制御装置は基ステージの移動を制御する請求項31〜34のいずれか一項に記載の露光装置。
  36. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
    露光動作前に、パターンの像が投影される投影領域の両側から異なる量の液体を供給開始することと;
    供給した液体を介して基板上にパターンの像を投影して基板を露光することを含む露光方法。
  37. 前記露光時に、前記基板は所定の走査方向に移動され、
    前記走査方向に関して前記投影領域の両側から異なる量の液体を供給開始するすることを含む請求項36に記載の露光方法。
  38. 液体を供給開始するときに、基板を所定方向に移動することを含む請求項36又は37に記載の露光方法。
  39. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、
    前記パターンの像を基板上に投影する投影光学系と;
    投影光学系によりパターンの像が投影される投影領域の第1側と第2側に液体を供給するための供給口をそれぞれ有し、それらの供給口から液体を供給する液体供給機構とを備え;
    液体供給機構が液体の供給を開始するときは、液体供給機構は前記第1側の供給口からのみ液体を供給する露光装置。
  40. 前記第1側からの液体供給を開始した後に、前記第2側からの液体供給を開始する請求項39の露光装置。
  41. 前記第1側と第2側は、投影領域の両側を含む請求項39又は40記載の露光装置。
  42. 液体を介して基板上にパターンの像を投影し、前記基板を露光する露光装置であって、 前記パターンの像を基板上に投影する投影光学系と;
    投影光学系によりパターンの像が投影される投影領域の第1側と第2側に液体を供給するための供給口をそれぞれ有し、それらの供給口から液体を供給する液体供給機構とを備え;
    液体供給機構が液体の供給を開始するときは、液体供給機構は第1側の供給口と第2供給口から異なる量の液体を供給する露光装置。
  43. 前記第1側と第2側は、投影領域の両側を含む請求項42記載の露光装置。
  44. 請求項1〜10、15〜25、31〜35、及び39〜43のいずれか一項に記載の露光装置を用いることを特徴とするデバイス製造方法。
  45. 液体を介して基板上にパターンの像を投影光学系により投影し、前記基板を露光する露光方法であって:
    露光動作前に、前記投影光学系の像面側に配置された物体を移動しながらパターン像が投影される投影領域に液体の供給を開始することと;
    前記投影光学系と前記基板との間の液体を介して基板上にパターンの像を投影して基板を露光すること;を含む露光方法。
  46. 前記物体は、前記基板を含む請求項45に記載の露光方法。
  47. 前記液体の供給は、前記投影領域の第1側と第2側のうちの一方のみで開始され、その後に、前記投影領域の第1側と第2側の両方から液体を供給する請求項45または46に記載の露光方法。
  48. 前記液体の供給は、前記投影領域の第1側と第2側の両方から開始される請求項45または46記載の露光方法。
  49. 前記液体の供給を開始するときは、前記投影領域の第1側と第2側の両方から異なる量の液体が供給される請求項48記載の露光方法。
  50. 前記投影領域の第1側と第2側は、前記投影領域の両側を含む請求項47〜49のいずれか一項記載の露光方法。
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