JP2011011426A - 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置 - Google Patents

樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011011426A
JP2011011426A JP2009156667A JP2009156667A JP2011011426A JP 2011011426 A JP2011011426 A JP 2011011426A JP 2009156667 A JP2009156667 A JP 2009156667A JP 2009156667 A JP2009156667 A JP 2009156667A JP 2011011426 A JP2011011426 A JP 2011011426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
molded product
closing direction
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009156667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5560479B2 (ja
Inventor
Masanobu Ikeda
正信 池田
Kenji Nakajima
謙二 中島
Kenji Nishizawa
賢司 西澤
Makoto Kawaguchi
誠 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP2009156667A priority Critical patent/JP5560479B2/ja
Publication of JP2011011426A publication Critical patent/JP2011011426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5560479B2 publication Critical patent/JP5560479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】被成形品を確実にクランプして樹脂モールドすることができ、高精度の樹脂モールドを可能として製造歩留まりを向上させることができる樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置を提供する。
【解決手段】被成形品10をクランプして樹脂モールドする第1の金型70と第2の金型80とを備え、前記第1の金型70に、被成形品10に搭載された搭載部品10bに端面を対向させ、型開閉方向に摺動する第1のインサート部材73と、第1のインサート部材73を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材75,77が装着され、前記第2の金型80に、前記被成形品10を支持し、型開閉方向に摺動する第2のインサート部材83と、該第2のインサート部材83を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材85、87が装着されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、樹脂モールド金型及びこの樹脂モールド金型を用いる樹脂モールド装置に関する。
トランスファ成形による樹脂モールド装置においては、被成形品、たとえば配線基板に半導体チップが搭載された製品等を樹脂モールド金型によってクランプし、キャビティに樹脂を充填して樹脂モールドする。この樹脂モールドの際における樹脂圧は相当に大きいから、樹脂モールド時においては、樹脂モールド金型によって被成形品を強くクランプする必要がある。このため、被成形品の厚さにばらつきがあると、クランプ圧が強くなり過ぎて被成形品を損傷してしまったり、あるいはクランプ圧が不足して樹脂バリが生じたりするといった問題が生じる。
このような被成形品の厚さのばらつきによる問題を解消する方法として、被成形品をクランプするインサートブロックを型開閉方向に可動とし、被成形品の厚さに応じてインサートブロックの型開閉方向の位置を調節することにより、所要のクランプ圧により被成形品をクランプして樹脂モールドする方法が提案されている。また、被成形品の厚さのばらつきを吸収する方法として、金型面をリリースフィルムにより被覆して樹脂モールドする方法もなされている。この方法においては、リリースフィルムの弾性(緩衝性)がクランプ圧力のばらつきを吸収するように作用し、樹脂バリが発生することを抑えて樹脂モールドすることができる。
特開2006−88692号公報 特開2007−320102号公報
ところで、被成形品を樹脂モールドする場合に、樹脂中に被モールド部分を完全に埋没させて樹脂モールドする他に、基板に搭載した半導体チップの裏面を樹脂成形部の外面に露出させて樹脂モールドする場合や、撮像素子の上に光透過用のガラス板を重ねた製品を樹脂モールドする場合のように、樹脂成形部の外面に被成形品の一部を露出させて樹脂モールドする場合がある。このような樹脂モールド方法においては、被成形品の露出部分に樹脂ばりが生じないように、被成形品を的確にクランプするとともに、被成形品に搭載されている搭載部品の厚さに応じて被モールド部分(搭載部品)を的確にクランプして樹脂モールドする必要がある。
リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法は、被成形品の厚さのばらつきを吸収して樹脂モールドする作用を有するが、被成形品の厚さのばらつきが大きい場合には、厚さのばらつきを吸収し切れないという問題がある。また、基板上に半導体チップ等の部品を搭載した製品の場合は、搭載部品の厚さに合わせて被成形品をクランプしないと、搭載部品と基板との接合部を損傷させてしまうといった問題が生じる。また、被成形品には種々の製品があるから、これらの製品の厚さ寸法に合わせて個々に金型部品を用意することは、金型の製作コストの面から問題となる。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、被成形品を的確にクランプして樹脂モールドすることを可能とし、高精度の樹脂モールドを可能として製造歩留まりを向上させることができる樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、樹脂モールド金型は、被成形品をクランプして樹脂モールドする第1の金型と第2の金型とを備え、前記第1の金型に、前記被成形品に搭載された搭載部品に端面を対向させ、型開閉方向に摺動する第1のインサート部材と、該第1のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着され、前記第2の金型に、前記被成形品を支持し、型開閉方向に摺動する第2のインサート部材と、該第2のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着されている。
前記第1の金型に装着される第1のインサート部材は、単一の搭載部品に端面を対向させて配置する場合と、複数の搭載部品が搭載された樹脂モールド領域に端面を対向させて配置する場合を含む。また、前記第1のインサート部材は端面を搭載部品に当接させて樹脂モールドする場合と、端面を搭載部品から離間させて樹脂モールドする場合がある。
また、前記第1のインサート部材に、前記搭載部品に端面を対向させ、型開閉方向に可動にかつ前記第2の金型に向けて付勢された押さえ駒が装着された樹脂モールド金型によれば、樹脂モールド領域に複数の搭載部品が搭載された被成形品を確実に樹脂モールドすることができる。
また、前記第2の金型に、前記第2のインサート部材を前記第1の金型に向けて付勢し、型開き時に、前記第2の金型のクランプ面よりも前記被成形品が突出する位置に前記第2のインサート部材を付勢して支持する付勢手段が装着された樹脂モールド金型によれば、第1の金型と第2の金型によって被成形品をクランプした後に、第1のインサート部材と、第2のインサート部材の型開閉方向の位置調節をして樹脂モールドすることによって、高精度の樹脂モールドが可能となる。
また、前記第1の金型に装着される押動部材は、前記被成形品の長手方向に直交方向に進退駆動される可動テーパプレートと、該可動テーパプレートとテーパ面を対向させて配置される固定テーパプレートとを備え、前記第2の金型に装着される押動部材は、前記被成形品の長手方向に平行方向に進退駆動される可動テーパプレートと、該可動テーパプレートとテーパ面を対向させて配置される固定テーパプレートとを備える樹脂モールド金型によれば、被成形品に搭載されている搭載部品ごとに前記第1のインサート部材を押動して位置調節することができ、前記第2のインサート部材を正確に位置調節することができる。
また、本発明に係る樹脂モールド装置は、被成形品の供給部と、被成形品の厚さ計測部と、プレス部と、成形品の収納部と、制御部とを備え、前記計測部に、前記被成形品の基板の厚さと、前記被成形品の搭載部品の厚さとを計測する計測装置が配置され、前記プレス部に、被成形品をクランプして樹脂モールドする第1の金型と第2の金型とを備える樹脂モールド金型が装着されたプレス装置が設けられ、前記第1の金型に、前記被成形品に搭載された搭載部品に端面を対向させ、型開閉方向に摺動する第1のインサート部材と、該第1のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着され、前記第2の金型に、前記被成形品を支持し、型開閉方向に摺動する第2のインサート部材と、該第2のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着され、前記制御部は、前記計測装置による前記搭載部品の厚さの計測結果に基づき、前記第1の金型に装着された押動部材を制御して前記第1のインサート部材の型開閉方向の位置を設定し、前記計測装置による前記基板の厚さの計測結果に基づき、前記第2の金型に装着された押動部材を制御して前記第2のインサート部材の型開閉方向の位置を設定して樹脂モールドすることを特徴とする。
また、前記被成形品は、基板に複数個の部品を積み重ねて搭載した搭載部品を備え、前記計測部は、前記基板の厚さと、前記複数個の部品の厚さを個別に測定する計測装置を備え、前記制御部は、前記計測装置による前記複数個の部品の厚さを合計した計測結果に基づき、前記第1の金型に装着された押動部材を制御して前記第1のインサート部材の型開閉方向の位置を設定し、前記計測装置による前記基板の厚さの計測結果に基づき、前記第2の金型に装着された押動部材を制御して前記第2のインサート部材の型開閉方向の位置を設定して樹脂モールドすることを特徴とする。
また、前記プレス装置に、前記第1の金型の金型面を被覆するリリースフィルムを供給するリリースフィルムの供給機構が設けられていることにより、さらに確実に被成形品を樹脂モールドすることができる。
本発明に係る樹脂モールド金型によれば、第1の金型と第2の金型とによって被成形品を確実にクランプすることにより、樹脂ばりを発生させることなく確実に樹脂モールドすることができる。
また、本発明に係る樹脂モールド装置によれば、被成形品の厚さ計測部における被成形品についての計測結果に基づいて第1のインサート部材と第2のインサート部材の型開閉方向の位置を調節して樹脂モールドすることにより、被成形品を損傷することなく、樹脂ばりを生じさせずに確実に樹脂モールドすることができる。
樹脂モールド装置の全体構成を示す平面図である。 被成形品の計測部におけるセンサの配置例(a)、計測ポイント(b)を示す説明図である。 樹脂モールド金型の上型と下型の平面図である。 駆動部の平面図(a)、連結部の断面図(b)である。 第1の実施の形態の樹脂モールド金型を、下型インサートブロックの幅方向から見た断面図である。 第1の実施の形態の樹脂モールド金型を、下型インサートブロックの長手方向から見た断面図である。 上型キャビティインサートと下型インサートブロックを位置合わせした状態の断面図である。 被成形品をクランプした状態(a)、キャビティに樹脂を充填した状態(b)の樹脂モールド金型の断面図である。 第2の実施の形態の樹脂モールド金型の断面図である。 第3の実施の形態の樹脂モールド金型の断面図である。 第4の実施の形態の樹脂モールド金型と樹脂モールド工程を示す断面図である。 第4の実施の形態の樹脂モールド金型による樹脂モールド工程を示す断面図である。 第5の実施の形態の樹脂モールド金型の断面図である。 第5の実施の形態の樹脂モールド金型が装着された樹脂モールド装置の全体構成を示す平面図である。
(樹脂モールド装置の全体構成)
図1は、本発明に係る樹脂モールド装置の一実施形態の各部の平面配置を示す。本実施形態の樹脂モールド装置は、被成形品の供給部A、被成形品の厚さ計測部B、被成形品のプレス部C、樹脂モールド後の成形品の収納部D及び搬送機構Eを備える。プレス部Cは、被成形品をクランプして樹脂モールドする樹脂モールド金型が装着されたプレス装置を備える。搬送機構Eは被成形品と成形品を搬送する作用をなす。
(被成形品の供給部)
被成形品の供給部Aは、短冊状に形成された被成形品10を収納したマガジン11のストッカ12と、マガジン11から被成形品10を突き出すプッシャ13と、プッシャ13によって突き出された被成形品10を向かい合わせに並べ替えるターンテーブル14とを備える。ターンテーブル14の奥側には、対向配置された一対の被成形品10を、相互の配置位置を保持した状態でセットするセット台15が配置される。
セット台15の側方には樹脂モールド金型のポットの平面配置に合わせて樹脂タブレット16を供給するための樹脂タブレットの供給部17が設けられている。
本実施形態の樹脂モールド装置において樹脂モールドの対象とする製品(被成形品)は、短冊状に形成された基板上に搭載部品を搭載した製品である。被成形品としては、基板に1段あるいは複数段に半導体チップを搭載した製品、基板に半導体装置を搭載した製品、基板に撮像素子を搭載し撮像素子の受光面に光透過ガラスを接合した製品等が対象となる。被成形品を樹脂モールドする形態も、個々の搭載部品ごとに個別にキャビティを設定して樹脂モールドする場合、複数の搭載部品を一つのキャビティに収容して樹脂モールドする場合がある。
(被成形品の厚さ計測部)
被成形品の厚さ計測部Bは、プレス部Cに供給する被成形品10を支持する計測台21a、21bと、被成形品10の厚さを計測する計測装置24a、24bと、被成形品10を計測装置24a、24bの計測位置に移動させる移動機構22a、22bとを備える。
移動機構22a、22bは、計測台21a、21bの移動方向を水平方向にガイドするガイド部と、計測台21a、21bを移動させる駆動モータ等の駆動部を備える。
被成形品10の厚さを計測する計測装置24a、24bは、被成形品10を厚さ方向に挟む配置に、鉛直向きに対向して配置されたセンサを備える。このセンサは、被成形品10にレーザ光を照射し、その反射光から被成形品の厚さを測定するものである。
図2に、センサの配置例を示す。図2(a)では、被成形品10の基板10aの部分を上下に挟む配置にセンサ25a、25bを配置し、基板10aに搭載された搭載部品10bを上下に挟む配置にセンサ26a、26bを配置している。図2(b)は、被成形品10の平面内における計測ポイント(黒丸部分)を示す。斜線部分が被成形品10の被モールド領域(樹脂モールドされる領域)である。
計測台21a、21bは、被成形品の搬送操作の関係上、交互に被成形品10をセットするために一対設けられている。各々の計測台21a、21bには、被成形品10が一対移載される。
センサ25a、25b、センサ26a、26bは、計測台21a、21b上における被成形品10の配置位置、及び計測ポイントに合わせて配置する。本実施形態においては、各々の被成形品10に対して4個のセンサを配置する。これにより、計測台21a、21bを一方向に移動させながら、所要の計測ポイントにおいて被成形品10の厚さを計測することができる。
図2(b)に示すように、被成形品10の計測ポイントは、被成形品10の基板10aの部分と、搭載部品10bが搭載されている部分とを計測するように設定し、被成形品10の基板10aの部分の厚さと、搭載部品10bそのものの厚さを計測する。
本実施形態において、計測部Bに、計測台、移動機構、計測装置をそれぞれ一対配置し、計測台21a、21bに交互に被成形品10を移載して計測しているのは、被成形品10の計測時間に余裕をもたせるためである。本例のように計測装置を一対配置すれば、プレス部Cにおいて樹脂モールドを2回行う時間内に一対の被成形品の計測を終了すればよい。
なお、被成形品10についての計測ポイント数や計測方法、樹脂モールドに要するサイクルタイムによっては、計測台や計測装置等を単体として構成することも可能であり、必ずしも、計測台等を一対、設ける構成としなくてもよい。
また、被成形品10の厚さ計測にレーザセンサを用いるかわりに、接触式などの計測方法を利用することもできる。また、計測台21a、21bを移動させる移動機構22a、22bを、X−Yテーブル等のX−Y方向(平面内)に移動可能な機構とし、被成形品10の任意位置において厚さ計測ができるように設定することも可能である。
(プレス部)
プレス部は、被成形品10を樹脂モールドする前段階において、被成形品10を加熱するプリヒート部30と、樹脂モールド金型を駆動して被成形品10を樹脂モールドするプレス装置32とを備える。プリヒート部30は、被成形品10をのせて加熱する加熱台として形成されている。
プレス装置32は、樹脂モールド金型を型開閉方向に押動するプレス機構、樹脂モールド金型のポット内で溶融した樹脂をポットからキャビティに充填するトランスファ機構を備える。
これらのプレス装置32におけるプレス機構及びトランスファ機構は、従来の樹脂モールド装置に用いられているプレス部の機構と同様である。本実施形態の樹脂モールド装置において特徴とする構成は、被成形品10を樹脂モールドする際に、前述した被成形品の厚さ計測部Bにおける計測結果に基づいて、樹脂モールド金型の上型と下型のインサート部材の型開閉方向の位置を調節して樹脂モールドするように構成したことにある。プレス装置32は上型のインサート部材を型開閉方向に押動する駆動部34と、下型のインサート部材を型開閉方向に押動する駆動部36を備える。
なお、本実施形態においては、樹脂モールド金型の金型面(樹脂モールド面)をリリースフィルムにより被覆して樹脂モールドする方法を利用している。このため、プレス装置32は、樹脂モールド金型の金型面にリリースフィルムを供給するリリースフィルムの供給機構を備える。リリースフィルムの供給機構は、リリースフィルムを供給する供給ローラ37aと、リリースフィルムを巻き取る巻き取りローラ37bを備える。
(成形品の収納部)
成形品の収納部は、樹脂モールド後の成形品をセットするセット部40、成形品40からゲート等の不要部分を除去するゲートブレイク部42、ゲートが除去された成形品43を収納する収納部44を備える。成形品43は収納用のマガジンに収納され、成形品が収納されたマガジンはストッカ45に順次収容される。
(樹脂モールド装置の作用)
以下においては、搬送機構Eの構成とともに、被成形品10を樹脂モールドする樹脂モールド装置の作用について説明する。
樹脂モールド装置の奥側には、被成形品10の搬送に用いられるインローダ50と、成形品43の搬送に用いられるアンローダ52が配置されている。被成形品の供給部A、被成形品の厚さ計測部B、プレス部C、成形品の収納部Dは、各々の奥側の側方部にガイド部54が設けられたユニットとして形成されている。これら各ユニットを連結することにより、ガイド部54が、供給部A、計測部B、プレス部C、収納部Dの各部を一体的に連通するガイド部54として構成される。
したがって、組み合わせて用いるユニットの構成を変えることにより、ガイド部54を連通させた状態を維持しながら、樹脂モールド装置の構成を変更することができる。たとえば、図1に示す例は、プレス装置32を1台設置した例であるが、プレス装置32を複数台、連結した樹脂モールド装置として構成することも可能である。同様に計測部Bを複数台備える構成としてもよい。
インローダ50とアンローダ52は、一体に連結されたガイド部54によりガイドされ、供給部A、計測部B、プレス部C、収納部Dの側方位置において、直線的に進退動可能となる。
被成形品の供給部Aにおいてセット台15にセットされている被成形品10は、まず、インローダ50によって取り上げられ、厚さ計測部Bに横移動し、移載位置にある計測台21aあるいは計測台21bに移載される。前述したように、被成形品10は計測台21a、21bに交互に移載される。
計測台21aに移載された被成形品10は、移動機構22aにより奥側から手前側に移動しながら計測装置24aにより、基板と被モールド領域の搭載部品(半導体チップ等)の厚さが計測される。計測後、計測台21aは元の移載位置(奥側の位置)に移動する。計測台21bに移載された被成形品10も同様にして計測される。
計測後の被成形品10はインローダ50によって取り上げられ、プリヒート部30に横移動し、プレス部Cに供給される前段階において予備加熱される。
プレス装置32から、アンローダ52が樹脂モールド後の成形品を取り出す操作と並行して、インローダ50は横移動しながら樹脂タブレットの供給部17から樹脂タブレット16を取り上げ、プリヒート部30から被成形品10を取り上げて、プレス装置32の側方まで移動し、プレス装置32の側方からプレス装置32内に進入し、被成形品10と樹脂タブレット16を樹脂モールド金型に供給する。被成形品10及び樹脂タブレット16はモールド金型に設けられたヒータ(図示せず)によって加熱される。プレス装置32からインローダ50が退出した後、樹脂モールド金型により被成形品10がクランプされ、キャビティに樹脂が充填されて樹脂モールドされる。
この樹脂モールド操作においては、先に計測した当該被成形品10の計測結果に基づいて、制御部60により上型のインサート部材の駆動部34と下型のインサート部材の駆動部36が駆動され、上型のインサート部材と下型のインサート部材が所定の型開閉方向位置に位置合わせされて樹脂モールドされる。
樹脂モールド後、プレス装置32の側方からアンローダ52がプレス装置32内に進入し、成形品を取り上げてプレス装置32から成形品を搬出する。搬出された成形品43は、アンローダ52が横移動して収納部Dのセット部40に移載され、次いで、アンローダ52によりゲートブレイク部42に移動されてゲートブレイクされ、収納部44に収納される。
こうして、被成形品の供給部Aから順次、被成形品10を供給するとともに、厚さ計測部Bにおける計測結果に基づいて、被成形品10はプレス部Cにおいて樹脂モールドされ、収納部Dに成形品が収納される。
本実施形態の樹脂モールド装置においては、被成形品10の厚さを計測した結果に基づいて樹脂モールド金型を制御して樹脂モールドすることにより、樹脂ばりを生じさせることなく、高精度に樹脂モールドすることができ、歩留まりを向上させることができる。
(樹脂モールド金型:第1実施形態)
上記樹脂モールド装置においては、被成形品の厚さ計測部Bの計測結果に基づいて、制御部60により、プレス部Cのプレス装置32に取り付けられた樹脂モールド金型の上型と下型のインサート部材の型開閉方向の位置を制御して樹脂モールドする。以下では、プレス装置32において使用する樹脂モールド金型の構成について説明する。
図3(a)は、樹脂モールド金型の第1の金型としての上型70の構成と、上型70に設けた第1のインサート部材(上型キャビティインサート73)と、図1に示す上型のインサート部材の駆動部34として上型キャビティインサート73を個別に押動する3台の押動部材の駆動部76で上型70が挟まれるように配置した構成を示す平面図である。
図3(b)は第2の金型としての下型80の構成と、下型80に設けた第2のインサート部材(下型インサートブロック83)と、図1に示す下型のインサート部材の駆動部36として下型インサートブロック83を個別に押動する1台ずつの押動部材の駆動部86を下型80の手前側に配置した構成を示す平面図である。図3(b)は、下型80に被成形品10をセットした状態を示す。
本実施形態の樹脂モールド金型においては、短冊状に形成された基板10a上に、搭載部品10bが3個搭載された製品を被成形品10としている。
上型70の幅方向の中央部には、カル71aが形成されたセンターブロック71が配置され、センターブロック71の両側に、チェイスブロック72が対称に配置されている。各々のチェイスブロック72には、被成形品10における搭載部品10bに端面を対向させた配置に、3個の上型キャビティインサート73が装着されている。上型キャビティインサート73は搭載部品10bの平面形状に合わせた端面形状を有するブロック状に形成され、チェイスブロック72に設けられた装着孔内に、型開閉方向に摺動可能に装着される。
上型キャビティインサート73の端面は、チェイスブロック72の基板10aをクランプする面よりも引き込み位置にあり、被成形品10をクランプした際にキャビティが形成される。カル71aとキャビティとはランナ71bを介して連通する。
上型キャビティインサート73の背面側(上側)には、上型キャビティインサート73を型開閉方向に押動する押動部材が配される。
図3(a)は、各々の上型キャビティインサート73に、押動部材である可動テーパプレート75(破線)が設けられ、可動テーパプレート75を進退動させる駆動部76が設けられていることを示す。駆動部76は、伝動軸76aと伝動軸76aに進退動を与える動力部76bとを主体に構成されている。伝動軸76aは、エンドブロック74を貫通し、先端が可動テーパプレート75の側面に係合して上型70に装着される。伝動軸76aの動力部76bは、図4(a)に示すように、サーボモータ760とサーボモータ760の回転を進退動に変換する直動機構761とを備えている。この直動機構761が伝動軸76aを介して可動テーパプレート75を進退駆動させる。また、動力部76bは、エンドブロック74に立設されたサポートロッド763の先端側に取り付けられ、エンドブロック74から所定の距離だけ離間した位置に保持される。
伝動軸76aは、駆動軸764及び従動軸765から構成され、これらの一方の端部同士を連結する連結部766により分離可能に構成されている。駆動軸764は、その他方の端部が直動機構761に接続されて、直動機構761から与えられた進退動を従動軸765に伝達する。連結部766は、図4(b)に示すように、駆動軸764の端面位置に設けられたスリーブ767と止めピン768とスプリング769から構成され、駆動軸764端面の凹部に従動軸765端面の凸部を嵌入させた状態でこれらを連結する。
連結部766は、スリーブ767を摺動させることでその内側に段状に設けられた内周面で止めピン768を案内して従動軸765内に止めピン768の先端を突出させ、図4(b)の中心線の下側に示すように駆動軸764に従動軸765を連結する。また、スリーブ767を連結時とは逆方向に摺動させ、スプリング769の弾性力により止めピン208の先端を従動軸205から引き抜くことで、図4(b)の中心線の上側に示すように駆動軸76と従動軸765の連結が解除される。
可動テーパプレート75等の金型部材や金型ブロックの交換を行なうときには連結部766の連結を解除してから、金型部材を手前側(図3の紙面下側に相当)に引き出すことにより、従動軸765ごと金型部材を取り外すことが可能となっている。なお、これらの操作を行なうために、本実施形態では図1に示すようにモールド金型の側方のユニットにおいてメンテナンス用のスペースが設けられている。また、連結部766において伝動軸76aの連結を必要に応じて解除することができるため、たとえば長時間にわたって金型を昇温状態としたまま待機しなければならないときには、連結を解除することにより、モールド金型内で加熱されている上型キャビティインサート73から伝動軸76aを介して動力部76bに伝えられる熱を断熱することができる。したがって、可動テーパプレート75の高精度な進退動方向の位置制御(換言すれば、上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置)を行なうために精密な機械要素を有する動力部76bの不要な加熱を防止することができる。
図3(a)に示すように、駆動部76は、可動テーパプレート75を被成形品10の長手方向に直交する向き(センターブロック71の長手方向に対して直交する向き)に押動する配置に設けられる。上型70においては、被成形品10の短手(幅方向)となる向きに可動テーパプレート75を進退動させるように駆動部76を配置する。駆動部76はエンドブロック74に沿って並置される。
リリースフィルム37は、センターブロック71の長手方向を送り方向として、エンドブロック74を除く金型面の略全域を覆うように供給される。
下型80には、下型80の幅方向の中央部にポット81aが形成されたセンターブロック81が配置され、センターブロック81の両側に、下型インサートブロック83が対称に配置される。下型インサートブロック83は被成形品10がセットされる上面が平坦面となるブロック状に形成され、型開閉方向に摺動可動に下型80に装着される。
下型インサートブロック83の背面側(下側)には、下型インサートブロック83を型開閉方向に押動する押動部材である可動テーパプレート85(破線)が配される。可動テーパプレート85は駆動部86により、被成形品10の長手方向と平行方向に進退動される。すなわち、上型の可動テーパプレート75を駆動する駆動部76と、下型の可動テーパプレート85を駆動する駆動部86とは、相互に直交する向きに可動テーパプレート75、85を押動する配置となっている。
駆動部86は、上型70に設けられている駆動部76と同様に、伝導軸86aと伝導軸86aに進退動を与える動力部86bとを主体に構成される。伝導軸86aはエンドブロック84を貫通し、先端が可動テーパプレート85の側面に係合して下型80に装着される。
動力部86bはサーボモータとサーボモータの回転を進退動に変換する直動機構を備える。伝導軸86aは直動機構に接続された駆動軸と、連結部を介して駆動軸に分離可能に連結された従動軸とを備える。これらの駆動部86を構成する伝導軸86aと動力部86bの構成は、図4に示した伝導軸76a、動力部76bの構成と同様である。
したがって、下型80についても、長時間にわたって金型を昇温状態としたまま待機しなければならないようなときには、駆動軸と従動軸との連結を解除することにより、モールド金型内で加熱されている下型キャビティインサート85から伝動軸86aを介して動力部86bに伝えられる熱を断熱することができ、これによって精密な機械要素を有する動力部86bの不要な加熱を防止することができる。
図5は、センターブロックの長手方向に直交する向きにおける上型70と下型80の断面図を示す。
上型70では、センターブロック71を挟んでチェイスブロック72が配置され、チェイスブロック72に設けられた装着孔に型開閉方向に摺動するように上型キャビティインサート73が装着されている。
上型キャビティインサート73と可動テーパプレート75との間に、テーパ面を可動テーパプレート75に対向させて固定テーパプレート77が配置される。可動テーパプレート75と固定テーパプレート77とが、協働して上型キャビティインサート73を型開閉方向に押動する押動部材として作用する。
可動テーパプレート75の上側にはベースブロック79が配される。ベースブロック79の可動テーパプレート75の上面が当接する下面は平坦面に加工され、このベースブロック79の平坦面が上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置を規定する基準面となる。図5は、可動テーパプレート75とベースブロック79との間に厚さ調整用のプレート78を介装した状態を示す。
この厚さ調整用のプレートは、品種切り換えによって異種製品を樹脂モールドするような場合に、搭載部品10bの厚さ(高さ)が大きく異なり、上型キャビティインサート73を型開閉方向に移動させて調節する方法では厚さの相違を吸収できない場合に装着して用いられる。
ベースブロック79の下面が上型キャビティインサート73の基準面に設定されているから、ベースブロック79と可動テーパプレート75との間に厚さ調整用のプレート78を共通に配置することによって、上型70における上型キャビティインサート73の位置を一括して正確に調整することができる。
下型80においては、センターブロック81を挟む配置に、型開閉方向に摺動する下型インサートブロック83が装着されている。図5は、下型インサートブロック83上に被成形品10がセットされ、センターブロック81に設けられたポット81aに樹脂タブレット90が供給された状態を示す。ポット81a内には、型開閉方向に摺動するプランジャ92が装着されている。
下型インサートブロック83の下側には、厚さ調整用のプレート88を介して固定テーパプレート87が配置され、固定テーパプレート87とテーパ面を対向させて可動テーパプレート85が配置されている。
下型80に装着する厚さ調整用のプレート88も、異種製品を樹脂モールドするような場合で、基板10aの厚さが異なる場合に、厚さ調整用として使用される。厚さ調整用のプレート88は可動テーパプレート85と接触しないから、可動テーパプレート85の動作によって擦れたりしないという利点がある。
図6は、被成形品10の長手方向における上型70と下型80の断面図を示す。
上型70には、被成形品10に搭載されている搭載部品10bの配置位置に合わせて上型キャビティインサート73が個別に配置されている。各々の上型キャビティインサート73には、可動テーパプレート75と固定テーパプレート77が設けられ、各々の可動テーパプレート75ごとに駆動部76が設けられている。
下型80においては、被成形品10を支持する下型インサートブロック83は、厚さ調整用のプレート88を介して、単一の可動テーパプレート85と固定テーパプレート87によって支持されている。可動テーパプレート85の進退動方向は、被成形品10の長手方向と平行方向である。可動テーパプレート85と固定テーパプレート87とが、協働して下型インサートブロック83を型開閉方向に押動する押動部材として作用する。
(樹脂モールド金型の作用)
以下では、図3〜6に示した樹脂モールド金型を用いて被成形品10を樹脂モールドする際における樹脂モールド金型の作用について説明する。
図5、6は、下型80に被成形品10をセットした状態で、上型と下型の駆動部76、86が駆動制御される前の状態である。各々の上型キャビティインサート73の端面位置(被成形品10に対向する面)は、共通の高さ位置にある。
図7は、駆動部76、86を駆動制御した状態である。上型の駆動部76は被成形品10に搭載されている個々の搭載部品10bの厚さ(基板10aから搭載部品10bの上面までの高さ)に基づいて個別に可動テーパプレート75を移動させ、搭載部品10bごとに上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置(端面の高さ位置)を調節する。図7は、搭載部品10bの高さがばらついている状態を強調して示している(図6等も同様)。
可動テーパプレート75をセンターブロック71に向けて移動させると、上型キャビティインサート73は下型80に向けて下降する。可動テーパプレート75をセンターブロック71から離れる向きに移動させると、上型キャビティインサート73は上動する。したがって、駆動部76により可動テーパプレート75を移動させる移動位置を制御することにより、個々の搭載部品10bについての計測結果に応じて、上型キャビティインサート73を所定の型開閉方向の位置に調節することができる。
計測部Bにおいては、個々の搭載部品10bについて複数ポイントを計測し、上型キャビティインサート73のクランプ位置は、これらの計測値の平均値を基準として設定する。なお、上型キャビティインサート73のクランプ位置を設定する際には、被成形品10をクランプした際に、上型キャビティインサート73の押圧面の位置が搭載部品10bの上面に接する位置から若干、下型80に向けて押し込んだ位置となるように設定する。
下型80については、駆動部86により可動テーパプレート85を移動させることにより、固定テーパプレート87と当接するテーパ面の作用によって下型インサートブロック83が型開閉方向に移動する。この作用により、基板10aの厚さの計測結果に基づいて下型インサートブロック83の型開閉方向位置を制御する。
図7は、基板10aの上面が下型80のクランプ面に一致するように、駆動部86を制御して下型インサートブロック83を調節した状態を示す。基板10aの厚さがばらついても、基板10aの厚さの計測結果に基づいて可動テーパプレート85を移動させ、下型インサートブロック83の型開閉方向位置を制御することにより、基板10aを的確にクランプして樹脂モールドすることができる。
下型80においては、可動テーパプレート85の押動方向を被成形品10の長手方向に平行方向としている。これにより、被成形品10の幅方向(短手方向)に可動テーパプレートを移動させる設定とした場合と比較して、可動テーパプレート85の移動ストロークを長くとることができ、下型インサートブロック83の型開閉方向の位置を高精度に制御することが可能になる。これは、下型の可動テーパプレート85と固定テーパプレートのテーパの角度を小さくしても下型インサートブロック83の型開閉方向の動作範囲を十分に確保できるからであり、たとえば上型キャビティインサート73と同程度の動作範囲とするならばより高精度に制御することが可能になる。したがって、下型の可動テーパプレート85と固定テーパプレート87のテーパの角度を、上型70の可動テーパプレート75と固定テーパプレート77と同程度にした場合、下型インサートブロック83の型開閉方向の動作範囲を上型キャビティインサート73よりも大きくすることができる。
被成形品10の基板10aについても、複数ポイントについて厚さを計測し、計測値の平均値に基づいて駆動部86を駆動制御する。
上型70と下型80の可動テーパプレート75、85を所定位置に移動させる操作は、被成形品10をクランプする前に、計測部Bによる計測結果に基づいて、制御部60により駆動部76、86を制御することによってなされる。制御部60によって駆動部76、86を制御することにより、上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83が最適位置に自動制御される。
なお、場合によっては、手動によって駆動部76、86を操作するように設定することもできる。
図8(a)は、上型70と下型80とにより被成形品10をクランプした状態を示す。
上型キャビティインサート73は、押圧面が搭載部品10bの上面に接する位置よりも搭載部品10bを若干、下型80に向けて73を押し込む(押し潰す)位置に設定されていることにより、上型キャビティインサート73によって搭載部品10bが確実にクランプされ、樹脂モールド時に搭載部品10bの外面に樹脂ばりが生じることを防止する。
上型キャビティインサート73によって搭載部品10bを若干、押し込むようにする場合は、搭載部品10bや、搭載部品10bと基板10aとの接合部が損傷しないようにする必要がある。本実施形態においては、基板10aと搭載部品10bの厚さをあらかじめ計測し、その計測結果に基づいて上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83による型開閉方向の位置を設定することにより、被成形品を損傷させることなく、樹脂ばりを生じさせない最適なクランプ状態に設定することができる。
製品によっては、搭載部品10bの外面に接続用のパッドが形成されているような場合があり、このような製品においては搭載部品10bの外面に樹脂ばりが生じることは不良に直結する。本実施形態の樹脂モールド方法は、このような製品の製造に有効に適用できる。
図8(b)は、キャビティに樹脂90aを充填した状態である。樹脂90aは各々の搭載部品10bの側面を封止するようにキャビティに充填される。上型70と下型80とにより被成形品10を確実にクランプした状態でキャビティに樹脂90aを充填することによって、基板10a上や搭載部品10bの外面に樹脂ばりを生じさせずに樹脂モールドすることができる。
本実施形態においては、上型70の金型面をリリースフィルム37によって被覆して樹脂モールドしている。リリースフィルム37を介して被成形品10をクランプすることにより、基板10a上と搭載部品10bの外面に樹脂ばりが生じることをより効果的に抑えることができる。リリースフィルム37は上型キャビティインサート73と装着孔との摺接部分に樹脂90aが侵入することを防止し、上型キャビティインサート73の摺動性を確保する作用も有する。
なお、上記実施形態においては、型開きした状態で下型80に被成形品10を供給した後に、駆動部76、86を駆動して上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83を所定の型開閉方向位置に位置合わせした。制御部60による制御としては、下型80に被成形品10を供給する前に、計測部Bによる計測結果に基づいて駆動部76、86を制御し、上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83とを所定位置に位置合わせした状態で下型80に被成形品10を供給してもよい。
また、通常は、上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83を所定位置に位置合わせした後に被成形品10をクランプするが、上型70と下型80とを型合わせした後に、駆動部76、86を駆動して上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83を所定の型開閉方向の位置に移動させて樹脂モールドすることも可能である。
(樹脂モールド金型:第2実施形態)
図9は、上型70の上型キャビティインサート73に、個々の搭載部品10bを弾性的に付勢して押さえる押さえ駒731を装着した樹脂モールド金型の例を示す。図は中心線の片側の樹脂モールド金型の構成を示す。
上型キャビティインサート73には押さえ駒731を装着する装着凹部732が設けられ、装着凹部732と押さえ駒731との間に、押さえ駒731を被成形品10に向けて付勢する付勢部材としてスプリング733が装着されている。
上型キャビティインサート73、下型インサートブロック83等の上型70と下型80を構成する各部材の構成は前述した実施形態と同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。
上型キャビティインサート73は搭載部品10bの厚さ(高さ)の計測結果に基づいて所定の型開閉方向位置に位置合わせされるが、一つのキャビティ内に複数個の搭載部品10bが搭載されている製品の場合は、搭載部品10bの厚さの平均値に基づいて上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置が決められる。したがって、厚さの平均値からのずれによって、上型キャビティインサート73を位置合わせする位置と個々の搭載部品10bの厚さ(高さ)とが若干相違する場合が生じ得る。
本実施形態の樹脂モールド金型によれば、個々の搭載部品10bごとに押さえ駒731を配置し、押さえ駒731を搭載部品10bに向けて付勢する構造とすることにより、上型キャビティインサート73によるクランプ位置(型開閉方向の位置)と個々の搭載部品10bの押さえ位置とのずれを吸収して樹脂モールドすることができる。
上型キャビティインサート73は搭載部品10bの厚さ(高さ)よりも若干、押し込むように設定するから、キャビティ内の搭載部品10bに高さ方向のばらつきがあっても、ある程度、ばらつきを吸収することができる。本実施形態の樹脂モールド金型は、キャビティ内における搭載部品10bの高さのばらつきが比較的大きい場合に有効に使用できる。上型キャビティインサート73によってクランプする複数の搭載部品10bの中に、特に厚い(高い)搭載部品10bがあった場合であっても、押さえ駒731のスプリング733により押圧力を逃がし、搭載部品10bを損傷させずに樹脂モールドすることができる。
(樹脂モールド金型:第3実施形態)
図10は、被成形品10を樹脂モールドする際に、搭載部品10bを樹脂中に埋没させて樹脂モールドする樹脂モールド金型の例である。樹脂モールド金型の上型70と下型80の構成については、前述した図5、6に示す樹脂モールド金型と同様である。
図10(a)は、半導体チップを2段に重ねた搭載部品10bを備える被成形品10を樹脂モールドする例、図10(b)は、1段の半導体チップを搭載部品10bとする被成形品10を樹脂モールドする例である。
図10(a)、(b)は、いずれも、上型70と下型80とにより被成形品10をクランプした状態を示す。前述した実施形態と同様に、上型キャビティインサート73は、被成形品10に搭載されている各々の搭載部品10bの厚さ(高さ)に合わせて、駆動部76が個別に制御され、型開閉方向の位置が制御される。
下型インサートブロック83は被成形品10の基板10aの厚さの計測結果に基づいて駆動部86が制御され、下型インサートブロック83の型開閉方向の位置が制御される。
図10(a)、(b)に示すように、上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置を調節した状態でキャビティに樹脂を充填することにより、被成形品10が樹脂モールドされる。このように、搭載部品10bを樹脂中に埋没させて樹脂モールドする場合も、被成形品10についての計測結果に基づいて上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83の型開閉方向位置を調節することにより、的確に被成形品10をクランプして樹脂モールドすることができる。本方法によれば、搭載部品10bの高さに応じて搭載部品10b上におけるキャビティ空間を最適な間隔に設定することができるから、キャビティ空間をできるだけ薄くして樹脂モールドするような場合に特に有効となる。
上述した樹脂モールド方法においては、キャビティに樹脂を充填開始する際に、上型キャビティインサート73の端面の位置を、最終製品における樹脂成形部の外面位置にあらかじめ位置合わせしてからキャビティに樹脂を充填した。別の制御方法として、キャビティに樹脂を充填する際には、製品の樹脂成形部の外面位置よりも外側の位置に上型キャビティインサート73を位置させ、キャビティに樹脂が充填された後、樹脂硬化する前に上型キャビティインサート73を所定の樹脂成形位置まで押し下げて最終的に樹脂硬化させる方法により樹脂モールドすることもできる。
このような樹脂モールド方法は、キャビティに樹脂を充填しやすくし、パッケージ内にボイドが発生することを抑えて樹脂モールドできるという利点がある。
(樹脂モールド金型:第4実施形態)
本実施形態の樹脂モールド金型は、下型インサートブロック83を型開閉方向に可動となるようにフローティング支持したものである。図11(a)に本実施形態の樹脂モールド金型の断面図を示す。下型インサートブロック83をフローティング支持するため、厚さ調整用のプレート88と下型80のベースブロック89との間に、弾発用の付勢手段としてスプリング82を装着している。上型70と下型80の付勢手段を除く他の構成は図5、6に示した樹脂モールド金型と同様である。
図11(a)は、下型80に被成形品10を供給した状態である。下型インサートブロック83は、スプリング82の付勢力により被成形品10をクランプする際の型開閉方向位置よりも上型70側に偏位している。下型80の可動テーパプレート85と固定テーパプレート87とは対向するテーパ面が離間している。
図11(b)は、駆動部76、86が駆動制御されていない状態で上型70と下型80とを閉止させた状態である。
上型70と下型80の一方を型締め方向に移動させることにより、上型70のクランプ面が被成形品10の基板10aの上面に当接し、スプリング82の付勢力に抗して被成形品10が下型80に向けて押し下げられ、上型70と下型80とが閉止される。この工程においてはスプリング82の弾性力によって基板10aが上型70に押圧され、被成形品10に大きなクランプ力(押圧力)が作用することを防止しながら被成形品10をクランプすることができる。被成形品10は上型70と下型80とによってクランプされて予熱れる。
図12(a)は、被成形品10についての厚さの計測結果に基づいて、駆動部76、86を駆動制御し、上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83を所定の型開閉方向位置に移動させた状態である。下型80においては、可動テーパプレート85と固定テーパプレート87のテーパ面が当接し、可動テーパプレート85の移動位置が制御されて、下型インサートブロック83の型開閉方向の位置が規定される。
図12(b)は、キャビティに樹脂90aを充填した状態を示す。上型キャビティインサート73と下型インサートブロック83とを位置制御することにより、被成形品10を確実にクランプして、被成形品10に樹脂ばりを生じさせず、かつ被成形品10を損傷させることなく樹脂モールドすることができる。
本実施形態においては、事前に上型70と下型80とによって被成形品10をクランプ(閉止)することによって、樹脂モールド金型の熱を利用して被成形品10を十分に予熱した後に樹脂モールドすることができる。
被成形品10はプリヒート部30において予熱されるが、樹脂モールド金型の熱を利用することにより、樹脂モールド操作の直前に効率的に予熱することが可能であり、被成形品10の熱変形をできるだけ抑えた状態で樹脂モールドすることによって、さらに高精度の樹脂モールドが可能となる。
(樹脂モールド金型:第5実施形態)
本実施形態の樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置は、基板10a上に半導体チップ101と、放熱板102を重ね合わせて搭載した被成形品10の樹脂モールドに使用される。
図13(a)は、型開きした状態で下型80に被成形品10をセットした状態を示す。本実施形態の樹脂モールド金型の構成は、第1実施形態において説明した樹脂モールド金型(図6)の構成と基本的に変わらない。本実施形態の樹脂モールド金型において相違する点は、基板10aに搭載される搭載部品10bが、半導体チップ101上に放熱板102を重ねたものであることから、半導体チップ101と放熱板102の厚さを個別に測定して得られる半導体チップ101と放熱板102の合計の厚さに基づいて上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置を調節して樹脂モールドするように構成されている点にある。
図14は、基板10aに半導体チップ101と放熱板102とを重ね合わせて搭載する被成形品10の樹脂モールドに使用する樹脂モールド装置の構成を示す。本実施形態の樹脂モールド装置も図1に示した樹脂モールド装置と同様の構成を備える。図14において、図1に示した樹脂モールド装置と同一の構成部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の樹脂モールド装置において図1に示す樹脂モールド装置と異なる点は、被成形品の供給部として、基板10aに半導体チップ101を搭載した第1の被成形品110の供給部(A−1)と、放熱板102の供給部(A−2)を備えること、被成形品の厚さ計測部Bとして、第1の被成形品110の厚さ計測部と放熱板102の厚さ計測部を備えること、搬送機構Eのインローダ50が被成形品110と放熱板102を保持する保持部を備えることである。以下では、本実施形態の樹脂モールド装置において特徴的な構成及び作用について説明する。
第1の被成形品110は、インローダ50によりセット台15に移載され、さらに計測台21に移載され、計測装置24aにより基板10aの厚さと半導体チップ101の厚さが測定される。
放熱板102は、インローダ50により放熱板の供給部100から計測部Bの計測台104に移載され、計測装置24cによって放熱板の厚さが計測される。図1に示す樹脂モールド装置においては、一対の計測台21a、21bと、計測装置24a、24bが設けられている。本実施形態においては、一方の計測台21bを放熱板102を支持する計測台104とし、計測装置24bを放熱板102の厚さを測定する計測装置24cとしている。また、移動機構22bを、計測台104を計測位置に移動させる移動機構22cとしている。
計測部Bによって厚さを測定した後、第1の被成形品110と放熱板102は、インローダ50によって取り上げられ、プリヒート部30aに移載される。
プレス部Cにおいて被成形品110を樹脂モールドする操作は、インローダ50を横移動させて樹脂タブレット16、第1の被成形品110、放熱板102を取り上げ、プレス部Cの側方からインローダ50を樹脂モールド金型内に進入させ、樹脂モールド金型に樹脂タブレット16と被成形品10を供給し、上型70と下型80とによって被成形品10をクランプすることによってなされる。
被成形品10は、下型80に第1の被成形品110をセットし、第1の被成形品110の半導体チップ101の上に放熱板102をのせることによって形成される。インローダ50の先端側に、下型80に第1の被成形品110をセットした状態における半導体チップ101の平面配置に一致する配置に放熱板102(本実施形態においては6枚の放熱板)を支持する支持部が設けられている。インローダ50をプレス装置32内に進入させ、樹脂モールド金型の下型80に位置合わせして第1の被成形品110をセットした後、インローダ50を放熱板102の供給位置まで後退させ、第1の被成形品110の半導体チップ101に位置合わせして放熱板102を供給する。
上型70と下型80とで被成形品10をクランプする操作は、計測部Bにおいて計測した基板10aの厚さに基づいて下型インサートブロック83の型開閉方向の位置を設定し、半導体チップ101と放熱板102の厚さに基づいて上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置を設定して行われる。上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置、すなわちキャビティの深さは、半導体チップ101と放熱板102の厚さを合わせた厚さ、すなわち搭載部品10bの厚さに基づいて設定される。図13(a)は、搭載部品10bの厚さに基づいて上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置を設定し、基板10aの厚さに基づいて下型インサートブロック83を位置合わせした状態である。
図13(b)は、上型70と下型80とによって被成形品10をクランプした状態を示す。被成形品10をクランプした状態でキャビティに樹脂を充填して被成形品10を樹脂モールドする。
本実施形態における被成形品10の基板10a上における搭載部品10bは、半導体チップ101の上に放熱板102を重ねたものである。このように複数個の部品を重ねて搭載部品10bとする場合であっても個々の部品の厚さを計測した結果に基づいて上型キャビティインサート73の型開閉方向の位置を位置合わせすることにより、搭載部品10bの外面に樹脂ばりを生じさせずに、確実に樹脂モールドすることができる。
基板10a上における搭載部品10bは2つの部品を重ね合わせる場合に限られるものではなく、3個以上の部品を重ねて搭載した被成形品の場合にも適用することができる。基板10aに複数個の部品を積み重ねて搭載する場合には、本実施形態のように、個々の部品の厚さ(高さ)を個別に計測する計測部を設け、その計測結果に基づいて上型キャビティインサートの型開閉方向の位置を制御して樹脂モールドすればよい。搭載部品10bは半導体チップ101と放熱板102との組合わせに限定されるものではなく、適宜部品の組み合わせについても適用できる。
本実施形態においては、厚さ計測部Bとプレス部Cとの中間に放熱板の供給部100を備えるユニットと、プリヒート部30aを備えるユニットを直列に配置し、図1に示した樹脂モールド装置にくらべて、厚さ計測部Bとプレス部Cとの配置間隔を広くとっている。これは、厚さ計測部Bをプレス部Cから離間させることによって、厚さ計測部Bにプレス部Cからの熱や振動が伝わることを抑え、厚さ計測部Bにおける測定精度を向上させるためである。
また、本実施形態においては、厚さ調整用のプレート78aを、ベースブロック79とチェイスブロック72との間に配置することにより、チェイスブロック72の下面の高さを調節し、搭載部品10bの高さが異なる製品を樹脂モールドする場合に、厚さ調整用のプレート78aを交換することによって、樹脂モールド金型を共通に使用して樹脂モールドできるようにしている。
本実施形態において使用した被成形品10は半導体チップ101を単独で搭載した製品とくらべて放熱板102の厚さ分だけ搭載部品10bの厚さが厚くなる。このような厚さが異なる製品を樹脂モールドする場合であっても、厚さ調整用のプレート78aを使用することによって厚さの相違を吸収することができる。厚さ調整用のプレート78aには可動プレート75が摺動(接触)しないから、平面度や加工精度が相対的に低くてよく、比較的安価に前述した厚さ調整用のプレート78と同様の効果を奏することができる。
前述した実施形態においては、基板10aに3個の搭載部品10bを搭載した被成形品10を例として説明した。基板10aに搭載する搭載部品10bの個数は限定されるものではなく、搭載部品10bが単一の場合についても適用される。
また、被成形品10の搭載部品10bの搭載形態も限定されない。たとえば、搭載部品10bとして半導体チップを基板10aに搭載する場合、フリップチップ接続、ワイヤボンディング接続等の適宜方法によって半導体チップを搭載した被成形品10を対象とすることができる。半導体チップをフリップチップ接続した被成形品10を樹脂モールドする際に、アンダーフィルするように設定することもできる。
また、本発明に係る樹脂モールド装置においては、被成形品の搭載部品の厚さを計測した結果に基づいてインサート部材の型開閉方向の位置を設定して被成形品をクランプする。したがって、被成形品をクランプする際に搭載部品のクランプ位置(押し込み位置)を正確に設定することができる。このインサート部材によって搭載部品をクランプする(加圧する)作用を利用すると、基板に搭載部品を仮止めした状態で被成形品を樹脂モールド金型に供給し、上型と下型とで被成形品をクランプすることによって、搭載部品を基板に本接合し、搭載部品を本接合した状態で被成形品を樹脂モールドすることができる。
たとえば、基板のパッドと搭載部品の接続部(バンプ等)との間に異方導電性フィルムを介在させた仮止めの状態で樹脂モールド金型に被成形品を供給し、被成形品をクランプすることにより、異方導電性フィルムを介して基板と搭載部品とを電気的に接続するとともに、樹脂モールド金型の熱を利用して異方導電性フィルムを熱硬化させることによって基板に搭載部品を実装することができる。また、基板10aに実装された半導体チップ101上に伝熱性接着剤を塗布した放熱板102を積み重ねてクランプにより加熱加圧して実装することもできる。さらに、放熱板102に替えて他の半導体チップを積み重ね、クランプにより加熱加圧して異方導電性フィルム等により熱硬化させて半導体チップ同士を圧着してもよい。
被成形品の搭載部品の厚さを計測した結果に基づいてインサート部材によって搭載部品を加圧する操作を制御するから、搭載部品を損傷させることなく、搭載部品を基板に確実に接合することができる。搭載部品を基板に実装した後、被成形品を樹脂モールドすることもできるし、搭載部品を基板に実装した状態で工程を止めることもできる。
上述した実施形態の樹脂モールド金型は、いずれも上型70にキャビティを設け、下型80に被成形品10をセットして樹脂モールドする金型の例である。樹脂モールド金型としては、上述した実施形態とは上型と下型の配置を上下逆にし、下型にキャビティを設け、上型に基板10aを支持して樹脂モールドする構成とすることもできる。この場合は、下型が本発明の第1の金型に相当し、上型が第2の金型に相当する。
また、図5、6に示すように、可動テーパプレート75、85は押動方向に向けて厚さが薄くなるように構成されて、可動テーパプレート75、85を押動することでキャビティインサートを型閉じ方向に動作させる構成について説明したが、他の構成を採用することもできる。たとえば、可動テーパプレート75、85の厚さが押動方向に向けて厚くなるように構成し、可動テーパプレート75、85を駆動部76、86側に引き出す向きに移動作させることでキャビティインサートを型閉じ方向に動作させる構成を採用してもよい。
また、上述した実施形態の樹脂モールド金型は、ポットからキャビティに樹脂を圧送して樹脂モールドする、いわゆるトランスファモールドによる樹脂モールド金型の例である。本発明はトランスファモールドによる樹脂モールド金型に適用される他、被成形品上に樹脂を供給し、あるいは下型のキャビティに樹脂を供給し、圧縮成形法によって樹脂モールドする樹脂モールド金型にも適用できる。この圧縮成形による場合も、上述した各実施形態において説明したキャビティインサートやインサートブロックを備える樹脂モールド金型の構成がそのまま適用される。
10、110 被成形品
10a 基板
21a、21b、104 計測台
24a、24b、24c 計測装置
25a、25b センサ
30,30a プリヒート部
32 プレス装置
37 リリースフィルム
43 成形品
44 収納部
50 インローダ
52 アンローダ
60 制御部
70 上型
71 センターブロック
72 チェイスブロック
73 上型キャビティインサート
74 エンドブロック
75 可動テーパプレート
76 駆動部
76a 伝動軸
76b 動力部
77 固定テーパプレート
78、78a 厚さ調整用のプレート
80 下型
81 センターブロック
81a ポット
83 下型インサートブロック
85 可動テーパプレート
86 駆動部
86a ボールねじ
86b 回動機構
87 固定テーパプレート
88 厚さ調整用のプレート
90 樹脂タブレット
90a 樹脂
92 プランジャ
100 放熱板の供給部
101 半導体チップ
102 放熱板
731 押さえ駒
764 駆動軸
765 従動軸
766 連結部
A 供給部
B 計測部
C プレス部
D 収納部
E 搬送機構

Claims (11)

  1. 被成形品をクランプして樹脂モールドする第1の金型と第2の金型とを備え、
    前記第1の金型に、前記被成形品に搭載された搭載部品に端面を対向させ、型開閉方向に摺動する第1のインサート部材と、該第1のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着され、
    前記第2の金型に、前記被成形品を支持し、型開閉方向に摺動する第2のインサート部材と、該第2のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着されていることを特徴とする樹脂モールド金型。
  2. 前記第1のインサート部材に、前記搭載部品に端面を対向させ、型開閉方向に可動にかつ前記第2の金型に向けて付勢された押さえ駒が装着されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂モールド金型。
  3. 前記第2の金型に、前記第2のインサート部材を前記第1の金型に向けて付勢し、型開き時に、前記第2の金型のクランプ面よりも前記被成形品が突出する位置に前記第2のインサート部材を付勢して支持する付勢手段が装着されていることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂モールド金型。
  4. 前記第1の金型に装着される押動部材は、
    前記被成形品の長手方向に直交方向に進退駆動される可動テーパプレートと、該可動テーパプレートとテーパ面を対向させて配置される固定テーパプレートとを備え、
    前記第2の金型に装着される押動部材は、
    前記被成形品の長手方向に平行方向に進退駆動される可動テーパプレートと、該可動テーパプレートとテーパ面を対向させて配置される固定テーパプレートとを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の樹脂モールド金型。
  5. 前記可動テーパプレートに係合された伝動軸と、該伝動軸を介して前記可動テーパプレートを進退駆動させる動力部とを有し、
    前記伝動軸は、前記動力部に接続された駆動軸と、前記可動テーパプレートに連結された従動軸と、前記駆動軸に前記従動軸を連結する連結部とを備えていることを特徴とする請求項4記載の樹脂モールド金型。
  6. 前記第1の金型に装着される押動部材と前記第1の金型のベースブロックとの間に厚さ調整用のプレートが装着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の樹脂モールド金型。
  7. 前記第1の金型のベースブロックと、前記第1のインサート部材が装着されるチェイスブロックとの間に厚さ調整用のプレートが装着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の樹脂モールド金型。
  8. 前記第2の金型に装着される押動部材と前記第2のインサート部材との間に、厚さ調整用のプレートが装着されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の樹脂モールド金型。
  9. 被成形品の供給部と、被成形品の厚さ計測部と、プレス部と、成形品の収納部と、制御部とを備え、
    前記計測部に、前記被成形品の基板の厚さと、前記被成形品の搭載部品の厚さとを計測する計測装置が配置され、
    前記プレス部に、被成形品をクランプして樹脂モールドする第1の金型と第2の金型とを備える樹脂モールド金型が装着されたプレス装置が設けられ、
    前記第1の金型に、前記被成形品に搭載された搭載部品に端面を対向させ、型開閉方向に摺動する第1のインサート部材と、該第1のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着され、
    前記第2の金型に、前記被成形品を支持し、型開閉方向に摺動する第2のインサート部材と、該第2のインサート部材を型開閉方向に押動して型開閉方向の位置を調節する押動部材が装着され、
    前記制御部は、前記計測装置による前記搭載部品の厚さの計測結果に基づき、前記第1の金型に装着された押動部材を制御して前記第1のインサート部材の型開閉方向の位置を設定し、前記計測装置による前記基板の厚さの計測結果に基づき、前記第2の金型に装着された押動部材を制御して前記第2のインサート部材の型開閉方向の位置を設定して樹脂モールドすることを特徴とする樹脂モールド装置。
  10. 前記被成形品は、基板に複数個の部品を積み重ねて搭載した搭載部品を備え、
    前記計測部は、前記基板の厚さと、前記複数個の部品の厚さを個別に測定する計測装置を備え、
    前記制御部は、前記計測装置による前記複数個の部品の厚さを合計した計測結果に基づき、前記第1の金型に装着された押動部材を制御して前記第1のインサート部材の型開閉方向の位置を設定し、前記計測装置による前記基板の厚さの計測結果に基づき、前記第2の金型に装着された押動部材を制御して前記第2のインサート部材の型開閉方向の位置を設定して樹脂モールドすることを特徴とする請求項9記載の樹脂モールド装置。
  11. 前記プレス装置に、前記第1の金型の金型面を被覆するリリースフィルムを供給するリリースフィルムの供給機構が設けられていることを特徴とする請求項9または10記載の樹脂モールド装置。
JP2009156667A 2009-07-01 2009-07-01 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置、並びに樹脂モールド方法 Active JP5560479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156667A JP5560479B2 (ja) 2009-07-01 2009-07-01 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置、並びに樹脂モールド方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156667A JP5560479B2 (ja) 2009-07-01 2009-07-01 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置、並びに樹脂モールド方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011011426A true JP2011011426A (ja) 2011-01-20
JP5560479B2 JP5560479B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=43590765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009156667A Active JP5560479B2 (ja) 2009-07-01 2009-07-01 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置、並びに樹脂モールド方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5560479B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024949A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Apic Yamada Corp 金型駆動装置
WO2014199733A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
JP2016035975A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 第一精工株式会社 樹脂封止装置およびその封止方法
JP2016124249A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 ファナック株式会社 射出成形システム
JP2016155301A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 新日本無線株式会社 モールド成型装置及びモールド成型方法
JP2017056739A (ja) * 2016-12-15 2017-03-23 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
JP6176416B1 (ja) * 2017-03-31 2017-08-09 第一精工株式会社 半導体パッケージの樹脂封止装置、及び半導体パッケージの樹脂封止方法
JP2017162888A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 Towa株式会社 位置調節機構、樹脂封止装置、樹脂封止方法、及び樹脂封止製品の製造方法。
JP6202292B1 (ja) * 2017-06-28 2017-09-27 第一精工株式会社 半導体パッケージの樹脂封止装置、及び半導体パッケージの樹脂封止方法
WO2017212660A1 (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
JP6296195B1 (ja) * 2017-07-21 2018-03-20 第一精工株式会社 樹脂封止用金型の調整方法及び樹脂封止用金型
TWI618612B (zh) * 2011-07-29 2018-03-21 山田尖端科技股份有限公司 模塑模具以及使用該模具之樹脂模塑裝置
JP6304517B1 (ja) * 2017-02-14 2018-04-04 第一精工株式会社 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
JP2018202737A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
JP2019081293A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 Towa株式会社 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
JP2019520240A (ja) * 2016-06-06 2019-07-18 ▲寧▼波舜宇光▲電▼信息有限公司 撮像モジュールのモールド回路基板の製造装置およびその製造方法
JP2019136943A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 アピックヤマダ株式会社 圧縮成形金型用モールドベース
JP2020044705A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 Towa株式会社 樹脂成形装置、成形型装置、及び樹脂成形品の製造方法
JP2021089915A (ja) * 2019-12-02 2021-06-10 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
CN112976666A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 东莞市天贺电子科技有限公司 一种应用于压缩成形的模具上的动平衡缓冲机构
KR102446919B1 (ko) * 2021-06-02 2022-09-23 한화솔루션 주식회사 언더커버 성형장치
WO2023127474A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 I-Pex株式会社 樹脂封止金型
JP7331571B2 (ja) 2019-09-17 2023-08-23 I-Pex株式会社 樹脂封止用金型及び樹脂封止方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343819A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Towa Corp 樹脂封止方法及び基板クランプ機構
JP2003053791A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体製造装置及び該装置により製造された半導体装置
JP2006049697A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法及び成形金型
JP2006319226A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂封止成形用金型装置および樹脂封止成形用金型装置の検査方法
JP2007054972A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型
JP2009034888A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂封止装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343819A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Towa Corp 樹脂封止方法及び基板クランプ機構
JP2003053791A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体製造装置及び該装置により製造された半導体装置
JP2006049697A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法及び成形金型
JP2006319226A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂封止成形用金型装置および樹脂封止成形用金型装置の検査方法
JP2007054972A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型
JP2009034888A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂封止装置

Cited By (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024949A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Apic Yamada Corp 金型駆動装置
TWI618612B (zh) * 2011-07-29 2018-03-21 山田尖端科技股份有限公司 模塑模具以及使用該模具之樹脂模塑裝置
KR20160021240A (ko) * 2013-06-14 2016-02-24 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 수지 몰드 금형 및 수지 몰드 장치
JP2015000520A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
WO2014199733A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
KR102301482B1 (ko) * 2013-06-14 2021-09-13 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 수지 몰드 금형 및 수지 몰드 장치
CN105283289A (zh) * 2013-06-14 2016-01-27 山田尖端科技株式会社 树脂模塑用模组和树脂模塑装置
KR20210011070A (ko) * 2013-06-14 2021-01-29 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 수지 몰드 금형 및 수지 몰드 장치
KR102208459B1 (ko) * 2013-06-14 2021-01-27 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 수지 몰드 금형 및 수지 몰드 장치
JP2016035975A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 第一精工株式会社 樹脂封止装置およびその封止方法
JP2016124249A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 ファナック株式会社 射出成形システム
US9969109B2 (en) 2015-01-07 2018-05-15 Fanuc Corporation Injection molding system
JP2016155301A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 新日本無線株式会社 モールド成型装置及びモールド成型方法
JP2017162888A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 Towa株式会社 位置調節機構、樹脂封止装置、樹脂封止方法、及び樹脂封止製品の製造方法。
CN107170694A (zh) * 2016-03-07 2017-09-15 东和株式会社 位置调节机构、树脂封装装置、树脂封装方法及树脂封装产品的制造方法
CN107170694B (zh) * 2016-03-07 2021-07-20 东和株式会社 树脂封装装置、树脂封装方法及树脂封装产品的制造方法
JP2019520240A (ja) * 2016-06-06 2019-07-18 ▲寧▼波舜宇光▲電▼信息有限公司 撮像モジュールのモールド回路基板の製造装置およびその製造方法
JP2017220629A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
TWI636861B (zh) * 2016-06-10 2018-10-01 朝日科技股份有限公司 Resin sealing device and resin sealing method
WO2017212660A1 (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
KR20180134335A (ko) 2016-06-10 2018-12-18 아사히 엔지니어링 가부시끼가이샤 수지 밀봉 장치
CN109075083A (zh) * 2016-06-10 2018-12-21 朝日科技股份有限公司 树脂密封装置
CN109075083B (zh) * 2016-06-10 2022-03-08 朝日科技股份有限公司 树脂密封装置
KR102128921B1 (ko) * 2016-06-10 2020-07-01 아사히 엔지니어링 가부시끼가이샤 수지 밀봉 장치
JP2017056739A (ja) * 2016-12-15 2017-03-23 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
JP6304517B1 (ja) * 2017-02-14 2018-04-04 第一精工株式会社 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
WO2018150670A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 第一精工株式会社 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
JP2018133396A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 第一精工株式会社 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
JP2018174200A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 第一精工株式会社 半導体パッケージの樹脂封止装置、及び半導体パッケージの樹脂封止方法
JP6176416B1 (ja) * 2017-03-31 2017-08-09 第一精工株式会社 半導体パッケージの樹脂封止装置、及び半導体パッケージの樹脂封止方法
JP2018202737A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 アピックヤマダ株式会社 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
JP2018174290A (ja) * 2017-06-28 2018-11-08 第一精工株式会社 半導体パッケージの樹脂封止装置、及び半導体パッケージの樹脂封止方法
JP6202292B1 (ja) * 2017-06-28 2017-09-27 第一精工株式会社 半導体パッケージの樹脂封止装置、及び半導体パッケージの樹脂封止方法
JP2019018530A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 第一精工株式会社 樹脂封止用金型の調整方法及び樹脂封止用金型
KR102188767B1 (ko) 2017-07-21 2020-12-08 다이-이치 세이코 가부시키가이샤 수지 밀봉 금형의 조정 방법 및 수지 밀봉 금형
KR20190070949A (ko) * 2017-07-21 2019-06-21 다이-이치 세이코 가부시키가이샤 수지 밀봉 금형의 조정 방법 및 수지 밀봉 금형
WO2019017186A1 (ja) * 2017-07-21 2019-01-24 第一精工株式会社 樹脂封止用金型の調整方法及び樹脂封止用金型
JP6296195B1 (ja) * 2017-07-21 2018-03-20 第一精工株式会社 樹脂封止用金型の調整方法及び樹脂封止用金型
JP2019081293A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 Towa株式会社 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
JP2019136943A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 アピックヤマダ株式会社 圧縮成形金型用モールドベース
JP7092513B2 (ja) 2018-02-09 2022-06-28 アピックヤマダ株式会社 圧縮成形金型用モールドベース
JP7121613B2 (ja) 2018-09-19 2022-08-18 Towa株式会社 樹脂成形装置、成形型装置、及び樹脂成形品の製造方法
JP2020044705A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 Towa株式会社 樹脂成形装置、成形型装置、及び樹脂成形品の製造方法
JP7331571B2 (ja) 2019-09-17 2023-08-23 I-Pex株式会社 樹脂封止用金型及び樹脂封止方法
JP2021089915A (ja) * 2019-12-02 2021-06-10 アサヒ・エンジニアリング株式会社 樹脂封止装置
TWI753678B (zh) * 2019-12-02 2022-01-21 日商朝日科技股份有限公司 樹脂密封裝置
CN112976475A (zh) * 2019-12-02 2021-06-18 朝日科技股份有限公司 树脂密封装置
CN112976475B (zh) * 2019-12-02 2024-02-02 朝日科技股份有限公司 树脂密封装置
CN112976666B (zh) * 2019-12-12 2022-07-26 东莞市天贺电子科技有限公司 一种应用于压缩成形的模具上的动平衡缓冲机构
CN112976666A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 东莞市天贺电子科技有限公司 一种应用于压缩成形的模具上的动平衡缓冲机构
KR102446919B1 (ko) * 2021-06-02 2022-09-23 한화솔루션 주식회사 언더커버 성형장치
WO2023127474A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 I-Pex株式会社 樹脂封止金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP5560479B2 (ja) 2014-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5560479B2 (ja) 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置、並びに樹脂モールド方法
KR102301482B1 (ko) 수지 몰드 금형 및 수지 몰드 장치
JP7084349B2 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
TWI712101B (zh) 搬運裝置、樹脂成形裝置、搬運方法及樹脂成形品的製造方法
JP6273340B2 (ja) 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
TW201902658A (zh) 樹脂模製模具及樹脂模製裝置
JP6822901B2 (ja) 樹脂モールド金型及び樹脂モールド装置
PH12019000190A1 (en) Resin modling apparatus and method for manufacturing resin molded product
JP5659427B2 (ja) 平行昇降機構および半導体製造装置
CN113573867B (zh) 树脂成形装置以及树脂成形品的制造方法
KR20210103925A (ko) 수지 몰딩 장치 및 수지 몰딩 방법
TWI737380B (zh) 樹脂塑封模具
WO2024014060A1 (ja) 成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
JP5621146B2 (ja) 金型駆動装置
JP2012024950A (ja) 樹脂モールド装置
JP2022166592A (ja) 成形型、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
JP2020184594A (ja) 放熱体の貼り付け方法及び放熱体貼り付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5560479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250