JP2010506032A - ポリオキシラン、これを製造する方法および触媒 - Google Patents

ポリオキシラン、これを製造する方法および触媒 Download PDF

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Abstract

高分子量ポリ(オキシラン)を与えるオキシラン重合用の触媒組成物を提供する。該触媒組成物は:疎水的に改質された粒子状無機酸化物;アルミニウムアルキル錯体;およびルイス塩基自由電子対を有する化合物を含む。重合方法およびポリ(オキシラン)ポリマーも提供する。

Description

発明の背景
発明の分野
本発明はオキシラン重合用の触媒組成物、オキシラン重合方法およびポリ(オキシラン)に関する。
関連技術の説明
ポリ(オキシラン)(またはポリ(アルキレンオキサイド))は周知であり、多くの用途,例えば洗剤および洗浄剤の組成物、石油採掘流体、インク、金属作動流体、紙コーティング組成物中の潤滑剤、セラミックス製造、ノニオン性界面活性剤用の化学的中間体(次に化粧品、テキスタイルおよび化学的加工において使用する)、ポリウレタン(可撓性発泡体およびエラストマーとして使用する)、エステル用の化学的中間体(テキスタイル紡糸仕上げや化粧剤において、および広範なプロセスのための発泡制御剤として使用する)、ならびに多くの他の用途において有用である。
広範な触媒がアルキレンオキサイドの重合のために示されてきた。金属系触媒は最も一般的なものである。例としては、鉄、マグネシウム、アルミニウムおよび亜鉛の酸化物ならびに/または水酸化物、カルシウムのアンモニア修飾アミド、ならびに亜鉛およびコバルトのバイメタルシアン化物が挙げられる。これらの触媒の殆どは、幾つかの不都合,例えば比較的低い分子量しか実現する能力を持たないこと、および分子量制御が不十分であること、等を有する。
アルミニウム系触媒は公知であり長年用いられてきた。米国特許第3,186,958号はこの領域の初期の刊行物の1つであり、アルミニウムトリアルキル化合物とルイス塩基との共触媒を用いたポリ(アルキレンオキサイド)の形成を記載する。この触媒系の変形が続いて開発されてきた。
Cazacuら,J.Polym.Sci.,Part A:Polymer Chemistry(2004),42(15),3720−3728は、予め形成したアミン基含有ポリ(エチレングリコール)鎖を結合させる手段としてハロアルキルシロキサンを用いることを記載する。
欧州特許第794230号は、より高Mwの組成物の製造において、エポキシレジンとの反応時に、シリコーン基を含有するエチレンオキサイドのコポリマーを使用することを記載する。
英国特許第1541659号は、ヒドロキシル末端ポリシロキサンを、低MWポリ(エチレンオキサイド)用のMW増大剤として、ポリマーの縮合反応(鎖延長)を通じて使用することを記載する。
米国特許第3,158,580号は、ジアミンをポリ(エピハロヒドリン)用の架橋剤として使用することを記載する。非処理シリカが、カーボンブラックとともにフィラー物質として用いられる。
日本国特許第38024598号は、ポリマー粒子モルホロジーを制御する方法として、シリコーン油存在下でのエチレンオキサイドの重合を記載する。
ポリ(アルキレンオキサイド)のための多くの用途には、高分子量(200,000〜10,000,000の間)のポリマーが必要である。したがって、当該分野で、高分子量のポリ(アルキレンオキサイド)を効率的にそして触媒生産性の顕著な損失なく得ることができる触媒系および方法を見出すという目標を残している。
発明の簡単な要約
一側面において、本発明は、オキシラン(エポキシド)の重合用に有用な組成物を提供する。該組成物は:疎水的に改質された粒子状無機酸化物;アルミニウムアルキル錯体;およびルイス塩基自由電子対を有する化合物を含む。
別の側面において、本発明は:本明細書に記載する触媒組成物の存在下で、オキシラン含有化合物を、該オキシラン含有化合物自体、または該オキシラン含有化合物自体および他のオキシランと反応させることを含むオキシラン重合方法を提供する。
更なる側面において、本発明は、本明細書に記載する方法によって製造されるポリ(オキシラン)を提供する。
発明の詳細な説明
上記したように、一側面において、本発明はオキシラン重合用の触媒組成物を提供する。本発明の触媒組成物は、驚くべきことに、ポリ(アルキレン)オキサイドのホモポリマーおよびコポリマーに対して高分子量を与えることを見出した。本発明の触媒系を用いることにより、特定の所望の分子量のポリ(アルキレン)オキサイドを目標とすることがここで可能である。
本発明の組成物は疎水的に改質された粒子状無機酸化物、アルミニウムアルキル錯体、およびルイス塩基自由電子対を有する化合物を含む。
疎水的に改質された粒子状無機酸化物は、1つ以上の疎水性基で官能化されている無機酸化物物質である。無機酸化物は、好ましくは微粉化された、そして有利には表面積50m2/g以上(B.E.T.表面積)を有するものである。好適な無機酸化物の例としては、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、およびアルミノシリケートが挙げられる。好ましくはシリカ、例えばヒュームドシリカ、沈降シリカ、シリカキセロゲル、およびシリカエアロゲルである。特に好ましくはヒュームドシリカである。本発明の触媒組成物は、アルミニウムアルキル錯体1モル当たり、少なくとも約25g、より好ましくは少なくとも約50g、および更により好ましくは少なくとも約100gの疎水的に改質された無機酸化物を有する。触媒組成物は、アルミニウムアルキル錯体1モル当たり、好ましくは約5000g以下、より好ましくは約4000g以下、および更により好ましくは約3000g以下の疎水的に改質された無機酸化物を有する。更なる態様において、触媒組成物は、アルミニウムアルキル錯体1モル当たり、好ましくは約100g〜1000g、より好ましくは約250g〜750g、および更により好ましくは約400g〜600gの疎水的に改質された無機酸化物を有する。
無機酸化物は、1つ以上の疎水性基で官能化される。疎水性基を形成するために、任意の好適な試薬,例えばオルガノシラザン,例えばヘキサメチルジシラザン(HMDZ)、オルガノシロキサン,例えばヘキサメチルジシロキサン(HMDS)、オルガノハロシラン,例えばトリメチルクロロシラン(TMCS)、またはアルコキシシラン,例えばジメトキシジメチルシラン等を使用できる。好ましくは、無機酸化物上に形成される疎水性基はオルガノシロキサンである。疎水性基は、好ましくは無機酸化物に酸素原子を介して結合する。無機酸化物、特にシリカを疎水性基で官能化する方法は、米国特許第6,344,240号(参照により本明細書に組み入れる)に記載されている。
好ましい疎水性基としては、式(I):
−(SiR2O)nSiR3
(I)
(式中、nは0〜20であり、そしてRは各々の出現において独立にH、C1−C20のアルキル基、アリール基またはアリールアルキル基である。)
の一官能性部分が挙げられる。好ましくは、nは0〜10であり、より好ましくは0〜6である。Rは、好ましくは各々の出現において独立にC1−C8アルキルであり、より好ましくはC1−C6アルキルであり、更により好ましくはC1−C3アルキルである。更により好ましくは、Rは全ての出現においてメチルである。
好ましい疎水性基は、式(II):
−(SiR2O)nSiR2
(II)
(式中、nは0〜20であり、そしてRは各々の出現において独立にHまたはC1−C8アルキルである。)
の二官能性部分も含む。好ましくは、nは0〜10であり、より好ましくは0〜6である。Rは、好ましくは各々の出現において独立にC1−C6アルキルであり、より好ましくはC1−C3アルキルである。更により好ましくは、Rは全ての出現においてメチルである。
無機酸化物上の疎水性基の総量は、無機酸化物1グラム当たり、好ましくは少なくとも約0.001mmolであり、より好ましくは少なくとも約0.01mmolであり、更により好ましくは少なくとも約0.1mmolであり、そして、無機酸化物1グラム当たり、好ましくは約20mmol以下であり、より好ましくは約10mmol以下であり、更により好ましくは約5mmol以下であり、そして更により好ましくは約1mmol以下である。
特に好ましい疎水的に官能化された無機酸化物は、CAB−O−SIL(登録商標)TS−530,610,および720処理ヒュームドシリカ製品(Cabot Corporation,Billerica,Massachusettsから入手可能)であり、CAB−O−SIL(登録商標)TS−530は、トリメチルシロキサン疎水性基:
Figure 2010506032
で官能化された処理ヒュームドシリカである。
該物質はB.E.T.表面積205〜245m2/gおよび平均粒子サイズ0.2〜0.3ミクロンを有する。
CAB−O−SIL(登録商標)TS−610は、テトラメチルジシロキサン疎水性基:
Figure 2010506032
で官能化された処理ヒュームドシリカである。
該物質はB.E.T.表面積105〜145m2/gおよび平均粒子サイズ0.2〜0.3ミクロンを有する。
CAB−O−SIL(登録商標)TS−720は、ポリジメチルシロキサンポリマー:
Figure 2010506032
で官能化された処理ヒュームドシリカである。
該物質はB.E.T.表面積105〜130m2/gおよび平均粒子サイズ0.2〜0.3ミクロンを有する。
任意に、触媒組成物は、疎水的に改質されていない無機酸化物も有することができる。
触媒組成物のアルミニウムアルキル錯体は、任意の、ルイス塩基と組合せた場合にオキシランの重合をもたらす物質であることができる。このような錯体は、例えば、米国特許第3,219,591号;第3,642,667号;第3,580,938号および第3,186,958号(これらの各々は参照により本明細書に組み入れる)に記載されている。
好ましいアルミニウム錯体は、式(III):
AlR23 X(OR4(2-X)
(III)
(式中、R2およびR3は各々独立に水素またはC1−C8アルキルであり;R4はC1-C20のアルキル基(好ましくはC1−C10アルキル、より好ましくはC1−C6アルキル)またはアリール基であり、そしてxは0,1および2から選ばれる整数である。)
のものである。好ましくは、式(III)のアルミニウム錯体は、トリイソブチルアルミニウムである。式(III)の他の好適な化合物の例は、トリエチルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、ジエチルアルミニウム水素化物、ジプロピルアルミニウム水素化物、ジイソブチルアルミニウム水素化物、ジエチルエトキシアルミニウム、ジイソブチルエトキシアルミニウムおよびこれらの混合物である。本発明の組成物中のアルミニウムアルキル錯体の量は、無機酸化物1グラム当たり好ましくは0.01〜約50mmol、より好ましくは0.3〜10mmolである。
ルイス塩基自由電子対を有する化合物は、アルミニウムアルキル錯体と組合せた場合にオキシランの重合をもたらす任意の化合物であることができる。
本発明において使用するための好ましいルイス塩基は、式(IV):
ER567
(IV)
(式中、EはN原子またはP原子であり、そしてR5、R6およびR7は各々独立に水素、C1-C20のアルキル(好ましくはC1−C8アルキル、より好ましくはC1−C6アルキル、もしくは更により好ましくはC1−C3アルキル)、またはアリール(好ましくはフェニル)であり、またはR5、R6およびR7のうち2つもしくは3つの基が結合して環状アミンもしくはホスフィンを形成する。)
の化合物である。式(IV)の好適な塩基の例としては、モノ−、ジ−およびトリ−アルキルアミン、アルキルホスフィン、アリールアミンおよびアリールホスフィンが挙げられる。好ましくは、ルイス塩基はトリエチルアミンである。本発明の組成物中に存在する、アルミニウムアルキル錯体のルイス塩基に対するモル比は、好ましくは0.1〜100であり、より好ましくは1〜10である。
本発明の触媒組成物は、広範なオキシランの高分子量ポリマーへの単独重合および共重合に有用である。好適なオキシランの限定しない例としては:アルキレンオキサイド、環状アルキレンオキサイド、置換アルキレンオキサイド、グリシジルエーテル、グリシジルアミン、グリシジルアクリレート、メタクリレート、およびグリシジルアルキルシランが挙げられる。特別な例は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、1,2−シクロヘキサンエポキシド、1,2−ブチレンオキサイド、イソブチレンエポキシド、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、ビニルクロリドエポキシド、第三ブチルグリシジルエーテル、メチルグリシジルエーテル、n−オクチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、アルキルフェニルグリシジルエーテル等、更にオキシランの混合物である。最も好ましくはアルキレンオキサイド、例えばエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド、更にエピクロロヒドリンである。ランダムコポリマーは、少なくとも2種のオキシランの混合物の重合により製造できる。ブロックコポリマーは、1種より多いオキシランを順に添加することにより製造でき、ここで各オキシランモノマーは殆ど全てが後続の1種または複数種のモノマーの添加前に消費される。
反応物質は任意の順序で組合せることができるが、最も効果的な触媒を与えるために、触媒組成物の全成分を、1種または複数種のモノマーオキシランの添加終了前に反応器内に完全に添加するのがよい。好ましい反応順序は、触媒組成物を希釈剤が収容された反応容器内に入れ、次いで1種以上のオキシランを、反応熱が安全でない操作条件を招来しないように制御された速度で添加することを含む。反応混合物の局所的な過熱を防止するのに十分に長い時間に亘って激しく撹拌しながら、全ての添加が好ましく実現する。
本発明の触媒組成物は、生成物分子量を増大させるために既に公知の他の組成物および技術と組合せて使用できる。例えば、アルミニウム錯体/ルイス塩基触媒系において、生成物分子量が(1)窒素原子に対して高モル比のアルミニウム化合物を使用すること、および/または(2)置換がより少ないアミン,例えばトリエチルアミンに代えてジエチルアミンまたはn−ブチルアミンを使用すること、によって増大できることが公知である。よって、本発明の触媒組成物を前記の既に公知の増大技術とともに用いることにより、生成物分子量を更に一層増大させることができる。以前から公知の分子量増大技術によらず、本発明の組成物が触媒生産性に対するコストを伴わずに分子量増大を与えることに留意すべきである。
1種以上のモノマーおよび任意の他の添加剤の重合は、気相中、溶液相中、またはスラリー中、一般的には圧力0.1〜1000bar、より好ましくは1〜100bar、最も好ましくは1〜15barで実施できる。重合温度は、一般的に−40℃〜200℃の範囲であるが、反応温度は、自然発生的または暴走的な重合を回避するために経済的に実施できる限り低く維持することが強く推奨される。好ましくは、重合は温度0℃〜100℃、より好ましくは10℃〜60℃で行なう。少なくとも約0.1質量%、より好ましくは少なくとも約1質量%、および更により好ましくは少なくとも約3質量%、および約10質量%以下、より好ましくは約8質量%以下、および更により好ましくは約6質量%以下の触媒組成物を、生成物ポリアルキレンオキサイド生成物に対して、典型的には重合プロセスで、用いることが好ましい。
好ましくは、重合は炭化水素のスラリー中で行なう。芳香族炭化水素,例えばベンゼン、トルエン、キシレンまたはエチルベンゼンも有用である。好ましくは、重合は脂肪族炭化水素、好ましくは飽和脂肪族炭化水素または飽和脂環式炭化水素,例えばブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、またはメチルシクロヘキサンのスラリー中で行なう。これに代えて、重合はエーテル中,例えばジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラン中で行なうことができる。
オキシランおよび任意の溶媒または不活性ガスは、一般的に使用前に完全に乾燥および脱酸素するのがよい。
連鎖移動剤を使用して、得られるポリマーの分子量を低減できる。典型的には、連鎖移動剤は、プロトン性試薬,例えばアルコール,例えばn−ブタノールであるが、アルコールのアルミニウムに対する比が大きいと重合のための触媒活性を損なう場合がある。
本発明の重合方法に従って製造されるアルキレンオキサイドのホモポリマーまたはコポリマーは、一般的に重量平均分子量1,000〜107、好ましくは10,000〜107、より好ましくは20,000〜8,000,000を有する。得られるポリマーはほぼ白色である。本発明の触媒を用いることにより、所望の分子量のアルキレンオキサイドのホモポリマーおよびコポリマーを、公知のアルキレンオキサイド触媒と同等の効率で実現できる。
アルキレンオキサイドのホモポリマーおよびコポリマーは、重合より公知の方法によって回収できる。これらの方法としては、貧溶媒の添加によるポリマーの沈殿の後、ろ過および乾固(任意に高温および減圧で)することが挙げられる。触媒残留物が高濃度で最終組成物中に存在する場合、制御された加水分解でこれらの残留物をクエンチして残留物がポリマー性能に不利に作用するのを回避することが有用である場合がある。1種以上の添加剤をポリマーにその回収の幾つかの時点で添加することがしばしば有利である。このような添加剤は、酸化分解、光分解または熱分解に対する耐性の改善を与えることができ、または変色もしくは光の乱反射の増大を防止することによって最終生成物の外観を改善できる。
本明細書で用いる「アルキル」は、示される数の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、および3−メチルペンチルを意味する。炭素原子の数が具体的に示されていない場合、アルキルは、1〜20個、より好ましくは1〜10個、および更により好ましくは1〜6個の炭素原子を有する。
「アリール」により、芳香族炭素環基であって、単環(例えばフェニル)、多環(例えばビフェニル)または多縮合環(少なくとも1つが芳香族であるもの(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ナフチル)を有するものが意味される。本発明の好ましいアリール基は、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、インダニル、インデニル、ジヒドロナフチル、テトラリニルまたは6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[a]シクロヘプテニルである。
以下の例(これは本発明の範囲を限定すると解釈すべきでない)によって本発明を更に説明する。全ての部およびパーセントは特記がない限り質量基準である。

例1:ガラスおよびステンレススチールの部品、熱電対、スチールバッフルおよびスチール撹拌器、濃縮器および自動電子抜出系からなる定格圧力容器を、窒素でパージしながら69℃で数時間加熱した。次いで反応器を38.5℃に冷却し、420gの乾燥イソペンタン、1.7gのプロピレンオキサイドを充填した。約170〜190℃で1晩乾燥させた3.3gのシロキサン官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil TS−720)および50mLのヘキサンを収容したバイアルを撹拌して固体を懸濁させ、次いで内容物をシリンジで反応器に移した。次に、トリイソブチルアルミニウムのヘキサン中の6.6mLの溶液(1.0mol/L)、次いで0.22gのトリエチルアミン(Al:N=3)をシリンジで反応器に注入した。エチレンオキサイドを速度26.4g/hで供給し、そしてプロピレンオキサイドを2.6g/hで供給する一方、温度を38.5℃および圧力を7〜10psigの範囲で維持した。71gのエチレンオキサイドを供給した時点で、両モノマーの供給を終了させ;イソプロパノール(1.6g)をシリンジで注入し、そして反応混合物を0.5時間撹拌した。次いで反応混合物を室温まで冷やし、そして内容物を取出し、ろ過し、ヘキサンで洗浄し、そして減圧オーブン内で1晩室温で乾燥させた。ポリマーを2000ppmの2,6−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)で安定化した。白色粉末の収率は83.2g(100%)であった。物質の還元粘度は、0.2質量%水性溶液のキャピラリーレオロジーによって評価したところ2.72であり、見積もられるMW495,000を与えた。ポリマーの融点は、示差走査熱量計で評価したところ、2回目加熱で43.9℃であった。
例2:全部で67gのエチレンオキサイドを供給した時点でモノマーの供給を止めたことを除いて例1の手順を繰り返した。コポリマーの収率は75g(95%)であった。還元粘度によって評価されるMWは462,000であった。
例3:シロキサン官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil TS−720,50質量%)と非官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil M−5,50質量%)との3.3gの混合物を、粒子状固体添加剤として用いたことを除いて例1の手順を繰り返した。混合物を減圧オーブン内にて1晩170℃で乾燥させた。モノマーの流れは70gのエチレンオキサイドを供給した後に終了させた。コポリマーの収率は83.7g(約100%)であった。還元粘度によって評価されるMWは320,000であった。
例4:シロキサン官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil TS−720,25質量%)と非官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil M−5,75質量%)との3.3gの混合物を、粒子状固体添加剤として用いたことを除いて例1の手順を繰り返した。混合物を減圧オーブン内にて1晩170℃で乾燥させた。モノマーの流れは70gのエチレンオキサイドを供給した後に終了させた。コポリマーの収率は84g(約100%)であった。還元粘度によって評価されるMWは291,000であった。
例5:シロキサン官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil TS−720,75質量%)と非官能化ヒュームドシリカ(Cab−O−Sil M−5,25質量%)との3.3gの混合物を、粒子状固体添加剤として用いたことを除いて例1の手順を繰り返した。混合物を減圧オーブン内にて1晩170℃で乾燥させた。モノマーの流れは70gのエチレンオキサイドを供給した後に終了させた。コポリマーの収率は83g(約100%)であった。還元粘度によって評価されるMWは344,000であった。
比較例1:3.3gの非処理Cab−O−Sil M−5ヒュームドシリカを、処理Cab−O−Sil TS−720ヒュームドシリカに代えて用いて例1に記載する反応を繰り返した。白色粉末の収率は90(96%)であった。還元粘度によって評価されるMWは249,000であった。ポリマーの融点は、2回目加熱で48.8℃であった。
比較例2:全部で74gのエチレンオキサイドが供給された時点でモノマーの供給を止めたことを除いて比較例1の手順を繰り返した。コポリマーの収率は86g(100%)であった。還元粘度によって評価されるMWは244,000であった。ポリマーは42.3℃で溶融した。
比較例3:比較例1の手順を繰り返し、そしてモノマーの供給は、全部で70gのエチレンオキサイドが供給された時点で止めた。コポリマーの収率は80g(98%)であった。還元粘度によって評価されるMWは217,000であった。ポリマーは42.6℃で溶融した。
本発明を、種々の具体的なおよび好ましい態様および技術に関して説明してきた。しかし、本発明の精神および範囲の範囲内の限りで多くの変形および改変が可能であることを理解すべきである。

Claims (13)

  1. 疎水的に改質された粒子状無機酸化物;
    アルミニウムアルキル錯体;および
    ルイス塩基自由電子対を有する化合物
    を含む、エポキシド重合用の触媒組成物。
  2. 疎水的に改質された粒子状無機酸化物が、微粉化されており、そして平均表面積50m2/g以上を有する、請求項1に記載の触媒組成物。
  3. 疎水的に改質された粒子状無機酸化物が、疎水的に改質されたヒュームドシリカである、請求項1または2に記載の触媒組成物。
  4. 疎水的に改質された粒子状無機酸化物が、式−(SiR2O)nSiR3の一官能性基、式−(SiR2O)nSiR2−の二官能性基またはこれらの混合物(式中、nは各々の出現において独立に0〜20であり、Rは独立にHまたはC1−C8アルキルである)で官能化された無機酸化物を含み、各々の一官能性基および二官能性基が1つ以上の酸素原子を介して無機酸化物に結合している、請求項1または2に記載の触媒組成物。
  5. 無機酸化物1グラム当たり約0.001〜約20mmolの疎水性基を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の触媒組成物。
  6. 無機酸化物1グラム当たり約0.01〜約50mmolのアルミニウムアルキル錯体を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の触媒組成物。
  7. アルミニウムアルキル錯体の、ルイス塩基自由電子対を有する化合物に対するモル比が、約0.1〜約100である、請求項1〜6のいずれかに記載の触媒組成物。
  8. アルミニウムアルキル錯体が、式AlR23 X(OR4(2-X)(式中、R2およびR3は独立に水素またはC1−C8アルキルであり、R4はC1-C20のアルキルまたはアリールであり、そしてxは0,1または2である)のものである、請求項1〜7のいずれかに記載の触媒組成物。
  9. ルイス塩基自由電子対を有する化合物が、式ER567(式中、Eは窒素原子またはリン原子であり、そしてR5、R6およびR7は各々独立にH、C1-C20のアルキル、アリールであり、またはR5、R6のうち2つもしくは3つが結合してE基とともに環状アミンもしくはホスフィンを形成する)のものである、請求項1〜8のいずれかに記載の触媒組成物。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の触媒組成物の存在下で、オキシラン含有化合物を、該オキシラン含有化合物自体、または該オキシラン含有化合物自体および他のオキシランと反応させることを含む、オキシラン重合方法。
  11. 反応を希釈剤中で行なう、請求項10に記載の方法。
  12. オキシラン含有化合物が、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピクロロヒドリン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項10または11に記載の方法。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の方法により製造されるポリ(オキシラン)。
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