JP2010196998A - 空調設備の設置構造及び空調機の設置方法 - Google Patents

空調設備の設置構造及び空調機の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユニット工場での空調機の設置作業と、その後の施工現場への搬送作業とを好適に行うことができる空調設備の設置構造及び空調機の設置方法を提供する。
【解決手段】ユニット工場では建物ユニット20の天井裏スペースにおいて隣り合う天井小梁25の間に空調機30が仮設置される。空調機30における天井小梁25側の両側面には、ガイド板40が取り付けられている。ガイド板40は、空調機30から側方に延びる支持板部40bと、支持板部40bの先端部が下方に折り曲げ形成されるとともにその板面が天井小梁25の側面と対向する規制板部40cとを有している。これにより、ガイド板40の支持板部40bが天井小梁25上に設置されることにより空調機30が天井小梁25に支持される。そして、その支持状態で規制板部40aが天井小梁25の側面にスライドされることにより空調機30が天井小梁25の長手方向に沿ってスライド移動される。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調設備の設置構造及び空調機の設置方法に関する。
住宅等の建物において、天井裏スペースに空調室内機を設けるとともに、天井材に設けた吹出口から空調エアを吹き出す構成としたいわゆる隠蔽型空調設備が知られている。例えば、共通の空調機を用いて全館空調を行う全館空調システムが導入されている建物では、共通の空調機が天井裏スペースに設置されるとともに、その空調機から建物内の各部屋に延びるようにして複数の通気ダクトが設置され、空調機から各通気ダクトを通じて各居室に空調エアが供給されるようになっている。
ところで、複数の建物ユニットにより構築されるユニット式建物においても、天井裏のスペースに空調機が設置される場合がある。ユニット式建物は、予めユニット工場において建物ユニットを製造することにより、施工現場での工数を著しく削減することに特徴的な利点を有するものである。そこで、この建物ユニットの利点を引き出すために、空調機についても予めユニット工場において設置しようとする試みが行われている。例えば、特許文献1では、予めユニット工場において建物ユニットの天井裏スペースに空調機を設置する場合の構成が開示されている。
実開平4−74223号公報
ところで、ユニット工場で空調機を建物ユニットの天井裏スペースに設置する場合には、例えば空調機を持ち上げて天井裏スペースに運び入れる。そしてその後、天井裏スペースの所定の設置位置(例えば、同スペースの中央位置)まで空調機を移動させて設置する。
しかしながら、空調機は一般に重量物であるため、上記一連の設置作業を建物ユニットの側方から行うのには多大な労力と困難とを伴うことが想定される。また、空調機を工場設置する場合、空調機が天井裏スペースにおいて天井梁の上に設置されると、空調機が建物ユニット(例えば天井梁)の上端より大きく突出するため、建物ユニットを施工現場へ搬送する際に邪魔となるおそれがある。したがって、ユニット工場において空調機を建物ユニットに設置するにあたっては、工場での設置作業及び設置後のユニット搬送作業の面で未だ改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユニット工場での空調機の設置作業と、その後の施工現場への搬送作業とを好適に行うことができる空調設備の設置構造及び空調機の設置方法を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の空調設備の設置構造は、梁及び柱よりなる建物ユニットにより構築されるユニット式建物に適用され、前記建物ユニットの天井裏空間に空調機が設置される空調設備の設置構造において、前記空調機には、対向する2つの側面から側方に延びる支持部材が設けられ、前記支持部材が前記天井裏空間において隣り合う一対の天井梁上にそれぞれ載置されることで、前記空調機が前記天井梁の長手方向にスライド移動可能に支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、空調機はその側面に設けられた支持部材により天井梁に支持されているため、例えば空調機がその底部で天井梁に支持される場合とは異なり、天井梁に対する空調機の高さ位置を低くすることができる。つまり、空調機を、隣り合う一対の天井梁の間において天井梁と横並びとなる高さ位置に設置することができる。これにより、天井梁の上端面よりも上方に空調機が突出することを制限できるため、例えば、建物ユニットの製造工場において同ユニットに空調機を設置し、その状態で建物ユニットを施工現場に搬送する場合には好都合となる。また、空調機は支持部材によりスライド可能に支持されているため、重量物である空調機の位置を変更する場合に好都合である。例えば、建物ユニットの製造工場において同ユニットの天井梁上に空調機を一旦設置し、その後位置変更する場合に好都合である。よって、ユニット製造工場での空調機の設置作業と、その後の施工現場への搬送作業とを好適に行うことができる。
第2の発明の空調設備の設置構造は、第1の発明において、前記支持部材又は前記空調機には、前記空調機の移動方向を規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、支持部材又は空調機に設けられた規制部により空調機の移動方向が規制されるため、空調機を安定した状態で所定位置まで移動させることができる。これにより、空調機のスライド時に支持部材が天井梁から外れてしまう等の不都合を抑制でき、空調機の移動作業を好適に行うことができる。
第3の発明の空調設備の設置構造は、第2の発明において、前記規制部は、前記支持部材に設けられ、前記支持部材より前記天井梁の側面に沿って下方に延びていることを特徴とする。
本発明によれば、支持部材より天井梁の側面に沿って下方に延びる規制部を天井梁の側面にスライドさせることで、空調機を天井梁の長手方向に沿って移動させることができる。これにより、空調機の移動方向を具体的に規制することができる。
第4の発明の空調設備の設置構造は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記空調機が設置される天井裏空間を室内空間と区画する床材又は天井材には、それら両空間を連通する開口部が設けられ、前記開口部は、前記空調機が前記スライド移動可能な範囲の上方又は下方に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、天井裏空間を室内空間と区画する天井材又は床材には、それら両空間を連通する開口部が設けられている。この開口部は、空調機がスライド移動可能な範囲における上方位置又は下方位置に設けられているため、空調機を開口部の上方位置又は下方位置までスライド移動させることができる。したがって、室内空間側から開口部を通じて空調機の点検を行うことが可能となる。なおここで、空調機がスライド移動可能な範囲とは、支持部材が載置される天井梁の長手方向におけるスライド可能範囲である。
また、空調機が設置(固定)される設置位置とは異なる位置の上方又は下方に開口部を設ければ、空調機の設置時に天井裏空間における開口部の上方位置又は下方位置が空きスペースとなる。よって、この場合その空きスペースを物品を収納する収納スペースとして使用することができる。
第5の発明の空調設備の設置構造は、第4の発明において、前記天井裏空間における前記開口部の上方又は下方には、前記開口部を挿通可能な収納容器が着脱自在に設けられており、前記収納容器の側方に前記空調機が設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、天井裏空間における開口部の上方又は下方には収納容器が設けられているため、収納容器に物品を収納することができる。また、この収納容器は、開口部を挿通させることができるとともに着脱自在に設けられているため、開口部を通じて収納容器を天井裏空間の外に運び出すことができる。これにより、収納容器の側方に設置されている空調機を開口部の上方位置又は下方位置まで移動させることができるため、必要に応じて空調機の点検を行うことができる。
第6の発明の空調設備の設置構造は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記天井梁には、前記空調機のスライド移動を前記天井梁の長手方向における所定位置で阻止する阻止手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、天井梁に設けられた阻止手段により空調機のスライド移動を天井梁の長手方向における所定位置で阻止することができるため、空調機の押し過ぎにより空調機が所定の設置位置を越えてスライドされるのを防止することができる。これにより、空調機を所定位置まで移動させる作業をより一層好適に行うことが可能となる。また、ユニット工場において空調機をスライド移動させる作業は、建物ユニットの側方から行われることが考えられるが、この場合空調機を押し過ぎる事態は容易に想定できる。したがって、その点を鑑みても本発明の効果は大きい。
第7の発明の空調機の設置方法は、梁及び柱よりなる建物ユニットへの空調機の設置方法であって、前記空調機に設けられ該空調機の対向する2つの側面から側方に延びる支持部材を天井裏空間において隣り合う一対の天井梁上に設置することにより前記空調機を前記各天井梁間において支持させ、その支持状態で前記空調機を前記天井梁の長手方向に沿って所定位置までスライド移動させることを特徴とする。
本発明によれば、空調機の側面に設けられた支持部材を隣り合う各天井梁に設置させることにより、空調機を隣り合う各天井梁間において支持させることができる。この場合、空調機はその側面に設けられた支持部材により天井梁に支持されるため、例えば空調機がその底部で天井梁に支持される場合とは異なり、天井梁に対する空調機の高さ位置を低くすることができる。つまり、空調機を、隣り合う一対の天井梁の間において天井梁と横並びとなる高さ位置に設置することができる。これにより、天井梁の上端面よりも上方に空調機が突出することを制限できるため、例えば、建物ユニットの製造工場において同ユニットに空調機を設置し、その状態で建物ユニットを施工現場に搬送する場合に好都合となる。
また、空調機を各天井梁間に支持させた状態で天井梁の長手方向に沿って所定位置までスライド移動させることができるため、重量物である空調機を所定位置まで好適に移動させることができる。したがって、例えば、建物ユニットの製造工場において同ユニットに空調機を設置する際には、同ユニットの天井梁上における長手方向の一端側に空調機を一旦支持させ、その後その支持状態で空調機を所定の設置位置までスライド移動させることができる。よって、ユニット工場での空調機の設置作業を好適に行うことが可能となる。
空調システムの構成を示す平面図。 (a)が空調機の設置構造を示す縦断面図、(b)が空調機の設置構造を示す平面図。 (a)が空調機の仮設置時における設置構造を示す縦断面図、(b)が空調機のスライド移動を示す平面図。 ユニット式建物の概要を示す斜視図。 建物ユニットの骨格を示す斜視図。 (a)が別例における空調機の設置構造を示す縦断面図、(b)が天井裏スペースの構成を示す縦断面図。
[第1の実施形態]
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、鉄骨ラーメンユニット工法にて構築された2階建てユニット式建物に具体化しており、そのユニット式建物10の概要を図4に示す。ユニット式建物10は、複数の建物ユニット20を結合させてなる建物本体11と、この建物本体11の上方に配設される屋根12とにより構成されている。なお、ユニット式建物10に使用される建物ユニット20は、工場にてあらかじめ製造され、その後、建築現場にトラック等により運搬されるものとなっている。
図5は建物ユニット20の構成を示す斜視図である。建物ユニット20において、その四隅には柱21が配され、各柱21の上端部及び下端部がそれぞれ4本の天井大梁22、床大梁23により連結されている。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。また、天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。天井大梁22(詳細には、溝形鋼のウエブ)には、複数箇所に直径100mm程度の梁貫通孔22aが設けられている。
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。同じく建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。天井小梁25と床小梁26とはそれぞれ同間隔でかつ各々上下に対応する位置に水平に設けられている。
本実施形態のユニット式建物10においては、1階部分及び2階部分においてそれぞれ全館空調システムが採用されている。全館空調システムは、階ごとに設けられる空調機と、その空調機から各建物ユニット(各部屋)に延びる通気ダクトとを有しており、空調機及び通気ダクトは各階の天井裏にそれぞれ設置されている。以下、この全館空調システムの構成について簡単に説明する。なお、1階部分及び2階部分の各全館空調システムの構成は概ね同様であり、その構成について図1に示す。図1は、1階部分における全館空調システムの構成を示す平面図である。図1では、説明の便宜上、各建物ユニット20を単純な矩形枠にて示している。
図1に示すように、建物10の一階部分は6つの建物ユニット20により構成されており、そのうち1つの建物ユニット20には空調機30が設置されている。空調機30には、複数の通気ダクト31が接続されており、これら複数の通気ダクト31がそれぞれ空調対象となる各建物ユニット20に延びるように設けられている。具体的には、各通気ダクト31は、天井大梁22の梁貫通孔22aを通じて建物ユニット20間を跨いで設けられていることで、空調対象の各建物ユニット20に導かれている。各通気ダクト31の先端部には給気口32が設けられている。これにより、空調機30から空調エアが通気ダクト31を通じて各給気口32へ導かれると、各給気口32より空調対象の各建物ユニット20内に空調エアが供給される。また、空調機30には、その他に外気導入ダクト33が接続されており、その外気導入ダクト33を通じて外気が導入される。
次に、空調機30の設置構造の詳細について図2に基づいて説明する。なお、図2は、(a)が1階部分及び2階部分の階間部分における空調機30の設置構造を示す平面図であり、(b)が同構造を示す縦断面図である。
図2(a)に示すように、一階部分の天井小梁25の下面には、天井下地材としての野縁34が当該天井小梁25に沿って設けられ、野縁34の下面には一階部分の天井面を形成する天井材35がビス等により取り付けられている。一方、二階部分の床小梁26上には、床下地材36が敷設され、その上面には二階部分の床面を形成する床仕上材37が敷設されている。そして、一階部分の天井材35と二階部分の床下地材36との間の天井裏スペースにおいて、隣り合う天井小梁25の間に、空調機30が配設されている。
空調機30は、全体として略直方体状をなし、図2(b)に示すように、平面視では天井小梁25の長手方向に長い略長方形形状をなして形成されている。空調機30を挟んで隣り合う天井小梁25の間には、ストッパ38が架け渡されている。ストッパ38は、例えば断面L字形状の板材よりなり、各天井小梁25に対してボルト等により固定されている。空調機30は、その長手方向を向いた側面がこのストッパ38に当接された状態で設置されている。なお、本実施形態では、空調機30が天井小梁25の長手方向における略中央部に設置されている。
図2(a)の説明に戻り、空調機30には、ガイド板40が取り付けられている。ガイド板40は、金属製の板材よりなり、空調機30における天井小梁25側の両側面にそれぞれ取り付けられている。なおここで、ガイド板40が支持部材に相当する。ガイド板40は、空調機30の天井小梁25側の側面に取り付けられる取付板部40aと、取付板部40aの下端部が空調機30から離間する側(以下、離間側という)に折り曲げ形成されることで天井小梁25の上方に設けられた支持板部40bと、支持板部40bの離間側端部が下方に折り曲げ形成された規制板部40cとを有している。ガイド板40の取付板部40aは、空調機30の天井小梁25側の側面にボルト等により固定されている。
ガイド板40の支持板部40bの下面には、防振ゴム42が設けられている。防振ゴム42は、空調機30の運転時における振動が天井小梁25等を通じて居室側に伝わるのを抑制するための制振部材であり、例えば略円盤状に形成されたゴム材よりなる。
防振ゴム42の下面には、金属製の板材よりなる支持台41が設けられている。支持台41は、その板面が防振ゴム42の下面に当接される上板部41aと、上板部41aにおける天井小梁25の長手方向両端部が下方に折り曲げ形成された一対の中間板部41bと、各中間板部41bの下端部が互いに離間する側に折り曲げ形成されるとともにその板面が天井小梁25の上面に当接される一対の下板部41cとを有している。支持台41の上板部41aは、ガイド板40の支持板部40bとの間に防振ゴム42を介在させた状態で、同支持板部40bに対してボルト43により連結されている。なお、このとき防振ゴム42は、ボルト43により貫通された状態となっている。そして、かかる連結状態において、支持台41の下板部41cが天井小梁25の上面にビス45により固定されており、これにより、空調機30が天井小梁25に対して固定されている。
なお、空調機30は、この固定状態において、その上端部が天井大梁22の上端部よりも上方に位置している。また、空調機30に接続された通気ダクト31は、天井小梁25の上を跨いで空調機30の側方へ延びるように設けられている。
ところで、本実施形態では、施工時における工数削減を図るために、空調機30を予めユニット工場において建物ユニット20の天井裏スペースに仮設置し、その仮設置した状態で建物ユニット20を施工現場へ搬送するようにしている。この仮設置時には、空調機30が建物ユニット20内において天井大梁22の上端高さよりも上方に突出しないように設置されるため、空調機30が建物ユニット20の搬送の支障となることがない。そして、施工現場では、建物ユニット20に仮設置された空調機30が一旦取り外され、仮設置位置とは異なる所定の設置位置(図2(a)に示す位置)に本設置される。具体的には、空調機30は仮設置位置よりもやや上方の位置に本設置される。そのため、本実施形態では、空調機30の仮設置時における設置構造と本設置時における設置構造とが相違している。そこで、以下に空調機30の仮設置時における設置構造について図3に基づいて説明する。なお、図3は、(a)が空調機30の仮設置時における設置構造を示す縦断面図であり、(b)が空調機30のスライド移動を示す平面図である。
図3(a)に示すように、空調機30は、建物ユニット20における隣り合う天井小梁25間において仮設置される。この仮設置時には、空調機30に取り付けられたガイド板40に支持台41及び防振ゴム42が取り付けられておらず、ガイド板40の支持板部40bが天井小梁25の上面に設置されている。これにより、空調機30が天井小梁25に支持されている。そして、その支持状態においてガイド板40の支持板部40bが天井小梁25の上面にビス47により固定されている。これにより、空調機30が天井小梁25に固定されている。
なお、空調機30は、この仮設置状態において、その上端部が天井大梁22の上端部とほぼ同じ高さ位置に、その下端部が天井大梁22の下端部とほぼ同じ高さ位置に設定されている。また、空調機30は、図3(b)に示すように、この仮設置状態において、その長手方向を向いた側面がストッパ38に当接されている。したがって、この場合においても、空調機30は、図2(b)に示す本設置の場合と同様、建物ユニット20の天井裏スペースにおいて天井小梁25の長手方向における略中央部に仮設置される。
ところで、ユニット工場では建物ユニット20を自動搬送する搬送設備(ベルトコンベア等)が設けられ、その搬送設備の外側に立つ作業者によって空調機30が建物ユニット20内における仮設置位置まで、つまりは平面視における建物ユニット20(天井裏スペース)の略中央位置まで運び込まれる。しかしながら、空調機30は一般に重量物であるため、かかる仮設置位置まで空調機30を運び込むのには多大な労力と困難とを伴うことが想定される。そこで、本実施形態では、空調機30を天井小梁25に支持させた状態で天井小梁25に沿ってスライド移動可能とすることで、空調機30を所定の仮設置位置まで運ぶ作業について作業性の改善を図っている。
具体的には、空調機30の仮設置状態において、ガイド板40の規制板部40cは天井小梁25における空調機30側とは反対側の側面に対向している。そして、図3(b)に示すように、その対向状態でガイド板40の規制板部40cが天井小梁25の同側面に対してスライドされることにより、空調機30が天井小梁25の長手方向に沿ってスライド移動されるようになっている。
次に、ユニット工場において空調機30を建物ユニット20に仮設置する際の手順と、施工現場において空調機30を本設置する際の手順とについて、図3(b)を参照しつつ簡単に説明する。
まず、ユニット工場における空調機30の仮設置作業について説明する。ここでは、ベルトコンベア等の搬送設備により搬送される建物ユニット20に対して空調機30を仮設置することを想定している。そのため、本作業は搬送設備の外側に立つ作業者Uにより建物ユニット20の側方から行われるものである。
まず、ユニット工場では、空調機30が天井小梁25の長手方向における一端側において、隣り合う天井小梁25の間に設置される(図3(b)の一点鎖線参照)。この設置は、空調機30の側面に予め取り付けられた各ガイド板40の支持板部40bが天井小梁25上に載置されることにより行われる。これにより、ガイド板40の規制板部40cが天井小梁25における空調機30側とは反対側の側面と相対した状態で、空調機30が天井小梁25に支持される。
次に、空調機30を所定の仮設置位置まで天井小梁25に沿ってスライド移動させる作業が行われる。この作業は、空調機30を作業者Uが天井小梁25の長手方向における中央側に向かって押すことにより行われる。また、この作業は、予め天井小梁25に取り付けられたストッパ38に空調機30が当接されるまで行われる。これにより、空調機30が所定の仮設置位置に導かれる(図3(b)の実線参照)。
次に、空調機30を天井小梁25に対して固定する作業が行われる。この作業は、ガイド板40の支持板部40bを天井小梁25の上面にビス47により固定することにより行われる。これにより、ユニット工場における空調機30の仮設置作業が終了する。その後、製造された建物ユニット20がトラック等により施工現場へ搬送される。
次に、施工現場における空調機30の本設置作業について説明する。
施工現場では、1階部分の各建物ユニット20が所定の位置に設置された後、まず空調機30を固定しているビス47が取り外され、空調機30(ガイド板40も含む)が仮設置位置より上方に持ち上げられる。そして、空調機30を持ち上げたままガイド板40の支持板部40bに支持台41と防振ゴム42とがボルト43により取り付けられ、その取付状態で空調機30が建物ユニット20における所定の設置位置(図2参照)に設置される。この設置は、各支持台41の下板部41cが天井小梁25上に載置されることにより行われる。
なお、本実施形態では、空調機30の本設置位置と仮設置位置とが平面視においてはほぼ同じ位置となっている。つまり、空調機30の本設置位置と仮設置位置とは設置高さが異なるだけであり、詳細には空調機30の本設置位置が仮設置位置よりも支持台41及び防振ゴム42の両高さ寸法分だけ上方に設定されている。そのため、本設置作業の際には空調機30を持ち運ぶ必要がなく、容易に作業を行うことが期待できる。
次に、支持台41の下板部41cが天井小梁25の上面に対してビス47により固定される。これにより、空調機30が所定の設置位置において固定される。その後、各通気ダクト31が空調機30に接続され、空調機30の本設置作業が終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
空調機30の側面に設けられたガイド板40の支持板部40bを隣り合う天井小梁25上に載置することにより、空調機30を天井小梁25の長手方向に沿ってスライド移動可能に支持する構成とした。この場合、空調機30がその底部で天井小梁25に支持される場合とは異なり、天井小梁25に対する空調機30の高さ位置を低くすることができるため、天井小梁25の上端面よりも上方に空調機30が突出することを制限できる。そのため、ユニット製造工場において建物ユニット20に空調機30を設置し、その状態で建物ユニット20を施工現場に搬送する場合には好都合となる。また、空調機30はガイド板40の支持板部40bによりスライド可能に支持されているため、重量物である空調機30の位置を変更する場合には好都合である。したがって、例えばユニット製造工場において建物ユニット20の天井裏スペースに空調機30を設置する場合には、建物ユニット20の天井小梁25上に空調機30を一旦設置し、その後所定の設置位置までスライド移動させることができる。よって、ユニット製造工場での空調機30の設置作業を好適に行うことができる。
ガイド板40には、支持板部40bより下方に延びるとともに天井小梁25における空調機30側とは反対側の側面に対向する規制板部40cを設けた。そのため、規制板部40cを天井小梁25の上記側面にスライドさせることにより空調機30を天井小梁25の長手方向に沿ってスライド移動させることができる。これにより、空調機30の移動方向を規制することができるため、空調機30を安定した状態で所定の位置まで移動させることができる。
隣り合う天井小梁25の間に、空調機30のスライド移動を仮設置位置で阻止するストッパ38を掛け渡した。これにより、空調機30の長手方向を向けた側面がストッパ38に当接されることにより、空調機30のスライド移動が仮設置位置で阻止されるため、空調機30の押し過ぎにより空調機30が仮設置位置を越えてスライドされるのを防止することができる。これにより、空調機30を仮設置位置まで移動させる作業をより一層好適に行うことが可能となる。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、ユニット工場におけるユニット製造時において、空調機30を天井小梁25に支持させた状態で天井小梁25に沿ってスライド移動できるようにしたが、本実施形態ではさらに空調機30を建物10に本設置した後においても空調機30を天井小梁25に沿ってスライド移動できるようにした。以下に、本実施形態の構成を図6に基づいて第1の実施形態との相違点を中心に説明する。図6は、(a)が空調機の設置構造を示す縦断面図であり、(b)が天井裏スペースの構成を示す縦断面図である。なお、図6では第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6(a)に示すように、一階部分の天井材35と二階部分の床材54との間の天井裏スペースには、隣り合う天井小梁25の間に空調機30が配設されている。本実施形態では、支持台41の下板部41cと天井小梁25の上面との間に金属製の板材よりなるスライド板50が設けられており、その点において第1の実施形態との間で空調機30の設置構造が相違する。スライド板50は、天井小梁25に沿って延びるように形成されており、詳細には空調機30の長手方向における長さ寸法よりも若干長い長さ寸法を有している。スライド板50は、その縦断面が略L字状をなしており、支持台41の下板部41cと天井小梁25の上面との間に設けられた支持板部50aと、支持板部50aの離間側端部(空調機30から離間した側の端部)が下方に折り曲げ形成された案内板部50bとを有している。スライド板50は、その支持板部50aが支持台41の下板部41cの下面に溶接により固定されており、これにより空調機30と一体化されている。したがって、空調機30は、スライド板50の支持板部50aが天井小梁25上に支持されることで、隣り合う天井小梁25間に設置されている。
スライド板50の支持板部50aは、天井小梁25の上面にボルト51により固定されている。具体的には、図6(b)に示すように、支持板部50aはその長手方向における一端部においてボルト51により固定されている。また、支持板部50aの長手方向における他端部には、押え板52が設けられている。押え板52は段曲げされてなる板金部材であり、その下端面が天井大梁22の上面に当接された状態で、当該天井小梁25にビス等により固定されている。また、押え板52は、その上端面を形成する板部が空調機30側に向けられた状態で天井小梁25に固定されている。そして、押え板52の上記板部と天井小梁25の上面との間の隙間には、スライド板50の支持板部50aの長手方向他端部が差し込まれている。これにより、支持板部50aの当該他端部の移動が規制されている。よって、以上より、スライド板50が天井小梁25に対して固定され、ひいては空調機30が天井小梁25に対して固定される。
本実施形態では、ボルト51を取り外すことにより、空調機30を天井小梁25に沿ってスライド移動させることが可能となっている。詳細には、空調機30は押え板52側とは反対側の領域においてのみスライド移動が可能となっている。スライド板50の案内板部50bは、天井小梁25における空調機30とは反対側の側面に重なり合っており、案内板部50bが天井小梁25の同側面にスライドされることにより空調機30が天井小梁25に沿ってスライド移動されるようになっている。
二階部分の床材54には、二階居室と天井裏スペースとを連通する点検口55が設けられている。点検口55は、空調機30の移動範囲上に設けられており、具体的には空調機30の設置位置とは異なる位置の上方に設けられている。したがって、空調機30を点検口55の下方位置までスライド移動させることにより、点検口55を通じて二階居室側から空調機30の点検を行うことが可能となっている。なお、空調機30の点検は空調機30の上蓋を開いて行われるが、この上蓋は開放時において点検口55に挿通されるようになっている。つまり、本実施形態の点検口55は、空調機30の上蓋を開いても上蓋が床材54と干渉しないよう配慮されて設けられている。また、点検口55には、当該点検口55を開閉する点検扉56が設けられている。点検扉56は、二階居室側に開放可能とされている。
天井裏スペースにおける点検口55の下方には、収納庫57が設けられている。収納庫57は上方に開口された箱体であり、その内部に物品を収納することが可能となっている。収納庫57には、図示しない取付板が側面に取り付けられており、その取付板が天井小梁25上に支持された状態で天井小梁25に対しビスにより固定されている。また、収納庫57は、点検口55を挿通可能な大きさで形成されており、点検口55を通じて二階居室側へ出し入れ可能とされている。
次に、空調機30が故障した場合等に空調機30を点検する際の手順について簡単に説明する。
まず、点検扉56を開いて、収納庫57を固定しているビスを取り外す。そして、収納庫57を点検口55を通じて天井裏スペースから取り出す。
次に、空調機30を固定しているボルト51を取り外し、空調機30を点検口55の下方位置までスライド移動させる。この作業は、例えば予め空調機30に取り付けられたロープ等を引っ張ることにより行う。そして、空調機30を点検口55の下方まで移動させた後、空調機30の上蓋を開け、空調機30の内部を点検する。
空調機30の点検終了後、空調機30を元の設置位置までスライド移動させる作業を行う。この作業は、例えば点検口55より天井裏スペースに上半身を突っ込み、その状態で空調機30を設置位置の方に押すことにより行う。また、この作業は、スライド板50の支持板部50aが押え板52と天井小梁25との間の隙間に差し込まれるまで行う。これにより、空調機30は、所定の設置位置に移動される。
次に、空調機30の固定作業を行う。この作業は、スライド板50をボルト51により天井小梁25に固定することにより行う。これにより、空調機30が設置位置において固定される。
その後、収納庫57を点検口55より天井裏スペースに運び込み、所定の設置位置に設置する。そして、ビスにより収納庫57の取付板を天井小梁25に固定する。これにより、収納庫57が天井裏スペースにおいて固定される。そして、最後に点検扉56を閉め、これにより空調機30の点検作業が終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
二階部分の床材54には、二階居室と天井裏スペースとを連通する点検口55を設け、その点検口55を空調機30がスライド移動可能な範囲における上方位置に配置した。これにより、空調機30を点検口55の下方位置までスライド移動させることができるため、二階居室側から点検口55を通じて空調機30の点検を行うことができる。また、点検口55を空調機30の設置位置とは異なる位置の上方に配置したため、空調機30の設置時には天井裏スペースにおける点検口55の下方位置は空きスペースとなっている。そのため、その空きスペースを物品を収納する収納スペースとして使用することが可能となる。
天井裏スペースにおける点検口55の下方位置に収納庫57を設けたため、収納庫57に物品を収納することができる。この収納庫57は、点検口55を挿通可能な大きさで形成されており、またビスにより取り外し可能に設けられているため、点検口55を通じて収納庫57を天井裏スペースの外に運び出すことができる。これにより、収納庫57を設けたにもかかわらず、空調機30を点検口55の下方位置まで移動させることができるため、必要に応じて空調機30の点検を行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、ガイド板40に規制部としての規制板部40cを設け、その規制板部40cを天井小梁25における空調機30側とは反対側の側面にスライドさせることにより空調機30の移動方向を規制するようにしたが、空調機30の移動方向を規制するための規制部の構成は必ずしもこれに限定されることはない。例えば、ガイド板40の規制板部40cに代えて又は付加して、天井小梁25における空調機30側の側面に相対するように内側規制板部をガイド板40に設け、この内側規制板部を天井小梁25の空調機30側の側面にスライドさせることで空調機30の移動方向を規制してもよい。
また、規制部をガイド板40以外の部材、例えば空調機30等に設ける構成としてもよい。具体的には、空調機30を、その幅が隣り合う天井小梁25の離間距離とほぼ同じとなるように形成することで、空調機30の側面を規制部として用いることができる。この場合、空調機30の側面を天井小梁25の側面にスライドさせることで、空調機30の移動方向を規制することができる。
(2)上記実施形態では、隣り合う各天井小梁25のそれぞれに対してガイド板40をスライドさせるようにしたが、隣り合う各天井小梁25のうち一方の天井小梁25にのみガイド板40をスライドさせるようにしてもよい。具体的には、空調機30の天井小梁25側の両側面に取り付けられたガイド板40のうち、一方の側面に取り付けられたガイド板40を天井小梁25上に支持される支持板(例えばガイド板40から規制板部40cを取り除いたもの)に代えることで実現することができる。この場合も、ガイド板40の規制板部40cを天井小梁25における空調機30側とは反対側の側面にスライドさせることにより、空調機30を天井小梁25に沿ってスライド移動させることができる。
(3)上記第1の実施形態では、ストッパ38により空調機30のスライド移動を阻止するようにしたが、ストッパ38に代えて上記第2の実施形態における収納庫57を用いて空調機30のスライド移動を阻止するようにしてもよい。また、ストッパ38等の阻止手段は必ずしも設ける必要はないが、空調機30のスライド移動を所定位置で確実に止めることを考慮すると、阻止手段を設けるのが望ましい。
(4)上記第2の実施形態では、天井裏スペースにおける点検口55の下方位置に収納庫57を設けたが、収納庫57は必ずしも設ける必要はなく、天井材35の上に物品を置くなどして天井裏スペースに直接物品を収納するようにしてもよい。
(5)上記第2の実施形態では、二階部分の床材54に点検口55を設けることにより、二階居室から空調機30の点検を行えるようにしたが、一階部分の天井材35に点検口55を設け、一階居室から空調機30の点検を行えるようにしてもよい。なお、この場合、点検扉56は、一階居室側へ開放させる構成とする。また、二階部分の床材54と一階部分の天井材35との双方に点検口を設ける構成としてもよい。
(6)支持部材としてのガイド板40において、天井小梁25との当接面に天井小梁25に対する滑り度を高める部材を設けてもよい。例えば、低摩擦シートを設けたり、又はローラ等の回転部材を設けたりすることが考えられる。また、ガイド板を天井小梁25との接触面積を小さくするように形成することで滑り度を高めてもよい。例えば、ガイド板の支持板部の下面に突起を設けることで、ガイド板を点状の頂部で天井小梁25と接触させたり、また支持板部の下面にリブ形状の突起を設けることで、ガイド板を線状の頂部で天井小梁25と接触させたりすることが考えられる。
(7)天井材において、空調機30を支持する部分の強度を他の部分よりも高めるようにしてもよい。具体的には、空調機30を支持する一対の天井小梁25(以下、支持用天井小梁という)をその他の天井小梁25よりも高強度の鋼材により形成する。例えば、鋼材の厚みを大きくしたり、鋼材のサイズを大きくしたりすることが考えられる。また、支持用天井小梁と天井大梁22との連結部について、その他の天井小梁25と天井大梁22との連結部よりも連結強度を大きくしてもよい。例えば、天井小梁25と天井大梁22とを連結するブラケット自体を高強度のものにしたり、ブラケットと各天井梁22,25との溶接強度を溶接代を増やす等して大きくしたりすることができる。これにより、重量物である空調機30を安定して設置することが可能となる。
10…建物、20…建物ユニット、25…天井梁としての天井小梁、31…空調機、38…阻止手段としてのストッパ、40…支持部材としてのガイド板、40b…支持板部、40c…規制部としての規制板部、50…支持部材としてのスライド板、55…開口部としての点検口、57…収納容器としての収納庫。

Claims (7)

  1. 梁及び柱よりなる建物ユニットにより構築されるユニット式建物に適用され、前記建物ユニットの天井裏空間に空調機が設置される空調設備の設置構造において、
    前記空調機には、対向する2つの側面から側方に延びる支持部材が設けられ、
    前記支持部材が前記天井裏空間において隣り合う一対の天井梁上にそれぞれ載置されることで、前記空調機が前記天井梁の長手方向にスライド移動可能に支持されていることを特徴とする空調設備の設置構造。
  2. 前記支持部材又は前記空調機には、前記空調機の移動方向を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調設備の設置構造。
  3. 前記規制部は、前記支持部材に設けられ、前記支持部材より前記天井梁の側面に沿って下方に延びていることを特徴とする請求項2に記載の空調設備の設置構造。
  4. 前記天井裏空間を室内空間と区画する床材又は天井材には、それら両空間を連通する開口部が設けられ、
    前記開口部は、前記空調機が前記スライド移動可能な範囲の上方又は下方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空調設備の設置構造。
  5. 前記天井裏空間における前記開口部の上方又は下方には、前記開口部を挿通可能な収納容器が着脱自在に設けられており、前記収納容器の側方に前記空調機が設置されていることを特徴とする請求項4に記載の空調設備の設置構造。
  6. 前記天井梁には、前記空調機のスライド移動を前記天井梁の長手方向における所定位置で阻止する阻止手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の空調設備の設置構造。
  7. 梁及び柱よりなる建物ユニットへの空調機の設置方法であって、
    前記空調機に設けられ該空調機の対向する2つの側面から側方に延びる支持部材を天井裏空間において隣り合う一対の天井梁上に設置することにより前記空調機を前記各天井梁間において支持させ、
    その支持状態で前記空調機を前記天井梁の長手方向に沿って所定位置までスライド移動させることを特徴とする空調機の設置方法。
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