JP3051223U - 浴室暖房乾燥機取付架台 - Google Patents

浴室暖房乾燥機取付架台

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JP3051223U
JP3051223U JP1997001560U JP156097U JP3051223U JP 3051223 U JP3051223 U JP 3051223U JP 1997001560 U JP1997001560 U JP 1997001560U JP 156097 U JP156097 U JP 156097U JP 3051223 U JP3051223 U JP 3051223U
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則秀 鉈橋
敏一 梶
優 山▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい作業スペースであっても、ユニットバ
スの天井壁に対し、浴室暖房乾燥機本体を簡単かつ確実
に取り付けることができる。 【解決手段】 4本のアングル材からなる矩形状の本体
取付枠20と、3本のアングル材からなるコ字状の前固
定枠40と、3本のアングル材からなる逆向きコ字状の
後固定枠50と、アングル材からなる一対の補強フレー
ム60との組み合わせからなり、一対の補強フレーム6
0の前後に、前後固定枠40、50が前後にスライド可
能に固定され、一対の補強フレーム60に、本体取付枠
20が前後にスライド可能に固定され、ベース枠30
を、その中間部をユニットバス天井壁9a上に配置した
状態でユニットバス9に固定するためのベース枠固定手
段が設けられ、本体取付枠20に、浴室暖房乾燥機本体
1を固定するための浴乾機本体固定手段が設けられてな
る浴室暖房乾燥機取付架台。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば既築の戸建住宅等のユニットバスに対し、浴室暖房乾燥機 の本体を取り付ける際に使用される浴室暖房乾燥機取付架台に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、屋外の給湯機から供給される温水を利用して、浴室内の暖房や乾燥等を 行うようにした浴室暖房乾燥機(以下「浴乾機」と称する)が開発され、その需 要が急速に延びている。
【0003】 従来、既築の戸建住宅等において、浴乾機を設置するに際して、後付けで設置 されたユニットバスの天井壁に、浴乾機の本体を取り付けることがあるが、その 場合、天井壁に浴乾機取付架台を介して、浴乾機本体を取り付けるという工法が 一部において採用されている。
【0004】 この工法に適用される従来の浴乾機取付架台は、多数の帯状の金属製フレーム 部材を溶接等により連結固定して、ユニットバス天井壁の前後間に架け渡し得る 枠体をもって構成されており、その架台の前後両端をユニットバス前後壁上端に 固定して、架台の中央部に、浴乾機本体を固定し、こうして浴乾機本体をユニッ トバスに対し取り付けるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の浴乾機取付架台は、剛性が不十分で、浴乾機本体の 荷重によって撓みや歪みが生じ、浴乾機本体の荷重がユニットバス上壁に直接作 用し、ユニットバスの上壁に有害な変形を生じさせる恐れがあるという問題があ った。更に上記従来の浴乾機取付架台は、ユニットバスに対する寸法合わせを正 確に行うことが困難であり、また架台自体のサイズが大きく、取付時に大きな作 業スペースが必要であり、浴乾機本体を簡単かつ確実に取り付けることができな いという問題があった。
【0006】 この考案は、上記従来技術の問題を解消し、大きい作業スペースを必要とせず 、小さい作業スペースであっても、ユニットバスの天井壁に対し、浴室暖房乾燥 機本体を簡単かつ確実に取り付けることができ、更に天上壁に有害な変形が生じ るのを防止することができる浴室暖房乾燥機取付架台を提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、左右両側に配置された一対のアングル 材(21)(21)の前端間及び後端間にそれぞれアングル材(22)(23) が架橋された平面視矩形状の本体取付枠(20)と、その本体取付枠(20)を 支持するベース枠(30)との組み合わせからなり、前記ベース枠(30)は、 左右両側に配置された一対のアングル材(41)(41)の前端間にアングル材 (42)が架橋された平面視コ字状の前固定枠(40)と、左右両側に配置され た一対のアングル材(51)(51)の後端間にアングル材(52)が架橋され た平面視逆向きコ字状の後固定枠(50)と、それぞれアングル材(61)(6 1)からなる一対の補強フレーム(60)(60)とを具備し、左右に平行に配 置された前記一対の補強フレーム(60)(60)の前半部に、前記前固定枠 (40)の両側アングル材(41)(41)が前後方向に沿ってスライド自在に 、かつ任意のスライド位置に固定可能となるように着脱自在に取り付けられると ともに、前記一対の補強フレーム(60)(60)の後半部に、前記後固定枠( 50)の両側アングル材(51)(51)が前後方向にスライド自在に、かつ任 意のスライド位置に固定可能となるように着脱自在に取り付けられ、前記ベース 枠(30)における前記一対の補強フレーム(60)(60)に、前記本体取付 枠(20)の両側アングル材(21)(21)が前後方向にスライド自在に、か つ任意のスライド位置に固定可能となるように着脱自在に取り付けられ、前記ベ ース枠(30)に、その中間部をユニットバス(9)の天井壁(9a)上に配置 した状態でベース枠(30)を前記ユニットバス(9)に固定するためのベース 枠固定手段が設けられるとともに、前記本体取付枠(20)に、その枠内に配置 された浴室暖房乾燥機の本体(1)を固定するための浴乾機本体固定手段が設け られてなるものを要旨としている。
【0008】 本考案の浴室暖房乾燥機取付架台は、本体取付枠(20)、前後固定枠(40 )(50)及び補強フレーム(60)等、サイズの小さい構成部品を組み合わせ て構成されるものであるため、これらの構成部品をユニットバス(9)の天井壁 (9a)上で組み立てながら、浴乾機本体(1)を取り付けていくことにより 、小さい作業スペースであっても浴乾機本体(1)を正確に取り付けることがで きる。
【0009】 また本考案の架台のベース枠(30)は、剛性の高いアングル材により構成さ れるとともに、中間部に補強フレーム(60)が設けられているため、ベース枠 (30)に十分な剛性を確保することができる。このため、浴乾機本体(1)の 荷重が加わるベース枠(30)が、撓んだり歪んだりすることがなく、浴乾機本 体(1)の荷重がユニットバス天井壁(9a)に作用するような不具合を確実に 防止することができる。
【0010】 更にユニットバス(9)に固定されるベース枠(30)が、補強フレーム(6 0)に対しスライド自在に、かつ任意のスライド位置に固定可能に設けられてい るため、そのスライド調整によって、前後固定枠(40)(50)等を、あらゆ る種類のユニットバス(9)に対し、正確に位置合せを行うことができる。
【0011】 一方、本考案においては、前記各アングル材が、長さ方向に沿って多数の長孔 が穿設された孔明きアングル材をもって構成され、その長孔に挿通される固着具 により、各アングル材間の固定が図られてなる構成を採用するのが好ましい。す なわちこの構成を採用する場合、例えば補強フレーム(60)に対する前後固定 枠(40)(50)のスライド調整量を大きく確保することができ、より一層汎 用性の向上を図ることができる。
【0012】 また本考案においては、前記ベース枠(30)が、弾性を有する防振部材(8 0)を介して前記天井壁に固定されてなる構成を採用するのが望ましい。すなわ ちその場合、浴乾機本体作動時にその本体の振動が前記防振部材により吸収され て、浴室内に伝達するのを防止でき、浴室内において振動や騒音等のない快適な 環境を得ることができる。
【0013】 更に本考案においては、前記本体取付枠(20)及び前後固定枠(40)(5 0)において、両側アングル材(21)(41)(51)と架橋アングル材(2 2)(23)(42)(52)とが、補強連結部材(25)が介在された状態で 、固着具により互いに連結固定されてなる構成を採用するのが良い。すなわちこ の構成を採用する場合、より一層、剛性をアップすることができる。
【0014】 また本考案においては、前記浴乾機本体固定手段が、前記本体取付枠(20) の4隅にそれぞれ固定された4個の浴乾機本体固定部材(26)を具備し、各浴 乾機本体固定部材(26)に枠側ナット部材(26d)が設けられ、前記浴室暖 房乾燥機本体(1)の4隅に浴乾機側ナット部材(2)が設けられ、雄ねじ軸 (3)の下端が前記浴乾機側ナット部材(2)に螺着されるとともに、その雄ね じ軸(3)の中間部が前記枠側ナット部材(26d)に螺着されて、前記浴室暖 房乾燥機本体(1)が前記本体取付枠(20)に固定されてなる構成を採用する のが、より一層好ましい。すなわちこの構成によれば、浴乾機本体(1)を本体 固定枠(20)に、より確実に固定することができる。
【0015】 更に本考案において、前記ベース枠固定手段が、前記前固定枠(40)及び前 記後固定枠(50)に下方に延びるように取り付けられたフック(70)をもっ て構成されるとともに、前記防振部材(80)が、前記前固定枠(40)及び後 固定枠(50)における架橋アングル材(42)(52)の下面側に設けられ、 前記ユニットバス(9)の周側壁上端外面に設けられたフレーム部材(9c)の 上面側に、前記防振部材(80)を圧接した状態で、前記フック(70)の下端 屈曲部が、前記フレーム部材(9c)の下面側に係合されることにより、前記ベ ース枠(30)がユニットバス(9)に固定されてなる構成を採用するのが、よ り一層望ましい。すなわちその構成を採用する場合には、より一層簡単に、浴乾 機本体(1)を取り付けることができるとともに、防振部材(80)によって、 浴乾機本体(1)の振動をより確実に吸収することができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1はこの考案の実施形態である浴室暖房乾燥機取付架台を示す斜視図である 。同図に示すようにこの取付架台は、本体取付枠(20)と、ベース枠(30) とを具備している。
【0017】 図1ないし図3に示すように、本体取付枠(20)は、左右両側に配置された 一対のアングル材(21)(21)の前端間及び後端間にそれぞれアングル材 (22)(23)が架橋された平面視矩形状の枠体をもって構成されている。
【0018】 これらの各アングル材(21)(22)(23)は、それぞれ両片に長さ方向 に沿って複数の長孔(21a)(22a)(23a)が形成された孔明きアング ル材をもって構成されている。
【0019】 図3ないし図5に示すように、本体取付枠(20)において、両側のアングル 材(21)と、前後の架橋アングル材(22)(23)の連結部は、前後アング ル材(22)(23)の端部上に、両側アングル材(21)の端部が直交状態に 重ね合わされ、その直角重ね合せ部上に、複数の長孔(25a)を有するL型形 状の補強連結部材(25)が重ね合わされ、更にその補強連結部材(25)の一 片上における両側アングル材(21)側に、複数の長孔(26a)を有するT型 の浴乾機本体固定部材(26)が重ね合わされて、その状態で、対応位置の長孔 (21a)(22a)(23a)(25a)(26a)に、下方側からねじ(2 7)が挿通されてそのねじ(27)の軸部にナット(28)が締結される。これ により、アングル材(21)(22)(23)間の連結固定が図られるとともに 、本体取付枠(20)の四隅に固定された浴乾機本体固定部材(26)の本体固 定片(26c)が、浴乾機の本体(1)の四隅に対応して、内方に向けて突出す るように配置される。なお、浴乾機本体固定部材(26)の本体固定片(26) には、枠側ナット部材(26d)がそれぞれ固定されている。
【0020】 以上の本体取付枠(20)は、浴乾機の本体(1)の外周形状に対応する大き さに形成されており、浴乾機本体(1)の外周に配置された状態で固定できるよ う構成されている。すなわち図2等に示すように、本体取付枠(20)を浴乾機 本体(1)の外周に配置した状態で、本体取付枠(20)における浴乾機本体固 定部材(26)の枠側ナット部材(26d)に、上下貫通状態に雄ねじ軸(3) を螺着するとともに、その雄ねじ軸(3)の上下位置に緩み止めナット(4) (5)を螺着する。そしてその雄ねじ軸(3)の下端を、浴乾機本体(1)にお ける下端周縁部の四隅に設けられた浴乾機側ナット部材(2)に螺合してから、 そのナット部材(2)に下側の緩み止めナット(4)を圧締するとともに、浴乾 機本体固定部材(26)のナット部材(26d)に、上側の緩み止めナット(5 )を圧締する。こうして本体取付枠(20)に浴乾機本体(1)を固定すること ができる。
【0021】 一方図6ないし図8に示すように、ベース枠(30)は、左右両側に配置され た一対の孔明きアングル材(41)(41)の前端間に孔明きアングル材(42 )が架橋された平面視コ字状の前固定枠(40)と、左右両側に配置された一対 の孔明きアングル材(51)(51)の後端間に孔明きアングル材(52)が架 橋された平面視逆向きコ字状の後固定枠(50)と、それぞれ孔明きアングル材 (61)からなる一対の補強フレーム(60)(60)とを具備している。
【0022】 図8に示すように前固定枠(40)及び後固定枠(50)において、両側アン グル材(41)(51)と、架橋アングル材(42)(52)との連結部は、架 橋アングル材(42)(52)の両端部上に、上記図4に示すL型補強連結部材 (25)と同じ構成の孔明きL型補強連結部材(25)を介して、両側アングル 材(41)(51)の端部が直交状態に重ね合わされ、その状態で、各アングル 材(41)(42)(51)(52)及び補強連結部材(25)の対応する適当 位置の長孔(41a)(42a)(51a)(52a)(25a)に、下方側か らねじ(37)が挿通されてそのねじ(37)の軸部にナット(38)が締結さ れることにより、アングル材(41)(42)(51)(52)間の連結固定が 図られている。
【0023】 更に図8及び図9に示すように、前後固定枠(40)(50)における架橋ア ングル材(42)(52)の両側外面にはフック(70)が配置される。このフ ック(70)は、上下に延びる長孔(70a)が形成されており、架橋アングル 材(42)(52)の外面に重ね合わされた状態で、架橋アングル材(42) (52)の長孔(42a)(52a)及びフック(70)の長孔(70a)にね じ(77)が挿通されて、そのねじ(77)の軸部にナット(78)が締結され ることにより、前後固定枠(40)(50)にそれぞれ固定されている。
【0024】 このフック(70)は、ナット(78)のねじ(77)に対する締め付けを緩 めることにより、長孔(70a)の範囲内において、上下方向に移動できるとと もに、所望の移動位置でナット(78)をねじ(77)に対し堅く締結すること により、その所望位置で固定できるよう構成されている。
【0025】 また前固定枠(40)及び後固定枠(50)の架橋アングル材(42)(52 )には、その水平片の下面側中央領域に、合成ゴム等の弾性を有する防振部材( 80)が固定されている。
【0026】 そして図6に示すように、前固定枠(40)はその両側アングル材(41) (41)の後半部が、一対の補強フレーム(60)(60)の前半部内側に前後 方向にスライド自在に重ね合わされた状態に配置され、前固定枠両側アングル材 (41)(41)及び補強フレーム(60)において、対応位置の長孔(41a )(61a)に、内側からねじ(67)が挿通されてそのねじ(67)の軸部に ナット(68)が締結されることにより、前固定枠(40)が補強フレーム(6 0)に対し、所望のスライド位置(所望の進退位置)に固定できるよう構成され ている。
【0027】 また後固定枠(50)はその両側アングル材(51)(51)の前半部が、上 記一対の補強フレーム(60)(60)の後半部内側に前後方向にスライド自在 に重ね合わされた状態に配置され、後固定枠両側アングル材(51)(51)及 び補強フレーム(60)において、対応位置の長孔(51a)(61a)に、内 側からねじ(67)が挿通されてそのねじ(67)の軸部にナット(68)が締 結されることにより、後固定枠(50)が補強フレーム(60)に対し、所望の スライド位置(所望の進退位置)に固定できるよう構成されている。
【0028】 本実施形態の浴室暖房乾燥機取付架台は、以上のように構成されており、この 取付架台を用いて、浴乾機本体(1)をユニットバス(9)に、以下のようにし て取り付けられる。
【0029】 まず本体取付枠(20)に、上記したように浴乾機本体(1)を固定する。
【0030】 次に図1及び図9に示すように、、前固定枠(40)及び後固定枠(50)の フック(70)を、そのナット(78)を緩めておくことにより、上下のスライ ド移動を許容しておき、前固定枠(40)及び後固定枠(50)を、ユニットバ ス(9)の天井壁(9a)上面における浴乾機取付用開口部(9b)の前後位置 に配置するとともに、各フック(70)の下端屈曲部を、ユニットバス(9)に おける周側壁(9d)の外面上端に設けられたフレーム部材(9c)の下面に位 置するように配置する。更に補強フレーム(60)(60)を、開口部(9b) の両側位置において、前固定枠(40)及び後固定枠(50)の両側アングル材 (41)(51)間に架け渡すように配置する。
【0031】 次に前後固定枠(40)(50)を補強フレーム(60)(60)に対し適当 にスライドさせて寸法合わせをした後、前固定枠両側アングル材(41)及び後 固定枠両側アングル材(51)及び補強フレーム(60)において、対応位置の 長孔(41a)(51a)に、内側からねじ(67)を挿通して、ナット(68 )を締結することにより、前後固定枠(40)(50)及び補強フレーム(60 )を互いに連結固定する。更に各フック(70)を上方へスライドさせて、フッ ク(70)の下端屈曲部をユニットバス周側壁(9d)のフレーム部材(9c) に係合させるように、ナット(78)を堅く締結してフック(70)を固定する 。これにより、防振部材(80)をユニットバス(9)のフレーム部材(9c) に圧接するようにして、ベース枠(30)を天井壁(9a)上に固定する。
【0032】 次に図1に示すように、浴乾機本体(1)が固定された上記本体取付枠(20 )の両側アングル材(21)(21)を、上記ベース枠(30)の一対の補強フ レーム(60)(60)に載置する。なお、本体取付枠(20)は、ベース枠( 30)をユニットバス(9)に固定する前に、ベース枠(30)上に載置してお いても良い。
【0033】 続いて、本体取付枠(20)をベース枠(30)に対し前後方向に適当にスラ イドさせて、浴乾機本体(1)の下面側を、ユニットバス(9)の開口部(9b )に対応する位置に配置し、その状態で、図10に示すように、本体取付枠両側 アングル材(21)(21)と一対の補強フレーム(60)(60)とにおいて 、対応位置の長孔(21a)(61a)に、下方側からねじ(17)を挿通して 、そのねじ(17)の軸部にナット(18)を締結することにより、本体取付枠 (20)を補強フレーム(60)に固定する。
【0034】 これによりベース枠(30)とユニットバス天井壁(9a)との間に間隔が設 けられた状態で、浴室暖房乾燥機の本体(1)が、ユニットバス(9)の天井開 口部(9b)に適合した状態に取り付けられる。
【0035】 この実施形態の取付架台は、本体取付枠(20)、前後固定枠(40)(50 )及び補強フレーム(60)の組み合わせからなり、これらの各構成部品は、ユ ニットバス(9)等に比べて、サイズが小さいものである。このため、これらの 構成部品を現場で組み立てながら、浴乾機本体(1)を取り付けていくことによ り、大きい作業スペースは必要とせず、小さい作業スペースであっても確実に浴 乾機本体(1)を取り付けることができる。
【0036】 また、取付架台の各構成部品をそれぞれ孔明きアングル材により構成している ため、十分な強度を保持しつつ、軽量化を図ることができる。しかも、ベース枠 (30)は、前後固定枠(40)(50)の両側アングル材(41)(51)間 に架け渡すようにして補強フレーム(60)を配置するものであるため、その補 強フレーム(60)によってベース枠(30)の強度を一段と高めることができ る。このため、ベース枠(30)に浴乾機本体(1)の荷重が加わったとしても 、ベース枠(30)が歪んだり撓んだりすることがなく、浴乾機本体(1)の荷 重がユニットバス天井壁(9a)に作用せず、その天井壁(9a)に有害な変形 が生じるのを確実に防止することができる。
【0037】 またアングル材の長孔を利用して、アングル材間を連結し、各構成部品(20 )(40)(50)(60)を製作するようにしているため、構成部品製作のた めに格別な加工を施す必要がなく、簡単に製作することができる。
【0038】 また前後固定枠(40)(50)は、補強フレーム(60)にスライド自在に 、かつ任意のスライド位置に固定可能に設けられているため、そのスライド調整 によって、前後固定枠(40)(50)等を、あらゆる種類のユニットバス(9 )に対し、正確に寸法合せを行えるので、ユニットバスの種類にかかわらず、確 実に、浴乾機本体(1)を取り付けることができる。しかもそのスライド位置の 固定は、アングル材の全域に設けられた長孔を利用して行うものであるため、ス ライド調整量を大きく確保することができ、より一層汎用性を向上させることが できる。
【0039】 また前後固定枠(40)(50)は、防振部材(80)を介してユニットバス (9)の天井壁(9a)に取り付けられているため、浴乾機本体作動時にその本 体(1)の振動は防振部材(80)により吸収されて、ユニットバス(9)内に 伝達されるのを防止できる。従って、ユニットバス(9)内において振動や騒音 等のない快適な環境を得ることができる。
【0040】 更に前後固定枠(40)(50)は、それに設けられたフック(70)をユニ ットバス(9)の天井壁(9a)周縁部に係合することにより固定するものであ るため、簡単に取り付けることができる。
【0041】 なお本考案において、ユニットバスでない通常の浴室の天井壁に浴乾機本体 (1)を取り付けるような場合には、浴乾機本体(1)を本体取付枠(20)に 取り付けて、その取付枠(20)を、直接、浴室の天井壁に取り付けることも可 能である。
【0042】
【考案の効果】
以上のように、本考案の浴室暖房乾燥機取付架台は、本体取付枠、前後固定枠 及び補強フレーム等、サイズの小さい構成部品を組み合わせて構成されるもので あるため、これらの構成部品を現場で組み立てながら、浴乾機本体を取り付けて いくことにより、大きい作業スペースは必要とせず、小さい作業スペースであっ ても簡単かつ確実に浴乾機本体を取り付けることができる。またベース枠は、剛 性の高いアングル材により構成するとともに、中間部に補強フレームが設けられ ているため、ベース枠に十分な剛性を確保することができ、浴乾機本体の荷重が 加わるベース枠が、撓んだり歪んだりすることがなく、浴乾機本体の荷重がユニ ットバス天井壁に作用せず、ユニットバス天井壁に有害な変形が生じるのを確実 に防止することができる。更にユニットバスに固定される前後固定枠が、補強フ レームに対しスライド自在に、かつ任意のスライド位置に固定可能に設けられて いるため、そのスライド調整によって、前後固定枠等を、あらゆる種類のユニッ トバスに対し、正確に位置合せを行えるので、ユニットバスの種類にかかわらず 、確実に、浴乾機本体を取り付けることができるという効果がある。
【0043】 本考案において、本体取付枠、前後固定枠及び補強フレーム等の各構成部品を 、孔明きアングル材により構成し、その長孔に挿通される固着具により、各アン グル材間の固定を図る場合には、例えば補強フレームに対する前後固定枠のスラ イド調整量を大きく確保することができ、より一層汎用性の向上を図ることがで きるという利点がある。
【0044】 また本考案において、前後固定枠とユニットバス天井壁との間に、弾性を有す る防振部材を介在する場合には、浴乾機本体作動時にその本体の振動が防振部材 により吸収されて、ユニットバス内に伝達するのを防止でき、ユニットバス内に おいて振動や騒音等のない快適な環境を提供することができるという利点がある 。
【0045】 更に本考案において、本体取付枠及び前後固定枠において、両側アングル材と 架橋アングル材とが、補強連結部材が介在されて互いに連結固定されてなる構成 を採用する場合、より一層、剛性を高めることができ、有害な変形が生じるのを より確実に防止することができるという利点がある。
【0046】 また本考案においては、雄ねじ軸下端が浴乾機側ナット部材に螺着されるとと もに、その雄ねじ軸の中間部が枠側ナット部材に螺着されて、浴室暖房乾燥機本 体が本体取付枠に固定される構成を採用する場合、浴乾機本体を本体固定枠に、 より確実に固定することができるという利点がある。
【0047】 更に本考案において、ベース枠固定手段としてフックを使用し、そのフックを 、ユニットバスの周側壁外面上端に設けられたフレーム部材に係合して、ベース 枠をユニットバス天井壁に固定する場合には、より一層簡単に、浴乾機本体を取 り付けることができるとともに、浴乾機本体の振動を、より確実に吸収すること ができ、ユニットバス内に、より快適な環境を提供することができるという利点 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態である取付架台が適用され
た浴乾機本体取付構造を分解して示す斜視図である。
【図2】実施形態の取付架台における本体取付枠を示す
斜視図である。
【図3】実施形態の本体取付枠を示す平面図である。
【図4】実施形態の本体取付枠のコーナー部を分解して
示す斜視図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】実施形態の取付架台におけるベース枠を分解し
て示す斜視図である。
【図7】実施形態の前後枠を示す平面図である。
【図8】図7のIIX-IIX 線断面図である。
【図9】図1のIX−IX線断面図である。
【図10】図1のX−X線断面に相当する断面図であ
る。
【符号の説明】
1…浴室乾燥機本体 2…浴乾機側ナット部材 9…ユニットバス 9a…天井壁 9c…フレーム部材 9d…周側壁 20…本体固定枠 21、22、23…アングル材 21a、22a、23a…長孔 25…補強連結部材 26…浴乾機固定部材 26d…枠側ナット部材 30…ベース枠 40…前固定枠 41、42…アングル材 41a、42a…長孔 50…後固定枠 51、52…アングル材 51a、52a…長孔 60…補強フレーム 61…アングル材 61a…長孔 70…フック 80…防振部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山▲崎▼ 優 大阪市東成区東小橋2丁目10番16号 関西 ガスメータ株式会社内

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側に配置された一対のアングル材
    (21)(21)の前端間及び後端間にそれぞれアング
    ル材(22)(23)が架橋された平面視矩形状の本体
    取付枠(20)と、その本体取付枠(20)を支持する
    ベース枠(30)との組み合わせからなり、 前記ベース枠(30)は、左右両側に配置された一対の
    アングル材(41)(41)の前端間にアングル材(4
    2)が架橋された平面視コ字状の前固定枠(40)と、
    左右両側に配置された一対のアングル材(51)(5
    1)の後端間にアングル材(52)が架橋された平面視
    逆向きコ字状の後固定枠(50)と、それぞれアングル
    材(61)(61)からなる一対の補強フレーム(6
    0)(60)とを具備し、左右に平行に配置された前記
    一対の補強フレーム(60)(60)の前半部に、前記
    前固定枠(40)の両側アングル材(41)(41)が
    前後方向に沿ってスライド自在に、かつ任意のスライド
    位置に固定可能となるように着脱自在に取り付けられる
    とともに、前記一対の補強フレーム(60)(60)の
    後半部に、前記後固定枠(50)の両側アングル材(5
    1)(51)が前後方向にスライド自在に、かつ任意の
    スライド位置に固定可能となるように着脱自在に取り付
    けられ、 前記ベース枠(30)における前記一対の補強フレーム
    (60)(60)に、前記本体取付枠(20)の両側ア
    ングル材(21)(21)が前後方向にスライド自在
    に、かつ任意のスライド位置に固定可能となるように着
    脱自在に取り付けられ、 前記ベース枠(30)に、その中間部をユニットバス
    (9)の天井壁(9a)上に配置した状態でベース枠
    (30)を前記ユニットバス(9)に固定するためのベ
    ース枠固定手段が設けられるとともに、 前記本体取付枠(20)に、その枠内に配置された浴室
    暖房乾燥機の本体(1)を固定するための浴乾機本体固
    定手段が設けられてなることを特徴とする浴室暖房乾燥
    機取付架台。
  2. 【請求項2】 前記各アングル材(21)(22)(2
    3)(41)(42)(51)(52)(61)が、長
    さ方向に沿って多数の長孔(21a)(22a)(23
    a)(41a)(42a)(51a)(52a)(61
    a)が穿設された孔明きアングル材をもって構成され、
    その長孔に挿通される固着具により、各アングル材間の
    連結固定が図られてなる請求項1記載の浴室暖房乾燥機
    取付架台。
  3. 【請求項3】 前記ベース枠(30)が、弾性を有する
    防振部材(80)を介して前記天井壁(9a)に固定さ
    れてなる請求項1又は2記載の浴室暖房乾燥機取付架
    台。
  4. 【請求項4】 前記本体取付枠(20)及び前後固定枠
    (40)(50)において、両側アングル材(21)
    (41)(51)と架橋アングル材(22)(23)
    (42)(52)とが、補強連結部材(25)が介在さ
    れた状態で、固着具により互いに連結固定されてなる請
    求項1ないし3のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機取付
    架台。
  5. 【請求項5】 前記浴乾機本体固定手段が、前記本体取
    付枠(20)の4隅にそれぞれ固定された4個の浴乾機
    本体固定部材(26)を具備し、各浴乾機本体固定部材
    (26)に枠側ナット部材(26d)が設けられ、 前記浴室暖房乾燥機本体(1)の4隅に浴乾機側ナット
    部材(2)が設けられ、 雄ねじ軸(3)の下端が前記浴乾機側ナット部材(2)
    に螺着されるとともに、その雄ねじ軸(3)の中間部が
    前記枠側ナット部材(26d)に螺着されて、前記浴室
    暖房乾燥機本体(1)が前記本体取付枠(20)に固定
    されてなる請求項1ないし4のいずれかに記載の浴室暖
    房乾燥機取付架台。
  6. 【請求項6】 前記ベース枠固定手段が、前記前固定枠
    (40)及び前記後固定枠(50)に下方に延びるよう
    に取り付けられたフック(70)をもって構成されると
    ともに、 前記防振部材(80)が、前記前固定枠(40)及び後
    固定枠(50)における架橋アングル材(42)(5
    2)の下面側に設けられ、 前記ユニットバス(9)の周側壁(9d)上端外面に設
    けられたフレーム部材(9c)の上面側に、前記防振部
    材(80)を圧接した状態で、前記フック(70)の下
    端屈曲部が、前記フレーム部材(9c)の下面側に係合
    されることにより、前記ベース枠(30)がユニットバ
    ス(9)に固定されてなる請求項3記載の浴室暖房乾燥
    機取付架台。
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JP2010196998A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Toyota Motor Corp 空調設備の設置構造及び空調機の設置方法
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