JP2010111311A - 電源回路の異常診断装置、及び電源回路 - Google Patents

電源回路の異常診断装置、及び電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】Hブリッジ回路20及び電源リレー40間の電気経路と接地との間に接続されるコンデンサ42をプリチャージするプリチャージ経路を備える電源回路を用いる場合、電源リレー40の閉固着異常の有無を診断することが困難なこと。
【解決手段】イグニッションスイッチ50が開操作された後、スイッチング素子60をオフ操作することで、電源リレー40を開操作する。これにより、電源リレー40に閉固着異常が生じていないなら、コンデンサ42の充電電圧VPcは低下する。これに対し、電源リレー40に閉固着異常が生じているなら、コンデンサ42の充電電圧が低下しない。マイコン30では、こうした点に鑑み、電源リレー40の閉固着異常の有無を診断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換回路及び給電手段間を開閉する電源リレーと、前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、前記電源リレーを迂回して前記キャパシタをプリチャージするプリチャージ経路と、該プリチャージ経路及び前記給電手段間を開閉する開閉手段とを備える電源回路、及びこれに適用される異常診断装置に関する。
電力変換回路とバッテリとの間には、通常、この間の電気経路を導通及び遮断するための電源リレーが設けられている。一方、電力変換回路とバッテリとの間の電気経路が長くなる場合等にあっては、電力変換回路へ電力を安定して供給すべく、電力変換回路の近くにバッテリからの電荷を充電するコンデンサを備えることが周知である。
上記電源リレーを用いる場合、これが正常に機能するか否かを診断することが望まれる。このため、電源リレーが閉状態で固着するいわゆる閉固着異常の有無を診断することもなされている。これは、電力変換回路を操作する手段及びバッテリ間を開閉する開閉手段(イグニッションスイッチ)が閉状態とされることをトリガとしてコンデンサの充電電圧を検出することで行うことができる。すなわち、イグニッションスイッチがオン状態とされた直後にあっては、通常、電源リレーが開状態となっているため、コンデンサに電荷が充電されていないはずである。それにもかかわらず、コンデンサが充電されている場合には、電源リレーの閉固着異常であるものと診断することができる。
ところで、上記電源リレーの閉固着異常を生じさせる要因として、上記電源リレーを閉状態に切り替えることでバッテリからコンデンサへと大電流が流れ、その大電流によって電源リレーが閉状態にて溶着する溶着異常がある。このため、異常診断を行う機能とは別に、溶着異常を回避することが望まれる。これを回避する手法の一つとして、大電流を扱うことのできる電源リレーを用いることが考えられる。ただし、この場合には、電源リレーの大型化やコスト高が無視できない。
そこで従来、例えば特許文献1に見られるように、電動機に接続されるHブリッジ回路及び電源リレー間に接続されるコンデンサを、開閉手段(イグニッションスイッチ)及びプリチャージ用の抵抗体を介してバッテリに接続するものも提案されている。これにより、イグニッションスイッチがオン状態とされることで、バッテリの電荷がイグニッションスイッチ及び抵抗体を介してコンデンサに充電される。このため、その後、電源リレーがオン状態とされても、電源リレーを介してバッテリからコンデンサに大電流が流れることを回避することができる。
特開平11−245829号公報
ところで、電源リレーの閉固着異常としては、コンデンサに大電流が流れることに起因する上記溶着異常に限らない。このため、上記従来の電源回路であっても、電源リレーの閉固着異常の有無を診断することが望まれる。ただし、イグニッションスイッチが閉状態とされることでコンデンサが充電される構成の場合、イグニッションスイッチが閉状態とされる際のコンデンサの充電電圧には、電源リレーに閉固着異常があるか否かによる差異が生じにくいものとなる。このため、上述した従来の手法によっては、閉固着異常の有無を診断することが困難である。
また、上記従来の電源回路にあっては、イグニッションスイッチがオン状態とされることで、コンデンサが充電されるため、電源リレーが開状態で固着する開固着異常の有無を診断することも困難となる懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力変換回路及び電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタをプリチャージするプリチャージ経路を備える電源回路を用いる場合であっても、電源リレーの異常の有無を適切に診断することのできる電源リレーの異常診断装置を提供することにある。また、本発明の目的は、電力変換回路及び電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタをプリチャージするプリチャージ経路を備える電源回路を用いる場合であっても、電源リレーの異常の有無を適切に診断することを可能とする電源回路を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、電力変換回路及び給電手段間を開閉する電源リレーと、前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、前記キャパシタをプリチャージするプリチャージ経路と、該プリチャージ経路及び前記給電手段間を開閉する開閉手段とを備える電源回路に適用され、前記電源リレーの異常の有無を診断する電源回路の異常診断装置において、前記開閉手段及び前記電源リレーの双方が開操作された後の前記キャパシタの充電電圧の低下の有無に基づき、前記電源リレーの閉固着異常の有無を診断する閉固着異常診断手段を備えることを特徴とする。
キャパシタは、開閉手段及び電源リレーを介して給電手段の電荷が充電されるものであるため、これら開閉手段及び電源リレーの双方が開操作された後には、その充電電圧が低下するものと考えられる。これに対し、電源リレーに閉固着異常が生じている場合には、電源リレーの開操作にかかわらず、電源リレーを介して給電手段からキャパシタに電荷が充電され得るため、キャパシタの充電電圧は低下しない。上記発明では、この点に鑑み、キャパシタの充電電圧の低下の有無に基づき、閉固着異常の有無を診断することができる。
なお、当該異常診断装置は、前記キャパシタを電源として利用可能とすることが望ましい。また、当該異常診断装置は、前記電源リレーを閉操作する処理を行うことが望ましい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、当該異常診断装置には、その電源として前記開閉手段を介して前記給電手段が接続されるとともに、前記電源として更に前記キャパシタが接続され、前記閉固着異常診断手段は、前記開閉手段及び前記電源リレーの双方が開操作された後、所定時間経過したにもかかわらず当該異常診断装置が動作可能である場合にその旨を記憶する記憶手段を備え、前記開閉手段が閉状態とされることを条件に、前記記憶手段を参照することで前記電源リレーの閉固着異常の有無を診断することを特徴とする。
開閉手段及び電源リレーの双方が開操作されると、電源リレーが閉固着異常を生じていないなら、キャパシタの充電電圧は低下し、所定時間経過後には、当該異常診断装置の動作が不可能となると考えられる。このため、所定時間経過したにもかかわらず動作が可能である場合には、電源リレーが閉固着異常を生じていると考えられる。上記発明では、この点に鑑み、所定時間経過後における当該異常診断装置の動作の有無に基づき閉固着異常の有無を診断することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記電力変換回路は、前記給電手段の電力を回転機に供給するものであり、前記電力変換回路及び前記回転機間には、前記電力変換回路から前記回転機への電力供給を遮断するための回転機リレーが設けられ、前記開閉手段、前記電源リレー及び前記回転機リレーが閉操作された際の前記キャパシタの充電電圧に基づき、前記電源リレーの開固着異常の有無を診断する開固着異常診断手段を備えることを特徴とする。
回転機リレーが閉状態とされると、少なくとも回転機リレーの励磁コイルがキャパシタに並列接続された構成となる。ただしこの際、電源リレーが閉状態であるなら、キャパシタの充電電圧は、電源リレーの出力電圧程度に保持される。一方、電源リレーが開状態であるなら、キャパシタの電圧は、プリチャージ経路の抵抗と回転機リレー等の抵抗とによって給電手段の電圧が分圧されたものとなる。このため、電源リレーが開状態であるか閉状態であるかに応じて、回転機リレーが閉操作される際のキャパシタの充電電圧が互いに相違すると考えられる。上記発明では、この点に鑑み、回転機リレーが閉操作された際のキャパシタの充電電圧に基づき、電源リレーの開固着異常の有無を診断することができる。
請求項4記載の発明は、給電手段の電力を回転機に供給するための電力変換回路及び前記給電手段間を開閉する電源リレーと、前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、前記キャパシタをプリチャージするプリチャージ経路と、該プリチャージ経路及び前記給電手段間を開閉する開閉手段とを備える電源回路に適用され、前記電源リレーの異常の有無を診断する電源回路の異常診断装置において、前記電力変換回路及び前記回転機間には、前記電力変換回路から前記回転機への電力供給を遮断するための回転機リレーが設けられ、前記開閉手段、前記電源リレー及び前記回転機リレーが閉操作された際の前記キャパシタの充電電圧に基づき、前記電源リレーの開固着異常の有無を診断する開固着異常診断手段を備えることを特徴とする。
回転機リレーが接続されると、少なくとも回転機リレーがキャパシタに並列接続された構成となる。ただしこの際、電源リレーが閉状態であるなら、キャパシタの充電電圧は、電源リレーの出力電圧程度に保持される。一方、電源リレーが開状態であるなら、キャパシタの電圧は、プリチャージ経路の抵抗と回転機リレー等の抵抗とによって給電手段の電圧が分圧されたものとなる。このため、電源リレーが開状態であるか閉状態であるかに応じて、回転機リレーが閉操作される際のキャパシタの充電電圧が互いに相違すると考えられる。上記発明では、この点に鑑み、回転機リレーが閉操作された際のキャパシタの充電電圧に基づき、電源リレーの開固着異常の有無を診断することができる。
なお、当該異常診断装置は、前記電源リレーや前記回転機リレーを閉操作する処理を行うことが望ましい。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記開固着異常診断手段は、前記開固着異常の有無を診断するに際し、前記給電手段の電圧を加味することを特徴とする。
回転機リレーが閉状態となる前には、キャパシタの充電電圧は、電源リレーや開閉手段の出力電圧程度となっている。そして、これら出力電圧は、給電手段の出力電圧に依存する。一方、回転機リレーが閉状態となった際のキャパシタの充電電圧も、給電手段の電圧に依存する。ただし、回転機リレーが閉状態となった際のキャパシタの充電電圧の方が、給電手段に対する低下度合いが大きい。上記発明では、この点に鑑み、給電手段の電圧を加味することで、開固着異常の有無を適切に診断することができる。
請求項6記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記電力変換回路をオン・オフ操作することで、該電力変換回路及び前記回転機によって形成される経路であって且つ前記キャパシタに並列な電気経路を開閉する開閉操作手段を更に備え、前記電源リレーの開固着異常の有無を診断するに際して前記開固着異常診断手段に入力される前記充電電圧は、前記開閉操作手段による操作がなされているときの充電電圧であることを特徴とする。
上記発明では、プリチャージ経路の抵抗とともにキャパシタの電圧を分圧する電気経路の抵抗値を更に低下させることができる。このため、電源リレーが開状態であるか閉状態であるかに応じて、キャパシタの充電電圧に生じる差異をより大きなものとすることができる。このため、上記発明では、電源リレーの開固着異常の有無をより高精度に診断することができる。
なお、上記開閉操作手段によるオン・オフ操作は、前記回転機を駆動させる際のオン・オフ操作よりも回転機に流れる電流が小さくなるようにして行われることが望ましい。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記開閉手段が閉状態であって且つ前記電源リレーが開状態である際の前記キャパシタの充電電圧に基づき、前記プリチャージ経路の異常の有無を診断するプリチャージ経路異常診断手段を更に備えることを特徴とする。
電源リレーが開状態である状況下、開閉手段が閉状態とされたにもかかわらずキャパシタの充電電圧が上がらない場合には、プリチャージ経路に異常があると考えられる。上記発明では、この点に鑑み、プリチャージ経路の異常の有無を好適に診断することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記プリチャージ経路は、抵抗体を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、前記キャパシタに並列に抵抗体が接続されていることを特徴とする。
上記発明では、キャパシタに並列接続された抵抗体によってキャパシタの電荷を放電させることができる。このため、例えば請求項1記載の発明特定事項を有する場合には、開閉手段及び電源リレーの双方が開状態とされた後のキャパシタの充電電圧の低下速度を大きくすることができ、閉固着異常診断手段による異常診断に要する時間を短縮したり、異常診断処理頻度を高く維持したりすることができる。
請求項10記載の発明は、電力変換回路及び給電手段間を開閉する電源リレーと、前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、前記電源リレーを迂回して前記キャパシタ及び前記給電手段間を開閉する開閉手段と、前記開閉手段側をカソード側とし前記キャパシタ側をアノード側とするツェナーダイオードとを備えることを特徴とする。
上記発明では、開閉手段が閉状態とされることで、ツェナーダイオードを介してキャパシタに給電手段からの電荷を充電する(プリチャージする)ことができる。このため、電源リレーを閉操作する際に電源リレーを介して給電手段からキャパシタへと大電流が流れることを回避することができる。また、ツェナーダイオードのブレークダウン電圧によって、キャパシタのプリチャージ電圧を制御することができるため、電源リレーの閉固着異常時のキャパシタ充電電圧よりもプリチャージ電圧の方が低くなるように設定することで、開閉手段が閉状態とされた後のキャパシタ充電電圧に基づき閉固着異常の有無を診断することもできる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電源回路の異常診断装置を車載電動パワーステアリングの電源回路の異常診断装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態のシステム構成を示す。
図示される電動機10は、ブラシ付DCモータである。電動機10は、ドライバによる操舵をアシストするための操舵装置の備えるアクチュエータである。詳しくは、電動機10は、電動パワーステアリングの備えるアクチュエータである。電動機10には、Hブリッジ回路20を介してバッテリ12の電力が供給される。
Hブリッジ回路20は、バッテリ12の電力を電動機10に供給するための電力変換回路である。詳しくは、Hブリッジ回路20は、スイッチング素子21,22の直列接続体とスイッチング素子23,24の直列接続体との並列接続体を備え、これら各直列接続体の接続点のそれぞれに、電動機10の一対の端子のそれぞれが接続されるものである。ちなみに、スイッチング素子21,24には、それぞれフェールセーフ用の抵抗体25,26が並列接続されている。
マイコン30は、電動機10を制御対象とし、Hブリッジ回路20を操作することで電動機10の制御量(トルク等)を制御するマイクロコンピュータである。マイコン30は、周知の中央処理装置やROM,RAM等を備えて構成されている。特に、マイコン30は、不揮発性メモリ32を備えている。不揮発性メモリ32は、EEPROM等、給電の有無にかかわらず記憶を保持するメモリである。
上記Hブリッジ回路20を介してバッテリ12の電力を電動機10に供給するための電源回路として、本実施形態では、バッテリ12及びHブリッジ回路20間を開閉する電源リレー40を備えている。電源リレー40は、アナログ形リレーであり、詳しくは、可動鉄心形リレー等の電磁形リレーである。上記電源回路は、更に、電源リレー40とHブリッジ回路20との間の電気経路と接地との間を接続するコンデンサ42及び放電用抵抗体44を備えている。ここで、コンデンサ42は、Hブリッジ回路20との配線長を極力短縮した位置に接続されるものである。このコンデンサ42は、Hブリッジ回路20に安定して電力を供給できるような大容量のものが用いられている。また、放電用抵抗体44は、コンデンサ42に蓄電された電荷を放電させるためのものである。
電源回路は、また、電動機10の端子及び電力変換回路(Hブリッジ回路20)間を開閉する電動機リレー46を備えている。電動機リレー46も、アナログ形リレーであり、詳しくは、可動鉄心形リレー等の電磁形リレーである。
電源回路は、更に、ユーザによる車載制御システムの起動スイッチ(イグニッションスイッチ50)と、イグニッションスイッチ50を介してバッテリ12の電力をマイコン30に出力するダイオード52とを備えている。そして、電源リレー40及びHブリッジ回路20間とダイオード52のカソード及びマイコン30間との間には、電源リレー40及びHブリッジ回路20間側からダイオード52のカソード及びマイコン30間側へと進む方向を順方向とするダイオード54が接続されている。また、電源リレー40及びHブリッジ回路20間とダイオード52のカソード及びマイコン30間との間には、抵抗体56が接続されている。
マイコン30は、上記ダイオード52及びダイオード54の少なくとも一方を介してバッテリ12から電力が供給されることで起動される。そして、マイコン30は、電動機10の制御量を制御する。すなわち、マイコン30は、スイッチング素子21,24の周期的なオン・オフ操作とスイッチング素子22,23の周期的なオン・オフ操作とのいずれを行うかによって、電動機10を正回転又は逆回転させる処理を行う。この際、上記周期的なオン・オフ操作の1周期に対するオン操作時間の時比率によって、電動機10に供給される電流量を制御する。
マイコン30は、電動機10の制御量を制御するに先立ち、電源リレー40や電動機リレー46を閉操作する処理を行う。
ここで、電源リレー40の備える励磁コイルの一方の端子は、イグニッションスイッチ50の端子のうちのバッテリ12の正極側に接続される端子でない端子側(ダイオード52のカソード側)に接続されており、他方の端子は、スイッチング素子60を介して接地されている。これにより、イグニッションスイッチ50が閉状態にある状況下、マイコン30がスイッチング素子60を電子操作して閉状態とすることで、バッテリ12から電源リレー40の励磁コイルを介してグランドラインへと電流が流れる。これにより、電源リレー40の励磁コイルに磁力が発生し、これにより、電源リレー40の可動接点が変位することでその入力端子(バッテリ12側に接続される端子)と出力端子(Hブリッジ回路20側に接続される端子)とが導通状態(閉状態)とされる。
また、電動機リレー46は、励磁コイルを備え、その一方の端子は、コンデンサ42及びHブリッジ回路20間に接続されており、他方の端子は、スイッチング素子62を介して接地されている。これにより、マイコン30がスイッチング素子62を電子操作して閉状態とすることで、バッテリ12から電動機リレー46の励磁コイルを介してグランドラインへと電流が流れる。これにより、電動機リレー46の励磁コイルに磁力が発生し、これにより、電動機リレー46の可動接点が変位することでその入力端子(Hブリッジ回路20側に接続される端子)と出力端子(電動機10側に接続される端子)とが導通状態(閉状態)とされる。
こうした構成において、イグニッションスイッチ50がオン操作(閉操作)されると、マイコン30は、スイッチング素子60をオン操作することで電源リレー40を閉状態とし、その後、スイッチング素子62をオン操作することで電動機リレー46を閉状態とする。こうして電動機10への電力の供給を可能な状態とした後、Hブリッジ回路20を操作することで、ドライバによる操舵をアシストすべく電動機10の制御量を制御する。
ここで、イグニッションスイッチ50がオン操作されると、マイコン30による電源リレー40の閉操作に先立って、プリチャージ用抵抗体56を介してバッテリ12からの電荷がコンデンサ42に充電される。このため、電源リレー40を閉操作するタイミングでは、既にコンデンサ42の充電電圧は、バッテリ12の電圧程度となっている。詳しくは、放電用抵抗体44及びプリチャージ用抵抗体56によるバッテリ12の電圧(より正確には、これからダイオード52の電圧降下量を減算した値)の分圧値程度となっている。ここで、放電用抵抗体44の抵抗値と比較してプリチャージ用抵抗体56の抵抗値は十分に小さい値に設定される。このため、電源リレー40が閉操作されるタイミングにおいては、既に、コンデンサ42の電圧がバッテリ12の電圧程度に充電されていることとなる。このため、電源リレー40が閉操作される際に、電源リレー40を介してバッテリ12からコンデンサ42へと流れる電流量を十分に小さいものとすることができる。
ただし、この場合、イグニッションスイッチ50がオン操作されることでコンデンサ42がプリチャージされるため、電源リレー40が閉操作されるに先立つコンデンサ42の充電電圧によっては、電源リレー40が閉固着異常を生じているか否かを診断することは困難である。そこで本実施形態では、ドライバによりイグニッションスイッチ50が開操作された後に電源リレー40を電子操作によって開操作し、コンデンサ42の充電電圧の低下の有無を監視することで、閉固着異常の有無を診断する。
図2に、本実施形態にかかる閉固着異常の診断処理の手順を示す。この処理は、マイコン30によって、イグニッションスイッチ50がオン操作されることをトリガとして実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、不揮発性メモリ32の所定のアドレスに書き込まれたキーワードを読み込む。キーワードは、閉固着異常の有無の診断結果を示すものであり、初めてこの処理に入る際には、不揮発性メモリ32には、キーワードとして正常を示す「A」が書き込まれている。続くステップS12においては、キーワードが「A」であるか否かを判断する。そして、「A」であると判断される場合には、ステップS14において、スイッチング素子60,62をオン状態に切り替えることで電源リレー40や電動機リレー46を閉操作し、電動機10の制御量を制御することで、ドライバの操舵をアシストするアシスト制御を実行する。
こうしたステップS14の処理は、イグニッションスイッチ50が開操作されるまで実行される(ステップS16)。そして、イグニッションスイッチ50が開操作されると(ステップS16:YES)、ステップS18において、不揮発性メモリ32の上記所定のアドレスに、キーワードとして「A」を書き込む。そしてその後、ステップS20において、電源リレー40を開操作する。すなわち、先の図1に示したスイッチング素子60をオフとすることで、電源リレー40の励磁コイルに流れる電流を遮断する。これにより、励磁コイルを流れる電流による磁束がゼロへと減少するため、電源リレー40が開操作される。
電源リレー40が開操作されると、所定時間T1の間待機し(ステップS22)、所定時間T1経過することで、ステップS24において、キーワードを「B」に書き換える。ただし、電源リレー40が開状態とされると、バッテリ12からコンデンサ42への充電経路が絶たれることから、コンデンサ42の充電電圧は、放電用抵抗体44による放電と、マイコン30による電力消費に伴って漸減していく。ここで、本実施形態では、上記所定時間T1を、放電用抵抗体44による放電やマイコン30による電力消費に伴ってコンデンサ42の充電電圧がマイコン30の動作可能下限電圧(例えば「5V」)未満となるのに要すると想定される時間の最小値以上に設定する。このため、電源リレー40が閉固着異常を生じていない場合には、ステップS24の処理がなされる前にマイコン30は動作不可能となりオフ状態となる。
一方、上記ステップS12において否定判断される場合、上記ステップS24の処理がなされたことから、電源リレー40が閉固着異常を生じていると判断し、ステップS26に移行する。ステップS26では、閉固着異常である旨を外部に通知する。これは、先の図1に示した警告灯(MIL34)を点灯させる処理とすればよい。また、アシスト制御を禁止する。このため、電動機リレー46が閉操作されることもなく、電動機10の制御はなされないこととなる。
ステップS26の処理が完了する場合、イグニッションスイッチ50がオフ状態となるのを待機し(ステップS28)、オフ状態となることで、ステップS30において、不揮発性メモリ32の上記所定のアドレスに、キーワードとして「A」を書き込む。ステップS30の処理が完了する場合には、ステップS22に移行する。
なお、ステップS24の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図3に、上記閉固着異常の有無の診断態様を例示する。詳しくは、図3(a)に、イグニッションスイッチ50の状態の推移を示し、図3(b)に、イグニッションスイッチ50の出力電圧VIG(ダイオード52のアノード側の電圧)の推移を示し、図3(c)に、コンデンサ42の充電電圧VPcの推移を示し、図3(d)に、キーワードの値の推移を示し、図3(e)に、電源リレー40の状態の推移を示し、図3(f)に、閉固着異常の判定の有無を示し、図3(g)に、MIL34の点灯の有無を示す。
図示されるように、時刻t1に、ユーザによってイグニッションスイッチ50が閉操作されると、イグニッションスイッチ50の出力電圧が上昇し、また、コンデンサ42の充電が開始される。その後、キーワードが参照され、これが「A」であることが確認されると、電源リレー40が閉操作される(時刻t2)。その後、時刻t3においてイグニッションスイッチ50が開操作された後にも、マイコン30により電源リレー40が閉状態に保持されるために、コンデンサ42の充電電圧が維持される。電源リレー40は、マイコン30が、様々な後処理を完了するまでの間、閉状態とされる。こうした後処理のひとつがキーワードとして「A」を書き込む処理である。そしてこうした後処理が完了する時刻t4において、電源リレー40を開操作する。
ここでは、電源リレー40に閉固着異常が生じているために、マイコン30による電源リレー40の開操作にかかわらず、実際には電源リレー40が開状態とならず、コンデンサ42の充電電圧が低下しない例を示している。電源リレー40が開操作されてから所定時間T1が経過すると、マイコン30では、キーワードを「B」に書き換える。
その後、時刻t6において、イグニッションスイッチ50が再度閉操作されると、マイコン30は、キーワードを参照する処理を行うが、ここでは、キーワードが「B」となっているため、閉固着異常であると判断し、MIL54を点灯させる(時刻t7)。その後、時刻t8においてイグニッションスイッチ50が開操作されると、マイコン30では、キーワードを「A」に書き換える。ちなみに、図では、電源リレー40の閉固着異常が解消している場合を例示している。この場合、イグニッションスイッチ50が開操作されることで、コンデンサ42の電圧が低下していくため、次回イグニッションスイッチ50が閉操作される際には、電源リレー40が正常であるとして、アシスト制御がなされることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)イグニッションスイッチ50及び電源リレー40の双方が開操作された後のコンデンサ42の充電電圧の低下の有無に基づき、電源リレー40の閉固着異常の有無を診断した。これにより、コンデンサ42のプリチャージがなされる構成であるにもかかわらず、閉固着異常の有無を診断することができる。
(2)イグニッションスイッチ50及び電源リレー40の双方が開操作された後、所定時間T1経過したにもかかわらずマイコン30が動作可能である場合にその旨をキーワードの値として記憶し、イグニッションスイッチ50が閉状態とされることを条件に、キーワードの値を参照することで電源リレー40の閉固着異常の有無を診断した。これにより、イグニッションスイッチ50の閉操作に伴い、閉固着異常の有無を診断することができるため、ドライバに異常がある旨を適切に通知することができる。
(3)放電用抵抗体44よりも抵抗値の小さいプリチャージ用抵抗体56を介してバッテリ12からコンデンサ42へと電荷を充電した。これにより、電源リレー40が閉操作されるに先立って、コンデンサ42の充電電圧を、バッテリ12の電圧近くまで上昇させておくことができる。
(4)コンデンサ42に並列に放電用抵抗体44を接続した。これにより、イグニッションスイッチ50及び電源リレー40が開操作されてからのコンデンサ42の充電電圧の低下速度を大きくすることができるため、上記所定時間T1を短く設定することができる。このため、イグニッションスイッチ50が短時間のうちに再度閉操作される場合であっても、閉固着異常の有無を適切に診断することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、電源リレー40の閉固着異常に加えて、更に、電源リレー40の入力端子及び出力端子間が電気的に絶縁された状態で可動部が固着するいわゆる開固着異常の有無の診断をも行う。
図4に、本実施形態にかかる開固着異常の有無の診断原理を示す。ここで、図4(a1)〜図4(e1)は、正常時を示し、図4(a2)〜図4(e2)は、異常時を示す。詳しくは、図4(a1)及び図4(a2)に、イグニッションスイッチ50の状態の推移を示し、図4(b1)及び図4(b2)に、電源リレー40の状態の推移を示し、図4(c1)及び図4(c2)に、電動機リレー46の状態の推移を示し、図4(d1)及び図4(d2)に、イグニッションスイッチ50の出力電圧VIGの推移を示し、図4(e1)及び図4(e2)にコンデンサ42の充電電圧VPcの推移を示す。
ここでは、まず図4(a1)〜図4(e1)を用いて正常時について説明する。この場合、イグニッションスイッチ50が閉操作されると、イグニッション出力電圧VIGが上昇し、また、コンデンサ42の充電が開始される。これにより、コンデンサ42は、バッテリ12の電圧を、プリチャージ用抵抗体56及び放電用抵抗体44によって分圧した電圧程度まで充電される。その後、電源リレー40が閉操作されると、コンデンサ42の充電電圧は、電源リレー40の出力電圧まで充電されるため、その電圧はバッテリ12の電圧相当となる。換言すれば、イグニッション出力電圧VIG相当となる。この状態で、電動機リレー46が閉操作されたとしても、コンデンサ42の充電電圧は変化しない。
次に、図4(a2)〜図4(e2)を用いて異常時について説明する。この場合、電源リレー40が閉操作されたとしても、実際には開状態のままであるため、コンデンサ42の充電電圧は、イグニッション出力電圧VIGよりもわずかに低い状態のままとなる。ただし、この差はわずかであるため、これによって開固着異常の有無を高精度に判断することは困難である。こうした状況下、電動機リレー46を閉操作すると、コンデンサ42の充電電圧が低下する。これは、コンデンサ42に並列接続される経路の抵抗値が低下するためである。すなわち、先の図1に示したスイッチング素子62がオン状態とされることで、コンデンサ42に並列に、放電用抵抗体44と、電動機リレー46の励磁コイルとが接続された状態となる。より詳しくは、更に抵抗体25、電動機10及び抵抗体26が接続された状態となる。このため、コンデンサ42に並列接続された経路の抵抗値は、放電用抵抗体44の抵抗値よりも小さくなる。このため、コンデンサ42に並列接続される経路とプリチャージ用抵抗体56とによるバッテリ12の電圧の分圧値は、放電用抵抗体44及びプリチャージ用抵抗体56による分圧値よりも低くなる。このため、コンデンサ42の充電電圧は、電動機リレー46を閉操作することで低下する。このため、コンデンサ42の充電電圧VPcは、イグニッション出力電圧VIGよりもかなり低くなり、これらの差を高精度に検出することができる。このため、これに基づき開固着異常を診断することができる。
図5に、本実施形態にかかる開固着異常の有無の診断処理の手順を示す。この処理は、マイコン30により、イグニッションスイッチ50が閉操作されることをトリガとして実行される。
この一連の処理では、まずステップS40において、電源リレー40の閉固着異常の有無を診断する。この処理は、キーワードの値が「A」であるか否かを判断する処理である。続くステップS42では、上記診断結果が閉固着異常でない旨の結果であるか否かを判断する。そして、閉固着異常であると判断される場合には、ステップS44において、閉固着異常を通知し、アシスト制御を禁止する。
一方、閉固着異常でないと判断される場合には、ステップS46において、電動機リレー46を閉操作する。電動機リレー46を閉操作すると、所定時間T2待機する(ステップS48)。ここで、所定時間T2は、電源リレー40に開固着異常がある場合に、コンデンサ42の充電電圧VPcが低下して定常状態へと移行すると想定される時間のうち極力早期の時間に設定される。そして、所定時間T2経過すると、ステップS50において、コンデンサ42の電圧VPcがイグニッションスイッチ50の出力電圧VIGから所定値αだけ低下した値以下であるか否かを判断する。この処理は、電源リレー40に開固着異常が生じているか否かを判断するものである。ここで、所定値αは、コンデンサ42に並列接続される経路の抵抗値とプリチャージ用抵抗体56の抵抗値とバッテリ12の電圧とに基づき設定される。そして、ステップS50において肯定判断される場合、ステップS52において電源リレー40の開固着異常判定をするとともにアシスト制御を禁止し、ステップS54において、その旨を通知する。
なお、ステップS54、S44の処理が完了する場合や、ステップS50において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1)〜(4)の各効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(5)イグニッションスイッチ50、電源リレー40及び電動機リレー46が閉操作された際のコンデンサ42の充電電圧VPcに基づき、電源リレー40の開固着異常の有無を診断した。これにより、コンデンサ42のプリチャージがなされるにもかかわらず、電源リレー40の開固着異常の有無を適切に診断することができる。
(6)イグニッションスイッチ50、電源リレー40及び電動機リレー46が閉操作された際のコンデンサ42の充電電圧VPcと、バッテリ12の電圧(イグニッション出力電圧VIG)とに基づき、開固着異常の有無を診断した。このようにイグニッション出力電圧VIGを用いることで、充電電圧VPcと比較する異常判定値を適切に設定することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に、本実施形態にかかる異常診断処理の手順を示す。この処理は、マイコン30により、イグニッションスイッチ50が閉操作されることをトリガとして実行される。なお、図6において、先の図5に示した処理に対応する処理については、便宜上同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS42において閉固着異常がないと判断されると、所定時間T3の間待機する(ステップS60)。ここで、所定時間T3は、プリチャージ用抵抗体56を介したコンデンサ42の所定量の充電に要する時間程度に設定される。そして所定時間T3が経過すると、ステップS62において、充電電圧VPcが所定値β以上であるか否かを判断する。この処理は、プリチャージ用抵抗体56を備えるプリチャージ経路の異常の有無を判断するためのものである。すなわち、コンデンサ42の所定量のプリチャージに要する時間程度の時間が経過しているにもかかわらず、コンデンサ42の充電電圧VPcが上昇していないなら、プリチャージ経路に異常があると判断できる。この点に鑑み、上記所定値βは、所定時間T3のプリチャージによって実現されると想定される充電電圧(上記所定量の充電に対応する電圧)程度に設定されている。そして、ステップS62において否定判断される場合、ステップS64において、プリチャージ電圧低下異常がある旨を外部に通知し、ステップS66では、電動機リレー46を閉状態とする。
これに対し、ステップS62において肯定判断される場合、プリチャージ経路が正常であることから、ステップS46〜S54の処理を行う。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1)〜(4)の各効果や、先の第2の実施形態の上記(5)及び(6)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(7)イグニッションスイッチ50が閉状態とされた後のコンデンサ42の充電電圧VPcに基づき、プリチャージ経路の異常の有無を診断した。これにより、電源リレー40を閉操作することで電動機リレー46に大電流が流れる異常が生じる状況を前もって把握することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図7に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。なお、図7において、先の図1に示した部材に対応する部材については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、ダイオード52及びマイコン30間の電気経路と電源リレー40及びHブリッジ回路20間の電気経路との間に、プリチャージ用抵抗体56に加えて、ツェナーダイオード80を接続する。ここで、ツェナーダイオード80のブレークダウン電圧は、電源リレー40の閉操作に伴って電源リレー40に流れる電流が許容通電量の上限値を上回らない程度に設定されている。また、このブレークダウン電圧は、電源リレー40を閉操作する前後のコンデンサ42の充電電圧VPcを高精度に区別することのできる値に設定されている。このコンデンサ42の充電電圧VPcは、バッテリ12の電圧の「1/2」以上であって且つバッテリ12の電圧の「9/10」以下であることが望ましい。
こうした構成によれば、イグニッションスイッチ50が閉操作された後、電源リレー40が閉操作されるに先立ち、コンデンサ42の充電電圧VPcに基づき、電源リレー40に閉固着異常が生じているか否かを判断することができる。
ちなみに、こうした設定を、プリチャージ用抵抗体56のみを用いて行う場合には、プリチャージ用抵抗体56の抵抗値を増大させる必要が生じることから、これを介してバッテリ12からコンデンサ42に流れる電流量が減少する。このため、プリチャージに要する時間が長期化するため、電動機10の制御が可能となるまでの所要時間の伸張を招くこととなる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(8)プリチャージ用抵抗体56に直列にツェナーダイオード80を接続した。これにより、コンデンサ42を、電源リレー40の閉操作後の充電電圧VPcよりも十分に低い電圧まで迅速に充電することができる。このため、プリチャージ動作を早期に実行可能として且つ、電源リレー40の閉固着異常の有無を電源リレー40の閉操作に先立って診断することができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図8に、本実施形態にかかる異常診断処理の手順を示す。この処理は、マイコン30により、イグニッションスイッチ50が閉操作されることをトリガとして実行される。なお、図8において、先の図5に示した処理に対応する処理については、便宜上同一のステップ番号を付している。
図示されるように、本実施形態では、閉固着異常がないと判断されると(ステップS42:YES)、ステップS46aにおいて、電動機リレー46を閉操作するとともに、Hブリッジ回路20の上記時比率を、電動機10の駆動時の時比率の最小値(Dmin)未満となるようにして制御する。ここで、スイッチング素子21,24がオン状態とされるなら、放電用抵抗体44に並列な電気経路として、スイッチング素子21、電動機10及びスイッチング素子24を備えて構成される電気経路が新たに加わることとなる。また、スイッチング素子22,23がオン状態とされるなら、放電用抵抗体44に並列な電気経路として、スイッチング素子23、電動機10及びスイッチング素子22を備える電気経路と、スイッチング素子23及び抵抗体26を備える経路とが新たに加わることとなる。このため、コンデンサ42に並列な電気経路の抵抗値をいっそう低減することができ、ひいては、コンデンサ42の電圧VPcをいっそう低下させることができる。このため、ステップS50の処理に基づく開固着異常の判定をより高精度に行うことができる。しかも、上記時比率制御は、電動機10のロータを変位させることのない範囲で行うために、図示しないハンドルが意図せずして変位する等の不都合が生じることもない。
ちなみに、上記時比率制御は、スイッチング素子21,24を同時且つ周期的にオン・オフする制御としてもよいし、スイッチング素子22,23を同時且つ周期的にオン・オフする制御としてもよい。更に、スイッチング素子21,24とスイッチング素子22,23とを交互にオン操作するものであってもよい。いずれにせよ、スイッチング素子21,24が連続的にオン状態とされる期間やスイッチング素子22,23が連続的にオン状態とされる期間は、電動機10のロータを変位させない程度に制限する。
なお、この時比率制御は、上記ステップS54の処理が完了する場合やステップS50において否定判断される場合に停止される(ステップS70)。
以上説明した本実施形態によれば、先の第2の実施形態の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(9)電源リレー40の開固着異常の有無を診断するに際して、Hブリッジ回路20を時比率制御した。これにより、電源リレー40の開固着異常の有無をより高精度に診断することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第2の実施形態に対する第3の実施形態の変更点によって、先の第4の実施形態を変更してもよい。
・上記第2の実施形態に対する第5の実施形態の変更点によって、先の第3の実施形態を変更してもよい。
・イグニッションスイッチ50及び電源リレー40の双方が閉操作された後の充電電圧VPcの低下の有無に基づき閉固着異常の有無を診断する閉固着異常診断手段としては、上記第1の実施形態にて例示したものに限らない。例えば、イグニッションスイッチ50及び電源リレー40の双方が閉操作された後、マイコン30に動作可能電圧下限値以上の電圧が印加されている間の電圧の低下状態に基づき閉固着異常の有無を診断してもよい。
・上記第2、第3の実施形態では、開固着異常の有無を診断するために、イグニッション出力電圧VIGをモニタするための専用の端子と充電電圧VPcをモニタするための専用の端子とをマイコン30に設けたがこれに限らない。例えば、充電電圧のみに基づき異常の有無を診断してもよい。すなわち、この場合、イグニッションスイッチ50及び電源リレー40が閉操作された後、電動機リレー46を閉操作することで、電源リレー40の開固着異常がないなら充電電圧VPcは低下しない一方、開固着異常があるなら充電電圧VPcが低下する。このため、電動機リレー46の閉操作後において充電電圧VPcが所定量以上低下するか否かに基づき開固着異常の有無を診断することができる。
・上記各実施形態では、閉固着異常診断においてキーワードを不揮発性メモリ32に書き込むようにしたがこれに限らない。例えばマイコン30とバッテリ12との主接続の状態(イグニッションスイッチ50の状態)にかかわらず給電状態が維持されるバックアップRAMにキーワードを書き込んでもよい。また例えば、揮発性のメモリに書き込むようにしてもよい。この場合であっても、閉固着異常が生じている場合には、電源リレー40を介してマイコン30の給電状態が維持されることから、キーワードBを保持することができる。したがって、イグニッションスイッチ50が再度オン状態とされた際に揮発性メモリにキーワードBが書き込まれているか否かに基づき、閉固着異常の有無を診断することができる。なお、この際、イグニッションスイッチ50がオフ操作された際にキーワードAを書き込む処理を削除してもよい。
・上記各実施形態では、プリチャージ用抵抗体56の抵抗値よりも放電用抵抗体44の抵抗値の方が大きくなるように設定したが、これらを同程度とし、従来手法にて電源リレー40の閉固着異常の有無を診断してもよい。
・上記第4の実施形態において、上記第1〜第4の実施形態にて例示した異常診断処理を行ってもよい。
・上記各実施形態において、放電用抵抗体44を削除してもよい。この場合であっても、イグニッションスイッチ50が開状態である際に電源リレー40を開操作することで、コンデンサ42の充電経路が絶たれるため、マイコン30によってコンデンサ42の電力が消費されるに伴い、コンデンサ42の電圧が低下する。このため、上記各実施形態の要領で、コンデンサ42の電圧(充電電圧VPc)に基づき閉固着異常の有無を診断することができる。
・回転機としては、ブラシ付DCモータに限らず、例えばブラシレスDCモータ等であってもよい。この場合、電力変換回路として、例えば3相インバータを用いればよい。
・回転機としては、電動パワーステアリングに搭載される電動機に限らない。例えば車載操舵装置として、ハンドルに機械的に連結された入力軸と電動機によって回転力が付与される出力軸との間に介在し入力軸の回転量に対する出力軸の回転量を可変とするギア比可変装置を備えるものとしてもよい。また、ステアバイワイヤシステムの操舵装置に備えられる電動機であってもよい。こうした場合においては、先の第5の実施形態において、ハンドルを変位させることなく、電動機10のロータが微少量変位する程度の時比率を設定することも可能となる。更に、車載操舵装置の備える電動機に限らず、例えばエアコンプレッサや車載動力発生装置に搭載される回転機であってもよい。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる電源リレーの閉固着異常診断の処理手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる閉固着異常の処理態様を例示するタイムチャート。 第2の実施形態にかかる電源リレーの開固着異常の診断原理を説明するためのタイムチャート。 同実施形態にかかる電源リレーの開固着異常診断の処理手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかる電源リレーの開固着異常診断の処理手順を示す流れ図。 第4の実施形態にかかるシステム構成図。 第5の実施形態にかかる電源リレーの開固着異常診断の処理手順を示す流れ図。
符号の説明
10…電動機、12…バッテリ、20…Hブリッジ回路(電力変換回路の一実施形態)、40…電源リレー、42…コンデンサ、46…電動機リレー、50…イグニッションスイッチ(開閉手段の一実施形態)、56…プリチャージ用抵抗体。

Claims (10)

  1. 電力変換回路及び給電手段間を開閉する電源リレーと、前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、前記電源リレーを迂回して前記キャパシタをプリチャージするプリチャージ経路と、該プリチャージ経路及び前記給電手段間を開閉する開閉手段とを備える電源回路に適用され、前記電源リレーの異常の有無を診断する電源回路の異常診断装置において、
    前記開閉手段及び前記電源リレーの双方が開操作された後の前記キャパシタの充電電圧の低下の有無に基づき、前記電源リレーの閉固着異常の有無を診断する閉固着異常診断手段を備えることを特徴とする電源回路の異常診断装置。
  2. 当該異常診断装置には、その電源として前記開閉手段を介して前記給電手段が接続されるとともに、前記電源として更に前記キャパシタが接続され、
    前記閉固着異常診断手段は、前記開閉手段及び前記電源リレーの双方が開操作された後、所定時間経過したにもかかわらず当該異常診断装置が動作可能である場合にその旨を記憶する記憶手段を備え、前記開閉手段が閉状態とされることを条件に、前記記憶手段を参照することで前記電源リレーの閉固着異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の電源回路の異常診断装置。
  3. 前記電力変換回路は、前記給電手段の電力を回転機に供給するものであり、
    前記電力変換回路及び前記回転機間には、前記電力変換回路から前記回転機への電力供給を遮断するための回転機リレーが設けられ、
    前記開閉手段、前記電源リレー及び前記回転機リレーが閉操作された際の前記キャパシタの充電電圧に基づき、前記電源リレーの開固着異常の有無を診断する開固着異常診断手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の電源回路の異常診断装置。
  4. 給電手段の電力を回転機に供給するための電力変換回路及び前記給電手段間を開閉する電源リレーと、前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、前記電源リレーを迂回して前記キャパシタをプリチャージするプリチャージ経路と、該プリチャージ経路及び前記給電手段間を開閉する開閉手段とを備える電源回路に適用され、前記電源リレーの異常の有無を診断する電源回路の異常診断装置において、
    前記電力変換回路及び前記回転機間には、前記電力変換回路から前記回転機への電力供給を遮断するための回転機リレーが設けられ、
    前記開閉手段、前記電源リレー及び前記回転機リレーが閉操作された際の前記キャパシタの充電電圧に基づき、前記電源リレーの開固着異常の有無を診断する開固着異常診断手段を備えることを特徴とする電源回路の異常診断装置。
  5. 前記開固着異常診断手段は、前記開固着異常の有無を診断するに際し、前記給電手段の電圧を加味することを特徴とする請求項3又は4記載の電源回路の異常診断装置。
  6. 前記電力変換回路をオン・オフ操作することで、該電力変換回路及び前記回転機によって形成される経路であって且つ前記キャパシタに並列な電気経路を開閉する開閉操作手段を更に備え、
    前記電源リレーの開固着異常の有無を診断するに際して前記開固着異常診断手段に入力される前記充電電圧は、前記開閉操作手段による操作がなされているときの充電電圧であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の電源回路の異常診断装置。
  7. 前記開閉手段が閉状態であって且つ前記電源リレーが開状態である際の前記キャパシタの充電電圧に基づき、前記プリチャージ経路の異常の有無を診断するプリチャージ経路異常診断手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電源回路の異常診断装置。
  8. 前記プリチャージ経路は、抵抗体を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電源回路の異常診断装置。
  9. 前記キャパシタに並列に抵抗体が接続されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電源回路の異常診断装置。
  10. 電力変換回路及び給電手段間を開閉する電源リレーと、
    前記電力変換回路及び前記電源リレー間の電気経路と接地との間に接続されるキャパシタと、
    前記電源リレーを迂回して前記キャパシタ及び前記給電手段間を開閉する開閉手段と、
    前記開閉手段側をカソード側とし前記キャパシタ側をアノード側とするツェナーダイオードとを備えることを特徴とする電源回路。
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