JP3697427B2 - 車載電子制御装置 - Google Patents

車載電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3697427B2
JP3697427B2 JP2002144929A JP2002144929A JP3697427B2 JP 3697427 B2 JP3697427 B2 JP 3697427B2 JP 2002144929 A JP2002144929 A JP 2002144929A JP 2002144929 A JP2002144929 A JP 2002144929A JP 3697427 B2 JP3697427 B2 JP 3697427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
input
constant
data
microprocessor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002144929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003336539A (ja
Inventor
光司 橋本
勝也 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002144929A priority Critical patent/JP3697427B2/ja
Priority to DE10252062A priority patent/DE10252062B4/de
Priority to US10/299,794 priority patent/US6708089B2/en
Publication of JP2003336539A publication Critical patent/JP2003336539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3697427B2 publication Critical patent/JP3697427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/28Interface circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • F02D2041/1413Controller structures or design
    • F02D2041/1432Controller structures or design the system including a filter, e.g. a low pass or high pass filter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/28Interface circuits
    • F02D2041/281Interface circuits between sensors and control unit
    • F02D2041/285Interface circuits between sensors and control unit the sensor having a signal processing unit external to the engine control unit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車用エンジンの燃料供給制御等に用いられるマイクロプロセッサを内蔵した車載電子制御装置に関するものである。特に、この発明は多数の入出力信号の扱い方を改善して小型化を図ると共に、各種車両の制御に対して標準化を図った車載電子制御装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のこの種、車載電子制御装置を示す典型的な全体ブロック回路図である。1枚のプリント基板で構成されたECU(エンジンコントロールユニット)1は、LSI(集積回路)2を主体として形成されている。そのLSI2は、CPU(マイクロプロセッサ)3、不揮発フラッシュメモリ4、RAMメモリ5、入力用データセレクタ6、A/D変換器7、出力ラッチメモリ8等をデ−タバス30で結合したものである。上記ECU1は、車載バッテリ10から電源線11及び電源スイッチ12を介して給電される電源ユニット9から制御電源の供給を受けて動作するものである。その実行プログラムやエンジン制御用制御定数等は、予め不揮発フラッシュメモリ4に格納されている。
【0003】
一方、各種センサスイッチ13からの多数のON/OFF入力信号は、プルアップまたはプルダウン抵抗としてのブリーダ抵抗14からノイズフィルタを構成する直列抵抗15と並列コンデンサ16を経て比較器19に供給される。その比較器19には、入力抵抗17と正帰還抵抗18が接続されていて、並列コンデンサ16の両端電圧が比較器19の負側端子に印加されている基準電圧を超えるとデータセレクタ6に論理「H」の信号を供給する。しかし、並列コンデンサ16の両端電圧が低下する時には、正帰還抵抗18による入力が加算されるので、上記基準電圧よりも更に低い電圧まで低下したことにより、比較器19の出力は論理「L」に復帰する。このようにして比較器19は、ヒステリシス機能を包含したレベル判定用比較器としての機能を持っており、多数の比較器19の出力は、データセレクタ6とデータバス30を介して、RAMメモリ5に格納される。
なお、上記データセレクタ6は、例えば16ビットの入力を扱い、CPU3からチップセレクト信号を受けた時に、データバス30に出力するものであるが、入力点数は数十点に及ぶものであって、複数のデータセレクタが用いられている。
【0004】
また、各種アナログセンサ20からの多数のアナログ信号は、ノイズフィルタを構成する直列抵抗21と並列コンデンサ22を介してA/D変換器7に供給され、CPU3からチップセレクト信号を受取ったA/D変換器のデジタル出力がデ−タバス30を介して、RAMメモリ5に格納される。CPU3からの制御出力はデータバス30を介してラッチメモリ8に格納され、出力トランジスタ23を介して外部負荷26を駆動するものである。その多くの制御出力点数に対応するためには、複数のラッチメモリが使用され、CPU3によってチップセレクトされたラッチメモリに対して制御出力が格納されるようになっている。
なお、24はトランジスタ23の駆動用ベ−ス抵抗、25はトランジスタ23のベース/エミッタ端子間に接続された安定抵抗、27は外部負荷26に対する給電用負荷リレーの出力接点である。
【0005】
このように構成された従来装置では、CPU3が極めて多くの入出力を取扱うために、LSI2の規模が大きくなることや、ノイズフィルタとしての並列コンデンサ16は目的とするフィルタ定数を確保するために様々の容量のコンデンサを使用する必要があって標準化が困難であると共に、大きなフィルタ定数を確保するためには、大型コンデンサを用いる必要があって、ECU1が大型化する等の問題点があった。
【0006】
LSI2の入出力端子を削減してその小型化を図る手段としては、特開平7−13912号公報「入出力処理IC」で示されるように、シリアル通信ブロックを用いて多数の入出力信号を時分割して授受する方法が提示されている。
しかし、この方式では様々な容量のノイズフィルタが必要であって、装置の標準化に適さないばかりか、充分なフィルタ定数を確保するためにコンデンサの容量も大きなものが必要となって装置の小型化にも適さない問題がある。
【0007】
一方、ON/OFF入力信号に対するノイズフィルタとして、デジタルフィルタを用い、そのフィルタ定数をマイクロプロセッサによって制御する概念は公知である。例えば、特開平5−119811号公報「プログラマブルコントロ−ラ」では、サンプリングされた外部入力信号の入力論理値が複数回連続して同じ値であれば、これを採用して入力イメ−ジメモリに格納すると共に、サンプリング周期を変更することができるフィルタ定数変更命令を備えている。
この方式ではフィルタ定数が自由に変更できる特徴があるが、多数の入力信号を扱う場合には、マイクロプロセッサの負担が大きくなり、マイクロプロセッサの本来の目的である制御の応答性が低下する問題がある。
その他、ON/OFF入力信号に対するデジタルフィルタとしては、特開2000−89974号公報「デ−タ格納制御回路」で見られるように、ハ−ドウエアとしてのシフトレジスタを設けて、上記と同様の概念でサンプリング処理するようにしたものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来技術は、部分的な小型化・標準化技術であって、これを統合した本格的な小型化・標準化が行われていないことは既に説明したとおりである。特に、マイクロプロセッサの入出力回路部分の小型化・標準化を達成する上で、マイクロプロセッサの本来の制御能力・応答性の低下が避けられない問題があった。
【0009】
この発明の第一の目的は、上記のような問題を改善して、入出力処理に関するマイクロプロセッサの負担を軽減して、本来の制御能力・応答性の向上を図ると共に、入力フィルタ部分を小型化することによって、制御装置全体の小型化と標準化を達成することである。
この発明の第二の目的は、制御仕様の異なる各種車両に対応して、制御プログラムや制御定数を変更することによって対処することにより、ハードウエアの標準化を一層効果的に、しかも容易に行えるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる車載電子制御装置は、外部ツールから被制御車種対応の制御プログラムと制御定数が書込まれる不揮発メモリ、及び演算処理用のRAMメモリを有するマイクロプロセッサを備え、上記マイクロプロセッサのデータバスに接続され、エンジン駆動制御用高速入出力に対する直接入力用インタフェース回路及び直接出力用インタフェース回路を備え、上記マイクロプロセッサとデータバスで接続された第一の直並列変換器、上記第一の直並列変換器とシリアル接続される第二の直並列変換器、及び上記第二の直並列変換器とデータバスで接続されたシリアル通信用通信制御回路を備え、補機駆動出力と警報表示出力の低速出力信号に対し、上記第一・第二の直並列変換器を介して送信された制御出力信号を記憶する出力用ラッチメモリ、及び上記出力用ラッチメモリの出力端に接続された間接出力用インタフェ−ス回路を備え、手動操作による低速入力信号に対する間接入力用インタフェース回路に含まれ、フィルタ定数が格納される定数設定レジスタを有する可変フィルタ回路を備えて構成され、上記マイクロプロセッサは上記不揮発メモリに格納されたフィルタ定数を上記定数設定レジスタに送信する設定データ送信手段と、上記間接入力用インタフェース回路を介して入力された低速出力信号である複数のON/OFF情報を上記RAMメモリに対して定期的に格納する定期入力受信手段と、上記出力用ラッチメモリに対して間接出力信号を定期的に送信する定期出力送信手段と、上記定数設定レジスタに格納されているフィルタ定数を上記RAMメモリに読出し格納する読出要求手段とを備えるようにしたものである。
【0011】
また、上記間接入力用インタフェ−ス回路は、入力スイッチに対して負荷となるブリーダ抵抗と直列抵抗と並列コンデンサを有するノイズフィルタ、このノイズフィルタに接続されヒステリシス機能を持ったレベル判定用比較器、及びこのレベル判定用比較器に接続された上記可変フィルタ回路で構成され、上記可変フィルタ回路は、所定の周期でサンプリング記憶された連続する複数のレベル判定結果が論理「1」である時にセットされ、連続する複数のレベル判定結果が論理「0」である時にリセットされる入力確定レジスタ、及び上記サンプリング周期とセット/リセットを行う論理判定点数の少なくとも一方の値が格納された定数設定レジスタによって構成され、上記入力確定レジスタの出力が上記RAMメモリにシリアル送信されると共に、上記サンプリング周期とセット/リセットを行う論理判定点数の少なくとも一方の値は上記不揮発メモリから上記定数設定レジスタにシリアル送信されるものである。
【0012】
また、上記直接入力用インタフェース回路は、入力スイッチに対して負荷となるブリーダ抵抗と直列抵抗と並列コンデンサを有するノイズフィルタ、及びこのノイズフィルタに接続されヒステリシス機能を持ったレベル判定用比較器で構成され、上記レベル判定用比較器は、判定レベルとなる閾値定数を設定する定数設定レジスタを有する可変閾値回路で構成され、上記閾値定数は上記不揮発メモリから上記定数設定レジスタにシリアル送信されるものである。
【0013】
また、AD変換器を介して上記マイクロプロセッサのデータバスに接続されるアナログ入力用インタフェース回路を備え、上記AD変換器は、一部のアナログ入力信号に対して多重系に構成されているものである。
【0014】
また、上記補機駆動出力と警報表示出力の低速出力信号に対する間接出力用インタフェース回路には、負荷電源開閉用負荷リレーが接続され、上記負荷リレーは、上記シリアル通信用通信制御回路と上記マイクロプロセッサのいずれからも駆動停止することができる論理ゲート回路を介して接続されているものである。
【0015】
また、上記マイクロプロセッサは、上記不揮発メモリに格納されている制御定数を、格納するべき定数設定レジスタを識別するアドレスデータと共に、上記マイクロプロセッサから上記第一・第二の直並列変換器を介して指定された定数設定レジスタに対して順次送信する設定データ送信手段と、上記低速出力信号に対するON/OFF情報を、格納するべきラッチメモリを識別するアドレスデータと共に、上記マイクロプロセッサから上記第一・第二の直並列変換器を介して指定されたラッチメモリに対して定期的に送信する定期出力送信手段を備え、上記シリアル通信用通信制御回路は、上記第二の直並列変換器による受信データをチェックするデータチェック回路と、受信間隔のタイムアウトチェック回路を備えている。
【0016】
また、上記マイクロプロセッサは、上記シリアル通信用通信制御回路が間接入力信号を上記マイクロプロセッサに定期送信することを許可する送信許可手段と、上記第二の直並列変換器から上記第一の直並列変換器を介して上記マイクロプロセッサに送信された間接入力信号に対するON/OFF情報を受信する定期入力受信手段を備え、上記定期入力受信手段は、間接入力信号のデータチェックと受信間隔のタイムアウトチェックを行うものである。
【0017】
また、上記マイクロプロセッサは、上記定期入力受信手段によって、上記マイクロプロセッサが今回の間接入力信号を受信してから次回の受信を行うまでの間において、上記マイクロプロセッサが上記定数設定レジスタのアドレスを指定してその格納データの読出要求を行う読出要求手段を備え、上記読出要求を受信した上記シリアル通信用通信制御回路は、指定されたアドレスの定数設定レジスタに格納されている制御定数を返信するようにしたものである。
【0018】
またさらに、上記マイクロプロセッサは、読出要求によって返信された制御定数と、上記不揮発メモリに格納された制御定数を比較する定数比較監視手段を備え、比較結果が不一致である時には、不一致であった定数設定レジスタを識別するアドレスデータと共に、上記不揮発メモリに格納された制御定数を送信するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1の構成の説明
図1はこの発明の実施の形態1の車載電子制御装置を示す全体ブロック回路図である。図1において、100はECU(車載電子制御装置)であり、第一LSI(第一の集積回路)110と第二LSI(第二の集積回路)120を主要部品とする一枚の電子基板で構成されている。
101は車載バッテリに接続された電源端子であり、図示しない電源スイッチを介して給電される端子と、後述のメモリの動作保持のために、直接車載バッテリから給電されるスリープ用端子によって構成されている。102aは、例えばエンジンの点火時期や燃料噴射時期を制御するためのクランク角センサやオートクルーズ制御用の車速センサ等、比較的高頻度の動作を行い速やかに信号取込みを行う必要のあるON/OFF動作の高速入力信号IN1〜INiが入力されるコネクタ端子である。
【0020】
102bは例えば変速レバー位置を検出するセレクタスイッチやエアコンスイッチなど、比較的低頻度の動作を行い、信号取込みの遅れがあまり問題とならないようなON/OFF動作の低速入力信号INs1〜INsnが入力されるコネクタ端子である。103c,103dは、例えばアクセルポジションセンサ,スロットルポジションセンサ、水温センサ、排気ガスの酸素濃度センサ、エヤフローセンサなどの、アナログ入力信号AN1〜ANhやANp〜ANmが入力されるコネクタ端子である。
【0021】
104aは例えばエンジンの点火コイル駆動出力や燃料噴射制御用電磁弁駆動用出力など比較的高頻度の動作を行い、遅滞なく駆動出力を発生する必要のあるON/OFF動作の高速出力OUT1〜OUTjが出力されるコネクタ端子である。104bは例えばエアコン用電磁クラッチ(補機)駆動出力や警報表示出力など比較的低頻度の動作を行い、駆動出力の応答遅れがあまり問題とならないON/OFF動作の低速出力OUTs1〜OUTskが出力されるコネクタ端子である。105は上記高速・低速出力の電源回路に出力接点が接続された負荷リレー106の接続用端子、108は上記ECU100に対して予め制御プログラムや制御定数等を転送書込みするための外部ツールであり、その外部ツール108は製品出荷時や保守作業時に使用され、脱着コネクタ107を介して上記ECU100に接続されるものである。
【0022】
第一LSI110は、マイクロプロセッサ111、不揮発メモリ112、RAMメモリ113、入力用データセレクタ114a、出力用ラッチメモリ115、後述の第二LSI120との間でシリアル信号の交信を行う第一の直並列変換器116、外部ツール108とシリアル信号の交信を行うSCI(シリアル・コミュニケーション・インタフェース)117、AD変換器114c,114d等によって構成されている。これらの構成部品は8〜32ビットのデータバス118によってマイクロプロセッサ111に接続されている。
なお、上記不揮発メモリ112は、例えば一括書込みの行えるフラッシュメモリであって、外部ツール108から転送制御プログラムや車両制御用プログラム、車両制御用定数などが、RAMメモリ113を経由して転送書込みされる。
【0023】
アナログ入力端子103cから入力されたアナログ信号は、直接入力インタフェース回路としてのノイズフィルタ131cと多チャンネルの第一のAD変換器114cを介して、データバス118に接続される。アナログ入力端子103dから入力されたアナログ信号は、直接入力インタフェース回路としてのノイズフィルタ131dと多チャンネルの第二のAD変換器114dを介して、データバス118に接続される。
【0024】
なお、多数のアナログ入力信号AN1〜ANh、ANp〜ANmに対して、複数のAD変換器114cと114dが分担接続されているが、各アナログ入力信号の内、一部のものは重複して接続されている。例えば、第一のアクセルポジションセンサと第一のスロットルポジションセンサは、第一のAD変換器114cに入力され、第二のアクセルポジションセンサと第二のスロットルポジションセンサは、第二のAD変換器114dに入力されているが、第一・第二のアクセルポジションセンサは、いずれもアクセルペダルの踏込み度合いを検出する同じ出力を発生するものであり、同様に第一・第二のスロットルポジションセンサはいずれも給気スロットル弁の開度を検出する同じ出力を発生するものである。
【0025】
120は第二LSI(第二の集積回路)であり、その構成は以下のとおりである。高速入力端子102aから入力されたON/OFF信号はブリーダ抵抗130を経て第二LSI120に取込まれ、直接入力インタフェース回路としてのノイズフィルタ131a、可変閾値回路132aを介して、上記入力用データセレクタ114aに接続されている。
なお、ノイズフィルタ131a、可変閾値回路132aについては、図2(b)で詳述するが、135aはレベル判定用の閾値が格納される定数設定レジスタとなっている。入力用データセレクタ114aは必要に応じて多数個のものが使用されるが、一個の入力用データセレクタ114aには、例えば8点以下の高速ON/OFF入力信号が接続されていて、上記マイクロプロセッサ111がチップセレクトを行った時に、上記データバス118にON/OFF情報を送出するようになっている。
【0026】
なお,上記ブリーダ抵抗130は、数KΩの低抵抗のブリーダ抵抗である。そのブリーダ抵抗130は、入力信号スイッチに対する負荷となるように各ON/OFF入力端子IN1〜INi,INs1〜INsnと電源の正側(プルアップ)または負側(プルダウン)に接続されていて、入力スイッチがOFFしている時に入力端子が開放状態となって、ノイズが重畳するのを避けたり、入力スイッチが接点である場合にはその接触信頼性を向上する役割を持っている。
【0027】
低速入力端子102bから入力されたON/OFF信号は、ブリーダ抵抗130を経て第二LSI120に取込まれ、間接入力インタフェース回路としてのノイズフィルタ131b、レベル判定用比較器132b、可変フィルタ回路133aを介して、入力用データセレクタ124に接続されている。
なお、上記ノイズフィルタ131b,レベル判定用比較器132b,可変フィルタ回路133aは、図2(a)で後述するが、135bはフィルタ定数(制御定数)を格納する定数設定レジスタである。入力用データセレクタ124には、例えば8点以下の間接ON/OFF入力信号が接続されていて、後述のアドレス選択回路123bがチップセレクトを行った時に、データバス128にON/OFF情報を送出するようになっているが、8点を超えるON/OFF信号を扱う場合には、第二・第三の入力用データセレクタが用いられ、順次チップセレクトされてデータバス128にON/OFF情報を送出するように構成されるものである。
【0028】
126は上記第一の直並列変換器116と対をなして、シリアルインタフェース回路を構成する第二の直並列変換器である。121aは上記マイクロプロセッサ111から第一・第二の直並列変換器116,126を介して送信された一連の情報を一時記憶するバッファメモリ、121bは所定時間内にデータを受信したかどうかを判定するタイムアウトチェック回路、122aは上記バッファメモリ121a内のデータをチェックするデータチェック回路、122bは確認応答用データレジスタ、123aはデータチェック回路122aによるデータチェックが正常であった時に動作するコマンドデコーダ、123bはそのコマンドデコーダ123aの内容に応じて送受信するべきデータのアドレスを選択するアドレス選択回路、127はクロックジェネレータであり、上記バッファメモリ121aからクロックジェネレータ127によって、通信制御回路129が構成されている。
【0029】
128は、第二の直並列変換器126の並列端子、バッファメモリ121a、確認応答用データレジスタ122b、定数設定レジスタ135a,135b、入力用データセレクタ124、間接出力用のラッチメモリ125等が接続されたデータバスである。通信制御回路129を用いたデータ授受の方法は、図3,図4,図5によって後述する。
129aは、データチェック回路122aが異常検出した時、タイムアウトチェック回路121bが異常検出した時、或いは後述のウォッチドッグタイマ139がリセット出力RSTを発生した時に、異常検出状態を記憶して、異常記憶出力ER2を発生する異常記憶素子である。その異常記憶素子129aは電源投入時に図示しない電源検出パルスによってリセットされるようになっている。
【0030】
134a,134bは、直接出力インタフェース回路、或いは間接出力インタフェース回路を構成する負荷駆動用トランジスタであり、上記ラッチメモリ115と高速出力端子104aや、ラッチメモリ125と低速出力端子104bとの間に接続され、ラッチメモリ115や125の出力信号によって、外部負荷OUT1〜OUTjやOUTs1〜OUTskを駆動するようになっている。
137は上記電源端子101から給電されて、第一LSI110や第二LSI120に給電する電源ユニットであり、その電源ユニット137は安定化電源回路136によって制御されて、所定の定電圧出力を発生するものである。138は負荷リレー106の駆動回路に設けられた論理ゲート回路であり、その論理ゲート回路138の出力である負荷リレー106の駆動信号DRは次の論理で動作するようになっている。
【0031】
DR=DR1×(1−ER1)×(1−ER2)×DR2
但しDR1:第一LSI110から直接指示される負荷リレー106の第一の駆動信号
DR2:第二LSI120を経由した負荷リレー106の第二の駆動信号
ER1:マイクロプロセッサ111による異常診断出力
ER2:エラー記憶回路129aの異常記憶出力
従って、負荷リレー106は第一又は第二の駆動信号DR1,DR2によって駆動されるが、第一及び第二の駆動信号DR1及びDR2は、異常診断出力ER1が発生するか、異常記憶出力ER2が発生すると無効になっている。
【0032】
139は、マイクロプロセッサ111が発生するパルス列であるウォッチドッグクリヤ信号WDのパルス時間幅が、所定値であるかどうかを判定し、時間幅が正常でないときに、マイクロプロセッサ111に対して、リセット出力RSTを供給するウォッチドッグタイマである。
なお、図示しないアナログ入力信号として、出力トランジスタ134aの動作確認信号や負荷電流検出信号なども、ECU100内部で発生する信号として第一・第二のAD変換器114c,114dを介してマイクロプロセッサ111に取込まれるようになっている。また、上記電源ユニット137やブリーダ抵抗130、ノイズフィルタ131c,131d、出力トランジスタ134a,134b、論理ゲート回路138などは第一LSI110や第二LSI120の外部に設けられている。
【0033】
図2(a)は、図1の可変フィルタ回路133aとその周辺回路の詳細を示すブロック回路図である。入力スイッチ200に対して、前述の低抵抗のブリーダ抵抗130を備えた入力信号INsnは、実用可能な上限値である数百Kオームの高抵抗の直列抵抗210を介して十数pFの並列小容量コンデンサ211に接続されている。131bは直列抵抗210と小容量コンデンサ211によって構成されたノイズフィルタであって、高周波ノイズを吸収平滑化する。132bは入力抵抗221、正帰還抵抗223、比較器220によって構成されたレベル判定用比較器であり、その比較器220の反転入力には所定の基準電圧222(電圧Von)が印加されている。
【0034】
従って、小容量コンデンサ211の充電電圧が基準電圧Von以上になると、比較器220の出力は「H」(論理「1」)となるが、一旦比較器220の出力が「H」になると、正帰還抵抗223による入力加算が生じるために、小容量コンデンサ211の充電電圧がVoff(<Von)まで低下しなければ、比較器220の出力は「L」(論理「0」)にはならないようにヒステリシス機能を持っている。これは小容量コンデンサ211に重畳されたノイズリップルによって、高頻度に比較器220の出力が反転変化することを防止する為のものである。
【0035】
可変フィルタ回路133aを構成するシフトレジスタ230には、比較器220の出力が入力されると共に、クロックジェネレータ127aから周期Tのシフト用パルス入力が供給されている。従って、シフトレジスタ230の後段の論理内容は、順次過去の時点における比較器220の出力論理内容となっている。
231a〜237aは、シフトレジスタ230の各出力段における論理内容と定数設定レジスタ135bの各ビットの論理内容を論理和する第一の論理ゲート素子、238aはその論理ゲート素子231a〜237aの出力を結合する論理積素子、239はその論理積素子238aの出力によってセットされるフリップフロップ素子によって構成された入力確定レジスタである。
また、231b〜237bは上記シフトレジスタ230の各出力段における論理内容の反転論理内容と定数設定レジスタ135bの各ビットの論理内容を論理和する第二の論理ゲート素子、238bはその論理ゲート素子231b〜237bの出力を結合する論理積素子であり、その論理積素子238bの出力によって上記入力確定レジスタ239がリセットされるように構成されている。
【0036】
このように構成された可変フィルタ回路133aにおいて、シフトレジスタ230の各出力段の内容が全て論理「1」であれば論理積素子238aの出力によって入力確定レジスタ239の出力は論理1にセットされることになる。
但し、定数設定レジスタ135bの一部の内容が論理「1」であれば、これに対応したシフトレジスタ230の出力段の論理内容は「0」であっても差し支えない。従って、図2(a)の例ではシフトレジスタ230の初段1から第五段までの論理内容が全て「1」であれば入力確定レジスタ239の出力は論理「1」にセットされることになる。
【0037】
また、シフトレジスタ230の各出力段の内容が全て論理「0」であれば、論理積素子238bの出力によって入力確定レジスタ239の出力は論理0にリセットされることになる。但し、定数設定レジスタ135bの一部の内容が論理「1」であれば、これに対応したシフトレジスタ230の出力段の論理内容は「1」であっても差し支えない。
従って、図2(a)の例では、シフトレジスタ230の初段1から第五段までの論理内容が全て「0」であれば、入力確定レジスタ239の出力は論理「0」にリセットされることになる。
このように、入力確定レジスタ239の出力内容を決定するための論理判定点数は定数設定レジスタ135bの内容によって可変設定されるよう構成されている。なお、上記のとおり論理判定点数を可変設定する代わりに、クロックジェネレータ127aのパルス周期を可変設定するようにしても良い。
【0038】
図2(b)は図1の可変閾値回路132aとその周辺回路の詳細を示すブロック回路図である。入力スイッチ200に対して前述の低抵抗のブリーダ抵抗130を備えた入力信号INiは、実用可能な上限値である数百Kオームの高抵抗の直列抵抗210を介して、十数pFの並列小容量コンデンサ211に接続されている。131aは直列抵抗210と小容量コンデンサ211によって構成されたノイズフィルタであって、高周波ノイズを吸収平滑化する。
132aは入力抵抗221、正帰還抵抗223、比較器220によって構成された可変閾値回路(可変レベル判定用比較器)であり、その比較器220の反転入力には所定の基準電圧222a(電圧Von)が印加されているが、その基準電圧222aは定数設定レジスタ135aの内容によって変更が可能となっている。
【0039】
従って、小容量コンデンサ211の充電電圧が基準電圧Von以上になると比較器220の出力は「H」(論理「1」)となるが、一旦比較器220の出力が「H」になると、正帰還抵抗223による入力加算が生じるために、小容量コンデンサ211の充電電圧がVoff(<Von)まで低下しなければ比較器220の出力は「L」(論理「0」)にはならないようにヒステリシス機能を持っている。これは小容量コンデンサ211に重畳されたノイズリップルによって、高頻度に比較器220の出力が反転変化することを防止する為のものである。
なお、比較レベルを変更することは、見掛け上のフィルタ定数を変更することに相当し、限られた調整範囲ではあるが可変フィルタとしての機能を持つことになる。
【0040】
実施の形態1の作用・動作の説明
図1のとおり構成されたこの発明の実施の形態1において、先ず図3に示したシリアル通信のフレーム構成図について説明する。
図3は、第一LSI110(親局)から第二LSI120(子局)に対して、間接出力信号を送信する場合のフレーム構成を示したものである。親局から子局への定期送信フレーム301aは、開始データ55H,コマンド10H,格納先アドレス,送信データ,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。302aは、第二LSI120が上記定期送信フレーム301aによる一連のデータを受信し、図1の通信制御回路129のデータチェック回路122aがサムチェックを行い、タイムアウトチェック回路121bが受信間隔のタイムアウトチェックを行う判定ブロックである。
【0041】
303aは判定ブロック302aの判定が正常受信であった時に親局に返信される正常返信フレームである。その正常返信フレーム303aは開始データ55H,認知データ61H,格納先アドレス,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。304aは判定ブロック302aの判定が異常受信であった時に親局に返信される異常返信フレームである。その異常返信フレーム304aは開始データ55H,非認知データ62H,格納先アドレス,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。
305aは正常返信フレーム303aを返信した後に、受信した間接出力信号をラッチメモリ125に格納するブロックである。306aは異常返信フレーム304aを返信した後に、通信制御回路129からの信号でエラー記憶回路129aが異常記憶出力ER2を発生するブロックであるが、実際には図示しない再送確認処理の上で異常記憶出力ER2が発生する。
【0042】
307aは、子局が返信した正常返信フレーム303a又は異常返信フレーム304aを、親局が受信した時のサムチェックや、親局が受信できなかった時の返信応答のタイムアウトチェックを、行う診断ブロックである。その診断ブロック307aの診断結果が異常であった場合には、後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。さらに、その診断ブロック307aが異常返信フレーム304aを正常受信した時に再度定期送信フレーム301aを送信し、それでも異常が継続する場合には、後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。
なお、定数設定レジスタに対してフィルタ定数や閾値定数即ち制御定数を送信設定する時には、上記定期送信フレーム301aのアドレスによって、定数設定レジスタの番号を指定し、データとしてフィルタ定数又は閾値定数が格納されるようになっている。
【0043】
図4は第一LSI110(親局)が第二LSI120(子局)に対して、各種データの読出要求(子局から親局への読出)をする場合のフレーム構成を示したものであり、読出要求に当たっては先ず親局から子局への不定期送信フレーム301bが送信される。その不定期送信フレーム301bは、開始データ55H,コマンド30H,読出先アドレス,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。302bは第二LSI120が不定期送信フレーム301bによる一連のデータを受信し、図1の通信制御回路129のデータチェック回路122baがサムチェックを行う判定ブロックである。
【0044】
303bは判定ブロック302bの判定が正常受信であった時に、親局に返信される正常返信フレームである。その正常返信フレーム303bは、開始データ25H,読出先アドレス,読出データ,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。304bは判定ブロック302bの判定が異常受信であった時に、親局に返信される異常返信フレームである。その異常返信フレーム304bは、開始データ55H,非認知データ72H,読出先アドレス,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。305bは異常返信フレーム304bを返信した後に、通信制御回路129からの信号でエラー記憶回路129aが異常記憶出力ER2を発生するブロックであるが、実際には図示しない再送確認処理の上で異常記憶出力ER2が発生する。
【0045】
306bは、子局が返信した正常返信フレーム303b又は異常返信フレーム304bを、親局が受信した時のサムチェックや、受信できなかった時の返信応答のタイムアウトチェックを、行う診断ブロックである。その診断ブロック306bの診断結果が異常であった場合には、後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。さらに、診断ブロック306bが異常返信フレーム304bを正常受信した時に再度不定期送信フレーム301bを送信し、それでも異常が継続する場合には、後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。
上記診断ブロック306bが正常返信フレーム303bを正常受信した場合には、正常読出された受信データを仮格納し、図7の工程446で示した比較に使用するようになっている。
【0046】
図5は、第二LSI120(子局)が第一LSI110(親局)に対して、間接入力信号を送信する場合のフレーム構成を示したものであり、間接入力信号の送信に当たっては先ず、親局から子局への許可送信フレーム301cが送信される。その許可送信フレーム301cは開始データ55H,コマンド10H,格納先アドレス#00,送信データ01H,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。302cは第二LSI120が上記許可送信フレーム301cによる一連のデータを受信し、図1の通信制御回路129のデータチェック回路122aがサムチェックを行う判定ブロックである。
【0047】
303cは判定ブロック302cの判定が正常受信であった時に、親局に返信される正常返信フレームである。その正常返信フレーム303cは、開始データ11H,データ1,データ2,データ3,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。304cは判定ブロック302cの判定が異常受信であった時に親局に返信される異常返信フレームである。その異常返信フレーム304cは開始データ55H,非認知データ62H,格納先アドレス,終了データAAH,チェックサムデータによって構成されている。305cは異常返信フレーム304cを返信した後に、通信制御回路129からの信号でエラー記憶回路129aが異常記憶出力ER2を発生するブロックであるが、実際には図示しない再送確認処理の上で異常記憶出力ER2が発生する。
【0048】
306cは、子局が返信した正常返信フレーム303c又は異常返信フレーム304cを、親局が受信した時のサムチェックや、受信できなかった時の返信応答のタイムアウトチェックを、行う診断ブロックである。その診断ブロック306cの診断結果が異常であった場合には、後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。さらに、診断ブロック306cが異常返信フレーム304cを正常受信した時に再度許可送信フレーム301cを送信し、それでも異常が継続する場合には、後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。
上記診断ブロック306cが正常返信フレーム303cを正常受信した場合には、正常読出されたデータ1,データ2,データ3を所定のアドレスのメモリに格納するようになっている。
なお、上記許可送信フレーム301cのデータが01Hから00Hに変更されて親局から子局に送信されない限り、307cで示した繰返し周期T0の間隔をおいて継続返信が行われる。303dは継続返信フレームであり、その構成は上記正常返信フレーム303cと同じである。
【0049】
306dは、子局が返信した上記継続返信フレーム303dを親局が受信して、サムチェックや、上記繰返し周期T0のタイムアウトチェックを、行う診断ブロックである。その診断ブロック306dの診断結果が異常であれば、次回の継続返信フレーム303dに対する診断を行い、それでも異常が継続する場合には後述の異常診断出力ER1を発生するようになっている。上記診断ブロック306dが継続返信フレーム303dを正常受信した場合には、正常読出されたデータ1,データ2,データ3を所定のアドレスのメモリに格納するようになっている。
なお、子局から親局に対する継続返信の間の空き時間を狙って、定期送信フレーム301aや不定期送信フレーム301bも送信されるようになっており、これをブロック308cで示している。
【0050】
図1のとおり構成された実施の形態1において、図6,図7に示した通信動作説明用フローチャートについて説明する。なお、図6のS,Tは、図7のS,Tにそれぞれ接続されるものである。図6,図7において、400は定期的に活性化されるマイクロプロセッサ111の動作開始工程である。401はその工程400に続いて作用し、後述の工程412で初期化完了フラグがセットされたかどうかを判定する工程である。402はその工程401がNOであった時に作用し、全ての定数設定レジスタ135a,135bに対する定数設定が完了したかどうかを判定する工程である。403はその工程402がNOであった時に作用し、図3における定期送信フレーム301aによって、定数設定レジスタ135a,135bの最初のアドレスのものに設定定数を送信する工程である。404はその工程403に続いて作用し、返信応答データのサムチェックとタイムアウトチェックを行う工程である。上記工程403は設定データ送信手段となっている。
なお、上記工程404では、返信応答があれば直ちに受信データのサムチェックを行って次工程405へ移行するが、工程404で所定時間の待機によっても返信が得られない時にはタイムアウト判定した上で次工程405へ移行する。
【0051】
405は上記工程404に続いて作用し、工程404にサムチェックエラーまたはタイムアウトエラーが発生しているか否かを判定する工程である。406はその工程が正常であった時に移行する動作終了工程である。その動作終了工程において、上記動作開始工程400が再度活性化されることによって、再び制御動作が繰返される。動作開始工程400が再度活性化された時、まだ後述の工程412による初期化フラグがセットされておらず、全ての定数設定レジスタ135a,135bに対する定数設定も完了していない時にあっては、上記工程401,402,403,404,405によって繰返して残りの定数設定レジスタ135a,135bに対する定数設定が順次行われる。
【0052】
但し、上記工程405で異常判定がなされると、工程407へ移行し、工程405による異常が初回異常であるかどうかが判定され、初回異常と判定された時には、上記工程403へ復帰して再度設定データの送信が行われる。また、上記工程407が初回異常でないと判定した時は、再送に対しても依然として異常が続いていることになり、この場合には工程408へ移行して異常診断出力ER1を発生し、動作終了工程406へ移行する。
【0053】
以上の動作を繰返しながら、工程402が全ての定数設定レジスタ135a,135bに対する定数設定動作が完了したと判定すると、工程410へ移行する。工程410では、図5の許可送信フレーム301cが送信されたかどうかを判定し、まだ送信されていない時には送信許可手段である工程411へ移行して許可送信フレーム301cを送信する。その後、工程404,工程405,工程407,工程408等が選択動作するが、その動作は工程403が実行された場合と同様である。但し、工程407が初回異常判定であって、再送処理を行う時には工程411へ移行する。上記工程410で許可送信フレーム301cの送信済みと判定された時には、工程412へ移行して初期化完了フラグが設定され、続いて動作終了工程406へ移行する。
なお、上記工程408による異常診断出力ER1や工程412による初期化完了フラグは、電源が再投入されるまで動作保持するようになっている。
【0054】
以上の動作によって、全ての定数設定レジスタ135a,135bに対する定数設定動作が完了し、第二LSI120から第一LSI110への送信許可が行われて、初期化完了フラグがセットされた後は、動作開始工程400から工程401を経由して工程420へ移行する。
420は図5における継続返信フレーム303d(初回は正常返信フレーム303c又は異常返信フレーム304c)を親局が受信したかどうかの判定工程である。421はその工程がYESであった時に作用し、受信データのサムチェックを行う工程である。422はその工程に続いて作用し、受信データに異常があれば工程425に移行し、受信データが正常であれば工程423に移行する判定工程である。423は受信した間接入力情報をRAMメモリ113に格納する工程である。
【0055】
424は上記工程420がNOの判定であった時に作用し、定期データの受信間隔が図5の繰返し周期T0に相当する所定時間を超過していないかどうかを判定する工程であり、その工程がタイムアウトであることを判定すると、工程425へ移行し、タイムアウトでない場合には図7の工程430へ移行する。425は上記工程422や工程424による異常判定が初回であるかどうかを判定し、初回であれば、工程426に移行して初回フラグをセットし、初回でなければ工程427へ移行して異常診断出力ER1を発生する。上記工程426,工程427,工程423に続いて動作終了工程406へ移行し、再び動作開始工程400が活性化する。
なお、428は上記工程421,工程424によって構成された定期入力受信手段である。
【0056】
図7において、430は上記工程424がタイムアウトでないと判定した時に作用し、間接出力信号の定期送信時期であるかどうかを判定する工程である。431はその工程がYESであった時に作用し、図3における定期送信フレーム301aによって間接出力データをラッチメモリ125へ送信するための工程である。その工程431は定期出力送信手段となっている。
432は上記工程431に続いて作用し、返信応答データのサムチェックとタイムアウトチェックを行う工程である。その工程では返信応答があれば直ちに受信データのサムチェックを行って、次工程433へ移行するが、工程432で所定時間の待機によっても返信が得られない時にはタイムアウト判定した上で次工程433へ移行するものである。
【0057】
433は上記工程432に続いて作用し、工程432にサムチェックエラーまたはタイムアウトエラーが発生しているか否かを判定する工程である。406はその工程が正常であった時に移行する動作終了工程である。その動作終了工程において上記動作開始工程400が再度活性化されることによって、再び制御動作が繰返されるようになっている。
一方、上記工程433で異常判定がなされると、工程434へ移行し、工程433による異常が初回異常であるかどうかが判定され、初回異常と判定された時には上記工程431へ復帰して再度出力データの送信が行われる。また、上記工程434が初回異常でないと判定した時は、再送に対しても依然として異常が続いていることになり、この場合には工程435へ移行して異常診断出力ER1を発生し、動作終了工程406へ移行する。
【0058】
441は上記工程430がNOであった時に作用し、図4における不定期送信フレーム301bによって、定数設定レジスタ135a,135bの設定内容を順次読出するための読出要求工程(読出要求手段)となっている。442は上記工程441に続いて作用し、返信応答データのサムチェックとタイムアウトチェックを行う工程である。その工程442では返信応答があれば直ちに受信データのサムチェックを行って、次工程443へ移行するが、工程442で所定時間の待機によっても返信が得られない時にはタイムアウト判定した上で次工程443へ移行するものである。
【0059】
443は上記工程442に続いて作用し、工程442にサムチェックエラーまたはタイムアウトエラーが発生しているか否かを判定する工程である。444はその工程で異常判定がなされた時に作用して、工程443による異常が初回異常であるかどうかを判定し、初回異常と判定された時には上記工程441へ復帰して再度読出要求の送信が行われる。また、上記工程444が初回異常でないと判定した時は、再送に対しても依然として異常が続いていることになり、この場合には工程445へ移行して、異常診断出力ER1を発生し、動作終了工程406へ移行する。
【0060】
446は上記工程443が正常判定であった時に作用し、受信した定数設定レジスタ135a,135bの内容と不揮発メモリ112の内容を比較する判定工程であり、その工程446は定数比較監視手段となっている。上記判定工程446が比較し一致すれば、動作終了工程406へ移行し、その動作終了工程において、上記動作開始工程400が再度活性化されることによって、再び上記工程441が作用した時には、定数設定レジスタ135a,135bのアドレスが更新され、順次読出比較されるようになっている。
一方、上記判定工程446が比較不一致であれば、中継端子447を経由して図6の工程403へ移行し、不一致となった定数設定レジスタに対する設定データの送信が行われることになる。
【0061】
図1のとおり構成された実施の形態1において、全体動作の概要を述べる。マイクロプロセッサ111は、データバス118に接続されたアナログ入力やON/OFF直接入力と、シリアル通信によるON/OFF間接入力と、不揮発メモリ112の内容によって動作し、データバス118に接続された直接出力とシリアル通信による間接出力を制御する。不揮発メモリ112には、予め外部ツール108から制御プログラムや制御定数及び定数設定レジスタ135a,135bに対する設定値が転送書込みされている。
運転段階において、ECU100に電源が投入されると、先ず不揮発メモリ112から定数設定レジスタ135a,135bに対して、閾値定数やフィルタ定数即ち制御定数が送信され、続いて間接入力や間接出力が定期的にシリアル交信される。
間接入力や間接出力は低速・低頻度動作のものが選択されていて、シリアル通信に依存しても問題がなく、その結果として第一の集積回路110の入出力ピン数が大幅に削減されるようになっている。
【0062】
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に用いるON/OFF信号用の可変フィルタを示すブロック回路図である。図8において、前述の低抵抗のブリ−ダ抵抗130を備えた入力信号INsnは、実用可能な上限値である数百Kオームの高抵抗の直列抵抗210を介して十数pFの並列小容量コンデンサ211に接続されている。131bは直列抵抗210と小容量コンデンサ211によって構成されたノイズフィルタであって、高周波ノイズを吸収平滑化する。132bは入力抵抗221,正帰還抵抗223,比較器220によって構成されたレベル判定用比較器であり、その比較器220の反転入力には所定の基準電圧222(電圧Von)が印加されている。
【0063】
従って、小容量コンデンサ211の充電電圧が基準電圧Von以上になると比較器220の出力は「H」(論理「1」)となるが、一旦比較器220の出力が「H」になると、正帰還抵抗223による入力加算が生じるために、小容量コンデンサ211の充電電圧がVoff(<Von)まで低下しなければ、比較器220の出力は「L」(論理「0」)にはならないようにヒステリシス機能を持っている。これは小容量コンデンサ211に重畳されたノイズリップルによって、高頻度に比較器220の出力が反転変化することを防止する。
【0064】
500aは、上記比較器220の出力端と可逆カウンタ502のカウントアップモ−ド入力UP間に接続されたゲ−ト素子である。501は上記比較器220の出力端からゲ−ト素子500bを介して上記可逆カウンタ502のカウントダウンモ−ド入力DNに接続された論理反転素子である。上記可逆カウンタ502は、所定の周期でON/OFFするクロックジェネレ−タ127bに接続されたクロック入力端子CLを備えていて、モ−ド入力UPやDNに応じてクロック入力を可逆カウントするように構成されている。
【0065】
503aは論理判定点数Nに相当する設定値が格納された定数設定レジスタである。503bは可逆カウンタ502の現在値が格納された現在値レジスタである。504aは可逆カウンタ502の現在値が設定値Nに到達した時に論理「1」となる出力Qによって上記ゲ−ト素子500aを閉鎖して、更なるカウントアップが行われないようにする論理反転素子である。504bは可逆カウンタ502の現在値が0になった時に論理「1」となる出力Pによって上記ゲ−ト素子500bを閉鎖して、更なるカウントダウンが行われないようにする論理反転素子である。505は上記可逆カウンタ502の設定値到達出力Qによってセットされ、現在値0出力Pによってリセットされるフリップフロップ素子で構成された入力確定レジスタある。その入力確定レジスタ505の出力が入力用デ−タセレクタ124の入力端子に接続されている。
【0066】
このように構成された可逆カウンタ502では、周期Tで動作するクロック入力CLの入力パルス数が定数設定レジスタ503aの設定値Nに到達するまで継続的に比較器220の出力が「H」であれば、入力確定レジスタ505がセットされるが、途中で比較器220の出力が「L」になれば、クロック入力を減算カウントし、再び比較器220の出力が「H」になった後に加算カウントが行われて、やがて現在値が設定値Nに到達すれば、入力確定レジスタ505がセットされる。
【0067】
同様に、一旦入力確定レジスタ505がセットされると、周期Tで動作するクロック入力CLの入力パルスによって、現在値が設定値Nから0に減少するまで継続的に比較器220の出力が「L」であれば、入力確定レジスタ505がリセットされるが、途中で比較器220の出力が「H」になれば、クロック入力を加算カウントし、再び比較器220の出力が「L」になった後に、減算カウントが行われ、やがて現在値が0に到達すれば、入力確定レジスタ505がリセットされる。
なお、上記のとおり可逆カウンタ502の設定値によって、論理判定点数を可変設定する代わりに、クロックジェネレ−タ127bのパルス周期を可変設定するようにしても良い。
【0068】
実施の形態3.
図1で示した実施の形態1ではアナログ出力が取扱われていないが、必要に応じてメ−タ表示用のDA変換器を間接出力として搭載することもできる。なお、このようなアナログ出力やON/OFF動作の低速出力点数はあまり多くはない実態であることから、出力に関してはシリアル通信に依存することなく、全てマイクロプロセッサ111側のラッチメモリ115から直接出力するようにしても良い。
また、たとえ低速動作の入力信号であっても、エンジンの回転を維持するのに必要な最低限度の入力情報はシリアル通信に依存しないようにして、マイクロプロセッサ111に直接入力しておくことが、フェ−ルセ−フ運転を行う上で重要である。
【0069】
図1で示した実施の形態1ではクロックジェネレ−タ127を第二LSI120内に設けたが、シリアル通信回線の中にクロック信号線を追加して、マイクロプロセッサ111側のクロック信号を用いて同期制御することもできる。図2,図8内の各種クロックジェネレータ127a,127bは基本となるクロック信号の分周回路によって構成されるものである。
また、マイクロプロセッサ111側のデ−タバス118には、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロ−ラ)を接続し、マイクロプロセッサ111がデ−タバス118を用いていない内部演算期間において、第一の直並列変換器116からの直並列変換完了信号に基づいて、RAMメモリ113とのデ−タ授受を直接行うようにすれば、シリアル通信に要する時間を短縮したり、マイクロプロセッサ111の負担を軽減することができるものである。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の請求項1による車載電子制御装置によれば、可変フィルタを用いた間接入力信号をマイクロプロセッサに対してシリアル接続し、上記可変フィルタの定数設定レジスタには不揮発メモリに格納されたフィルタ定数がシリアル送信されるようになっている。
従って、マイクロプロセッサの入出力ピン数が大幅に削減されて、小型安価となると共に、入力フィルタ用に様々な容量の大容量コンデンサを使う必要がないので、入力インタフェース回路部分の小型化・標準化が図れる効果がある。
特に、被制御車種に対応した制御プログラムや制御定数が不揮発メモリ内に一元的に設定されるので、自由度の高い標準化が達成できるものである。
また、入出力処理に関するマイクロプロセッサの負担を軽減して本来の制御能力や応答性の向上を図ることができる。
さらに、上記間接入力用インタフェース回路を介して入力された低速出力信号である複数のON/OFF情報を上記RAMメモリに対して定期的に格納する定期入力受信手段と、上記出力用ラッチメモリに対して間接出力信号を定期的に送信する定期出力送信手段とを備えて、マイクロプロセッサを有する側(マイクロプロセッサを有する第一LSI側)と出力用ラッチメモリを有する側(第二LSI側)間で第一・第二の直並列変換器を介して定期的に送受信している。
上記定数設定レジスタに格納されているフィルタ定数をRAMメモリに読出し格納する読出要求手段を備えて、上記定数設定レジスタに格納されているフィルタ定数を監視している。
【0071】
また、この発明の請求項2による車載電子制御装置によれば、可変フィルタ回路は、ノイズフィルタに接続され、ヒステリシス機能を持ったレベル判定用比較器に、従属接続されるようになっている。可変フィル回路の定数設定レジスタにはサンプリング周期及び論理判定点数の少なくとも一方の値が格納されるようになっている。従って、ON/OFF信号に対する入力インタフェ−ス回路であるノイズフィルタとレベル判定用比較器によって高周波ノイズが除去されているので、上記定数設定レジスタに対する設定数値が低減され、可変フィルタ回路が安価に構成される効果がある。
【0072】
また、この発明の請求項3による車載電子制御装置によれば、直接入力用インタフェース回路には、ノイズフィルタと、ヒステリシス機能を持ち、閾値定数が設定される可変閾値回路が用いられている。しかも、上記閾値定数は不揮発メモリから定数設定レジスタに送信されるようになっている。
従って、高速動作の直接入力信号が高周波ノイズに感応し難くなると共に、簡易的な可変フィルタ回路として車載電子制御装置の標準化を図ることができる。
【0073】
また、この発明の請求項4による車載電子制御装置によれば、マイクロプロセッサにはAD変換器を介してアナログ入力信号が入力されている。
従って、アナログ入力信号をマイクロプロセッサが取扱うことによって、シリアル通信回路の負担を軽減することができる。
また、2重系のアナログ入力信号が用いられているので、安全性を向上することができる。
【0074】
また、この発明の請求項5による車載電子制御装置によれば、間接出力用インタフェース回路には、負荷電源開閉用負荷リレーが接続され、その負荷リレーはシリアル通信用通信制御回路と上記マイクロプロセッサのいずれからも駆動停止することができる論理ゲート回路が設けられている。
従って、シリアル通信用通信制御回路と共に、マイクロプロセッサが負荷リレーを駆動停止することができるので、制御の安全性が向上する。
【0075】
また、この発明の請求項6による車載電子制御装置によれば、マイクロプロセッサは設定データ送信手段と、定期出力送信手段を備えている。
しかも、送信される各データには格納するべきアドレスが付加されていると共に、シリアル通信用通信制御回路は受信データをチェックするデータチェック回路と受信間隔のタイムアウトチェック回路を備えている。
従って、ハードウエアで構成された通信制御回路を単純化することができると共に、通信の診断をハードウエアによって行って安全性を向上できる。
【0076】
また、この発明の請求項7による車載電子制御装置によれば、マイクロプロセッサが間接入力信号に対する送信許可手段と定期入力受信手段を備えている。
しかも、定期入力受信手段は間接入力信号に対するデータチェックと受信間隔のタイムアウトチェックを行う。
従って、マイクロプロセッサが間接入力信号の受信を行うことにより、ハードウエアで構成された通信制御回路の動作を単純化することができると共に、通信制御回路の異常をマイクロプロセッサ側でソフトウエアによって診断できる効果がある。
【0077】
また、この発明の請求項8による車載電子制御装置によれば、定期的な間接入力信号の読取りの間で、定数設定レジスタの格納データが順次読出されるようになっている。
従って、マイクロプロセッサに送信されるデータが常時間接入力信号に関するON/OFF情報のみであって、このON/OFF情報に変化が無いと正常な通信が行われているかどうかが判定できないことがあるのに対し、適時異なるデータを介在させることによって直並列変換器のハードウエア異常等を探知できるようになって、安全性を向上することができる。
【0078】
またさらに、この発明の請求項9による車載電子制御装置によれば、フィルタ定数或いは閾値定数である制御定数に対する定数比較監視手段を備え、比較結果が不一致である時には不一致となった定数設定レジスタに対して、制御定数を再度送信するよう構成されている。
従って、運転開始時に書き込まれた定数設定レジスタの制御情報が変化していないかどうかを非集中的に順次点検して、安全性を向上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の車載電子制御装置を示す全体ブロック回路図である。
【図2】 図1の可変フィルタのブロック回路図である。
【図3】 図1のシリアル通信のフレ−ム構成図で、間接出力信号を送信する場合を示す。
【図4】 図1のシリアル通信のフレ−ム構成図で、読出要求の場合を示す。
【図5】 図1のシリアル通信のフレ−ム構成図で、間接入力信号を送信する場合を示す。
【図6】 図1の通信動作説明用フロ−チャ−トである。
【図7】 図1の通信動作説明用フロ−チャ−トである。
【図8】 この発明の実施の形態2に用いる可変フィルタを示すブロック回路図である。
【図9】 従来の車載電子制御装置を示す全体ブロック回路図である。
【符号の説明】
100 ECU(車載電子制御装置) 106 負荷リレー
108 外部ツ−ル 110 第一LSI(集積回路)
111 マイクロプロセッサ 112 不揮発メモリ
113 RAMメモリ 114a 入力用デ−タセレクタ
114c,114d A/D変換器 115 出力用ラッチメモリ
116 第一の直並列変換器 117 SCI
118 デ−タバス 120 第二LSI(集積回路)
121a バッファメモリ 121b タイムアウトチェック回路
122a デ−タチェック回路 122b 確認応答用デ−タレジスタ
123a コマンドデコ−ダ 123b アドレス選択回路
124 入力用データセレクタ 125 出力用ラッチメモリ
126 第二の直並列変換器 127 クロックジェネレータ
128 データバス 129 通信制御回路
129a 異常記憶素子 130 ブリ−ダ抵抗
131a,131b,131c,131d ノイズフィルタ
132a 可変閾値回路 132b レベル判定用比較器
133a,133b 可変フィルタ回路
134a,134b 出力トランジスタ
135a,135b 定数設定レジスタ
137 電源ユニット 138 論理ゲート回路
200 入力スイッチ 210 直列抵抗
211 コンデンサ 220 比較器
222 基準電圧 230 シフトレジスタ
239 入力確定レジスタ
403 設定データ送信手段 411 送信許可手段
428 定期入力受信手段 431 定期出力送信手段
441 読出要求手段 446 定数比較監視手段
502 可逆カウンタ 503a 定数設定レジスタ
505 入力確定レジスタ。

Claims (9)

  1. 外部ツールから被制御車種対応の制御プログラムと制御定数が書込まれる不揮発メモリ、及び演算処理用のRAMメモリを有するマイクロプロセッサ、
    上記マイクロプロセッサのデータバスに接続され、エンジン駆動制御用高速入出力に対する直接入力用インタフェース回路及び直接出力用インタフェース回路、
    上記マイクロプロセッサとデータバスで接続された第一の直並列変換器、上記第一の直並列変換器とシリアル接続される第二の直並列変換器、及び上記第二の直並列変換器とデータバスで接続されたシリアル通信用通信制御回路、
    補機駆動出力と警報表示出力の低速出力信号に対し、上記第一・第二の直並列変換器を介して送信された制御出力信号を記憶する出力用ラッチメモリ、及び上記出力用ラッチメモリの出力端に接続された間接出力用インタフェ−ス回路、
    手動操作による低速入力信号に対する間接入力用インタフェース回路に含まれ、フィルタ定数が格納される定数設定レジスタを有する可変フィルタ回路、
    によって構成され、
    上記マイクロプロセッサは上記不揮発メモリに格納されたフィルタ定数を上記定数設定レジスタに送信する設定データ送信手段と、上記間接入力用インタフェース回路を介して入力された低速出力信号である複数のON/OFF情報を上記RAMメモリに対して定期的に格納する定期入力受信手段と、上記出力用ラッチメモリに対して間接出力信号を定期的に送信する定期出力送信手段と、上記定数設定レジスタに格納されているフィルタ定数を上記RAMメモリに読出し格納する読出要求手段とを備えるようにした車載電子制御装置。
  2. 上記間接入力用インタフェ−ス回路は、入力スイッチに対して負荷となるブリーダ抵抗と直列抵抗と並列コンデンサを有するノイズフィルタ、このノイズフィルタに接続されヒステリシス機能を持ったレベル判定用比較器、及びこのレベル判定用比較器に接続された上記可変フィルタ回路で構成され、上記可変フィルタ回路は、所定の周期でサンプリング記憶された連続する複数のレベル判定結果が論理「1」である時にセットされ、連続する複数のレベル判定結果が論理「0」である時にリセットされる入力確定レジスタ、及び上記サンプリング周期とセット/リセットを行う論理判定点数の少なくとも一方の値が格納された定数設定レジスタによって構成され、
    上記入力確定レジスタの出力が上記RAMメモリにシリアル送信されると共に、上記サンプリング周期とセット/リセットを行う論理判定点数の少なくとも一方の値は上記不揮発メモリから上記定数設定レジスタにシリアル送信される請求項1記載の車載電子制御装置。
  3. 上記直接入力用インタフェース回路は、入力スイッチに対して負荷となるブリーダ抵抗と直列抵抗と並列コンデンサを有するノイズフィルタ、及びこのノイズフィルタに接続されヒステリシス機能を持ったレベル判定用比較器で構成され、
    上記レベル判定用比較器は、判定レベルとなる閾値定数を設定する定数設定レジスタを有する可変閾値回路で構成され、上記閾値定数は上記不揮発メモリから上記定数設定レジスタにシリアル送信される請求項1記載の車載電子制御装置。
  4. AD変換器を介して上記マイクロプロセッサのデータバスに接続されるアナログ入力用インタフェース回路を備え、上記AD変換器は、一部のアナログ入力信号に対して多重系に構成されている請求項1記載の車載電子制御装置。
  5. 上記補機駆動出力と警報表示出力の低速出力信号に対する間接出力用インタフェース回路には、負荷電源開閉用負荷リレーが接続され、上記負荷リレーは、上記シリアル通信用通信制御回路と上記マイクロプロセッサのいずれからも駆動停止することができる論理ゲート回路を介して接続されている請求項1記載の車載電子制御装置。
  6. 上記マイクロプロセッサは、上記不揮発メモリに格納されている制御定数を、格納するべき定数設定レジスタを識別するアドレスデータと共に、上記マイクロプロセッサから上記第一・第二の直並列変換器を介して指定された定数設定レジスタに対して順次送信する設定データ送信手段と、
    上記低速出力信号に対するON/OFF情報を、格納するべきラッチメモリを識別するアドレスデータと共に、上記マイクロプロセッサから上記第一・第二の直並列変換器を介して指定されたラッチメモリに対して定期的に送信する定期出力送信手段を備え、
    上記シリアル通信用通信制御回路は、上記第二の直並列変換器による受信データをチェックするデータチェック回路と、受信間隔のタイムアウトチェック回路を備えている請求項1記載の車載電子制御装置。
  7. 上記マイクロプロセッサは、上記シリアル通信用通信制御回路が間接入力信号を上記マイクロプロセッサに定期送信することを許可する送信許可手段と、上記第二の直並列変換器から上記第一の直並列変換器を介して上記マイクロプロセッサに送信された間接入力信号に対するON/OFF情報を受信する定期入力受信手段を備え、
    上記定期入力受信手段は、間接入力信号のデータチェックと受信間隔のタイムアウトチェックを行う請求項1記載の車載電子制御装置。
  8. 上記マイクロプロセッサは、上記定期入力受信手段によって、上記マイクロプロセッサが今回の間接入力信号を受信してから次回の受信を行うまでの間において、上記マイクロプロセッサが上記定数設定レジスタのアドレスを指定してその格納データの読出要求を行う読出要求手段を備え、上記読出要求を受信した上記シリアル通信用通信制御回路は、指定されたアドレスの定数設定レジスタに格納されている制御定数を返信するようにした請求項7記載の車載電子制御装置。
  9. 上記マイクロプロセッサは、読出要求によって返信された制御定数と、上記不揮発メモリに格納された制御定数を比較する定数比較監視手段を備え、比較結果が不一致である時には、不一致であった定数設定レジスタを識別するアドレスデータと共に、上記不揮発メモリに格納された制御定数を送信するようにした請求項8記載の車載電子制御装置。
JP2002144929A 2002-05-20 2002-05-20 車載電子制御装置 Expired - Lifetime JP3697427B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002144929A JP3697427B2 (ja) 2002-05-20 2002-05-20 車載電子制御装置
DE10252062A DE10252062B4 (de) 2002-05-20 2002-11-08 Fahrzeugeigener elektronischer Controller
US10/299,794 US6708089B2 (en) 2002-05-20 2002-11-20 On-vehicle electronic controller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002144929A JP3697427B2 (ja) 2002-05-20 2002-05-20 車載電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003336539A JP2003336539A (ja) 2003-11-28
JP3697427B2 true JP3697427B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=29417095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002144929A Expired - Lifetime JP3697427B2 (ja) 2002-05-20 2002-05-20 車載電子制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6708089B2 (ja)
JP (1) JP3697427B2 (ja)
DE (1) DE10252062B4 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7005821B2 (en) * 2003-05-22 2006-02-28 Calsonic Kansei Corporation Servomotor controller
US20040232864A1 (en) * 2003-05-23 2004-11-25 Hideki Sunaga Apparatus for controlling motor
JP4508732B2 (ja) * 2004-06-11 2010-07-21 三菱電機株式会社 電子制御装置
JP3969494B2 (ja) * 2004-08-31 2007-09-05 三菱電機株式会社 車載電子制御装置
JP3982762B2 (ja) * 2004-10-26 2007-09-26 三菱電機株式会社 車載電子制御装置
JP4572751B2 (ja) * 2005-06-17 2010-11-04 株式会社デンソー 電子制御装置
DE102006032788A1 (de) * 2005-07-15 2007-03-29 Denso Corp., Kariya Alternatives Eingabesteuerverfahren und -vorrichtung
JP4188954B2 (ja) * 2005-08-08 2008-12-03 三菱電機株式会社 不帰還型負荷電流装置
DE102007008168A1 (de) * 2007-02-19 2008-08-28 Siemens Ag Schaltungsvorrichtung und entsprechendes Verfahren zum Ansteuern einer Last
JP4720896B2 (ja) 2008-10-08 2011-07-13 株式会社デンソー 電源回路の異常診断装置、及び電源回路
JP5063572B2 (ja) * 2008-12-04 2012-10-31 三菱電機株式会社 車載電子制御装置
CN102314167A (zh) * 2010-07-05 2012-01-11 德尔菲技术公司 中央电气盒、电子电气系统和包含该电子电气系统的车辆
KR20140100287A (ko) * 2013-02-06 2014-08-14 현대자동차주식회사 친환경 자동차의 통합 전자전력 제어장치
DE102016201141B4 (de) * 2016-01-27 2017-11-16 Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh Sicherheitsanordnung
CN114488772A (zh) * 2022-02-17 2022-05-13 深圳市伟安特电子有限公司 一种用于智能汽车控制总成的主从芯片

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5458110A (en) * 1977-10-19 1979-05-10 Hitachi Ltd Automobile controller
JPS5458122A (en) * 1977-10-19 1979-05-10 Hitachi Ltd Electronic controller for internal combustion engine
JPS5535165A (en) * 1978-09-06 1980-03-12 Hitachi Ltd Controlling acceleration of automobile engine
JP3334901B2 (ja) 1991-10-28 2002-10-15 松下電工株式会社 プログラマブルコントローラ
JP3818675B2 (ja) 1993-06-28 2006-09-06 株式会社デンソー 入出力処理ic
JP3207392B2 (ja) 1998-09-11 2001-09-10 沖電気工業株式会社 データ格納制御回路
JP4512771B2 (ja) 2000-07-24 2010-07-28 ネッツエスアイ東洋株式会社 広帯域ディジタル受信機
JP2002092402A (ja) 2000-09-12 2002-03-29 Nec Soft Ltd インターネット目的検索型購買システム
JP3783845B2 (ja) * 2001-05-09 2006-06-07 三菱電機株式会社 車載電子制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE10252062A1 (de) 2003-12-11
JP2003336539A (ja) 2003-11-28
US6708089B2 (en) 2004-03-16
US20030216841A1 (en) 2003-11-20
DE10252062B4 (de) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3697427B2 (ja) 車載電子制御装置
US6732044B2 (en) Vehicular electronic control apparatus
JP3783845B2 (ja) 車載電子制御装置
EP0636955B1 (en) Control unit for vehicle and total control system therefor
US6591167B1 (en) Control unit for vehicle and total control system therefor
JP4065790B2 (ja) 車載電子制御装置
JP6125111B2 (ja) 車載電子制御装置
US6640259B2 (en) Vehicle-mounted electronic control apparatus
JPH03290711A (ja) 車両用電子制御装置
US20090134970A1 (en) In-vehicle electronic control apparatus having monitoring control circuit
US5394327A (en) Transferable electronic control unit for adaptively controlling the operation of a motor vehicle
US20090138137A1 (en) In-vehicle electronic control apparatus having monitoring control circuit
JP3637029B2 (ja) 車載電子制御装置
JP3726295B2 (ja) 車両用制御装置
US20100262316A1 (en) Vehicle control apparatus
JP4008197B2 (ja) ダイアグノーシス機能を有する車両用制御装置及び記録媒体
US6462557B1 (en) System for the complete diagnosis of a driver
JP4265026B2 (ja) シリアル通信制御装置
JP2020112217A (ja) シフトバイワイヤ制御装置
JP2021185655A (ja) 電子制御装置
JPH03240145A (ja) 車両用電子制御装置のメモリ使用方法
JP2013209895A (ja) エンジン制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050704

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3697427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term