JP3982762B2 - 車載電子制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気的に分割された第一及び第二の制御回路部を有し、この第一及び第二の制御回路部が相互に監視・制御信号をシリアル交信する車載電子制御装置に関するものである。
電気的に分割された第一・第二の制御回路部を備え、下り通信である定期送信パケットと上り通信である定期報告パケット、下り通信である読出要求パケットに対応した上り通信である報告返信パケット等によって相互に監視・制御信号をシリアル交信するように構成した車載電子制御装置は、公知である。
例えば、特許文献1「車載電子制御装置」によれば、親局直並列変換器が接続され、第一の制御回路部を構成するマイクロプロセッサと、親局直並列変換器とシリアル接続された子局直並列変換器が接続され、第二の制御回路部を構成する併用制御回路部とを有し、併用制御回路部は親局から子局に対して送信されたデータを格納する第一の格納手段と、第一の格納手段に格納されたコマンドデータが書込/設定コマンドであるときにデバイスメモリに転送する分配格納手段と、マイクロプロセッサに対する上り返信情報を生成する返信パケット生成手段と、返信情報を順次格納して渋滞を待避しながら先入れ先出しにて読み出す第二の格納手段と、最新情報を付加して返信する返信パケット編成手段とを備えた車載電子制御装置が提示されている。
上記の返信パケットとしては、返信データ1・2によって16点以下のON/OFF情報を定期返信したり、15点以下のアナログ信号のデジタル変換値を定期返信することができるようになっていて、どのデータを返信するかはステータスデータの中のアドレス指定によって決定されるようになっている。
一方、特許文献2「アナログ/ディジタル変換装置」によれば、
(1)アナログ信号が入力される複数のチャンネルの中から一つのチャンネルを選択指令に応じて選択するマルチプレクサ部と、(2)マルチプレクサ部で選択された一つのアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換部と、(3)マルチプレクサ部に選択指令を出力するとともに、アナログ/ディジタル変換部で変換されるディジタル信号を読み込む制御部とを具備するアナログ/ディジタル変換装置であって、(4)マルチプレクサ部が、アナログ/ディジタル変換部が変換を完了したときに、選択したチャンネルを制御部に返送するチャンネル返送部を備え、(5)制御部がマルチプレクサ部に出力したチャンネルとチャンネル返送部から返送されたチャンネルとが一致していない場合には異常と判断する異常判断部を備えたアナログ/ディジタル変換装置が開示されている。
また、上記アナログ/ディジタル変換装置において、(6)アナログ信号が入力される複数のチャンネルの中から一つのチャンネルを選択指令に応じて選択するマルチプレクサ部と、(7)マルチプレクサ部で選択された一つのアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換部と、(8)マルチプレクサ部に選択指令を出力するとともに、アナログ/ディジタル変換部で変換されるディジタル信号を読み込む制御部とを具備するアナログ/ディジタル変換装置であって、(9)制御部が、アナログ/ディジタル変換部に変換開始指令を出力した後、アナログ/ディジタル変換部が変換を完了するまでの変換所要時間を計測し、変換所要時間が予め定められた最長時間以上である場合には異常と判断する異常判断部を有するアナログ/ディジタル変換装置が開示されている。
特開2003−285702号公報(段落番号0079、図2) 特開平8−23276号公報(要約、図1)
しかしながら、特許文献1「車載電子制御装置」では、スイッチ信号入力であるON/OFF情報とアナログ入力信号のデジタル変換値であるデジタル情報を交互に定期返信することができるようになっているが、なるべく新しいデジタル情報を得るためには定期返信の周期に比べて十分高頻度にAD変換を実行しておく必要があって、第二の制御回路部の制御負担が大きくなる欠点がある。
また、特許文献2「アナログ/ディジタル変換装置」では、アナログ信号のデジタル情報を得ようとすれば、その都度にチャンネル指定指令を事前に送信しておくことが必要となるために、多くのデジタル値を高頻度に得ようとすれば、通信制御の負担が過大となる欠点がある。
しかも、AD変換されたデジタル情報を送信した後にAD変換器の異常判定を行うようになっているので、異常判定が遅れたり、無駄な送信を行わなければならない欠点がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、制御負担を軽減しながら、第二の制御回路部から第一の制御回路部に、多くのアナログ信号のデジタル変換値を効率的・高頻度に送信することができる車載電子制御装置を得ることを目的にしている。
この発明に係わる車載電子制御装置においては、第一の制御回路部として入出力制御手段と通信制御手段とを有するプログラムメモリと、演算処理用RAMメモリと、プログラムメモリと協働するマイクロプロセッサと、第一の直並列変換器とを備え、第二の制御回路部として少なくとも監視・制御信号の交信を行うための通信制御回路部と、スイッチ信号入力回路と、多チャンネルAD変換器を含むアナログ信号入力回路と、データメモリと、第二の直並列変換器とを備え、第一・第二の直並列変換器を介して相互に監視・制御信号のシリアル交信を行うように構成された車載電子制御装置であって、
第一の制御回路部は更に定期送信手段と定期報告許可手段とAD変換許可手段とを備えると共に、第二の制御回路部は更に定期報告手段と報告順序選択手段とAD変換時期指定手段とを備えていて、
定期送信手段は第一の制御回路部から第二の制御回路部に対して定期的に制御出力データや定数設定データを送信し、第二の制御回路部において出力・設定データをデータメモリに格納する書込設定手段であり、
定期報告許可手段は第二の制御回路部に設けられた所定アドレスのデータメモリに対して定期送信手段によって送信され、第二の制御回路部が定期報告を送信することを許可するための指令データを格納する書込設定手段であり、
AD変換許可手段は第二の制御回路部に設けられた所定アドレスのデータメモリに対して定期送信手段によって送信され、第二の制御回路部が多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令を発生することを許可するための指令データを格納する書込設定手段であり、
定期報告手段は第二の制御回路部から第一の制御回路部に対して監視入力データとステータス情報を定期報告し、第一の制御回路部が当該定期報告データをRAMメモリに格納する入力読出手段であり、
報告順序選択手段はスイッチ信号入力回路から入力された複数のON/OFF情報を一括して報告する第一の報告パケットと、多チャンネルAD変換器によってデジタル変換された所定チャンネル数のデジタル情報を報告する複数個の第二の報告パケットとを順次選択して、少なくとも第二の報告パケットが連続しない関係に第一の報告パケットを優先して定期報告手段によって定期報告を行う選択制御手段であり、AD変換時期指定手段は第二の制御回路部が定期報告許可手段とAD変換許可手段とによって、定期報告許可とAD変換許可との指令を受信した後であって、第一の報告パケットを送信した直後、または第一の報告パケットを送信してから所定時間をおいて多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令を発生し、次回の第二の報告パケットを送信する時期までには多チャンネルAD変換器による一連のAD変換操作が完了している関係にAD変換開始時期を指定する変換制御手段であるものである。
この発明による車載電子制御装置によれば、運転開始時には定期報告を禁止して、定期送信手段によって各種の定数設定を集中的に行い、初期設定が完了してから定期報告を許可して相互に定期報告による入力監視と定期送信による出力制御を行うようにしたもので、第一の制御回路部に設けられたマイクロプロセッサは、第二の制御回路部に設けられた多チャンネルAD変換器に対するAD変換を許可したり停止したりすることができるようになっている。
また、第二の制御回路部は、AD変換が許可されているときに第一の報告パケットと同期してAD変換開始指令を発生することができるようになっている。
したがって、アナログ信号のデジタル変換値を送信データとして包含する第二の報告パケットの送信直前には、AD変換が実行されていて、最新のAD変換情報を報告することができる効果がある。
また、定期報告が許可されていても、AD変換操作の実行・停止が行えて、不必要に高頻度なAD変換操作を抑制して、第二の制御回路部の制御負担を軽減することができる効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1の構成を示す図1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、車載電子制御装置100aは、第一の制御回路部200aと第二の制御回路部200bによって構成されている。
まず、車載電子制御装置100aの外部に接続されるものについて説明する。
外部ツール101は、製品出荷時または保守点検時に、車載電子制御装置100aに対して脱着コネクタを介して接続され、後述の不揮発プログラムメモリ115aに制御プログラムや制御定数を転送書込みするためのものである。
第一の入力センサ群102aは、比較的高速・高頻度にON/OFF動作し、後述のマイクロプロセッサ110aが直接その信号を取込みする必要のあるセンサ群である。第二の入力センサ群102bは、比較的低頻度のON/OFF動作を行い、信号取込みの遅れがあまり問題にならないセンサ群である。
第一のアナログセンサ群103aは、比較的変化度合いが激しくて、後述のマイクロプロセッサ110aが直接その信号を取込みする必要のあるセンサ群である。第二のアナログセンサ群103bは、比較的緩慢な出力変化を行い、信号取込みの遅れがあまり問題にならないセンサ群である。
第一の電気負荷群104aは、比較的高頻度の動作を行い、遅滞なく駆動出力を発生する必要のあるON/OFF動作の電気負荷群である。第二の電気負荷群104bは、比較的低頻度の動作を行い、駆動出力の応答遅れがあまり問題にならないON/OFF動作の電気負荷群である。
外部電源105aは、車載電子制御装置100aや第一・第二の電気負荷群104a・104bに給電する車載バッテリであり、電源スイッチ105bは、電源リレー106aを駆動し、電源リレー106aの出力接点106b・106cによって、第一・第二の電気負荷群104a・104bに対する電源回路を閉成すると共に、出力接点106dによって、車載電子制御装置100aに対する給電回路を閉成するようになっている。
なお、車載電子制御装置100aは、電源スイッチ105bが開路している時にも、RAMメモリをバックアップするためにスリープ給電されている。
次に、第一の制御回路部200aの構成について説明する。
マイクロプロセッサ110aは、例えば32ビットのマイクロプロセッサであって、このマイクロプロセッサ110aは、車載電子制御装置100aにおける入出力制御の主体となるものであり、出荷調整や保守点検時にはシリアルインタフェース111を介して外部ツール101と交信するようになっている。
スイッチ信号入力回路112aは、第一の入力センサ群102aと並列接続された直接入力信号用インタフェース回路、アナログ信号入力回路113aは、多チャンネルAD変換器を含み、第一のアナログセンサ群103aと接続された直接アナログ入力インタフェース回路、出力回路114aは、第一の電気負荷群104aに対して並列接続されたパワートランジスタ等による直接出力信号用インタフェース回路、プログラムメモリ115aは、フラッシュメモリ等の不揮発メモリ、RAMメモリ116aは、演算処理用の揮発性メモリ、第一の直並列変換器117は、後述の第二の直並列変換器127と対をなし、第二の直並列変換器127に対する親局となるシリアル通信回路である。
なお、シリアルインタフェース111、第一の直並列変換器117、スイッチ信号入力回路(直接入力信号用インタフェース回路)112a、多チャンネルAD変換器113a、出力回路(直接出力信号用インタフェース回路)114a、プログラムメモリ115a、RAMメモリ116a及びマイクロプロセッサ110aは、データバス118によって互いに接続され、図示しないアドレスバスまたはチップセレクト回路によって指定されたものが、マイクロプロセッサ110aと交信するようになっている。
また、プログラムメモリ115aには、入出力制御手段となるプログラムや通信制御手段となるプログラム、あるいは図2で示すような各種の制御手段となるプログラムが書き込まれている。すなわち、定期送信手段201、定期報告許可手段211a、AD変換許可手段211b、報告パケット指定手段211c、不定期送信手段207aなどが書き込まれている。
さらに、RAMメモリ116aには、第一・第二の電気負荷群104a・104bに対する出力設定データあるいは第一の入力センサ群102aや第一のアナログセンサ群103aからの入力信号と、後述の第二の制御回路部200bから報告された間接入力情報やステータス情報などの監視入力データが書き込まれるようになっている。
次に、第二の制御回路部200bの構成について説明する。
通信制御回路部120aは、後述のAD変換制御部205を包含し、データメモリ126aと協働しながら第一の制御回路部200aに対する通信制御を行う論理回路である。
スイッチ信号入力回路122bは、第二の入力センサ群102bと並列接続された間接入力信号用インタフェース回路、アナログ信号入力回路123bは、多チャンネルAD変換器を含み、第二のアナログセンサ群103bと接続された間接アナログ入力インタフェース回路、出力回路124bは、第二の電気負荷群104bに対して並列接続されたパワートランジスタ等による間接出力信号用インタフェース回路、第二の直並列変換器127は、子局となるシリアル通信回路である。
なお、第一・第二の直並列変換器117・127は、互いにシリアル接続されて、親局から子局に送信される制御信号や、子局から親局に報告される監視信号の授受が行われるようになっている。
また、第二の直並列変換器127、スイッチ信号入力回路(間接入力信号用インターフェース回路)122b、出力回路(間接出力信号用インタフェース回路)124b、多チャンネルAD変換器123b、データメモリ126a、通信制御回路部120aは、データバス128によって互いに接続されている。
さらに、データメモリ126aには、マイクロプロセッサ110aから送信された各種設定データや第二の電気負荷群104bに対する出力設定データ、あるいはマイクロプロセッサ110aへ報告するための第二の入力センサ群102bや第二のアナログセンサ群103bからの監視入力信号と、第二の制御回路部200bに関するステータス情報などが書き込まれる。
電源ユニット121は、外部電源105aから直接給電されたり、電源リレー106aの出力接点106dを介して給電され、車載電子制御装置100a内で使用される安定化制御電源出力を発生する。
通信制御回路部120aは、マイクロプロセッサ110aからの指令によって電源リレー駆動出力DRを発生し、駆動素子129を介して電源リレー106aに対する自己保持駆動を行う。ここには、AD変換時期指定手段205aを有するAD変換制御部205と、定期報告手段206a、206b、報告順序選択手段206c、報告返信手段207bが含まれている。
以上のように構成された車載電子制御装置100aでは、入出力制御のための監視入力信号は、マイクロプロセッサ110aに対して直接的にバス接続された第一の入力センサ群102aと第一のアナログセンサ群103aと、マイクロプロセッサ110aに対して第一・第二の直並列変換器117・127を介して間接的にバス接続された第二の入力センサ群102bと第二のアナログセンサ群103bとから入力される。
マイクロプロセッサ110aは、これらの監視入力信号の状態とプログラムメモリ115aに格納されている制御プログラムと制御定数に基づいて制御出力信号を発生する。
マイクロプロセッサ110aに対して直接的にバス接続された第一の電気負荷群104aと、マイクロプロセッサ110aに対して第一・第二の直並列変換器117・127を介して間接的にバス接続された第二の電気負荷群104bは、マイクロプロセッサ110aの制御出力信号によって駆動される。
なお、プログラムメモリ115aに対しては、車載電子制御装置100aの運転開始前に予め外部ツール101から制御プログラムと制御定数とが転送格納され、車載電子制御装置100aが運転開始すると、プログラムメモリ115a内に格納されている制御定数の一部がデータメモリ126aに転送されるようになっている。
以下、図1の車載電子制御装置の通信制御について図2に基づき説明する。
図2は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の通信制御を説明するブロック図である。
図2において、第一の直並列変換器117を有する第一の制御回路部200a(以下親局という)と、第二の直並列変換器127を有する第二の制御回路部200b(以下子局という)との間で交信される信号は、以下のとおりに大別されている。
定期送信パケット2011は、親局の定期送信手段201で準備され、親局から子局に送信されるパケットであり、この定期送信パケットは、子局側からの要請がなくても親局側から自発的に略定期的に送信されるものであって、その時間間隔の上限値は所定の値以下となるように管理されている。
なお、定期送信パケット2011によって送信されるデータには、データメモリ126aを介して、第二の電気負荷群104bに出力される出力情報やデータメモリ126aに書き込まれる各種設定定数などがあり、その詳細パケット構成は、図3で詳述する。
子局の出力情報格納ブロック202aと設定情報格納ブロック202bは、定期送信パケット2011によって親局から送信された出力・設定情報をデータメモリ126aの所定のアドレスに書込みするブロックであり、このときの書込みアドレスは、定期送信パケット2011の中で指定されている。
子局のON/OFF入力情報読出ブロック203aは、スイッチ信号入力回路122bからデータメモリ126aに格納されていた第二の入力センサ群102bのON/OFF情報を、例えば16点単位で一括して読出して、後述の定期報告パケット206aaによって第一の制御回路部200aに報告するための読出しブロックとなっている。
子局のアナログ入力情報読出ブロック203bは、データメモリ126aの第二領域である第二のデータメモリに格納されている情報を、後述の定期報告パケット206bbによって第一の制御回路部200aに報告するための読出しブロックである。
なお、アナログ信号入力回路(間接アナログ入力インタフェース回路)123bに含まれている多チャンネルAD変換器204aが発生する多チャンネルのAD変換情報は、一旦はデータメモリ126aの第一領域である第一のデータメモリ204bに仮格納され、異常がないことを判定したうえで、第二のデータメモリに一括転送されるようになっていて、アナログ入力情報読出ブロック203bは、第二のデータメモリの内容を、例えば2チャンネル単位で一括して読出して、定期報告パケット206bbによって第一の制御回路部200aに報告する。
AD変換制御部205は、多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを供給するAD変換時期指定手段205aと、図7において後述する異常判定手段205bと、一括転送手段205cとを備えていて、異常判定手段205bの判定が正常であれば、第一のデータメモリ204bに格納されていた多チャンネルのAD変換値を、第二のデータメモリに一括転送し、第二のデータメモリの内容がアナログ入力情報読出ブロック203bによって読み出されて、定期報告パケット206bbによって第一の制御回路部200aに報告されるようになっている。
異常判定手段205bの判定結果が異常判定であったときには、ステータス情報205dの中に所定の異常コード番号が書き込まれ、定期報告パケット206aaによって定期報告される。
定期報告パケット206aaは、ON/OFF入力情報読出ブロック203aで読み出された子局側の入力情報とステータス情報205dとを、定期的に定期報告手段206aにより親局に送信するパケットである。
定期報告パケット206bbは、アナログ入力情報読出ブロック203bで読み出された子局側の入力情報を、定期的に定期報告手段206bにより親局に送信するパケットである。
報告順序指定ブロック206cは、定期報告パケット206bbによって報告されるチャンネル番号を、順次、更新指定するための制御ブロックである。
なお、定期報告パケット206aa・206bbは、親局側からの要請がなくても子局側から自発的に略定期的に交互送信されるものであって、その時間間隔の上限値は所定の値以下となるように管理されている。
報告情報格納ブロック206dは、定期報告パケット206aa・206bbによって報告された監視情報をRAMメモリ116aの所定アドレスに転送書込みする手段である。
不定期送信パケット207aaは、親局が子局に対して読出要求を行うときに親局から子局に送信されるパケット、報告返信パケット207bbは、子局から親局に返信する報告返信パケットであり、報告返信の対象となるデータメモリ126aのアドレスは、不定期送信パケット207aaの中で指定されている。
定期報告許可手段となる定期送信パケット211aa、AD変換許可手段となる定期送信パケット211bb、報告パケット指定手段となる定期送信パケット211ccは、いずれも定期送信パケット2011の一種であって、その内容は図3で詳述する。
以下、通信パケットを示す図3について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の通信パケットを示す図である。
図3において、定期送信パケット2011は、親局から子局へ定期送信手段201によって定期送信される通信パケットであり、この定期送信パケット2011は、開始データ55H・コマンド10H・書込データ・格納先アドレス・終了データAAH・チェックサムデータであるフレーム1からフレーム6によって構成されている。
なお、上述のHは各数値が16進数で表現されていることを示すものであり、定期送信パケット2011のフレーム6で示したチェックサムデータは、フレーム1からフレーム5までのデータのバイナリ加算値となっている。
定期報告許可手段211aにより生成される定期送信パケット211aaは、定期報告の許可情報を指令データとして包含した定期送信パケットであり、この定期送信パケット211aaは、開始データ55H・コマンド10H・指令データ01H・特定アドレス♯00・終了データAAH・チェックサムデータの6個のフレームによって構成されていて、指令データ01Hによって定期報告を許可すると共に、指令データを00Hにすると定期報告を禁止するようになっている。
また、この指令データの格納先は、データメモリ126aのアドレス♯00である。
AD変換許可手段211bによって生成される定期送信パケット211bbは、AD変換の許可情報を指令データとして包含した定期送信パケットであり、この定期送信パケット211bbは、開始データ55H・コマンド10H・指令データ01H・特定アドレス♯01または♯02・終了データAAH・チェックサムデータの6個のフレームによって構成されている。
このAD変換許可指令がデータメモリ126aのアドレス♯01に書き込まれた場合には、指令データ01HによってAD変換を継続的に許可すると共に、指令データを00HにするとAD変換を禁止するようになっている。
AD変換許可指令がデータメモリ126aのアドレス♯02に書き込まれた場合には、指令データ01Hによって1回分のAD変換を許可すると共に、指令データを00Hにしなくても、第二の制御回路部200bにおいて自動的に許可指令が消去されるようになっている。
報告パケット指定手段211cにより生成される定期送信パケット211ccは、定期報告の対象となるパケット番号別の報告許可情報を指令データとして包含した定期送信パケットであり、この定期送信パケット211ccは、開始データ55H・コマンド10H・指令データ01H・特定アドレス♯03〜05・終了データAAH・チェックサムデータの6個のフレームによって構成されていて、指令データ01Hによって定期報告を許可すると共に、指令データを00Hにすると定期報告を禁止するようになっている。
この報告許可指令がデータメモリ126aのアドレス♯03に書き込まれた場合には、アナログ入力チャンネル1・2の2チャンネル分のデジタル変換値に対する報告許可または禁止を指令するようになっている。
この報告許可指令がデータメモリ126aのアドレス♯04に書き込まれた場合には、アナログ入力チャンネル3・4の2チャンネル分のデジタル変換値に対する報告許可または禁止を指令するようになっている。
この報告許可指令がデータメモリ126aのアドレス♯05に書き込まれた場合には、アナログ入力チャンネル5・6の2チャンネル分のデジタル変換値に対する報告許可または禁止を指令するようになっている。
定期報告手段206aにより生成される定期報告パケット206aa(第一の報告パケット)は、親局に対するON/OFF入力情報の通信パケットであり、この定期報告パケット206aaは、開始データ11H・報告データ1・報告データ2・ステータス情報・終了データAAH・チェックサムデータの6個のフレームによって構成されている。
報告データ1と報告データ2によって16点分のON/OFF情報が一括して報告されるようになっている。
定期報告手段206bにより生成される定期報告パケット206bb(第二の報告パケット)は、親局に対するアナログ入力情報の通信パケットであり、この定期報告パケット206bbは、開始データ50H〜52H・報告データ1・報告データ2・報告データ1/2・終了データAAH・チェックサムデータの6個のフレームによって構成されている。
開始データが50Hの時にはアナログ入力チャンネル1・2のデジタル変換値が報告され、開始データが51Hのときにはアナログ入力チャンネル3・4のデジタル変換値が報告され、開始データが52Hのときにはアナログ入力チャンネル5・6のデジタル変換値が報告される。
報告される2点のアナログ信号は各12ビットのデジタル値に変換されていて、フレーム2の8ビットとフレーム4の下位4ビットの計12ビットによって、一方のデジタル変換値が報告され、フレーム3の8ビットとフレーム4の上位4ビットの計12ビットによって、他方のデジタル変換値が報告されるようになっている。
不定期送信手段207aにより送信される不定期送信パケット207aaは、親局が子局に対して指定したアドレスのデータを読出要求するための通信パケットであり、この不定期送信パケット207aaは、開始データ55H・コマンド30H・アドレス・終了データAAH・チェックサムデータの5個のフレームによって構成されている。
報告返信手段207bにより生成される報告返信パケット207bbは、親局から読出要求されたアドレスのデータに対する報告返信となる通信パケットであり、この報告返信パケット207bbは、開始データ25H・報告データ1・報告データ2・ステータスまたは報告データ1/2・終了データAAH・チェックサムデータの6個のフレームによって構成されている。
なお、不定期送信パケット207aaで指定されたアドレスが、例えば11Hまたは50H〜52Hであれば、報告返信パケット207bbにおけるフレーム2〜フレーム4の内容は定期報告パケット206aa・206bbと同じ内容となっている。
以上の説明では、定期報告パケット206aa・206bbや報告返信パケット207bbにおいて、フレーム数を削減するためにアドレスフレームを省略し、開始データSTX欄で識別する等の工夫がなされているが、報告対象となるON/OFF入力信号点数やアナログ入力信号点数が多い場合には、アドレスフレームを追加して単純なフレーム構成に変更することができる。
次に、第二の制御回路部200bからの定期報告のタイムチャートについて図4に基づき説明する。
図4は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の定期報告を示すタイムチャートである。
図4の(a1)、(a2)、(a3)は、報告パケット指定手段211cの定期送信パケット211ccによって、アナログ入力チャンネルA12、A34、A56の6点のアナログ入力情報を定期報告するようにデータメモリ126aのアドレス♯03〜♯05に対して指令データ「01H」を順次書き込むタイムチャートである。
図4の(b)は、AD変換許可手段211bの定期送信パケット211bbによって、データメモリ126aのアドレス♯01に対して指令データ「01H」を書き込むタイムチャートである。
図4の(c)は、定期報告許可手段211aの定期送信パケット211aaによって、データメモリ126aのアドレス♯00に対して指令データ「01H」を書き込むタイムチャートである。
図4の(d)は、定期報告パケット206aaによって16点のON/OFF入力情報が定期報告されるタイムチャートである。
図4の(e)は、AD変換時期指定手段205aがAD変換開始指令ADenを発生するタイムチャートであり、AD変換開始指令ADenは定期報告パケット206aaが送信されてから遅延時間Tdをおいて発生する。
図4の(f)は、定期報告パケット206によってアナログ入力チャンネルA12、A34、A56の6点のアナログ入力のデジタル変換値が、順次、定期報告されるタイムチャートであり、報告パケット指定手段211cの定期送信パケット211ccによって報告指定が行われていないアナログ入力に対する報告は省略される。
図4は、定期報告に用いられる各データまたはパケットのタイミングを示すもので、図4の(b)のAD変換許可を示す定期送信パケット211bbに続き、(c)定期報告許可を示す定期送信パケット211aaが第二の制御回路部200bに送信されてから、定期報告パケットが第二の制御回路部200bから第一の制御回路部200aに送信される。このときのON/OFF入力情報の定期報告パケット206aaの送信タイミング、及びAD変換開始指令とアナログ入力の定期報告パケット206bbの送信タイミングは、図4の(e)、(f)のとおりである。また、報告パケット指定を示す定期送信パケット211ccは、図4の(b)より前のタイミングで送信される。
次に、第二の制御回路部200bからの報告返信のタイムチャートについて図5に基づき説明する。
図5は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の報告返信を示すタイムチャートである。
図5の(a)は、AD変換許可手段211bにより生成される定期送信パケット211bbによって、データメモリ126aのアドレス♯01に対して指令データ「00H」を書き込むタイムチャートである。
図5の(b)は、AD変換許可手段211bにより生成される定期送信パケット211bbによって、データメモリ126aのアドレス♯02に対して指令データ「01H」を書き込むタイムチャートである。
図5の(c)は、AD変換時期指定手段205aがAD変換開始指令ADenを発生するタイムチャートであり、データメモリ126aのアドレス♯02に対して指令データ「01H」が書き込まれたことによって発生するようになっている。
図5の(d)は、多チャンネルAD変換器204aがAD変換終了信号ADfinを発生したことに伴って、データメモリ126aのアドレス♯02に対して指令データ「00H」を書き込んで、以後のAD変換許可を取り消すタイムチャートである。
図5の(e)は、不定期送信手段207aにより生成され、読出要求となる不定期送信パケット207aaによって入力チャンネルを指定してアナログ入力情報の読出要求を行うタイムチャートである。
図5の(f)は、報告返信手段207bにより生成される報告返信パケット207bbによってアナログ入力のデジタル変換値を報告するタイムチャートであり、報告される入力チャンネルは、不定期送信パケット207aaによって指定されたものとなっている。
図5は、不定期送信手段により不定期送信パケットに応じて、第二の制御回路部200bから第一の制御回路部200aに報告返信する場合の各データ及びパケットのタイミングを示すものであり、第一の制御回路部200aの読出し要求(送信要求)がアナログ入力情報の報告返信の場合のものであり、この場合には、図5の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)の順のタイミングにより、報告返信される。
次に、動作について説明する。
図6は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の第一の制御回路部の通信制御動作を示すフローチャートである。
まず、図1の第一の制御回路部200aの通信制御動作について図6に基づき説明する。
図6において、工程600は、マイクロプロセッサ110aの通信制御動作開始ステップ、続く工程601は、図示しないフラグの動作状態を判定することによって、電源投入後の初回動作であるかどうかを判定するステップであり、工程601の判定がYESであって初回動作であるときには、工程602へ移行し、初回動作ではなかったときには、工程605へ移行するようになっている。
工程602は、定期送信手段201により定期送信パケット2011を送信するステップであり、この工程602では、プログラムメモリ115aからデータメモリ126aに対して、各種の制御定数を転送し、第二の制御回路部200bでは、設定情報格納ブロック202bによって制御定数を格納保存する。
続く工程603は、工程602による各種の制御定数の転送が完了したかどうかを判定し、未完了であれば、工程602へ復帰し、完了であれば、工程604aへ移行する判定ステップである。
工程604aは、報告パケット指定手段211cにより報告パケット指定を行うステップであり、この工程604aでは、データメモリ126aのアドレス♯03〜♯05に対して、報告パケット指定手段211cにより生成された定期送信パケット211ccを送信し、第二の制御回路部200bが定期報告パケット206bbによって送信する複数個の第二の報告パケットのうち、どの報告パケットを報告対象とするかを指定するための指令データを格納するステップである。
なお、対象となる報告パケットが複数である場合には、アドレス♯03〜♯5に対して、順次、定期送信パケット211ccが送信されるものである。
続く工程604bは、AD変換許可手段211bによりAD変換許可を行うステップであり、この工程604bでは、データメモリ126aのアドレス♯01に対して、AD変換許可手段211bにより生成された定期送信パケット211bbを送信し、AD変換制御部205が多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを発生することを許可するための指令データを格納するステップとなっている。
続く工程604cは、定期報告許可手段211aにより定期報告許可を与えるステップであり、この工程604cでは、データメモリ126aのアドレス♯00に対して、定期報告許可手段211aにより生成された定期送信パケット211aaを送信し、第二の制御回路部200bが定期報告パケット206aa・206bbを送信することを許可するための指令データを格納するステップである。
工程601の判定がNOであって初回動作ではなかったとき、または工程604cに続いて実行される工程605は、第一の直並列変換器117が第二の直並列変換器127からの報告データを受信したときに動作する受信フラグの動作状態を判定するステップであり、この工程605の判定が未受信であれば、工程606へ移行し、受信済みであれば、工程610へ移行するようになっている。
工程606は、初回の定期送信時期であるか、または前回の定期送信から所定の時間が経過したかどうかを計測して定期送信時期が到来しているかどうかを判定するステップであり、この工程606の判定がYESであれば、工程607へ移行し、NOであれば、工程608へ移行するようになっている。
工程607は、定期送信手段201により定期送信するステップであり、この工程607では、マイクロプロセッサ110aの演算結果としてRAMメモリ116aに格納されている制御出力信号をデータメモリ126aに対して送信し、第二の制御回路部200bでは、出力情報格納ブロック202aによって制御出力を格納して第二の電気負荷104bを駆動するようになっている。
工程608は、第二の制御回路部200bに対して、読出要求を行う必要があるかどうかを判定するステップである。
工程609は、工程608の判定がYESであって読出要求を行う必要があるときに不定期送信手段207aにより実行されるステップであり、この工程609では、不定期送信パケット207aaが送信される。
なお、工程609の不定期送信手段207aは、第一の制御回路200aが第二の制御回路部200bに対して指定アドレスの監視入力データを読出確認すると共に、定期送信手段201によって書込設定された書込保存データを読出しチェックするためにも、随時、摘要されるようになっている。
工程610は、工程605の判定がYESであって、受信フラグが動作した時に実行される判定ステップであり、この工程610では、第二の制御回路部200bから定期報告を受信したのかまたは読出要求に対応した報告返信を受信したものであるかどうかを判定し、定期報告の受信であれば、工程611へ移行し、報告返信の受信であれば、工程612へ移行するようになっている。
工程611と工程612では、報告情報格納ブロック206dで示すとおり、報告された情報をRAMメモリ116aの所定アドレスに書込み保存するようになっている。
工程613は、動作終了ステップであり、この工程613は、工程608の判定がNOであって読出要求の必要がないとき、あるいは工程607・609・611・612に続いて作用して、他の制御動作の実行を行ってから、再度、動作開始工程600へ循環移行するようになっている。
次に、図1の第二の制御回路部200bの動作について、図7に基づき説明する。
図7は、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の第二の制御回路部の動作を示すフローチャートである。
図7において、工程700は、通信制御回路部120aの通信制御動作開始ステップ、続く工程701は、第二の直並列変換器127が第一の直並列変換器117からの送信データを受信した時に動作する受信フラグの動作状態を判定するステップであり、この工程701の判定が受信済みであれば、工程702へ移行し、未受信であれば、工程710へ移行するようになっている。
工程702は、受信したデータが読出要求であったかどうかを判定するステップであり、この工程702の判定が読出要求ではなかったときには、工程703aへ移行し、読出要求であったときには、工程707へ移行するようになっている。
工程703aは、受信したデータがAD変換許可指令であったかどうかを判定するステップであり、この工程703aの判定がYESであったときには、工程703bへ移行し、AD変換許可指令ではなかったときには、工程ブロック706へ移行する。
工程703bは、受信したデータがAD変換許可指令であって、指定アドレスが♯01であるか♯02であるかによって、連続許可指令であるか単発許可指令であるかを判定するステップであり、この工程703bの判定が単発指令であったときには、工程704へ移行し、連続指令であったときには、工程705へ移行するようになっている。
工程704は、AD変換単発指令手段となるステップであり、この工程704では、データメモリ126aのアドレス♯02に対して定期送信パケット211bbによって指令データ「01H」が送信され、第二の制御回路部200bは、多チャンネルAD変換器204aに対して一回分のAD変換開始指令ADenの発生をしてから、後述の工程715a・715bによって指令データ「00H」に書き換えるようになっている。
工程705は、AD変換許可指令の格納ステップであり、この工程705では、データメモリ126aのアドレス♯01に対して、定期送信パケット211bbによって指令データ「01H」が送信され、第二の制御回路部200bが多チャンネルAD変換器204aに対して、断続的にAD変換開始指令ADenの発生を許可するステップとなっていて、指令データ「00H」に書換え変更されることによって、AD変換許可が取り消されるようになっている。
工程ブロック706では、受信したデータが定期送信パケット211aaによる定期報告許可であるか、定期送信パケット211ccによる報告パケット指定であるか、定期送信パケット2011によるその他のデータの設定であるかに応じて指定されたアドレスのデータメモリ126aに対して、受信したデータを書込み保存する。
工程707は、報告返信手段207bにより報告返信を行うステップであり、この工程707では、第二の制御回路部200bが不定期送信パケットを受信したことに対する確認返信として、指定されたアドレスの監視入力データまたは書込保存データの報告返信パケット207bbを送信するようになっている。
工程708は、動作終了ステップであり、この工程708は、工程704・705・工程ブロック706・工程707、あるいは後述の工程721・726の判定がNOであったときや、後述の工程712b・717・718・725a・725b・727に続いて作用して、他の制御動作の実行を行ってから、再度、動作開始工程700へ循環移行するようになっている。
工程710は、AD変換の開始時期であるかどうかを判定するステップであり、この工程710では、工程704によるAD変換単発指令を受信した直後、あるいは後述の工程724で起動された指令タイマ1がタイムアップしたとき、または後述の工程727で起動された指令タイマ2がタイムアップしたときにYESの判定を行って工程711へ移行し、AD変換開始時期ではないときには工程713aへ移行する。
工程711は、AD変換時期指定手段205aが、多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを発生するステップ、続く工程712aは、後述の工程724または工程727で起動された指令タイマ1、2をリセットするステップ、続く工程712bは、異常判定タイマを起動するステップである。
工程713aは、多チャンネルAD変換器204aがAD変換終了信号ADfinを発生したかどうかを判定するステップであり、終了信号を発生していれば、工程714aへ移行し、終了信号が発生していなければ、工程714bへ移行するようになっている。
工程714aは、変換定数異常判定手段となるステップであり、この工程714aでは、多チャンネルAD変換器204aの例えば入力チャンネル0に対して所定の一定電圧を印加し、この一定電圧に対するデジタル変換値が所定の許容誤差の範囲外であるときに異常と判定するようになっている。
工程714bは、時間超過判定手段となるステップであり、この工程714bでは、工程711によって多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenが供給されてから、多チャンネルAD変換器204bがAD変換終了信号ADfinを発生するまでの所用時間を工程712bで起動された判定タイマによって計測し、この計測時間が所定値を超過しているときには、工程715bへ移行し、未超過であるときには、工程720へ移行するようになっている。
なお、工程ブロック714は、工程714a、714bによって構成された異常判定手段205bであり、この工程ブロック714では、多チャンネルAD変換器204aによるAD変換値が所定の上下限値の範囲外であるか、またはAD変換に必要とされる時間が所定値以上であることを検出して、多チャンネルAD変換器204aを異常と判定する手段となっている。
工程715a、715bは、単発指令解除手段となるステップであり、この工程715a、715bでは、工程712bで起動された異常判定タイマをリセットすると共に、AD変換が工程704でセットされたAD変換単発指令によるものである場合には、AD変換単発指令をリセットして、データメモリのアドレス♯02の内容を指令データ「00H」にする。
工程715aに続く工程716は、異常判定ステップであり、この工程716では、工程714aによる異常判定結果が異常の判定であれば、工程718へ移行し、異常の判定でなければ、工程717へ移行するようになっている。
工程717は、一括転送手段205cにより一括転送を行うステップであり、この工程717では、多チャンネルAD変換器204aによって順次変換された全チャンネルのアナログ入力に対するデジタル変換値が格納されている第一のデータメモリ204bから、第一の制御回路部200aに対する定期報告データが格納された第二のデータメモリ203bに対して一括転送を行う。
工程718は、工程714bの判定が時間超過であったり、工程716の判定が定数異常であったときに異常報告を実行する異常報告手段となるステップであり、この工程718では、データメモリ126a内の所定アドレスに対して異常状態を示すステータス情報205dが書き込まれ、このステータス情報205dは、定期報告パケット206aaによって第一の制御回路部200aに定期報告される。
工程720は、定期報告が許可されているかどうかを判定するステップであり、定期報告が許可されていれば、工程721へ移行し、許可されていないときには、工程726へ移行するようになっている。
工程721は、定期報告が許可された直後または前回の定期報告からの経過時間を判定して定期報告の時期であるかどうかを判定するステップであり、定期報告時期であれば、工程722aへ移行し、定期報告時期でなければ、動作終了工程708へ移行するようになっている。
工程722aは、ON/OFF入力情報に関する定期報告パケット206aaを報告するのかどうかを判定するステップであり、この工程722aの判定がYESであれば、工程723へ移行し、NOであれば、工程722bへ移行するようになっている。
工程722bは、アナログ入力情報に関する定期報告パケット206bbのうちで、どのアナログ入力番号のものを報告するかを順次選択するステップとなっている。
工程722aと工程722bで構成された工程ブロック722は、報告順序選択手段206cを形成し、この工程ブロック722では、ON/OFF入力情報を一括して報告する第一の報告パケット206aaと、多チャンネルAD変換器204aによってデジタル変換された所定チャンネル数のデジタル情報を報告する第二の報告パケット206bbとを順次選択して、少なくとも第二の報告パケット206bbが連続しない関係に第一の報告パケット206aaを優先して定期報告を行うように報告パケットを選択する。
また、工程ブロック722は、報告パケット指定手段211cにより生成された定期送信パケット211ccによって指定された単独または複数個の第二の報告パケット206bbを順次選択して定期報告を行うものであって、定期送信パケット211ccによって指定されていないアナログ入力信号は、定期報告の対象から除外されるようになっている。
工程723は、AD変換が許可されているかどうかを判定するステップであり、この工程723の判定がYESであれば、工程724へ移行し、AD変換が許可されていなければ、工程725aへ移行するようになっている。
工程724は、AD変換時期指定手段205aによりAD変換時期を指定するステップであり、この工程724では、AD変換指令タイマ1が起動され、図4の(e)のタイムチャートで示すように、遅延時間Tdをおいて指令タイマ1がタイムアップすると工程710の判定がYESとなって、工程711によってAD変換開始指令ADenが発生するようになっている。
続いて実行される工程725aは、定期報告手段206aにより第一の報告パケット206aaを送信するステップであり、この工程725aでは、第一の報告パケット206aaによってON/OFF入力情報が一括報告されるようになっている。
工程722bに続いて実行される工程725bは、定期報告手段206bにより第二の報告パケット206bbを送信するステップであり、この工程725bでは、第二の報告パケット206bbによってアナログ入力情報が報告され、報告されるアナログ入力のチャンネル番号は、工程722bによって順次、更新選択されるようになっている。
工程ブロック725は、工程725aと工程725bで構成された定期報告手段となるブロックであり、この工程ブロック725は、第二の制御回路部200bから第一の制御回路部200aに対して、監視入力データとステータス情報を定期報告し、第一の制御回路部200aがこの定期報告データをRAMメモリ116aに格納する入力読出手段となっている。
工程726は、定期報告が許可されていないときに実行され、AD変換が許可されているかどうかを判定するステップであり、この工程726の判定がYESであれば、工程727へ移行し、AD変換が許可されていないとき、または工程727に続いて動作終了工程708へ移行するようになっている。
工程727は、定期AD変換指令手段となるステップであり、この工程727では、定期報告が許可されていない状態でAD変換許可が継続しているときに作用して、指令タイマ2が起動され所定時間後に指令タイマ2がタイムアップすると、工程710の判定がYESとなって、工程711でAD変換開始指令ADenが発生し、続く712aで指令タイマ2がリセットされるようになっている。
工程712aによって指令タイマ2がリセットされた後に、再度、工程727が実行されると、引き続き工程711によって、AD変換器開始指令ADenが発生することになる。
なお、工程724で起動される指令タイマ1の設定時間は、最小値は0、最大値は定期報告周期以下の値であるのに対し、工程727で起動される指令タイマ2は十分長い時間が設定されている。
以上の説明で明らかなとおり、この発明の実施の形態1による車載電子制御装置は、第一の制御回路部200aとして、入出力制御手段と通信制御手段とを有するプログラムメモリ115aと、演算処理用RAMメモリ116aと、プログラムメモリ115aと協働するマイクロプロセッサ110aと、第一の直並列変換器117とを備え、第二の制御回路部200bとして、少なくとも監視・制御信号の交信を行うための通信制御回路120aと、スイッチ信号入力回路122bと、多チャンネルAD変換器204aを含むアナログ信号入力回路123bとデータメモリ126aと、第二の直並列変換器127とを備え、第一・第二の直並列変換器117・127を介して相互に監視・制御信号のシリアル交信を行うように構成された車載電子制御装置100aであって、第一の制御回路部200aは、さらに定期送信手段201と定期報告許可手段211aとAD変換許可手段211bとを備えると共に、第二の制御回路部は、さらに定期報告手段206a、206bと報告順序選択手段206cとAD変換時期指定手段205aとを備えている。
定期送信手段201は、第一の制御回路部200aから第二の制御回路部200bに対して、定期的に制御出力データや定数設定データを送信し、第二の制御回路部200bにおいて、出力・設定データをデータメモリ126aに格納させる。
定期報告許可手段211aは、第二の制御回路部200bに設けられた所定のアドレスのデータメモリ126aに対して、定期送信手段201によって、第二の制御回路部200bが定期報告を送信することを許可するための指令データを送信し、第二の制御回路部200bでデータメモリ126aに格納させる。
AD変換許可手段211bは、第二の制御回路部200bに設けられた所定アドレスのデータメモリ126aに対して、定期送信手段201によって、第二の制御回路部200bが多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを発生することを許可するための指令データを送信し、第二の制御回路部200bでデータメモリ126aに格納させる。
定期報告手段206a、206bは、第二の制御回路部200bから第一の制御回路部200aに対して、監視入力データとステータス情報を定期報告し、第一の制御回路部200aで、この定期報告データをRAMメモリ116aに格納させる。
報告順序選択手段206cは、スイッチ信号入力回路122bから入力された複数のON/OFF情報を一括して報告する第一の報告パケット206aaと、多チャンネルAD変換器204aによってデジタル変換された所定チャンネル数のデジタル情報を報告する複数個の第二の報告パケット206bbとを順次選択して、少なくとも第二の報告パケット206bbが連続しない関係に第一の報告パケット206aaを優先して定期報告手段206a・206bによって定期報告を行わせる。
AD変換時期指定手段205aは、第二の制御回路部200bが定期報告許可手段211aとAD変換許可手段211bとによって、定期報告許可とAD変換許可との指令を受信した後であって、第一の報告パケット206aaを送信した直後、または第一の報告パケット206aaを送信してから所定時間をおいて多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを発生し、次回の第二の報告パケット206bbを送信する時期までには多チャンネルAD変換器204aによる一連のAD変換操作が完了している関係にAD変換開始時期を指定する。
第一の制御回路部200aは、さらに報告パケット指定手段211cを備えている。
報告パケット指定手段211cは、第二の制御回路部200bに設けられた所定アドレスのデータメモリ126aに対して、定期送信手段201によって、第二の制御回路部200bが定期報告手段206bによって送信する複数個の第二の報告パケット206bbのうち、どの報告パケットを報告対象とするかを指定するための指令データを送信し、第二の制御回路部200bがデータメモリ126aに格納するもので、報告順序選択手段206cは、報告パケット指定手段211cによって指定された単独または複数個の第二の報告パケット206bbと第一の報告パケット206aaとを順次選択して定期報告手段206a・206bによって定期報告を行うようになっている。
したがって、第一の報告パケット206aaの送信を最優先することができると共に、アナログ信号の変化が緩慢であって高頻度な報告を必要としないアナログ信号入力に対しては、適時に報告対象から除外して報告頻度を低減し、通信制御の負担を軽減することができる特徴がある。
第二の制御回路部200bは、さらに異常判定手段714と一括転送手段717と異常報告手段718とを備えている。
異常判定手段714は、多チャンネルAD変換器204aによるAD変換値が所定の上下限値の範囲外であるか、またはAD変換に必要とされる時間が所定値以上であることを検出して多チャンネルAD変換器204aを異常と判定する手段となっている。
一括転送手段717は、異常判定手段714による判定が異常ではなかったときに作用して、多チャンネルAD変換器204aによる複数のデジタル変換値を順次格納する第一のデータメモリ204bから、第一の制御回路部200aに対する定期報告データが格納された第二のデータメモリ203bに対して一括転送を行う手段となっている。
異常報告手段718は、異常判定手段714によって異常判定がなされたときに作用して、所定アドレスのデータメモリ126aに対してステータス情報205dを書き込んで、ステータス情報205dを第一の報告パケット206aaに付加することによって、第一の制御回路部200aに定期報告する手段となっている。
したがって、多チャンネルAD変換器204aが一連のAD変換を完了して、正常データが整ってから報告送信用の第二のデータメモリ203bに一括転送されているので、誤ったデータが報告送信されることがない特徴がある。
また、異常発生後に再度のAD変換を行っている場合、一時的には第二のデータメモリ203bに格納されている旧データを報告送信することができ、再度のAD変換指令によって正常に回復するのを待つことができると共に、異常状態が定期報告されているので、異常が継続する場合には、第一の制御回路部200aによってAD変換を停止することができる特徴がある。
異常判定手段714は、変換定数異常判定手段714aを包含し、変換定数異常判定手段714aは、多チャンネルAD変換器204aに入力される一つのアナログ入力信号として所定の一定電圧が印加され、この一定電圧に対するデジタル変換値が所定の許容誤差の範囲外であるときに異常と判定する手段となっている。
したがって、多チャンネルAD変換器204aのAD変換精度や安定化制御電圧の精度を含めた異常判定を行うことができる特徴がある。
異常判定手段714は、時間超過判定手段714bを包含し、時間超過判定手段714bは、多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenが供給されてから、多チャンネルAD変換器204aがAD変換終了信号ADfinを発生するまでの所用時間を計測し、この所要時間が所定値を超過しているときには、多チャンネルAD変換器204aを異常と判定する手段となっている。
したがって、簡易な計時手段によって多チャンネルAD変換器204aの変換動作異常を検出することができる特徴がある。
第一の制御回路部200aは、さらに不定期送信手段207aを備えると共に、第二の制御回路部200bは、さらに報告返信手段207bを備えている。
不定期送信手段207aは、第一の制御回路部200aが第二の制御回路部200bに対して指定アドレスの監視入力データを読出確認すると共に、定期送信手段201によって書込設定された書込保存データを読出しチェックするためにも随時摘要される。
報告返信手段207bは、第二の制御回路200bが不定期送信パケット207aaを受信したことに対する確認返信として、指定されたアドレスの監視入力データまたは書込保存データの報告返信を行う手段となっていて、報告返信手段207bによって報告返信される監視入力データがアナログ信号入力回路から入力されたデジタル変換値である場合には、予め第二の制御回路部200bが多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを供給しておくようになっている。
したがって、変化速度が極めて緩慢であって、定期報告を必要としないアナログ信号入力については、不定期送信手段によって適時にデジタル変換値を読み出すことができる特徴がある。
第一の制御回路部200aは、さらにAD変換単発指令手段704を備えると共に、第二の制御回路部200bは、さらに単発指令解除手段715a、715bを備えている。
AD変換単発指令手段704は、第二の制御回路部200bのAD変換許可手段211bで使用されるアドレスとは異なるアドレスのデータメモリ126aに対して、定期送信手段201によって、第二の制御回路部200bが多チャンネルAD変換器204aに対して一回分のAD変換開始指令ADenの発生を許可するデータを送信し、第二の制御回路部200bでデータメモリ126aに格納させる。
単発指令解除手段715a、715bは、多チャンネルAD変換器204aがAD変換を終了したときに、第二の制御回路部200bによってデータメモリ126aに書き込まれているAD変換単発指令を消去する手段であり、第一の制御回路部200aは定期送信手段201によってAD変換単発指令704を送信しておいてから不定期送信手段207aによる読出要求を行うことによって、報告返信の前段階でAD変換を完了しておくようになっている。
したがって、AD変換許可が与えられていない状態で、特定のアナログ信号入力の状態を一瞬だけ監視したいような場合に、手軽な手段によって事前に、図5の(b)のタイミングで、AD変換開始指令を発生することができる特徴がある。
第二の制御回路部200bは、さらに定期AD変換指令手段727を備え、この定期AD変換指令手段727は、定期報告許可手段211aによる定期報告が許可されていないときであって、しかもAD変換許可手段211bによるAD変換の許可が行われているときに作用して、所定時間間隔で多チャンネルAD変換器204aに対してAD変換開始指令ADenを発生する手段となっている。
したがって、定期報告を行わないときには、所定時間間隔でAD変換を行っておくことにより、随時読出要求によって比較的新しいAD変換データが手軽に得られる特徴がある。
実施の形態1によれば、運転開始時には定期報告を禁止して、定期送信手段によって各種の定数設定を集中的に行い、初期設定が完了してから定期報告を許可して相互に定期報告による入力監視と定期送信による出力制御を行うようにしたもので、第一の制御回路部に設けられたマイクロプロセッサは、第二の制御回路部に設けられた多チャンネルAD変換器に対するAD変換を許可したり停止したりすることができる。
また、第二の制御回路部は、AD変換が許可されているときに第一の報告パケットと同期してAD変換開始指令を発生することができる。このため、アナログ信号のデジタル変換値を送信データとして包含する第二の報告パケットの送信直前には、AD変換が実行されていて、最新のAD変換情報を報告することができる効果がある。
また、定期報告が許可されていても、AD変換操作の実行・停止が行えて、不必要に高頻度なAD変換操作を抑制して、第二の制御回路部の制御負担を軽減することができる効果がある。
また、第一の制御回路部は、不定期送信パケットにより、不定期に監視入力データの送信要求を行うことができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図8は、この発明の実施の形態2による車載電子制御装置の構成を示すブロック図である。
図8において、車載電子制御装置100bは、第一の制御回路部210aと第二の制御回路部210bとによって構成され、第二の制御回路部210b以外は図1の構成と同じである。図8の第二の制御回路部210bに含まれる121、122b、123b、124b、127、128、129は図1におけるものと同一のものである。図8の第二の制御回路部210bは、補助CPU120b(マイクロプロセッサ)、補助プログラムメモリ125及び補助RAMメモリ126bを有し、補助プログラムメモリ125には、AD変換時期指定手段205a、定期報告手段206a、206b、報告順序選択手段206c、報告返信手段207が格納されている。
なお、図1における通信制御回路部120aが論理回路を用いた集積回路素子で構成されているのに対して、図8では、補助CPU120bを備えていて、第二の制御回路部210bにおいても、簡易な入出力制御手段が付加されていることが主な相違点となっている。
第一の制御回路部210aの主要構成要素であるメインCPU110bとなるマイクロプロセッサは、制御プログラムや制御定数が格納されているフラッシュメモリ等の不揮発性プログラムメモリ115bと、演算処理用のRAMメモリ116bとで協働するようになっている。
第二の制御回路部210bの主要構成要素である補助CPU120bとなるマイクロプロセッサは、マスクROMメモリ等による補助プログラムメモリ125と協働し、この補助プログラムメモリ125には第二の制御回路部210bにおける入出力制御手段となるプログラムや通信制御プログラムなどが格納されている。
補助CPU120bと協働する補助RAMメモリ126bは、図1のものにおけるデータメモリを包含している。
次に、動作について説明する。
実施の形態2では、上述のように、第二の制御回路部210bは、補助プログラムメモリ125と演算処理用補助RAMメモリ126bとが協働する補助CPU120bを備えている。
この補助CPU120bは、スイッチ信号入力回路となる間接入力信号用インタフェース回路122bと、多チャンネルAD変換器204aを含むアナログ信号入力回路123bと、間接出力信号用インタフェース回路124bと、第二の直並列変換器127と共に、第二の制御回路部210bに内蔵されている。
補助CPU120bは、スイッチ信号入力回路122bとアナログ信号入力回路123bとを介して入力された信号に関連する間接入力信号を、第二・第一の直並列変換器127・117を介して第一の制御回路部210aに送信すると共に、第一の制御回路部210aから第一・第二の直並列変換器117・127を介して受信した間接出力信号に関連した出力で、出力回路(間接出力信号用インタフェース回路)124bに接続された第二の電気負荷群104bを駆動するようになっている。
また、データメモリは、補助RAMメモリ126bの一部領域が使用されるものである。
したがって、第二の制御回路部210bは、多数のスイッチ信号入力の論理結合を行って、必要最小限度のものを第一の制御回路部210aに送信したり、第一の制御回路部210aからの制御信号にインターロック制御論理を付加して第二の電気負荷群104bを駆動するなど、一部の入出力制御機能を分担して、全体としての制御性能を向上したり、補助プログラムメモリ125の内容を変更することによって、手軽に制御内容を変更することができる特徴がある。
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができると共に、第二の制御回路部で一部に入出力制御機能を分担することにより、全体としての制御性能を向上させ、第二の制御回路部の補助プログラムメモリの内容を変更することによって、手軽に制御内容を変更することができる。
この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の通信制御を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の通信パケットを示す図である。 この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の定期報告を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の報告返信を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の第一の制御回路部の通信制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による車載電子制御装置の第二の制御回路部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による車載電子制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100a,100b 車載電子制御装置、104a 第一の電気負荷群、
104b 第二の電気負荷群、110a マイクロプロセッサ、
110b メインCPU(マイクロプロセッサ)、
112a 直接入力信号用インタフェース回路、
114a 出力回路(直接出力信号用インタフェース回路)、
115a,115b プログラムメモリ、116a,116b RAMメモリ、
117 第一の直並列変換器、120a 通信制御回路部、
120b 補助CPU(マイクロプロセッサ)、
122b 間接入力信号用インタフェース回路(スイッチ信号入力回路)、
123b 間接アナログ入力インタフェース回路(アナログ信号入力回路)、
124b 出力回路(間接出力信号用インタフェース回路)、
125 補助プログラムメモリ、126a データメモリ、
126b 補助RAMメモリ(データメモリ)、127 第二の直並列変換器、
200a 第一の制御回路部、200b 第二の制御回路部、
201 定期送信手段、2011 定期送信パケット、
202a 出力情報書込ブロック、202b 設定情報書込ブロック、
203a ON/OFF入力情報読出ブロック、
203b アナログ入力情報読出ブロック、
204a 多チャンネルAD変換器、 204b 第一のデータメモリ、
205 AD変換制御部、205a AD変換時期指定手段、
205b 異常判定手段、205c 一括転送手段、205d ステータス情報、
206a 定期報告手段、206aa 定期報告パケット、
206b 定期報告手段、206bb 定期報告パケット、
206c 報告順序選択手段、206d 報告情報格納ブロック、
207a 不定期送信手段、207aa 不定期送信パケット、
207b 報告返信手段、207bb 報告返信パケット、
210a 第一の制御回路部、210b 第二の制御回路部、
211a 定期報告許可手段、211aa 定期送信パケット、
211b AD変換許可手段、211bb 定期送信パケット、
211c 報告パケット指定手段、211cc 定期送信パケット、
602 定期送信手段(設定情報)、604a AD変換許可手段、
604b 報告パケット指定手段、604c 定期報告許可手段、
607 定期送信手段(出力情報)、609 不定期送信手段(読出要求)、
704 AD変換単発指令手段、707 報告返信手段、714 異常判定手段、
714a 変換定数異常判定手段、714b 時間超過判定手段、
715a 単発指令解除手段、715b 単発指令解除手段、
717 一括転送手段、718 異常報告手段、722 報告順序選択手段、
724 AD変換時期指定手段、
725a 定期報告手段(ON/OFF入力読出)、
725b 定期報告手段(アナログ入力読出)、727 定期AD変換指令手段、
ADen AD変換開始指令、ADfin AD変換終了信号、
TR 一括転送指令。

Claims (9)

  1. 第一の制御回路部として入出力制御手段と通信制御手段とを有するプログラムメモリと、演算処理用RAMメモリと、上記プログラムメモリと協働するマイクロプロセッサと、第一の直並列変換器とを備え、第二の制御回路部として少なくとも監視・制御信号の交信を行うための通信制御回路部と、スイッチ信号入力回路と、多チャンネルAD変換器を含むアナログ信号入力回路と、データメモリと、第二の直並列変換器とを備え、上記第一・第二の直並列変換器を介して相互に監視・制御信号のシリアル交信を行うように構成された車載電子制御装置であって、
    上記第一の制御回路部は更に定期送信手段と定期報告許可手段とAD変換許可手段とを備えると共に、上記第二の制御回路部は更に定期報告手段と報告順序選択手段とAD変換時期指定手段とを備えていて、
    上記定期送信手段は上記第一の制御回路部から第二の制御回路部に対して定期的に制御出力データや定数設定データを送信し、第二の制御回路部において出力・設定データを上記データメモリに格納する書込設定手段であり、
    上記定期報告許可手段は上記第二の制御回路部に設けられた所定アドレスのデータメモリに対して上記定期送信手段によって送信され、第二の制御回路部が上記定期報告を送信することを許可するための指令データを格納する書込設定手段であり、
    上記AD変換許可手段は上記第二の制御回路部に設けられた所定アドレスのデータメモリに対して上記定期送信手段によって送信され、第二の制御回路部が上記多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令を発生することを許可するための指令データを格納する書込設定手段であり、
    上記定期報告手段は上記第二の制御回路部から第一の制御回路部に対して監視入力データとステータス情報を定期報告し、第一の制御回路部が当該定期報告データを上記RAMメモリに格納する入力読出手段であり、
    上記報告順序選択手段は上記スイッチ信号入力回路から入力された複数のON/OFF情報を一括して報告する第一の報告パケットと、上記多チャンネルAD変換器によってデジタル変換された所定チャンネル数のデジタル情報を報告する複数個の第二の報告パケットとを順次選択して、少なくとも第二の報告パケットが連続しない関係に第一の報告パケットを優先して上記定期報告手段によって定期報告を行う選択制御手段であり、上記AD変換時期指定手段は第二の制御回路部が上記定期報告許可手段とAD変換許可手段とによって、定期報告許可とAD変換許可との指令を受信した後であって、上記第一の報告パケットを送信した直後、または上記第一の報告パケットを送信してから所定時間をおいて上記多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令を発生し、次回の第二の報告パケットを送信する時期までには多チャンネルAD変換器による一連のAD変換操作が完了している関係にAD変換開始時期を指定する変換制御手段であることを特徴とする車載電子制御装置。
  2. 上記第一の制御回路部は更に報告パケット指定手段を備え、
    上記報告パケット指定手段は上記第二の制御回路部に設けられた所定アドレスのデータメモリに対して上記定期送信手段によって送信され、第二の制御回路部が上記定期報告手段によって送信する複数個の第二の報告パケットのうち、どの報告パケットを報告対象とするかを指定するための指令データを格納する書込設定手段であり、
    上記報告順序選択手段は上記報告パケット指定手段によって指定された単独または複数個の第二の報告パケットと上記第一の報告パケットとを順次選択して上記定期報告手段によって定期報告を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御装置。
  3. 上記第二の制御回路部は更に異常判定手段と一括転送手段と異常報告手段とを備え、上記異常判定手段は上記多チャンネルAD変換器によるAD変換値が所定の上下限値の範囲外であるか、またはAD変換に必要とされる時間が所定値以上であることを検出して多チャンネルAD変換器を異常と判定する手段であり、
    上記一括転送手段は上記異常判定手段による判定が異常ではなかったときに作用して、上記多チャンネルAD変換器による複数のデジタル変換値を順次格納する第一のデータメモリから上記第一の制御回路部に対する定期報告データが格納された第二のデータメモリに対して一括転送を行う手段であり、
    上記異常報告手段は上記異常判定手段によって異常判定がなされたときに作用して、所定アドレスのデータメモリに対してステータス情報を書き込んで、該ステータス情報を上記第一の報告パケットに付加することによって第一の制御回路部に定期報告する手段であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載電子制御装置。
  4. 上記異常判定手段は変換定数異常判定手段を包含し、
    上記変換定数異常判定手段は上記多チャンネルAD変換器に入力される一つのアナログ入力信号として所定の一定電圧が印加され、該一定電圧に対するデジタル変換値が所定の許容誤差の範囲外であるときに異常と判定する手段であることを特徴とする請求項3に記載の車載電子制御装置。
  5. 上記異常判定手段は時間超過判定手段を包含し、
    上記時間超過判定手段は上記多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令が供給されてから、多チャンネルAD変換器がAD変換終了信号を発生するまでの所要時間を計測し、該所要時間が所定値を超過しているときには多チャンネルAD変換器を異常と判定する手段であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車載電子制御装置。
  6. 上記第一の制御回路部は更に不定期送信手段を備えると共に、上記第二の制御回路部は更に報告返信手段を備え、
    上記不定期送信手段は上記第一の制御回路部が第二の制御回路部に対して指定アドレスの監視入力データを読出確認すると共に、上記定期送信手段によって書込設定された書込保存データを読出しチェックするためにも随時摘要される読出要求手段であり、上記報告返信手段は上記第二の制御回路部が上記不定期送信データを受信したことに対する確認返信として、指定されたアドレスの監視入力データまたは書込保存データの報告返信を行う手段であり、
    上記読出要求手段によって報告返信される監視入力データが上記アナログ信号入力回路から入力されたデジタル変換値である場合には、予め上記第二の制御回路部が上記多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令を供給しているものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車載電子制御装置。
  7. 上記第一の制御回路部は更にAD変換単発指令手段を備えると共に、上記第二の制御回路部は更に単発指令解除手段を備えていて、
    上記AD変換単発指令手段は上記第二の制御回路部に設けられた所定アドレスのデータメモリであって、上記AD変換許可手段で使用されるアドレスとは異なるアドレスのデータメモリに対して上記定期送信手段によって送信され、第二の制御回路部が上記多チャンネルAD変換器に対して一回分のAD変換開始指令の発生を許可する書込設定手段であり、
    上記単発指令解除手段は多チャンネルAD変換器がAD変換を終了したときに、第二の制御回路部によって上記データメモリに書き込まれているAD変換単発指令を消去する手段であり、
    上記第一の制御回路部は上記定期送信手段によってAD変換単発指令を送信しておいてから上記不定期送信手段による読出要求を行うことによって、報告返信の前段階でAD変換を完了しておくものであることを特徴とする請求項6に記載の車載電子制御装置。
  8. 上記第二の制御回路部は更に定期AD変換指令手段を備え、
    上記定期AD変換指令手段は上記定期報告許可手段による定期報告が許可されていないときであって、しかもAD変換許可手段によるAD変換の許可が行われているときに作用して、所定時間間隔で上記多チャンネルAD変換器に対してAD変換開始指令を発生する手段であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車載電子制御装置。
  9. 上記第二の制御回路部は更に補助プログラムメモリと演算処理用補助RAMメモリとが協働する補助CPUを備えていて、
    上記補助CPUは上記スイッチ信号入力回路となる間接入力信号用インタフェース回路と、多チャンネルAD変換器を含むアナログ信号入力回路と、間接出力信号用インタフェース回路と、第二の直並列変換器と共に上記第二の制御回路に内蔵され、
    上記スイッチ信号入力回路とアナログ信号入力回路とを介して入力された信号に関連する間接入力信号を上記第二・第一の直並列変換器を介して第一の制御回路部に送信すると共に、上記第一の制御回路部から上記第一・第二の直並列変換器を介して受信した間接出力信号に関連した出力で上記間接出力信号用インタフェース回路に接続された第二の電気負荷群を駆動するマイクロプロセッサとし、
    上記データメモリは上記補助RAMメモリの一部領域が使用されるものであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の車載電子制御装置。
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