JP2000207194A - 車載電子ユニット内の不揮発性メモリへのデ―タ書き込み方法 - Google Patents

車載電子ユニット内の不揮発性メモリへのデ―タ書き込み方法

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JP2000207194A
JP2000207194A JP11003230A JP323099A JP2000207194A JP 2000207194 A JP2000207194 A JP 2000207194A JP 11003230 A JP11003230 A JP 11003230A JP 323099 A JP323099 A JP 323099A JP 2000207194 A JP2000207194 A JP 2000207194A
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data
nonvolatile memory
input
circuit
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Shinya Hiramatsu
信也 平松
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AutoNetworks Technologies Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/102External programming circuits, e.g. EPROM programmers; In-circuit programming or reprogramming; EPROM emulators

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  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ユニットの巨大化及びコストの増大を防
ぎつつ、出荷時における不揮発性メモリ6へのデータ書
き込みを容易にする。 【解決手段】 電子ユニット3側に新たに専用のインタ
ーフェース回路を設定せずに、既存の入力回路11〜1
6をそのまま利用して、不揮発性メモリ6内に書き込み
たいデータを電子ユニット3に入力する。書き込みが正
常に行われたかどうかを、既存の出力回路18からの出
力信号に基づいて確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に搭載さ
れる電子ユニットであって、EEPROM等の書き込み
可能な不揮発性メモリが搭載された車載電子ユニット内
の不揮発性メモリへのデータ書き込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EEPROM等の書き込み可能な
不揮発性メモリが搭載された車載電子ユニットの出荷時
等における検査では、車載電子ユニットに備わる機能や
回路を検査する上で、不揮発性メモリへのデータの書き
込みが行われるようなものは少なかった。これは、そも
そも車載電子ユニットの入力端子にデータの入力手段が
接続できないものが多いという原因による。一般に、車
載電子ユニットの入力端子には、ドアロックスイッチや
パワーウィンドウの窓アップまたは窓ダウン等を指示す
るためのスイッチ系が接続されているだけで、これらの
スイッチを使用して何らかのデータを不揮発性メモリに
入力することは困難なためである。
【0003】ただし、車載LANに組み込まれる電子ユ
ニットであれば、この電子ユニットの通信入力インター
フェースを用いて、シリアル通信を利用して不揮発性メ
モリへ任意のデータを書き込むことが可能となる。
【0004】図8は、車載LANに組み込まれた電子ユ
ニット内の不揮発性メモリへデータを書き込む方法を示
すブロック図である。この車載LANでは、検査装置1
のシリアル通信インターフェース(I/F)2と、車載
電子ユニット3の車載用LAN入出力回路4とを互いに
接続し、検査装置1から出力する任意のデータを、車載
用LAN入出力回路4を通じて電子ユニット3内のマイ
クロコンピュータチップ(以下「マイコン」と略称す
る)5に与えるようになっている。そして、マイコン5
では、得られたデータをその内部のEEPROM等の不
揮発性メモリ6に格納する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図8に
示したような車載LANに適用される電子ユニット3で
あれば、その車載用LAN入出力回路4を用いてシリア
ル通信を利用した方法で任意のデータを不揮発性メモリ
6内に格納することが可能である。しかしながら、車載
LANに対応できる電子ユニット3自体、現状では決し
て多いとは言えない。したがって、車載LANに対応し
ていない電子ユニット3に関しては、検査装置1から電
子ユニット3内の不揮発性メモリ6に任意のデータを格
納しようとすれば、新たに専用のインターフェース回路
を用意する必要がある。この場合、電子ユニット3の巨
大化とコストの増大が問題となる。
【0006】そこで、この発明の課題は、電子ユニット
の巨大化及びコストの増大を防止しつつ、その内部の不
揮発性メモリ内に任意のデータを容易に書き込むことの
できる車載電子ユニット内の不揮発性メモリへのデータ
書き込み方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、自動車に搭載される電子ユニ
ットであって、不揮発性メモリを有する制御回路が内蔵
されるとともに、外部の複数のスイッチにそれぞれ接続
されて該各スイッチの操作信号が入力される複数の入力
回路と、外部に対して所定の出力信号をそれぞれ出力す
る複数の出力回路と、前記入力回路を介して入力された
前記各操作信号に基づいて前記出力回路からの前記各出
力信号を制御する制御部とを備えた電子ユニットについ
て、所定の検査装置を接続して検査を行うようにされた
車載電子ユニット内の不揮発性メモリへのデータ書き込
み方法において、前記検査装置から前記電子ユニットの
既存の入力回路に対して、前記電子ユニット内の前記制
御回路の動作モードを前記不揮発性メモリにデータを書
き込むデータ書き込みモードに切り替えるための特定入
力信号を出力する第1の工程と、前記制御回路がデータ
書き込みモードのときに前記検査装置から前記入力回路
に対して所定の書き込み命令コマンドを出力する第2の
工程と、前記書き込み命令コマンドに続いて前記不揮発
性メモリへ書き込みたい任意のデータを前記検査装置か
ら前記入力回路に送信し、当該データを電子ユニット側
で不揮発性メモリ内に書き込む第3の工程と、前記第3
の工程の後、前記検査装置において、前記書き込み命令
コマンドに応じて前記電子ユニット内の前記不揮発性メ
モリにデータの書き込みが行われたかどうかを前記出力
回路からの出力信号に基づいて確認する第4の工程とを
備えるものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記第1の工程
乃至第4の工程は、前記電子ユニットの出荷時に実行さ
れるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る車載電子ユニット3及び検査装置9を示す図であ
る。なお、図1では従来の電子ユニットと同様の機能を
有する要素については同一符号を付している。この車載
電子ユニット内の不揮発性メモリへのデータ書き込み方
法は、車載LANを搭載していない電子ユニットについ
て、図1の如く、この電子ユニット3内の既存の入力回
路11〜16及び出力回路18〜22を用いて、検査装
置9との間でシリアル通信を実施し、これにより検査を
行うようにしたものである。
【0010】具体的に、この電子ユニット3は、図2の
如く、自動車内の各部位に設置されたイグニションスイ
ッチ2a、パワーウインドウアップスイッチ2b、パワ
ーウインドウダウンスイッチ2c、ドアロックスイッチ
2d、ドアアンロックスイッチ2e及びドアスイッチ2
fから与えられる個別のスイッチ操作信号を受けて、ド
ームランプ23a、ドアロックモータ23b及びパワー
ウインドウモータ23c等の負荷を駆動するもので、イ
グニションスイッチ2aが電子ユニット3内のイグニシ
ョンスイッチ入力回路(IG−SW入力回路)11に接
続され、パワーウインドウアップスイッチ2bが電子ユ
ニット3内のパワーウインドウアップスイッチ入力回路
(POWER−WINDOW−UP−SW)12に接続
され、パワーウインドウダウンスイッチ2cが電子ユニ
ット3内のパワーウインドウダウンスイッチ入力回路
(POWER−WINDOW−DOWN−SW入力回
路)13に接続され、ドアロックスイッチ2dが電子ユ
ニット3内のドアロックスイッチ入力回路(DOOR−
LOCK−SW入力回路)14に接続され、ドアアンロ
ックスイッチ2eが電子ユニット3内のドアアンロック
スイッチ入力回路(DOOR−UNLOCK−SW入力
回路)15に接続され、ドアスイッチ2fが電子ユニッ
ト3内のドアスイッチ入力回路(DOOR−SW入力回
路)16に接続されている。また、これらの各入力回路
11〜16を通じて得られた信号は、ROM、RAM及
びCPU等が内蔵されたマイコン(制御回路)17に入
力され、このマイコン17により、ドーム(天井)ラン
プ回路18、ドアロック出力回路19、ドアアンロック
出力回路20、パワーウインドウUP出力回路21及び
パワーウインドウDOWN出力回路22が制御されて、
これらの出力回路18〜22が動作を行って、ドームラ
ンプ23a、ドアロックモータ23b及びパワーウイン
ドウモータ23cがそれぞれ駆動される。尚、図2中の
符号24は電源回路、符号25は電源レベルの検査を行
うウォッチトッグ回路をそれぞれ示している。
【0011】そして、イグニションスイッチ2aとイグ
ニションスイッチ入力回路11との接続点(ポート)P
0は、検査装置9のシリアル通信入出力インターフェー
ス32に接続されており、この検査装置9から送信され
てきたシリアル通信信号がイグニションスイッチ入力回
路11を通じてマイコン17に入力されるようになって
いる。
【0012】検査装置9は、シリアル通信入出力インタ
ーフェース(シリアル通信入出力インターフェースI/
F)32を備えており、シリアル通信信号において、電
子ユニット3のマイコン17の動作モードを不揮発性メ
モリ6にデータを書き込む「データ書き込みモード」に
切り替える指示を発信する機能と、マイコン17が「デ
ータ書き込みモード」のときにシリアル通信信号中の書
き込み命令コマンドID1a,ID2a(図3及び図
4)を電子ユニット3に対して出力する機能と、上記書
き込み命令コマンドID1a,ID2aに続いて不揮発
性メモリ6へ書き込みたい任意のデータを送信する機能
と、電子ユニット3の各出力回路18〜22に接続され
て当該出力回路18〜22からの出力信号を受信する機
能と、上記書き込み命令コマンドID1a,ID2aに
応じて電子ユニット3内の不揮発性メモリ6にデータの
書き込みが行われたかどうかを上記出力回路18〜22
からの出力信号に基づいて確認する機能とを有してい
る。尚、以下の説明において、書き込み命令コマンド及
び不揮発性メモリ6へ書き込みたい任意のデータを併せ
て「命令フレーム(図3、表1及び表2)」と称するこ
とにする。また、この命令フレームに応じて電子ユニッ
ト3内で実行された処理動作を検査装置9へ報告返信す
ることとし、かかる報告返信に係る信号を「応答フレー
ム(図5、表3及び表4)」と称することとする。
【0013】検査装置9と電子ユニット3との間のシリ
アル通信の方式としては、検査装置9をマスター、電子
ユニット3をスレーブとしたシリアル通信システムの独
自の通信プロトコルが用いられる。基本的には、まず検
査装置9から電子ユニット3に書き込み命令コマンドを
送り、電子ユニット3が書き込み命令コマンドの受信を
契機にデータの受信待ちを行い、これに後続して検査装
置9から送信されてきたデータを不揮発性メモリ6に格
納した後、その旨を示す応答フレームを検査装置9に返
す通信方法を採る。このとき、電子ユニット3は既存の
入力回路11〜16で命令フレームを受信し、それに対
する応答フレームも既存の出力回路18〜22を利用し
て送信する。かかる動作は、電子ユニット3内のマイコ
ン17内で用意された検査専用のソフトウェアプログラ
ムに基づいて実行されるようになっている。
【0014】尚、この検査装置9は、本来的には、電子
ユニット3の各入力回路11〜16及び出力回路18〜
22の動作が正常に行われるかどうかを検査するための
ものであり、実際には、シリアル通信入出力インターフ
ェース32が、イグニションスイッチ2aとイグニショ
ンスイッチ入力回路11との接続点P0だけでなく、パ
ワーウインドウアップスイッチ2bとパワーウインドウ
アップスイッチ入力回路12との接続点、パワーウイン
ドウダウンスイッチ2cと電子ユニット3内のパワーウ
インドウダウンスイッチ入力回路13との接続点、ドア
ロックスイッチ2dと電子ユニット3内のドアロックス
イッチ入力回路14との接続点、ドアアンロックスイッ
チ2eと電子ユニット3内のドアアンロックスイッチ入
力回路15との接続点、及びドアスイッチ2fと電子ユ
ニット3内のドアスイッチ入力回路16との接続点にも
接続され、これらの接続点に対して通常の各スイッチ2
a〜2fの操作と同様の信号を送信して入力回路11〜
16や出力回路18〜22等の検査を行うようになって
いる。ただし、これらの接続関係は、図2においては図
示の便宜上省略している。
【0015】次に、シリアル通信のプロトコルについて
説明する。まず、検査装置9から電子ユニット3へ送信
される命令フレームについては、図3の如く、命令の内
容を示す8ビット長の書き込み命令コマンドID1a
と、出力ポートや読み出したい入力ポート等を指定する
8ビット長の不揮発性メモリ6に書き込みたいデータD
ATA1aから成り立っている。ここで、次の表1は書
き込み命令コマンドID1aの一覧リストを例示したも
のであり、また表2は不揮発性メモリ6に書き込みたい
データDATA1aの一覧リストを例示したものであ
る。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】ここで、表1中の符号D0〜D7は、書き
込みデータの属性(プロフィール)を意味する書き込み
命令コマンドID1a中の各ビットデータを示してお
り、表2中の符号DAT0〜DAT7は不揮発性メモリ
6に書き込みたいデータDATA1a中の各ビットデー
タを示している。ここで、表2の例は、検査出荷時に各
製品に付与するシリアルナンバーを示した例であるが、
この他、検査日時や検査合否結果等を書き込むことも可
能である。尚、命令コマンドや不揮発性メモリ6に書き
込みたいデータについては、電子ユニット3の規模によ
り命令数を増やしたい場合やデータ自体を増やしたい場
合もあるため、必要がある場合は、図4のように他の書
き込み命令コマンドID2aや不揮発性メモリ6に書き
込みたい他のデータDATA2aをフレームに付け加え
るようになっている。
【0019】また、電子ユニット3から検査装置9への
応答フレームについても、上述の命令フレームと同様
に、応答の内容を示す8ビット長の応答情報ID1b
と、8ビット長の不揮発性メモリ6に書き込まれたデー
タDATA1bから成り立っている。ここで、次の表3
は応答情報ID1bの一覧リストを例示したものであ
り、また表4は不揮発性メモリ6に書き込まれたデータ
DATA1bの一覧リストを例示したものである。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】尚、表3中の符号D0〜D7は応答情報I
D1b中の各ビットデータを示しており、表4中の符号
DAT0〜DAT7は不揮発性メモリ6に書き込まれた
データDATA1b中の各ビットデータを示している。
ここで、表3の例は、上記表1に対応しており、表4の
例は、上記表2に対応している。ただし、これらの表
3,4のように必ずしも表1,2と同様のデータにする
必要はない。
【0023】尚、図2中の符号10は、各部の電圧レベ
ルを検出して検査装置1に伝達するA/D電圧計を示し
ている。
【0024】上記構成の車載電子ユニットにおける不揮
発性メモリ6へのデータ書き込み方法を説明する。
【0025】まず始めに、電子ユニット3に不揮発性メ
モリ6へのデータ書き込みモードの開始を指令する。こ
の際には、検査装置9からのシリアル通信信号により電
子ユニット3のイグニションスイッチ入力回路11に特
定入力を与える。この場合、イグニションスイッチ2a
の通常の操作と混同しないよう、一定の複雑なパルス形
状の波形信号を与えるようにする。尚、またはこれに代
えて、複数のスイッチ2a〜2fの同時操作に相当する
ような操作信号を入力するなど、実際の自動車の使用時
に発生し得ないような複雑なスイッチ操作を行ったとき
に、かかるスイッチ操作による信号の入力をもって「特
定入力」として認識するようにしても良い。
【0026】そして、図7中のステップS1において、
電子ユニット3のイグニションスイッチ入力回路11を
通じて与えられた信号に基づいてマイコン17が特定入
力の実行を認識したら、ステップS2において、マイコ
ン17での処理が「データ書き込みモード」に切り換え
られる。そして、図3、表1及び表2に示したようなシ
リアル通信信号(命令フレーム)が検査装置1から電子
ユニット3に送信されて、後述するように、不揮発性メ
モリ6へのデータ書き込みを実行する。
【0027】この際、マイコン17では、命令フレーム
に呼応して応答フレーム(図5、表3及び表4)を生成
し、この応答フレームを、例えばドームランプ回路18
を通じて検査装置9のシリアル通信入出力インターフェ
ース32に返信する。この応答フレームには、表3及び
表4の如く、不揮発性メモリ6に書き込んだデータの内
容(ID1:表3)及びデータ列としてのシリアルNo
(DATA1:表4)が格納されて出力される。
【0028】ここで、検査装置9からのシリアル通信信
号中に、表1中の最下行に示した「書き込みモード終了
要求」があった場合は、ステップS3において終了命令
を行い、「データ書き込みモード」から「通常モード」
に切り換え、ステップS4に進んで、スイッチ2a〜2
f本来の意味するところの指示信号を受信し、これに基
づいてマイコン17が出力回路18〜22の制御を行
い、各負荷23a〜23cでのパワーウィンドウのアッ
プダウンやドアロック等の通常処理を実行する。
【0029】一方、検査装置9からのシリアル通信信号
中に、表1中の最下行に示した「書き込みモード終了要
求」以外の命令フレームが受信された場合は、ステップ
S2,S3の処理を繰り返し実行する。
【0030】検査装置9では、電子ユニット3から送ら
れてきた応答フレームに基づいて、データが正常に電子
ユニット3内の不揮発性メモリ6に書き込まれた旨を確
認した後、処理を終了する。具体的には、検査装置1か
ら電子ユニット3に送信した命令フレームと、電子ユニ
ット3から受信した応答フレームとが合致しているかど
うかを判断し、一致していれば、正常な書き込みが行わ
れた旨を判断できる。尚、これは、表1〜4のように、
命令フレームと応答フレームとが同一フォームの場合で
あり、異なったフォームでデータ作製を行った場合は、
所定の判断論理で判断すればよい。
【0031】以上のように、この実施の形態のように、
既存の入力回路11〜16及び出力回路18〜22をそ
のまま使用してシリアル通信により不揮発性メモリ6へ
のデータ書き込みを行っているので、車載LANに対応
していない電子ユニット3についても、検査装置1から
電子ユニット3内の不揮発性メモリ6に任意のデータを
格納する場合に、新たにデータ書き込み用の専用のイン
ターフェース回路を用意する必要がなく、したがって、
電子ユニット3の巨大化とコストの増大を防止できる。
【0032】さらに、検査出荷時に製品のシリアルナン
バーや検査日時、検査合否結果等を書き込むことで、ロ
ット管理が容易になるという利点がある。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記検
査装置から前記電子ユニットの入力回路に対して、前記
電子ユニット内の前記制御回路の動作モードを不揮発性
メモリにデータを書き込むデータ書き込みモードに切り
替えるための特定入力信号を出力し、前記制御回路がデ
ータ書き込みモードのときに前記入力回路に対して所定
の書き込み命令コマンドを出力し、これに続いて前記不
揮発性メモリへ書き込みたい任意のデータを前記入力回
路に送信し、かかる当該データを電子ユニット側で不揮
発性メモリ内に書き込み、電子ユニットの既存の出力回
路からの出力信号を検査装置で受信し、この検査装置側
で、前記書き込み命令コマンドに応じて前記電子ユニッ
ト内の前記不揮発性メモリにデータの書き込みが行われ
たかどうかを確認するようにしているので、電子ユニッ
ト側に新たに専用のインターフェース回路を設定せず
に、既存の入力回路及び出力回路をそのまま利用して、
これら入力回路及び出力回路の検査を容易に行うことが
できる。したがって、電子ユニットの巨大化及びコスト
の増大を防ぐことができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、検査出荷
時に製品のシリアルナンバーや検査日時、検査合否結果
同を書き込むことで、ロット管理が容易になる、という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る車載電子ユニ
ット内の不揮発性メモリへのデータ書き込み方法の概略
を示すブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る車載電子ユニ
ット内の不揮発性メモリへのデータ書き込み方法の概略
を示すブロック図である。
【図3】検査装置から電子ユニットへ送信される命令フ
レームの一例を示す図である。
【図4】検査装置から電子ユニットへ送信される命令フ
レームの他の例を示す図である。
【図5】電子ユニットから検査装置へ送られる応答フレ
ームの一例を示す図である。
【図6】電子ユニットから検査装置へ送られる応答フレ
ームの他の例を示す図である。
【図7】通常モードから検査モードへ移行する際の動作
を示すフローチャートである。
【図8】従来の車載電子ユニット内の不揮発性メモリへ
のデータ書き込み方法の一例についての概略を示す図で
ある。
【符号の説明】
2a〜2f スイッチ 3 電子ユニット 6 不揮発性メモリ 9 検査装置 11〜16 入力回路 17 マイコン 18〜22 出力回路 23a ドームランプ 23b ドアロックモータ 23c パワーウインドウモータ 32 シリアル通信入出力インターフェース
フロントページの続き (72)発明者 平松 信也 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5B076 EB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載される電子ユニットであっ
    て、不揮発性メモリを有する制御回路が内蔵されるとと
    もに、外部の複数のスイッチにそれぞれ接続されて該各
    スイッチの操作信号が入力される複数の入力回路と、外
    部に対して所定の出力信号をそれぞれ出力する複数の出
    力回路と、前記入力回路を介して入力された前記各操作
    信号に基づいて前記出力回路からの前記各出力信号を制
    御する制御部とを備えた電子ユニットについて、所定の
    検査装置を接続して検査を行うようにされた車載電子ユ
    ニット内の不揮発性メモリへのデータ書き込み方法にお
    いて、 前記検査装置から前記電子ユニットの既存の入力回路に
    対して、前記電子ユニット内の前記制御回路の動作モー
    ドを前記不揮発性メモリにデータを書き込むデータ書き
    込みモードに切り替えるための特定入力信号を出力する
    第1の工程と、 前記制御回路がデータ書き込みモードのときに前記検査
    装置から前記入力回路に対して所定の書き込み命令コマ
    ンドを出力する第2の工程と、 前記書き込み命令コマンドに続いて前記不揮発性メモリ
    へ書き込みたい任意のデータを前記検査装置から前記入
    力回路に送信し、当該データを電子ユニット側で不揮発
    性メモリ内に書き込む第3の工程と、 前記第3の工程の後、前記検査装置において、前記書き
    込み命令コマンドに応じて前記電子ユニット内の前記不
    揮発性メモリにデータの書き込みが行われたかどうかを
    前記出力回路からの出力信号に基づいて確認する第4の
    工程とを備える車載電子ユニット内の不揮発性メモリへ
    のデータ書き込み方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載電子ユニット内の
    不揮発性メモリへのデータ書き込み方法であって、前記
    第1の工程乃至第4の工程は、前記電子ユニットの出荷
    時に実行されることを特徴とする車載電子ユニット内の
    不揮発性メモリへのデータ書き込み方法。
JP11003230A 1999-01-08 1999-01-08 車載電子ユニット内の不揮発性メモリへのデ―タ書き込み方法 Pending JP2000207194A (ja)

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