JP2005277913A - 制御機能付きコネクタ装置、アドレス設定方法及びアドレス設定装置 - Google Patents

制御機能付きコネクタ装置、アドレス設定方法及びアドレス設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】制御機能付きコネクタ装置に容易にアドレス設定する。
【解決手段】複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11を配線13a,13bに組み付けた後に、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11をアドレス設定装置41に接続し、アドレス設定装置41からホスト接続コネクタ15に対して、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11にアドレスの情報及び書き込みコマンドを送信しながら、これに同期して、アドレス設定装置41に設定された制御機能付きコネクタ接続部から、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の電子制御ユニット側の端子グループに、特定の状態の信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御機能付きコネクタ装置及びそれに関連する技術に関するものである。
自動車の分野においては、近年の電子制御ユニットの装備の増大に伴い、使用されるワイヤーハーネスの本数が増大しつつあり、全体として重量が増すとともにコストも上昇する傾向にある。
そこで、自動車内の配線(ワイヤハーネス)を削減するために、制御装置と、センサ/アクチュエータ群とを多重通信線にて接続したシステム構築が試みられている。このような構成をとるためには、センサ/アクチュエータ群と多重通信線の間に、多重通信とセンサ/アクチュエータの制御を司るマイクロコンピュータが必要であった。
このコストを削減するのを主な目的として、例えば特許文献1に見られるように、通信制御回路、及び電源制御回路を内蔵した制御機能付きコネクタ装置(いわゆるスマートコネクタ)が公開されている。この制御機能付きコネクタ装置は、制御装置に電源線と多重通信線によって接続され、制御装置からの指令に基づいてセンサ/アクチュエータ群を動作させるものである。
特開平8−79841号公報
複数の制御機能付きコネクタ装置は、グランド線(GND)、電源線、通信線の3本で制御装置に芋蔓式に接続されるため、各制御機能付きコネクタ装置にアドレスを設定しておく必要がある。
このように各制御機能付きコネクタ装置にアドレスを設定する方法としては、各制御機能付きコネクタ装置に個別にアドレス設定機構を持たせる方法と、各制御機能付きコネクタ装置に内蔵されたROMに個々にアドレスを記憶させる方法とがある。
しかしながら、前者、即ち各制御機能付きコネクタ装置に個別に設定機構を持たせる方法では、各制御機能付きコネクタ装置の品番の増加を抑えるためは、同様の制御機能付きコネクタ装置を用いて、各制御機能付きコネクタ装置毎にアドレス設定を行う必要があり、このアドレスの設定に時間がかかるという問題がある。
また、複数の制御機能付きコネクタ装置をワイヤハーネスに組みつけた後に、支障無く通信を行えるか否かについて再度検査を行う必要がある。
また、後者、即ち各制御機能付きコネクタ装置に内蔵されたROMに個々にアドレスを記憶させる方法では、ROMにアドレスを記憶させた時点で、個々の制御機能付きコネクタ装置に品番が発生してしまう問題があるし、そもそも個々の制御機能付きコネクタ装置内のROMにアドレスを記憶させる作業に手間がかかるといった問題がある。
そして、前者及び後者の両方とも、制御機能付きコネクタ装置をワイヤハーネスに組みつける段階で、同一アドレスが重複したり、取り付け位置に正しいアドレスのコネクタが取り付けられていない、といったミスも発生しうる。
本発明は、上記のような設定の手間やミスをなくし、アドレスの違いによるコネクタの個別品番管理をなくすことを目的とする。
そこで、本発明の課題は、アドレス設定の労力を低減するとともにアドレスのミスを回避し、アドレスの違いによるコネクタの個別品番管理の手間を少なくすることが可能な制御機能付きコネクタ装置、アドレス設定方法及びアドレス設定装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車に搭載され、当該自動車内のマスタに接続される所定の配線と電子制御ユニットとに介在され、前記マスタ側及び前記電子制御ユニット側の2組の端子グループを持ち、内部に電子回路を有する制御機能付きコネクタ装置であって、不揮発性メモリと、前記マスタ側の端子グループからアドレスの情報及び当該アドレスの書き込みコマンドを受け入れる手段と、前記電子制御ユニット側の端子グループからの信号を受け入れる手段と、前記電子制御ユニット側の端子グループからの前記信号が特定の状態であり、且つ前記マスタ側の端子グループからの前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドを受け入れたときにのみ、前記アドレスを前記不揮発性メモリに書き込む手段とを備えるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御機能付きコネクタ装置であって、前記特定の状態が、前記不揮発性メモリにアドレスを書き込むために必要な書き込み電圧であり、当該書き込み電圧が、前記電子制御ユニットに対する通常の印加電圧より高く設定されたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の制御機能付きコネクタ装置にアドレスを設定する制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法であって、(a)マスタに接続するためのホスト接続コネクタが接続された所定の配線に、単数または複数の制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループが接続された状態で、所定のアドレス設定装置に設定されたホストコネクタ接続部に前記ホスト接続コネクタを接続するとともに、前記アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部に前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループを接続する第1の工程と、(b)前記アドレス設定装置から前記ホスト接続コネクタに対して、前記所定の配線を通じて前記制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループに前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドを送信するよう指示する第2の工程と、(c)前記第2の工程における前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドの送信についての指示と同期して、前記アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部から、前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループに、前記特定の状態の前記信号を出力する第3の工程とを備えるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法であって、前記第1の工程において、前記所定の配線に、複数の制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループが接続され、前記第3の工程において、前記アドレス設定装置が、前記第2の工程における前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドの送信についての指示と同期して、複数の前記制御機能付きコネクタ装置を一つずつ選択して、その選択された前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループのみに、前記特定の状態の前記信号を出力するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法であって、前記アドレス設定装置が、前記制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行う印字/刻印用アクチュエータが設けられ、前記第3の工程の前後または前記第3の工程と並行して、前記印字/刻印用アクチュエータによって前記制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行うものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の制御機能付きコネクタ装置にアドレスを設定するアドレス設定装置であって、マスタに接続するためのホスト接続コネクタが接続された所定の配線に、単数または複数の制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループが接続された状態で、前記ホスト接続コネクタを接続するホストコネクタ接続部と、前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループを接続する制御機能付きコネクタ接続部と、前記アドレス設定装置から前記ホスト接続コネクタに対して、前記所定の配線を通じて前記制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループに前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドを送信するよう指示するとともに、前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドの送信についての指示と同期して、前記アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部から、前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループに、前記特定の状態の前記信号を出力する制御部とを備えるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のアドレス設定装置であって、前記制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行う印字/刻印用アクチュエータをさらに備えるものである。
請求項1、請求項3及び請求項6に記載の発明においては、制御機能付きコネクタ装置が配線に組み付けられるまでは、同一の規格で設計されて同形状及び同色に形成され、品番を全て同一のものとして管理でき、アドレスの違いによるコネクタの個別品番管理を行う必要がない。そして、制御機能付きコネクタ装置を配線に組み付けた後に、その制御機能付きコネクタ装置をアドレス設定装置に接続していき、アドレス設定装置からホスト接続コネクタに対して配線を通じて制御機能付きコネクタ装置のマスタ側の端子グループにアドレスの情報及び書き込みコマンドを送信しながら、これに同期して、アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部から、制御機能付きコネクタ装置の電子制御ユニット側の端子グループに、特定の状態の信号を出力するだけで、制御機能付きコネクタ装置に対して自動的に適正なアドレス設定が行われる。したがって、工数が比較的少なくてすみ、またアドレスの重複が発生しない。特に請求項4のように、複数の制御機能付きコネクタ装置が配線に接続されている場合に、アドレス設定を効率的に行うことができ有効である。
請求項2に記載の発明においては、アドレス設定装置から制御機能付きコネクタ装置に与えられる信号の特定の状態が、不揮発性メモリにアドレスを書き込むために必要な書き込み電圧であり、当該書き込み電圧が、電子制御ユニットに対する通常の印加電圧より高く設定されているので、この書き込み電圧がアドレス設定装置から与えられない限り、制御機能付きコネクタ装置のアドレスが設定されることはない。したがって、例えば自動車に搭載した後などの運用中に、ホスト接続コネクタに接続されるマスタが暴走しても、制御機能付きコネクタ装置のアドレスが誤って書き変わるのを防止できる。
請求項5及び請求項7に記載の発明においては、制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定の前後またはこれと並行して、印字/刻印用アクチュエータによって制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行うことで、それまで個別に頻繁管理を行っていなくても、アドレスに対応した識別表示を各コネクタ装置に行うことができる。したがって、制御機能付きコネクタ装置をアドレス設定装置から抜き取って、これを電子制御ユニットに接続する際に、アドレスに対応した電子制御ユニットを容易に接続できる。
{第1実施形態}
<構成>
図1及び図2は本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11がワイヤーハーネス13a,13bに接続された状態を示すブロック図、図3はその制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の内部機能構成を示すブロック図である。
この制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11は、自動車に搭載される車載LANのノードとして使用されるもので、図1〜図3の如く、マスタ側Q1及びユニット側Q2の2組の端子グループを持ち、内部に電子回路31,33,35,37,39を有するものであって、この複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11がワイヤーハーネス13a,13bに接続されており、このワイヤーハーネス13a,13bが、例えば図1及び図2のように、幹線13aに対して支線13bが枝分かれして芋蔓状に配線されて構成されている。そして、第1〜第4の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7が幹線13aに順次接続されるとともに、第5及び第6の制御機能付きコネクタ装置9,11が支線13bに順次接続され、また幹線13aの端部がホスト接続コネクタ15に接続されている。ただし、このような芋蔓状のワイヤーハーネス13a,13bに限らず、どのようなトポロジーのワイヤーハーネスにも適用可能なものである。
ここで例示されたワイヤーハーネス13a,13bの幹線13a及び支線13bのそれぞれは、図3の如く、電源線21、グランド線(GND)23及び通信線(LAN)25の3本の電線が束ねられて形成されたものである(図1及び図2においては図示省略)。ただし、図示した電気配線の例のほか、光ファイバが含まれたものが使用されても差し支えない。尚、図3中の矢示Q1は制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のマスタ側、矢示Q2はユニット側の端子接続方向を示している。
第1〜第6の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11は、ワイヤーハーネス13a,13bに接続されるとともに、モータM等の負荷である各種の電子制御ユニットに接続されるもので、同一の規格で設計されて同形状及び同色に形成されている。したがって、品番は全て同一のものが使用され、これらの制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11がワイヤーハーネス13a,13bに組み付けられる以前は、一切の識別が必要ないものとして取り扱われる。
各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11は、モータM等の負荷である各種の電子制御ユニットとワイヤーハーネス13a,13bとの電源供給や信号についての接続を行うだけでなく、この制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11自体の内部に通信制御機能及び電源制御機能が有せしめられたものであって、図3の如く、幹線13aまたは支線13bの電源線21及びグランド線23に接続される電源部31と、幹線13aまたは支線13bの通信線25に接続されてデータ通信を司る通信部33と、モータM等の負荷である各種の電子制御ユニットのインターフェースとなる入出力部35と、通信部33での通信を行いながらその通信内容に応じて入出力部35を通じて各種の電子制御ユニットを制御する処理部37と、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11自身のアドレス(ノードアドレス)を記憶するための不揮発性メモリ39とが内蔵されている。
電源部31は、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11自身の内部動作のための電源であり、またこれに接続される電子制御ユニットの種類によっては、この電子制御ユニットへの電力供給を併せて司るものである。
通信部33は、ホスト接続コネクタ15に接続された中央制御ユニット(マスタ:図示省略)からのコマンドを受け付け、処理部37に通知する機能と、処理部37からの指令をホスト接続コネクタ15に接続された中央制御ユニットに通知する機能の他、当該各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に接続された電子制御ユニットのウェイクアップ状態またはスリープ状態の検出を行う機能等とが有せしめられている。
入出力部35は、電子制御ユニットに接続されるものであって、例えば図1及び図2のように、モータMに接続されるように最低2個の端子36a,36bが形成され、この2個の端子36a,36bの極性が変わることにより、モータMの正転/逆転が切り換えられて駆動が行われる。また、電子制御ユニットとしてモータMが使用される場合は、さらに回転位置検出などのためのセンサーが接続される端子36c(図3)も設けられる。尚、モータMを駆動するための端子36a,36bは、例えば図4に示すようなHブリッジ回路で構成され、通常は5V入力の端子となっている。このため、モータMが非駆動のときは、両端子36a,36bが共にハイインピーダンスとなって、この両端子36a,36bが同時にハイレベルとなることはないようになっている。そして、図2のようにモータMが非接続のときには、両端子36a,36bに後述の「書き込み電圧(例えば+12V)」を与えることで、不揮発性メモリ39にアドレスを書き込むための電圧が制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられることになる。
処理部37は、マイクロコンピュータチップまたはそれ以外のASIC等が使用されたもので、ホスト接続コネクタ15に接続された中央制御ユニット(マスタ:図示省略)からのコマンドに基づいて所定の演算処理を行う。
不揮発性メモリ39は、例えばEPROM等が使用され、上述のように各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11自身のアドレス(ノードアドレス)が格納されるとともに、処理部37がマイクロコンピュータチップである場合に、当該処理部37の動作手順が定義された処理プログラムの動作パラメータ等が予め格納されている。この不揮発性メモリ39は、端子36a,36bが通常は5V入力の端子であり、ここに+12Vの電圧が与えられない限り、データの書き込みを行わないようになっており、後述の+12Vの「書き込み電圧」が与えられたときにのみ、その書き込み電圧を利用してデータの記憶が行われるものである。
尚、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11は、上述のように同一の規格で同形状及び同色に形成されているため、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11同士を区別するために、ワイヤーハーネス13a,13bに接続されてアドレスが好き込まれた直後に始めて、後述の印字/刻印アクチュエータ55によって識別用のアドレス等の情報についての印字または刻印がなされる。
これに対して、ホスト接続コネクタ15は、自動車のインストゥルメントパネル等に設置される中央制御ユニット(マスタ:図示省略)に接続されるもので、第1〜第6の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11とは異なった形状に形成されている。そして、このホスト接続コネクタ15においても、図示省略しているが、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11と同様に、幹線13aの電源線21及びグランド線23に接続される電源部と、幹線13aの通信線25に接続されてデータ通信を司る通信部と、中央制御ユニット(図示省略)に接続される入出力部と、通信部での通信を制御する処理部と、この処理部での通信手順が定義された処理プログラムやホスト接続コネクタ15自身のアドレスを記憶するための不揮発性メモリとが内蔵されている。
そして、ホスト接続コネクタ15は、後述するアドレス設定装置41(図5及び図6参照)からの指令に基づいて、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に対し、アドレス(ノードアドレス)の情報及びそのアドレスを各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11内で書き込むための書き込みコマンドをワイヤーハーネス13a,13bを通じて与える機能を有する。尚、このホスト接続コネクタ15のアドレスは、初期的に予め不揮発性メモリ内に格納されていてもよいし、あるいは、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレス設定を行う前に、アドレス設定装置41から最初に書き込み電圧が与えられて、これに従って同じくアドレス設定装置41から与えられた所定のアドレスを不揮発性メモリ内に記憶するようにしてもよい。
ここで、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレスは、ワイヤーハーネス13a,13bに対する接続位置に応じて、次の表のように、それぞれA〜Fに設定される。
Figure 2005277913
また、ホスト接続コネクタ15に対しても、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11とは異なる所定のアドレスが設定される。
この場合において、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11及びホスト接続コネクタ15に正しいアドレスを設定するために、図5及び図6に示したアドレス設定装置41が用いられる。
このアドレス設定装置41は、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11及びホスト接続コネクタ15の内部の不揮発性メモリ39に個別のアドレスを書き込むための装置であり、芋蔓状のワイヤーハーネス13a,13bに接続された複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の入出力部35に接続するための制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fが形成されているとともに、ホスト接続コネクタ15の入出力部に接続するためのホストコネクタ接続部45が形成されている。
このアドレス設定装置41の内部構成を図6に示す。このアドレス設定装置41は、図6の如く、内部に通信バス47が形成され、この通信バス47に、マイクロコンピュータチップ(制御部:以下「マイコン」と略称する)49、ROM51、RAM53、印字/刻印アクチュエータ55、及び各接続部43a〜43f,45に接続される入出力部57が接続されている。
このうち、印字/刻印アクチュエータ55は、このアドレス設定装置41によって各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレスが書き込まれた直後に、油性のインク等を用いて、その制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の本体の側面等に識別用の印字または刻印を行うものであり、各制御機能付きコネクタ接続部43a〜43f毎に設けられて複数の印字/刻印アクチュエータ55が使用されても良いし、あるいは全ての制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に対して単一のみの印字/刻印アクチュエータ55を設けて、所定のレールの上を移動させるなどして各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に印字または刻印を行っても良い。
そして、アドレス設定装置41により各コネクタ装置1,3,5,7,9,11,15に書き込まれるアドレス(ノードアドレス)は、これらのコネクタ装置1,3,5,7,9,11,15の接続位置、即ち、コネクタ装置1,3,5,7,9,11,15が接続されるアドレス設定装置41の各コネクタ接続部43a〜43f,45によって決定づけられる。具体的には、各接続部43a〜43f,45に各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の入出力部35をそれぞれ個別に接続した状態で、アドレス設定装置41のマイコン49からの指令に基づいて、アドレス(ノードアドレス)の書き込みについて複数のコネクタ装置1,3,5,7,9,11,15のうちのひとつを選択するための例えば+12V等の所定の電圧(以下「書き込み電圧」と称する)を、各コネクタ接続部43a〜43f,45側から各コネクタ装置1,3,5,7,9,11,15の入出力部35へ順次に入力し、この書き込み電圧により、各コネクタ装置1,3,5,7,9,11,15内の処理部37が所定の動作手順でアドレス(ノードアドレス)を不揮発性メモリ39内に記憶する。
ただし、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に付与される個々のアドレス(ノードアドレス)の情報と、そのアドレスを個々に書き込むための書き込みコマンドとは、ホスト接続コネクタ15からワイヤーハーネス13a,13bを通じて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられる。この場合、ホスト接続コネクタ15からワイヤーハーネス13a,13bを通じて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられるアドレスの情報は、全ての制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられるが、その時点で、アドレス設定装置41のコネクタ接続部43a〜43f,45側から各コネクタ装置1,3,5,7,9,11,15の入出力部35へ書き込み電圧が与えられたひとつの制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のみが、ホスト接続コネクタ15から与えられた書き込みコマンドに従って、アドレス(ノードアドレス)を不揮発性メモリ39内に記憶することになる。
このように、アドレス設定装置41から書き込み電圧を個別に与えて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11がアドレス(ノードアドレス)を記憶するのは、アドレス(ノードアドレス)が書き込まれる以前は制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11にアドレス(ノードアドレス)が付与されていないことから、ホスト接続コネクタ15から書き込みコマンドを与えても、どの制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11にアドレスを書き込んでよいのか識別できないからである。
そして、ホスト接続コネクタ15からの書き込みコマンドとアドレスの情報がワイヤーハーネス13a,13bを通じて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に送信されるタイミングは、アドレス設定装置41からの指令によって規定される。即ち、図6において、アドレス設定装置41のマイコン49は、ホストコネクタ接続部45を通じてホスト接続コネクタ15に対し、アドレスの書き込みコマンドとアドレスの情報とを順次送信する旨を指示し、これとほぼ同時のタイミングで、各制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fを通じて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11を一つずつ順次選択して書き込み電圧を印加する。これにより、ワイヤーハーネス13a,13bを通じて書き込みコマンド及びアドレスの情報が次々と全制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられるタイミングと、アドレス設定装置41から各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に選択的に書き込み電圧が順次与えられるタイミングとが同期し、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の不揮発性メモリ39内に個別にアドレス(ノードアドレス)が付与されることになる。
ここで、図5及び図6において、第1の制御機能付きコネクタ接続部43aに接続された制御機能付きコネクタ装置1には、ホスト接続コネクタ15からアドレス「A」が送信されるタイミングでアドレス設定装置41側から書き込み電圧が印加され、第2の制御機能付きコネクタ接続部43bに接続された制御機能付きコネクタ装置3には、ホスト接続コネクタ15からアドレス「B」が送信されるタイミングでアドレス設定装置41側から書き込み電圧が印加され、第3の制御機能付きコネクタ接続部43cに接続された制御機能付きコネクタ装置5には、ホスト接続コネクタ15からアドレス「C」が送信されるタイミングでアドレス設定装置41側から書き込み電圧が印加され、第4の制御機能付きコネクタ接続部43dに接続された制御機能付きコネクタ装置7には、ホスト接続コネクタ15からアドレス「D」が送信されるタイミングでアドレス設定装置41側から書き込み電圧が印加され、第5の制御機能付きコネクタ接続部43eに接続された制御機能付きコネクタ装置9には、ホスト接続コネクタ15からアドレス「E」が送信されるタイミングでアドレス設定装置41側から書き込み電圧が印加され、第6の制御機能付きコネクタ接続部43f接続された制御機能付きコネクタ装置11には、ホスト接続コネクタ15からアドレス「F」が送信されるタイミングでアドレス設定装置41側から書き込み電圧が印加される。
尚、アドレス設定装置41から各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に書き込み電圧が与えられる際に使用される制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の入出力部35のピンは、通常の電子制御ユニットに接続されるピンが代用される。これにより、アドレス設定装置41から書き込み電圧を与えるための専用のピンを設ける必要が無くなり、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の構造を複雑化するのを防止できる。
そして、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の処理部37においては、入出力部35の所定のピンに書き込み電圧が与えられたときに、これとほぼ同時にワイヤーハーネス13a,13bから書き込みコマンドとアドレスの情報とが与えられ、その時点で、ワイヤーハーネス13a,13bから与えられたアドレスを不揮発性メモリ39に記憶するようになっている。
尚、図6中の符号59はアドレス設定装置41の電源回路、符号61はアドレス設定装置41の各コネクタ装置1,3,5,7,9,11,15に対するアドレス設定等を開始操作するためのスタートボタン、符号63はアドレス設定等が実行中である旨を点灯表示するためのLED等のインジケータをそれぞれ示している。
<動作>
上記構成の制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法を説明する。まず、品番が全て同一で、同一の規格で設計されて同形状及び同色に形成された複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11とホスト接続コネクタ15を、図2に示したように、ワイヤーハーネス13a,13bに組み付ける。
かかる状態で、図5の如く、ホスト接続コネクタ15をアドレス設定装置41のホストコネクタ接続部45に接続するとともに、複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11を、アドレス設定装置41の制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fに順次接続する。この際、作業者は、ワイヤーハーネス13a,13bのトポロジを確認しながら、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11を予め決められた制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fに間違いの無いように接続する。
そして、作業者は、図6に示したスタートボタン61を操作して、アドレス設定装置41を始動させる。
アドレス設定装置41においては、マイコン49からの信号が入出力部57及びホストコネクタ接続部45を通じてホスト接続コネクタ15に与えられ、ホスト接続コネクタ15から書き込みコマンド及び表1に示したアドレスの情報(「A」「B」…)が、順次ワイヤーハーネス13a,13bを通じて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられる。
この場合、ホスト接続コネクタ15からワイヤーハーネス13a,13bを通じて各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に順次与えられるアドレスの情報は、それぞれ全ての制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に与えられる。
そして、上記アドレスの情報が順次与えれる毎に、アドレス設定装置41のコネクタ接続部43a〜43f,45側から、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のひとつを順次選択し、その入出力部35に書き込み電圧を与える。そうすると、その書き込み電圧が与えられたひとつの制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のみが、ホスト接続コネクタ15から与えられた書き込みコマンドに従って、ワイヤーハーネス13a,13bを通じて与えられたアドレス(ノードアドレス)を対応する不揮発性メモリ39内に順次記憶する。
したがって、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11にアドレス(ノードアドレス)が付与されていない状態で、ホスト接続コネクタ15から書き込みコマンドを順次与えて、効率よく各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレス設定を行うことができる。
その直後に、印字/刻印アクチュエータ55により、油性のインク等を用いて、その制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の本体の側面等に識別用の印字または刻印を行う。
以上のように、この制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11は、ワイヤーハーネス13a,13bに組み付けられるまでは、同一の規格で設計されて同形状及び同色に形成されているので、品番を全て同一のものとして管理でき、アドレスの違いによるコネクタの個別品番管理を行う必要がない。
そして、ワイヤーハーネス13a,13bに組み付けた後に、そのワイヤーハーネス13a,13bのトポロジーを確認しながら各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11をアドレス設定装置41に接続していくだけで、あとはほぼ自動的に適正なアドレス設定が行われるので、工数が比較的少なくてすみ、またアドレスの重複が発生せず、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の取り付け位置のミスを低減できる。
また、ワイヤーハーネス13a,13bを通じてアドレスの書き込みコマンドとアドレスの情報とを入力するため、このアドレスの書き込み時に、ワイヤーハーネス13a,13bと各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11との導通チェックを兼ねることができるので便利である。
さらに、アドレス設定装置41との接続位置によって個々の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレス設定を行うことができるので、ワイヤーハーネス13a,13bの分岐の有無に拘わらず、一意のアドレスを個々に設定することができる。
また、ワイヤーハーネス13a,13bに接続された各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11は、その本体の側面等に、アドレス設定装置41の印字/刻印アクチュエータ55によって識別用の印字または刻印が行われるので、書き込まれたアドレスに対応する各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の識別情報を、後に目視で確認できる。したがって、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11をアドレス設定装置41から取り外して、実際に自動車に搭載して各電子制御ユニットに接続する際に、識別情報を見ながら間違いのない接続作業を容易に行うことができる。
さらに、アドレス設定装置41から各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に書き込み電圧が与えられるのに際して、専用のピンを設けるのではなく、通常の電子制御ユニットに接続されるピンが代用されるので、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の構造を複雑化するのを防止できる。
また、アドレス設定装置41から、通常の電子制御ユニットとの間で入出力される5Vよりも大きな+12Vの書き込み電圧が与えられない限り、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレスが不揮発性メモリ39に書き込まれることがないので、例えば自動車に搭載した後などの運用中に、ホスト接続コネクタ15に接続される中央制御ユニット(マスタ)が暴走しても、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレスが誤って書き変わるのを防止できる。
以上のことから、この実施形態によると、結果として実装密度の向上、実装部品点数の低減、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
尚、ワイヤーハーネス13a,13bに接続されている制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の個数と、アドレス設定装置41の複数の制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fの個数は一致している必要はなく、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11の個数が、アドレス設定装置41の複数の制御機能付きコネクタ接続部43a〜43f以下であればよい。この場合、アドレス設定装置41の複数の制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fのうち、最も早く書き込み電圧が入力される第1の制御機能付きコネクタ接続部43aから順に、複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11を順次接続すればよい。
また、上記実施形態では、ワイヤーハーネス13a,13bに複数の制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11が接続された状態で、この各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレスを順次書き込む例について説明したが、単一の制御機能付きコネクタ装置1のみがワイヤーハーネス13a,13bに接続された状態で、この単一の制御機能付きコネクタ装置1に対し、同じアドレス設定装置41を用いてアドレスを設定してもよい。この場合は、アドレス設定装置41の複数の制御機能付きコネクタ接続部43a〜43fのうち、最も早く書き込み電圧が入力される第1の制御機能付きコネクタ接続部43aに単一の制御機能付きコネクタ装置1を接続すればよい。
さらに、上記実施形態では、制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11が接続される配線として、ワイヤーハーネス13a,13bを例に挙げて説明したが、電線や光ファイバなど、どのような配線材が適用されても差し支えない。
さらにまた、上記実施形態では、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレス設定が行われた直後に、印字/刻印アクチュエータ55により識別用の印字または刻印が行われていたが、各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11のアドレス設定が行われる直前や、あるいはそのアドレス設定動作に並行して、印字/刻印アクチュエータ55により識別用の印字または刻印が行われてもよい。いずれにしても、アドレス設定に対応する識別のための情報が、確実に各制御機能付きコネクタ装置1,3,5,7,9,11に印字/刻印される点で変わりないものである。
また、上記実施形態では、ホスト接続コネクタ15にアドレスが付与される例を挙げて説明したが、ホスト接続コネクタ15自身はアドレスを持たず、これに接続されるマスタにアドレスを持たせるだけでも良い。
本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置がワイヤーハーネスに接続された状態を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置がワイヤーハーネスに接続された状態を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置の入出力部を示す回路図である。 本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置がアドレス設定装置に接続された状態を示す模式図である。 本発明の一の実施形態に係る制御機能付きコネクタ装置が接続されるアドレス設定装置を示すブロック図である。
符号の説明
1,3,5,7,9,11 制御機能付きコネクタ装置
13a 幹線
13b 支線
15 ホスト接続コネクタ
21 電源線
23 グランド線
25 通信線
31 電源部
33 通信部
35 入出力部
36a,36b,36c 端子
37 処理部
39 不揮発性メモリ
41 アドレス設定装置
43a〜43f 制御機能付きコネクタ接続部
45 ホストコネクタ接続部
47 通信バス
49 マイコン
55 印字/刻印アクチュエータ
57 入出力部
61 スタートボタン
63 インジケータ

Claims (7)

  1. 自動車に搭載され、当該自動車内のマスタに接続される所定の配線と電子制御ユニットとに介在され、前記マスタ側及び前記電子制御ユニット側の2組の端子グループを持ち、内部に電子回路を有する制御機能付きコネクタ装置であって、
    不揮発性メモリと、
    前記マスタ側の端子グループからアドレスの情報及び当該アドレスの書き込みコマンドを受け入れる手段と、
    前記電子制御ユニット側の端子グループからの信号を受け入れる手段と、
    前記電子制御ユニット側の端子グループからの前記信号が特定の状態であり、且つ前記マスタ側の端子グループからの前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドを受け入れたときにのみ、前記アドレスを前記不揮発性メモリに書き込む手段と
    を備える制御機能付きコネクタ装置。
  2. 請求項1に記載の制御機能付きコネクタ装置であって、
    前記特定の状態が、前記不揮発性メモリにアドレスを書き込むために必要な書き込み電圧であり、当該書き込み電圧が、前記電子制御ユニットに対する通常の印加電圧より高く設定されたことを特徴とする制御機能付きコネクタ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の制御機能付きコネクタ装置にアドレスを設定する制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法であって、
    (a)マスタに接続するためのホスト接続コネクタが接続された所定の配線に、単数または複数の制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループが接続された状態で、所定のアドレス設定装置に設定されたホストコネクタ接続部に前記ホスト接続コネクタを接続するとともに、前記アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部に前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループを接続する第1の工程と、
    (b)前記アドレス設定装置から前記ホスト接続コネクタに対して、前記所定の配線を通じて前記制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループに前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドを送信するよう指示する第2の工程と、
    (c)前記第2の工程における前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドの送信についての指示と同期して、前記アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部から、前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループに、前記特定の状態の前記信号を出力する第3の工程と
    を備える制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法。
  4. 請求項3に記載の制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法であって、
    前記第1の工程において、前記所定の配線に、複数の制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループが接続され、
    前記第3の工程において、前記アドレス設定装置が、前記第2の工程における前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドの送信についての指示と同期して、複数の前記制御機能付きコネクタ装置を一つずつ選択して、その選択された前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループのみに、前記特定の状態の前記信号を出力することを特徴とする制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法。
  5. 請求項3または請求項4に記載の制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法であって、
    前記アドレス設定装置が、前記制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行う印字/刻印用アクチュエータが設けられ、
    前記第3の工程の前後または前記第3の工程と並行して、前記印字/刻印用アクチュエータによって前記制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行うことを特徴とする制御機能付きコネクタ装置のアドレス設定方法。
  6. 請求項1または請求項2に記載の制御機能付きコネクタ装置にアドレスを設定するアドレス設定装置であって、
    マスタに接続するためのホスト接続コネクタが接続された所定の配線に、単数または複数の制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループが接続された状態で、前記ホスト接続コネクタを接続するホストコネクタ接続部と、
    前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループを接続する制御機能付きコネクタ接続部と、
    前記アドレス設定装置から前記ホスト接続コネクタに対して、前記所定の配線を通じて前記制御機能付きコネクタ装置の前記マスタ側の端子グループに前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドを送信するよう指示するとともに、前記アドレスの情報及び前記書き込みコマンドの送信についての指示と同期して、前記アドレス設定装置に設定された制御機能付きコネクタ接続部から、前記制御機能付きコネクタ装置の前記電子制御ユニット側の端子グループに、前記特定の状態の前記信号を出力する制御部と
    を備えるアドレス設定装置。
  7. 請求項6に記載のアドレス設定装置であって、
    前記制御機能付きコネクタ装置の本体に識別用の情報の印字または刻印を行う印字/刻印用アクチュエータをさらに備えるアドレス設定装置。
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