JP3685341B2 - 電子機器のデータ書き換え装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、電子機器のデータ書き換え装置に関し、特に例えば車両用電子コントロールユニット(以下、ECUと称する)内に含まれるEEPROMのデータ内容を外部より書き換える場合に用いて好適な電子機器のデータ書き換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、車両用ECUに内蔵されたEEPROMのデータ内容を診断装置を用いて書き換える従来のデータ書き換え装置を示すブロック図である。
図において、10は車両用ECUである。このECU10は、エンジン制御などを行うCPU11と、このCPU11用の電気的に書き込み消去が可能な不揮発性ROMであるいわゆるEEPROM12と、後述する診断装置とシリアル通信を行うためのインタフェース部13とで構成される。
【0003】
20は診断装置であって、この診断装置20は、診断装置用CPU21と、ECU10のEEPROM12のデータ内容を書き換える際にEEPROM12のデータ書き換え電圧供給端子Vppに供給するデータ書き換え電圧を発生するデータ書き換え電圧発生器22と、ECU10とシリアル通信を行うためのインタフェース部23とで構成される。
31は、ECU10のインタフェース部13と診断装置20のインタフェース部23との間を接続するシリアル通信伝送ライン、32は診断装置20の電圧発生器22からのデータ書き換え電圧をEEPROM12のデータ書き換え電圧供給端子Vppに供給するための書き換え電圧伝送ラインである。
【0004】
次に動作について説明する。
ECU10のEEPROM12のデータ内容を書き換えるときは、図8Bに示すように書き換え電圧伝送ライン32の電圧が0Vから能動状態になるように5Vに上昇された後、データ書き換え電圧としての12Vに設定される。この12Vの電圧は診断装置20内のデータ書き換え電圧発生器22より出力され、書き換え電圧伝送ライン32を介してEEPROM12のデータ書き換え電圧供給端子Vppに供給される。
【0005】
次に、図8Aに示すようにEEPROM12にデータ書き換え電圧が供給されて所定時間T1後からT0時間内に、診断装置20のCPU21からインタフェース部23、伝送ライン31、インタフェース部13およびECU10のCPU11を介してEEPROM12に書き換えデータ(図示の例では“2”が10の位、“3”が1の位で両者を組み合わせた“23”によって例えば点火コイルが断線していることを表す)が伝送され、EEPROM12のデータ内容の書き換えが行われる。
【0006】
その後、T2時間後に書き換え電圧伝送ライン32の電圧は5Vに戻され、その後に5V電圧もオフとされて書き換えが完了する。
なお、T0はデータ送信時間である。また、12Vの書き換え電圧発生時間をTvppとするとき、Tvpp≧(T1+T0+T2)の関係を満たしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子機器のデータ書き換え装置は以上のように構成されているので、EEPROM12のデータ内容を書き換えるためには書き換えデータを送信するためのシリアル通信伝送ライン31の他にデータ書き換え電圧を送信するためのデータ書き換え電圧伝送ライン32を別個に設ける必要があり、ECUが増加するのに比例して配線数やコネクタピン数が大幅に増加する等の問題点があった。
【0008】
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ECU等の電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減し得る電子機器のデータ書き換え装置を得ることを目的となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る電子機器のデータ書き換え装置は、データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に単一のシリアル通信伝送ラインが配設され、データ書き換え制御部より電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、電子制御部は書き換えデータを一時的に記憶する一時記憶手段を有し、データ書き換え時には、データ書き換え制御部より書き換えデータを単一のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部の一時記憶手段に伝送して記憶させた後、データ書き換え制御部よりデータ書き換え電圧を単一のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部のデータ記憶手段に伝送すると共に、一時記憶手段より書き換えデータを読み出してデータ記憶手段に伝送してデータの書き換えを行うものである。
【0010】
請求項2の発明に係る電子機器のデータ書き換え装置は、データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に単一のシリアル通信伝送ラインが配設され、データ書き換え制御部より電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、電子制御部はデータ書き換え電圧に書き換えデータの変調信号を重畳した重畳信号からデータ書き換え電圧および書き換えデータを分離して得る信号分離手段を有し、データ書き換え時には、データ書き換え制御部より重畳信号を単一のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部の信号分離手段に伝送し、この信号分離手段よりデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータの書き換えを行い、変調信号として書き換えデータをパルス数、電圧レベル、パルス幅、周波数等で変調した変調信号を使用するものである。
【0012】
請求項3の発明に係る電子機器のデータ書き換え装置は、データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に第1および第2のシリアル通信伝送ラインが配設されて全二重通信が行われると共に、データ書き換え制御部より電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、データ書き換え時には、第1のシリアル通信伝送ラインを使用する半二重通信方式に切り換えると共に、第2のシリアル通信伝送ラインをデータ書き換え電圧伝送ラインとし、データ書き換え制御部は、データ書き換え電圧を第2のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部のデータ記憶手段に伝送すると共に、書き換えデータを第1のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部のデータ記憶手段に伝送してデータの書き換えを行うものである。
【0013】
【作用】
請求項1の発明においては、単一のシリアル通信伝送ラインを使用してデータ書き換え電圧をデータ記憶手段に伝送してデータ内容の書き換えを行うため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減することが可能となり、また、外来ノイズ等が伝送ラインに重畳される率を低減することが可能となる。
【0014】
請求項2の発明においては、単一のシリアル通信伝送ラインを使用してデータ書き換え電圧をデータ記憶部に伝送してデータ内容の書き換えを行うため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減することが可能となり、また、外来ノイズ等が伝送ラインに重畳される率を低減することが可能となる。
また、書き換えデータをパルス数、電圧レベル、パルス幅、周波数等で変調した変調信号を使用するものであり、電子制御部の信号分離手段では変調信号よりデータ書き換え電圧および書き換えデータを容易に分離することが可能となる。
【0016】
請求項3の発明においては、全二重通信を行うための一方のシリアル通信伝送ラインを介してデータ書き換え電圧を伝送するため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減することが可能となり、また、外来ノイズ等が伝送ラインに重畳される率を低減することが可能となる。
【0017】
【実施例】
以下、この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の一実施例を、車両に搭載されているECUに適用した場合を例に取り、図を参照しながら説明する。
実施例1.
図1はこの発明の実施例1を示すブロック図である。図において、図7と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例は、電子制御部としての車両用ECU10Aとデータ書き換え制御部としての診断装置20とが1本のシリアル通信伝送ライン31で接続される半二重通信方式の例である。この半二重通信方式は両方向通信方式の一種で、送信と受信を交互に切り換えて相互の通信を行う単信方式である。
【0018】
診断装置20のデータ書き換え電圧発生器22で発生されるデータ書き換え電圧(例えば12V)を伝送ライン31を介してECU10Aのインタフェース部13Aに伝送する。
また、インタフェース部13Aに伝送されてきたデータ書き換え電圧を信号分離手段としての信号分離回路14でもって分離してデータ記憶手段としてのEEPROM12の端子Vppに供給する。
また、ECU10Aには一時記憶手段としてのRAM15を設ける。
本実施例は以上のように構成し、その他は図7の例と同様に構成する。
【0019】
次に動作について説明する。
ECU10AのEEPROM12のデータ内容を書き換えるときは、図2に示すように、T0の時間内に、診断装置20のCPU21からインタフェース部23、シリアル通信伝送ライン31、インタフェース部13AおよびECU用CPU11を介してRAM15に書き換えデータ(図示の例では“23”)が伝送されて一時的に蓄えられる。
そして、T2時間後に、診断装置20のCPU21は電圧発生器22よりデータ書き換え電圧(本例では12V)を出力させる。このデータ書き換え電圧はシリアル通信伝送ライン31を介してECU10Aのインタフェース部13Aに伝送される。
【0020】
インタフェース部13Aに供給されるデータ書き換え電圧は信号分離回路14で書き換えデータから分離された後にEEPROM12の端子Vppに供給される。
電圧発生器22よりデータ書き換え電圧が出力されている時間Tvpp内に、ECU10AのCPU11はRAM15より書き換えデータを読み出してEEPROM12に伝送する。これにより、EEPROM12のデータ内容の書き換えが行われる。
以上の伝送手順を繰り返すことで、EEPROM12のデータ内容の全てを書き換えることができる。
【0021】
このように本実施例においては、シリアル通信伝送ライン31を使用してデータ書き換え電圧を診断装置20のCPU21からECU10AのEEPROM12の端子Vppに伝送してデータ内容の書き換えを行うため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の書き換え電圧伝送ライン32が不要となることから伝送ライン数を少なくでき、ECUの増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減することができる。
また、伝送ラインが少なくなるのでそれだけ外来ノイズ等が重畳される率が低減される。
【0022】
実施例2.
図3はこの発明の実施例2を示すブロック図である。
図において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本実施例も、電子制御部としてのECU10Bと診断装置20とが1本のシリアル通信伝送ライン31で接続される半二重通信方式の例である。
【0023】
本実施例において、一端が診断装置20のインタフェース部23に接続されたシリアル通信伝送ライン31の他端をECU10Bの信号分離手段としての信号分離回路16に接続する。信号分離回路16はバイアス電圧に書き換えデータの変調信号が重畳されてなる信号よりバイアス電圧と書き換えデータとを分離して得るためのものである。
信号分離回路16で分離して得られる書き換えデータをインタフェース部13を介してCPU11に供給し、同様に信号分離回路16で分離して得られるバイアス電圧をEEPROM12の端子Vppに供給する。
本実施例は以上のように構成し、その他は図1の例と同様に構成する。
【0024】
次に動作について説明する。
ECU10BのEEPROM12のデータ内容を書き換えるときは、診断装置20のCPU21は電圧発生器22を制御し、この電圧発生器22より出力される電圧を能動状態(5V)からデータ書き換え電圧(12V)に上昇させる。
そして、図4に示すようにT1時間後から始まるデータ送信時間T0内に診断装置20のCPU21より出力される書き換えデータ(図示の例では“23”)がインタフェース部23および伝送ライン31を介してECU10Bの信号分離回路16に伝送される。この場合、図示のように電圧Va,Vbで変調されたパルス信号が書き換えデータとしてデータ書き換え電圧である12Vに重畳され、これにより書き換えデータはデータ書き換え電圧と同時にシリアル通信伝送ライン31を使用して伝送される。
【0025】
ECU10Bの信号分離回路16では書き換えデータよりバイアス電圧としてのデータ書き換え電圧が分離され、このデータ書き換え電圧はEEPROM12の端子Vppに供給される。その後に、信号分離回路16では電圧Va,Vbで変調されたパルス信号が分離されて書き換えデータとして得られ、この書き換えデータはインタフェース部13に供給され、さらにCPU11を介してEEPROM12に伝送される。これにより、EEPROM12のデータ内容の書き換えが行われる。
以上の伝送手順を繰り返すことで、EEPROM12のデータ内容の全てを書き換えることができる。
【0026】
このように本実施例においては、シリアル通信伝送ライン31を使用してデータ書き換え電圧を診断装置20のCPU21からECU10BのEEPROM12の端子Vppに伝送してデータ内容の書き換えを行うため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、ECUの増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減することができる。
また、伝送ラインが少なくなるのでそれだけ外来ノイズ等が重畳される率が低減される。
【0027】
実施例3.
なお、上記実施例2では、パルス数によって変調されたデータをデータ書き換え電圧に重畳して伝送するものであるが、書き換えデータを直流電圧レベル、パルス幅、周波数等で変調してデータ書き換え電圧に重畳して伝送するようにしてもよい。
図5は、書き換えデータを直流電圧レベルで変調した場合の信号例を示している。
かくして、本実施例でも上記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0028】
実施例4.
また、上記実施例では、1本のシリアル通信伝送ライン31でもってECU10Aまたは10Bと診断装置20が半二重通信方式で通信する例を示したが、図6に示すように全二重通信方式(両方向通信方式の一種で、同時送受信によって相互の通信を行う複信方式)で通信を行うものでは、シリアル通信伝送ラインの一方の伝送ライン31aをEEPROM12のデータ書き換え時にはデータ書き換え制御部としての診断装置20Aの通信方式切換器24により半二重通信に切り換えると共に、他方の伝送ライン31bをデータ書き換え電圧を送信するための伝送ラインとして使用してもよい。
【0029】
そして、この場合も、上述と同様に伝送ライン31bを介してインタフェース部13に供給されるデータ書き換え電圧は次段の信号分離手段としての信号分離回路17で伝送ライン31aからの書き換えデータより分離された後にEEPROM12の端子Vppに供給され、EEPROM12のデータ内容の書き換えが行われる。
このようにして本実施例でも、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、ECUの増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減することができる。また、伝送ラインが少なくなるのでそれだけ外来ノイズ等が重畳される率が低減される。
【0030】
実施例5.
また、上記実施例では、1個の書き換えデータを伝送する場合を示したが、電圧発生器22よりデータ書き換え電圧が出力されている時間Tvpp内に複数個の書き換えデータを送ることも可能である。この場合、nを書き換えデータの個数とすると、Tvpp≧(T1+T0+T2)×nを満足すれば、一層高効率のデータ書き換えを行うことができる。
【0031】
実施例6.
また、上記実施例では、この発明を車両用ECUに適用した場合について説明したが、これに限定されることなく、その他の用途、例えば航空機や船舶用のECUにも同様に適用でき、同様の効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に単一のシリアル通信伝送ラインが配設され、データ書き換え制御部より電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、電子制御部は書き換えデータを一時的に記憶する一時記憶手段を有し、データ書き換え時には、データ書き換え制御部より書き換えデータを単一のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部の一時記憶手段に伝送して記憶させた後、データ書き換え制御部よりデータ書き換え電圧を単一のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部のデータ記憶手段に伝送すると共に、一時記憶手段より書き換えデータを読み出してデータ記憶手段に伝送してデータの書き換えを行うものであり、単一のシリアル通信伝送ラインを使用してデータ書き換え電圧をデータ記憶部に伝送してデータ内容の書き換えを行うため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることからデータ伝送ライン数を少なくでき、以て、電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減でき、構成の簡略化、低廉化等を図ることが可能となり、しかも、伝送ラインが少なくなるのでそれだけ外来ノイズが重畳される率が低減され、精度の高いデータの書き換えが可能になる等の効果がある。
【0033】
請求項2の発明によれば、データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に単一のシリアル通信伝送ラインが配設され、データ書き換え制御部より電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、電子制御部はデータ書き換え電圧に書き換えデータの変調信号を重畳した重畳信号からデータ書き換え電圧および書き換えデータを分離して得る信号分離手段を有し、データ書き換え時には、データ書き換え制御部より重畳信号を単一のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部の信号分離手段に伝送し、この信号分離手段よりデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータの書き換えを行うものであり、単一のシリアル通信伝送ラインを使用してデータ書き換え電圧をデータ記憶部に伝送してデータ内容の書き換えを行うため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、以て、電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減でき、構成の簡略化、低廉化等を図ることが可能となり、しかも、伝送ラインが少なくなるのでそれだけ外来ノイズが重畳される率が低減され、精度の高いデータの書き換えが可能になる等の効果がある。
また、変調信号として書き換えデータをパルス数、電圧レベル、パルス幅、周波数等で変調したものを使用するので、請求項2の発明の効果に加えて、さらに、電子制御部の信号分離手段では変調信号より書き換えデータおよびデータ書き換え電圧を容易に分離でき、データ書き換えの迅速化に寄与できる等の効果がある。
【0035】
請求項3の発明によれば、データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に第1および第2のシリアル通信伝送ラインが配設されて全二重通信が行われると共に、データ書き換え制御部より電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送してデータ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、データ書き換え時には、第1のシリアル通信伝送ラインを使用する半二重通信方式に切り換えると共に、第2のシリアル通信伝送ラインをデータ書き換え電圧伝送ラインとし、データ書き換え制御部は、データ書き換え電圧を第2のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部のデータ記憶手段に伝送すると共に、書き換えデータを第1のシリアル通信伝送ラインを介して電子制御部のデータ記憶手段に伝送してデータの書き換えを行うものであり、全二重通信を行うための一方のシリアル通信伝送ラインを介してデータ書き換え電圧を伝送するため、データ書き換え電圧を伝送するための専用の伝送ラインが不要となることから伝送ライン数を少なくでき、以て、電子制御部の増加時に配線数やコネクタピン数の増加を軽減でき、構成の簡略化、低廉化等を図ることが可能となり、しかも、伝送ラインが少なくなるのでそれだけ外来ノイズが重畳される率が低減され、精度の高いデータの書き換えが可能になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の実施例1を示す構成図である。
【図2】 この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の実施例1におけるデータ書き換え電圧および書き換えデータの伝送を説明するための図である。
【図3】 この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の実施例2を示す構成図である。
【図4】 この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の実施例2におけるデータ書き換え電圧および書き換えデータの伝送を説明するための図である。
【図5】 この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の実施例3における変調信号の他の例を示す図である。
【図6】 この発明に係る電子機器のデータ書き換え装置の実施例4を示す構成図である。
【図7】 従来の電子機器のデータ書き換え装置の一例を示す構成図である。
【図8】 従来例におけるデータ書き換え電圧および書き換えデータの伝送を説明するための図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C 車両用電子コントロールユニット(ECU)、11 ECU用のCPU、12 EEPROM、13 インタフェース部、14,16 信号分離回路、15 RAM、20,20A 診断装置、21 診断装置用のCPU、22 データ書き換え電圧発生器、23 インタフェース部、31,31a,31b シリアル通信伝送ライン、32 データ書き換え電圧伝送ライン。

Claims (3)

  1. データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に単一のシリアル通信伝送ラインが配設され、上記データ書き換え制御部より上記電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送して上記データ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、
    上記電子制御部は上記書き換えデータを一時的に記憶する一時記憶手段を有し、
    データ書き換え時には、上記データ書き換え制御部より上記書き換えデータを上記シリアル通信伝送ラインを介して上記電子制御部の一時記憶手段に伝送して記憶させた後、上記データ書き換え制御部より上記データ書き換え電圧を上記シリアル通信伝送ラインを介して上記電子制御部のデータ記憶手段に伝送すると共に、上記一時記憶手段より上記書き換えデータを読み出して上記データ記憶手段に伝送してデータの書き換えを行うことを特徴とする電子機器のデータ書き換え装置。
  2. データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に単一のシリアル通信伝送ラインが配設され、上記データ書き換え制御部より上記電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送して上記データ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、
    上記電子制御部は上記データ書き換え電圧に上記書き換えデータの変調信号を重畳した重畳信号から上記データ書き換え電圧および上記書き換えデータを分離して得る信号分離手段を有し、
    データ書き換え時には、上記データ書き換え制御部より上記重畳信号を上記シリアル通信伝送ラインを介して上記電子制御部の上記信号分離手段に伝送し、この信号分離手段より上記データ記憶手段に上記データ書き換え電圧および上記書き換えデータを伝送してデータの書き換えを行い、
    上記変調信号は、上記書き換えデータをパルス数、電圧レベル、パルス幅、周波数等で変調したものであることを特徴とする電子機器のデータ書き換え装置。
  3. データ記憶手段を有する電子制御部とデータ書き換え制御部との間に第1および第2のシリアル通信伝送ラインが配設されて全二重通信が行われると共に、上記データ書き換え制御部より上記電子制御部のデータ記憶手段にデータ書き換え電圧および書き換えデータを伝送して上記データ記憶手段に記憶されるデータの内容を書き換える電子機器のデータ書き換え装置であって、
    データ書き換え時には、上記第1のシリアル通信伝送ラインを使用する半二重通信方式に切り換えると共に、上記第2のシリアル通信伝送ラインをデータ書き換え電圧伝送ラインとし、
    上記データ書き換え制御部は、上記データ書き換え電圧を上記第2のシリアル通信伝送ラインを介して上記電子制御部のデータ記憶手段に伝送すると共に、上記書き換えデータを上記第1のシリアル通信伝送ラインを介して上記電子制御部のデータ記憶手段に伝送してデータの書き換えを行うことを特徴とする電子機器のデータ書き換え装置。
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