JP2006109164A - アクチュエータ制御システム及びアドレス設定方法 - Google Patents

アクチュエータ制御システム及びアドレス設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 アクチュエータの大型化や取付作業の煩雑化、及びアドレスの誤設定を招くことなく、複数領域に配設される複数種類のアクチュエータを単純に管理することのできるアクチュエータ制御システムを提供すること。
【解決手段】 アクチュエータ制御システム1は、車両の各ドア2に設けられた複数種類のアクチュエータ3を備え、各アクチュエータ3には、予めその種類毎に種別IDが設定される。また、各ドア2には信号出力装置21が設けられ、該信号出力装置21は、各アクチュエータ3に対し、各ドア2に対応するドアID24を示すアドレス設定信号Sを出力する。そして、各アクチュエータ3は、アドレス設定信号Sに示されるドアID24及び種別IDに基づいて、当該アクチュエータ3の個別のアドレス9を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アクチュエータ制御システム及びアドレス設定方法に関するものである。
従来、車両においては、可動部の電動化及びその電子制御化が多岐にわたって進められており、その駆動源であるアクチュエータもまた増加の一途を辿っている。そのため、近年では、こうした背景に鑑み、各アクチュエータを車内ネットワーク(LAN(Local Area Network)或いはCAN(Control Area Network)等)を用いて共通の制御線上に接続することにより、その配線の複雑化を回避するとともに、各アクチュエータを統合的に制御するものが増えている。
ところで、こうした車内ネットワークによる接続形態では、各アクチュエータに個別のアドレス設定がなされ、各アクチュエータは、同アドレスに基づく相互通信によりその作動が個別制御される。そして、多くの場合、各アクチュエータのアドレスは、製造段階において予め設定され、その制御部に設けられた不揮発性メモリ(EEPROM)内に記憶されるようになっている。
しかし、車両用アクチュエータには、全く同一の構成を有しながら、その取付箇所(領域)の違いにより独立の制御が行われるものがある。例えば、車両の各ドアには、パワーウィンドウ用、ドアロック用、サイドミラー用等、複数種類のアクチュエータが設けられている。そして、これらの各アクチュエータは、その取付ドア毎にそれぞれ独立した制御が行われるものの、その各種類毎では、本来全く同一の構成を有している。従って、品番管理の利便性、及びその製造コストの抑制の観点からみた場合、このような同一の構成を有するアクチュエータについては、製造段階では、極力、同一物として取り扱うことが望ましい。
従来、こうした要請に応えるべく様々な構成が提案されている。例えば、特許文献1には、各アクチュエータのコネクタにアドレス取得端子を設ける一方、各アクチュエータに接続されるハーネス側の各コネクタには、その取付箇所に応じて上記アドレス取得端子と所定の接触パターンを有するアドレス設定端子を設け、両端子の接触状態に基づいて各アドレスを設定する構成が開示されている。また、特許文献2には、各アクチュエータの固定部に複数の配線からなるアドレス取得用回路を設ける一方、その各取付箇所側には、該各アクチュエータが固定されることにより、上記アドレス取得用回路の各配線を該各取付箇所に応じた所定パターンにて切断する切断手段を設け、その断線状態に基づいて各アドレスを設定する構成が開示されている。
そして、このような構成を採用することにより、同一の構成を有するアクチュエータに対して、その取付箇所に応じた異なるアドレスを設定することが可能となり、その結果、こうしたアクチュエータを製造段階において同一物として取り扱うことができるようになる。
特開平10−6748号公報 特開2002−312303号公報
しかしながら、上記従来の各構成では、コネクタへのアドレス取得端子、或いは固定部へのアドレス取得用回路の設置により、アクチュエータの大型化を招くという問題がある。また、何れの場合も被取付側の電気的接続部が複雑となるため、取付作業の煩雑化や製造コストの上昇要因となり、更にはアドレスの誤設定を招くおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、アクチュエータの大型化や取付作業の煩雑化、及びアドレスの誤設定を招くことなく、複数領域に配設される複数種類のアクチュエータを単純に管理することのできるアクチュエータ制御システム及びアドレス設定方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の領域に配設された複数種類のアクチュエータを備え、各アクチュエータは、個別に設定されたアドレスに基づく相互通信によりその作動が個別制御されるアクチュエータ制御システムであって、前記各アクチュエータに対し、該各アクチュエータが配設された前記各領域に対応する領域IDを示すアドレス設定信号を出力する出力手段を備え、前記各アクチュエータは、前記領域IDと予め設定された該各アクチュエータの種類に対応する種別IDとに基づいて前記アドレスを設定すること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記各アクチュエータは、前記種別IDを記憶する記憶手段と、前記アドレス設定信号を受信する受信手段と、前記アドレス設定信号に示される前記領域IDと前記種別IDとの組み合わせにより該各アクチュエータのノードIDを取得する取得手段と、前記取得したノードIDを前記アドレスとして設定する設定手段と、を備えることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、複数の前記出力手段を備え、該各出力手段は、前記各領域毎に設けられること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記出力手段は、無線通信により前記アドレス設定信号の送信を行うこと、を要旨とする。
請求項5に記載の発明は、複数の領域に配設された複数種類のアクチュエータに対し、該各アクチュエータ毎に個別のアドレスを設定するアドレス設定方法であって、予め前記各アクチュエータに該各アクチュエータの種類に対応する種別IDを設定するとともに、前記各アクチュエータに対して該各アクチュエータが配設された前記領域に対応する前記領域IDを示すアドレス設定信号を出力し、前記各アクチュエータが、前記種別IDと前記領域IDに基づいて、前記アドレスを設定すること、を要旨とする。
(作用)
請求項1,5に記載の発明によれば、複数種類且つ各種類複数のアクチュエータが混在するシステムにおいても、各アクチュエータを各領域に配設するだけで、自動的にその種類及び配設領域に対応した個別のアドレスを設定することができる。従って、予め各アクチュエータに種類及び配設領域毎のアドレスを設定する必要がなく、製造段階においては、各アクチュエータにその種類に応じた単一品番を付与して単純に管理することができる。その結果、管理コストを抑えることができるとともに、取付ミスに伴うアドレスの誤設定を抑制することができるようになる。加えて、各アクチュエータにおけるアドレス設定用プログラムも同一のものを用いることができる。
また、各領域における被配設側との接続についても、アドレス設定信号の入力線との接続部を設けるだけでよく、その接続形態(コネクタ形状等)も各領域共通とすることができる。従って、取付作業が容易になるとともに、取付ミスを抑制することができる。そして、その物理的・機械的構成が極めて単純であることからシステム全体としての製造コストを大幅に抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、各アクチュエータにおいて、該各アクチュエータの種類及び配設領域に応じた個別のアドレスを設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、出力手段を各領域毎に設けることで、より簡素な構成にて各領域に対応するアドレス設定信号を出力することが可能になる。また、出力手段と各アクチュエータとを接続する信号線の配線長を短くすることもできる。
請求項4に記載の発明によれば、各領域内に出力手段と各アクチュエータとを接続する信号線を敷設する必要がなくなるため、製造コストの低減を図ることができるとともに、各アクチュエータの取付作業を更に容易なものとすることができる。
本発明によれば、アクチュエータの大型化や取付作業の煩雑化、及びアドレスの誤設定を招くことなく、複数領域に配設される複数種類のアクチュエータを単純に管理することが可能なアクチュエータ制御システム及びアドレス設定方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態では、アクチュエータ制御システム1は、車両の各ドア2に設けられた複数種類のアクチュエータ3を備えている。
具体的には、運転席ドア2aには、MIRアクチュエータ(サイドミラー用)4a、PWアクチュエータ(パワーウィンドウ用)5a、及びDLアクチュエータ(ドアロック用)6aが設けられており、同様に、助手席ドア2bには、MIRアクチュエータ4b、PWアクチュエータ5b、及びDLアクチュエータ6bが配設されている。また、左右の後部ドア2c,2dには、それぞれPWアクチュエータ5c,5d、及びDLアクチュエータ6c,6dが配設されている。そして、バックドア2eには、DLアクチュエータ6eが配設されている。
尚、本実施形態では、各MIRアクチュエータ4(4a,4b)、各PWアクチュエータ5(5a〜5d)、並びに各DLアクチュエータ6(6a〜6e)は、それぞれ、その種類毎に同一の構成(機械的)を有している。
本実施形態では、上記各アクチュエータ3は、車両用ネットワークにより共通の制御線7上に接続されており、該制御線7には、これらの各アクチュエータ3を制御するマスタECU8が接続されている。また、本実施形態では、各アクチュエータ3には、該各アクチュエータ3毎に個別のアドレス9が設定されており、各アクチュエータ3は、同アドレス9に基づく相互通信により、その作動がマスタECU8に個別制御されている。そして、各アクチュエータ3は、マスタECU8に制御されることにより、その駆動対象(サイドミラー,ウィンドガラス,ドアロック等)を駆動するようになっている。
図2に示すように、各アクチュエータ3は、種類毎に特有の機械的構成を有するものの、その基本的構成は略同一である。具体的には、各アクチュエータ3は、駆動源としてのモータ10と、駆動対象の位置を検出するための位置センサ11と、モータ10の駆動及びマスタECU8との相互通信に用いられる各種電子回路及びICチップが一体に樹脂モールドされたハイブリッドIC12とを備えている。
詳述すると、ハイブリッドIC12は、モータ10に駆動電力を供給する駆動回路13と、該駆動回路13を制御する制御部(制御用IC)14とを備えている。駆動回路13は、モータ10に接続されるとともに定電圧回路16を介して動力線17に接続されている。そして、制御部14に制御されることによりモータ10に対して駆動電力を供給する。
制御部14は、位置検出回路18を介して位置センサ11に接続されており、同位置センサ11の出力信号に基づいて駆動対象の位置を検出する。また、制御部14は、通信回路19を介して信号線20と接続されており、同通信回路19を介してマスタECU8と相互通信を行う。そして、制御部14は、マスタECU8から入力される制御指令及び検出された制御対象の位置に基づいて、駆動回路13からモータ10への駆動電力の供給を制御する。そして、その駆動電力の供給を通じて同モータ10の作動を制御し、これにより、上記制御指令に示される位置に制御対象を制御するようになっている。
次に、本実施形態における各アクチュエータのアドレス設定の態様について説明する。
図1に示すように、本実施形態では、各ドア2には、各アクチュエータ3に個別のアドレス9を設定するためのアドレス設定信号S(Sa〜Se)を出力する信号出力装置21(21a〜21e)が設けられており、各信号出力装置21は、各ドア2内に敷設されたグループ通信線22(22a〜22e)を介してアクチュエータ3と接続されている。そして、本実施形態では、これら出力手段としての各信号出力装置21が出力するアドレス設定信号Sに基づいて、各アクチュエータ3に個別のアドレス9が設定されるようになっている。
詳述すると、各信号出力装置21には、それぞれ各ドア2に対応する領域IDとしてのドアID24(24a〜24e)が設定されており、そのアドレス設定信号Sは、このドアID24を示す値を有している。詳しくは、各アドレス設定信号Sは、その各ドアID24に対応する電圧値を有している。そして、本実施形態では、各信号出力装置21は、イグニッション・オン、即ち電源投入と同時に各アドレス設定信号Sを出力する。
一方、図2に示すように、各アクチュエータ3は、上記各アドレス設定信号Sを受信する受信手段としての受信部25を備えており、該受信部25は、グループ通信線22に接続されるとともに、制御部14に接続されている。そして、受信部25は、受信したアドレス設定信号S、詳しくはその電圧値に基づいて、該アドレス設定信号Sの示すドアID24を取得し、そのドアID24を制御部14に出力する。
また、本実施形態では、各アクチュエータ3には、予め該各アクチュエータ3の種類に対応する種別ID26が設定されており、この種別ID26は、記憶手段としてのメモリ27に記憶されている。そして、本実施形態では、制御部14が、入力されたドアID24とメモリ27内に記憶された種別ID26との組み合わせによりノードIDを取得し、その取得したノードIDをメモリ27に記憶することにより、同ノードIDが各アクチュエータ3の個別のアドレス9として設定されるようになっている。即ち、本実施形態では、制御部14が取得手段及び設定手段を構成している。
例えば、図3に示すように、運転席ドア2a、助手席ドア2b、左右の後部ドア2c,2d、及びバックドア2eに、ドアID24として、それぞれ「1」〜「5」が設定され、MIRアクチュエータ4、PWアクチュエータ5、及びDLアクチュエータ6に、種別ID26として、それぞれ「3」「5」「7」が設定されているとする(図1参照)。
このような場合、運転席ドア2aに配設されたMIRアクチュエータ4(4a)には、そのメモリ27に、MIRアクチュエータ4の種別ID26として「3」が記憶されており、また、信号出力装置21aからは、ドアID24(24a)として「1」を示すアドレス設定信号Saが入力される(図1参照)。そして、その制御部14において、ドアID24としての「1」と種別ID26としての「3」とが組み合わされることにより、ノードID28として「13h」が取得される。そして、このノードID28、即ち「13h」がメモリ27に記憶されることにより、その値がMIRアクチュエータ4aの個別のアドレス9として設定される。
同様に、右の後部ドア2cに配設されたPWアクチュエータ5(5c)には、PWアクチュエータ5の種別ID26としての「5」が設定されており、また、ドアID24(24c)として「3」を示すアドレス設定信号Scが入力される。そして、このドアID24としての「3」と種別ID26としての「5」との組み合わせによりノードID28として「35h」が取得され、この「35h」が同PWアクチュエータ5cの個別のアドレス9として設定される。
次に、本実施形態における各アクチュエータにおけるアドレス設定の処理手順について説明する。
図4のフローチャートに示すように、各アクチュエータ3は、イグニッション・オン(IGオン)、即ち電源の投入がなされると(ステップ101)、先ず、該各アクチュエータ3が配設されたドア2の信号出力装置21からアドレス設定信号Sの入力があるか、即ちアドレス設定信号Sを受信した否かを判定する(ステップ102)。そして、アドレス設定信号Sを受信した場合には、そのアドレス設定信号Sが示すドアID24を取得する(ステップ103)。
次に、各アクチュエータ3は、そのメモリ27に記憶された種別ID26を読み出し(ステップ104)、その種別ID26とドアID24との組み合わせによりノードID28を取得する(ステップ105)。そして、そのノードID28をメモリ27に記憶することにより、該ノードID28を当該アクチュエータ3の個別のアドレス9として設定する(ステップ106)。
一方、上記ステップ102において、アドレス設定信号Sの受信がないと判定した場合には、各アクチュエータ3は、上記ステップ101の電源投入から所定時間が経過した、即ち「タイムアウト」となったか否かを判定する(ステップ107)。そして、ステップ102においてアドレス設定信号Sの受信があると判定される、又はステップ107において「タイムアウト」と判定されるまで、ステップ102及びステップ107の処理を繰り返す。そして、ステップ107において「タイムアウト」と判定された場合には、エラーフラグをセットし(ステップ108)、上記一連のアドレス設定処理を終了する。
尚、本実施形態では、各アクチュエータ3は、該各アクチュエータ3のアドレス設定終了後、該各アドレス9に基づいてその旨を示す信号をマスタECU8に出力する。そして、マスタECU8は、この信号に基づいて、アクチュエータ制御システム1の有するアクチュエータ3の種類及びその数を確認する。これは、車両のグレード(型番)の違いにより、アクチュエータ制御システム1の有するアクチュエータ3の種類及びその数が異なる場合があるためである。そして、この確認によって、その保有する各アクチュエータ3に応じた制御がなされるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
アクチュエータ制御システム1は、車両の各ドア2に設けられた複数種類のアクチュエータ3を備え、各アクチュエータ3には、予めその種類毎に種別ID26が設定される。また、各ドア2には信号出力装置21が設けられ、該信号出力装置21は、各アクチュエータ3に対し、各ドア2に対応するドアID24を示すアドレス設定信号Sを出力する。そして、各アクチュエータ3は、アドレス設定信号Sに示されるドアID24及び種別ID26に基づいて、当該アクチュエータ3の個別のアドレス9を設定する。
このような構成とすれば、複数種類且つ各種類複数のアクチュエータ3が混在するシステムにおいても、各アクチュエータ3を各ドア2に配設するだけで、自動的にその種類及び配設ドアに対応した個別のアドレス9を設定することができる。従って、予め各アクチュエータ3に種類及び配設ドア毎のアドレスを設定する必要がなく、製造段階においては、各アクチュエータ3にその種類に応じた単一品番を付与して、単純に管理することができる。その結果、管理コストを抑えることができるとともに、取付ミスに伴うアドレスの誤設定を抑制することができるようになる。加えて、各アクチュエータ3におけるアドレス設定用プログラムも同一のものを用いることができる。
また、ドア2側との接続についても、アドレス設定信号Sの入力線としてのグループ通信線22の接続部を設けるだけでよく、その接続形態(コネクタ形状等)も各ドア共通とすることができる。従って、取付作業が容易になるとともに、取付ミスを抑制することができる。そして、その物理的・機械的構成が極めて単純であることからシステム全体としての製造コストを大幅に抑制することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を、車両の各ドア2に設けられた複数種類のアクチュエータ3を有するアクチュエータ制御システム1に具体化したが、こうした各ドア2に配設されたアクチュエータ3のみならず、その領域として、サンルーフ、サンバイザ等を設定し、該各領域に配設される各アクチュエータのアドレス設定に適用してもよい。更に、これ以外の場所、例えば、エアコンの各吹出口等を領域として、その風向切替用の各アクチュエータのアドレス設定に適用してもよい。
・本実施形態では、一つのマスタECU8により各アクチュエータ3を制御する形態のアクチュエータ制御システム1に具体化した。しかし、これに限らず、各アクチュエータ3の種類毎(MIRアクチュエータ4、PWアクチュエータ5、及びDLアクチュエータ毎)、或いはその各ドア2毎のマスタECUを備える形態に具体化してもよい。即ち、各アクチュエータ3への個別のアドレス設定が、各アクチュエータ3及び信号出力装置21によって行われるものであれば、アドレス設定後の制御形態は、どのようなものであってもよい。
・本実施形態では、各信号出力装置21(21a〜21e)を各ドア2毎に配置し、該各ドア2内に敷設されたグループ通信線22(22a〜22e)を介して各アクチュエータ3と接続することとした。しかし、これに限らず、図5に示すアクチュエータ制御システム30のように、信号出力装置31を何れかの箇所に一つ設け、各ドア2に対応する専用通信線32を介して、該各ドア2に対応するドアID24を各アクチュエータ3に出力する構成としてもよい。
・また、図6に示すアクチュエータ制御システム33のように、各信号出力装置21(21a〜21e)に代えて、各ドア2毎に、該各ドア2をその出力領域Rとする無線信号出力装置34を設け、無線通信によりドアID24を各アクチュエータ3に出力する構成としてもよい。このような構成とすれば、各ドア2内にグループ通信線22を敷設する必要がなくなるため、製造コストの低減を図ることができるとともに、その取付作業を更に容易化することができる。
・本実施形態では、各アドレス設定信号Sは、電圧値により各ドアID24が示されることとしたが、これに限らず、その信号周波数やデューティ値に示すシリアル通信としてもよい。
アクチュエータ制御システムの概略構成図。 各アクチュエータの概略構成図。 各アクチュエータにおけるアドレス設定の原理説明図。 各アクチュエータにおけるアドレス設定の処理手順を示すフローチャート。 別例のアクチュエータ制御システムの概略構成図。 別例のアクチュエータ制御システムの概略構成図。
符号の説明
1,30,33…アクチュエータ制御システム、2…ドア、2a…運転席ドア、2b…助手席ドア、2c,2d…後部ドア、2e…バックドア、3…アクチュエータ、4(4a,4b)…MIRアクチュエータ、5(5a〜5d)…PWアクチュエータ、6(6a〜6e)…DLアクチュエータ、9…アドレス、14…制御部、21(21a〜21e),31…信号出力装置、24…ドアID、25…受信部、26…種別ID、27…メモリ、28…ノードID、34…無線信号出力装置、S(Sa〜Se)…アドレス設定信号。

Claims (5)

  1. 複数の領域に配設された複数種類のアクチュエータを備え、各アクチュエータは、個別に設定されたアドレスに基づく相互通信によりその作動が個別制御されるアクチュエータ制御システムであって、
    前記各アクチュエータに対し、該各アクチュエータが配設された前記各領域に対応する領域IDを示すアドレス設定信号を出力する出力手段を備え、
    前記各アクチュエータは、前記領域IDと予め設定された該各アクチュエータの種類に対応する種別IDとに基づいて前記アドレスを設定すること、
    を特徴とするアクチュエータ制御システム。
  2. 請求項1に記載のアクチュエータ制御システムにおいて、
    前記各アクチュエータは、
    前記種別IDを記憶する記憶手段と、
    前記アドレス設定信号を受信する受信手段と、
    前記アドレス設定信号に示される前記領域IDと前記種別IDとの組み合わせにより該各アクチュエータのノードIDを取得する取得手段と、
    前記取得したノードIDを前記アドレスとして設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とするアクチュエータ制御システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアクチュエータ制御システムにおいて、
    複数の前記出力手段を備え、該各出力手段は、前記各領域毎に設けられること、
    を特徴とするアクチュエータ制御システム。
  4. 請求項1〜請求項3に記載のアクチュエータ制御システムにおいて、
    前記出力手段は、無線通信により前記アドレス設定信号の送信を行うこと、
    を特徴とするアクチュエータ制御システム。
  5. 複数の領域に配設された複数種類のアクチュエータに対し、該各アクチュエータ毎に個別のアドレスを設定するアドレス設定方法であって、
    予め前記各アクチュエータに該各アクチュエータの種類に対応する種別IDを設定するとともに、前記各アクチュエータに対して該各アクチュエータが配設された前記領域に対応する前記領域IDを示すアドレス設定信号を出力し、
    前記各アクチュエータが、前記種別IDと前記領域IDに基づいて、前記アドレスを設定すること、を特徴とするアドレス設定方法。
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