JP2005088677A - 車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システム - Google Patents

車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】 定格電流値を低減させた電源線を、電源電流の供給に用いることができる車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システムを提供する。
【解決手段】 車両の状態を示す車両状態情報を取得する車両状態取得部21と、複数の車載用電気応用装置の消費電流値と当該各車載用電気応用装置に動作用電流の供給をオンさせるための優先度とを車載用電気応用装置毎の属性情報として予め記憶する端末属性記憶部27と、車両状態情報が変化したとき、消費電流値と優先度とに基づいて、電源線7を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流を電源線7の定格電流値以下に規制するべく、オン指令中の車載用電気応用装置のうち優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく当該車載用電気応用装置を決定し、決定された車載用電気応用装置のID番号を宛先に指定して電源オフ指令を送信する制御部22とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される車載用電気応用装置、載用電気応用装置に供給される動作用電流を制御する車載電源制御装置、及び車載電源制御システムに関する。
従来、車両に搭載される車載用電気応用装置の動作用電流を供給するためのワイヤーハーネスを、各車載用電気応用装置とリレーボックス等の制御装置との間にそれぞれ配線して制御装置側で各車載用電気応用装置へ供給する動作用電流をオンオフする代わりに、各車載用電気応用装置と制御装置との間に個別にワイヤーハーネスを配線するのではなく、制御装置と車載用電気応用装置との間でワイヤーハーネスを介して通信可能に構成すると共に車載用電気応用装置側に、ワイヤーハーネスを介した動作用電流の供給をオンオフするための電源開閉スイッチを備え、制御装置から車載用電気応用装置へ、ワイヤーハーネスを介して電源開閉スイッチのオンオフを制御するための制御指令を送信して各車載用電気応用装置の電源をオンオフさせることにより、1本のワイヤーハーネスで複数の車載用電気応用装置への動作用電流の供給と電源オンオフの制御とを行うことで、ワイヤーハーネスを省配線化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−46453号公報
ところで、上述のように、1本のワイヤーハーネスで複数の車載用電気応用装置への動作用電流の供給と電源オンオフの制御とを行うようにした技術においては、複数の車載用電気応用装置が同時に動作した場合に1本のワイヤーハーネスに流れる電流が大きくなるため、最悪の場合を想定してワイヤーハーネスとして定格電流値の大きなケーブル、すなわち導体径の太いケーブルを用いる必要がある。そのため、ケーブルのコストが増加したり、ケーブルを配線する際に引き回し難くなったりするという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、定格電流値を低減させた電源線を、電源電流の供給に用いることができる車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、それぞれを識別するための識別情報が付与されると共に電源線を介して電源からの動作用電流が供給される複数の車載用電気応用装置それぞれに、前記電源からの動作用電流の供給をオン、オフさせる電源オン、オフ指令を、前記電源線を介して送信する車載電源制御装置であって、前記車両の状態を示す車両状態情報を取得する車両状態取得部と、前記複数の車載用電気応用装置の消費電流値と当該各車載用電気応用装置への前記動作用電流の供給をオンさせるための優先度とを前記車載用電気応用装置毎の属性情報として予め記憶する端末属性記憶部と、前記車両状態取得部により取得された車両状態情報が変化したときに、前記端末属性記憶部に記憶されている前記消費電流値と前記優先度とに基づいて、前記車載用電気応用装置に供給するべく前記電源線に流れる動作用電流を所定の電流範囲内に規制するべく、オン指令中の車載用電気応用装置のうち前記優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく当該車載用電気応用装置を決定し、決定された車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オフ指令を送信する電流制限部とを備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、車両状態取得部によって取得された車両状態情報が変化したときに、端末属性記憶部に記憶されている消費電流値と優先度とに基づいて、電源線を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流を所定の電流範囲内に規制するべく、オン指令中の車載用電気応用装置のうち優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく当該車載用電気応用装置が決定され、決定された車載用電気応用装置の識別情報が宛先に指定されて電源オフ指令が送信される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載電源制御装置において、前記車両状態取得部は、前記複数の車載用電気応用装置の動作に関わる車両の状態を、前記車両状態情報として取得するものであり、前記端末属性記憶部は、さらに前記複数の車載用電気応用装置の電源オン、オフ状態を記憶するものであり、前記車両状態取得部により取得された車両状態情報が、当該車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の電源をオンするべく変化したときに、前記端末属性記憶部に記憶されている電源オンオフ状態及び消費電流値に基づいて、当該車載用電気応用装置の電源をオンさせた場合における前記電源線を介して供給される前記動作用電流の合計である合計電流値を算出する消費電流算出部と、前記消費電流算出部により算出された前記合計電流値が前記電源線の定格電流値を超えるか否かを判定し、超えないときに前記車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オン指令を送信する一方、超えるときに前記端末属性記憶部に記憶されている優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく決定された前記車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オフ指令を送信する一方、前記車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オン指令を送信する第1のオンオフ制御部とを備えるものであることを特徴としている。請求項2に記載の発明によれば、消費電流算出部によって、端末属性記憶部に記憶されている電源オンオフ状態及び消費電流値に基づいて、当該車載用電気応用装置の電源をオンさせた場合における電源線を介して供給される動作用電流の合計である合計電流値が算出され、第1のオンオフ制御部によって、その合計電流値が電源線の定格電流値を超えるか否かが判定され、超えないときに車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オン指令が送信される一方、超えるときに端末属性記憶部に記憶されている優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく決定された車載用電気応用装置の識別情報が宛先に指定されて電源オフ指令が送信される一方、車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の識別情報が宛先に指定されて電源オン指令が送信される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車載電源制御装置において、前記電源線の配線トポロジと、前記配線トポロジにおける前記複数の車載用電気応用装置の位置と、前記配線トポロジにおける前記電源線の各リンクに対応する部分の各定格電流値とを記憶するネットワーク記憶部をさらに備え、前記消費電流算出部は、前記ネットワーク記憶部に記憶されている前記複数の車載用電気応用装置の位置と前記電源線の各リンクに対応する部分毎の定格電流値とに基づいて、前記電源線の各リンクに対応する部分毎に、当該部分を介して前記動作用電流が供給されている車載用電気応用装置について前記合計電流値を算出するものであり、前記第1のオンオフ制御部は、前記電源線の各リンクに対応する部分毎の合計電流値と前記ネットワーク記憶部に記憶されている当該部分毎の定格電流値とに基づいて、前記判定を行うことを特徴としている。請求項3に記載の発明によれば、消費電流算出部によって、ネットワーク記憶部に記憶されている複数の車載用電気応用装置の位置と電源線の各リンクに対応する部分毎の定格電流値とに基づいて、電源線の各リンクに対応する部分毎に、当該部分を介して前記動作用電流が供給されている車載用電気応用装置について合計電流値が算出され、第1のオンオフ制御部によって、電源線の各リンクに対応する部分毎の合計電流値と前記ネットワーク記憶部に記憶されている当該部分毎の定格電流値とに基づいて、その合計電流値が電源線の定格電流値を超えるか否かが判定される。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の車載電源制御装置において、前記端末属性記憶部は、前記複数の車載用電気応用装置のうち、同時に動作されることを禁止する車載用電気応用装置の組み合わせを示す組み合わせ情報を、前記属性情報にさらに含んで記憶するものであり、前記第1のオンオフ制御部は、前記車両状態取得部により取得された車両状態情報が当該車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の電源をオンするべく変化したときに、前記端末属性記憶部に記憶されている前記組み合わせ情報によって当該車載用電気応用装置と組み合わされている車載用電気応用装置の識別情報を、宛先に指定して電源オフ指令を送信するものであることを特徴としている。請求項4に記載の発明によれば、第1のオンオフ制御部によって、端末属性記憶部に記憶されている組み合わせ情報によって、同時に動作されることが禁止されている車載用電気応用装置の識別情報が宛先に指定されて電源オフ指令が送信される。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の車載電源制御装置において、前記車両状態取得部は、前記動作用電流を供給するバッテリーの状態の良否を、前記車両状態情報として取得するものであり、前記端末属性記憶部は、さらに前記複数の車載用電気応用装置の電源オン、オフ状態を記憶するものであり、前記車両状態取得部により取得された前記車両状態情報が前記バッテリーの状態が良くないことを示すときに、前記端末属性記憶部に記憶されている電源オン、オフ状態と優先度とに基づいて、前記優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく決定された前記車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オフ指令を送信する第2のオンオフ制御部とを備えるものであることを特徴としている。請求項5に記載の発明によれば、第2のオンオフ制御部によって、車両状態取得部により取得された車両状態情報がバッテリーの状態が良くないことを示すときに、端末属性記憶部に記憶されている電源オン、オフ状態と優先度とに基づいて、優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく決定された車載用電気応用装置の識別情報が宛先に指定されて電源オフ指令が送信される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の車載電源制御装置において、前記属性情報を、前記複数の車載用電気応用装置から前記電源線を介して受信する属性情報取得部をさらに備え、前記端末属性記憶部は、前記属性情報取得部によって前記各車載用電気応用装置から受信された属性情報を記憶するものであることを特徴としている。請求項6に記載の発明によれば、属性情報が、属性情報取得部によって複数の車載用電気応用装置から電源線を介して受信されると共に、端末属性記憶部によって記憶される。
請求項7に記載の発明は、車両に搭載され、電源から電源線を介して動作用電流が供給され、当該電源線を介して当該電源線からの動作用電流の供給をオンオフさせるための電源オン、オフ指令を受信する受信部と、前記受信部により受信された電源オン、オフ指令に基づいて当該電源線からの動作用電流の供給をオンオフする電源制御部とを備えた車載用電気応用装置であって、自己を識別するための識別情報を予め記憶する識別情報記憶部を備え、前記受信部は、前記識別情報記憶部に記憶されている識別情報が宛先に指定された前記電源オン、オフ指令を受信するものであることを特徴としている。請求項7に記載の発明によれば、予め前記自己を識別するための識別情報が書き込まれた識別情報記憶部によって、識別情報が記憶される。そして、受信部によって、識別情報記憶部に記憶されている識別情報が宛先に指定された電源オン、オフ指令が受信され、電源制御部によって、受信された電源オン、オフ指令に基づいて電源線からの動作用電流の供給がオンオフされる。
請求項8に記載の車載電源制御システムは、請求項1に記載の車載電源制御装置と、請求項7に記載の車載用電気応用装置とが、前記車載用電気応用装置に動作用電流を供給する電源線を介してデータ送受信可能に接続されたものであることを特徴としている。請求項8に記載の車載電源制御システムによれば、請求項1に記載の車載電源制御装置と、請求項7に記載の車載用電気応用装置とが、車載用電気応用装置に動作用電流を供給する電源線を介してデータ送受信可能に接続される。
請求項1に記載の発明によれば、電源線を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流が所定の電流範囲内に規制されるので、定格電流値を低減させた電源線を、電源電流の供給に用いることができる。
請求項2に記載の発明によれば、車載用電気応用装置の電源をオンさせた場合における電源線を介して供給される動作用電流の合計である合計電流値が電源線の定格電流値を超えるとき、優先度が低い車載用電気応用装置から順に電源オフ指令が送信されるので、電源線を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流が所定の電流範囲内に規制される。
請求項3に記載の発明によれば、電源線の各リンクに対応する部分毎に、当該部分を介して供給される動作用電流の合計である合計電流値が、当該部分毎の定格電流値を超えるか否かが判定されるので、当該部分について、定格電流値を低減させた電源線を、電源電流の供給に用いることができる。
請求項4に記載の発明によれば、同時に動作されることが禁止されている車載用電気応用装置の識別情報が宛先に指定されて電源オフ指令が送信されるので、電源線を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流を所定の電流範囲内に規制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、バッテリーの状態が良くないときに、優先度が低い車載用電気応用装置から順に電源オフ指令が送信されるので、バッテリー状態の悪化を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、属性情報を複数の車載用電気応用装置から電源線を介して取得することができる。
請求項7に記載の発明によれば、1回書き込みのセル構造により予め前記自己を識別するための識別情報が書き込まれた識別情報記憶部によって識別情報が記憶されるので、後から識別情報を設定する必要がない。また、識別情報記憶部に記憶されている識別情報が宛先に指定された電源オン、オフ指令に基づいて電源線からの動作用電流の供給がオンオフされるので、電源オン、オフ指令を用いて電源線を流れる動作用電流を増減させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、属性情報記憶部によって予め記憶されている優先度と消費電流とを含む属性情報と、識別情報記憶部に記憶されている識別情報とを、電源線を介して送信することができる。
請求項9に記載の発明によれば、自己と同時に動作されることを禁止する他の車載用電気応用装置を示す組み合わせ情報を、属性情報に含んで電源線を介して送信することができる。
請求項10に記載の車載電源制御システムによれば、請求項1に記載の車載電源制御装置と、請求項7に記載の車載用電気応用装置とが、車載用電気応用装置に動作用電流を供給する電源線を介してデータ送受信可能に接続されるので、電源線を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流が所定の電流範囲内に規制され、定格電流値を低減させた電源線を、電源電流の供給に用いることができる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る車載電源制御システムの構成の一例を説明するための図である。図1に示す車載電源制御システム1は、車両に搭載されており、車載電源制御装置2と、車載用電気応用装置であるエアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6を備えている。そして、電源線7によって、車載電源制御装置2、エアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6が相互に通信可能に接続されている。また、電源線7は、電源線a,b,c,d,e,f,g,h,iの各部分によって構成されている。
また、電源線7には、キースイッチ17を介してバッテリ8が接続されており、バッテリ8から出力された動作用電流が、車載電源制御装置2、エアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6に供給されている。そして、バッテリ8にはエンジンの回転動力を用いて発電するオルタネータ9が接続されており、バッテリ8は、オルタネータ9から出力された電流によって充電される。
また、車載電源制御装置2は、車両状態取得部21、制御部22、及び電源線多重通信部23を備える。さらに、車両状態取得部21には、電流センサ10、速度計11、センタークラスタ12、パワーシートスイッチ13、及びウィンドウデフォッガスイッチ14が接続されており、センタークラスタ12にはエアコンスイッチ15及びオーディオスイッチ16が接続されている。また、後述するように、車両状態取得部21は、バッテリ8に関する種々の情報を取得すると共に、バッテリ8の動作状態の良否を判定する。
電流センサ10は、オルタネータ9から出力された電流値を検出してその電流値を示す信号を車両状態取得部21へ出力する電流センサである。速度計11は、車両の走行速度を計測してその走行速度を示す信号を車両状態取得部21へ出力する速度計である。パワーシートスイッチ13、ウィンドウデフォッガスイッチ14は、それぞれパワーシート装置5、ウィンドウデフォッガ装置6を動作させるための操作スイッチであり、ユーザの操作を受け付けて、それぞれそのオンオフ信号を車両状態取得部21へ出力する。
エアコンスイッチ15は、エアコン装置3を動作させたりその強弱を調整したりするための設定情報を受け付ける操作スイッチであり、ユーザの操作を受け付けて、その設定情報をセンタークラスタ12へ出力する。オーディオスイッチ16は、オーディオ装置4を動作させるための操作スイッチであり、ユーザの操作を受け付けて、そのオンオフ信号を車両状態取得部21へ出力する。
図2は、図1に示す車載電源制御装置2の構成の一例を説明するための図である。図2に示す車載電源制御装置2は、車両状態取得部21、制御部22、及び電源線多重通信部23を備え、さらに制御部22は、属性情報取得部24、消費電流算出部25、オンオフ制御部26、端末属性記憶部27、及びネットワーク記憶部28を備える。
車両状態取得部21は、例えば電流センサや速度計から出力された信号電圧をデジタルデータに変換するためのADコンバータや、パワーシートスイッチ13やウィンドウデフォッガスイッチ14から出力されたオンオフ信号をデジタルデータに変換するためのIOポートや、センタークラスタ12との間で通信を行って、エアコンスイッチ15により受け付けられた設定情報やオーディオスイッチ16からのオンオフ信号の情報などを取得する通信インターフェイス回路や、バッテリ8の出力電圧、残存容量、寿命による劣化、過放電履歴、あるいはバッテリ8の周囲温度等からバッテリ8の動作状態の良否を判定する公知のバッテリ状態判定回路等を備え、これらのスイッチやセンサ等から得られた情報を、車両状態を示す情報として制御部22へ出力する。
なお、車両状態取得部21は、上述の例に限られず、例えば車載LANその他の通信手段を用いて、各種のスイッチ、センサ等から車両状態を示す情報を取得する構成としてもよい。
電源線多重通信部23は、電源線7を介してエアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6との間でデータを送受信する通信インターフェイス回路である。電源線多重通信部23は、例えば公知のマルチキャリア方式や、スペクトラム拡散方式等の電源線多重通信によって、データの送受信を行う通信インターフェイス回路であり、例えば10kHz〜450kHz帯を通信に用いることにより、9.6kbps程度の通信速度でデータを送受信する。
制御部22は、車載電源制御装置2全体の動作を司るもので、例えば車載電源制御装置2の動作を制御するための制御プログラム、電源線7に接続された各車載用電気応用装置のID番号(識別情報)、消費電流値、優先度等を取得するための属性情報取得プログラム、これら車載用電気応用装置の消費電流を算出するための消費電流算出プログラム、及びこれら車載用電気応用装置の電源オンオフ制御を行うためのオンオフ制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、プログラムの実行中や実行後に生じるデータを一時的に保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等をROMから読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)等から構成される。また、制御部22は、前記属性情報取得プログラムを実行することにより属性情報取得部24として機能し、前記消費電流算出プログラムを実行することにより消費電流算出部25として機能し、前記オンオフ制御プログラムを実行することによりオンオフ制御部26として機能する。
端末属性記憶部27、及びネットワーク記憶部28は、例えばRAMからなる記憶部である。端末属性記憶部27は、属性情報取得部24によって取得された車載用電気応用装置であるエアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6の各ID番号、消費電流値、及び優先度等の情報を各装置毎の属性情報として記憶するための記憶部である。また、端末属性記憶部27は、これら車載用電気応用装置の運転状態や故障の有無等の情報を記憶している。
ネットワーク記憶部28は、例えばROM等により構成されており、電源線7によって構成される電源線多重通信のネットワークについての配線トポロジと、この配線トポロジにおける各車載用電気応用装置の位置と、この配線トポロジにおける各リンクに対応する部分の電源線の各定格電流値とを予め記憶している。
ネットワーク記憶部28は、例えば、図1に示す電源線7のトポロジについて、図1に示すように、電源線7のトポロジ上の各リンクに電源線a,b,c,d,e,f,g,h,iを対応させて、エアコン装置3を記号「A」、オーディオ装置4を記号「B」、パワーシート装置5を記号「C」、ウィンドウデフォッガ装置6を記号「D」で示すと、電源線7のトポロジは、リストで表現して((a,b,c),(b,e,g),(c,d),(d,A),(e,f,h),(f,i),(g,B),(h,C),(i,D))として記憶される。
すなわち、電源線7のトポロジは上記リストの先頭から、aはb,cとつながり、bはe,gとつながり、cはdとつながり、dはA(エアコン装置3)とつながり、eはf,hとつながり、fはiとつながり、gはB(オーディオ装置4)とつながり、hはC(パワーシート装置5)とつながり、iはD(ウィンドウデフォッガ装置6)とつながるネットワークとして記憶され、これにより、電源線7のトポロジと、このトポロジにおける各車載用電気応用装置の位置が記憶されている。また、ネットワーク記憶部28は、例えば、電源線a,b,c,d,e,f,g,h,iの定格電流値をそれぞれILa、ILb、ILc、ILd、ILe、ILf、ILg、ILh、ILiとして記憶している。
図3は、図1に示すエアコン装置3の構成の一例を説明するための図である。図3に示すエアコン装置3は、電源線多重通信部31と、機器制御部32と、電源スイッチ部33と、エアコン本体部34とを備える。電源線多重通信部31は、電源線多重通信部23と同様の通信インターフェイス回路であり、車載電源制御装置2との間で電源線7を介して電源線多重通信による通信を行い、車載電源制御装置2と機器制御部32、あるいは車載電源制御装置2とエアコン本体部34との間でデータを送受信する。また、電源線多重通信部31は、車載電源制御装置2から送信されてきた通信データの宛先に指定されているID番号と、機器制御部32から出力されたID番号とを照合し、ID番号が一致した場合に、その通信データを受信する。
電源スイッチ部33は、例えばリレースイッチや、半導体スイッチにより構成されており、機器制御部32からの制御信号に応じて、バッテリ8から電源線7を介してエアコン本体部34に供給される動作用電流を開閉する。
エアコン本体部34は、いわゆるカーエアコンの本体であり、電源スイッチ部33を介して電源線7と接続されている。また、エアコン本体部34は、電源線多重通信部31と電源線7とを介して、車載電源制御装置2からエアコンスイッチ15の設定情報を受信したり、エアコン本体部34の稼働状態や運転パーセンテージなどの情報を車載電源制御装置2へ送信したりする。
機器制御部32は、例えば電源線多重通信部31との間で電源オンオフ指令や属性情報等を送受信したり電源スイッチ部33をオンオフさせたりするための制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、プログラムの実行中や実行後に生じるデータを一時的に保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等をROMから読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)等から構成される。また、機器制御部32は、エアコン装置3を識別するためのID番号を記憶しているID番号記憶部35と、エアコン装置3の消費電流値、優先度、及びエアコン装置3と同時に動作されることを禁止する他の車載用電気応用装置を示す組み合わせ情報、その他エアコン装置3の種類を示す装置記号等を属性情報として記憶している属性情報記憶部36とを備える。
また、電源線多重通信部31、機器制御部32を1チップのIC(Integrated Circuit)で構成しても良い。また、エアコン本体部34の消費電流以上の電流容量を有するトランジスタをICに集積することができれば、電源線多重通信部31、機器制御部32、及び電源スイッチ部33を1チップのICで構成しても良い。
ID番号記憶部35は、例えばヒューズやアンチヒューズを用いた公知の1回書き込み可能なセル構造によって構成し、機器制御部32を集積したICの製造段階において各IC毎に異なったID番号をID番号記憶部35に書き込むようにする。これにより、例えばID番号をディップスイッチ等で設定するようにした従来の構成と比較して、ID番号の重複等のID番号設定ミスを回避でき、また、ディップスイッチのコストやID番号の設定工数を削減することができる。ID番号としては、例えば128ビット以上のビット長を使用することで、実際上製造されるすべての車載用電気応用装置に異なったID番号を付与することができる。
図4は、図1に示すオーディオ装置4の構成の一例を説明するための図である。図4に示すオーディオ装置4と、図3に示すエアコン装置3とでは、下記の点で異なる。すなわち図4に示すオーディオ装置4は、エアコン装置3が備えるエアコン本体部34の代わりにオーディオ本体部41を備える。オーディオ本体部41は、例えばラジオチューナーやCDプレーヤー等からなるいわゆるカーステレオであり、バッテリ8に電源線7及び電源スイッチ部33を介して接続されている。そして、電源スイッチ部33がオンされることにより、オーディオ本体部41の動作用電流が供給される。他の構成は、図3に示すエアコン装置3と同様であるので、その説明を省略する。
図5は、図1に示すパワーシート装置5の構成の一例を説明するための図である。図5に示すパワーシート装置5と、図3に示すエアコン装置3とでは、下記の点で異なる。すなわちパワーシート装置5は、エアコン装置3が備えるエアコン本体部34の代わりにパワーシート本体部51を備える。パワーシート本体部51は、例えばシートを駆動するためのモータや、そのモータの動作を制御するための制御回路等から構成され、バッテリ8に電源線7及び電源スイッチ部33を介して接続されている。そして、電源スイッチ部33がオンされることにより、パワーシート本体部51の動作用電流が供給される。他の構成は、図3に示すエアコン装置3と同様であるので、その説明を省略する。
図6は、図1に示すウィンドウデフォッガ装置6の構成の一例を説明するための図である。図6に示すウィンドウデフォッガ装置6と、図3に示すエアコン装置3とでは、下記の点で異なる。すなわちウィンドウデフォッガ装置6は、エアコン装置3が備えるエアコン本体部34の代わりにウィンドウデフォッガ本体部61を備える。ウィンドウデフォッガ本体部61は、例えばリアウィンドウを暖める電熱線やその電熱線の温度を制御するための制御回路等から構成され、バッテリ8に電源線7及び電源スイッチ部33を介して接続されている。そして、電源スイッチ部33がオンされることにより、ウィンドウデフォッガ本体部61の動作用電流が供給される。他の構成は、図3に示すエアコン装置3と同様であるので、その説明を省略する。
次に、上述のように構成された車載電源制御システム1の動作について説明する。図7は、車載電源制御装置2における属性情報の登録動作を説明するためのフローチャートである。また、図8は、各車載用電気応用装置における属性情報の送信動作を説明するためのフローチャートである。まず、エンジンをスタートさせるためのキースイッチ17がオンされると、バッテリ8から電源線7を介して各車載用電気応用装置、すなわち車載電源制御装置2、エアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6に、動作用電流が供給される。
次に、図7において車載電源制御装置2における属性情報取得部24は、各車載用電気応用装置からの通信接続要求待ち状態になり(ステップS101)、各車載用電気応用装置からの電力線多重通信による送信データが電源線多重通信部23により受信されない場合(ステップS102でNO)、所定の待ち時間の間ステップS101の通信接続要求の待ち状態を継続した後(ステップS103でNO)、所定の待ち時間が経過すると車載電源制御システム1に何らかの問題があると判断してタイムアウト処理を行い(ステップS103でYES)、属性情報の登録動作を終了する。
一方、図8において各車載用電気応用装置の機器制御部32にバッテリ8から電源線7を介して動作用電流が供給されると、各車載用電気応用装置が同時に送信を開始することによる電源線7上での信号衝突を回避するため、例えば各車載用電気応用装置毎に発生させた乱数による待ち時間を経過後(ステップS201)、ID番号記憶部35に記憶されているID番号と、属性情報記憶部36に記憶されている属性情報、すなわち各車載用電気応用装置の消費電流値、優先度、組み合わせ情報、その他各装置の種類を示す装置記号とが、接続要求として機器制御部32から電源線多重通信部31及び電源線7を介して車載電源制御装置2へ送信される(ステップS202)。そして、機器制御部32は、車載電源制御装置2から、接続要求を受信した旨を示す確認応答コマンドを受信するべく確認応答待ち状態に移行する(ステップS203)。
一方、図7において車載電源制御装置2における電源線多重通信部23によって、各車載用電気応用装置からの送信データが受信されると(ステップS102でYES)、属性情報取得部24によって、その受信されたデータが接続要求、すなわち各車載用電気応用装置のID番号、消費電流値、優先度、及び組み合わせ情報等で有るか否かが確認され、接続情報でなかったときは(ステップS104でNO)システムに何らかの異常が有ったものと判断してエラーを回復させるべくステップS105へ移行する一方、接続情報であったときは(ステップS104でYES)、属性情報取得部24によって、当該接続要求に含まれるID番号が宛先に指定された確認応答コマンドが、電源線多重通信部23及び電源線7を介して送信され(ステップS106)、さらに属性情報取得部24によって、各車載用電気応用装置のID番号、消費電流値、優先度、組み合わせ情報、及び装置記号等が、端末属性記憶部27に記憶される(ステップS107)。
図9は、端末属性記憶部27に記憶された各車載用電気応用装置の属性情報100の一例を示す図である。図9において、属性情報101はエアコン装置3の属性情報であり、属性情報101として、装置の種類がエアコンであることを示す装置記号「A」と、128ビットで表現されたID番号「3」と、消費電流値「IopA」と、優先度「4」と、運転状態情報として「100」が記憶されている。また、後述するように、各車載用電気応用装置の故障が検出された場合は、当該車載用電気応用装置の故障を示す故障情報が記憶される。
この場合、装置記号「A」は、ネットワーク記憶部28に記憶されている記号「A」と対応しており、電源線7の配線トポロジ上の位置が、装置記号によって特定可能にされている。また、優先度は、数値が小さいほど優先度が高く、数値が大きいほど優先度が低いことを示している。但し、運転中は決して電源をオフしてはならない機器に対して「0」を割り当てるなど、数字に特別な意味を与えることがある。運転状態情報は、各車載用電気応用装置が運転中か否かを示す情報であり、例えば、運転中は「ON」、運転停止中は「OFF」で示されている。
また、運転状態情報は、例えばエアコンのように、装置の運転の強弱等により消費電流が大幅に変わる装置については、その消費電流に応じた運転パーセンテージとして記憶されている。例えば、エアコン装置3の属性情報101においては、運転状態情報は「100」、すなわちエアコン装置3は、消費電流が最大となる状態で運転中であることを示している。
また、属性情報102,103,104は、それぞれオーディオ装置4、パワーシート装置5、ウィンドウデフォッガ装置6の属性情報であり、属性情報101と同様にして記憶されている。また、属性情報103としては、さらに組み合わせ情報として「D」が記憶されており、装置記号「D」で示されるウィンドウデフォッガ装置6と、パワーシート装置5とは、同時に動作することが禁止されていることを示している。
図10は、ステップS105におけるシステムのエラー回復処理の一例を示すフローチャートである。まず、属性情報取得部24によって、各車載用電気応用装置から接続要求を送信させるべく、車載機器状態取得コマンドが、電源線多重通信部23及び電源線7を介して各車載用電気応用装置へ送信される(ステップS301)。このとき、各車載用電気応用装置から同時にデータ送信が開始され、電源線7上で送信信号が衝突することを回避するために、たとえば各車載用電気応用装置毎に乱数による待ち時間後に車載機器状態取得コマンドが送信されるようにしてもよい。
そして、ステップS102,S104,S106と同様の処理により、各車載用電気応用装置からの接続要求が受信されたとき(ステップS302でYES)、属性情報取得部24によって、各車載用電気応用装置のID番号、消費電流値、優先度、組み合わせ情報、及び装置記号等が、端末属性記憶部27に記憶される(ステップS303)一方、各車載用電気応用装置からの接続要求が受信されないとき(ステップS302でNO)、予め定められた所定の再試行回数だけステップS301,S302を繰り返し実行(ステップS304でNO)した後、さらに接続要求が受信されないとき(ステップS304でYES)、接続要求が受信されない車載用電気応用装置の属性情報、すなわち図9に示す故障情報として当該車載用電気応用装置が故障している旨の情報が記憶され(ステップS305)、ステップS105の処理を終了する。
以上、車載電源制御装置2におけるステップS101〜S107、及び各車載用電気応用装置におけるステップS201〜S204の処理により、エアコン装置3、オーディオ装置4、パワーシート装置5、及びウィンドウデフォッガ装置6の属性情報が、属性情報取得部24によって取得され、端末属性記憶部27に記憶される。
次に、車載電源制御システム1における電流制限動作を説明する。図11、12は、車載電源制御装置2の動作の一例を示すフローチャートである。また、図13は、車載用電気応用装置の動作の一例を示すフローチャートである。まず、図11を参照して、車載電源制御装置2の制御部22によって、車両状態取得部21により取得された車両状態を示す情報に基づいて、車両状態の変化が検出される(ステップS401)。具体的には、制御部22によって、バッテリ8の動作状態の良否の変化、電流センサ10により得られたオルタネータ9の出力電流値の変化、速度計11により得られた車両の走行速度の変化、及びパワーシートスイッチ13、ウィンドウデフォッガスイッチ14、エアコンスイッチ15、オーディオスイッチ16からのオンオフ信号の変化等の車両状態の変化が検出される。
次に、制御部22によって、上記検出された車両状態の変化が、電源線7を流れる電流値を制限する必要がある変化であるか否かが分析される(ステップS402)。具体的には、例えば、電流値を制限する必要がある変化の内容を予めROM等に記憶しておき、制御部22は、上記検出された車両状態の変化とROMに記憶されている変化とが一致する場合(ステップS403でYES)、電流値を制限する必要があると判断してステップS404へ移行する一方、上記検出された車両状態の変化とROMに記憶されている変化とが一致しない場合(ステップS403でNO)、電源制御以外の処理を実行すべくステップS412へ移行する。この場合、電流値を制限する必要がある変化とは、例えば、パワーシートスイッチ13、ウィンドウデフォッガスイッチ14、エアコンスイッチ15、及びオーディオスイッチ16のいずれかがオンされたことが検出された場合や、図略のバッテリ状態判定回路によりバッテリ8の動作状態が不良と判定された場合等である。
次に、ステップS404において、消費電流算出部25によって、電源線7の配線トポロジにおける各リンクに対応する部分を流れる電流が算出される。例えば、車両状態取得部21によって検出された車両状態の変化がオーディオスイッチ16のオンであった場合、消費電流算出部25によって、ネットワーク記憶部28に記憶されている、電源線7のトポロジを示す情報からオーディオ装置4の動作用電流は、電源線a,b,gを経由する経路を介して供給されることが確認され、オーディオ装置4の電源をオンさせた場合に電源線a,b,gを流れる電流値が算出される。具体的には、例えば、図9に示す属性情報100が端末属性記憶部27に記憶されている場合、さらにオーディオ装置4の電源がオンすると、電源線aを流れる電流Ia=IopA+IopB+IopD、電源線bを流れる電流Ib=IopB+IopD、電源線gを流れる電流Ig=IopBとして算出される。
次に、ステップS405において、オンオフ制御部26によって、電源線a,b,gを流れる電流Ia,Ib,Igと、それぞれ電源線a,b,gの定格電流値ILa、ILb、ILgとが比較される。そして、電流Ia,Ib,Igのいずれもが定格電流値ILa、ILb、ILg以下であった場合(ステップS405でYES)、オーディオ装置4の電源をオンさせるべくステップS407へ移行する一方、例えばILa<Iaであった場合(ステップS405でNO)、電源線aを流れる電流Iaを低減させるべくステップS406へ移行する。なお、例えば、車両状態取得部21によりバッテリ8の動作状態が不良と判定されたときは、電源線7の各部を流れる電流値にかかわらずステップS406へ移行する構成としても良い。
図12は、ステップS406における電流Iaを低減させるための電源オフ処理の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS501において、オンオフ制御部26によって、端末属性記憶部27に記憶されている属性情報100のうち、運転状態情報が運転中を示している装置、すなわちエアコン装置3とウィンドウデフォッガ装置6のうち優先順位が低いエアコン装置3が、電源オフの対象装置として決定される。
次に、ステップS502において、オンオフ制御部26によって、電源オフの対象装置として決定されたエアコン装置3の電源をオフしたときに電流Iaが定格電流値ILa以下になるか否かが確認される。すなわち、ILa<IopB+IopDとなるか否かが確認される。そして、ILa<IopB+IopDとなるときは、電源オフの対象装置として決定されたエアコン装置3の電源をオフするべくステップS503へ移行する一方、ILa<IopB+IopDとならないときは、システム上の問題が生じていると考えられるので、システムの復旧を試みるべくステップS506へ移行する。ステップS506は、ステップS105と同様の処理であるので、その説明を省略する。
なお、オンオフ制御部26は、ステップS502において、電源オフの対象装置として決定された車載用電気応用装置の電源をオフしても電源線を流れる電流値がその定格電流値以下にならないときは、端末属性記憶部27に記憶されている運転状態情報が運転中を示している装置を、その優先順位に従って、電源線を流れる電流値がその定格電流値以下になるまで順次電源オフの対象装置として追加決定する構成としても良い。また、オンオフ制御部26は、エアコン装置3をオフするのではなく、例えばエアコン装置3の運転パーセンテージを50%にした場合にILa<0.5×IopA+IopB+IopDとなるか否かを決定し、ILa<0.5×IopA+IopB+IopDとなるときは、エアコン装置3の運転パーセンテージを50%にするべくステップS503へ移行する構成としても良い。
次に、ステップS503において、オンオフ制御部26によって、端末属性記憶部27に記憶されている属性情報100に基づいて、電源オフの対象装置であるエアコン装置3のID番号「3」を宛先に指定して、電源オフコマンド(電源オフ指令)が電源線多重通信部23及び電源線7を介してエアコン装置3へ送信される。なお、エアコン装置3の運転パーセンテージを50%にする場合は、オンオフ制御部26によって、電源オフコマンドの代わりに運転パーセンテージを50%にする旨のコマンドが送信される。
一方、図13を参照して、エアコン装置3においては、電源線多重通信部31によって、車載電源制御装置2から電源線7を介して送信されてきた通信データが受信され、当該通信データの宛先として指定されているID番号とエアコン装置3のID番号記憶部35に記憶されているID番号「3」とが照合され、その結果が一致すると、その通信データが機器制御部32へ出力される(ステップS601)。そして、機器制御部32によって、当該通信データがオン指令であるか否かが確認され、オン指令であったときは(ステップS602でYES)機器制御部32によって、電源スイッチ部33がオンされると共にエアコン装置3が電源オン状態になったことを示すオン確認応答が電源線多重通信部31と電源線7とを介して車載電源制御装置2へ送信され(ステップS603)、バッテリ8から電源線7を介してエアコン本体部34へ動作用電流が供給される一方、オン指令でなかったときは(ステップS602でNO)さらに当該通信データがオフ指令であるか否かが確認され、オフ指令であったときは(ステップS604でYES)機器制御部32によって、電源スイッチ部33がオフされると共にエアコン装置3が電源オフ状態になったことを示すオフ確認応答が電源線多重通信部31と電源線7とを介して車載電源制御装置2へ送信される(ステップS605)結果、エアコン本体部34がオフされる。
なお、当該通信データが運転パーセンテージを50%にする旨のコマンドが送信された場合は、ステップS604において、機器制御部32によって、オフ指令ではないと判断され(ステップS604でNO)、当該通信データに含まれる運転パーセンテージを50%にする旨のコマンドが機器制御部32からエアコン本体部34へ出力され(ステップS606)、エアコン本体部34によって運転パーセンテージが50%にされる。
次に、図12を参照して、車載電源制御装置2でのステップS504において、オンオフ制御部26によって、エアコン装置3からのオフ確認応答が電源線多重通信部23により受信されたか否かが確認され、受信されないときは(ステップS504でNO)、予め設定された所定の試行回数だけステップS503,S504を繰り返して電源オフコマンドを再送し(ステップS505でNO)、繰り返し回数が所定の試行回数を超えたとき(ステップS505でYES)はシステムに何らかの異常が発生したと判断してシステムを復旧すべくステップS506へ移行する。なお、ステップS506の動作は図7のステップS105と同様であるのでその説明を省略する。
一方、ステップS504において、オンオフ制御部26によって、エアコン装置3からのオフ確認応答が電源線多重通信部23により受信されたときは(ステップS504でYES)、端末属性記憶部27に記憶されている属性情報101の運転状態情報が「OFF」に変更されて図11のステップS407に移行する。
次に、ステップS407において、オンオフ制御部26によって、オーディオ装置4の電源をオンさせるべくオーディオ装置4のID番号「4」を宛先に指定して、電源オンコマンド(電源オン指令)が電源線多重通信部23及び電源線7を介してオーディオ装置4へ送信される。
一方、オーディオ装置4においては、図13のステップS601〜S603の処理により、図4に示すオーディオ装置4の電源スイッチ部33がオンされると共にオーディオ装置4が電源オン状態になったことを示すオン確認応答が電源線多重通信部31と電源線7とを介して車載電源制御装置2へ送信される結果、バッテリ8から電源線7を介してオーディオ本体部41へ動作用電流が供給される。
他方、図11の車載電源制御装置2でのステップS408において、オンオフ制御部26によって、オーディオ装置4からのオン確認応答が電源線多重通信部23により受信されたか否かが確認され、受信されないときは(ステップS408でNO)、予め設定された所定の試行回数だけステップS407,S408を繰り返して電源オンコマンドを再送し(ステップS410でNO)、繰り返し回数が所定の試行回数を超えたとき(ステップS410でYES)はシステムに何らかの異常が発生したと判断してシステムを復旧すべくステップS411へ移行する。なお、ステップS411の動作は図7のステップS105と同様であるのでその説明を省略する。
一方、ステップS408において、オンオフ制御部26によって、オーディオ装置4からのオン確認応答が電源線多重通信部23により受信されたときは(ステップS408でYES)、端末属性記憶部27に記憶されている属性情報102の運転状態情報が「ON」に変更される。
なお、例えば、パワーシートスイッチ13がオンされたときは、パワーシート装置5の属性情報103の組み合わせ情報は、「D」とされているので、ステップS501において、オンオフ制御部26によって、装置記号「D」のウィンドウデフォッガ装置6が電源オフの対象装置として決定される構成としても良い。これにより、パワーシート装置5とウィンドウデフォッガ装置6とは、同時に動作されることが禁止されるので、例えばパワーシート装置5とウィンドウデフォッガ装置6の動作用電流が流れる電源線eは、パワーシート装置5の消費電流IopCと、ウィンドウデフォッガ装置6の消費電流IopDのいずれか消費電流値の大きいもの以上の定格電流値を有していればよく、パワーシート装置5とウィンドウデフォッガ装置6とが同時に動作することを禁止しない場合に必要となるIopC+IopD以上の定格電流値を有する電源線よりも、定格電流値の小さい、従って細いケーブルを、電源線eとして用いることができる。
次に、ステップS412において、制御部22によって、電源制御以外の処理が実行される。例えば、制御部22は、速度計11から車両状態取得部21によって取得された車両の走行速度に基づいて、電源線多重通信部23及び電源線7を介して図略のドアロック装置にドアをロックさせる旨の指令を送信したり、高速走行時にオーディオ装置4へボリュームを上げる旨の指令を送信したり、停車中に図略の衝突回避レーダに電源オフ指令を送信したり、あるいは走行中にドアが開いたことが図略のセンサによって検知されたときに図略の警報装置を作動させたり室内灯を点灯させたりする構成としてもよい。
以上、車載電源制御装置2におけるステップS401〜S412の動作、及び車載用電気応用装置におけるステップS601〜S606の動作により、例えばオーディオスイッチ16がオンされる等、車両状態情報が変化したときに、端末属性記憶部27に記憶されている消費電流値と優先度とに基づいて、電源線7を介して車載用電気応用装置に供給される動作用電流を、電源線7の各部分、すなわち電源線a〜iについて、それぞれ定格電流値の範囲内に規制するべく、運転中の車載用電気応用装置のうち優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにすることができるので、電源線a〜iとして用いるケーブルの定格電流値を低減することができる。
また、例えば、オルタネータ9による発電量、すなわちバッテリ8の充電電流が低下したり、バッテリ8の過放電、寿命によるへたり、出力電圧の低下、周囲温度環境等の要因からバッテリ8の残容量が不足していると判定されたとき、運転中の車載用電気応用装置のうち優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにすることができるので、バッテリ8の出力電流を低下させることができ、例えば長時間駐車時等のバッテリ上がりを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る車載電源制御システムの構成の一例を説明するための図である。 図1に示す車載電源制御装置の構成の一例を説明するための図である。 図1に示すエアコン装置の構成の一例を説明するための図である。 図1に示すオーディオ装置の構成の一例を説明するための図である。 図1に示すパワーシート装置の構成の一例を説明するための図である。 図1に示すウィンドウデフォッガ装置の構成の一例を説明するための図である。 図1に示す車載電源制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示すエアコン装置等の動作の一例を示すフローチャートである。 端末属性記憶部に記憶された各車載用電気応用装置の属性情報の一例を示す図である。 図1に示す車載電源制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す車載電源制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す車載電源制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示すエアコン装置等の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車載電源制御システム
2 車載電源制御装置
3 エアコン装置
4 オーディオ装置
5 パワーシート装置
6 ウィンドウデフォッガ装置
7 電源線
8 バッテリ
9 オルタネータ
10 電流センサ
11 速度計
13 パワーシートスイッチ
14 ウィンドウデフォッガスイッチ
15 エアコンスイッチ
16 オーディオスイッチ
17 キースイッチ
21 車両状態取得部
22 制御部
23 電源線多重通信部
24 属性情報取得部
25 消費電流算出部
26 オンオフ制御部
27 端末属性記憶部
28 ネットワーク記憶部
31 電源線多重通信部
32 機器制御部(電源制御部)
33 電源スイッチ部
34 エアコン本体部
35 ID番号記憶部(識別情報記憶部)
36 属性情報記憶部
41 オーディオ本体部
51 パワーシート本体部
61 ウィンドウデフォッガ本体部

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、それぞれを識別するための識別情報が付与されると共に電源線を介して電源からの動作用電流が供給される複数の車載用電気応用装置それぞれに、前記電源からの動作用電流の供給をオン、オフさせる電源オン、オフ指令を、前記電源線を介して送信する車載電源制御装置であって、前記車両の状態を示す車両状態情報を取得する車両状態取得部と、前記複数の車載用電気応用装置の消費電流値と当該各車載用電気応用装置への前記動作用電流の供給をオンさせるための優先度とを前記車載用電気応用装置毎の属性情報として予め記憶する端末属性記憶部と、前記車両状態取得部により取得された車両状態情報が変化したときに、前記端末属性記憶部に記憶されている前記消費電流値と前記優先度とに基づいて、前記車載用電気応用装置に供給するべく前記電源線に流れる動作用電流を所定の電流範囲内に規制するべく、オン指令中の車載用電気応用装置のうち前記優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく当該車載用電気応用装置を決定し、決定された車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オフ指令を送信する電流制限部とを備えたことを特徴とする車載電源制御装置。
  2. 前記車両状態取得部は、前記複数の車載用電気応用装置の動作に関わる車両の状態を、前記車両状態情報として取得するものであり、前記端末属性記憶部は、さらに前記複数の車載用電気応用装置の電源オン、オフ状態を記憶するものであり、前記車両状態取得部により取得された車両状態情報が、当該車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の電源をオンするべく変化したときに、前記端末属性記憶部に記憶されている電源オンオフ状態及び消費電流値に基づいて、当該車載用電気応用装置の電源をオンさせた場合における前記電源線を介して供給される前記動作用電流の合計である合計電流値を算出する消費電流算出部と、前記消費電流算出部により算出された前記合計電流値が前記電源線の定格電流値を超えるか否かを判定し、超えないときに前記車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オン指令を送信する一方、超えるときに前記端末属性記憶部に記憶されている優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく決定された前記車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オフ指令を送信する一方、前記車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オン指令を送信する第1のオンオフ制御部とを備えるものであることを特徴とする請求項1記載の車載電源制御装置。
  3. 前記電源線の配線トポロジと、前記配線トポロジにおける前記複数の車載用電気応用装置の位置と、前記配線トポロジにおける前記電源線の各リンクに対応する部分の各定格電流値とを記憶するネットワーク記憶部をさらに備え、前記消費電流算出部は、前記ネットワーク記憶部に記憶されている前記複数の車載用電気応用装置の位置と前記電源線の各リンクに対応する部分毎の定格電流値とに基づいて、前記電源線の各リンクに対応する部分毎に、当該部分を介して前記動作用電流が供給されている車載用電気応用装置について前記合計電流値を算出するものであり、前記第1のオンオフ制御部は、前記電源線の各リンクに対応する部分毎の合計電流値と前記ネットワーク記憶部に記憶されている当該部分毎の定格電流値とに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項2記載の車載電源制御装置。
  4. 前記端末属性記憶部は、前記複数の車載用電気応用装置のうち、同時に動作されることを禁止する車載用電気応用装置の組み合わせを示す組み合わせ情報を、前記属性情報にさらに含んで記憶するものであり、前記第1のオンオフ制御部は、前記車両状態取得部により取得された車両状態情報が当該車両状態情報の変化に関わる車載用電気応用装置の電源をオンするべく変化したときに、前記端末属性記憶部に記憶されている前記組み合わせ情報によって当該車載用電気応用装置と組み合わされている車載用電気応用装置の識別情報を、宛先に指定して電源オフ指令を送信するものであることを特徴とする請求項2又は3記載の車載電源制御装置。
  5. 前記車両状態取得部は、前記動作用電流を供給するバッテリーの状態の良否を、前記車両状態情報として取得するものであり、前記端末属性記憶部は、さらに前記複数の車載用電気応用装置の電源オン、オフ状態を記憶するものであり、前記車両状態取得部により取得された前記車両状態情報が前記バッテリーの状態が良くないことを示すときに、前記端末属性記憶部に記憶されている電源オン、オフ状態と優先度とに基づいて、前記優先度が低い車載用電気応用装置から順にオフにするべく決定された前記車載用電気応用装置の識別情報を宛先に指定して電源オフ指令を送信する第2のオンオフ制御部とを備えるものであることを特徴とする請求項1記載の車載電源制御装置。
  6. 前記属性情報を、前記複数の車載用電気応用装置から前記電源線を介して受信する属性情報取得部をさらに備え、前記端末属性記憶部は、前記属性情報取得部によって前記各車載用電気応用装置から受信された属性情報を記憶するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車載電源制御装置。
  7. 車両に搭載され、電源から電源線を介して動作用電流が供給され、当該電源線を介して当該電源線からの動作用電流の供給をオンオフさせるための電源オン、オフ指令を受信する受信部と、前記受信部により受信された電源オン、オフ指令に基づいて当該電源線からの動作用電流の供給をオンオフする電源制御部とを備えた車載用電気応用装置であって、自己を識別するための識別情報を予め記憶する識別情報記憶部を備え、前記受信部は、前記識別情報記憶部に記憶されている識別情報が宛先に指定された前記電源オン、オフ指令を受信するものであることを特徴とする車載用電気応用装置。
  8. 請求項1に記載の車載電源制御装置と、請求項7に記載の車載用電気応用装置とが、前記車載用電気応用装置に動作用電流を供給する電源線を介してデータ送受信可能に接続されたものであることを特徴とする車載電源制御システム。
JP2003322926A 2003-09-16 2003-09-16 車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システム Withdrawn JP2005088677A (ja)

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