JP3321117B2 - 検査機能付き車載用電子ユニットの駆動方法 - Google Patents

検査機能付き車載用電子ユニットの駆動方法

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JP3321117B2
JP3321117B2 JP16813599A JP16813599A JP3321117B2 JP 3321117 B2 JP3321117 B2 JP 3321117B2 JP 16813599 A JP16813599 A JP 16813599A JP 16813599 A JP16813599 A JP 16813599A JP 3321117 B2 JP3321117 B2 JP 3321117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロコンピ
ュータチップを搭載した車載用電子ユニットにおいて、
その入出力等の動作が正常に行われるかどうかを検査す
るための検査機能付き車載用電子ユニットの駆動方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロコンピュータチップ
(以下「マイコン」と略称する)を搭載した車載用電子
ユニットにおいて、その入出力等の動作が正常に行われ
るかどうかを検査するためには、実際に電子ユニットが
実車で搭載されて使用される条件において、ドアロック
操作やパワーウィンドウ操作等の所定のスイッチ指示信
号を電子ユニットに送信し、このスイッチ指示信号に対
応して所望の負荷(例えばドアロック機構やパワーウィ
ンドウ駆動装置等)が正常に作動するかどうかを確認す
ることで、電子ユニット内のマイコンが正常な駆動信号
を出力しているかどうか、あるいは、電子ユニット内の
入出力回路が正常に機能しているかどうかを確認してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、電子
ユニットに与える全てのスイッチ指示信号を順次与えて
いき、これに対応する全ての負荷が正常に動作するかど
うかを確認しなければならなかったため、検査に非常に
時間を要するという欠点があった。
【0004】そこで、検査時間の短縮を目的とした新し
い検査方法として、出願人は、例えば、特願平11−3
7487号の特許出願(以下、提案例と称す)におい
て、シリアル通信を用いた検査方法を提案している。
【0005】このシリアル通信を用いた提案例では、図
7の如く、電子ユニット1に着脱自在に接続できる検査
装置2を用意するとともに、予め電子ユニット1のマイ
コン4a内に検査専用のソフトウェアプログラムを書き
込んでおくようになっている。そして、検査工程におい
ては、まず入力回路3に特定のスイッチ指示信号を入力
し、マイコン4a内のCPU4によって検査専用のソフ
トウェアプログラムが実行され、通常モードから検査モ
ードに移行させる。しかる後、所定の命令信号を検査装
置2から電子ユニット1の入力回路3にシリアル通信で
入力し、この入力回路3を通じてマイコン内のCPU4
で所定の応答信号を生成し、この応答信号を出力回路5
を通じて検査装置2へ返信することで、電子ユニット1
が正常に動作することを確認するようになっている。
【0006】ここで、検査モードへの移行に際して入力
回路3に入力されるスイッチ指示信号の条件は、実際の
実車ではありえない信号を使用するようにしている。例
えば、ドアロック指示用の信号とドアアンロック指示用
の信号とを同時に与えたり、あるいはパワーウィンドウ
アップ信号とパワーウィンドウダウン信号とを同時に与
えたりする。このような実車では本来的に入力されるこ
とのないスイッチ指示信号の特殊な組合せで、電子ユニ
ット1の検査を実行することができる。
【0007】しかしながら、図7に示す提案例におい
て、電子ユニット1の入力回路3に強力な外部ノイズ等
が混入すると、その影響により偶然に上記のような特殊
な組合せの信号が生じ、これが実車にて誤ってマイコン
4aのCPU4に入力されてしまうと、運転者等の予期
しない状態で電子ユニット1が検査モードに切り替わっ
てしまうことも生じうる。このよう事態は極めて稀では
あるが、万一かかる不測の検査モードへの切替が行われ
ると、電子ユニット1が正常動作しなくなってしまい、
最悪の場合、車両機能の誤動作、動作停止を引き起こす
おそれもあり、かかる事態に対する防止策を予め万全に
しておくことが重要である。
【0008】そこで、この発明の課題は、実車におい
て、外部ノイズ等の影響により電子ユニットが誤って検
査モードに切り替わってしまっても、即座に通常モード
に復帰できるような検査機能付き車載用電子ユニットの
駆動方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、自動車に搭載される電子ユニ
ットであって、外部の複数のスイッチにそれぞれ接続さ
れて該各スイッチのスイッチ指示信号が入力される複数
の入力回路と、外部に対して所定の負荷を駆動制御する
ための駆動制御信号をそれぞれ出力する複数の出力回路
と、前記入力回路を介して入力された前記各スイッチ指
示信号に基づいて前記各駆動制御信号を生成して前記出
力回路に出力するとともに制御部と、当該制御部が正常
に動作しているかどうかを検出するウォッチドッグ集積
回路とを備えた電子ユニットについて、所定の検査装置
を使用して前記入力回路及び前記出力回路の検査を行う
ことが可能とされた検査機能付き車載用電子ユニットの
駆動方法であって、前記ウォッチドッグ集積回路は、前
記制御部が正常に動作しているときに出力される所定の
ウォッチドッグパルス信号が停止した際に当該制御部を
リセットするためのリセット信号を出力するようにさ
れ、前記検査装置は、前記入力回路を通じて前記制御部
に本来の駆動制御を行う通常モードから前記入力回路及
び前記出力回路の作動検査を行う検査モードへの切り替
え指示を行う所定のモード切替信号を送信する機能と、
検査時にのみ前記入力回路を通じて前記制御部に定期的
に検査モード定期通知を発行する機能と、検査時に前記
入力回路を通じて前記制御部に所定の検査命令信号を与
える機能と、前記検査命令信号に応じて前記制御部から
前記出力回路を通じて返信されてきた所定の応答信号の
有無により前記入力回路及び前記出力回路についての作
動検査を行う機能とを備え、前記制御部は、初期状態で
前記通常モードに設定されるとともに、前記通常モード
時に前記入力回路を通じて与えられた前記スイッチ指示
信号に応じて前記負荷を駆動制御するための前記駆動制
御信号を生成して前記出力回路に出力する駆動制御機能
と、前記検査装置から前記入力回路を通じて前記所定の
モード切替信号が与えられたときに前記通常モードから
前記検査モードに切り替えるモード切替機能と、前記検
査モード時に前記検査装置から前記入力回路を通じて前
記検査命令信号が与えられたときに当該検査命令信号に
応じた前記応答信号を前記出力回路を通じて出力する応
答信号送信機能と、前記制御部の正常状態を示す前記ウ
ォッチドッグパルス信号を前記ウォッチドッグ集積回路
に送信するパルス送信機能と、前記検査モード時に前記
検査装置から定期的に与えられる前記検査モード定期通
知を一定期間毎に確認する通報確認機能と、前記検査モ
ード時に定期的な前記検査モード定期通知を確認できな
かった場合に前記ウォッチドッグ集積回路へのウォッチ
ドッグパルス信号の送信を強制的に停止するパルス停止
機能と、前記ウォッチドッグ集積回路から前記リセット
信号が与えられたときにリセットするリセット機能とを
有し、前記制御部の検査モード時には、前記制御部が前
記検査装置から定期的に与えられる前記検査モード定期
通知を一定期間毎に確認し、定期的な前記検査モード定
期通知を確認できなかった場合に前記ウォッチドッグ集
積回路へのウォッチドッグパルス信号の送信を強制的に
停止し、前記ウォッチドッグ集積回路は、前記ウォッチ
ドッグパルス信号が停止した際に前記制御部に前記リセ
ット信号を出力し、前記制御部は、前記リセット信号に
基づいてリセットすることで、初期状態の前記通常モー
ドに復帰するものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記制御部は、
書き換え可能な記憶装置が内蔵され、前記制御部の少な
くともモード切替機能、通報確認機能及びパルス停止機
能は、前記書き換え可能な記憶装置内に格納されるソフ
トウェアプログラムによって規律されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る電子ユニット6及び検査装置7を示すブロック図
である。
【0012】一般に、電子ユニット6には、従来よりマ
イコン10の暴走/停止を監視するためのウォッチドッ
グ集積回路(ウォッチドッグIC)11が搭載されてお
り、この検査方法では、電子ユニット6が不測に検査モ
ードに移行してしまった場合に、上記の既存のウォッチ
ドッグIC11の特性を利用して、強制的に通常モード
へ移行させるようにしたものである。即ち、この検査方
法は、電子ユニット6を所定の検査装置7でシリアル通
信により検査する際に、検査装置7側から検査モード中
であることを電子ユニット6に知らせる検査モード定期
通知を行い、検査モード中に電子ユニット6が一定期間
毎にその検査モード定期通知を確認するようにし、一定
期間内にその検査モード定期通知を受信しなかった場合
は、電子ユニット6内のマイコン10が、その動作監視
用のウォッチドッグ集積回路(ウォッチドッグIC)1
1へのウォッチドッグパルス信号の出力を停止し、これ
に基づいてウォッチドッグIC11が電子ユニット6に
リセットをかけて検査モードから通常モードへ強制的に
復帰させるようになっている。
【0013】ここで、検査対象となる電子ユニット6
は、図1の如く、マイコン10及びウォッチドッグIC
11と、外部からマイコン10に入力信号を与えるため
の入力回路13と、マイコン10から外部に対して出力
信号を出力するための出力回路14とを備えている。
【0014】マイコン10は、フラッシュROMまたは
EEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリ装置
(書き換え可能な記憶装置)15と、この不揮発性メモ
リ装置15内に予め格納された所定のソフトウェアプロ
グラムを読み込んで当該ソフトウェアプログラムに従っ
た所定の論理動作を行う中央演算装置(CPU)16と
を備える。
【0015】ここで、不揮発性メモリ装置15内のソフ
トウェアプログラムは、CPU16の正常動作状態を示
す所定のウォッチドッグパルス信号をCPU16のウォ
ッチドッグパルス信号出力端子からウォッチドッグIC
11に継続して送信するパルス送信機能と、外部(例え
ば検査装置7)から入力回路13を通じてモード切替信
号が与えられたときに検査モードと通常モードとに切り
替えるモード切替機能と、通常モード時に入力回路13
を通じて与えられた所定のスイッチ指示信号に応じて出
力回路14から駆動制御信号を送信し各種駆動負荷を動
作制御する駆動制御機能と、検査モード時に外部(検査
装置7)から入力回路13を通じて所定の検査命令信号
が与えられたときに当該検査命令信号に応じた応答信号
を出力回路14を通じて出力する応答信号送信機能と、
検査モード時に検査装置7から定期的に与えられる後述
の検査モード定期通知を一定期間毎に確認する通報確認
機能と、定期的な検査モード定期通知を確認できなかっ
た場合にCPU16のウォッチドッグIC11へのウォ
ッチドッグパルス信号の送信を強制的に停止するパルス
停止機能と、ウォッチドッグIC11からCPU16に
リセット信号が与えられたときにCPU16をリセット
させるリセット機能とを有している。そして、このマイ
コン10のCPU16は、初期状態が通常モードに設定
されるようになっており、当該CPU16がリセットさ
れた後は、次にモード切替信号で検査モードに切り替え
られない限り、通常モードが維持されるようになってい
る。したがって、ウォッチドッグIC11からリセット
信号が与えられたときには、マイコン10のCPU16
は、検査モードを終了して通常モードに自動的に切り替
わり、種々のスイッチ指示信号に対して駆動制御信号を
返信するようになる。尚、検査装置7から入力回路13
を通じてマイコン10に与えられる信号及びマイコン1
0から出力回路14を通じて検査装置7に与える信号に
ついては後述する。
【0016】ウォッチドッグIC11は、マイコン10
の暴走/停止を監視するものであって、具体的には、C
PU16のウォッチドッグパルス信号出力端子から出力
されるウォッチドッグパルス信号に基づいてCPU16
が正常に動作しているかどうかを判定する機能と、ウォ
ッチドッグパルス信号の入力の停止によりCPU16が
停止又は暴走していると判断した場合にその状態を解除
するためにCPU16のリセット端子にリセット信号を
送信する機能とを有している。
【0017】入力回路13は、イグニションスイッチが
接続されるイグニションスイッチ入力部、パワーウイン
ドウアップスイッチが接続されるパワーウインドウアッ
プスイッチ入力部、パワーウインドウダウンスイッチが
接続されるパワーウインドウダウンスイッチ入力部、ド
アロックスイッチが接続されるドアロックスイッチ入力
部、ドアアンロックスイッチが接続されるドアアンロッ
クスイッチ入力部、及びドアスイッチが接続されるドア
スイッチ入力部等が包括されたものであり、これらの各
入力回路部は全て外部接続端子13aを介して検査装置
7に着脱自在に接続できるようになっている。この入力
回路13の各入力回路部に与えられた信号はマイコン1
0のCPU16に入力され、このCPU16により信号
のパルスの識別が行われた後、上述のソフトウェアプロ
グラムで定義された各種機能に従って所定の動作が行わ
れる。尚、図1では、簡略化のため、外部接続端子13
aを1個の端子として示しているが、実際にはこの入力
回路13を構成する複数の入力回路部毎に有せしめられ
た複数のポートのそれぞれに接続できるようになってい
る。
【0018】出力回路14は、例えばドーム(天井)ラ
ンプの点灯駆動を行うランプ駆動出力回路部、ドアロッ
ク/アンロック制御を行うためのドアロック出力回路部
及びドアアンロック出力回路部、パワーウィンドウの昇
降制御を行うためのパワーウインドウUP出力回路部及
びパワーウインドウDOWN出力回路部等が包括された
ものであり、これらの各出力回路部は全て外部接続端子
14aを介して検査装置7に着脱自在に接続できるよう
になっている。そして、出力回路14は、マイコン10
のCPU16が通常モードである場合に、これらの出力
回路部を通じて各種駆動負荷に対する駆動制御信号が送
出されるとともに、検査モード時に上記の応答信号を出
力回路14を通じて検査装置7に出力するようになって
いる。これらの信号の出力時には、マイコン10のCP
U16によって、いずれの駆動回路部から信号を出力さ
れるか、また、どのような波形の信号が出力されるか等
が決定され、その決定に従って信号の出力が行われるも
のである。尚、図1では、簡略化のため、外部接続端子
14aを1個の端子として示しているが、実際にはこの
出力回路14を構成する複数の出力回路部毎に有せしめ
られた複数のポートにそれぞれ接続できるようになって
いる。また、上記したモード切替信号は、入力回路13
に入力する際にマイコン10側でスイッチ指示信号と識
別できるよう、実際の操作におけるスイッチ指示信号と
して発生するはずのない組合せに予め設定されており、
例えば、ドアロック用の信号とドアアンロック用の信号
とが同時に入力された場合や、パワーウィンドウアップ
用の信号とパワーウィンドウダウン用の信号とが同時に
与えられた場合などに設定される。
【0019】検査装置7は、シリアル通信入出力インタ
ーフェースを備えており、このシリアル通信入出力イン
ターフェースが所定の配線により電子ユニット6の外部
接続端子13a,14aの全てのポートに着脱自在に接
続できるようになっている。そして、検査装置7で入力
回路13及び出力回路14の検査を行う場合には、検査
装置7を所定の配線により外部接続端子13a,14a
の全ポートに接続し、モード切替信号をマイコン10の
CPU16に送信して当該CPU16を検査モードに切
り替え、入力回路13の各入力回路部に検査命令信号を
送信し、これに対応する正常な応答信号がCPU16か
ら出力回路14を通じて返信されたときには、入力回路
13(各入力回路部)及び出力回路14(各出力回路
部)が正常であると判断するようになっている。
【0020】ここで、検査時に検査装置7から電子ユニ
ット6の入力回路13に与えられる信号のデータフォー
マットの例を図2に示す。この検査装置7から電子ユニ
ット6へ送信される信号は、各種の検査命令信号と検査
モード定期通知とを含んでおり、それぞれ図2の如く、
命令の内容を示す8ビット長の命令コマンドID1a
と、検査したい出力ポート番号や入力ポート番号等を指
定する8ビット長のポート指定データDATA1aから
成り立っている。ここで、次の表1は命令コマンドID
1aの一覧リストを例示したものであり、また表2はポ
ート指定データDATA1aの一覧リストを例示したも
のである。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】ここで、表1中のD0〜D7は命令コマン
ドID1a中の各ビットデータを示しており、これら
は、例えば「入力ポートデータ送信要求」、「検査モー
ド定期通知」、「出力ポート出力要求」〜「検査モード
終了要求」等といったデータが予め定義されているもの
である。また、表2中のDAT0〜DAT7はポート指
定データDATA1a中の各ビットデータを示してい
る。尚、命令コマンドやポート指定データについては、
電子ユニット6の規模により命令数を増やしたい場合や
ポート番号を増やしたい場合もあるため、必要がある場
合は、図3のように他の命令コマンドID2aや他のポ
ート指定データDATA2aをフレームに付け加えるよ
うになっている。
【0024】また、電子ユニット6の出力回路14から
検査装置7に与えられる応答信号のデータフォーマット
の例を図4に示す。この応答信号についても、上述の検
査命令信号と同様に、図4に示すように応答の内容を示
す8ビット長の応答情報ID1bと、出力ポートや検査
したい入力ポート等を指定する8ビット長のポート指定
データDATA1bから成り立っている。ここで、次の
表3は応答情報ID1bの一覧リストを例示したもので
あり、また表4はポート指定データDATA1bの一覧
リストを例示したものである。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】ここで、表3中のD0〜D7は応答情報I
D1b中の各ビットデータを示しており、これらは、例
えば「入力ポートデータ送信」、「入力A/D値送
信」、「ポート出力送信」〜「検査モード終了」等とい
った送信する信号の種類等によって異なったデータが予
め定義されているものである。また、表4中のDAT0
〜DAT7はポート指定データDATA1b中の各ビッ
トデータを示している。尚、応答情報やポート指定デー
タについて、電子ユニット6の規模により命令数を増や
したい場合やポート番号を増やす必要がある場合は、図
5に示すように他の応答情報ID2bや他のポート指定
データDATA2bをフレームに付け加えるようになっ
ている。
【0028】そして、検査装置7は、上記の電子ユニッ
ト6の検査中は、定期的に検査モード定期通知を電子ユ
ニット6に対して発行するようになっており、また電子
ユニット6の検査を行わない場合には、検査モード定期
通知を電子ユニット6に発行しないようになっている。
【0029】尚、検査装置7と電子ユニット6との間の
シリアル通信の方式としては、検査装置7をマスター、
電子ユニット6をスレーブとした独自のシリアル通信プ
ロトコルを用い、基本的には、検査装置7から電子ユニ
ット6に種々の信号(モード切替信号、検査命令信号ま
たはウォッチドッグパルス信号出力停止命令)を送り、
これに対応して電子ユニット6が動作し、例えば応答信
号を検査装置7に返信するといった通信方法を採ってい
る。
【0030】上記構成の検査機能付き車載用電子ユニッ
トの駆動方法の動作を説明する。
【0031】尚、電子ユニット6内では、初期状態でマ
イコン10のCPU16のウォッチドッグパルス信号出
力端子からウォッチドッグIC11に対してウォッチド
ッグパルス信号が継続的に送信されており、このウォッ
チドッグパルス信号をウォッチドッグIC11が検出す
ることによってマイコン10が正常動作していると判断
する一方、マイコン10からのウォッチドッグパルス信
号が途切れると、ウォッチドッグIC11は、マイコン
10が停止又は暴走したと判断し、これに基づいてマイ
コン10のリセット端子にリセット信号を送信して正常
復帰させるようになる。ただし、以下の説明では、理解
の容易のため、マイコン10が正常動作をしていること
を前提に説明を進めることとする。
【0032】まず、マイコン10のCPU16は、初期
的に通常モードに設定されており、検査装置7からモー
ド切替信号を送信して検査モードに切り替えを行わない
限り、マイコン10は各種負荷の駆動制御を行うように
なる。即ち、この通常モードでは、マイコン10のCP
U16は、入力回路13に接続されたイグニションスイ
ッチ、パワーウインドウアップスイッチ、パワーウイン
ドウダウンスイッチ、ドアロックスイッチ、ドアアンロ
ックスイッチまたはドアスイッチからの所定のスイッチ
指示信号に基づいて、不揮発性メモリ装置15内に予め
格納された所定のソフトウェアプログラムに従って所定
の駆動制御信号を発行し、出力回路14を通じて各種負
荷に送信して動作制御する。
【0033】ここで、電子ユニット6の入力回路13及
び出力回路14の検査を行う場合、検査装置7のシリア
ル通信入出力インターフェースを所定の配線を通じて電
子ユニット6の外部接続端子13a,14aの全てのポ
ートに接続する。そして、検査装置7からモード切替信
号を入力回路13に送信し、マイコン10のCPU16
を検査モードに切り替える。この際、モード切替信号と
しては、入力回路13に入力する際にマイコン10側で
スイッチ指示信号と識別できるよう、実際の操作におけ
るスイッチ指示信号として発生するはずのない組合せに
予め設定されたものをそうしんすることとする。例え
ば、このモード切替信号としては、ドアロック用の信号
とドアアンロック用の信号とが同時に入力したり、パワ
ーウィンドウアップ用の信号とパワーウィンドウダウン
用の信号とを同時に与えたりする。
【0034】しかる後、電子ユニット6の検査を実行す
る。即ち、検査装置7は、入力回路13の各入力回路部
に対し、表1及び表2並びに図2または図3に示す検査
命令信号を送信するとともに、定期的に検査モード定期
通知を行う。電子ユニット6のマイコン10のCPU1
6は、検査モード定期通知を一定期間毎に確認しつつ、
受信された検査命令信号に応じて、表1のように要求さ
れた種々の応答信号を表3及び表4並びに図4または図
5に示す応答信号を、出力回路14を通じて検査装置7
に返信する。検査装置7では、検査命令信号に対応する
正常な応答信号がCPU16から出力回路14を通じて
返信されたときには、入力回路13(各入力回路部)及
び出力回路14(各出力回路部)が正常であると判断す
る。
【0035】かかる動作において、CPU16からウォ
ッチドッグIC11には、ウォッチドッグパルス信号を
常時出力し続けており、これにより、電子ユニット6自
体の電源のオフや、CPU16自身の故障等の異常事態
が発生しない限り、CPU16がウォッチドッグIC1
1によってリセットされることはない。
【0036】次に、ノイズ等により検査モードへの誤エ
ントリーの場合を説明する。即ち、通常モードの動作の
途中で、電子ユニット6の入力回路13に強力な外部ノ
イズ等が混入し、その影響により、電子ユニット6のマ
イコン10にモード切替信号と同様の信号が偶然に与え
られた場合(図6中のステップS01:検査モードへの
誤エントリー)には、マイコン10のCPU16は、ノ
イズ等により不測に発生した信号をモード切替信号と誤
認識してしまい、電子ユニット6のマイコン10のCP
U16は、検査装置7との間でシリアル通信による検査
モードに移行してしまう(ステップS02)。この場
合、マイコン10のCPU16では、通常動作としての
スイッチ指示信号に応答することがなくなり、一定期間
毎にその検査モード定期通知を確認しつつ、検査命令信
号の受信を待つ状態になる。
【0037】ところで、マイコン10のCPU16が通
常モードから検査モードに移行しても、検査装置7側か
ら検査の指令が与えられている訳ではないため、検査装
置7から検査モード定期通知及び検査命令信号が与えら
れることはない(ステップS03)。したがって、検査
モード中のマイコン10のCPU16は、一定期間内に
その検査モード定期通知を受信しなかったと判断した時
点で、その動作監視用のウォッチドッグIC11へのウ
ォッチドッグパルス信号の出力を停止する(ステップS
04)。ウォッチドッグIC11では、ウォッチドッグ
パルス信号の停止に基づいて、ウォッチドッグIC11
が電子ユニット6にリセットをかける(ステップS0
5)。これに応じて、マイコン10のCPU16は、検
査モードから通常モードへ復帰する(ステップS0
6)。
【0038】このように、この実施の形態では、外部ノ
イズ等の影響により電子ユニット6が実車にて誤って検
査モードに切り替わってしまった場合でも、即座に通常
モードに復帰させることが可能となり、検査モードへの
誤エントリーによる機能誤動作、機能停止を防止でき
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、制御部
の初期状態を通常モードに設定し、また、制御部の検査
モード時に、検査装置から定期的に与えられる検査モー
ド定期通知を一定期間毎に確認して、定期的な検査モー
ド定期通知を確認できなかった場合にウォッチドッグ集
積回路へのウォッチドッグパルス信号の送信を強制的に
停止することとし、さらに、ウォッチドッグ集積回路
は、ウォッチドッグパルス信号が停止した際に制御部に
リセット信号を出力し、これに基づいて制御部がリセッ
トすることで、初期状態の通常モードに復帰するように
しているので、外部ノイズ等の影響により電子ユニット
が実車にて誤って検査モードに切り替わってしまった場
合でも、即座に通常モードに復帰させることが可能とな
り、検査モードへの誤エントリーによる機能誤動作、機
能停止を防止できる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、ウォッチ
ドッグ集積回路の検査として、電子ユニットに新たに検
査用の回路を設定することなく、ソフトウェアプログラ
ムを変更することで対応可能であるため、請求項1に記
載の発明を実現するに当たって、電子ユニットのコスト
アップを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る検査機能付き
車載用電子ユニットの駆動方法の概略を示すブロック図
である。
【図2】検査装置から電子ユニットへ送信される検査命
令信号の一例を示す図である。
【図3】検査装置から電子ユニットへ送信される検査命
令信号の他の例を示す図である。
【図4】電子ユニットから検査装置へ送られる応答信号
の一例を示す図である。
【図5】電子ユニットから検査装置へ送られる応答信号
の他の例を示す図である。
【図6】検査モード時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】一般的な車載用電子ユニットを検査装置で検査
する様子を示すブロック図である。
【符号の説明】
6 電子ユニット 7 検査装置 10 マイコン 11 ウォッチドッグIC 13 入力回路 13a,14a 外部接続端子 14 出力回路 15 記憶装置 16 CPU
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−228081(JP,A) 特開 平10−104296(JP,A) 特開2000−234985(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 B60R 16/02 660 G01M 17/007

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載される電子ユニットであっ
    て、外部の複数のスイッチにそれぞれ接続されて該各ス
    イッチのスイッチ指示信号が入力される複数の入力回路
    と、外部に対して所定の負荷を駆動制御するための駆動
    制御信号をそれぞれ出力する複数の出力回路と、前記入
    力回路を介して入力された前記各スイッチ指示信号に基
    づいて前記各駆動制御信号を生成して前記出力回路に出
    力するとともに制御部と、当該制御部が正常に動作して
    いるかどうかを検出するウォッチドッグ集積回路とを備
    えた電子ユニットについて、所定の検査装置を使用して
    前記入力回路及び前記出力回路の検査を行うことが可能
    とされた検査機能付き車載用電子ユニットの駆動方法で
    あって、 前記ウォッチドッグ集積回路は、前記制御部が正常に動
    作しているときに出力される所定のウォッチドッグパル
    ス信号が停止した際に当該制御部をリセットするための
    リセット信号を出力するようにされ、 前記検査装置は、前記入力回路を通じて前記制御部に本
    来の駆動制御を行う通常モードから前記入力回路及び前
    記出力回路の作動検査を行う検査モードへの切り替え指
    示を行う所定のモード切替信号を送信する機能と、検査
    時にのみ前記入力回路を通じて前記制御部に定期的に検
    査モード定期通知を発行する機能と、検査時に前記入力
    回路を通じて前記制御部に所定の検査命令信号を与える
    機能と、前記検査命令信号に応じて前記制御部から前記
    出力回路を通じて返信されてきた所定の応答信号の有無
    により前記入力回路及び前記出力回路についての作動検
    査を行う機能とを備え、 前記制御部は、初期状態で前記通常モードに設定される
    とともに、前記通常モード時に前記入力回路を通じて与
    えられた前記スイッチ指示信号に応じて前記負荷を駆動
    制御するための前記駆動制御信号を生成して前記出力回
    路に出力する駆動制御機能と、前記検査装置から前記入
    力回路を通じて前記所定のモード切替信号が与えられた
    ときに前記通常モードから前記検査モードに切り替える
    モード切替機能と、前記検査モード時に前記検査装置か
    ら前記入力回路を通じて前記検査命令信号が与えられた
    ときに当該検査命令信号に応じた前記応答信号を前記出
    力回路を通じて出力する応答信号送信機能と、前記制御
    部の正常状態を示す前記ウォッチドッグパルス信号を前
    記ウォッチドッグ集積回路に送信するパルス送信機能
    と、前記検査モード時に前記検査装置から定期的に与え
    られる前記検査モード定期通知を一定期間毎に確認する
    通報確認機能と、前記検査モード時に定期的な前記検査
    モード定期通知を確認できなかった場合に前記ウォッチ
    ドッグ集積回路へのウォッチドッグパルス信号の送信を
    強制的に停止するパルス停止機能と、前記ウォッチドッ
    グ集積回路から前記リセット信号が与えられたときにリ
    セットするリセット機能とを有し、 前記制御部の検査モード時には、 前記制御部が前記検査装置から定期的に与えられる前記
    検査モード定期通知を一定期間毎に確認し、定期的な前
    記検査モード定期通知を確認できなかった場合に前記ウ
    ォッチドッグ集積回路へのウォッチドッグパルス信号の
    送信を強制的に停止し、 前記ウォッチドッグ集積回路は、前記ウォッチドッグパ
    ルス信号が停止した際に前記制御部に前記リセット信号
    を出力し、 前記制御部は、前記リセット信号に基づいてリセットす
    ることで、初期状態の前記通常モードに復帰することを
    特徴とする検査機能付き車載用電子ユニットの駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の検査機能付き車載用電
    子ユニットの駆動方法であって、 前記制御部は、書き換え可能な記憶装置が内蔵され、 前記制御部の少なくともモード切替機能、通報確認機能
    及びパルス停止機能は、前記書き換え可能な記憶装置内
    に格納されるソフトウェアプログラムによって規律され
    ることを特徴とする検査機能付き車載用電子ユニットの
    駆動方法。
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