JPH08278924A - アダプタ診断システム - Google Patents

アダプタ診断システム

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Publication number
JPH08278924A
JPH08278924A JP7081092A JP8109295A JPH08278924A JP H08278924 A JPH08278924 A JP H08278924A JP 7081092 A JP7081092 A JP 7081092A JP 8109295 A JP8109295 A JP 8109295A JP H08278924 A JPH08278924 A JP H08278924A
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JP
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diagnostic
input
output
adapter
control device
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Application number
JP7081092A
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English (en)
Inventor
Takumi Oishi
卓美 大石
Koji Muroga
広治 室賀
Hideshi Nakadono
英志 中殿
Takahiro Kaneko
貴弘 兼子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 稼動中の計算機システムに悪影響を与えずに
安全な診断が行え、上位中央処理装置からの指令がなく
ても入出力制御装置及び入出力装置の診断が行える、ア
ダプタ診断システムを提供する。 【構成】 アダプタ診断システムにおいて、計算機シス
テムのシステムバス3上に接続された診断用アダプタ装
置2と、前記診断用アダプタ装置2に接続され、診断の
対象になる入出力制御装置6と、前記入出力制御装置6
に接続され、診断の対象になる入出力装置7と、前記診
断用アダプタ装置2に接続され、診断の実行を制御する
とともに診断結果を表示する診断装置1と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アダプタ診断システム
に関し、特に計算機システムのシステムバス(CPU、
メモリ及び入出力制御装置が共有して使用するバス)上
に接続される入出力制御装置及び入出力装置に適用され
るアダプタ診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図13は特開昭58−44523号公報
に開示された従来技術に係るインターフェイスアダプタ
装置を含む計算機システムのシステム回路ブロック図で
ある。同図に示す計算機システムはインターフェイスア
ダプタ装置35、汎用入出力制御部36、周辺装置3
7、電子計算機38及びメインメモリ39から構成され
る。計算機システムのインターフェイスアダプタ装置3
5は汎用入出力制御部36と周辺装置37との間におい
てインターフェイス上に配置される。インターフェイス
アダプタ装置35においては、周辺装置37のインター
フェイスと汎用入出力制御部36のインターフェイスと
の間の整合性が確保され、汎用入出力制御部36と周辺
装置37との間の接続が実現できる。すなわち、インタ
ーフェイスアダプタ装置35においてはメインメモリ3
9と周辺装置37との間でデータ転送が実現できる。こ
のインターフェイスアダプタ装置35はインターフェイ
ス上の信号を監視、記憶、診断できる。前記計算機シス
テムの汎用入出力制御部36においては、電子計算機3
8及びメインメモリ39との間でなされる複雑なバスイ
ンターフェイス動作が吸収され、グラフィックディスプ
レイ等の種々雑多な周辺装置37に簡易なインターフェ
イス動作が提供できる。
【0003】前記インターフェイスアダプタ装置35は
診断タスク制御部20、出力データレジスタ21、入力
データレジスタ22、双方向ドライバーレシーバ回路2
3、24、ステータスレジスタ25、入力データマルチ
プレクサ26、パリティチェック回路27及び28から
構成される。
【0004】次に、前記計算機システムの動作について
説明する。
【0005】前記診断タスク制御部20は電子計算機3
8から診断タスク命令の受付けに応答し、以下に述べる
診断用データの転送制御が実施される。メインメモリ3
9に準備されている診断用データが汎用入出力制御部3
6を介してインターフェイスアダプタ装置35に与えら
れる。この診断用データはインターフェイスアダプタ装
置35の双方向ドライバーレシーバ回路24で受信さ
れ、一旦出力データレジスタ21に格納される。その
後、出力データレジスタ21に格納された診断用データ
は双方向ドライバーレシーバ回路23経由で周辺装置3
7に出力される。周辺装置37との間でインターフェイ
ス上に確定されたこの診断用データは続いて双方向ドラ
イバーレシーバ回路23を介してインターフェイスアダ
プタ装置35に入力され、入力データレジスタ22に格
納される。その後、この入力データレジスタ22に格納
された診断用データは入力データマルチプレクサ26、
双方向ドライバーレシーバ回路24及び汎用入出力制御
部36を介してメインメモリ39の指定領域に書き込ま
れる。
【0006】診断タスク制御部20は出力データレジス
タ21及び入力データレジスタ22に対して診断用デー
タの格納タイミングを発生する。また、診断タスク制御
部20は入力データマルチプレクサ26に対して入力デ
ータレジスタ22からの診断用データを汎用入出力制御
部36に入力させるタイミングを発生する。ステータス
レジスタ25にはパリティチェック回路27及び28か
らパリティエラーの有無を示す信号が入力される。パリ
ティチェック回路27は出力データレジスタ21に格納
される診断用データのパリティチェックを行う。また、
パリティチェック回路28は入力データレジスタ22に
格納される診断用データのパリティチェックを行う。イ
ンターフェイスアダプタ装置35でパリティエラーが発
生すれば、電子計算機38に対し汎用入出力制御部36
を介して割込が要求でき、通知ができる。この場合にお
いても、診断タスク制御部20は入力データマルチプレ
クサ26に対してステータスレジスタ25からのステー
タスを汎用入出力制御部36に入力させるタイミングを
発生する。
【0007】以上説明したように、従来の計算機システ
ムにおいては、インターフェイスアダプタ装置35と周
辺装置37との間のインターフェイス上でメインメモリ
39から読み出された診断用データが確定され、この後
に折り返して電子計算機38側のメインメモリ39で診
断用データの一致照合テストが行われる。従って、計算
機システムは周辺装置37との間で完全に切り分けてテ
ストを行える。また、テストが不一致の場合にはインタ
ーフェイスアダプタ装置35から異常ステータスの報告
が得られるので、インターフェイスアダプタ装置35に
おいて異常が発生している部分が容易に判断できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のインターフェイ
スアダプタ装置(診断用アダプタ装置)35を用いた計
算機システムの診断システムにおいては、以下の点の配
慮がなされていない。(1)前記インターフェイスアダ
プタ装置35は電子計算機(上位中央処理装置:CP
U)38からの指令で動作し、電子計算機38にステー
タスを報告する方式が採用される。このため、正常に動
作する電子計算機38及び汎用入出力制御部(入出力制
御装置:IOC)36が必要である。 (2)電子計算機38及び汎用入出力制御部36を正常
に動作させると、診断実行時に稼動中の計算機システム
の負荷が上がる要因になり、異常なハードウェアH/W
を計算機システムから切り離さずに診断を行った場合に
は計算機システムに重大な悪影響を与える恐れがある。 (3)さらに、前記インターフェイスアダプタ装置35
は特定の用途に限られた診断機能しか備えていないの
で、障害部位の検出能力が低い。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、本発明の目的は以下の通りである。 (1)本発明の目的は、稼動中の計算機システムに悪影
響を与えずに安全な診断が行え、上位中央処理装置から
の指令がなくても入出力制御装置及び入出力装置の診断
が行える、アダプタ診断システムを提供することにあ
る。
【0010】(2)さらに、本発明の目的は、診断装置
及び診断用アダプタ装置が使用される診断機能において
きめ細かな診断が実施でき、様々な種類の診断やトレー
ス、シミュレーションが実現できるとともに、ハードウ
ェア障害部位の特定が容易なアダプタ診断システムを提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、請求項1に係る発明は、計算機システムの
システムバス上に接続された診断用アダプタ装置と、前
記診断用アダプタ装置に接続され、診断の対象になる入
出力制御装置と、前記入出力制御装置に接続され、診断
の対象になる入出力装置と、前記診断用アダプタ装置に
接続され、診断の実行を制御するとともに診断結果を表
示する診断装置と、を備え、前記診断装置から診断用ア
ダプタ装置経由で入出力制御装置に診断用ファームウェ
アをダウンロードし、診断装置から診断用アダプタ装置
経由で入出力制御装置及び入出力装置に対して試験の実
行を行い、入出力制御装置及び入出力装置の正当性を診
断装置で判断することを特徴とする。
【0012】請求項1に係る発明においては、計算機シ
ステムの稼動中に入出力制御装置、入出力装置等の装置
の動作とは無関係に入出力制御装置及び入出力装置の診
断が行えるので、計算機システムの稼動中にこの計算機
システムに悪影響を与えずに診断が実行できる。
【0013】請求項2に係る発明は、計算機システムの
システムバス上に接続され、診断の対象になる入出力制
御装置と、前記入出力制御装置に接続された診断用アダ
プタ装置と、前記診断用アダプタ装置に接続され、診断
の対象になる入出力装置と、前記診断用アダプタ装置に
接続され、診断の実行を制御するとともに診断結果を表
示する診断装置と、を備え、前記診断装置から診断用ア
ダプタ装置経由で入出力制御装置に診断用ファームウェ
アをダウンロードし、診断装置から診断用アダプタ装置
経由で入出力制御装置及び入出力装置に対して試験の実
行を行い、入出力制御装置及び入出力装置の正当性を診
断装置で判断することを特徴とする。
【0014】請求項2に係る発明においては、入出力制
御装置と入出力装置との間に診断用アダプタ装置が配置
され、入出力制御装置側、入出力装置側の各々の診断が
行える。従って、前述の請求項1に係るアダプタ診断シ
ステムと同様の診断が行え、システムバスから入出力装
置までの間においてどこで異常が発生したかを切分ける
ことができる。
【0015】請求項3に係る発明は、前記請求項1に記
載されるアダプタ診断システムにおいて、前記入出力制
御装置が活線挿抜可能に構成され診断用アダプタ装置、
システムバス上のいずれかに接続でき、前記計算機シス
テムの稼動状態において診断装置から診断用アダプタ装
置に指令が送られ、システムバスから入出力制御装置が
論理的又は電気的に切り離されることを特徴とする。
【0016】請求項3に係る発明においては、論理的、
電気的な切り離しの機能が備えられ、計算機システムの
稼動中のオンライン状態で計算機システムに悪影響を与
えることなく安全に診断が実行できる。
【0017】請求項4に係る発明は、前記請求項1乃至
請求項3のいずれかに記載されるアダプタ診断システム
において、前記診断用アダプタ装置に入出力信号及びデ
ータを制御するマイクロプロセッサが内蔵され、前記マ
イクロプロセッサの制御で入出力制御装置又は入出力装
置からの入出力信号及びデータが診断用アダプタ装置内
に一旦記憶され、前記記憶された入出力信号及びデータ
が入出力制御装置又は入出力装置に出力され折り返し試
験が行われることを特徴とする。
【0018】請求項4に係る発明においては、診断用ア
ダプタ装置が外部(システムバス、入出力制御装置)か
ら入力されるデータを外部に出力できるので、外部との
間で折り返し試験が実施できる。
【0019】請求項5に係る発明は、前記請求項4に記
載されるアダプタ診断システムにおいて、前記折り返し
試験時に折り返しデータが診断用アダプタ装置内のメモ
リに一旦格納されメモリ内容が書き換えられ、前記書き
換えられた折り返しデータが診断用アダプタ装置から入
出力制御装置又は入出力装置に出力され、前記折り返し
データに故意に異常を発生させて異常が検出できるか否
かを診断する異常処理の動作確認を行うことを特徴とす
る。
【0020】請求項5に係る発明においては、前記診断
用アダプタ装置に折り返し用データが入力され、マイク
ロプロセッサの制御で診断用アダプタ装置のメモリに折
り返し用データが記憶され、この記憶された折り返し用
データのうち任意のビットを書き換えた後にこの書き換
えた折り返し用データが出力され、外部で折り返し用デ
ータの内容の異常が検出できるので、折り返し時の異常
処理試験が実施できる。
【0021】請求項6に係る発明は、前記請求項1乃至
請求項5のいずれかに記載されるアダプタ診断システム
において、前記システムバス、入出力制御装置又は入出
力装置に至る前記診断用アダプタ装置内の信号経路にデ
ィレイが挿入され、前記ディレイを通して前記診断用ア
ダプタ装置から前記システムバス、入出力制御装置又は
入出力装置に信号が出力され、前記出力された信号がデ
ィレイで故意に遅延され、診断が行われることを特徴と
する。
【0022】請求項6に係る発明においては、診断用ア
ダプタ装置にディレイが備えられ、タイムマージン試験
が行えるので、設計的にタイムマージンのないハードウ
ェアロジックの検出や素子不良等が顕在化する前の初期
の段階の故障が検出できる。従って、設計が正しく実行
されたか否かの検証、故障の予防、故障の保守等に効果
がある。
【0023】請求項7に係る発明は、前記請求項1乃至
請求項6のいずれかに記載されるアダプタ診断システム
において、前記診断用アダプタ装置はシステムバス上の
信号及び診断用アダプタ装置と入出力制御装置とのイン
ターフェイス信号をトレースし、前記診断装置は前記診
断用アダプタ装置で実行されるトレース結果を蓄積しか
つトレース結果を表示できることを特徴とする。
【0024】請求項7に係る発明においては、何等かの
異常が発生したときに診断用アダプタ装置に異常発生時
の異常データが記憶され、この記憶された異常データが
外部(システムバス、入出力制御装置、入出力装置)に
再現データとして出力できるので、異常の再現試験が行
える。異常発生時の異常データが診断装置に記録されて
いれば、診断用アダプタ装置内の内容が失われても、診
断装置からこの診断装置に記憶された異常データが診断
用アダプタ装置内に書き込め、再現試験が繰り返し行え
る。
【0025】請求項8に係る発明は、計算機システムの
システムバス上に接続され、入出力信号の履歴を記憶す
る診断用アダプタ装置と、前記診断用アダプタ装置に接
続され、診断の対象になる入出力制御装置と、前記入出
力制御装置に接続され、診断の対象になる入出力装置
と、前記診断用アダプタ装置に接続され前記診断用アダ
プタ装置から送信される入出力信号の履歴が記憶され、
診断の実行を制御するとともに診断結果を表示する診断
装置と、を備え、前記診断装置に記憶された入出力信号
が診断装置から診断用アダプタ装置経由で入出力制御装
置又は入出力装置に送信され、入出力動作が再現される
ことを特徴とする。
【0026】請求項8に係る発明においては、診断装置
に記憶された入出力信号が診断装置から診断用アダプタ
装置経由で入出力制御装置又は入出力装置に送信できる
ので、診断装置に記憶された入出力信号に基づいて入出
力動作の再現試験が行える。
【0027】請求項9に係る発明は、計算機システムの
システムバス上に接続され、診断の対象になる入出力制
御装置と、前記入出力制御装置に接続され、任意の試験
用コマンド及びデータ群が格納されるメモリを備えた診
断用アダプタ装置と、前記診断用アダプタ装置に接続さ
れ、診断の対象になる入出力装置と、前記診断用アダプ
タ装置に接続され、任意の試験用コマンド及びデータ群
を前記診断用アダプタ装置に送信できるとともに、前記
試験用コマンド及びデータ群を送信し試験を行った結果
が受信でき、この試験結果の記録、正当性の判断又は表
示を行う診断装置と、を備え、前記任意の試験用コマン
ド及びデータ群が診断装置から診断用アダプタ装置内の
メモリに格納され、前記試験用コマンド及びデータ群が
診断用アダプタ装置のメモリから入出力制御装置又は入
出力装置に送信され、前記試験用コマンド及びデータ群
に基づき入出力制御装置又は入出力装置の試験が実行さ
れ、この試験実行結果が入出力制御装置又は入出力装置
から診断用アダプタ装置のメモリに格納され、メモリに
格納された試験実行結果が診断装置に送信され、診断装
置において試験結果の記録、正当性の判断、表示が行わ
れることを特徴とする。請求項9に係る発明において
は、診断装置から診断用アダプタ装置経由で試験用コマ
ンド及びデータが外部(入出力制御装置、入出力装置)
に出力され、試験用コマンド及びデータに基づき外部の
試験が行われ、この試験結果が診断用アダプタ装置経由
で診断装置にに送られる。診断装置においては、送られ
た試験結果が記録され、正当性の判断が行われ、表示が
行われる。試験は外部が持っているすべてのコマンド機
能の試験について行えるので、様々なデータパターンを
用いて試験が行え、きめ細かな診断が実現できるととも
に障害部位の特定が容易に行える。
【0028】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1に係るアダプタ診断
システムが適用される計算機システムのブロック構成図
である。図2は前記計算機システムの診断用アダプタ装
置及び入出力制御装置の詳細なブロック構成図である。
【0029】図1に示す計算機システムのシステムバス
3には上位中央処理装置(CPU)5、メモリ4、診断
用アダプタ装置2及び入出力制御装置(IOC2)8が
接続される。診断用アダプタ装置2には診断装置1と入
出力制御装置(IOC1)6が接続される。入出力制御
装置(IOC1)6には入出力装置(IO1)7が接続
される。また、入出力制御装置8には入出力装置(IO
2)9が接続される。本実施例に係る計算機システムに
おいては、診断の対象が入出力制御装置6及び入出力装
置7である。入出力制御装置8及び入出力装置9は診断
の対象ではなく、通常に上位中央処理装置5からの指令
を受けて稼動する。
【0030】前記診断用アダプタ装置2は診断装置1と
直結で又は回線経由で接続される。診断装置1はパーソ
ナルコンピュータ等のオフィスオートメーション(O
A)装置で構築され、この診断装置1にはデータの記録
機能及びデータの表示機能が少なくとも備えられる。診
断用アダプタ装置2、診断装置1の各々の間においては
RS232Cインターフェイスによるコマンド/データ
の送受信が行われる。
【0031】図8に示すように、診断装置1は診断用フ
ァームウェア(F/W)ローディングのコマンドを診断
用アダプタ装置2内の診断装置インターフェイス19に
送信する。診断装置インターフェイス19で受け取った
コマンドはマイクロプロセッサ12で解読される。解読
の結果、データの受信が可能である場合には、診断装置
インターフェイス19から診断装置1にデータの受信が
可能である旨の応答がなされる。診断装置1において
は、前記データの受信が可能である旨の応答が受信され
ると、診断用ファームウェアが診断装置インターフェイ
ス19に送信される。診断装置インターフェイス19に
おいて受信された診断用ファームウェアはマイクロプロ
セッサ12の制御によりセレクタ40経由で一旦メモリ
13に格納される。その後、メモリ13からセレクタ4
0を通りドライバレシーバ18経由で入出力制御装置6
内のRAM33に診断用ファームウェアが格納され、診
断用ファームウェアのローディングが完了する。
【0032】前記診断用ファームウェアのローディング
が完了した後、診断装置1は診断実行開始コマンドを診
断用アダプタ装置2内の診断装置インターフェイス19
に送信する。診断装置インターフェイス19で受け取っ
た診断実行開始コマンドはマイクロプロセッサ12の制
御により一旦メモリ13に格納される。メモリ13に格
納された診断実行開始コマンドはメモリ13からセレク
タ40を通りドライバレシーバ18経由で入出力制御装
置6に送信される。入出力制御装置6においては、診断
実行開始コマンド(診断実行命令)が受信された後に、
既にローディングされている診断用ファームウェアが起
動され、診断が実行される。
【0033】診断が終了すると、入出力制御装置6は診
断用アダプタ装置2内のドライバレシーバ18に診断の
実行結果を送信する。この診断実行結果は診断用アダプ
タ装置2内のマイクロプロセッサ12の制御によりセレ
クタ40経由で一旦メモリ13へ格納される。メモリ1
3に格納された診断実行結果はメモリ13からセレクタ
40を通り診断装置インターフェイス19経由で診断装
置1に送信される。診断装置1においては診断実行結果
の記録及び表示が行われる。
【0034】前記入出力制御装置6に格納される診断用
ファームウェアには、入出力制御装置6内のマイクロプ
ロセッサ29、ROM32、RAM33、レジスタ3
4、ドライバレシーバ30、ドライバレシーバ31の各
々の自己診断を行う診断用ファームウェアと、入出力装
置7に対してコマンド/データを送受信して入出力装置
7を診断する診断用ファームウェアとがある。これらの
診断用ファームウェアは診断目的に応じて個別にローデ
ィングし実行できるので、必要な診断が短時間で行え
る。
【0035】このように本実施例1に係るアダプタ診断
システムにおいては、稼動中の上位中央処理装置5、メ
モリ4、入出力制御装置8及び入出力装置9の動作とは
無関係に入出力制御装置6及び入出力装置7の診断が行
えるので、計算機システムの稼動中にこの計算機システ
ムに悪影響を与えずに診断が実行できる。
【0036】なお、本実施例に係る計算機システムにお
いてはシステムバス3と入出力制御装置6との間に診断
用アダプタ装置2が実装され入出力制御装置6及び入出
力装置7の診断が行われるが、本発明においてはシステ
ムバス3と入出力制御装置8との間に診断用アダプタ装
置2が実装でき入出力制御装置8及び入出力装置9の診
断が行える。
【0037】さらに、本発明においては、診断用アダプ
タ装置2と診断装置1との間が回線経由で接続される場
合には遠隔地からの診断実行が行える。
【0038】実施例2.図3は本発明の実施例2に係る
アダプタ診断システムが適用される計算機システムの要
部のブロック構成図である。図4は前記計算機システム
の診断用アダプタ装置の接続方式を示すブロック構成図
である。
【0039】図3に示す計算機システムの診断用アダプ
タ装置2は入出力制御装置(IOC1)6と入出力装置
(IO1)7との間に実装される。図4に示すように、
診断用アダプタ装置2と入出力制御装置6との間、診断
用アダプタ装置2と入出力装置7との間は各々コネクタ
ケーブルで接続される。一方のコネクタケーブルのコネ
クタ41は入出力制御装置6に接続可能な形状で構成さ
れ、コネクタ42は診断用アダプタ装置2に接続可能な
形状で構成される。コネクタ41とコネクタ42との間
はケーブルで接続される。同様に、他の一方のコネクタ
ケーブルのコネクタ44は入出力装置7に接続可能な形
状で構成され、コネクタ43は診断用アダプタ装置2に
接続可能な形状で構成される。コネクタ43とコネクタ
44との間はケーブルで接続される。
【0040】このように本実施例2に係るアダプタ診断
システムにおいては、入出力制御装置6と入出力装置7
との間に診断用アダプタ装置2が配置され、入出力制御
装置6側、入出力装置7側の各々の診断が行える。従っ
て、前述の実施例1に係るアダプタ診断システムと同様
の診断が行え、システムバス3から入出力装置7までの
間においてどこで異常が発生したかを切分けることがで
きる。
【0041】実施例3.図5は本発明の実施例3に係る
アダプタ診断システムが適用される計算機システムのブ
ロック構成図である。図6は前記計算機システムの診断
用アダプタ装置及び入出力制御装置の詳細なブロック構
成図である。
【0042】本実施例に係る計算機システムにおいて
は、診断用アダプタ装置2及び入出力制御装置6が活線
挿抜可能に構成されており、計算機システムが稼動中に
診断用アダプタ装置2が実装でき、計算機システムの稼
働中に診断が実施できる。以下に計算機システムの稼働
中に診断を行う手順について説明する。
【0043】(ア)診断用アダプタ装置2から入出力制
御装置6を論理的に切り離す切り離し通知が診断用アダ
プタ装置2からシステムバス3を通って上位中央処理装
置5に通知される。詳細には、図6に示すように、診断
装置1から診断用アダプタ装置2内の診断装置インター
フェイス19に入出力制御装置6の論理的な切り離しを
行うコマンドが送信される。このコマンドはマイクロプ
ロセッサ12において解読される。解読されたコマンド
はセレクタ40、ドライバレシーバ15、スイッチ14
及びシステムバス3を経由して上位中央処理装置5に切
り離し通知として送信される。ただし、この時、スイッ
チ14はON状態でシステムバス3とドライバレシーバ
15との間の信号は接続された状態であり、入出力制御
装置6はシステムバス3に接続された状態にある。
【0044】(イ)入出力制御装置6が活線挿抜の機能
により稼動中の計算機システムから一旦抜かれ、この
後、入出力制御装置6は診断用アダプタ装置2に接続さ
れる。この診断用アダプタ装置2と入出力制御装置6と
の接続構造は前述の図1に示す診断用アダプタ装置2と
入出力制御装置6との接続構造と同様になる。なお、入
出力装置7は入出力制御装置6に接続された状態にあ
る。
【0045】(ウ)診断用アダプタ装置2においては以
下の手順で入出力制御装置6の診断が実行される。図6
に示すように、診断用アダプタ装置2の内部にはシステ
ムバス3との間でインターフェイス信号の接続をON/
OFFできるスイッチ14が備えられている。診断用ア
ダプタ装置2においては診断装置1からスイッチ14を
OFFにする指令が診断装置インターフェイス19で受
け取られると、受け取られた指令はマイクロプロセッサ
12において解読され、マイクロプロセッサ12でスイ
ッチ14がOFFに制御される。従って、ドライバレシ
ーバ15とシステムバス3との間の信号が電気的に切り
離される。ここで、前述の実施例1に係るアダプタ診断
システム又は実施例2に係るアダプタ診断システムと同
様に診断が実行される。
【0046】(エ)診断が終了した後には逆の手順によ
り入出力制御装置6が元の位置に戻され、診断用アダプ
タ装置2内のスイッチ14がONに制御される。前述の
切り離しコマンド発行時と同様に、診断装置1から診断
用アダプタ装置2経由で上位中央処理装置5に対して入
出力制御装置6の接続復旧通知が通知される。この結
果、計算機システムにおいて再度入出力制御装置6が使
用できる。
【0047】このように本実施例3に係るアダプタ診断
システムにおいては、論理的、電気的な切り離しの機能
が備えられ、計算機システムの稼動中のオンライン状態
で計算機システムに悪影響を与えることなく安全に診断
が実行できる。
【0048】なお、本発明においては、計算機システム
に悪影響を与える危険度が低い診断を実行する場合には
スイッチ14による電気的な切り離しは行わず、論理的
な切り離しだけが行われ、この論理的な切り離しだけの
状態で診断が行われる。
【0049】実施例4.図7は本発明の実施例4に係る
アダプタ診断システムが適用される計算機システムのブ
ロック構成図である。図8は前記計算機システムの診断
用アダプタ装置の詳細なブロック構成図である。
【0050】図7に示す診断用アダプタ装置2において
は外部(システムバス3、入出力制御装置6又は入出力
装置7)との間で折り返し試験が実現できる。図8に示
すように、診断用アダプタ装置2においては外部(シス
テムバス3、入出力制御装置6)から入力されるデータ
がマイクロプロセッサ12の制御によりドライバレシー
バ15又はドライバレシーバ18経由でセレクタ40を
通りメモリ13に記憶される。記憶されたデータは逆に
セレクタ40を通りドライバレシーバ15又はドライバ
レシーバ18経由で外部(システムバス3、入出力制御
装置6)に出力される。
【0051】このように本実施例4に係るアダプタ診断
システムにおいては、診断用アダプタ装置2が外部(シ
ステムバス3、入出力制御装置6)から入力されるデー
タを外部(システムバス3、入出力制御装置6)に出力
できるので、外部(システムバス3、入出力制御装置
6)との間で折り返し試験が実施できる。
【0052】さらに、本実施例に係る計算機システムに
おいては、図7に示すように診断用アダプタ装置2及び
入出力制御装置6と入出力装置7との間に配置される診
断用アダプタ装置11の組み合わせで前述と同様に折り
返し試験が実施できる。すなわち、本実施例に係る計算
機システムにおいては図7に示す以下の試験が実施でき
る。
【0053】(1)診断用アダプタ装置2を用いた折り
返し試験においては、システムバス3から診断用アダプ
タ装置2を経て再びシステムバス3に折り返す経路
(カ)における折り返し試験、及び入出力制御装置6か
ら診断用アダプタ装置2を経て再び入出力制御装置6に
折り返す経路(キ)における折り返し試験が実施でき
る。
【0054】(2)診断用アダプタ装置11を用いた折
り返し試験においては、入出力制御装置6から診断用ア
ダプタ装置11を経て再び入出力制御装置6に折り返す
経路(ク)における折り返し試験、及び入出力装置7か
ら診断用アダプタ装置11を経て再び入出力装置7に折
り返す経路(ケ)における折り返し試験が実施できる。
【0055】また、本実施例に係るアダプタ診断システ
ムにおいては、診断用アダプタ装置2に折り返し用デー
タが入力され、マイクロプロセッサ12の制御でメモリ
13に折り返し用データが記憶され、この記憶された折
り返し用データのうち任意のビットを書き換えた後にこ
の書き換えた折り返し用データがセレクタ40を通りド
ライバレシーバ15又は18経由で出力されると、外部
(システムバス3、入出力制御装置6)で折り返し用デ
ータの内容の異常が検出でき、折り返し時の異常処理試
験が実施できる。
【0056】実施例5.図9は本発明の実施例5に係る
アダプタ診断システムが適用される計算機システムのブ
ロック構成図である。図10は前記計算機システムの診
断用アダプタ装置及び入出力制御装置の詳細なブロック
構成図である。
【0057】図10に示すように、本実施例に係る計算
機システムの診断用アダプタ装置2においてはディレイ
16及び17が備えられる。診断用アダプタ装置2内の
メモリ13に格納されたデータはセレクタ40を通った
後にマイクロプロセッサ12の制御によりディレイ16
又は17に出力される。ディレイ16又は17に出力さ
れたデータは遅延されドライバレシーバ15又は18経
由で外部(システムバス3、入出力制御装置6)に出力
される。図9には診断用アダプタ装置2からシステムバ
ス3に出力されるデータの出力方向(サ)及び診断用ア
ダプタ装置2から入出力制御装置6に出力されるデータ
の出力方向(シ)が示される。すなわち、ディレイ16
又は17を備える診断用アダプタ装置2においてはタイ
ムマージン試験が行える。
【0058】図9に示す診断用アダプタ装置11におい
ては詳細なブロック構成図は省略するが、同様にディレ
イが備えられる。診断用アダプタ装置11内のメモリに
格納されたデータはディレイ、ドライバレシーバ経由で
外部(入出力制御装置6、入出力装置7)に出力され
る。診断用アダプタ装置11から入出力制御装置6に出
力されるデータは遅延され出力方向(ス)に出力され、
診断用アダプタ装置11から入出力装置7に出力される
データは遅延され出力方向(セ)に出力される。同様
に、ディレイを備える診断用アダプタ装置11において
はタイムマージン試験が行える。
【0059】このように本実施例5に係るアダプタ診断
システムにおいては、診断用アダプタ装置2にディレイ
16及び17が備えられ、また診断用アダプタ装置11
にディレイが備えられ、タイムマージン試験が行えるの
で、設計的にタイムマージンのないハードウェア(H/
W)ロジックの検出や素子不良等が顕在化する前の初期
の段階の故障が検出できる。従って、設計が正しく実行
されたか否かの検証、故障の予防、故障の保守等に効果
がある。
【0060】実施例6.図11は本発明の実施例6に係
るアダプタ診断システムが適用される計算機システムの
ブロック構成図である。前記計算機システムの診断用ア
ダプタ装置及び入出力制御装置の詳細なブロック構成に
ついては前述の図6に示す実施例3に係る計算機システ
ムの診断用アダプタ装置及び入出力制御装置の詳細なブ
ロック構成と実質的に同一であるので、本実施例の説明
には図6を使用する。
【0061】図6に示すように、本実施例に係る計算機
システムの診断用アダプタ装置2においては、外部(シ
ステムバス3、入出力制御装置6)の信号がドライバレ
シーバ18、セレクタ40経由で、又はスイッチ14、
ドライバレシーバ15、セレクタ40経由で取り込ま
れ、この取り込まれた信号はメモリ13に記憶できる。
診断用アダプタ装置2は外部の診断装置1に接続され、
マイクロプロセッサ12の制御によりメモリ13からセ
レクタ40、診断装置インターフェイス19経由で記憶
したデータが診断用アダプタ装置2から診断装置1に伝
送される。診断装置1においては、伝送されたデータの
記録が行え、表示が行える。また、逆に、診断装置1か
ら診断用アダプタ装置2内の診断装置インターフェイス
19、セレクタ40経由でメモリ13にデータが書き込
める。
【0062】図11に示す入出力制御装置6と入出力装
置7との間に実装される診断用アダプタ装置11及び診
断用アダプタ装置11に接続される診断装置10は、シ
ステムバス3と入出力制御装置6との間に実装される診
断用アダプタ装置2及び診断用アダプタ装置2に接続さ
れる診断装置1と同様の動作が行われる。
【0063】本実施例に係る計算機システムにおいては
例えば以下の試験が実施できる。
【0064】(1)何等かの異常が発生したときに、診
断用アダプタ装置2において異常発生時の異常データ
(タ)が記憶される。
【0065】(2)診断用アダプタ装置2に記憶された
異常データ(タ)が外部(システムバス3、入出力制御
装置6、入出力装置7)に再現データ(チ)として出力
される。この結果、計算機システムにおいて、異常の再
現試験(トレース、シュミレーション)が行える。
【0066】また、異常発生時の異常データ(タ)が診
断装置1に記録されていれば、診断用アダプタ装置2内
のメモリ13の内容が失われても、診断装置1から診断
装置1に記憶された異常データ(タ)が診断用アダプタ
装置2内のメモリ13に書き込める。すなわち、再現試
験が繰り返し行える。
【0067】同様に、本実施例に係る計算機システムに
おいては以下の試験が実施できる。
【0068】(1)何等かの異常が発生したときに、診
断用アダプタ装置11において異常発生時の異常データ
(ツ)が記憶される。
【0069】(2)診断用アダプタ装置11に記憶され
た異常データ(ツ)が外部(システムバス3、入出力制
御装置6、入出力装置7)に再現データ(テ)として出
力される。この結果、計算機システムにおいて、異常の
再現試験が行える。
【0070】異常発生時の異常データ(ツ)が診断装置
10に記録されていれば、診断用アダプタ装置11内の
メモリの内容が失われても、診断装置10から診断装置
10に記憶された異常データ(ツ)が診断用アダプタ装
置11内のメモリに書き込める。すなわち、再現試験が
繰り返し行える。
【0071】実施例7.図12は本発明の実施例7に係
るアダプタ診断システムが適用される計算機システムの
ブロック構成図である。前記計算機システムの診断用ア
ダプタ装置及び入出力制御装置の詳細なブロック構成に
ついては前述の図6に示す実施例3に係る計算機システ
ムの診断用アダプタ装置及び入出力制御装置の詳細なブ
ロック構成と実質的に同一であるので、本実施例の説明
には図6を使用する。
【0072】図12に示すように、本実施例に係る計算
機システムにおいては、診断用アダプタ装置2内のマイ
クロプロセッサ12の制御により診断装置1から診断装
置インターフェイス19、セレクタ40経由で診断用ア
ダプタ装置2内のメモリ13にデータが書き込める。メ
モリ13に書き込まれたデータは逆に診断用アダプタ装
置2から診断装置1に書き込める。診断用アダプタ装置
2から任意の試験用コマンド、データが診断用アダプタ
装置2の外部(入出力制御装置6、入出力装置7)にセ
レクタ40、ドライバーレシーバ18又は15経由で出
力される。この結果、外部(入出力制御装置6、入出力
装置7)の試験が実施できる。
【0073】試験用コマンド及びデータが外部(入出力
制御装置6、入出力装置7)に出力された後、外部(入
出力制御装置6、入出力装置7)においては試験用コマ
ンド及びデータに対する応答が診断用アダプタ装置2に
出力される。診断用アダプタ装置2においてはドライバ
ーレシーバ18又は15を経てセレクタ40経由で応答
結果が入力され、この入力された応答結果はメモリ13
に格納される。格納された応答結果はマイクロプロセッ
サ12の制御によりメモリ13からセレクタ40を経て
診断装置インターフェイス19経由で診断装置1に送ら
れる。診断装置1においては、送られた応答結果が記録
され、正当性の判断が行われ、表示が行われる。
【0074】以上の試験は外部(入出力制御装置6、入
出力装置7)が持っているすべてのコマンド機能の試験
について行える。また、様々なデータパターンを用いて
試験が行えるので、きめ細かな診断が実現でき、障害部
位の特定が容易に行える。
【0075】
【発明の効果】本発明においては、稼動中の計算機シス
テムに悪影響を与えずに安全な診断が行え、上位中央処
理装置からの指令がなくても入出力制御装置及び入出力
装置の診断が行える、アダプタ診断システムが提供でき
る。
【0076】さらに、本発明においては、診断装置及び
診断用アダプタ装置が使用される診断機能においてきめ
細かな診断が実施でき、様々な種類の診断やトレース、
シミュレーションが実現できるとともに、ハードウェア
障害部位の特定が容易なアダプタ診断システムが提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係るアダプタ診断システ
ムが適用される計算機システムのブロック構成図であ
る。
【図2】 前記計算機システムの診断用アダプタ装置及
び入出力制御装置の詳細なブロック構成図である。
【図3】 本発明の実施例2に係るアダプタ診断システ
ムが適用される計算機システムの要部のブロック構成図
である。
【図4】 前記計算機システムの診断用アダプタ装置の
接続方式を示すブロック構成図である。
【図5】 本発明の実施例3に係るアダプタ診断システ
ムが適用される計算機システムのブロック構成図であ
る。
【図6】 前記計算機システムの診断用アダプタ装置及
び入出力制御装置の詳細なブロック構成図である。
【図7】 本発明の実施例4に係るアダプタ診断システ
ムが適用される計算機システムのブロック構成図であ
る。
【図8】 前記計算機システムの診断用アダプタ装置の
詳細なブロック構成図である。
【図9】 本発明の実施例5に係るアダプタ診断システ
ムが適用される計算機システムのブロック構成図であ
る。
【図10】 前記計算機システムの診断用アダプタ装置
及び入出力制御装置の詳細なブロック構成図である。
【図11】 本発明の実施例6に係るアダプタ診断シス
テムが適用される計算機システムのブロック構成図であ
る。
【図12】 本発明の実施例7に係るアダプタ診断シス
テムが適用される計算機システムのブロック構成図であ
る。
【図13】 従来技術に係るインターフェイスアダプタ
装置を含む計算機システムのシステム回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,10 診断装置、2,11 診断用アダプタ装置、
3 システムバス、4,13 メモリ、5 上位中央処
理装置(CPU)、6 入出力制御装置(IOC1)、
7 入出力装置(IO1)、8 入出力制御装置(IO
C2)、9 入出力装置(IO2)、12 マイクロプ
ロセッサ、14 スイッチ、15,18ドライバレシー
バ、16,17 ディレイ、19 診断装置インターフ
ェイス、20 診断タスク制御部、29 マイクロプロ
セッサ、30 ドライバレシーバ、31 ドライバレシ
ーバ、32 ROM、33 RAM、34 レジスタ、
40 セレクタ、41〜44 コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼子 貴弘 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社情報システム製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムのシステムバス上に接続
    された診断用アダプタ装置と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、診断の対象になる
    入出力制御装置と、 前記入出力制御装置に接続され、診断の対象になる入出
    力装置と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、診断の実行を制御
    するとともに診断結果を表示する診断装置と、を備え、 前記診断装置から診断用アダプタ装置経由で入出力制御
    装置に診断用ファームウェアをダウンロードし、診断装
    置から診断用アダプタ装置経由で入出力制御装置及び入
    出力装置に対して試験の実行を行い、入出力制御装置及
    び入出力装置の正当性を診断装置で判断することを特徴
    とするアダプタ診断システム。
  2. 【請求項2】 計算機システムのシステムバス上に接続
    され、診断の対象になる入出力制御装置と、 前記入出力制御装置に接続された診断用アダプタ装置
    と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、診断の対象になる
    入出力装置と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、診断の実行を制御
    するとともに診断結果を表示する診断装置と、を備え、 前記診断装置から診断用アダプタ装置経由で入出力制御
    装置に診断用ファームウェアをダウンロードし、診断装
    置から診断用アダプタ装置経由で入出力制御装置及び入
    出力装置に対して試験の実行を行い、入出力制御装置及
    び入出力装置の正当性を診断装置で判断することを特徴
    とするアダプタ診断システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載されるアダプタ診断
    システムにおいて、 前記入出力制御装置が活線挿抜可能に構成され診断用ア
    ダプタ装置、システムバス上のいずれかに接続でき、 前記計算機システムの稼動状態において診断装置から診
    断用アダプタ装置に指令が送られ、システムバスから入
    出力制御装置が論理的又は電気的に切り離されることを
    特徴とするアダプタ診断システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載されるアダプタ診断システムにおいて、 前記診断用アダプタ装置に入出力信号及びデータを制御
    するマイクロプロセッサが内蔵され、 前記マイクロプロセッサの制御で入出力制御装置又は入
    出力装置からの入出力信号及びデータが診断用アダプタ
    装置内に一旦記憶され、 前記記憶された入出力信号及びデータが入出力制御装置
    又は入出力装置に出力され折り返し試験が行われること
    を特徴とするアダプタ診断システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載されるアダプタ診断
    システムにおいて、 前記折り返し試験時に折り返しデータが診断用アダプタ
    装置内のメモリに一旦格納されメモリ内容が書き換えら
    れ、 前記書き換えられた折り返しデータが診断用アダプタ装
    置から入出力制御装置又は入出力装置に出力され、 前記折り返しデータに故意に異常を発生させて異常が検
    出できるか否かを診断する異常処理の動作確認を行うこ
    とを特徴とするアダプタ診断システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載されるアダプタ診断システムにおいて、 前記システムバス、入出力制御装置又は入出力装置に至
    る前記診断用アダプタ装置内の信号経路にディレイが挿
    入され、 前記ディレイを通して前記診断用アダプタ装置から前記
    システムバス、入出力制御装置又は入出力装置に信号が
    出力され、 前記出力された信号がディレイで故意に遅延され、診断
    が行われることを特徴とするアダプタ診断システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載されるアダプタ診断システムにおいて、 前記診断用アダプタ装置はシステムバス上の信号及び診
    断用アダプタ装置と入出力制御装置とのインターフェイ
    ス信号をトレースし、 前記診断装置は前記診断用アダプタ装置で実行されるト
    レース結果を蓄積しかつトレース結果を表示できること
    を特徴とするアダプタ診断システム。
  8. 【請求項8】 計算機システムのシステムバス上に接続
    され、入出力信号の履歴を記憶する診断用アダプタ装置
    と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、診断の対象になる
    入出力制御装置と、 前記入出力制御装置に接続され、診断の対象になる入出
    力装置と、 前記診断用アダプタ装置に接続され前記診断用アダプタ
    装置から送信される入出力信号の履歴が記憶され、診断
    の実行を制御するとともに診断結果を表示する診断装置
    と、を備え、 前記診断装置に記憶された入出力信号が診断装置から診
    断用アダプタ装置経由で入出力制御装置又は入出力装置
    に送信され、入出力動作が再現されることを特徴とする
    アダプタ診断システム。
  9. 【請求項9】 計算機システムのシステムバス上に接続
    され、診断の対象になる入出力制御装置と、 前記入出力制御装置に接続され、任意の試験用コマンド
    及びデータ群が格納されるメモリを備えた診断用アダプ
    タ装置と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、診断の対象になる
    入出力装置と、 前記診断用アダプタ装置に接続され、任意の試験用コマ
    ンド及びデータ群を前記診断用アダプタ装置に送信でき
    るとともに、前記試験用コマンド及びデータ群を送信し
    試験を行った結果が受信でき、この試験結果の記録、正
    当性の判断又は表示を行う診断装置と、を備え、 前記任意の試験用コマンド及びデータ群が診断装置から
    診断用アダプタ装置内のメモリに格納され、前記試験用
    コマンド及びデータ群が診断用アダプタ装置のメモリか
    ら入出力制御装置又は入出力装置に送信され、前記試験
    用コマンド及びデータ群に基づき入出力制御装置又は入
    出力装置の試験が実行され、この試験実行結果が入出力
    制御装置又は入出力装置から診断用アダプタ装置のメモ
    リに格納され、メモリに格納された試験実行結果が診断
    装置に送信され、診断装置において試験結果の記録、正
    当性の判断、表示が行われることを特徴とするアダプタ
    診断システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6842855B2 (en) * 2001-01-26 2005-01-11 Dell Products L.P. System and method for providing information to a computer system
JP2011065298A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム
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CN107942894A (zh) * 2016-10-13 2018-04-20 中国石油天然气集团公司 主输入输出子模块及其诊断方法、可编辑逻辑控制器

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