JP4344147B2 - コンピュータの拡張機能検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータの多くが採用している米国のインテル社が開発した高速バスインタフェース規格であるPeripheral Component Interconnect(PCIという。)のPCIスロットに装着してコンピュータの機能を拡張するアドインボードの動作の検査に用いるコンピュータの拡張機能検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PCIを採用したコンピュータは、標準的な機能を装備して販売され、購買者は必要に応じてコンピュータの機能を拡張するためのアドインボード、例えばコンピュータをLANによるネットワークへ接続するためのLANボードや画像圧縮等の画像処理を行う画像処理ボードを購入し、これをコンピュータのPCIスロットに装着してその機能を拡張している。
【0003】
このため、アドインボードの製造者は、アドインボードが正常に動作することを保証する必要があり、アドインボードの開発時にその動作を監視して誤動作等を検出し、その内容を適宜修正、改良して正常に動作するアドインボードを製造し、販売している。
従来のアドインボードの開発時の動作を検査するための拡張機能検査装置は、外部に接続したホストコンピュータからの動作命令プログラムに従って動作するエミュレータ装置を組込んだボードをPCIスロットに装着し、アドインボードの解析およびデバッグを行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−185521号公報(主に第3−4頁【0009】−【0013】、第2図、第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術においては、外部装置に記録された開発すべきアドインボードに実行させたい回路の動作を含む動作を命令する動作命令プログラムに従ってアドインボードの動作を仮想的に行うエミュレータ装置によりアドインボードの回路の動作等を検査しているため、例えば実際に製造して販売するアドインボードでは起こりうる結線ミスや組込部品の仕様違い等の回路の不具合による誤動作を全て予測して動作命令プログラムに実行させることは極めて困難であり、実際の回路の誤動作等を検出してアドインボードの検査を行うことができないという問題がある。
【0006】
また、実際の回路を組込んだアドインボードをPCIスロットに装着して動作の検査を行う場合には、一般に実際のアドインボードを装着したPCIスロット以外の他のPCIスロットに拡張機能検査装置を装着し、PCIバスを経由して送受されるアドインボードとコンピュータの中央演算処理装置(CPUという。)との間の信号の送受を監視して検査しているため、検査のためには2つのPCIスロットが必要となるばかりか、アドインボードとの間で個別に送受される信号を監視することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、実際のアドインボードとCPUとの間で送受される全ての信号を一つのPCIスロットを用いて監視することができるコンピュータの拡張機能検査装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、制御部と、コンピュータの機能を拡張するためのアドインボードのレジスタ構成情報を格納する記憶部と、前記アドインボードを装着するPCIスロットと、前記コンピュータのCPUと接続しているPCIバスに接続するためのPCIコネクタと、前記PCIスロットと接続すると共に、前記PCIバスからの信号を、前記PCIコネクタを介して受取るPCIバス信号レシーバと、前記PCIスロットと接続すると共に、前記PCIコネクタを介して、前記PCIバスへ信号を送出するPCIバス信号ドライバと、前記PCIスロットと接続すると共に、前記PCIバス信号レシーバから伝えられる信号を前記制御部へ転送するPCIバス信号監視部と、前記制御部からの指令により前記PCI信号レシーバとPCI信号ドライバへ信号を送出するPCIバス信号制御部と、を備えたコンピュータの拡張機能検査装置において、前記PCIスロットにアドインボードを装着して、間接的に前記PCIバスに接続すると共に、前記制御部にモニタ端末を接続しておき、前記制御部は、前記PCIバス信号監視部を介して、前記アドインボードと前記CPUとの間の信号の送受を監視する手段と、前記CPUが、前記レジスタ構成情報の指定アドレスを付したスタート信号を発信した場合に、前記スタート信号に対する前記アドインボードからのレディ信号の返信に要する経過時間を計測する手段と、前記経過時間が所定の時間を経過したときに、前記アドインボードから前記CPUへの正常なレディ信号に相当する擬似信号の送出指令を前記PCIバス信号制御部へ発信する手段と、前記擬似信号の送出指令を発信したときに、前記PCIバス信号制御部へ、前記アドインボードから遅れて返信されるレディ信号の受付停止指令と、前記CPUから発信される次のスタート信号の一時停止指令とを発信する手段と、前記アドインボードからのレディ信号が遅れて返信されたときに、その返信のタイミング遅れの誤動作の記録を遅れた時間と共に前記記憶部に格納する手段と、前記アドインボードからのレディ信号が一定時間経過後に返信されなかったときに、その回路不具合に伴う誤動作の記録を前記記憶部に格納する手段と、前記誤動作の記録を格納したときに、前記PCIバス信号制御部へ、前記スタート信号の一時停止指令を解除する解除指令を発信する手段と、前記モニタ端末からの要求に応じて、前記記憶部から読出した前記誤動作の記録を送信する手段と、を備え、前記PCIバス信号制御部は、前記CPUへの擬似信号の送出指令を受けたときに、前記PCIバス信号ドライバへ前記擬似信号を送出する手段と、前記受付停止指令を受けたときに、前記PCIバス信号ドライバへ前記レディ信号の受付停止のための信号を送出する手段と、前記一時停止指令を受けたときに、前記PCIバス信号レシーバへ前記スタート信号の一時停止のための信号を送出する手段と、前記解除指令を受けたときに、前記PCIバス信号レシーバへ前記スタート信号の一時停止指令を解除するための信号を送出する手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明によるコンピュータの拡張機能検査装置の実施の形態について説明する。
第1実施の形態例
図1は本発明の第1実施の形態の拡張機能検査装置を示すブロック図、図2は第1実施の形態の接続状態を示すブロック図である。
【0011】
図2において、1はPCIを採用したコンピュータであり、後述するアドインボード7によって新たな機能を追加する対象となるコンピュータである。
2はコンピュータ1のCPUであり、コンピュータ1の各部を制御する。
3はメインメモリであり、CPU2が実行するOS(Operating System)等のプログラムやCPU2による処理結果等がメモリマップとして格納されている。
【0012】
4はCPUローカルバスであり、CPU2やメインメモリ3、図示しないI/Oポート、その他のコンピュータ1に装備される標準的な機能をサポートする各部位を接続して互いの間の信号の送受を可能にしている。
5はホスト/PCIブリッジであり、CPUローカルバス4とPCIバス6との間を接続し、一方から他方への信号を選別して通過させる機能を有しており、CPUローカルバス4からPCIバス6への信号およびPCIバス6からCPUローカルバス4への信号を選別して通過させる。
【0013】
7はアドインボードであり、PCIバス6に1または複数設けられたPCIスロット8aに装着可能な規格化されたボードに、上記のコンピュータ1に新たな機能を発揮させるために必要なLSIやIC等の各種のチップを組込んだアドインボードである。
本実施の形態では、専用および/もしくは汎用のチップを組込んで新たに開発するアドインボード7であって、実際に製造に用いるチップにより回路を構成した開発終期の量産試作品であって、後述する拡張機能検査装置10に設けられたPCIスロット8bに装着される。
【0014】
なお、PCIバス6に設けられるPCIスロット8aは、PCIの規格では最大数が「4」に規定されている。
9は通常のパーソナルコンピュータ等のモニタ端末であり、拡張機能検査装置10で監視される信号の送受の履歴や誤動作の記録等を表示する。
拡張機能検査装置10は、図2に示す本来アドインボード7が装着されるPCIバス6に設けられた一つのPCIスロット8aに装着し、これにより開発するアドインボード7とコンピュータ1とを拡張機能検査装置10を介して間接的に接続する。
【0015】
拡張機能検査装置10は、図1に示す構成を備えており、アドインボード7とコンピュータ1との間の信号の送受を監視してその誤動作を検出し、アドインボード7により拡張される機能を検査する。
図1において、11は拡張機能検査装置10の制御部であり、拡張機能検査装置10内の各部を制御する一方、リモートインタフェース12によって外部に設けたモニタ端末9と接続し、これらの間の通信も行う。
【0016】
13は記憶部であり、制御部11が実行するプログラムや拡張機能検査装置10で用いる情報を格納すると共にアドインボード7とコンピュータ1との信号送受の履歴や検出した誤動作の記録を格納する。
14は拡張機能検査装置10に設けられたPCIコネクタであり、コンピュータ1のCPU2とCPUローカルバス4、ホスト/PCIブリッジ5を経由して接続しているPCIバス6のPCIスロット8aに装着され、PCIバス6と拡張機能検査装置10との間の信号の送受を可能にする。
【0017】
8bは拡張機能検査装置10に設けられたPCIスロットであり、コンピュータ1のPCIバス6に設けられたPCIスロット8aと同じPCIスロットであって、アドインボード7の図示しないPCIコネクタが装着され、アドインボード7と拡張機能検査装置10との間の信号の送受を可能にする。
15はPCIバス信号レシーバ(以下、信号レシーバという。)であり、PCIバス6からの信号をPCIコネクタ14を介して受取り、信号線16aを介してその信号をPCIスロット8bへ伝えると共に、その信号を分岐して信号線16bを介してPCIバス信号監視部17へ伝える機能を有している。
【0018】
PCIバス信号監視部(以下、信号監視部という。)17は、回路構成の書替えが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成され、信号レシーバ15から受取った信号を制御部11が認識できる信号に変換して転送する機能を有している。
18はPCIバス信号ドライバ(以下、信号ドライバという)であり、アドインボード7からPCIスロット8b、信号線16cを介して受取った信号と、PCIバス信号制御部19から信号線16dを介して受取った信号の一方を区別してPCIコネクタ14へ送出する機能を有している。
【0019】
また、信号線16cに伝えられた信号は、その途中で信号線16eに分岐されて信号監視部17へも伝えられる。
PCIバス信号制御部(以下、信号制御部という。)19は、回路構成の書替えが可能なFPGAで構成され、制御部11が発した指令によりその指令に基づく信号をPCIバス4を介して接続するコンピュータ1のCPU2等が認識できる信号に変換し、信号線16fを介して信号レシーバ15へ、および/もしくは信号線16dを介して信号ドライバ18へ送出する機能を有している。
【0020】
上記のように信号監視部17や信号制御部19を回路構成の書替えが可能なFPGAで構成することにより、一つの拡張機能検査装置10によって各種のアドインボード7に対応することが可能になり、拡張機能検査装置10に汎用性を与えることができる。
なお、図1、図2において、図中の接続状態を示す矢を付した実線は主にその方向へ信号が送られることを示し、矢を付さない実線は双方向に信号が送られることを示す。
【0021】
上述した構成の作用について説明する。
アドインボード7を付加することによりコンピュータ1にその拡張する機能を発揮させるためには、コンピュータ1のCPU2に拡張機能を実行させるためのプログラムソフトウェア(以下、ドライバソフトという。)と、このドライバソフトがその実行処理に用いるデータを格納すると共にドライバソフトの実行に必要なデータを書込むための格納エリアを有するハードウェア、つまりアドインボード7の両方を開発する必要がある。
【0022】
本実施の形態では、コンピュータ1にはドライバソフトがインストールされ、拡張機能検査装置10の記憶部13には、接続するアドインボード7の固有の機能、例えばLANボードの場合のLANへのデータ送出機能等のアドレスを記述したレジスタ構成情報が格納されている。
また、アドインボード7には、PCIで用いる規格化された共通情報であるアドインボード7のアドレスサイズ等のPCIコンフィグレーションレジスタの情報と上記のレジスタ構成情報がそのレジスタに格納されている。
【0023】
以下に、本実施の形態の拡張機能検査装置10による監視の作用について説明する。
アドインボード7の動作を監視して検査する場合は、図2に示すように拡張機能検査装置10をPCIバス6に設けられた一つのPCIスロット8aに装着する。そして拡張機能検査装置10のPCIスロット8bにアドインボード7を装着し、外部のモニタ端末9を拡張機能検査装置10のリモートインタフェース12を介して制御部11と接続する。
【0024】
コンピュータ1が起動すると、CPU2はPCIスロット8aに新たにボードが装着されていることを検知し、そのボードに対してアドレスサイズ等を問合せ、ボードのPCIコンフィグレーションレジスタからの返信によりメインメモリ3のメモリマップにその使用領域を割当て、この割当領域の情報をボードに対して通知する。
【0025】
本実施の形態では、CPU2から拡張機能検査装置10の信号レシーバ15に伝えられた問合せがPCIスロット8bを介してアドインボード7に伝えられ、アドインボード7のPCIコンフィグレーションレジスタの情報をアドインボード7が返信し、この返信が信号ドライバ18によりCPU2に返信され、CPU2から通知された割当領域の情報がアドインボード7のPCIコンフィグレーションレジスタに格納される。
【0026】
これにより、CPU2が拡張機能検査装置10をアドインボード7として認識し、CPU2によるドライバソフトの実行が可能となる。
ドライバソフトの実行の過程で、アドインボード7に格納されているデータが必要になった時は、CPU2が必要データを読取るためにアドインボード7に対してそのアドレス(信号に付すアドレスを「指定アドレス」という。)を付したスタート信号を発信する。
【0027】
スタート信号は、CPUローカルバス4を経由してホスト/PCIブリッジ5へ伝えられ、その信号がホスト/PCIブリッジ5により選別されてPCIバス6へ伝えられ、PCIバス6を経由してPCIスロット8aに伝えられる。
信号レシーバ15は、このスタート信号をPCIスロット8aに装着されているPCIコネクタ14を介して受取り、その信号を信号線16aによりPCIスロット8bを介してアドインボード7に伝えると同時に、その信号を分岐して信号線16bにより信号監視部17へ伝える。
【0028】
スタート信号を受取ったアドインボード7は、指定されたアドレスのデータを読出し、このデータを付したレディ信号をPCIに定められたタイミング以内にCPU2に対して返信する。
このレディ信号は、PCIスロット8bから信号線16cにより信号ドライバ18へ伝えられると同時に、信号線16cから分岐した信号線16eにより信号監視部17へ伝えられる。
【0029】
信号ドライバ18へ伝えられたレディ信号は、PCIコネクタ14を介してPCIスロット8aに伝えられ、PCIバス6を経由してホスト/PCIブリッジ5を通過し、CPUローカルバス4を経由してCPU2に伝えられてドライブソフトの実行に伴うデータ読取りの一つのステップが完結し、次のステップへ移行する。
【0030】
ドライバソフトの実行の過程で、アドインボード7へのデータの書込みが必要になった時は、CPU2がデータを書込むためにアドインボード7に対して指定アドレスを付したスタート信号を発信する。
このスタート信号は、上記と同様にしてアドインボード7と信号監視部17へ伝えられる。
【0031】
アドインボード7は、指定されたアドレスにそのデータを書込み、これを終えるとレディ信号をPCIに定められたタイミング以内にCPU2に対して返信する。
このレディ信号は、上記と同様にして信号ドライバ18と信号監視部17へ伝えられ、信号ドライバ18からCPU2に伝えられてドライブソフトの実行に必要なデータ書込みの一つのステップが完結し、次のステップへ移行する。
【0032】
このようにして、順次にCPU2とアドインボード7との間の信号の送受が行われる。
この信号送受の時に、信号線16bや16eにより信号を伝えられた信号監視部17は、その送受の信号を制御部11が認識できる信号に変換して制御部11へ転送する。
【0033】
制御部11は、スタート信号が転送された時に記憶部13に格納しているアドインボード7のレジスタ構成情報を参照し、その指定アドレスが拡張機能検査装置10のPCIスロット8bに装着したアドインボード7に該当するか否かを判断し、該当するもののみを選択的に監視する。
そして、スタート信号に返信するレディ信号が転送された時に、その信号送受の内容を記憶部13に信号送受の履歴として順次に格納する。
【0034】
以上のようにして、本実施の形態の拡張機能検査装置10によるアドインボード7の動作の監視が行われ、アドインボード7に関する信号送受の履歴が記憶部13に蓄積される。
CPU2とアドインボード7との信号送受の監視の過程で誤動作が発生した場合の作用を以下に示す。
【0035】
上記したように、CPU2が発信したスタート信号に対するアドインボード7からのレディ信号の返信は、PCIで定められたタイミング以内に行われることが必要であるが、アドインボード7の結線ミスや異品の組込等の回路の不具合による誤動作によりレディ信号の返信のタイミングが遅れるまたは返信されないことがあり、この誤動作が発生するとコンピュータ1のシステムが停止してその後のステップの動作を検査することができなくなる。
【0036】
このようなときには、本実施の形態の拡張機能検査装置10は次のように作用する。
すなわち、制御部11は、上記のように信号監視部17からのCPU2のスタート信号をその指定アドレスにより選択的に監視しており、指定アドレスが監視対象である場合、つまり指定アドレスがPCIスロット8bに装着されているアドインボード7のアドレスを指定するものである場合に、着信からの経過時間の計測を開始し、そのスタート信号に対するレディ信号の返信が所定の時間以内に行われるか否かを監視する。
【0037】
アドインボード7からのレディ信号が、所定の時間以内に信号監視部17から伝えられた場合は、その送受の内容を上記と同様にして記憶部13に格納する。
所定の時間を経過しても信号監視部17からアドインボード7のレディ信号が伝えられない場合は、制御部11はこれを誤動作と認識してCPU2に返信すべき正常なレディ信号に相当する擬似信号を生成し、この擬似信号を信号ドライバ18から返信するための擬似信号送出指令を信号制御部19へ発信する。
【0038】
擬似信号送出指令を受けた信号制御部19は、この指令による擬似信号を信号線16dにより信号ドライバ18へ送出する。
信号線16dからの擬似信号を受取った信号ドライバ18は、これを上記と同様にしてCPU2へ伝え、CPU2はこの擬似信号をアドインボード7からのレディ信号の返信として受取り、アドインボード7との信号送受に関する一つのステップを完結させる。
【0039】
これにより次のステップへの移行が可能になり、拡張機能検査装置10による検査が継続する。
また、制御部11は上記の擬似信号の送出指令を信号制御部19へ発すると同時に、信号制御部19に対して信号ドライバ18に信号線16cによりアドインボード7から遅れて伝えられるレディ信号の受付を停止させるための受付停止指令と、信号レシーバ15にCPU2から発信されるアドインボード7への次のスタート信号を一時停止させるための一時停止指令を発信する。
【0040】
これにより信号制御部19は、信号ドライバ18のレディ信号の受付停止および信号レシーバ15の次のスタート信号の一時停止のための信号をそれぞれの部位へ送出し、信号ドライバ18のレディ信号の受付を停止させ、信号レシーバ15の次のスタート信号のPCIスロット8bへの伝達を一時停止させる。
そして、信号線16c、16eを介して遅れて発せられたアドインボード7からのレディ信号が信号監視部17へ伝えられた時、これを転送された制御部11はこの誤動作の記録を遅れた時間等と共に記憶部13に格納すると同時に、信号制御部19へ信号レシーバ15での次のスタート信号の一時停止を解除する解除指令を発信し、信号制御部19はこの信号を信号レシーバ15へ送出して一時停止を解除し、CPU2が発した次のスタート信号がアドインボード7へ伝えられる。
【0041】
なお、制御部11は、次のスタート信号を一時停止してから一定の時間を経過してもアドインボード7からのレディ信号が伝えられない場合は、アドインボード7の回路の不具合に伴う誤動作と認識して、この誤動作の記録を記憶部13に格納すると共に次のスタート信号の一時停止の解除指令を発し、CPU2が発した次のスタート信号がアドインボード7へ伝えられる。
【0042】
このようにして、次のスタート信号がアドインボード7へ伝えられ、アドインボード7が次のスタート信号に対するレディ信号を返信するタイミングを監視しながら拡張機能検査装置10による検査が継続される。
以上のように、拡張機能検査装置10の制御部11が、アドインボード7のレジスタ情報を参照しながら信号送受のタイミングを監視し、アドインボード7の誤動作を検出したときに正常なタイミングで正常信号の擬似信号を送出してアドインボード7の正常な動作を代行し、コンピュータ1のシステムの停止を未然に防止してその後のステップを検査することが可能になる。
【0043】
上記の信号送受のタイミングに関する誤動作の他に、アドインボード7の開発時には種々の誤動作が発生する。
例えば、アドインボード7が外部からの入力を受付けた場合(LANボードが接続しているLANを通じて他の端末からのデータの入力を受付けた場合等が該当する。)等には、アドインボード7は能動的にその入力内容等をコンピュータ1のメインメモリ3へ書込むため、メインメモリ3のメモリマップのアドレス等を指定したデータ送信を行う。
【0044】
この場合に、アドインボード7が指定したアドレスが回路構成の不具合等により間違ってCPU2が使用するOS等が使用する領域等のコンピュータ1から見て書替えられたくない領域(書替禁止領域という。)を指定したものであるときは、その動作を行わせるとコンピュータ1のシステムの破壊やデータの損傷等を引起し、コンピュータ1が使用不能になることがある。
【0045】
これを防止するため、本実施の形態の拡張機能検査装置10は、その記録部13にコンピュータ1の書替禁止領域の情報を予め格納するようにして次のように作用する。
アドインボード7が外部からの入力を受付けた場合には、アドインボード7は能動的にその入力内容等をコンピュータ1のメインメモリ3へ書込むため、メインメモリ3のメモリマップのアドレスを指定したデータ送信を行う。
【0046】
このデータ送信のスタート信号は、PCIスロット8bから信号線16c、16eを介して信号監視部17へ伝えられ、そのスタート信号が制御部11へ転送される。
データ送信のスタート信号の転送を受けた制御部11は、その信号に付されたアドレスを読取り、記憶部13に格納している書替禁止領域の情報を参照してそのアドレスが書替禁止領域以外のアドレスである場合は監視を継続し、CPU2からのレディ信号を信号レシーバ15から受取った時に、その信号送受の内容を上記と同様に記憶部13に格納する。
【0047】
アドインボード7が指定したアドレスが書替禁止領域のアドレスである場合は、制御部11はアドレスの指定の誤動作と認識してCPU2から返信される正常なレディ信号に相当する擬似信号を生成し、この擬似信号を信号レシーバ15からアドインボード7へ返信するための擬似信号送出指令と、信号ドライバ18に信号線16cにより伝えられるアドインボード7のスタート信号をCPU2へ送ることを停止させるためのデータ送信停止指令とを信号制御部19へ発信すると共にこの誤動作の記録を間違ったアドレス等と共に記憶部13に格納する。
【0048】
擬似信号送出指令とデータ送信停止指令とを受けた信号制御部19は、この指令による擬似信号を信号線16fにより信号レシーバ15へ、データ送信停止の信号を信号線16dにより信号ドライバ18へ送出する。
信号制御部19からのデータ送信停止の信号を受取った信号ドライバ18は、信号線16cからの間違えたアドレスを指定したスタート信号を停止する。
【0049】
一方、信号制御部19からの擬似信号を受取った信号レシーバ15は、この擬似信号を信号線16aによりPCIスロット8bを介してアドインボード7へ送出し、アドインボード7はこの擬似信号をCPU2からのレディ信号の返信として受取り、CPU2との信号送受に関する一つのステップが完結したとしてそのステップを終了させる。
【0050】
なお、信号線16eから伝えられた間違ったアドレスを指定したスタート信号により発信されるデータ送信停止指令に伴う制御部11や信号制御部19等の動作は、そのスタート信号が信号線16cにより信号ドライバ18に伝達される前に動作を終了させるために高速動作が可能なように構成されている。
このようにして、拡張機能検査装置10の制御部11が、アドインボード7の間違ったアドレスを指定したスタート信号を受取った時に、CPU2の正常なレディ信号の擬似信号を送出してCPU2の正常な動作を代行し、これをアドインボード7へ送出してそのステップを完結させ、コンピュータ1のシステムの破壊等を未然に防止してその後のステップの検査が可能になる。
【0051】
上記のようにして、拡張機能検査装置10が誤動作に対処しながら検査を継続させて記憶部13に格納した信号送受の履歴および誤動作の記録をアドインボード7の開発者が閲覧する場合は、モニタ端末9から拡張機能検査装置10に対して閲覧要求を送信し、これをリモートインタフェース12によって受付けた制御部11は記憶部13に格納している閲覧要求の履歴および/もしくは記録を読出し、これをモニタ端末9へ送信する。
【0052】
モニタ端末9は送信された履歴および/もしくは記録をその画面に表示し、開発者は開発中のアドインボード7の動作の履歴および/もしくは記録を閲覧して一連のステップで発生した誤動作等の状況を把握し、ドライバソフトのプログラムやアドインボード7の回路の修正および改良を行う。
以上説明したように、本実施の形態では、拡張機能検査装置の記憶部にアドインボードのレジスタ構成情報を格納するようにしたことによって、アドインボードに対する信号の送受を選択的に監視することが可能になる。
【0053】
また、コンピュータとアドインボードとを拡張機能検査装置を介して間接的に接続するようにしたことによって、コンピュータとアドインボードとの間で送受される信号の全てを監視することができると共に、実際のアドインボードを実際のシステムに接続して実機における動作の確認を行うことができる。
更に、本来アドインボードを装着するために空けられているPCIスロットにそのアドインボードを装着した拡張機能検査装置を装着するようにしたことによって、一つのPCIスロットを用いてアドインボードの動作を監視をすることができ、他のPCIスロットが塞がれている場合や装着するコンピュータの小型化等によりPCIスロットの数が少ない場合においても、検査対象のアドインボードやドライバソフトの検査を行うことができ、機能拡張の対象となるコンピュータに対する制限を排除することができる。
【0054】
更に、開発中のアドインボードに回路の不具合等による返信のタイミング遅れや書替禁止領域へのアドレス指定等の誤動作があった場合に、制御部が正常な信号の擬似信号を送出する指令を信号制御部に対して発信し、アドインボードやCPUの動作を代行するようにしたことによって、信号制御部から送出された擬似信号によりCPUやアドインボードがステップの完結を認識することができ、コンピュータのシステムの破壊や停止を未然に防止して拡張機能の検査を継続することを可能にし、複数の誤動作を一回の検査で検出してアドインボードの検査作業の効率を向上させることができる。
【0055】
更に、アドインボードの完成後に行っていた実際のシステムによるドライバソフトの動作確認を、実際の回路を組込んだ開発中のアドインボードを拡張機能検査装置に装着して同時に行うようにしたことによって、機能を拡張するためのソフトウェアの動作確認を開発段階において実際のシステムにより行うことができ、ドライバソフトの開発期間の短縮を図ることができる。
【0056】
第2実施の形態例
図3は第2実施の形態の接続状態を示すブロック図である。
なお、本実施の形態の拡張機能検査装置10の構成は、図1に示す第1実施の形態例の構成と同様である。
また、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0057】
図3において、本実施の形態の拡張機能検査装置10は、アドインボード7が接続されていない状態であり、記憶部13にはPCIで用いる規格化された共通情報であるアドインボード7のPCIコンフィグレーションレジスタの情報が格納されている。
従って、図1のアドインボード7も同様に接続が省略されている。
【0058】
上記の構成の作用について説明する。
本実施の形態では、コンピュータ1には第1実施の形態例と同様にドライバソフトがインストールされ、拡張機能検査装置10の記憶部13には、接続するアドインボード7のレジスタ構成情報と上記したPCIコンフィグレーションレジスタの情報が格納され、その情報が制御部11のレジスタに取込まれている。
【0059】
以下に、本実施の形態の拡張機能検査装置10を用いたドライバソフトのデバッグの作用について説明する。
拡張機能検査装置10の監視によりドライバソフトのデバッグを行う場合は、図3に示すように、拡張機能検査装置10のPCIスロット8bにアドインボード7を装着せずに、拡張機能検査装置10をPCIバス6に設けられた一つのPCIスロット8aに装着し、外部のモニタ端末9を拡張機能検査装置10のリモートインタフェース12を介して制御部11と接続する。
【0060】
コンピュータ1が起動すると、CPU2は上記第1実施の形態例と同様にしてPCIスロット8aの新たなボードを検知し、そのボードに対してアドレスサイズ等の問合せが行われる。
この時、拡張機能検査装置10の信号レシーバ15にその問合せが伝えられ、これが信号監視部17により転送されて制御部11へ伝えられ、制御部11はそのレジスタに取り込んだアドインボード7のPCIコンフィグレーションレジスタの情報をCPU2へ返信する。
【0061】
この返信が信号ドライバ18によりCPU2へ伝えられ、CPU2はメインメモリ3のメモリマップにその使用領域を割当て、この割当領域の情報を拡張機能検査装置10へ通知し、通知された割当領域の情報が制御部11のレジスタのPCIコンフィグレーションレジスタに格納される。
これにより、CPU2が拡張機能検査装置10をアドインボード7として認識し、CPU2によるドライバソフトの実行が可能となる。
【0062】
ドライバソフトの実行の過程で、アドインボード7に対するデータの読み書きが必要になった時は、CPU2がこれを実行するためにアドインボード7に対して指定アドレスを付したスタート信号を発信する。
このスタート信号は、第1実施の形態例と同様にして信号レシーバ15へ伝えられ、その信号は信号レシーバ15により信号線16bを介して信号監視部17へ伝えられて制御部11へ転送される。
【0063】
転送されたスタート信号を受取った制御部11は、記憶部13に格納しているアドインボード7のレジスタ構成情報を参照し、その指定アドレスがレジスタ構成情報のアドレスに該当するか否かを判断しながらスタート信号を選択的に監視する。
そして、スタート信号の指定アドレスがレジスタ構成情報のアドレスに該当する場合に、アドインボード7がCPU2に返信すべきレディ信号に相当する擬似信号を生成し、信号制御部19に対して信号ドライバ18にこの擬似信号をPCIで定められたタイミング以内にCPU2へ返信させるための返信指令を発信すると共にこの信号送受の内容を記憶部13に信号送受の履歴として順次に格納する。
【0064】
レディ信号の擬似信号の返信指令を受けた信号制御部19は、この指令によるレディ信号を信号線16dにより信号ドライバ18へ送出する。
信号線16dからのレディ信号を受取った信号ドライバ18は、これを第1実施の形態例と同様にしてCPU2へ伝え、CPU2はこの擬似信号をアドインボード7からのレディ信号の返信と認識し、アドインボード7との信号送受に関する一つのステップを完結させる。
【0065】
これにより次のステップへの移行が可能になり、ドライバソフトのデバッグが継続される。
このようにして拡張機能検査装置10をアドインボード7に模してその動作を代行させ、アドインボード7を装着しない状態でのドライバソフトの複数のステップに渡る継続的なデバッグが可能になる。
【0066】
なお、コンピュータ1がPCIスロット8aに装着されたアドインボード7に割当てる割当領域は、装着されたPCIスロット8aの位置やコンピュータ1に装備されているディスプレイ等の他の機器の状況に応じて異なるため、上記のように制御部11のレジスタにアドインボード7のPCIコンフィグレーションレジスタの情報を取り込むことにより、拡張機能検査装置をどのような位置のPCIスロット8aに装着しても、アドインボード7の装着対象となるどのようなコンピュータ1に装着しても自動的にその割当領域を取得してアドインボード7に模してその動作を代行することができる。
【0067】
また、一部の回路を組込んだアドインボード7を拡張機能検査装置10のPCIスロット8bに装着して実際のシステムに接続し、第1実施の形態例と同様にして組込んだ一部の回路の動作の監視や誤動作の代行を行いながら第2実施の形態例と同様にして他の部分の動作を代行させ、これらを併用しながらアドインボードに組込む回路をできたところから順に実際のシステムに接続して検査を行うことが可能になる。
【0068】
以上説明したように、本実施の形態では、第1実施の形態例と同様に、拡張機能検査装置の記憶部にアドインボードのレジスタ構成情報を格納するようにしたことによって、アドインボードに対する信号の送受を選択的に監視することが可能となる。
また、拡張機能検査装置の制御部にアドインボードのPCIコンフィグレーションレジスタの情報を取り込むようにしたことによって、PCIスロットの位置やコンピュータに関わりなく、メインメモリのメモリマップの割当領域の情報を自動的に取得することができ、アドインボード7に模して動作を代行することが可能になり、アドインボードが装着されていない状態においても、ドライバソフトの開発のための検査を行うことができる。
【0069】
このことは、アドインボードに用いるチップ等が揃わず、まだ組立を行うことができない開発の初期に特に有効である。
上述したように、本発明の拡張機能検査装置は、開発の初期から終期に至るあらゆる段階においてアドインボードやそのドライバソフトの動作を実際のシステムに接続して効率的に検査することができ、これを用いて誤動作等を検出し、回路等を修正、改良して設定されたアドインボードは、その正常な動作を販売の初期から十分に保証することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、拡張機能検査装置の記憶部にアドインボードのレジスタ構成情報を格納するようにしたことによって、アドインボードに対する信号の送受を選択的に監視することができるという効果が得られる。
また、本発明の拡張機能検査装置を用いて誤動作等を検出し、回路等を修正、改良して設定されたアドインボードは、その正常な動作を販売の初期から十分に保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態を示すブロック図
【図2】第1実施の形態の接続状態を示すブロック図
【図3】第2実施の形態の接続状態を示すブロック図
【符号の説明】
1 コンピュータ
2 CPU
3 メインメモリ
4 CPUローカルバス
5 ホスト/PCIブリッジ
6 PCIバス
7 アドインボード
8a、8b PCIスロット
9 モニタ端末
10 機能拡張検査装置
11 制御部
12 リモートインタフェース
13 記憶部
14 PCIコネクタ
15 PCIバス信号レシーバ
16a〜16f 信号線
17 PCIバス信号監視部
18 PCIバス信号ドライバ
19 PCIバス信号制御部

Claims (1)

  1. 制御部と、
    コンピュータの機能を拡張するためのアドインボードのレジスタ構成情報を格納する記憶部と、
    前記アドインボードを装着するPCIスロットと、
    前記コンピュータのCPUと接続しているPCIバスに接続するためのPCIコネクタと、
    前記PCIスロットと接続すると共に、前記PCIバスからの信号を、前記PCIコネクタを介して受取るPCIバス信号レシーバと、
    前記PCIスロットと接続すると共に、前記PCIコネクタを介して、前記PCIバスへ信号を送出するPCIバス信号ドライバと、
    前記PCIスロットと接続すると共に、前記PCIバス信号レシーバから伝えられる信号を前記制御部へ転送するPCIバス信号監視部と、
    前記制御部からの指令により前記PCI信号レシーバとPCI信号ドライバへ信号を送出するPCIバス信号制御部と、を備えたコンピュータの拡張機能検査装置において、
    前記PCIスロットにアドインボードを装着して、間接的に前記PCIバスに接続すると共に、前記制御部にモニタ端末を接続しておき、
    前記制御部は、
    前記PCIバス信号監視部を介して、前記アドインボードと前記CPUとの間の信号の送受を監視する手段と、
    前記CPUが、前記レジスタ構成情報の指定アドレスを付したスタート信号を発信した場合に、前記スタート信号に対する前記アドインボードからのレディ信号の返信に要する経過時間を計測する手段と、
    前記経過時間が所定の時間を経過したときに、前記アドインボードから前記CPUへの正常なレディ信号に相当する擬似信号の送出指令を前記PCIバス信号制御部へ発信する手段と、
    前記擬似信号の送出指令を発信したときに、前記PCIバス信号制御部へ、前記アドインボードから遅れて返信されるレディ信号の受付停止指令と、前記CPUから発信される次のスタート信号の一時停止指令とを発信する手段と、
    前記アドインボードからのレディ信号が遅れて返信されたときに、その返信のタイミング遅れの誤動作の記録を遅れた時間と共に前記記憶部に格納する手段と、
    前記アドインボードからのレディ信号が一定時間経過後に返信されなかったときに、その回路不具合に伴う誤動作の記録を前記記憶部に格納する手段と、
    前記誤動作の記録を格納したときに、前記PCIバス信号制御部へ、前記スタート信号の一時停止指令を解除する解除指令を発信する手段と、
    前記モニタ端末からの要求に応じて、前記記憶部から読出した前記誤動作の記録を送信する手段と、を備え、
    前記PCIバス信号制御部は、
    前記CPUへの擬似信号の送出指令を受けたときに、前記PCIバス信号ドライバへ前記擬似信号を送出する手段と、
    前記受付停止指令を受けたときに、前記PCIバス信号ドライバへ前記レディ信号の受付停止のための信号を送出する手段と、
    前記一時停止指令を受けたときに、前記PCIバス信号レシーバへ前記スタート信号の一時停止のための信号を送出する手段と、
    前記解除指令を受けたときに、前記PCIバス信号レシーバへ前記スタート信号の一時停止指令を解除するための信号を送出する手段と、を備えることを特徴とするコンピュータの拡張機能検査装置。
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