JP2010110048A - インシュレータ、ステータ及びステータの製造方法 - Google Patents

インシュレータ、ステータ及びステータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性の向上を図ることができるインシュレータ、ステータ及びステータの製造方法を提供する。
【解決手段】第1及び第2インシュレータ部材40,50には、コイル6の巻終端末線6bを軸方向から挿入可能な保持溝45を備える。そして、保持溝45内における径方向中央よりも外側の位置には、該保持溝45に挿入された巻終端末線6bと係止して該巻終端末線6bの保持溝45からの離脱を抑制するための係止突起64が設けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、インシュレータ、ステータ及びステータの製造方法に関するものである。
従来、回転電機のステータは、径方向内側に放射状に延びる複数のティース部を有する環状のステータコアと、各ティース部に巻装されたコイルとを備えている。このようなステータでは、コイルの占積率向上のため、ステータコアをティース部毎に分割した構造を有するものがある(例えば特許文献1参照)。各分割コアには、その形状に対応した形状のインシュレータが装着されるとともに、各分割コアのティース部には、インシュレータを介してコイルが巻装されている。そして、隣り合うインシュレータ同士は、各インシュレータに形成された連結回動部でそれぞれ回動可能に連結されている。
上記のようなステータコアが分割コアからなるステータを製造する際には、例えば、インシュレータの連結回動部にて連結された各分割コアを、環状の状態よりも各ティース部の先端が開いた展開状態として、各ティース部にコイルを巻装し、その後、ティース部が径方向内側を向くように各分割コアを環状に丸めてステータが成形される。このようにステータの展開状態でコイルを巻回可能であるため、コイルの占積率を向上させることができるようになっている。
ところで、上記のようなステータでは、分割コアに巻装したコイルからは、巻き始めの端部(巻始端末線)及び巻き終わりの端部(巻終端末線)がそれぞれ引き出されており、それら巻始端末線及び巻終端末線は、各分割コアを環状化する作業の時などには、インシュレータに形成された溝にそれぞれ挿入されるようになっている。
特開2006−115685号公報
しかしながら、上記したようなステータでは、コイルの巻終端末線が固定されていないため、例えば自身の弾性力により保持溝から離脱して緩んでしまう。そして、この巻終端末線の緩みによりコイルの整列状態が崩れて隣り合うコイルと干渉し、分割コアの環状化工程の際にインシュレータの連結回動部に荷重が掛かり破損してしまう虞があった。この不具合を防ぐために、従来では、巻終端末線を緩まないように治具等で保持しながら各分割コアを環状化する工程等を行っており、作業性の悪化の原因となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、作業性の向上を図ることができるインシュレータ、ステータ及びステータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、環状に配列されて回転電機のステータを構成する複数の分割コアにそれぞれ装着され、前記分割コアと該分割コアに径方向内側に延びるように設けられたティース部に巻装されるコイルとを電気的に絶縁するためのインシュレータであって、前記分割コアのティース部の少なくとも一部を覆うティース被覆部と、前記ティース被覆部よりも径方向外側の位置に径方向に沿って形成され前記コイルの巻終端末線を軸方向から挿入可能な保持溝とを備え、前記保持溝内における径方向中央よりも外側の位置には、該保持溝に挿入された前記巻終端末線と係止して該巻終端末線の前記保持溝からの離脱を抑制するための係止突起が設けられたことを特徴とする。
この発明では、コイルの巻終端末線を保持溝の係止突起に係止させた状態で、分割コアを環状化することができ、その環状化の際に巻終端末線が緩まないようにすることが可能となる。これにより、分割コアを環状化する際に、巻終端末線を治具等で保持する必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。また、係止突起が保持溝内における径方向中央よりも外側の位置に設けられるため、巻終端末線を保持溝内に好適に保持させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインシュレータにおいて、前記保持溝を構成する周方向に対向する一対の側壁部のうち、少なくとも一方の挿入側端部には、前記コイルの巻終端末線を前記保持溝内に案内するための第1傾斜部が形成されたことを特徴とする。
この発明では、コイルの巻終端末線を保持溝に挿入する際、その巻終端末線が第1傾斜部にて案内されるため、巻終端末線を保持溝に容易に挿入することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインシュレータにおいて、前記第1傾斜部は、前記一対の側壁部のいずれか一方に形成され、前記係止突起は、前記一対の側壁部のいずれか他方に設けられ、該係止突起の反挿入側の端面には、前記第1傾斜部と周方向に対向し該第1傾斜部と略平行をなすように傾斜する第2傾斜部が形成されたことを特徴とする。
この発明では、第1傾斜部と係止突起の第2傾斜部とで、コイルの巻終端末線を保持溝内(係止突起よりも反挿入側)に導入するための導入路が形成され、巻終端末線を保持溝内に容易に挿入することができる。また、巻終端末線を保持溝内に挿入した後には、巻終端末線が第2傾斜部と第1傾斜部とで挟まれた状態で安定しやすくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインシュレータにおいて、前記保持溝には、前記係止突起よりも反挿入側の位置であって該係止突起とは径方向にずれた位置に保持突起が形成され、前記係止突起及び前記保持突起は、前記保持溝に挿入された前記コイルの巻終端末線を、前記軸方向の両側から保持可能に構成されたことを特徴とする。
この発明では、保持溝に挿入されたコイルの巻終端末線が、係止突起と保持突起とで軸方向の両側から保持されるため、巻終端末線を安定して保持することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のインシュレータにおいて、前記係止突起及び前記保持突起の配置は、それらを結ぶ直線の水平面に対する角度が、前記巻終端末線における前記コイルからの引き出し箇所から前記保持突起までの部分の前記水平面に対する角度よりも小さくなるように設定されたことを特徴とする。
この発明では、係止突起及び保持突起を結ぶ直線の水平面に対する角度が、巻終端末線におけるコイルからの引き出し箇所から保持突起までの部分の水平面に対する角度よりも小さくなるように構成されるため、コイルの巻終端末線を係止突起と保持突起とで好適に保持することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインシュレータにおいて、隣接するインシュレータは、軸方向に延びる連結凸部を有し、周方向端部に、隣接する前記分割コアを被覆するインシュレータと連結されて相対的な連結回動を許容する連結回動部を有し、前記連結回動部は、径方向に開口する開口部を有するとともにその開口部の周方向の幅が拡開可能に形成され、該開口部から前記連結凸部が挿入可能な連結凹部を有することを特徴とする。
この発明では、連結回動部の連結凹部に径方向から連結凸部を挿入可能であるため、分割コアにインシュレータを組付けた後に各インシュレータを連結することができ、作業性のより一層の向上を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のインシュレータにおいて、前記連結凸部は円柱状に形成されてなり、前記連結回動部は、前記凹部の内周面と前記連結回動部の外周面との間を肉薄にして前記連結回動部の先端を揺動可能に形成することにより前記連結凸部を挿入可能に形成したことを特徴とする。
この発明では、連結凸部を円柱状とすることで、その連結凸部の外径を大きくすることができ、連結凸部の強度を向上させることで、連結保持性を向上することができる。
請求項8に記載の発明は、複数の分割コアをそれぞれ被覆するインシュレータを連結して複数の前記分割コアを環状に配列し、該各分割コアにインシュレータを介してコイルが巻装されてなるステータであって、前記インシュレータは、前記分割コアのティース部の少なくとも一部を覆うティース被覆部と、前記ティース被覆部よりも径方向外側の位置に径方向に沿って形成され前記コイルの巻終端末線を軸方向から挿入可能な保持溝とを備え、前記インシュレータの保持溝内における径方向中央よりも外側の位置には、該保持溝に挿入された前記巻終端末線と係止して該巻終端末線の前記保持溝からの離脱を抑制するための係止突起が設けられたことを特徴とする。
この発明では、請求項1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
請求項9に記載の発明は、複数の分割コアをそれぞれ被覆するインシュレータを連結して複数の前記分割コアを環状に配列し、該各分割コアにインシュレータを介してコイルが巻装されてなるステータの製造方法であって、前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、前記各分割コアに前記コイルを巻装し、該コイルの巻終端末線を前記インシュレータの保持溝に挿入して該保持溝内の前記係止突起に係止させ、その状態で複数の前記分割コアを環状化することを特徴とする。
この発明では、コイルの巻終端末線をインシュレータの保持溝に挿入して該保持溝内の係止突起に係止させ、その状態で複数の分割コアを環状化するため、その環状化の際に巻終端末線を治具等で保持する必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。また、係止突起が保持溝内における径方向中央よりも外側の位置に設けられる(請求項1参照)ため、巻終端末線を保持溝内に好適に保持させることが可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のステータの製造方法において、前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、ステータを構成する全ての前記インシュレータを一列に連結した後、前記各分割コアに前記コイルを巻装し、前記インシュレータを相対回動させて複数の前記分割コアを環状化することを特徴とする。
この発明では、連結回動部の連結凹部に径方向から連結凸部を挿入可能であるため、分割コアにインシュレータを組付けた後に各インシュレータを連結することで、複数の分割コアを容易に環状に連結することができ、作業性のより一層の向上を図ることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載のステータの製造方法において、前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、前記各分割コアに前記コイルを巻装した後、ステータを構成する全ての前記インシュレータを一列に連結し、前記インシュレータを相対回動させて複数の前記分割コアを環状化することを特徴とする。
この発明では、コイルの巻装後に各インシュレータを連結するため、巻線時に必用な分割コアのみを保持すればよく、効率よくコイルの巻装を行うことができるようになる。
請求項12に記載の発明は、請求項9に記載のステータの製造方法において、前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、ステータを構成する前記分割コアの数よりも少ない数の分割コアを前記インシュレータを介して連結して複数のコア列を形成し、各コア列を構成する複数の分割コアに前記コイルを連続的に巻線し、複数の前記コア列を連結してステータを構成する全ての前記分割コアを環状に配列することを特徴とする。
この発明では、連続巻線するのに必用な分割コアをインシュレータにて連結するため、巻線時に必用な数の分割コアを保持すればよく、効率よく巻線を行うことができるようになる。
従って、上記記載の発明によれば、作業性の向上を図ることができるインシュレータ、ステータ及びステータの製造方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1(回転電機)のハウジング2は円筒状に形成され、そのハウジング2内にはステータ3が配設されている。そのステータ3の内側には、該ステータ3と対向配置されるマグネット(図示略)を有するロータ4(図中、一点鎖線で示す)が図示しない回転軸により軸支されている。
ステータ3は、インシュレータ5によってコイル6と絶縁されたステータコア7を備える。
ステータコア7は、放射状に設けられコイル6が巻装される複数のティース部8と、その各ティース部8の径方向外側端部を連結する環状部9とを備える。尚、本実施形態では、ティース部8は、等角度(30度)間隔に12個形成されている。図1の下方に、1つのティース部8を示す。
ステータコア7は、ティース部8を一つずつ備えた複数(本実施形態では12個)の分割コア10から構成されている。各分割コア10同士は、ティース部8から周方向両側へ延びる弧状に形成された分割コア環状部11の周方向端部において当接している。分割コア10は分割コア環状部11とティース部8とを備えた薄板状の部材を積層することによって形成されている。なお、積層される部材の分割コア環状部11の端部は、環状部9上に円弧中心を持つ円弧凸状または円弧凹状に形成されている。そして、分割コア10同士の回動は、これら端部に形成された円弧によって案内される。
インシュレータ5は、分割コア10に対応した形状の複数(上記の分割コア10に対応する数であり、本実施形態では12個)のインシュレータ部材12によって構成されている。そして、各インシュレータ部材12は、個々の分割コア10に対するインシュレータを構成する。なお、インシュレータ部材12は絶縁性を有する樹脂材よりなる。
各インシュレータ部材12は、周方向両端に連結回動部13を有する。連結回動部13は、隣接するインシュレータ部材12同士を連結するとともに、隣接するインシュレータ部材12同士の、軸直交平面に沿った相対回動を許容する。
隣接するインシュレータ部材12を連結する2つの連結回動部13において、一方の連結回動部13は回動軸としての軸方向に突出する凸部(連結凸部44)を有し、他方の連結回動部13は軸方向に窪む凹部(連結凹部54)を有している。凹部に凸部を挿入することによって、インシュレータ部材12同士が回動可能に連結される。
本実施形態では、インシュレータ部材12は、連結凸部44を有する第1インシュレータ部材40(図2(a)、図3(a)(b)参照)と、連結凹部を有する第2インシュレータ部材50(図2(b)、図4(a)(b)参照)とが、周方向において交互に配置されてなる。
図2(a)は、第1インシュレータ部材40の一部斜視図、図3(a)は第1インシュレータ部材40を軸方向下側から見た平面図、図3(b)は第1インシュレータ部材40を径方向外側から見た側面図である。
第1インシュレータ部材40は、ティース部8(図1参照)を被覆するティース被覆部41と、そのティース被覆部41から周方向両側に延びる環状被覆部42とを有している。
ティース被覆部41は、径方向から見て略コ字状に形成され、ティース部8の軸方向一方の面、及びティース部8の周方向両側面を被覆する。また、ティース被覆部41の先端部(径方向内側端部)には、コイル6の径方向内側へのはみ出しを防止するフランジ部41aが形成されている。
環状被覆部42には、分割コア環状部11(図1参照)の内周側を被覆する内周被覆部42aと、該内周被覆部42aから軸方向に突出する突出部42bとが形成されている。突出部42bは、コイル6の径方向外側へのはみ出しを防止する役割をなしている。
環状被覆部42の周方向両端部には、連結回動部43がそれぞれ形成されている。連結回動部43は図1に示す環状部9の径方向幅内に形成され、その周方向端面43aは周方向外側に脹らむ半円未満の円弧状に形成されている。さらに隣接する連結回動部13(連結回動部53)(図1参照)と軸方向に対向する対向面43bには、連結凸部44が形成されている。
連結凸部44は、図2(a)及び図3(a)に示すように、円柱状に形成され、連結回動部43から軸方向に突出している。そして、連結回動部43の周方向端面43aは、円筒状の連結凸部44の軸中心を中心とする円弧に沿って形成された面である。
環状被覆部42における突出部42bの周方向一側方(図2(a)において左側)には、コイル6の巻始端末線6aが挿通される挿通溝42cが形成され、その反対側の側方(図2(a)において右側)には、分割コア10の環状化工程の際にコイル6の巻終端末線6bを保持するための保持溝45が形成されている。これら挿通溝42c及び保持溝45は、径方向に沿ってそれぞれ形成されるとともに、軸方向の一方(図2(a)において上方)に開口するように形成されている。
保持溝45は、周方向に互いに対向する一対の側壁部61,62と、該保持溝45の軸方向一端部(下端部)に形成された底部63とからなり、各側壁部61,62間にコイル6の巻終端末線6bを保持可能な構成となっている。一対の側壁部61,62のうちの一方(側壁部61)は、環状被覆部42から径方向に延びるように形成され、もう一方の側壁部62は、連結回動部43の周方向端面に形成されている。尚、各側壁部61,62の径方向寸法は、互いに等しく形成されている。
側壁部61には、対向する側壁部62に向かって突出する係止突起64が形成されている。係止突起64は、突出方向(周方向)から見て矩形状をなしている(図6参照)。係止突起64は、側壁部61の上端部(挿入側端部)に形成されるとともに、該側壁部61における径方向外側端部に形成されている。即ち、係止突起64は、保持溝45内における径方向中央よりも外側の位置に形成されている。また、図3(b)に示すように、係止突起64における軸方向の底部63側の端面(反挿入側の端面)には、第2傾斜部としてのテーパ部64aが形成されており、該係止突起64は、その上下方向(軸方向)の寸法が先端に向かう程小さくなるように形成されている。
係止突起64が形成されていない側の側壁部62の上端部には、巻終端末線6bを保持溝45内に案内するための第1傾斜部としての湾曲部62aが形成されている。湾曲部62aは、側壁部62の上端に向かうに従って係止突起64から離れるように湾曲している。これにより、保持溝45の上端部(挿入口)が拡がるような形状となり、保持溝45に巻終端末線6bを挿入する際に、巻終端末線6bが湾曲部62aにより案内されて保持溝45内に挿入しやすくなっている。
また、湾曲部62aと係止突起64のテーパ部64aとは、周方向に対向するとともに、互いに略平行をなしている。これにより、湾曲部62aと係止突起64のテーパ部64aとの間に、巻終端末線6bを保持溝45内(係止突起64よりも底部63側)に導入するための導入路が形成されている。ここで、係止突起64の下端面にはテーパ部64aが形成されているため、巻終端末線6bをテーパ部64aと湾曲部62aとの間に通過させる際に、巻終端末線6bが係止突起64に引っ掛かることが抑制されている。このため、巻終端末線6bを保持溝45内に容易に挿入できるようになっている。また、巻終端末線6bを保持溝45内に挿入した後には、巻終端末線6bは自身の弾性力にて上方に付勢され、係止突起64のテーパ部64aと湾曲部62aとで挟まれた状態(図3(b)に示す状態)で安定しやすくなっている。
また、係止突起64は、前述のように保持溝45内における径方向中央よりも外側の位置に形成されているため、巻終端末線6bを保持溝45内に好適に保持させることが可能となっている。また、係止突起64は、保持溝45における径方向の一部に形成されているため、係止突起64を保持溝45の径方向全体に亘って形成した場合と比較して、巻終端末線6bを保持溝45内に容易に挿入可能となっている。
次に、第2インシュレータ部材50について説明する。
第2インシュレータ部材50は、前記第1インシュレータ部材40と比べて連結回動部53の構成が異なっている。従って、以下には、連結回動部53を中心に説明し、前記第1インシュレータ部材40と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図2(b)は、第2インシュレータ部材50の一部斜視図、図4(a)は第2インシュレータ部材50を軸方向下側から見た平面図、図4(b)は第2インシュレータ部材50を径方向外側から見た側面図である。
第2インシュレータ部材50の連結回動部53は、図1に示す環状部9の径方向幅内に形成されている。さらに隣接する連結回動部13(連結回動部43)(図1参照)と軸方向に対向する対向面53bには、連結凹部54が形成されている。
連結凹部54は、図2(b)及び図4(a)に示すように、軸方向視略円形状に形成され連結回動部53を軸方向に貫く孔である。連結凹部54は、連結凸部44を遊挿可能に形成されている。即ち、連結凹部54の内径は、連結凸部44の外径よりも大きく形成されている。
更に、連結凹部54は、径方向外側に開口する開口部54aを有している。従って、連結回動部53は、軸方向視略C字状に形成されている。開口部54aの周方向の開口幅は、円柱状に形成された連結凸部44の直径よりも小さく設定されている。従って、開口部54aは、連結凹部54に挿入された連結凸部44が、その開口部54aから抜けにくくなっている。
連結回動部53には、その外周面53aと連結凹部54の内周面との間の肉厚を部分的に薄くした薄肉部55が形成されている。また、連結凹部54の内周面には、軸方向に沿って延びる溝54bが形成されている。この薄肉部55及び溝54bの少なくとも一方により、連結回動部53が弾性変形してその先端部56がインシュレータの軸と直交する平面に沿って揺動するように形成されている。
このように構成された連結回動部53の連結凹部54に対して、第1インシュレータ部材40の連結凸部44を径方向外側(図4(a)に示す矢印Ya方向)から押圧すると、薄肉部55及び溝54bの少なくとも一方によって先端部56が揺動し、開口部54aの周方向の開口幅が広がり、連結凸部44が連結凹部54内に進入する。即ち、連結凸部44を径方向外側から連結凹部54に挿入することにより、第1インシュレータ部材40と第2インシュレータ部材50とが連結される。そして、円柱状に連結凸部44は略円形状の連結凹部54内に遊挿されるため、第1インシュレータ部材40と第2インシュレータ部材50とが互いに相対回動可能となる。
更に、連結回動部53に形成された開口部54aの周方向の開口幅は、連結凸部44の直径よりも小さく設定されているため、連結凸部44が開口部54aから径方向外側に向かって抜けるのが防止されている。尚、連結回動部53の弾性力に抗して連結凸部44が形成された第1インシュレータ部材40を径方向外側に向かって移動させることにより、連結回動部53が撓んで先端部56揺動することにより開口部54aが拡幅し、連結凹部54から抜き出すことができる。
次に、上記したステータ3の組付けについて説明する。
(第1の組付け例)
分割コア10(図1参照)に対して、その積層方向から第1インシュレータ部材40又は第2インシュレータ部材50を組付け、第1インシュレータ部材40を組付けた分割コア10(以下、第1分割コア10aという)と、第2インシュレータ部材50を組付けた分割コア10(以下、第2分割コア10bという)とを生成する。
次に、第1分割コア10aと第2分割コア10bのそれぞれにコイル6を巻装する。このとき、コイル6の巻終端末線6bを保持溝45に挿入し、該保持溝45の係止突起64に係止させる(図6参照)。これにより、巻終端末線6bが仮固定される。そして、第1分割コア10aの連結凸部44を、第2分割コア10bの連結凹部54に径方向外側から挿入し、第1分割コア10aと第2分割コア10bとを連結する。そして、6個の第1分割コア10aと6個の第2分割コア10bとを交互に連結した一連のコア列(図5参照)を生成する。このとき、各コイル6の巻終端末線6bは、保持溝45の係止突起64に仮固定された状態を保っている。
その後、第1分割コア10aと第2分割コア10bとを相対回動させてコア列を円環状に成形した後、コア列の両端の第1分割コア10aと第2分割コア10bとを連結する。これにより、図1に示すように円環状のステータ3が得られる。そして、コイル6の巻終端末線6bは、保持溝45から外されて、コイル6の巻始端末線6aとともに図示しないターミナル等に電気的に接続されるようになっている。このステータ3をハウジング2内に挿入し、ステータ3の内側にロータ4を配設することによりブラシレスモータ1が得られる。
(第2の組付け例)
分割コア10(図1参照)に対して、その積層方向から第1インシュレータ部材40又は第2インシュレータ部材50を組付け、第1インシュレータ部材40を組付けた分割コア10(以下、第1分割コア10aという)と、第2インシュレータ部材50を組付けた分割コア10(以下、第2分割コア10bという)とを生成する。そして、第1の組付け例と同様に、6個の第1分割コア10aと6個の第2分割コア10bとを交互に連結した一連のコア列を生成する。このコア列の第1分割コア10a及び第2分割コア10bに対して、コイル6を順次巻装する。このとき、第1の組付け例と同様に、コイル6の巻終端末線6bを保持溝45に挿入し、該保持溝45の係止突起64に係止させる。そして、第1分割コア10aと第2分割コア10bとを相対回動させてコア列を円環状に成形した後、コア列の両端の第1分割コア10aと第2分割コア10bとを連結する。これにより、図1に示すように円環状のステータ3が得られる。そして、第1の組付け例と同様に、コイル6の巻終端末線6bは、保持溝45から外されて、コイル6の巻始端末線6aとともに図示しないターミナル等に電気的に接続されるようになっている。
(第3の組付け例)
分割コア10(図1参照)に対して、その積層方向から第1インシュレータ部材40又は第2インシュレータ部材50を組付け、第1インシュレータ部材40を組付けた分割コア10(以下、第1分割コア10aという)と、第2インシュレータ部材50を組付けた分割コア10(以下、第2分割コア10bという)とを生成する。そして、連続巻線する分割コアを連結する。例えば、図7に示すように、第1の導線71は、V相コイルV2,V1及びU相コイルU4,U3を構成しており、第2の導線72は、W相コイルW3,W4及びV相コイルV3,V4を構成しており、そして、第3の導線73は、U相コイルU1,U2及びW相コイルW2,W1を構成している。つまり、これら第1〜第3の導線71〜73はそれぞれ、周方向に連続する4つのティース部8に連続して巻回されている。尚、各導線71〜73は、導電性の金属材料(本実施形態では銅)よりなる金属線を絶縁被膜にて被覆した構成である。
2つの第1分割コア10aと2つの第2分割コア10bを交互に連結して4つの分割コアからなるコア列を生成する。そして、このコア列を3組生成する。3組のコア列に対して、導線71〜73をそれぞれ巻き付ける。このとき、各導線71〜73の巻終端末線6bを保持溝45に挿入し、該保持溝45の係止突起64に係止させる。これにより、巻終端末線6bが仮固定される。尚、この第3の組み付け例では、巻終端末線6bが存在する分割コア(図9中、コア列の端に配置された第2分割コア10b)のインシュレータ部材にだけ保持溝45が形成されるようになっている。そして、各分割コア10a,10bを相対回動させてコア列を弧状に成形する。
次に、図9に示すように、第1の導線71を巻装したコア列81と、第2の導線72を巻装したコア列82とを連結する。更に、第3の導線73を巻装したコア列83をコア列81,82に連結する。これにより、図1に示すように円環状のステータ3が得られる。そして、各コア列81〜83の導線71〜73を接続する。このとき、各導線71〜73の巻終端末線6bは、保持溝45から外されて、巻始端末線6aとともに図示しないターミナル等に電気的に接続されるようになっている。また、このとき、図8(a)に示すように、U4−V1相間渡り線71aを、V3−W4相間渡り線72aとW2−U2相渡り線73aとにそれぞれ結線端子75により接続する。図8(b)に示すように、結線端子75は、互いに接触する状態で渡り線71a及び渡り線72aを包み込むように折り返して形成されている。尚、図示しないが、図8(a)に示す渡り線71a及びと渡り線73aとを接続する結線端子75も同様に形成されている。
上記した第1〜第3の組み付け例のいずれにおいても、分割コア10を環状化する工程の前に、巻終端末線6bを保持溝45の係止突起64に係止させて仮固定するようになっている。このため、分割コア10を環状化する際に、巻終端末線6bが緩んでしまうことが抑制され、巻終端末線6bを治具等で保持する必要がなくなり、作業性が向上するようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、第1及び第2インシュレータ部材40,50には、ティース被覆部41よりも径方向外側の位置に径方向に沿って形成され、巻終端末線6bを軸方向から挿入可能な保持溝45を備える。そして、保持溝45内における径方向中央よりも外側の位置には、該保持溝45に挿入された巻終端末線6bと係止して該巻終端末線6bの保持溝45からの離脱を抑制するための係止突起64が設けられる。これにより、コイル6の巻終端末線6bを保持溝45の係止突起64に係止させた状態で、分割コア10を環状化することができ、その環状化の際に巻終端末線6bが緩まないようにすることが可能となる。これにより、分割コア10を環状化する際に、巻終端末線6bを治具等で保持する必要がなくなり、作業性の向上を図ることができる。また、係止突起64が保持溝45内における径方向中央よりも外側の位置に設けられるため、巻終端末線6bを保持溝45内に好適に保持させることが可能となる。
(2)本実施形態では、保持溝45を構成する周方向に対向する一対の側壁部61,62のうち、少なくとも一方の上端部(挿入側端部)には、巻終端末線6bを保持溝45内に案内するための湾曲部62aが形成されるため、コイル6の巻終端末線6bを保持溝45に容易に挿入することができる。
(3)本実施形態では、係止突起64の反挿入側の端面(底部63側の端面)には、湾曲部62aと周方向に対向し該湾曲部62aと略平行をなすように傾斜するテーパ部64aが形成される。そのため、係止突起64のテーパ部64aと湾曲部62aとで、コイルの巻終端末線6bを保持溝45内(係止突起64よりも反挿入側)に導入するための導入路が形成され、巻終端末線6bを保持溝45内に容易に挿入することができる。また、巻終端末線6bを保持溝45内に挿入した後には、巻終端末線6bが係止突起64のテーパ部64aと湾曲部62aとで挟まれた状態で安定しやすくなる。
(4)本実施形態では、第2インシュレータ部材50の周方向端部に形成された連結回動部53は、径方向に開口する開口部54aを有するとともにその開口部54aの周方向の幅が拡開可能に形成された連結凹部54を有している。その連結凹部54には、開口部54aから連結凸部44が挿入される。つまり、第2インシュレータ部材50の連結凹部54に対し、第1インシュレータ部材40に形成された連結凸部44を径方向外側から挿入することで、第2インシュレータ部材50に第1インシュレータ部材40を径方向に連結する。従って、第1インシュレータ部材40と第2インシュレータ部材50とをそれぞれ分割コア10に装着した後、両インシュレータ部材40,50を連結することができるため、それぞれの位置決めを別々に行うことで、同時に位置決めを行う必要がないので、作業性を向上することができる。
(5)本実施形態では、連結凸部44を円柱状とすることで、その連結凸部44の外径を大きくすることができ、連結凸部44の強度を向上させることで、第1インシュレータ部材40と第2インシュレータ部材50との間の連結保持性を向上することができる。また、連結凹部54を軸方向視C字状としているので、連結凸部44の外径を大きくできる。
(6)第1インシュレータ部材40の周方向両端には連結凸部44を有する連結回動部43が形成され、第2インシュレータ部材50の周方向両端には連結凹部54を有する連結回動部53が形成されている。また、そして、第1インシュレータ部材40と第2インシュレータ部材50とを交互に連結する。従って、2種類のインシュレータ部材40,50を用意すればよいため、部品点数を減少させることができる。また、端部に連結回動部を有していないインシュレータを組付ける等の判断が不要となるため、作業性の向上を図ることができる。
(7)本実施形態では、第1インシュレータ部材40と第2インシュレータ部材50は、巻線前、巻線後、必用な個数のインシュレータ部材を連結する、等の種々の組付け方法に対応することができるため、作業の自由度を増すことができる。
(8)本実施形態では、各分割コア10a,10bのそれぞれにコイル6を巻装した後、インシュレータ部材40,50を連結する。また、連続的に巻装する複数のインシュレータ部材40,50を連結したコア列81〜83を生成し、各コア列81〜83にコイル6(導線71〜73)を巻装した後、各コア列81〜83を連結する。このように、巻線時に必用な分割コアのみを保持すればよいため、分割コアに対する巻線の巻装を容易に行うことができるようになる。
(9)本実施形態では、連結凹部54に対して、連結凸部44を径方向から挿入することと、連結凸部44を軸方向から挿入することを選択することが可能となる。このため、例えば、分割コアの積層厚さに応じて、積層厚みが大きい場合には径方向から挿入する方法を選択し、積層厚みが小さい場合には軸方向から挿入する方法を選択する、等、分割コアの形状に合わせた作業を選択することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、例えば図10に示すように、保持溝45内に保持突起65を係止突起64とは別に形成してもよい。図10に示す一例においては、保持突起65は、側壁部61における係止突起64よりも底部63側(反挿入側)の位置であって該係止突起64とは径方向にずれた位置に形成されている。そして、コイル6の巻終端末線6bを仮固定する際には、係止突起64は巻終端末線6bの上側(挿入側)を保持し、保持突起65は巻終端末線6bの下側を保持するようになっている。このような構成によれば、保持溝45に挿入されたコイル6の巻終端末線6bが、係止突起64と保持突起65とで軸方向の両側から保持されるため、巻終端末線6bを安定して保持することが可能となる。尚、図10に示す一例では、保持突起65は、係止突起64と同じ側の側壁部61に設けられたが、反対側の側壁部62に設けてもよい。
また、図10に示す一例においては、係止突起64及び保持突起65の配置は、それらを結ぶ直線の水平面に対する角度θ1が、巻終端末線6bにおけるコイル6からの引き出し箇所から保持突起65までの部分(引き出し線6c)の水平面に対する角度θ2よりも小さくなるように設定されている。これにより、コイルの巻終端末線6bを係止突起と保持突起とで好適に保持することが可能となる。
・上記実施形態では、係止突起64は、各インシュレータ部材40,50の突出部42b側の側壁部61に設けられたが、連結回動部43(又は連結回動部53)側の側壁部62に設けてもよい。
・上記実施形態では、係止突起64は、側壁部61の径方向の一部に形成されたが、径方向全体に亘って形成してもよい。
・上記実施形態では、係止突起64は1つのみ設けられたが、これに限らず、2つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、係止突起64は、突出方向から見て矩形状をなしたが、これ以外に例えば、円形状としてもよい。
・上記実施形態では、湾曲部62aは、連結回動部43(又は連結回動部53)側の側壁部62のみに形成されたが、これに限らず、突出部42b側の側壁部61にも設けてもよく、また、側壁部61のみに設けてもよい。
・上記実施形態では、第1傾斜部として湾曲部62aが形成され、第2傾斜部としてテーパ部64aが形成されたが、これ以外に例えば、第1傾斜部をテーパ状に形成してもよく、また、第2傾斜部を湾曲状に形成してもよい。
・上記実施形態では、12個の分割コア10から構成されるステータコア7としたが、その他の個数の分割コアから構成されるステータコアに変更してもよい。尚、勿論、この場合、第1及び第2インシュレータ部材40,50の個数も変更する必要がある。
・上記実施形態では、連結凸部44もしくは連結凹部54のみをその両端に備えたインシュレータ部材12を交互に配設することによってインシュレータ5を形成した。しかし、一端に連結凸部44を備え、他端に連結凹部54を備えたインシュレータ部材からインシュレータ部材を構成することもできる。この場合、奇数個のインシュレータ部材を環状に連結する、即ち、奇数個のティース部8を有するステータを構成することも可能となる。
・上記実施形態では、連結凹部54を軸方向に貫通する穴とした。しかし、必ずしも貫通させる必要はない。例えば、連結凹部54に底を備えてもよい。
モータの断面図。 (a)(b)はインシュレータの斜視図。 インシュレータの(a)軸方向下側から見た平面図、(b)径方向外側から見た側面図。 インシュレータの(a)軸方向下側から見た平面図、(b)径方向外側から見た側面図。 分割コアの環状化前の平面図。 仮固定状態の巻終端末線を示す概略図。 コイルの結線図。 (a)渡り線の説明図、(b)結線端子部分の断面図。 インシュレータの組付けの説明図。 別例の保持溝を示す概略図。
符号の説明
1…回転電機としてのブラシレスモータ、3…ステータ、5…インシュレータ、6…コイル、6a…巻始端末線、6b…巻終端末線、7…ステータコア、8…ティース部、9…環状部、10…分割コア、10a…第1分割コア、10b…第2分割コア、11…分割環状部、12,40,50…インシュレータ部材、13,43,53…連結回動部、41…ティース被覆部、42…環状被覆部、44…連結凸部、45…保持溝、53a…外周面、54…連結凹部、54a…開口部、61,62…側壁部、62a…第1傾斜部としての湾曲部、64…係止突起、64a…第2傾斜部としてのテーパ部、65…保持突起、81〜83…コア列。

Claims (12)

  1. 環状に配列されて回転電機のステータを構成する複数の分割コアにそれぞれ装着され、前記分割コアと該分割コアに径方向内側に延びるように設けられたティース部に巻装されるコイルとを電気的に絶縁するためのインシュレータであって、
    前記分割コアのティース部の少なくとも一部を覆うティース被覆部と、前記ティース被覆部よりも径方向外側の位置に径方向に沿って形成され前記コイルの巻終端末線を軸方向から挿入可能な保持溝とを備え、
    前記保持溝内における径方向中央よりも外側の位置には、該保持溝に挿入された前記巻終端末線と係止して該巻終端末線の前記保持溝からの離脱を抑制するための係止突起が設けられたことを特徴とするインシュレータ。
  2. 請求項1に記載のインシュレータにおいて、
    前記保持溝を構成する周方向に対向する一対の側壁部のうち、少なくとも一方の挿入側端部には、前記コイルの巻終端末線を前記保持溝内に案内するための第1傾斜部が形成されたことを特徴とするインシュレータ。
  3. 請求項2に記載のインシュレータにおいて、
    前記第1傾斜部は、前記一対の側壁部のいずれか一方に形成され、
    前記係止突起は、前記一対の側壁部のいずれか他方に設けられ、該係止突起の反挿入側の端面には、前記第1傾斜部と周方向に対向し該第1傾斜部と略平行をなすように傾斜する第2傾斜部が形成されたことを特徴とするインシュレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインシュレータにおいて、
    前記保持溝には、前記係止突起よりも反挿入側の位置であって該係止突起とは径方向にずれた位置に保持突起が形成され、
    前記係止突起及び前記保持突起は、前記保持溝に挿入された前記コイルの巻終端末線を、前記軸方向の両側から保持可能に構成されたことを特徴とするインシュレータ。
  5. 請求項4に記載のインシュレータにおいて、
    前記係止突起及び前記保持突起の配置は、それらを結ぶ直線の水平面に対する角度が、前記巻終端末線における前記コイルからの引き出し箇所から前記保持突起までの部分の前記水平面に対する角度よりも小さくなるように設定されたことを特徴とするインシュレータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のインシュレータにおいて、
    隣接するインシュレータは、軸方向に延びる連結凸部を有し、
    周方向端部に、隣接する前記分割コアを被覆するインシュレータと連結されて相対的な連結回動を許容する連結回動部を有し、
    前記連結回動部は、径方向に開口する開口部を有するとともにその開口部の周方向の幅が拡開可能に形成され、該開口部から前記連結凸部が挿入可能な連結凹部を有することを特徴とするインシュレータ。
  7. 請求項6に記載のインシュレータにおいて、
    前記連結凸部は円柱状に形成されてなり、
    前記連結回動部は、前記凹部の内周面と前記連結回動部の外周面との間を肉薄にして前記連結回動部の先端を揺動可能に形成することにより前記連結凸部を挿入可能に形成したことを特徴とするインシュレータ。
  8. 複数の分割コアをそれぞれ被覆するインシュレータを連結して複数の前記分割コアを環状に配列し、該各分割コアにインシュレータを介してコイルが巻装されてなるステータであって、
    前記インシュレータは、前記分割コアのティース部の少なくとも一部を覆うティース被覆部と、前記ティース被覆部よりも径方向外側の位置に径方向に沿って形成され前記コイルの巻終端末線を軸方向から挿入可能な保持溝とを備え、
    前記インシュレータの保持溝内における径方向中央よりも外側の位置には、該保持溝に挿入された前記巻終端末線と係止して該巻終端末線の前記保持溝からの離脱を抑制するための係止突起が設けられたことを特徴とするステータ。
  9. 複数の分割コアをそれぞれ被覆するインシュレータを連結して複数の前記分割コアを環状に配列し、該各分割コアにインシュレータを介してコイルが巻装されてなるステータの製造方法であって、
    前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、前記各分割コアに前記コイルを巻装し、該コイルの巻終端末線を前記インシュレータの保持溝に挿入して該保持溝内の前記係止突起に係止させ、その状態で複数の前記分割コアを環状化することを特徴とするステータの製造方法。
  10. 請求項9に記載のステータの製造方法において、
    前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、ステータを構成する全ての前記インシュレータを一列に連結した後、前記各分割コアに前記コイルを巻装し、前記インシュレータを相対回動させて複数の前記分割コアを環状化することを特徴とするステータの製造方法。
  11. 請求項9に記載のステータの製造方法において、
    前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、前記各分割コアに前記コイルを巻装した後、ステータを構成する全ての前記インシュレータを一列に連結し、前記インシュレータを相対回動させて複数の前記分割コアを環状化することを特徴とするステータの製造方法。
  12. 請求項9に記載のステータの製造方法において、
    前記各分割コアに請求項1〜7のいずれか1項に記載のインシュレータを組付けし、ステータを構成する前記分割コアの数よりも少ない数の分割コアを前記インシュレータを介して連結して複数のコア列を形成し、各コア列を構成する複数の分割コアに前記コイルを連続的に巻線し、複数の前記コア列を連結してステータを構成する全ての前記分割コアを環状に配列することを特徴とするステータの製造方法。
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