JP2010022105A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの意志又は使い方に応じて、機器を適切に充電することができる充電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】一度に複数の被充電機器を充電する場合において、充電用のステージに載置された被充電機器と無線で通信し、各被充電機器から充電設定情報を取得する。取得した充電設定情報に基づいて、優先充電機器を検出する。優先充電機器が検出された場合は、検出された優先充電機器を優先して充電する。
【選択図】 図7

Description

本発明は充電装置に係り、特に一度に複数の被充電機器を無接点充電する充電装置に関する。
デジタルカメラや携帯電話等の電子機器の充電装置として、金属の接点を持たずに非接触で充電を行う無接点充電システムが知られている。この無接点充電システムは、充電器側に設けられた一次コイルと被充電機器側に設けられた二次コイルとを磁気的に結合し、電磁誘導により一時コイル側から二次コイル側に非接触で電力を伝送する。
特許文献1には、この無接点充電システムとして、複数の電子機器を一度に充電するシステムが提案されている。
しかし、複数の電子機器を一度に充電すると、複数の電子機器で電力をシェアすることにより、効率よく充電することができないという欠点があった。
そこで、特許文献2では、複数の電子機器を一度に充電する無接点充電システムにおいて、被充電機器の電池残量比率を検出し、電池残量比率がもっとも低い機器を優先的に充電することが提案されている。
米国特許6906495号公報 特開2007−89341号公報
しかしながら、特許文献2の方式では、ユーザの意志にかかわらず、自動的に充電の優先度が決まってしまうため、使用頻度の高い機器であっても、電池残量の状態によっては、充電待ちになってしまい、いざ使いたい時にまったく充電されていないという不具合が生じるという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザの意志又は使い方に応じて、機器を適切に充電することができる充電装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の充電ポイントを有するステージと、前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された被充電機器を無接点で充電する充電手段と、前記各充電手段に電力を供給する電源と、前記各充電ポイントへの被充電機器の載置を検出する載置検出手段と、前記各充電ポイントに載置された被充電機器と無線で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器から充電の優先設定のON/OFFが記録された充電設定情報を取得して、前記各充電ポイントに載置された被充電機器の中から充電の優先設定がONにされた充電優先機器を検出する充電優先機器検出手段と、前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が検出されると、検出された充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御し、前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が検出されない場合は、前記充電ポイントに載置されたすべての被充電機器が均等に充電されるように、電力供給を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする充電装置を提供する。
請求項1に係る発明によれば、ステージの充電ポイントに被充電機器が載置されると、載置検出手段によって載置が検出される。載置検出手段によって被充電機器の載置が検出されると、載置された被充電機器との間で通信が試みられ、通信が確立されると、充電設定情報の取得が試みられる。そして、充電設定情報が取得されると、得られた充電設定情報に基づいて、充電優先機器の検出が行われ(充電の優先設定がONに設定されている被充電機器が優先充電機器とされる)、充電優先機器が検出されると(通信でき、充電設定情報が取得でき、充電の優先設定がONに設定されている被充電機器が検出されると)、検出された充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給が制御される。一方、充電優先機器が検出されない場合(載置は検出されたが、通信できない場合、通信はできたが、充電設定情報が取得できない場合、充電設定情報は取得できたが、充電の優先設定がOFFの場合)は、すべての被充電機器が均等に充電されるように、電力供給が制御される。これにより、一度に複数の被充電機器を充電する場合であっても、ユーザの意志に従った優先順位で被充電機器を充電することができる。また、通信機能や充電の優先設定ができない機器が含まれている場合であっても、適切に充電することができる。また、被充電機器側で充電の優先設定を行う場合も、ON/OFFの設定だけで済むので、面倒な設定操作を行わずに、簡単に充電の優先設定を行うことができる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその動作状態の情報を取得する状態情報取得手段を備え、前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、動作中の充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の充電装置を提供する。
請求項2に係る発明によれば、充電優先機器が複数台検出された場合、動作中の機器が優先的に充電される。これにより、充電優先機器が複数台検出された場合であっても、適切な順位で機器を充電することができる。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、動作ごと設定された優先度の情報が記録されたテーブルを備え、動作中の機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、前記テーブルを参照して充電の優先順位を決定することを特徴とする請求項2に記載の充電装置を提供する。
請求項3に係る発明によれば、あらかじめ動作ごとに充電の優先度が設定されており、動作中の機器が複数台検出された場合は、優先順位が高い動作を行っている機器が優先的に充電される。これにより、動作中の機器が複数台検出された場合であっても、適切な順位で機器を充電することができる。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその電池残量比の情報を取得する残量情報取得手段を備え、動作中の機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、電池残量比が閾値以下の充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御することを特徴とする請求項2に記載の充電装置を提供する。
請求項4に係る発明によれば、動作中の機器が複数台検出された場合は、電池残量比が閾値以下の機器が優先的に充電される。これにより、動作中の機器が複数台検出された場合であっても、適切な順位で機器を充電することができる。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその電池残量比の情報を取得する残量情報取得手段を備え、前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、電池残量比が閾値以下の充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の充電装置を提供する。
請求項5に係る発明によれば、充電優先機器が複数台検出された場合、電池残量比が閾値以下の機器が優先的に充電される。これにより、充電優先機器が複数台検出された場合であっても、適切な順位で機器を充電することができる。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の充電ポイントを有するステージと、前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された被充電機器を無接点で充電する充電手段と、前記各充電手段に電力を供給する電源と、前記各充電ポイントへの被充電機器の載置を検出する載置検出手段と、前記各充電ポイントに載置された被充電機器と無線で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその機器の種類の情報を取得する機種情報取得手段と、機種ごと設定された優先度の情報が記録されたテーブルと、前記テーブルを参照して、前記各充電ポイントに載置された被充電機器の充電順位を決定する充電順位決定手段と、前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする充電装置を提供する。
請求項6に係る発明によれば、被充電機器の種類ごとに充電の優先度が設定されており、一度に複数の機器を充電する場合は、優先度が高い順に充電される。これにより、適切な順位で機器を充電することができる。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、記憶手段を有する機器の場合に、その記憶手段の空き容量の情報を取得する空き容量情報取得手段を備え、前記充電順位決定手段は、同じ機種が複数台検出された場合、その記憶手段の記憶容量が多い順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置を提供する。
請求項7に係る発明によれば、同じ種類の被充電機器を一度に複数台充電する場合、記憶手段の空き容量の多い順に充電される。これにより、すぐに使えるもの(撮影可能枚数を気にすることなく撮影することができるもの)を優先的に充電することができる。
請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、撮像機能を有する機器の場合に、その最終撮影日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段を備え、前記充電順位決定手段は、撮像機能を有する同じ機種が複数台検出された場合、その最終撮影日時が新しい順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置を提供する。
請求項8に係る発明によれば、デジタルカメラ等の撮像機能を有する機器(デジタルカメラ機能を備えたものを含む)を一度に複数台充電する場合、その最終日時が新しいものが優先的に充電される。これにより、使用頻度の高いものを優先的に充電することができる。
請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、通話/メール機能を有する機器の場合に、その最終通話/メール日時の情報を取得する最終通話/メール日時情報取得手段を備え、前記充電順位決定手段は、通話/メール機能を有する機器が複数台検出された場合、その最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置を提供する。
請求項9に係る発明によれば、携帯電話等の通話/メール機能を有する機器を一度に複数台充電する場合、その最終通話/メール日時が新しいものが優先的に充電される。これにより、使用頻度の高いものを優先的に充電することができる。
請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、撮像機能を有する機器の場合に、その最終撮影日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段と、前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、通話/メール機能を有する機器の場合に、その最終通話/メール日時の情報を取得する最終通話/メール日時情報取得手段と、を備え、前記充電順位決定手段は、撮像機能を有する同じ機種が複数台検出された場合、その最終撮影日時が新しい順に充電順位を決定するとともに、通話/メール機能を有する機器が複数台検出された場合、その最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置を提供する。
請求項10に係る発明によれば、撮像機能又は携帯電話等の通話/メール機能を有する機器を一度に複数台充電する場合、その最終撮影日時又は最終通話/メール日時が新しいものが優先的に充電される。これにより、使用頻度の高いものを優先的に充電することができる。
請求項11に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の充電ポイントを有するステージと、前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された撮像装置を無接点で充電する充電手段と、前記各充電手段に電力を供給する電源と、前記各充電ポイントへの撮像装置の載置を検出する載置検出手段と、前記各充電ポイントに載置された撮像装置と無線で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された撮像装置と通信し、その記憶手段の空き容量の情報を取得する空き容量情報取得手段と、前記空き容量情報取得手段で取得された空き容量の情報に基づいて前記ステージに載置された撮像装置の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、空き容量の多い順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする充電装置を提供する。
請求項11に係る発明によれば、撮像装置を一度に複数台充電する場合、その記憶手段(主として撮影した画像を記憶する手段、たとえば、メモリカード等)の空き容量が多い順に充電される。これにより、すぐに使えるものを優先的に充電することができる。
請求項12に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の充電ポイントを有するステージと、前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された撮像装置を無接点で充電する充電手段と、前記各充電手段に電力を供給する電源と、前記各充電ポイントへの撮像装置の載置を検出する載置検出手段と、前記各充電ポイントに載置された撮像装置と無線で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された撮像装置と通信し、その最終撮影日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段と、前記最終撮影日時情報取得手段で取得された最終撮影日時の情報に基づいて前記ステージに載置された撮像装置の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、最終撮影日時が新しい順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする充電装置を提供する。
請求項12に係る発明によれば、撮像装置を一度に複数台充電する場合、その最終撮影日時が新しい順に充電される。これにより、使用頻度の高いものを優先して充電することができる。
請求項13に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の充電ポイントを有するステージと、前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された通話/メール機能を有する携帯通信端末を無接点で充電する充電手段と、前記各充電手段に電力を供給する電源と、前記各充電ポイントへの携帯通信端末の載置を検出する載置検出手段と、前記各充電ポイントに載置された携帯通信端末と無線で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された携帯通信端末と通信し、その最終通話/メール日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段と、前記最終通話/メール日時情報取得手段で取得された最終通話/メール日時情報に基づいて前記ステージに載置された携帯通信端末の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする充電装置を提供する。
請求項13に係る発明によれば、携帯通信端末を一度に複数台充電する場合、その最終通話/メール日時が新しい順に充電される。これにより、使用頻度の高いものを優先的に充電することができる。
請求項14に係る発明は、前記目的を達成するために、複数の充電ポイントを有するステージと、前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された撮像装置及び通話/メール機能を有する携帯通信端末を無接点で充電する充電手段と、前記各充電手段に電力を供給する電源と、前記各充電ポイントへの撮像装置及び携帯通信端末の載置を検出する載置検出手段と、前記各充電ポイントに載置された撮像装置及び携帯通信端末と無線で通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された撮像装置及び携帯通信端末と通信し、その最終撮影日時又は最終通話/メール日時の情報を取得する最終使用日時情報取得手段と、前記最終使用日時情報取得手段で取得された最終撮影日時情報及び最終通話/メール日時情報に基づいて前記ステージに載置された撮像装置及び携帯通信端末の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、最終撮影日時及び最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする充電装置を提供する。
請求項14に係る発明によれば、撮像装置と携帯通信端末を充電する場合、その最終撮影日時又は最終通話/メール日時が新しい順に充電される。これにより、使用頻度の高いものを優先的に充電することができる。
本発明によれば、ユーザの意志又は使い方に応じて機器を適切に充電することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る充電装置の好ましい実施の形態について詳説する。
[第1の実施の形態]
<充電装置の構成>
図1は、本発明に係る充電装置の一実施形態の外観構成を示す斜視図である。
同図に示すように、充電装置10の装置本体12は、矩形の箱状に形成されており、その上部に充電対象の機器(被充電機器)を載置するためのステージ14が形成されている。
ステージ14は、水平な平面として形成されており、その表面に複数の枠が碁盤目状に形成されている(本例では、9個の枠が3×3で形成されている)。充電時、充電対象の機器(無接点充電機能を有する機器であって、本実施の形態では、デジタルカメラ、携帯電話、PDA、携帯音楽プレーヤ等)は、このステージ14に形成された枠の一つ一つに収まるようにして、ステージ14の上に載置する。すなわち、この枠内が個々の被充電機器を充電するための載置ポイント(以下、「充電ポイント」という。)となる。
各充電ポイント16A〜16Iには、それぞれ図示しない重量センサが設けられており、この重量センサによって各充電ポイント16A〜16Iへの被充電機器の載置が個別に検出される。
ステージ14の手前には、操作パネル18が設けられており、この操作パネル18で充電装置10に対する所要の操作が行われる。
また、装置本体12には、コンセント20が設けられており、このコンセント20を商用電源(交流)に接続することにより、充電装置10に電力が供給される。
図2は、充電装置10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、充電装置10は、CPU30、ROM32、RAM34、EEPROM36、無線通信制御部38、無線通信部40、載置検出部42、充電制御部44、充電器46、操作部48を備えて構成されている。
CPU30は、所定の制御プログラムに従い充電装置10の各部を制御し、充電装置10の全体の動作を統括制御する。
ROM32には、CPU30が実行する制御プログラムや制御に必要な各種データ等が記録されている。
RAM34は、CPU30の作業領域として使用されるほか、各種データの一時記憶領域として使用される。
EEPROM36には、制御に必要な各種データやユーザによる各種設定情報等が記録される。
無線通信制御部38は、CPU30からの指令に従い無線通信部40を制御し、各充電ポイント16A〜16Iに載置された被充電機器と無線でデータを送受信する(被充電機器側に対応する無線通信機能が備えられている場合のみ)。
なお、無線通信部40による通信方式は、特に限定されるものではなく、無線LAN、Bluetooth(商標)、無線タグ、赤外線通信等、一般的な種々の通信方式を採用することができる。
また、単一の通信方式にのみ対応するのではなく、複数の通信方式に対応できるようにすることが好ましい。たとえば、無線LANとBluetooth(商標)の双方に対応して無線通信部40を構成することもできる。
載置検出部42は、各充電ポイント16A〜16Iへの被充電機器の載置を個別に検出する。この載置検出部42は、各充電ポイント16A〜16Iに設置された重量センサ(図示せず)で構成されている。各重量センサは、各充電ポイントに載置された物体の重量を検出し、CPU30に出力する。CPU30は、検出値が一定値以上の重量センサを検出して、被充電機器が載置された充電ポイント16A〜16Iを検出する。
なお、各充電ポイント16A〜16Iへの載置を検出する方法は、これに限定されるものではなく、他の方法で検出するようにしてもよい。
充電制御部44は、CPU30からの指令に従い充電器46の駆動を制御し、各充電ポイント16A〜16Iに載置された被充電機器に個別に無接点で電力を供給する。
図3は、充電器46の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、充電器46は、ステージ14に形成されている充電ポイントの数に対応した数の一次コイル50A〜50Iを備えている。各一次コイル50A〜50Iは、図4に示すように、それぞれ対応する充電ポイント16A〜16Iに設置されている。
ここで、本実施の形態の充電装置10において、ステージ14は、薄いプラスチック製のプレートで形成されており、各一次コイル50A〜50Iは、ステージ14に形成された各枠の中央直下に配置されている。
図3に示すように、各一次コイル50A〜50Iには、それぞれインバータ回路52A〜52Iが接続されており、このインバータ回路52A〜52Iに電源からの電力を供給することにより、一次コイル50A〜50Iが高周波駆動される。そして、この一次コイル50A〜50Iが高周波駆動されることにより、各充電ポイント16A〜16Iに載置された被充電機器側の二次コイルに電磁誘導により交流電流が誘起され、発生した交流電流が被充電機器内の充電回路を介して被充電機器内の電池(二次電池)に供給される。
充電制御部44は、CPU30からの指令に従い、各インバータ回路52A〜52Iへの電力(交流)の供給を制御する。すなわち、指示されたインバータ回路52A〜52Iにのみ電力が供給されるように制御する。これにより、複数の一次コイル50A〜50Iを選択的に駆動することができる。
操作部48は、ステージ14の手前に設置された操作パネル18を備えて構成されており、操作パネル18から入力された情報をCPU30に出力する。操作パネル18は、たとえば、所要の情報を表示する液晶パネルと、各種操作ボタンを備えて構成されている。
<被充電機器の構成>
本実施の形態の充電装置10で充電される機器は、無接点充電が可能な機器である。
図5は、被充電機器100の電源部110の構成を示すブロック図である(充電装置10の構成の一部を含む)。
同図に示すように、被充電機器100の電源部110は、二次コイル112と、その二次コイル112で発生した充電電流を制御する充電制御回路114と、二次コイル112で発生した充電電流を蓄電する電池(二次電池)116を備えて構成されている。
二次コイル112は、たとえば、機器の底面に配置され、機器を充電ポイントに載置すると、充電装置10に設置された一次コイルと対向するように配置される。
充電制御回路114は、被充電機器の制御手段(たとえば、被充電機器の全体の動作を統括制御するCPU等)からの指令に従い、二次コイル112で発生した充電電流を制御して、電池116への充電を制御する。
なお、電池116は、交換可能な構成でもよいし、本体内に一体的に組み込まれた構成でもよい。
さて、本実施の形態の充電装置10は、無接点充電機能を有する機器であれば、機器を充電ポイント16A〜16Iに載置するだけで充電することができるが、一度に複数の被充電機器を充電する場合であって、被充電機器から所定の充電設定情報を取得した場合は、その設定に応じて機器を充電する。すなわち、一度に複数の機器を充電する場合において、優先的に充電すべき機器(充電の優先設定がONの機器)がある場合は、その機器を優先して充電する。
ここで、充電設定情報は、充電装置10が有する無線通信機能を利用して取得される。したがって、本充電装置10で他の機器に優先して充電するためには、被充電機器側に充電の優先設定を行う機能と、無線通信機能が備えられている必要がある。
以下、このような機能を有する被充電機器の一例として、デジタルカメラの構成について説明する。
図6は、充電の優先設定を行う機能と無線通信機能が備えられたデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタルカメラ200は、撮影光学系212、撮像素子214、アナログ信号処理部216、A/D変換器218、メモリ制御部220、メインメモリ222、デジタル信号処理部224、圧縮伸張処理部226、メディア制御部228、記憶メディア230、表示制御部232、液晶モニタ234、電源制御部236、電源部238、無線通信制御部240、無線通信部242、操作部244、CPU246、ROM248、EEPROM250等を備えて構成されている。
CPU246は、デジタルカメラ全体の動作を統括制御する制御部であり、操作部244からの入力に基づき、所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ200の各部を制御する。
ROM248には、このCPU246が実行する制御プログラムや制御に必要な各種データ等が記録されている。
EEPROM250には、CPU246が行う制御に必要な各種情報やユーザが設定した各種情報等が記録されている。
撮影光学系212は、撮影レンズ212Aと絞り212Bとを備えて構成され、この撮影光学系212を通過した光が撮像素子214の受光面に入射する。
撮像素子214は、カラーCCDで構成されており、その受光面には多数のフォトダイオードが配列されている。撮影光学系212を介して撮像素子214の受光面に入射した光は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換され、この各フォトダイオードに蓄積された信号電荷が、電圧信号(画像信号)として順次出力される。
アナログ信号処理部216は、撮像素子214から順次出力される画像信号を相関二重サンプリング処理するとともに増幅し、A/D変換器218は、このアナログ信号処理部216から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
メモリ制御部220は、CPU246からの指令に従ってメインメモリ222へのデータの読み書きを制御する。A/D変換器218から出力されたデジタルの画像信号は、このメモリ制御部220によってメインメモリ222に取り込まれる。また、CPU246は、このメインメモリ222を作業領域として、各種処理を実行する。
デジタル信号処理部224は、同時化回路、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU30からの指令に従って入力された画像信号に所要の信号処理を施し、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)からなる画像データ(YCデータ)を生成する。
圧縮伸張処理部226は、CPU246からの指令に従い、入力されたYCデータに所要の圧縮処理を施し、所定フォーマットの圧縮画像データを生成する。また、入力された圧縮画像データに所要の伸張処理を施し、非圧縮のYCデータを生成する。
メディア制御部228は、CPU246からの指令に従いカメラ本体に備えられたメディアスロットに装填された記憶メディア230へのデータの読み書きを制御する。
表示制御部232は、CPU246からの指令に従いカメラ本体に備えられた液晶モニタ234への表示を制御する。
液晶モニタ234は、撮影した画像の再生画面として使用されるとともに、撮影時にスルー画像が表示されて電子ファインダとして使用される。また、各種設定操作時にメニューが表示されてメニュー画面として使用されるとともに、充電時に所定のガイド表示が表示されて、充電位置のガイドに使用される。なお、この充電時における液晶モニタのガイド表示の機能については、後に詳述する。
電源制御部236は、CPU246からの指令に従い電源部238を制御し、デジタルカメラ200の各部への電力の供給を制御する。
なお、電源部238は、上述した二次コイル、充電制御回路、電池(二次電池)を備えて構成される。
無線通信制御部240は、CPU246からの指令に従い無線通信部242を制御し、対応する被通信機器(本実施の形態の充電装置等)と無線でデータの送受信を行う。
操作部244は、電源ボタン、カメラのモードを撮影モード又は再生モードに設定するモード切り換えスイッチ、撮影実行を指示するシャッタボタン、メニュー画面の呼び出しを行うメニューボタン、選択・処理の実行を指示する実行ボタン、選択・処理のキャンセルを指示するキャンセルボタン、十字ボタン、その他各種操作ボタン類を備えて構成され、操作に応じた情報をCPU246に出力する。
以上のように構成されたデジタルカメラ200は、カメラのモードを撮影モードに設定することにより、画像の撮影(記録)が可能になり、再生モードに設定することにより、撮影済み画像の再生が可能になる。
撮影モードに設定されると、撮像素子214で捉えた画像が液晶モニタ234にスルー表示される。ユーザは、この液晶モニタ234にスルー表示された画像を見てピント状態を確認し、シャッタボタンを押下する。シャッタボタンが押下されると、本撮影が行われ、1コマ分の画像信号が撮像素子214から出力される。撮像素子214から出力された画像信号は、アナログ信号処理部216、A/D変換器218を介してメインメモリ222に取り込まれる。メインメモリ222に取り込まれた画像信号は、デジタル信号処理部224に加えられて所要の画像データ(Y/Cデータ)に変換される。そして、この画像データが圧縮伸張処理部226に加えられ、所定の圧縮フォーマット(たとえば、JPEG)に従って圧縮されたのち、所定の付属情報が付加された画像ファイル(たとえば、Exif)として、メディア制御部228を介して記憶メディア230に記録される。
再生モードに設定されると、記憶メディア230に記録された圧縮画像データが読み出され、圧縮伸張処理部226で所要の伸張処理が施された後、表示制御部232を介して液晶モニタ234に出力される。これにより、撮影済み画像が液晶モニタ234に再生表示される。
さて、上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ200は、充電の優先設定を行う機能が備えられている。この設定は、メニュー画面で行われる。すなわち、本実施の形態のデジタルカメラ200では、メニュー画面で設定可能な項目の一つに充電の優先設定の項目が用意されており、この項目で充電の優先設定をON/OFFすることができる。デジタルカメラ200は、充電の優先設定をONに設定すると、他の機器に優先して充電される(OFFに設定した場合は、他の機器と同レベルの順位で充電される。)。ユーザは、必要に応じて、メニュー画面で充電の優先設定を行う(初期設定ではOFF)。
なお、本例では、メニュー画面で充電の優先設定を行うようにしているが、充電の優先設定を行う方法は、これに限定されるものではない。たとえば、専用の設定スイッチを設け、このスイッチで充電の優先設定をON/OFFするようにしてもよい。
設定された充電の優先設定の情報(ON/OFF)は、充電設定情報として、EEPROM250に記録される。CPU246は、充電時、この充電の優先設定の情報を読み出して、充電装置10に送信する。
本例では、デジタルカメラに適用した例で説明したが、携帯電話機や携帯音楽プレーヤ、PDA等の他の機器にも同様に、上述した無線通信機能と充電の優先設定を行う機能を組み込むことにより、充電装置10で優先的に充電することができるようになる。
<充電装置による充電方法>
上記のように、本実施の形態の充電装置10は、無接点充電機能を有する機器であれば、機器を充電ポイント16A〜16Iに載置するだけで充電することができるが、無線通信機能及び充電の優先設定を行う機能を有する機器に対しては、必要に応じて優先的に充電することができる。以下、本実施の形態の充電装置10による充電方法について説明する。
図7は、本実施の形態の充電装置10における充電処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上に被充電機器が載置されたことが検出されると(ステップS10)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されているか否かが判定される(ステップS11)。
ステージ14の上に被充電機器が1台のみ載置されている場合は、その機器のみを対象として、充電開始する(ステップS19)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている被充電機器との間で通信を試みる(ステップS12)。そして、通信が確立できる機器があるか否かを判定する(ステップS13)。
この判定の結果、通信が確立できた機器がない場合は、ステージ14に載置されているすべての機器を充電対象に設定し(ステップS18)、充電を開始する(ステップS19)。この場合、電源の電力は、各機器に均等に割り振られて充電される(載置が検出された充電ポイントの一次コイルに均等に供給される)。したがって、ステージ14に載置された機器は、均等に電力が供給されて充電される。
一方、通信が確立できる機器があると判定すると、CPU30は、その通信が確立できた機器から充電設定情報の取得を試みる(ステップS14)。すなわち、通信が確立できた被充電機器に対して、充電設定情報の送信を要求する。
被充電機器は、この充電設定情報の送信要求に応答して、自身の充電設定情報を充電装置10に送信する。すなわち、内蔵する記憶手段(上記デジタルカメラ200の例ではEEPROM250)に記録されている充電の優先設定の情報(ON/OFF)を読み出し、充電装置10に送信する。
なお、充電設定情報の取得ができるのは、被充電機器側に充電設定情報の送信機能が備わっている場合だけであり(被充電機器側に充電の優先設定を行う機能が備えられており、かつ、充電装置10と相互に通信可能な場合だけ)、このような機能がない機器の場合は、充電設定情報を取得することができない。したがって、この場合、被充電機器側に通信機能が備えられていても、充電設定情報を取得することはできない。このため、一定時間経過しても応答がない場合は、充電設定情報なしと判定される。
CPU30は、このような充電設定情報の送信要求後、充電設定情報が取得できた機器があるか否かを判定する(ステップS15)。この判定の結果、充電設定情報が取得できた機器がないと判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されたすべての機器を充電対象に設定し(ステップS18)、充電を開始する(ステップS19)。この場合もステージ14に載置されたすべての機器に均等に電源の電力が割り振られて充電される。
一方、充電設定情報が取得できたと判定すると、取得した充電設定情報に基づいて、優先して充電すべき機器(充電優先機器)の有無を判定する(ステップS16)。すなわち、取得した充電設定情報に基づいて、充電の優先設定がONに設定されている機器を検出する。
そして、充電の優先設定がONにされている機器があると判定すると、その機器を充電優先機器として、その機器のみ充電対象に設定する(ステップS17)。そして、その充電優先機器の載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電力を供給して、充電を開始する(ステップS19)。
なお、充電優先機器が複数検出された場合は、検出されたすべての充電優先機器に対して、均等に電源の電力が供給されて、充電が開始される。
一方、充電設定情報は取得できたが、充電の優先設定がONにされている機器がないと判定すると(=充電の優先設定が、すべてOFFにされている場合)、CPU30は、ステージ14に載置されたすべての機器を充電対象に設定し(ステップS18)、充電を開始する(ステップS19)。したがって、この場合、ステージ14に載置されたすべての機器に均等に電力が供給されて充電される。
このように、本実施の形態の充電装置10では、複数の被充電機器がステージ14に載置されると、ステージ14に載置された被充電機器と通信が行われ、充電設定情報の取得が試みられる。そして、充電設定情報が取得されると、取得された情報に基づいて、充電設定(どの充電ポイントに電力を供給するかの設定)が行われ、充電が開始される。
この後、CPU30は、充電を行った機器に対して、充電が完了したか否かを判定する(ステップS20)。そして、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべての機器の充電が完了したか否かを判定する(ステップS21)。
この判定の結果、すべての機器の充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべての機器の充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS11に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置10によれば、被充電機器側で充電の優先設定が行われていると、その設定に従って、充電を優先的に行うことができる。これにより、複数の機器を一度に充電する場合であっても、ユーザの意思に従って、個々の機器を適切に充電することができる。
また、被充電機器側で行う設定もON/OFFの設定だけであるので、ユーザを煩わせることなく、簡単に設定することができる。
なお、本実施の形態では、複数の充電優先機器(充電の優先設定がONにされている機器)が検出された場合、充電優先機器間で電源の電力をシェアして充電するようにしているが、充電優先機器が複数検出された場合、所定の判断基準に基づいて、自動的に優先順位をつけて、順番に充電するようにしてもよい。
以下、複数の充電優先機器が検出された場合における、充電の優先順位の設定方法について説明する。
<第1の方法>
第1の方法は、個々の充電優先機器の動作状態を検出し、動作中の機器を優先的に充電する。
図8は、複数の充電優先機器が検出された場合に第1の方法で優先順位を設定して充電する場合の処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上に被充電機器が載置されたことが検出されると(ステップS30)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されているか否かが判定される(ステップS31)。
ステージ14の上に被充電機器が1台のみ載置されている場合は、その機器のみを対象として、充電開始する(ステップS44)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている被充電機器との間で通信を試みる(ステップS32)。そして、通信が確立できる機器があるか否かを判定する(ステップS43)。
この判定の結果、通信が確立できた機器がない場合は、ステージ14に載置されているすべての機器を充電対象に設定し(ステップS39)、充電を開始する(ステップS44)。この場合、電源の電力は、各機器に均等に割り振られて充電される。したがって、ステージ14に載置された各機器は均等に電力が供給されて充電される。
一方、通信が確立できる機器があると判定すると、CPU30は、その通信が確立できた機器から充電設定情報の取得を試みる(ステップS34)。すなわち、充電設定情報の送信を要求する。被充電機器は、この充電設定情報の送信要求に応答して、自身の充電設定情報を充電装置10に送信する(被充電機器側に充電設定情報の送信機能が備わっている場合のみ)。
CPU30は、このような充電設定情報の送信要求後、充電設定情報が取得できた機器があるか否かを判定する(ステップS35)。この判定の結果、充電設定情報が取得できた機器がないと判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されたすべての機器を充電対象に設定し(ステップS39)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、充電設定情報が取得できたと判定すると、取得した充電設定情報に基づいて、充電優先機器の有無を判定する(ステップS36)。すなわち、取得した充電設定情報に基づいて、充電の優先設定がONに設定されている機器を検出し、その有無を判定する。
そして、充電の優先設定がONにされている機器がないと判定すると(充電優先機器がないと判定すると)、CPU30は、ステージ14に載置されたすべての機器を充電対象に設定し(ステップS39)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、充電優先機器があると判定すると、充電優先機器が一台のみであるか否かを判定する(ステップS37)。
ここで、充電優先機器が一台のみであると判定すると、CPU30は、検出された充電優先機器のみを充電対象に設定し(ステップS38)、充電を開始する(ステップS44)。すなわち、検出された充電優先機器が載置された充電ポイントの一次コイルにのみ電力を供給して、充電を開始する。
一方、充電優先機器が複数台あると判定すると、CPU30は、充電対象の選択処理を実行する。
図9は、充電優先機器が複数台検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、CPU30は、充電優先機器の動作状態を検出する。すなわち、充電優先機器と通信し、動作状態の情報の送信を要求する(ステップS40)。充電優先機器は、この動作情報の送信要求に応答して、自身の動作状態の情報(動作中/停止中)を充電装置10に送信する。すなわち、たとえば、デジタルカメラであれば、画像再生やデータ転送などのために動いている場合には、動作中の情報を送信し、何も作業を行っていない場合は、停止中の情報を送信する。
なお、この動作情報が送信されるのは、被充電機器側に動作情報の送信機能が備わっている場合だけであり(自身の動作状態を検出し、その情報を充電装置に送信する機能が備わっている場合だけ)、被充電機器側に動作情報の送信機能がない場合は、動作情報を取得することはできない。したがって、動作情報の送信要求に対して応答がない場合は、状態情報なしと判定され、停止中と判定される。
CPU30は、取得した状態情報に基づいて、動作中の充電優先機器の有無を判定する(ステップS41)。そして、動作中の充電優先機器があると判定すると、検出された動作中の充電優先機器を充電対象に設定し(ステップS42)、充電を開始する(ステップS44)。一方、動作中の充電優先機器がないと判定すると、すべての充電優先機器を充電対象に設定し(ステップS43)、充電を開始する(ステップS44)。
このように、本方法では、複数の充電優先機器が検出されると、動作中の充電優先機器が、優先的に充電される。
図8に示すように、この後、CPU30は、充電を行った機器に対して、充電が完了したか否かを判定する(ステップS45)。そして、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべての機器の充電が完了したか否かを判定する(ステップS46)。
この判定の結果、すべての機器の充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべての機器の充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS31に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置10によれば、複数の充電優先機器が検出されると、動作中のものが優先的に充電される。これにより、複数の充電優先機器がある場合であっても、自動的に適切な順番で機器を充電することができる。
<第2の方法>
上記第1の方法では、充電優先機器が複数検出された場合、動作中の充電優先機器を優先的に充電するようにしているが、動作中の充電優先機器が複数検出された場合、これらに均等に電力を分配して、充電するようにしている。
本方法では、動作中の充電優先機器が複数検出された場合、さらに動作内容に応じて、充電の優先順位を決定する。すなわち、たとえば、データ転送を行っている機器と、画像再生を行っている機器が検出された場合、データ転送を行っている機器を優先的に充電する。
動作ごとの充電の優先順位は、あらかじめ規定されており、充電装置10のEEPROM36にテーブルとして記録されている。複数の充電優先機器が検出された場合、CPU30は、各充電優先機器の動作情報(動作内容の情報)を取得し、テーブルを参照して、充電の優先順位を決定する。
なお、動作中の優先充電機器が複数台検出された場合以外の処理は、上述した第1の方法と同じなので、動作中の優先充電機器が複数台検出された場合の処理についてのみ説明する。
図10は、動作中の充電優先機器が複数台検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャートである。
充電優先機器が複数台検出されると、まず、CPU30は、充電優先機器の動作状態を検出する。すなわち、充電優先機器と通信し、動作状態の情報の送信を要求する(ステップS50)。充電優先機器は、この動作情報の送信要求に応答して、自身の動作状態の情報(動作中/停止中の情報、及び、動作中の場合は、その内容の情報)を充電装置10に送信する。
CPU30は、得られた状態情報に基づいて、動作中の充電優先機器の有無を判定する(ステップS51)。
ここで、動作中の充電優先機器がないと判定すると、CPU30は、すべての充電優先機器を充電対象に設定し(ステップS56)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、動作中の充電優先機器があると判定すると、CPU30は、動作中の充電優先機器が複数台か否かを判定する(ステップS52)。
ここで、動作中の優先充電機器が複数台でないと判定すると(動作中の優先充電機器が一台のみであると判定すると)、CPU30は、検出された動作中の優先充電機器を充電対象に設定し(ステップS55)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、動作中の充電優先機器が複数台あると判定すると、CPU30は、優先順位が最も高い動作の充電優先機器を検出する(ステップS53)。すなわち、EEPROM36に記録されたテーブルを参照して、各充電優先機器の動作内容から充電の優先順位を求め、求めた優先順位を比較して、優先順位が最も高い充電優先機器を検出する(最も優先順位が高い動作を行っている充電優先機器を検出する。)。そして、検出された優先順位が最も高い充電優先機器を充電対象に設定し(ステップS54)、充電を開始する(ステップS44)。
このように、本方法では、動作中の充電優先機器が複数台検出された場合、さらに動作内容に応じて、充電の優先順位を設定する。これにより、動作中の充電優先機器が複数台検出された場合であっても、適切な順序で機器を充電することができる。
<第3の方法>
第3の方法は、個々の充電優先機器の電池残量比を検出し、電池残量比が閾値以下の機器を優先的に充電する。
第1の方法と比較すると、本方法は、複数台の優先充電機器が検出された場合における、充電対象の選択処理が異なるだけなので、ここでは、複数台の優先充電機器が検出された場合の処理についてのみ説明する。
図11は、複数の充電優先機器が検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS37において、充電優先機器が一台のみではないと判定すると(優先充電機器が複数台であると判定すると)、CPU30は、各充電優先機器から電池残量比の情報を取得する(ステップS60)。すなわち、各充電優先機器と通信し、各充電優先機器に対して、電池残量比の情報の送信を要求する。各充電優先機器は、この要求に応答して、自身の電池残量比の情報を充電装置10に送信する。
なお、この電池残量比の情報は、被充電機器側に電池残量比の検出機能、及び、その情報の送信機能が備えられている場合のみ送信される。したがって、これらの機能が備えられていない機器からは、電池残量比の情報は送信されてこない(応答なしを含む)。この場合、電池残量比の情報なしとして処理される。
被充電機器側に電池残量比の検出機能、及び、その情報の送信機能が備えられている場合、被充電機器は、充電装置10から電池残量比の情報の送信が要求されると、自身の電池の残量比を検出し、検出した情報を充電装置10に送信する。
CPU30は、取得した各充電優先機器の電池残量比の情報に基づいて、電池残量比が、閾値を超えている機器を検出する。
なお、閾値の情報は、EEPROM36に記録されており、CPU30は、このEEPROM36に記録された閾値と取得した電池残量比とを比較して、電池残量比が閾値を超えている機器を検出する。
また、電池残量比の情報を取得できなかった機器に対しては、一律に閾値を超えていると判定する(なお、一律に閾値以下と判定するようにしてもよいし、また、その設定をユーザが任意に選択できるようにしてもよい。本例では、一律に閾値を超えていると判定する。)。
CPU30は、検出結果に基づいて、すべての優先充電機器が、閾値を超えているか否かを判定する(ステップS61)。そして、すべての優先充電機器の電池残量比が、閾値を超えていると判定すると、すべての優先充電機器を充電対象に設定し(ステップS62)、充電を開始する(ステップS44)。この場合、充電が優先設定された機器すべてが、均等に充電される(均等に電源の電力が供給される。)。
一方、電池残量比が閾値以下の機器があると判定すると、CPU30は、その電池残量比が閾値以下の機器を充電対象に設定し(ステップS63)、充電を開始する(ステップS44)。この場合、電池残量比が閾値以下のものだけが充電される。
このように、本方法では、充電優先機器が複数検出されると、個々の充電優先機器の電池残量比が検出され、閾値以下のものが優先的に充電される。これにより、複数の機器を充電する場合であっても、適切な順序で充電することができる。
<第4の方法>
上記第2の方法では、動作中の充電優先機器が複数検出された場合、さらに動作内容に応じて、優先順位を決定していた。
本方法では、動作中の充電優先機器が複数検出された場合、上記第3の方法と同様に、各充電優先機器の電池残量比の情報を取得し、電池残量比が閾値以下の機器を優先的に充電する。
なお、上記第2の方法と同様に、第1の方法とは、複数の充電優先機器が検出された場合における、充電対象の選択処理が異なるだけであるので、ここでは、充電対象の選択処理についてのみ説明する。
図12は、動作中の充電優先機器が複数台検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャートである。
充電優先機器が複数台検出されると、まず、CPU30は、充電優先機器の動作状態を検出する。すなわち、充電優先機器と通信し、動作状態の情報の送信を要求する(ステップS70)。充電優先機器は、この動作情報の送信要求に応答して、自身の動作状態の情報(動作中/停止中の情報、及び、動作中の場合は、その内容の情報)を充電装置10に送信する。
CPU30は、得られた状態情報に基づいて、動作中の充電優先機器の有無を判定する(ステップS71)。
ここで、動作中の充電優先機器がないと判定すると、CPU30は、すべての充電優先機器を充電対象に設定し(ステップS78)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、動作中の充電優先機器があると判定すると、CPU30は、動作中の充電優先機器が複数台か否かを判定する(ステップS72)。
ここで、動作中の優先充電機器が複数台でないと判定すると、CPU30は、検出された動作中の優先充電機器を充電対象に設定し(ステップS77)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、動作中の充電優先機器が複数台あると判定すると、CPU30は、各充電優先機器から電池残量比の情報を取得する(ステップS73)。すなわち、各充電優先機器と通信し、各充電優先機器に対して、電池残量比の情報の送信を要求する。各充電優先機器は、この要求に応答して、自身の電池残量比の情報を充電装置10に送信する。
CPU30は、取得した各充電優先機器の電池残量比の情報に基づいて、電池残量比が、閾値を超えている機器を検出する。
なお、閾値の情報は、EEPROM36に記録されており、CPU30は、このEEPROM36に記録された閾値と取得した電池残量比とを比較して、電池残量比が閾値を超えている機器を検出する。そして、その検出結果に基づいて、すべての優先充電機器が、閾値を超えているか否かを判定する(ステップS74)。
ここで、すべての優先充電機器の電池残量比が、閾値を超えていると判定すると、CPU30は、動作中のすべての優先充電機器を充電対象に設定し(ステップS75)、充電を開始する(ステップS44)。
一方、電池残量比が閾値以下の機器があると判定すると、CPU30は、その電池残量比が閾値以下の機器を充電対象に設定し(ステップS76)、充電を開始する(ステップS44)。この場合、動作中であって、かつ、電池残量比が閾値以下のものだけが充電される。
このように、本方法では、動作中の充電優先機器が複数検出されると、個々の充電優先機器の電池残量比が検出され、閾値以下のものが優先的に充電される。これにより、複数の機器を充電する場合であっても、適切な順序で充電することができる。
<その他の方法>
上記以外の方法として、あらかじめ被充電機器の種類ごとに優先度を設定しておき、充電優先機器が複数台検出された場合は、機種の情報を取得し、優先度が高い機種を優先的に充電するようにしてもよい。
たとえば、被充電機器として、デジタルカメラ、携帯電話、携帯音楽プレーヤ等が想定されている場合において、充電の優先度(優先順位)を(1)携帯電話、(2)デジタルカメラ、(3)携帯音楽プレーヤ、(4)その他の機器と設定し、複数の充電優先機器が検出された場合は、この順で充電されるように制御する。
この場合、設定した優先度の情報は、テーブルとして管理し、ROM又はEEPROMに記録する。
なお、この充電の優先度を設定する手段を設け、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。これにより、ユーザの意志に従って、より適切に充電することができる。
この他、充電優先機器が複数台検出された場合は、最終使用日時の情報(たとえば、デジタルカメラであれば、最終撮影日時の情報、携帯電話であれば、最終通話/メール日時の情報)を取得し、最終使用日時が新しいものを優先的に充電するようにしてもよい(最終使用日時の情報が取得できない場合は、充電順位最下位)。
また、載置のタイミングを検出し、載置した順番が早いもの又は遅いものを優先的に充電するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、無線通信機能、充電の優先設定の機能等を備えない機器も充電できるように構成しているが、無線通信機能、充電の優先設定の機能等を備えた機器のみ充電するように構成することもできる。この場合、必ず各機器に設定された充電の優先設定の情報に基づいて、機器が充電される。
また、充電優先機器が複数検出された場合の処理方法を上述した処理方法の中からユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態の充電装置では、ユーザが設定した充電の優先設定に基づいて、機器の充電を行っていた。本実施の形態の充電装置では、被充電機器の種類に基づいて、充電する順番を決定し、決定した順番で機器を順に充電する。
なお、基本的な装置構成は、上述した第1の実施の形態の充電装置と同じであるので、ここでは、充電の処理の手順についてのみ説明する。
図13は、第2の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上に被充電機器が載置されたことが検出されると(ステップS80)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されているか否かが判定される(ステップS81)。
ステージ14の上に被充電機器が1台のみ載置されている場合は、その機器を充電対象に設定して、充電開始する(ステップS86)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている被充電機器と通信し(ステップS82)、その機種情報(デジタルカメラ、携帯電話等の被充電機器の種類の情報)を取得する(ステップS83)。
なお、通信が確立できない場合、及び、通信が確立できても機種情報が取得できない場合は、機種不明として扱われる。
各機器の機種情報(機種不明の情報を含む)が取得されると、CPU30は、所定のテーブルを参照して、得られた機種情報から、ステージ14に載置された被充電機器の充電順位を決定する(ステップS84)。
このテーブルは、機種ごとの充電の優先順位(優先度)が記録されており、EEPROM36に格納されている。CPU30は、このテーブルを参照して、充電順位を決定する。
一例として、テーブルに携帯電話:1位、デジタルカメラ:2位、携帯音楽プレーヤ:3位、その他の機器:4位と設定されて記録されていると仮定する。この場合、たとえば、携帯電話とデジタルカメラをステージ14の各充電ポイントに載置すると、携帯電話、デジタルカメラの順に充電されるように、充電順位が設定される。また、たとえば、携帯電話と携帯音楽プレーヤとPDA(他の機器に相当)がステージ14に載置されると、携帯電話、携帯音楽プレーヤ、PDAの順に充電されるように、充電順位が設定される。
このように、CPU30は、ステージ14に載置された機器の種類に応じて、充電順位を決定する(ステップS84)。そして、決定した充電順位に従って、順に充電を行う。すなわち、まず、決定した充電順位の中で充電順位が最も高いもの(充電済みのものを除く)を選択する(ステップS85)。そして、選択した機器の充電を開始する(ステップS86)。すなわち、選択した機器が載置されている充電ポイントの一次コイルに電力を供給して、充電を行わせる。
この後、CPU30は、充電を行った機器の充電が完了したか否かを判定する(ステップS87)。そして、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべての機器の充電が完了したか否かを判定し(ステップS88)、すべての機器の充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべての機器の充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS81に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置によれば、複数の機器を充電する場合、充電する機器の種類に応じて自動的に充電順位を設定して充電を行う。これにより、複数の機器を一度に充電する場合であっても、適切に充電することができる。
なお、機器ごとの充電の優先順位の設定は、あらかじめ規定しておいてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。すなわち、充電の優先順位の設定手段を設け(たとえば、操作パネルの画面を利用して設定)、ユーザが、充電の優先順位を任意に設定、変更できるようにしてもよい。これにより、ユーザの意志を適切に反映して充電することができる。
なお、同じ機器が検出された場合は、同時に充電するようにしてもよいし、また、その中で更に充電順位を設定して、充電するようにしてもよい。
更に受電順位を設定する場合は、たとえば、ステージに載置した順番を検出し、載置した順番で充電するようにしてもよい。
また、機器と通信して、電池の残量比の情報を取得し、電池の残量比が少ない順に充電順位を設定するようにしてもよい(電池の残量比の情報が取得できない場合は、充電順位を最下位に設定)。
また、デジタルカメラの場合は、機器と通信して、最終の撮影日時の情報を取得し、最終の撮影日時が、新しい順に充電順位を設定するようにしてもよい(最終の撮影日時の情報が取得できない場合は、充電順位を最下位に設定)。また、機器と通信して記憶メディアの空き容量の情報を取得し、空き容量が多い順に、充電順位を設定するようにしてもよい(空き容量の情報が取得できない場合は、充電順位を最下位に設定)。
また、携帯電話の場合は、機器と通信して最終の通話/メール日時の情報を取得し、最終の通話/メールが、新しい順に充電順位を設定するようにしてもよい(最終の通話/メール日時の情報を取得できない場合は、充電順位を最下位に設定。)。
さらに、携帯音楽プレーヤの場合は、機器と通信して最終の再生日時の情報を取得し、最終の再生日時が、新しい順に充電順位を設定するようにしてもよい(最終の再生日時の情報が取得できない場合は、充電順位を最下位に設定)。
[第3の実施の形態]
本実施の形態の充電装置は、デジタルカメラ(撮像機能を備えた機器を含む。たとえば、カメラ付き携帯電話等)を充電する装置として構成され、各カメラに内蔵又は装填された記憶メディアの空き容量に基づいて、自動的に充電する順番を決定し、決定した順で充電する。
なお、基本的な装置構成は、上述した第1の実施の形態の充電装置と同じであるので、ここでは、充電の処理の手順についてのみ説明する。
図14は、第3の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上にカメラが載置されたことが検出されると(ステップS90)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数のカメラが載置されているか否かが判定される(ステップS91)。
ステージ14の上に被充電機器が1台のみ載置されている場合は、そのカメラを充電対象に設定して、充電開始する(ステップS96)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数台のカメラが載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている各カメラと通信し(ステップS92)、各カメラに装填又は内蔵された記憶メディアの空き容量の情報を取得する(ステップS93)。
なお、通信が確立できない場合、及び、通信が確立できても空き容量の情報が取得できない場合は、空き容量なしとして扱われる。
各カメラの空き容量の情報(空き容量なしの情報を含む)が取得されると、CPU30は、空き容量が多い順に充電されるように、ステージ14に載置されたカメラの充電順位を決定する(ステップS94)。
この後、CPU30は、決定した充電順位の中で充電順位が最も高いもの(充電済みのカメラを除く)を選択し(ステップS95)、選択したカメラの充電を開始する(ステップS96)。すなわち、選択したカメラが載置されている充電ポイントの一次コイルに電力を供給して、充電を行わせる。
この後、CPU30は、充電を行ったカメラの充電が完了したか否かを判定し(ステップS97)、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべての機器の充電が完了したか否かを判定する(ステップS98)。
この判定の結果、すべての機器の充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべての機器の充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS91に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置によれば、デジタルカメラを充電する場合において、各カメラの記憶メディアの空き容量が多い順に充電を行う。これにより、複数のデジタルカメラを一度に充電する場合であっても、適切な順番で充電することができる。すなわち、撮影可能枚数が最も多いカメラを優先して充電することができる。
なお、上記の例では、記憶メディアの空き容量の情報を取得し、空き容量が多い順に充電順位を設定しているが、これに代えて撮影可能枚数の情報を取得し、撮影可能枚数の多い順に充電順位を設定するようにしてもよい。
また、記憶メディアの空き容量の情報及び撮影モード(画像サイズ(記録画素数))の情報を取得し、得られた情報から撮影可能枚数を算出し、算出した撮影可能枚数の多い順に充電順位を設定するようにしてもよい。
[第4の実施の形態]
本実施の形態の充電装置は、デジタルカメラ(撮像機能を備えた機器を含む。たとえば、カメラ付き携帯電話等)を充電する装置として構成され、一各カメラの最終の撮影日時情報に基づいて、自動的に充電する順番を決定し、決定した順で充電する。
なお、基本的な装置構成は、上述した第1の実施の形態の充電装置と同じであるので、ここでは、充電の処理の手順についてのみ説明する。
図15は、第4の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上にカメラが載置されたことが検出されると(ステップS100)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数のカメラが載置されているか否かが判定される(ステップS101)。
ステージ14の上にカメラが1台のみ載置されている場合は、そのカメラを充電対象に設定して、充電開始する(ステップS106)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数台のカメラが載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている各カメラと通信し(ステップS102)、各カメラの最終の撮影日時の情報を取得する(ステップS103)。
なお、通信が確立できない場合、及び、通信が確立できても最終の撮影日時の情報が取得できない場合は、情報なしとして扱われる。
各カメラの最終撮影日時の情報(情報なしを含む)が取得されると、CPU30は、最終撮影日時が新しいに充電されるように、ステージ14に載置された各カメラの充電順位を決定する(ステップS104)。なお、情報なしの場合は、自動的に充電順位が最下位に設定される。
この後、CPU30は、決定した充電順位の中で充電順位が最も高いもの(充電済みのカメラを除く)を選択し(ステップS105)、選択したカメラの充電を開始する(ステップS106)。すなわち、選択したカメラが載置されている充電ポイントの一次コイルに電力を供給して、充電を行わせる。
この後、CPU30は、充電を行ったカメラの充電が完了したか否かを判定し(ステップS107)、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべてのカメラの充電が完了したか否かを判定する(ステップS108)。
この判定の結果、すべてのカメラの充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべてのカメラの充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS101に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置によれば、デジタルカメラを充電する場合において、最終撮影日時が新しい順、すなわち、最後に撮影した日時が新しい順に充電を行う。これにより、複数のデジタルカメラを一度に充電する場合であっても、適切な順番で充電することができる。すなわち、使用頻度が最も高いと想定されるカメラを優先して充電することができる。
なお、上記の例では、最終撮影日時の情報を取得し、最終撮影日時が新しい順に充電順位を設定しているが、これに代えて最終使用日時や最終再生日時の情報を取得し、最終使用日時や最終再生日時が新しい順に充電順位を設定するようにしてもよい。また、その使用する日時情報をユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
[第5の実施の形態]
本実施の形態の充電装置は、携帯電話を充電する装置として構成され、各携帯電話の最終の通話/メール日時の情報に基づいて、自動的に充電する順番を決定し、決定した順で充電する。
なお、基本的な装置構成は、上述した第1の実施の形態の充電装置と同じであるので、ここでは、充電の処理の手順についてのみ説明する。
図16は、第5の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上に携帯電話が載置されたことが検出されると(ステップS110)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数の携帯電話が載置されているか否かが判定される(ステップS111)。
ステージ14の上に携帯電話が1台のみ載置されている場合は、その携帯電話を充電対象に設定して、充電開始する(ステップS116)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数台の携帯電話が載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている各携帯電話と通信し(ステップS112)、各携帯電話の最終の通話/メール日時の情報を取得する(ステップS113)。
ここで、最終の通話日時とは、携帯電話の通話機能を利用して、最後に通話した時の通話終了時の日時をいい、メール日時は、携帯電話のメール機能を利用して、最後にメールを送信又は受信した時の日時である。
なお、通信が確立できない場合、及び、通信が確立できても最終の通話/メール日時の情報が取得できない場合は、情報なしとして扱われる。
各携帯電話の最終の通話/メール日時の情報(情報なしを含む)が取得されると、CPU30は、最終撮影日時が新しいに充電されるように、ステージ14に載置された各携帯電話の充電順位を決定する(ステップS114)。なお、情報なしの場合は、自動的に充電順位が最下位に設定される。
この後、CPU30は、決定した充電順位の中で充電順位が最も高いもの(充電済みの携帯電話を除く)を選択し(ステップS115)、選択した携帯電話の充電を開始する(ステップS116)。すなわち、選択した携帯電話が載置されている充電ポイントの一次コイルに電力を供給して、充電を行わせる。
この後、CPU30は、充電を行った携帯電話の充電が完了したか否かを判定し(ステップS117)、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべての携帯電話の充電が完了したか否かを判定する(ステップS108)。
この判定の結果、すべての携帯電話の充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべての携帯電話の充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS111に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置によれば、携帯電話を充電する場合において、最終通話/メール日時が新しい順、すなわち、最後に通話又はメールした順に充電を行う。これにより、複数の携帯電話を一度に充電する場合であっても、適切な順番で充電することができる。すなわち、使用頻度が最も高いと想定される携帯電話を優先して充電することができる。
なお、上記の例では、最終の通話/メール日時の情報を取得し、最終の通話/メール日時が新しい順に充電順位を設定しているが、更に、インターネットを利用したWeb閲覧機能を有している場合には、最終の閲覧日時(アクセス日時)の情報を取得し、最終の通話/メール/Web閲覧日時が新しい順に充電順位を設定するようにしてもよい。
また、最終の使用日時(最後に操作したときの日時)の情報を取得し、最終の使用日時が新しい順に充電順位を設定するようにしてもよい。
また、使用する日時情報をユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
[第6の実施の形態]
本実施の形態の充電装置では、被充電機器の最終の使用日時に基づいて、充電する順番を決定し、決定した順番で機器を順に充電する。
なお、基本的な装置構成は、上述した第1の実施の形態の充電装置と同じであるので、ここでは、充電の処理の手順についてのみ説明する。
図17は、第6の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャートである。
載置検出部42において、ステージ14の上に被充電機器が載置されたことが検出されると(ステップS120)、充電制御の処理が開始される。
まず、載置検出部42の検出結果に基づいて、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されているか否かが判定される(ステップS121)。
ステージ14の上に被充電機器が1台のみ載置されている場合は、その機器を充電対象に設定して、充電開始する(ステップS126)。すなわち、その載置が検出された充電ポイントの一次コイルにのみ電源の電力を供給して、充電を開始する。
一方、ステージ14の上に複数の被充電機器が載置されていると判定すると、CPU30は、ステージ14に載置されている被充電機器と通信し(ステップS122)、その最終使用日時の情報を取得する(ステップS123)。
ここで、最終使用日時とは、被充電機器を最後に使用した日時をいう。本実施の形態では、被充電機器がデジタルカメラの場合、最終撮影日時が最終使用日時とされ、携帯電話の場合は、最終通話/メール日時が最終使用日時とされる。
最終の撮影日時の情報は、デジタルカメラの記憶メディアに記録されている各画像ファイルの付属情報(たとえば、Exifファイルのタグ情報)を利用して取得する。
また、最終の通話/メール日時の情報は、携帯電話で管理されている最終の通話/メールの日時の情報を利用して取得する。
なお、通信が確立できない場合、及び、通信が確立できても最終使用日時の情報を取得できない場合は、日時情報なしとして扱われる。
各機器の最終使用日時の情報(日時情報なしを含む)が取得されると、CPU30は、最終使用日時が新しい順に充電されるように、ステージ14に載置された被充電機器の充電順位を決定する(ステップS124)。そして、決定した充電順位の中で充電順位が最も高いもの(充電済みのものを除く)を選択し(ステップS125)、選択した機器の充電を開始する(ステップS126)。すなわち、選択した機器が載置されている充電ポイントの一次コイルに電力を供給して、充電を行わせる。
この後、CPU30は、充電を行った機器の充電が完了したか否かを判定する(ステップS127)。そして、充電が完了したと判定すると、ステージ14に載置されているすべての機器の充電が完了したか否かを判定し(ステップS128)、すべての機器の充電が完了したと判定すると、CPU30は、充電の処理を終了する。一方、すべての機器の充電が、まだ終了していないと判定すると、CPU30は、ステップS121に戻り、上述した処理を再度実行する。
このように、本実施の形態の充電装置によれば、複数の機器を充電する場合、充電する機器の最終使用日時が新しい順に充電順位を設定して、機器の充電を行う。これにより、複数の機器を一度に充電する場合であっても、適切な順番で充電することができる。すなわち、最後に使用した日時が新しいものほど使用頻度が高いと想定されるので、使用頻度の高い順に適切に充電することができる。
なお、上記の例では、被充電機器がデジタルカメラの場合、最終撮影日時を最終使用日時としているが、最終の操作日時を検出、管理する機能がデジタルカメラ側に備えられている場合には、最終の操作日時を最終使用日時とすることもできる。
同様に、携帯電話機も最終の操作日時を検出、管理する機能が携帯電話側に備えられている場合には、最終の操作日時を最終使用日時とすることもできる。
この他、被充電機器が、携帯音楽プレーヤの場合は、最終の再生日時、操作日時を最終使用日時としてもよい。
[その他の実施の形態]
上記実施の形態の充電装置は、各充電ポイントへの被充電機器の載置を重量センサで検出する構成としているが、各充電ポイントへの被充電機器の載置の検出は、これに限定されるものではない。
この他、たとえば、本充電装置で充電する機器にICタグ(無線タグ)を取り付ける一方、各充電ポイントにICタグリーダを設け、このICタグリーダでICタグを検出することにより、各充電ポイントへの充電機器の載置を検出するようにしてもよい。
この場合、ICタグに充電設定情報や機種情報、最終使用日時情報、最終撮影日時情報、最終通話/メール日時情報等の諸情報を記録し、このICタグから充電設定情報や機種情報、最終使用日時情報、最終撮影日時情報、最終通話/メール日時情報等の諸情報を無線で取得するようにしてもよい。これにより、載置検出手段と無線通信手段とを兼用することができ、装置構成の簡素化を図ることができる。
同様に他の近接無線を利用して、充電ポイントへの載置を検出する構成とすることにより、載置検出手段と無線通信手段とを兼用することができる。
また、赤外線通信を利用することにより、載置検出手段と無線通信手段とを兼用する構成とすることもできる。すなわち、各充電ポイントに赤外線通信手段(赤外線の通信ポート)を設ける一方、被充電機器側に赤外線通信手段を組み込み、当該赤外線通信手段による通信の確立をもって、充電ポイントへの被充電機器の載置を検出する構成とする。そして、通信が確立した赤外線通信手段を利用して、種々の情報を取得する構成とする。
本発明に係る充電装置の一実施形態の外観構成を示す斜視図 充電装置の電気的構成を示すブロック図 充電器の電気的構成を示すブロック図 充電装置の平面図 被充電機器の電源部の構成を示すブロック図 充電の優先設定を行う機能と無線通信機能が備えられたデジタルカメラの構成を示すブロック図 本実施の形態の充電装置における充電処理の手順を示すフローチャート 複数の充電優先機器が検出された場合に第1の方法で優先順位を設定して充電する場合の処理の手順を示すフローチャート 充電優先機器が複数台検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャート 動作中の充電優先機器が複数台検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャート 複数の充電優先機器が検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャート 動作中の充電優先機器が複数台検出された場合における、充電対象の選択処理の手順を示すフローチャート 第2の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャート 第3の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャート 第4の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャート 第5の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャート 第6の実施の形態の充電装置による充電処理の手順を示すフローチャート
符号の説明
10…充電装置、12…装置本体、14…ステージ、16A〜16I…充電ポイント、18…操作パネル、20…コンセント、30…CPU、32…ROM、34…RAM、36…EEPROM、38…無線通信制御部、40…無線通信部、42…載置検出部、44…充電制御部、46…充電器、48…操作部、50A〜50I…一次コイル、52A〜52I…インバータ回路、100…被充電機器、110…電源部、112…二次コイル、114…充電制御回路、116…電池、200…デジタルカメラ

Claims (14)

  1. 複数の充電ポイントを有するステージと、
    前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された被充電機器を無接点で充電する充電手段と、
    前記各充電手段に電力を供給する電源と、
    前記各充電ポイントへの被充電機器の載置を検出する載置検出手段と、
    前記各充電ポイントに載置された被充電機器と無線で通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器から充電の優先設定のON/OFFが記録された充電設定情報を取得して、前記各充電ポイントに載置された被充電機器の中から充電の優先設定がONにされた充電優先機器を検出する充電優先機器検出手段と、
    前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が検出されると、検出された充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御し、前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が検出されない場合は、前記充電ポイントに載置されたすべての被充電機器が均等に充電されるように、電力供給を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  2. 前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその動作状態の情報を取得する状態情報取得手段を備え、
    前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、動作中の充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 動作ごと設定された優先度の情報が記録されたテーブルを備え、動作中の機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、前記テーブルを参照して充電の優先順位を決定することを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその電池残量比の情報を取得する残量情報取得手段を備え、動作中の機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、電池残量比が閾値以下の充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御することを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
  5. 前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその電池残量比の情報を取得する残量情報取得手段を備え、
    前記充電優先機器検出手段で充電優先機器が複数台検出された場合、前記制御手段は、電池残量比が閾値以下の充電優先機器が優先的に充電されるように、電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  6. 複数の充電ポイントを有するステージと、
    前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された被充電機器を無接点で充電する充電手段と、
    前記各充電手段に電力を供給する電源と、
    前記各充電ポイントへの被充電機器の載置を検出する載置検出手段と、
    前記各充電ポイントに載置された被充電機器と無線で通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された被充電機器と通信し、通信が確立された被充電機器からその機器の種類の情報を取得する機種情報取得手段と、
    機種ごと設定された優先度の情報が記録されたテーブルと、
    前記テーブルを参照して、前記各充電ポイントに載置された被充電機器の充電順位を決定する充電順位決定手段と、
    前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  7. 前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、記憶手段を有する機器の場合に、その記憶手段の空き容量の情報を取得する空き容量情報取得手段を備え、
    前記充電順位決定手段は、同じ機種が複数台検出された場合、その記憶手段の記憶容量が多い順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  8. 前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、撮像機能を有する機器の場合に、その最終撮影日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段を備え、
    前記充電順位決定手段は、撮像機能を有する同じ機種が複数台検出された場合、その最終撮影日時が新しい順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  9. 前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、通話/メール機能を有する機器の場合に、その最終通話/メール日時の情報を取得する最終通話/メール日時情報取得手段を備え、
    前記充電順位決定手段は、通話/メール機能を有する機器が複数台検出された場合、その最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  10. 前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、撮像機能を有する機器の場合に、その最終撮影日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段と、
    前記通信手段を介して通信が確立された被充電機器が、通話/メール機能を有する機器の場合に、その最終通話/メール日時の情報を取得する最終通話/メール日時情報取得手段と、
    を備え、
    前記充電順位決定手段は、撮像機能を有する同じ機種が複数台検出された場合、その最終撮影日時が新しい順に充電順位を決定するとともに、通話/メール機能を有する機器が複数台検出された場合、その最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定することを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  11. 複数の充電ポイントを有するステージと、
    前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された撮像装置を無接点で充電する充電手段と、
    前記各充電手段に電力を供給する電源と、
    前記各充電ポイントへの撮像装置の載置を検出する載置検出手段と、
    前記各充電ポイントに載置された撮像装置と無線で通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された撮像装置と通信し、その記憶手段の空き容量の情報を取得する空き容量情報取得手段と、
    前記空き容量情報取得手段で取得された空き容量の情報に基づいて前記ステージに載置された撮像装置の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、空き容量の多い順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、
    前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  12. 複数の充電ポイントを有するステージと、
    前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された撮像装置を無接点で充電する充電手段と、
    前記各充電手段に電力を供給する電源と、
    前記各充電ポイントへの撮像装置の載置を検出する載置検出手段と、
    前記各充電ポイントに載置された撮像装置と無線で通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された撮像装置と通信し、その最終撮影日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段と、
    前記最終撮影日時情報取得手段で取得された最終撮影日時の情報に基づいて前記ステージに載置された撮像装置の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、最終撮影日時が新しい順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、
    前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  13. 複数の充電ポイントを有するステージと、
    前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された通話/メール機能を有する携帯通信端末を無接点で充電する充電手段と、
    前記各充電手段に電力を供給する電源と、
    前記各充電ポイントへの携帯通信端末の載置を検出する載置検出手段と、
    前記各充電ポイントに載置された携帯通信端末と無線で通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された携帯通信端末と通信し、その最終通話/メール日時の情報を取得する最終撮影日時情報取得手段と、
    前記最終通話/メール日時情報取得手段で取得された最終通話/メール日時情報に基づいて前記ステージに載置された携帯通信端末の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、
    前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  14. 複数の充電ポイントを有するステージと、
    前記各充電ポイントに設けられ、該充電ポイントに載置された撮像装置及び通話/メール機能を有する携帯通信端末を無接点で充電する充電手段と、
    前記各充電手段に電力を供給する電源と、
    前記各充電ポイントへの撮像装置及び携帯通信端末の載置を検出する載置検出手段と、
    前記各充電ポイントに載置された撮像装置及び携帯通信端末と無線で通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各充電ポイントに載置された撮像装置及び携帯通信端末と通信し、その最終撮影日時又は最終通話/メール日時の情報を取得する最終使用日時情報取得手段と、
    前記最終使用日時情報取得手段で取得された最終撮影日時情報及び最終通話/メール日時情報に基づいて前記ステージに載置された撮像装置及び携帯通信端末の充電順位を決定する充電順位決定手段であって、最終撮影日時及び最終通話/メール日時が新しい順に充電順位を決定する充電順位決定手段と、
    前記電源から各充電手段への電力の供給を制御する制御手段であって、前記充電順位決定手段によって決定された充電順位に従って電力供給を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
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