JPH0937477A - バッテリ制御装置、情報処理装置及びバッテリ制御方法 - Google Patents

バッテリ制御装置、情報処理装置及びバッテリ制御方法

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JPH0937477A
JPH0937477A JP20677595A JP20677595A JPH0937477A JP H0937477 A JPH0937477 A JP H0937477A JP 20677595 A JP20677595 A JP 20677595A JP 20677595 A JP20677595 A JP 20677595A JP H0937477 A JPH0937477 A JP H0937477A
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batteries
signal
power supply
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Hitoshi Sunada
仁 砂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ効果の防止やバッテリの有効利用が図
れ、しかもバッテリの使用勝手が良好な情報処理装置を
提供する。 【解決手段】 携帯型PC1は、装置本体2に2つバッ
テリ6、7が着脱可能なバッテリスロット12、13を
備える。キーボード4による指定操作により2つのバッ
テリ6、7の使用順序を設定すると、CPU41は、設
定された使用順序に従い2つバッテリ6、7の使用制御
を行う。これにより、バッテリ6、7の使用順を任意に
設定可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のバッテリを
制御するバッテリ制御装置、情報処理装置及びバッテリ
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯型情報機器、特にACアダプ
タ及びバッテリの2電源に対応しているノートブック型
パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)にお
いて、AC電源のない場所でPCを使用する場合は、バ
ッテリによる電源供給方式を採用している。
【0003】しかしながら、近年、PCの高速化・多機
能化により消費電力量が従来よりも増加し、バッテリ1
個の電源供給方式では長時間の使用が難しくなってきて
いる。この場合に、バッテリ容量を大きくしようとする
と、バッテリの体積が大きくなり携帯型としての機能を
持たなくなってしまうため、容易にバッテリ容量を増加
させることができない。
【0004】そこで、この問題を解決するために、一部
のPCでは使用頻度の少ない機能部を着脱式にして、第
2のバッテリを装着できるようにする方法が採用される
ようになってきている。このようなPCでは、携帯時に
使用頻度が少ないフロッピーディスクドライブ(以下
「FDD」という。)を着脱式にし、FDD又は第2の
バッテリを互いに装着可能な共通スロットを有し、使用
に応じて1個又は2個のバッテリを装着する方法が採ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型情報機器、特に前出PCのバッテリ制御は複数の
バッテリの優先順位を固定して動作させているために次
のような欠点があった。
【0006】従来の複数のバッテリが着脱可能なPCで
は、使用時間を延長することのみに主眼が置かれ、バッ
テリを主眼とした制御は行われていない。複数のバッテ
リを制御する場合は、同時に各バッテリを使用する方法
は採らないため、通常は順番に使用する制御方式が採ら
れる。そのため、ある一定の固定されたバッテリ制御方
式では、次のような不具合が生じてしまう。例えば、バ
ッテリを2個装着可能なPCの場合に、優先して使用す
るバッテリを第1バッテリと定義し、第1バッテリのバ
ッテリ残量がなくなったときに使用されるバッテリを第
2バッテリとすると、装着するバッテリスロットによっ
て2個のバッテリの制御の順序が決定される。普通の使
用方法では毎回都合良くバッテリを丁度使い切ることは
少なく、一方のバッテリを全て使用し切らないで、片方
のバッテリが充電を繰り返すことになる。
【0007】このため、各バッテリが交互に充電・放電
を繰り返されるのが理想的であるが、この方式では、第
1バッテリのバッテリ残量がなくならない限り第2バッ
テリの使用が開始されず、場合によっては、第1バッテ
リは使い切らないまま第1バッテリへの充電を繰り返す
ためにメモリ効果を起こす場合があるという問題があっ
た。
【0008】また、第1バッテリの使用頻度が第2バッ
テリに比べて多くなるため、第2バッテリに比べて寿命
が早まってしまう不具合も生じるという問題があった。
【0009】この固定された制御方式において上記問題
を解決するために、ユーザが任意のバッテリを必要なバ
ッテリのスロットに装着しなくてはならない。これでは
複数のバッテリを交互に使用・充電するといった活用の
仕方やバッテリの入替交換といった点で使用勝手が悪く
なるという問題があった。
【0010】また、PCとバッテリ間で電池電圧や容量
の情報が通信できる機能を有するバッテリ(以下「イン
テリジェントバッテリ」という。)を装着する場合は、
設定内容によってはインテリジェントバッテリが第1バ
ッテリに定義されない設定がある。もし、インテリジェ
ントバッテリが第2バッテリに定義された場合は、イン
テリジェントバッテリを管理可能なアプリケーションを
使用していても、インテリジェントでない第1バッテリ
を使い切ってからでないと、折角の機能を優先的に利用
できないという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、上記に鑑みてなされた
ものであり、メモリ効果の防止やバッテリの有効利用が
図れ、しかもバッテリの使用勝手が良好なバッテリ制御
装置、情報処理装置及びバッテリ制御方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を説明する。
【0013】請求項1記載のバッテリ制御装置は、複数
のバッテリを制御するバッテリ制御装置において、指定
操作により前記複数のバッテリの使用順序を設定する設
定手段と、この設定手段によりて設定された使用順序に
従い前記各バッテリの使用制御を行う制御手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0014】請求項2記載のバッテリ制御装置は、複数
のバッテリを制御するバッテリ制御装置において、指定
操作により前記複数のバッテリの使用順序を設定する使
用順序設定手段と、指定操作により前記複数のバッテリ
の充電順序を設定する充電順序設定手段と、前記使用順
序設定手段により設定された使用順序に従い前記各バッ
テリの使用制御を行うとともに、前記充電順序設定手段
により設定された充電順序に従い前記各バッテリの充電
制御を行う制御手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項3記載のバッテリ制御装置は、請求
項1又は2記載のバッテリ制御装置において、前記バッ
テリが電池電圧又は電池残量を含む情報を通信可能なイ
ンテリジェントバッテリであるか否かを判定する判定手
段を備え、前記制御手段は、前記判定手段によりインテ
リジェントバッテリであると判定された場合に、前記設
定手段による設定に拘らず、当該インテリジェントバッ
テリを優先的に使用することを特徴とするものである。
【0016】請求項4記載の情報処理装置は、本体に複
数のバッテリが着脱可能な情報処理装置において、指定
操作により前記複数のバッテリの使用順序を設定する設
定手段と、この設定手段により設定された使用順序に従
い前記各バッテリの使用制御を行う制御手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項5記載のバッテリ制御方法は、複数
のバッテリを制御するバッテリ制御方法において、指定
操作により前記複数のバッテリの使用順序を設定する第
1のステップと、この第1のステップにて設定された使
用順序に従い前記各バッテリの使用制御を行う第2のス
テップとを含むことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の情報処理装置に係る第1の
実施の形態としての携帯型パーソナルコンピュータ(以
下「携帯型PC」と略す。)を示す斜視図である。
【0020】この携帯型PC1は、装置本体2と、表示
部8を備える上カバー3とから構成されている。
【0021】上カバー3は、ヒンジ9により回動可能に
装置本体2に取り付けられている。これにより、使用時
には、上カバー3を表示部8が見易い位置まで開けるこ
とができ、また非使用時には、閉じてカバーとして機能
することができる。この表示部8には、例えば、液晶表
示素子が適用される。これにより、表示部8の厚さを薄
く構成することができる。
【0022】装置本体2は、上面前方に、キーボード4
を備え、上面後方に、装置本体2の電源のオン、オフを
行う電源スイッチ5及びバッテリ使用時に選択されてい
るバッテリを表示するLED表示部10を備え、左側面
前方に、第1のバッテリスロット12を備え、右側面前
方に、第2のバッテリスロット13を備えている。
【0023】第1のバッテリスロット12は、着脱式F
DDユニット11(以下「FDD」という。)とバッテ
リ6、7の兼用スロットであり、用途に応じて相互に着
脱が可能になっている。
【0024】第2のバッテリスロット13は、バッテリ
6、7のみ着脱が可能であり、FDD11の装着はでき
ないようになっている。
【0025】バッテリ6、7は、装置本体2を駆動する
ためニッカド電池で代表される充電可能な2次電池(以
下「バッテリ」という。)である。これらのバッテリ
6,7は第1及び第2のバッテリスロット12、13の
どちらにも装着できるものである。以後、第1のバッテ
リスロット12に装着されるバッテリを「バッテリ
A」、第2のバッテリスロット13に装着されるバッテ
リを「バッテリB」とする。
【0026】図2は携帯型PC1の電源系を示すブロッ
ク図である。
【0027】この携帯型PC1は、電源部20と、バッ
テリ制御装置としての電源制御部21と、主制御を司る
PCロジック部22とを有している。
【0028】電源部20は、外部電源供給装置であるA
Cアダプタ19と、前記第1及び第2のバッテリスロッ
ト12、13と、各バッテリ6,7の充電制御を行う充
電回路23と、2つのバッテリ6,7の切替えを行うバ
ッテリ切替回路24と、整流用ダイオード25乃至27
と、定電圧IC30とを具備している。
【0029】整流用ダイオード25乃至27は、これら
のダイオード25乃至27によって結合した出力DCを
電源制御回路28及び後述するシステム用電源回路(以
下「システム用DC/DC」という。)29に供給する
ものである。
【0030】電源制御部21は、電源制御回路28と、
システム用DC/DC29と、前記電源スイッチ5及び
LED表示部10と、LED表示部10の表示制御を行
う表示制御回路31とを具備している。
【0031】電源制御回路28は、電源スイッチ5の動
作を検出する検出回路を備え、電源部20の状態又はシ
ステムからのサスペンド信号等によって電源制御信号で
あるDCDC−ON/OFF信号を制御し、システム用
DC/DC29をオン、オフするものである。また、こ
の電源制御回路28は、電源スイッチ5がオフ状態のと
き、充電制御信号を出力することによって充電回路23
をイネーブルにする。電源オフ時も、定電圧IC30は
ACアダプタ19及びバッテリ6、7の電源からダイオ
ード25乃至27を通して電源制御回路28に5Vを供
給している。これは、スイッチ検出等のための5V電源
である(以後SUB5Vと称する)。
【0032】システム用DC/DC29は、電源部20
からの電源供給を受け、電源制御回路28からの後述す
るDCDC−ON/OFF信号によって立ち上がり、P
Cロジック部22の主電源である5Vと3.3Vを生成
するものである。
【0033】図3はPCロジック部22の概略の構成を
示すブロック図である。
【0034】PCロジック部22は、その主制御を司る
設定手段及び制御手段としての中央処理装置41(以下
「CPU」という。)及びその基本的な制御プログラム
が格納された読み出し専用メモリ42(以下「BIO
S」という。)を有し、このCPU41のバスに、リア
ルタイムクロック(RTC)43と、リフレッシュコン
トローラ44を介してシステムメモリ48(以下「RA
M」という。)と、LCDコントローラ(LCDC)4
5を介して前記表示部8と、ハードディスクコントロー
ラ(HDC)46を介してハードディスク(HDD)5
4と、フロッピーディスクコントローラ(FDC)47
を介して前記第1のバッテリスロット12と、DMAコ
ントローラ(DMAC)52と、割り込みコントローラ
(IRQC)53と、KBコントローラ(KBC)56
を介して前記キーボード(KB)4と、タイマ(TIM
ER)57と、外部に接続されるシリアルインタフェー
ス(SIO)58と、ホストパワーマネージメント部
(ホストPM部)40とを各々接続している。
【0035】CPU41は、FDD11やHDD54か
らFDC47やHDC46を経由してアプリケーション
プログラムを読み出し、RAM48を利用してプログラ
ムを実行するものである。このとき、画面の表示方法と
しては、LCDC45によりLCD8にキャラクタ等の
表示を行い、またKB4からのキー入力は、KBC56
を経由して行われる。
【0036】また、CPU41は、KB4の指定操作に
より2つのバッテリ6、7の使用順序を設定する使用順
序設定手段と、KB4の指定操作により2つのバッテリ
6、7の充電順序を設定する充電順序設定手段と、前記
使用順序設定手段により設定された使用順序に従い2つ
のバッテリ6、7の使用制御を行うとともに、前記充電
順序設定手段により設定された充電順序に従い2つのバ
ッテリ6、7の充電制御を行う制御手段としての機能を
備えているものである。
【0037】RTC43は、現時点で経過時間を示すも
のでシステム全体の電源がオフされた状態においても、
リチウム電池58で代表される専用バッテリにより動作
するようになっている。また、RTC43は、バッテリ
6、7の設定状態を記憶する領域を有する。尚、RTC
43のこの領域は、不揮発性のメモリであれば、他に置
き換えられることは明らかであろう。
【0038】また、RTC43には、bx1、bx2、
b00、b01、b02、b03、b04、b05、b
06、b07,レジスタa、レジスタbのバッテリビッ
トを備えている。各バッテリビットの意味は以下の通り
である。
【0039】 bx1…1:バッテリAを第1使用バッテリとする、
0:バッテリBを第1使用バッテリとする、 bx2…1:バッテリAを第1充電バッテリとする、
0:バッテリBを第1充電バッテリとする、 b00…1:バッテリAが装着されている、0:バッテ
リAは装着されていない、 b01…1:バッテリBが装着されている、0:バッテ
リBは装着されていない、 b02…1:バッテリAの残量がある、0:バッテリA
の残量がない、 b03…1:バッテリBの残量がある、0:バッテリB
の残量がない、 b04…1:残量の多いバッテリから使用する、0:残
量の少ないバッテリから使用する、 b05…1:残量の多いバッテリから充電する、0:残
量の少ないバッテリから充電する、 b06…1:バッテリビットbx1を優先する、0:バ
ッテリビットb04を優先する、 b07…1:バッテリビットbx2を優先する、0:バ
ッテリビットb05を優先する、 レジスタa…:バッテリAの電圧値を示す、 レジスタb…:バッテリBの電圧値を示す。
【0040】DMAコントローラ(DMAC)52は、
メモリ〜メモリ間、メモリ〜I/O間において高速にデ
ータの転送を行うために、CPU41の介在なしでデー
タ転送を行うものである。
【0041】割り込みコントローラ(IRQC)53
は、各I/Oからの割り込みを受け付け、予め設定され
た優先順位に従って処理を行うものである。
【0042】タイマ(TIMER)57は、数チャンネ
ルのフリーランニングタイマを備え、種々の時間管理を
行うものである。
【0043】ホストPM部40は、表示部8内にある蛍
光表示器の電源であるインバータ回路50のオン・オ
フ、FDD11及びHDD51への電源供給、RAM4
8及び読み書き可能な表示用メモリ(以下「VRAMと
いう。)以外のデバイスへの電源供給の各時間制御や、
CPU41等のクロック制御、サスペンド・レジューム
時の電源制御手順等を制御するものである。
【0044】リフレッシュコントローラ44は、ホスト
PM部40の指示信号によりRAM(DRAM及びVR
AM)48のリフレッシュを行うものである。これは、
RAM48のビットセルに対して一定時間置きに再充電
を行い、RAM48に格納した情報を保持するためので
ある。
【0045】図4は電源制御回路28の構成を示すブロ
ック図である。
【0046】電源制御回路28は、発信回路であるCL
K−GEN60と、電源RESET回路61と、PCロ
ジック部22との信号を通信するCPUインタフェース
62と、電源スイッチ5の検出回路63と、電源制御ロ
ジック回路64とから構成される。また、電源制御回路
28には電源がオフされている状態でも電源スイッチ5
を検出できるようSUB5Vが供給されている。
【0047】発信回路CLK−GEN60は、検出回路
63内にある各制御機構に生成したクロックを供給する
ものである。
【0048】CPUインタフェース62には、CPU4
1が各接続機器の初期化終了後に、CPU41によりR
TC43に記憶されているバッテリ制御の設定内容が転
送されるものである。
【0049】電源制御ロジック回路64は、電圧検出、
電源の制御に関する各信号の処理を行うものであり、検
出回路63によって検出された電源スイッチ5のオン信
号によってシステム用DC/DC29を起動するDCD
C−ON/OFF信号を出力するものである。このDC
DC−ON/OFF信号によってシステム用DC/DC
29が立ち上がり、PCロジック部22に電源が供給さ
れる。また、電源制御ロジック回路64は、CPUイン
タフェース62を介して受けたRTC43の内容に対し
て次の各信号を制御するようになっている。
【0050】すなわち、電源制御ロジック回路64は、
バッテリAを選択するA−BATT信号、バッテリBを
選択するB−BATT信号、バッテリAを充電させるA
−CHG信号、バッテリBを充電させるB−CHG信号
を出力する。これらの信号はバッテリ切替回路24と充
電回路23の各バッテリ6、7の出力・入力を選択する
制御信号で、ハイの状態でイネーブル、ローの状態でデ
ィスエーブルの制御を行う。
【0051】また、電源制御ロジック回路64は、充電
回路23の電圧分圧回路から得られるA−VOL信号、
B−VOL信号の出力値により各バッテリA,Bの電圧
値を検出し、CPUインタフェース62を介し、CPU
41を通じてRTC43のバッテリ記憶領域の電圧値を
記録する。
【0052】また、電源制御ロジック回路64は、電源
の駆動状況をユーザに知らせるLED表示部10を駆動
する表示制御回路31にLED制御信号であるA−US
E信号、B−USE信号、A−LB信号、B−LB信号
を出力する。A−USE信号は、ハイの状態でバッテリ
Aを使用可能にする。A−USE信号は、電源制御ロジ
ック回路64によって通常ローに制御されている。同時
に、B−USE信号は、ハイの状態でバッテリBを使用
可能にする。B−USE信号は、電源制御ロジック回路
64によって通常ローに制御されている。A−LB信号
は、電源制御ロジック回路64にて通常ローに固定され
ているが、バッテリAの電圧がローバッテリV1の状態
になると、ハイにされる。なお、「ローバッテリV1」
は、バッテリA、Bの電圧がある一定の値まで下がり、
バッテリ残量が少ないと判断される任意の電圧値であ
る。同様に、B−LB信号は、通常ローに固定されバッ
テリBの電圧がローバッテリV1の状態で電源制御回路
28によってハイを出力する。また、システムを駆動す
るには不十分な電圧だと判断される任意の電圧値を「ロ
ーバッテリV2」とする。これらの信号によって表示制
御回路31は、供給電源の状態を表示する後述する2つ
の2色LED100、101と、電源オフ時に充電して
いるバッテリの表示を行う2つのLED102、103
を制御する。各信号に応じてLED表示部10は表示制
御回路31によって制御されている。
【0053】図5はLED表示部10及び表示制御回路
31の構成を示す回路図である。
【0054】LED表示部10は、バッテリAの状態を
表示する2色LED100と、バッテリBの状態を表示
する2色LED101と、電源オフ時にバッテリAが充
電状態であることを表示するLED102と、電源オフ
時にバッテリBが充電状態であることを表示するLED
103とを備えている。
【0055】表示制御回路31は、制御信号によって2
色LED100、101を駆動するためのバッファ10
5、106、112、113と、充電イネーブル信号の
アクティブハイに対して、LED102、103を駆動
するためのインバータ118、119と、LED100
乃至103の電流制限用として電源に対して直列に接続
している抵抗R3乃至8と、逆流防止用ダイオード10
9、110、116、117と、正弦波発信回路120
とを備えている。
【0056】2色LED100、101は、緑色で発光
する緑LEDと、赤色で発光する赤LEDとから構成さ
れ、緑LEDと赤LEDとを同時に点灯させると橙にな
る。LED100、101、102、103は、抵抗R
3乃至R8を介してSUB5Vに接続されている。
【0057】正弦波発信回路120は、2色LED10
0、101を点滅させるための断続信号であるWAVE
信号を生成する回路であり、AND104とAND11
1の入力に接続されている。
【0058】次に、制御信号に対する表示制御回路31
の制御を説明する。
【0059】LED100、101、102、103
は、制御信号により次の表示状態になる。
【0060】まず、バッテリAの状態を表示する2色L
ED100について説明する。ACアダプタ19を使用
しているときは、電源制御ロジック回路64によってA
−USE信号はロー、A−LB信号はローに制御されて
いる。このときA−LB信号のロー信号は、バッファ1
06を介して2色LED100の緑LEDに電流を流す
ことにより、緑LEDを点灯させる。このとき、A−U
SE信号のインバータ出力は、ハイになっており、赤L
EDは点灯しない。また、バッテリAで駆動されている
ときは、A−USE信号はハイで、インバータ108に
よってバッファ105は2色LED100の赤LEDに
電流を流し、赤LEDを点灯させる。緑LEDは、ロー
バッテリA−LB信号がハイになるまで点灯するので、
通常状態では、2色LED100は橙色に点灯する。ロ
ーバッテリが検出され、A−LB信号がハイになると、
緑LEDは消灯し、赤LEDのみが点灯する。更に、第
2バッテリが、準備されていない場合は、A−USE信
号がローになり、赤LEDは点滅する。NAND107
の出力は、A−USE信号がロー、A−LB信号がハイ
のときだけ、ローになり、AND104にてWAVE信
号と合成され、赤LEDを点滅させる。これにより、シ
ステムダウンの警告を発し、ユーザにACアダプタを装
着させる等の準備をさせることができる。
【0061】バッテリBの状態を表示する2色LED1
01も同じ回路構成になっており、A−LB信号をB−
LB信号、A−USE信号をB−USE信号に置き換え
ただけである。
【0062】バッテリ充電時は、LED102、103
によって状態が表示される。バッテリ充電時は、電源制
御回路28によってA−CHG信号、B−CHG信号が
出され、各バッテリは充電回路23によって順番に充電
される。このとき、A−CHG信号とB−CHG信号と
連動して、A−CHG−ON信号とB−CHG−ON信
号が出され、バッファ118、119を介して各LED
102、103を点灯させる。
【0063】以上の制御によって、LED表示部10の
各LED100乃至103は、次のような表示を行い、
ユーザに対してバッテリA、Bの使用状態を知らせる。
【0064】すなわち、2色LED100、101共
に、緑点灯の場合は、ACアダプタ使用時、橙点灯の場
合は、バッテリ使用時(通常)、赤点灯の場合は、ロー
バッテリV1の電圧時、赤点滅の場合は、ローバッテリ
V2の電圧時であることを知らせている。また、充電状
態を表示するLED102が緑点灯の場合は、バッテリ
Aの充電時、充電状態を表示するLED103が緑点灯
の場合は、バッテリBの充電時であることを知らせてい
る。
【0065】図6はバッテリ切替回路24の構成を示す
回路図である。
【0066】バッテリ切替回路24は、各バッテリA、
Bの電源出力をオン・オフするNチャンネルFET(以
下単に「FET」という。)70、71と、電源制御回
路28からの制御信号を受けFET70、71を駆動す
るバッファ72、73と、バッテリ6、7にACアダプ
タ19から充電に必要な電源を供給する充電回路23と
を具備している。
【0067】充電回路23は、電源制御ロジック回路6
4から出力される各バッテリA、Bの充電を選択するA
−CHG信号及びB−CHG信号により充電を制御する
充電制御部と、バッテリ電圧監視出力信号であるA−V
OL信号、B−VOL信号を分圧して出力する抵抗分割
回路とを備えている。A−CHG信号、B−CHG信号
は、電源制御回路28の電源制御ロジック回路64から
出力されている信号である。A−CHG信号は、ACア
ダプタ19の出力をバッテリAに供給するための信号で
あり、B−CHG信号は、ACアダプタの出力をバッテ
リBに供給するための信号である。電圧監視出力のA−
VOL信号、B−VOL信号は、バッテリA、Bの電圧
を分圧した出力であり、電源制御回路28に入力され各
バッテリ電圧の監視に用いられ、電源制御ロジック回路
64に入力され、充電及び使用時の電圧検出・バッテリ
の残量の電圧検出に用いられる。
【0068】バッテリ切替回路24は、ACアダプタ1
9が装着されていない場合に、電源制御ロジック64か
ら出力されるBATT−A信号、BATT−B信号のバ
ッテリ選択信号によりFET70、71をオン・オフす
るものである。
【0069】FET70、71は、電源がオフされてい
る状態でバッテリ6、7が挿入されると、各FET7
0、71のゲートに接続している抵抗R1、R2により
FET70、71がオンされるようになっている。これ
により、電源がオフされている状態でもSUB5Vを作
る電源回路IC30に電源が供給される。
【0070】図7は充電回路23の構成を示す回路図で
ある。
【0071】充電回路23は、ACアダプタ19の出力
側に接続されたNチャンネルFET74、75と、この
FET74,75に直列に接続された整流用のダイオー
ド76、77と、このダイオード76の出力側に接続さ
れ抵抗R9、R10で構成される抵抗分圧回路と、ダイ
オード77の出力側に接続され抵抗R11、R12で構
成される抵抗分圧回路とを備えている。
【0072】FET74は、バッテリAを充電するとき
にACアダプタ19の出力をバッテリAに供給するもの
である。
【0073】FET75は、バッテリBを充電するとき
にACアダプタ19の出力をバッテリBに供給するもの
である。
【0074】FET74、75のゲートには、バッファ
78、79が接続され、FET74、75は、A−CH
G信号、B−CHG信号により駆動される。
【0075】抵抗R9、R10で構成される抵抗分圧回
路は、バッテリAの電圧を分圧して電源ロジック回路6
4にA−VOL信号として入力するものである。このA
−VOL信号によって電源ロジック回路64は、バッテ
リAの電圧値を監視している。
【0076】抵抗R11、R12で構成される抵抗分圧
回路は、バッテリBの電圧を分圧して電源ロジック回路
64にB−VOL信号として入力するものである。この
B−VOL信号によって電源ロジック回路64はバッテ
リBの電圧値を監視している。バッテリAを充電すると
き、電源制御ロジック回路64は、定電圧IC30に大
電流が流れるのを防ぐため、A−USE信号をローにし
てFET70の出力を止めた後に、A−CHG信号をハ
イにしてFET74をオンする。これにより、ACアダ
プタ19は、バッテリAに充電電流を供給し、充電が開
始する。このとき、電源制御ロジック回路64は、バッ
テリAの充電状態を分圧回路出力のA−VOL信号にて
監視している。また、バッテリBを充電するとき、電源
制御ロジック回路64は、定電圧IC30に大電流が流
れるのを防ぐため、B−USE信号をローにしてFET
71の出力を止めた後に、B−CHG信号をハイにして
FET75をオンする。これにより、バッテリBにAC
アダプタ19から充電電流が流れ、充電が開始される。
このとき、電源制御ロジック回路64はバッテリBの充
電状態を分圧回路出力のB−VOL信号にて監視してい
る。
【0077】次に、バッテリ使用順序設定処理Eを図8
のフローチャートに従って説明する。
【0078】電源オンの状態で、KB4から任意の複数
のキーを同時に押下すると、KBC56は、CPU41
にバッテリセットアップを開始するよう伝達する。CP
U41は、現在の処理を中断して、図8のバッテリ使用
順序設定処理Eにジャンプする。処理Eでは、バッテリ
の使用順序を設定するもので、画面の選択肢に基づい
て、KB4より入力する。入力された値は、KBC56
にてCPU41に送られ、CPU41は、RTC43の
バッテリ情報のビットを書き換える。この設定内容は、
バックアップ用電源58によって保持され、次回起動時
も同じ設定にてバッテリ定義を実行する。
【0079】RTC43内のbx1、bx2、b00、
b01、b02、b03、b04、b05、b06、b
07,レジスタa、レジスタbのバッテリビットは、出
荷時にすべて0にセットされている。ユーザが設定を変
更できるのは、ビットbx1、bx2、b04、b0
5、b06、b07の6つである。バッテリの状態処理
Bで、残りのビットb00、b01、b02、b03、
レジスタa、レジスタbを書き換える。処理E1で画面
に次のようなメッセージを表示し、ユーザはKB4を使
用して各選択肢ごとに値を入力する。
【0080】[バッテリ使用順序設定] 1:使用するバッテリ順番は? バッテリA → バッテリB…X バッテリB → バッテリA…Y 2:残量による 残量大 → 残量小…X 残量小 → 残量大…Y 3:設定は? 処理1…X / 処理2…Y [バッテリ充電順序設定] 4:充電するバッテリ順番は? バッテリA → バッテリB…X バッテリB → バッテリA…Y 5:残量による 残量大 → 残量小…X 残量小 → 残量大…Y 6:設定は? 処理4…X / 処理5…Y 処理E2においてKB4の矢印キー↑↓にて前記設定項
目1〜6が選択される。各設定項目が選択されている状
態でX又はYキーを入力すると、CPU41は、KBC
56を通じ設定内容に基づいて、判断処理E3〜E8へ
分岐する。判断処理E3〜E8では、入力された内容に
基づき各ビットを書き換える。
【0081】まず、処理E3は、バッテリAとバッテリ
Bの優先順位を決定する処理であり、Xを入力すると、
ビットbx1に1が書き込まれ、バッテリAが第1バッ
テリに定義され、Yを入力すると、ビットbx1に0が
書き込まれ、バッテリBが第1バッテリに定義される。
【0082】同様に、処理E4は、残量によるバッテリ
A、Bの使用順序を選択する処理であり、Yを入力する
と、残量が多いバッテリを第1バッテリとし、ビットb
04に1が書き込まれる。Nを入力すると、残量の少な
い方を第1バッテリとし、ビットb04に0が書き込ま
れる。
【0083】処理E5は、処理E3と処理E4のどちら
を設定するかを選択する処理である。処理E3に設定す
るXを入力すると、ビットb06に1が書き込まれ、処
理S4に設定するYを入力すると、ビットb06に0が
書き込まれる。
【0084】処理E6〜E8は、充電の順番を設定する
処理である。処理E6ではバッテリAとバッテリBのど
ちらから充電するかを決定する。バッテリAを第1バッ
テリとするXを入力すると、ビットbx2に1が書き込
まれ、バッテリBを第1バッテリにするYを入力する
と、ビットbx2に0が書き込まれる。
【0085】処理E7は、残量による充電バッテリA、
Bを指定する処理であり、多いバッテリから充電する場
合はX、少ないバッテリから充電する場合はYを入力す
る。これによってビットb05に1又は0が書き込まれ
る。
【0086】処理E8は、処理E6と処理E7のどちら
に設定するかを選択する処理であり、処理E6に設定す
るXを入力すると、ビットb07に1が書き込まれ、処
理E7に設定するYを入力すると、ビットb07に0が
書き込まれる。
【0087】各処理E3〜E8は、処理E9の設定終了
キー“ESCキー”が入力されるまで設定を続ける。E
SCキーの入力で設定は終了し、CPU41はセットア
ップ割り込み直前の処理に復帰する。これで、ユーザに
よる設定が終了する。
【0088】次に、電源オン時のバッテリ定義処理Wを
図9のフローチャートに従って説明する。
【0089】ACアダプタ19又はバッテリ6、7が装
着された状態で電源スイッチ5がオンされると、処理W
1にて電源制御回路28の電源制御ロジック回路64は
DCDC−ON/OFF信号をハイにすることにより、
システム用DC/DC29を起動する。このとき、装着
されている電源の中で一番電圧の高い電源が、ダイオー
ド25乃至27を通してシステム用DC/DC29に供
給される。
【0090】システム用DC/DC29が起動すると、
PCロジック部22が立ち上がり、CPU41は、RT
C43の設定内容に基づいてシステム初期化を行う。初
期化終了後、CPU41は、RTC43内のバッテリ設
定情報を読み込み、電源制御回路28のCPUインタフ
ェース部62を介して電源制御ロジック回路64に設定
情報を転送する。電源制御ロジック回路64は、転送さ
れた設定を基に各処理を行う。
【0091】処理W2では、システム用DC/DC29
に入力される電圧からACアダプタ19が使用されてい
るかを判断する。この判断処理W2では、供給電源がA
Cアダプタ19かバッテリA、Bかを判断する。ACア
ダプタ19は、バッテリ電圧に対して数ボルト高い定電
圧に設定されており、システム用DC/DC29の入力
部の電圧を検出することにより、ACアダプタ19かバ
ッテリA、Bかの電源の判別が可能になっている。この
とき極端に高い電圧や低い電圧に対してはシステム用D
C/DC29の動作を停止させるため、DCDC−ON
/OFF信号をローにする。
【0092】処理W2によって電源がACアダプタ19
と判断されると、処理W3のACアダプタ19の動作に
移行する。ACアダプタ19がないと判断した場合は、
処理W4の処理Bを実行する。処理Bはバッテリの状態
チェックし、RTC43に記憶する処理である。この処
理Bを図11のフローチャートで説明する。
【0093】図11の処理Bは、処理Baと処理Bbで
構成している。処理Bbは処理B1〜B7からなり、バ
ッテリAの状態確認を行う。
【0094】処理B1では、充電回路23から出力され
ているバッテリAの分圧出力値のA−VOL信号をA/
D変換してRTC43に記録する。次に処理B2にて、
CPU41は、A−VOL信号が示すバッテリAの分割
電圧値が規定電圧内に含まれているかを確認し、電圧が
範囲外の場合は、処理B7でバッテリAが装着されてい
ないとみなしてビットb00に0を立て、処理Bbに移
行する。もし規定電圧内であれば、処理B3でバッテリ
Aが装着されているとしてビットb00に1を立てる。
処理B4ではバッテリAの残量をチェックし、ローバッ
テリV1以下であれば、残量がないとみなし、処理B6
でバッテリAの残量ビットb02に0を書き込む。処理
B5で、ローバッテリV1以上の残量があれば、ビット
b02に1を書き込む。これで処理Baは終了し、処理
Bbへ移行する。
【0095】処理Bbは、処理B8〜B14からなり、
バッテリBの状態確認を行う。処理B8では、充電回路
23から出力されているバッテリBの分圧出力値を示す
B−VOL信号をA/D変換してRTC43に記録す
る。次に処理B9にて、CPU41は、B−VOL信号
が示すバッテリBの分圧電圧値が規定電圧内に含まれて
いるかを確認し、処理B14で電圧が範囲外の場合は、
バッテリBが装着されていないとみなしてビットb01
に0を立てる。もし規定範囲内であれば、処理B10
で、バッテリBが装着されているとしてビットb01に
1を立てる。処理B11では、バッテリBの残量をチェ
ックし、ローバッテリV1以下であれば、残量がないと
みなし、処理B13で、バッテリAの残量ビットb02
に0を書き込む。処理B12でローバッテリV1以上の
残量があれば、ビットb02に1を書き込む。これで処
理Bは終了する。
【0096】そして処理W4の処理Bの終了後、処理W
5に移行し、バッテリ切替のための処理Sへ移行する。
処理SではRTC43内のバッテリ情報の各ビットに対
してバッテリA、Bの優先順位を決定する処理を行う。
この処理Sを、図12にて説明する。
【0097】図12において、処理S1でCPU41は
RTC43のb06ビットを参照する。このビットb0
6は先に述べた2つのバッテリ選択方式を決めているも
のであり、ビットb06が1の場合は、第1のバッテリ
スロット12に装着されているバッテリAを第1バッテ
リと定義する。また、ビットb06が0の場合は、装着
されているバッテリスロット12、13に関係なく、各
バッテリA,Bの残量に応じて第1バッテリを定義す
る。処理S1にてビットb06の値からバッテリ選択方
式が選択され、b06=1のとき処理S2へ移行する。
処理S2ではバッテリAとバッテリBのどちらかを第1
バッテリとするかを決定する。これはビットbx1の設
定値で選択され、bx1=1であればバッテリAを第1
バッテリトシ、bx1=0であればバッテリBを第1バ
ッテリとする。選択によってバッテリAを第1バッテ
リ、バッテリBを第2バッテリとする処理Sabと、バ
ッテリBを第1バッテリ、バッテリAを第2バッテリと
する処理Sbaに分岐される。また、処理S1によって
処理S3に分岐した場合、ビットb04の残量が多い方
を第1バッテリとするか残量の少ない方を第1バッテリ
とするかを判断する。そして、各々S4、S5のバッテ
リ残量比較ルーチンに移動して上記で述べた処理Sa
b、処理Sbaに分岐される。
【0098】図13はバッテリAの優先使用処理Sab
を示すフローチャート、図14はバッテリBの優先使用
処理Sbaを示すフローチャートである。
【0099】処理SabはバッテリAを優先して使用す
るルーチンである。処理Sab1で、バッテリA使用を
表示するためのLED駆動信号であるA−USE信号が
電源制御回路28によって出力される。次に、処理Sa
b2〜3で、バッテリAの電源供給を許可するFET7
0をオンし、バッテリBのFET71をオフする。これ
により、バッテリAの電源が、ダイオード26を通り、
システム用DC/DC29に供給される。このとき、2
色LED100が橙色に点灯する。判断処理Sab4
で、ローバッテリV1が検出されるまで続けられる。処
理Sab5で、ローバッテリV1が検出されると、次に
使用するバッテリBの残量の確認を行う。これは処理B
においてビットb03に情報が記憶されており、バッテ
リBの残量がない場合に、電源制御回路28はA−LB
信号をハイにすることにより、LED100を赤色に点
灯させる。これにより、ユーザはバッテリの残量が少な
いことを認識する。もしバッテリBの残量がない場合
は、処理Sab6で、電源制御回路28はA−USE信
号をオフし、処理Sab7にてA−LB信号をオンす
る。LED表示回路10のLED100の表示は赤色点
灯になり、ユーザにバッテリ使用時間が残り少ないこと
を警告する。そして、処理Sab8で、システムを駆動
するのに不十分な電圧であるローバッテリV2が検出さ
れると、処理Sab9で、電源制御回路28はシステム
電源をオフする。処理Sab9にて、バッテリBの残量
があると判断されると、上記処理をバッテリBに対して
行う。
【0100】処理Sab10で、バッテリB使用を表示
するためのLED駆動信号であるB−USE信号が電源
制御回路28によって出力される。次に、処理Sab1
1〜12で、バッテリBの電源供給を許可するFET7
1をオンし、バッテリAのFET70をオフする。これ
により、バッテリBの電源がダイオード27を通りシス
テム用DC/DC29に供給される。このとき、2色L
ED101が橙色に点灯する。判断処理Sab13で、
ローバッテリV1が検出されるまで続けられる。電源制
御回路28は、処理Sab13でローバッテリV1が検
出されると、B−LB信号をハイにすることにより、L
ED101を赤色に点灯させる。これにより、ユーザは
バッテリの残量がないことを警告される。そして、処理
Sab16で、システムを駆動するのに不十分な電圧で
あるローバッテリV2が検出されると、処理Sab17
で、電源制御回路28はシステム電源をオフする。
【0101】図14の処理SbaはバッテリBを優先し
て使用するルーチンである。処理内容は、図9で説明し
た内容のバッテリAとバッテリBを交換したものであ
る。
【0102】まず、処理Sba1で、バッテリA使用を
表示するためのLED駆動信号であるB−USE信号が
電源制御回路28によって出力される。次に、処理Sb
a2〜3で、バッテリBの電源供給を許可するFET7
1をオンし、バッテリAのFET70をオフする。これ
により、バッテリBの電源がダイオード27を通り、シ
ステム用DC/DC29に供給される。このとき、2色
LED101が橙色に点灯する。判断処理Sba4で、
ローバッテリV1が検出されるまで続けられる。処理S
ba5で、ローバッテリV1が検出されると、次に使用
するバッテリBの残量の確認を行う。これは処理Bにお
いてビッチb04に情報が記憶されており、バッテリA
の残量がない場合は、電源制御回路28はB−LB信号
をハイにすることにより、LED101を赤色に点灯さ
せる。これにより、ユーザは第2バッテリの残量が少な
いことを認識する。もしバッテリAの残量がない場合
は、処理Sba6で、電源制御回路28はB−USE信
号をオフし、B−LB信号をオンする。LED101の
表示は赤色点滅になり、ユーザはバッテリ使用時間が残
り少ないことを認識する。そして、システムを駆動する
のに不十分な電圧であるローバッテリV2が検出される
と、電源制御回路28は、システム電源をオフする。バ
ッテリAの残量がある場合は、処理Sba10へ移行す
る。処理Sba10で、バッテリAの使用を表示するた
めのLED駆動信号であるA−USE信号が電源制御回
路28によって出力される。次に、処理Sba11〜1
2で、バッテリAの電源供給を許可するFET70をオ
ンし、バッテリBのFET71をオフする。これによ
り、バッテリAの電源がダイオード26を通り、システ
ム用DC/DC29に供給される。このとき、2色LE
D100が橙色に点灯する。この処理は判断処理Sba
13でローバッテリV1が検出されるまで続けられる。
処理Sba13で、ローバッテリV1が検出されると、
電源制御回路28は、A−LB信号をハイにすることに
より、LED100を赤色に点灯させる。これにより、
ユーザはバッテリAの残量がないことを警告される。そ
して、処理Sba16で、システムを駆動するのに不十
分な電圧であるローバッテリV2が検出されると、処理
Sba17で、電源制御回路28はシステム電源をオフ
する。
【0103】以上、処理WによってバッテリA、Bの切
替制御が可能になる。この制御により、スロット指定に
よるバッテリA、Bの選択や、先に完全放電させたいバ
ッテリA、Bを優先的に使用したりすることが可能にな
る。
【0104】図10は電源オフ時のバッテリ定義処理X
を示している。
【0105】処理X1では、電源オフの処理が行われ
る。電源スイッチ5にてオフ信号が出されると、処理X
4、X5が終了するまでシステム用DC/DC29を制
御するDCDC−ON/OFF信号をハイに保持し、判
断処理を行っているPCロジック部22を動作させてい
る。
【0106】次に、判断処理X2にてACアダプタ19
で駆動されているかをチェックする。処理X2でバッテ
リ駆動と判断すると、処理X3にて図11の処理Bを実
行する。
【0107】処理X3を終了後、充電バッテリ切替処理
X4の処理Cを実行する。処理Cは充電するバッテリ
A、Bの順序を定義する処理である。
【0108】図15の処理Cではユーザの設定と処理B
から得たバッテリA、Bの状態とRTC43内のバッテ
リ情報の各ビットから各バッテリA、Bの優先順位を決
定する。処理Bの終了後、処理C1でCPU41はRT
C43のビットb07を参照する。このビットb07は
先に述べた2つのバッテリ選択方式を決めているもので
あり、ビットb07が1の場合は、第1のバッテリスロ
ット12に装着されているバッテリAを第1バッテリと
定義する。また、ビットb07が0の場合は、装着され
ているバッテリスロット12、13に関係なく、各バッ
テリA、Bの残量に応じて第1バッテリを定義する。処
理C1にてビットb07の値からバッテリ選択方式が選
択され、b07=1のとき、処理C2へ移行する。処理
C2ではバッテリAとバッテリBのどちらを第1充電バ
ッテリとするかを決定する。これはビットbx2の設定
値で選択され、bx2=1であれば、バッテリAを第1
バッテリ、0であればバッテリBを第1バッテリとす
る。選択によってバッテリAを第1バッテリ、バッテリ
Bを第2バッテリとする処理CabとバッテリBを第1
バッテリ、バッテリAを第2バッテリとする処理Cba
に分岐される。また、処理C1によって処理C3に分岐
した場合は、ビットb05の残量の多い方を第1バッテ
リとするか残量の少ない方を第1バッテリとするかを判
断する。そして、各々S4、S5のバッテリ残量比較ル
ーチンに移動して上記で述べた処理Cab、処理Cba
に分岐される。
【0109】図16はバッテリAの優先充電処理Cab
を示すフローチャート、図17はバッテリBの優先充電
処理Cbaを示すフローチャートである。
【0110】処理CabはバッテリAを優先して充電す
るルーチンである。まず、処理Cab1で電源制御回路
28からバッテリAの充電を知らせるLED102の駆
動信号であるA−CHG−ON信号が出され、LED1
02が緑色に点灯する。次に、処理Cab2で電源制御
回路28より充電回路23に対してA−CHG信号が出
され、FET74がオンしてバッテリAに充電が開始さ
れる。処理Cab2は処理Cab3でバッテリAが満充
電になるまでA−CHG信号がオンの状態を続ける。判
断処理Cab3により充電終了と判断すると、処理Ca
b4〜5にてバッテリAの充電を終了するため、A−C
HG信号をロー、FET74をオフ、A−CHG−ON
信号をオフにし、LED102を消灯する。次に電源制
御回路28は処理Cab6〜7でバッテリBの充電電源
供給を許可するB−CHG信号をオンし、かつB−CH
G−ON信号をハイにする。これにより、ACアダプタ
19からFET75を介してバッテリAに充電電流が供
給されるとともに、LED103を緑に点灯させ、バッ
テリBが充電していることを表示する。判断処理Cab
8でバッテリB充電終了後、処理9〜10にて電源制御
回路28はB−CHG信号とB−CHG−ON信号をオ
フする。処理Cbaは処理Cabに対してはバッテリB
を優先して充電するルーチンである。処理内容は、処理
Cab6〜Cab10の処理終了後、処理Cab1〜C
ab5を実行する。これで処理Cが終了する。充電終了
後、電源制御回路28の電源制御ロジック回路64はD
CDC−ON/OFF信号をローにし、システム用DC
/DC29をオフする。また、ACアダプタ19が装着
されている場合は、処理X5に移行し、電源制御回路2
8の電源制御ロジック回路64はDCDC−ON/OF
F信号をローにし、システム用DC/DC29をオフ
し、システムをダウンする。
【0111】以上、処理XにてバッテリA、Bの充電制
御が可能になる。例えば、バッテリA、Bの使用順序を
残量の少ない方を優先させ、充電を残量の少ない方から
実行する設定にすれば、メモリ効果の防止になる。ま
た、急きょ商用電源のない場所で携帯型PC1をバッテ
リA、Bにて使用したい場合は、残量の多い方から充電
させる設定にすれば、短時間で満充電にすることも可能
である。
【0112】なお、本発明は携帯型パーソナルコピュー
タについて説明を行ったが、バッテリを2つ以上持つ機
器等種類を選ばないことは明白である。
【0113】図18は本発明の情報処理装置に係る第2
の実施の形態としての携帯型PCの電源系を示すブロッ
ク図である。
【0114】本携帯型PCは、基本的な構成は図2と同
じであるが、図2に示す第1及び第2のバッテリスロッ
ト12、13をインテリジェントバッテリに対応する第
1及び第2のバッテリスロット132、133に置き換
え、第1及び第2のバッテリスロット132、133
に、PCロジック部22のCPU41とバッテリの情報
を交換できる判定手段としてのインテリジェントバッテ
リの専用コントローラ(以下「バッテリIC」とい
う。)131を接続したものである。
【0115】バッテリIC131は、第1及び第2のバ
ッテリスロット132、133に装着されたバッテリ
6、7がインテリジェントバッテリであるか否かを判定
し、その判定結果をPCロジック部22に送るものであ
る。
【0116】本携帯型PCのCPU41は、第1及び第
2のバッテリスロット132、133に装着されたバッ
テリ6、7がバッテリIC131によりインテリジェン
トバッテリであると判定された場合に、バッテリ初期化
定義が発生したとき、ユーザによるバッテリ使用順序設
定に拘らず、当該インテリジェントバッテリを優先的に
使用するよう変更するようになっている。この処理を図
19で説明する。
【0117】図19はバッテリ初期化定義の処理Iのフ
ローチャートである。
【0118】処理Iは第1の実施の形態で説明した処理
Bに置き換わるバッテリ初期化処理であり、ユーザが設
定した内容に対してインテリジェントバッテリが第2バ
ッテリに設定されている場合は、設定内容を変更する。
このために、新たにバッテリの情報ビットとしてRTC
43にビットbaとビットbbを用意する。ビットb
a、bbはバッテリのタイプを記憶するビットであり、
ビットbaはバッテリA、ビットbbはバッテリBに対
応しており、共に1でインテリジェントバッテリ、0で
インテリジェントでないバッテリとしている。CPU4
1によって初期設定は共に0にしておく。
【0119】まず、処理I0で図9の処理Bを実行す
る。次に処理I1でバッテリAがインテリジェントバッ
テリかを判断する。これはバッテリIC131によって
判断される。もし、インテリジェントバッテリであるな
ら、処理I2でビットbaに1を書き込む。普通のバッ
テリであればビットbaに0が書き込まれる。同様にバ
ッテリBについても判断を行う(処理I4〜I6)。そ
して、判断処理I7でどちらもインテリジェントバッテ
リでない場合は、処理Iを終了し、ユーザの設定内容を
変更しない。もし、一方がインテリジェントバッテリで
あれば、処理I7によって処理I8に移行する。処理I
8ではCPU41がビットbaを参照して、バッテリA
がインテリジェントバッテリであるかを判断し、処理I
9でユーザの設定に拘らず、bx1=1、bx2=1、
b06=1に設定する。これはバッテリA、バッテリB
が共にインテリジェントバッテリである場合に、強制的
にバッテリAを第1バッテリにする処理である。また、
バッテリAがインテリジェントバッテリでない場合は、
処理I7よりバッテリBがインテリジェントバッテリで
あるので、CPU41は処理I10にて、bx1=0、
bx2=0、b07=1に変更する。これにより、バッ
テリBが第1バッテリとなる。以上の処理Iによってユ
ーザの設定内容に拘らず、インテリジェントバッテリが
第1バッテリに定義され使用される。上記処理Iは、図
9、図10の処理W、処理Xの処理W4と処理X3の処
理Bと置き換えることにより、ユーザの設定内容に対し
て一部変更を行い、インテリジェントバッテリを最優先
して使用する制御が可能にする。
【0120】このような本携帯型PCによれば、インテ
リジェントバッテリを装着した場合に、このバッテリの
装着が認識され、自動的に第1バッテリとされ、これに
よってバッテリのインテリジェントな情報を得ることに
よりバッテリの残量等を管理するアプリケーションを使
用する場合等に有効となり、当該バッテリのインテリジ
ェントな機能を優先的に利用することができる。
【0121】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0122】請求項1記載の発明によれば、バッテリの
入替交換を行うことなく、電源オン・オフ時にバッテリ
の使用順序を任意に設定できるので、使用順序を残量の
少ない方を優先させてメモリ効果の防止やバッテリの有
効利用が図れ、しかもバッテリの使用勝手が良好なバッ
テリ制御装置を提供することができる。
【0123】請求項2記載の発明に係るバッテリ制御装
置よれば、バッテリの入替交換を行うことなく、電源オ
ン・オフ時にバッテリの使用順序及び充電順序を任意に
設定できるので、使用を残量の少ない方を優先させ、充
電を残量の少ない方を優先させてメモリ効果の防止やバ
ッテリの有効利用がより図れ、しかもバッテリの使用勝
手が良好なバッテリ制御装置を提供することができる。
【0124】請求項3記載の発明によれば、インテリジ
ェントバッテリが持っている機能の有効利用を図ること
ができる。
【0125】請求項4記載の発明によれば、バッテリの
入替交換を行うことなく、電源オン・オフ時にバッテリ
の使用順序を任意に設定できるので、使用順序を残量の
少ない方を優先させてメモリ効果の防止やバッテリの有
効利用が図れ、しかもバッテリの使用勝手が良好な情報
処理装置を提供することができる。
【0126】請求項5記載の発明によれば、バッテリの
入替交換を行うことなく、電源オン・オフ時にバッテリ
の使用順序を任意に設定できるので、使用順序を残量の
少ない方を優先させてメモリ効果の防止やバッテリの有
効利用が図れ、しかもバッテリの使用勝手が良好なバッ
テリ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態における電源系を示すブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施の形態におけるPCロジック部の構
成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態における電源制御回路の構成
を示すブロック図である。
【図5】第1の実施の形態におけるLED表示部及び表
示制御回路の構成を示す回路図である。
【図6】第1の実施の形態におけるバッテリ切替回路の
構成を示す回路図である。
【図7】第1の実施の形態における充電回路の構成を示
す回路図である。
【図8】第1の実施の形態におけるバッテリ使用順序設
定処理を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施の形態における電源オン時のバッテ
リ定義処理を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施の形態における電源オフ時のバッ
テリ定義処理を示すフローチャートである。
【図11】第1の実施の形態におけるバッテリ初期化処
理を示すフローチャートである。
【図12】第1の実施の形態におけるバッテリ選択処理
を示すフローチャートである。
【図13】第1の実施の形態におけるバッテリAの優先
使用処理を示すフローチャートである。
【図14】第1の実施の形態におけるバッテリBの優先
使用処理を示すフローチャートである。
【図15】第1の実施の形態におけるバッテリ充電処理
を示すフローチャートである。
【図16】第1の実施の形態におけるバッテリAの優先
充電処理を示すフローチャートである。
【図17】第1の実施の形態におけるバッテリBの優先
充電処理を示すフローチャートである。
【図18】第2の実施の形態におけるの電源系を示すブ
ロック図である。
【図19】第2の実施の形態におけるバッテリ初期化処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯型PC(情報処理装置) 4 キーボード 6、7 バッテリ 21 電源制御部(バッテリ制御装置) 41 CPU(設定手段,制御手段) 131 バッテリIC(判定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバッテリを制御するバッテリ制御
    装置において、指定操作により前記複数のバッテリの使
    用順序を設定する設定手段と、この設定手段により設定
    された使用順序に従い前記各バッテリの使用制御を行う
    制御手段とを有することを特徴とするバッテリ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のバッテリを制御するバッテリ制御
    装置において、指定操作により前記複数のバッテリの使
    用順序を設定する使用順序設定手段と、指定操作により
    前記複数のバッテリの充電順序を設定する充電順序設定
    手段と、前記使用順序設定手段により設定された使用順
    序に従い前記各バッテリの使用制御を行うとともに、前
    記充電順序設定手段により設定された充電順序に従い前
    記各バッテリの充電制御を行う制御手段とを有すること
    を特徴とするバッテリ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリが電池電圧又は電池残量を
    含む情報を通信可能なインテリジェントバッテリである
    か否かを判定する判定手段を備え、前記制御手段は、前
    記判定手段によりインテリジェントバッテリであると判
    定された場合に、前記設定手段による設定に拘らず、当
    該インテリジェントバッテリを優先的に使用することを
    特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ制御装置。
  4. 【請求項4】 本体に複数のバッテリが着脱可能な情報
    処理装置において、指定操作により前記複数のバッテリ
    の使用順序を設定する設定手段と、この設定手段により
    設定された使用順序に従い前記各バッテリの使用制御を
    行う制御手段とを有することを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 複数のバッテリを制御するバッテリ制御
    方法において、指定操作により前記複数のバッテリの使
    用順序を設定する第1のステップと、この第1のステッ
    プにて設定された使用順序に従い前記各バッテリの使用
    制御を行う第2のステップとを含むことを特徴とするバ
    ッテリ制御方法。
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