JP2020072577A - 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020072577A
JP2020072577A JP2018205863A JP2018205863A JP2020072577A JP 2020072577 A JP2020072577 A JP 2020072577A JP 2018205863 A JP2018205863 A JP 2018205863A JP 2018205863 A JP2018205863 A JP 2018205863A JP 2020072577 A JP2020072577 A JP 2020072577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
communication unit
power
unit
authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018205863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7358043B2 (ja
Inventor
航 立和
Wataru Tachiwa
航 立和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018205863A priority Critical patent/JP7358043B2/ja
Priority to EP19879169.1A priority patent/EP3876391A4/en
Priority to PCT/JP2019/040205 priority patent/WO2020090421A1/ja
Priority to CN201980071848.4A priority patent/CN112970170A/zh
Priority to KR1020217011626A priority patent/KR102614514B1/ko
Publication of JP2020072577A publication Critical patent/JP2020072577A/ja
Priority to US17/239,393 priority patent/US11431207B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7358043B2 publication Critical patent/JP7358043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/80Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the exchange of data, concerning supply or distribution of electric power, between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/00032Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries characterised by data exchange
    • H02J7/00045Authentication, i.e. circuits for checking compatibility between one component, e.g. a battery or a battery charger, and another component, e.g. a power source

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】適切な通信を用いた機器認証を行うする。【解決手段】受電装置101は、第1通信部206が行う通信より高速な通信を行う第2通信部207を用いて送電装置と通信を行うことができる場合は、第2通信部207を用いて送電装置の機器認証を行う。また、受電装置101は、第2通信部207を用いて送電装置と通信を行うことができない場合は、第2通信部207が行う通信よりも低速な通信を行う第1通信部206を用いて送電装置の機器認証を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、受電装置、送電装置、制御方法及びプログラムに関する。
近年、非接触充電システム等の無線電力伝送システムの技術開発が広く行われている。特許文献1には、非接触充電の標準化団体Wireless Power Consortium(WPC)が策定する規格(以下、「WPC規格」と呼ぶ)に準拠した送電装置及び受電装置が開示されている。特許文献2には、電力伝送が行われる前に、非接触充電の送電装置と受電装置との間で機器認証が行われることが開示されている。特許文献2によれば、送電装置が送電コイルを介して受電装置にチャレンジデータを送信し、受電装置はチャレンジデータに対して認証用演算を施すことによって生成したレスポンスデータを、受電コイルを介して送電装置へ送信する。そして、送電装置は、受電装置から送信されたレスポンスデータを受信すると、照合データを用いた照合処理によって機器認証を実行し、その機器認証の結果に基づいて電力伝送を行う。
特開2016−007116号公報 特開2010−104097号公報
しかしながら、送電コイルと受電コイルを介して機器認証を行い、その結果に基づいて電力伝送を開始する場合には、電力伝送の開始が遅くなり、ユーザの利便性が損なわれる場合があった。すなわち、送電装置と受電装置が高速な通信を行う機能を有しているにもかかわらず、低速な通信により機器認証を行う場合は、ユーザの利便性が損なわれてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、適切な通信を用いた機器認証を行うことを目的とする。
本発明の一態様による受電装置は、送電装置から無線で受電する受電手段と、少なくとも、前記送電装置と通信を行う第1通信手段と、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、を含む複数の通信手段と、前記送電装置の機器認証を行う認証部と、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第2通信手段を選択し、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第2通信手段が行う通信よりも低速な通信を行う通信手段を選択する選択手段と、を有し、前記受電手段は、前記選択手段により選択された通信手段を用いて行われた前記機器認証の結果に基づいて受電することを特徴とする。
本発明によれば、適切な通信を用いた機器認証を行うことができる。
非接触充電システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る受電装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る送電装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る別の送電装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る送電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る別の送電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 非接触充電システムで実行される処理の流れの例を示す図である。 別の非接触充電システムで実行される処理の流れの例を示す図である。 (A)はI&Cフェーズの通信シーケンスを示す図であり、(B)は機器認証のための通信シーケンスを示す図であり、(C)はNegotiationフェーズの通信シーケンスを示す図である。 第2の実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は本発明の技術的思想を説明するための一例にすぎず、本発明を実施形態で説明される構成や方法に限定することは意図されていない。
<第1の実施形態>
(システムの構成)
図1に、本実施形態に係る非接触充電システム(無線電力伝送システム)の構成例を示す。本システムは、受電装置101と送電装置102を含んで構成される。以下では、受電装置をRXと呼び、送電装置をTXと呼ぶ場合がある。TX102は、充電台103に載置されたRX101に対して無線で送電する電子機器である。RX101は、TX102から無線により送られる電力を受けて、内蔵バッテリを充電する電子機器である。以下では、RX101が充電台103に載置された場合を例にして説明を行う。ただし、TX102がRX101に送電するうえで、RX101はTX102の送電可能範囲104の中に存在していれば、充電台103の上に載置されなくてもよい。
なお、RX101とTX102は非接触充電以外のアプリケーションを実行する機能を有しうる。RX101の一例はスマートフォンであり、TX102の一例はそのスマートフォンを充電するためのアクセサリ機器である。RX101及びTX102は、ハードディスク装置やメモリ装置などの記憶装置であってもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置であってもよい。また、RX101及びTX102は、例えば、撮像装置(カメラやビデオカメラ等)やスキャナ等の画像入力装置であってもよいし、プリンタやコピー機、プロジェクタ等の画像出力装置であってもよい。
また、本実施形態では、1つのRX101及びTX102が示されているが、複数のRX101が、1つのTX102又はそれぞれ別個のTX102から送電される構成においても適用することができる。
本システムは、WPC規格に基づいて、非接触充電のための電磁誘導方式を用いた無線電力伝送を行う。すなわち、RX101とTX102は、RX101の受電コイルとTX102の送電コイルとの間で、WPC規格に基づく非接触充電のための無線電力伝送を行う。なお、本システムに適用される無線電力伝送方式(非接触電力伝送方法)は、WPC規格で規定された方式に限られず、他の電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した方式であってもよい。また、本実施形態では、無線電力伝送が非接触充電に用いられるものとするが、非接触充電以外の用途で無線電力伝送が行われてもよい。
WPC規格では、RX101がTX102から受電する際に保証される電力の大きさが、Guaranteed Power(以下、「GP」と呼ぶ)と呼ばれる値によって規定される。GPは、例えばRX101とTX102の位置関係が変動して受電コイルと送電コイルとの間の送電効率が低下したとしても、RX101の負荷(例えば、充電用の回路等)への出力が保証される電力値を示す。例えばGPが5ワットの場合、受電コイルと送電コイルの位置関係が変動して送電効率が低下したとしても、TX102は、RX101内の負荷へ5ワットを出力することができるように制御して送電を行う。
本実施形態に係るRX101とTX102は、WPC規格に基づく送受電制御のための通信と、機器認証のための通信とを行う。まず、WPC規格に基づく送受電制御のための通信について説明する。WPC規格では、電力伝送が実行されるPower Transferフェーズと実際の電力伝送が行われる前のフェーズとを含んだ、複数のフェーズが規定され、各フェーズにおいて必要な送受電制御のための通信が行われる。電力伝送前のフェーズは、Selectionフェーズ、Pingフェーズ、Identification and Configurationフェーズ、Negotiationフェーズ、Calibrationフェーズを含む。なお、以下では、Identification and ConfigurationフェーズをI&Cフェーズと呼ぶ。
Selectionフェーズでは、TX102が、Analog Pingを間欠的に送信し、物体が充電台103に載置されたこと(例えば充電台103にRX101や導体片等が載置されたこと)を検出する。TX102は、Analog Pingを送電した時の送電コイルの電圧値と電流値の少なくともいずれか一方を検出し、電圧値がある閾値を下回る場合又は電流値がある閾値を超える場合に物体が存在すると判断し、Pingフェーズに遷移する。
Pingフェーズでは、TX102が、Analog Pingより大きい電力が大きいDigital Pingを送信する。Digital Pingの大きさは、充電台103の上に載置されたRX101の制御部が起動するのに十分な電力である。RX101は、受電電圧の大きさをTX102へ通知する。このように、TX102は、そのDigital Pingを受信したRX101からの応答を受信することにより、Selectionフェーズにおいて検出された物体がRX101であることを認識する。TX102は、受電電圧値の通知を受けると、I&Cフェーズに遷移する。
I&Cフェーズでは、TX102は、RX101を識別し、RX101から機器構成情報(能力情報)を取得する。そのため、RX101は、ID Packet及びConfiguration PacketをTX102に送信する。ID PacketにはRX101の識別情報が含まれ、Configuration Packetには、RX101の機器構成情報(能力情報)が含まれる。ID Packet及びConfiguration Packetを受信したTX102は、アクノリッジ(ACK)で応答する。そして、I&Cフェーズが終了する。
Negotiationフェーズでは、RX101が要求するGPの値やTX102の送電能力等に基づいてGPの値が決定される。
Calibrationフェーズでは、WPC規格に基づいて、RX101が受電電力値をTX102へ通知し、TX102が、効率よく送電するための調整を行う。
Power Transferフェーズでは、送電の開始、継続、及びエラーや満充電による送電停止等のための制御を行う。
TX102とRX101は、これらの送受電制御のための通信を、WPC規格に基づいて無線電力伝送と同じアンテナ(コイル)を用いて送電電力に信号を重畳する通信(以下、「第1通信」と呼ぶ)により行う。なお、TX102とRX101との間で、WPC規格に基づく第1通信が可能な範囲は、TX102の送電可能範囲とほぼ同様である。図1において、送電可能範囲104は、TX102とRX101の送受電コイルにより無線電力伝送と第1通信が可能な範囲を表している。
本実施形態に係るRX101は、GPを決定することに先立って、TX102との間で電子証明書を用いたチャレンジ・レスポンス型の通信を行い、TX102を機器認証する。すなわち、機器認証のための通信を行う。本実施形態において、機器認証の結果に基づいて、上記NegotiationフェーズにおいてTX102に要求するGPを決定する。このため、機器認証は、Negotiationフェーズより前に終了している必要がある。
RX101は、この機器認証に成功したTX102に対して、GPを15ワットとするように要求し、機器認証に成功しなかったTX102に対してはGPを5ワットとするように要求する。なお、GPは15ワットと5ワット以外の組み合わせに限られず、機器認証が成功したTX102とのGPが、機器認証に成功しなかった場合のGPより大きい値であれば、どのような値の組み合わせでもよい。すなわち、RX101は、機器認証に成功したTX102との間においてのみ、大きなGPでの送受電が行われるように要求する。このように、機器認証の結果に基づいて、GPを決定することにより、WPC規格等で定められた所定の試験に合格し、大きなGPでの送電が可能であると認められるTX102からのみ大きなGPで受電可能とすることができる。なお、機器認証に成功しない場合には、TX102がこの機器認証を行う機能を有さない場合や機器認証の機能を有するが失敗した場合などが含まれる。
本実施形態では、RX101とTX102は、機器認証のための通信を、無線電力伝送と同じアンテナを用いる第1通信で行うか、または、無線電力伝送とは別のアンテナと周波数を用いる通信(以下「第2通信」と呼ぶ)で行う。ここで、第2通信は第1通信よりも高速な通信が可能であるとする。具体的には、第2通信に用いられる電磁波は、第1通信に用いられる電磁波よりも高い周波数帯域とする。本実施形態において、RX101は、TX102が第2通信可能である場合には第2通信を用いて機器認証を行い、第2通信不可能である場合は第1通信を用いて機器認証を行う。この処理については後述する。
第2通信の一例として、本実施形態においては、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下では「BLE」と呼ぶ)規格に準拠する通信方式を用いて行われるものとする。また、TX102は、BLEのPeripheralの役割で動作し、RX101はBLEのCentralの役割で動作するものとするが、これらのBLEの役割は逆でもよい。また、第2通信は、IEEE802.11規格シリーズの無線LAN(例えばWi−Fi(登録商標))、ZigBee、NFC(Near Field Communication)等の他の通信方式によって行われてもよい。なお、TX102が第2通信を行うことが可能であり、かつRX101が送電可能範囲104に存在する時は、RX101とTX102は第2通信で情報のやりとりが可能であるとする。
(装置構成)
続いて、本実施形態に係る受電装置101(RX101)及び送電装置102(TX102)の構成について説明する。なお、以下で説明する構成は一例に過ぎず、説明される構成の一部(場合によっては全部が)他の同様の機能を果たす他の構成と置き換えられ又は省略されてもよく、さらなる構成が説明される構成に追加されてもよい。さらに、以下の説明で示される1つのブロックが複数のブロックに分割されてもよいし、複数のブロックが1つのブロックに統合されてもよい。
図2は、本実施形態に係るRX101の構成例を示す図である。RX101は、制御部201、バッテリ202、受電部203、検出部204、受電コイル205、第1通信部206、第2通信部207、通知部208、操作部209、メモリ210、タイマ211、充電部212、及び通信アンテナ213を有する。さらに、RX101は、認証部214、選択部215、及び判定部216を有する。
制御部201は、例えばメモリ210に記憶されている制御プログラムを実行することにより、RX101の全体を制御する。すなわち、制御部201は、図2で示す各機能部を制御する。また、制御部201は、RX101における機器認証のための通信を含む受電制御に関する制御を行う。さらに、制御部201は、無線電力伝送以外のアプリケーションを実行するための制御を行ってもよい。制御部201は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つ以上のプロセッサを含んで構成される。なお、制御部201は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理に専用のハードウェアで構成されてもよい。また、制御部201は、所定の処理を実行するようにコンパイルされたFPGA(Field Programmable Gate Array)等のアレイ回路を含んで構成されてもよい。制御部201は、各種処理を実行中に記憶しておくべき情報をメモリ210に記憶させる。また、制御部201は、タイマ211を用いて時間を計測しうる。また、制御部201は、第2通信部207を介してTX102と通信を行うことができるか否かを判定する判定部の機能を有していてもよい。
バッテリ202は、RX101全体に対して、制御部201によるRX101の制御や、受電と通信に必要な電力を供給する。また、バッテリ202は、受電コイル205を介して受信された電力を蓄電する。
受電コイル205において、TX102の送電コイル305から放射された電磁波により誘導起電力が発生し、受電部203は、受電コイル205において発生した電力を取得する。受電部203は、受電コイル205において電磁誘導により生じた交流電力を取得する。そして、受電部203は、交流電力を直流又は所定周波数の交流電力に変換して、バッテリ202を充電するための処理を行う充電部212に電力を出力する。すなわち、受電部203は、RX101における負荷に対して電力を供給する。上述のGPは、受電部203から出力されることが保証される電力量である。
検出部204は、WPC規格に基づいて、RX101が充電台103に載置されていることを検出する。検出部204は、例えば、受電部203が受電コイル205を介してWPC規格のDigital Pingを受電した時の受電コイル205の電圧値と電流値のうち少なくともいずれか一方を検出する。検出部204は、例えば、電圧値が所定の電圧閾値を下回る場合又は電流値が所定の電流閾値を超える場合に、RX101が充電台103に載置されていると判定することができる。
第1通信部206は、TX102との間で、上述のようなWPC規格に基づく制御通信を行う。第1通信部206は、受電コイル205から入力された電磁波を復調してTX102から送信された情報を取得し、その電磁波を負荷変調することによってTX102へ送信すべき情報を電磁波に重畳することにより、TX102との間で第1通信を行う。すなわち、第1通信部206で行う第1通信は、TX102の送電コイルから送信される電磁波に重畳されて行われる。
第2通信部207は、受電コイル205とは異なる通信アンテナ213を用いる第2通信を行う。第2通信は、上述したように、第1通信よりも高速な通信である。具体的には、第2通信に用いられる電磁波は、第1通信に用いられる電磁波よりも高い周波数帯域である。第2通信部207は、TX102との間で機器認証のための通信を行う。なお、第2通信部207は、これに加えて、機器認証のための通信以外の通信を行ってもよい。第2通信部207は、例えばBLEの規格に準拠する通信を行うために必要な変復調回路や通信プロトコル処理機能を有する。また、第2通信部207は、機器認証のための通信以外の受電制御に関する通信を、第1通信部206の代わりに行ってもよい。
通知部208は、視覚的、聴覚的、触覚的等の任意の手法で、ユーザに対して情報を通知する。通知部208は、例えば、RX101の充電状態や、図1のようなTX102及びRX101を含む無線電力伝送システムの電力伝送に関する状態を、ユーザに通知する。通知部208は、例えば、液晶ディスプレイやLED、スピーカ、振動発生回路、その他の通知デバイスを含んで構成される。
操作部209は、ユーザからのRX101に対する操作を受け付ける受付機能を有する。操作部209は、例えば、ボタンやキーボード、マイク等の音声入力デバイス、加速度センサやジャイロセンサ等の動き検出デバイス、又はその他の入力デバイスを含んで構成される。なお、タッチパネルのように、通知部208と操作部209とが一体化されたデバイスが用いられてもよい。
メモリ210は、上述のように、識別情報や機器構成情報などの各種情報や制御プログラムなどを記憶する。なお、メモリ210は、制御部201と異なる機能部によって得られた情報を記憶してもよい。タイマ211は、例えば起動された時刻からの経過時間を測定するカウントアップタイマや、設定された時間からカウントダウンするカウントダウンタイマ等によって、計時を行う。
認証部214は、第1通信部206又は第2通信部207を介した通信によって、TX102の機器認証を行う。本実施形態において、機器認証は、上述した電子証明書に関する情報を用いた認証をいう。また、選択部215は、認証部214が行う機器認証の際に用いる通信部として、第1通信部206と第2通信部207のうちいずれか一方を選択する。この選択部215の選択結果に基づいて、制御部201は、機器認証に用いる通信部を制御する。
図3は本実施形態に係るTX102の構成例を示す図である。TX102は、一例において、制御部301、電源部302、送電部303、検出部304、送電コイル305、第1通信部306、第2通信部307、通知部308、操作部309、メモリ310、タイマ311、及び、通信アンテナ312を有する。また、TX102は、認証部313及び選択部314を有する。
制御部301は、例えばメモリ310に記憶されている制御プログラムを実行することにより、TX102の全体を制御する。すなわち、制御部301は、図3で示す各機能部を制御する。また、制御部301は、TX102における機器認証のための通信を含む送電制御に関する制御を行う。さらに、制御部301は、無線電力伝送以外のアプリケーションを実行するための制御を行ってもよい。制御部301は、例えばCPUやMPU等の1つ以上のプロセッサを含んで構成される。なお、制御部301は、特定用途向け集積回路(ASIC)等の特定の処理に専用のハードウェアや、所定の処理を実行するようにコンパイルされたFPGA等のアレイ回路を含んで構成されてもよい。制御部301は、各種処理を実行中に記憶しておくべき情報をメモリ310に記憶させる。また、制御部301は、タイマ311を用いて時間を計測しうる。また、制御部301は、第2通信部307を介してRX101と通信を行うことができるか否かを判定する判定部の機能を有していてもよい。
電源部302は、TX102全体に対して、制御部301によるTX102の制御や、送電と通信に必要な電力を供給する。電源部302は、例えば、商用電源またはバッテリである。バッテリには、商用電源から供給される電力が蓄電される。
送電部303は、電源部302から入力される直流又は交流電力を、無線電力伝送に用いる周波数帯の交流周波数電力に変換し、その交流周波数電力を送電コイル305へ入力することによって、RX101に受電させるための電磁波を発生させる。なお、送電部303によって生成される交流電力の周波数は、例えば数百kHz(例えば、110kHz〜205kHz)程度であり、第2通信において使用される、例えば、BLEの通信周波数(2.4GHz)とは異なる。送電部303は、制御部301の指示に基づいて、RX101に送電を行うための電磁波を送電コイル305から出力させるように、交流周波数電力を送電コイル305へ入力する。また、送電部303は、送電コイル305に入力する電圧(送電電圧)又は電流(送電電流)、又はその両方を調節することにより、出力させる電磁波の強度を制御する。送電電圧又は送電電流を大きくすると電磁波の強度が強くなり、送電電圧又は送電電流を小さくすると電磁波の強度が弱くなる。また、送電部303は、制御部301の指示に基づいて、送電コイル305からの送電が開始又は停止されるように、交流周波数電力の出力制御を行う。
検出部304は、WPC規格に基づいて、充電台103に物体が載置されているかを検出する。検出部304は、具体的には、充電台103のInterface Surfaceに物体が載置されたか否かを検出する。検出部304は、例えば、送電部303が、送電コイル305を介してWPC規格のAnalog Pingを送電した時の送電コイル305の電圧値と電流値の少なくとも一方を検出する。なお、検出部304は、インピーダンスの変化を検出してもよい。そして、検出部304は、電圧が所定電圧値を下回る場合又は電流値が所定電流値を超える場合に、充電台103に物体が載置されていると判定しうる。なお、この物体が受電装置であるかその他の異物であるかは、続いて第1通信部306によって第1通信で送信されるDigital Pingに対して所定の応答の有無により判定される。すなわち、TX102が所定の応答を受信した場合には、その物体が受電装置であると判定され、そうでなければ、その物体が受電装置ではない物体であると判定される。
第1通信部306は、RX101との間で、上述のようなWPC規格に基づく制御通信を行う。第1通信部306は、送電コイル305から出力される電磁波を変調し、RX101へ情報を伝送して、第1通信を行う。また、第1通信部306は、送電コイル305から出力されてRX101において変調された電磁波を復調してRX101が送信した情報を取得する。すなわち、第1通信部306で行う第1通信は、送電コイル305から送信される電磁波に重畳されて行われる。
第2通信部307は、送電コイル305とは異なる通信アンテナ312を用いる第2通信を行う。第2通信は、上述したように、第1通信よりも高速な通信である。具体的には、第2通信に用いられる電磁波は、第1通信に用いられる電磁波よりも高い周波数帯域である。第2通信部307は、RX101との間で機器認証のための通信を行う。なお、第2通信部307は、これに加えて、機器認証のための通信以外の通信を行ってもよい。第2通信部307は、例えばBLEの規格に準拠する通信を行うために必要な変復調回路や通信プロトコル処理機能を有する。また、第2通信部307は、機器認証のための通信以外の送電制御に関する通信を、第1通信部306の代わりに行ってもよい。
通知部308は、視覚的、聴覚的、触覚的等の任意の手法で、ユーザに対して情報を通知する。通知部308は、例えば、TX102の充電状態や、図1のようなTX102とRX101とを含む無線電力伝送システムの電力伝送に関する状態を示す情報を、ユーザに通知する。通知部308は、例えば、液晶ディスプレイやLED、スピーカ、振動発生回路、その他の通知デバイスを含んで構成される。
操作部309は、ユーザからのTX102に対する操作を受け付ける受付機能を有する。操作部309は、例えば、ボタンやキーボード、マイク等の音声入力デバイス、加速度センサやジャイロセンサ等の動き検出デバイス、又はその他の入力デバイスを含んで構成される。なお、タッチパネルのように、通知部308と操作部309とが一体化されたデバイスが用いられてもよい。
メモリ310は、第2通信が可能であることを表す情報などの各種情報や制御プログラムなどを記憶する。なお、メモリ310は、制御部301と異なる機能部によって得られた情報を記憶してもよい。タイマ311は、例えば起動された時刻からの経過時間を測定するカウントアップタイマや、設定された時間からカウントダウンするカウントダウンタイマ等によって、計時を行う。
認証部313は、第1通信部306又は第2通信部307を介した通信によって、RX101から機器認証を受けるために機能する。また、認証部313は、RX101を機器認証する機能を備えていてもよい。また、選択部314は、認証部313が行う機器認証の際に用いる通信部として、第1通信部306と第2通信部307のうちいずれか一方を選択する。この選択部314の選択結果に基づいて、制御部301は、機器認証に用いる通信部を制御する。
図4は、本実施形態に係る別のTX402の構成例を示す図である。このTX402は、第2通信部及び選択部を持たない点が、図3で示すTX402と異なる点である。このTX402は第2通信部を持たないため、送電コイル305を介した第1通信によりRX101との間の機器認証が行われる。その他の構成については図3で説明したTX102と同じである。
(処理の流れ)
続いて、RX101及びTX102が実行する処理の流れの例について説明する。
[受電装置における処理]
図5は、RX101が実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。本処理は、例えばRX101の制御部201がメモリ210から読み出したプログラムを実行することによって実現されうる。なお、以下の手順の少なくとも一部がハードウェアによって実現されてもよい。この場合のハードウェアは、例えば、所定のコンパイラを用いて、各処理ステップを実現するためのプログラムからFPGA等のゲートアレイ回路を用いた専用回路を自動的に生成することによって実現されうる。また、本処理は、RX101の電源がオンとされたことに応じて、バッテリ202若しくはTX102からの給電によりRX101が起動したことに応じて、又はRX101のユーザが非接触充電アプリケーションの開始指示を入力したことに応じて、実行されうる。また、他の契機によって本処理が開始されてもよい。
RX101は、送受電に関する処理の開始後、WPC規格のSelectionフェーズとPingフェーズとして規定される処理を実行し、自装置がTX102に載置されるのを待つ(S501)。そして、RX101は、例えば、TX102からのDigital Pingを検出することによって、TX102の充電台103に載置されたことを検出する。そして、RX101は、Digital Pingを検出すると、Signal Strength Packet(受電電圧値)をTX102に送信する。
RX101は、自装置がTX102の充電台103に載置されたことを検出すると、第1通信により、WPC規格のI&Cフェーズとして規定される処理を実行して、TX102へ識別情報と機器構成情報(能力情報)を送信する(S502)。
図10(A)に、I&Cフェーズの通信の流れを示す。I&Cフェーズでは、RX101は、Identification Packet(ID Packet)をTX102へ送信する(F1011)。ID Packetには、RX101の個体ごとの識別情報であるManufacturer CodeとBasic Device IDのほかに、RX101の能力情報として対応しているWPC規格のバージョンを特定可能な情報要素が格納される。
RX101は、さらに、Configuration PacketをTX102へ送信する(F1012)。Configuration Packetには、RX101の能力情報として、以下の情報が含まれる。すなわち、RX101が負荷に供給できる最大電力を特定する値であるMaximum Power Valueや、WPC規格のNegotiation機能を有するか否かを示す情報である。ここで、RX101は、能力情報にRX101がBLE通信可能であることを表す情報を含めて送信する。このBLE通信可能であることを示す情報は上記ID Packet、Configuration Packet、又は他のパケットに含めて送信する。なお、第2通信の通信方式はBLEに限らず、他の方式でもよいが、本実施形態では、BLEを例として説明する。また、RX101は、機器認証を行う機能を有することを、このI&CフェーズでTX102に通知することができる。例えば、RX101は、機器認証を行う機能を有することを示す情報を、ID Packet、Configuration Packet、又は他のパケットに含めて送信することができる。
TX102は、これらのパケットを受信すると、ACKを送信し(F1013)、I&Cフェーズが終了する。なお、RX101は、WPC規格のI&Cフェーズの通信以外の方法で、RX101の識別情報と機器構成情報(能力情報)をTX102に通知してもよい。また、RX101の個体ごとの識別情報は、Wireless Power IDやRX101の第2通信部207に固有のBluetooth Address(以下では「BD_ADDR」と呼ぶ)等であってもよい。また、RX101の個体ごとの識別情報は、RX101の個体を識別可能な任意の他の識別情報であってもよい。能力情報として、上記以外の情報を含んでいてもよい。
続いて、図5に戻り、RX101はタイマを用いた計時を開始する(S503)。所定時間の間、S502で送信した自装置の識別情報を含むBLEのアドバタイジングパケットを待ち受ける(S504でNO、S511でNO)。ここで、TX102はS502の第1通信でRX101から送信したRX101の識別情報をアドバタイジングパケットに含めて送信するものとする。例えば、BLEのアドバタイジングパケットのAD Typeを所定値にすることで、このパケットがRX101の識別情報を含んでいることを示すように定義しておく。すなわち、AD Typeがその所定値である場合、AD DataにRX101の識別情報が含まれることを事前に定義しておく。そして、この定義がTX102とRX101との間で共有されることにより、RX101側において自装置の識別情報を含むアドバタイジングパケットを待ち受けることができる。
RX101は、自装置の識別情報を含むアドバタイジングパケットを受信した場合(S504でYES)には、そのアドバタイジングパケットのヘッダ部に含まれるBD_ADDRに対して、BLEの接続要求であるCONNECT_REQを送信する。そして、RX101とTX102はBLE接続を確立する(S505)。すなわち、S504、S505の処理により、RX101は、自装置が載置されたTX102とのBLE接続を確立することができる。これにより、RX101とTX102は、通信アンテナ213と通信アンテナ312を介して第2通信を行うことができる。なお、アドバタイジングパケットに、自装置の識別情報に代わる別の情報が含まれていて、その情報により、RX01が、自装置が載置されたTX01がアドバタイジングパケットを送信したことを認識することができるようにしてもよい。この場合は、制御部201は、TX102が第2通信部207と第2通信を行うことができると判定する。そして、選択部215は、機器認証を行う通信部として第2通信部207を選択することになる。なお、第2通信を行うことができるとは、第2通信を行うことができる状態にあることをいう。一方、第2通信を行うことができないとは、第2通信を行う機能を有さないことや、第2通信を行う機能を有していても、その機能がオフされている状態にあることをいう。
続いて、RX101の認証部214は、上記で接続確立したBLEによる第2通信にてTX102と機器認証を行う(S506)。ここで、RX101とTX102との間で行われる機器認証のための通信の内容を、図10(B)を用いて説明する。なお、本実施形態の機器認証は、電子証明書を用いたチャレンジ・レスポンス型の機器認証とし、RX101がTX102を認証するものとする。なお、TX102がRX101を認証するようにしても良いし、双方が相手を認証するようにしてもよい。
RX101は、TX102に対してチャレンジテキストを送信するイニシエータとして動作し、TX102はRX101から受信したチャレンジテキストを暗号化してRX101に送信するレスポンダとして動作する。まず、イニシエータであるRX101は、GET_DIGESTSメッセージを、レスポンダであるTX102に送信する(F1001)。GET_DIGESTSは、その受信機器(TX102)が有する電子証明書に関する情報を要求するメッセージである。TX102は、GET_DIGESTSに応答して、DIGESTSをRX101へ送信する(F1002)。DIGESTSとは、その送信機器(TX102)が所有する電子証明書に関する情報である。
続いて、RX101は、電子証明書に関する詳細な情報を要求するGET_CETTIFICATEメッセージを、TX102へ送信する(F1003)。TX102は、RX101からのGET_CERTIFICATEに応答して、CERTIFICATEをRX101へ送信する(F1004)。そして、RX101は、チャレンジテキストを含むCHALLENGEメッセージをTX102へ送信し(F1005)、TX102は、RX101から受信したチャレンジテキストを暗号化したRESPONSEを、RX101へ送信する(F1006)。RX101は、TX102から受信したRESPONSEの正当性が確認された場合、RESULT(Success)をTX102へ送信し(F1007)、機器認証を終了する。RESULT(Success)は、RESPONSEの正当性が確認でき、機器認証が成功したことを意味する。なお、機器認証が失敗した場合には、RESULT(Success)に代えて、RESULT(Fail)が送信され、機器認証処理が終了する。
なお、イニシエータ(RX101)は、相手装置(TX102)が機器認証の機能を有していないことを示すメッセージを受信した場合には、相手装置が機器認証に非対応であると判定する。また、イニシエータ(RX101)は、通信の途中で応答を受信しなかった場合は、その応答を得るためのメッセージを再送すること等によってリトライしてもよいし、相手装置が機器認証に非対応であると判定してもよい。RX101は機器認証に非対応であるTX102とは機器認証のための通信を行わず、機器認証の結果は成功とはしないようにしてもよい。
上述の各メッセージは、BLE接続におけるGATT(Generic ATTribute)通信において、予め定義されたGATTサービスのキャラクタリスティックのRead、Write、Notify、Indicateのいずれかにより送受信される。GATT通信は、BLEで規格化されているパケットを送受信することにより行われる。
RX101は、機器認証のための通信が完了すると、BLEのLL_TERMINATE_INDを送信することによりBLE接続を切断する。つまり、第2通信部207を介する第2通信が終了する。なお、TX102からBLE接続を切断するようにしてもよい。なお、他のアプリケーションによってBLE接続が使用される場合は、機器認証の通信の終了後もBLE接続を切断しないようにしてもよい。また、RX101は、機器認証のための通信に先立って、BLEのアドバタイジングパケット又はGATT通信において、TX102が機器認証に対応するか否かの情報を取得しうる。そして、RX101は、TX102が機器認証に対応していない場合は、機器認証非対応と判定し、図10(B)の通信を実行しないようにしてもよい。
図5に戻り、一方、S503の後、所定時間経過しても上述のアドバタイジングパケットを受信できない場合には(S504でNO、S511でYES)、制御部201は、自装置が載置されたTX102はBLE通信可能ではないと判定する。そして、選択部215は、機器認証を行う際に用いる通信部として第1通信部206を選択する。認証部214は、このTX102と第1通信部206を介して、図10(B)で説明した機器認証のための通信を行う(S512)。このとき、機器認証のための通信でやりとりする各メッセージは第1通信のパケットとしてTX102とRX101の間で送受信される。
第2通信又は第1通信を用いて機器認証を実行した後、RX101は、機器認証の結果に基づいてTX102と交渉を実行する。機器認証が成功である場合(S507でYES)は、GPが15ワットとなるように交渉を行う(S508)。一方、そうでない場合(S507でNO)は、GPが5ワットとなるように交渉を行う(S513)。なお、交渉は第1通信部206による第1通信で行われる。ただし、TX102が第2通信が可能である場合には、交渉、さらに以下のキャリブレーションと受電の制御通信も第2通信を介して行われてもよい。
この交渉においては、図10(C)に示すような、WPC規格のNegotiationフェーズの通信が行われる。まず、RX101は、TX102に対してSpecific Requestを送信することで、要求するGPの値を通知する(F1021)。すなわち、機器認証が成功である場合はGP=15ワットと通知し、そうでなければGP=5ワットと通知する。TX102は、自装置の送電能力に基づいて、要求を受け入れるか否かを判定し、受け入れる場合はACK(肯定応答)を、受け入れない場合はNACK(否定応答)を、RX101へ送信する(F1022)。なお、図10(C)においては、TX102がACKを送信する例を示す。
ここで、TX102は、RX101から要求されたGPの大きさが、自装置の送電能力によって送電可能な大きさである場合にはRX101の要求を受け入れる。このとき、GPの値は、RX101によって要求された値と同じとして決定される。一方、TX102は、RX101から要求されたGPの大きさが、自装置の送電能力では達成できない大きさである場合には、RX101の要求を受け入れない。この場合、例えば、WPC規格で予め規定された所定の値が、GPの値として決定されうる。なお、他の所定の値をGPの値として決定してもよい。これらの所定の値は、一例において、事前にRX101のメモリ210及びTX102のメモリ310内に記憶される。
なお、TX102は、自装置が複数のRX101に同時送電が可能であって、すでに別のRX101に送電中である場合に、自装置の送電能力に代えて、自装置の現在の送電余力に基づいてGPの値を決定してもよい。
また、S508やS513において交渉を行ってGPが決定されるようにしたがこれに限られない。つまり、WPC規格のNegotiationフェーズの通信に限らず、TX102とRX101との間の機器認証の結果に基づいてGPを決定する他の手順が実行されてもよい。具体的には、機器認証が成功しなかった場合には、GPを予め定められた所定の値とするようにしてもよい。また、TX102は、RX101がNegotiationフェーズに対応していないことを示す情報を(例えばS502において)取得した場合に、交渉は行わず、GPの値を(例えばWPC規格で予め規定された)所定の値としてもよい。
RX101は、GPの決定後、そのGPに基づいてキャリブレーションを行う(S509)。キャリブレーションとは、TX102がRX101へ送電した電力について、TX102が、TX102の内部で測定した値とRX101の内部で測定した受電電力の値との相関について調整を行う処理である。TX102は、WPC規格のCalibrationフェーズの処理によりこの処理を行う。
その後、RX101は、受電を行う(S510)。また、受電は、WPC規格のPower Transferフェーズの処理により行われる。なお、この受電は、満充電まで行われてもよいし、任意のタイミングで終了してもよい。S509及びS510のキャリブレーションと受電は、公知の技術を流用できるため、ここでの詳細な説明は省略する。なお、キャリブレーションと受電は、WPC規格以外の方法で行われてもよい。
RX101は、Power Transferフェーズにおいて、満充電に達するとWPC規格のEnd Power TransferをTX102に送信する。これによりTX102からの送電が停止され、非接触充電のための一連の処理が終了となる。この後、RX101は、自動的に電源が切れるようにして、次回、電源ONでS501に戻るようにしてもよいし、バッテリ残量が所定以下まで減ったことを契機とする等、他の開始の契機を待った上でS501に戻るようにしてもよい。
なお、RX101は、第2通信部207が別のアプリケーションで使用されているなどの事情により、第2通信部207をTX102との間の機器認証に利用できない場合には、第1通信部206によりTX102との間の機器認証を行うようにしてもよい。また、S502において、RX101は、BLE通信可能である情報の他、そのBLE通信を機器認証に用いることができるか否かの情報を、Configuration Packetに含めてTX102に送信するようにしてもよい。
[図3の送電装置における処理]
続いて、TX102が実行する処理の流れの例について、図6を用いて説明する。本処理は、例えばTX102の制御部301がメモリ310から読み出したプログラムを実行することによって、実現されうる。なお、以下の手順の少なくとも一部がハードウェアによって実現されてもよい。この場合のハードウェアは、例えば、所定のコンパイラを用いて、各処理ステップを実現するためのプログラムからFPGA等のゲートアレイ回路を用いた専用回路を自動的に生成することによって実現されうる。また、本処理は、TX102の電源がオンとされたことに応じて、TX102のユーザが非接触充電アプリケーションの開始指示を入力したことに応じて、又は、TX102が商用電源に接続され電力供給を受けていることに応じて、実行されうる。また、他の契機によって本処理が開始されてもよい。
送受電に関する処理において、TX102は、まず、WPC規格のSelectionフェーズとPingフェーズとして規定されている処理を実行し、RX101の載置を待ち受ける(S601)。具体的には、TX102は、WPC規格のAnalog Pingを繰り返し、間欠的に送信し、充電台103に載置される物体の有無を検出する。そして、TX102は、充電台103に物体が載置されたことを検出した場合、Digital Pingを送信する。そして、そのDigital Pingに対する所定の応答(Signal Strength Packet)があった場合に、検出された物体がRX101であり、RX101が充電台103に載置されたと判定する。
TX102は、RX101の載置を検出すると、第1通信部306により、前述のI&Cフェーズの通信を実行し、そのRX101から識別情報と機器構成情報(能力情報)を取得する(S602)。続いて、制御部301は、取得した機器構成情報(能力情報)にRX101がBLE通信可能という情報が含まれているかを判定する(S603)。機器構成情報(能力情報)にRX101がBLE通信可能を表す情報が含まれている場合(S603でYES)、RX101の識別情報を含むBLEのアドバタイジングパケットを送信する。そして、自装置に載置されているRX101とBLEで接続確立する(S604)。なお、TX102が送信するアドバタイジングパケットには、RX101の識別情報が含まれていなくてもよく、RX101が、自装置が載置されているTX102からのアドバタイジングパケットであることを認識できる情報であればよい。続いて、TX102は、上記で確立したBLE接続にて、図10(B)で説明したRX101と機器認証のための通信を行う(S605)。つまり、選択部314は、機器認証を行うための通信部として第2通信部307を選択する。
一方、RX101の機器構成情報(能力情報)にBLE通信可能を表す情報が含まれない場合は(S603でNO)、アドバタイジングパケットを送信しない。そして、TX102は、第1通信を用いて、図10(B)で説明した機器認証のための通信を行う(S609)。なお、TX102は、BLEによる第2通信を行う機能を有している場合であっても、第2通信を行うことができない状態である場合には、アドバタイジングパケットを送信せず、第1通信を用いて機器認証のための通信を行うようにしてもよい。これらの場合には、選択部314は、機器認証を行うための通信部として第1通信部306を選択する。
その後、TX102は、第1通信部306を介して、RX101と図10(C)の交渉を行い、GPを決定する(S606)。TX102は、GPを決定した後に、そのGPに基づいてキャリブレーションを行う(S607)。そして、TX102は、RX101に対して送電を行う(S608)。
また、TX102は、WPC規格のEnd Power TransferをRX101から受信した場合は、WPC規格に従って、どの処理フェーズにおいてもその処理を終了し、S601のSelectionフェーズに戻る。なお、満充電となった場合にもRX101からEnd Power Transferが送信されるため、S601のSelectionフェーズに戻る。なお、交渉、キャリブレーション、送電のための通信は、第2通信部307を用いることができる場合には、第2通信部307を用いて行ってもよい。
[図4の送電装置における処理]
図7は、図4のTX402が実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。図3のTX102が実行する処理のフローチャート(図6)と異なる点について説明する。また、図7において、図6における各処理と同じ処理については、同じ符号を付ける。S601、S602までは、図3のTX102と同じ処理を実行する。
次に、図4のTX402は、BLE通信を行うための第2通信部を持たないため、S602において取得した、RX101がBLE通信可能であることを表す情報の有無に関わらず、常に第1通信部306で、機器認証のための通信を行う(S701)。その後、機器認証の結果に基づく受電装置の要求するGPに基づいて、TX102はGPを決定する(S702)。その後の処理は、図6で説明した処理と同じである。
[システムの動作]
図5、図6を用いて説明したRX101と図3のTX102の動作シーケンスについて、図8を用いて説明する。このTX102は、第2通信部307を有しており、BLEによる第2通信が可能なTX102である。図8では、上から下の方向に、時間が流れるものとする。また、TX102はRX101の機器認証に成功する機器であり、さらにRX101の要求するGPが送電できるだけの十分な送電能力を持つものとする。初期状態として、RX101はTX102に載置されていないものとする。
まず、TX102はAnalog Pingによって物体が載置されるのを待つ(S601、F801)。RX101が載置されると(F802)、Analog Pingに変化が生じ(F803)、TX102は物体の載置を検知する(F804)。続くDigital PingによりRX101は自装置がTX102に載置されたことを検知する(F805、F806)。またTX102はDigital Pingの応答により載置された物体がRX101であることを検知する。続いて、I&Cフェーズの通信により、RX101から、BLE通信可能であるという情報が通知される(F807、S502、S602)。するとTX102はBLEのアドバタイジングパケットを送信する(F808)。そして、RX101はCONNECT_REQを送信し(F809)、BLE接続が確立される(S505、S604)。
続いて、BLEによる第2通信を用いて機器認証が行われて、機器認証が成功する(F810、S506、S605)。機器認証に成功したため、交渉によりGP=15ワットと決定される(F811、S508、S606)。そして、キャリブレーション(F812S509、S607)及び、送受電が行われる(F813、S510、S608)。満充電となるとRX101からEnd Power Transferが送信されて処理が終了する(F814)。以上に説明した動作によれば、RX101は、BLEによる第2通信が可能なTX102に載置された場合において、BLEで機器認証のための通信を行い、その結果に基づいて受電できている。
続いて、図5、図7を用いて説明したRX101と図4のTX402の動作シーケンスについて、図9を用いて説明する。このTX402は、第2通信部を持たず、BLEによる第2通信ができない。このTX402もRX101の機器認証に成功する機器であるとする。以下、図8との差異を中心に説明する。
図9において、F801〜F807までのSelectionフェーズとI&Cフェーズにおける通信は、図8と同じである。I&Cフェーズの後、TX402はアドバタイジングパケットを送信しないため、RX101はタイムアウトし(F901、S511でYES)、第1通信により機器認証が行われて成功する(F902、S512、S701)。以下の動作は図8と同じとなる。以上に説明した動作によれば、RX101は、BLEによる第2通信が可能でないTX402に載置された場合において、第1通信で機器認証を行い、その結果に基づいて受電ができる。
すなわち、図8及び図9の説明より、本実施形態に係るRX101は、第2通信が可能なTX102とは第2通信で機器認証を行い、そうでないTX402とは第1通信で機器認証を行うことができる。ここで、第2通信は第1通信よりも高速に通信できるため、機器認証に要する時間は、第2通信を用いた場合の方が短い。したがって、送電装置によってはRX101が載置されてから充電開始までの時間を短縮することができる。
なお、本実施形態におけるRX101は常にBLE通信可能としたが、例えば他の処理でBLE通信機能を使用中であったりバッテリ202の残量が少ない場合には、S502でBLE通信可能という情報を送信しないようにしてもよい。これにより、RX101において一時的にBLE通信を機器認証に利用できない期間は、第1通信で機器認証を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では第2通信としてBLE一種類の通信方式を用いるとして説明した。しかしながら、RX101が複数の通信方式で通信する機能を備え、そのいずれかを第2通信として用いるようにしてもよい。その場合、図5のS502で送信する機器構成情報(能力情報)に、BLE通信可能を示す情報に加えて、他の通信方式の通信が可能を示す情報を含ませてもよい。そして、この場合、S504では他の通信方式によるパケットを待ち受けてもよい。また、S504でRX101が複数の通信方式によるパケットを受信した場合には、最初に受信したパケットの通信方式を用いて機器認証を実行するよう構成してもよい。これにより、例えばBLE通信可能なTX102と、Wi−Fi通信(BLEより高速だが、バッテリ消費量は大きい)可能なTX102のいずれに載置された場合にも、第1通信よりも高速な第2通信を用いて短時間で機器認証を実行することができる。
本実施形態によれば、TX102がアドバタイジングパケットを送信するか否かに基づいて、RX101はTX102がBLE通信を行うことが可能か否かを判定することができる。このため、選択部215は、機器認証を行うための通信部として、第1通信部206と第2通信部207のうちいずれかを選択することができる。
本実施形態では、RX及びTXそれぞれの通信部が2つの場合を例にして説明したが、これに限られず、RXやTXそれぞれが通信部を3つ以上有していてもよい。例えば、RXが3つ以上の通信部を有する構成であってもよい。そして、その3つ以上の通信部は、第1通信部と、第1通信部より高速な通信を行う第2通信部と、第1通信部より高速な通信で、かつ第2通信部より低速な通信を行う第3通信部を有する構成であってもよい。その場合、第2通信部を介してTXと通信を行うことができない場合であっても、第3通信部とTXと通信することができる場合には、選択部は第3通信部を選択するようにすればよい。なお、TXが3つ以上の通信部を有する構成も同様である。
また、RXが第1通信部より高速な通信を行う通信部が2つ以上ある場合、例えば、バッテリの残量に応じて、第2通信部を選択するようにしてもよい。具体的には、バッテリの残量が閾値より小さい場合には、バッテリを介さずに受電部が受電する電力により動作することができる通信部であって、かつ第1通信部より高速な通信を行える通信部のうち、最も高速な通信を行える通信部を第2通信部とする。そして、RXは、この第2通信部を用いてTXと通信ができるかどうかを判定するようにする。一方、バッテリ残量が閾値以上である場合には、バッテリで動作するかどうかにかかわらず、第1通信部より高速な通信を行える通信部のうち最も高速な通信を行える通信部を第2通信部として、TXと通信ができるかどうかを判定するようにする。ここで閾値は、バッテリで動作するかどうかにかかわらず、第1通信部より高速な通信を行える通信部のうち最も高速な通信を行える通信部が動作することが可能である電力に応じて設定される。
また、第2通信部より高速で通信可能な通信部があっても当該通信部の方が、バッテリ消費が大きい場合、バッテリ残量が所定値以下のときには第2通信部を選択するようにしてもよい。このように所定の条件(バッテリ残量以外も含む)に応じて、通信速度が最速の通信部を選択せずに、できるだけ高速通信を行う通信部を選択するようにしてもよい。具体的には、RXが、第1通信部と、第1通信部より高速な通信を行う第2通信部と、第1通信部及び第2通信部より高速な通信を行う第3通信部を有する構成において、所定の条件に応じて第3通信部ではなく第2通信部を用いて認証処理を行うようにしてもよい。通信部を選択する基準としては、通信速度、バッテリ残量、またそれらの組み合わせを用いることができる。また、WPC規格やその他の無線電力伝送に関する規格で決められた通信方式に対応する通信部を優先的に使用するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
本実施形態として、BLE通信可能なTX102とのみ機器認証のための通信を実行する形態を説明する。なお、BLEは一例であり、他の通信方式を第2通信とする場合も同様である。図11は、本実施形態におけるRX101の処理の流れを示すフローチャートである。以下に、第1の実施形態との差異を説明する。
本実施形態におけるRX101は、S503の後、所定時間以内にTX102からBLEのアドバタイジングパケットを受信しなかった場合(S504でNO、S511でYES)、GP=5ワットとなるようにTX102と交渉を行う(S1101)。すなわち、第1の実施形態では、RX101は、TX102が第2通信を行うことができないと判定した場合には、第1通信による機器認証を行っていたが、本実施形態では、その第1通信による機器認証を省略するものとする。これにより、RX101は、第1通信よりも高速な第2通信可能なTX102とは短時間で機器認証に基づく受電を開始し、第2通信が可能ではないTX102においては機器認証を省略することにより、短時間で受電を開始することができる。なお、GPは5ワットに限らず、機器認証に成功した場合よりも小さな、他の値であればよい。また、機器認証を省略する場合のGPは、機器認証に失敗した場合と同じ値でもよいし異なる値でもよい。
なお、S1101以外の処理については、図5で示すフローチャートと同じであるため、説明を省略する。
<第3の実施形態>
WPC規格や他の規格には準拠するが、BLE通信可能でないTX102においては、BLE通信可能であるという情報を含むパケットを未定義又は不正なパケットとして処理し、それ以上の通信や送電を拒否する制御が行われる場合がある。本実施形態についてはこの問題に対応するものである。
本実施形態として、BLE通信可能でないTX102に対して、RX101はI&Cフェーズにおいて自装置がBLE通信可能であるという情報を送信しないように制御する形態を説明する。なお、BLEは一例であり、他の通信方式を第2通信とする場合も同様である。図12は、本実施形態におけるRX101の処理の流れを示すフローチャートである。以下に、本実施形態との差異を説明する。
本実施形態におけるRX101は、S503の後、所定時間以内にTX102からBLEのアドバタイジングパケットを受信しなかった場合(S504でNO、S511でYES)、以下の処理を行う。すなわち、第1通信を用いてTX102に対してEnd Power Transferを送信する(S1201)。これにより、TX102はSelectionフェーズに戻る(S601)。また、RX101もSelectionフェーズに戻る(S1202)。この段階でRX101が依然としてTX102に載置されていれば、RX101及びTX102の双方において即座に載置が検出される。
RX101は、続くI&Cフェーズの通信においては、BLE通信可能という情報を含まない形で機器構成情報(能力情報)を送信する(S1203)。その後、TX102と第1通信による機器認証を実行する(S1204)。すなわち、RX101は、TX102がBLE通信する機能を有さないと判定した場合に、一度WPC規格のシーケンスを初期状態に戻したうえで、自装置はBLE通信可能であることを表す情報をTX102に通知しないように制御する。
図12の処理を行うことにより、上記のようなTX102に対して未定義となるパケットを送信することが抑制されるため、RX101は正常に受電することができる。
なお、S1201〜S1204以外の処理については、図5で示すフローチャートと同じであるため、説明を省略する。
<第4の実施形態>
本実施形態として、RX101は、第1通信部206を介して、TX102からBLE通信可能か否かの情報を取得する形態を説明する。なお、BLEは一例であり、他の通信方式を第2通信とする場合も同様である。図13は、本実施形態におけるRX101の処理の流れを示すフローチャートである。以下に、第1の実施形態との差異を説明する。
本実施形態におけるRX101は、S502の後、第1通信で、TX102から能力情報を取得する(S1301)。TX102の能力情報は、例えば、WPC規格のPower Transmitter Capability Packetにより取得してもよいし、他のパケットで取得してもよい。なお、このTX102の能力情報の送信は、RX101が、第1通信によりTX102に対して能力情報の送信の要求を契機として行われてもよいし、それ以外の信号を契機として行われてもよい。
続いて、RX101は、TX102から取得した能力情報にBLE通信可能という情報が含まれるかを判定する(S1302)。取得した能力情報にTX102がBLE通信可能という情報が含まれている場合(S1302でYES)、TX102からのアドバタイジングパケットを受信してその送信元のBD_ADDRに対してCONNECT_REQを送信する。そして、RX101とTX102はBLE接続を確立する(S1303)。なお、S1301において、第1通信でTX102からBD_ADDRを取得し、アドバタイジングパケットを待たずに、直接上記BD_ADDRに対してCONNECT_REQを送信してBLE接続を確立するようにしてもよい。
TX102から取得した能力情報にBLE通信可能という情報が含まれない場合には(S1302でNO)、第1通信により機器認証を行う(S1304)。なお、S1301〜S1304以外の処理については、図5で示すフローチャートと同じであるため、説明を省略する。
以上の制御を行うことにより、RX101は、図5のS511で所定時間待たずに、TX102がBLE通信可能かを判別することができるため、より短時間で機器認証を開始することができ、載置から受電開始までの時間を短縮することができる。
ただし、TX102が他のアプリケーションにおいて第2通信を使用している場合や、第2通信を行う機能がオフになっている場合には、第1通信により機器認証を行うようにしてもよい。例えば、図13において、S1303においてアドバタイジングパケットを受信しなかった場合やBLE接続が確立できなかった場合に、S1304の処理に進むようにしてもよい。
本実施形態によれば、TX102から取得するBLE通信可能か否かの情報に基づいて、RX101はTX102がBLE通信を行うことが可能か否かを判定することができる。この判定結果に応じて、選択部215は、機器認証を行うために用いる通信部を選択することができる。
<第5の実施形態>
第4の実施形態においては、RX101が、第1通信でTX102からBLE通信可能かの情報を取得した後、CONNECT_REQをTX102に送信し、BLE接続を確立する形態を説明した。本実施形態では、TX102からBLE通信可能であることを示す情報を取得せずに、TX102からBLEにおけるアドバタイジングパケットを受信した後、CONNECT_REQをTX102に送信し、BLE接続を確立する形態を説明する。なお、BLEは一例であり、他の通信方式を第2通信とする場合も同様である。図14は、本実施形態におけるRX101の処理の流れを示すフローチャートである。以下に、第4の実施形態との差異を説明する。
本実施形態では、RX101は、自装置がTX102の充電台103に載置されたことを検出すると、第1通信により、TX102へ識別情報と機器構成情報(能力情報)を送信する(S1401)。ここで、RX101は、機器構成情報(能力情報)にRX101がBLE通信可能という情報を含めてもよいし、含めなくてもよい。
そして、TX102からBLEにおけるアドバタイジングパケットを受信した場合(S1402でYES)、RX101は、TX102に対して第2通信によりCONNECT_REQをTX102に送信し、BLE接続を確立する(S1303)。そして、RX101は、BLEによる第2通信により、TX102の機器認証を行う(S506)。
一方、TX102からBLEにおけるアドバタイジングパケットを受信しない場合(S1402でNO)、RX101は、第1通信によりTX102の機器認証を行う(S1304)。その後の処理は、図13と同様であるので、説明は省略する。
なお、S1402におけるTX102からBLEにおけるアドバタイジングパケットを受信したか否かの判断は、第1通信による機器認証が行われる前であればよい。すなわち、本実施形態においては、第1通信による機器認証を行うことを前提としながら、第1通信による機器認証が行われる前に、TX102からアドバタイジングパケットを受信した場合には、第2通信による機器認証が行われるようにすればよい。そのため、TX102からBLEにおけるアドバタイジングパケットを受信したか否かの判断は、S501とS502の間に行うようにしてもよい。その場合には、TX102からBLEにおけるアドバタイジングパケットを受信したか否かに関わらず、まずはS502の処理を実行し、その後、図14に従って、第1通信と第2通信のいずれか一方を用いて機器認証を行うようにしてもよい。
本実施形態によれば、TX102がアドバタイジングパケットを送信するか否かに基づいて、RX101はTX102がBLE通信を行うことができるか否かを判定することができる。この判定結果に応じて、選択部215は、機器認証を行うために用いる通信部として、第1通信部206と第2通信部207のうちいずれの通信部とするかを選択することができる。
<第6の実施形態>
第5の実施形態においては、TX102が、BLEのPeripheralの役割で動作し、RX101がBLEのCentralの役割で動作する構成における処理を説明した。本実施形態では、その役割を逆にした場合の受電制御の処理の例について説明する。なお、BLEは一例であり、他の通信方式を第2通信とする場合も同様である。図15は、本実施形態におけるRX101の処理の流れを示すフローチャートである。以下に、第5の実施形態との差異を説明する。
本実施形態では、RX101は、自装置がTX102の充電台103に載置されたことを検出すると、第1通信により、TX102へ識別情報と機器構成情報(能力情報)を送信する(S1401)。ここで、RX101は、機器構成情報(能力情報)にRX101がBLE通信可能という情報を含めてもよいし、含めなくてもよい。
続いて、RX101は、BLEによる第2通信で、アドバタイジングパケットを送信する(S1501)。このアドバタイジングパケットには、RX101を識別するための情報が含まれている。その情報は、例えばRX101の識別情報でもよい。
そして、RX101は、アドバタイジングパケットに対するCONNECT_REQをTX102から受信したか否かを判断する(S1502)。RX101がTX102からCONNECT_REQを受信した場合(S1502でYES)、RX101は、TX102とBLE接続を確立する(S1503)。そして、RX101は、BLEによる第2通信により、TX102の機器認証を行う(S506)。
一方、RX101がTX102からCONNECT_REQを受信しない場合(S1502でNO)、RX101は、第1通信によりTX102の機器認証を行う(S1304)。その後の処理は、図14と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態によれば、RX101が送信するアドバタイジングパケットに対するTX102からの接続要求の有無に基づいて、RX101はTX102がBLE通信を行えるか否かを判定することができる。この判定結果に応じて、選択部215は、機器認証を行うために用いる通信部を選択することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、図5〜7、図10〜13のフローチャ−トで示される処理の少なくとも一部がハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各処理を実現するためのプログラムからFPGA(Field Programmable Gate Array)上に自動的に専用回路を生成すればよい。また、FPGAと同様にして、Gate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。
101 受電装置
102 送電装置
201 制御部
204 検出部
206 第1通信部
207 第2通信部

Claims (29)

  1. 送電装置から無線で受電する受電手段と、
    少なくとも、前記送電装置と通信を行う第1通信手段と、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、を含む複数の通信手段と、
    前記送電装置の機器認証を行う認証手段と、
    前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第2通信手段を選択し、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第2通信手段より低速な通信を行う通信手段を選択する選択手段と、を有し、
    前記受電手段は、前記選択手段により選択された通信手段を用いて行われた前記機器認証の結果に基づいて受電することを特徴とする受電装置。
  2. 前記選択手段は、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第1通信手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記複数の通信手段は、前記第1通信手段と前記第2通信手段と異なり、前記第1通信手段が行う通信より高速で、かつ前記第2通信手段が行う通信より低速な通信を行う第3通信手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合であって、かつ前記第3通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第3通信手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  4. 送電装置から無線で受電する受電手段と、
    前記送電装置と前記受電の制御のための通信を行う第1通信手段と、
    前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、
    前記送電装置の機器認証を行う認証手段と、
    前記認証手段は、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記第2通信手段を用いて前記機器認証を行い、
    前記認証手段は、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合、前記機器認証を行わず、
    前記機器認証が行われない場合の前記受電手段が受電する電力は、前記機器認証が成功した場合の前記受電手段が受電する電力よりも小さいことを特徴とする受電装置。
  5. 前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができるか否かを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の受電装置。
  6. 前記第1通信手段は、前記送電装置から、前記送電装置が前記第2通信手段と通信を行う機能を有するか否かを示す情報を受信し、
    前記判定手段は、前記第1通信手段が受信した情報に基づいて、前記送電装置が前記第2通信手段と通信を行うことができるか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載の受電装置。
  7. 前記判定手段は、前記第2通信手段が前記送電装置からパケットを受信したか否かに基づいて、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができるか否かを判定することを特徴とする請求項5に記載の受電装置。
  8. 前記パケットには、前記受電装置を識別する情報が含まれることを特徴とする請求項7に記載の受電装置。
  9. 前記受電装置を識別する情報は、前記第1通信手段によって前記送電装置に送信されることを特徴とする請求項8に記載の受電装置。
  10. 前記第1通信手段は、前記送電装置が無線で送電する電力に信号を重畳することにより、前記送電装置と通信を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の受電装置。
  11. 前記第2通信手段による通信に用いられる電磁波の周波数は、前記第1通信手段による通信に用いられる電磁波の周波数より高いことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の受電装置。
  12. 受電装置に無線で送電する送電手段と、
    少なくとも、前記受電装置と通信を行う第1通信手段と、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、を含む複数の通信手段と、
    前記受電装置から機器認証を受ける認証手段と、
    前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができる場合、前記認証手段が前記機器認証を受けるために用いる通信手段として、前記第2通信手段を選択し、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができない場合、前記認証手段が前記機器認証を受けるために用いる通信手段として、前記第2通信手段が行う通信より低速な通信を行う通信手段を選択する選択手段と、を有し、
    前記送電手段は、前記選択手段により選択された通信手段を用いて行われた前記機器認証の結果に基づいて送電することを特徴とする送電装置。
  13. 前記選択手段は、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができない場合、前記認証手段が前記機器認証を受けるために用いる通信手段として、前記第1通信手段を選択することを特徴とする請求項12に記載の送電装置。
  14. 前記複数の通信手段が、前記第1通信手段と前記第2通信手段と異なり、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第3通信手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができない場合であって、前記第3通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができる場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第3通信手段を選択することを特徴とする請求項12に記載の送電装置。
  15. 前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができるか否かを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の送電装置。
  16. 前記第1通信手段は、前記受電装置から、前記受電装置が前記第2通信手段と通信を行う機能を有するか否かを示す情報を受信し、
    前記判定手段は、前記第1通信手段が受信した情報に基づいて、前記受電装置が前記第2通信手段と通信を行うことができるか否かを判定することを特徴とする請求項15に記載の送電装置。
  17. 送電装置から無線で受電する受電手段と、少なくとも、前記送電装置と通信を行う第1通信手段と、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、を含む複数の通信手段と、を有する受電装置が行う制御方法であって、
    前記送電装置の機器認証を行う認証工程と、
    前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記認証工程において前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第2通信手段を選択し、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合、前記認証工程において前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第2通信手段が行う通信より低速な通信を行う通信手段を選択する選択工程と、
    前記受電手段を用いて、前記選択工程において選択された通信手段を用いて行われた前記機器認証の結果に基づいて受電する受電工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  18. 前記選択工程において、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合、前記認証工程において前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第1通信手段が選択されることを特徴とする請求項17に記載の制御方法。
  19. 前記複数の通信手段が、前記第1通信手段と前記第2通信手段と異なり、前記第1通信手段が行う通信より高速で、前記第2通信手段が行う通信より低速な通信を行う第3通信手段をさらに含み、
    前記選択工程において、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができない場合であって、前記第3通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記認証工程において前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第3通信手段が選択されることを特徴とする請求項17に記載の制御方法。
  20. 送電装置から無線で受電する受電手段と、前記送電装置と前記受電の制御のための通信を行う第1通信手段と、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、を有する受電装置が行う制御方法であって、
    前記送電装置から前記受電手段を用いて受電する受電工程と、
    前記送電装置の機器認証を行う認証工程と、を有し、
    前記認証工程において、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができる場合、前記第2通信手段を用いて前記機器認証が行われ、
    前記受電工程において、前記機器認証が行われない場合の前記受電手段が受電する電力は、前記機器認証が成功した場合の電力よりも小さいことを特徴とする制御方法。
  21. 前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができるか否かを判定する判定工程をさらに有することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1項に記載の制御方法。
  22. 前記第1通信手段を用いて、前記送電装置から、前記送電装置が前記第2通信手段と通信を行う機能を有するか否かを示す情報を受信する受信工程をさらに有し、
    前記判定工程において、前記受信工程において受信された情報に基づいて、前記第2通信手段を用いて前記送電装置と通信を行うことができるか否かが判定されることを特徴とする請求項21に記載の制御方法。
  23. 受電装置に無線で送電する送電手段と、少なくとも、前記受電装置と通信を行う第1通信手段と、前記第1通信手段が行う通信より高速な通信を行う第2通信手段と、を含む複数の通信手段と、を有する送電装置が行う制御方法であって、
    前記受電装置から機器認証を受ける認証工程と、
    前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができる場合、前記認証工程において前記機器認証を受けるために用いる通信手段として、前記第2通信手段を選択し、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができない場合、前記認証工程において前記機器認証を受けるために用いる通信手段として、前記第2通信手段が行う通信よりも低速な通信を行う通信手段を選択する選択工程と、
    前記送電手段を用いて、前記選択工程おいて選択された通信手段を用いて行われた前記機器認証の結果に基づいて送電する送電工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  24. 前記選択工程において、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができない場合、前記認証工程において前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第1通信手段が選択されることを特徴とする請求項23記載の制御方法。
  25. 前記複数の通信手段が、前記第1通信手段と前記第2通信手段と異なり、前記第1通信手段が行う通信より高速で、前記第2通信手段が行う通信よりも低速な通信を行う第3通信手段をさらに含み、
    前記選択工程において、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができない場合であって、前記第3通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができる場合、前記認証手段が前記機器認証を行うために用いる通信手段として、前記第3通信手段が選択されることを特徴とする請求項23に記載の制御方法。
  26. 前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができるか否かを判定する判定工程をさらに有することを特徴とする請求項23乃至25のいずれか1項に記載の制御方法。
  27. 前記第1通信手段を用いて、前記受電装置から、前記受電装置が前記第2通信手段と通信を行う機能を有するか否かを示す情報を受信する受信工程をさらに有し、
    前記判定工程において、前記受信工程において受信された情報に基づいて、前記第2通信手段を用いて前記受電装置と通信を行うことができるか否かが判定されることを特徴とする請求項26に記載の制御方法。
  28. コンピュータに、請求項17乃至22のいずれか1項に記載の受電装置が行う制御方法を実行させるためのプログラム。
  29. コンピュータに、請求項23乃至27のいずれか1項に記載の送電装置が行う制御方法を実行させるためのプログラム。
JP2018205863A 2018-10-31 2018-10-31 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム Active JP7358043B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018205863A JP7358043B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム
EP19879169.1A EP3876391A4 (en) 2018-10-31 2019-10-11 ENERGY RECEIVING DEVICE, ENERGY TRANSMITTING DEVICE, CONTROL METHOD AND PROGRAM
PCT/JP2019/040205 WO2020090421A1 (ja) 2018-10-31 2019-10-11 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム
CN201980071848.4A CN112970170A (zh) 2018-10-31 2019-10-11 电力接收设备、电力传输设备、控制方法和程序
KR1020217011626A KR102614514B1 (ko) 2018-10-31 2019-10-11 수전장치, 송전장치, 제어방법 및 기억매체
US17/239,393 US11431207B2 (en) 2018-10-31 2021-04-23 Power reception apparatus, power transmission apparatus, control method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018205863A JP7358043B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020072577A true JP2020072577A (ja) 2020-05-07
JP7358043B2 JP7358043B2 (ja) 2023-10-10

Family

ID=70464118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018205863A Active JP7358043B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11431207B2 (ja)
EP (1) EP3876391A4 (ja)
JP (1) JP7358043B2 (ja)
KR (1) KR102614514B1 (ja)
CN (1) CN112970170A (ja)
WO (1) WO2020090421A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021184678A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 キヤノン株式会社 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム
WO2022172467A1 (ja) * 2021-02-09 2022-08-18 オムロン株式会社 無線給電システム
WO2023048095A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 キヤノン株式会社 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7100572B2 (ja) * 2018-12-14 2022-07-13 キヤノン株式会社 受電装置、受電装置の制御方法及びプログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022105A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Fujifilm Corp 充電装置
JP2011151717A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Toyota Motor Corp 車両の情報伝達装置およびそれを備える電動車両
WO2013076803A1 (ja) * 2011-11-22 2013-05-30 トヨタ自動車株式会社 車両用受電装置およびそれを備える車両、給電設備、ならびに電力伝送システム
JP2014212603A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2015008554A (ja) * 2013-06-24 2015-01-15 三洋電機株式会社 無接点給電方法
JP2015515851A (ja) * 2012-04-03 2015-05-28 クアルコム,インコーポレイテッド Bluetooth(登録商標)LowEnergyを使用したワイヤレス電力制御通信のためのシステムおよび方法
JP2017510233A (ja) * 2014-02-05 2017-04-06 ボンバルディアー プリモーフ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBombardier Primove GmbH 車両と、車両への誘導エネルギーの伝送を制御する路傍制御ユニットとの間の通信方法、車両、および機構
JP2018117502A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 キヤノン株式会社 給電装置およびその制御方法、プログラム
WO2018147090A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 キヤノン株式会社 送電装置、受電装置、方法、及びプログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4743173B2 (ja) * 2007-06-29 2011-08-10 セイコーエプソン株式会社 送電制御装置、送電装置、無接点電力伝送システムおよび電子機器
JP2010104097A (ja) 2008-10-21 2010-05-06 Seiko Epson Corp 認証処理装置、送電装置、受電装置、及び電子機器
JP2012019636A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Denso Corp 車両用充電装置
EP3185262B1 (en) * 2012-07-09 2018-09-12 Lg Electronics Inc. Wireless power transfer method, apparatus and system
JP5801268B2 (ja) * 2012-09-03 2015-10-28 株式会社東芝 送電装置、受電装置および無線電力伝送システム
JP6053439B2 (ja) * 2012-10-05 2016-12-27 キヤノン株式会社 給電装置及びプログラム
EP2822142B1 (en) * 2013-07-01 2017-12-06 HTC Corporation Method for wireless charging authentication and related wireless charging system
JP6497614B2 (ja) 2014-05-26 2019-04-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 送電装置及び無線電力伝送システム
JP6632326B2 (ja) * 2015-10-29 2020-01-22 キヤノン株式会社 送電装置、送電装置の制御方法及びプログラム
WO2017217663A1 (ko) * 2016-06-13 2017-12-21 엘지이노텍(주) 이물질 검출 방법 및 그를 위한 장치 및 시스템
JP6906370B2 (ja) 2017-05-31 2021-07-21 京セラ株式会社 画像処理装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022105A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Fujifilm Corp 充電装置
JP2011151717A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Toyota Motor Corp 車両の情報伝達装置およびそれを備える電動車両
WO2013076803A1 (ja) * 2011-11-22 2013-05-30 トヨタ自動車株式会社 車両用受電装置およびそれを備える車両、給電設備、ならびに電力伝送システム
JP2015515851A (ja) * 2012-04-03 2015-05-28 クアルコム,インコーポレイテッド Bluetooth(登録商標)LowEnergyを使用したワイヤレス電力制御通信のためのシステムおよび方法
JP2018057266A (ja) * 2012-04-03 2018-04-05 クアルコム,インコーポレイテッド Bluetooth(登録商標) Low Energyを使用したワイヤレス電力制御通信のためのシステムおよび方法
JP2014212603A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2015008554A (ja) * 2013-06-24 2015-01-15 三洋電機株式会社 無接点給電方法
JP2017510233A (ja) * 2014-02-05 2017-04-06 ボンバルディアー プリモーフ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBombardier Primove GmbH 車両と、車両への誘導エネルギーの伝送を制御する路傍制御ユニットとの間の通信方法、車両、および機構
JP2018117502A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 キヤノン株式会社 給電装置およびその制御方法、プログラム
WO2018147090A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 キヤノン株式会社 送電装置、受電装置、方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021184678A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 キヤノン株式会社 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム
WO2022172467A1 (ja) * 2021-02-09 2022-08-18 オムロン株式会社 無線給電システム
WO2023048095A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 キヤノン株式会社 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
KR102614514B1 (ko) 2023-12-19
US20210242725A1 (en) 2021-08-05
EP3876391A4 (en) 2022-07-13
EP3876391A1 (en) 2021-09-08
WO2020090421A1 (ja) 2020-05-07
CN112970170A (zh) 2021-06-15
JP7358043B2 (ja) 2023-10-10
KR20210062667A (ko) 2021-05-31
US11431207B2 (en) 2022-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020090421A1 (ja) 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム
JP6590497B2 (ja) 送電装置、送電装置が行う制御方法、受電装置、受電装置が行う制御方法、及びプログラム
US10050477B2 (en) Power transmission device, control method for power transmission device, and storage medium
US11581759B2 (en) Power reception apparatus, control method, and storage medium
JP2016100922A (ja) 送電装置、送電装置の制御方法、プログラム
JP2017184488A (ja) 送電装置、送電装置の制御方法及びプログラム
JP7158171B2 (ja) 受電装置、制御方法、及びプログラム
JP2023100793A (ja) 送電装置、無線電力伝送方法、及びプログラム
US20220385117A1 (en) Power transmission apparatus, power reception apparatus, control method performed by power transmission apparatus, control method performed by power reception apparatus, and storage medium
JP2024041958A (ja) 受電装置、送電装置およびそれらが行う方法、プログラム
JP6425528B2 (ja) 送電装置、送電装置の制御方法、プログラム
JP7414501B2 (ja) 受電装置、送電装置、およびそれらの制御方法、プログラム
JP7316885B2 (ja) 受電装置、受電装置の制御方法、およびプログラム
JP2023070481A (ja) 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム
JP2019193534A (ja) 受電装置、制御方法、及びプログラム
JP2020188547A (ja) 受電装置およびその制御方法、無線電力伝送システム
JP6632282B2 (ja) 受電装置、受電装置の制御方法、プログラム
JP2016034209A (ja) 受電装置、送電装置、受電装置の制御方法、送電装置の制御方法、プログラム
WO2023048095A1 (ja) 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム
JP6743234B2 (ja) 受電装置、送電装置、受電装置の制御方法、送電装置の制御方法、プログラム
JP2020188548A (ja) 受電装置およびその制御方法、無線電力伝送システム
JP2020191775A (ja) 受電装置、制御方法及びプログラム
JP2023047756A (ja) 送電装置、受電装置、制御方法及びプログラム
JP2021040450A (ja) 受電装置、受電装置の制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230927

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7358043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151