JP2020188548A - 受電装置およびその制御方法、無線電力伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】送電装置および受電装置が機器認証に対応している場合に、無線電力伝送の継続と停止を好適に制御する受電装置及びその制御方法、無線電力伝送システムを提供する。【解決手段】送電装置200から無線で送電された電力を受電する受電装置100は、送電装置と機器認証を実行する認証手段108と、受電した電力を用いて受電装置が備えるバッテリ107を充電する充電手段106と、充電手段によるバッテリの充電が終了した場合において、機器認証が実行中ではない場合には送電装置による送電を停止させるように制御し、機器認証が実行中である場合には送電装置による送電を継続させるように制御する制御手段101と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は受電装置およびその制御方法、無線電力伝送システムに関する。
近年、無線電力伝送システムの技術開発が広く行われている。特許文献1には、非接触充電規格の標準化団体Wireless Power Consortium(以下、WPC)が策定する規格(以下、WPC規格)に準拠した送電装置および受電装置が開示されている。また、特許文献2には、非接触充電を行う受電装置と送電装置との間の機器認証方法が開示されている。一方、WPC規格では、受電装置から送電装置に送電停止を要求することにより、送電装置による無線電力伝送が停止する。受電装置は、例えば、バッテリの充電状態など、装置の状態に応じて送電停止の要求を行う。
特許文献2のような機器認証を行う場合、受電装置と送電装置の双方で認証に関する情報が保持されることが考えられ、その保持される情報を基に、次回以降の認証を簡略化することが考えられる。
送電停止の要求が発行されて無線による送電が停止すると、受電装置と送電装置は機器認証を行うことができなくなる。よって、バッテリが満充電の状態になったことに応じて受電装置が送電停止を送電装置に要求すると、その時点で送電装置と受電装置との間の機器認証が実施中であったとしても、機器認証が終了されてしまう。そのため、機器認証が行われることを期待して送電装置に受電装置を載置しても、機器認証を完了させることができない場合があった。
本発明は、送電装置および受電装置が機器認証に対応している場合に、無線電力伝送の継続と停止を好適に制御する技術を提供する。
本発明の一態様による受電装置は以下の構成を備える。すなわち、
送電装置から無線で送電された電力を受電する受電装置であって、
前記送電装置と機器認証を実行する認証手段と、
受電した前記電力を用いて前記受電装置が備えるバッテリを充電する充電手段と、
前記充電手段による前記バッテリの充電が終了した場合において、前記機器認証が実行中ではない場合には前記送電装置による送電を停止させるように制御し、前記機器認証が実行中である場合には前記送電装置による送電を継続させるように制御する制御手段と、を備える。
送電装置から無線で送電された電力を受電する受電装置であって、
前記送電装置と機器認証を実行する認証手段と、
受電した前記電力を用いて前記受電装置が備えるバッテリを充電する充電手段と、
前記充電手段による前記バッテリの充電が終了した場合において、前記機器認証が実行中ではない場合には前記送電装置による送電を停止させるように制御し、前記機器認証が実行中である場合には前記送電装置による送電を継続させるように制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、送電装置および受電装置が機器認証プロトコルに対応している場合における、無線電力伝送の継続と停止が好適に制御される。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1実施形態>
図1(a)は、第1実施形態による、受電装置100と送電装置200を備えた無線電力伝送システムを示す。本実施形態では、送電装置200から無線により送電された電力を用いて受電装置100がバッテリを充電する非接触充電システムを例示する。送電装置200と受電装置100は、WPC(Wireless Power Consortium)規格に準拠し、さらに送電コイルおよび受電コイルを介した機器認証プロトコルに対応している。図1(a)に示されるように、送電装置200と受電装置100を近接させることで、送電装置200から受電装置100へ無線電力伝送が行われる。以下、受電装置100をRX、送電装置200をTXと記載する。
図1(a)は、第1実施形態による、受電装置100と送電装置200を備えた無線電力伝送システムを示す。本実施形態では、送電装置200から無線により送電された電力を用いて受電装置100がバッテリを充電する非接触充電システムを例示する。送電装置200と受電装置100は、WPC(Wireless Power Consortium)規格に準拠し、さらに送電コイルおよび受電コイルを介した機器認証プロトコルに対応している。図1(a)に示されるように、送電装置200と受電装置100を近接させることで、送電装置200から受電装置100へ無線電力伝送が行われる。以下、受電装置100をRX、送電装置200をTXと記載する。
図1(b)は、実施形態による受電装置100(RX)の構成例を示すブロック図である。RXは、TXから無線電力伝送された電力を受電する。本明細書では、RXとTXとの間の機器認証をWireless Power Transfer認証(WPT認証)と称する。また、本明細書では、WPT認証を含むWPC規格に対応していることを、WPC規格バージョンAに対応していると表現する。ここでWPC規格バージョンAとは、WPC規格v1.2.3の後継の規格であり、少なくともWPT認証機能が追加されているものとする。本実施形態では、TXおよびRXはWPC規格バージョンAに対応しており、RXは、TXから最大15ワットの電力の供給を受けてバッテリの充電を行う能力がある。
制御部101は、1つ以上のプロセッサを含み、RXの全体を制御する。そのようなプロセッサの一例は、メモリに格納されているプログラムを実行して所定の機能を実現するCPU(Centoral Processing Unit)である。受電部103は、受電コイル105を介して交流電圧/交流電流を受電し、制御部101および充電部106などを駆動するための直流電圧/直流電流に変換し、出力する。
通信部104はTXの通信部との間で、通信プロトコルを用いて、WPC規格に基づいた非接触充電を行うための制御通信を行う。そのような制御通信として、受電コイル105で受電した電磁波を負荷変調する方式を用いることができる。以下では、この方式による通信を第1通信という。但し、制御通信は、第1通信に限られるものではなく、TXによる送電のための周波数と異なる周波数を使用する通信方式でもよい。以下では、この方式による通信を第2通信という。通信部104は、例えば、NFC(Near Field Communication)、RFID(radio frequency identifier)、無線LAN(Wi−Fi)またはBluetooth(登録商標)などを用いて第2通信を行うことができる。なお、第1通信は、受電コイル105を用いて行われ、第2通信は、受電コイルとは異なる通信アンテナを用いて行われる。第2通信のほうが第1通信よりも通信速度が大きく、また通信距離が長い。
充電部106は、TXから受電した電力を用いてRXが備えるバッテリ107を充電する。すなわち、充電部106は、受電部103から供給される直流電圧/直流電流を利用してバッテリ107を充電する。充電監視部110は、充電部106を介してバッテリ107の充電量を把握し、所定の充電量を超えたこと、またはこれ以上充電できない量になったことを検出する。以下、これらのような状態を、満充電状態という。充電監視部110は、バッテリ107の充電状態を検出した結果を制御部101に通知する。
認証部108は通信部104を介してTXと通信プロトコルを使用した通信を行うことによりTXとRX間の機器認証を行う。本実施形態では、認証部108が行う機器認証はWPT認証である。処理状態判断部111は認証部108がWPT認証を実行中か否かを判断する。処理状態判断部111は、制御部101からの問合せに対して判断結果を通知する。
継続通知部112は、制御部101の指示に従い、TXからの送電を継続させるために、所定の通知パケット(送電継続通知パケット)を、通信部104を介して定期的に送信する。このような送電継続通知パケットは、WPC規格においては、例えばControl Error Packet(CEP)またはReceived Power Packet(RPP)である。なお、TXに通知する送電継続通知パケットは上記に限られず、その他のパケットであっても良い。例えば、General RequestまたはSpecific Requestパケットのうち、Packet Typeが定義されていないReserved PacketまたはProprietary Packetを、送電継続の通知に用いても良い。
停止制御部113は、制御部101の指示に従い、TXによる送電を停止させるための通知パケット(送電停止制御パケット)を、通信部104を介して送信する。このような送電停止制御パケットの例としては、WPC規格で規定されるEnd Power Transfer(EPT)パケットがあげられる。なお、TXに送電を停止させることを示すその他のパケットが用いられても良い。また、停止制御部113が継続通知部112に対して停止指示を出し、継続通知部112による送電継続通知パケットの定期的な送信を停止させることで、TXからの送電が停止するようにしても良い。
UI部102はユーザインタフェースである。本実施形態では、UI部102は液晶パネル及びタッチパネルを有する。但し、UI部102の構成はこれに限られるものではなく、他の構成でもよい。例えば、第1実施形態のようにユーザ操作の受付を行わない場合、UI部102はユーザに通知を行うための部材のみを有する構成であってもよい。例えば、UI部102は、LED、スピーカ、マイク、振動発生回路、またはディスプレイなどを有してもよいし、あるいはそれらの組合せであってもよい。メモリ109は、RXおよび図1(a)に示した無線電力伝送システムの各要素および全体の状態を記憶する。
図2は、実施形態による送電装置200(TX)の構成例を示すブロック図である。TXはWPC規格バージョンAに対応しているものとする。また、TXはRXの充電部106に最大15ワットの電力を出力するだけの電力を供給する能力がある。
TXにおいて、制御部201は、1つまたは複数のプロセッサを有し、TX全体を制御する。そのようなプロセッサの一例はCPUである。電源部202は外部電源からACコンセントやUSBケーブルなどを介してTXの動作電源を受け取り、少なくとも制御部201および送電部203が動作する電源を供給する。送電部203は送電コイル205を介してRXへ伝送する交流電圧/交流電流を発生させる。具体的には電源部202が供給する直流電圧/直流電流を、FETを使用したハーフブリッジもしくはフルブリッジ構成のスイッチング回路で交流電圧に変換する。また、送電部203はFETのON/OFFを制御するゲートドライバも含む。
通信部204はRXの通信部104との間で、WPC規格に基づいた無線電力伝送のための制御通信を行う。上述したように、本実施形態では通信部204が実行する通信は、送電部203が発生する交流電圧/交流電流を変調し、無線電力に通信を重畳するいわゆる第1通信とする。もちろん、通信部204による通信は、第1通信に限られるものではなく、送電部203の周波数と異なる周波数を使用する第2通信が用いられてもよい。上述したように第2通信には、例えば、NFC、RFID、無線LANまたはBluetooth(登録商標)が用いられ得る。
UI部206はユーザインタフェースであり、ユーザに通知する構成および/またはユーザが操作する構成を有する。例えば、UI部206は、LED、スピーカ、マイク、振動発生回路、ディスプレイのいずれか、あるいは、それらの組合せにより構成され得る。メモリ207はTXおよび図3の無線電力伝送システムの各要素および全体の状態を記憶する。認証部208は通信部204を介した通信によってTXとRX間のWPT認証を行う機能を持つ。
なお、図1(b)では受電部103、認証部108、処理状態判断部111、制御部101、メモリ109、通信部104、継続通知部112、停止制御部113、充電部106、充電監視部110が別体として記載しているが、これに限られるものではない。これらの構成の内の任意の複数が同一チップ内に実装されてもよい。同様に、図2では電源部202、認証部208、制御部201、メモリ207、送電部203、通信部204が別体として記載されているが、これらの内の任意の複数は、同一チップ内に実装されてもよい。すなわち、後述する機能を実現できる構成であれば、その実現形態は制限されない。
本実施形態のようにRXとTXがWPC規格バージョンAに対応している場合、例えば、高速充電のために、RXはTXから所定の電力(15ワット)を無線電力伝送により受け取ることができる。しかしながら、RXとTXの少なくとも一方がWPC規格バージョンAに対応していないにもかかわらず、15ワットでの無線出力伝送が実行されると、過度の発熱、発火によりユーザが火傷を負うなどのリスクがある。
RXとTXはお互いにWPC規格バージョンAに対応しているかを確認するが、実際にはWPC規格バージョンAに対応していない悪意のあるRXまたはTXが用いられた場合には、バージョンの確認だけでは上述の様なリスクを回避できない。このリスクは、RXとTXの間でWPT認証を行い、RXとTXの両方がWPT認証に成功した場合のみ15ワットの送電(高速充電)を実行することにより、回避することができる。なぜなら、WPT認証により、お互いにWPC規格バージョンAであるという宣言だけでなく、その宣言が信頼できることが保証されるからである。
RXおよびTXが相互にWPT認証に成功した場合は、RXの受電部103が負荷(本実施形態では充電回路)に所定の電力(15ワット)を供給したとしても、過度の発熱などのリスクがないと判断できる。一方、WPT認証に成功しなかった場合には、過度の発熱などのリスクがあるため、所定の電力より小さい電力(本実施形態では5ワット)に制限される。充電時間を短くするためには15ワットでの電力供給が望まれるが、15ワットでの電力供給はRXとTXがWPT認証に成功した場合だけ実行されるように制御される。
ここで、本実施形態が解決する課題の一つについて説明する。RXがWPT認証を実行するためには、RXはTXから電力を受電し続ける必要がある。これは、第1通信の場合には、電力伝送に重畳して機器認証プロトコル通信が行われるため、電力伝送が停止すると機器認証プロトコル通信ができなくなるからある。また制御部101は受電部103から電力の供給を受けて動作するので、TXから電力を受電できなくなると制御部101が動作できなくなるからである。なお、第2通信で機器認証プロトコル通信が行われる場合でも、制御部101が受電部103から電力の供給を受けて動作する構成である場合においては同様の課題が生じる。
RXは、バッテリ107の充電状態が満充電状態(TXからの受電により所定の充電量を超えた状態、または、これ以上充電できない量に達した状態)になると、送電停止制御パケット(EPT)をTXへ送信する。TXはEPTを受信すると直ちにRXへの送電を停止する。したがって、WPT認証の実行中であっても、RXのバッテリ107が満充電状態になり、RXからTXに送電停止の通知が行われると、TXからの送電が停止される。したがって、RXによるWPT認証の完了前に送電が停止すると、WPT認証を完了することができなくなる。
WPT認証は、第1通信で実行される場合、数分程度の時間を要することがある。したがって、RXのバッテリ107が満充電状態に近い状態でWPT認証が開始されると、上記のようなことが発生しやすい。WPT認証の途中で送電が停止した場合、次の充電の機会に再びWPT認証を始めから行う必要がある。その場合、WPT認証が完了するまでの数分間は、高速充電のための15ワットまで送電電力を引き上げることができず、5ワットでの送電を続ける必要がある。本実施形態では以下に説明する構成及び動作によりこの課題を解決する。
図3は第1実施形態の無線電力伝送システムにおける、WPT認証を含む動作例を示すシーケンス図である。以下に説明するように、制御部101は、継続通知部112および停止制御部113と協働して、TXによる送電の停止と継続を制御する。より具体的には、制御部101は、充電部106によるバッテリ107の充電が終了した場合であって、機器認証(WPT認証)が実行中ではない場合にはTXによる送電を停止させるように制御する。また、制御部101は、充電部106によるバッテリ107の充電が終了しても、機器認証(WPT認証)が実行中である場合にはTXによる送電を継続させるように制御する。また、RXは、充電部106によるバッテリ107の充電が終了した後、認証部108による機器認証が終了すると、TXによる送電を停止させるように制御する。
TXの送電部203が起動すると、WPC規格に準拠した動作を開始する。具体的にはSelectionフェーズにおいて、送電部203は送電コイル205を介してAnalog Pingを送電する(401)。Analog Pingとは送電コイルの近傍に存在する物体を検出する為の微小な電力の信号である。TXはAnalog Pingを送電した時の送電コイルの電圧値または電流値を検出し、電圧がある閾値を下回るもしくは電流値がある閾値を超える場合に物体が存在すると判断し、Pingフェーズに遷移する。
Pingフェーズにおいて、TXの送電部203はAnalog Pingよりも大きい電力のDigital Pingを、送電コイル205を介して送電する(402)。Digital Pingの電力の大きさは、送電コイル205の近傍に存在するRXの制御部101が起動するのに十分な電力である。RXにおいて、Digital Pingが受電コイル105を介して受電されると、制御部101が起動する。制御部101が起動すると、受電電圧の大きさをTXへ通知(受電電圧通知)し、Identification & Configurationフェーズ(I&Cフェーズ)へ遷移する(403)。一方、TXは受電電圧値通知を受けると、I&Cフェーズに遷移する(403)。
I&Cフェーズにおいて、RXはTXに対してIdentification Packet(ID Packet)を送信する(404)。ID packetには、自身の個体判断情報のほかに、対応しているWPC規格のバージョン(この場合バージョンA)がわかる情報要素が格納される。つづいてRXは、Configuration PacketをTXへ送信する(405)。WPC規格バージョンAのConfiguration Packetには、RXが負荷に供給できる最大電力の具体的な値であるMaximum Power Value、Negotiation機能を有するか否かを示すビットが含まれる。本実施形態において、RXはNegotiation機能を有するものとする。
TXはID PacketおよびConfiguration Packetを受信すると、RXがNegotiation機能を有するかどうかを判断する。RXはNegotiation機能を有するので、TXはConfiguration Packetに対してACKを送信し、Negotiationフェーズ(406)に遷移する。
Negotiationフェーズ(406)において、RXとTXはGuaranteed Power(GP)の交渉を行い、GPの値を決定する。GPはTXとRXの位置関係がずれて送電コイル205と受電コイル105の間の送電効率が低下したとしても、受電部103の負荷(本実施形態では充電部106)への出力電力に関して保証される電力値を意味する。Negotiationフェーズは周知の手順であるので詳細な説明については省略する。
Negotiationフェーズが終了すると、TXとRXはCalibrationフェーズ(407)へ遷移する。Calibrationフェーズでは、TXがRXに送電した電力について、TXの内部で測定した送電電力の値と、RXの内部で測定した受電電力の値との相関に基づいて調整を行う。Calibrationフェーズは周知の手順であるので詳細な説明は省略する。Calibrationフェーズが終了すると、TXとRXはPower Transferフェーズ(PTフェーズ)へ遷移する(409)。
PTフェーズが開始し、充電のための電力伝送が開始すると、認証部108はWPT認証(408)を開始する。なお、本実施形態ではPTフェーズによる電力伝送の開始のタイミングでWPT認証を開始しているが、WPT認証を別のタイミングで開始させてもよい。WPT認証は、Negotiationフェーズに入れば開始可能であるため、例えば、Negotiationフェーズの所定の段階から開始されてもよいし、Calibrationフェーズの所定の段階から開始されてもよい。
WPT認証は電子証明書を用いた認証方式であり、本実施形態では、第1通信を用いてTXとWPT認証プロトコル通信を実行する。上述したように、WPT認証プロトコル通信は第1通信に限定されるものではなく、第2通信が用いられても良い。また、既にWPT認証が実行されており、認証に成功しているRXとTXのペアについては、その認証情報をRXとTXは記憶しておくことができる。RXとTXが既に認証情報を持つ場合には、認証済み相手との簡略化されたWPT認証を用いることができ、短時間でWPT認証を完了することができる。一方、認証情報が記憶されていない相手である場合、未認証の相手とのWPT認証を行う必要があり、これを第1通信で行うと数分の時間を要する。
PTフェーズにおいて、RXの充電部106はTXから受電した電力によりバッテリ107を充電する。また、RXは、TXへ送電継続通知を所定の時間間隔で繰り返し送信する(411)。バッテリ107が満充電状態になると、充電監視部110がそれを検出する(410)。この時点で、WPT認証がまだ実行中である場合、継続通知部112はTXに送電を継続させるための送電継続通知パケットの繰り返し送信を継続する(411)。なお、本例では、PTフェーズが始まると送電継続通知パケットの繰り返し送信を開始するが、バッテリ107の満充電状態の検出後に、送電継続通知パケットの繰り返し送信を開始するようにしてもよい。
WPT認証が完了すると(412)、TXによる送電を停止させるために、RXは送電の停止を示すパケットをTXに通知する。このように、無線による電力の送電停止を指示するパケットを送電停止制御パケットと称する。本実施形態では、送電停止制御パケットとして、WPC規格のEnd Power Transferパケット(EPT)が用いられる。RXがTXにEPTを送信すると(413)、PTフェーズが終了する。TXは、送電停止制御パケットを受信すると、RXへの無線による電力伝送を停止する。
図4は第1実施形態による受電装置100のPTフェーズにおける処理を示すフローチャートである。なお、送電装置200は、受電装置100からの通知に応じて送電を継続したり停止したりするが、その動作はWPC規格に準じており、送電装置200の動作をフローチャートにより図示することは省略する。
Calibrationフェーズを終えると、制御部101はPTフェーズを開始する(S501)。PTフェーズにおいて、受電部103は受電コイル105を介して交流電圧/交流電流を受電し、直流電圧/直流電流に変換する。充電部106は受電部103から供給される直流電圧/直流電流を利用してバッテリ107を充電する。また、制御部101は、PTフェーズを開始すると、TXによる送電を継続させるために、所定の通知(本実施形態では送電継続通知パケット)を繰り返しTXへ送信するよう継続通知部112に指示する。継続通知部112は、この指示を受けると、通信部104を介して送電継続通知パケット(例えば、CEPまたはRPP)を所定時間より短いインターバルで繰り返し送信する(S502)。ここで、所定時間とは、TXが送電継続通知パケットを受信待ちする際のタイムアウト時間に基づく時間である。TXは、この所定時間にわたって送電継続通知パケットを受電装置100から受信できなかった場合には、無線による送電を停止する。なお、送電継続通知パケットの繰り返し送信は、インターバルが所定時間より短ければ、定期でもよいし非定期でもよい。
上述したように、送電継続通知パケットには、WPC規格のCEPまたはRPPを用いることができる。もちろん、TXに送電を継続させること、あるいは、機器認証が実行中であること、を示す他のパケットが送電継続通知パケットとして用いられてもよい。そのようなパケットには、既存のパケットが流用されてもよいし、新規に定義されたパケットが用いられてもよい。
充電監視部110は、充電部106を介してバッテリ107の充電量を把握し、所定の充電量(例えば90%)を超えたことを検出すると、バッテリ107が満充電状態であるとして制御部101に通知する。ここで、満充電状態の判断として、固定的に所定の充電量を定めているが、これに限られるものではない。例えば、これ以上充電できない量として状況に応じて別に定める値を基準にし、それを超えたことを満充電状態として検出して制御部101に通知するようにしても良い。
充電監視部110がバッテリ107の満充電状態を検出したことを制御部101に通知すると(S503でYES)、制御部101は、受電部103から充電部106への電力の供給を止める(S504)。これにより、バッテリ107の充電が停止する。また、制御部101は、処理状態判断部111にWPT認証が実行中かどうかを問合せることによりWPT認証の状態を判断する(S505)。処理状態判断部111は、認証部108がWPT認証を実行中であるかどうかを判断した結果を制御部101へ通知する。通知された結果がWPT認証の実行中を示す場合(S506でYES)、処理はS502に戻る。こうして、制御部101は、送電継続通知の繰り返し送信と、バッテリ107の充電状態監視と、WPT認証が実行中であるか否かのチェックとを継続する。なお、バッテリ107が満充電状態となった場合、または満充電状態に近づいた場合に、TXに送電量を下げるように制御部101が要求するようにしても良い。
処理状態判断部111がWPT認証の実行中でないことを示すようになる(S505でNO)と、制御部101は継続通知部112に送電継続通知の停止を指示し、停止制御部113に送電停止を指示する。継続通知部112は、送電継続通知の停止の指示を受け付けた以降は、送電継続通知の繰り返し送信を停止する。停止制御部113は送電停止の指示を受けると、通信部104を介して送電停止制御パケット(EPT)を送信する(S507)。これにより、TXからの送電が停止する。その後、制御部101はPTフェーズを終了する(S508)。なお、S507において、送電継続通知の繰り返し送信を停止することでもTXによる送電を停止できる場合は、送電停止制御パケットの送信が省略されてもよい。
以上のように、第1実施形態では、WPT認証が実行中かどうかの判断結果に基づいて、受電装置から送電装置に送電を継続させるかを制御するようにした。従って、第1実施形態によれば、WPT認証を実行中にバッテリ107が満充電状態となっても、WPT認証の完了まで無線電力伝送を継続することができるようになり、無線電力伝送の継続と停止の好適な制御が実現される。
なお、WPT認証が完了するまでの予想時間を処理状態判断部111が取得して制御部101に通知し、制御部101がこの予想時間に基づいてTXによる送電の停止、継続を制御するようにしてもよい。例えば、制御部101は、バッテリ107の充電終了時に取得された予想時間が所定時間Taを超える場合には、WPT認証が実行中であっても、TXによる送電を停止させるように制御してもよい。
<第2実施形態>
第1実施形態では、RXがWPT認証を実行中に満充電状態となると、TXからの送電が停止され、その結果、WPT認証が完了できなくなるという課題を解決する構成を示した。しかし、WPT認証がユーザの待つことができる時間より長く続く場合には、ユーザがWPT認証の継続(送電の継続)を望まないといったケースがある。第2実施形態では、このようなユーザの要望に応じた送電の制御を実現する。
第1実施形態では、RXがWPT認証を実行中に満充電状態となると、TXからの送電が停止され、その結果、WPT認証が完了できなくなるという課題を解決する構成を示した。しかし、WPT認証がユーザの待つことができる時間より長く続く場合には、ユーザがWPT認証の継続(送電の継続)を望まないといったケースがある。第2実施形態では、このようなユーザの要望に応じた送電の制御を実現する。
また、WPT認証は、RX側からTXを認証する第1の段階と、その後でTX側からRXを認証する第2の段階とに分かれている。第1の段階の処理が終わった後にWPT認証を途中停止させた場合は、RX側からTXを認証する処理は完了している。そのため、次回のWPT認証では、逆方向の認証(TX側からRXを認証する第2の段階の処理)だけを行えば良いということになる。つまり、WPT認証を途中停止させる上で、好適なタイミングが存在する。しかし、ユーザは、そのような好適なタイミングを知るすべがない。したがって、第2実施形態では、ユーザが適切なタイミングで送電を停止させることを可能にする。
第2実施形態の無線伝送システム及びこれを構成する受電装置100(RX)と送電装置200(TX)の構成は第1実施形態(図1,図2)と同様である。第2実施形態では、RXのUI部102が、機器認証を行うためにバッテリの充電を終了した後もWPT認証を継続させるか否かを示すユーザ指示を受け付けるためのユーザインタフェースを提供する。WPT認証を継続させないことを示すユーザ指示をユーザインタフェースが受け付けた場合、制御部101は、機器認証の実行中であってもTXによる送電を停止させるように制御する。
第2実施形態では、UI部102は、バッテリ107の充電の終了後においてWPT認証の第1の段階(RXによるTXの認証処理)を終えた場合に、引き続き第2の段階の認証処理(TXによるRXの認証処理)を実行するか否かをユーザに問い合わせる。ここで、UI部102は、WPT認証の継続/停止(TX→RXのWPT認証を開始するか否か)を示すユーザ指示を受け付ける選択肢を提示する。以下、第2実施形態によるユーザインタフェース制御の具体例を説明する。
図5は第2実施形態の無線電力伝送システムによる、WPT認証を含む動作例を示すシーケンス図である。図5において、PTフェーズより前のシーケンス(601〜607)は第1実施形態(図4の401〜407)と同様である。図5では、WPT認証が、RXによるTXの認証である第1段階の認証(608)と、TXによるRXの認証である第2段階の認証(615)とに分けて示されている。また、第1段階の認証(608)の後で、RXの制御部101は、第1段階の認証を終えると、ユーザに対してUI部102を用いてWPT認証を継続するか停止するか(第2段階の認証処理を開始するか否か)の選択肢を提示する(614)。
PTフェーズ(609)を開始すると、TXによる電力伝送と、WPT認証のうちの第1段階の認証(608)が開始する。また、PTフェーズが開始すると、TXによる送電を維持するために、制御部101はTXに対して送電継続通知を繰り返し送信する。なお、WPT認証を開始するタイミングがPTフェーズの開始タイミングに限られないことは、第1実施形態で説明したとおりである。
RXにおいて、充電部106は、TXから受電した電力によりバッテリ107を充電する。バッテリ107が満充電状態になると、充電監視部110がそれを検出する(610)。制御部101は、満充電状態が検出されても、RXによるTXの認証が実行中である場合には送電継続通知の繰り返し送信を継続する(611)。
満充電状態が検出された後に、WPT認証における第1段階の認証が完了すると、RXはユーザに対してUI部102のディスプレイ上にWPT認証を継続するかどうか(第2段階の認証を開始するかどうか)を問い合わせるための選択肢の提示を行う。選択肢の提示には、LED、液晶表示器などを用いることができる。ユーザは、UI部102が提供するユーザインタフェースを用いて、WPT認証を継続するか否か(第2段階の認証を開始するか否か)を指示することができる。なお、本実施形態では、ユーザから何も指示がない場合にはWPT認証の継続が指示されたと判断し、ユーザが継続しない旨を指示した場合にはWPT認証を継続しないことが指示されたと判断する。ユーザが継続を指示した場合は、RXは、第2段階の認証(615)を開始または継続する。ユーザがWPT認証を継続しないことを指示した場合は、RXは、第2段階の認証の完了を待たずにWPT認証を完了する(612)。WPT認証が完了(第2段階の認証がユーザ指示によりスキップされた場合を含む)すると(612)、制御部101は、TXに送電停止を指示し(613)、PTフェーズを終了する。制御部101による送信停止の指示は第1実施形態(図4の413)と同様である。
なお、上記では、ユーザがWPT認証の継続判断をするためのユーザインタフェースをUI部102が提示するタイミングを、RXによるTXの認証を完了した時点としたが、これに限られるものではなく、別のタイミングであっても良い。例えば、WPT認証の継続判断を提示するタイミングを、満充電検出(610)に基づくタイミング(例えば、満充電の検出から所定時間後)としても良い。また、WPT認証の継続判断を提示するタイミングを、WPT認証の開始時からの経過時間に基づくタイミングとしてもよいし、充電開始時点からの経過時間に基づくタイミングとしても良い。さらに、WPT認証の継続判断を提示するタイミングを、送電継続通知の送信回数に基づくタイミングとしても良い。
また、UI部102によるユーザへの情報提示の内容を、WPT認証を継続実行するかどうかの選択肢としたが、これに限られるものではない。例えば、UI部102に提示される内容は、WPT認証の処理経過時間に基づく内容を含んでも良い。また、UI部102に提示される内容は、WPT認証完了までの予想時間に基づく内容を含んでも良い。また、UI部102に提示される内容は、WPT認証の進捗状況に基づく内容を含んでも良い。また、UI部102に提示される内容は、処理状態判断部111の判断結果に応じた内容を含んでも良い。ユーザは、上記のような情報提示を参照することにより、WPT認証を継続するか否かを適切に判断して、UI部102にWPT認証の継続/停止を指示することができる。
さらに、UI部102は、処理状態判断部111によるWPT認証の実行状態の判断結果と、充電監視部110によるバッテリ107の充電状態の監視結果に応じた内容を、PTフェーズの開始時から独立に提示するようにしても良い。この構成によれば、ユーザは、受電状態とWPT認証の進捗状態を同時に判断できる。また、このとき、処理状態判断部111の判断結果が第1段階の認証の実行中を示す場合には、UI部102に満充電状態を提示させないように制御しても良い。なお、UI部206によるこれらの情報の提示は、上述の第1実施形態あるいは後述の第3実施形態においても実施され得る。
図6は、第2実施形態による受電装置のPTフェーズにおける動作を示すフローチャートである。より具体的には、PTフェーズ中にWPT認証を実行している場合であって、かつRXのバッテリ107が満充電状態となった場合の処理を示している。第2実施形態では、RXは、ユーザに対してWPT認証継続ないし停止の選択肢を提供する。なお、図6において、S701〜S703は、第1実施形態(図5のS501〜S503)と同様である。
充電監視部110が制御部101にバッテリ107の満充電状態を検出したことを通知すると(S703でYES)、制御部101は受電部103による充電部106への電力の出力を停止させる(S704)。そして、制御部101は、認証部108がWPT認証を実行中か否かについて、処理状態判断部111に問い合わせる(S705)。処理状態判断部111は認証部108がWPT認証を実行中であるかどうかを判断し、その結果を制御部101へ通知する。このとき、処理状態判断部111は、認証部108がRX側からTXの認証(第1段階の認証)を実行中であるか、または、TX側からRXの認証(第2段階の認証)を実行中であるかを判断し、これを識別可能に制御部101に通知する。
制御部101は、RX側からTXのWPT認証(第1段階の認証)が実行中であった場合(S706でYES)、継続通知部112は、TXへの送電継続通知の繰り返し送信を継続する(S702)。一方、RX側からTXのWPT認証が実行中でない場合(S706でNO)、制御部101は、第1段階の認証を終えたと判断する。S703ですでにバッテリ107の満充電が検出されているので、制御部101は、UI部102を用いて、ユーザがWPT認証を継続するか否かを指示するための選択肢を提供する(S707)。UI部102を介してユーザからWPT認証を継続する指示を受け付けた場合(S707でYES)、制御部101は、TX側からRXのWPT認証(第2段階の認証)を実行/継続する。そして、第2段階の認証が実行中の間、処理は、S708からS702に戻る。すなわち、制御部101は、TXによる無線電力の送電を継続させる。
UI部102を介してユーザからWPT認証を停止する指示を受け付けた場合(S707でNO)、制御部101は、認証部108に指示してWPT認証を停止させる。この場合、第1段階の認証は完了しており、制御部101はその認証情報を保持しておき、以降のWPT認証で利用できるようにする。そして、制御部101は、第1実施形態(図5のS507〜S508)と同様の手順で、TXによる無線電力の送電を停止させ、PTフェーズを終了する(S709〜S710)。また、RX側からのTXのWPT認証と、TX側からのRXのWPT認証との両方が終了している場合も(S706でNO、且つ、S708でNO)、制御部101はPTフェーズを終了させる(S709〜S710)。
なお、WPT認証が完了するまでの予想時間を処理状態判断部111が取得して制御部101に通知し、制御部101がこの予想時間に基づいてWPTの継続/終了(TXによる送電の継続/停止)を制御するようにしてもよい。例えば、制御部101は、バッテリ107の充電終了時に取得された予想時間が所定時間Taを超える場合には、WPT認証が実行中であっても、TXによる送電を停止させるように制御してもよい。また、制御部101は、充電終了時の予想時間T2が所定時間Tbよりも短い場合には、制御部101が、UI部102によるユーザへの選択肢の提示を行わず、WPT認証(TXによる送電)を継続するようにしても良い。また、処理状態判断部111は、第1段階の認証(RX側からTXの認証)が完了するまでの予想時間T1と第2段階の認証(TX側からRXの認証)が完了するまでの予想時間T2を制御部101に通知するようにしてもよい。制御部101が、通知された予想時間T1と予想時間T2に基づく表示をUI部206に行わせることで、ユーザは、WPT認証の継続/停止の指示(TXからの送電の継続/停止の指示)を適切なタイミングで行うことができる。
以上のように、第2実施形態によれば、RXがWPT認証を実行中にバッテリ107が満充電状態となった場合に、ユーザがWPT認証を継続するか途中停止するかを好適なタイミングで選択することができるようになる。
なお、上記第2実施形態では、バッテリ107の充電が終了した後にWPT認証を継続するか否かを問い合わせたが、バッテリ107の充電が終了してもWPT認証が実行中の場合に無線による送電を継続するか否かをユーザが指定できるようにしてもよい。例えば、WPT認証の第1の段階を終えた以降にユーザが送電停止を指示できるように、UI部102が選択肢を提示するようにしてもよい。この場合、UI部102は、バッテリ107の充電の終了が検出され、第1の段階が終了した後に、送電の継続/停止を示すユーザ指示を受け付ける選択肢を提示する。さらにこの場合、WPT認証の第2の段階の実行中に、UI部102が上記選択肢を提示し、ユーザが送電停止を指示できるようにしてもよい。或いは、バッテリ107の充電が終了した後のWPT認証の第1の段階の実行中にも、UI部102が上記選択肢を提示し、ユーザが送電停止を指示できるようにしてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態と同様の課題を解決することができる別の構成について説明する。第1実施形態では、PTフェーズにおいて、バッテリ107の充電の終了が検出されると、WPT認証が終わるまで送電を維持するために、継続通知部112が送電継続通知の繰り返し送信を実行した。第3実施形態では、バッテリ107の充電が終了したときにWPT認証が実行中である場合に、RXとTXを無線電力伝送(PTフェーズ)が開始する前の処理フェーズに移行させる。例えば、PTフェーズにおいて、PWT認証の実行中にバッテリ107の満充電状態が検出されると、制御部101が、RXとTXをPTフェーズからWPC規格のRe−Negotiationフェーズへと遷移させる。以下、第3実施形態について詳細に説明する。
第3実施形態は、第1実施形態と同様の課題を解決することができる別の構成について説明する。第1実施形態では、PTフェーズにおいて、バッテリ107の充電の終了が検出されると、WPT認証が終わるまで送電を維持するために、継続通知部112が送電継続通知の繰り返し送信を実行した。第3実施形態では、バッテリ107の充電が終了したときにWPT認証が実行中である場合に、RXとTXを無線電力伝送(PTフェーズ)が開始する前の処理フェーズに移行させる。例えば、PTフェーズにおいて、PWT認証の実行中にバッテリ107の満充電状態が検出されると、制御部101が、RXとTXをPTフェーズからWPC規格のRe−Negotiationフェーズへと遷移させる。以下、第3実施形態について詳細に説明する。
第3実施形態の無線伝送システム及びこれを構成する受電装置と送電装置の構成は第1実施形態(図1,図2)と同様である。図7は第3実施形態の無線伝送システムによる、WPT認証を含む動作を示すシーケンス図である。PTフェーズより前のシーケンス(801〜807)は、第1実施形態(図4の401〜407)と同様である。PTフェーズが開始されると、充電のための電力伝送が開始し(809)、認証部108によるWPT認証(808)が開始する。なお、WPT認証を開始するタイミングが別のタイミングであってもよいことは、第1実施形態で説明したとおりである。
RXにおいて、バッテリ107がTXからの受電により充電され、満充電状態となると、充電監視部110がそれを検出する(810)。このとき、WPT認証が実行中である場合、制御部101は、Re−Negotiationフェーズ移行要求パケットをTXへ送信する(816)。これによりRXとTXはRe−Negotiationフェーズへ遷移する。Re−Negotiationフェーズになると、制御部101は、WPT認証が完了する(実行中でなくなる)までRe−Negotiation継続通知を繰り返し送信する(817)。
WPT認証が完了すると(812)、RXの制御部101はTXに送電停止制御パケット(EPT)を送信し(813)、Re−Negotiationフェーズを終了する。これにより、TXからの無線による送電が停止する。なお、Re−NegotiationフェーズからPTフェーズに戻り、その後、EPTパケットを送信することでTXによる送電を停止させるようにしてもよい。
図8は、第3実施形態によるRXの、PTフェーズおよびRe−Negotiationフェーズのける動作を示すフローチャートである。より具体的には、PTフェーズ中にWPT認証を実行している場合であって、かつRXのバッテリ107が満充電状態となった場合の処理を示すフローチャートである。なお、図8において、S901〜S903は、第1実施形態(図5のS501〜S503)と同様である。
充電監視部110が制御部101に満充電状態を検出したこと(充電の終了)を通知すると(S903でYES)、制御部101は、受電部103による充電部106への電力の提供を停止させ、バッテリ107の充電を停止する(S904)。そして、制御部101は処理状態判断部111にWPT認証が実行中かどうかを問合せる(S905)。処理状態判断部111は認証部108がWPT認証を実行中であるかどうかを判断し、その結果を制御部101へ通知する。
WPT認証が実行中でない場合(S906でNO)、制御部101は、第1実施形態(図5のS507〜S508)と同様の手順で、TXによる無線電力の送電を停止させ、PTフェーズを終了する(S911〜S912)。一方、WPT認証が実行中であると判断された場合(S906でYES)、制御部101は、無線電力伝送をPTフェーズからWPC規格のRe−Negotiationフェーズへ遷移させる(S907)。具体的には、RXからTXへRe−Negotiationフェーズへの移行要求を出し、RXおよびTXをともにRe−Negotiationフェーズへ遷移させる。Re−NegotiationフェーズはPTフェーズ以前のフェーズであり、少なくともRXとTXの第1通信が可能である。
Re−Negotiationフェーズにおいて、制御部101は処理状態判断部111にWPT認証が実行中かどうかを問合せる(S908)。処理状態判断部111は認証部108がWPT認証を実行中であるかどうかを判断し、その結果を制御部101へ通知する。WPT認証が実行中であると判断された場合(S909でYES)、制御部101は第1実施形態と同様の方法で、継続通知部112により送電継続通知の繰り返し送信を行い、Re−Negotiationフェーズを継続させる(S910)。一方、WPT認証が完了し、非実行中になった場合は(S909でNO)、制御部101は、第1実施形態と同様の手順(S507)で、継続通知部112の停止、停止制御部113による送電停止制御を行う(S911)。そして、制御部101は、Re−Negotiationフェーズを終了する(S912)。
なお、上述したように、Re−NegotiationフェーズにおいてWPT認証が実行中でないと判断された場合(S909でNO)に、S912において、制御部101は、一旦PTフェーズに移行させてからPTフェーズを停止させるようにしてもよい。また、第3実施形態ではPTフェーズからRe−Negotiationフェーズへ移行させてWPT認証を継続実行させるようにしたがこれに限られるものではない。WPT認証を継続して実行できるのであれば、Re−Negotiationフェーズ以外のフェーズへ遷移してもよい。
以上のように、第3実施形態によれば、WPT認証が実行中かどうかの判断結果に基づいて、受電装置が送電装置による送電を継続させるか否かを制御するようにした。すなわち、第3実施形態によれば、RXがWPT認証を実行中にバッテリ107が満充電状態となっても、WPT認証の完了まで処理を継続することができるようになり、無線電力伝送の継続と停止の好適な制御が実現される。
以上のように、各実施形態によれば、機器認証プロトコルに対応している送電装置と受電装置とによる無線電力伝送において、送電の継続および停止を好適に制御することが可能になる。
<その他の実施形態>
上記各実施形態において、無線電力伝送システムの電力伝送方式は特に限定されない。例えば、電力伝送方式として、TXの共振器(共鳴素子)とRXの共振器(共鳴素子)との間の磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を伝送する磁界共鳴方式を用いることができる。或いは、電磁誘導方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した電力伝送方式など、周知のいかなる電力伝送方式も上記各実施形態に採用できる。
上記各実施形態において、無線電力伝送システムの電力伝送方式は特に限定されない。例えば、電力伝送方式として、TXの共振器(共鳴素子)とRXの共振器(共鳴素子)との間の磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を伝送する磁界共鳴方式を用いることができる。或いは、電磁誘導方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した電力伝送方式など、周知のいかなる電力伝送方式も上記各実施形態に採用できる。
また、TXおよびRXは、例えば、撮像装置(カメラやビデオカメラ等)、スキャナ等の画像入力装置であってもよいし、プリンタ、コピー機、プロジェクタ等の画像出力装置であってもよい。また、TXおよびRXは、ハードディスク装置やメモリ装置などの記憶装置であってもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォンなどの情報処理装置であってもよい。
また、図4、図6、図8のフローチャートにより示される処理は、制御部101に電源が投入された場合に開始されるようにしてもよい。また、図4、図6、図8のフローチャートで示される処理は、例えば、メモリ109に記憶されたプログラムを制御部101が実行することで実現され得るがこれに限られるものではない。図4、図6、図8のフローチャートにより示された処理の少なくとも一部がハードウェアにより実現されてもよい。
例えば、フローチャートに示される処理の一部または全部を、ASIC等のハードウェアで実現する構成としても良い。ASICとは、Application Specific Integrated Circuitの略である。或いは、ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成するようにしてもよい。FPGAとは、Field Programmable GATE Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGATE Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:受電装置、101:制御部、102:UI部、103:受電部、104:通信部、105:受電コイル、106:充電部、107:バッテリ、108:認証部、109:メモリ、110:充電監視部、111:処理状態判断部、112:継続通知部、113:停止制御部
Claims (26)
- 送電装置から無線で送電された電力を受電する受電装置であって、
前記送電装置と機器認証を実行する認証手段と、
受電した前記電力を用いて前記受電装置が備えるバッテリを充電する充電手段と、
前記充電手段による前記バッテリの充電が終了した場合において、前記機器認証が実行中ではない場合には前記送電装置による送電を停止させるように制御し、前記機器認証が実行中である場合には前記送電装置による送電を継続させるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする受電装置。 - 前記制御手段は、前記充電手段による前記バッテリの充電が終了した後に、前記認証手段による前記機器認証が終了すると、前記送電装置に送電を停止させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記送電装置による送電を継続させるために、所定の通知を所定時間より短いインターバルで繰り返すことを特徴とする請求項1または2に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記送電装置による送電を停止させるために、送電の停止を示すパケットを前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受電装置。
- 送信の停止を示す前記パケットは、Wireless Power Consortiumの規格により規定されるEnd Power Transferパケットであることを特徴とする請求項4に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記送電装置による送電を停止させるために、前記所定の通知を前記送電装置へ繰り返し送信することを停止することを特徴とする請求項3に記載の受電装置。
- 送電を継続させるための前記送電装置への通知は、Wireless Power Consortiumの規格により規定されるControl Error PacketまたはReceived Power Packetであることを特徴とする請求項3または6に記載の受電装置。
- 送電を継続させるための前記送電装置への通知は、機器認証が実行中であることを示す情報を含むパケットであることを特徴とする請求項3または6に記載の受電装置。
- 前記バッテリの充電が終了した後に、実行中の前記機器認証を継続させるか否かを示すユーザ指示を受け付けるための選択肢を提示するユーザインタフェースをさらに備え、
前記ユーザインタフェースが機器認証の継続を示すユーザ指示を受け付けた場合、前記制御手段は、前記機器認証を継続させるために前記送電装置による送電を継続させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の受電装置。 - 前記バッテリの充電が終了した後も前記機器認証の実行のために前記送電装置による送電を継続させるか否かを示すユーザ指示を受け付けるユーザインタフェースをさらに備え、
前記ユーザインタフェースが送電を継続させないことを示すユーザ指示を受け付けた場合、前記制御手段は、前記充電が終了していれば、前記機器認証が実行中であっても前記送電装置による送電を停止させるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の受電装置。 - 前記ユーザインタフェースは、前記バッテリの充電が終了し、前記機器認証が実行中である場合に、前記ユーザ指示を受け付けるための選択肢を提示することを特徴とする請求項10に記載の受電装置。
- 前記機器認証は、前記受電装置が前記送電装置を認証する第1の段階と前記送電装置が前記受電装置を認証する第2の段階を含み、
前記ユーザインタフェースは、前記バッテリの充電が終了し、前記第1の段階が終了し、前記第2の段階を実行する前に、前記ユーザ指示を受け付けるための選択肢を提示することを特徴とする請求項9または10に記載の受電装置。 - 前記ユーザインタフェースは、前記バッテリの充電が終了してから所定時間が経過した後であって、前記機器認証が実行中である場合に、前記ユーザ指示を受け付けるための選択肢を提示することを特徴とする請求項9または10に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記バッテリの充電が終了したときに、前記機器認証が完了するまでの予想時間が第1の所定時間を超える場合には、前記選択肢を提示することなく前記送電装置による送電を停止させるように制御することを特徴とする請求項9、11乃至13のいずれか1項に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記バッテリの充電が終了したときに、前記機器認証が完了するまでの予想時間が第2の所定時間を超えない場合には、前記選択肢を提示することなく前記機器認証を継続するように制御することを特徴とする請求項9に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記バッテリの充電が終了したときに、前記機器認証が完了するまでの予想時間が第2の所定時間を超えない場合には、前記選択肢を提示することなく前記送電装置による送電を継続するように制御することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記バッテリの充電が終了したが前記機器認証が実行中である場合に、前記受電装置と前記送電装置との間の無線電力伝送が開始する前の処理フェーズに移行することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
- 前記処理フェーズはWireless Power Consortiumの規格により規定されるRe−Negotiationフェーズであることを特徴とする請求項17に記載の受電装置。
- 前記制御手段は、前記充電が終了した後の前記機器認証が完了するまでの予想時間が所定時間を超える場合は、前記機器認証が実行中であっても、前記送電装置による送電を停止させるように制御することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の受電装置。
- 前記充電の終了とは、前記送電装置から前記電力を受電している間に前記バッテリの充電量が所定の充電量を超えたこと、または、更なる充電ができない充電量になったことであることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の受電装置。
- 前記機器認証の実行状態をユーザに提示する提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の受電装置。
- 前記提示手段は、さらに、前記バッテリの充電の状態をユーザに提示することを特徴とする請求項21に記載の受電装置。
- 前記機器認証は、前記受電装置が前記送電装置を認証する第1の段階と前記送電装置が前記受電装置を認証する第2の段階を含み、
前記提示手段は、前記機器認証の前記第1の段階が実行中の場合に、前記バッテリの充電が終了したことを提示しないことを特徴とする請求項21に記載の受電装置。 - 送電装置から無線で送電された電力を受電する受電装置の制御方法であって、
前記送電装置と機器認証を実行する認証工程と、
受電した前記電力を用いて前記受電装置が備えるバッテリを充電する充電工程と、
前記充電工程による前記バッテリの充電が終了した場合において、前記機器認証が実行中ではない場合には前記送電装置による送電を停止させるように制御し、前記機器認証が実行中である場合には前記送電装置による送電を継続させるように制御する制御工程と、を備えることを特徴とする受電装置の制御方法。 - 無線による送電を行う送電装置と、前記送電装置から無線で送電された電力を受電する受電装置とを備える無線電力伝送システムであって、
前記受電装置と前記送電装置との間の機器認証を実行する認証手段と、
前記送電装置から受電した電力を用いて前記受電装置のバッテリを充電する充電手段と、
前記充電手段による前記バッテリの充電が終了した場合において、前記機器認証が実行中ではない場合には前記送電装置による送電を停止させるように制御し、前記機器認証が実行中である場合には前記送電装置による送電を継続させるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする無線電力伝送システム。 - コンピュータを、請求項1乃至23のいずれか1項に記載された受電装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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- 2019-05-10 JP JP2019090081A patent/JP2020188548A/ja active Pending
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