JP4244539B2 - カメラの遠隔制御方法及びカメラシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信を利用するカメラの遠隔制御方法及びカメラシステムに係り、特に、バッテリーを電源とするデジタルカメラに好適な省電力制御、撮像制御並びに画像伝送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−233563号公報は、パソコンやプリンタなどの本体情報機器と携帯情報端末の双方にワイヤレス通信装置を搭載し、携帯情報端末からの操作指示に基づいて本体情報機器を動作させて、データ転送等を行うことができるように構成したシステムを開示している。同システムによれば、無線通信によって本体情報機器を遠隔から操作する場合には、指示信号の入力を監視するため機器の無線受信部を常に動作状態としておく必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法では、少なくとも無線インターフェース回路に常時通電する必要があるため、使用しない期間も機器のバッテリーが消耗し、使用したい時に既に使用不能となっていることがあった。このようなバッテリー消費を低減するために、通信を間欠的に行い、送信側及び受信側で相互に同期をとる方法が提案されている(特開平9−135487号公報)。また、一定期間にデータ伝送が行われなかった場合には通信を停止する方法も提案されている(特開平9−174979号公報)。しかし、これら従来の方法では、通信停止期間中に操作者の指示を入力しても、その指示が受け入れられず、操作の即応性が犠牲になっている。カメラのように操作応答性が要求される機器の場合には、従来の方法を適用し難い。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被制御機器であるカメラのバッテリー消費を低減し、かつ操作者の操作要求に応じて、いつでも必要なときに動作可能なカメラの遠隔制御方法及びカメラシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、操作機器から入力される指示に応じた指令信号を無線通信によってカメラ側に伝送することによりカメラを遠隔制御する方法であって、該方法は、前記カメラの無線インターフェース部に対する電源ON期間及び電源OFF期間を設定する工程と、前記設定に従って前記無線インターフェース部に供給する電源のON/OFFを制御する工程と、前記電源ON期間にカメラ側から前記操作機器に対して通信可能な状態である旨を通知する工程と、前記通知に対応して前記操作機器側において前記カメラに対する操作指示の入力が可能な状態である旨を提示する工程と、前記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信号が送信され、該操作要求信号を前記カメラが受信すると、前記設定によらず、前記無線インターフェース部への給電を継続して通信可能な状態を維持する工程と、その後、前記操作機器から所定の操作が行われ、該操作に応じた指令信号が前記カメラ側に伝送されることにより、前記無線インターフェース部への電源をOFFし、前記設定に従った電源のON/OFF制御に戻す工程と、を含むことを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、無線通信の送受信部となる無線インターフェース部への電源ON(供給)/OFF(遮断)期間を規定する設定を行い、その設定に従い無線インターフェース部の電源をON/OFF制御することにより省電力化を図っている。電源のON/OFFを一定の周期で繰り返してもよいし、電源ON期間、OFF期間を任意に設定してもよい。その一方で、電源ON期間(すなわち、通信可能期間)には、その旨を操作機器側に通知し、該通知に基づいて操作機器側においてカメラ制御可能な状態であることをユーザに知らせている。
【0007】
操作機器によってカメラを遠隔制御できる状態(通信可能状態)であることを提示する手段としては、ディスプレイによる表示、ランプ表示、音声出力又はこれらの組合せなどの態様がある。こうした提示により、ユーザは通信可能状態であるか否かを容易に把握することができる。
【0008】
無線インターフェース部に電源が供給されていない状態(電源OFF期間)は、操作機器からカメラを制御できず、操作応答性が犠牲となるが、通信可能期間中に操作機器から操作要求信号を送ると、その後所定の操作が行われるまで通信可能な状態を維持するモードに移行する。このため、利用者は必要に応じて当該モードを利用することで、操作不能期間のない遠隔制御が可能となる。これにより、バッテリー消費の低減と操作応答性の向上という二つの目的を達成できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、上記方法発明を具現化するカメラシステムを提供するものである。すなわち、本発明は、カメラと、該カメラを無線により遠隔制御する操作機器と、から構成されるカメラシステムにおいて、前記カメラは、光学像を電気信号に変換する撮像部と、前記操作機器との間で無線による通信を行う第1の無線インターフェース部と、前記第1の無線インターフェース部に供給する電源のON/OFFを切り替えるスイッチ部と、前記第1の無線インターフェース部に対する電源ON期間及び電源OFF期間を設定するタイマー手段と、前記電源ON期間に前記操作機器に対して通信可能な状態である旨を通知する通知手段と、前記タイマー手段の設定に従い前記第1の無線インターフェース部に供給する電源のON/OFFを制御する一方、前記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信号を受信した場合は、前記タイマー手段の設定によらず、所定の操作が行われるまで前記第1の無線インターフェース部への給電を継続し通信可能な状態を維持する制御を行う制御手段と、を備え、前記操作機器は、前記カメラに対する指示を入力する操作部と、前記カメラとの間で無線による通信を行う第2の無線インターフェース部と、前記通知手段からの通知に応じて前記カメラに対する操作指示の入力が可能な状態である旨を提示する状態提示手段と、を備えていることを特徴としている。
【0010】
本発明に係るカメラシステムの一態様によれば、前記カメラは、前記撮像部に供給する電源のON/OFFを切り替える撮像電源スイッチ部を備え、前記制御手段は、前記操作機器から撮影開始の指示を示す遠隔撮影信号を受信すると前記撮像部に給電して撮影を開始させることを特徴としている。撮影開始の指示が入力するまで撮像部の電源をOFFしておくことにより省電力化を図る。
【0011】
この場合、前記操作要求信号の受信に応じて前記第1の無線インターフェース部を通信可能な状態で維持するモードに移行した場合は、レンズカバーを含む撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持するように制御する態様が好ましい。本態様によれば、操作要求信号の受信に呼応して無線通信可能な状態を維持するモードに移行するとともに、レンズカバーを開け、必要に応じて収納位置(沈胴状態)にある撮影レンズ鏡胴を撮影位置に移動させるなど、撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態に準備する動作を行う。そして、当該動作モード期間中、撮影光学系の機構部分は撮影可能な状態で維持されるため、遠隔撮影信号の受信に伴う撮像部への電源投入とともに、直ちに撮影が可能となる。
【0012】
本発明の他の態様によれば、前記カメラは、前記撮影によって取得された主画像のデータを間引いて小画像を生成する信号処理手段を備え、前記生成された小画像は前記無線インターフェース部を介して前記操作機器に伝送されることを特徴としている。この場合、前記操作機器には前記カメラから伝送された画像を表示する表示部を設け、画像内容を操作機器側で確認できるように構成する態様が好ましい。
【0013】
本発明の他の態様によれば、前記カメラは、前記撮影によって取得された主画像のデータを一時記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記操作機器から伝送要求信号を受信すると、前記記憶手段に記憶している主画像を前記第1の無線インターフェース部経由で前記操作機器に伝送することを特徴としている。この場合、前記操作機器は、前記カメラから伝送された画像を不揮発性の記録媒体に記録する記録手段を備えていることが好ましい。
【0014】
本発明の更に他の態様によれば、前記カメラは、前記撮像部で撮影した画像のデータを不揮発性の記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体の装着の有無及び前記記録媒体の記録可能容量を検出する検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記記録媒体が装着され、かつ当該記録媒体内に画像データを記録可能な空領域があることが検出された場合に前記操作機器に対して記録可能信号を伝送する一方、前記操作機器は前記記録可能信号の受信に応じて画像の保存を指示可能な状態となり、ユーザ操作に伴い前記操作機器から画像の保存を指示する保存指示信号が送信され、該保存指示信号を前記カメラが受信すると、前記制御手段は前記記録媒体を読み書きするメディアインターフェース部に給電して、当該画像を前記記録媒体に記録する処理を実行することを特徴としている。
【0015】
記録媒体が未装着の場合、或いは装着されていても空き容量が不足している場合には、撮影画像を保存できないため、操作機器において画像の保存を指示する操作ができないように操作系を制限することが好ましい。また、操作機器側から出力される保存指示信号に応じてメディアインターフェース部に給電することにより、常時給電状態とする場合に比べてバッテリー消費を低減できる。
【0016】
本発明の他の態様によれば、前記カメラは、前記小画像を前記操作機器側に伝送して当該画像内容を前記操作機器に表示させ、前記主画像のデータを前記記録媒体に保存するか否かをユーザが選択できる動作モード(プレビュー伝送撮影モード)を予め設定可能なモード設定手段を有し、前記制御手段は、前記プレビュー伝送撮影モードに設定されている場合に、レンズカバーを含む機構部分を撮影可能な状態で維持するように制御することを特徴としている。
【0017】
プレビュー伝送撮影モードは、撮影した画像を記録媒体に書き込む前に、その画像内容を操作機器の表示部に表示してユーザ(撮影者)に記録の可否を選択させるものである。プレビュー画を表示した段階で記録不可の選択が行われ、再撮影を実施する状況も多いと考えられるため、当該モード時には電動式レンズカバーなどの撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持することにより、連続的な撮影要求に対して即座に応動できる。
【0018】
本発明の他の態様によれば、前記操作機器は、前記電源ON期間及び電源OFF期間の設定を変更する手段を有している。予め設定されている電源のON/OFF期間を操作機器側から変更可能とする態様も好ましい。また、第1の無線インターフェース部に対して一定の周期で間欠的に電源を供給する態様に代えて、又はこれと併せて、電源ONとなる日時及び電源OFFとなる日時のうち少なくとも一方を設定できるように構成してもよい。設定を入力する手段は、カメラ側に設けてもよいし、操作機器側に設けてもよい。
【0019】
本発明の更に他の態様によれば、前記カメラは、撮影画像を表示可能な表示部を有し、前記制御手段は、前記操作機器からの指令に従って撮影動作を実施する遠隔撮影モードの状態では前記表示部に給電しないように制御することを特徴とする。操作機器による遠隔制御によって撮影を行う遠隔撮影モードの場合は、操作者がカメラから離れている状況も多いと考えられ、カメラの表示部に画像等を表示する必要性が乏しい。このため、遠隔撮影モード下では表示部の電源を強制的にOFFすることでバッテリー消費の低減を図る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るカメラの遠隔制御方法及びカメラシステムシステムの好ましい実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態を示すブロック図である。このカメラシステムは、カメラ1と該カメラ1を遠隔制御する操作機器50とから構成される。カメラ1は、撮影レンズ10を介して入射する被写体の光学像を撮像部12によって電気信号に変換し、得られた電子画像データをメモリカード13に記録可能なデジタルカメラである。カメラ1は電動で開閉するレンズカバー14を有し、撮影レンズ10の鏡胴11は沈胴式に構成されている。
【0022】
レンズカバー14を駆動するための駆動部(モーターを含む。)15は、鏡胴11の駆動部として兼用され、中央演算処理装置(CPU)16によって制御される。撮影時、レンズカバー14は所定の退避位置(開位置)に移動し、この開動作に連動して鏡胴11が格納位置(沈胴状態)から所定の撮影位置まで繰り出される(図1参照)。その一方、パワーOFF操作時には、鏡胴11が所定の格納位置に没入し、レンズカバー14は撮影レンズ10の前方を覆う位置(閉位置)に移動する。
【0023】
撮像部12は、CCDイメージセンサ(以下、CCDという。)18と、該CCD18から出力される画像信号を処理するアナログ処理部19と、A/D変換器20を含む。CCD18に限らず、CMOSセンサその他の撮像デバイスを適用してもよい。撮影レンズ10を通過した光は、絞り17によって光量が調節された後、CCD18に入射する。CCD18の受光面は、多数のフォトセンサが平面的に配列された構造を有し、CCD18の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
【0024】
こうして蓄積された信号電荷は、CPU16の指令に基づいて、図示せぬタイミング信号発生回路から与えられるパルスに従って読み出され、信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次出力される。なお、CCD18は、各フォトセンサに蓄積される電荷の蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0025】
CCD18から読み出された画像信号は、アナログ処理部19に送られ、ここで相関二重サンプリング処理、色分離処理、ゲイン調整等が行われる。アナログ処理部19の出力信号は、A/D変換器20によってデジタル信号に変換された後、バス23を介して信号処理部24に送られる。信号処理部24は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成されており、CPU16からの指令に従って画像信号を処理する。信号処理部24に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリバッファ25に格納される。
【0026】
撮影画像を表示出力する場合、メモリバッファ25に記憶された画像データは、CPU16の指令に従って読み出され、表示用の所定の信号形式に変換された後、表示手段27に出力される。表示手段27は、カメラ1に設けられた液晶ディスプレイ又はケーブルその他の信号伝達手段によって接続される外部の画像表示装置を用いることができる。こうして、当該画像データの画像内容が表示手段27の画面上に表示される。
【0027】
CCD18から出力される画像信号によってメモリバッファ25内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示手段27に供給されることにより、CCD18を介して入力する画像がリアルタイムに動画像として表示手段27に表示される。
【0028】
撮影者は表示手段27の画面を見ながら、或いは図示せぬ光学ファインダーによって撮影画角を確認することができる。操作部28には、レリーズボタンの他、モード切替手段、十字ボタン、メニュー/実行ボタンなどの各種の入力操作手段が含まれる。モード切替手段によって撮影モードが選択され、レリーズボタンが押下操作されることにより、撮影指示信号が発せられる。CPU16は、撮影指示信号の受入に呼応して撮像部12その他必要な回路を制御し、記録用の画像データの取り込み(露光、読み出し)を開始する。取り込まれた画像データは、所要の信号処理を経た後、圧縮伸張回路30に送られ、JPEGその他の所定の形式に従って圧縮される。圧縮された画像データは、カードインターフェース部31を介してメモリカード13に記録される。
【0029】
画像を保存する手段は、スマートメディア(Solid-State Floppy Disk Card)、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなど種々の形態が可能であり、使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、リムーバブルメディアに限らず、カメラ1に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0030】
操作部28のモード切替手段によって再生モードが設定されると、メモリカード13から画像データが読み出され、伸張処理その他の必要な信号処理を経て表示手段27に出力される。
【0031】
CPU16は、カメラ1の各回路を統括制御する制御部であり、操作部28等から受入する入力信号に基づき、対応する回路の動作を制御する。例えば、CPU16は、CCD18から出力される画像信号に基づいて、オートフォーカス(AF)評価値の演算や自動露出(AE)演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ駆動部(モーターを含む。)33を制御し、撮影レンズ10を合焦位置に移動させるとともに、図示せぬ絞り駆動部を制御して適正な絞りに設定し、かつCCD18の電荷蓄積時間を制御するなどの撮影動作制御を実行する。また、CPU16は、タイマー35を利用してカメラ1内の電源制御を行うとともに、メモリカード13の容量管理、表示手段27の表示制御、電源制御及び無線インターフェース部34を利用した通信制御等を行う。
【0032】
ROM36にはCPU16が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。メモリバッファ25は、画像等のデータを一時格納する領域の他、CPU16が各種の演算処理等を行う作業用領域を有している。
【0033】
カメラ1にはバッテリー37が装着されており、バッテリー37の電圧は電源回路38に加えられる。電源回路38はDC/DCコンバータを含み、該電源回路38に加えられたバッテリー電圧は、当該電源回路38によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロックに供給される。撮像部12、タイマー35、無線インターフェース部34、表示手段27及びカードインターフェース部31の各ブロックについては、それぞれ電源制御スイッチSW1 〜5(以下、電源SW1 〜5と表記する。)を介して電源回路38から電源が供給される。各電源SW1〜5は、CPU16からの指令信号によってON/OFF制御される。バッテリー37の電圧値は電圧検出回路39によって検出され、その情報はCPU16に通知される。
【0034】
操作機器50は、カメラ1を遠隔制御するための指令信号を出力する機器であり、制御部としてのCPU52、無線インターフェース部53、操作部54、表示部55、メモリバッファ56、カードインターフェース部57及び各回路ブロックの間で情報の伝送を行うバス58を備えている。具体的には、汎用性のある携帯情報端末(PDA)、モバイルパソコン、又は専用のリモコン送信機などが操作機器50として利用可能である。
【0035】
操作機器50は、無線インターフェース部53を介してカメラ1その他の操作対象機器との間で無線通信を行い、カメラ1等の機器側から様々な情報を取得する一方、操作部54から入力される指示に応じた指令信号を無線通信によって送信する。無線伝送の方式としては、Bluetooth 、IEEE802.11又は IMT_2000など、種々の方式を適用することができる。操作機器50は、カメラ1から伝送された画像を表示部55に表示させることができるとともに、カードインターフェース部57を介してメモリカード60に画像を記録することも可能である。操作部54は、表示部55に設けたタッチパネルで構成されている。もちろん、タッチパネルに代えて、又はこれと併用して、押下式の操作キー、ダイヤル、傾動式のレバーその他の操作部材を設けてもよい。
【0036】
図2に操作機器50の操作画面の一例を示す。操作機器50とカメラ1が無線通信によってネゴシエーションを行い、カメラ1が操作機器50による通信対象として認識されると、表示部55において「カメラ1」ボタン62が「Ready 表示」となる。また、カメラ1とは別のカメラ(以下、カメラ2という。)も通信対象として認識された場合には、表示部55に「カメラ2」ボタン63が表示される。操作者は、「カメラ1」ボタン62又は「カメラ2」ボタン63の何れか一方のボタンを押すことにより、制御対象を選択できる。
【0037】
表示部55には、「カメラ1」ボタン62及び「カメラ2」ボタン63の他、撮影ボタン64、伝送ボタン65、保存ボタン66、待機ボタン67などの操作ボタンが表示される。撮影ボタン64は撮影開始の指示を入力するためのボタンである。伝送ボタン65はカメラ1で撮影した画像のデータを操作機器50側に伝送する旨の要求を行うボタンである。保存ボタン66はカメラ1内のメモリバッファ25に保持されている撮影画像をメモリカード13に書き込む指示を入力するためのボタンである。待機ボタン67は無線による通信可能状態(遠隔撮影モード)を解除する指示を入力するボタンである。
【0038】
これら操作ボタンのうち、何れか1つのボタンに操作者が触れると、タッチパネルによってその押下位置が検知され、対応する指示信号が生成される。表示部55の画面内において符号68で示した部分は、カメラ1から伝送された画像を表示する画像表示領域である。
【0039】
次に、上記の如く構成されたカメラ1及び操作機器50の動作について説明する。
【0040】
図3は、カメラ1における電源制御のシーケンスを示すタイミングチャートである。同図(a)に示すように、無線インターフェース部34の電源は周期的にON/OFFが繰り返されている。電源ON期間T1と電源OFF期間T2の設定は適宜変更することができ、ON/OFFの繰り返し周期T3 はT1+T2で規定される。
【0041】
無線インターフェース部34への給電中(T1期間内)に操作機器50の「カメラ1」ボタン62が押されると、カメラ1は「遠隔撮影モード」となり、無線インターフェース部34の電源がON状態のまま保持され、以後、待機ボタン67が押されるまでそのON状態(通信可能状態)が維持される。待機ボタン67の押下によって無線インターフェース部34の電源がOFF状態となり、その後は、周期T3 によってON/OFFが繰り返される。
【0042】
撮像部12については、同図(b)に示すように、撮影ボタン64が押されるまで電源が供給されない。「カメラ1」ボタン62が押された後に、撮影ボタン64が押下されると撮像部12の電源がON状態となり撮影が開始される。撮影終了後、撮像部12の電源はOFFされる。
【0043】
また、同図(c)に示すように、カードインターフェース部31については、「カメラ1」ボタン62が押されるまで電源が供給されない。「カメラ1」ボタン62の押下によってカードインターフェース部31に電源が供給され、メモリカード13の装着の有無並びにカード容量の確認が行われる。所要の確認処理が終了するとカードインターフェース部31の電源はOFFされる。
【0044】
その後、撮影ボタン64の押下によって撮影が実行され、操作機器50の保存ボタン66が押されると、カードインターフェース部31に給電され、撮影画像をメモリカード13に書き込む処理が実行される。メモリカード13への記録処理が終了するとカードインターフェース部31の電源はOFFされる。
【0045】
図4及び図5は遠隔撮影モードのシーケンスを示すフローチャートであり、図6は操作機器50における表示画面の例を示す図である。これらの図面に示したシーケンスは、撮影した画像(主画像)をメモリカード13に記録する前に、その撮影画像のサムネイル画像(小画像)を操作機器50の表示部55に表示して、撮影者に記録の可否を選択させる動作モード(プレビュー伝送撮影モード)に関するものである。このような動作モードは、予めカメラ1のメニュー画面等によって設定される。
【0046】
〔シーケンス#1〕図4に示すように、まず、事前設定としてカメラ1及びカメラ2と操作機器50を無線で通信可能に設定しておく(ステップS10)。このペアリング処理によって操作機器50は、カメラ1及びカメラ2を通信対象として認識する。
【0047】
〔シーケンス#2〕次いで、カメラ1の電源制御に必要なパラメータT1、T2の設定を行う(ステップS20)。例えば、T1=10sec 、T2=50sec を設定する。図3で説明したように、T1は無線インターフェース部34に供給する電源のON期間を規定し、T2は電源OFF期間を規定するものであり、これらの値がタイマー35にセットされる。設定値はカメラ1又は操作機器50のメニュー画面などからユーザが適宜指定することができる。
【0048】
〔シーケンス#3〕その後、図4に示すように、カメラ1は「遠隔撮影モード」の待機状態に設定される(ステップS30)。遠隔撮影モードは、操作機器50からの指令信号に応じて撮影等を実行する動作モードである。以後、カメラ1は遠隔撮影モードの待機状態となる。
【0049】
〔シーケンス#4〕この待機状態においては、上記設定されたT1及びT2に従ってカメラ1内の電源制御が行われる。すなわち、T1期間は無線インターフェース部34に通電するとともに操作機器50に対して撮影スタンバイ信号を伝送する。T2期間は無線インターフェース部34の電源をOFFしてタイマー35のみに給電する(ステップS40)。
【0050】
〔シーケンス#5〕操作機器50は、カメラ1から送られてくる撮影スタンバイ信号を受信し、その受信中(T1期間中)は「カメラ1」ボタン62をアクティブとし、ボタン部分に「Ready 」の文字を表示する(ステップS50)。この状態でユーザからのボタン操作待ちとなる。図6(a)にシーケンス#3〜#5における操作機器50の表示例を示す。T1期間中に「カメラ1」ボタン62が押されると、図4に示すシーケンス#6に進む。
【0051】
〔シーケンス#6〕操作者が「カメラ1」ボタン62を押下すると、CPU52がこれを検知し、操作機器50は操作要求信号をカメラ1に伝送するとともに、受信可能な画素数など画像に関する情報をカメラ1に伝送する(ステップS60)。
【0052】
〔シーケンス#7〕操作機器50から必要な情報を受信したカメラ1は、待機状態から伝送モードへ移行し(ステップS70)、対応画素数等のチェックを行う(ステップS71)。そして、対応可能か否かの判定を行い(ステップS72)、対応不能との判定を得た場合にはNG信号を操作機器側に返信する(ステップS73)。NG信号を受信した操作機器50は、カメラ1から画像を受け取ることができない。
【0053】
その一方、ステップS73において、対応可能との判定を得た場合、カメラ1は、遠隔撮影モードに設定されていることを示す信号及びバッテリー容量の情報を操作機器50側に伝送する(ステップS75)。また、このときメモリカード13の装着の有無及び残容量(記録可能容量)のチェックを行い(ステップS76)、カード未装着又は残容量なしの判定を得た場合には操作機器50に対してカメラ1から信号を送り、保存ボタン66をアクティブにしない(ボタンを無効化する)ように制御する。
【0054】
以後、操作機器50の待機ボタン67が押されるまで無線インターフェース部34の通電状態が保持され、通信可能状態が維持される(ステップS78)。上記シーケンス#7における操作機器50の表示例を図6(b)に示す。
【0055】
〔シーケンス#8〕上記したシーケンス#7においてカメラ1が通信可能な状態で維持されると、操作機器50側では、図4に示すように、カメラ1から送られたバッテリー情報並びに遠隔撮影モードを示す信号に基づいて、バッテリー残量表示を行うとともに、撮影ボタン64がアクティブとなる(ステップS80)。この状態でユーザからのボタン操作待ちとなる。撮影ボタン64が押下されると、図5に示したシーケンス#9に進む。
【0056】
〔シーケンス#9〕操作者が撮影ボタン64を押下すると、CPU52がこれを検知し、操作機器50はカメラ1に対して撮影指示信号を送信する(ステップS90)。
【0057】
〔シーケンス#10〕撮影指示信号を受信したカメラ1は、撮像ブロック(撮像部12)に通電を行う(ステップS100)。なお、レンズカバー14の開動作並びに沈胴状態にある鏡胴11の繰り出し動作等の撮影準備動作は、撮影指示信号に応動して実施してもよいし、「カメラ1」ボタン62の押下に連動して実施してもよい。「カメラ1」ボタン62の押下に基づいて撮影準備動作を実施した場合は、その後待機ボタン67が押されるまで撮影可能状態が維持される。
【0058】
次いで、撮像動作(露光、読み出し)が実行され、得られた画像信号はA/D変換後に所要の信号処理が施される。こうして生成された画像データ(本画像のデータ)は圧縮された後、メモリバッファ25に記憶される(ステップS101)。また、撮影画像信号から画素を間引く処理(間引き処理)が行われ、本画像よりも画像サイズの小さい画像(サムネイル画像)が生成される。この小画像のデータは圧縮された後、メモリバッファ25の別領域に記憶される(ステップS102)。更に、当該小画像のデータ(サムネイルデータ)は、操作機器50に対して伝送される(ステップS103)。撮影が終了すると、撮像部12への電源はOFFされるが、レンズカバー14は開状態のまま保持され、鏡胴11も収納位置に戻らず、撮影可能な位置で保持される。これにより、再撮影の指示に対して即座に対応できる。
【0059】
〔シーケンス#11〕操作機器50は、カメラ1から伝送された間引き画像(サムネイル画像)を表示部55の画像表示領域68に表示する(ステップS110)。図6(c)には、上記したシーケンス#8〜#11における表示例が示されている。同図によれば、撮影ボタン64が強調表示され、画像表示領域68にはカメラ1から伝送された画像が表示される。また、画面下には、バッテリー残量の情報69が表示される。
【0060】
上記したシーケンス#11による間引き画像の表示状態で操作機器50はユーザからのボタン操作待ちとなる。伝送ボタン65が押されると図5に示すシーケンス#12に進む。他方、保存ボタン66が押された場合は、シーケンス#16に進む。
【0061】
〔シーケンス#12〕操作者が伝送ボタン65を押すと、操作機器50はカメラ1に対して、データ伝送を要求する指令信号を送信する(ステップS120)。
【0062】
〔シーケンス#13〕この指令信号を受信したカメラ1は、主画像の圧縮データを操作機器50に伝送する処理を行う(ステップS130)。このとき、伝送画素数が指定されている場合には、指定画素数と主画像の画素数を比較し、主画像が大きい場合は主画像をリサイズ(サイズ変換)してから伝送する。伝送画素数の指定がない場合は、メモリバッファ25に記憶されている画像データを操作機器50に伝送する。
【0063】
〔シーケンス#14〕データの伝送中、操作機器50の表示部55には、進捗状況を示すプログレッシブバー70(図6(d)参照)が表示される(ステップS140)。プログレッシブバー70は、伝送済みデータ量とファイルサイズの比を表示するものであり、伝送処理の進行に伴って表示内容が変化する。操作機器50はカメラ1から転送された画像データをメモリバッファ56に一時的に記憶した後、カードインターフェース部57を介してメモリカード60に書き込む処理を実施する。
【0064】
〔シーケンス#15〕主画像のデータ伝送が終了したら、上記したシーケンス#7に戻る(ステップS150)。
【0065】
〔シーケンス#16〕上記したシーケンス#14による画像データの伝送終了後、又は上記したシーケンス#11による間引き画像表示中のボタン操作待ち状態において、操作者が保存ボタン66を押すと、操作機器50はカメラ1に対して画像の保存を指示する指令信号を送信する(ステップS160)。
【0066】
〔シーケンス#17〕この指令信号を受信したカメラ1は、メモリバッファ25に保持している画像データをメモリカード13に転送し記録する処理を行う(ステップS170)。シーケンス#16〜#17に対応する操作機器50の表示例を図6(e)に示す。
【0067】
〔シーケンス#18〕図5で説明したシーケンス#17によるメモリカード13への書き込み処理が終了したら、上記したシーケンス#7に戻る(ステップS180)。
【0068】
〔シーケンス#19〕シーケンス#7を経由したボタン操作待ちの状態において、操作者が待機ボタン67を押すと、操作機器50のCPU52は、これを検知して、カメラ1に対して「遠隔撮影モード」の待機状態に移行すべき旨の指令信号を送信する(ステップS190)。
【0069】
〔シーケンス#20〕待機ボタン67の押下によって送信された指令信号をカメラ1が受信すると、カメラ1は図4で説明したシーケンス#3に戻る。このとき、鏡胴11は収納位置に収納され、レンズカバー14も閉じられる。
【0070】
図6(f)には上記シーケンス#19における表示例が示されている。同図に示すように、待機ボタン67の押下によって操作機器50の表示画面は図6(a)の状態に戻る。
【0071】
上記したカメラシステムによれば、無線インターフェース部34に対して間欠的に電源を供給するため、常時通電する場合と比較してバッテリー37の消耗を抑制することできる。その一方で「遠隔撮影モード」に移行させた場合には、その後、待機ボタン67が押されるまで通信可能状態が維持されるので操作応答性のよいワイヤレス遠隔制御を実現できる。
【0072】
また、撮影した画像の小画像を操作機器50側に伝送してこれを表示し、画像内容を確認してから、主画像をメモリカード13に保存するか否かを選択できるため、目的に応じたワイヤレス画像伝送の利用が可能となる。
【0073】
上記実施形態では、無線インターフェース部34への電源ON期間(T1)及び電源OFF期間(T2)をカメラ1側で設定したが、操作機器50の操作部54からこれらの設定を入力又は変更する態様も可能である。
【0074】
また、本発明の実施に際しては、一定の周期T3で無線インターフェース部34に通電する態様に限らず、電源ONとなる年月日及び時刻、電源OFFとなる何月日及び時刻を任意に設定できるように構成してもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、設定に従って無線インターフェース部への電源のON/OFFを制御したことにより、バッテリーの消耗を抑制できるとともに、必要なときには操作機器から操作要求信号を送信することで通信可能な状態を維持できるため、操作応答性のよい遠隔制御システムを実現できる。
【0076】
また、本発明によれば、カメラで撮影した画像を操作機器に無線伝送し、操作機器側で画像内容を確認してから、その画像をカメラ側の記録媒体に保存するか否かを選択できるように構成したため、目的に応じたワイヤレス伝送の利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラシステムの構成を示すブロック図
【図2】操作機器の表示部に表示される操作画面の一例を示す図
【図3】本実施形態のカメラにおける電源制御のシーケンスを示すタイミングチャート
【図4】遠隔撮影モードのシーケンスを示すフローチャート
【図5】遠隔撮影モードのシーケンスを示すフローチャート
【図6】遠隔撮影モードのシーケンスに対応する操作機器の表示画面の例を示す図
【符号の説明】
1…カメラ、10…撮影レンズ、12…撮像部、13…メモリカード、14…レンズカバー、16…CPU、18…CCD、24…信号処理部、25…メモリバッファ、27…表示手段、31…カードインターフェース部、34…無線インターフェース部、35…タイマー、37…バッテリー、50…操作機器、52…CPU、53…無線インターフェース部、54…操作部、55…表示部、57…カードインターフェース部、60…メモリカード、62…「カメラ1」ボタン、64…撮影ボタン、65…伝送ボタン、66…保存ボタン、67…待機ボタン、68…画像表示領域
Claims (22)
- 操作機器から入力される指示に応じた指令信号を無線通信によってカメラ側に伝送することによりカメラを遠隔制御する方法であって、該方法は、
前記カメラの無線インターフェース部に対する電源ON期間及び電源OFF期間を設定する工程と、
前記設定に従って前記無線インターフェース部に供給する電源のON/OFFを制御する工程と、
前記電源ON期間にカメラ側から前記操作機器に対して通信可能な状態である旨を通知する工程と、
前記通知に対応して前記操作機器側において前記カメラに対する操作指示の入力が可能な状態である旨を提示する工程と、
前記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信号が送信され、該操作要求信号を前記カメラが受信すると、前記設定によらず、前記無線インターフェース部への給電を継続して通信可能な状態を維持する工程と、
その後、前記操作機器から所定の操作が行われ、該操作に応じた指令信号が前記カメラ側に伝送されることにより、前記無線インターフェース部への電源をOFFし、前記設定に従った電源のON/OFF制御に戻す工程と、
を含むことを特徴とするカメラの遠隔制御方法。 - カメラと、該カメラを無線により遠隔制御する操作機器と、から構成されるカメラシステムにおいて、
前記カメラは、光学像を電気信号に変換する撮像部と、
前記操作機器との間で無線による通信を行う第1の無線インターフェース部と、
前記第1の無線インターフェース部に供給する電源のON/OFFを切り替えるスイッチ部と、
前記第1の無線インターフェース部に対する電源ON期間及び電源OFF期間を設定するタイマー手段と、
前記電源ON期間に前記操作機器に対して通信可能な状態である旨を通知する通知手段と、
前記タイマー手段の設定に従い前記第1の無線インターフェース部に供給する電源のON/OFFを制御する一方、前記電源ON期間内に前記操作機器から操作要求信号を受信した場合は、前記タイマー手段の設定によらず、所定の操作が行われるまで前記第1の無線インターフェース部への給電を継続し通信可能な状態を維持する制御を行う制御手段と、を備え、
前記操作機器は、前記カメラに対する指示を入力する操作部と、
前記カメラとの間で無線による通信を行う第2の無線インターフェース部と、
前記通知手段からの通知に応じて前記カメラに対する操作指示の入力が可能な状態である旨を提示する状態提示手段と、
を備えていることを特徴とするカメラシステム。 - 前記カメラは、前記撮像部に供給する電源のON/OFFを切り替える撮像電源スイッチ部を備え、前記制御手段は、前記操作機器から撮影開始の指示を示す遠隔撮影信号を受信すると前記撮像部に給電して撮影を開始させることを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
- 前記操作要求信号の受信に応じて前記第1の無線インターフェース部を通信可能な状態で維持するモードに移行した場合、前記制御手段はレンズカバーを含む撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持する制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記カメラは、前記撮影によって取得された主画像のデータを間引いて小画像を生成する信号処理手段を備え、前記生成された小画像は前記無線インターフェース部を介して前記操作機器に伝送されることを特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。
- 前記カメラは、前記撮影によって取得された主画像のデータを一時記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記操作機器から伝送要求信号を受信すると、前記記憶手段に記憶している主画像を前記第1の無線インターフェース部経由で前記操作機器に伝送することを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
- 前記カメラは、前記撮像部で撮影した画像のデータを不揮発性の記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体の装着の有無及び前記記録媒体の記録可能容量を検出する検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記記録媒体が装着され、かつ当該記録媒体内に画像データを記録可能な空領域があることが検出された場合に前記操作機器に対して記録可能信号を伝送する一方、前記操作機器は前記記録可能信号の受信に応じて画像の保存を指示可能な状態となり、ユーザ操作に伴い前記操作機器から画像の保存を指示する保存指示信号が送信され、該保存指示信号を前記カメラが受信すると、前記制御手段は前記記録媒体を読み書きするメディアインターフェース部に給電して、当該画像を前記記録媒体に記録する処理を実行することを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
- 前記カメラは、前記小画像を前記操作機器側に伝送して当該画像内容を前記操作機器に表示させ、前記主画像のデータを前記記録媒体に保存するか否かをユーザが選択できる動作モード(以下、プレビュー伝送撮影モードという。)を予め設定可能なモード設定手段を有し、前記制御手段は、前記プレビュー伝送撮影モードに設定されている場合に、レンズカバーを含む機構部分を撮影可能な状態で維持するように制御することを特徴とする請求項7に記載のカメラシステム。
- 前記操作機器は、前記電源ON期間及び電源OFF期間の設定を変更する手段を有していることを特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載のカメラシステム。
- 前記電源ON期間及び電源OFF期間の設定に代えて、又はこれと併せて、電源ONとなる日時及び電源OFFとなる日時のうち少なくとも一方を設定可能としたことを特徴とする請求項2乃至9の何れか1項に記載のカメラシステム。
- 前記カメラは、撮影画像を表示可能な表示部を有し、前記制御手段は、前記操作機器からの指令に従って撮影動作を実施する遠隔撮影モードの状態では前記表示部に給電しないように制御することを特徴とする請求項2乃至10の何れか1項に記載のカメラシステム。
- 請求項2乃至11の何れか1項に記載のカメラシステムの構成要素である前記カメラとして利用されることを特徴とするカメラ。
- 請求項2乃至11の何れか1項に記載のカメラシステムの構成要素である前記操作機器として利用されることを特徴とする操作機器。
- 前記カメラの撮像部に供給する電源のON/OFFを制御する工程と、
前記操作機器から撮影開始の指示を示す遠隔撮影信号を受信すると前記撮像部に給電して撮影を開始する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のカメラの遠隔制御方法。 - 前記操作要求信号の受信に応じて前記無線インターフェース部を通信可能な状態で維持するモードに移行した場合、前記カメラのレンズカバーを含む撮影光学系の機構部分を撮影可能な状態で維持する工程を含むことを特徴とする請求項14に記載のカメラの遠隔制御方法。
- 前記カメラは、前記撮影によって取得された主画像のデータを間引いて小画像を生成する信号処理手段を備え、
前記生成された小画像を前記無線インターフェース部を介して前記操作機器に伝送する工程を含むことを特徴とする請求項14に記載のカメラの遠隔制御方法。 - 前記カメラは、前記撮影によって取得された主画像のデータを一時記憶する記憶手段を備え、
前記操作機器から伝送要求信号を受信すると、前記記憶手段に記憶している主画像を前記無線インターフェース部経由で前記操作機器に伝送する工程を含むことを特徴とする請求項16に記載のカメラの遠隔制御方法。 - 前記カメラは、前記撮像部で撮影した画像のデータを不揮発性の記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体の装着の有無及び前記記録媒体の記録可能容量を検出する検出手段と、を備え、
前記記録媒体が装着され、かつ当該記録媒体内に画像データを記録可能な空領域があることが検出された場合に前記操作機器に対して記録可能信号を伝送する工程と、
前記操作機器は前記記録可能信号の受信に応じて画像の保存を指示可能な状態となり、ユーザ操作に伴い前記操作機器から画像の保存を指示する保存指示信号を送信する工程と、
該保存指示信号を前記カメラが受信すると、前記記録媒体を読み書きするメディアインターフェース部に給電して、当該画像を前記記録媒体に記録する処理を実行する工程と、
を含むことを特徴とする請求項16に記載のカメラの遠隔制御方法。 - 前記カメラは、前記小画像を前記操作機器側に伝送して当該画像内容を前記操作機器に表示させ、前記主画像のデータを前記記録媒体に保存するか否かをユーザが選択できる動作モード(以下、プレビュー伝送撮影モードという。)を予め設定可能なモード設定手段を有し、
前記プレビュー伝送撮影モードに設定されている場合に、前記カメラのレンズカバーを含む機構部分を撮影可能な状態で維持するように制御する工程と、
を含むことを特徴とする請求項18に記載のカメラの遠隔制御方法。 - 前記操作機器は、前記電源ON期間及び電源OFF期間の設定を変更する手段を有していることを特徴とする請求項1、14乃至19の何れか1項に記載のカメラの遠隔制御方法。
- 前記電源ON期間及び電源OFF期間の設定に代えて、又はこれと併せて、電源ONとなる日時及び電源OFFとなる日時のうち少なくとも一方を設定可能としたことを特徴とする請求項1、14乃至20の何れか1項に記載のカメラの遠隔制御方法。
- 前記カメラは、撮影画像を表示可能な表示部を有し、
前記操作機器からの指令に従って撮影動作を実施する遠隔撮影モードの状態では前記表示部に給電しないように制御する工程を含むことを特徴とする請求項1、14乃至21の何れか1項に記載のカメラの遠隔制御方法。
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