JP3807007B2 - デジタルカメラ用アクセサリー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラ用アクセサリーに係り、特に、デジタルカメラで撮影した画像をデジタルプリンターで印刷できるようにデジタルプリンターと直接の接続を可能にするデジタルカメラ用アクセサリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラは、撮影した画像データを限られた記憶容量の範囲内でより多くの画像データを記録保存するために、撮影した画像データをJPEG等の形式に沿ってデータ圧縮し、その圧縮データをカメラの内蔵メモリや挿脱自在のメモリーカードに記憶するようになっている。そして、デジタルカメラをパソコンやテレビと接続するか、或いはメモリーカードに記録された画像データをパソコンに転送するなどしてパソコンやテレビの画面に撮影した画像を表示させる。また、パソコンに接続されたプリンターによって印刷が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のデジタルカメラでは、パソコンを経由して接続されたデジタルプリンターによってプリントが行われていたので、パソコンが不可欠であり、パソコン操作も煩雑であるという欠点がある。また、内蔵メモリ等に記憶した画像データは圧縮処理されているため、撮影した画像をプリントするには内蔵メモリ等に記憶した画像データを呼び出した後、伸長処理してからデジタルプリンターに送出する必要があり、プリントに時間がかかるという欠点がある。
【0004】
一方、パソコンを経由しないダイレクトプリント等は特殊な用途であり、これらの機能をカメラ内に常設するとすれば、カメラ本体のコスト高となるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ダイレクトプリントなど、特殊な用途に対応すべく、必要に応じてデジタルカメラに拡張的に組付け可能なデジタルカメラ用アクセサリーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明は前記目的を達成する為に、撮影した静止画像をデジタルデータの形態でメモリに記録するデジタルカメラとインターフェースを介して着脱自在に接続されるアクセサリーであって、デジタルプリンターとの接続を可能にする接続端子と、前記接続端子に接続されるデジタルプリンターと双方向通信を行い、前記インターフェースを介して導かれる画像データを前記デジタルプリンターに適したデータの形態で前記デジタルプリンターに送信する通信制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、デジタルカメラに接続可能なアクセサリーにデジタルプリンター接続用の接続端子を設け、該接続端子を介してデジタルプリンターがアクセサリーに直接接続される。そして、アクセサリーとデジタルプリンターとは双方向通信を行い、アクセサリー側の通信制御手段がデジタルプリンターを直接制御して画像データのプリントを行う。これにより、プリントに際してパソコンが不要となり、プリント操作も簡単にできるという利点がある。また、画像データの送受に要する時間が短縮でき、短時間プリントが実現できる。
【0007】
また、本発明の他の態様によれば、前記接続端子に接続し得る複数種類のデジタルプリンターについて、各機種に応じた色補正用ルックアップテーブル(LUT)を具備し、双方向通信によって通知されるプリンター側からの信号に基づいて現在接続されているデジタルプリンターの機種を自動認識する。そして、認識した機種に応じて色補正用LUTを選択している。これにより、接続されたデジタルプリンターの機種に適した色調整を自動的に行うことが可能となる。
【0008】
更に、本発明の他の態様によれば、撮影動作を指令するレリーズボタンの押し下げ操作に呼応して画像データを取得するとともに、その取得画像データをインターフェースを介してアクセサリー側に送出している。そして、アクセサリー内の通信制御手段によって適切なデータ形態に整えられてからデジタルプリンターに送信され、プリントされる。これにより、撮影動作と同時に撮影画をプリントすることができる。また、レリーズボタンの操作に呼応して取得された静止画の画像データを圧縮処理せずにアクセサリー側に送出することによって、処理時間を一層短縮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラ用アクセサリーの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラ用アクセサリーが適用されるデジタルカメラの外観斜視図である。デジタルカメラ1の正面中央部には撮影レンズ2の組み込まれた鏡胴3が取付けられ、撮影レンズ2の上方にはストロボ窓4、ファインダー窓5が形成されている。また、ファインダー窓の右側にはAF(オートフォーカス)投光窓6、AF受光窓7が上下に並んで設けられている。尚、符号8はストロボ調光センサーである。
【0010】
前記撮影レンズ2はズームレンズで構成され、デジタルカメラ1背面に設けられたズームレバー20(図2参照)の操作に応じて駆動される図示せぬモータの駆動力によって焦点距離を変更できるようになっている。また、ファインダー窓5の内側には、詳しくは図示されていないが、対物系レンズを構成する移動レンズ群が配置され、撮影レンズ2の焦点距離の変更に連動して前記移動レンズが駆動されるズームファインダーが構成される。
【0011】
前記AF投光窓6の内側には赤外線発光ダイオード等の投光手段が設けられ、前記AF受光窓7の内側にはフォトダイオード等の受光素子を含む受光手段が配設される。これら投光手段と受光手段とで被写体までの距離を測定する測距部が構成される。この測距部(AF部)は、例えば三角測量の原理に基づいて被写体までの距離を求め、その結果はオートフォーカス(AF)制御に利用される。
【0012】
デジタルカメラ1の上面にはレリーズーボタン9、モードダイヤル10、アップ/ダウンダイヤル11、アクセサリーシュー12、液晶表示パネル13が設けられ、液晶表示パネル13の左側部には、前から順にストロボボタン14、消去ボタン15、マクロボタン16が並んで設けられている。
モードダイヤル10は、正/逆両方向に回動自在に設けられ、ダイヤルの設定位置によってデジタルカメラ1の機能を変更できる。例えば、回転操作のクリック停止位置毎に「OFF」−「AUTO」−「SETUP」−「P」−「S」−「A」−「M」−「PC」−「PLAY」と9段階に順にモードが変更され、「PLAY」の次には「OFF」に戻ってダイヤルが1回転する。尚、OFFモードでは、モードダイヤル10にロックがかかる機構(不図示)が設けられ、不測の外力による誤操作が防止されている。図中符号17はモードダイヤルをOFFモードから他のモードに切り換える際にモードダイヤル10のロックを解除する為のロック解除ボタンである。
【0013】
「OFF」モードはデジタルカメラ1を使用しない場合に設定する位置であり、このモード下ではデジタルカメラ1の電源がオフされる。「AUTO」は、自動撮影を行う場合に設定されるモードであり、このモード下ではAF及びAE(自動露出制御)が有効に機能し、撮影者はレリーズボタン9を押すだけで、他に特別な操作をすることなく撮影を行うことができる。「SETUP」は、日付、時刻、感度補正、圧縮モード等の各種設定を行う為のモードであり、このモード下で設定すべき項目毎に液晶表示パネルの表示を確認しながらアップ/ダウンダイヤル11及び後述するセットボタン23(図2)を操作して所望の設定入力を行う。
【0014】
例えば、日付を合わせるには、モードダイヤル10を「SETUP」に合わせ、アップ/ダウンダイヤル11を回転操作して液晶表示パネル13を日付表示にする。そして、セットボタン23を押すと「年」が点滅し始めるので、セットボタン23を押しながらアップ/ダウンダイヤル11を回転操作して数値を変更し、所望の値でセットボタン23から指を離すと「年」が設定される。同様にして「月」、「日」、「時」、「分」を合わせる。
【0015】
「P」はプログラムAE、「S」はシャッタ優先、「A」は絞り優先、「M」はマニュアル露出の撮影モード設定を行う位置である。これらの各撮影モードにおけるプログラム選択、シャッタ速度設定、絞り値設定等は、アップ/ダウンダイヤル11及びセットボタン23を操作して所望の入力を行う。
「PC」はデジタルカメラ1とパソコンを専用ケーブルで接続して画像データの送受信を行うモードである。「PLAY」は撮影済の画像を再生する時に設定するモードであり、1コマ再生、ダイレクト再生が可能となる。尚、撮影した画像を再生する為にはテレビモニタ等の画像表示手段が必要となる。テレビモニタや液晶モニタと当該デジタルカメラ1とをビデオケーブルで接続するか、或いは、後述する拡張ユニット40(図4)を介してパソコンと接続するなどして、テレビモニタ等又はパソコンのディスプレイ上に表示させることになる。
【0016】
ストロボボタン14は撮影モードでストロボの使用の有無を設定する際に用いられるボタンであり、消去ボタン15はメモリーカードに記憶された画像データの消去を指令する際に使用されるボタンである。
また、液晶表示パネル13には、設定された各種スイッチの状態や、バッテリー残量、メモリーの使用状況等が表示される。
【0017】
図2には、図1に示したデジタルカメラの背面斜視図が示されている。デジタルカメラ1の背面にはズームレバー20が設けられており、このズームレバー20を上又は下方向に操作することで撮影レンズ2の焦点距離を長焦点側(テレ)又は短焦点側(ワイド)に変更することができる。カメラ背面左上隅部にはファインダーの接眼部22が形成され、該接眼部22から撮影画角と略等しい視野を観察することができるようになっている。
【0018】
ファインダーの接眼部22の左横には、セットボタン23及びオート/MF(マニュアルフォーカス)ボタンが24上下に並んで設けられている。セットボタン23は前述のようにアップ/ダウンダイヤル11と組み合わせて各種入力設定時に用いられる。
オート/MFボタン24によって、オートフォーカスが選択されている場合には、レリーズボタン9の押下操作に呼応して前述の測距部によって被写体距離が測定され、被写体距離に応じたピント位置に撮影レンズ2が図示せぬレンズ駆動手段によって合焦移動される。
【0019】
オート/MFボタン24によって、MFが選択されている場合には、セットボタン23とアップ/ダウンダイヤル11とを操作して入力設定した被写体距離に前記撮影レンズ2が図示せぬレンズ駆動手段によって合焦移動される。また、このオート/MFボタン24は、再生した画像をプリントする際の実行ボタンとしても共用される。
【0020】
図2中デジタルカメラ1の右側面部分には、メモリーカードカバー25がヒンジ26を介して開閉自在に設けられている。デジタルカメラ1の内部にはメモリーカードの装填室が形成されており、前記メモリーカードカバー25を開放してデジタルカメラ1内にメモリーカードを挿入し、又はデジタルカメラ1からメモリーカードを取り出すことができるようになっている。
【0021】
デジタルカメラ1背面中央部には透明なメモリーカード確認窓27が形成されており、該確認窓27を介してデジタルカメラ1内にメモリーカードが装填されているか否かを確認できる。
図3は、図1に示したデジタルカメラの底面を示す斜視図である。
デジタルカメラ1の底面には後述の拡張ユニット40と電気的な接続を行うための拡張端子30、三脚用ネジ穴32、及びユニット取付け穴34が設けられている。三脚用ネジ穴32は拡張ユニットの固定ネジ穴として兼用され、ユニット取付け穴34は拡張ユニット側に形成されたL字状のフック(図4参照)が係合可能なように内部がL字状に形成されている。
【0022】
また、デジタルカメラ1の底面には、バッテリーカバー36がヒンジ37を介して開閉自在に設けられており、該バッテリーカバー36上に形成されたバッテリーカバーオープンつまみ38を操作してバッテリーカバー36を開放することによって電池を交換出来るようになっている。
図4は、図1に示したデジタルカメラの底面に組付けられる拡張ユニットの外観斜視図である。尚、図4には、拡張ユニット40(デジタルカメラ用アクセサリーに相当)の背面側から見た様子が示されている。
【0023】
拡張ユニット40の上面には、デジタルカメラ1の拡張端子30と嵌合する端子42と、固定ネジ43と、略L字状のフック44とが設けられている。このフック44をデジタルカメラ1側のユニット取付け穴34に係合させるとともに、固定ネジ43を三脚用ネジ穴32に螺合させることでデジタルカメラ1の底部に拡張ユニット40が組付けられ、デジタルカメラ1と拡張ユニット40は拡張端子30及び端子42によって電気的に接続される。尚、拡張端子30及び端子42には、例えば40ピンのコネクタが用いられる。
【0024】
また、図中拡張ユニット40の左側面には、図示せぬ25ピンのSCSI端子が設けられ、パソコンやデジタルプリンター54とSCSIケーブルを介して直接接続が可能となっている(図5、図6参照)。
拡張ユニット40の背面には、スライドスイッチ46とディップスイッチ48が設けられている。スライドスイッチ46は、3ポジションスライド式のスイッチで構成され、連写、オフ及びSCSIの3モード切り替えに用いられる。例えば、スイッチの中央位置がOFF位置、左が連写位置、右がSCSI位置に対応している。スイッチをOFF位置に設定するとパワーセーブモードとなり、デジタルカメラ1側に装着される電池の消耗を抑える。即ち、デジタルカメラ1に拡張ユニット40が組付けられていない状態と略同等になる。
【0025】
スライドスイッチ46を左の連写位置に設定すると、後述する連写動作が可能となり、レリーズボタン9を押している間、連写が行われる。スライドスイッチ46を右のSCSI位置に設定するとSCSI端子を介して接続されたパソコンやデジタルプリンター54とのデータの送受が有効になる。即ち、撮影した画像をパソコンに送ることができ、パソコン側でデジタルカメラ1の撮影操作を行うことができる。また、撮影した画像データをデジタルプリンター54に直接送出して印刷することができる。以下、パソコン等の機器を利用することなく、拡張ユニット40とデジタルプリンター54をSCSIケーブルで直接接続してプリントを行う形態をダイレクトプリントと呼ぶことにする。
【0026】
一方、ディップスイッチ48は、4ポジションアップ/ダウン式のものが用いられ、4つのスイッチの組合せによってSCSIモード下における更に詳細な設定が行われる。即ち、前記スライドスイッチ46によってSCSIモードが選択されている場合に、本ディップスイッチ48によって更にパソコン接続を有効とするPC動作モードとするか、或いはプリンター接続を有効としてダイレクトプリントを可能にするダイレクトプリントモードにするかの設定が行われるとともに、PC動作モード下のSCSIのID設定やダイレクトプリントモード下の用紙サイズの設定等が行われる。例えば、4ポジションの各スイッチを図中左から順にDSW1、DSW2、DSW3、DSW4とすると、右端のディップスイッチ(DSW4) がオンの場合にはPC動作モード、オフの場合にはダイレクトプリントモードに設定される。
【0027】
ディップスイッチ(DSW4) がオンで且つディップスイッチ(DSW1) がオフの場合にはインデックス画のプリント、ディップスイッチ(DSW4) がオンで且つディップスイッチ(DSW1) がオンの場合には1コマ画像のプリントが設定される。そして、ディップスイッチ(DSW2) がオンの場合はLサイズ(例えばA4サイズ) の用紙、ディップスイッチ(DSW2) がオフの場合はSサイズ(例えばA5サイズ) の用紙に設定される。尚、用紙サイズの指定は、接続されたデジタルプリンターの用紙トレイによって強制的に決定することも可能である。この場合、ディップスイッチ(DSW2) の設定は無効となる。
【0028】
図5には、図1に示したデジタルカメラと図4に示した拡張ユニットとを組み合わせたシステムの構成が示されている。デジタルカメラ1は撮影した画像をNTSC等の所定の信号形式で送出するビデオ出力端子を有しており、該ビデオ出力端子をテレビモニタ50やLCDモニタ等の画像表示装置に接続することにより、撮影した画像を確認することができる。尚、小型の液晶モニタをアクセサリーシュー12に取付けることも可能である。
【0029】
また、デジタルカメラ1内にはメモリーカード52が装填され、撮影した画像のデータは所定の形式でメモリーカード52に記録される。記録方式には、例えば、Exifフォーマットに準拠する形式が採用され、撮影されたコマ毎にJPEG形式で圧縮した画像データと80×60画素のサムネイルデータとが一組で記録される。尚、サムネイルデータは撮影された1280×1000画素の画像データを1/16に間引くことにより作成される。
【0030】
圧縮モードは、Fine( 4bit/pel サムネイル付き)、Normal( 2bit/pel サムネイル付き)、Basic (1bit/prlサムネイル付き)及びHi(非圧縮)の4段階が用意され、図1で説明したモードダイヤル10の「セットアップ」下でアップ/ダウンダイヤル11とセットボタン23を操作することにより、選択的に設定が可能となっている。尚、圧縮モードの設定において「非圧縮」が設定される場合にはTIFF形式で画像データが記録される。
【0031】
メモリーカード52には、PCカード、又はPCカードアダプタによってPCカードと互換性を有して使用できるスマートメディア(SSFDC)が用いられる。メモリーカード52はデジタルカメラ1から取り出し可能であり、PCカードスロットを有するノートパソコンや、PCカードリーダに挿入することができ、画像データを種々の機器において利用することができる。従って、電話回線を利用した画像伝送なども容易である。
【0032】
デジタルカメラ1の底面に組付けられた拡張ユニット40はSCSIケーブルによってデジタルプリンター54と直接接続が可能である。デジタルプリンター54と拡張ユニット40との間では双方向通信が行われ、接続されたデジタルプリンター54からはプリンターの機種、用紙サイズ等に関する情報が拡張ユニット40側に送られる。
【0033】
他方、拡張ユニット40は、接続されたデジタルプリンター54の機種や用紙サイズに応じて画像データの色調整等を行うとともに、ディップスイッチ48で設定されたプリントモードに合致した印刷用データをデジタルプリンター54側に送出する。例えば、サムネイル一覧(インデックス画)をプリントするモードが設定されている場合には、接続されたデジタルプリンター54の機種や用紙サイズに応じて印刷時の各画の大きさや配置の適正化を行い、その印刷用データをデジタルプリンター54側に送出する。かかるデータを受けたデジタルプリンター54は所定の用紙55にインデックス画を印刷する。
【0034】
図6は、上記デジタルカメラと拡張ユニットの内部構成の一例を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、主として撮影レンズ2、CCD56、アナログ信号処理部57、A/D変換器58、デジタル信号処理部60、Y/Cデータ処理部61、メモリコントローラ62、フレームメモリ64、データ圧縮/伸長処理部65、中央処理装置(CPU)66、エンコーダ68、メモリカード52等を備えている。
【0035】
一方、拡張ユニット40は、主として、メモリコントローラ70、フレームメモリ72、FIFO(first-in first-out)処理部73、SCSIコントローラ74、ROM75、SRAM76、CPU77、SCSIコネクタ78、モードスイッチ85等を備えている。前記デジタルカメラ1と拡張ユニット40とは図3で説明した拡張端子30に相当するカメラ/アダプタインタフェース80を介して接続され、拡張ユニット40のSCSIコネクタ78にはSCSIケーブル82を介してデジタルプリンター54が接続される。
【0036】
被写体からの光は、撮影レンズ2によってCCD56の受光面に結像される。CCD56には、例えば、2/3インチ130万画素のものが用いられ、該CCD56の受光面に結像された画像光は、R、G、Bフィルタを有する各センサで所定時間電荷蓄積され、光の強さに応じた量のR、G、B信号に変換される。
このR、G、B信号はアナログ信号処理部57に導かれ、ここでR、G、B信号のゲイン等が制御される。アナログ信号処理部57から出力されるR、G、B信号はA/D変換器58によってデジタル信号に変換された後、デジタル信号処理部に加えられる。
【0037】
デジタル信号処理部60は、白バランス調整回路、γ補正回路及びRGB同時化回路等を含み、順次入力する点順次のR,G,B信号を各回路で適宜信号処理したのち、同時化したR,G,BデータをY/Cデータ処理部61に出力する。
Y/Cデータ処理部61は、入力するR,G,Bデータに基づいて輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b (以下、Y/Cデータという)を生成し、これらをメモリコントローラ62に出力する。
【0038】
メモリコントローラ62は、前記Y/Cデータのフレームメモリ64への書込み/読出しを制御するとともに、Y/Cデータのメモリカード52への書込み/読出しを制御する。
Y/Cデータをメモリカード52に記録する場合、Y/Cデータ処理部61から出力されるY/Cデータは先ずデータ圧縮/伸長処理部65に導かれ、ここで設定されている圧縮モードでデータの圧縮が行われる。そして、圧縮処理されたY/Cデータがメモリーカード52に記録される。
【0039】
また、メモリカード52に記録された画像データを再生する場合には、メモリカード52から呼び出したY/Cデータをデータ圧縮/伸長処理部65によって伸長処理する。そして、この伸長処理されたY/Cデータは、エンコーダ回路68に加えられる。エンコーダ回路68は、入力するY/Cデータに基づいて例えばNTSC方式のカラー複合映像信号を生成し、これを図示せぬD/A変換器を介してビデオ出力端子に出力する。
【0040】
尚、Y/Cデータ処理部61から出力されるY/Cデータ(非圧縮)やメモリコントローラ62によってフレームメモリ64から読みだされたY/Cデータ(非圧縮)がエンコーダ回路68に導かれる場合もある。
前記メモリコントローラ62、エンコーダ回路68及びD/A変換器には図示せぬ同期信号発生回路から所定周期の同期信号がそれぞれ加えられており、これにより各回路の同期がとられている。また、前記同期信号発生回路、デジタル処理部60、Y/Cデータ処理部61及びメモリコントローラ62はCPU66から加えられる制御信号に基づいて制御されている。
【0041】
次に、拡張ユニット40について説明する。
デジタルカメラ1のA/D変換器58から出力された点順次のR、G、Bデータ、及びメモリコントローラ62によって読みだされたY/Cデータは、カメラ/アダプタインターフェース80を介して拡張ユニット40のメモリコントローラ70に導かれる。
【0042】
前記メモリコントローラ70は、前記R、G、Bデータのフレームメモリ72への書込み/読出しを制御するとともに、Y/Cデータのフレームメモリ72への書込み/読出しを制御する。このメモリコントローラ70はFIFO処理部73と接続され、フレームメモリ72に格納された順番でフレームメモリ72からデータを取り出されるようになっている。
【0043】
フレームメモリ72には、例えば、16MBのDRAMが用いられ、上記R、G、Bデータ及びY/Cデータが記録される。また、このフレームメモリ72は撮影された画像を処理するためのバッファとしても用いられる。
ROM75には、制御プログラム及び各プリンターの機種に応じた色補正用ルックアップテーブル(LUT)が格納されている。SRAM76は、Y/CデータからR、G、Bデータへの変換など画像データの処理等のワークメモリーとして用いられる。前記メモリーコントローラ70、ROM75、SRAM76、及びSCSIコントローラ74はデータバス84を介してCPU77と接続され、CPU77にはスライドスイッチ46やディップスイッチ48に相当するモードスイッチ85からの設定信号が加えられるようになっている。
【0044】
CPU77は、モードスイッチ85から入力される設定信号及びSCSIコントローラ74を介して通知されるデジタルプリンター54のプリンター情報等に基づいて種々の制御信号を出力し、該制御信号に基づいて前記メモリーコントローラ70、ROM75、SRAM76、及びSCSIコントローラ74の間で各種データの送受が行われ、所定のデータ処理が実行される。
【0045】
例えば、CPU77は前記プリンター情報に基づいて、プリンターの機種及び用紙サイズを認識し、接続されたデジタルプリンター54に対応する色補正用LUTをROM75から呼び出してデジタルプリンター54に適合した色調整を行うとともに、インデックス画のプリントモードが設定されている場合には、用紙サイズに応じて各コマのインデックス画を適正配置する。これらのデータはSCSIコントローラに送られ、SCSIのデータバスにセットされてデジタルプリンター54に送信される。
【0046】
次に、上記の如く構成されたデジタルカメラ及び拡張ユニットの作用について、説明する。
デジタルカメラ1のモードダイヤル10が「OFF」の状態であることを確認してから、デジタルカメラ1のユニット取付け穴34に拡張ユニット40のフック44を引っかけて、拡張端子30と端子40とが正しく接続される位置でデジタルカメラ1と拡張ユニット40とを連結させ、固定ネジ43を閉めて固定する。更に、拡張ユニット40とデジタルプリンター54をSCSIケーブル82で接続する。
【0047】
次いで、スライドスイッチ46を操作してSCSI位置に設定するとともに、ディップスイッチ(DSW2) で用紙サイズを指定する。
上記撮影準備が完了した後、撮影画像を撮影と同時にプリントする場合には、デジタルカメラ1のモードダイヤル10を「AUTO」、「P」、「S」、「A」、「M」のうちの何れかに合わせる。そして、レリーズボタン9を押して撮影を行うと、その撮影された画像が直ちにプリント(以下、撮影画プリントという)処理される。
【0048】
メモリーカード52に保存した画像を1コマずつ呼び出し、再生した画像をプリントする場合には、拡張ユニット40のディップスイッチ(DSW1)をオンにして1コマプリントに設定するとともに、ディップスイッチ(DSW2) で用紙サイズを指定する。そして、デジタルカメラ1のモードダイヤル10を「PLAY」に合わせ、プリントしたいコマを再生する。モードダイヤル10を「PLAY」に合わせると、メモリカード52に記録されている最後のコマが再生され、テレビモニタ50等の表示装置に表示される。テレビモニタ50に映し出された再生画像を確認しながら、アップ/ダウンダイヤル11を操作してプリントを希望するコマを選択し、オート/MFボタン24を押すと、再生画像がプリント(以下、1コマ再生画プリントという)処理される。
【0049】
デジタルカメラ1で撮影した画像のサムネイル一覧、即ち、インデックスをプリントする場合には、拡張ユニット40のディップスイッチ(DSW1) をオフにしてインデックスプリントモードに設定するとともに、ディップスイッチ(DSW2) で用紙サイズを指定する。そして、デジタルカメラ1のモードダイヤル11を「PLAY」に合わせ、プリントしたい先頭のコマを再生する。アップ/ダウンダイヤル11を操作して最初のコマを指定し、オート/MFボタン24を押すと、指定したコマ以降のコマのサムネイル一覧がプリント(以下、インデックスプリントという)処理される。
【0050】
図7にはダイレクトプリントの処理の流れが示されている。
プリント動作待機の状態(アイドル状態)から(ステップS10、以下ステップ番号のみを記載する)、レリーズボタン9が押される等してプリント動作が開始すると、再生画のプリント(再生プリント)であるか、撮影プリントであるかが判別される(S12)。以下、撮影プリントの場合について説明する。
【0051】
撮影プリントの場合には、図6で説明したCCD56よりCCDデータの取り込みが行われ(S14)、Y/Cデータ処理部61においてR、G、B信号からY/Cデータに変換される(S16)。Y/Cデータ処理部61から出力されたY/Cデータは非圧縮のままフレームメモリ64に格納される(S22)。尚、図7のフロー図では、カメラ側のフレームメモリ64を「フレームメモリ1」、拡張ユニット40側のフレームメモリ72を「フレームメモリ2」と表している。
【0052】
その後、デジタルカメラ1から拡張ユニット40に対してプリントの実行を指令する信号が通知される(S24)。
拡張ユニット40側では、デジタルカメラ1から入力するデータに基づいて再生プリントであるか撮影プリントであるかを判別し(S26)、撮影プリントの場合にはデジタルカメラ側のフレームメモリ64からY/Cデータ(非圧縮)を取り出し、Y/CデータをR、G、Bデータに変換してから(S30)、該R、G、Bデータをフレームメモリ72に格納する(S32)。
【0053】
S32においてR、G、Bデータをフレームメモリ72に格納した後は、接続されたデジタルプリンター54に対応したLUTを用いて補正を加え、デジタルプリンター54に向けてR、G、Bデータを転送する(S34)。次いで、デジタルプリンター54にプリント開始を通知し(S42)、プリント処理の終了を待つ(S44)。プリント処理が終了した旨の通知がデジタルプリンター54側から入力すると、処理はS10に戻る。
【0054】
このように、本実施の形態では撮影画プリントのモード下においては、撮影した画像のデータを圧縮/伸長処理を行わずに直接デジタルプリンター54に送出するようにしたので、短時間でプリントが可能となる。また、パソコンが不要となり、煩雑なパソコン操作をすることなくプリントできるという利点がある。
尚、本実施の形態では、撮影画プリント時にY/C変換を経由する場合について説明したが、Y/C変換を経ることなくA/D変換器58から出力されたR、G、Bデータを直接拡張ユニット40側に送出するようにしてもよい。
【0055】
次に、1コマ再生プリントの場合について説明する。
S12において、再生プリントであることが判別されると、メモリーカード52から指定されたコマの画像データ(Y/Cの圧縮データ)が呼び出される(S18)。そして、圧縮/伸長処理部において伸長処理され(S20)、フレームメモリ64にY/Cデータ(非圧縮)が格納される。
【0056】
その後、デジタルカメラ1から拡張ユニット40に対してプリントの実行を指令する信号が通知される(S24)。
拡張ユニット40側では、デジタルカメラ1から入力する信号に基づいて再生プリントであるか撮影プリントであるかを判別し(S26)、再生プリントの場合には、更に1コマ再生プリントであるかインデックスプリントであるかが判別される(S28)。拡張ユニット40のディップスイッチ48によって1コマ再生プリントのモードが設定されている場合には、デジタルカメラ1のフレームメモリ64よりY/Cデータを取り出し、Y/CデータをR、G、Bデータに変換する(S30)。以後の処理は上述のS32からS46の工程と同等である。
【0057】
次に、インデックスプリントの場合について説明する。
インデックスプリントの場合、1コマ再生プリントにおける処理S10からS28までの工程は同等であるので説明を省略する。
S28においてインデックスプリントであると判別されると、現在指定されている再生コマについてカメラのメモリーカード52よりサムネイルデータを呼び出し、Y/CデータをR、G、Bデータに変換する(S36)。
【0058】
そして、そのサムネイルのR、G、Bデータをフレームメモリ72に格納し(S38)、デジタルプリンター54に対応したLUTを用いて補正を加えてから、プリンタに向けてR、G、Bデータを転送する(S40)。
上記S36からS40までの処理を指定されているコマ番号以降の全てのコマについて繰り返し行い、プリントすべき全てのサムネイルのR、G、Bデータがプリンターに転送されたことを確認してから、デジタルプリンター54にプリント開始を通知する(S44)。そして、プリント処理の終了を待ち(S46)、プリント処理が終了した旨の通知がプリンター側から入力すると、処理はS10に戻る。
【0059】
図8には、インデックスプリントにおける各サムネイルの配置の一例が示されている。拡張ユニット40は接続されたデジタルプリンター54の機種及び用紙サイズを自動認識し、デジタルプリンター54の総画素数や解像度、及び用紙サイズを考慮して各コマ画の大きさ、コマの位置、コマとコマの距離等を適正化して配置する。
【0060】
例えば、あるプリンター機種においてA5サイズの用紙がセットされた場合には、同図(a)に示すように各コマのサイズを25.4×19.1(mm)とし、隣り合う横方向のコマとコマとの間隔を2.0mm、縦方向の間隔を7.9mmとして、用紙の全体では図8(b)に示すように7×5の最大35コマを表示する。用紙内におけるコマの配置順番は、図8(b)中左上隅から右方向にコマ番号の小さい順に配置するように定めてもよいし、図8(b)中右上隅から下方向にコマ番号の小さい順に配置するように定めてもよい。数種類の配列パターンのうちから一つを選択できるようにしてもよい。
【0061】
次に、連写撮影について説明する。
デジタルカメラ1と拡張ユニット40とを連結させ、固定ネジ43を閉めて固定する点は、ダイレクトプリントの場合と同様である。但し、デジタルプリンター54との接続は必ずしも必要ない。次いで、スライドスイッチ46を操作して連写位置に設定する。この設定によって連写機能が有効となり、ディップスイッチ48の設定は無視される。
【0062】
図9には、連写処理の流れを示すフロー図が示されている。レリーズボタン9が押されると連写が開始され(S50)、撮影が行われる(S52)。撮影した画像は図6で説明したようにアナログ信号処理された後(S54)、A/D変換され(S56)、A/D変換器58から出力される点順次のR、G、Bデータはカメラ/アダプタインターフェース80を介して拡張ユニット40のメモリコントローラ70に導かれる(S58)。尚、同図のフロー図ではメモリコントローラ70を「連写メモリーコントローラ」、フレームメモリ72を「連写メモリ」と表している。
【0063】
そして、前記R、G、Bデータはメモリーコントローラ70を介してフレームメモリ72に格納される(S60)。
その後、連写が終了したか否かが判別される(S62)。レリーズボタン9が押されつづけている間、4.5コマ/秒の連写速度で撮影が行われ(但し、シャッター速度が1/60以上に設定されている場合)、レリーズボタン9が押されたままの状態にある連写継続中の場合には、処理はS52に戻る。即ち、連写継続中は撮影した画像をR、G、Bデータのまま非圧縮で順次フレームメモリ72に格納する。1回の連写によって撮影可能なコマ数の上限は、フレームメモリ72の容量によって規定されるが、例えば、12コマとする。12コマ分の画像データをフレームメモリ72に格納した段階で連写は強制的に終了するようになっている。
【0064】
レリーズボタン9から指が離れ、又は12コマ分の連写が行われ、S62において連写が終了したことを確認すると、フレームメモリ72に格納した画像データの処理が開始される。即ち、フレームメモリ72に格納された順に1コマ分の画像データがフレームメモリ72から読み出され(S64)、メモリコントローラ70を介してカメラ側のデジタル信号処理部に移される。そして、図1で説明したように、このデジタル信号処理部60及び後段のY/Cデータ処理部61によって所定のデジタル信号処理を施してY/Cデータを生成する(S68)。その後、Y/Cデータを圧縮してメモリーカード52に記録する(S70)。
【0065】
1コマ分の画像データがメモリーカード52に記録されると、連写が再開されたか否かが確認される(S72)。新たにレリーズボタン9が押されていなければ、フレームメモリ72に未処理のデータが存在しているか否かを確認し(S74)、未処理のデータが存在する場合には、処理はS64に戻り、次コマの画像データ処理が行われる。
【0066】
S62の連写撮影終了後、一定時間連写が再開されず、フレームメモリ72に格納した画像データの全てを処理し終わると、連写のデータ記録が終了する(S76)。
一方、フレームメモリ72に未処理のデータが存在する場合であっても、フレームメモリ72に空きがある場合(フレームメモリ72上の未処理画像が12枚未満の場合)にはそのフレームメモリ72の空き容量の範囲で連写の再開が可能である。尚、処理済のデータは上書きによって消去される。
【0067】
S72において連写が再開されると処理はS52に戻り、新たな撮影が行われる。尚、以後の処理は既に述べた通りである。
このように、本実施の形態によれば、連写モードでの撮影時には画像データをR、G、Bデータのまま非圧縮でフレームメモリ72に格納し続け、連写撮影終了後に格納順に画像データを呼び出し、Y/Cデータへの変換及び圧縮等の信号処理を行いメモリーカード52に記録するようにしたので、信号処理(記録動作)に要する時間に制限されることなく連写を行うことができる。また、フレームメモリ72に空きがある場合には、連写再開を許容し、記録動作を中断して連写動作が継続できるという利点がある。
【0068】
また、ダイレクトプリントや連写という特殊な機能を拡張ユニットという形態、即ち、デジタルカメラのアクセサリーとして提供したことにより、カメラ本体の小型化、低コスト化を図ることができるという利点がある。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るデジタルカメラ用アクセサリーによれば、デジタルカメラとインターフェースを介して着脱自在なアクセサリーにデジタルプリンター接続用の端子を設け、該接続端子を介して直接接続されるデジタルプリンターと双方向通信を行ってデジタルプリンターを制御するようにしたので、プリントに際してパソコンが不要となり、プリント操作も簡単にできる。また、画像データの送受に要する時間が短縮でき、短時間プリントが実現できる。
【0070】
かかる用途は特殊なものであり、必要に応じて当該アクセサリーをデジタルカメラに拡張的に組付けることにより、デジタルカメラ本体の低コスト化を図ることができる。
また、前記接続端子に接続し得る複数種類のデジタルプリンターについて、各機種に応じた色補正用LUTを設け、双方向通信によって通知されるプリンター側からの信号に基づいてデジタルプリンターの機種を自動認識して機種に適した色補正用LUTを選択するようにしたので、接続されたデジタルプリンターの機種の特性に合致した色調整を自動的に行うことができる。
【0071】
更に、レリーズボタンの押し下げ操作に呼応して画像データを取得するともに、その取得画像データをインターフェースを介してアクセサリー側に送出することにより、撮影動作と同時に撮影画をプリントすることができる。また、レリーズボタンの操作に呼応して取得された静止画の画像データを圧縮処理せずにアクセサリー側に送出することによって、処理時間を一層短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラ用アクセサリーが適用されるデジタルカメラの外観斜視図
【図2】図1に示したデジタルカメラの背面斜視図
【図3】図1に示したデジタルカメラの底面斜視図
【図4】拡張ユニットの外観斜視図
【図5】図1に示したデジタルカメラと図4に示した拡張ユニットとを組み合わせたシステムの構成図
【図6】デジタルカメラと拡張ユニットの内部構成の一例を示すブロック図
【図7】ダイレクトプリントの処理の流れを示すフローチャート
【図8】インデックスプリントにおける各サムネイルの配置の一例を示す図であり、図8(a)は各コマのサイズ及び間隔を示す図、図8(b)は全体配置図
【図9】連写処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
1…デジタルカメラ
9…レリーズボタン
10…モードダイヤル
30…拡張端子
34…ユニット取付け穴
40…拡張ユニット(デジタルカメラ用アクセサリー)
42…端子
46…スライドスイッチ
48…ディップスイッチ
52…メモリーカード
54…デジタルプリンター
56…CCD(撮像手段)
62、70…メモリコントローラ
64、72…フレームメモリ
77…CPU
78…SCSIコネクタ
80…カメラ/アダプタインターフェース
82…SCSIケーブル
Claims (5)
- 撮影した静止画像をデジタルデータの形態でメモリに記録するデジタルカメラとインターフェースを介して着脱自在に接続されるアクセサリーであって、
デジタルプリンターとの接続を可能にする接続端子と、
前記接続端子に接続されるデジタルプリンターと双方向通信を行い、前記インターフェースを介して導かれる画像データを前記デジタルプリンターに適したデータの形態で前記デジタルプリンターに送信する通信制御手段と、
を備えたことを特徴とするデジタルカメラ用アクセサリー。 - 前記接続端子はSCSIコネクタで構成されることを特徴とする請求項1のデジタルカメラ用アクセサリー。
- 請求項1のデジタルカメラ用アクセサリーは、前記接続端子に接続が可能な複数の種類のデジタルプリンターについて各機種に応じた色補正用ルックアップテーブルを備え、前記接続端子に接続されているデジタルプリンターから入力される信号に基づいて、当該デジタルプリンターの機種を判別し、機種に適した色補正用ルックアップテーブルを用いて色調整を行うことを特徴とするデジタルカメラ用アクセサリー。
- 前記通信制御手段は、レリーズボタンの押し下げ操作に伴う撮影動作に呼応して、当該撮影動作によって取得した画像データを前記デジタルプリンターに適したデータの形態で前記デジタルプリンターに送信することを特徴とする請求項1デジタルカメラ用アクセサリー。
- 前記レリーズボタンの操作によって取得された静止画の画像データはデータの圧縮処理を経ることなく前記インターフェースを介して前記アクセサリー側に送出されることを特徴とする請求項4のデジタルカメラ用アクセサリー。
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