JP4355855B2 - 撮像装置、撮影切替方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮影切替方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置で静止画撮影モード、動画撮影モードといったモード切替えによるのではなくシームレスに静止画撮影と動画撮影を切り替えることのできる撮像装置、撮影切替方法、及びプログラムに関する。
静止画撮影機能と動画撮影機能を備えたカメラでは、従来、静止画撮影モードと動画撮影モードを切り替えてから各撮影モードにおいてシャッターキーや録画開始ボタンを押して静止画撮影、又は動画撮影を行っているが、いつでもすぐに、レリーズボタンを押して静止画又は動画をシームレスに撮影したいというニーズがある。
ここで、静止画撮影機能と動画撮影機能を備えた電子カメラで、動画撮影中に静止画撮影指示が出されると、静止画を一旦バッファに一時記憶し、動画を記録した後に静止画を記録するようにした電子カメラ(例えば、特許文献1参照)がある。
また、簡易に静止画撮影モードと動画撮影モードを切り替えるものとして、シャッターキーを押し続けると動画撮影モードになる電子カメラ(例えば、特許文献2)がある。
また、静止画撮影機能と動画撮影機能を備えたビデオカメラとして、動画の撮影中に静止画撮影指示が出されると動画中の静止画撮影指示時点の画像(静止画)に識別情報を付加し、動画の再生中に静止画識別情報が付された静止画のみを順次再生させる制御を行うようにした電子カメラ(例えば、特許文献3参照)や、動画の撮影中に静止画撮影指示が出されると動画撮影中の静止画撮影指示時点の画像(静止画)に識別情報を付加し、動画中から切出して新たな静止画として追加記録するものがある(例えば、特許文献4参照)。
また、静止画/動画共通の撮影待ち受け状態から、シャッターキーを半押しすると直ちに静止画用に撮影状態を最適化し、シャッターキーを全押しすることにより静止画撮影を行い、ムービーシャッターキーを押すと直ちに動画用に撮影状態を最適化して動画撮影を開始することにより、静止画撮影と動画撮影の切替えをシームレスに行うことができる撮影モード切替方法が提案されている(特許文献5参照)。
特開平10−108121号公報 特願2002−125566号 特開2000−295568号公報 特開2000−324433号公報 特願2003−306753号
静止画撮影モード、動画撮影モードといったようにモード切替えを予め行わなくてもスルー画像表示状態で簡単なキー操作で静止画撮影や動画撮影が行えれば、シームレスに撮影切替えができ、撮影するまでに手間や時間がかからなくなる。また、これにより、キー操作を原因とする、静止画撮影のシャッターチャンスや動画撮影開始タイミングの逸機を最小限にできることが期待できる。
上記特許文献1記載の電子カメラでは動画撮影を優先させているので動画撮影中に静止画を撮影することは簡単に行えるが、最初に静止画撮影モードに設定されている場合に動画撮影に切り替えるには切替えのためのタイムラグが生じ、動画の撮影開始タイミングがずれる可能性があるといった課題があった。
また、上記特許文献2記載の電子カメラではシャッターキーを押しつづけると動画撮影モードとなるので、静止画撮影モードから動画撮影モードへの切り替えはシームレスに行えるが、シャッターキーを押しつづけている間に切替えのためのタイムラグが生じ、動画の撮影開始タイミングがずれる可能性があるといった課題がある。
また、上記特許文献3記載の電子カメラのように動画撮影中に静止画撮影指示のあった時点に撮影された画像を静止画として再生する方法では撮影条件が動画にとって最適でも静止画にとって最適状態とはいえないので、撮影条件が適切でない静止画が再生されるといった課題があった。
つまり、静止画撮影にしろ動画撮影にしろ表示されるスルー画像を見て撮影指示を行うが、厳密には、静止画のためのスルー画像及び撮影条件と動画のためのスルー画像及び撮影条件が、例えば、下記(1)〜(3)のように異なるので、特許文献2記載の電子カメラのように動画撮影中の動画を静止画として再生する方法では撮影条件が静止画にとって最適状態とはいえず、撮影条件が適切でない静止画像が再生されるといった課題があった。
(1)AF(オートフォーカス);
静止画撮影ではシャッターキー半押しでAF動作が開始され、全押しで撮影されるが、動画撮影ではコンティニアスAFで追従する点:
(2)ズーム;
静止画撮影ではある程度のスピードが必要であるが、動画撮影ではゆっくりズームしたい場合がある点:
(3)絞り;
静止画撮影ではある程度の絞りで止めるが、動画撮影では画像サイズも、例えば、320×240ピクセルといったように静止画像に比べて低いので、かなり絞れる点:
(4)情報表示;
動画を撮影するための撮影情報と静止画を撮影するための撮影情報が異なるので、液晶モニタ上に表示される静止画スルー画像と動画スルー画像上の表示情報には相容れないものもあるので、共通待機画面だけを待機画面として用いることができない点、つまり、静止画用待機画面や動画用待機画面を必要とするという点;
例えば、フラッシュが光る場合の静止画ホワイトバランス(WB)と、フラッシュは光らない動画撮影のWBは異なる。例えば、静止画は4Mpixのハイソリューションであるが動画はVGA(Video Graphics Array)止まりな場合が多く、「撮影するサイズ」の表示が異なる。また、夕日、夜景、スポーツなど撮影シーンに応じてシャッタースピードや露出など適切な撮影条件を予め設定した撮影サンプル画像を表示するシーンセレクト、ベストショットなどと呼ばれる撮影サンプル表示においても、静止画用と動画用では異なるものなので、そのどちらを用いて表示するかによってスルー表示が異なるし、動画とは関わりのないフラッシュ予告が共通待機画面のみを用いる場合には常に表示されてしまう点。
上記特許文献4記載の電子カメラのように、動画の撮影中に静止画撮影指示が出されると動画撮影中の静止画撮影指示時点の画像を動画中から切出して新たな静止画として追加記録する方法では、特許文献3記載の電子カメラと同様に、撮影条件が動画にとって最適でも静止画にとって最適状態とはいえず、撮影条件が適切でない静止画像が記録されるといった課題があった。
また、特許文献5に記載の技術では、静止画撮影と動画撮影の切替えをシームレスに行うことができるが、動画開始ボタンを押すと直ちに動画用に撮影状態を最適化して動画撮影するので、最適化期間と動画開始期間をユーザが区別し難く、動画撮影開始の際に好適な撮影アングルになっているかどうかをユーザが判断し難いといった課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、静止画/動画共通の撮影待ち受け状態から静止画撮影と動画撮影の切替えをシームレスに行うことができると共に撮影開始(開始)時に好適な撮影アングルをとり得る、撮像装置、撮影切替方法、及びプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項に記載の発明では、被写体を静止画撮影又は動画撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置であって、被写体像を取り込んで画像データを生成する撮像手段と、静止画撮影及び動画撮影に共通の撮影条件を表す表示情報を画像データから生成したスルー画像データに重畳した撮影待ち受け画面を表示する待ち受け画面表示手段と、撮影待ち受け画面の表示中にシャッターキーによる半押し操作がなされた場合、静止画撮影の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して表示する静止画表示情報表示手段及び静止画用の撮影状態の最適化を行なう静止画撮影状態最適化手段と、静止画撮影状態の最適化後にシャッターキーによる全押し操作がなされた場合、静止画撮影を行う静止画撮影手段と、撮影待ち受け画面の表示中にムービーシャッターキーによる半押し操作がなされた場合、動画撮影の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して表示する動画表示情報表示手段及び動画用の撮影状態の最適化を行なう動画撮影状態最適化手段と、動画撮影状態の最適化後にムービーシャッターキーによる全押し操作がなされた場合、動画撮影を開始する動画撮影開始手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
また、請求項に記載の発明では、被写体を静止画撮影又は動画撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影切替方法において、撮影待ち受け状態に移行して静止画撮影及び動画撮影に共通の撮影条件を表す表示情報を画像データから生成したスルー画像データに重畳した撮影待ち受け画面を表示し、撮影待ち受け状態において、シャッターキーの半押し操作を検出すると静止画撮影待ち受け状態に移行して静止画撮影の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して表示すると共に静止画用の撮影状態の最適化を行ない、静止画用の撮影状態の最適化後にシャッターキーの全押し操作を検出すると静止画撮影を行ない、撮影待ち受け状態において、ムービーシャッターキーの半押し操作を検出すると動画撮影待ち受け状態に移行して動画撮影の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して表示すると共に動画用の撮影状態の最適化を行ない、動画用の撮影状態の最適化後にムービーシャッターキーの全押し操作を検出すると動画撮影を開始する、ことを特徴とする撮影切替方法を提供する。
また、請求項に記載の発明では、被写体を静止画撮影又は動画撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において実行可能なプログラムであって、被写体像を取り込んで生成された画像データからスルー画像データを生成させるプログラムステップと、静止画撮影及び動画撮影に共通の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して撮影待ち受け画面に表示させるプログラムステップと、撮影待ち受け画面の表示中になされるシャッターキーの半押し操作を検出させるプログラムステップと、シャッターキーの半押し操作が検出されると静止画撮影の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して表示させるプログラムステップ及び静止画用の撮影状態の最適化を行なわせるプログラムステップと、静止画撮影状態の最適化後にシャッターキーの全押し操作を検出させるプログラムステップと、シャッターキーの全押し操作を検出すると静止画撮影を行わせるプログラムステップと、撮影待ち受け画面の表示中になされるムービーシャッターキーの半押し操作を検出させるプログラムステップと、ムービーシャッターキーの半押し操作が検出されると動画撮影の撮影条件を表す表示情報をスルー画像データに重畳して表示させるプログラムステップ及び動画用の撮影状態の最適化を行なわせるプログラムステップと、動画撮影状態の最適化後にムービーシャッターキーの全押し操作を検出させるプログラムステップと、ムービーシャッターキーの全押し操作を検出すると動画撮影を開始させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
本発明によれば、シャッターキーの半押し操作で静止画及び動画共通の待ち受け画面から静止画優先となって静止画の撮影待ち受け状態に移行し、ムービーシャッターの半押し操作で動画優先となって動画の撮影待ち受け状態に移行するので、撮影モード切り替え用のキー操作なしに静止画撮影と動画撮影の切替えをシームレスに行うことができる。また、最適化後にシャッターキー又はムービーシャッターの全押し操作によりそれぞれ静止画撮影又は動画撮影開始を行うので、ユーザは好適な撮影アングルをとることが可能となる。
(実施形態1)
本実施形態では、撮像装置は、ハーフシャッター機能を有するシャッターキーとハーフムービーシャッター機能(後述)を有するムービーシャッターキーとを備え、シャッターキー半押しで静止画優先の撮影待ち受け状態となってAF/AE/WB等の最適化を行い、シャッターキーの全押しで静止画撮影を行い、ムービーシャッターキーの半押しで動画優先の撮影待ち受け状態となってAF/AE/WB等の最適化を行い、ムービーシャッターキーの全押しで動画撮影を開始し、再度、ムービーシャッターキーを全押しすると動画撮影を終了することにより、静止画撮影モード、動画撮影モードといったモード切り替えなしに静止画撮影/動画撮影の切替えをシームレスに行うと共に好適な撮影アングルをとり得る撮影切替え方法等について説明する。
図1は、静止画撮影機能及び動画撮影機能を備えたデジタルカメラの一実施例の外観を示す図であり、デジタルカメラ100は正面側(図1(a))に撮像レンズ111、光学ファインダ112及び測光センサ113を有している。また、デジタルカメラ100の背面(図1(b))には液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切替えを行なうモード切替えスイッチ31、液晶モニタスイッチ32、メニューキー34、カーソルキー35、ムービーシャッターキー38、表示切替え用のDISPボタン39等のスイッチ及びキーが設けられている。また、上面(図1(c))にはズームレバー33、シャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源ボタン91が設けられ、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。なお、更に、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。
図2は、図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。図2で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM14、制御部20、操作部30、表示部40、フラッシュメモリ50、及び電源90を有している。光学系11、信号変換部12、信号処理部13は被写体像を取り込んで画像データを生成する撮像手段に相当する。
光学系11は、撮像レンズ111、測光センサ113、ズーム機構114、自動合焦(AF)機構115及び自動絞り機構116や自動露出(AE)機構117等を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。
信号変換部12は、A/D変換器等の信号変換回路等を含み、また、前段の光学系11を介して結像した画像をCCDによって電気信号に変換し、その電気信号をデジタルデータに変換して一定の周期で出力する。
信号処理部13は、静止画撮像モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)をDRAM14に転送し、DRAM14の静止画バッファ領域に記憶する。また、スルー画像を表示するために、DRAM14に取込んだ画像データを間引いて表示部40に送る。シャッターキー36が全押しされるとその時点の画像データを表示部40に送って静止画表示させる。
また、動画撮像モード時には信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)を所定の動画ファイルサイズ(例えば、約200KB/秒)に変換させて動画像データとしてDRAM14に転送し、DRAM14の動画像バッファ領域に順次記憶する。また、動画記録前に確認用動画像を表示するように構成した場合(変形例3参照)は、DRAM14に取込んだ動画像データを表示部40に送る。
なお、上記静止画像データをDRAM14の静止画バッファ領域に記憶し、動画像データを動画像バッファ領域に記憶するようにしたが、静止画像データと動画像データを記憶するバッファ領域を別々にせず静止画像データと動画像データに共通なバッファ領域に記憶するようにしてもよい。
また、信号処理部13は、記録保存の際にDRAM14に書込まれている画像データを読み出して、圧縮処理を施し、再生時にフラッシュメモリ(保存メモリ)50に保存記録されていた圧縮画像データに伸張処理を施して画像データを再生する圧縮伸張部を備えている。また、圧縮画像データを高速で伸張する高速伸張部を備えるように構成してもよい。なお、画像データの圧縮/伸張方式としては、例えば、静止画データではJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式、動画データではMPEG(Moving Picture Expert Group)或いはAVI(Audio Video Interleaved)方式を用いることができるが、これらに限定されない。
DRAM14は作業用メモリとして用いられ、撮像された静止画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や所定時間分の動画像を一時的に記憶する動画像バッファ領域や画像の圧縮/伸張時や画像合成時の作業用領域等が確保されている。実施例において、動画像バッファ領域には、例えば、動画ファイルサイズを約200KB/秒とした場合、30秒間分の動画像データを記憶することができる。つまり、この場合、1セットに(=1度に)撮影可能な最長時間は30秒となる。なお、撮影可能な最長時間は30秒に限定されるものではない。
制御部20はCPU、RAM、プログラム格納用ROMおよびタイマ等の計時機構を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図示しない電源切替えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行なうと共に、操作部30からの状態信号に対応してプログラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の処理プログラムを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御を行う。また、撮影切替え時の動作プログラムに基づく制御により、主電源が投入されると撮影モードに移行して図8(a)に示すような静止画及び動画に共通な撮影待ち受け画面にスルー画像を表示し、シャッターキー36が半押しされると自動合焦、自動絞り、及び自動露出等を含む撮影状態の最適化を開始させ、最適化後シャッターキー36が全押しされると静止画撮影を行わせる。また、ムービーシャッターキー38が半押しされると、コンティニアスAFによる連続自動合焦や自動絞り、及び自動露出等を含む撮影状態の最適化を開始し、ムービーシャッターキー38が全押しされると動画撮影が開始され、再びムービーシャッターキー38が全押しされると動画撮影を終了する。
操作部30はモード切替えスイッチ31、液晶モニタスイッチ32、ズームキー33、メニューキー34、カーソルキー35、シャッターキー36、及びストロボ設定キー37、後述するようにシャーターキー36と同様な2段スイッチ構造のムービーシャッターキー38、DISPボタン39等のボタンやスイッチを構成部分としており、これらのキーやボタン或いはスイッチが操作されると操作状態に対応した信号や設定値が制御部20に送出される。
表示部40はビデオエンコーダ、VRAM(図示せず)および液晶モニタ画面(LCD)41等から構成されており、制御部20の表示制御により、撮像時のスルー画像、及び再生時の再生画像、処理選択時の選択用メニュー(或いはアイコン)の表示等を行なう。
フラッシュメモリ50は画像データ(圧縮画像データ)を記録する。また、画像の撮影モードや撮影日時や画像識別情報を含む画像情報を記録することができる。また、フラッシュメモリ50に代えてメモリカードのように着脱可能な記憶媒体を用いるようにしてもよい。
測光センサ113はデジタルカメラ100の周辺光量を計測して制御部20に計測値を送る。ズーム機構114はユーザによるズームレバー33のスライド操作に基づいて焦点距離を望遠又は広角側に変化させる。自動合焦機構115は、制御部20の制御下でいわゆるAF(オートフォーカス)による合焦のためのレンズの移動等を行う。自動絞り機構116は測光センサ113によって計測された周辺光量を基に制御部20の制御下で決定される絞り値に従って絞りを行う。自動露出機構117は測光センサ113によって計測された周辺光量を基に制御部20の制御下で決定される露出値(CCDに取り入れる光量)に従ってシャッタースピードを決定する。
なお、自動合焦機構115は、制御部20の制御下で、静止画撮影時にはシャッターキー36が半押しされることでAF動作を開始し、動画撮影時にはムービーシャッターキーボタン38が半押しされるとコンティニアスAFによる追従を開始する。また、前述したように、絞り値は静止画撮影に適した値と動画撮影に適した値があるので、制御部20は、静止画撮影モード時には絞り値を静止画撮影に適したように決定し、動画撮影モード時には絞り値を動画撮影に適したように決定する。従って、自動絞り機構116による絞りは静止画撮影時と動画撮影時では異なる。
図3はムービーシャッターキーの構造の概要説明図であり、ムービーシャッターキー38はバネ381と可動接点382、383を備えた2段スイッチ構造をなし、ボタン38を半押し(ハーフムービー)すると可動接点382が入力回路301側の接点302(第1の位置)と接触して電流が導通し、全押しすると接点382が押し込まれて入力回路側の接点303(第2の位置)と接触し電流が導通し続ける。再度ボタン38を全押しすると、バネ381により可動接点382が入力回路301側の接点302から離れ、電流が遮断される。
入力回路は上記電流の導通、遮断による電圧変動があると、オン/オフ信号を制御部20に送出する。これにより、ムービーシャッターキー38の半押しによるオン信号を受け取ると制御部20は動画撮影準備指示があったものと判定し、全押しによるオン信号を受け取ると動画撮影開始指示が合ったものと判定し、再度の全押しによるオフ信号を受け取ると動画撮影停止指示があったものと判定する。
図4は、撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え方法の一実施例の説明図であり、本実施形態において、デジタルカメラ100は、電源投入後、直ちに静止画及び動画に共通の撮影待ち受け状態からなる撮影(REC)モードに移行する(ブロックA)。ブロックAの撮影モードでユーザがシャッターキー36を半押ししたあと全押しすることにより静止画撮影(ブロックB)に移行し、ユーザがムービーシャッターキー38を半押ししてから全押しすることにより動画撮影(ブロックC)に移行する。また、静止画撮影終了後動画撮影に移行したり、動画撮影終了後静止画撮影に移行したりすることもできる。
また、ブロックAの撮影モードでユーザがモード切替えスイッチ31を操作することにより、再生モード(ブロックD)や撮影設定等の設定モード(ブロックF)等へ移行することができる。なお、再生モードにおける各種設定モード(ブロックE)への移行等は表示されるメニュー選択により行うことができる。
図5は、本発明に基づく撮影モード切替え時及び撮影時のデジタルカメラ100の動作例を示すフローチャートであり、ステップS1〜S4、ステップS9、S10は撮影切替え時の動作プログラムに基づく制御部20の撮影切替え制御による動作に相当する。
図5で、ユーザが電源ボタン91を押して主電源をオンにすると、撮影切替え時の動作プログラムが起動され、制御部20は図8(a)に示すような静止画及び動画に共通な表示情報を表示した撮影待ち受け画面を表示部40に表示する(ステップS1)。
制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して取り込んだ被写体像の画像データをDRAM14に送り、静止画像バッファ領域に一時記憶させると共に取り込んだ画像データをスルー画像用に間引き処理して表示部40へ送り、スルー画像を撮影待ち受け画面に重畳表示させる(図8(a))の待ち受け画面210参照)(ステップS2)。
また、制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがシャッターキー36を半押しした場合にはステップS4に進み、ムービーシャッターキー38を押した場合にはステップS9に進み、モード切替えスイッチ31が操作された場合は選択されたモードに移行する(ステップS3)。
シャッターキー36が半押しされると、制御部20は、自動合焦機構115、自動絞り機構116、自動露出機構117等の光学系機構を制御して静止画撮影用の撮影状態の最適化を行う。つまり、自動合焦機構115によるピント合わせ、自動絞り機構116による絞り、自動露出機構117によるCCDへの取り入れ光量及びシャッタースピード等を静止画撮影用に最適化する。この間、シャッターキー36をロックする(ステップS4)。
撮影状態の最適化が終わると、制御部20はシャッターキー36のロックを解除し、シャッターキー36が全押しされたか否かを調べ、全押しされた場合には静止画撮影指示があったものとしてステップS6に進む(ステップS5)。
上記ステップS5でシャッターキー36が全押しされると、制御部20はDRAM14の静止画像バッファ領域に保持されている静止画像データを取り出して表示部40に送り静止画表示させる(ステップS6)。
次に、制御部20は操作部30からの信号を調べて画像記録モードに切替えられたか否かを調べ、画像記録モードに切替えられた場合はステップS8に進み、そうでない場合はステップS15に進む(ステップS7)。
画像記録モードに切替えられた場合は、DRAM14の静止画像バッファ領域に保持されている静止画像データに圧縮処理を施させてフラッシュメモリ50に記録させる。この際、各画像は画像情報と関連付けられて記録される(ステップS8)。
また、上記ステップS3でムービーシャッターキー38が押された場合は、制御部20は、自動合焦機構115、自動絞り機構116、自動露出機構117等の光学系機構を制御して、コンティニアスAFによる連続自動合焦や自動絞り、自動露出等の撮影状態の最適化を開始させる。最適化を行っている間はムービーシャッターキー38をロックする(ステップS9)。
撮影状態の最適化が終わると、制御部20はムービーシャッターキー38のロックを解除し、ムービーシャッターキー38が全押しされたか否かを調べ、全押しされた場合には動画撮影開始指示があったものとしてステップS11に進む(ステップS10)。
制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して所定時間間隔で連続して被写体像を間引いて動画像データとしてDRAM14に送り、動画像バッファ領域に順次追加記憶させる。また、動画像データを表示部40に送って図8に示すようにスルー画像表示させる(ステップS11)。
次に、制御部20は1セット分の最長撮影可能時間(実施例では1セットあたり30秒)を経過したか否かを調べ、経過した場合はステップS14に進み(ステップS12)、1セット分の最長撮影可能時間を経過していない場合は、更にムービーシャッターキー38が押されたか否かを調べ、押された場合は動画撮影ストップ指示があったものとしてステップS13に遷移し、そうでない場合はステップS11に戻る(ステップS13)。
1セット当たりの最長撮影可能時間を経過した場合又はムービーシャッターキー38が再度押された場合は、DRAM14の動画像バッファ領域に保持されている複数の動画像データに順次圧縮処理を施させフラッシュメモリ50に順次記録させる(ステップS14)。
制御部20は、DRAM14の静止画像バッファ領域及び動画像バッファ領域をクリアすると共に、操作部30からの状態信号を調べ、ユーザがモード切替えスイッチ31等の操作による他のモードへの切替えや終了操作を行った場合は撮影モードを終了し、そうでない場合はステップS2の撮影待ち受け状態に戻る(ステップS15)。
上記図4の説明図及び図5のフローチャートに基づく動作により、電源投入後、静止画撮影モードや動画撮影モードへの切替え操作無しに撮影待ち受け状態に移行し、シャッターキー36又はムービーシャッターキー38の操作だけでシームレスに静止画撮影と動画撮影の切替えができる。
つまり、シャッターキー36又はムービーシャッターキー38を半押しするだけでモードを選択しなくても撮りたい撮影モードに瞬時に移行し、シャッターキー36又はムービーシャッターキー38の全押しで撮影を行うことができるので操作性がよい。
また、ムービーシャッターキー38を半押しする撮影状態の最適化を行い、ムービーシャッターキー38を全押しすると動画撮影を開始するので、最適化期間と動画開始期間をユーザが区別しやすく、ムービーシャッターキー38がロックされている最適化期間〜ムービーシャッターキー38による動画撮影開始までの間に、カメラアングルを選んで動画撮影に好適な撮影アングルで動画撮影を開始できる。また、撮影切替えの際、撮影状態を撮影モードに応じて最適化するので、良好な画像を得ることができる。また、撮影状態の最適化をユーザに意識させることなく行うことができる。
なお、上記ステップS4では静止画撮影状態の最適化を自動的に行うようにし、ステップS9では動画撮影状態の最適化を自動的に行うようにしたが、上記ステップS1又はステップS2の撮影待ち受け状態で、絞り値や露出値、シャッタースピード等の撮影条件をマニュアルで設定可能とし、上記ステップS4及び/又はステップS9では設定値に基づいた撮影状態を最適なものと見なすように構成してもよい。このようにした場合は被写体の状態や周囲の環境に応じて、例えば、ボケ味のついた画像等を得ることもできる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、電源投入後の撮影待ち受け状態を静止画撮影/動画撮影共通の撮影待ち受け状態として、静止画/動画共通の表示情報を表示した撮影待ち受け画面にスルー画像を重畳表示し、静止画撮影指示(シャッターキー36の全押し)があると静止画撮影に切替え、動画撮影開始指示(ムービーシャッターキー38の全押し)があると動画撮影に切替えるようにした(図5のステップS1参照)が、前述したように、厳密には表示情報は静止画撮影を行う場合と動画撮影を行う場合では異なっている。
しかし、上記実施形態1では最初の撮影待ち受け状態は静止画/動画共通であるため静止画撮影されるか動画撮影されるかが分からない。従って、静止画用か動画用かどちらの表示情報を表示してよいか分からない。
本実施形態では、予め撮影待ち受け状態を静止画撮影用とするか動画撮影用とするか(つまり、どちらを優先させるか)を指定できるようにし、更に、撮影状態を撮影モードに応じた最適状態とする。なお、以下の説明は実施形態1のデジタルカメラ100、つまり、図1及び図2で示したデジタルカメラ100を例として説明する。
図6は、撮影待ち受け状態におけるスルー画像表示及び静止画/動画の撮影切替え方法の一実施例の説明図であり、本実施形態において、デジタルカメラ100は、電源投入後、直ちに撮影(REC)モードに移行する(ブロックA)。
ブロックAは、更に静止画/動画共通の表示情報を表示する撮影待ち受け状態(ブロックA−1)と、静止画撮影向きの詳細情報を表示する静止画撮影待ち受け状態(ブロックA−2)と、動画撮影向きの簡素な表示情報を表示する動画撮影待ち受け状態(ブロックA−3)とからなり、電源投入後は直ちにブロックA−1の撮影待ち受け状態に移行して静止画/動画共通の表示情報をスルー画像に重畳表示する。
このとき、ユーザがシャッターキー36を半押しするとブロックA−2の撮影待ち受け状態に移行して静止画撮影向きの詳細情報をスルー画像に重畳表示する。更に、ユーザがシャッターキー36を全押しすることにより静止画撮影(ブロックB)に移行する。
また、ブロックA−1の撮影待ち受け状態において、ユーザがムービーシャッターキー38を半押しするとブロックA−3の撮影待ち受け状態に移行して動画撮影向きの簡素な情報をスルー画像に重畳表示し、最適化後、ムービーシャッターキー38を全押しすると動画撮影(ブロックC)に移行する。
なお、図2と同様、ブロックAの撮影モードでユーザがモード切替えスイッチ31を操作することにより、再生モードや撮影設定等の設定モード(図示せず)等へ移行することができる。同様に、再生モードにおける各種設定モードへの移行等は表示されるメニュー選択により行うことができる。
図7は、撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え時及び撮影時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートであり、図5のフローチャートのステップS3を下記ステップS3−1〜ステップS3〜3に代えたものである。つまり、図7のフローチャートのステップS2までとステップS4以降の動作(図示省略)は図4に示したフローチャートの各ステップの動作と同様である。
図7で、ユーザが電源ボタン91を押して主電源をオンにすると、撮影切替え時の動作プログラムが起動され、制御部20は図8(a)に示すような静止画/動画に共通な表示情報を表示した撮影待ち受け画面を表示部40に表示する(ステップS1)。
制御部20は、光学系11、信号変換部12、及び信号処理部13を制御して取り込んだ被写体像の画像データをDRAM14に送り、静止画像バッファ領域に一時記憶させると共に取り込んだ画像データをスルー画像用に間引き処理して表示部40へ送り、スルー画像を撮影待ち受け画面に重畳表示させ、ステップS3−1に進む(ステップS2)。
次に、制御部20は操作部30からの信号を調べ、シャッターキー36が半押しされた場合はステップS3−2に進み、ムービーシャッターキー38が半押しされた場合はステップS3−3に進み、モード切替えスイッチ31が操作された場合は切替えられたモードに移行する(ステップS3−1)。
上記ステップS3−1でシャッターキー36が半押しされた場合は、制御部20は図8(b)に示すような静止画用の詳細な表示情報を表示部40に送ってスルー画像に重畳表示させ(図8(b)の撮影待ち受け画面220参照)、ステップS4の静止画用の撮影状態の最適化処理に進む(ステップS3−2)。
上記ステップS3−1でムービーシャッターキー38が半押しされた場合は、制御部20は図8(c)に示すような動画用の簡素な表示情報を表示部40に送ってスルー画像に重畳表示させ(図8(c)の撮影待ち受け画面230参照)、ステップS9に進む(ステップS3−3)。
上記図6の説明図及び図7のフローチャートに基づく動作により、電源投入後、静止画撮影モードや動画撮影モードへの切替え操作無しに撮影待ち受け状態に移行し、更に、シャッターキー36又はムービーシャッターキー38の操作だけでシームレスに静止画向きの表示情報を表示した撮影待ち受け状態又は動画向きの表示情報を表示した撮影待ち受け状態への切替えを行うことができるので、ユーザは静止画を撮りたいときは静止画向きの表示情報を見て静止画撮影を行うことができるし、動画を撮りたいときは動画向きの表示情報を見ることができる。
また、ムービーシャッターキー38を半押しすると撮影状態の最適化を行い、ムービーシャッターキー38を全押しすると動画撮影を開始するので、最適化期間と動画開始期間をユーザが区別しやすく、ムービーシャッターキー38がロックされている最適化期間〜ムービーシャッターキー38による動画撮影開始までの間に、カメラアングルを選んで動画撮影に好適な撮影アングルで動画撮影を開始できる。
また、撮影待ち受け状態の切替えと同時に静止画用または動画用に撮影状態の最適化を行うので、良好な静止画又は動画を得ることができる。また、撮影状態の最適化をユーザに意識させることなく行うことができる。
図8はスルー画像が重畳表示される撮影待ち受け画面の一実施例を示す図であり、図8(a)は静止画/動画共通の表示情報を表示した撮影待ち受け画面の例、図8(b)は静止画向きの表示情報を表示した撮影待ち受け画面の例、図8(c)は動画向きの表示情報を表示した撮影待ち受け画面の例を示す。
また、図8で、符号211はスルー画像、符号213はホワイトバランスを意味するアイコン、例えば、図示のように太陽光を意味するアイコン、日陰を意味するアイコン、電球を意味するアイコン、蛍光灯を意味するアイコン、マニュアルバランスを意味するアイコン等を示す。なお、アイコン無表示はオート(自動)バランスを意味する。
また、符号214はセルフタイマーを意味するアイコンを示し、符号215は撮影モードを意味するアイコン、例えば、図示のように、静止画/動画共通を意味するアイコン、静止画を意味するアイコン、動画を意味するアイコン、ボイス録音を意味するアイコン、マニュアル露出を意味するアイコン、プログラムAEを意味するアイコン、シャッター速度優先AEを意味するアイコン等を示す。
また、符号216は動画の撮影可能時間を示し、符号217は静止画の撮影可能枚数を示し、符号218は画像サイズを示し、符号219は画質を示し、符号221は記録メモリの種類を意味するアイコン、例えば、内蔵メモリへの記録を意味するアイコン、メモリカードへの記録を意味するアイコン等を示す。
また、符号222はヒストグラム表示を示し、符号223は日付/時刻を示し、符号224はズーム倍率を示し、符号225は電池残量を示し、符号226は露出補正表示を示す。
図8(a)で、静止画/動画共通の表示情報を表示した撮影待ち受け画面210は実施形態1、2で電源ボタン91が押されると表示され(図5及び図7のステップS1)、図示のようにスルー画像211が表示される。また、撮影待ち受け画面210には、フラッシュモード212、動画撮影可能時間216、静止画撮影可能枚数217、記録メモリの種類221、ズーム倍率224、電池残量表示225等の静止画/動画に共通する表示情報が表示される。
また、図8(b)で、静止画向きの表示情報を表示した撮影待ち受け画面220は実施形態2でシャッターキー36が半押しされると表示され(図7のステップS3−1、S3−2)、図示のようにスルー画像211が表示される。また、撮影待ち受け画面220には前述した符号212〜符号215に示すような詳細な表示情報が表示される。
また、図8(c)で、動画向きの表示情報を表示した撮影待ち受け画面230は、実施形態2でムービーシャッターキー38が半押しされると表示され(図7のステップS3−1、S3−3)、図示のようにスルー画像231が表示される。また、撮影待ち受け画面230には、フラッシュモード212、撮影モード215、動画撮影可能時間216、静止画撮影可能枚数217、記録メモリの種類221、日付/時刻223、電池残量表示225等の簡素な表示情報が表示される。
<変形例1>
図9は、本実施形態の撮影待ち受け状態におけるスルー画像表示及び静止画/動画の撮影切替え方法の他の一実施例の説明図であり、図6の説明図のブロックAのうちでブロックA−1を節電用の表示消しブロックA−0に変更し、DISPボタン39の押し下げによりブロックA−0→ブロックA−2→ブロックA−3→ブロックA−0と表示情報を遷移させるようにしたものである。
図10は、撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え時にDISPボタン39の押し下げにより表示情報を遷移させるように構成した場合の追加フローチャートであり、図5のフローチャートのステップS2とS3の間に、図示のように、表示切替指示を発するDISPボタン39の押し下げにより表示情報を遷移させるステップS2−2〜S2−8を追加したものである。つまり、図10のフローチャートのステップS2までとステップS3以降の動作(図示省略)は図5に示したフローチャートの各ステップの動作と同様である。なお、本実施例では、図5のステップS2でスルー画像表示の際は表示情報無しのスルー画像が表示されるものとする。
図10で、図5のステップS2から移行すると、制御部20は表示部40に表示されている表示情報の種類を調べ、表示情報無しの場合はステップS2−3に進み、静止画向きの詳細な表示情報の場合はステップS2−5に進み、それ以外の場合は動画向きの簡素な表示情報ありとしてステップS2−7に進む(ステップS2−2)。
上記ステップS2−2で表示情報が表示されていない場合は、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップS2−4に進み(ステップS2−3)、静止画向きの詳細な表示情報を表示部40に送ってスルー画像に重畳表示させ、ステップS3に進む(ステップS2−4)。
上記ステップS2−2で静止画向きの表示情報が表示されている場合は、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップS2−6に進み(ステップS2−5)、動画向きの簡素な表示情報を表示部40に送ってスルー画像に重畳表示させ、ステップS3に進む(ステップS2−6)。
上記ステップS2−2で動画向きの表示情報が表示されている場合は、制御部20は操作部30からの信号を調べ、DISPボタン39が押された場合はステップS2−8に進み(ステップS2−7)、表示情報をクリアし、ステップS2−2に戻る(ステップS2−8)。
上記構成により、DISPボタン39(=表示切替えキー)が押されるたびに表示情報無し→静止画向き表示情報→動画向き表示情報→表示情報無し、といったように撮影待ち受け画面の表示情報を循環的に変化させることができる。また、静止画向き表示情報が表示されている際に、シャッターキー36が半押しされると(図5;ステップS3)、静止画用の撮影状態の最適化が行われ(図5;ステップS4)、動画向き表示情報が表示されている際に、ムービーシャッターキー38が半押しされると(図5;ステップS3)、動画用の撮影状態の最適化が行われる(図5;ステップS9)。
なお、上記図9、図10の例では主電源がオンにされると、先ず、表示情報なしのスルー画像が表示されるが、これに限定されない。例えば、静止画向きの表示情報を先ず表示するようにしてもよいし、動画向きの表示情報を先ず表示するようにしてもよい。また、表示情報なしに代えて静止画/動画共通の表示情報を表示するようにしてもよい。また、1フレーム分の静止画像の撮影/記録を終了した際、又は1セットの動画像の撮影/記録を終了して、次の撮影を行うために撮影待機状態に戻る場合についても同様である。また、DISPボタン39に代えてシャッターキー36の半押し(又はムービーシャッターキー38の半押し)を表示切替えのトリガとするようにしてもよい。
以上、本発明の幾つかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば電子カメラや撮像装置という用語は、デジタルカメラの他、カメラ付き携帯電話や撮像部を有する情報機器などにも適用し得るものである。また、上記各実施例では静止画撮影と動画撮影とを切り替える場合について述べたが、撮影切替えはこれに限定されない、例えば、静止画撮影、連続撮影、動画撮影を共通の撮影待ち受け状態で切り替えるようにすることもできる。
静止画撮影機能及び動画撮影機能を備えたデジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。 図1に示したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。 ムービーシャッターキーの構造の一実施例を示す図である。 撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え方法の一実施例の説明図である。 撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え時及び撮影時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。 撮影待ち受け状態におけるスルー画像表示及び静止画/動画の撮影切替え方法の一実施例の説明図である。 撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え時及び撮影時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。 スルー画像が重畳表示される撮影待ち受け画面の一実施例を示す図である。 撮影待ち受け状態におけるスルー画像表示及び静止画/動画の撮影切替え方法の一実施例の説明図である。 撮影待ち受け状態における静止画/動画の撮影切替え時及び撮影時のデジタルカメラの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 光学系(撮像手段)
12 信号変換部(撮像手段)
13 信号処理部(撮像手段)
36 シャッターキー(静止画撮影準備指示手段、静止画撮影指示手段)
38 ムービーシャッターキー(動画撮影準備指示手段、動画撮影開始指示手段)
39 DISPボタン(表示切替え手段)
40 表示部(待ち受け画面表示手段)
50 フラッシュメモリ(保存メモリ)
100 デジタルカメラ(撮像装置)
114 ズーム機構(撮影状態最適化手段)
115 自動合焦機構(撮影状態最適化手段)
116 自動絞り機構(撮影状態最適化手段)
117 自動露出機構(撮影状態最適化手段)
211、231 スルー画像
212〜226 表示情報

Claims (3)

  1. 被写体を静止画撮影又は動画撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置であって、
    被写体像を取り込んで画像データを生成する撮像手段と、
    静止画撮影及び動画撮影に共通の撮影条件を表す表示情報を前記画像データから生成したスルー画像データに重畳した撮影待ち受け画面を表示する待ち受け画面表示手段と、
    前記撮影待ち受け画面の表示中にシャッターキーによる半押し操作がなされた場合、静止画撮影の撮影条件を表す表示情報を該スルー画像データに重畳して表示する静止画表示情報表示手段及び静止画用の撮影状態の最適化を行なう静止画撮影状態最適化手段と、前記静止画撮影状態の最適化後に該シャッターキーによる全押し操作がなされた場合、静止画撮影を行う静止画撮影手段と、
    前記撮影待ち受け画面の表示中にムービーシャッターキーによる半押し操作がなされた場合、動画撮影の撮影条件を表す表示情報を該スルー画像データに重畳して表示する動画表示情報表示手段及び動画用の撮影状態の最適化を行なう動画撮影状態最適化手段と、前記動画撮影状態の最適化後に該ムービーシャッターキーによる全押し操作がなされた場合、動画撮影を開始する動画撮影開始手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体を静止画撮影又は動画撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置の撮影切替方法において、
    撮影待ち受け状態に移行して静止画撮影及び動画撮影に共通の撮影条件を表す表示情報を前記画像データから生成したスルー画像データに重畳した撮影待ち受け画面を表示し、
    前記撮影待ち受け状態において、シャッターキーの半押し操作を検出すると静止画撮影待ち受け状態に移行して静止画撮影の撮影条件を表す表示情報を前記スルー画像データに重畳して表示すると共に静止画用の撮影状態の最適化を行ない、静止画用の撮影状態の最適化後に該シャッターキーの全押し操作を検出すると静止画撮影を行ない、
    前記撮影待ち受け状態において、ムービーシャッターキーの半押し操作を検出すると動画撮影待ち受け状態に移行して動画撮影の撮影条件を表す表示情報を前記スルー画像データに重畳して表示すると共に動画用の撮影状態の最適化を行ない、動画用の撮影状態の最適化後に該ムービーシャッターキーの全押し操作を検出すると動画撮影を開始する、
    ことを特徴とする撮影切替方法。
  3. 被写体を静止画撮影又は動画撮影してその画像データを生成し、該画像データを保存メモリに記録する撮像装置において実行可能なプログラムであって、
    被写体像を取り込んで生成された画像データからスルー画像データを生成させるプログラムステップと、静止画撮影及び動画撮影に共通の撮影条件を表す表示情報を前記スルー画像データに重畳して撮影待ち受け画面に表示させるプログラムステップと、
    前記撮影待ち受け画面の表示中になされるシャッターキーの半押し操作を検出させるプログラムステップと、該シャッターキーの半押し操作が検出されると静止画撮影の撮影条件を表す表示情報を前記スルー画像データに重畳して表示させるプログラムステップ及び静止画用の撮影状態の最適化を行なわせるプログラムステップと、前記静止画撮影状態の最適化後に該シャッターキーの全押し操作を検出させるプログラムステップと、該シャッターキーの全押し操作を検出すると静止画撮影を行わせるプログラムステップと、
    前記撮影待ち受け画面の表示中になされるムービーシャッターキーの半押し操作を検出させるプログラムステップと、該ムービーシャッターキーの半押し操作が検出されると動画撮影の撮影条件を表す表示情報を前記スルー画像データに重畳して表示させるプログラムステップ及び動画用の撮影状態の最適化を行なわせるプログラムステップと、前記動画撮影状態の最適化後に該ムービーシャッターキーの全押し操作を検出させるプログラムステップと、該ムービーシャッターキーの全押し操作を検出すると動画撮影を開始させるプログラムステップと、
    を備えたことを特徴とするプログラム。
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